JPH11281647A - 免疫反応測定装置 - Google Patents

免疫反応測定装置

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JPH11281647A
JPH11281647A JP10044798A JP10044798A JPH11281647A JP H11281647 A JPH11281647 A JP H11281647A JP 10044798 A JP10044798 A JP 10044798A JP 10044798 A JP10044798 A JP 10044798A JP H11281647 A JPH11281647 A JP H11281647A
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JP
Japan
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optical fiber
light
measurement
spr sensor
spectroscope
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Withdrawn
Application number
JP10044798A
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English (en)
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Kazuyasu Suzuki
和保 鈴木
Mitsuhiro Negami
光弘 根上
Muneaki Nakamura
宗昭 中村
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量の検体で多項目の測定を実時間(リアル
タイム)で行うことができる免疫反応測定装置を提供す
ることを、その目的とする。特に、本発明では、入射光
及び反射光の光路の切換を工夫して上記目的を達成す
る。 【解決手段】 一端部にSPRセンサ部を備えた少なく
とも2本の光ファイバと、この光ファイバの他端部側か
ら所定の光を照射する光源と、SPRセンサ部から反射
する反射光を入射して分析する分光器と、光源及び分光
器の動作を制御する主制御部とを備え、各光ファイバの
他端部を所定の移動機構に担持すると共に、複数の光フ
ァイバの内いずれかの光ファイバの他端部を分光器への
光路に一致させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免疫反応測定装置
に係り、特に、いわゆる表面プラズモン共鳴(Surface
Plasmon Resonance 、以下「SPR」と略す)現象を利
用した免疫反応測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、生物化学分析の分野におい
て、検体中の極めて微量なタンパク質を検出する方法と
して、免疫法(immunoassay )が一般的に多く使われてい
る。この免疫法は、いわゆる抗原(検出しようとするタ
ンパク質)と抗体(抗原を用いて作られた抗体)との特
異的な免疫反応により、検体内の所定の抗原濃度を定量
するものである。この免疫法は、複数種類の抗原が混在
する検体であっても、検出しようとする抗原を単離する
ことなく測定することができる。この点が、化学的測定
法あるいは物理的測定法と異なる。
【0003】また、免疫法の中には、下記のような種々
の手法がある。 radio immunoassay :RIA法(ラジオイムノアッセ
イ) enzyme immunoassay:EIA法(酵素免疫法) fluoro immunoassay:FIA法(蛍光免疫法)
【0004】RIA法は、アイソトープを用いる必要が
あるため、最近ではあまり使われていない。また、EI
A法は、簡易に免疫反応を測定できるため現在広く使わ
れている。更に、FIA法は、高感度、高精度な測定法
という位置づけである。EIA法のうち、抗体測定のた
めに固相を用いる方法を、特にELISA(enzymelinke
d immunosorbent assay)法と呼び、更に、ELISAに
は以下の2つの手法がある。
【0005】a.間接法 :固相に抗原を用いる方法 b.抗体捕獲法:固相に抗IgM抗体を用いる方法
【0006】上記ELISA法は、特定の病原体に対す
る抗体の定量、allergenに対する抗体の定量、及びモノ
クローナル抗体のスクリーニングに使われている。EL
ISA法に用いられる測定キットは、一般的には96個
の凹部が形成されたマイクロプレートを用い、このマイ
クロプレート上で免疫反応測定が行われる。従って、大
量の検体を同時に測定することができ、近年、多くの自
動化された免疫反応測定装置が市場に出回っている。
【0007】ELISA法用の測定キットとしては、多
くの試薬メーカから種々の試薬が提供されている。例え
ば、tPAがあるが、これは血液中の血液凝固及び血栓
に関わるフィブリンを溶かす方向に間接的に働く酵素で
ある。また、PAI−1は、tPAを抑制し、血液凝固
や血栓を造る方向に働く酵素である。
【0008】ところで、免疫反応測定装置に用いられる
センサとして、いわゆるSPRセンサが知られている。
このSPRセンサとは、表面プラズモン共鳴現象を用い
たセンサであり、以下の原理で測定される。即ち、50
nm程度の厚さを有する金属薄膜(金若しくは銀等)を
高屈折率のプリズムの底面に蒸着する。そして、プリズ
ム側から金属薄膜に向けて臨界角以上の角度で所定の光
を入射させる。金属薄膜は、50nm程度では半透明で
あるので、プリズム側から入射した光は金属薄膜を透過
して、プリズムと反対側の金属薄膜の表面に到達し、プ
リズムと反対側の金属薄膜の表面にエバネッセント場を
発生する。
【0009】光の入射角を調整することにより、エバネ
ッセント場の波数と表面プラズモン共鳴の波数を一致さ
せて、金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴を励起でき
る。この場合、表面プラズモン共鳴の波数は、金属薄膜
の誘電率と金属薄膜から見てプリズムと反対側の表面に
固定された検体との屈折率に依存している。従って、検
体の屈折率及び誘電率を調べることができる。このよう
に、光学系と検体とが金属薄膜を境にして相互に反対側
に位置していることにより、センサとして構築しやす
い。
【0010】上記原理を応用して、光ファイバを用いた
免疫反応測定装置用のSPRセンサが開発されている(B
IACORE社製−BIAcoreProbe )。この光ファイバを用いた
SPRセンサでは、先ず、光ファイバの先端部外周面の
クラッド(clad)が除去され、光ファイバの先端の端面を
きれいにカットするか若しくは磨いた上で、この端面に
銀がコーティングされる。また、この光ファイバの先端
部外周面に金属薄膜(金若しくは銀等)がコーティング
される。さらに、光ファイバの先端部外周面の金属薄膜
を誘電体膜で覆い、この誘電体膜上に免疫反応測定に用
いる抗体が固定されている。また、光ファイバの他端部
側には所定の光源が配設されており、光ファイバ内に光
を導入できるようになっている。
【0011】このように構成されたSPRセンサの免疫
反応測定手法について説明する。先ず、光ファイバ内に
導入された光は、光ファイバの先端部で光の中の特定の
波長の波が表面プラズモン共鳴を励起する。この表面プ
ラズモン共鳴を励起する波長は、誘電体膜と抗体との屈
折率によって変化する。このため、免疫反応前に最も減
衰する波長と免疫反応後に最も減衰する波長を比較する
ことにより、免疫反応を測定することができる。図23
は、SPRセンサ3zを用いた免疫反応測定装置1zの
原理実験を示す説明図である。この図23に示すよう
に、抗原を含まない基準検査液(例えばリン酸バッフ
ァ)を検体47zとした場合と所定の検査液(抗原が含
まれている)を検体47zとした場合とで、減衰してい
る光の波長が異なっている。
【0012】尚、光ファイバ5zは、ファイバ自体が細
く、また、光ファイバ内を伝送される光の損失が少な
い。従って、免疫反応測定装置の小型化が可能であり、
遠隔測定も可能となる点が長所として挙げられる。そし
て、これらは免疫反応測定装置1zの操作性の向上に繋
がる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例には以下のような不都合があった。即ち、ELI
SAなどの酵素免疫法では、測定のための工程が多数に
のぼり、また反応に長時間が必要である。このため、1
つの検体を測定するのに数時間から数十時間を要する場
合があり、測定効率を向上させることができない。ま
た、酵素免疫法では、多人数の検体について、一つ一つ
の項目ごとに免疫反応の測定をする。このため、ある特
定の1人の検体について多項目を一度に測定するような
用途には不向きである、という不都合を生じていた。
【0014】また、光ファイバからなるSPRセンサを
用いた免疫反応測定装置についても、予め、免疫反応測
定に用いる特定の抗体を光ファイバの先端部に固定して
おき、測定したい検体内の抗原をこのSPRセンサの抗
体と反応させるものである。このため、多項目を一度に
測定することはできない、という不都合を生じていた。
また、光ファイバは一体型であるので、測定項目を変え
る場合には光ファイバ全体を交換する必要がある、とい
う不都合を生じていた。
【0015】更に、光ファイバを用いたSPRセンサで
は、いわゆるバイオハザードに対する配慮が欠けてい
た。即ち、免疫反応測定には、血液等の感染性のある検
体を用いるため、本来、検体が直接接触する領域は、全
て新しいものを使用し、使い終わったものは廃棄すべき
である。しかし、現実には、洗浄などにより繰り返し使
用しているため、測定に用いられた抗原や抗体の一部が
SPRセンサに残留してしまう可能性がある、という不
都合を生じていた。
【0016】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、少量の検体で多項目の測定を実時間(リアル
タイム)で行うことができる免疫反応測定装置を提供す
ることを、その目的とする。特に、本発明では、入射光
及び反射光の光路の切り換えを工夫して上記目的を達成
するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、一端部にSPRセン
サ部を備えた少なくとも2本の光ファイバと、この光フ
ァイバの他端部側から所定の光を照射する光源と、SP
Rセンサ部から反射する反射光を入射して分析する分光
器と、光源及び分光器の動作を制御する主制御部とを備
え、各光ファイバの他端部を所定の移動機構に担持する
と共に、複数の光ファイバの内いずれかの光ファイバの
他端部を分光器への光路に一致させる、という構成を採
っている。
【0018】以上のように構成されたことにより、光源
からの光は、光ファイバに入射されてSPRセンサ部に
到達する。SPRセンサ部側に透過した光は、SPRセ
ンサ部において、波長分布が免疫反応に応じて変化す
る。
【0019】SPRセンサ部の端部には、反射ミラー
(光ファイバの端面をAgでコーティングしたもの)が
設けられており、光の波長分布が変化して、反射光とし
て光路選択手段側に反射する。そして、光ファイバを通
った反射光は分光器側に導入され波長分布の分析が行わ
れる。
【0020】そして、一つのSPRセンサ部で免疫反応
の測定が行われた後は、移動機構が作用して、光ファイ
バの他端部を移動させる。これにより次のSPRセンサ
部で生じた表面プラズモン共鳴による反射光を分光器に
導入することができる。従って、簡易な構造で、多項目
の免疫反応測定を行うことができる。
【0021】請求項2記載の発明では、光ファイバと分
光器への光路の相互間に所定の集光レンズを装備すると
いう構成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と
同様である。以上のように構成されたことにより、この
集光レンズを通過する光は拡散が防止され、効率的に伝
達される。
【0022】請求項3記載の発明では、集光レンズを各
光ファイバの他端部にそれぞれ設け、これら各集光レン
ズを移動機構に担持するという構成を採り、その他の構
成は請求項1記載の発明と同様である。以上のように構
成されたことにより、各集光レンズは、各光ファイバの
他端部の移動と共に移動する。従って、予め、光ファイ
バと集光レンズとの光学的な位置決めを行っておけば、
光学系にずれが発生しない。また、複雑な位置決め制御
等を行う必要が無くなる。
【0023】請求項4光ファイバを、SPRセンサ部が
形成されたセンサ用光ファイバと分光器側へ接続される
中継用光ファイバとにより構成し、これらセンサ用光フ
ァイバと中継用光ファイバとを光ファイバコネクタで接
続するという構成を採り、その他の構成は請求項1,2
又は3記載の発明と同様である。以上のように構成され
たことにより、所定の免疫反応測定が終了したら、SP
Rセンサ部につながるセンサ用光ファイバのみを装置か
ら取り外すことができる。そして、別の免疫反応測定を
するために、SPRセンサ部を備えた別の光ファイバを
接続することができる。このため、洗浄工程の不要なデ
ィスポーザブルタイプとして使用することができ、ま
た、多項目にわたる免疫反応測定を迅速に行うことがで
きる。
【0024】請求項5記載の発明では、センサ用光ファ
イバ及び中継用光ファイバにそれぞれ光ファイバコネク
タを装備し、これら光ファイバコネクタ同士を所定のア
ダプタで接続するという構成を採り、その他の構成は請
求項4記載の発明と同様である。
【0025】請求項6記載の発明では、センサ用光ファ
イバを光ファイバコネクタに対し着脱自在に構成すると
いう手段を採り、その他の構成は請求項4又は5記載の
発明と同様である。以上のように構成されたことによ
り、免疫反応測定を行ったセンサ用光ファイバだけを、
光ファイバコネクタから取り外すことができる。このた
め、光ファイバコネクタは再利用が可能となり、測定コ
ストを更に抑制することができる。
【0026】請求項7記載の発明では、各中継用光ファ
イバは、全て等しい長さとするという構成を採り、その
他の構成は請求項4,5又は6記載の発明と同様であ
る。以上のように構成されたことにより、いずれのSP
Rセンサ部で免疫反応測定を行った場合でも、光路の長
さは変化しないので、各光ファイバごとに光強度変化に
対する補正をする必要はない。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の一実
施形態を図面に基づいて説明する。先ず、図1に基づい
て、本実施形態にかかる免疫反応測定装置の特徴部分で
ある光路切換機構の構成について概説する。図1は、本
実施形態に係る光路切換機構の主要な構成要素及びその
他の要素を配列した模式図である。この免疫反応測定装
置は、一端部にSPRセンサ部3a1,3a2,…,3
anを備えたセンサ用光ファイバ5a1,5a2…,5
cnと、所定の光を照射する光照射手段31と、このS
PRセンサ部3a1,3a2,…,3anから反射した
反射光を検出して分析する分光器13とを備えている。
SPRセンサ部3a1,3a2,…,3anを備えたセ
ンサ用光ファイバ5a1,5a2,…,5anは複数本
装備されているのに対し、光照射手段31及び分光器1
3はそれぞれ1組ずつ設けられている。
【0027】これら各センサ用光ファイバ5a1,5a
2,…,5anは、光ファイバコネクタ5c1,5c
2,…,5cn,アダプタ5e1,5e2,…,5en
及び中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5inを介
して光照射手段31の近傍に導かれている。また光照射
手段31は、所定の分光器用光ファイバ41aによって
分光器13に接続されている。本実施形態に係る光路切
換機構では、複数のSPRセンサ部3a1,3a2,
…,3anから反射した反射光を分光器13へ導くため
に、中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5inの端
部が光照射手段31に対して移動可能となっている。
【0028】尚、図1において、各光ファイバコネクタ
5c1,5c2,…,5cn,アダプタ5e1,5e
2,…,5en及び光ファイバコネクタ5g1,5g
2,…,5gnは相互に分離して記載されている。これ
は、各部材をわかりやすく記載したものであって、実際
の使用に当たってはこれら各光ファイバコネクタとアダ
プタは密着して接続されている。
【0029】以下に、本発明に係る免疫反応測定装置の
全体概要を最初に説明し、しかる後に本実施形態の特徴
である光路切換機構についての具体的な説明をする。
尚、本実施形態では、一例として、携帯型の免疫反応測
定装置1の具体例(図4参照)に基づいて説明する。
【0030】[SPRセンサ部]先ず、図1及び図2に
示すように、本実施形態にかかる免疫反応測定装置に
は、石英からなる複数のセンサ用光ファイバ5a1,5
a2,…,5anが設けられ、各センサ用光ファイバ5
a1,5a2,…,5anの先端部(図1中の右端部)
がSPRセンサ部3a1,3a2,…,3anとなって
いる。SPRセンサ部3a1,3a2,…,3anにお
ける各センサ用光ファイバ5a1,5a2,…,5an
の先端は、図2に示すように、センサ用光ファイバ5a
1,5a2,…,5anのコア3aの先端面が銀でコー
ティングされ、当該部位が反射ミラー3bとなってい
る。また、先端部外周面には、センサ用光ファイバ5a
1,5a2,…,5anのコア3aの表面に銀若しくは
金の金属薄膜3cがコーティングされると共に、この金
属薄膜3cの上に誘電体膜3dが形成され、更にその上
に抗体3eが固定されている。尚、センサ用光ファイバ
5a1,5a2,…,5anの構造としては種々のもの
がある。即ち、コアが石英やプラスチック(ポリマー)
であり、クラッド(Clad)が石英若しくはプラスチック
のものである。また、SPRセンサ部3a1,3a2,
…,3anは石英やプラスチックを用いる。実際には、
これらの材質を適切に組み合わせて用いる。
【0031】誘電体膜3dは、金属薄膜3cに固定する
抗体3eを結合するための接着材としての役割を有して
いる。この誘電体膜3dの具体的構成には多くの提案が
なされている。本実施形態では、図3に示すように、金
属薄膜3cのすぐ上に、硫黄原子を含有する多員環3d
1(スルフィド,ジスルフィド,チオール,イソニトリ
ル等)を被覆する。この多員環3d1の上には、飽和炭
化水素鎖3d2(枝分かれなくヘテロ原子により中断さ
れた12〜30原子)が被覆される。更に、飽和炭化水
素鎖3d2の上には、活性基3d3(アミノ基,アルデ
ヒド基,エポキシ基,カルボキシル基等)が被覆されて
いる。そして、この活性基3d3に抗体3eが固定され
ている。
【0032】誘電体膜3dに固定する抗体3eの種類
は、測定したい検体内の抗原3fによって種々の組み合
わせが考えられている。即ち、測定したい検体内の抗原
3fが決定されると、これに対応するタンパク質、ポジ
ティブコントロール、ネガティブコントロール等の複数
の抗体3eがそれぞれ別個に固定されたSPRセンサ部
3a1,3a2,…,3anを選択する。実際に、この
SPRセンサ部3a1,3a2,…,3anを用いた免
疫反応測定装置1では、癌,糖尿病,バクテリア(O−
157),血栓/頭部外傷,水質検査(毒素検査),各
種内分泌検査をすることができる。
【0033】以上のように、SPRセンサ部3a1,3
a2,…,3anに複数の抗体3e(図2においては、
抗体A,抗体B,抗体C,抗体P,抗体Nの5種類を用
いている)を固定すると、一回の操作で同時に多項目の
測定ができる。これは、SPRセンサ部3a1,3a
2,…,3anの複数のセンサ用光ファイバ5a1,5
a2,…,5anの先端の誘電体膜3dに固定された各
種抗体3eが、検体中に含有されるそれぞれの抗原3f
となるタンパク質と特異的に結合することにより可能と
なる。例えば、癌の検査では、検査用試薬として腫瘍マ
ーカが一般的である。胃癌を考えた場合、予後診断とし
て、3〜4種類の腫瘍マーカを併用する場合が多い。こ
のような時に、各SPRセンサ部3a1,3a2,…,
3anにこれらの腫瘍マーカを固定しておけば、一回の
測定で多項目の測定ができるため、測定効率向上の効果
は大きい。
【0034】糖尿病の場合でも、内分泌の何に異常があ
って糖尿病の症状が出ているのか判断するには、検体中
のインスリンの濃度を調べただけでは不十分である。こ
のような場合にも、因果関係を示すタンパク質の分泌濃
度を測定(定量)することにより、その後の処置や薬の
投与が決めやすくなる。その他、バクテリア、血栓症、
毒素検査など、多項目の測定の利益は限りがない。
【0035】また、本実施形態にかかる免疫反応測定装
置1では、測定の精度を向上させるべく、図2に示すよ
うに、抗体の一部にポジティブコントロール(抗体P)
とネガティブコントロール(抗体N)を用いている。こ
こで、ポジティブコントロールとは、検体内に抗原とし
て存在するタンパク質と特異的に反応する抗体を指して
いる。検体によって異なるが、血液、尿、唾液などに
は、人間の体調等の変化があっても濃度があまり変化し
ないタンパク質が含まれている場合がある。このタンパ
ク質に特異的に反応する抗体Pを、1つのセンサ用光フ
ァイバ5a1,5a2,…,5anの先端部に固定し、
これをポジティブコントロールとする。
【0036】逆に、検体内に全く存在し得ない抗原に対
応する抗体Nを、ネガティブコントロールとする。この
ネガティブコントロールとして用いる抗体Nが反応した
場合には、非特異的反応が生じていると推定することが
できるので、種々の対策を講じることができる。尚、ネ
ガティブコントロールは、別の種の抗原(タンパク質)
に反応する抗体を用いることができるので、選択範囲は
豊富である。
【0037】また、検体に適当なタンパク質が含まれて
いない場合には、検体に後から加えるという手法も考え
られる。即ち、相互に特異的に反応する抗原及び抗体で
あって簡単に手に入るタンパク質を用いる。そして、検
体の中に当該抗原を測定前に一定量を加える。そして、
SPRセンサ部3a1,3a2,…,3anには、この
抗原に対応する抗体をポジティブコントロールとして固
定する。このとき、抗原は検体(血液,唾液、尿など)
と親和性があるものが好ましい。当該手法は、作業自体
は増大するものであるが定量の精度は向上する。尚、ポ
ジティブコントロール及びネガティブコントロールは、
両方同時に用いる場合の他、いずれか一方のみ用いるよ
うにしても良い。尚、本発明の免疫反応測定装置では、
各センサ用光ファイバ5a1,5a2,…,5anにお
けるSPRセンサ部3a1,3a2,…,3anと逆側
の端部には、図1に示すように、それぞれ光ファイバコ
ネクタ5c1,5c2,…,5cnが装備されている。
この光ファイバコネクタ5c1,5c2,…,5cn
は、後述する中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5
inとの接続を可能とするためのものである。また、図
5に示すように、マルチファイバコネクタにより、一度
に全てのセンサ用光ファイバ5a1,5a2,…,5a
nについて接続を可能にしてもよい。
【0038】[キャップ部材]また、SPRセンサ部3
a1,3a2,…,3anの周囲には、図4に示すよう
に、所定のキャップ部材21が配設され、SPRセンサ
部3a1,3a2,…,3anの全体を覆うようになっ
ている。このキャップ部材21は、免疫反応測定に際
し、一定量の検体をSPRセンサ部3a1,3a2,
…,3anの周囲に一時保持しておくためのものであ
る。従って、キャップ部材21の先端部には、検体を吸
引する吸引口23が形成されている。また、キャップ部
材21の内部空間には、装置本体17内に設けられてい
る吸引ポンプ25が接続されている。
【0039】尚、免疫反応測定の前に、キャップ部材2
1内には所定の保存バッファ27が充填されている。こ
の保存バッファ27は、免疫反応測定の前に抗体3eが
変性するのを抑制するためのものである。具体的には、
リン酸緩衝液や酢酸緩衝液を用いる。尚、保存バッファ
27が充填されている状態では、キャップ部材21の先
端はシールしておく。そして、免疫反応測定時にこのシ
ールを剥がして使用する。ここで、キャップ部材21の
吸引口23の径は小さいため、シールを剥がしても、簡
単には保存バッファ27は漏洩しない。また、保存バッ
ファ27がキャップ部材21内に充填されている状態で
免疫反応測定をすることにより、各SPRセンサ部3a
1,3a2,…,3anの特性やばらつきをチェックし
補正することができる。
【0040】[吸引ポンプ]キャップ部材21の内部空
間に接続された吸引ポンプ25は、検体を上記した吸引
口23を介してキャップ部材21内に吸引するためのも
のである。本実施形態の免疫反応測定装置1は、検体の
吸引を自動的に行うようになっている。これは、吸引さ
れる検体が一定量であることが測定の精度を保証するた
めに必要だからである。従って、吸引ポンプ25は、吸
引容量が微小で精度の高い小型のものを用いる。また吸
引ポンプ25の電源としては、二次電池29を用いる。
二次電池29には、ニッケル水素電池、リチウムイオン
電池、二酸化マンガンリチウム電池、ニッケルカドミウ
ム電池などがある。装置本体17の小型化のために、エ
ネルギー密度の高い電池で構成する。
【0041】[光照射手段]次に、図1に基づいて、光
照射手段31について説明する。光照射手段31は、所
定の波長帯域の光を照射するものである。具体的には、
図1に示すように、光照射手段31に所定の光源9と、
集光レンズ9a、ビームスプリッタ33及びシャッタ9
bが設けられている。尚、シャッタ9bは必ずしも必要
なものではない。
【0042】先ず、光を照射する光源9は、ハロゲンラ
ンプが用いられている(図1参照)。この光源9のハロ
ゲンランプには、種々の波長の光が含まれており、免疫
反応測定中はセンサ用光ファイバ5a1,5a2,…,
5anに向けて所定の光を照射している。尚、光源9と
してはハロゲンランプに限定されるものではない。即
ち、所定の波長帯域の光を含むものであればよい。ま
た、予め、免疫反応によって減衰する光の波長がある程
度推測できる場合には、その推測された波長に近い波長
の光のみを照射できる光源を用いるようにしても良い。
尚、光源9の動作は、装置本体17内の主制御部15
(図12参照)によって制御される。
【0043】また、光源9の光が照射される方向には、
集光レンズ9aが装備されている。この集光レンズ9a
は、光源9から照射された光を一定割合で集光し、後述
するビームスプリッタ33に導くためのものである。こ
の集光レンズ9aは、光源9からの光に応じて適切なも
のが選択される。具体的には、光源9の光が発散光であ
る場合には、これを収束させるような機能を有するレン
ズを用いる。
【0044】集光レンズ9aの下流側に配設されるビー
ムスプリッタ33は、入射された光を分岐させる役割を
有するものである。具体的には、本実施形態におけるビ
ームスプリッタ33では、図1に示すように、光源9か
らの光の一部を反射する面がSPRセンサ部3a1,3
a2,…,3an側(図1中の右方)に傾斜している。
このため、光源9からの光の一部は、SPRセンサ部3
a1,3a2,…,3an側に反射するようになってい
る。一方、光源9からの光の残りの部分は、ビームスプ
リッタ33を透過する。ビームスプリッタ33は、いわ
ゆるハーフミラー等によって構成されているからであ
る。
【0045】また、ビームスプリッタ33の近傍で、S
PRセンサ部3a1,3a2,…,3anの側には、所
定のシャッタ9bが配設されている。このシャッタ9b
は、SPRセンサ部3a1,3a2,…,3an側への
光の照射及び非照射を制御するものであり、例えば液晶
シャッタ等が用いられる。
【0046】[分光器]本実施形態の免疫反応測定装置
1には、図1及び図4に示すように、所定の分光器13
が装備されている。この分光器13は、免疫反応測定に
用いる光の波長分布(スペクトルパターン)を分析する
ものである。ここで、この分光器13に入射される光の
1つは、光源9から出力されて上記した集光レンズ9
a,ビームスプリッタ33、そして後述する全反射ミラ
ー5pによって反射されて更にビームスプリッタ33を
透過する光である。これに加え、分光器13には、セン
サ用光ファイバ5a1,5a2,…,5anに入射され
てSPRセンサ部3a1,3a2,…,3anから反射
してきた反射光も入射される。
【0047】分光器13では、入射された光源9からの
光とSPRセンサ部3a1,3a2,…,3anからの
反射光との波長分布を比較することにより、反射光内の
いずれの波長が減衰しているのかを知ることができる。
尚、光照射手段31から分光器13へは、所定の集光レ
ンズ40a,レセプタクル40b、光ファイバコネクタ
40c及び分光器用光ファイバ41aを介し、更に、光
ファイバコネクタ41d及び分光器用アダプタ41eを
介して光が伝達される。以上説明したように、本発明の
免疫反応想定装置1では、分光器13が1台装備されて
いる。但し、製造コストの上昇が許容されるのであるな
らば、2つ以上設けてもよい。
【0048】[光路切換機構]次に、複数の光ファイバ
に対する光路切換機構の構成について説明する。本実施
形態の免疫反応測定装置1では、複数(1〜n)のセン
サ用光ファイバ5a1,5a2,…,5an及びSPR
センサ部3a1,3a2,…,3anが設けられ、これ
に対して分光器13は1つである。このため、それぞれ
のSPRセンサ部3a1,3a2,…,3anでの測定
ごとに、光路を順次切り換える必要がある。このため、
本実施形態では、SPRセンサ部3a1,3a2,…,
3anからの反射光を分光器側へ導く中継用光ファイバ
Iの他端部(左方)を移動させるように構成されてい
る。
【0049】先ず、具体的な構成から説明する。本実施
形態では一例として、n本のセンサ用光ファイバ5a
1,5a2,…,5anが設けられている場合を説明す
る。但し、実際には図1には4本のセンサ用光ファイバ
5a1,5a2,…,5anのみ示し、他は省略してい
る。一本のセンサ用光ファイバ5a(番号[1])に注
目すると、先端部(図1における右端側)には、既に述
べたようにSPRセンサ部3a1,3a2,…,3an
が形成されている。そして、このSPRセンサ部3a
1,3a2,…,3anを構成するセンサ用光ファイバ
5aの他端部には、光ファイバコネクタ5c1,5c
2,…,5cnが装備されている。
【0050】また、光ファイバコネクタ5c1,5c
2,…,5cnは所定のアダプタ5e1,5e2,…,
5enに接続されるようになっている。このアダプタ5
e1,5e2,…,5enは、SPRセンサ部3a1,
3a2,…,3anにおいて免疫反応測定が終了した場
合に、センサ用光ファイバ5aのみを取り外して廃棄で
きるようにするためのものである。また、アダプタ5e
1,5e2,…,5enの逆側には更に光ファイバコネ
クタ5g1,5g2,…,5gnが接続される。この光
ファイバコネクタ5g1,5g2,…,5gnは、光照
射手段31から出射された光をSPRセンサ部3a1,
3a2,…,3anに導くと共に、SPRセンサ部3a
1,3a2,…,3anで反射した反射光を分光器13
側に導く中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5in
を接続するためのものである。尚、この光ファイバコネ
クタ5g1,5g2,…,5gnは、SPRセンサ部3
a1,3a2,…,3an側の光ファイバコネクタ5c
1,5c2,…,5cnと同一のものを用いても良い。
【0051】また、センサ用光ファイバ5a1,5a
2,…,5anは、光ファイバコネクタ5c1,5c
2,…,5cnから取り外し可能に形成してもよい。光
ファイバコネクタ5c1,5c2,…,5cnは高価な
ものもあり、センサ用光ファイバ5a1,5a2,…,
5anのみを取り外して光ファイバコネクタ5c1,5
c2,…,5cnを再利用することができれば、それだ
け測定コストを削減することができるからである。具体
的には、図1に示すように、光ファイバコネクタ5c
1,5c2,…,5cnに所定の貫通孔を形成し、この
貫通孔にセンサ用光ファイバ5a1,5a2,…,5a
nを差し込むような構成が一例として考えられる。
【0052】尚、センサ用光ファイバ5aと中継用光フ
ァイバ5i1,5i2,…,5inとの接続にアダプタ
5e1,5e2,…,5enを使用せず、直接光ファイ
バコネクタ5c1,5c2,…,5cn及び光ファイバ
コネクタ5g1,5g2,…,5gn同士を接続するよ
うな構成にしてもよい。具体例を図1([n]番目のセ
ンサ用光ファイバ5an)に図示している。
【0053】中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5
inは、アダプタ5e1,5e2,…,5enと光照射
手段31との相互間距離と比較して、充分な長さを有し
ている。そして、この中継用光ファイバ5i1,5i
2,…,5inの他端部側にも光ファイバコネクタ5k
1,5k2,…,5knが装備されている。この光ファ
イバコネクタ5k1,5k2,…,5knは、中継用光
ファイバ5i1,5i2,…,5inを必要に応じてレ
セプタクル5m1,5m2,…,5mnから自由に取り
外しができるようにするためのものである。そして更
に、この光ファイバコネクタ5k1,5k2,…,5k
nには、レセプタクル5m1,5m2,…,5mnが接
続されている。このレセプタクル5m1,5m2,…,
5mnは、光照射手段31と中継用光ファイバ5i1,
5i2,…,5inとの間で光の伝達を行うためのもの
である。
【0054】また、本実施形態に係る免疫反応測定装置
1では、各SPRセンサ部3a1,3a2,…,3an
及びセンサ用光ファイバ5a1,5a2,…,5anが
一列に配列されている。そして、中継用光ファイバ5i
1,5i2,…,5inの他端部の光ファイバコネクタ
5k1,5k2,…,5kn及びレセプタクル5m1,
5m2,…,5mnは、光照射手段31に対向して並ん
でいる。但し、測定開始前においては、図1に示すよう
に、光照射手段31に対向する位置には所定の全反射ミ
ラー5pが配設されている。この全反射ミラー5pは、
光照射手段31から出射された光をそのまま分光器13
に導くために用いるものである。即ち、ビームスプリッ
タ33で反射された光の一部はSPRセンサ部3a1,
3a2,…,3an側に曲折するが、全反射ミラー5p
によって反射され、更にビームスプリッタ33を透過し
て分光器13に導かれる。
【0055】以上で説明した全反射ミラー5pと、既に
説明した各光ファイバコネクタ5k1,5k2,…,5
knとレセプタクル5m1,5m2,…,5mnは、移
動機構6に支持されている。これらの構成要素は、具体
的には所定の移動フレーム6aに担持されている。この
移動フレーム6aは、中継用光ファイバ5i1,5i
2,…,5inの他端部の光ファイバコネクタ5k1,
5k2,…,5knとレセプタクル5m1,5m2,
…,5mnを一体的に保持し、後述する主制御部15の
指令により、これら光ファイバコネクタ5k1,5k
2,…,5knやレセプタクル5m1,5m2,…,5
mnを一度に移動させるためのものである。具体的に
は、ガイドシャフト6cに沿って移動フレームが移動す
る。但し、この移動機構6は一例であり、これに限定さ
れるものではない。尚、本実施形態では各センサ用光フ
ァイバ5a1,5a2,…,5an及び中継用光ファイ
バ5i1,5i2,…,5inが一列に並んでいるが、
本発明はこれに限定されるものではなく、格子状に並べ
たり、円状に並べるようにしてもよい。尚、図5は、各
光ファイバの端部を束ねて、マルチ光ファイバとしたも
のである。
【0056】[主制御部]装置本体17内に設けられた
主制御部15は、図1及び図4に示すように、光源9,
光照射手段31,分光器13などの動作を制御してい
る。また、主制御部15では、分光器13により得られ
た反射光の波長分布に関する情報を取り込んで、これを
装置本体17に装備されている表示部43や送信機45
に伝達する機能を有している。更に、主制御部15は、
吸引ポンプ25の動作等もあわせて制御している。ま
た、送信機45からは、上位機(医療機器、コンピュー
タ等)が接続された受信機に、分光器による分析結果の
情報が送信される(図10参照)。
【0057】加えて、主制御部15は、全反射ミラー5
pや光ファイバコネクタ5k1,5k2,…,5knが
担持された移動フレーム6aの移動を制御する機能を有
している。具体的には、移動フレーム6aに形成された
凹凸に対して接触する歯車6bを回転させ、移動フレー
ム6aを特定の位置に固定することができる。歯車6b
を回転させるのは、図示しない駆動モータであり。この
駆動モータの回転動作を上記した主制御部15が制御す
る。
【0058】次に、以上のように構成された免疫反応測
定装置1の動作を説明する。
【0059】[キャリブレーション]免疫反応測定に先
だって、SPRセンサ部3a1,3a2,…,3anの
キャリブレーションを行う必要がある。即ち、SPRセ
ンサ部3a1,3a2,…,3anの表面に、上記した
誘電体膜3d(図3参照)を形成しておく。そして、光
照射手段31からビームスプリッタ33、中継用光ファ
イバ5i1,5i2,…,5inを介してSPRセンサ
部3a1,3a2,…,3anに光を照射する。そし
て、SPRセンサ部3a1,3a2,…,3anからの
反射光は、ビームスプリッタ33を透過して、分光器1
3に入射される。分光器13では、反射光の波長分布を
分析する。これによって、図6に示すような波長分布の
結果を得ることができる。SPRセンサ部3a1,3a
2,…,3anで表面プラズモン共鳴が生じる場合に
は、この図6に示すように、特定の波長帯域の強度が低
くなる。
【0060】分光器13で得られた波長分布から、強度
が最小となっている波長を求めると、この波長が表面プ
ラズモン共鳴を励起した波長であることがわかる。これ
により、誘電体膜3dに抗体3eが固定されていない状
態における、表面プラズモン共鳴を励起する光の波長が
明らかとなり、SPRセンサ部3a1,3a2,…,3
anのキャリブレーションが行える。尚、以上のキャリ
ブレーションは、移動機構6を動作させて、いずれかの
中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5inと分光器
13とを光学的に接続して行うことは言うまでもない。
【0061】[データテーブルの作成]次に、SPRセ
ンサ部3a1,3a2,…,3anを用いた免疫反応測
定装置1のデータテーブルを作成する。このデータテー
ブルとは、SPRセンサ部3a1,3a2,…,3an
を用いた免疫反応測定装置1において、種々の抗体3e
に対する抗原3fの濃度依存性の関係を調べたものであ
る。即ち、検体内の抗原の濃度が高い場合には、この濃
度に応じて表面プラズモン共鳴を励起する光の波長が変
化する。従って、特定の抗体に対応する抗原の濃度と、
このときに減衰する波長との関係を予め調べておけば、
実際に免疫反応測定をする場合に検体内の抗原の濃度を
推測できるからである。
【0062】[実際の免疫反応測定] リファレンス測定 先ず、リファレンス測定のための光(光源から出たその
ままの光)の波長分布の測定を行う。このリファレンス
測定は、免疫反応測定装置1自体の動作を評価するため
のものである。図14に示すように、光源9により照射
された光7は、集光レンズ9aを透過してビームスプリ
ッタ33に照射される。ビームスプリッタ33では、光
7の一部が反射され、SPRセンサ部3a1側に曲折す
る。この曲折した光7は、更に集光レンズ5rを通って
全反射ミラー5pに照射される。この全反射ミラー5p
では、光7は全て反射されて元来た方向に戻る。そし
て、ビームスプリッタ33に照射された光7の一部は、
そのままビームスプリッタ33を透過して、集光レンズ
40a,レセプタクル40b、光ファイバコネクタ40
c、分光器用光ファイバ41aを通って分光器13に到
達する。これにより、光源9から照射された光7の波長
分布を測定することができる。
【0063】SPRセンサ部からの反射光の測定 所定の検体の免疫反応測定は、図2及び図7に示すよう
に、検査項目に対応するそれぞれのSPRセンサ部3a
1,3a2,…,3anを用いる。このSPRセンサ部
3a1,3a2,…,3anの接続は、既述したように
光ファイバコネクタ5c1,5c2,…,5cnでそれ
ぞれ1本1本独立に行われる(図14参照)。但し、マ
ルチファイバコネクタによって複数の光ファイバを一度
に接続するようにしても良い。そして、キャップ部材2
1内の保存バッファ27が外部に排出される。その後、
図7に示すように、検体47が満たされている検体チュ
ーブ49を用意する。検体47を検体チューブ49から
キャップ部材21内に吸引する。検体47の吸引には既
に述べた吸引ポンプ25を用いる。検体チューブ49に
は、予め500〔μl〕程度の検体47が入っている。
しかし、実際にキャップ部材21内に吸引するのは10
0〔μl〕程度である(図8参照)。
【0064】そして、検体47がキャップ部材21内に
充填された場合には、免疫反応測定をする。具体的に
は、図15に示すように、移動フレーム6aを移動させ
て、光照射手段31の光路と第1番目の中継用光ファイ
バ5i1に接続されたレセプタクル5m1の光軸が一致
するように位置決めされる。この時全反射ミラー5pは
光路から外れる。ここで、SPRセンサ部3a1側は固
定されており、中継用光ファイバ5i1,5i2,…,
5inの他端部のみが移動する。しかし、中継用光ファ
イバ5i1,5i2,…,5inは充分な長さが確保さ
れているので、移動フレーム6aは自由に移動すること
ができる。
【0065】光源9から出射した光7は、ビームスプリ
ッタ33で反射して、SPRセンサ部3a1側に曲折す
る。そして、レセプタクル5m1及び光ファイバコネク
タ5k1を介して中継用光ファイバ5i1に導かれる。
この中継用光ファイバ5i1を通った光7は、更に、光
ファイバコネクタ5g1及びアダプタ5e1、更に光フ
ァイバコネクタ5c1を通ってSPRセンサ部3a1へ
と到達する。SPRセンサ部3a1に到達した光7は、
SPRセンサ部3a1の先端部外周面で反射しながら進
み、更にSPRセンサ部3a1の端面の反射ミラー3b
(金若しくは銀等がコーティングされたミラー,図2参
照)で反射し、センサ用光ファイバ5a1の中を反射光
11となって戻る。このとき、SPRセンサ部3a1に
おいて、光7が表面プラズモン共鳴を励起する。この表
面プラズモン共鳴を励起するのは、光7の内の特定の波
長の光である。従って、当該特定の波長の光の強度は減
衰し、この一部の波長の光が減衰した状態で反射光11
として戻る。
【0066】そして、このときのSPRセンサ部3a1
から反射する反射光11は、中継用光ファイバ5i1を
通って光照射手段31に戻る。反射光11の一部は、ビ
ームスプリッタ33を透過して、分光器用光ファイバ4
1aを通って分光器13に入射される。そして、反射光
11の波長分布が分光器13で分析される。これによ
り、第1番目のSPRセンサ部3a1での免疫反応測定
が終了する。
【0067】続いて、第2番目の光ファイバのSPRセ
ンサ部での免疫反応測定を行う。具体的には、図16に
示すように、移動フレーム6aが移動して、第2番目
(番号[2])の中継用光ファイバ5i2に対応したレ
セプタクル5k2が光照射手段31の光路位置に位置決
めされる。そして、光源9からの光7は、上記した第1
番目のSPRセンサ部の時と同様に、第2番目のSPR
センサ部3a2に到達する。そして、反射光11が分光
器13に入射される。この第2番目のSPRセンサ部3
a2には、第1番目のSPRセンサ部3とは異なる抗体
が固定されているので、種類の異なる抗原の濃度検出が
可能となる。
【0068】図17は、n番目のセンサ用光ファイバ3
inに形成されたSPRセンサ部3anでの免疫反応測
定を示す図である。この場合も、移動フレーム6aが移
動して、n番目の中継用光ファイバ5inに対応するレ
セプタクル5mnが光照射手段31の光路に位置決めさ
れる。以上のように、移動機構6によって光路切換を行
うので、各光ファイバとも光路の全長は変化しない。従
って、各光ファイバごとに光強度変化に対する補正をす
る必要はない。尚、本実施形態では線状に各光ファイバ
を配列したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。即ち、光ファイバを面状(或いはマトリックス状)
に配列し、これに伴って移動フレーム6aを面状に移動
できるように構成してもよい。
【0069】このようにして、全てのセンサ用光ファイ
バに対応するSPRセンサ部に対して免疫反応測定を行
う。測定が終了した場合には、SPRセンサ部3a1,
3a2,…,3anを取り外し、次の測定のために新た
なセンサ用光ファイバを接続する。本実施形態では、S
PRセンサ部3a1,3a2,…,3anを構成するセ
ンサ用光ファイバ5a1,5a2,…,5anと、中継
用光ファイバ5i1,5i2,…,5inとをアダプタ
5e1,5e2,…,5enによって分離可能にしてい
る。このため、必要最小限のセンサ用光ファイバ5a
1,5a2,…,5anのみ廃棄することが可能とな
り、測定コストを抑制することができる。
【0070】尚、既に述べたが、実際に免疫反応測定を
行う場合には、SPRセンサ部3a1,3a2,…,3
anに固定する抗体3eの種類について充分検討する必
要がある。これは、測定しようとする検体内に含まれて
いると考えられる抗原に対応し、この抗原に特異的に反
応する抗体を用いる必要があるからである。また、本実
施形態の免疫反応測定装置1では、SPRセンサ部にポ
ジティブコントロールとネガティブコントロールとして
機能する抗体P及び抗体Nを用いる。一般的に血清など
の検体には、あまり量の変化しないタンパク質が含まれ
ている場合がある。もし、適当なタンパク質が含まれて
いない場合には、安価なタンパク質(例えばアルブミン
等)を選び、このタンパク質のモノクローナル抗体をポ
ジティブコントロールとして用いる。
【0071】一方、ネガティブコントロールとなるタン
パク質は、検体内に含まれていない抗原に対応する抗体
であればよいので、これは、種の異なる動物などの抗体
を用いればよい。そして、SPRセンサ部3a1,3a
2,…,3anにそれぞれ別個に抗体P及び抗体Nが固
定されると共に、他のセンサ用光ファイバ5a1,5a
2,…,5anに対応するSPRセンサ部3に種々の抗
体A,抗体B、抗体Cを固定したものを用いる(図2参
照)。各抗体A,抗体B,抗体Cは、それぞれの検査項
目に対応した最適な抗体が選択されている。このよう
に、各種の抗体A,抗体B,抗体C,抗体P,抗体Nが
固定されたSPRセンサ部3a1,3a2,…,3an
を用いて実際の免疫反応測定を行う。
【0072】[データ処理]次に、分光器13から得ら
れた波長分布の情報を基に、データ処理を行う場合につ
いて説明する。ここでは一例として、ポジティブコント
ロールとしての抗体P,ネガティブコントロールとして
の抗体N及び異なる種類の抗体A,抗体B,抗体Cが固
定されたSPRセンサ部3a1,3a2,…,3anを
用いた免疫反応測定について説明する。図9は、ある検
体についての免疫反応を測定した結果を示す図である。
図9(A)と図9(B)は抗体P,抗体Nに対応する反
射光の減衰波長と時間tとの関係を示している。また、
図9(C),図9(D),図9(E)は、各抗体A,抗
体B,抗体Cに対応する反射光の減衰波長と時間tとの
関係を示している。尚、図9中のt1は、免疫反応が終
息する時間である。
【0073】得られた情報は、主制御部15内でA/D
変換されて所定のメモリに記憶される。そして、一通り
の測定が終わると、送信機45を介して情報が上記機5
3(コンピュータ:図10参照)に送信される。これら
の操作は、免疫反応測定装置1の操作パネル51(図4
参照)のキーを用いて行われる。また、操作および測定
中の状態はその都度表示部43に表示される。この表示
方法として、LCDもしくはLEDを用いる。ブザーに
よる呈示も可能である。
【0074】上位機53では、受信した情報を解析(デ
ータの補正、校正、補償)し、その波長分布を表示する
と共に、得られた複数の波長分布から、検体47中に含
まれる特定の抗原の濃度を定量し、これを表示する。上
位機53は、ナースセンターに設置して(図10参
照)、その場で測定内容を確認し、必要な処置や薬剤投
与を決める手だてにする。また、往診や処置現場では、
図11に示すように、携帯型コンピュータ55と携帯電
話57とを併用して病院に測定結果を送信するようにす
る(図11参照)。
【0075】図12は、免疫反応測定装置1の主制御部
15が各部の動作を制御する場合の、制御情報の流れを
示すブロック図である。この図12に示すように、主制
御部15は、光照射手段制御部15a、分光器13の分
光器制御部15b,移動機構制御部15cに働きかけ
て、光路の切り換え及び分光器13による反射光11の
波長分布の測定動作を制御する。また、主制御部15
は、測定データ処理部15dに働きかけて、分光器13
から得られた情報を基にデータ処理を行わせる。そし
て、処理されたデータはデータベース15eに格納され
る。また、主制御部15は、表示制御部15fに働きか
けて、免疫反応の測定結果を表示部43(図4参照)に
表示させると共に、送信機45(図4参照)の送信制御
部に働きかけて情報を送信させる。
【0076】図13は、免疫反応測定の結果を表示する
上位機53(コンピュータ)側の情報の流れを示すブロ
ック図である。受信機で受信した測定結果は、上位機5
3(コンピュータ)側のデータベース16cに格納され
ると共に、データ計算部兼診断部16aに送られて、具
体的な測定結果の判断が行われる。これらの情報の流れ
を制御するのは中央管理部16bである。また、その判
断結果は、表示部43に表示されるようになっている。
【0077】次に、既に説明した図9に基づいて、免疫
反応測定の具体的な判断について説明する。図9は、正
常な免疫反応測定が行われた場合の結果である。これら
各図の縦軸は、表面プラズモン共鳴による減衰が最も大
きかった波長の時間に対する変化を示している。図9
(A)に示すように、ポジティブコントロールとしての
抗体Pの減衰の波長が変化した場合に、この変化が予め
計測されている抗体Nのデータテーブルの変化と同様で
あれば、適正な測定がなされていると判断できる。逆
に、データテーブルの値と大きな違いがある場合には、
測定系に何らかの欠陥があるものと推測できる。
【0078】また、図9(B)に示すように、抗体Nに
ついての減衰の波長が、ほとんど変化しない場合には、
適正な測定がなされていると判断される。検体に含まれ
るはずのない抗原に特異的に反応する抗体をネガティブ
コントロールとして用いているからである。従って、逆
に、抗体Nの減衰の波長が大きく変化した場合には、非
特異的反応が生じたものと推定され、測定精度に信頼性
がないと判断される。
【0079】そして、各抗体A,B,Cの減衰の波長が
図9(C),図9(D)、図9(E)のようになってい
る場合には、抗体Bについての減衰の波長が最も大きく
変化し、抗体Cについての減衰の波長はほとんど変化し
ていない。従って、この結果により、検体は抗体Bと特
異的に反応する抗原の濃度が高く、抗体Aに反応する抗
原の濃度はそれに次ぐものであると判断できる。尚、抗
体Cに反応する抗原は含まれていないと推測できる。
尚、以上のような一連の測定は、一人の検体を一度で測
定することができる。また、その測定時間も3分程度で
済む。
【0080】測定に用いる各種抗体としては、癌の診断
には多くの腫瘍マーカが使われている。癌ができると、
血中に分泌される特定のタンパク質に異常が起こるから
である。このタンパク質のモノクローナル抗体からでき
た腫瘍マーカを抗体として用いて、そのタンパク質を定
量する。複数の腫瘍マーカを併用すると、測定の信頼性
が向上する。また、糖尿病の場合でも、糖尿病に関わる
複数の内分泌タンパク質の濃度が変化するが、この内分
泌タンパク質を定量することにより、患者の処置や薬の
投与量が決められる。複数の抗体を用いて複数の抗原の
濃度を知ることができれば、糖尿病の症状が現れた原因
を迅速且つ正確に判断できるからである。更に、種々の
感染症や血液障害でも同等なことが言える。
【0081】[第2の実施形態]次に、本発明の他の実
施形態について説明する。本実施形態では、主な構成要
素を第1の実施形態と共通にしている。しかしながら、
中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5inと光照射
手段31との相互間に設けられる集光レンズ5p1,5
p2,…,5pnを、各中継用光ファイバ5i1,5i
2,…,5inごとに別個に設けている点が、第1の実
施形態と異なる。尚、第1の実施形態と共通する点は、
同一の符号を付して説明する。
【0082】先ず、図18に示すように、各中継用光フ
ァイバ5i1,5i2,…,5inの他端部には光ファ
イバコネクタ5k1,5k2,…,5knが設けられ、
更にレセプタクル5m1,5m2,…,5mnが接続さ
れている。レセプタクル5m1,5m2,…,5mnの
近傍には、集光レンズ5r1,5r2,…,5rnが配
設されているが、図18に示すように、それぞれのSP
Rセンサ部3a1,3a2,…,3an及び中継用光フ
ァイバ5i1,5i2,…,5inに対応した集光レン
ズ5r1,5r2,…,5rnが装備されている。
【0083】本実施形態では一例として、n本の光ファ
イバが設けられている場合を説明する。但し、実際には
図18には4本の光ファイバのみ示し、他は省略してい
る。一本の光ファイバ(番号[1])に注目すると、先
端部(図18における右端側)には、既に述べたように
SPRセンサ部3a1が形成されている。そして、この
SPRセンサ部3a1を構成するセンサ用光ファイバ5
a1の他端部には、光ファイバコネクタ5c1が装備さ
れている。
【0084】また、この光ファイバコネクタ5c1は所
定のアダプタ5e1に接続されるようになっている。こ
のアダプタ5e1は、SPRセンサ部3a1において免
疫反応測定が終了した場合に、センサ用光ファイバ5a
1のみを取り外して廃棄できるようにするためのもので
ある。また、アダプタ5e1の逆側には更に光ファイバ
コネクタ5g1が接続される。この光ファイバコネクタ
5g1は、光照射手段31から出射された光をSPRセ
ンサ部3a1に導くと共に、SPRセンサ部3a1で反
射した反射光を分光器13側に導く中継用光ファイバ5
i1を接続するためのものである。尚、この光ファイバ
コネクタ5g1は、SPRセンサ部3a1側の光ファイ
バコネクタ5c1と同一のものを用いても良い。
【0085】各中継用光ファイバ5i1,5i2,…,
5inは、アダプタ5e1,5e2,…,5enと光照
射手段31との相互間距離と比較して、充分な長さを有
している。そして、この中継用光ファイバ5i1,5i
2,…,5inの他端部側にも光ファイバコネクタ5k
1,5k2,…,5knが装備されている。これら各光
ファイバコネクタ5k1,5k2,…,5knは、必要
に応じて後述するレセプタクル5m1,5m2,…,5
mnから自由に中継用光ファイバ5i1,5i2,…,
5inの取り外しができるようにするためのものであ
る。従って、長期間の使用により中継用光ファイバ5i
1,5i2,…,5inが劣化等した場合でも、この中
継用光ファイバ5i1,5i2,…,5inのみを取り
換えることができる。
【0086】そして更に、この光ファイバコネクタ5k
1,5k2,…,5knには、レセプタクル5m1,5
m2,…,5mnが接続されている。このレセプタクル
5m1,5m2,…,5mnは、光照射手段31と中継
用光ファイバ5i1,5i2,…,5inとの間で光の
伝達を行うためのものである。
【0087】また、各レセプタクル5m1,5m2,
…,5mnの近傍には、所定の集光レンズ5r1,5r
2,…,5rnが設けられている。この集光レンズ5r
1,5r2,…,5rnは、光を集光して伝達効率を高
めるためのものである。このように、集光レンズ5r
1,5r2,…,5rnを各光ファイバにそれぞれ設け
たのは、光学系の位置決め精度を向上させるためであ
る。即ち、図1に示すように、光照射手段31との間に
単一の固定した集光レンズ5rを設ける場合には、移動
フレーム6aによってレセプタクル5m1,5m2,
…,5mnと光ファイバコネクタ5k1,5k2,…,
5knを移動させるに際し、レセプタクル5m1,5m
2,…,5mnの光軸を正確に集光レンズ5rの光軸に
一致させる必要がある。しかし、図18に示すように、
各レセプタクル5m1,5m2,…,5mnに対して集
光レンズ5p1,5p2,…,5pnを別個に設けるこ
とで、このレセプタクル5m1,5m2,…,5mnと
集光レンズ5p1,5p2,…,5pnとの間の位置決
めは予め固定しておくことができる。このため、複雑な
位置決め制御が不要となる。あとは、集光レンズ5p
1,5p2,…,5pnの光軸と光照射手段31の光軸
が一致すれば良いことになる。
【0088】また、本実施形態に係る免疫反応測定装置
では、各SPRセンサ部3a1及び光ファイバが一列に
配列されている。そして、中継用光ファイバ5i1,5
i2,…,5inの他端部の光ファイバコネクタ5k
1,5k2,…,5kn及びレセプタクル5m1,5m
2,…,5mnは、光照射手段31に対向して並んでい
る。但し、測定開始前においては、図18に示すよう
に、光照射手段31に対向する位置には所定の全反射ミ
ラー5pが配設されている。この全反射ミラー5pは、
光照射手段から出射された光をそのまま分光器13に導
くために用いるものである。即ち、ビームスプリッタ3
3で反射された光の一部はSPRセンサ部3a1側に曲
折するが、全反射ミラー5pによって反射され、更にビ
ームスプリッタ33を透過して分光器13に導かれる。
【0089】以上で説明した全反射ミラー5pと、既に
説明した各集光レンズ5p1,5p2,…,5pn,光
ファイバコネクタ5k1,5k2,…,5kn及びレセ
プタクル5m1,5m2,…,5mnは、所定の移動フ
レーム6aに担持されている。この移動フレーム6a
は、中継用光ファイバ5i1,5i2,…,5inの他
端部の光ファイバコネクタ5k1,5k2,…,5kn
とレセプタクル5m1,5m2,…,5mnを一体的に
保持し、主制御部15の指令により、これら光ファイバ
コネクタ5k1,5k2,…,5knやレセプタクル5
m1,5m2,…,5mnを一度に移動させるためのも
のである。尚、本実施形態では各光ファイバが一列に並
んでいるが、本発明はこれに限定されるものではなく、
格子状に並べたり、円状に並べるようにしてもよい。
【0090】次に図19ないし図22は、本実施形態の
具体的動作を説明する図である。 リファレンス測定 先ず、リファレンス測定のための光(光源から出たその
ままの光)の波長分布の測定を行う。光源9により照射
された光7は、図19に示すように、集光レンズ9aを
透過してビームスプリッタ33に照射される。ビームス
プリッタ33では、光7の一部が反射され、SPRセン
サ部3a1側に曲折する。この時、移動フレーム6aは
全反射ミラー5pが光照射手段31の光路と一致するよ
うに位置決めされているので、ビームスプリッタ33で
曲折した光は、更に集光レンズ9bを通って全反射ミラ
ー5pに照射される。この全反射ミラー5pでは、光7
は全て反射され、元来た方向に戻る。そして、ビームス
プリッタ33に照射された光7の一部は、そのままビー
ムスプリッタ33を透過して、集光レンズ40a,レセ
プタクル40b、分光器用光ファイバ41aを通って分
光器13に到達する。これにより、光源9から照射され
た光7の波長分布を測定することができる。
【0091】SPRセンサ部からの反射光の測定 所定の検体の免疫反応測定は、図20に示すように、検
査項目に対応するSPRセンサ部3a1,3a2,…,
3anを用いる。このSPRセンサ部3a1,3a2,
…,3anの接続は、既述したように光ファイバコネク
タ5c1,5c2,…,5cnでそれぞれ1本1本独立
に行われる。具体的には、図20に示すように、移動フ
レーム6aを移動させて、光照射手段31の光路と第1
番目の中継用光ファイバ5i1に接続されたレセプタク
ル5mの光軸が一致するように位置決めされる。この時
全反射ミラー5pは光路から外れる。また、SPRセン
サ部3a1側は固定されており、中継用光ファイバ5i
1の他端部のみが移動する。しかし、中継用光ファイバ
5i1は充分な長さが確保されているので、移動フレー
ム6aは自由に移動することができる。
【0092】光源9から出射した光7は、ビームスプリ
ッタ33で反射して、SPRセンサ部3a1側に曲折す
る。そして、集光レンズ5r1,レセプタクル5m1及
び光ファイバコネクタ5k1を介して中継用光ファイバ
5i1に導かれる。この中継用光ファイバ5i1を通っ
た光7は、更に、光ファイバコネクタ5g1及びアダプ
タ5e1を通ってSPRセンサ部3a1へと到達する。
SPRセンサ部3a1に到達した光7は、SPRセンサ
部3a1の先端部外周面で反射しながら進み、更にSP
Rセンサ部3a1の端面の反射ミラー3b(金若しくは
銀等がコーティングされたミラー)で反射し、センサ用
光ファイバ5aの中を反射光11となって戻る。このと
き、SPRセンサ部3a1において、光7が表面プラズ
モン共鳴を励起する。この表面プラズモン共鳴を励起す
るのは、光7の内の特定の波長の光である。従って、当
該特定の波長の光の強度は減衰し、この一部の波長の光
が減衰した状態で反射光11として戻る。
【0093】そして、このときのSPRセンサ部3a1
から反射する反射光11は、中継用光ファイバ5i1を
通って光照射手段31に戻る。反射光11の一部は、ビ
ームスプリッタ33を透過して、分光器用光ファイバ4
1aを通って分光器13に入射される。そして、反射光
11の波長分布が分光器13で分析される。
【0094】次に、図21に示すように、第2番目のセ
ンサ用光ファイバ5a2のSPRセンサ部での免疫反応
測定を行う。具体的には、図21に示すように、移動フ
レーム6aが移動して、第2番目の中継用光ファイバ5
i2に対応したレセプタクル5m2が光照射手段31の
光路位置に位置決めされる。そして、光源9からの光7
は、第1番目の光ファイバの時と同様に、第2番目のS
PRセンサ部3a2に到達する。そして、反射光11が
分光器13に入射される。この第2番目のSPRセンサ
部3a2には、第1番目のSPRセンサ部3a1とは異
なる抗体が固定されているので、種類の異なる抗原の濃
度検出が可能となる。
【0095】図22は、n番目の光ファイバに形成され
たSPRセンサ部3anでの免疫反応測定を示す図であ
る。この場合も、移動フレーム6aが移動して、n番目
の光ファイバに対応するレセプタクル5mnが光照射手
段31の光路に位置決めされる。尚、本実施形態では線
状に各光ファイバを配列したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。即ち、光ファイバを面状(或いはマ
トリックス状)に配列し、これに伴って移動フレーム6
aを面状に移動できるように構成してもよい。
【0096】このようにして、全てのセンサ用光ファイ
バ5a1,5a2,…5anに対応するSPRセンサ部
3a1,3a2,…,3anに対して測定を行う。測定
が終了した場合には、SPRセンサ部3a1,3a2,
…,3anを取り外し、次の測定のために新たなSPR
センサ部3a1,3a2,…,3anを接続する。本実
施形態では、SPRセンサ部を構成するセンサ用光ファ
イバ5a1,5a2,…,5anと、中継用光ファイバ
5i1,5i2,…,5inとをアダプタ5e1,5e
2,…,5enによって分離可能にしている。このた
め、必要最小限の光ファイバのみ廃棄することが可能と
なり、測定コストを抑制することができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、各光ファイバの他端部を所定の移動機構に担持
すると共に、複数の光ファイバの内いずれかの光ファイ
バの他端部を分光器への光路に一致させることとした。
このため、一台の分光器を有する免疫反応測定装置であ
っても、移動機構により迅速に光路を切り換えることが
できるため、複数のSPRセンサ部を装備して多項目の
免疫反応測定を迅速に行うことができる、という優れた
効果を生じる。
【0098】また、請求項2記載の発明では、光ファイ
バと分光器への光路の相互間に所定の集光レンズを装備
するという特徴を有している。このため、SPRセンサ
部が形成された光ファイバ側へ光を伝達する場合及びS
PRセンサ部から反射する反射光を分光器へ伝達する場
合に、光が集光されて効率よく伝達することができる。
【0099】請求項3記載の発明では、集光レンズを各
光ファイバの他端部にそれぞれ設け、これら各集光レン
ズを移動機構に担持するという特徴を有している。この
ため、移動機構の移動に伴って集光レンズも一体として
移動する。従って、各集光レンズとSPRセンサ部が形
成された光ファイバとの光軸は予め固定しておくことが
でき、複雑な位置決め制御が不要となる、という優れた
効果を生じる。
【0100】請求項4記載の発明では、光ファイバを、
SPRセンサ部が形成されたセンサ用光ファイバと分光
器側へ接続される中継用光ファイバとにより構成し、こ
れらセンサ用光ファイバと中継用光ファイバとを光ファ
イバコネクタで接続することに特徴を有している。この
ため、免疫反応測定が終了した場合に、SPRセンサ部
を最小限の長さの光ファイバとして分離することができ
る。このことは、免疫反応測定の測定コストの抑制に寄
与する。また、迅速にSPRセンサ部を取り換えること
ができるので、多項目の測定の場合に迅速に測定を済ま
すことができる、という優れた効果を生じる。
【0101】請求項5記載の発明では、センサ用光ファ
イバ及び中継用光ファイバにそれぞれ光ファイバコネク
タを装備し、これら光ファイバコネクタ同士を所定のア
ダプタで接続するという構成を採り、その他の構成は請
求項4記載の発明と同様である。
【0102】請求項6記載の発明では、センサ用光ファ
イバを光ファイバコネクタに対し着脱自在に構成すると
いう手段を採り、その他の構成は請求項4又は5記載の
発明と同様である。以上のように構成されたことによ
り、免疫反応測定を行ったセンサ用光ファイバについて
は、光ファイバコネクタから取り外すことができる。こ
のため、光ファイバコネクタは再利用が可能となり、測
定コストを更に抑制することができる。
【0103】更に、請求項7記載の発明では、各中継用
光ファイバは、全て等しい長さとするという構成を採
り、その他の構成は請求項4記載の発明と同様である。
以上のように構成されたことにより、いずれのSPRセ
ンサ部で免疫反応測定を行った場合でも、光路の長さは
変化しないので、各光ファイバごとに光強度変化に対す
る補正をする必要はない、という優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す概略斜視図であ
る。
【図2】図1に開示したSPRセンサ部を示す一部を切
り欠いた側面図である。
【図3】図2に開示したSPRセンサ部の表面構造を示
す断面図である。
【図4】図1に開示した免疫反応測定装置の全体構成を
示す断面図である。
【図5】図1に開示した免疫反応測定装置の光ファイバ
を束ねてマルチ光ファイバとした場合の他端部近傍を示
す斜視図である。
【図6】表面プラズモン共鳴によって特定の波長が減衰
することを説明する図である。
【図7】免疫反応測定の工程を示す説明図である。
【図8】図7に開示した免疫反応測定の工程の内、検体
をキャップ部材内に吸引する場合を示す説明図である。
【図9】免疫反応測定をした場合の減衰した波長の時間
に対する変化を示す図であり、図9(A)は抗体Pの場
合を示し、図9(B)は抗体Nの場合を示し、図9
(C)は抗体Aの場合を示し、図9(D)は抗体Bの場
合を示し、図9(E)は抗体Cの場合を示す。
【図10】免疫反応測定装置と上位機との通信状態を説
明する説明図である。
【図11】免疫反応測定装置と上位機との他の通信状態
を説明する説明図である。
【図12】免疫反応測定装置での情報の流れを示すブロ
ック図である。
【図13】上位機での情報の流れを示すブロック図であ
る。
【図14】本発明の免疫反応測定を説明する概略斜視図
であり、特にリファレンス測定を行っている状態を示す
図である。
【図15】本発明の免疫反応測定を説明する概略斜視図
であり、第1番目のSPRセンサ部で免疫反応測定を行
っている状態を示す図である。
【図16】本発明の免疫反応測定を説明する概略斜視図
であり、第2番目のSPRセンサ部で免疫反応測定を行
っている状態を示す図である。
【図17】本発明の免疫反応測定を説明する概略斜視図
であり、第n番目のSPRセンサ部で免疫反応測定を行
っている状態を示す図である。
【図18】本発明の他の実施形態を説明する概略斜視図
である。
【図19】図18に開示した免疫反応測定装置で測定を
行う状態を説明する斜視図であり、特にリファレンス測
定を行っている状態を示す図である。
【図20】図18に開示した免疫反応測定装置で測定を
行う状態を説明する斜視図であり、特に第1番目のSP
Rセンサ部で免疫反応測定を行っている状態を示す図で
ある。
【図21】図18に開示した免疫反応測定装置で測定を
行う状態を説明する斜視図であり、特に第2番目のSP
Rセンサ部で免疫反応測定を行っている状態を示す図で
ある。
【図22】図18に開示した免疫反応測定装置で測定を
行う状態を説明する斜視図であり、特に第n番目のSP
Rセンサ部で免疫反応測定を行っている状態を示す図で
ある。
【図23】表面プラズモン共鳴の原理を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 免疫反応測定装置 3 SPRセンサ部 5a センサ用光ファイバ 5c 光ファイバコネクタ 5i 中継用光ファイバ 5p 全反射ミラー 5r 集光レンズ 6 移動機構 7 光 9 光源 11 反射光 13 分光器 31 光照射手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部にSPRセンサ部を備えた少なく
    とも2本の光ファイバと、この光ファイバの他端部側か
    ら所定の光を照射する光源と、前記SPRセンサ部から
    反射する反射光を入射して分析する分光器とを備え、 前記各光ファイバの他端部を所定の移動機構に担持する
    と共に、この移動機構により前記複数の光ファイバの内
    いずれかの光ファイバの他端部を前記分光器への光路に
    一致させることを特徴とした免疫反応測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバと分光器への光路の相互
    間に所定の集光レンズを装備することを特徴とした請求
    項1記載の免疫反応測定装置。
  3. 【請求項3】 前記集光レンズを各光ファイバの他端部
    にそれぞれ設け、これら各集光レンズを前記移動機構に
    担持することを特徴とした請求項2記載の免疫反応測定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバを、SPRセンサ部が形
    成されたセンサ用光ファイバと分光器側へ接続される中
    継用光ファイバとにより構成し、これらセンサ用光ファ
    イバと中継用光ファイバとを光ファイバコネクタで接続
    することを特徴とした請求項1,2又は3記載の免疫反
    応測定装置。
  5. 【請求項5】 前記センサ用光ファイバ及び中継用光フ
    ァイバにそれぞれ光ファイバコネクタを装備し、これら
    各光ファイバコネクタ同士を所定のアダプタを介して接
    続することを特徴とした請求項4記載の免疫反応測定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記センサ用光ファイバを前記光ファイ
    バコネクタに対し着脱自在に構成したことを特徴とする
    請求項4又は5記載の免疫反応測定装置。
  7. 【請求項7】 前記各中継用光ファイバを、全て等しい
    長さとしたことを特徴とする請求項4,5,又は6記載
    の免疫反応測定装置。
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