JPH11280982A - 鋼球圧入治具、鋼球の抜け止め構造、及び鋼球の圧入方法 - Google Patents
鋼球圧入治具、鋼球の抜け止め構造、及び鋼球の圧入方法Info
- Publication number
- JPH11280982A JPH11280982A JP10079190A JP7919098A JPH11280982A JP H11280982 A JPH11280982 A JP H11280982A JP 10079190 A JP10079190 A JP 10079190A JP 7919098 A JP7919098 A JP 7919098A JP H11280982 A JPH11280982 A JP H11280982A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel ball
- port
- press
- caulking
- jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 125
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 125
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 34
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 31
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 12
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 13
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/10—Means for stopping flow in pipes or hoses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】鋼球のポートに対する圧入と、カシメを同時に
行なうことができるとともに、カシメ箇所に掛る荷重を
低くでき、鋼球によるシール性を確実に得ることができ
る鋼球圧入治具及び鋼球の圧入方法、及び、鋼球とポー
トの内周壁とのシール性が失われることがなく、鋼球の
抜け防止を確実に行うことができる鋼球の抜け止め構造
を提供する。 【解決手段】鋼球圧入治具20の押圧部21にて鋼球1
3を下方へ押圧する。するとカシメ刃部23はポート1
2の開口部周縁を囲むように全周に亘って円形のカシメ
溝24を形成する。カシメ溝24はポート12の開口周
縁においてポート12に対して同心円状となる。このカ
シメ溝24の形成時に、カシメ溝24の内側がポート1
2の外端開口部側に寄り、その外端開口部が全周に亘っ
て縮径変形、すなわちカシメ変形される
行なうことができるとともに、カシメ箇所に掛る荷重を
低くでき、鋼球によるシール性を確実に得ることができ
る鋼球圧入治具及び鋼球の圧入方法、及び、鋼球とポー
トの内周壁とのシール性が失われることがなく、鋼球の
抜け防止を確実に行うことができる鋼球の抜け止め構造
を提供する。 【解決手段】鋼球圧入治具20の押圧部21にて鋼球1
3を下方へ押圧する。するとカシメ刃部23はポート1
2の開口部周縁を囲むように全周に亘って円形のカシメ
溝24を形成する。カシメ溝24はポート12の開口周
縁においてポート12に対して同心円状となる。このカ
シメ溝24の形成時に、カシメ溝24の内側がポート1
2の外端開口部側に寄り、その外端開口部が全周に亘っ
て縮径変形、すなわちカシメ変形される
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体機器のハウジ
ング等に形成された孔に盲栓として圧入する鋼球圧入治
具、鋼球の抜け止め構造及び鋼球の圧入方法に関するも
のである。
ング等に形成された孔に盲栓として圧入する鋼球圧入治
具、鋼球の抜け止め構造及び鋼球の圧入方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に示すように流体機器とし
て流量制御装置のハウジング1に対してポート2が設け
られ、このポート2に対して盲栓として鋼球3が止着さ
れている。従来、ハウジング1の材質が鋳鉄の場合は締
め代を管理する(大きく取る)ことによって鋼球3の抜
け及びシール性を満足することが可能であった。
て流量制御装置のハウジング1に対してポート2が設け
られ、このポート2に対して盲栓として鋼球3が止着さ
れている。従来、ハウジング1の材質が鋳鉄の場合は締
め代を管理する(大きく取る)ことによって鋼球3の抜
け及びシール性を満足することが可能であった。
【0003】しかしながら、軽量化の要請からハウジン
グ1がアルミ製となった近年では、締め代を大きくとろ
うとしても、アルミ材料に延びが生じ、所望の締め代を
得られないまま、流量制御弁4の弁収納孔5が変形して
しまう虞がある。このことを防止するために、逆に締め
代を小さくすると、今度は鋼球3が流体圧でポート2か
ら抜けてしまう問題がある。
グ1がアルミ製となった近年では、締め代を大きくとろ
うとしても、アルミ材料に延びが生じ、所望の締め代を
得られないまま、流量制御弁4の弁収納孔5が変形して
しまう虞がある。このことを防止するために、逆に締め
代を小さくすると、今度は鋼球3が流体圧でポート2か
ら抜けてしまう問題がある。
【0004】このことから、実公平7−35121号で
は、図8に示すような花びら形状の金属製のストッパ部
材8を設け、そのつば部9の外径をポート2よりも大き
くしたものが提案されている。そして、図7に示すよう
にそのつば部9を傾斜させてポート2に対しストッパ部
材8を圧入することにより、鋼球2の抜け止めを図って
いる。
は、図8に示すような花びら形状の金属製のストッパ部
材8を設け、そのつば部9の外径をポート2よりも大き
くしたものが提案されている。そして、図7に示すよう
にそのつば部9を傾斜させてポート2に対しストッパ部
材8を圧入することにより、鋼球2の抜け止めを図って
いる。
【0005】又、他の従来例としては、図9に示すよう
にポート2の開口部周囲を互いに180度反対側にスポ
ット的に2箇所(図中のa,b箇所)をポンチにてカシ
メることにより、ポート2内の鋼球3の抜け止めを図る
構造も提案されている。
にポート2の開口部周囲を互いに180度反対側にスポ
ット的に2箇所(図中のa,b箇所)をポンチにてカシ
メることにより、ポート2内の鋼球3の抜け止めを図る
構造も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の前者
のストッパ部材を使用する場合は、ストッパ部材が必要
となるために、部品点数が多くなり、コスト高となる問
題がある。
のストッパ部材を使用する場合は、ストッパ部材が必要
となるために、部品点数が多くなり、コスト高となる問
題がある。
【0007】又、後者の場合、ポンチにて互いに180
度反対側に位置する2個所にて部分的にカシメているた
め、カシメ時において、カシメ荷重の調整が難しい問題
があり、例えばカシメされた部分の荷重が大きくなっ
て、図6で示すポート2が変形したり、弁収納孔5が変
形したり、或いは、鋼球が当接しているポートの内壁と
のシール性が破れる虞がある。又、後者のポンチによる
カシメ工程は、鋼球の圧入工程後、行なっているため工
程数が増え、コスト高となる問題があった。
度反対側に位置する2個所にて部分的にカシメているた
め、カシメ時において、カシメ荷重の調整が難しい問題
があり、例えばカシメされた部分の荷重が大きくなっ
て、図6で示すポート2が変形したり、弁収納孔5が変
形したり、或いは、鋼球が当接しているポートの内壁と
のシール性が破れる虞がある。又、後者のポンチによる
カシメ工程は、鋼球の圧入工程後、行なっているため工
程数が増え、コスト高となる問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、第1の目的は、鋼球のポートに対
する圧入と、カシメを同時に行なうことができるととも
に、カシメ箇所に掛る荷重を低くでき、また、鋼球によ
るシール性を確実に得ることができる鋼球圧入治具及び
鋼球の圧入方法を提供することにある。
されたものであって、第1の目的は、鋼球のポートに対
する圧入と、カシメを同時に行なうことができるととも
に、カシメ箇所に掛る荷重を低くでき、また、鋼球によ
るシール性を確実に得ることができる鋼球圧入治具及び
鋼球の圧入方法を提供することにある。
【0009】又、第2の目的は、鋼球とポートの内周壁
とのシール性が失われることがなく、鋼球の抜け防止を
確実に行うことができる鋼球の抜け止め構造を提供する
ことにある。
とのシール性が失われることがなく、鋼球の抜け防止を
確実に行うことができる鋼球の抜け止め構造を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ポートを有するポート被形成部材のポートに対して
鋼球を圧入する鋼球圧入治具であって、同圧入治具の端
面の中央に設けられ、鋼球を押圧する押圧部と、前記押
圧部の軸心を中心として刃部が所定の径を有して環状に
形成され、ポートの周縁をカシメるカシメ刃部とを備え
た鋼球圧入治具を要旨とするものである。
は、ポートを有するポート被形成部材のポートに対して
鋼球を圧入する鋼球圧入治具であって、同圧入治具の端
面の中央に設けられ、鋼球を押圧する押圧部と、前記押
圧部の軸心を中心として刃部が所定の径を有して環状に
形成され、ポートの周縁をカシメるカシメ刃部とを備え
た鋼球圧入治具を要旨とするものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1において、前
記押圧部は、凹部が形成され、同凹部の内底部は鋼球の
頂に当接しないように形成され、凹部の内周面先端で鋼
球を押圧可能とされていることを要旨とするものであ
る。
記押圧部は、凹部が形成され、同凹部の内底部は鋼球の
頂に当接しないように形成され、凹部の内周面先端で鋼
球を押圧可能とされていることを要旨とするものであ
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
において、前記カシメ刃部の内周面は、前記押圧部の基
端側に向かうほどその径は小さくなるようにされている
ことを要旨とするものである。
において、前記カシメ刃部の内周面は、前記押圧部の基
端側に向かうほどその径は小さくなるようにされている
ことを要旨とするものである。
【0013】請求項4の発明は、ポートを有するポート
被形成部材のポートに対して鋼球が圧入され、前記鋼球
が圧入されたポートの開口周縁に対してカシメ溝がポー
トに対して同心円状に形成されている鋼球の抜け止め構
造を要旨とするものである。
被形成部材のポートに対して鋼球が圧入され、前記鋼球
が圧入されたポートの開口周縁に対してカシメ溝がポー
トに対して同心円状に形成されている鋼球の抜け止め構
造を要旨とするものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項4において、前
記鋼球が圧入されたポートはその開口が同ポートの内方
よりも略全周にわたって縮径されていることを要旨とす
るものである。
記鋼球が圧入されたポートはその開口が同ポートの内方
よりも略全周にわたって縮径されていることを要旨とす
るものである。
【0015】請求項6の発明は、ポートを有するポート
被形成部材のポートに対して鋼球を圧入する鋼球の圧入
方法において、鋼球を前記ポート内に対して圧入すると
同時に、環状のカシメ刃部にて、前記ポートの開口周縁
をリング状にカシメることを要旨とするものである。
被形成部材のポートに対して鋼球を圧入する鋼球の圧入
方法において、鋼球を前記ポート内に対して圧入すると
同時に、環状のカシメ刃部にて、前記ポートの開口周縁
をリング状にカシメることを要旨とするものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項6において、前
記ポートの外端開口部の周縁には、予めリング状の溝が
形成され、カシメ刃部がカシメ時に同溝に係入すること
をその要旨とするものである。
記ポートの外端開口部の周縁には、予めリング状の溝が
形成され、カシメ刃部がカシメ時に同溝に係入すること
をその要旨とするものである。
【0017】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
圧入治具の押圧部にて、鋼球をポート内に圧入すると、
カシメ刃部がポートの開口周縁を同時にカシメる。この
とき、カシメ刃部は環状であるため、全周に亘ってポー
ト被形成部材材料の流動が生じ、単位面積当たりのカシ
メ荷重は小さくてすむ。又、カシメ荷重を低くできるた
め、カシメ刃部の耐久性が向上する。
圧入治具の押圧部にて、鋼球をポート内に圧入すると、
カシメ刃部がポートの開口周縁を同時にカシメる。この
とき、カシメ刃部は環状であるため、全周に亘ってポー
ト被形成部材材料の流動が生じ、単位面積当たりのカシ
メ荷重は小さくてすむ。又、カシメ荷重を低くできるた
め、カシメ刃部の耐久性が向上する。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の作用に加えて、前記押圧部は、凹部の内底部は鋼球の
頂に当接しないように形成され、凹部の内周面先端で押
圧するため、鋼球を安定して円滑に圧入することができ
る。
の作用に加えて、前記押圧部は、凹部の内底部は鋼球の
頂に当接しないように形成され、凹部の内周面先端で押
圧するため、鋼球を安定して円滑に圧入することができ
る。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2の作用に加えて、前記カシメ刃部の内周面
は、前記押圧部の基端側に向かうほどその径は小さくな
るようにされていることから、カシメ時において、カシ
メ刃部がポート被形成部材に押し込まれると、カシメ刃
部によってカシメ刃部に当接する肉がポートの開口周縁
が全周に亘って内方にカシメ変形する。
又は請求項2の作用に加えて、前記カシメ刃部の内周面
は、前記押圧部の基端側に向かうほどその径は小さくな
るようにされていることから、カシメ時において、カシ
メ刃部がポート被形成部材に押し込まれると、カシメ刃
部によってカシメ刃部に当接する肉がポートの開口周縁
が全周に亘って内方にカシメ変形する。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、ポートを
有するポート被形成部材のポートに対して鋼球が圧入さ
れ、ポートの開口周縁にカシメ溝がポートに対して同心
円状に形成されていることにより、ポートの開口内方に
全周に亘ってカシメ変形が発生しているため、鋼球とポ
ートの内周壁とのシール性が失われることがなく、鋼球
の抜け防止が確実に行われる。
有するポート被形成部材のポートに対して鋼球が圧入さ
れ、ポートの開口周縁にカシメ溝がポートに対して同心
円状に形成されていることにより、ポートの開口内方に
全周に亘ってカシメ変形が発生しているため、鋼球とポ
ートの内周壁とのシール性が失われることがなく、鋼球
の抜け防止が確実に行われる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、前記鋼球
が圧入されたポートはその開口が同ポートの内方よりも
略全周にわたって縮径されていることにより、請求項4
の作用を得る。なお、略全周とは、完全な全周と、一部
は分断しているが、実質的にポートの開口が実質的に全
周に亘って縮径されている場合も含む趣旨である。
が圧入されたポートはその開口が同ポートの内方よりも
略全周にわたって縮径されていることにより、請求項4
の作用を得る。なお、略全周とは、完全な全周と、一部
は分断しているが、実質的にポートの開口が実質的に全
周に亘って縮径されている場合も含む趣旨である。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、ポート被
形成部材のポートに対して、鋼球を前記ポート内に対し
て圧入すると同時に、環状のカシメ刃部にて、前記ポー
トの開口周縁をリング状にカシメる。
形成部材のポートに対して、鋼球を前記ポート内に対し
て圧入すると同時に、環状のカシメ刃部にて、前記ポー
トの開口周縁をリング状にカシメる。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、カシメ刃
部がカシメ時に同溝に係入することにより、溝の内方を
押圧してポートの外端開口部をカシメる。
部がカシメ時に同溝に係入することにより、溝の内方を
押圧してポートの外端開口部をカシメる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明を流量制
御装置のポートに設けられる鋼球の抜け止め構造に具体
化した実施形態を図1及び図2に従って説明する。
御装置のポートに設けられる鋼球の抜け止め構造に具体
化した実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0025】まず、本実施形態で採用されている流体機
器としての流量制御装置は、図6に示した従来の構成を
概ね備えており、ポート2に設けられる鋼球3の抜け止
め構造のみが従来の構成と異なっている。
器としての流量制御装置は、図6に示した従来の構成を
概ね備えており、ポート2に設けられる鋼球3の抜け止
め構造のみが従来の構成と異なっている。
【0026】以下、本実施形態では、従来例で示したハ
ウジング、ポート、鋼球の符号には従来例との相違を明
確にするために、従来例で使用した符号に10をプラス
した符号を使用する。 図1(a)は、ハウジング11
に対して鋼球13を圧入している状態のポート12の断
面図、図1(b)は、鋼球13の抜け止め構造を示すポ
ート12の断面図である。
ウジング、ポート、鋼球の符号には従来例との相違を明
確にするために、従来例で使用した符号に10をプラス
した符号を使用する。 図1(a)は、ハウジング11
に対して鋼球13を圧入している状態のポート12の断
面図、図1(b)は、鋼球13の抜け止め構造を示すポ
ート12の断面図である。
【0027】図1で示すハウジング11はアルミ製とさ
れており、円筒形の内周面を有するポート12の外端開
口部は拡径されて径R1を有する大径部16が形成され
ている。前記ポート12内に盲栓として嵌入される鋼球
13はスティールボールからなり、鋼球13の直径r
は、ポート12の内径Rよりも若干大きくされている。
すなわち、R1>r>Rの関係とされている。前記ハウ
ジング11はポート被形成部材に相当する。
れており、円筒形の内周面を有するポート12の外端開
口部は拡径されて径R1を有する大径部16が形成され
ている。前記ポート12内に盲栓として嵌入される鋼球
13はスティールボールからなり、鋼球13の直径r
は、ポート12の内径Rよりも若干大きくされている。
すなわち、R1>r>Rの関係とされている。前記ハウ
ジング11はポート被形成部材に相当する。
【0028】さて、本実施形態では、鋼球13を圧入す
る場合、図1(a)に示すような鋼球圧入治具20が使
用される。この鋼球圧入治具20はハウジング11より
も硬質な材質にて形成されている。鋼球圧入治具20は
その圧入作用端の端面中央に押圧部21が軸心方向に沿
って設けられている。押圧部21は柱状に形成され、そ
の先端には、円錐形状に凹部22が形成されている。同
凹部22は、その内底部は、鋼球13の頂に当接せず、
内周面先端にて、鋼球13の頂よりも下方部分の球面を
環状に当接して押圧可能とされている。又、鋼球圧入治
具20の圧入作用端にはカシメ刃部23が押圧部21と
同軸上に径R2を有して円形環状に形成されている。な
お、径R2は、R2>R1とされている。
る場合、図1(a)に示すような鋼球圧入治具20が使
用される。この鋼球圧入治具20はハウジング11より
も硬質な材質にて形成されている。鋼球圧入治具20は
その圧入作用端の端面中央に押圧部21が軸心方向に沿
って設けられている。押圧部21は柱状に形成され、そ
の先端には、円錐形状に凹部22が形成されている。同
凹部22は、その内底部は、鋼球13の頂に当接せず、
内周面先端にて、鋼球13の頂よりも下方部分の球面を
環状に当接して押圧可能とされている。又、鋼球圧入治
具20の圧入作用端にはカシメ刃部23が押圧部21と
同軸上に径R2を有して円形環状に形成されている。な
お、径R2は、R2>R1とされている。
【0029】前記カシメ刃部23の内周面は斜状に形成
され、内周面の基端側、すなわち、押圧部21の基端側
に向かうほどその径が小さくなるようにされている。
又、前記カシメ刃部23のカシメ角度α(カシメ刃部2
3において互いに180度反対側に位置するカシメ刃部
23間に形成される角度)、及び刃先角度θは、カシメ
荷重との関係で定まるが、図6に示す流量制御弁4を収
容する弁収納孔5が変形しない程度の角度に適宜設定さ
れている。なお、本実施形態では、カシメ刃部23の刃
先は鋭角に形成されている。
され、内周面の基端側、すなわち、押圧部21の基端側
に向かうほどその径が小さくなるようにされている。
又、前記カシメ刃部23のカシメ角度α(カシメ刃部2
3において互いに180度反対側に位置するカシメ刃部
23間に形成される角度)、及び刃先角度θは、カシメ
荷重との関係で定まるが、図6に示す流量制御弁4を収
容する弁収納孔5が変形しない程度の角度に適宜設定さ
れている。なお、本実施形態では、カシメ刃部23の刃
先は鋭角に形成されている。
【0030】上記のように構成された鋼球圧入治具20
の使用方法について説明する。まず、ポート12の外端
開口部に鋼球13を対応して配置し、鋼球圧入治具20
の押圧部21にて鋼球13を、図1(a)に示すように
下方へ押圧する。なお、図1(a)では、ポート12の
外端開口部内周の形状、及び大径部16の内周面の形状
は、説明の便宜上、カシメ変形前の形状を示している。
の使用方法について説明する。まず、ポート12の外端
開口部に鋼球13を対応して配置し、鋼球圧入治具20
の押圧部21にて鋼球13を、図1(a)に示すように
下方へ押圧する。なお、図1(a)では、ポート12の
外端開口部内周の形状、及び大径部16の内周面の形状
は、説明の便宜上、カシメ変形前の形状を示している。
【0031】このとき、押圧部21の凹部22先端の内
周面にて鋼球13が環状当接されるため、安定した状態
でポート12内に圧入される。そして、鋼球圧入治具2
0の下方への押圧移動により、カシメ刃部23はポート
12の開口部周縁を囲むように全周に亘って円形のカシ
メ溝24を形成する。前記カシメ溝24はポート12の
開口周縁においてポート12に対して同心円状となる。
このカシメ溝24の形成時に、カシメ溝24の内側がポ
ート12の外端開口部側に寄り、その外端開口部が全周
に亘って縮径変形、すなわちカシメ変形される(図1
(b)参照)。
周面にて鋼球13が環状当接されるため、安定した状態
でポート12内に圧入される。そして、鋼球圧入治具2
0の下方への押圧移動により、カシメ刃部23はポート
12の開口部周縁を囲むように全周に亘って円形のカシ
メ溝24を形成する。前記カシメ溝24はポート12の
開口周縁においてポート12に対して同心円状となる。
このカシメ溝24の形成時に、カシメ溝24の内側がポ
ート12の外端開口部側に寄り、その外端開口部が全周
に亘って縮径変形、すなわちカシメ変形される(図1
(b)参照)。
【0032】このポート12の外端開口部の内方へのカ
シメ変形により、ポート12の外端開口部は全周に亘っ
て縮径され、鋼球13の抜け防止が図られる。次に、本
実施形態の特徴を以下に記載する。
シメ変形により、ポート12の外端開口部は全周に亘っ
て縮径され、鋼球13の抜け防止が図られる。次に、本
実施形態の特徴を以下に記載する。
【0033】(1)本実施形態では、鋼球圧入治具20
の押圧部21にて、鋼球13をポート12内に圧入する
と、カシメ刃部23がポート12の外端開口周縁を同時
にカシメるようにした。前記カシメ刃部23は円形環状
であるため、全周に亘ってハウジング11の材料の流動
が生じ、単位面積当たりのカシメ荷重は小さくてすむた
め、ポート12及び他の箇所での有害な変形を防止でき
る。又、カシメ荷重を低くできるため、カシメ刃部の耐
久性が向上する。
の押圧部21にて、鋼球13をポート12内に圧入する
と、カシメ刃部23がポート12の外端開口周縁を同時
にカシメるようにした。前記カシメ刃部23は円形環状
であるため、全周に亘ってハウジング11の材料の流動
が生じ、単位面積当たりのカシメ荷重は小さくてすむた
め、ポート12及び他の箇所での有害な変形を防止でき
る。又、カシメ荷重を低くできるため、カシメ刃部の耐
久性が向上する。
【0034】(2) 本実施形態では、押圧部21は、
凹部22の内底部が鋼球13の頂に当接しないように形
成されて、凹部22の内周面先端で鋼球13を押圧する
ようにした。このため、鋼球13を安定して円滑に圧入
することができる。
凹部22の内底部が鋼球13の頂に当接しないように形
成されて、凹部22の内周面先端で鋼球13を押圧する
ようにした。このため、鋼球13を安定して円滑に圧入
することができる。
【0035】(3) 本実施形態では、カシメ刃部23
の内周面は、押圧部21の基端側に向かうほどその径を
小さくなるようにし、カシメ刃部23の刃先は鋭角にし
た。この結果、カシメ時において、カシメ刃部23がハ
ウジング11に押し込まれると、カシメ荷重に比してハ
ウジング11の材料の流動が大きく生じるため、カシメ
荷重は小さくできる。このため、ハウジング11の有害
な変形を防止し、また、カシメ刃部23の耐久性を向上
することができる。
の内周面は、押圧部21の基端側に向かうほどその径を
小さくなるようにし、カシメ刃部23の刃先は鋭角にし
た。この結果、カシメ時において、カシメ刃部23がハ
ウジング11に押し込まれると、カシメ荷重に比してハ
ウジング11の材料の流動が大きく生じるため、カシメ
荷重は小さくできる。このため、ハウジング11の有害
な変形を防止し、また、カシメ刃部23の耐久性を向上
することができる。
【0036】(4) 本実施形態では、ポート12の開
口周縁にカシメ溝24がポート12に対して同心円状に
形成されていることにより、ポート24の外端開口部内
方に全周に亘ってカシメ変形が発生しているため、ポー
ト12の内周面の円筒形状が損なわれる虞はなく、鋼球
13とポート12の内周壁とのシール性が失われること
なく、鋼球13の抜け防止を確実に行うことができる。
口周縁にカシメ溝24がポート12に対して同心円状に
形成されていることにより、ポート24の外端開口部内
方に全周に亘ってカシメ変形が発生しているため、ポー
ト12の内周面の円筒形状が損なわれる虞はなく、鋼球
13とポート12の内周壁とのシール性が失われること
なく、鋼球13の抜け防止を確実に行うことができる。
【0037】(5) 本実施形態では、鋼球13が圧入
されたポート12はその外端開口部が同ポート12の元
々の径Rよりも短くなるように全周にわたって縮径し
た。図1(b)では、カシメ変形後のポート12の外端
開口部の径をL1で示している。従って、本実施形態で
は、図9の従来例と異なり、一部の変形としてのカシメ
変形がされていないため、ポート12の内周面の円筒形
状が損なわれる虞はなく、鋼球13とポート12の内周
面間のシール性が失われることがない。
されたポート12はその外端開口部が同ポート12の元
々の径Rよりも短くなるように全周にわたって縮径し
た。図1(b)では、カシメ変形後のポート12の外端
開口部の径をL1で示している。従って、本実施形態で
は、図9の従来例と異なり、一部の変形としてのカシメ
変形がされていないため、ポート12の内周面の円筒形
状が損なわれる虞はなく、鋼球13とポート12の内周
面間のシール性が失われることがない。
【0038】(6) 本実施形態では、ハウジング11
のポート12に対して、鋼球13をポート12内に対し
て圧入すると同時に、鋼球圧入治具20の環状のカシメ
刃部23にて、ポート12の外端開口周縁を全周に亘っ
て円形状にカシメるようにした。このため、鋼球13の
圧入と、カシメを一遍に行なうことができ、鋼球の圧入
工程、及び抜け防止工程を1工程とすることができ効率
化できる。
のポート12に対して、鋼球13をポート12内に対し
て圧入すると同時に、鋼球圧入治具20の環状のカシメ
刃部23にて、ポート12の外端開口周縁を全周に亘っ
て円形状にカシメるようにした。このため、鋼球13の
圧入と、カシメを一遍に行なうことができ、鋼球の圧入
工程、及び抜け防止工程を1工程とすることができ効率
化できる。
【0039】(7) 本実施形態において、大径部16
付きのポート12とした理由は下記の通りである。ハウ
ジング11の加工後に、鋼球圧入工程までの間、ハウジ
ング11の落下等によりポート12の外端開口部にバリ
状の傷が発生しても、このバリは大径部16外端に発生
することになる。従って、本実施形態では鋼球圧入時に
パリを巻き込むことがないため、バリ巻き込みによるポ
ート12の内周面を傷付けシール性を損ねるとがない。
付きのポート12とした理由は下記の通りである。ハウ
ジング11の加工後に、鋼球圧入工程までの間、ハウジ
ング11の落下等によりポート12の外端開口部にバリ
状の傷が発生しても、このバリは大径部16外端に発生
することになる。従って、本実施形態では鋼球圧入時に
パリを巻き込むことがないため、バリ巻き込みによるポ
ート12の内周面を傷付けシール性を損ねるとがない。
【0040】(8) 本実施形態においては、カシメ荷
重が小さくてすむため、カシメ荷重上限値は、弁収納孔
5が変形しない程度とし、下限値を小さくすることによ
って、カシメ荷重範囲を広くとることができ、量産に対
してカシメの品質管理が容易に行なうことができる。
重が小さくてすむため、カシメ荷重上限値は、弁収納孔
5が変形しない程度とし、下限値を小さくすることによ
って、カシメ荷重範囲を広くとることができ、量産に対
してカシメの品質管理が容易に行なうことができる。
【0041】(第2実施形態)次に第2実施形態を図3
を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成に
ついては同一符号を付して、その説明を省略し、異なる
ところを中心にして説明する。
を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成に
ついては同一符号を付して、その説明を省略し、異なる
ところを中心にして説明する。
【0042】この実施形態では、ポート12の外端開口
部の大径部16が省略され、その代わりに、予めポート
の外端開口部の周縁に、ポート12と同軸上をなす円形
状(リング状)の溝26が形成されている。又、鋼球圧
入治具20のカシメ刃部23の刃先は鋭角ではなく、断
面が丸く形成されている。又、カシメ刃部23の径は、
前記溝26に係入できる長さとされている。なお、溝2
3の断面形状は、適宜の形状でよい。
部の大径部16が省略され、その代わりに、予めポート
の外端開口部の周縁に、ポート12と同軸上をなす円形
状(リング状)の溝26が形成されている。又、鋼球圧
入治具20のカシメ刃部23の刃先は鋭角ではなく、断
面が丸く形成されている。又、カシメ刃部23の径は、
前記溝26に係入できる長さとされている。なお、溝2
3の断面形状は、適宜の形状でよい。
【0043】上記の様に構成された鋼球圧入治具20に
て、鋼球13をポート12に対して圧入する場合、ポー
ト12の外端開口部に鋼球13を対応して配置し、鋼球
圧入治具20の押圧部21にて鋼球13を、図3(a)
に示すように下方へ押圧する。そして、鋼球圧入治具2
0の下方への押圧移動により、カシメ刃部23はポート
12の開口部周縁を囲むように全周に亘って予め形成さ
れた溝26内に係入される。そして、カシメ刃部23の
溝26内への押圧により、溝26の内方側の側壁がポー
ト12側へ押圧される。この結果、ポート12の外端開
口部は全周に亘って縮径変形、すなわちカシメ変形され
る(図3(b)参照)。
て、鋼球13をポート12に対して圧入する場合、ポー
ト12の外端開口部に鋼球13を対応して配置し、鋼球
圧入治具20の押圧部21にて鋼球13を、図3(a)
に示すように下方へ押圧する。そして、鋼球圧入治具2
0の下方への押圧移動により、カシメ刃部23はポート
12の開口部周縁を囲むように全周に亘って予め形成さ
れた溝26内に係入される。そして、カシメ刃部23の
溝26内への押圧により、溝26の内方側の側壁がポー
ト12側へ押圧される。この結果、ポート12の外端開
口部は全周に亘って縮径変形、すなわちカシメ変形され
る(図3(b)参照)。
【0044】このポート12の外端開口部の内方へのカ
シメ変形により、ポート12の外端開口部は全周に亘っ
て縮径され、鋼球13の抜け防止が図られる。図3
(b)では、カシメ変形後のポート12の外端開口部の
径をL2で示している。この径L2はR>L2となる。
シメ変形により、ポート12の外端開口部は全周に亘っ
て縮径され、鋼球13の抜け防止が図られる。図3
(b)では、カシメ変形後のポート12の外端開口部の
径をL2で示している。この径L2はR>L2となる。
【0045】次に、上記のように構成された実施形態の
特徴を以下に記載する。 (1)本実施形態においても、第1実施形態の(1)〜
(3)、(5)、(6)及び(8)の作用効果を奏す
る。
特徴を以下に記載する。 (1)本実施形態においても、第1実施形態の(1)〜
(3)、(5)、(6)及び(8)の作用効果を奏す
る。
【0046】(2)本実施形態では、ポート12の外端
開口部周縁に予め形成した溝26に対して鋼球圧入治具
20のカシメ刃部23を係入した上で、溝26の内方側
の側壁をポート12側へ押圧してカシメるようにした。
このため、カシメ刃部23の刃先を鋭角にしなくても、
カシメを簡単に行なうことができ、カシメ刃部23の耐
久性を向上することができる。
開口部周縁に予め形成した溝26に対して鋼球圧入治具
20のカシメ刃部23を係入した上で、溝26の内方側
の側壁をポート12側へ押圧してカシメるようにした。
このため、カシメ刃部23の刃先を鋭角にしなくても、
カシメを簡単に行なうことができ、カシメ刃部23の耐
久性を向上することができる。
【0047】すなわち、第1実施形態では、カシメ刃部
23の刃先を鋭角にして、カシメ溝23を形成しつつカ
シメるようにしたため、カシメ溝23の形成のための刃
先が速く摩耗するが、この実施形態では、溝23が予め
形成されているため、刃先が速く摩耗することがない。
なお、本発明の実施形態は、上記実施形態に限定され
るものではなく、下記のように実現してもよい。
23の刃先を鋭角にして、カシメ溝23を形成しつつカ
シメるようにしたため、カシメ溝23の形成のための刃
先が速く摩耗するが、この実施形態では、溝23が予め
形成されているため、刃先が速く摩耗することがない。
なお、本発明の実施形態は、上記実施形態に限定され
るものではなく、下記のように実現してもよい。
【0048】○第1実施形態では、大径部16付きのポ
ート12としたが、大径部16の代わりに外方へ行くほ
ど拡径するテーパ形状の座グリとしてもよい。 ○第1実施形態では、大径部16付きのポート12とし
たが、このポート12の外端開口部に傷が発生しないよ
うに管理すれば、前記大径部16を省略してもよい。
ート12としたが、大径部16の代わりに外方へ行くほ
ど拡径するテーパ形状の座グリとしてもよい。 ○第1実施形態では、大径部16付きのポート12とし
たが、このポート12の外端開口部に傷が発生しないよ
うに管理すれば、前記大径部16を省略してもよい。
【0049】○第1実施形態では、カシメ溝24を円形
溝としたが、シール性が損なわない限り、図4、或いは
図5に示すように、カシメ溝24が一部分断して形成さ
れるように、カシメ刃部23を有する鋼球圧入治具にて
形成するようにしてもよい。図4は4つの円弧部のカシ
メ溝24aにてポート12の外端開口部のほぼ全周に亘
るカシメ溝が形成されている。又、図5は半円弧状のカ
シメ溝24bでポート12の外端開口部の全周にぼぼ亘
るカシメ溝が形成されている。
溝としたが、シール性が損なわない限り、図4、或いは
図5に示すように、カシメ溝24が一部分断して形成さ
れるように、カシメ刃部23を有する鋼球圧入治具にて
形成するようにしてもよい。図4は4つの円弧部のカシ
メ溝24aにてポート12の外端開口部のほぼ全周に亘
るカシメ溝が形成されている。又、図5は半円弧状のカ
シメ溝24bでポート12の外端開口部の全周にぼぼ亘
るカシメ溝が形成されている。
【0050】すなわち、本発明における環状を有するカ
シメ刃部とは、ポートの外端開口部の周縁を実質的に全
周に亘ってカシメるようにしたものも含む。ポートの外
端開口部を実質的に全周に亘ってカシメれば、完全に全
周に亘ってカシメたときと同等の効果を奏することは明
らかである。
シメ刃部とは、ポートの外端開口部の周縁を実質的に全
周に亘ってカシメるようにしたものも含む。ポートの外
端開口部を実質的に全周に亘ってカシメれば、完全に全
周に亘ってカシメたときと同等の効果を奏することは明
らかである。
【0051】次に、上記実施の形態から把握できる特許
請求の範囲に記載された発明以外の技術的思想をその効
果とともに記載する。 (1) カシメ溝は、分断された円弧状の小カシメ溝か
らなり、同小カシメ溝によりポートの外端開口部周縁に
対して実質的に全周に亘って円形に形成されていること
を特徴とする請求項4又は請求項5に記載の鋼球の抜け
止め構造。前記図4及び図5のカシメ溝24a,24b
がそれぞれ小カシメ溝に想到する。こうすることによっ
てもポートの外端開口部を実質的に全周に亘ってカシメ
ることができる。
請求の範囲に記載された発明以外の技術的思想をその効
果とともに記載する。 (1) カシメ溝は、分断された円弧状の小カシメ溝か
らなり、同小カシメ溝によりポートの外端開口部周縁に
対して実質的に全周に亘って円形に形成されていること
を特徴とする請求項4又は請求項5に記載の鋼球の抜け
止め構造。前記図4及び図5のカシメ溝24a,24b
がそれぞれ小カシメ溝に想到する。こうすることによっ
てもポートの外端開口部を実質的に全周に亘ってカシメ
ることができる。
【0052】(2) ポート被形成部材は、流量制御装
置のハウジングである請求項4又は請求項5に記載の鋼
球の抜け止め構造。カシメ荷重の調整が容易なため、流
量制御装置に応用することにより、ポートに鋼球を圧入
するときにおいて、弁収納孔等の他の構成の変形の防止
ができる。
置のハウジングである請求項4又は請求項5に記載の鋼
球の抜け止め構造。カシメ荷重の調整が容易なため、流
量制御装置に応用することにより、ポートに鋼球を圧入
するときにおいて、弁収納孔等の他の構成の変形の防止
ができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1、2、3、6の発明によれば、
鋼球のポートに対する圧入と、カシメを同時に行なうこ
とができる。又、カシメ箇所に掛る荷重を低くできるた
め、ポート被形成部材のカシメ変形による他の箇所への
悪影響を防止することができる。さらに、鋼球によるシ
ール性を確実に得ることができる効果を奏する。
鋼球のポートに対する圧入と、カシメを同時に行なうこ
とができる。又、カシメ箇所に掛る荷重を低くできるた
め、ポート被形成部材のカシメ変形による他の箇所への
悪影響を防止することができる。さらに、鋼球によるシ
ール性を確実に得ることができる効果を奏する。
【0054】請求項2の発明によれば、前記押圧部は、
凹部の内底部は鋼球の頂に当接しないように形成され、
凹部の内周面先端で押圧するため、鋼球を安定して円滑
に圧入することができる。
凹部の内底部は鋼球の頂に当接しないように形成され、
凹部の内周面先端で押圧するため、鋼球を安定して円滑
に圧入することができる。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、カシメ時
において、カシメ刃部がポート被形成部材に押し込まれ
ると、カシメ刃部によってポートの開口周縁が内方にカ
シメ変形させることができる。
において、カシメ刃部がポート被形成部材に押し込まれ
ると、カシメ刃部によってポートの開口周縁が内方にカ
シメ変形させることができる。
【0056】請求項4及び請求項5に記載の発明によれ
ば、ポートの開口内方に全周に亘ってカシメ変形が発生
しているため、鋼球とポートの内周壁とのシール性が失
われることがなく、鋼球の抜け防止を確実に行うことが
できる。
ば、ポートの開口内方に全周に亘ってカシメ変形が発生
しているため、鋼球とポートの内周壁とのシール性が失
われることがなく、鋼球の抜け防止を確実に行うことが
できる。
【0057】又、請求項5に記載の発明によれば、請求
項4の発明に加えて、鋼球が圧入されたポートはその開
口が同ポートの内方よりも全周にわたって縮径されてい
るため、請求項4の効果を奏する。
項4の発明に加えて、鋼球が圧入されたポートはその開
口が同ポートの内方よりも全周にわたって縮径されてい
るため、請求項4の効果を奏する。
【0058】請求項7に記載の発明によれば、ポートの
外端開口部周縁に予め形成した溝に対して鋼球圧入治具
のカシメ刃部を係入した上で、溝の内方側の側壁をポー
ト側へカシメるため、カシメを簡単に行なうことがで
き、カシメ刃部の耐久性を向上することができる。
外端開口部周縁に予め形成した溝に対して鋼球圧入治具
のカシメ刃部を係入した上で、溝の内方側の側壁をポー
ト側へカシメるため、カシメを簡単に行なうことがで
き、カシメ刃部の耐久性を向上することができる。
【図1】(a)は一実施形態のポートの断面図、(b)
は同じく、抜け止め構造の断面図。
は同じく、抜け止め構造の断面図。
【図2】 同じくポートの平面図。
【図3】(a)は一実施形態のポートの断面図、(b)
は同じく、抜け止め構造の断面図。
は同じく、抜け止め構造の断面図。
【図4】他の実施形態のポートの平面図。
【図5】他の実施形態のポートの平面図。
【図6】流量制御弁の断面図。
【図7】従来例の鋼球の抜け止め構造を示すポートの断
面図。
面図。
【図8】同じく従来例のストッパ部材の平面図。
【図9】他の従来例のポートの平面図。
11…ハウジング、12…ポート、13…鋼球、20…
鋼球押圧治具、21…押圧部、22…凹部、23…カシ
メ刃部、24…カシメ溝、26…溝。
鋼球押圧治具、21…押圧部、22…凹部、23…カシ
メ刃部、24…カシメ溝、26…溝。
Claims (7)
- 【請求項1】 ポートを有するポート被形成部材のポー
トに対して鋼球を圧入する鋼球圧入治具であって、 同圧入治具の端面の中央に設けられ、鋼球を押圧する押
圧部と、 前記押圧部の軸心を中心として刃部が所定の径を有して
環状に形成され、ポートの周縁をカシメるカシメ刃部と
を備えた鋼球圧入治具。 - 【請求項2】 前記押圧部は、凹部が形成され、同凹部
の内底部は鋼球の頂に当接しないように形成され、凹部
の内周面先端で鋼球を押圧可能とされている請求項1に
記載の鋼球圧入治具。 - 【請求項3】 前記カシメ刃部の内周面は、前記押圧部
の基端側に向かうほどその径は小さくなるようにされて
いる請求項1又は請求項2に記載の鋼球圧入治具。 - 【請求項4】 ポートを有するポート被形成部材のポー
トに対して鋼球が圧入され、前記鋼球が圧入されたポー
トの開口周縁に対してカシメ溝がポートに対して同心円
状に形成されていることを特徴とする鋼球の抜け止め構
造。 - 【請求項5】 前記鋼球が圧入されたポートはその開口
が同ポートの内方よりも略全周にわたって縮径されてい
ることを特徴とする請求項4に記載の鋼球の抜け止め構
造。 - 【請求項6】 ポートを有するポート被形成部材のポー
トに対して鋼球を圧入する鋼球の圧入方法において、 鋼球を前記ポート内に対して圧入すると同時に、 環状のカシメ刃部にて、前記ポートの開口周縁をリング
状にカシメることを特徴とする鋼球の圧入方法。 - 【請求項7】 前記ポートの外端開口部の周縁には、予
めリング状の溝が形成され、カシメ刃部がカシメ時に同
溝に係入することを特徴とする請求項6に記載の鋼球の
圧入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10079190A JPH11280982A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 鋼球圧入治具、鋼球の抜け止め構造、及び鋼球の圧入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10079190A JPH11280982A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 鋼球圧入治具、鋼球の抜け止め構造、及び鋼球の圧入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280982A true JPH11280982A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13683068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10079190A Pending JPH11280982A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 鋼球圧入治具、鋼球の抜け止め構造、及び鋼球の圧入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11280982A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8171961B2 (en) | 2009-06-23 | 2012-05-08 | Advics Co., Ltd. | Plug structure |
| CN105171685A (zh) * | 2015-09-15 | 2015-12-23 | 宁波斯达弗液压传动有限公司 | 滑动轴承固定装置 |
| GB2569091A (en) * | 2017-10-09 | 2019-06-12 | Continental Automotive Systems Srl | Ball caulking tool |
| CN115628836A (zh) * | 2022-09-26 | 2023-01-20 | 人本股份有限公司 | 一种轴承单颗钢球从塑料保持架轴向拔出力的检测方法 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10079190A patent/JPH11280982A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8171961B2 (en) | 2009-06-23 | 2012-05-08 | Advics Co., Ltd. | Plug structure |
| CN105171685A (zh) * | 2015-09-15 | 2015-12-23 | 宁波斯达弗液压传动有限公司 | 滑动轴承固定装置 |
| GB2569091A (en) * | 2017-10-09 | 2019-06-12 | Continental Automotive Systems Srl | Ball caulking tool |
| CN115628836A (zh) * | 2022-09-26 | 2023-01-20 | 人本股份有限公司 | 一种轴承单颗钢球从塑料保持架轴向拔出力的检测方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3845942B2 (ja) | 車輪支持用ハブユニット | |
| CN100383416C (zh) | 通过扩展实心盖板封装活动承窝组件的装置和方法 | |
| WO2006019145A1 (ja) | ボールジョイントと、その製造方法 | |
| JPH11280982A (ja) | 鋼球圧入治具、鋼球の抜け止め構造、及び鋼球の圧入方法 | |
| US6591657B1 (en) | Method of manufacturing ball joint | |
| JP3051390B1 (ja) | 固着ボルトおよびその固着方法 | |
| JP3917707B2 (ja) | 駆動軸の製造方法 | |
| JP4065127B2 (ja) | カシメ装置 | |
| JP3062477B2 (ja) | 縦方向ガイドの玉軸受保持器に玉を挿入および固定する方法および装置 | |
| JP4947963B2 (ja) | 車輪用軸受装置およびその製造方法 | |
| JPH0752977Y2 (ja) | 十字軸継手のシール装置 | |
| US4064612A (en) | Locking type gasket for spark plugs having fully threaded shanks and tool therefor | |
| JPH0330726B2 (ja) | ||
| JP3804922B2 (ja) | ボール栓用圧入・かしめ治具 | |
| JPH10318084A (ja) | 分岐孔を有する摺動体内蔵型高圧流体用部材 | |
| JP2875772B2 (ja) | 玉軸受用波形保持器の製造方法 | |
| JP6420512B1 (ja) | スタッドボルトと被固定板との固定構造及びスタッドボルト | |
| JP2005193709A (ja) | ボールジョイントのハウジングを取付孔に固着したロアアームとロアアームに対するボールジョイントの固着方法 | |
| JPS61222642A (ja) | バ−リング加工方法 | |
| JP2003004058A (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニット | |
| JP3344689B2 (ja) | ボールジョイントとアームとの結合構造 | |
| JPH031618Y2 (ja) | ||
| JP2008019985A (ja) | 軸受抜け止め構造 | |
| JP4306645B2 (ja) | 車輪支持用ハブユニットの製造方法 | |
| JPH05169164A (ja) | シャフトのかしめ止め構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |