JPH11280236A - ラップ式タイル及びその製造用型装置 - Google Patents

ラップ式タイル及びその製造用型装置

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JPH11280236A
JPH11280236A JP25894898A JP25894898A JPH11280236A JP H11280236 A JPH11280236 A JP H11280236A JP 25894898 A JP25894898 A JP 25894898A JP 25894898 A JP25894898 A JP 25894898A JP H11280236 A JPH11280236 A JP H11280236A
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tile
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Mitsuya Matsuo
三矢 松尾
Takeshi Yabuki
毅 藪木
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公夫 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法精度の高いラップ式タイル及び寸法精
度の高いラップ式タイルを効率的に製造することができ
る製造用型装置の提供。 【解決手段】面板部2の上端から背部側に屈曲させたリ
ブ3を備えると共に、面板部2の背部の下端には下段配
置のタイルのリブ3を覆うように位置可能な尾部を備え
たラップ式タイルであって、面板部2の背部の尾部4又
はリブ3のいずれか一方又は双方に凹部5を形成して成
形したラップ式タイル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスによって良
好に形成できるようにした乾式施工用のラップ式のタイ
ル及びその製造用型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の壁外装材として、ラップ式のリ
ブを一体に形成した押出し成形による乾式施工用のタイ
ルが従来から多用されている。このラップ式のタイル
は、壁面に縦方向に配列していく施工の際に、上段配置
のタイルの下端が下段配置のタイルの上端の前面に被さ
るような配列として横方向の目地が露出しないように
し、裏面側には壁面に設けた突起状物に係合する例えば
アリ足状の係合部を形成したものである。
【0003】乾式施工に用いるラップ式のタイルでは、
その縦方向の断面の肉厚が一様でないことから、上下一
対の型どうしによるプレス成形では、肉厚の相違に由来
して各断面における成形時の圧縮比が様々に変化してし
まう。このため、焼成後においても反りやバチ等の変形
を発生することがある。
【0004】このようなラップ式のタイル及びそのプレ
ス製造の分野での問題を解消しようとしたものとして、
例えば、特開平6−122112号公報、特開平4−2
60650号公報及び特願平8−320041号に記載
されたものがある。
【0005】特開平6−122112号公報に記載され
たものは、成形しようとするタイルの断面形状に合わせ
て下型を複数に分割してそれぞれを上型に対して移動可
能とし、プレスの際には全断面に亘って一様な圧縮比が
得られるようにしたものである。
【0006】また、特開平4−260650号公報に記
載されたものは、タイルの裏面に形成するアリ足状の突
起が良好に得られるようにすることを目的としたもので
あって、従来ではゴム製の型を利用していたのに代え
て、型をタイルの幅方向に引き抜ける型構造としたもの
である。
【0007】さらに、特願平8−320041号に記載
されたものは、ラップ式のタイルをプレス成形によって
効率的に、しかも焼成後の変形を伴うことなく良好な製
品が得られるようにすることを目的としたものであっ
て、面板部の上端から背部側に屈曲させたリブを備える
とともに、該リブの下方に連ねて係合部を形成し、さら
に前記面板部の背部の下端には下段配置のタイルのリブ
を覆うように位置可能な尾部を備えたラップ式のタイル
であって、前記リブの上端縁部分と前記尾部の下端縁部
分の圧縮比が同じとなる形状肉厚として成形したもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平6−
122112号公報に記載されているような下型を複数
に分割した型構造によるプレス成形では、一対の上型と
下型との組合せのプレスに比べると、1回のプレス成形
に要する時間がかなり長くなる。このため、乾式成形の
タイルとしての利点であったプレスによる短時間での多
量生産への対応ができなくなり、コスト面での障害が大
きい。
【0009】また、特開平4−260650号公報に記
載されているような型をタイルの幅方向にスライドさせ
て抜き取る成形方法では、タイルの裏面に設けるアリ足
状の突起を形成するのには都合がよい。しかしながら、
このような幅方向への型の抜き取りのためには、型のそ
れぞれに傾斜した稜線を形成することが必要となり、型
の構造がかなり複雑になる。また、幅方向に型を抜くた
めの設備が要求されるので、既存のタイル成形用の設備
がそのまま使えない場合もあり、設備面での障害も伴う
ことになる。
【0010】さらに、特願平8−260650号に記載
されているものは、従来のラップ式のタイル及びそのプ
レス成形における生産性や設備面で改善すべき問題を解
決するものであり、特殊な装置を付加することなく、乾
式プレス成形により、ラップ式タイルを製造することを
可能としている。しかしながら、この成形によっても、
原料や成形条件により、原料の流動性が高く、原料が移
動してしまうことにより、タイルの充填率のバランスが
悪くなり、タイルが反り、タイルが変形し、寸法精度が
悪くなる等、良好なタイル形状が得られない場合も生じ
ていた。
【0011】本発明は、寸法精度の高いラップ式タイル
及び寸法精度の高いラップ式タイルを効率的に製造する
ことができる製造用型装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、面板部の上端
から背部側に屈曲させたリブを備えると共に、前記面板
部の背部の下端には下段配置のタイルのリブを覆うよう
に位置可能な尾部を備えたラップ式タイルであって、前
記面板部の背部の尾部又はリブのいずれか一方に凹部を
形成して成形することを特徴とする。
【0013】なお、凹部は、面板部の背部の尾部及びリ
ブの双方に形成してもよい。
【0014】また、凹部は、面板部の背部の尾部又はリ
ブの端部以外の部分に設けてもよいし、面板部の尾部又
はリブの端部に設けてもよい。さらに、凹部を複数個設
けてもよい。また、前記凹部の背部から面板部へ向かう
面の立ち上がりの角度を90度よりも小さい角度として
もよい。また、前記凹部をタイルの長さ方向の中央に対
して対称に設けてもよい。
【0015】さらに、面板部のリブ又は尾部のいずれか
一方の幅方向の両端もしくはリブ及び尾部の幅方向の両
端を部分的に切除した側縁部を形成してもよい。そし
て、この側縁部の肉厚をリブの肉厚とほぼ等しくしても
よい。本発明の製造用型装置は、面板部の上端から背部
側に屈曲させたリブを備えると共にこのリブ下方に連ね
て係合部を形成し、更に前記面板部の背部の下端には下
段配置のタイルのリブに対して前方に位置可能な尾部を
備えたラップ式のタイルを製造するための型装置であっ
て、前記面板部及びリブの表面側を創成する第1の型
と、前記面板部の裏面の全体を創成する第2の型とを備
え、前記第2の型には、少なくとも前記尾部又はリブの
凹部を形成する箇所に対応する箇所に凹部を形成するた
めの突起部を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】タイルの面板部の背部の尾部又は
リブに凹部を設けるという簡単な構成を用いることのみ
により、タイル厚の厚い部分の圧縮比とタイル厚の薄い
部分の圧縮比の差を小さくすることが可能となり、タイ
ルの寸法精度を上げることができる。製造用型装置にお
いては、タイル裏面に凹部を形成するための突起部を設
けるという簡単な構成を用いることのみにより、寸法精
度の良好なタイルを効率的に成形することができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明のラップ式のタイルを正面側
から見た斜視図、図2は背面側から見た斜視図である。
【0018】図において、長方形の正面外郭形状を持つ
タイル1は、一様な平坦面として形成される面板部2、
面板部2の上端縁に沿って形成され裏面側に曲げられた
ラップ用のリブ3及び面板部2の下端側の裏面に尾部4
を有している。
【0019】図においては、タイル1の面板部2に形成
されたリブ3には、凹部5がリブ3の端部以外の部分に
連続して設けられている。この凹部5は、タイル1の成
形時の圧縮比を一定にするために設けられたものであ
り、凹部5を設けることにより、凹部5の部分のタイル
厚が薄くなり、圧縮比を大きくすることが可能となると
同時に、タイル1の原料のリブ3の長さ方向の中央部分
の移動を抑制することが可能となり、リブ3の長さ方向
の中央部の充填率を向上させるため、加圧スピードや原
料の流動性の違いによる、タイル1上辺の凹反りを解消
することが可能となる。また、タイル1上辺の凸反りを
解消するためには凹部5を外した部分に凹部5を形成す
ればよい。
【0020】図3は、従来の製造用型装置を模式的に示
したものである。従来の製造用型装置においては、面板
部2及びリブ3の表面側を創成する第1の型である上型
が下降する際に、原料の流動性が高いと原料が矢印方向
に向かって移動してしまうおそれがあった。このため、
タイルの原料の充填率が部分によって異なることとな
り、タイルに凹反りが生じる等、タイルの寸法精度が悪
くなることがあった。
【0021】図4は、本発明の製造用型装置を模式的に
示したものであり、面板部2の裏面を創成する第2の型
である下型に突起部6を設けることにより、タイル1の
原料の流動性が高い場合においても、突起部6により原
料の移動を防止することが可能となる。このため、タイ
ルの原料の充填率は均一となり、寸法精度の高いタイル
を効率的に製造することが可能となる。
【0022】なお、上記実施例においては、リブ3に連
続的に設けられた凹部5について、説明をしたが、凹部
5を設ける箇所は、リブ3に限定されるものではない。
また、凹部5の形状も連続的な形状に限定されるもので
はなく、断続的に形成したり、且つ大きさ、深さに変化
を加えてもよい。
【0023】図5は、本発明の他の実施例について示し
たものである。この実施例においては、凹部5は、タイ
ル1の面板部2の裏面に形成された尾部4に設けられて
いる。そして、本実施例における凹部5の形状は、長手
方向に設けられた複数の凹部からなっている。このよう
な凹部5を形成することによっても、凹部5の部分のタ
イル厚が薄くなり、圧縮比を大きくすることが可能とな
ると同時にタイルの原料の移動を防止することが可能と
なり、尾部4の長さ方向の中央部の充填率を向上させ、
タイル1下辺の凹反りを解消することが可能となる。ま
た、複数の凹部とすることにより、凹部とならない尾部
を有することができるため、連続的な凹部を設けた形状
にくらべて、タイル尾部の焼成時のタレ変形を防止する
ことが可能となる。
【0024】図6は、本発明の更に他の実施例について
示したものである。この実施例においては、タイル1の
面板部2の裏面に形成された尾部4に設けられた凹部5
の形状は、上記の実施例と同様であるが、尾部4の長さ
方向の両端に部分的に切除した側縁部7を形成してい
る。
【0025】また、図7は本発明の更に他の実施例につ
いて示したものである。この実施例においては、図6に
示す実施例と同様、尾部4の長さ方向の両端を部分的に
切除し、加えてリブ3の長さ方向の両端を部分的に切除
し、さらにリブ部3及び尾部4との間の領域に含まれる
部分の長さ方向の両端を面板部の肉厚よりも薄くなるよ
うに背面の肉を削った側縁部7を形成している。側縁部
7を設けることにより、タイルの側辺の変形を防止させ
るようにタイル側部の圧縮比の調整が可能となり、寸法
精度の高いタイルを製造することが可能となる。
【0026】このように、本発明においては、凹部5の
形状、数、設ける位置については、何の限定もなく、タ
イルの圧縮比を調整が可能なるもの、又はタイルの原料
の移動を防止することが可能となるものであればよい。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、タイルの裏面に形成
されたリブ又は尾部の一方又は双方に凹部を設けるとい
う簡単な構成を用いることにより、タイルの原料の充填
率を均一とすることが可能となり、タイルの変形を防止
すること、タイルの寸法精度を高くすることが可能とな
る。
【0028】なお、本発明における凹部は、タイルの裏
面の形状を変更するのみで形成されるため、タイル表面
の意匠には影響を及ぼすことなく、タイルの寸法精度を
高くすることが可能となる。
【0029】更に、本発明の製造用型装置は、従来の製
造用型装置の一部に突起部を付加する簡単な構成を用い
ることにより、寸法精度の高いタイルを効率的に製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラップ式タイルの一実施例を正面か
ら見た斜視図である。
【図2】 上記実施例を背面から見た斜視図である。
【図3】 従来の製造用型装置の模式図である。
【図4】 本発明の製造用型装置の模式図である。
【図5】 ラップ式タイルの他の実施例を示した斜視図
である。
【図6】 本発明のラップ式タイルの更に他の実施例を
示した斜視図である。
【図7】 本発明のラップ式タイルの更に他の実施例を
示した斜視図である。
【符号の説明】
1:タイル 2:面板部 3:リブ 4:尾部 5:凹部 6:突起部 7:側縁部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面板部の上端から背部側に屈曲させたリ
    ブを備えると共に、前記面板部の背部の下端には下段配
    置のタイルのリブを覆うように位置可能な尾部を備えた
    ラップ式タイルにおいて、前記面板部の背部の尾部又は
    リブのいずれか一方に凹部を形成したことを特徴とする
    ラップ式タイル。
  2. 【請求項2】 面板部の上端から背部側に屈曲させたリ
    ブを備えると共に、更に前記面板部の背部の下端には下
    段配置のタイルのリブを覆うように位置可能な尾部を備
    えたラップ式タイルにおいて、前記面板部の背部の尾部
    及びリブに凹部を形成したことを特徴とするラップ式タ
    イル。
  3. 【請求項3】 尾部又はリブの端部以外の部分に凹部を
    設けることを特徴とする請求項1又は2に記載のラップ
    式タイル。
  4. 【請求項4】 尾部又はリブの端部に凹部を設けること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のラップ式タイル。
  5. 【請求項5】 2つ以上の凹部を設けることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のラップ式タイル。
  6. 【請求項6】 前記凹部の背部から面板部へ向かう面の
    立ち上がりの角度を90度よりも小さい角度とすること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のラップ式タイル。
  7. 【請求項7】 前記凹部をタイルの長さ方向の中央に対
    して対称に設けたことを特徴とする請求項1から請求項
    6のいずれかに記載のラップ式タイル。
  8. 【請求項8】 リブ及び尾部のいずれか一方の長さ方向
    の両端もしくはリブ及び尾部の長さ方向の両端を部分的
    に切除した側縁部を形成することを特徴とする請求項1
    から請求項7のいずれかに記載のラップ式タイル。
  9. 【請求項9】 前記リブ及び尾部との間の領域に含まれ
    る部分の長さ方向の両端の背面の肉を削って前記面板部
    の肉厚よりも薄くしてなる側縁部を形成したことを特徴
    とする請求項1〜8項のいずれかに記載のラップ式タイ
    ル。
  10. 【請求項10】 前記側縁部の肉厚を前記リブの肉厚と
    ほぼ等しくすることを特徴とする請求項9記載のタイ
    ル。
  11. 【請求項11】 面板部の上端から背部側に屈曲させた
    リブを備えると共に、更に前記面板部の背部の下端には
    下段配置のタイルのリブに対して前方に位置可能な尾部
    を備えたラップ式のタイルを製造するための型装置であ
    って、前記面板部及びリブの表面側を創成する第1の型
    と、前記面板部の裏面の全体を創成する第2の型とを備
    え、前記第2の型には、少なくとも前記尾部又はリブの
    凹部を形成する箇所に対応する箇所に凹部を形成するた
    めの突起部を備えることを特徴とするラップ式タイルの
    製造用型装置。
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