JPH11280710A - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JPH11280710A
JPH11280710A JP10221498A JP10221498A JPH11280710A JP H11280710 A JPH11280710 A JP H11280710A JP 10221498 A JP10221498 A JP 10221498A JP 10221498 A JP10221498 A JP 10221498A JP H11280710 A JPH11280710 A JP H11280710A
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cushion
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ring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数や組み付け工数を少なくして、コス
トダウンを図ることのできるシリンダ装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 シリンダ装置は、リテーナ3内周面の圧
力室36側に形成したクッション孔16と、クッション
孔16内に軸方向移動自在に組み込んだクッションリン
グ17と、リテーナ3内周面のクッション孔16よりシ
リンダヘッド4側に形成し、少なくともクッションリン
グ17よりも大きな径を有する挿入孔26と、リテーナ
3と一体に成形するとともに、クッション孔16の圧力
室36側開口に位置させたストッパ27と、挿入孔26
に挿入するとともに、シリンダヘッド4に連係させた筒
部材29とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クッション作用
を発揮する構成にしたシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシリンダ装置としては、例えば、
図4〜6に示すものがあった。図4に示すように、シリ
ンダチューブ1内にロッド2を組み込んでいる。そし
て、このロッド2には、図面左側の図示しない位置でピ
ストンを設けている。ピストン及びロッド2をシリンダ
チューブ1内に組み込んだら、このシリンダチューブ1
に、次のようにして、筒状のリテーナ3及び筒状のシリ
ンダヘッド4を組み付けている。
【0003】リテーナ3の端部をシリンダヘッド4の開
口端に挿入して、これらリテーナ3及びシリンダヘッド
4を同軸上に隣接させるとともに、両者の外周面に形成
した凸部5、6に、リング状の連結部材7をはめ込んで
いる。リング状の連結部材7は、図5に示すように、径
方向に分割したもので、リテーナ3とシリンダヘッド4
との外周面側から組み付けている。そして、この連結部
材7の外周面に形成した嵌合溝23に、組み付け状態を
保持するためのリング8をはめ込んでいる。したがっ
て、これら連結部材7及びリング8によって、リテーナ
3とシリンダヘッド4とが連結することになる。
【0004】上記連結させたリテーナ3及びシリンダヘ
ッド4をシリンダチューブ1内に挿入して、シリンダヘ
ッド4の外周面をシリンダチューブ1の内周面端部に螺
合させて固定している。このとき、シリンダヘッド4の
内周面に設けた軸受9で、上記ロッド2を摺動自在に支
持している。さらに、リテーナ3とシリンダヘッド4と
でリング状のシール部材10を挟み込み、このシール部
材10をロッド2の外周面に圧接させて、ロッド2の外
周面からの漏れを防いでいる。また、リテーナ3の内周
面では、ロッド2との間にすきまを確保して、流路11
を形成している。
【0005】このようにしてリテーナ3及びシリンダヘ
ッド4をシリンダチューブ1に組み付けると、シリンダ
チューブ1内には、リテーナ3と図示しないピストンと
によって圧力室36が形成される。また、リテーナ3の
径方向に形成した連絡通路12を、シリンダチューブ1
に形成したポート13に連通させている。したがって、
このポート13は、連絡通路12を介して、上記リテー
ナ3の内周面の流路11に連通することになる。
【0006】ここで、上記リテーナ3の内周面のうち圧
力室36側には、流路11よりも径を大きくしたクッシ
ョン孔16を形成している。したがって、これらクッシ
ョン孔16と流路11とが連続する部分に、段部20が
形成される。そして、このクッション孔16に、金属製
あるいは合成樹脂製としたリング状のクッションリング
17を組み込んでいる。クッションリング17は、クッ
ション孔16の径よりもやや小さな外径を有し、かつ、
ロッド2に設けたクッションベアリング22の径よりも
やや大きな内径を有する。したがって、ロッド2が図面
右方向にストロークすると、クッションベアリング22
が、クッションリング17内周面に挿入されることにな
る。
【0007】このクッションリング17を組み込んだ
ら、クッション孔16には、圧力室36側からリング状
のストップリング18を組み込んでいる。ストップリン
グ18は、クッション孔16の径とほぼ同じ外径を有す
るもので、クッション孔16に圧入している。そして、
その内径は、上記クッションリング17の径よりも大き
くしている。さらに、クッション孔16の開口端には、
上記ストップリング18の抜けを規制するため、略C形
状のスナップリング19をはめ込んでいる。
【0008】上記クッションリング17は、ストップリ
ング18、あるいは、リテーナ3内周面の段部20に当
接するまでの範囲で、クッション孔16内を軸方向に移
動することができる。そして、このクッションリング1
7には、図6に示すように、ストップリング18側の端
面に、複数の中継溝21を放射状に形成している。
【0009】なお、リテーナ3及びシリンダヘッド4の
外周面には、上記ポート13を挟んでOリング14、1
5を設けている。そして、リテーナ3側のOリング14
によって、ポート13と圧力室36との間の漏れを防止
し、シリンダヘッド4側のOリング15によって、シリ
ンダチューブ1外部ヘの漏れを防止している。
【0010】次に、上記従来例のシリンダ装置の作用を
説明する。いま、ポート13が図示しないタンクに連通
し、ロッド2が図面右方向にストロークしているとす
る。ロッド2がストロークして、クッションベアリング
22がクッションリング17の内周面に挿入すると、こ
れらクッションベアリング22の外周面とクッションリ
ング17の内周面とのクリアランスによって絞り効果を
発揮する。したがって、クッションリング17の前後で
差圧が発生し、このクッションリング17が流路11側
に移動して、段部20に圧接させられる。
【0011】そして、クッションリング17が段部20
に圧接した状態では、圧力室36と流路11とが、クッ
ションリング17の内周面とクッションベアリング22
の外周面とのクリアランスを介してのみ連通する。した
がって、そのクリアランスの絞り効果によって、圧力室
36の油圧が上昇して、クッション作用を発揮させるこ
とができる。このように、ロッド2がストロークして、
図示しないピストンがリテーナ3に近づいたとき、クッ
ション作用を発揮させて、ピストンがリテーナ3に激突
するのを防いでいる。
【0012】上記の状態から、逆にポート13に圧油が
供給されたとき、クッションリング17の前後で差圧が
発生し、今度は、クッションリング17が圧力室36側
に移動して、ストップリング18に当接する。したがっ
て、流路11が、クッション孔16内周面とクッション
リング17外周面との間の空間→クッションリング17
に形成した中継溝21を介して圧力室36に連通し、ロ
ッド2を迅速にストロークさせることが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のシリンダ
装置では、リテーナ3の内周面に、クッション孔16
と、クッションリング17よりも径を小さくした流路1
1とを形成している。そのため、クッション孔16にク
ッションリング17を組み込むときは、流路11側から
組み込むことができず、圧力室36側から組み込まなけ
ればならない。そのため、クッションリング17を組み
込んでから、このクッション孔16に、別部材としたス
トップリング18を設けている。
【0014】ストッパリング18は、クッションリング
17が当接することから、高負荷時にも耐えうるようし
っかりと固定する必要がある。そのため、さらにスナッ
プリング19を用いて、ストッパリング18の抜けを規
制しなければならない。しかし、このようにストッパリ
ング18及びスナップリング19を組み付けるのでは、
部品点数が多くなるとともに、その組み付け工数も多く
なり、コストアップしてしまう。この発明の目的は、部
品点数や組み付け工数を少なくして、コストダウンを図
ることのできるシリンダ装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、シリンダ
装置に係り、シリンダチューブと、シリンダチューブに
組み込んだロッドと、ロッドに設けたピストンと、シリ
ンダチューブ内でピストンと相まって圧力室を形成する
筒状のリテーナと、リテーナに隣接させてシリンダチュ
ーブの端部に組み付けたシリンダヘッドと、リテーナ内
周面の圧力室側に形成したクッション孔と、クッション
孔内に軸方向移動自在に組み込んだクッションリング
と、リテーナ内周面のクッション孔よりシリンダヘッド
側に形成し、少なくともクッションリングよりも大きな
径を有する挿入孔と、リテーナと一体に成形するととも
に、クッション孔の圧力室側開口に位置させたストッパ
と、挿入孔に挿入するとともに、シリンダヘッドに連係
させた筒部材と、クッションリングのストッパ側端面の
径方向に形成した中継溝と、シリンダチューブに形成し
たポートと、ポートを筒部材の内周面の流路に連通する
連絡通路とを備え、ロッドがストロークして、ロッドの
所定位置がクッションリングの内周面に挿入したとき、
これらロッド所定位置とクッションリングの内周面との
間で絞り効果を発揮して、上記クッションリングが、ス
トッパ、あるいは、筒部材の端部に当接するまでの範囲
で軸方向移動する構成にした点に特徴を有する。
【0016】第2の発明は、第1の発明において、筒部
材をシリンダヘッドに一体に成形した点に特徴を有す
る。第3の発明は、第1の発明において、筒部材をシリ
ンダヘッドと別部材とする一方、リテーナあるいはシリ
ンダヘッドのいずれか一方の隣接面に連絡溝を形成し、
リテーナとシリンダヘッドとを隣接させたとき、連絡溝
と、リテーナあるいはシリンダヘッドのいずれか他方の
隣接面が相まって、ポートを流路に連通する連絡通路を
形成する構成にした点に特徴を有する。
【0017】第4の発明は、第1〜3の発明において、
シリンダチューブの内周面端部を拡径させて形成した開
口部と、この開口部の内底面によってシリンダチューブ
内に形成される段部と、リテーナの外周面に設けたフラ
ンジとを備え、シリンダヘッドを開口部に挿入して所定
位置に固定したとき、上記リテーナのフランジが、シリ
ンダチューブ内の段部に押し付けられる構成にした点に
特徴を有する。第5の発明は、第1〜4の発明におい
て、クッションリングのいずれかの端面に形成したテー
パと、ストッパ側あるいは筒部材の端部側のいずれか
に、上記クッションリングのテーパに対応させて形成し
た傾斜面とを備えた点に特徴を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1、2に、この発明のシリンダ
装置の第1実施例を示す。ただし、以下では、上記従来
例との相違点を中心に説明するとともに、同一の構成要
素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略
する。図1に示すように、シリンダチューブ1の内周面
端部を拡径させて、開口部1aを形成している。したが
って、シリンダチューブ1内には、この開口部1aの内
底面によって段部24が形成される。そして、シリンダ
チューブ1に形成したポート13を、この開口部1aに
位置させている。
【0019】一方、筒状のリテーナ3の内周面は、圧力
室36側に形成したクッション孔16と、このクッショ
ン孔16よりも径を大きくして形成した挿入孔26とか
らなる。そして、このリテーナ3の内周面には、クッシ
ョン孔16の圧力室36側開口に位置させたストッパ2
7を一体に形成している。さらに、このリテーナ3の外
周面には、シリンダヘッド4側の端部にフランジ28を
形成している。
【0020】また、筒状のシリンダヘッド4には、上記
挿入孔26と同じ長さを有する挿入筒部29を一体に形
成している。そして、この挿入筒部29を、上記リテー
ナ3の挿入孔26に挿入して、これらリテーナ3及びシ
リンダヘッド4を同軸上に配置している。ここで、シリ
ンダヘッド4の挿入筒部29をリテーナ3の挿入孔26
に挿入するときに、クッション孔16には、挿入孔26
側から金属製あるいは合成樹脂製としたリング状のクッ
ションリング17を組み付けている。
【0021】クッションリング17は、上記従来例で説
明したように、その内周面に、ロッド2の所定位置に設
けたクッションベアリング22が挿入されるようにした
ものである。そして、図2に示すように、そのストッパ
27側の端面に、複数の中継溝21を放射状に形成して
いる。なお、この中継溝21の数については、なんら限
定するものではない。このようにしたクッションリング
17は、ストッパ27、あるいは、シリンダヘッド4の
挿入筒部29の端部に当接するまでの範囲で、クッショ
ン孔16内を軸方向に移動することができる。
【0022】なお、この第1実施例では、図2にも示す
ように、クッションリング17のストッパ27側の端面
に、テーパ30を形成している。また、クッション孔1
6とストッパ27とが連続する部分に、上記テーパ30
に対応する傾斜面31を形成している。したがって、組
み付け工程で、もしクッションリング17を逆向きに組
み付けようとすると、クッションリング17のテーパ3
0を形成していない側の端面が傾斜面31にぶつかる。
この場合、クッションリング17がクッション孔16か
ら挿入孔26側に飛び出るので、挿入筒部29を挿入孔
26に完全に挿入できず、シリンダヘッド4の隣接面3
3とリテーナ3の隣接面35との間に隙間ができてしま
う。したがって、クッションリング17が逆向きである
ことを作業者に気付かせることができ、誤ったまま組み
付け作業をすすめるのを未然に防止することができる。
【0023】上記リテーナ3及びシリンダヘッド4をシ
リンダチューブ1の開口部1aから挿入するとともに、
図1に示すように、シリンダヘッド4の外周面を開口部
1aの内周面に螺合させて固定する。この状態で、挿入
筒部29の内周面とロッド2との間にすきまを確保し
て、流路11を形成している。そして、この流路11
を、シリンダヘッド4に形成した連絡通路12を介し
て、ポート13に連通させている。また、この状態で、
上記リテーナ3のフランジ28が、シリンダチューブ1
内の段部24に押し付けられるようにしている。なお、
ロッド2がストロークしたときのクッション作用につい
ては、上記従来例と同じなので、ここではその説明を省
略する。
【0024】以上述べた第1実施例のシリンダ装置で
は、クッション孔16にクッションリング17を組み込
むときに、このクッションリング17を挿入孔26側か
ら挿入すればよいので、ストッパ27をリテーナ3に一
体に成形しておくことができる。また、挿入孔26に挿
入する挿入筒部29は、シリンダヘッド4に一体に成形
されている。そして、このシリンダヘッド4はシリンダ
チューブ1にしっかりと固定されているので、クッショ
ンリング17が挿入筒部29に当接しても、この挿入筒
部29がずれてしまうこともない。したがって、上記従
来例のように、ストップリング18やスナップリング1
9を用いる必要がなくなり、部品点数を減少させて、コ
ストダウンを図ることができる。
【0025】また、上記第1実施例では、シリンダヘッ
ド4を固定すると、リテーナ3のフランジ28がシリン
ダチューブ1内の段部24に押し付けられて、その部分
でシール機能を発揮する。したがって、図1にも示すよ
うに、リテーナ3側にOリング14を設けなくても、ポ
ート13と圧力室36との間の漏れを防止することがで
き、部品点数の減少によるコストダウンを図ることがで
きる。
【0026】しかも、フランジ28が段部24に押し付
けられた状態では、リテーナ3の動きが、シリンダチュ
ーブ1の開口部1a側へはシリンダヘッド4によって、
また、ピストン25側へは段部24及びフランジ28に
よってそれぞれ規制される。したがって、上記従来例の
ように連結部材7及びリング8を用いなくてもリテーナ
3のがたつきを防ぐことができ、部品点数を減少させる
とともに、その組み付けを簡単にして、コストダウンを
図ることができる。
【0027】図3に示す第2実施例のシリンダ装置は、
上記第1実施例とリテーナ3及びシリンダヘッド4の形
状を変更したものである。したがって、以下では、その
相違点のみについて説明する。リテーナ3の内周面を、
上記第1実施例のように径を違わせるのではなく、一定
の径を有するようにしている。ただし、このリテーナ3
の内周面に、ストッパ27を一体に形成することは同じ
である。
【0028】そして、リテーナ3の内周面に、金属製あ
るいは合成樹脂製としたリング状のクッションリング1
7を組み付けたら、この内周面に筒部材32を圧入して
いる。したがって、ここでは、リテーナ3の内周面のう
ち、ストッパ部27と筒部材32とに挟まれた部分がク
ッション孔16を構成し、筒部材32が挿入された部分
が挿入孔26を構成する。このようにしたクッションリ
ング17は、ストッパ27、あるいは、筒部材32の端
部に当接するまでの範囲で軸方向移動が許容される。
【0029】一方、シリンダヘッド4のリテーナ3側の
隣接面33には、挿入筒部29を形成せずに、フラット
なままとしている。そして、この隣接面33の径方向
に、連絡溝34を形成している。
【0030】この第2実施例でも、上記リテーナ3及び
シリンダヘッド4をシリンダチューブ1の開口部1aか
ら挿入するとともに、図1に示すように、シリンダヘッ
ド4の外周面を開口部1aの内周面に螺合させて固定す
る。そして、筒部材32の内周面とロッド2との間にす
きまを確保して、流路11を形成している。ここで、こ
の第2実施例では、シリンダヘッド4の隣接面33に形
成した連絡溝34とリテーナ3の隣接面35とが相まっ
て、連絡通路12を構成するようにしている。そして、
上記流路11を、この連絡通路12を介して、ポート1
3に連通させている。
【0031】以上述べた第2実施例でも、第1実施例と
同じく、クッション孔16にクッションリング17を組
み込むときに、このクッションリング17を挿入孔26
側から挿入すればよいので、ストッパ27をリテーナ3
に一体に成形しておくことができる。また、挿入孔26
に挿入した筒部材32は、別部材となっているが、その
端部がシリンダヘッド4の隣接面33に当接している。
そして、このシリンダヘッド4はシリンダチューブ1に
しっかりと固定されているので、クッションリング17
が筒部材32に当接しても、この筒部材32がずれてし
まうこともない。したがって、上記従来例のように、さ
らにスナップリング19を用いる必要もなく、部品点数
を減少させて、コストダウンを図ることができる。
【0032】さらに、この第2実施例では、筒部材32
は別部材となるものの、上記第1実施例のように挿入筒
部29をシリンダヘッド4に一体に成形しないので、シ
リンダヘッド4の隣接面33とリテーナ3の隣接面35
とをフラットなまま隣接させることができる。したがっ
て、いずれかの隣接面33、35に連絡溝34を形成し
ておけば、孔開け加工をしなくても、連絡通路12を形
成することが可能となる。もちろん、上記第1実施例と
同じく、段部24及びフランジ28が相まってシール機
能を発揮するとともに、連結部材7及びリング8を用い
なくても、リテーナ3のがたつきを防ぐことができる。
【0033】なお、上記第1、2実施例でいう挿入筒部
29、筒部材32が、この発明でいう筒部材を構成して
いる。また、これら挿入筒部29、筒部材32を挿入す
る挿入孔26の径は、クッションリング17を組み込む
点を考慮すれば、少なくともクッションリング17より
も大きな径を有していればよい。例えば、上記第2実施
例のように、リテーナ3の内周面が一定の径を有するよ
うにすれば、その加工も簡単にできるといった効果も得
られる。さらに、これら第1、2実施例では、ロッド2
を貫通させたロッド室側タイプのシリンダヘッド4を用
いて説明したが、ロッド2を貫通させないボトム側タイ
プのシリンダヘッドであってもかまわない。
【0034】
【発明の効果】第1の発明によれば、クッション孔にク
ッションリングを組み込むときに、このクッションリン
グを挿入孔側から挿入すればよいので、ストッパ27を
リテーナ3に一体に成形しておくことができる。また、
挿入孔に挿入する筒部材は、しっかりと固定されたシリ
ンダヘッドに連係しているので、クッションリングが筒
部材に当接しても、この筒部材がずれてしまうこともな
い。したがって、上記従来例のように、ストップリング
とは別に、さらにスナップリングが必要となることもな
く、部品点数を減少させて、コストダウンを図ることが
できる。
【0035】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、筒部材をシリンダヘッドに一体に成形したので、さ
らに部品点数を少なくすることができる。第3の発明に
よれば、第1の発明において、筒部材は別部材となるも
のの、シリンダヘッドの隣接面とリテーナの隣接面とを
フラットなまま隣接させることができる。したがって、
いずれかの隣接面に連絡溝を形成しておけば、孔開け加
工をしなくても、連絡通路を形成することが可能とな
る。
【0036】第4の発明によれば、第1〜3の発明にお
いて、リテーナのフランジがシリンダチューブ内の段部
に押し付けられて、その部分でシール機能を発揮する。
したがって、リテーナ側にOリングを設けなくてもよ
く、部品点数の減少によるコストダウンを図ることがで
きる。しかも、フランジが段部に押し付けられた状態で
は、リテーナの動きが、シリンダチューブの開口部側へ
はシリンダヘッドによって、また、ピストン側へは段部
及びフランジによってそれぞれ規制される。したがっ
て、上記従来例のように連結部材及びリングを用いなく
てもリテーナのがたつきを防ぐことができ、部品点数を
減少させるとともに、その組み付けを簡単にして、コス
トダウンを図ることができる。
【0037】第5の発明によれば、第1〜4の発明にお
いて、組み付け工程で、もしクッションリングを逆向き
に組み付けようとすると、クッションリングのテーパを
形成していない側の端面が傾斜面にぶつかる。したがっ
て、他の部品を組み付けようとしても、うまく組み付け
られなくなるので、クッションリングが逆向きであるこ
とを作業者に気付かせることができ、誤ったまま組み付
け作業をすすめるのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のシリンダ装置を示す断面図であ
る。
【図2】クッションリング17を示す斜視図である。
【図3】第2実施例のシリンダ装置を示す断面図であ
る。
【図4】従来例のシリンダ装置を示す断面図である。な
お、図1、3に示すものとは方向を逆にしたタイプであ
る。
【図5】リング状の連結部材7及びリング8を示す斜視
図である。
【図6】クッションリング17のストップリング18側
の端面を示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダチューブ 1a 開口部 2 ロッド 3 リテーナ 4 シリンダヘッド 11 流路 12 連絡通路 13 ポート 16 クッション孔 17 クッションリング 21 中継溝 22 クッションベアリング 24 段部 25 ピストン 26 挿入孔 27 ストッパ 28 フランジ 29 挿入筒部 30 テーパ 31 傾斜面 32 筒部材 33 (シリンダヘッド4の)隣接面 34 連絡溝 35 (リテーナ3の)隣接面 36 圧力室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブと、シリンダチューブ
    に組み込んだロッドと、ロッドに設けたピストンと、シ
    リンダチューブ内でピストンと相まって圧力室を形成す
    る筒状のリテーナと、リテーナに隣接させてシリンダチ
    ューブの端部に組み付けたシリンダヘッドと、リテーナ
    内周面の圧力室側に形成したクッション孔と、クッショ
    ン孔内に軸方向移動自在に組み込んだクッションリング
    と、リテーナ内周面のクッション孔よりシリンダヘッド
    側に形成し、少なくともクッションリングよりも大きな
    径を有する挿入孔と、リテーナと一体に成形するととも
    に、クッション孔の圧力室側開口に位置させたストッパ
    と、挿入孔に挿入するとともに、シリンダヘッドに連係
    させた筒部材と、クッションリングのストッパ側端面の
    径方向に形成した中継溝と、シリンダチューブに形成し
    たポートと、ポートを筒部材の内周面の流路に連通する
    連絡通路とを備え、ロッドがストロークして、ロッドの
    所定位置がクッションリングの内周面に挿入したとき、
    これらロッド所定位置とクッションリングの内周面との
    間で絞り効果を発揮して、上記クッションリングが、ス
    トッパ、あるいは、筒部材の端部に当接するまでの範囲
    で軸方向移動する構成にしたシリンダ装置。
  2. 【請求項2】 筒部材をシリンダヘッドに一体に成形し
    たことを特徴とする請求項1記載のシリンダ装置。
  3. 【請求項3】 筒部材をシリンダヘッドと別部材とする
    一方、リテーナあるいはシリンダヘッドのいずれか一方
    の隣接面に連絡溝を形成し、リテーナとシリンダヘッド
    とを隣接させたとき、連絡溝と、リテーナあるいはシリ
    ンダヘッドのいずれか他方の隣接面が相まって、ポート
    を流路に連通する連絡通路を形成する構成にしたことを
    特徴とする請求項1記載のシリンダ装置。
  4. 【請求項4】 シリンダチューブの内周面端部を拡径さ
    せて形成した開口部と、この開口部の内底面によってシ
    リンダチューブ内に形成される段部と、リテーナの外周
    面に設けたフランジとを備え、シリンダヘッドを開口部
    に挿入して所定位置に固定したとき、上記リテーナのフ
    ランジが、シリンダチューブ内の段部に押し付けられる
    構成にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    に記載のシリンダ装置。
  5. 【請求項5】 クッションリングのいずれかの端面に形
    成したテーパと、ストッパ側あるいは筒部材の端部側の
    いずれかに、上記クッションリングのテーパに対応させ
    て形成した傾斜面とを備えたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか一に記載のシリンダ装置。
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