JPH11282218A - 湿式現像剤 - Google Patents
湿式現像剤Info
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- JPH11282218A JPH11282218A JP10085953A JP8595398A JPH11282218A JP H11282218 A JPH11282218 A JP H11282218A JP 10085953 A JP10085953 A JP 10085953A JP 8595398 A JP8595398 A JP 8595398A JP H11282218 A JPH11282218 A JP H11282218A
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- Japan
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- resin
- wet developer
- copolymer resin
- colorant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 帯電保持性に優れ、色かぶりを生じないカラ
ー画像形成用湿式現像剤を得る。 【解決手段】 電気絶縁性分散媒中に、着色剤含有樹脂
粒子を分散した湿式現像剤において、スチレンブタジエ
ン共重合樹脂にSP値が7.5〜9.0であるモノマー
をグラフト重合したグラフト共重合樹脂および顔料を溶
解または分散した着色剤含有樹脂組成物をグラフト共重
合樹脂に対して溶解性の低い電気絶縁性分散媒と混合し
て樹脂粒子を析出した湿式現像剤であって、形成した画
像上への帯電が可能であり、多色画像を色かぶりを生じ
ることなく形成できる。
ー画像形成用湿式現像剤を得る。 【解決手段】 電気絶縁性分散媒中に、着色剤含有樹脂
粒子を分散した湿式現像剤において、スチレンブタジエ
ン共重合樹脂にSP値が7.5〜9.0であるモノマー
をグラフト重合したグラフト共重合樹脂および顔料を溶
解または分散した着色剤含有樹脂組成物をグラフト共重
合樹脂に対して溶解性の低い電気絶縁性分散媒と混合し
て樹脂粒子を析出した湿式現像剤であって、形成した画
像上への帯電が可能であり、多色画像を色かぶりを生じ
ることなく形成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色剤を含有した共重
合樹脂粒子を電気絶縁性分散媒中に分散した湿式現像剤
に関し、とくに形成された画像上に直接静電潜像を形成
し他の色の湿式現像剤によって現像する工程を有する電
子写真用、静電印刷用、静電記録用に使用される画像重
ね特性の良好な湿式現像剤に関する。
合樹脂粒子を電気絶縁性分散媒中に分散した湿式現像剤
に関し、とくに形成された画像上に直接静電潜像を形成
し他の色の湿式現像剤によって現像する工程を有する電
子写真用、静電印刷用、静電記録用に使用される画像重
ね特性の良好な湿式現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】静電記録紙上に形成した静電潜像を現像
して画像を形成するような画像形成方法の場合には、2
色以上の画像を形成する場合、一度現像剤で現像された
画像上へ静電潜像を形成させる必要がある。現像剤中の
顔料が導電性をもつ場合には、その導電性の影響によ
り、電荷が漏洩してしまい、その画像上に十分帯電させ
ることが出来ないため静電潜像を形成できず、それを現
像した際には十分な画像濃度を得ることができない等の
問題がある。
して画像を形成するような画像形成方法の場合には、2
色以上の画像を形成する場合、一度現像剤で現像された
画像上へ静電潜像を形成させる必要がある。現像剤中の
顔料が導電性をもつ場合には、その導電性の影響によ
り、電荷が漏洩してしまい、その画像上に十分帯電させ
ることが出来ないため静電潜像を形成できず、それを現
像した際には十分な画像濃度を得ることができない等の
問題がある。
【0003】とくに、湿式現像剤の黒色着色剤としてカ
ーボンブラックを使用した場合には、カーボンブラック
の導電性の影響により現像した画像上に静電潜像を形成
させることができないという問題を生じたり、また、一
般に、湿式現像剤の着色剤としてカーボンブラックを使
用した場合、トナー粒子の荷電極性が負極性になり易
く、正荷電を有するトナー粒子を得ることが比較的困難
であるという問題がある。また、正荷電を有するトナー
粒子を得ることができたとしても、その荷電性が不安定
であったり、カーボンブラックの樹脂あるいは分散媒に
対する濡れ性が低いため、分散安定性が劣ったり、現像
した画像に艶のないざらつき性や画像流れが生じるなど
の問題点がある。
ーボンブラックを使用した場合には、カーボンブラック
の導電性の影響により現像した画像上に静電潜像を形成
させることができないという問題を生じたり、また、一
般に、湿式現像剤の着色剤としてカーボンブラックを使
用した場合、トナー粒子の荷電極性が負極性になり易
く、正荷電を有するトナー粒子を得ることが比較的困難
であるという問題がある。また、正荷電を有するトナー
粒子を得ることができたとしても、その荷電性が不安定
であったり、カーボンブラックの樹脂あるいは分散媒に
対する濡れ性が低いため、分散安定性が劣ったり、現像
した画像に艶のないざらつき性や画像流れが生じるなど
の問題点がある。
【0004】そこで、本出願人は黒色着色剤としてカー
ボンブラックを使用した湿式現像剤において、電気絶縁
性分散媒中に、着色剤を包含した少なくとも2種以上の
ヒドロキシ基あるいはカルボキシル基を含有するモノマ
ー成分からなる共重合樹脂粒子を分散し、かつ該共重合
樹脂が電気絶縁性分散媒に不溶な核部分と、該核部分を
包み、かつ該電気絶縁性分散媒に溶解又は膨潤する外縁
部分とからなるとともに、脂肪族多価アミンで表面改質
されたカーボンブラックを用いた湿式現像剤を特開平8
−171238号公報において提案している。このよう
な湿式現像剤は、樹脂とカーボンブラックとの吸着を強
固なものとし、画像流れのない分散安定性に優れるもの
であるが、静電記録紙を用いた画像形成においては、十
分な黒色の画像を得ることができなかった。
ボンブラックを使用した湿式現像剤において、電気絶縁
性分散媒中に、着色剤を包含した少なくとも2種以上の
ヒドロキシ基あるいはカルボキシル基を含有するモノマ
ー成分からなる共重合樹脂粒子を分散し、かつ該共重合
樹脂が電気絶縁性分散媒に不溶な核部分と、該核部分を
包み、かつ該電気絶縁性分散媒に溶解又は膨潤する外縁
部分とからなるとともに、脂肪族多価アミンで表面改質
されたカーボンブラックを用いた湿式現像剤を特開平8
−171238号公報において提案している。このよう
な湿式現像剤は、樹脂とカーボンブラックとの吸着を強
固なものとし、画像流れのない分散安定性に優れるもの
であるが、静電記録紙を用いた画像形成においては、十
分な黒色の画像を得ることができなかった。
【0005】静電記録紙を用いて多色画像を形成する場
合には、一般には、黒の現像剤で現像をした後に、シア
ン、マゼンタ、イエローの順に画像を形成することが行
われている。これは、黒の現像剤によって画像上に位置
検知指標を印刷し、以後の露光、現像操作等で位置ずれ
が生じることがないようにするものである。
合には、一般には、黒の現像剤で現像をした後に、シア
ン、マゼンタ、イエローの順に画像を形成することが行
われている。これは、黒の現像剤によって画像上に位置
検知指標を印刷し、以後の露光、現像操作等で位置ずれ
が生じることがないようにするものである。
【0006】しかしながら、ブラックの湿式現像剤の電
荷保持性は十分でなく、静電記録紙上のブラック画像を
直接現像したのちに、そのブラック画像上に直接静電潜
像を形成することは困難であった。このため、ブラック
画像上にはY、M、C等のカラー画像を形成できないた
め、十分な色再現が不可能であるという問題があった。
同様に、各色の着色用に使用されている顔料において
も、同様な問題が発生して、十分な色再現が不可能であ
るという問題があった。
荷保持性は十分でなく、静電記録紙上のブラック画像を
直接現像したのちに、そのブラック画像上に直接静電潜
像を形成することは困難であった。このため、ブラック
画像上にはY、M、C等のカラー画像を形成できないた
め、十分な色再現が不可能であるという問題があった。
同様に、各色の着色用に使用されている顔料において
も、同様な問題が発生して、十分な色再現が不可能であ
るという問題があった。
【0007】カーボンブラックを着色剤としたブラック
着色現像剤に電荷保持性を与えるために、帯電特性の良
好な樹脂と、色重ねかぶりの少ない樹脂とを特定の比率
で混合した湿式現像剤が特開平1−145665号公報
において提案されている。この湿式現像剤では、2種類
の樹脂の作製条件の違い等によって製品間での特性のば
らつき等が生じ易く、特性が安定した湿式現像剤を得る
ことが困難であった。
着色現像剤に電荷保持性を与えるために、帯電特性の良
好な樹脂と、色重ねかぶりの少ない樹脂とを特定の比率
で混合した湿式現像剤が特開平1−145665号公報
において提案されている。この湿式現像剤では、2種類
の樹脂の作製条件の違い等によって製品間での特性のば
らつき等が生じ易く、特性が安定した湿式現像剤を得る
ことが困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、湿式現像剤
によって現像した画像上に、さらに静電潜像を直接形成
し、異なる色の湿式現像剤によって現像する際に使用さ
れる帯電保持可能な湿式現像剤を提供することを課題と
するものであり、正荷電性のブラック湿式現像剤を提供
することを課題とするものである。
によって現像した画像上に、さらに静電潜像を直接形成
し、異なる色の湿式現像剤によって現像する際に使用さ
れる帯電保持可能な湿式現像剤を提供することを課題と
するものであり、正荷電性のブラック湿式現像剤を提供
することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気絶縁性分
散媒中に、着色剤含有樹脂粒子を分散した湿式現像剤に
おいて、着色剤含有樹脂粒子がスチレンブタジエン共重
合樹脂にSP値が7.5〜9.0であるモノマーをグラ
フト重合したグラフト共重合樹脂および着色剤を溶解ま
たは分散した着色剤含有樹脂組成物をグラフト共重合樹
脂に対して溶解性の低い電気絶縁性分散媒と混合して樹
脂粒子を析出した湿式現像剤である。共重合樹脂にグラ
フト重合されたモノマーが2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレートである前記の湿式現像剤であ
る。着色剤に対するスチレンブタジエン共重合樹脂と2
−エチルヘキシルメタクリレートのグラフト重合樹脂の
含有比率が2:1から1:4である前記の湿式現像剤で
ある。電荷制御剤としてナフテン酸ジルコニウムを0.
1〜3%添加したものである前記の湿式現像剤である。
着色剤が脂肪族多価アミンで表面改質されたカーボンブ
ラックであるある前記の湿式現像剤である。
散媒中に、着色剤含有樹脂粒子を分散した湿式現像剤に
おいて、着色剤含有樹脂粒子がスチレンブタジエン共重
合樹脂にSP値が7.5〜9.0であるモノマーをグラ
フト重合したグラフト共重合樹脂および着色剤を溶解ま
たは分散した着色剤含有樹脂組成物をグラフト共重合樹
脂に対して溶解性の低い電気絶縁性分散媒と混合して樹
脂粒子を析出した湿式現像剤である。共重合樹脂にグラ
フト重合されたモノマーが2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレートである前記の湿式現像剤であ
る。着色剤に対するスチレンブタジエン共重合樹脂と2
−エチルヘキシルメタクリレートのグラフト重合樹脂の
含有比率が2:1から1:4である前記の湿式現像剤で
ある。電荷制御剤としてナフテン酸ジルコニウムを0.
1〜3%添加したものである前記の湿式現像剤である。
着色剤が脂肪族多価アミンで表面改質されたカーボンブ
ラックであるある前記の湿式現像剤である。
【0010】
【発明の実施の形態】すなわち、順次現像して多色画像
を形成する際に使用する湿式現像剤において、スチレン
ブタジエン共重合樹脂にSP値が7.5〜9.0である
モノマーをグラフト重合したグラフト共重合樹脂および
着色剤を溶解または分散した着色剤含有樹脂組成物をグ
ラフト共重合樹脂に対して溶解性の低い電気絶縁性分散
媒と混合して樹脂粒子を析出することによって得られた
湿式現像剤である。
を形成する際に使用する湿式現像剤において、スチレン
ブタジエン共重合樹脂にSP値が7.5〜9.0である
モノマーをグラフト重合したグラフト共重合樹脂および
着色剤を溶解または分散した着色剤含有樹脂組成物をグ
ラフト共重合樹脂に対して溶解性の低い電気絶縁性分散
媒と混合して樹脂粒子を析出することによって得られた
湿式現像剤である。
【0011】一般に、SP値は物質同士の相溶性、非相
溶性を示すものとして知られているが、樹脂とその溶媒
との関係を例にすると、SP値により樹脂のその溶媒に
対する溶解性の程度を示すことができ、両者のSP値の
差が小さければ、樹脂のその溶媒に対する溶解性が大き
く、その差が大きければ溶解性が小さく、不溶性となる
ことを示すものである。樹脂のSP値を測定する方法と
しては、例えば、(1)溶解法によるもの、即ち、樹脂
を溶解する溶媒のSP値から推定する方法( H.Burrel
l,Official Digest,27(369),726(1950)) 、(2)膨潤
法、即ち、溶解困難な樹脂については、膨潤度が最大と
なるような溶媒のSP値から推定する方法(同上)、
(3)樹脂の極限粘度から求める方法、即ち、溶媒中に
おける樹脂の極限粘度は、樹脂のSP値と溶媒のSP値
とが一致する時、最大値を示す。そのため、樹脂を各種
のSP値を有する溶媒に溶解させてそれぞれ極限粘度を
測定し、その極限粘度として最大値を与える溶媒の溶解
度パラメータ値から樹脂のSP値を推定する方法( H.A
hmed,M,Yassen,J.Coat.Technol.,50,86(1970) 、W.R.So
ng,D.W.Brownawell,Polym.Eng.Sci.,10,222(1970))、
(4)分子引力定数から求める方法、即ち、樹脂分子を
構成する各官能基又は原子団の分子引力定数(G)、及
びモル容積(V)から、式 SP値=ΣG/Vにより求
める方法( D.A.Small,J.Appl.Chem.,3,71,(1953) 、K.
L.Hoy,J.Paint Technol.,42,76(1970)) が知られてい
る。
溶性を示すものとして知られているが、樹脂とその溶媒
との関係を例にすると、SP値により樹脂のその溶媒に
対する溶解性の程度を示すことができ、両者のSP値の
差が小さければ、樹脂のその溶媒に対する溶解性が大き
く、その差が大きければ溶解性が小さく、不溶性となる
ことを示すものである。樹脂のSP値を測定する方法と
しては、例えば、(1)溶解法によるもの、即ち、樹脂
を溶解する溶媒のSP値から推定する方法( H.Burrel
l,Official Digest,27(369),726(1950)) 、(2)膨潤
法、即ち、溶解困難な樹脂については、膨潤度が最大と
なるような溶媒のSP値から推定する方法(同上)、
(3)樹脂の極限粘度から求める方法、即ち、溶媒中に
おける樹脂の極限粘度は、樹脂のSP値と溶媒のSP値
とが一致する時、最大値を示す。そのため、樹脂を各種
のSP値を有する溶媒に溶解させてそれぞれ極限粘度を
測定し、その極限粘度として最大値を与える溶媒の溶解
度パラメータ値から樹脂のSP値を推定する方法( H.A
hmed,M,Yassen,J.Coat.Technol.,50,86(1970) 、W.R.So
ng,D.W.Brownawell,Polym.Eng.Sci.,10,222(1970))、
(4)分子引力定数から求める方法、即ち、樹脂分子を
構成する各官能基又は原子団の分子引力定数(G)、及
びモル容積(V)から、式 SP値=ΣG/Vにより求
める方法( D.A.Small,J.Appl.Chem.,3,71,(1953) 、K.
L.Hoy,J.Paint Technol.,42,76(1970)) が知られてい
る。
【0012】以下、本発明においては、樹脂のSP値と
しては分子引力定数により求められる値を使用し、ま
た、溶媒のSP値としては、Hildebrand-Scatchardの溶
液理論( J.H.Hildebrand,R.L.Scott,「 The Solubilit
y of Nonelectrolytes」3rd Ed.,Reinhold Publishing
cop.,New York (1949)、G.Scatchard,Chem.Rev.,8,321
(1931) に基づき、分子間の引き合う力を考えて得られ
るもので、SP値(δ)=(ΔEv /ΔV1 )1/2(但
し、ΔEv :蒸発エネルギー、V1 :分子容、ΔEv/
V1 :凝集エネルギー)で示されるもので、本発明にお
いては、K.L.Hoy,「J. Paint Technol.,42,76(1970)に
記載されている、25℃での値を使用する。
しては分子引力定数により求められる値を使用し、ま
た、溶媒のSP値としては、Hildebrand-Scatchardの溶
液理論( J.H.Hildebrand,R.L.Scott,「 The Solubilit
y of Nonelectrolytes」3rd Ed.,Reinhold Publishing
cop.,New York (1949)、G.Scatchard,Chem.Rev.,8,321
(1931) に基づき、分子間の引き合う力を考えて得られ
るもので、SP値(δ)=(ΔEv /ΔV1 )1/2(但
し、ΔEv :蒸発エネルギー、V1 :分子容、ΔEv/
V1 :凝集エネルギー)で示されるもので、本発明にお
いては、K.L.Hoy,「J. Paint Technol.,42,76(1970)に
記載されている、25℃での値を使用する。
【0013】樹脂を溶媒に溶解する場合を例として、樹
脂と溶媒のそれぞれのSP値の関係について説明する
と、SP値が9.1のポリスチレンは、SP値が9.1
のテトラヒドロフランには非常に溶解しやすく、SP値
が8.5〜9.3の範囲の溶媒には可溶性があり、SP
値が7.3のn−ヘキサンには全く溶解しない。このよ
うに、樹脂と溶媒のそれぞれのSP値の差を見ること
で、溶媒中における樹脂の状態を推定することができ
る。
脂と溶媒のそれぞれのSP値の関係について説明する
と、SP値が9.1のポリスチレンは、SP値が9.1
のテトラヒドロフランには非常に溶解しやすく、SP値
が8.5〜9.3の範囲の溶媒には可溶性があり、SP
値が7.3のn−ヘキサンには全く溶解しない。このよ
うに、樹脂と溶媒のそれぞれのSP値の差を見ること
で、溶媒中における樹脂の状態を推定することができ
る。
【0014】また、比較的希薄な状態で樹脂をその良溶
媒中に溶解させた後、その溶液を貧溶媒中に添加し、良
溶媒を除去する操作を行なうと樹脂粒子を析出させるこ
とができるが、これは、良溶媒中では単分子状で、かつ
分子鎖が伸びた状態で存在していた樹脂が、貧溶媒中で
は分子鎖が縮まり、粒子化し、析出するに至るものと考
えることができる。従って、貧溶媒として、樹脂が膨潤
する程度のSP値の差を有する溶媒とするか、また、S
P値の差が大きく、樹脂が完全に不溶性の溶媒とするか
により、溶媒中での粒子の状態が相違する。また、一般
に、樹脂における重量平均分子量が大きくなると、形成
される樹脂粒子の粒径は大となる。
媒中に溶解させた後、その溶液を貧溶媒中に添加し、良
溶媒を除去する操作を行なうと樹脂粒子を析出させるこ
とができるが、これは、良溶媒中では単分子状で、かつ
分子鎖が伸びた状態で存在していた樹脂が、貧溶媒中で
は分子鎖が縮まり、粒子化し、析出するに至るものと考
えることができる。従って、貧溶媒として、樹脂が膨潤
する程度のSP値の差を有する溶媒とするか、また、S
P値の差が大きく、樹脂が完全に不溶性の溶媒とするか
により、溶媒中での粒子の状態が相違する。また、一般
に、樹脂における重量平均分子量が大きくなると、形成
される樹脂粒子の粒径は大となる。
【0015】また、電気絶縁性分散媒としては、1010
Ω・cm(25℃)以上の体積抵抗を有し、湿式現像剤
の電気絶縁性を高めることを目的として使用されるもの
であり、本発明における共重合樹脂と上述したSP値に
関する関係を有するものであれば使用できる。なお、使
用できる分散媒のSP値としては、n−ヘキサン(7.
3)、n−ヘプタン(7.5)、n−オクタン(7.
5)、ノナン(7.6)、デカン(7.7)、ドデカン
(7.9)、シクロヘキサン(8.2)、パークロロエ
チレン(9.3)、トリクロロエタン(9.9)等が例
示されるが、好ましくは、液体の脂肪族炭化水素であ
り、液状のn−パラフィン系炭化水素、iso−パラフ
ィン系炭化水素、またはその混合物、ハロゲン化脂肪族
炭化水素等が挙げられる。特に好ましくは分枝鎖を有す
る脂肪族炭化水素であり、例えばエクソン化学(株)製
のアイソパーG、アイソパーH、アイソパーK、アイソ
パーL、アイソパーM、アイソパーV等を使用すること
が好ましい。これらの商品名のもののSP値としては、
n−ヘキサン(7.3)に近似される。
Ω・cm(25℃)以上の体積抵抗を有し、湿式現像剤
の電気絶縁性を高めることを目的として使用されるもの
であり、本発明における共重合樹脂と上述したSP値に
関する関係を有するものであれば使用できる。なお、使
用できる分散媒のSP値としては、n−ヘキサン(7.
3)、n−ヘプタン(7.5)、n−オクタン(7.
5)、ノナン(7.6)、デカン(7.7)、ドデカン
(7.9)、シクロヘキサン(8.2)、パークロロエ
チレン(9.3)、トリクロロエタン(9.9)等が例
示されるが、好ましくは、液体の脂肪族炭化水素であ
り、液状のn−パラフィン系炭化水素、iso−パラフ
ィン系炭化水素、またはその混合物、ハロゲン化脂肪族
炭化水素等が挙げられる。特に好ましくは分枝鎖を有す
る脂肪族炭化水素であり、例えばエクソン化学(株)製
のアイソパーG、アイソパーH、アイソパーK、アイソ
パーL、アイソパーM、アイソパーV等を使用すること
が好ましい。これらの商品名のもののSP値としては、
n−ヘキサン(7.3)に近似される。
【0016】ここで、グラフト共重合樹脂と分散媒にお
けるSP値についての関係を例示しておく。例えば、ス
チレンブタジエン共重合体/2−エチルヘキシルメタク
リル酸共重合樹脂(グラフト重合比60/40)をトナ
ー粒子とする場合、SP値は8.8であり、分散媒とし
てn−ヘキサン(SP値7.3)を使用すると、Δδ1
は9.4−7.3=2.1、Δδ2 は7.7−7.3=
0.4であり、Δ(Δδ1 −Δδ2 )は1.7となる。
その結果、分散媒中において、2−エチルヘキシルメタ
クリレート成分に由来する部分が溶解、または膨潤部分
として外縁部分を形成し、メタクリル酸成分に由来する
部分が不溶性の核部分を形成した形状を有するものと考
えることができる。
けるSP値についての関係を例示しておく。例えば、ス
チレンブタジエン共重合体/2−エチルヘキシルメタク
リル酸共重合樹脂(グラフト重合比60/40)をトナ
ー粒子とする場合、SP値は8.8であり、分散媒とし
てn−ヘキサン(SP値7.3)を使用すると、Δδ1
は9.4−7.3=2.1、Δδ2 は7.7−7.3=
0.4であり、Δ(Δδ1 −Δδ2 )は1.7となる。
その結果、分散媒中において、2−エチルヘキシルメタ
クリレート成分に由来する部分が溶解、または膨潤部分
として外縁部分を形成し、メタクリル酸成分に由来する
部分が不溶性の核部分を形成した形状を有するものと考
えることができる。
【0017】本発明の湿式現像剤において、スチレンブ
タジエン共重合樹脂にグラフト共重合することができる
モノマーとしては、具体的には、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート(SP値7.7)、ラウリル(メ
タ)アクリレート(SP値8.2)、ステアリル(メ
タ)アクリレート(SP値7.8)を挙げることができ
る。なお、いずれもメタクリルの場合のSP値を示す。
なお、「(メタ)アクリル」は、アクリル、メタクリル
の少なくともいずれか一方を意味し、両者の混合物であ
っても良い。
タジエン共重合樹脂にグラフト共重合することができる
モノマーとしては、具体的には、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート(SP値7.7)、ラウリル(メ
タ)アクリレート(SP値8.2)、ステアリル(メ
タ)アクリレート(SP値7.8)を挙げることができ
る。なお、いずれもメタクリルの場合のSP値を示す。
なお、「(メタ)アクリル」は、アクリル、メタクリル
の少なくともいずれか一方を意味し、両者の混合物であ
っても良い。
【0018】本発明の湿式現像剤における着色剤として
は、カーボンブラックのような電気抵抗が1010Ω・c
m以下である電気抵抗が比較的小さな顔料を用いたもの
が挙げられる。具体的には、カーボンブラックとして
は、pHが5.0以下のカーボンブラックに脂肪族多価
アミンを反応させて得られるものが好ましく、カーボン
ブラック表面にアミノ基、アミド基等を有するものであ
る。これにより、グラフト共重合樹脂中に含まれるヒド
ロキシル基やカルボキシル基と反応性または親和性を有
するに至るものである。
は、カーボンブラックのような電気抵抗が1010Ω・c
m以下である電気抵抗が比較的小さな顔料を用いたもの
が挙げられる。具体的には、カーボンブラックとして
は、pHが5.0以下のカーボンブラックに脂肪族多価
アミンを反応させて得られるものが好ましく、カーボン
ブラック表面にアミノ基、アミド基等を有するものであ
る。これにより、グラフト共重合樹脂中に含まれるヒド
ロキシル基やカルボキシル基と反応性または親和性を有
するに至るものである。
【0019】本発明における着色剤を製造するのに適し
たカーボンブラックとしてはMA−100(pH値3.
5、揮発分1.5重量%)、同#2400(pH値2.
0、揮発分10.0重量%)、同MA−7(pH値3.
0、揮発分3.5重量%)(いずれも三菱化学製)、M
OGUL−L(pH値2.5、揮発分5.0重量%)、
同REGAL400R(pH値4.0、揮発分3.5重
量%)、同MONARCH1300(pH値2.5、揮
発分9.5重量%)、同MONARCH1400(pH
値2.5、揮発分9.0重量%)(いずれもキャボット
社製)等が挙げられる。なお、カーボンブラックのpH
値は、試料10gに水100mlを加え、熱板上で10
分間煮沸して室温まで冷却した後、上澄み液を分離し、
泥状物のpHをガラス電極式pH測定装置で測定したも
のである。
たカーボンブラックとしてはMA−100(pH値3.
5、揮発分1.5重量%)、同#2400(pH値2.
0、揮発分10.0重量%)、同MA−7(pH値3.
0、揮発分3.5重量%)(いずれも三菱化学製)、M
OGUL−L(pH値2.5、揮発分5.0重量%)、
同REGAL400R(pH値4.0、揮発分3.5重
量%)、同MONARCH1300(pH値2.5、揮
発分9.5重量%)、同MONARCH1400(pH
値2.5、揮発分9.0重量%)(いずれもキャボット
社製)等が挙げられる。なお、カーボンブラックのpH
値は、試料10gに水100mlを加え、熱板上で10
分間煮沸して室温まで冷却した後、上澄み液を分離し、
泥状物のpHをガラス電極式pH測定装置で測定したも
のである。
【0020】また、揮発分とは、あらかじめ950±1
0℃に保持した揮発分測定用電気炉(JIS−M−88
12の4に準ずる)で3〜5分間空焼きした内容積10
mlの落とし蓋付るつぼに105±1℃で1時間乾燥し
た試料を層の高さが蓋の線から2mmの高さになる位置
まで入れ、正確に秤量する。前記電気炉で7分間加熱
し、デシケーター内で室温まで冷却した後秤量し、減量
を試料に対する百分率で表示することで得られる値であ
る。すなわち、揮発分はカルボキシル基、ヒドロキシル
基等の酸化化合物の減量分を表しており、この揮発分は
カーボンブラック表面に存在しているヒドロキシル基お
よびカルボキシル基の量を定量的に示すものと考えられ
る。
0℃に保持した揮発分測定用電気炉(JIS−M−88
12の4に準ずる)で3〜5分間空焼きした内容積10
mlの落とし蓋付るつぼに105±1℃で1時間乾燥し
た試料を層の高さが蓋の線から2mmの高さになる位置
まで入れ、正確に秤量する。前記電気炉で7分間加熱
し、デシケーター内で室温まで冷却した後秤量し、減量
を試料に対する百分率で表示することで得られる値であ
る。すなわち、揮発分はカルボキシル基、ヒドロキシル
基等の酸化化合物の減量分を表しており、この揮発分は
カーボンブラック表面に存在しているヒドロキシル基お
よびカルボキシル基の量を定量的に示すものと考えられ
る。
【0021】すなわち、揮発分の大きいものほど脂肪族
多価アミンとの付加反応によって導入されるアミン基の
量が多く、逆に、揮発分の少ないものは導入されるアミ
ン基の量が少なくなるので、揮発分としては、1.5重
量%以上が好ましい。
多価アミンとの付加反応によって導入されるアミン基の
量が多く、逆に、揮発分の少ないものは導入されるアミ
ン基の量が少なくなるので、揮発分としては、1.5重
量%以上が好ましい。
【0022】カーボンブラックに対して付加反応させる
脂肪族多価アミンとしては、エチレンジアミン、トリメ
チレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、またはジエチルア
ミノプロピルアミン等が挙げられ、これらは単独で或い
は2種以上を併用して使用できる。
脂肪族多価アミンとしては、エチレンジアミン、トリメ
チレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、またはジエチルア
ミノプロピルアミン等が挙げられ、これらは単独で或い
は2種以上を併用して使用できる。
【0023】アミンの割合は、使用するカーボンブラッ
クの種類またはアミンの種類によって異なるが、一般的
にはアミンの割合が少ないときにはカーボンブラックの
荷電極性が正極性に完全には変化せず、また、アミンの
割合が非常に多くなると帯電量が大きくなり過ぎて、充
分な画像濃度を得ることが出来なくなる。従って、上記
アミン処理に供するアミンの割合は、上記カーボンブラ
ック100重量部に対して3重量部〜50重量部の範
囲、好ましくは5重量部〜30重量部の範囲であること
が望ましい。カーボンブラックとアミン類との付加反応
は、カーボンブラックと脂肪族多価アミンとを、適当量
のメチルアルコール中に加え、ビーズミル、ボールミル
等により混合した後、120〜160℃の温度で加熱乾
燥することにより行うことができる。
クの種類またはアミンの種類によって異なるが、一般的
にはアミンの割合が少ないときにはカーボンブラックの
荷電極性が正極性に完全には変化せず、また、アミンの
割合が非常に多くなると帯電量が大きくなり過ぎて、充
分な画像濃度を得ることが出来なくなる。従って、上記
アミン処理に供するアミンの割合は、上記カーボンブラ
ック100重量部に対して3重量部〜50重量部の範
囲、好ましくは5重量部〜30重量部の範囲であること
が望ましい。カーボンブラックとアミン類との付加反応
は、カーボンブラックと脂肪族多価アミンとを、適当量
のメチルアルコール中に加え、ビーズミル、ボールミル
等により混合した後、120〜160℃の温度で加熱乾
燥することにより行うことができる。
【0024】また、本発明の湿式現像剤には、分散剤、
電荷制御剤等が添加されてもよい。本発明における共重
合樹脂粒子はそれ自体分散媒との親和性に優れるので、
分散剤は必ずしも必要ではないが、分散剤を共重合樹脂
粒子の造粒工程において存在させることにより、良溶媒
中での樹脂の分散性を向上させることができ、かつ樹脂
粒子が形成される際の分子鎖の絡まりあいを抑制するの
で、より粒径の小さな樹脂粒子を造粒することができ、
サブミクロン単位でかつ粒径分布の狭いものとすること
ができる。そして、湿式現像剤中においては溶媒中に樹
脂粒子を安定的に分散させる機能をも有するものであ
る。
電荷制御剤等が添加されてもよい。本発明における共重
合樹脂粒子はそれ自体分散媒との親和性に優れるので、
分散剤は必ずしも必要ではないが、分散剤を共重合樹脂
粒子の造粒工程において存在させることにより、良溶媒
中での樹脂の分散性を向上させることができ、かつ樹脂
粒子が形成される際の分子鎖の絡まりあいを抑制するの
で、より粒径の小さな樹脂粒子を造粒することができ、
サブミクロン単位でかつ粒径分布の狭いものとすること
ができる。そして、湿式現像剤中においては溶媒中に樹
脂粒子を安定的に分散させる機能をも有するものであ
る。
【0025】このような分散剤としては、ナフテン酸ジ
ルコニウム、ステアリン酸アルミニウム等の金属石鹸
類、レシチン等の天然リン酸エステル類、脂肪族アミン
類、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界
面活性剤、非イオン界面活性剤等が使用される。分散剤
は、後述する湿式現像剤の製造工程中における造粒工程
において、共重合樹脂あたり10重量%以下、好ましく
は5重量%以下添加されるとよく、また、湿式現像剤に
おいては5重量%以下、好ましくは2.5重量%以下の
割合で含有させるとよい。
ルコニウム、ステアリン酸アルミニウム等の金属石鹸
類、レシチン等の天然リン酸エステル類、脂肪族アミン
類、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界
面活性剤、非イオン界面活性剤等が使用される。分散剤
は、後述する湿式現像剤の製造工程中における造粒工程
において、共重合樹脂あたり10重量%以下、好ましく
は5重量%以下添加されるとよく、また、湿式現像剤に
おいては5重量%以下、好ましくは2.5重量%以下の
割合で含有させるとよい。
【0026】また、ポリヒドロキシカルボン酸エステル
等の高分子分散剤を使用してもよい。ポリヒドロキシカ
ルボン酸エステルは、 ヒドロキシカルボン酸エステル HO−X−COOH のエステル誘導体の重合体であり、式中Xは少なくとも
12の炭素原子を含む2価の飽和または不飽和の脂肪族
炭化水素、または少なくとも6個の炭素原子を含む2価
の芳香族炭化水素で、またヒドロキシ基とカルボキシル
基との間には少なくとも4個の炭素原子がある。このよ
うなヒドロキシカルボン酸誘導体として好ましいのは、
例えば12−ヒドロキシステアリン酸メチルエステル、
12−ヒドロキシステアリン酸エチルエステル等のヒド
ロキシカルボンアルキルエステル、12−ヒドロキシカ
ルボン酸リチウム、12−ヒドロキシカルボン酸アルミ
ニウム等のヒドロキシカルボン酸の金属塩、またヒドロ
キシカルボン酸アマイド、硬化ヒマシ油等が挙げられ
る。
等の高分子分散剤を使用してもよい。ポリヒドロキシカ
ルボン酸エステルは、 ヒドロキシカルボン酸エステル HO−X−COOH のエステル誘導体の重合体であり、式中Xは少なくとも
12の炭素原子を含む2価の飽和または不飽和の脂肪族
炭化水素、または少なくとも6個の炭素原子を含む2価
の芳香族炭化水素で、またヒドロキシ基とカルボキシル
基との間には少なくとも4個の炭素原子がある。このよ
うなヒドロキシカルボン酸誘導体として好ましいのは、
例えば12−ヒドロキシステアリン酸メチルエステル、
12−ヒドロキシステアリン酸エチルエステル等のヒド
ロキシカルボンアルキルエステル、12−ヒドロキシカ
ルボン酸リチウム、12−ヒドロキシカルボン酸アルミ
ニウム等のヒドロキシカルボン酸の金属塩、またヒドロ
キシカルボン酸アマイド、硬化ヒマシ油等が挙げられ
る。
【0027】ポリヒドロキシカルボン酸エステルは、ヒ
ドロキシカルボン酸エステルを少量のアミン類もしくは
触媒の存在下、部分鹸化することにより、重合させ、得
られるもの、その重合形態として分子間でのエステル化
によるもの、また分子内でのエステル化によるもの等の
種々の形態のものを含有するものである。ポリヒドロキ
シカルボン酸エステルは、ヒドロキシカルボン酸エステ
ルの3〜10量体が好ましい。ポリヒドロキシカルボン
酸エステルは、その重合度が3より小さいか、または1
0より大きいと、n−ヘキサン等の分散媒との相溶性が
なく、造粒工程に使用しても、得られる樹脂粒子の粒度
分布として所期のものは得られない。ポリヒドロキシカ
ルボン酸エステルの添加量は、特に限定されないが、樹
脂重量あたり、0.01重量%〜200重量%の割合で
使用される。
ドロキシカルボン酸エステルを少量のアミン類もしくは
触媒の存在下、部分鹸化することにより、重合させ、得
られるもの、その重合形態として分子間でのエステル化
によるもの、また分子内でのエステル化によるもの等の
種々の形態のものを含有するものである。ポリヒドロキ
シカルボン酸エステルは、ヒドロキシカルボン酸エステ
ルの3〜10量体が好ましい。ポリヒドロキシカルボン
酸エステルは、その重合度が3より小さいか、または1
0より大きいと、n−ヘキサン等の分散媒との相溶性が
なく、造粒工程に使用しても、得られる樹脂粒子の粒度
分布として所期のものは得られない。ポリヒドロキシカ
ルボン酸エステルの添加量は、特に限定されないが、樹
脂重量あたり、0.01重量%〜200重量%の割合で
使用される。
【0028】本発明の湿式現像剤には、荷電制御剤とし
てジアルキルスルホコハク酸金属塩、ナフテン酸マンガ
ン、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ジルコニウム、
ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸鉛、ナ
フテン酸ニッケル、ナフテン酸クロム、ナフテン酸亜
鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マンガン、オ
クチル酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、オクチ
ル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル
酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸マグネシウム、
ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カルシウム、ドデシル
酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ドデシル酸鉛、ドデシ
ル酸コバルト、ドデシル酸ニッケル、ドデシル酸クロ
ム、ドデシル酸亜鉛、ドデシル酸マグネシウム等の金属
石鹸、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸バリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、
レシチン、セハリン等の燐脂質、n−デシルアミン等の
有機アミン類等を好ましく添加しうる。特に、ジアルキ
ルスルホコハク酸の遷移金属塩(コバルト、マンガン、
ジルコニウム、イットリウム、ニッケル等)を使用する
ことが望ましい。添加量は、荷電制御効果を示す最低限
の量でよいが、通常、電気絶縁性液体中で0.01重量
%〜50重量%とするのがよい。
てジアルキルスルホコハク酸金属塩、ナフテン酸マンガ
ン、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ジルコニウム、
ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸鉛、ナ
フテン酸ニッケル、ナフテン酸クロム、ナフテン酸亜
鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マンガン、オ
クチル酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、オクチ
ル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル
酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸マグネシウム、
ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カルシウム、ドデシル
酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ドデシル酸鉛、ドデシ
ル酸コバルト、ドデシル酸ニッケル、ドデシル酸クロ
ム、ドデシル酸亜鉛、ドデシル酸マグネシウム等の金属
石鹸、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸バリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、
レシチン、セハリン等の燐脂質、n−デシルアミン等の
有機アミン類等を好ましく添加しうる。特に、ジアルキ
ルスルホコハク酸の遷移金属塩(コバルト、マンガン、
ジルコニウム、イットリウム、ニッケル等)を使用する
ことが望ましい。添加量は、荷電制御効果を示す最低限
の量でよいが、通常、電気絶縁性液体中で0.01重量
%〜50重量%とするのがよい。
【0029】また、定着剤として、例えばn−ヘキサン
等の分散媒に可溶な各種樹脂、例えば変性或いは未変性
のアルキッド樹脂、通常のアクリル樹脂、合成ゴム、ポ
リアルキレンオキシド、ポリビニルアセタール(ブチラ
ールも含む)、酢酸ビニル樹脂等を添加できる。
等の分散媒に可溶な各種樹脂、例えば変性或いは未変性
のアルキッド樹脂、通常のアクリル樹脂、合成ゴム、ポ
リアルキレンオキシド、ポリビニルアセタール(ブチラ
ールも含む)、酢酸ビニル樹脂等を添加できる。
【0030】次に、本発明における湿式現像剤の製造方
法について説明する。本発明における湿式現像剤の製造
方法は、(1)共重合樹脂を、溶媒に溶解する工程、
(2)共重合樹脂を溶解した溶液を、顔料の存在下で分
散媒と混合して共重合樹脂粒子を造粒する工程(3)溶
媒を除去する工程、とからなる。まず、(1)の工程に
おいて使用される溶媒としては、共重合樹脂を室温(2
5℃)で溶解することができるものであり、少なくとも
1種のモノマー成分のみから構成されるホモポリマーの
SP値δp1 、及び他の少なくとも1種のモノマー成分
のみから構成されるホモポリマーのSP値δp2 のいず
れとも類似するSP値を有する溶媒が好ましい。この場
合、構成成分によっては溶解または膨潤状態とはなら
ず、不溶状態にあるとしても、単分子鎖の分散状態が良
好であればよい。
法について説明する。本発明における湿式現像剤の製造
方法は、(1)共重合樹脂を、溶媒に溶解する工程、
(2)共重合樹脂を溶解した溶液を、顔料の存在下で分
散媒と混合して共重合樹脂粒子を造粒する工程(3)溶
媒を除去する工程、とからなる。まず、(1)の工程に
おいて使用される溶媒としては、共重合樹脂を室温(2
5℃)で溶解することができるものであり、少なくとも
1種のモノマー成分のみから構成されるホモポリマーの
SP値δp1 、及び他の少なくとも1種のモノマー成分
のみから構成されるホモポリマーのSP値δp2 のいず
れとも類似するSP値を有する溶媒が好ましい。この場
合、構成成分によっては溶解または膨潤状態とはなら
ず、不溶状態にあるとしても、単分子鎖の分散状態が良
好であればよい。
【0031】このような溶媒(SP値)としては、下記
のものが挙げられ、SP値との関係で適宜選択して使用
するとよい。シクロヘキサン(8.2)、酢酸セロソル
ブ(9.4)、トルエン(8.9)、テトラヒドロフラ
ン(9.1)、メチルエチルケトン(9.5)、シクロ
ヘキサノン(10.4)、アセトン(9.6)、ジオキ
サン(10.1)、エチルセロソルブ(10.7)、シ
クロヘキサノール(11.4)、メチルセロソルブ(1
1.7)、イソプロピルアルコール(11.4)、エタ
ノール(12.8)、メタノール(14.5)が挙げら
れる。
のものが挙げられ、SP値との関係で適宜選択して使用
するとよい。シクロヘキサン(8.2)、酢酸セロソル
ブ(9.4)、トルエン(8.9)、テトラヒドロフラ
ン(9.1)、メチルエチルケトン(9.5)、シクロ
ヘキサノン(10.4)、アセトン(9.6)、ジオキ
サン(10.1)、エチルセロソルブ(10.7)、シ
クロヘキサノール(11.4)、メチルセロソルブ(1
1.7)、イソプロピルアルコール(11.4)、エタ
ノール(12.8)、メタノール(14.5)が挙げら
れる。
【0032】なお、分散剤を溶液中に0.3重量%〜
0.5重量%の範囲で含有させておくと、樹脂の分散状
態を良好なものとできる。また、共重合樹脂の溶媒に対
する溶解量は任意とすることができるが、樹脂比率が高
すぎると樹脂粒子の析出工程において樹脂粒子が相互に
接触し、ゲル状の塊となる恐れがあるので、1〜80重
量%、好ましくは5〜10重量%の希薄溶液の状態とす
るとよい。
0.5重量%の範囲で含有させておくと、樹脂の分散状
態を良好なものとできる。また、共重合樹脂の溶媒に対
する溶解量は任意とすることができるが、樹脂比率が高
すぎると樹脂粒子の析出工程において樹脂粒子が相互に
接触し、ゲル状の塊となる恐れがあるので、1〜80重
量%、好ましくは5〜10重量%の希薄溶液の状態とす
るとよい。
【0033】次に、(2)の造粒工程において、(1)
で調製した溶液は、上述した分散媒と混合される。この
段階で、顔料を樹脂溶液中、または分散媒中に添加し、
顔料の存在下で樹脂を造粒させると、共重合樹脂粒子中
に顔料を包含させることができる。その際、溶液中に分
散した樹脂分子鎖は、貧溶媒である分散媒中に添加され
ることにより、顔料を包み込む形で絡まり合い粒子形成
がなされるものであり、顔料を包み込んだ樹脂粒子表面
は、共重合樹脂における溶解、または膨潤部分となるも
ので、顔料を含有させても、顔料同士の接触を生じな
く、かつ分散安定性に優れるものとできるものである。
このようにして得られる樹脂粒子の粒径は0.1μm〜
100μmのものである。
で調製した溶液は、上述した分散媒と混合される。この
段階で、顔料を樹脂溶液中、または分散媒中に添加し、
顔料の存在下で樹脂を造粒させると、共重合樹脂粒子中
に顔料を包含させることができる。その際、溶液中に分
散した樹脂分子鎖は、貧溶媒である分散媒中に添加され
ることにより、顔料を包み込む形で絡まり合い粒子形成
がなされるものであり、顔料を包み込んだ樹脂粒子表面
は、共重合樹脂における溶解、または膨潤部分となるも
ので、顔料を含有させても、顔料同士の接触を生じな
く、かつ分散安定性に優れるものとできるものである。
このようにして得られる樹脂粒子の粒径は0.1μm〜
100μmのものである。
【0034】また、樹脂溶液を調製するのに使用した溶
媒は、デカンテーション、エバポレーター等により除去
するのが、造粒性の観点から好ましい。また、樹脂粒子
の粒径を調整するために、ボールミル、アトライター、
サンドグラインダー、ケディミル、三本ロール等を使用
して更に微粒子化してもよい。
媒は、デカンテーション、エバポレーター等により除去
するのが、造粒性の観点から好ましい。また、樹脂粒子
の粒径を調整するために、ボールミル、アトライター、
サンドグラインダー、ケディミル、三本ロール等を使用
して更に微粒子化してもよい。
【0035】共重合樹脂粒子中に包含される顔料粒径と
しては、二次凝集状態で、平均粒径が0.1〜100μ
mのものを使用することができ、共重合樹脂粒子中、8
0重量%、好ましくは75重量%まで包含させることが
できる。本発明における共重合樹脂粒子の粒径として
は、通常、0.1μm〜100μmの範囲内で適宜調整
される。また、湿式現像剤中における共重合樹脂粒子の
含有割合は0.01重量%〜80重量%、好ましくは
0.1重量%〜50重量%の割合とするとよく、分散性
に優れるので通常の湿式現像剤に比してその含有割合を
高くすることができる。
しては、二次凝集状態で、平均粒径が0.1〜100μ
mのものを使用することができ、共重合樹脂粒子中、8
0重量%、好ましくは75重量%まで包含させることが
できる。本発明における共重合樹脂粒子の粒径として
は、通常、0.1μm〜100μmの範囲内で適宜調整
される。また、湿式現像剤中における共重合樹脂粒子の
含有割合は0.01重量%〜80重量%、好ましくは
0.1重量%〜50重量%の割合とするとよく、分散性
に優れるので通常の湿式現像剤に比してその含有割合を
高くすることができる。
【0036】本発明における共重合樹脂粒子は、湿式現
像剤中において、分散媒に不溶部分を核とし、分散媒と
の親和性部分を外縁部とするものであり、分散媒との表
面親和性により、粒子濃度を高くしても、凝集、沈澱等
が生じることがなく、分散安定性に優れるものである。
像剤中において、分散媒に不溶部分を核とし、分散媒と
の親和性部分を外縁部とするものであり、分散媒との表
面親和性により、粒子濃度を高くしても、凝集、沈澱等
が生じることがなく、分散安定性に優れるものである。
【0037】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を説明する。な
お、「部」は重量部、「%」は重量%を示す。 (着色剤1の製造例)メタノール600g中にヘキサメ
チレンジアミン(東京化成製)18gを溶解し、カーボ
ンブラック(三菱化学工業製 MA−100:揮発分
1.5%)15gを加えてスラリー状にし、ディスパー
マットにより3時間攪拌した後、粒子保持能が8μmの
フィルターでスラリーを濾別し、140℃のオーブン中
にて加熱乾燥、粉砕することにより着色剤を得た。 実施例1 (ブラック湿式現像剤の製造) ・着色剤1 5g ・スチレンブタジエン共重合体/2−エチルヘキシルメタクリレート 2.5g (グラフト重合比=60/40) ・ナフテン酸ジルコニウム 2.5g (日本化学産業製 ニッカナフテックスZr) からなる組成物10gをテトラヒドロフラン80g中に
溶解した後、ペイントシェーカーを使用して室温にて分
散させ、次いで、室温のアイソパーG(エクソン社製)
360g中に超音波を照射しながら添加し、次いでエバ
ポレーターを使用して、テトラヒドロフランのみを除去
し、超音波ホモジナイザー(日本精機製作所製 US−
300T)で超音波を照射して、ブラック湿式現像剤を
得た。
お、「部」は重量部、「%」は重量%を示す。 (着色剤1の製造例)メタノール600g中にヘキサメ
チレンジアミン(東京化成製)18gを溶解し、カーボ
ンブラック(三菱化学工業製 MA−100:揮発分
1.5%)15gを加えてスラリー状にし、ディスパー
マットにより3時間攪拌した後、粒子保持能が8μmの
フィルターでスラリーを濾別し、140℃のオーブン中
にて加熱乾燥、粉砕することにより着色剤を得た。 実施例1 (ブラック湿式現像剤の製造) ・着色剤1 5g ・スチレンブタジエン共重合体/2−エチルヘキシルメタクリレート 2.5g (グラフト重合比=60/40) ・ナフテン酸ジルコニウム 2.5g (日本化学産業製 ニッカナフテックスZr) からなる組成物10gをテトラヒドロフラン80g中に
溶解した後、ペイントシェーカーを使用して室温にて分
散させ、次いで、室温のアイソパーG(エクソン社製)
360g中に超音波を照射しながら添加し、次いでエバ
ポレーターを使用して、テトラヒドロフランのみを除去
し、超音波ホモジナイザー(日本精機製作所製 US−
300T)で超音波を照射して、ブラック湿式現像剤を
得た。
【0038】 (シアン湿式現像剤の製造) ・2−エチルヘキシルメタクリレート−メタクリル酸共重合樹脂 12.5部 (共重合比:85/15、重量平均分子量:73400) ・着色剤(Monastral Blue FGX 大日精化工業製) 3.75部 ・帯電制御剤 ナフテン酸ジルコニウム(日本化学産業製) 1.88部 からなる組成物20.25gをテトラヒドロフラン80
g中に溶解した後、ペイントシェーカーを使用して室温
にて分散させ、次いで得られた溶液98.13gをアイ
ソパーG(エクソン社製)360g中に超音波を照射し
ながら添加し、次いでエバポレーターを使用して、テト
ラヒドロフランのみを除去し、超音波ホモジナイザー
(日本精機製作所製 US−300T)で超音波を照射
して、ブラック湿式現像剤を得た。
g中に溶解した後、ペイントシェーカーを使用して室温
にて分散させ、次いで得られた溶液98.13gをアイ
ソパーG(エクソン社製)360g中に超音波を照射し
ながら添加し、次いでエバポレーターを使用して、テト
ラヒドロフランのみを除去し、超音波ホモジナイザー
(日本精機製作所製 US−300T)で超音波を照射
して、ブラック湿式現像剤を得た。
【0039】これらの湿式現像剤をアイソパーGで希釈
し、トナー濃度1重量%に調製し、以下の現像工程にお
いて使用した。静電記録紙上に、表面電荷150〜20
Vの種々の静電パターンを形成させた後、ブラック湿式
現像剤を使用し、静電プロッターにより現像し、ブラッ
ク画像の濃度を分光光度計(GRETAG社製 SPM
100−II)を用いて評価した。
し、トナー濃度1重量%に調製し、以下の現像工程にお
いて使用した。静電記録紙上に、表面電荷150〜20
Vの種々の静電パターンを形成させた後、ブラック湿式
現像剤を使用し、静電プロッターにより現像し、ブラッ
ク画像の濃度を分光光度計(GRETAG社製 SPM
100−II)を用いて評価した。
【0040】次いで、再び表面電荷150〜20Vの種
々の静電パターンを形成させ、帯電保持性の評価を行
い、同様にシアン湿式現像剤によって現像を行った。色
かぶりの評価は現像によって得られた画像を以下の評価
基準によって目視によって評価した。評価結果を表1に
示す。 光学的濃度 優秀:分光光度計による光学濃度が1.45以上のも
の。 良好:分光光度計による光学濃度が1.40以上、1.
45未満のもの。 普通:分光光度計による光学濃度が1.25以上、1.
40未満のもの。 不良:分光光度計による光学濃度が1.25未満のも
の。 帯電保持性 優秀:ブラック画像上に十分な電荷量が保持され、30
秒後には、電荷が静電記録紙と同等となったもの。 良好:ブラック画像上に保持される電荷量は、やや減少
するが、30秒後には、電荷が静電記録紙と同等となっ
たもの。 普通:ブラック画像上に保持される電荷量は減少し、3
0秒後の電荷の漏洩が多いもの。 不良:ブラック画像上に電荷が保持されないか、または
電荷の漏洩が非常に多いもの。 色かぶり 優秀:目立った色かぶりが見られないもの。 良好:ところどころがうす青みがかったかぶりが若干見
られるもの。 普通:ほぼ全体が青みがかって見えるもので、かぶりが
多いもの。 不良:黒の下地が見えず、全体がかなり青みがかってお
り、全体がかぶったもの。
々の静電パターンを形成させ、帯電保持性の評価を行
い、同様にシアン湿式現像剤によって現像を行った。色
かぶりの評価は現像によって得られた画像を以下の評価
基準によって目視によって評価した。評価結果を表1に
示す。 光学的濃度 優秀:分光光度計による光学濃度が1.45以上のも
の。 良好:分光光度計による光学濃度が1.40以上、1.
45未満のもの。 普通:分光光度計による光学濃度が1.25以上、1.
40未満のもの。 不良:分光光度計による光学濃度が1.25未満のも
の。 帯電保持性 優秀:ブラック画像上に十分な電荷量が保持され、30
秒後には、電荷が静電記録紙と同等となったもの。 良好:ブラック画像上に保持される電荷量は、やや減少
するが、30秒後には、電荷が静電記録紙と同等となっ
たもの。 普通:ブラック画像上に保持される電荷量は減少し、3
0秒後の電荷の漏洩が多いもの。 不良:ブラック画像上に電荷が保持されないか、または
電荷の漏洩が非常に多いもの。 色かぶり 優秀:目立った色かぶりが見られないもの。 良好:ところどころがうす青みがかったかぶりが若干見
られるもの。 普通:ほぼ全体が青みがかって見えるもので、かぶりが
多いもの。 不良:黒の下地が見えず、全体がかなり青みがかってお
り、全体がかぶったもの。
【0041】また、トナー特性として、その電気泳動性
を評価するために、高電圧測定装置(KEITHLEY社製 2
37型)を使用し、電極間1cm、縦5.0cm、横
4.5cmの真鍮製電極間に湿式現像剤を満たし、両電
極間に1000Vの直流電圧を印加し、初期電流値測
定、60秒後の電流値測定を行うと共に、電極に付着し
たトナー重量当たりの電流値(Q/m 単位μC/g)
を測定した。初期電流値と60秒後の電流値との差(△
I)およびQ/m値が、トナーの電気泳動性に影響す
る。それぞれの評価結果について、表1に示す。
を評価するために、高電圧測定装置(KEITHLEY社製 2
37型)を使用し、電極間1cm、縦5.0cm、横
4.5cmの真鍮製電極間に湿式現像剤を満たし、両電
極間に1000Vの直流電圧を印加し、初期電流値測
定、60秒後の電流値測定を行うと共に、電極に付着し
たトナー重量当たりの電流値(Q/m 単位μC/g)
を測定した。初期電流値と60秒後の電流値との差(△
I)およびQ/m値が、トナーの電気泳動性に影響す
る。それぞれの評価結果について、表1に示す。
【0042】実施例2〜4 スチレンブタジエン共重合体/2−エチルヘキシルメタ
クリレート(グラフト重合比=60/40)の添加量を
表1に示すように変化させた以外の点は実施例1と同様
にブラック湿式現像剤を作製し、実施例1と同様に光学
的濃度、帯電保持性、色かぶりおよびトナー特性を評価
し、その結果を表1に示す。
クリレート(グラフト重合比=60/40)の添加量を
表1に示すように変化させた以外の点は実施例1と同様
にブラック湿式現像剤を作製し、実施例1と同様に光学
的濃度、帯電保持性、色かぶりおよびトナー特性を評価
し、その結果を表1に示す。
【0043】比較例1および2 スチレンブタジエン共重合体/2−エチルヘキシルメタ
クリレート(グラフト重合比=60/40)の添加量を
表1に記載のように変化させた点を除いて実施例1と同
様にブラック湿式現像剤を作製し、実施例1と同様に光
学的濃度、帯電保持性、色かぶりおよびトナー特性を評
価し、その結果を表1に示す。
クリレート(グラフト重合比=60/40)の添加量を
表1に記載のように変化させた点を除いて実施例1と同
様にブラック湿式現像剤を作製し、実施例1と同様に光
学的濃度、帯電保持性、色かぶりおよびトナー特性を評
価し、その結果を表1に示す。
【0044】比較例3 共重合樹脂を、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂(三
井デュポンポリケミカル製EV150)に変えた点を除
き実施例1と同様にしてブラック湿式現像剤を作製し、
実施例1と同様に光学的濃度、帯電保持性、色かぶりお
よびトナー特性を評価し、その結果を表1に示す。
井デュポンポリケミカル製EV150)に変えた点を除
き実施例1と同様にしてブラック湿式現像剤を作製し、
実施例1と同様に光学的濃度、帯電保持性、色かぶりお
よびトナー特性を評価し、その結果を表1に示す。
【0045】比較例4 共重合樹脂を、 樹脂1:ラウリルメタクリレート/グリシジルメタクリ
レート/メチルメタクリレート=500/30/15/
150 に変えた点を除き実施例1と同様にしてブラック湿式現
像剤を作製し、実施例1と同様に光学的濃度、帯電保持
性、色かぶりおよびトナー特性を評価し、その結果を表
1に示す。
レート/メチルメタクリレート=500/30/15/
150 に変えた点を除き実施例1と同様にしてブラック湿式現
像剤を作製し、実施例1と同様に光学的濃度、帯電保持
性、色かぶりおよびトナー特性を評価し、その結果を表
1に示す。
【0046】比較例5 共重合樹脂を、 樹脂2:ラウリルメタクリレート/2−ヘキシルエチル
メタクリレート=5/95 に変えた点を除き実施例1と同様にしてブラック湿式現
像剤を作製し、実施例1と同様に光学的濃度、帯電保持
性、色かぶりおよびトナー特性を評価し、その結果を表
1に示す。
メタクリレート=5/95 に変えた点を除き実施例1と同様にしてブラック湿式現
像剤を作製し、実施例1と同様に光学的濃度、帯電保持
性、色かぶりおよびトナー特性を評価し、その結果を表
1に示す。
【0047】
【表1】 電流値 ク゛ラフト重合 初期 60秒後 Q/m 光学的 帯電 色 樹脂(部) (nA) (nA) (μC/g) 濃度 保持性 かぶり 実施例1 2.5 1881 284 478 優秀 良好 優秀 実施例2 5.0 4767 683 683 優秀 良好 優秀 実施例3 10.0 3885 601 555 良好 優秀 良好 実施例4 15.0 3002 500 466 普通 優秀 普通 比較例1 20.0 1668 374 391 普通 優秀 不良 比較例2 1.0 3972 705 621 優秀 不良 −− 比較例3 -- 1426 848 554 不良 良好 不良 比較例4 -- 3663 829 1054 普通 不良 −− 比較例5 -- 4181 998 1523 優秀 不良 −−
【0048】
【発明の効果】本発明の湿式現像剤は、先に形成した画
像上に十分に帯電することができるので、湿式現像剤を
用いてカラー画像を形成する際には、各色毎の湿式現像
剤の色重ねができるとともに、色かぶりの少ない画像を
形成することができ、さらに、各製品毎の品質が安定し
ているので品質の優れた画像を安定して形成することが
できる。
像上に十分に帯電することができるので、湿式現像剤を
用いてカラー画像を形成する際には、各色毎の湿式現像
剤の色重ねができるとともに、色かぶりの少ない画像を
形成することができ、さらに、各製品毎の品質が安定し
ているので品質の優れた画像を安定して形成することが
できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気絶縁性分散媒中に、着色剤含有樹脂
粒子を分散した湿式現像剤において、着色剤含有樹脂粒
子がスチレンブタジエン共重合樹脂にSP値が7.5〜
9.0であるモノマーをグラフト重合したグラフト共重
合樹脂および着色剤を溶解または分散した着色剤含有樹
脂組成物をグラフト共重合樹脂に対して溶解性の低い電
気絶縁性分散媒と混合して樹脂粒子を析出したものであ
ることを特徴とする湿式現像剤。 - 【請求項2】 共重合樹脂にグラフト重合されたモノマ
ーが2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ートであることを特徴とする請求項1記載の湿式現像
剤。 - 【請求項3】 着色剤に対するスチレンブタジエン共重
合樹脂と2−エチルヘキシルメタクリレートのグラフト
重合樹脂の含有比率が2:1から1:4であることを特
徴とする請求項1記載の湿式現像剤。 - 【請求項4】 電荷制御剤としてナフテン酸ジルコニウ
ムを0.1〜3%添加したことを特徴とする請求項1記
載の湿式現像剤。 - 【請求項5】 着色剤が脂肪族多価アミンで表面改質さ
れたカーボンブラックであることを特徴とする請求項1
記載の湿式現像剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085953A JPH11282218A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 湿式現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085953A JPH11282218A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 湿式現像剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11282218A true JPH11282218A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13873132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10085953A Pending JPH11282218A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 湿式現像剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11282218A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005097518A (ja) * | 2003-02-26 | 2005-04-14 | Seiko Epson Corp | マイクロカプセル化顔料及びその製造方法、水性分散液、並びに、インクジェット記録用インク |
| US7812070B2 (en) | 2003-10-14 | 2010-10-12 | Seiko Epson Corporation | Microencapsulated pigment, preparation process therefor, aqueous dispersion and ink jet recording ink |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10085953A patent/JPH11282218A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005097518A (ja) * | 2003-02-26 | 2005-04-14 | Seiko Epson Corp | マイクロカプセル化顔料及びその製造方法、水性分散液、並びに、インクジェット記録用インク |
| US7812070B2 (en) | 2003-10-14 | 2010-10-12 | Seiko Epson Corporation | Microencapsulated pigment, preparation process therefor, aqueous dispersion and ink jet recording ink |
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