JPH11278175A - 車両の導線保護装置 - Google Patents

車両の導線保護装置

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JPH11278175A
JPH11278175A JP8446898A JP8446898A JPH11278175A JP H11278175 A JPH11278175 A JP H11278175A JP 8446898 A JP8446898 A JP 8446898A JP 8446898 A JP8446898 A JP 8446898A JP H11278175 A JPH11278175 A JP H11278175A
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JP
Japan
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conductor
short
circuit
vehicle
battery
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Application number
JP8446898A
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English (en)
Inventor
Yoriyuki Miyazaki
順之 宮▲崎▼
Takashi Kobayashi
小林  孝
Akio Matsumaru
彰男 松丸
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタータモータと車載バッテリを接続する導
線を保護する。 【解決手段】 短絡検知用導体部43が車体の導体部9
に接触すると、短絡検知用導体部43の電圧レベルが低
下し、この低下が電圧モニタ83によって検知されて電
圧モニタ83からスイッチ部84に点火信号が送出さ
れ、スクイブ74の電気ヒータ線に大電流が供給されて
火薬が着火し、バスバー73が破断される。これによっ
て、バッテリ1の正極端子11とモータ用電力ケーブル
41との間が電気的に遮断され、電力供給が強制的に停
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタータモータの
電源端子と車載バッテリの正極端子を接続する導線を保
護する車両の導線保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の車両の電力供給回路を示す
回路ブロック図である。バッテリ110の正極端子11
1は、スタータモータ120の電源端子121にモータ
用電力ケーブル141を介して接続され、電気接続箱1
30の電源端子131に電装品用電力ケーブル142を
介して接続されている。バッテリ110の負極端子11
2は、モータ用アースケーブル151を介してスタータ
モータ120のアース端子122に接続されるととも
に、車体の導体部(いわゆるボディアース)160にバ
ッテリ用アースケーブル152を介して接続されてい
る。
【0003】電気接続箱130には、複数のヒュージブ
ルリンク132や小容量のヒューズ133などが収容さ
れるとともに、オルタネータ134が接地されている。
【0004】図8は図7の車載バッテリへの各電線の接
続状態を示す斜視図である。バッテリ端子接続金具16
1は、一体的に形成された端子結合部162及び回路接
続部163を備えている。端子結合部162は、正極端
子111を抱え込むようにして正極端子111に結合す
るものである。そして、回路接続部163に突設された
スタッドボルト164に電力ケーブル141,142の
丸形板端子が嵌められた状態で当該スタッドボルト16
4にナット165が締め付けられることにより、電力ケ
ーブル141,142がバッテリ端子接続金具161を
介して正極端子111に接続されるようになっている。
【0005】このような構成において、バッテリ110
から供給される電力によりスタータモータ120を回転
駆動すると、その回転が図略のギアなどからなる駆動力
伝達機構を介してエンジンのクランクシャフトに伝達さ
れ、このクランクシャフトが所定の回転速度以上で回転
することによって、図略のエンジンが始動するようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エンジンの始動の際に
は、一時的にモータ用電力ケーブル141に200A以上の
大きい突入電流が流れる。従って、バッテリ110の正
極端子111とモータ用電力ケーブル141の間には、
過電流による過熱等を防止するために、所定レベル以上
の電流が流れると溶断するヒュージブルリンクなどの保
護部材を介設することが望ましい。
【0007】ところが、従来のヒュージブルリンクにお
ける上記所定レベルの最大値が150A程度であるため、バ
ッテリ110の正極端子111とモータ用電力ケーブル
141の間にヒュージブルリンクを介設すると、正常状
態であってもエンジンの始動の際にヒュージブルリンク
が溶断するので、エンジンの始動が不可能になってしま
う。
【0008】また、あまりに大容量のヒュージブルリン
クを使用すると、ヒュージブルリンクが溶断する前にモ
ータ用電力ケーブルが劣化するなどの悪影響が及ぼされ
る虞れがある。
【0009】上記保護部材として、電流容量の大きい電
磁リレーをバッテリ110の正極端子111とモータ用
電力ケーブル141の間に介設し、エンジンの始動時に
この電磁リレーをオンにすることによってスタータモー
タ120に通電するような構成も考えられる。ところ
が、この場合には電磁リレーの接点部に流れる電流レベ
ルが上述したように非常に大きく、接点の作動回数も数
万回と多いため、経時劣化により接点抵抗が上昇してし
まう。一方、モータ用電力ケーブル141は、大電流が
通電されるので、配線抵抗が低く設定されている。従っ
て、接点抵抗が高くなる電磁リレーは、モータ用電力ケ
ーブル141に直列接続する保護部材として不向きであ
る。
【0010】このような関係から従来は、バッテリ11
0の正極端子111とモータ用電力ケーブル141の間
には、保護部材が介設されておらず、バッテリ110の
正極端子111とスタータモータ120の電源端子12
1とは、モータ用電力ケーブル141を介して直結され
ていた。
【0011】このため、モータ用電力ケーブル141の
被覆が剥がれて、車体の導体部160と短絡した場合に
は、バッテリ110の正極端子111〜モータ用電力ケ
ーブル141〜車体の導体部160〜バッテリ用アース
ケーブル151〜バッテリの負極端子112の回路で短
絡電流が流れる。これによって、バッテリ110の正極
端子111から短絡箇所までのモータ用電力ケーブル1
41が過熱されて劣化してしまい、ケーブルの寿命が短
縮される。
【0012】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
スタータモータの電源端子と車載バッテリを接続する導
線を保護することが可能な車両の導線保護装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、車載エンジン
を始動するスタータモータの電源端子に接続された導線
と、車載バッテリと上記導線とを接続する接続導体と、
上記導線と絶縁された状態で当該導線を被覆するように
配設された短絡検知用導体部と、上記短絡検知用導体部
と車体の導体部との短絡を検知する短絡検知手段と、上
記短絡が検知されたときに上記接続導体を強制的に破断
する破断手段とを備えたものである(請求項1)。
【0014】この構成によれば、スタータモータの電源
端子に接続された導線と絶縁された状態で当該導線を被
覆するように配設された短絡検知用導体部が車体の導体
部と短絡すると、上記導線と車載バッテリとを接続する
接続導体が強制的に破断されることにより、上記導線が
車体の導体部と短絡する前に車載バッテリから上記導線
への電力供給が停止されることとなり、上記導線が確実
に保護される。なお、車載バッテリと上記接続導体との
間に短い電線等が介在されるものであってもよい。
【0015】また、請求項1記載の車両の導線保護装置
において、上記短絡検知手段は、上記短絡検知用導体部
に所定レベルの電圧を印加する電圧印加手段と、上記短
絡検知用導体部の電圧レベルを検知する電圧検知手段と
を備え、上記短絡検知用導体部の電圧レベルの上記所定
レベルからの低下により上記短絡を検知するものである
(請求項2)。
【0016】この構成によれば、短絡検知用導体部に所
定レベルの電圧が印加され、短絡検知用導体部の電圧レ
ベルが検知されて、この電圧レベルが所定レベルから低
下すると短絡検知用導体部と車体の導体部との短絡が検
知されることにより、簡素な構成で容易に上記短絡が検
知されることとなる。
【0017】また、請求項1又は2記載の車両の導線保
護装置において、上記破断手段は、上記接続導体の近傍
に配設された火薬と、上記短絡が検知されると上記火薬
を点火して上記接続導体を破断させる点火制御手段とを
備えたものである(請求項3)。
【0018】この構成によれば、短絡検知用導体部と車
体の導体部との短絡が検知されると、接続導体の近傍に
配設された火薬が点火されて接続導体が破断されること
により、スタータモータの電源端子に接続された導線と
車載バッテリとの間が確実に遮断されることとなる。
【0019】また、請求項1〜3のいずれかに記載の車
両の導線保護装置において、上記短絡検知手段、上記接
続導体及び上記破断手段が、ユニット内に一体的に収容
されている(請求項4)。
【0020】この構成によれば、短絡検知手段、接続導
体及び破断手段が、ユニット内に一体的に収容されるこ
とにより、構成のコンパクト化が図れるとともに、既存
の車載バッテリへの付加が容易に行える。
【0021】また、請求項3記載の車両の導線保護装置
において、既存の電装品を制御する電装品制御手段が、
上記短絡検知手段及び上記点火制御手段を備えているも
のである(請求項5)。
【0022】この構成によれば、既存の電装品を制御す
る電装品制御手段が、上記短絡検知手段及び上記点火制
御手段を備えていることにより、構成の複雑化及び部品
点数の増大が防止されることとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る車両の導線保
護装置が適用される自動車の一実施形態の電力供給回路
を示す回路ブロック図である。この実施形態は、図1に
示すように、バッテリ1、スタータモータ2、電気接続
箱3、バッテリ端子接続部6、遮断ユニット7及び制御
部8を備えている。
【0024】バッテリ1の正極端子11は、バッテリ端
子接続部6、遮断ユニット7及びモータ用電力ケーブル
(導線)41を介してスタータモータ2の電源端子21に
接続されている。また、この正極端子11は、バッテリ
端子接続部6及び電装品用電力ケーブル42を介して、
複数のヒュージブルリンク32や小容量のヒューズ33
などが収容された電気接続箱3の電源端子31に接続さ
れ、更にこの電気接続箱3で分岐されてオルタネータ3
4や図略の各電装品に接続されている。
【0025】スタータモータ2のアース端子22は、モ
ータ用アースケーブル51を介してバッテリ1の負極端
子12に接続されている。バッテリ1の負極端子12
は、バッテリ用アースケーブル52を介して車体の導体
部9にアースされている。
【0026】モータ用電力ケーブル41は、遮断ユニッ
ト7から電源端子21まで、ほぼ全長に亘って短絡検知
用導体部43によって被覆されており、このモータ用電
力ケーブル41と短絡検知用導体部43とは互いに絶縁
されている。
【0027】制御部8は、バッテリ端子接続部6を介し
て正極端子11に接続されるとともに、遮断ユニット7
及び短絡検知用導体部43に接続されている。なお、短
絡検知用導体部43、遮断ユニット7及び制御部8の構
成については後述する。
【0028】図2はバッテリ端子接続部6の構成を示す
分解斜視図、図3はバッテリ1の端子の接続状態を示す
斜視図である。図2において、バッテリ端子接続部6
は、一体的に形成された端子結合金具61及び回路接続
金具62から構成される。端子結合金具61は、正極端
子11にこれを抱え込むようにして結合している。
【0029】そして、回路接続金具62に突設されたス
タッドボルト63に、電装品用電力ケーブル42の丸形
板端子64及び遮断ユニット7の一端の丸形板端子71
が嵌められた状態で、当該スタッドボルト63にナット
65が締め付けられることにより、図3に示すように、
電装品用電力ケーブル42及び遮断ユニット7がバッテ
リ端子接続部6を介して正極端子11に接続される。
【0030】図2に戻って、更に、遮断ユニット7の他
端のスタッドボルト72に、モータ用電力ケーブル41
の丸形板端子44が嵌められた状態で、当該スタッドボ
ルト72にナット66が締め付けられることにより、図
3に示すように、モータ用電力ケーブル41が遮断ユニ
ット7及びバッテリ端子接続部6を介して正極端子11
に接続される。
【0031】図4はモータ用電力ケーブル41及び短絡
検知用導体部43の縦断面と、遮断ユニット7及び制御
部8の電気的構成とを示す図である。モータ用電力ケー
ブル41と短絡検知用導体部43との間には、絶縁層4
5が設けられ、これによって両者が互いに絶縁されてお
り、短絡検知用導体部43の外周には被覆層46が設け
られている。
【0032】この短絡検知用導体部43は、図2に被覆
層46を一部破断して示すように、例えば金属線が網目
状に形成されたものが用いられる。
【0033】遮断ユニット7は、バスバー(接続導体)7
3及びスクイブ(破断手段)74からなる遮断器75を内
蔵している。バスバー73は、遮断ユニット7の丸形板
端子71及びスタッドボルト72を接続する導体であ
る。スクイブ74は、電気ヒータ線の周囲に微量の火薬
が詰められたもので、バスバー73の近傍に配設されて
いる。
【0034】そして、スクイブ74の電気ヒータ線に電
流が供給されると、電気ヒータ線が発熱して火薬に着火
され、これによってバスバー73が破断されるようにな
っている。
【0035】制御部8は、電源部80及び判定制御部8
1を備え、電源部80は蓄電部82を備え、判定制御部
81は電圧モニタ83及びスイッチ部(SW)84を備え
ている。
【0036】電源部80は、三端子レギュレータ等から
なり、バッテリ端子接続部6を介して正極端子11に接
続され、所定レベル(本実施形態では、例えば5V)の電圧
を生成するものである。また、蓄電部82はコンデンサ
等からなり、バッテリ電圧を蓄電するものである。
【0037】電圧モニタ83は、短絡検知用導体部43
に接続されており、短絡検知用導体部43に常に5Vを印
加するとともに、この短絡検知用導体部43の電圧レベ
ルをモニタし、この電圧レベルの低下を検知すると、短
絡検知用導体部43が車体の導体部9と短絡したとみな
して、スイッチ部84に点火信号を送出するものであ
る。
【0038】スイッチ部84は、電圧モニタ83から点
火信号が入力されると、蓄電部82の電荷を瞬間的に放
電させてスクイブ74の電気ヒータ線に大電流を供給す
るものである。スイッチ部84は、例えばトランジスタ
等のスイッチング素子からなり、制御端子が電圧モニタ
83に接続され、スイッチ端子の一方が蓄電部82に接
続され、他方がスクイブ74の一端に接続され、スクイ
ブ74の他端を接地する構成になっている。
【0039】なお、判定制御部81は、短絡を検知した
ときに、計器パネルなどに配設された液晶パネルに短絡
検知信号を出力して、短絡した旨を報知するようにして
もよい。
【0040】図4のような構成において、通常状態で
は、バッテリ1の正極端子11に、バッテリ端子接続部
6、遮断ユニット7及びモータ用電力ケーブル41を介
してスタータモータ2が接続されるとともに、バッテリ
端子接続部6及び電装品用電力ケーブル42を介して電
気接続箱3(図1)が接続されており、スタータモータ2
及び電気接続箱3に接続されている各電装品に正常に電
力が供給される。
【0041】そして、車両の振動による被覆層46の摩
耗、被覆層46の経時劣化や車両衝突等によって、短絡
検知用導体部43が車体の導体部9に接触すると、短絡
検知用導体部43の電圧レベルが低下し、この低下が電
圧モニタ83によって検知されて電圧モニタ83からス
イッチ部84に点火信号が送出され、スクイブ74の電
気ヒータ線に大電流が供給されて火薬が着火し、バスバ
ー73が破断される。
【0042】これによって、バッテリ1の正極端子11
とモータ用電力ケーブル41との間が電気的に遮断さ
れ、電力供給が強制的に停止される。
【0043】このように、本実施形態によれば、モータ
用電力ケーブル41を被覆するように設けられた短絡検
知用導体部43を備えているので、モータ用電力ケーブ
ル41が車体の導体部9と短絡する前にバッテリ1の正
極端子11からモータ用電力ケーブル41への電力供給
を停止することができ、これによって、バッテリ1の正
極端子11〜モータ用電力ケーブル41〜車体の導体部
9〜バッテリ用アースケーブル52〜バッテリ1の負極
端子12の回路で大電流が発生せず、モータ用電力ケー
ブル41を効果的に保護することができる。
【0044】また、特殊なセンサを用いることなく、短
絡検知用導体部43の電圧レベルの低下によって短絡を
検知しているので、低コストで短絡検知手段を構成する
ことができる。
【0045】また、バッテリ端子接続部6とモータ用電
力ケーブル41を接続する接続導体として、無接点のバ
スバー73を用いているので、経時劣化が殆どなく、エ
ンジンの始動を確実に行うことができ、高信頼性を確保
することができる。
【0046】また、車両衝突などによって短絡検知用導
体部43及びモータ用電力ケーブル41がほぼ同時に車
体の導体部9と短絡し、バッテリ1の正極端子11〜モ
ータ用電力ケーブル41〜車体の導体部9〜バッテリ用
アースケーブル52〜バッテリ1の負極端子12の回路
で大きい短絡電流が発生して、バッテリ電圧が降下した
場合でも、蓄電部82に蓄電された電力によって大電流
を破断手段としてのスクイブ74に供給しているので、
スクイブ74の火薬を確実に着火させることができ、バ
ッテリ1の正極端子11とモータ用電力ケーブル41と
の間を確実に遮断することができる。
【0047】また、バッテリ1の正極端子11とモータ
用電力ケーブル41との間をバッテリ端子接続部6及び
遮断ユニット7により接続しているので、短絡検知用導
体部43により被覆されていない範囲と車体の導体部9
との短絡の可能性を低減することができる。
【0048】なお、遮断器75をバッテリ1の上面に搭
載するようにしてもよい。
【0049】また、バッテリ1の正極端子11とバスバ
ー73とは、バッテリ端子接続部6によって接続されて
いるが、正極端子11とバスバー73の間に短い電線等
が介在するものであってもよい。
【0050】また、図5に示すように、電源部80及び
判定制御部81を遮断ユニット7に内蔵させるようにし
てもよい。これによって、上記実施形態と同様の効果が
得られるとともに、部品の小型化を図ることができ、組
立ての作業性を向上することができる。
【0051】また、図6に示すように、制御部8の機能
を既存の電装品制御手段、例えばエアバッグECU86
に持たせるようにしてもよい。これによって、部品の兼
用化を図ることにより、部品点数を削減することができ
る。
【0052】特に、エアバッグECU86は、エアバッ
グを作動させるためにスクイブにコンデンサ等からなる
蓄電部から大電流を供給する点で、制御部8に類似する
機能を有しているので、エアバッグの作動を優先させる
ように設定しておくことなどによって、電源部などの部
品を兼用化することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スタータモータの電源端子に接続された導線と絶縁され
た状態で当該導線を被覆するように配設された短絡検知
用導体部が車体の導体部と短絡すると、上記導線と車載
バッテリとを接続する接続導体を強制的に破断するよう
にしたので、上記導線が車体の導体部と短絡する前に車
載バッテリから上記導線への電力供給を停止することが
でき、上記導線を確実に保護することができる。
【0054】また、短絡検知用導体部に所定レベルの電
圧を印加し、短絡検知用導体部の電圧レベルを検知し
て、この電圧レベルが所定レベルから低下すると短絡検
知用導体部と車体の導体部との短絡を検知することによ
り、簡素な構成で容易に上記短絡を検知することができ
る。
【0055】また、短絡検知用導体部と車体の導体部と
の短絡が検知されると、接続導体の近傍に配設された火
薬を点火して接続導体を破断することにより、スタータ
モータの電源端子に接続された導線と車載バッテリとの
間を確実に遮断することができ、これによって上記導線
を確実に保護することができる。
【0056】また、短絡検知手段、接続導体及び破断手
段を、ユニット内に一体的に収容することにより、構成
をコンパクト化することができる。また、装置を既存の
車載バッテリへ容易に付加することができる。
【0057】また、既存の電装品を制御する電装品制御
手段が、上記短絡検知手段及び上記点火制御手段を備え
ていることにより、構成の複雑化及び部品点数の増大を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の導線保護装置が適用される
自動車の一実施形態の電力供給回路を示す回路ブロック
図である。
【図2】バッテリ端子接続部の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図3】バッテリの端子の接続状態を示す斜視図であ
る。
【図4】モータ用電力ケーブル及び短絡検知用導体部の
縦断面と、遮断ユニット及び制御部の電気的構成とを示
す図である。
【図5】制御部が遮断ユニットに組み込まれた例を示す
ブロック図である。
【図6】既存のECUに制御部の機能を持たせた例を示
すブロック図である。
【図7】従来の車両の電力供給回路を示す回路ブロック
図である。
【図8】図7の車載バッテリへの各電線の接続状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 11 正極端子 12 負極端子 2 スタータモータ 21 電源端子 22 アース端子 3 電気接続箱 41 モータ用電力ケーブル 43 短絡検知用導体部 52 バッテリ用アースケーブル 6 バッテリ端子接続部 7 遮断ユニット 73 バスバー 74 スクイブ 75 遮断器 8 制御部 80 電源部 81 判定制御部 82 蓄電部 83 電圧モニタ 84 スイッチ部 9 車体の導体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 孝 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松丸 彰男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載エンジンを始動するスタータモータ
    の電源端子に接続された導線と、 車載バッテリと上記導線とを接続する接続導体と、 上記導線と絶縁された状態で当該導線を被覆するように
    配設された短絡検知用導体部と、 上記短絡検知用導体部と車体の導体部との短絡を検知す
    る短絡検知手段と、 上記短絡が検知されたときに上記接続導体を強制的に破
    断する破断手段とを備えたことを特徴とする車両の導線
    保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の導線保護装置にお
    いて、 上記短絡検知手段は、 上記短絡検知用導体部に所定レベルの電圧を印加する電
    圧印加手段と、上記短絡検知用導体部の電圧レベルを検
    知する電圧検知手段とを備え、 上記短絡検知用導体部の電圧レベルの上記所定レベルか
    らの低下により上記短絡を検知するものであることを特
    徴とする車両の導線保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両の導線保護装
    置において、 上記破断手段は、上記接続導体の近傍に配設された火薬
    と、上記短絡が検知されると上記火薬を点火して上記接
    続導体を破断させる点火制御手段とを備えたものである
    ことを特徴とする車両の導線保護装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の車両の
    導線保護装置において、上記短絡検知手段、上記接続導
    体及び上記破断手段が、ユニット内に一体的に収容され
    ていることを特徴とする車両の導線保護装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の車両の導線保護装置にお
    いて、既存の電装品を制御する電装品制御手段が、上記
    短絡検知手段及び上記点火制御手段を備えていることを
    特徴とする車両の導線保護装置。
JP8446898A 1998-03-30 1998-03-30 車両の導線保護装置 Withdrawn JPH11278175A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017163833A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 バッテリ直下回路の保護構造

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WO2017163833A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 バッテリ直下回路の保護構造

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