JPH11279810A - 競泳用水着 - Google Patents

競泳用水着

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JPH11279810A
JPH11279810A JP9843598A JP9843598A JPH11279810A JP H11279810 A JPH11279810 A JP H11279810A JP 9843598 A JP9843598 A JP 9843598A JP 9843598 A JP9843598 A JP 9843598A JP H11279810 A JPH11279810 A JP H11279810A
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JP
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swimsuit
swimming
body shape
worn
around
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JP9843598A
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Inventor
Masaru Nakazawa
愈 中澤
Katsuya Tsujinaka
克弥 辻中
Keiko Morikawa
敬子 森川
Kenjiro Mori
健次朗 森
Kiyo Yamanaka
紀代 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D7/00Bathing gowns; Swim-suits, drawers, or trunks; Beach suits
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2400/00Functions or special features of garments
    • A41D2400/24Reducing drag or turbulence in air or water

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人体の形態の必然的抵抗の軽減を
目的として、表面が低抵抗加工された伸縮強度の異なる
素材を組み合わせることにより、体形を補正し、またパ
ターン形状を改良することにより、運動機能を疎外しな
いで水流抵抗を軽減する競泳用水着を提供する。 【解決手段】 本発明に係る競泳用水着は、着用時の水
着の、上肢付け根付近を除いた乳房周辺の突出部分及び
下腹部から前大腿部を抑圧する前面と、背面の脊柱の凹
み部分の特に胸椎部から腰椎部及び仙椎部にかけた範囲
に伸縮強度の強い、高撥水性、高平滑性生地からなる体
形補正部片を配置し、また、上部を胸骨下端・乳房下端
辺からとし、下部を腸骨稜の左右上前腸骨棘を結んだ辺
りまでとし、左右を両脇線(皮神経外側分界線)にわた
る開口部をあけたことを特徴とする競泳用水着。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に女性用として
用いられる競泳用水着に関するものであって、流水中に
おける人体の形態に起因する抵抗の軽減を目的とする。
即ち、水着を構成する伸縮素材に、表面が低抵抗加工さ
れた伸縮強度の異なる素材を組み合わせて用いることに
より、表面摩擦抵抗を低減するとともに体形を補正して
形状抵抗を低減する。また、パターン形状を改良するこ
とにより、運動機能を阻害することなく水流抵抗を軽減
する競泳用水着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の競泳用水着は、同一の伸縮強度の
素材で構成されているものが一般的であった。また、水
着の伸縮強度を部分的に高め、腹部や殿部といった人体
の膨出部を圧迫することにより、体形を補正する技術と
して、特開昭62−117802号や特開昭62−24
3810号あるいは、特開昭62−268803号とい
った技術が開示されている。さらに、水着表面の流水抵
抗の低減や、水着内への流水の進入を防止する目的で、
突起や突条を設けた非通水性樹脂シートを水着表面の所
要部に被覆する技術が実開平6−65414号や実開平
7−6225号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の競泳用水着にあ
って、同一の伸縮強度の素材で構成されているものにお
いては、水着によって被覆されている競技者の体表に
は、ほぼ均一の被服圧がかかる。よって、胸部や殿部と
いった競技者の膨出部は多少圧迫を受け、若干補正を受
けることとなるが、人体の体表上の体形補正ははなはだ
不完全なものである。そのため、前記膨出部やその後方
に表出する凹部で引き起こされる形状抵抗の減少を根本
的に解決するという問題は、依然として残されたままで
あった。特に、競技者の背面中心の脊柱部や、大腿部の
付け根に相当する鼠径大腿部に表出する凹部で発生する
形状抵抗に関しては、全く考慮されていなかった。
【0004】また、水着全体の伸縮強度を強くしただけ
で構成された競泳用水着は、人体を均一の被服圧でしめ
つけるため、運動機能を阻害するといった問題がある。
さらに、水着の伸縮強度を部分的に高め、腹部や殿部と
いった人体の膨出部を圧迫することにより、体形を補正
する従来技術においては、外見上の美観に重点をおき、
腹部、大腿部、殿部といった部位を単に圧迫するのみで
あって、運動機能を阻害するものもあった。
【0005】さらに、突起や突条を設けた非通水性樹脂
シートを水着表面の所要部に被覆する技術においては、
該シートがシリコン樹脂等の合成樹脂により形成されて
いるため、水着本体を形成している編地素材の伸縮性を
極端に低下させ、着用感が悪いばかりか、泳法によって
は該シートが腕の動きの邪魔になるといった問題もあっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる競泳用水
着は、上記課題を解決するために、人体の特に体幹部を
中心とし、上肢上腕部及び下肢大腿部までの特に胸部、
大腿部及び脊柱部の形態を解剖学的・身体運動学的に検
証し、また人体を取り巻く水流中の主に形態抵抗を水力
学的に検証し、設計したものである。すなわち、伸縮強
度が高い生地からなる体形補正部片を競泳用水着の特定
部位に配置することによって、人体上の凹凸を均し、競
技中に人体が水流から受ける形態抵抗を低減するとも
に、生地表面に高撥水性加工及び高平滑性加工を施し、
さらに縫糸や縫製方法についても検討を加え、表面摩擦
抵抗を低減することを実現した。更に、競技中に最も激
しい運動偏移を発現する腹部、上腕付け根部(脇ぐり
部)、殿部等の衣服圧を調整し、運動機能を阻害しない
ように設計した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る競泳用水着の実施の
形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明に係わる
競泳用水着の正面図及び側面図であり、図2は、背面
図、上面図及び下面図である。図3は、水流中において
発生する形態抵抗を示す概略図であり、図4は、競泳中
における上肢上腕部から下肢大腿部までの各運動偏移部
分を示す概略図である。図5は、人体の体幹部、上肢上
腕及び下肢大腿部までの各部分を示す概略図であり、図
6は、人体の体幹部、上肢上腕及び下肢大腿部までの骨
格を示す概略図である。さらに、図7は、本発明に係わ
る競泳用水着の各部片の平面展開図である。
【0008】本発明に係る競泳用水着は、図5に示す人
体の特に体幹部を中心とし、上肢上腕部及び下肢大腿部
までの特に胸部、大腿部及び脊柱部の形態及び、図3に
示す競泳時における水流中の形態抵抗を解剖学的・身体
運動学的に検証し、水着の形状及び素材の表面加工を検
討することにより設計される。
【0009】図3に示すように、人体が水流中で形態抵
抗を受けやすい部位として、前面では乳房の凸部と鼠径
大腿の凹部があり、背面では肩甲部の凸部、殿部の凸部
と殿溝部の凹部がある。水流中において、これら部位の
後方には水流の乱れによる渦流あるいは波が発生し、そ
れらが原因となって造渦抵抗や造波抵抗を生じることと
なる。よって、本発明に係わる競泳用水着は、本体部分
よりも適度に伸縮強度の大きい素材からなる体形補正部
片により、これらの部位及びその周辺域を押さえつける
ことにより、凹凸を均し造渦抵抗及び造波抵抗を低減さ
せる。
【0010】一方、運動機能の観点から見れば、図4に
示すように競泳中における選手の上肢上腕部から下肢大
腿部までの領域には、上肢の付け根部近傍、腹部及び下
肢の付け根部近傍といった運動偏移部分が集中してい
る。ここで、運動偏移部分とは、競技中、筋伸縮とそれ
に伴う皮膚の激しい伸縮を発現する部分をいう。この運
動偏移部分が水着等によって強く圧迫されると、競技中
の筋伸縮が阻害され運動機能の低下を来たし、あるいは
競技者に動き難さや窮屈感を与えることととなる。した
がって、運動機能の観点からはこれら運動偏移部分の衣
服圧をできるだけ低くすることが好ましい。
【0011】そこで、前記伸縮強度が高い素材からなる
体形補正部片を配置する範囲を決定するにあたり、図3
に示す、人体を取り巻く水流中の形態抵抗と、図4及び
図5に示す、人体の体幹部を中心とした上肢上腕部及び
下肢大腿部までの各運動偏移を考慮した結果、以下の領
域に配置すれば顕著な効果が得られることが判明した。
すなわち、前面上部はネックラインから前腋窩偏移が生
ずる上肢付け根付近を除いた乳房周辺の突出部分とし、
前面下部は腹部偏移を避けた下腹部から大腿部前面まで
の範囲が適当である。一方、背面はネックラインから脊
柱の凹み部分の特に胸椎から腰椎にかけた範囲が適当で
あることが判明した。よって、これらの領域に伸縮強度
の高い素材からなり、適宜形状を有する体形補正部片を
配置することにより、凸部を押しつぶし、凹部を覆い被
せて水着表面を平坦に均すことができる。これら体形補
正部片を配置する方法としては、水着全体の軽量化及
び、着心地の点から通常程度の伸縮強度を有する水着本
体部片と「切り替え」により縫着することが好適である
が、水着本体生地の上から重ねて縫着または接着等によ
り、前記体形補正部片を配置することも可能である。
【0012】更に、水着の表面摩擦抵抗の観点から見れ
ば、水着を形成する生地の表面を平滑にし、かつ水着表
面の表面張力を高めて撥水性を付与することが望まし
い。そこで、本発明に係る競泳用水着はに用いられる生
地は、水着本体に用いられる生地として、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ナイロンといった合成繊維製ツーウ
ェイトリコット編み地などの伸縮性素材からなる生地で
あり、前記体形補正部片に用いられる生地として、それ
ら合成繊維製の伸縮性素材であって水着本体に用いられ
る生地に比べて数倍程度の伸縮強度を有する生地であ
る。該体形補正部片に用いられる生地の表面には、熱プ
レス加工などにより高平滑性が付与され、更に、フッ素
加工などにより高撥水性が付与されている。これら加工
により、生地表面の表面摩擦抵抗を低減することができ
る。
【0013】さらに、本発明に係わる競泳用水着は、形
態抵抗の低減を目的とし伸縮強度の強い素材からなる形
態補正部片を配置する一方、運動機能の低下を有効に防
止するため水着の腹部近傍に衣服圧を除去するための開
口部を形成したことを特徴とする競泳用水着である。
【0014】前記競泳用水着において、前記開口部は、
図4に示す腹部偏移部分を避け、上縁が胸骨下端辺りと
し、下縁が腸骨稜の左右上前腸骨棘を結ぶ線に相当する
辺りとし、左右両端が両脇線(皮神経外側分界線)辺り
にわたって設けられることが好ましい。このように腹部
偏移部分を避けるように開口部を設けることにより、競
技者は水着によって体幹のねじれ運動及び前屈後伸運動
を阻害されることないため、手足の運動を加速させ、体
を有効に推進させることができる。また、開口部の左右
両端が両脇線(皮神経外側分界線)辺りにわたって設け
られていることから、体幹の前屈運動及び回旋(内旋・
外旋)によって生じる螺旋状のねじれ運動が促進され、
脊柱を中心にした回旋運動がしやすくなる。更に、該開
口部を設けることにより、競技者の腹筋側の刺激緊張が
緩められる。この反射的効果として、大脳運動中枢を介
する筋反射によって、背筋に神経が集中し背筋機能が活
性化され、さらに腹部がリラックスして運動がしやすく
なる(背腹筋機能反射)。また、動態原型前屈にも対応
する。
【0015】前記競泳用水着において、前面に設けられ
る前記体形補正部片は、着用時に上肢付け根付近を除く
乳房周辺の突出部分を被覆するように配置されるか、あ
るいは、上肢付け根付近を除く首繰りを含む胸部全体を
被覆するように配置されることが好ましい。このよう
に、着用時の水着の上肢付け根付近を除いた乳頭周辺の
突出部分を抑圧する前面に前記体形補正部片を配置する
ことによって、人体の乳房の凸部を押えつけるため、乳
頭部と乳房下縁との差を小さくすることができ、乳房下
縁部分における渦発生と腋下から体側の逆流を抑制し、
造渦抵抗を軽減させることができる。更に、首繰り部近
傍に前記伸縮強度の強い素材からなる体形補正部片を周
設することにより、首繰りからの浸水を軽減することも
できる。
【0016】前記競泳用水着において、背面に設けられ
る前記体形補正部片は、着用時に背面の脊柱の凹み部分
の特に胸椎部から腰椎部及び仙椎部にかけた範囲を被覆
するように配置される。すなわち、図2の背面図に示す
ように、首繰り付近では肩幅より若干狭い幅に形成さ
れ、肩胛骨付近では上肢の回転運動を阻害しないように
やや細くくびれて形成される。さらに、図6に示す胸椎
下部から腰椎に相当する領域では、対応する前面に前記
開口部が設けられており、水着の胴回り方向に伸縮性が
低下するため、該体形補正部片の幅を幾分広めに形成し
伸縮性を補うとともに、人体の背面において最も大きな
凹部である両肩甲部と上殿部に囲まれた領域を橋渡し状
に平坦化する効果をより増大させ、上殿部への跳水と造
波による逆流を緩め、飛沫抵抗を軽減させる。続く仙椎
に相当する領域では、左右両殿部間の割れ目を塞ぐよう
に滑らかな先細り形状に形成されるのが望ましい。
【0017】前記競泳用水着において、股下長さを膝蓋
上部まで形成し、前記体形補正部片が、着用時に前記開
口部の下縁から大腿部前面を被覆するように配置するこ
とも可能である。このように股下長さをクロッチから下
方へ膝蓋上部までのばし、大腿部前面に体形補正部片を
配置することにより、水着大腿部のずり上がりが抑制さ
れ下腹部から前大腿部を有効に押えつけ、図5に示す鼠
径靱帯付近の凹部を平坦に均して造渦抵抗を軽減させ
る。ここで、殿部周辺に伸縮強度の強い素材からなる体
形補正部片を設けないのは、殿部および殿溝部には、図
4に示すように、下肢運動(股関節運動)で膝を前方へ
屈曲(前方挙上)させるとき必要な下半身の皮膚皺襞の
伸展線が通っているからである。すなわち、殿部周辺に
伸縮強度の強い素材をあてがい該伸展線を圧迫してしま
うと、下肢の運動機能を著しく阻害することになる。し
たがって、本発明に係わる競泳用水着においては、大腿
部前面に体形補正部片を設け、該体形補正部片の強い伸
縮性を利用して殿部から殿溝部にかかる領域の生地を引
っ張り込むことにより、図4に示す殿溝偏移部分の運動
機能を阻害することなく、殿溝部の凹部を平坦にするこ
とができる。
【0018】本発明に係わる競泳用水着は、前記体形補
正部片のみならず、水着全体に高撥水加工及び高平滑加
工を施すことも可能である。ここで、高撥水加工とは、
生地表面にフッ素系樹脂やシリコン系樹脂を主成分とす
る撥水剤をプリントしたり、生地自体に撥水剤を含浸さ
せて生地表面の撥水性を高める加工をいい、高平滑加工
とは、ポリウレタン繊維やポリエステル繊維からなる織
り地、編み地の表面を熱圧プレスで押さえ込み、生地表
面の平滑性を高める技術をいう。さらに、前記高撥水加
工を施すに際し、水着全体に高平滑加工を施し、かつ、
体長方向にほぼ平行なストライプ状に高撥水加工を施す
ことも可能である。このように、水着全面又はストライ
プ状に高平滑加工や高撥水加工を施すことによって、前
記形態抵抗のみならず表面摩擦抵抗をも低減させること
ができる。特に、高撥水加工をストライプ状に施した場
合、水着表面に微細な縦渦が発生し、その縦渦が水着表
面の乱流の剥離位置を後退させ、形態抵抗をさらに低減
させる効果も期待できる。
【0019】本発明に係わる競泳用水着を縫製するに際
し、撥水性を有する縫糸を用い、その縫い方を限定する
ことにより、さらに摩擦抵抗を低減させることができ
る。すなわち、撥水加工を施した、または素材自体に撥
水性を有するルーパー糸と針糸を用いて、偏平縫い、か
がり縫い、複合縫いといった環縫い又は本縫いにより縫
合することにより、縫合部分の盛り上がりを低くするこ
とができ、水流からの抵抗をさらに低減することができ
る。3本針、4本針若しくは5本針扁平縫いで各部片を
縫合することにより、縫合部での摩擦抵抗をさらに低減
することができる。
【0020】
【実施例】本発明に係る競泳用水着の一実施例を図面を
用いて説明する。図1 及び図2に示すように、本実施例
に係る競泳用水着の前面には、着用時の水着の首繰りか
ら乳房周辺の突出部分を通り、胸骨下端・乳房下端辺ま
での範囲に伸縮強度が高く、高撥水性及び高平滑性を有
する素材からなる胸部体形補正部片を配置し、一方、上
肢付け根付近には通常の伸縮強度の素材を配置する。
【0021】また、本実施例に係わる競泳用水着の前身
頃下半身は、図6に示すように腸骨稜の左右上前腸骨棘
を結んだ線辺りの下腹部から大腿部前面までの範囲に、
伸縮強度が高く、高撥水性及び高平滑性を有する素材か
らなる下半身体形補正部片を配置する。
【0022】次に、本実施例に係わる競泳用水着の背面
に設けられる背面体形補正部片は、着用時に背面の脊柱
の凹み部分の特に胸椎部から腰椎部及び仙椎部にかけた
範囲を被覆するように配置する。すなわち、図2の背面
図に示すように、首繰り付近では肩幅より若干狭い幅に
形成され、肩胛骨付近では上肢の回転運動を阻害しない
ようにやや細くくびれて形成した。さらに、図6に示す
胸椎下部から腰椎に相当する領域では、対応する前面に
前記開口部が設けられて、水着の胴回り方向に伸縮性が
低下するため、該体形補正部片の幅を幾分広めに形成
し、伸縮性を補うとともに、人体の背面において最も大
きな凹部である両肩甲部と上殿部に囲まれた領域を橋渡
し状に平坦化する効果をより増大させ、上殿部への跳水
と造波による逆流を緩め、飛沫抵抗を軽減させる。続く
仙椎に相当する領域では、左右両殿部間の割れ目を塞ぐ
ように滑らかな先細り形状に形成した。
【0023】背中心には着脱に必要な寸法のファスナー
を縫付け、前身頃上、前身頃下各々の脇と後身頃の脇を
それぞれ偏平縫いで縫製する。上肢付け根付近からに殿
部を通り大腿部後面から足繰りにかけた範囲に通常の伸
縮強度の素材を配置し、前身頃上、前身頃下の間で水着
着用時の腹部に開口部が形成されるように縫いまとめ
る。
【0024】縫製は、ルーパー糸として撥水加工を施し
たウリー糸を、針糸として撥水加工を施したスパン糸を
用いて、5本針扁平縫いにより行った。本実施例では、
5本針扁平縫いにより縫製したが、針数は5本、4本又
は3本程度が十分な強度を確保することができ、好適で
ある。また、縫製方法も縫合部分が薄く仕上がる偏平縫
い、かがり縫い、複合縫いといった環縫い又は本縫いに
よって縫合することが好適である。最後に、縫上がった
水着の首繰り、脇繰り、開口部周縁及び足繰りに適度の
締め付け量のゴムを縫付けることも可能である。
【0025】図7に本発明の実施例に係る競泳用水着の
平面展開図を記す。図中に片仮名記号が各部片の縫合位
置に対応している。尚、本実施例では体形補正部片を通
常の部片と切り替えによって設置したが、水着本体を形
成する生地上から体形補正部片を重ね合わせて縫着する
こともできる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る競泳用水着は、上記のよう
に構成されるため、運動機能を阻害することなく水泳中
の人体の形態抵抗を軽減し、推進力を増加させる。よっ
て、競泳競技のタイム向上に寄与することができる。す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る競泳用水着の正面図及び側面図
【図2】本発明に係る競泳用水着の背面図、上面図及び
下面図
【図3】人体を取り巻く水流中の形態抵抗を示す概略図
【図4】人体の体幹部を中心とし、上肢上腕部及び下肢
大腿部までの各運動偏移部分を示す概略図
【図5】人体の体幹部を中心とし、上肢上腕部及び下肢
大腿部までの各部分を示す概略図
【図6】人体の体幹部を中心とし、上肢上腕部及び下肢
大腿部までの骨格を示す概略図
【図7】本発明に係る競泳用水着の平面展開図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 健次朗 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 (72)発明者 山中 紀代 三重県阿山郡大山田村大字平田8番 株式 会社ミズノインダストリー伊賀内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性素材からなる競泳用水着であっ
    て、水着の前面及び背面の一部に伸縮強度が高く、高撥
    水性及び高平滑性を有する素材からなる体形補正部片を
    配置し、腹部に衣服圧を除去する開口部を形成したこと
    を特徴とする競泳用水着。
  2. 【請求項2】 前記競泳用水着において、着用時に前記
    開口部の上縁が胸骨下端辺りとし、下縁が腸骨稜の左右
    上前腸骨棘を結ぶ線に相当する辺りとし、左右両端が両
    脇線(皮神経外側分界線)辺りにわたることを特徴とす
    る請求項1 記載の競泳用水着。
  3. 【請求項3】 前記競泳用水着において、着用時に前記
    体形補正部片が、上肢付け根付近を除く、乳房周辺の突
    出部分を被覆するように配置したことを特徴とする請求
    項1又は2記載の競泳用水着。
  4. 【請求項4】 前記競泳用水着において、着用時に前記
    体形補正部片が、上肢付け根付近を除く、首繰りを含む
    胸部全体を被覆するように配置したことを特徴とする請
    求項1乃至3記載の競泳用水着。
  5. 【請求項5】 前記競泳用水着において、着用時に前記
    体形補正部片が、背面の脊柱の凹み部分の特に胸椎部か
    ら腰椎部及び仙椎部にかけた範囲を被覆するように配置
    したことを特徴とする請求項1 乃至4のいずれか1記載
    の競泳用水着。
  6. 【請求項6】 前記競泳用水着において、股下長さを膝
    蓋上部まで形成し、着用時に前記体形補正部片が、前記
    開口部の下縁から大腿部前面を被覆するように配置した
    ことを特徴とする請求項1 乃至5のいずれか1記載の競
    泳用水着。
  7. 【請求項7】 前記競泳用水着において、着用時に前記
    体形補正部片が、水着の首繰り部近傍に周設したことを
    特徴とする請求項1 乃至6のいずれか1記載の競泳用水
    着。
  8. 【請求項8】 伸縮性素材からなる競泳用水着であっ
    て、水着の背面の一部に伸縮強度が高く、高撥水性及び
    高平滑性を有する素材からなる体形補正部片を配置した
    ことを特徴とする競泳用水着。
  9. 【請求項9】 伸縮性素材からなる競泳用水着であっ
    て、水着の前面及び背面の一部に伸縮強度が高く、高撥
    水性及び高平滑性を有する素材からなる体形補正部片を
    配置したことを特徴とする競泳用水着。
  10. 【請求項10】 前記競泳用水着において、着用時に前
    記体形補正部片が、上肢付け根付近を除く、乳房周辺の
    突出部分を被覆するように配置したことを特徴とする請
    求項9記載の競泳用水着。
  11. 【請求項11】 前記競泳用水着において、着用時に前
    記体形補正部片が、上肢付け根付近を除く、首繰りを含
    む胸部全体を被覆するように配置したことを特徴とする
    請求項9又は10記載の競泳用水着。
  12. 【請求項12】 前記競泳用水着において、着用時に前
    記体形補正部片が、背面の脊柱の凹み部分の特に胸椎部
    から腰椎部及び仙椎部にかけた範囲を被覆するように配
    置したことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1
    記載の競泳用水着。
  13. 【請求項13】 前記競泳用水着において、股下長さを
    膝蓋上部まで形成し、着用時に前記体形補正部片が、上
    肢付け根付近を除く、首繰り部を含む胸部全体から大腿
    部前面を被覆するように配置したことを特徴とする請求
    項9乃至12のいずれか1記載の競泳用水着。
  14. 【請求項14】 前記競泳用水着において、着用時に前
    記体形補正部片が、水着の首繰り部近傍に周設したこと
    を特徴とする請求項8乃至13のいずれか1記載の競泳
    用水着。
  15. 【請求項15】 前記競泳用水着において、着用時に前
    記体形補正部片が、背面の脊柱の凹み部分の特に胸椎部
    から腰椎部及び仙椎部にかけた範囲を被覆するように配
    置され、背面に設けられる体形補正部片の形状が、首繰
    り付近では肩幅より若干狭い幅に形成され、肩胛骨付近
    ではやや細くくびれて形成され、さらに、胸椎下部から
    腰椎に相当する領域では、該体形補正部片の幅を幾分広
    めに形成し、続く仙椎に相当する領域では、左右両殿部
    間の割れ目を塞ぐように滑らかな先細り形状に形成され
    たことを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1記載
    の競泳用水着。
  16. 【請求項16】 前記競泳用水着において、着用時に前
    記体形補正部片が、背面の脊柱の凹み部分の特に胸椎部
    から腰椎部及び仙椎部にかけた範囲を被覆するように配
    置され、背面に設けられる体形補正部片の形状が、首繰
    り付近では肩幅より若干狭い幅に形成され、肩胛骨付近
    ではやや細くくびれて形成され、さらに、胸椎下部から
    腰椎に相当する領域では、該体形補正部片の幅を幾分広
    めに形成され、続く仙椎に相当する領域では、左右両殿
    部間の割れ目を塞ぐように滑らかな先細り形状に形成さ
    れており、腹部に衣服圧を除去する開口部を形成したこ
    とを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1記載の競
    泳用水着。
  17. 【請求項17】 前記競泳用水着において、着用時に前
    記開口部の上縁が胸骨下端辺りとし、下縁が腸骨稜の左
    右上前腸骨棘を結ぶ線に相当する辺りとし、左右両端が
    両脇線(皮神経外側分界線)辺りにわたることを特徴と
    する請求項16記載の競泳用水着。
  18. 【請求項18】 前記競泳用水着において、水着全体に
    高撥水加工及び高平滑加工が施されたことを特徴とする
    請求項1 乃至17のいずれか1記載の競泳用水着。
  19. 【請求項19】 前記競泳用水着において、水着全体に
    高平滑加工が施され、かつ、ストライプ状の高撥水加工
    が体長方向に施されたことを特徴とする請求項1 乃至1
    7のいずれか1記載の競泳用水着。
  20. 【請求項20】 前記競泳用水着において、撥水性を有
    するルーパー糸及び針糸を用いて、各部片を縫合したこ
    とを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1記載の競
    泳用水着。
  21. 【請求項21】 撥水性を有するルーパー糸及び針糸を
    用いて、3乃至5本針扁平縫いで各部片を縫合したこと
    を特徴とする競泳用水着。
  22. 【請求項22】 偏平縫い、かがり縫い、複合縫いとい
    った環縫い又は本縫いによって縫合されたことを特徴と
    する請求項1乃至21のいずれか1に記載の競泳用水
    着。
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