JPH11280390A - トンネル用セグメントの連結部 - Google Patents
トンネル用セグメントの連結部Info
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- JPH11280390A JPH11280390A JP10086140A JP8614098A JPH11280390A JP H11280390 A JPH11280390 A JP H11280390A JP 10086140 A JP10086140 A JP 10086140A JP 8614098 A JP8614098 A JP 8614098A JP H11280390 A JPH11280390 A JP H11280390A
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Abstract
業が容易で、所定の締結力を発生させることのできるト
ンネル用セグメントの連結部を提供する。 【解決手段】 既設の第1セグメント本体S1に第2セ
グメント本体S2をトンネル周方向Xに連結すべく、第
2セグメント本体S2の第2連結部R2を第1セグメン
ト本体S1の第1連結部R1に対してトンネル長手方向
Yに手前側から奥側に押し込み、互いに引付け連結する
トンネル用セグメントの連結部であって、共に第2セグ
メント本体S2の押込み方向yに対してトンネル周方向
Xに傾斜し、互いに係合自在な係合面5と被係合面2と
を第2連結部R2と第1連結部R1に振り分けて形成
し、第2セグメント本体S2の押込み前に、係合面5及
び被係合面2のうち少なくとも一方をトンネル周方向X
で位置調節可能な位置調節手段Aを備えている。
Description
セグメント本体の第1突合せ面に対して第2セグメント
本体の第2突合せ面を当接させた状態で、第1セグメン
ト本体と第2セグメント本体とをトンネル周方向に連結
してトンネル壁を構築すべく、前記第1突合せ面の近傍
に第1連結部を設け、前記第2突合せ面の近傍に第2連
結部を設け、前記第1セグメント本体に対して第2セグ
メント本体をトンネル長手方向に沿って手前側から奥側
に押し込むことで、前記第1連結部と前記第2連結部と
が係合して互いに引付け合い、前記第1セグメント本体
と前記第2セグメント本体とを連結するトンネル用セグ
メントの連結部に関する。
連結部は、特に、トンネル周方向に隣接するトンネル用
セグメント本体どうしを連結するために用いられるもの
であり、トンネル用セグメント本体の端部に形成した突
合せ面どうしを突き合わせて順次連結していく場合に、
双方の突合せ面においてトンネルの長手方向に沿った両
端部に形成した二箇所のアリ溝部に亘って連結具を挿入
し、双方のトンネル用セグメント本体を引付け連結する
ものである。 前記連結具は、例えば一対の拡大縁部を
平板状の胴部で連結した略矩形状の部材であり、夫々の
拡大縁部を、双方のアリ溝部に挿入して用いる。ここ
で、トンネル周方向に隣接する二つのトンネル用セグメ
ント本体のうち、先に構築されるものを第1セグメント
本体とし、後から構築されるものを第2セグメント本体
とする。また、前記セグメント本体の突合せ面に設けた
二箇所のアリ溝部については、第2セグメント本体の押
込方向に沿った奥側を奥側アリ溝部とし、手前側を手前
側アリ溝部とする。従来においては、例えば、図7に示
すごとく、第1セグメント本体S1の奥側アリ溝部M1
aに奥側連結具Gaを備えると共に、第2セグメント本
体S2の手前側アリ溝部M2bにも手前側連結具Gbを
備え、押込み手段Jを用いて第2セグメント本体S2を
押し込む際に、奥側連結具Gaに対する第2セグメント
本体S2の奥側アリ溝部M2aの押込みと、第1セグメ
ント本体S1の手前側アリ溝部M1bに対する手前側連
結具Gbの押込みとを同時に行うことがあった。この場
合、第2セグメント本体S2の奥側アリ溝部M2aに対
する奥側連結具Gaの挿入方向と、第1セグメント本体
S1の手前側アリ溝部M1bに対する手前側連結具Gb
の挿入方向とが対向しており、何れ連結具もトンネル長
手方向Yにおけるセグメント本体の端面からセグメント
本体の中央側に挿入するものであった。
込み方式によって第1セグメント本体S1と第2セグメ
ント本体S2とを連結する場合には次のような問題があ
った。
アリ溝部M2bに取付けた手前側連結具Gbを確実に押
し込むためには、第2セグメント本体S2に押込み力を
作用させる押込み手段Jの位置を、前記第2セグメント
本体S2の押込みと、第2セグメント本体S2の手前側
アリ溝部M2bに設けた連結具Gbの押込みとを同時に
行える位置に設定する必要があった。仮に、第2セグメ
ント本体S2のみを押し込んだ場合には、前記連結具G
bが前記手前側アリ溝部M2bの外部に取り残されるこ
とになってしまう。よって、前記押込み手段Jが専用の
装置でない場合や、例えば押込み手段Jを設けた装置が
トンネルシールドであって、当該トンネルシールドがト
ンネル周方向Xに回転した場合等には、前記押込み手段
Jが前記連結具Gbを押し込めない位置に移動すること
があり、前記連結具Gbの押込みが不十分なものとなっ
て、連結部の性能が損なわれることがあった。
とで構成する場合には、連結具G及びアリ溝部Mに対し
て所定の加工精度が要求される。例えば、連結具Gの双
方の拡大縁部20どうしの間隔が、対向するアリ溝部M
どうしの間隔よりも狭い場合には、連結具Gを十分に挿
入することが困難となるし、逆に、対向するアリ溝部M
どうしの間隔よりも広い場合には、第1セグメント本体
S1と第2セグメント本体S2とを十分に引き付けるこ
とが困難となる。このため、第1セグメント本体S1と
第2セグメント本体S2とを所定の引付け力を発生させ
た状態で連結すべく連結具G等の精度を高めようとする
と、それら連結具G等の製作が非常に手間の掛かるもの
となっていた。
リ溝部Mを第1セグメント本体S1と第2セグメント本
体S2との双方に形成しておく必要があったから、その
分だけ第1・第2セグメント本体S1,S2の重量が増
加し、材料コストあるいは運搬コストが増加するという
不都合も生じていた。
点を解消し、連結部の加工およびセグメント本体の連結
作業が容易で、所定の締結力を発生させることのできる
トンネル用セグメントの連結部を提供することにある。
成するための本発明に係るトンネル用セグメントの連結
部は、請求項1に記載したごとく、共に前記第2セグメ
ント本体の押込み方向に対して前記トンネル周方向に傾
斜しており、互いに係合自在な係合面と被係合面とを、
前記第2連結部と前記第1連結部に振り分けて形成し、
前記第2セグメント本体の押込みに先立って、前記係合
面および前記被係合面のうち少なくとも一方を前記トン
ネル周方向に沿った方向に位置調節可能な位置調節手段
を備えた点に特徴を有する。 (作用・効果)本構成のごとく、位置調節手段を備えて
おけば、第2セグメント本体の押し込みに先立って係合
面と第2突合せ面との距離を調節しておくことができる
から、第1セグメント本体あるいは第2セグメント本体
等に製作誤差が存在しても前記位置調節手段によって、
これら製作誤差の影響をなくすことができ、所定の引付
け力を確実に発生させることができる。
の連結部は、請求項2に記載したごとく、前記係合面
を、前記第2セグメント本体にボルト部材を介して支持
された係合片に設け、前記位置調節手段を、当該ボルト
部材と、当該ボルト部材の一方側に螺合させたナット部
材とで構成することができる。 (作用・効果)このように、係合片を、ボルト部材とナ
ット部材とで支持するものであれば、第2連結部を極め
て簡単な構成にすることができ、その加工も容易とな
る。また、本構成であれば、従来のごとく、セグメント
本体にアリ溝部を形成する必要がないため、セグメント
本体を軽量化することができる。さらに、本構成のごと
くボルト部材とナット部材とを用いるものであれば、第
2セグメント本体の押し込みが完了した後も、第1ナッ
ト部材あるいは第2ナット部材を回転させることで係合
面と被係合面との引付け力を増すことができるため、長
期にわたってトンネル用セグメントの連結部を適切な状
態に維持することができる。
の連結部は、請求項3に記載したごとく、前記被係合面
が、前記第1セグメント本体に対して前記押込み方向に
移動自在となるよう前記第1連結部に設けられた楔部材
に形成されており、前記押込み方向に沿った前記楔部材
の両端部のうち一方の端部に、前記押込み方向に沿う圧
縮力を受けて変形する変形部材を設け、前記係合片の係
合面と前記楔部材の被係合面とが引付け合う際に、前記
楔部材が前記押込み方向に沿って移動し、前記変形部材
が前記第1連結部に設けた接当部に当接して、当該接当
部から一定以上の荷重を受けて変形可能となるよう構成
することができる。 (作用・効果)本構成のごとく変形部材を備えた楔部材
設けておけば、仮に、第2突合せ面と係合面との間隔の
調節が不十分な場合でも、前記楔部材の移動によって第
1突合せ面と被係合面との厚みが調節されるから、係合
面と被係合面との間に常に一定の引付け力を発生させる
ことができる。よって、第1セグメント本体と第2セグ
メント本体との連結をより確実に行うことができる。
の連結部は、請求項4に記載したごとく、前記第1連結
部に、前記トンネルの径方向に隣接する一対の前記被係
合面を設け、前記第2連結部に、前記トンネルの径方向
に隣接する一対の前記係合面を設けて構成することがで
きる。 (作用・効果)本構成のごとく、被係合面と係合面とを
夫々二箇所ずつに設けておけば、第1セグメント本体と
第2セグメント本体との間に作用する曲げ力に有効に対
抗することができ、連結部を強固に形成することができ
る。
づいて説明する。 (概要)本発明のトンネル用セグメントの連結部の概要
を図1に示す。本実施形態では、既に構築が終了した第
1セグメント本体S1に対し、第2セグメント本体S2
をトンネル周方向Xに隣接させて連結する例を示す。本
実施形態においては、第1セグメント本体S1および第
2セグメント本体S2がダクタイルセグメントである例
を示す。ただし、本発明に係る連結部は、この他に、例
えばダクタイルセグメントあるいはコンクリートセグメ
ントに対しても適用可能である。
2セグメント本体S2は、第1セグメント本体S1の第
1突合せ面F1と第2セグメント本体S2の第2突合せ
面F2どうしを当接した状態で連結される。このうち、
第1突合せ面F1の近傍には第1連結部R1を設け、第
2突合せ面F2の近傍には第2連結部R2を設けてあ
る。第1セグメント本体S1と第2セグメント本体S2
とは、前記第1突合せ面F1に前記第2突合せ面F2を
近接させ、かつ、前記第2セグメント本体S2をトンネ
ルの長手方向Yに沿って奥側に押し込むことで連結させ
ることができる。この場合、前記第1連結部R1と前記
第2連結部R2とが係合して互いに引き付け合うこと
で、前記第1セグメント本体S1と前記第2セグメント
本体S2との連結が行われる。
ち、トンネル長手方向Yに沿った両端部近傍には夫々第
1連結部R1を設けてある。当該第1連結部R1は、図
1に示すごとく、トンネル長手方向Yに沿って前記第1
突合せ面F1に形成したスリット1と、当該スリット1
の両側に形成した被係合面2とで構成してある。当該ス
リット1は、第1セグメント本体S1の端面のうち前記
トンネルの長手方向Yに沿って両端部にある端面に通じ
ている。尚、この場合の前記被係合面2は前記第1突合
せ面F1の裏側に位置する。また、当該被係合面2は、
前記第2セグメント本体S2の押込み方向yに対して前
記トンネル周方向Xに傾斜している。つまり、第1突合
せ面F1と被係合面2との間の厚みが、前記押込み方向
yの奥側ほど厚く構成してある。
イルセグメントであるから、このようなスリット1や傾
斜した被係合面2は鋳造時に簡単に形成することができ
る。よって、第1連結部R1の加工を極めて簡単に行う
ことができ、従来のアリ溝部を形成していた場合と比べ
て、セグメント本体の重量も低減させることができる。
く、前記第2連結部R2は、前記第2突合せ面F2から
ボルト部材3を突出させて設けておき、当該ボルト部材
3に係合片4を取り付けて構成してある。当該係合片4
には、前記被係合面2と係合可能な係合面5を設けてあ
る。前記ボルト部材3は、具体的には、前記第2突合せ
面F2を形成する第2セグメント本体S2の端部S2a
を貫通して取り付けてある。当該端部S2aに形成した
貫通孔6は、単なる孔部であり、雌ねじ部等は形成して
いない。よって、当該貫通孔6に挿通したボルト部材3
は、前記第1突合せ面F1の裏側で第1ナット部材7を
螺合させてある。ただし、この場合には、前記貫通孔6
の内径は、前記ボルト部材3の外径と略同様に形成して
おく。仮に、ボルト部材3の外径に対して前記貫通孔6
の内径が大き過ぎる場合には、前記第2セグメント本体
S2を押し込む際に、前記ボルト部材3及び前記係合片
4が押込み方向yの後方に倒れて、適切な押し込み操作
が行えなくなるからである。前記ボルト部材3のもう一
方の端部は、前記係合片4を貫通しており、突出した当
該端部には第2ナット部材8を螺合させてある。本実施
形態においては、前記ボルト部材3、および、前記第1
ナット部材7、前記第2ナット部材8、前記係合片4と
で位置調節手段Aを構成している。つまり、前記第1ナ
ット部材7と当該第2ナット部材8とを操作すること
で、前記第1突合せ面F1と前記係合面5との間隔を調
節するのである。当該位置調節手段Aによって、係合面
5と被係合面2との引き付け程度を適切に設定すること
ができる。本構成であれば、セグメント本体を鋳造する
際に前記貫通孔6を併せて形成することができ、ボルト
部材3は、量産品を使用することができるため、第2連
結部R2を極めて簡単に構成することができる。尚、本
実施形態では、ボルト部材3を両切ボルトで構成した
が、通常のボルト頭部を有するものであっても勿論差し
支えない。
ボルト部材3で支持する。夫々のボルト部材3に係る第
1ナット部材7及び第2ナット部材8の位置調節は、前
記被係合面2と第1突合せ面F1との厚みに応じて適宜
設定する。例えば、係合面5と第2突合せ面F2との間
隔を前記被係合面2と第1突合せ面F1との間隔よりも
僅かに狭く設定しておくことで、第2セグメント本体S
2を押し込んだ際に所定の引付け力が発生させることが
できる。
めて簡単なものであり、その加工も容易である。そし
て、第2セグメント本体S2の押し込みに先立って係合
面5と第2突合せ面F2との距離を調節することができ
るから、第1セグメント本体S1あるいは第2セグメン
ト本体S2、係合片4等に製作誤差が存在しても前記位
置調節手段Aによって、これら製作誤差の影響をなくす
ことができ、所定の引付け力を発生させることができ
る。また、本構成であれば、前記第2セグメント本体S
2の押し込みが完了した後も、第1ナット部材7あるい
は第2ナット部材8を回転させることで係合面5と被係
合面2との引付け力を増すことができるため、長期にわ
たってトンネル用セグメントの連結部を適切な状態に維
持することができることとなる。さらに、本構成であれ
ば、第1セグメント本体S1の場合と同様に第2セグメ
ント本体S2にアリ溝部を形成する必要がなくなるから
第2セグメント本体S2の重量を軽減することができ
る。
係合片4の手前側端部が第2セグメント本体S2の端部
よりも押込み方向yの奥側に引退するように第2セグメ
ント本体S2に取り付けてある。よって、第2セグメン
ト本体S2を例えばトンネルシールドによって押し込む
場合に、トンネルシールドの押込み手段Jによって押圧
されるのは、第2セグメント本体S2の端面のうちトン
ネル掘削方向前方に面した端面のみとなって、係合片4
の位置を考慮する必要がなくなる。この結果、前記押込
み手段の位置が制限されることがなくなって、従来の連
結部を設けていた場合よりも押込み作業を簡単にするこ
とができる。
メント本体S1に対して前記第2セグメント本体S2を
押し込む際には、前記被係合面2に前記係合面5が当接
するように第2セグメント本体S2を第1セグメント本
体S1に近接させる。このとき、前記ボルト部材3が第
1連結部R1のスリット1に挿入するように位置決めす
る。つまり、第2セグメント本体S2を押し込む際に
は、ボルト部材3がスリット1に挿入されたあとは当該
スリット1が案内部ととなって第2セグメント本体S2
の押込みを円滑に行うことができる。第2セグメント本
体S2の押込みを完了した後には、前記第1ナット部材
7あるいは前記第2ナット部材8の締結具合をトルクレ
ンチ等を用いて確認し、仮に締結具合が弱い場合には、
所定の締結力を発揮するように前記第1ナット部材7あ
るいは前記第2ナット部材8を増し締めしておく。
ネル用セグメントの連結部であれば、第1連結部R1お
よび第2連結部R2を極めて容易に作製することがで
き、第1セグメント本体S1および第2セグメント本体
S2の重量を軽量化することができる。また、第2セグ
メント本体S2を押し込めば、前記係合片4も押し込ま
れるから、第2セグメント本体S2を押し込む際の押し
込み位置が特に限定されず、押し込み操作が簡便なもの
となる。さらに、第1連結部R1及び第2連結部R2の
作製誤差に拘わらず、第2セグメント本体S2の押込み
に際して予め係合面5の位置を調節することができるた
め、第1セグメント本体S1と第2セグメント本体S2
との間に所期の引付け力を発生させることができる。し
かも、第2セグメント本体S2の押込みが終了したあと
においても、第1セグメント本体S1と第2セグメント
本体S2との引付け力を調節することが可能であるた
め、両者の連結状態を長期に亘って適切に維持すること
ができる。
れるものではなく、例えは、前記ボルト部材3の端部を
前記第2セグメント本体S2の端部S2aに螺合させて
おき、ボルト部材3のもう一方の端部を係合片4に貫通
させたのち当該端部にのみ第2ナット部材8を取り付け
るものであってもよいし、この逆に、ボルト部材3の端
部を係合片4に直接螺合させておき、前記第2セグメン
ト本体S2の端部S2aに貫通させボルト部材3の端部
にのみ第1ナット部材7を螺合させるものであってもよ
い。これらの構成であれば、第2セグメント本体S2の
端部S2aあるいは係合片4に雌ねじ部を形成しておく
必要があるが、ボルト部材3の一方の端部が、ボルト部
材3の端部あるいは係合片4と一体化するから、係合片
4の姿勢が安定する。特に前者の場合には、第2セグメ
ント本体S2の押し込みに際してボルト部材3が倒れる
ことがなく、係合面5と被係合面2との係合を円滑に行
うことができる。
の被係合面2を第1セグメント本体S1と一体的に構成
したが、図3および図4に示すごとく、前記第1セグメ
ント本体S1に対して前記押込み方向yに移動自在であ
る楔部材9を第1連結部R1に設けて構成することがで
きる。この場合には、前記被係合面2を当該楔部材9に
形成する。前記楔部材9は、図3に示すごとく、略U字
状を呈しており、Uの字の下側部分ほど厚く構成してあ
る。さらに、Uの字の下側部分の端面には、略円筒状で
あって、圧縮力を受けて屈曲変形自在な変形部材10を
取り付けてある。当該変形部材10の取付けは、例えば
図4に示すごとく楔部材9に取付孔部11を形成してお
いて当該取付孔部11に嵌入固定する。また、接着剤等
を用いて楔部材9に接着固定するものであってもよい。
本別実施形態は、このような楔部材9を用いることで、
第1セグメント本体S1と第2セグメント本体S2との
引付け力をより正確に設定しようとするものである。
本体S2の押し込みに際して前記係合片4の係合面5と
前記楔部材9の被係合面2とが引付け合い、前記楔部材
9が前記押込み方向yに沿って移動する。このために
は、前記係合面5と第2突合せ面F2との間隔に対し
て、前記第1突合せ面F1と前記被係合面2との距離が
大きくなるように、楔部材9を第1連結部R1に取り付
けておく。当該取付に際しては、例えば、接着剤を用い
て楔部材9を第1セグメント本体S1に仮付けしておく
とよい。図4に当該楔部材9の動作態様を示す。第2セ
グメント本体S2の押し込みにより、係合面5と被係合
面2とが当接すると、楔部材9は押込み方向yに沿って
奥側に移動する。前記第1連結部R1には前記変形部材
10が当接可能な接当部12を設けてあり、前記楔部材
9は、当該接当部12に当接した状態で一旦停止する。
この状態が図4(イ)である。この状態では、第2セグ
メント本体S2の押込みは未だ終了していない。この状
態からさらに第2セグメント本体S2を押し込むと、楔
部材9は静止したまま係合片4が押し込まれる。この
時、変形部材10は押込み方向yに圧縮力を受けるが、
この圧縮力は変形部材10に弾性変形を生じさせる程度
のものであるから、変形部材10は殆ど静止しているよ
うにみえる。そして、第2セグメントをさらに押し込む
と、前記楔部材9に対して押込み方向yに作用する力が
増大し、この力が変形部材10の弾性限界を上回ると変
形部材10が屈曲変形を生じはじめる。この結果楔部材
9が押込み方向yの奥側に移動し、前記係合片4も同方
向に移動する。この時、楔部材9と係合片4とは略一体
となって移動し、両者間に作用する引付け力は略一定に
維持される。そして、第2セグメント本体S2の押込み
が終了した状態が図4(ロ)である。
5に示す。変形部材10をその軸芯方向に沿って圧縮す
ると、原点0からa点までの初期の段階においては、変
形部材10は弾性的に圧縮変形する。圧縮荷重Pがa点
に達した段階で、当該変形部材10には塑性変形を伴っ
た面外変形が生じ始める。その後は、a点からb点に示
すごとくしばらく押圧を続けても前記変形部材10に加
わる荷重Pは増加せず面外変形のみが進行する。b点に
達すると前記面外変形は座屈に転じ、前記変形部材10
に加わる荷重Pはc点までやや急激に低下する。c点で
前記変形部材10の変形は略終了し、この後、押圧を続
けても圧縮変形は生じず荷重Pのみが増加する。本別実
施形態においては、変形部材10が有する変形特性のう
ち、a点からb点までの特性を利用する。つまり、この
範囲であれば、前記第2セグメント本体S2を押し込む
際に変形部材10には一定の荷重が生じることとなり、
即ち、係合面5と被係合面2との間に生じる引付け力も
一定に維持されることになるからである。尚、前記変形
部材10は、アルミニウム・銅・鉛、あるいは薄肉の鋼
材など比較的変形し易い材料を用いて形成することがで
きる。つまり、これらの材料であれば塑性変形能力が安
定しているから、所望の変形性状を有する変形部材10
を容易に得ることができる。
突合せ面F2と係合面5との間隔の調節が不十分な場合
でも、前記楔部材9の移動によって係合面5との被係合
面2との間に常に一定の引付け力を発生させることがで
きる。よって、第1セグメント本体S1と第2セグメン
ト本体S2との連結をより確実に行うことができる。
部R1および第2連結部R2の何れにおいても、係合面
5と被係合面2とをトンネル径方向Zにおいて一箇所ず
つ設けたが、図6に示すごとく、同方向において係合面
5と被係合面2とを夫々二箇所に設けてもよい。本構成
であれば、第1セグメント本体S1と第2セグメント本
体S2との間に作用する曲げ力に有効に対抗することが
でき、強固な連結部を得ることができる。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
概要を示す斜視図
部の概要を示す斜視図
図
部の概要を示す斜視図
の概要を示す斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】 既に構築した第1セグメント本体(S
1)の第1突合せ面(F1)に対して第2セグメント本
体(S2)の第2突合せ面(F2)を当接させた状態
で、第1セグメント本体(S1)と第2セグメント本体
(S2)とをトンネル周方向(X)に連結してトンネル
壁を構築すべく、 前記第1突合せ面(F1)の近傍に第1連結部(R1)
を設け、前記第2突合せ面(F2)の近傍に第2連結部
(R2)を設け、 前記第1セグメント本体(S1)に対して第2セグメン
ト本体(S2)をトンネル長手方向(Y)に沿って手前
側から奥側に押し込むことで、前記第1連結部(R1)
と前記第2連結部(R2)とが係合して互いに引付け合
い、前記第1セグメント本体(S1)と前記第2セグメ
ント本体(S2)とを連結するトンネル用セグメントの
連結部であって、 共に前記第2セグメント本体(S2)の押込み方向
(y)に対して前記トンネル周方向(X)に傾斜してお
り、互いに係合自在な係合面(5)と被係合面(2)と
を、前記第2連結部(R2)と前記第1連結部(R1)
に振り分けて形成し、 前記第2セグメント本体(S2)の押込みに先立って、
前記係合面(5)および前記被係合面(2)のうち少な
くとも一方を前記トンネル周方向(X)に沿った方向に
位置調節可能な位置調節手段(A)を備えたトンネル用
セグメントの連結部。 - 【請求項2】 前記係合面(5)は、前記第2セグメン
ト本体(S2)にボルト部材(3)を介して支持された
係合片(4)に設けられており、 前記位置調節手段(A)が、当該ボルト部材(3)と、
当該ボルト部材(3)の一方側に螺合させてあるナット
部材とで構成してある請求項1に記載のトンネル用セグ
メントの連結部。 - 【請求項3】 前記被係合面(2)が、前記第1セグメ
ント本体(S1)に対して前記押込み方向(y)に移動
自在となるよう前記第1連結部(R1)に設けられた楔
部材(9)に形成されており、 前記押込み方向(y)に沿った前記楔部材(9)の両端
部のうち一方の端部に、前記押込み方向(y)に沿う圧
縮力を受けて変形する変形部材(10)を設け、 前記係合片(4)の係合面(5)と前記楔部材(9)の
被係合面(2)とが引付け合う際に、前記楔部材(9)
が前記押込み方向(y)に沿って移動し、前記変形部材
(10)が前記第1連結部(R1)に設けた接当部(1
2)に当接して、当該接当部(12)から一定以上の荷
重を受けて変形可能となるよう構成してある請求項1ま
たは2に記載のトンネル用セグメントの連結部。 - 【請求項4】 前記第1連結部(R1)に、前記トンネ
ルの径方向(Z)に隣接する一対の前記被係合面(2)
を設けてあり、 前記第2連結部(R2)に、前記トンネルの径方向
(Z)に隣接する一対の前記係合面(5)を設けてある
請求項1から3の何れかに記載のトンネル用セグメント
の連結部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08614098A JP3933296B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | トンネル用セグメントの連結部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08614098A JP3933296B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | トンネル用セグメントの連結部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280390A true JPH11280390A (ja) | 1999-10-12 |
| JP3933296B2 JP3933296B2 (ja) | 2007-06-20 |
Family
ID=13878430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08614098A Expired - Fee Related JP3933296B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | トンネル用セグメントの連結部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3933296B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003056288A (ja) * | 2001-08-15 | 2003-02-26 | Tokyu Constr Co Ltd | セグメント継手 |
| JP2007146379A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Kumagai Gumi Co Ltd | セグメントの連結装置及びセグメント |
| JP2020143508A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 日本ヒューム株式会社 | セグメントの継手構造 |
| WO2022142051A1 (zh) * | 2020-12-29 | 2022-07-07 | 宁波朗达工程科技有限公司 | 一种隧道支护作用力调节装置及方法 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP08614098A patent/JP3933296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003056288A (ja) * | 2001-08-15 | 2003-02-26 | Tokyu Constr Co Ltd | セグメント継手 |
| JP2007146379A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Kumagai Gumi Co Ltd | セグメントの連結装置及びセグメント |
| JP2020143508A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 日本ヒューム株式会社 | セグメントの継手構造 |
| WO2022142051A1 (zh) * | 2020-12-29 | 2022-07-07 | 宁波朗达工程科技有限公司 | 一种隧道支护作用力调节装置及方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3933296B2 (ja) | 2007-06-20 |
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