JPH11280168A - 防湿構造の建物 - Google Patents
防湿構造の建物Info
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- JPH11280168A JPH11280168A JP10041398A JP10041398A JPH11280168A JP H11280168 A JPH11280168 A JP H11280168A JP 10041398 A JP10041398 A JP 10041398A JP 10041398 A JP10041398 A JP 10041398A JP H11280168 A JPH11280168 A JP H11280168A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パネル工法の建物であって、結露を確実に防
止でき且つ十分な耐力を備え、しかも、施工性を飛躍的
に向上し得る防湿構造の建物を提供する。 【解決手段】 防湿構造の建物は、壁構成部(1)通気
空間(16)に対して床下空間(26)及び天井裏空間
(36)が連続し、躯体の外周側に一体的な遮蔽空間
(S)が形成されている。遮蔽空間(S)は、開閉可能
で且つ除湿装置(61)によって除湿可能に構成され
る。そして、壁構成部(1)を構成する構造用パネル
(1A)は、構造用面材(11)、発泡樹脂成形体から
成る防湿材(12)、非透湿性の積層板から成る防湿材
(13)を含み、構造用面材(11)の内外には、内側
通気空間(14)と通気空間(16)が形成され、これ
らの空間は、構造用面材(11)の貫通孔によって連続
する。
止でき且つ十分な耐力を備え、しかも、施工性を飛躍的
に向上し得る防湿構造の建物を提供する。 【解決手段】 防湿構造の建物は、壁構成部(1)通気
空間(16)に対して床下空間(26)及び天井裏空間
(36)が連続し、躯体の外周側に一体的な遮蔽空間
(S)が形成されている。遮蔽空間(S)は、開閉可能
で且つ除湿装置(61)によって除湿可能に構成され
る。そして、壁構成部(1)を構成する構造用パネル
(1A)は、構造用面材(11)、発泡樹脂成形体から
成る防湿材(12)、非透湿性の積層板から成る防湿材
(13)を含み、構造用面材(11)の内外には、内側
通気空間(14)と通気空間(16)が形成され、これ
らの空間は、構造用面材(11)の貫通孔によって連続
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防湿構造の建物に
関するものであり、詳しくは、構造用パネルによって壁
構成部が構成された防湿構造の建物であって、パネル内
部における結露を確実に防止でき、かつ、十分な耐力を
備え、しかも、施工性を飛躍的に向上し得る様に改良さ
れた防湿構造の建物に関するものである。
関するものであり、詳しくは、構造用パネルによって壁
構成部が構成された防湿構造の建物であって、パネル内
部における結露を確実に防止でき、かつ、十分な耐力を
備え、しかも、施工性を飛躍的に向上し得る様に改良さ
れた防湿構造の建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造または鉄骨木造の建物においては、
比較的低コストで自由な形状に構築でき且つ優れた耐力
を発揮し得ることから、柱の間に構造用パネルを配置し
て構造壁を構成する工法(以下、「軸組パネル工法」と
言う。)が新在来工法の一種として普及しつつある。軸
組パネル工法の建物においては、高気密化および高断熱
化を図り、かつ、躯体内部の湿潤化を防止するため、在
来工法による建物と同様に、壁周りを中心とした通気層
工法が種々検討されている。
比較的低コストで自由な形状に構築でき且つ優れた耐力
を発揮し得ることから、柱の間に構造用パネルを配置し
て構造壁を構成する工法(以下、「軸組パネル工法」と
言う。)が新在来工法の一種として普及しつつある。軸
組パネル工法の建物においては、高気密化および高断熱
化を図り、かつ、躯体内部の湿潤化を防止するため、在
来工法による建物と同様に、壁周りを中心とした通気層
工法が種々検討されている。
【0003】通気層工法は、部屋の内外で空気中の水蒸
気圧に差異が生じた場合でも、室内側から張設した防湿
シートにより、室内側から壁体内部への水分(水蒸気)
の透過を遮断し、また、気象条件などにより壁体内部に
進入した高湿度の空気を通気層によって入れ替えること
により、壁体内部における湿潤化の防止を企図したもの
である。
気圧に差異が生じた場合でも、室内側から張設した防湿
シートにより、室内側から壁体内部への水分(水蒸気)
の透過を遮断し、また、気象条件などにより壁体内部に
進入した高湿度の空気を通気層によって入れ替えること
により、壁体内部における湿潤化の防止を企図したもの
である。
【0004】しかしながら、建物の高断熱・高気密化技
術ならびに通気層工法は、本来、寒冷地を中心に勘案さ
れた技術であり、高温多湿の条件下で十分に満足し得る
構造ではない。すなわち、夏季の冷房によって室温が外
気温よりも低く設定された場合には、断熱材中の室外と
同等の空気に含まれる水分が防湿シートの室外側の表面
や断熱材内部で結露する。そして、斯かる結露により、
柱や間柱の湿潤化を招き、その結果、断熱材の性能劣化
や柱、間柱などの腐朽を惹起する。
術ならびに通気層工法は、本来、寒冷地を中心に勘案さ
れた技術であり、高温多湿の条件下で十分に満足し得る
構造ではない。すなわち、夏季の冷房によって室温が外
気温よりも低く設定された場合には、断熱材中の室外と
同等の空気に含まれる水分が防湿シートの室外側の表面
や断熱材内部で結露する。そして、斯かる結露により、
柱や間柱の湿潤化を招き、その結果、断熱材の性能劣化
や柱、間柱などの腐朽を惹起する。
【0005】そこで、本願出願人等は、量産化が可能な
構造用パネル、ならびに、当該構造用パネルを使用し、
季節変動や環境温度の変化に拘わらず躯体内部に結露す
ることがなく、断熱材の劣化や木材の腐朽を防止するこ
とが出来る建物の防湿構造を先に提案している(特開平
9−228492号公報)。
構造用パネル、ならびに、当該構造用パネルを使用し、
季節変動や環境温度の変化に拘わらず躯体内部に結露す
ることがなく、断熱材の劣化や木材の腐朽を防止するこ
とが出来る建物の防湿構造を先に提案している(特開平
9−228492号公報)。
【0006】上記の公報に記載の構造用パネルは、縦横
の枠組の室外側に貼設された構造用面材と、枠組の内部
空間に室内側に偏らせて挿入された断熱材と、構造用面
材と断熱材の間に形成された通気空間と、室外側の表面
および室内側の表面をそれぞれ被覆する防湿シートとに
よって構成されている。そして、上記の建物の防湿構造
は、上記の構造用パネルによって構造壁が構成され、か
つ、当該構造壁内部の通気空間が気密可能な床下空間お
よび天井裏空間と連続させられることにより、建物の外
周側を遮蔽する遮蔽空間が形成され、しかも、当該遮蔽
空間を除湿する除湿装置が付設された構造である。
の枠組の室外側に貼設された構造用面材と、枠組の内部
空間に室内側に偏らせて挿入された断熱材と、構造用面
材と断熱材の間に形成された通気空間と、室外側の表面
および室内側の表面をそれぞれ被覆する防湿シートとに
よって構成されている。そして、上記の建物の防湿構造
は、上記の構造用パネルによって構造壁が構成され、か
つ、当該構造壁内部の通気空間が気密可能な床下空間お
よび天井裏空間と連続させられることにより、建物の外
周側を遮蔽する遮蔽空間が形成され、しかも、当該遮蔽
空間を除湿する除湿装置が付設された構造である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の防湿
構造では、遮蔽空間をより低湿度に保持せんとすると、
遮蔽空間内における通気状態、特に、構造用パネルの通
気空間における通気状態を良好にする必要があるが、構
造用パネルの枠組や断熱材の支持材によって空気の流れ
が制限される虞がある。一方、上記の構造用パネルにお
いては、必要な耐力や断熱性を確保する観点から、実
際、上記の様な部材を取り除くことが難しいと言う実情
がある。また、構造用パネルを使用した建物において
は、施工性をより一層高め得る構造が要望される。
構造では、遮蔽空間をより低湿度に保持せんとすると、
遮蔽空間内における通気状態、特に、構造用パネルの通
気空間における通気状態を良好にする必要があるが、構
造用パネルの枠組や断熱材の支持材によって空気の流れ
が制限される虞がある。一方、上記の構造用パネルにお
いては、必要な耐力や断熱性を確保する観点から、実
際、上記の様な部材を取り除くことが難しいと言う実情
がある。また、構造用パネルを使用した建物において
は、施工性をより一層高め得る構造が要望される。
【0008】本発明は、構造用パネルを使用した上記の
防湿構造の建物において、構造壁としての壁構成部の強
度を維持しつつ且つ通気状態と施工性を改善すべくなさ
れたものであり、その目的は、構造用パネルによって壁
構成部が構成された防湿構造の建物であって、パネル内
部における結露を確実に防止でき、かつ、十分な耐力を
備え、しかも、施工性を飛躍的に向上し得る防湿構造の
建物を提供することにある。
防湿構造の建物において、構造壁としての壁構成部の強
度を維持しつつ且つ通気状態と施工性を改善すべくなさ
れたものであり、その目的は、構造用パネルによって壁
構成部が構成された防湿構造の建物であって、パネル内
部における結露を確実に防止でき、かつ、十分な耐力を
備え、しかも、施工性を飛躍的に向上し得る防湿構造の
建物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る防湿構造の建物は、内外の防湿材で仕
切られた通気空間を有する壁構成部と、内外の防湿材で
仕切られた床下空間を有する床構成部と、内外の防湿材
で仕切られた天井裏空間を有する天井構成部とを備え、
かつ、前記通気空間に対して前記床下空間および前記天
井裏空間が連続させられることにより、躯体の外周側に
一体的な遮蔽空間が形成され、しかも、前記遮蔽空間が
開閉可能で且つ除湿装置によって除湿可能に構成された
防湿構造の建物であって、前記壁構成部が構造用パネル
によって構成され、前記構造用パネルは、筋かいとして
機能する構造用面材と、当該構造用面材の室内側に配置
され且つ断熱材として機能する非透湿性の発泡樹脂成形
体から成る内側の防湿材と、前記構造用面材の室外側に
配置され且つ防水材として機能する非透湿性の積層板か
ら成る外側の防湿材とを含み、前記構造用面材と前記内
側の防湿材の間には、当該防湿材の構造用面材側の表面
が室内側に後退した構造になされることにより内側通気
空間が形成され、前記構造用面材と前記外側の防湿材の
間には、当該防湿材が縦胴縁を介して前記構造用面材に
取り付けられることにより前記通気空間が形成され、か
つ、前記内側通気空間と前記通気空間は、前記構造用面
材に設けられた貫通孔によって連続していることを特徴
とする。
め、本発明に係る防湿構造の建物は、内外の防湿材で仕
切られた通気空間を有する壁構成部と、内外の防湿材で
仕切られた床下空間を有する床構成部と、内外の防湿材
で仕切られた天井裏空間を有する天井構成部とを備え、
かつ、前記通気空間に対して前記床下空間および前記天
井裏空間が連続させられることにより、躯体の外周側に
一体的な遮蔽空間が形成され、しかも、前記遮蔽空間が
開閉可能で且つ除湿装置によって除湿可能に構成された
防湿構造の建物であって、前記壁構成部が構造用パネル
によって構成され、前記構造用パネルは、筋かいとして
機能する構造用面材と、当該構造用面材の室内側に配置
され且つ断熱材として機能する非透湿性の発泡樹脂成形
体から成る内側の防湿材と、前記構造用面材の室外側に
配置され且つ防水材として機能する非透湿性の積層板か
ら成る外側の防湿材とを含み、前記構造用面材と前記内
側の防湿材の間には、当該防湿材の構造用面材側の表面
が室内側に後退した構造になされることにより内側通気
空間が形成され、前記構造用面材と前記外側の防湿材の
間には、当該防湿材が縦胴縁を介して前記構造用面材に
取り付けられることにより前記通気空間が形成され、か
つ、前記内側通気空間と前記通気空間は、前記構造用面
材に設けられた貫通孔によって連続していることを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る防湿構造の建物の実
施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係
る防湿構造の建物の主要な構成を示す要部の縦断面図で
ある。図2は、構造用パネルの基本構成を示す展開斜視
図である。図3は、構造用パネルの基本構成を示す水平
断面図である。図4は、壁構成部を示す水平断面図であ
る。図5は、構造用パネルおよび構造用パネルの施工に
使用される部材を示す斜視図である。以下、実施形態の
説明では、防湿構造の建物を「建物」と略記する。
施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係
る防湿構造の建物の主要な構成を示す要部の縦断面図で
ある。図2は、構造用パネルの基本構成を示す展開斜視
図である。図3は、構造用パネルの基本構成を示す水平
断面図である。図4は、壁構成部を示す水平断面図であ
る。図5は、構造用パネルおよび構造用パネルの施工に
使用される部材を示す斜視図である。以下、実施形態の
説明では、防湿構造の建物を「建物」と略記する。
【0011】本発明の建物は、図1に示す様に、内外の
防湿材(12,13)で仕切られた通気空間(16)を
有する壁構成部(1)と、内外の防湿材(22,23)
で仕切られた床下空間(26)を有する床構成部(2)
と、内外の防湿材(32,33)で仕切られた天井裏空
間(36)を有する天井構成部(3)とを備え、かつ、
通気空間(16)に対して床下空間(26)及び天井裏
空間(36)が連続させられることにより、躯体の外周
側に一体的な遮蔽空間(S)が形成された建物である。
しかも、遮蔽空間(S)は、開閉可能で且つ除湿装置
(61)によって除湿可能に構成される。そして、本発
明の最大の特徴は、壁構成部(1)が特定の構造用パネ
ル(1A)によって構成されている点にある。
防湿材(12,13)で仕切られた通気空間(16)を
有する壁構成部(1)と、内外の防湿材(22,23)
で仕切られた床下空間(26)を有する床構成部(2)
と、内外の防湿材(32,33)で仕切られた天井裏空
間(36)を有する天井構成部(3)とを備え、かつ、
通気空間(16)に対して床下空間(26)及び天井裏
空間(36)が連続させられることにより、躯体の外周
側に一体的な遮蔽空間(S)が形成された建物である。
しかも、遮蔽空間(S)は、開閉可能で且つ除湿装置
(61)によって除湿可能に構成される。そして、本発
明の最大の特徴は、壁構成部(1)が特定の構造用パネ
ル(1A)によって構成されている点にある。
【0012】先ず、本発明の建物に使用される構造用パ
ネル(1A)について説明する。構造用パネル(1A)
は、図2及び図3に示す様に、筋かいとして機能する構
造用面材(11)と、当該構造用面材の室内側に配置さ
れ且つ断熱材として機能する非透湿性の発泡樹脂成形体
から成る内側の防湿材(12)と、構造用面材(11)
の室外側に配置され且つ防水材として機能する非透湿性
の積層板から成る外側の防湿材(13)とから主として
構成される。
ネル(1A)について説明する。構造用パネル(1A)
は、図2及び図3に示す様に、筋かいとして機能する構
造用面材(11)と、当該構造用面材の室内側に配置さ
れ且つ断熱材として機能する非透湿性の発泡樹脂成形体
から成る内側の防湿材(12)と、構造用面材(11)
の室外側に配置され且つ防水材として機能する非透湿性
の積層板から成る外側の防湿材(13)とから主として
構成される。
【0013】構造用面材(11)としては、通常、継ぎ
目のない7〜12mm程度の厚さの構造用合板またはパ
ネルが使用される。また、構造用面材(11)として
は、石膏ボード、ハードボード、パーティクルボード、
硬質木片セメント板、フレキシブル板、パルプセメント
板、けい酸カルシウム板、シージングボード、ラスシー
ト等が片面に積層された複合板を使用することも出来
る。
目のない7〜12mm程度の厚さの構造用合板またはパ
ネルが使用される。また、構造用面材(11)として
は、石膏ボード、ハードボード、パーティクルボード、
硬質木片セメント板、フレキシブル板、パルプセメント
板、けい酸カルシウム板、シージングボード、ラスシー
ト等が片面に積層された複合板を使用することも出来
る。
【0014】上記の何れの材料構成によっても、構造用
面材(11)は、後述の特定の防湿材(13)と協働
し、少なくとも筋かいとしの強度、好ましくは更に柱を
補強し得る強度を備えている必要がある。そして、構造
用面材(11)の有効な外形寸法は、例えば、幅を約9
00mm、高さを約2400mm程度とされ、斯かる寸
法は、施工部位や居室の天井高などに応じて設定され
る。
面材(11)は、後述の特定の防湿材(13)と協働
し、少なくとも筋かいとしの強度、好ましくは更に柱を
補強し得る強度を備えている必要がある。そして、構造
用面材(11)の有効な外形寸法は、例えば、幅を約9
00mm、高さを約2400mm程度とされ、斯かる寸
法は、施工部位や居室の天井高などに応じて設定され
る。
【0015】防湿材(12)は、実質的に吸湿性のない
材料、例えば、独立気泡を有するポリウレタン、ポリス
チレン等の非透湿性の発泡樹脂の成形体によって構成さ
れる。特に、発泡ポリプロピレンの成形体は、成形性、
軽量性および非透湿性に優れているので好ましい材料で
ある。防湿材(12)の厚さは、通常、80〜150m
m程度に設定される。
材料、例えば、独立気泡を有するポリウレタン、ポリス
チレン等の非透湿性の発泡樹脂の成形体によって構成さ
れる。特に、発泡ポリプロピレンの成形体は、成形性、
軽量性および非透湿性に優れているので好ましい材料で
ある。防湿材(12)の厚さは、通常、80〜150m
m程度に設定される。
【0016】上記の防湿材(12)は、後述する形状で
且つ2分割構造に成形され、両面に粘着剤が塗布された
テープ等または当該断熱材が溶解することのない接着剤
を使用して構造用面材(11)に貼着される。本発明に
おいて、防湿材(12)は、上記の様な成形体から成る
ため、防湿機能に加え、壁構成部(1)における断熱材
として機能する。
且つ2分割構造に成形され、両面に粘着剤が塗布された
テープ等または当該断熱材が溶解することのない接着剤
を使用して構造用面材(11)に貼着される。本発明に
おいて、防湿材(12)は、上記の様な成形体から成る
ため、防湿機能に加え、壁構成部(1)における断熱材
として機能する。
【0017】防湿材(13)は、壁構成部(1)におい
て外側のバリアとして機能する。更に、防湿材(13)
は、従来型の施工における防水・防風シートとしても機
能する。そして、本発明においては、更に、構造用面材
(11)の補強材としても機能する。従って、また、防
湿材(13)は、施工時に雨水などによってもそれ自体
が湿潤化することのない非透湿性の積層板で構成され
る。
て外側のバリアとして機能する。更に、防湿材(13)
は、従来型の施工における防水・防風シートとしても機
能する。そして、本発明においては、更に、構造用面材
(11)の補強材としても機能する。従って、また、防
湿材(13)は、施工時に雨水などによってもそれ自体
が湿潤化することのない非透湿性の積層板で構成され
る。
【0018】具体的には、防湿材(13)は、内外の防
湿シートの間にファイバーボードを積層してなる積層板
によって構成される。上記の防湿シートの概念にはフィ
ルムを含み、室外側の防湿シートとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のオレフィンの他、ポリ塩化ビニ
ル等の熱可塑性樹脂から成る約0.1〜1.0mmの厚
さの合成樹脂フィルムが使用される。室内側の防湿シー
トとしては、アルミニウム等の金属箔が使用される。フ
ァイバーボードは、長繊維を引き揃えて樹脂で成形した
薄板から成り、通常、繊維の方向の異なる薄板を複数枚
積層して構成される。そして、内外の防湿シートとファ
イバーボードは、ポリビニルアルコール等の耐水性接着
剤を使用して一体化される。斯かる積層板自体は、例え
ば、アンソニーインダストリー( SIMPLEX PRODUCTS DI
V., ANTHONY INDUSTRUES, INC, USA )社製の商品名
「サーモプライ」として入手可能である。
湿シートの間にファイバーボードを積層してなる積層板
によって構成される。上記の防湿シートの概念にはフィ
ルムを含み、室外側の防湿シートとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のオレフィンの他、ポリ塩化ビニ
ル等の熱可塑性樹脂から成る約0.1〜1.0mmの厚
さの合成樹脂フィルムが使用される。室内側の防湿シー
トとしては、アルミニウム等の金属箔が使用される。フ
ァイバーボードは、長繊維を引き揃えて樹脂で成形した
薄板から成り、通常、繊維の方向の異なる薄板を複数枚
積層して構成される。そして、内外の防湿シートとファ
イバーボードは、ポリビニルアルコール等の耐水性接着
剤を使用して一体化される。斯かる積層板自体は、例え
ば、アンソニーインダストリー( SIMPLEX PRODUCTS DI
V., ANTHONY INDUSTRUES, INC, USA )社製の商品名
「サーモプライ」として入手可能である。
【0019】構造用パネル(1A)において、構造用面
材(11)と内側の防湿材(12)の間には、当該防湿
材の構造用面材側の表面が室内側に後退した構造になさ
れることにより内側通気空間(14)が形成される。図
に例示した防湿材(12)は、構造用面材側の表面が凹
没した形状に形成される。すなわち、上記の防湿材(1
2)は、後述の間柱(17)等を配置するため、左右に
2分割された状態に形成され、防湿材(12)の各部位
は、構造用面材側の表面が凹没した形状に形成される。
材(11)と内側の防湿材(12)の間には、当該防湿
材の構造用面材側の表面が室内側に後退した構造になさ
れることにより内側通気空間(14)が形成される。図
に例示した防湿材(12)は、構造用面材側の表面が凹
没した形状に形成される。すなわち、上記の防湿材(1
2)は、後述の間柱(17)等を配置するため、左右に
2分割された状態に形成され、防湿材(12)の各部位
は、構造用面材側の表面が凹没した形状に形成される。
【0020】内側通気空間(14)は、構造用面材(1
1)と防湿材(12)自体の温度差による防湿材(1
2)表面の結露を防止するために設けられる。内側通気
空間(14)の隙間距離は、5〜20mm程度に設定さ
れる。なお、防湿材(12)の後退した構造は、内側通
気空間(14)を確保し得る限り、平板状の防湿材の室
外側表面に他のスペーサー部材を配置することによって
も構成できる。
1)と防湿材(12)自体の温度差による防湿材(1
2)表面の結露を防止するために設けられる。内側通気
空間(14)の隙間距離は、5〜20mm程度に設定さ
れる。なお、防湿材(12)の後退した構造は、内側通
気空間(14)を確保し得る限り、平板状の防湿材の室
外側表面に他のスペーサー部材を配置することによって
も構成できる。
【0021】また、構造用面材(11)と外側の防湿材
(13)の間には、当該防水材が縦胴縁(15)を介し
て構造用面材(11)に取り付けられることにより通気
空間(16)が形成される。構造用面材(11)に対す
る縦胴縁(15)の固定方法、および、縦胴縁(15)
に対する防湿材(13)の固定方法としては、通常の螺
子止め又は釘打ちによる固定方法が採用される。勿論、
各種の補強用金物や接着剤などを併用してもよい。上記
の通気空間(16)の隙間距離は、縦胴縁(15)の厚
さの調整により約10〜25mm程度に設定される。
(13)の間には、当該防水材が縦胴縁(15)を介し
て構造用面材(11)に取り付けられることにより通気
空間(16)が形成される。構造用面材(11)に対す
る縦胴縁(15)の固定方法、および、縦胴縁(15)
に対する防湿材(13)の固定方法としては、通常の螺
子止め又は釘打ちによる固定方法が採用される。勿論、
各種の補強用金物や接着剤などを併用してもよい。上記
の通気空間(16)の隙間距離は、縦胴縁(15)の厚
さの調整により約10〜25mm程度に設定される。
【0022】そして、構造用面材(11)の室内側およ
び室外側に形成された内側通気空間(14)と通気空間
(16)は、構造用面材(11)に設けられた貫通孔
(11c)によって連続している。貫通孔(11c)の
直径は、約10〜45mmとされ、通常、構造用面材
(11)に対する開口数は、1〜20個程度とされる。
これにより、内側通気空間(14)及び構造用面材(1
1)自体の湿潤化を防止できる。
び室外側に形成された内側通気空間(14)と通気空間
(16)は、構造用面材(11)に設けられた貫通孔
(11c)によって連続している。貫通孔(11c)の
直径は、約10〜45mmとされ、通常、構造用面材
(11)に対する開口数は、1〜20個程度とされる。
これにより、内側通気空間(14)及び構造用面材(1
1)自体の湿潤化を防止できる。
【0023】また、構造用パネル(1A)においては、
通気空間(16)における左右方向の通気状態を良好に
するため、外側の防湿材(13)と構造用面材(11)
の間に介装された縦胴縁(15)には、図5(a)に示
す様に、横方向に連続する切欠き(15c)が多数設け
られる。切欠き(15c)は、図中、縦胴縁(15)の
構造用面材側の表面に設けられているが、縦胴縁(1
5)の構造用面材側の表面または防水材側の表面の何れ
に設けられていてもよい。
通気空間(16)における左右方向の通気状態を良好に
するため、外側の防湿材(13)と構造用面材(11)
の間に介装された縦胴縁(15)には、図5(a)に示
す様に、横方向に連続する切欠き(15c)が多数設け
られる。切欠き(15c)は、図中、縦胴縁(15)の
構造用面材側の表面に設けられているが、縦胴縁(1
5)の構造用面材側の表面または防水材側の表面の何れ
に設けられていてもよい。
【0024】切欠き(15c)の深さは、縦胴縁(1
5)の強度を損なうことのない様に、縦胴縁(15)の
厚さの20〜50%程度とされ、切欠き(15c)の縦
方向の幅は、20〜40mm程度とされる。更に、図示
しないが、上記の切欠き(15c)は、縦胴縁(15)
に対して左右の外側通気空間(14)の空気の流通状態
を一層高めるため、傾斜した状態で形成されるのがより
好ましい。
5)の強度を損なうことのない様に、縦胴縁(15)の
厚さの20〜50%程度とされ、切欠き(15c)の縦
方向の幅は、20〜40mm程度とされる。更に、図示
しないが、上記の切欠き(15c)は、縦胴縁(15)
に対して左右の外側通気空間(14)の空気の流通状態
を一層高めるため、傾斜した状態で形成されるのがより
好ましい。
【0025】また、構造用パネル(1A)においては、
施工性を高めるため、内装施工に必須の部材を予め組み
付けておくのが好ましい。施工性を高める手段として、
構造用面材(11)の室内側表面には、内側の防湿材
(12)と共に間柱(17)が取り付けられる。間柱
(17)の断面寸法は、20〜40mm×80〜150
mm程度である。間柱(17)は、構造用面材(11)
に対して上記と同様の固定方法で取り付けられる。
施工性を高めるため、内装施工に必須の部材を予め組み
付けておくのが好ましい。施工性を高める手段として、
構造用面材(11)の室内側表面には、内側の防湿材
(12)と共に間柱(17)が取り付けられる。間柱
(17)の断面寸法は、20〜40mm×80〜150
mm程度である。間柱(17)は、構造用面材(11)
に対して上記と同様の固定方法で取り付けられる。
【0026】更に、施工性を高める他の手段として、内
側の防湿材(12)の室内側表面には、内装下地材とし
ての胴縁(18)が埋め込まれる。すなわち、防湿材
(12)の各部位の表面外縁側には、縦方向の溝が形成
されており、胴縁(18)は、前記の溝に嵌合する様に
なされている。胴縁(18)の断面寸法は、30〜40
mm×35〜45mm程度であり、胴縁(18)は、構
造用面材(11)に対し、防湿材(12)を介して螺子
止め又は釘固定される。
側の防湿材(12)の室内側表面には、内装下地材とし
ての胴縁(18)が埋め込まれる。すなわち、防湿材
(12)の各部位の表面外縁側には、縦方向の溝が形成
されており、胴縁(18)は、前記の溝に嵌合する様に
なされている。胴縁(18)の断面寸法は、30〜40
mm×35〜45mm程度であり、胴縁(18)は、構
造用面材(11)に対し、防湿材(12)を介して螺子
止め又は釘固定される。
【0027】施工性を高める更に他の手段として、内側
の防湿材(12)の上部の室内側表面には、内装下地材
としての廻縁(19)が埋め込まれる。廻縁(19)
は、通常、6〜12mm程度の合板を積層して構成され
る。防湿材(12)の各部位の表面上端側、間柱(1
7)の上端側および胴縁(18)の上端側には、それぞ
れ浅い切欠きが設けられており、廻縁(19)は、構造
用パネル(1A)の上部に嵌め込まれた状態で且つ螺子
止め又は釘固定により間柱(17)及び胴縁(18)に
取り付けられる。
の防湿材(12)の上部の室内側表面には、内装下地材
としての廻縁(19)が埋め込まれる。廻縁(19)
は、通常、6〜12mm程度の合板を積層して構成され
る。防湿材(12)の各部位の表面上端側、間柱(1
7)の上端側および胴縁(18)の上端側には、それぞ
れ浅い切欠きが設けられており、廻縁(19)は、構造
用パネル(1A)の上部に嵌め込まれた状態で且つ螺子
止め又は釘固定により間柱(17)及び胴縁(18)に
取り付けられる。
【0028】次に、上記の構造用パネル(1A)を使用
した本発明の建物について説明する。本発明の建物にお
いて、壁構成部(1)は、図4に示す様に、柱(10)
の間に構造用パネル(1A)を配置して構成される。構
造用パネル(1A)を柱(10)の間に配置した状態に
おいて、柱(10)の室外側表面には、構造用パネル
(1A)の構造用面材(11)の縁部が固定され、そし
て、柱(10)の室外側表面に相当する構造用面材(1
1)の縁部の室外側には、柱(10)の左右の構造用パ
ネル(1A)の各通気空間(16)を連続させる連結部
材(8)が挿入される。
した本発明の建物について説明する。本発明の建物にお
いて、壁構成部(1)は、図4に示す様に、柱(10)
の間に構造用パネル(1A)を配置して構成される。構
造用パネル(1A)を柱(10)の間に配置した状態に
おいて、柱(10)の室外側表面には、構造用パネル
(1A)の構造用面材(11)の縁部が固定され、そし
て、柱(10)の室外側表面に相当する構造用面材(1
1)の縁部の室外側には、柱(10)の左右の構造用パ
ネル(1A)の各通気空間(16)を連続させる連結部
材(8)が挿入される。
【0029】連結部材(8)は、図5(b)に示す様
に、柱(10)と略同一幅の縦胴縁(81)の室外側に
非透湿性の積層板から成る防水材(82)を取り付けて
構成される。縦胴縁(81)の厚さは、上記の縦胴縁
(15)の厚さと同一に設定される。防水材(82)
は、上記の防湿材(13)と同一の積層板によって構成
される。そして、縦胴縁(81)と防水材(82)は、
螺子止め若しくは釘打ちにより又はこれらに各種の補強
用金物や接着剤などを併用して固定される。
に、柱(10)と略同一幅の縦胴縁(81)の室外側に
非透湿性の積層板から成る防水材(82)を取り付けて
構成される。縦胴縁(81)の厚さは、上記の縦胴縁
(15)の厚さと同一に設定される。防水材(82)
は、上記の防湿材(13)と同一の積層板によって構成
される。そして、縦胴縁(81)と防水材(82)は、
螺子止め若しくは釘打ちにより又はこれらに各種の補強
用金物や接着剤などを併用して固定される。
【0030】更に、連結部材(8)の縦胴縁(81)の
柱側の表面または防水材側の表面には、横方向に連続す
る切欠き(81c)が多数設けられる。切欠き(81
c)は、上記の縦胴縁(15)の切欠き(15c)と同
様の深さ及び幅で形成される。そして、切欠き(81
c)は、図示しないが、左右の通気空間(16)の空気
の流れを高める観点から、上記と同様に。傾斜した構造
とされるのが一層好ましい。上記の連結部材(8)は、
螺子止め又は釘固定により構造用面材(11)の縁部を
介して柱(10)に取り付けられる。
柱側の表面または防水材側の表面には、横方向に連続す
る切欠き(81c)が多数設けられる。切欠き(81
c)は、上記の縦胴縁(15)の切欠き(15c)と同
様の深さ及び幅で形成される。そして、切欠き(81
c)は、図示しないが、左右の通気空間(16)の空気
の流れを高める観点から、上記と同様に。傾斜した構造
とされるのが一層好ましい。上記の連結部材(8)は、
螺子止め又は釘固定により構造用面材(11)の縁部を
介して柱(10)に取り付けられる。
【0031】図1に例示する建物は、いわゆる軸組パネ
ル工法による木造の2階建家屋である。壁構成部(1)
の1階部分を構成する構造用パネル(1A)は、床根太
(20)の上に立設される。1階を構成する構造用パネ
ル(1A)の構造用面材(11)の下端側は、床根太
(20)の外側面に固定され、同パネルの構造用面材
(11)の上端側は、頭繋ぎ及び2階床根太(50)の
外側面に固定される。また、壁構成部(1)の2階部分
を構成する構造用パネル(1A)は、2階床根太(4
3)の上に立設され、その構造用面材(11)の下端側
は、階床根太(50)の外側面に固定され、同パネルの
構造用面材(11)の上端側は、頭繋ぎ及び天井根太
(30)の外側面に固定される。
ル工法による木造の2階建家屋である。壁構成部(1)
の1階部分を構成する構造用パネル(1A)は、床根太
(20)の上に立設される。1階を構成する構造用パネ
ル(1A)の構造用面材(11)の下端側は、床根太
(20)の外側面に固定され、同パネルの構造用面材
(11)の上端側は、頭繋ぎ及び2階床根太(50)の
外側面に固定される。また、壁構成部(1)の2階部分
を構成する構造用パネル(1A)は、2階床根太(4
3)の上に立設され、その構造用面材(11)の下端側
は、階床根太(50)の外側面に固定され、同パネルの
構造用面材(11)の上端側は、頭繋ぎ及び天井根太
(30)の外側面に固定される。
【0032】1階部分と2階部分を仕切る2階床根太
(転び止め胴差し)(50)の外側には、当該根太を巻
き込む様に防湿材(12b)が配置される。防湿材(1
2b)の下端部は、1階の構造用パネル(1A)の防湿
材(12)の上端部に接続され、防湿材(12b)の上
端部は、2階の構造用パネル(1A)の防湿材(12)
の下端部に接続される。
(転び止め胴差し)(50)の外側には、当該根太を巻
き込む様に防湿材(12b)が配置される。防湿材(1
2b)の下端部は、1階の構造用パネル(1A)の防湿
材(12)の上端部に接続され、防湿材(12b)の上
端部は、2階の構造用パネル(1A)の防湿材(12)
の下端部に接続される。
【0033】防湿材(12b)としては、実質的に空気
中の水分(水蒸気)を透過しない限り、従来と同様の非
透湿性のシート等を使用することが出来る。具体的に
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィンの
他、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂から成るシートが
使用される。本発明において、防湿シートとはフィルム
を含み、その厚さは約0.1〜1.0mmとされる。な
お、防湿材(12b)の端部の接続においては、同質の
素材を繋ぎに使用してもよい。
中の水分(水蒸気)を透過しない限り、従来と同様の非
透湿性のシート等を使用することが出来る。具体的に
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィンの
他、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂から成るシートが
使用される。本発明において、防湿シートとはフィルム
を含み、その厚さは約0.1〜1.0mmとされる。な
お、防湿材(12b)の端部の接続においては、同質の
素材を繋ぎに使用してもよい。
【0034】また、2階床根太(50)の外周側には、
縦胴縁を介して下地板が付設されており、1階および2
階の構造用パネル(1A)の各外側の防湿材(13)の
上端部および下端部は、前記の下地板の表面に貼着され
た防湿シートを介在させて接続される。下地板に貼着さ
れる防湿シートは、防湿材(12b)と同様の非透湿性
のシートである。そして、1階の構造用パネル(1A)
の通気空間(16)と2階の構造用パネル(1A)の通
気空間(16)とは、2階床根太(50)の外周側にお
いて互いに連続している。
縦胴縁を介して下地板が付設されており、1階および2
階の構造用パネル(1A)の各外側の防湿材(13)の
上端部および下端部は、前記の下地板の表面に貼着され
た防湿シートを介在させて接続される。下地板に貼着さ
れる防湿シートは、防湿材(12b)と同様の非透湿性
のシートである。そして、1階の構造用パネル(1A)
の通気空間(16)と2階の構造用パネル(1A)の通
気空間(16)とは、2階床根太(50)の外周側にお
いて互いに連続している。
【0035】床構成部(2)は、概略、基礎(40)の
上部に配置された土台(41)及び床根太(20)、な
らびに、床根太(20)上面に配置された床下張り材の
下方の床下空間(26)から成る。また、床根太(2
0)の間には、断熱材が挿入される。床構成部(2)に
おいては、床下張り材の上面に上記の防湿材(12b)
と同様の防湿材(22)が付設され、斯かる防湿材(2
2)の端部は、1階の構造用パネル(1A)の防湿材
(12)の下端部に接続される。
上部に配置された土台(41)及び床根太(20)、な
らびに、床根太(20)上面に配置された床下張り材の
下方の床下空間(26)から成る。また、床根太(2
0)の間には、断熱材が挿入される。床構成部(2)に
おいては、床下張り材の上面に上記の防湿材(12b)
と同様の防湿材(22)が付設され、斯かる防湿材(2
2)の端部は、1階の構造用パネル(1A)の防湿材
(12)の下端部に接続される。
【0036】また、基礎(40)の内側に敷設された土
間の上面から基礎(40)の内側面および基礎(31)
の上端面に亘り、上記と同様の防湿材(23)が敷設さ
れる。床根太(20)の外周側には、縦胴縁を介して下
地板が付設されており、土間側の防湿材(23)の端部
は、斯かる下地板の外表面に伸長され、1階の構造用パ
ネル(1A)の外側の防湿材(13)下端部に接続され
る。
間の上面から基礎(40)の内側面および基礎(31)
の上端面に亘り、上記と同様の防湿材(23)が敷設さ
れる。床根太(20)の外周側には、縦胴縁を介して下
地板が付設されており、土間側の防湿材(23)の端部
は、斯かる下地板の外表面に伸長され、1階の構造用パ
ネル(1A)の外側の防湿材(13)下端部に接続され
る。
【0037】一方、基礎(40)と土台(41)の間に
は、通気用の間隙を有する通気スぺーサー(43)が適
宜のピッチで多数挿入されている。これにより、1階の
構造用パネル(1A)の通気空間(16)と、上記の防
湿材(22)、(23)によって仕切られた床構成部
(2)の床下空間(26)とは、通気スぺーサー(4
3)を介して互いに連続している。
は、通気用の間隙を有する通気スぺーサー(43)が適
宜のピッチで多数挿入されている。これにより、1階の
構造用パネル(1A)の通気空間(16)と、上記の防
湿材(22)、(23)によって仕切られた床構成部
(2)の床下空間(26)とは、通気スぺーサー(4
3)を介して互いに連続している。
【0038】天井構成部(3)は、概略、天井根太(3
0)、当該根太の上面に胴縁によって持ち上げた状態で
敷設された下地材、および、格子状に配置された天井根
太(30)の間の天井裏空間(36)から成り、また、
天井裏空間(36)には、断熱材が挿入される。断熱材
は、通常、天井根太(30)の下面に敷設される天井材
側に偏らせて挿入され、断熱材と天井根太(4)上面側
の下地材のと間に空間部が確保されている。
0)、当該根太の上面に胴縁によって持ち上げた状態で
敷設された下地材、および、格子状に配置された天井根
太(30)の間の天井裏空間(36)から成り、また、
天井裏空間(36)には、断熱材が挿入される。断熱材
は、通常、天井根太(30)の下面に敷設される天井材
側に偏らせて挿入され、断熱材と天井根太(4)上面側
の下地材のと間に空間部が確保されている。
【0039】天井根太(4)上方の下地材の上面には、
上記の防湿材(12b)と同様の防湿材(33)が敷設
される。天井根太(4)の外周側および頭繋ぎの外側に
は、縦胴縁を介して下地板が付設されており、防湿材
(33)の端部は、前記の下地板の表面に伸長され、2
階の構造用パネル(1A)の外側の防湿材(13)上端
部に接続される。
上記の防湿材(12b)と同様の防湿材(33)が敷設
される。天井根太(4)の外周側および頭繋ぎの外側に
は、縦胴縁を介して下地板が付設されており、防湿材
(33)の端部は、前記の下地板の表面に伸長され、2
階の構造用パネル(1A)の外側の防湿材(13)上端
部に接続される。
【0040】また、天井根太(4)の下面には、上記と
同様の防湿材(32)がが敷設される。防湿材(32)
の端部は、頭繋ぎの内側から回し込まれて2階の構造用
パネル(1A)の内側の防湿材(12)上端に接続され
る。これにより、2階の構造用パネル(1A)の通気空
間(16)と、上記の防湿材(32)、(33)によっ
て仕切られた天井構成部(3)の天井裏空間(36)と
は、天井根太(30)の外周側を介して互いに連続して
いる。
同様の防湿材(32)がが敷設される。防湿材(32)
の端部は、頭繋ぎの内側から回し込まれて2階の構造用
パネル(1A)の内側の防湿材(12)上端に接続され
る。これにより、2階の構造用パネル(1A)の通気空
間(16)と、上記の防湿材(32)、(33)によっ
て仕切られた天井構成部(3)の天井裏空間(36)と
は、天井根太(30)の外周側を介して互いに連続して
いる。
【0041】すなわち、図1に示す建物は、1階および
2階の各構造用パネル(1A)の連続する通気空間(1
6)に対し、床下空間(26)及び天井裏空間(36)
が連続させられることにより、躯体の外周側に一体的な
遮蔽空間(S)が形成される。しかも、遮蔽空間(S)
は、開閉可能に構成される。すなわち、遮蔽空間(S)
は、必要に応じて気密状態を保持し、あるいは、気密状
態を解除し得る様になされている。
2階の各構造用パネル(1A)の連続する通気空間(1
6)に対し、床下空間(26)及び天井裏空間(36)
が連続させられることにより、躯体の外周側に一体的な
遮蔽空間(S)が形成される。しかも、遮蔽空間(S)
は、開閉可能に構成される。すなわち、遮蔽空間(S)
は、必要に応じて気密状態を保持し、あるいは、気密状
態を解除し得る様になされている。
【0042】具体的には、床構成部(2)には、床下空
間(26)を開放する蓋機構(60)が基礎(40)に
付設される。また、天井構成部(3)には、天井裏空間
(36)を開放する蓋機構(60)が天井根太(30)
付設されており、天井裏空間(36)は、蓋機構(6
0)を開いた場合、小屋裏(59)を介して大気開放さ
れる様になされている。蓋機構(60)としては、通
常、エアシリンダー等で駆動する扉型の機構、エアシリ
ンダー等で進退する円盤によって円形開口部を開閉する
機構などの機械制御による機構が使用される。
間(26)を開放する蓋機構(60)が基礎(40)に
付設される。また、天井構成部(3)には、天井裏空間
(36)を開放する蓋機構(60)が天井根太(30)
付設されており、天井裏空間(36)は、蓋機構(6
0)を開いた場合、小屋裏(59)を介して大気開放さ
れる様になされている。蓋機構(60)としては、通
常、エアシリンダー等で駆動する扉型の機構、エアシリ
ンダー等で進退する円盤によって円形開口部を開閉する
機構などの機械制御による機構が使用される。
【0043】そして、遮蔽空間(S)は、除湿装置(6
1)によって除湿可能に構成される。除湿装置(61)
は、例えば、床下空間(26)に配置され、その排水路
は、床下空間(26)から屋外に至る様に設置される。
除湿装置(61)としては、遮蔽空間(S)全体の容積
に応じて選択する必要があるが、例えば、100m2程
度の延床面積を有する建物の場合は、50〜500cc
/hr.程度の除湿能力を備えた装置が使用される。斯
かる除湿装置(61)は、遮蔽空間(S)の内部を除湿
し得る配置である限り、建物の外部を含む何れの場所に
設置されていてもよい。
1)によって除湿可能に構成される。除湿装置(61)
は、例えば、床下空間(26)に配置され、その排水路
は、床下空間(26)から屋外に至る様に設置される。
除湿装置(61)としては、遮蔽空間(S)全体の容積
に応じて選択する必要があるが、例えば、100m2程
度の延床面積を有する建物の場合は、50〜500cc
/hr.程度の除湿能力を備えた装置が使用される。斯
かる除湿装置(61)は、遮蔽空間(S)の内部を除湿
し得る配置である限り、建物の外部を含む何れの場所に
設置されていてもよい。
【0044】次に、本発明の建物の機能を説明する。本
発明の建物においては、例えば、冬季の暖房によって室
温が外気温よりも高く設定された場合、床下空間(2
6)に通じる蓋機構(60)を開放すると共に、天井裏
空間(36)に通じる蓋機構(60)を開放し、遮蔽空
間(S)の内部に外気を導入する。その際、壁構成部
(1)を例に挙げると、構造用パネル(1A)の防湿材
(12)は、室内から遮蔽空間(S)としての通気空間
(16)への水分の透過を防止するため、通気空間(1
6)の水蒸気圧が室外と略同等に保持される。
発明の建物においては、例えば、冬季の暖房によって室
温が外気温よりも高く設定された場合、床下空間(2
6)に通じる蓋機構(60)を開放すると共に、天井裏
空間(36)に通じる蓋機構(60)を開放し、遮蔽空
間(S)の内部に外気を導入する。その際、壁構成部
(1)を例に挙げると、構造用パネル(1A)の防湿材
(12)は、室内から遮蔽空間(S)としての通気空間
(16)への水分の透過を防止するため、通気空間(1
6)の水蒸気圧が室外と略同等に保持される。
【0045】また、構造用パネル(1A)においては、
構造用面材(11)と防湿材(12)の間に形成された
内側通気空間(14)は、構造用面材(11)に設けら
れた貫通孔(11c)によって通気空間(16)に連続
している。従って、防湿材(12)表面の結露が防止さ
れ、かつ、構造用面材(11)自体の湿潤化が防止され
る。また、防湿材(12)そのものも非透湿性の成形体
によって構成されていため、湿潤化の虞がない。勿論、
室外と室内の温度差が大きい場合でも、断熱材としての
防湿材(12)による保温効果により、防湿材(12)
の室内側表面の結露が防止される。
構造用面材(11)と防湿材(12)の間に形成された
内側通気空間(14)は、構造用面材(11)に設けら
れた貫通孔(11c)によって通気空間(16)に連続
している。従って、防湿材(12)表面の結露が防止さ
れ、かつ、構造用面材(11)自体の湿潤化が防止され
る。また、防湿材(12)そのものも非透湿性の成形体
によって構成されていため、湿潤化の虞がない。勿論、
室外と室内の温度差が大きい場合でも、断熱材としての
防湿材(12)による保温効果により、防湿材(12)
の室内側表面の結露が防止される。
【0046】一方、例えば、夏季の冷房によって室温が
外気温よりも低く設定された場合には、床下空間(2
6)に通じる蓋機構(60)及び天井裏空間(36)に
通じる蓋機構(60)を閉止し、遮蔽空間(S)を気密
に保持する。そして、除湿装置(61)を駆動させ、遮
蔽空間(S)を除湿する。遮蔽空間(S)は、木材の腐
朽を防止する観点から、少なくとも80%以下の湿度に
維持する必要がある。
外気温よりも低く設定された場合には、床下空間(2
6)に通じる蓋機構(60)及び天井裏空間(36)に
通じる蓋機構(60)を閉止し、遮蔽空間(S)を気密
に保持する。そして、除湿装置(61)を駆動させ、遮
蔽空間(S)を除湿する。遮蔽空間(S)は、木材の腐
朽を防止する観点から、少なくとも80%以下の湿度に
維持する必要がある。
【0047】室内を低温に維持した場合、温度の高い室
外の方が室内よりも空気中の水蒸気圧(水分分圧)が高
くなる。しかしながら、各蓋機構(60)を閉じた場
合、例えば、壁構成部(1)において、外側の防湿材
(13)は、室外から遮蔽空間(S)としての通気空間
(16)への水分の透過を防止するため、通気空間(1
6)の水蒸気圧は低い状態に保持される。従って、構造
用パネル(1A)内部の構造用面材(11)等の湿潤化
が防止される。また、通気空間(16)と室内の温度差
が大きい場合でも、除湿装置(61)は、その除湿機能
により、遮蔽空間(S)に含まれる水蒸気量を低下させ
るため、防湿材(12)における温度勾配に拘わらず、
防湿材(12)表面での結露が防止される。
外の方が室内よりも空気中の水蒸気圧(水分分圧)が高
くなる。しかしながら、各蓋機構(60)を閉じた場
合、例えば、壁構成部(1)において、外側の防湿材
(13)は、室外から遮蔽空間(S)としての通気空間
(16)への水分の透過を防止するため、通気空間(1
6)の水蒸気圧は低い状態に保持される。従って、構造
用パネル(1A)内部の構造用面材(11)等の湿潤化
が防止される。また、通気空間(16)と室内の温度差
が大きい場合でも、除湿装置(61)は、その除湿機能
により、遮蔽空間(S)に含まれる水蒸気量を低下させ
るため、防湿材(12)における温度勾配に拘わらず、
防湿材(12)表面での結露が防止される。
【0048】上記の防湿機能は、壁構成部(1)だけで
なく、勿論、床構成部(2)及び天井構成部(3)につ
いても同様に発揮される。また、冬季、夏季を通じた季
節変動だけでなく、気象条件に追従し、そして、地域条
件に応じて発揮される。すなわち、本発明の建物によれ
ば、季節変動や地域性に拘わらず結露の発生がなく、断
熱材の劣化や木材の腐朽を防止することが出来、建物の
耐久性を一層向上させることが出来る。
なく、勿論、床構成部(2)及び天井構成部(3)につ
いても同様に発揮される。また、冬季、夏季を通じた季
節変動だけでなく、気象条件に追従し、そして、地域条
件に応じて発揮される。すなわち、本発明の建物によれ
ば、季節変動や地域性に拘わらず結露の発生がなく、断
熱材の劣化や木材の腐朽を防止することが出来、建物の
耐久性を一層向上させることが出来る。
【0049】また、壁構成部(1)の構造用パネル(1
A)においては、構造用面材(11)は、筋かいとして
機能し、積層板から成る防湿材(13)は、貫通孔(1
1c)が形成された構造用面材(11)を補強できるた
め、パネル全体として十分な耐力を発揮でき、耐震性に
も優れている。しかも、構造用パネル(1A)において
は、予め防湿材(13)及び(12)が付設されている
ため、施工時に防水・防風の養生を行う必要がなく、ま
た、内装側の施工時に防湿シートを貼る必要がないた
め、施工性を飛躍的に向上できる。
A)においては、構造用面材(11)は、筋かいとして
機能し、積層板から成る防湿材(13)は、貫通孔(1
1c)が形成された構造用面材(11)を補強できるた
め、パネル全体として十分な耐力を発揮でき、耐震性に
も優れている。しかも、構造用パネル(1A)において
は、予め防湿材(13)及び(12)が付設されている
ため、施工時に防水・防風の養生を行う必要がなく、ま
た、内装側の施工時に防湿シートを貼る必要がないた
め、施工性を飛躍的に向上できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る防湿構
造の建物によれば、壁構成部の通気空間、床構成部の床
下空間および天井構成部の天井裏空間が一体的な遮蔽空
間として形成され、遮蔽空間が開閉可能で且つ除湿可能
に構成されており、しかも、壁構成部の構造用パネルが
その特定の構成によって内側の防湿材表面の結露および
構造用面材自体の湿潤化が効果的に防止され、更に、断
熱材として機能する内側の防湿材自体が非透湿性の成形
体によって構成されているため、躯体の結露を確実に防
止できる。
造の建物によれば、壁構成部の通気空間、床構成部の床
下空間および天井構成部の天井裏空間が一体的な遮蔽空
間として形成され、遮蔽空間が開閉可能で且つ除湿可能
に構成されており、しかも、壁構成部の構造用パネルが
その特定の構成によって内側の防湿材表面の結露および
構造用面材自体の湿潤化が効果的に防止され、更に、断
熱材として機能する内側の防湿材自体が非透湿性の成形
体によって構成されているため、躯体の結露を確実に防
止できる。
【0051】そして、壁構成部の構造用パネルにおいて
は、パネル全体として十分な耐力を発揮でき、耐震性に
優れている。しかも、予め外側の防湿材および内側の防
湿材が付設されているため、施工時に防水・防風の養生
を行う必要がなく、また、室内側に防湿シートを貼る必
要がないため、施工性を飛躍的に向上できる。
は、パネル全体として十分な耐力を発揮でき、耐震性に
優れている。しかも、予め外側の防湿材および内側の防
湿材が付設されているため、施工時に防水・防風の養生
を行う必要がなく、また、室内側に防湿シートを貼る必
要がないため、施工性を飛躍的に向上できる。
【図1】本発明に係る防湿構造の建物の主要な構成を示
す要部の縦断面図
す要部の縦断面図
【図2】構造用パネルの基本構成を示す展開斜視図
【図3】構造用パネルの基本構成を示す水平断面図
【図4】壁構成部を示す水平断面図
【図5】構造用パネルおよび構造用パネルの施工に使用
される部材を示す斜視図
される部材を示す斜視図
1 :壁構成部 10 :柱 11 :構造用面材 11c:貫通孔 12 :断熱材 12b:防湿材 13 :防水材 14 :内側通気空間 15 :縦胴縁 15c:切欠き 16 :外側通気空間 17 :間柱 18 :胴縁 19 :廻縁 1A :構造用パネル 2 :床構成部 20 :床根太 22 :防湿材 23 :防湿材 26 :床下空間 3 :天井構成部 30 :天井根太 32 :防湿材 33 :防湿材 36 :天井裏空間 40 :基礎 41 :土台 43 :通気スペーサー 50 :2階床根太 60 :蓋機構 61 :除湿装置 7 :外装材 8 :連結部材 81 :縦胴縁 81c:切欠き 82 :防水材 S :遮蔽空間
Claims (7)
- 【請求項1】 内外の防湿材(12,13)で仕切られ
た通気空間(16)を有する壁構成部(1)と、内外の
防湿材(22,23)で仕切られた床下空間(26)を
有する床構成部(2)と、内外の防湿材(32,33)
で仕切られた天井裏空間(36)を有する天井構成部
(3)とを備え、かつ、通気空間(16)に対して床下
空間(26)及び天井裏空間(36)が連続させられる
ことにより躯体の外周側に一体的な遮蔽空間(S)が形
成され、しかも、遮蔽空間(S)が開閉可能で且つ除湿
装置(61)によって除湿可能に構成された防湿構造の
建物であって、壁構成部(1)が構造用パネル(1A)
によって構成され、構造用パネル(1A)は、筋かいと
して機能する構造用面材(11)と、当該構造用面材の
室内側に配置され且つ断熱材として機能する非透湿性の
発泡樹脂成形体から成る内側の防湿材(12)と、構造
用面材(11)の室外側に配置され且つ防水材として機
能する非透湿性の積層板から成る外側の防湿材(13)
とを含み、構造用面材(11)と内側の防湿材(12)
の間には、当該防湿材の構造用面材側の表面が室内側に
後退した構造になされることにより内側通気空間(1
4)が形成され、構造用面材(11)と外側の防湿材
(13)の間には、当該防湿材が縦胴縁(15)を介し
て構造用面材(11)に取り付けられることにより通気
空間(16)が形成され、かつ、内側通気空間(14)
と通気空間(16)は、構造用面材(11)に設けられ
た貫通孔(11c)によって連続していることを特徴と
する防湿構造の建物。 - 【請求項2】 外側の防湿材(13)が、内外の防湿シ
ートの間にファイバーボードを積層して成る積層板であ
る請求項1に記載の防湿構造の建物。 - 【請求項3】 外側の防湿材(13)と構造用面材(1
1)の間に介装された縦胴縁(15)の構造用面材側の
表面または防水材側の表面には、横方向に連続する切欠
き(15c)が多数設けられている請求項1又は2に記
載の防湿構造の建物。 - 【請求項4】 壁構成部(1)は、柱(10)の間に構
造用パネル(1A)を配置して構成され、柱(10)の
室外側表面には、構造用パネル(1A)の構造用面材
(11)の縁部が固定され、柱(10)の室外側表面に
相当する構造用面材(11)の縁部の室外側には、柱
(10)の左右の構造用パネル(1A)の各通気空間
(16)を連続させる連結部材(8)が挿入され、連結
部材(8)は、縦胴縁(81)の室外側に非透湿性の積
層板から成る防水材(82)を取り付けて成り、連結部
材(8)の縦胴縁(81)の柱側の表面または防水材側
の表面には、横方向に連続する切欠き(81c)が多数
設けられている請求項1〜3の何れかに記載の防湿構造
の建物。 - 【請求項5】 構造用面材(11)の室内側表面には、
内側の防湿材(12)と共に間柱(17)が取り付けら
れている請求項1〜4の何れかに記載の防湿構造の建
物。 - 【請求項6】 内側の防湿材(12)の室内側表面に
は、内装下地材としての胴縁(18)が埋め込まれてい
る請求項1〜5の何れかに記載の防湿構造の建物。 - 【請求項7】 内側の防湿材(12)の上部の室内側表
面には、内装下地材としての廻縁(19)が埋め込まれ
ている請求項6に記載の防湿構造の建物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10041398A JPH11280168A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 防湿構造の建物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10041398A JPH11280168A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 防湿構造の建物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280168A true JPH11280168A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14273304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10041398A Withdrawn JPH11280168A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 防湿構造の建物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11280168A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007224642A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 床下システム |
| JP2017031696A (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 東亜建設工業株式会社 | 冷蔵倉庫内部に常温室を形成する仕切り壁の構造 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10041398A patent/JPH11280168A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007224642A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 床下システム |
| JP2017031696A (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 東亜建設工業株式会社 | 冷蔵倉庫内部に常温室を形成する仕切り壁の構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |