JPH11278897A - セメント系材料の押出成形方法 - Google Patents
セメント系材料の押出成形方法Info
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- JPH11278897A JPH11278897A JP10080828A JP8082898A JPH11278897A JP H11278897 A JPH11278897 A JP H11278897A JP 10080828 A JP10080828 A JP 10080828A JP 8082898 A JP8082898 A JP 8082898A JP H11278897 A JPH11278897 A JP H11278897A
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- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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- C04B2103/0053—Water-soluble polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 アスベストの添加量を削減するか、アスベス
ト以外の補強用繊維を用いても、バインダー添加量を増
加させることなく、成形を速くでき成形直後の優れた保
形性を維持し、さらには成形体の養生強度を200kgf/cm2
以上に保持できるセメント系材料の押出成形方法。 【解決手段】 20℃での1重量%水溶液の粘度が5,000m
Pa・s以上で、JIS篩26メッシュ(600μm) を通過する
粒子径の非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキル
セルロース粉末50〜99.5重量%と、非イオン性水溶性ヒ
ドロキシアルキルアルキルセルロースと共存する状態で
セメントに対し凝集効果を示す凝集性水溶性高分子の1
種または2種以上 0.5〜50重量%とからなるバインダー
をセメント系材料に添加して押出成形する。
ト以外の補強用繊維を用いても、バインダー添加量を増
加させることなく、成形を速くでき成形直後の優れた保
形性を維持し、さらには成形体の養生強度を200kgf/cm2
以上に保持できるセメント系材料の押出成形方法。 【解決手段】 20℃での1重量%水溶液の粘度が5,000m
Pa・s以上で、JIS篩26メッシュ(600μm) を通過する
粒子径の非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキル
セルロース粉末50〜99.5重量%と、非イオン性水溶性ヒ
ドロキシアルキルアルキルセルロースと共存する状態で
セメントに対し凝集効果を示す凝集性水溶性高分子の1
種または2種以上 0.5〜50重量%とからなるバインダー
をセメント系材料に添加して押出成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は従来に比べて同等ま
たはより低コストのバインダーを使用しても従来より押
出成形速度を大きくでき、且つ成形直後の成形品の保形
性に優れたセメント系材料の押出成形方法に関するもの
である。
たはより低コストのバインダーを使用しても従来より押
出成形速度を大きくでき、且つ成形直後の成形品の保形
性に優れたセメント系材料の押出成形方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来建築物の外装材、屋根材、床材など
に、セメントと補強用繊維及び骨材などの混合物に水を
添加、混練し、所望の形状のダイスを用いて押出成形し
て得られるセメント板が広く用いられてきた。これらセ
メント系材料の押出成形法においては、一般に成形時に
多くの圧力がかかり、アスベスト繊維やパルプ繊維を含
有するセメント組成物の成形でもこれらの繊維が有する
保水性能だけでは成形体内に水を均一に保持させること
ができず、成形中に水が分離してダイスから吐き出さ
れ、使用に堪える成形体を得ることが困難であった。
に、セメントと補強用繊維及び骨材などの混合物に水を
添加、混練し、所望の形状のダイスを用いて押出成形し
て得られるセメント板が広く用いられてきた。これらセ
メント系材料の押出成形法においては、一般に成形時に
多くの圧力がかかり、アスベスト繊維やパルプ繊維を含
有するセメント組成物の成形でもこれらの繊維が有する
保水性能だけでは成形体内に水を均一に保持させること
ができず、成形中に水が分離してダイスから吐き出さ
れ、使用に堪える成形体を得ることが困難であった。
【0003】この成形方法の改良法として押出成形用の
組成物に有機系バインダーを使用する方法が特公昭43-7
134 号公報記載の方法を初めとして数多く提案されてい
る。即ちこれらの有機系のバインダーにはメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの他
に、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒ
ドロキシエチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、
ポリアクリル酸ソーダ、カゼイン、ポリビニルアルコー
ルなどがあって、なかでもセメント、骨材などの分散性
能が良く、保水性と粘着性に優れている非イオン性水溶
性セルロースエーテルであるヒドロキシアルキルアルキ
ルセルロースが広く使用されている。しかし、これらの
有機系バインダーは高価であるため、極力少ない添加量
で押出成形を可能にさせることが製品価格を安価に維持
するために求められている。一方補強用繊維としてはア
スベストが成形時の分散性、保水性、潤滑性などにおい
て特に優れており、さらに成形品に与える耐火性能が優
れているので専ら使用されてきた。しかし近年アスベス
トの発ガン性が問題となり、その使用量を極力低減する
か、もしくはアスベストに代わる有機系、無機系繊維を
添加して押出成形する方法が検討されている。例えば特
公昭63-1276 号公報にはパルプ繊維と一次発泡させた球
状樹脂ペレットとメチルセルロースなどのバインダーと
を添加したセメント組成物を押出成形することにより、
釘打ちや鋸引きが可能な成形体を得る方法が記載されて
いる。
組成物に有機系バインダーを使用する方法が特公昭43-7
134 号公報記載の方法を初めとして数多く提案されてい
る。即ちこれらの有機系のバインダーにはメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの他
に、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒ
ドロキシエチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、
ポリアクリル酸ソーダ、カゼイン、ポリビニルアルコー
ルなどがあって、なかでもセメント、骨材などの分散性
能が良く、保水性と粘着性に優れている非イオン性水溶
性セルロースエーテルであるヒドロキシアルキルアルキ
ルセルロースが広く使用されている。しかし、これらの
有機系バインダーは高価であるため、極力少ない添加量
で押出成形を可能にさせることが製品価格を安価に維持
するために求められている。一方補強用繊維としてはア
スベストが成形時の分散性、保水性、潤滑性などにおい
て特に優れており、さらに成形品に与える耐火性能が優
れているので専ら使用されてきた。しかし近年アスベス
トの発ガン性が問題となり、その使用量を極力低減する
か、もしくはアスベストに代わる有機系、無機系繊維を
添加して押出成形する方法が検討されている。例えば特
公昭63-1276 号公報にはパルプ繊維と一次発泡させた球
状樹脂ペレットとメチルセルロースなどのバインダーと
を添加したセメント組成物を押出成形することにより、
釘打ちや鋸引きが可能な成形体を得る方法が記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしアスベストの添
加量を減らしたり、アスベスト以外の補強用繊維を用い
ると、成形直後からセメントが硬化するまでの成形体の
保形性が悪くなり、またアスベストが与えていた優れた
潤滑性が低下するので成形が速くできないといった問題
が生じている。本発明の目的はアスベストの添加量を削
減するか、アスベスト以外の補強用繊維を用いても、バ
インダー添加量を増加させることなく、成形を速くでき
成形直後の優れた保形性を維持し、さらには成形体の養
生強度を200kgf/cm2以上に保持できるセメント系材料の
押出成形方法を提供することにある。
加量を減らしたり、アスベスト以外の補強用繊維を用い
ると、成形直後からセメントが硬化するまでの成形体の
保形性が悪くなり、またアスベストが与えていた優れた
潤滑性が低下するので成形が速くできないといった問題
が生じている。本発明の目的はアスベストの添加量を削
減するか、アスベスト以外の補強用繊維を用いても、バ
インダー添加量を増加させることなく、成形を速くでき
成形直後の優れた保形性を維持し、さらには成形体の養
生強度を200kgf/cm2以上に保持できるセメント系材料の
押出成形方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果非イオン性水溶性ヒ
ドロキシアルキルアルキルセルロースとセメント系で凝
集性水溶性高分子を併用することにより上記課題を解決
できることを見いだした。このセメント系材料の押出成
形方法は、20℃での1重量%水溶液の粘度が5,000mPa・s
以上で、JIS篩26メッシュ(600μm) を通過する粒子
径の非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセル
ロース粉末50〜99.5重量%と、非イオン性水溶性ヒドロ
キシアルキルアルキルセルロースと共存する状態でセメ
ントに対し凝集効果を示す凝集性水溶性高分子の1種ま
たは2種以上 0.5〜50重量%とからなるバインダーをセ
メント系材料に添加することを特徴とするセメント系材
料の押出成形方法である。
を解決するために鋭意検討した結果非イオン性水溶性ヒ
ドロキシアルキルアルキルセルロースとセメント系で凝
集性水溶性高分子を併用することにより上記課題を解決
できることを見いだした。このセメント系材料の押出成
形方法は、20℃での1重量%水溶液の粘度が5,000mPa・s
以上で、JIS篩26メッシュ(600μm) を通過する粒子
径の非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセル
ロース粉末50〜99.5重量%と、非イオン性水溶性ヒドロ
キシアルキルアルキルセルロースと共存する状態でセメ
ントに対し凝集効果を示す凝集性水溶性高分子の1種ま
たは2種以上 0.5〜50重量%とからなるバインダーをセ
メント系材料に添加することを特徴とするセメント系材
料の押出成形方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における非イオン性水溶性
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースは、20℃での1
重量%水溶液の粘度が5,000mPa・s以上で、JIS篩26メ
ッシュ通過の粒子径(600μm) であり、より好ましくは
100メッシュを 100%通過する粒子径の粉末である。こ
の粘度が5,000mPa・s未満であるか、粒子径が上記JIS
篩26メッシュ通過よりも粗いと、必要な溶解速度と粘着
性を確保することができない。本発明において使用可能
な非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロ
ースを例示すると、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,ヒドロキシ
エチルエチルセルロースが挙げられる。これらは全て常
温で水に溶解する程度にセルロースがエーテル置換され
ているものであるが、これらのうち特に特開昭61-24764
9 号公報記載のゲル化温度が40℃以上の、溶解温度が高
いヒドロキシエチルメチルセルロースを使用するのが好
ましい。この溶解温度が低いと成形工程での発熱によ
り、非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセル
ロースの溶解が困難となる。
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースは、20℃での1
重量%水溶液の粘度が5,000mPa・s以上で、JIS篩26メ
ッシュ通過の粒子径(600μm) であり、より好ましくは
100メッシュを 100%通過する粒子径の粉末である。こ
の粘度が5,000mPa・s未満であるか、粒子径が上記JIS
篩26メッシュ通過よりも粗いと、必要な溶解速度と粘着
性を確保することができない。本発明において使用可能
な非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロ
ースを例示すると、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,ヒドロキシ
エチルエチルセルロースが挙げられる。これらは全て常
温で水に溶解する程度にセルロースがエーテル置換され
ているものであるが、これらのうち特に特開昭61-24764
9 号公報記載のゲル化温度が40℃以上の、溶解温度が高
いヒドロキシエチルメチルセルロースを使用するのが好
ましい。この溶解温度が低いと成形工程での発熱によ
り、非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセル
ロースの溶解が困難となる。
【0007】また上記非イオン性水溶性ヒドロキシアル
キルアルキルセルロースと併用される凝集性水溶性高分
子は、凝集性水溶性高分子と非イオン性水溶性ヒドロキ
シアルキルアルキルセルロースの混合物の 0.2重量%水
溶液 100mlとセメント30gとを 100mlメスシリンダーに
入れ20秒間振盪した後、メスシリンダーの90mlから80ml
の目盛りの間を凝集したセメントの界面が通過するに要
する該混合物のセメント凝集沈降時間が1〜 5,000秒、
より好ましくは10〜2,000 秒の範囲内にあるものが好ま
しい。セメント凝集沈降時間が1秒未満の場合は、セメ
ントに対する凝集力が強すぎ、押出成形時に加わる圧力
によりセメント系材料混練物から水が搾られ過ぎるよう
になり、混練物が硬くなり潤滑性に劣るようになる。そ
の結果押出成形速度が遅くなったり、保水性に劣るよう
になる。またセメント凝集沈降時間が 5,000秒を超える
場合は、セメントに対する凝集力が弱すぎるため、押出
成形時に適度な水の吐き出しがなくなり、バインダーの
粘着性が勝り、ダイスとの摩擦が大きくなりその結果押
出成形速度が遅くなったり、押出後の保形性に劣るとい
った不都合が生じる。
キルアルキルセルロースと併用される凝集性水溶性高分
子は、凝集性水溶性高分子と非イオン性水溶性ヒドロキ
シアルキルアルキルセルロースの混合物の 0.2重量%水
溶液 100mlとセメント30gとを 100mlメスシリンダーに
入れ20秒間振盪した後、メスシリンダーの90mlから80ml
の目盛りの間を凝集したセメントの界面が通過するに要
する該混合物のセメント凝集沈降時間が1〜 5,000秒、
より好ましくは10〜2,000 秒の範囲内にあるものが好ま
しい。セメント凝集沈降時間が1秒未満の場合は、セメ
ントに対する凝集力が強すぎ、押出成形時に加わる圧力
によりセメント系材料混練物から水が搾られ過ぎるよう
になり、混練物が硬くなり潤滑性に劣るようになる。そ
の結果押出成形速度が遅くなったり、保水性に劣るよう
になる。またセメント凝集沈降時間が 5,000秒を超える
場合は、セメントに対する凝集力が弱すぎるため、押出
成形時に適度な水の吐き出しがなくなり、バインダーの
粘着性が勝り、ダイスとの摩擦が大きくなりその結果押
出成形速度が遅くなったり、押出後の保形性に劣るとい
った不都合が生じる。
【0008】凝集性水溶性高分子はそれが上記のセメン
ト凝集沈降時間の範囲内となるものであれば使用でき、
ヒドロキシプロピルスターチ(HPS)などの変性澱
粉、カルボキシメチルセルロース(CMC)などのイオ
ン性セルロースエーテル誘導体、キサンタンガム(キサ
ントモナス キャンプストリス属のバクテリア、菌体番
号 Xanthomonas campestris ATCC 13951で製造したも
の)やウエランガム(アルカリゲネス属のバクテリア、
菌体番号 Alcaligenes sp. ATCC 31555 で製造したも
の)、ヒドロキシプロピル化グアーガムなどの天然ある
いは微生物の発酵生産による多糖類やその誘導体、カチ
オン化ヒドロキシエチルセルロース(カチオン化HE
C)、アニオン性ポリアクリルアミドなどが使用可能で
ある。
ト凝集沈降時間の範囲内となるものであれば使用でき、
ヒドロキシプロピルスターチ(HPS)などの変性澱
粉、カルボキシメチルセルロース(CMC)などのイオ
ン性セルロースエーテル誘導体、キサンタンガム(キサ
ントモナス キャンプストリス属のバクテリア、菌体番
号 Xanthomonas campestris ATCC 13951で製造したも
の)やウエランガム(アルカリゲネス属のバクテリア、
菌体番号 Alcaligenes sp. ATCC 31555 で製造したも
の)、ヒドロキシプロピル化グアーガムなどの天然ある
いは微生物の発酵生産による多糖類やその誘導体、カチ
オン化ヒドロキシエチルセルロース(カチオン化HE
C)、アニオン性ポリアクリルアミドなどが使用可能で
ある。
【0009】バインダーとしての上記非イオン性水溶性
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと凝集性水溶性
高分子の混合比は、非イオン性水溶性ヒドロキシアルキ
ルアルキルセルロース50〜99.5重量%に対し、凝集性水
溶性高分子を 0.5〜50重量%とすることが好適である。
このような混合比のバインダーであれば、セメント系材
料に対し下記のようにできるだけ少量の添加で押出成形
品を速く且つ安価に得ることができる。このバインダー
のセメント系材料への添加量はセメント系材料の固形分
に対し 0.5〜2重量%とするのが好ましく、 0.5重量%
未満では必要な粘着性、保形性、保水性、押出成形速度
を確保することができなくなる。2重量%を超えて添加
しても効果は変らず、押出成形品のコストが上昇し不利
である。
ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと凝集性水溶性
高分子の混合比は、非イオン性水溶性ヒドロキシアルキ
ルアルキルセルロース50〜99.5重量%に対し、凝集性水
溶性高分子を 0.5〜50重量%とすることが好適である。
このような混合比のバインダーであれば、セメント系材
料に対し下記のようにできるだけ少量の添加で押出成形
品を速く且つ安価に得ることができる。このバインダー
のセメント系材料への添加量はセメント系材料の固形分
に対し 0.5〜2重量%とするのが好ましく、 0.5重量%
未満では必要な粘着性、保形性、保水性、押出成形速度
を確保することができなくなる。2重量%を超えて添加
しても効果は変らず、押出成形品のコストが上昇し不利
である。
【0010】本発明において使用可能なセメント系材料
としては、セメントではポルトランドセメント、アルミ
ナセメント、白セメント、高炉セメントなどおよそJI
Sで規定される全てのセメントが使用可能であり、骨材
としてはシリカサンド、シリカ微粉末、無機、有機の諸
材料を使用することができる。またフライアッシュ、高
炉スラグなどを添加することも可能である。このほか補
強用繊維としてアスベストのほか、パルプなどの有機繊
維を使用しても差し支えない。アスベストの添加量とし
ては10%以下、好ましくは5%以下にとどめるのが、本
発明の効果を発揮させるのに好適である。
としては、セメントではポルトランドセメント、アルミ
ナセメント、白セメント、高炉セメントなどおよそJI
Sで規定される全てのセメントが使用可能であり、骨材
としてはシリカサンド、シリカ微粉末、無機、有機の諸
材料を使用することができる。またフライアッシュ、高
炉スラグなどを添加することも可能である。このほか補
強用繊維としてアスベストのほか、パルプなどの有機繊
維を使用しても差し支えない。アスベストの添加量とし
ては10%以下、好ましくは5%以下にとどめるのが、本
発明の効果を発揮させるのに好適である。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが本発
明はこれに限定されない。 [実施例1〜2;比較例1〜5]下記の各材料を表1に
示す処方で10リットル双腕ニーダーに投入して3分間混
合した後、水を注入してさらに5分間混練し、真空押出
成形装置・Y−22(石川時製、商品名)で厚さ6mm、幅
75mmのセメント板に押出成形した。この際成形速度を測
定するとともに、下記の基準で成形時の亀裂の発生状態
の観察、評価と成形直後の保形性を評価した。また上記
と同様の処方で厚さ20mm、幅40mmのセメント板を押出成
形し、この成形板を相対湿度 100%下、65℃で12時間養
生した後、オートクレーブで 180℃で5時間養生し、こ
れについて曲げ強さを測定したが、比較例については曲
げ強さの測定を省略したものもある。以上の評価結果を
全て表1に併記した。なお表1の処方の数字の単位は重
量部を表わす。
明はこれに限定されない。 [実施例1〜2;比較例1〜5]下記の各材料を表1に
示す処方で10リットル双腕ニーダーに投入して3分間混
合した後、水を注入してさらに5分間混練し、真空押出
成形装置・Y−22(石川時製、商品名)で厚さ6mm、幅
75mmのセメント板に押出成形した。この際成形速度を測
定するとともに、下記の基準で成形時の亀裂の発生状態
の観察、評価と成形直後の保形性を評価した。また上記
と同様の処方で厚さ20mm、幅40mmのセメント板を押出成
形し、この成形板を相対湿度 100%下、65℃で12時間養
生した後、オートクレーブで 180℃で5時間養生し、こ
れについて曲げ強さを測定したが、比較例については曲
げ強さの測定を省略したものもある。以上の評価結果を
全て表1に併記した。なお表1の処方の数字の単位は重
量部を表わす。
【0012】[使用材料]以下に実施例で使用した材料
のメーカー、規格などを記す。 1.非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセル
ロース ・ヒドロキシエチルメチルセルロース・SHV−WF
[信越化学工業(株)製、商品名]、JIS26メッシュ
100%通過、20℃での1重量%水溶液の粘度 13,000mPa
・s(BL型粘度計による)、熱ゲル化温度48℃。 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース・90SH−3000
0 [信越化学工業(株)製、商品名]、JIS26メッシ
ュ 100%通過、20℃での1重量%水溶液の粘度2,000mPa
・s(BL型粘度計による)。 2.凝集性水溶性高分子 ・ヒドロキシプロピルスターチ・SEDIA[日澱化學
(株)製、商品名]、JIS26メッシュ 100%通過、セ
メント凝集沈降時間 1,520秒。 ・キサンタンガム・Xanthan Gum [Kelco 社製]、JI
S26メッシュ 100%通過、セメント凝集沈降時間 650
秒。 ・PEO:住友精化(株)製、篩分けによりJIS26メ
ッシュ 100%通過、セメント凝集沈降時間 5,000秒以
上。 3.その他 ・セメント:普通ポルトランドセメント[日本セメント
(株)製] ・珪石:鳥屋根珪石粉・B級No.30 。 ・補強用繊維:広葉樹パルプ・繊維長1mm粉砕品。 (セメント凝集沈降時間の測定)上記3種類の凝集性水
溶性高分子のセメント凝集沈降時間の測定は上記ヒドロ
キシエチルメチルセルロース(SHV−WF)に対し凝
集性水溶性高分子を10重量%の比率で混合した各混合物
について前記の方法により行った。結果を表2に記し
た。
のメーカー、規格などを記す。 1.非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセル
ロース ・ヒドロキシエチルメチルセルロース・SHV−WF
[信越化学工業(株)製、商品名]、JIS26メッシュ
100%通過、20℃での1重量%水溶液の粘度 13,000mPa
・s(BL型粘度計による)、熱ゲル化温度48℃。 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース・90SH−3000
0 [信越化学工業(株)製、商品名]、JIS26メッシ
ュ 100%通過、20℃での1重量%水溶液の粘度2,000mPa
・s(BL型粘度計による)。 2.凝集性水溶性高分子 ・ヒドロキシプロピルスターチ・SEDIA[日澱化學
(株)製、商品名]、JIS26メッシュ 100%通過、セ
メント凝集沈降時間 1,520秒。 ・キサンタンガム・Xanthan Gum [Kelco 社製]、JI
S26メッシュ 100%通過、セメント凝集沈降時間 650
秒。 ・PEO:住友精化(株)製、篩分けによりJIS26メ
ッシュ 100%通過、セメント凝集沈降時間 5,000秒以
上。 3.その他 ・セメント:普通ポルトランドセメント[日本セメント
(株)製] ・珪石:鳥屋根珪石粉・B級No.30 。 ・補強用繊維:広葉樹パルプ・繊維長1mm粉砕品。 (セメント凝集沈降時間の測定)上記3種類の凝集性水
溶性高分子のセメント凝集沈降時間の測定は上記ヒドロ
キシエチルメチルセルロース(SHV−WF)に対し凝
集性水溶性高分子を10重量%の比率で混合した各混合物
について前記の方法により行った。結果を表2に記し
た。
【0013】[試験方法] (成形時の亀裂の発生状態の評価基準) ・亀裂が発生したもの・・・・・・・・・・・・× ・亀裂が発生しなかったもの・・・・・・○ (保形性の評価法)上記押出成形品を 250mmの間隔で配
置した2個の台の上に乗せたときの、中央部のタワミの
深さ(mm)を測定し、保形性評価の目安とした。
置した2個の台の上に乗せたときの、中央部のタワミの
深さ(mm)を測定し、保形性評価の目安とした。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、低アスベスト添加量、
もしくは非アスベスト系繊維添加のセメント系材料の押
出成形品が低コストで容易に得られる。
もしくは非アスベスト系繊維添加のセメント系材料の押
出成形品が低コストで容易に得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 20℃での1重量%水溶液の粘度が5,000m
Pa・s以上で、JIS篩26メッシュ(600μm) を通過する
粒子径の非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキル
セルロース粉末50〜99.5重量%と、非イオン性水溶性ヒ
ドロキシアルキルアルキルセルロースと共存する状態で
セメントに対し凝集効果を示す凝集性水溶性高分子の1
種または2種以上 0.5〜50重量%とからなるバインダー
をセメント系材料に添加することを特徴とするセメント
系材料の押出成形方法。 - 【請求項2】 凝集性水溶性高分子が、凝集性水溶性高
分子と非イオン性水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセ
ルロースの混合物の 0.2重量%水溶液 100mlとセメント
30gとを 100mlメスシリンダーに入れ20秒間振盪した
後、メスシリンダーの90mlから80mlの目盛りの間を凝集
したセメントの界面が通過するに要する該混合物のセメ
ント凝集沈降時間が1〜 5,000秒の範囲内にある凝集性
水溶性高分子であることを特徴とする請求項1に記載の
セメント系材料の押出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10080828A JPH11278897A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | セメント系材料の押出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10080828A JPH11278897A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | セメント系材料の押出成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11278897A true JPH11278897A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13729288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10080828A Pending JPH11278897A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | セメント系材料の押出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11278897A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1344755A3 (en) * | 2002-03-11 | 2006-04-12 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Admixture and extrudable hydraulic composition |
| JP2012522666A (ja) * | 2009-04-03 | 2012-09-27 | コーニング インコーポレイテッド | 急速に水和可能なセルロース系結合剤を用いたセラミックの製造 |
| JP2014133663A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd | セメント押出成形用混和剤および用途 |
| CN113319996A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-08-31 | 付中 | 水泥复合板的生产方法和多层复合水泥板材的生产方法 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10080828A patent/JPH11278897A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1344755A3 (en) * | 2002-03-11 | 2006-04-12 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Admixture and extrudable hydraulic composition |
| JP2012522666A (ja) * | 2009-04-03 | 2012-09-27 | コーニング インコーポレイテッド | 急速に水和可能なセルロース系結合剤を用いたセラミックの製造 |
| JP2014133663A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd | セメント押出成形用混和剤および用途 |
| CN113319996A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-08-31 | 付中 | 水泥复合板的生产方法和多层复合水泥板材的生产方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040331 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040721 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041125 |