JPH11282302A - 定着器 - Google Patents

定着器

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JPH11282302A
JPH11282302A JP8645098A JP8645098A JPH11282302A JP H11282302 A JPH11282302 A JP H11282302A JP 8645098 A JP8645098 A JP 8645098A JP 8645098 A JP8645098 A JP 8645098A JP H11282302 A JPH11282302 A JP H11282302A
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JP
Japan
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roller
heating element
fixing
heating
peripheral surface
Prior art date
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JP8645098A
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English (en)
Inventor
Noritaka Mori
敬貴 森
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ本体の内周面または外周面に発熱体シ
ートを配設してなる定着用加熱ローラを備えた定着器に
おいて、その発熱体シートを上記内周面または外周面に
密着するように配設する作業を容易にすること。 【解決手段】 加熱ローラに備えられた発熱体シート7
のパターン5は、周方向に対して斜めに伸びる帯状部分
5cが多数折り返す蛇行パターンを発熱部5eとして有
している。すなわち、発熱体シート7ではパターン5の
帯状部分5cを周方向に対して斜めに配設したので、そ
の発熱体シート7の周方向の剛性が、小さくてしかも均
一になる。このため、発熱体シート7を円筒状のローラ
本体の内周面に沿って丸めるのもきわめて容易で、しか
も、丸めたときには略円柱状となる。従って、発熱体シ
ート7をローラ本体の内周面に密着するように配設する
作業を、きわめて容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙等の被記録媒
体に記録材を付着して画像を形成する画像形成装置等に
用いられ、上記被記録媒体に付着した記録材を定着する
定着器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、用紙,フィルム等の被記録媒
体にトナー,インク等の記録材を付着して画像を形成す
る画像形成手段を備えた画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置では、その多くが、上記画像形成
手段によって被記録媒体に付着された記録材を定着する
定着器を備えている。この種の定着器としては、被記録
媒体に付着した記録材を加熱する定着用加熱ローラと、
その定着用加熱ローラの外周面に被記録媒体を押圧する
押圧ローラとを備えたものがある。このように構成され
た定着器では、画像形成後の被記録媒体を定着用加熱ロ
ーラ及び押圧ローラで挟みながら搬送して、記録材を被
記録媒体ごと加熱・加圧し、その記録材を被記録媒体に
定着することができる。
【0003】また、定着用加熱ローラの構成としては、
従来、内部にハロゲンランプを内蔵して、そのハロゲン
ランプが発生した熱をローラ表面まで伝導させることに
よって定着用加熱ローラ全体を昇温させる構成が考えら
れていた。ところが、このような定着用加熱ローラのハ
ロゲンランプは、通常、ローラの回転軸近傍に配設され
るので、熱効率が悪く、ハロゲンランプに通電を開始し
てから定着用加熱ローラの表面が定着に適した温度に昇
温するまで、長い時間を必要としていた。
【0004】そこで、近年、定着用加熱ローラには、熱
効率を高め、昇温速度を向上するために種々の検討がな
されている。例えば、ローラ本体を円筒状に構成すると
共に、その内周面に沿って、内面側に抵抗発熱体のパタ
ーンを形成した絶縁膜材を配設することが考えられてい
る。この場合、ローラ本体は熱伝導性のよい金属等で構
成される場合が多いが、パターンとローラ本体とは絶縁
膜材によって絶縁される。そこで、パターンに通電を行
って発熱させれば、ローラ本体の内周面のすぐ近くから
熱が伝導され、熱効率及び昇温速度を良好に向上させる
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
抵抗発熱体のパターンを形成した絶縁膜材(以下、全体
を発熱体シートという)をローラ本体の内周面に密着す
るように配設する作業には、次のように熟練を要してい
た。
【0006】例えば、図5(A)に例示する発熱体シー
トでは、ステンレス鋼(SUS)等からなる抵抗発熱体
のパターン95を、絶縁膜材97の内面側に次のように
形成している。すなわち、絶縁膜材97の長辺方向(ロ
ーラ本体の軸方向)両端には、電力を供給するための給
電部95a,95bを形成し、その給電部95a,95
bの間には、軸方向に延びる多数の帯状部分95cと各
帯状部分95cの隣接する端部の間に形成された折り返
し部分95dとを連接してなる蛇行パターンとしての発
熱部95eを形成している。この発熱体シートをローラ
本体の内周面に沿って配設し、給電部95a,95b間
に電力を供給すれば、発熱部95eが発熱して定着用加
熱ローラを効率的かつ迅速に昇温させることができる。
【0007】この場合、発熱体シートをローラ本体の内
周面に沿って丸めるのは比較的容易であるが、帯状部分
95cのあるところとないところで曲がり易さが異な
り、正確な円筒状に丸めるのが困難となる。すなわち、
発熱体シートの周方向の剛性が不均一となり、丸めたと
きに多角柱状になってしまう(図6参照)。このため、
作業者の熟練度が足りないと、帯状部分95cの内の一
部がローラ本体の内周面から浮き上がり、その部分がロ
ーラ本体に放熱できずに過熱する可能性がある。
【0008】逆に、図5(B)に例示するように、多数
の帯状部分95cを周方向に形成した場合、発熱体シー
トを丸めるのが困難になる。すなわち、上記周方向の剛
性は均一化されるが、その剛性が全体的に大きくなる。
このため、作業者の熟練度が足りないと、発熱体シート
を丸める際に余分な力が加わり、パターン95に損傷
(例えば、折り目,傷等)を与える可能性がある。ま
た、ローラ本体の外周面に発熱体シートを配設する場合
も、図5(A),(B)いずれの発熱体シートを使用し
ても同様の課題が発生していた。
【0009】そこで、本発明は、ローラ本体の内周面ま
たは外周面に発熱体シートを配設してなる定着用加熱ロ
ーラを備えた定着器において、その発熱体シートを上記
内周面または外周面に密着するように配設する作業を容
易にすることを目的としてなされた。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、被記録
媒体に付着した記録材を加熱する定着用加熱ローラと、
該定着用加熱ローラの外周面に上記被記録媒体を押圧す
る押圧ローラとを備え、上記被記録媒体を上記定着用加
熱ローラ及び押圧ローラで挟みながら搬送して上記被記
録媒体に付着した記録材を定着する定着器であって、上
記定着用加熱ローラが、円筒状に形成されたローラ本体
と、該ローラ本体の内周面に沿って配設される絶縁膜材
に、通電に応じて発熱する抵抗発熱体のパターンを形成
してなる発熱体シートと、を備えると共に、上記抵抗発
熱体のパターンは、上記ローラ本体の周方向対して斜め
に伸びる帯状部分が複数折り返す蛇行パターンを有する
ことを特徴としている。
【0011】このように構成された本発明では、定着用
加熱ローラに備えられた発熱体シートの抵抗発熱体のパ
ターンは、ローラ本体の周方向対して斜めに伸びる帯状
部分が複数折り返す蛇行パターンを有している。すなわ
ち、本発明では、上記パターンの帯状部分を周方向に対
して斜めに配設したので、発熱体シートの周方向の剛性
が、小さくてしかも均一になる。このため、発熱体シー
トをローラ本体の内周面に沿って丸めるのも容易で、し
かも、丸めたときには略円柱状となる。
【0012】従って、本発明では、発熱体シートをロー
ラ本体の内周面に密着するように配設する作業を、きわ
めて容易に行うことができる。よって、発熱体シートの
一部が上記内周面から浮き上がって過熱したり、発熱体
シートを丸める際に帯状部分等に損傷を与えたりするの
を、良好に防止することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記ローラ本体の内周面に沿って配設された
上記発熱体シートの更に内側に、弾性材料を充填したこ
とを特徴としている。本発明では、ローラ本体の内周面
に沿って配設された上記発熱体シートの更に内側に弾性
材料を充填しているので、その発熱体シートがローラ本
体の内周面に一層良好に密着する。このため、請求項1
記載の発明の効果に加えて、発熱体シートの一部が浮き
上がって過熱するのを一層良好に防止すると共に、定着
用加熱ローラの熱効率及び昇温速度を一層良好に向上さ
せることができるといった効果が生じる。
【0014】請求項3記載の発明は、被記録媒体に付着
した記録材を加熱する定着用加熱ローラと、該定着用加
熱ローラの外周面に上記被記録媒体を押圧する押圧ロー
ラとを備え、上記被記録媒体を上記定着用加熱ローラ及
び押圧ローラで挟みながら搬送して上記被記録媒体に付
着した記録材を定着する定着器であって、上記定着用加
熱ローラが、円筒状に形成されたローラ本体と、該ロー
ラ本体の外周面に沿って配設される絶縁膜材に、通電に
応じて発熱する抵抗発熱体のパターンを形成してなる発
熱体シートと、を備えると共に、上記抵抗発熱体のパタ
ーンは、上記ローラ本体の周方向対して斜めに伸びる帯
状部分が複数折り返す蛇行パターンを有することを特徴
としている。
【0015】このように構成された本発明では、請求項
1記載の発明と同様に、発熱体シートの周方向の剛性
が、小さくてしかも均一になる。このため、発熱体シー
トをローラ本体の外周面に沿って丸めるのが容易で、し
かも、丸めたときには略円柱状となる。従って、本発明
では、発熱体シートをローラ本体の外周面に密着するよ
うに配設する作業を、きわめて容易に行うことができ
る。よって、発熱体シートの一部が上記外周面から浮き
上がって過熱したり、発熱体シートを丸める際に損傷を
与えたりするのを良好に防止することができる。
【0016】なお、本発明では、発熱体シートをローラ
本体の外周面に沿って配設するので、請求項1記載の発
明に比べてその配設作業が一層容易になる。これに対し
て、請求項1記載の発明では、発熱体シートが発生した
熱はローラ本体を介して被記録媒体に伝導されるので、
本発明に比べて被記録媒体に付着した記録材を一層均一
に加熱・定着することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の構成に加え、上記斜めに伸びる帯状部分
が上記周方向に対してなす角度が、45°以上であるこ
とを特徴としている。本発明では、上記帯状部分が上記
周方向に対してなす角度を、45°以上としている。こ
のため、発熱体シートの周方向の剛性は充分に小さくな
り、丸めるのがきわめて容易になる。従って、本発明で
は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、発熱体シートを丸める際に帯状部分等に損傷を与え
るのを一層良好に防止することができるといった効果が
生じる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の構成に加え、上記絶縁膜材が、上記ロー
ラ本体の中心軸に沿って互いに隣接配置される一対の辺
と、上記ローラ本体の端面に沿って配設される一対の辺
とを備えた略長方形の形状を有し、上記帯状部分が上記
周方向に対してなす角度が、上記絶縁膜材の対角線が上
記周方向に対してなす角よりも小さいことを特徴として
いる。
【0019】すなわち、本発明では、絶縁膜材を、ロー
ラ本体の軸方向及び周方向に伸びる2対の辺を備えた略
長方形状に構成し、上記帯状部分が上記周方向に対して
なす角度を、絶縁膜材の対角線が上記周方向に対してな
す角よりも小さくしている。このため、上記帯状部分の
多くがローラ本体の略全周に渡って配設され、少なくと
もどこかでローラ本体に接触するようになる。従って、
本発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、発熱体シートの一部が過熱するのを一層良
好に防止することができるといった効果が生じる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明の定着器を用いて構成
された電子写真方式のプリンタP(画像形成装置に相
当)の構成を表す断面図である。このプリンタPは、レ
ーザによる露光を行うレーザプリンタである。先ず、図
1に基づいてこのプリンタPの構成を簡単に説明する。
【0021】このプリンタPは、被記録媒体としての用
紙が積載収納された給紙カセット部Aと、一枚ずつ用紙
を吸入可能な手差し給紙部Bと、給紙カセット部Aもし
くは手差し給紙部Bから吸入した用紙を搬送する用紙搬
送部Cと、ドラム型電子写真感光体,帯電器,現像器,
除電器等を備え、搬送された用紙に記録材としてのトナ
ーを付着して画像を形成する電子写真プロセス部D(画
像形成手段に相当)と、帯電された上記感光体に、画像
データに従って変調されたレーザビームを走査して露光
し、上記感光体に静電潜像を形成するレーザビームスキ
ャナS(露光器)と、定着用加熱ローラ,押圧ローラ等
を備え、用紙に付着したトナーを熱によって定着する熱
定着部Eと、トナーの定着された用紙を本体上部の受け
皿に搬送する用紙排出部Fとを、本体筐体G内に収めて
なる。
【0022】図2は、熱定着部Eに配置された定着器5
1の構成を表す断面図である。定着器51は、用紙に付
着したトナーを加熱する定着用加熱ローラ(以下、単に
加熱ローラという)1と、金属軸53aの回りに耐熱性
のシリコンゴム等を設けて構成され、加熱ローラ1の外
周面に用紙を押圧する押圧ローラ53と、装置外部に用
紙を排出する排出ローラ55,57と、用紙を所定の位
置に案内する用紙ガイド59,61と、加熱ローラ1及
び押圧ローラ53を覆うカバー63等を備えている。本
発明の特徴的な構成を備えた加熱ローラ1は、この定着
器51において、トナーを用紙に定着させるための熱を
供すると共に、押圧ローラ53との間に用紙を挟んで排
出ローラ55,57方向へ搬送する役割をも担ってい
る。
【0023】次に、加熱ローラ1について詳しく説明す
る。図3は、定着器51を加熱ローラ1の回転軸に沿っ
て切断した構成を表す断面図である。この加熱ローラ1
は、アルミニウムで構成された中空円筒状のローラ本体
3を備え、そのローラ本体3の内周面には、通電に応じ
て発熱する抵抗発熱体のパターン5を備えた発熱体シー
ト7と、弾性材料としてのシリコンスポンジによって構
成されたスポンジチューブ9とが順次配設されている。
また、ローラ本体3の外周面には、両端近傍に一対の軸
受11が嵌合固定され、更に、その一方の外側には、平
歯車13が嵌合固定されている。
【0024】ここで、一対の軸受11は耐熱性に優れた
PPS(ポリ・フェニレン・サルファイド)にカーボン
を分散させることで導電性に構成され、押圧ローラ53
の金属軸53aと共に、耐熱樹脂フレーム67によって
回転自在に支承されている。ローラ本体3は軸受11を
介して接地され、押圧ローラ53は金属軸53aを介し
て接地される。このため、帯電したトナー等が加熱ロー
ラ1または押圧ローラ53に付着するのを防止すると共
に、ノイズの発生等を防止することができる。
【0025】また、平歯車13には図示しない駆動系か
ら回転力が伝達され、これによって、ローラ本体3を回
転させて用紙を搬送することができる。更に、ローラ本
体3の外周面の、押圧ローラ53に圧接する部分には、
耐熱性及び離型性に優れたフッ素樹脂によるコーティン
グ処理が施されている。
【0026】次に、図4は発熱体シート7の構成を表す
平面図である。発熱体シート7は、3KV耐圧の絶縁性
を有するポリイミド製フィルムを2枚重ねて構成された
絶縁膜材17を備えており、その表面にステンレス鋼
(SUS)の薄膜を貼着し、エッチング処理を施すこと
によってパターン5が形成されている。
【0027】図4に示すように、絶縁膜材17は長方形
のシート状に構成され、その長辺はローラ本体3と同じ
長さを、短辺はローラ本体3の内周の長さLより所定量
(L1 +L1 )だけ長い長さを、それぞれ有している。
このため、絶縁膜材17を短辺方向(以下、周方向とい
う)に丸めてローラ本体3に収納すれば、ローラ本体3
の内周面全面に渡って、周方向に(L1 +L1 )の重な
りを持って配設することができる。
【0028】パターン5は、絶縁膜材17の長辺方向
(以下、軸方向という)両端に略長方形の給電部5a,
5bを有している。この給電部5a,5bは、周方向に
は共に(L−L1 −L1 )の長さを有し、軸方向には平
歯車13が配設される側の給電部5bの方が給電部5a
より長く形成されている。そして、給電部5a,5bの
間には、軸方向に対して約45°の角度で斜めに伸びる
多数の帯状部分5cと、各帯状部分5cの隣接する端部
の間に形成された折り返し部分5dとを連接してなる蛇
行パターンとしての発熱部5eが設けられている。ま
た、発熱部5eは、全体として、給電部5a,5bとほ
ぼ同じ周方向の長さと、押圧ローラ53の圧接部分より
も若干長い軸方向の長さとを有している。更に、発熱部
5eの表面には、絶縁膜材17との間に発熱部5eを挟
み、給電部5a,5bを露出させるようにもう一枚のポ
リイミド製フィルム19が被着されている。
【0029】このため、発熱体シート7を前述のように
ローラ本体3に収納すれば、発熱部5eは、軸方向には
押圧ローラ53との対向部分全体に渡って、周方向には
ローラ本体3の略全周に渡って配設される。図3に示す
ように、発熱体シート7は、パターン5を内側にしてロ
ーラ本体3に収納されるので、パターン5とローラ本体
3との絶縁性は絶縁膜材17によって確保される。ま
た、発熱部5eの抵抗値は給電部5a,5bの抵抗値よ
りも遙かに大きいので、給電部5a,5b間に通電を行
えば発熱部5eが発熱する。発熱体シート7は、径方向
に圧縮された状態でローラ3内に配設されたスポンジチ
ューブ9の弾性力によってローラ本体3の内周面に圧接
され、また、ローラ本体3も良好な熱伝導性を有するの
で、発熱部5eが発生した熱は押圧ローラ53との間に
挟まれた用紙及びトナーに均一にかつ良好に伝達され
る。
【0030】そこで、加熱ローラ1では、次の構成によ
り給電部5a,5b間に交流電流を通電している。図3
に戻って、ローラ本体3の両端には絶縁材料からなる一
対の電極ホルダ21が嵌合される。この電極ホルダ21
は、ローラ本体3の端縁に係合して埋まり込みを防止す
る鍔部21aを有しており、ローラ本体3に対して回転
したり自然に抜け落ちたりしないように、絶縁膜材17
の内側にはめ込まれる。この実施の形態では、スポンジ
チューブ9の弾性力を用いているため、絶縁膜材17
は、ローラ本体3内に丸めて挿入するだけでよく、製造
工程を簡略化できる。スポンジチューブ9を用いず、ロ
ーラ本体3の内周面に接着してもよいが、その際には接
着層とローラ本体3との間に気泡が侵入するのを防ぐ必
要がある。電極ホルダ21はリン青銅製の電極プレート
23をローラ本体3の直径方向に支持しており、電極プ
レート23の両端23aは、ローラ本体3の内側方向に
それぞれ屈曲して、給電部5aまたは5bに接触してい
る。なお、各給電プレート23の両端23aは、給電部
5aまたは5bの互いに180°変位した位置に接触す
る。
【0031】各給電プレート23の外側端面は、電極ホ
ルダ21の外側に露出しており、その中心近傍には円柱
状の銀電極71がそれぞれ当接している。各銀電極71
は、リン青銅等の帯材をコの字型に曲げて構成された支
持板73を介してカバー63にそれぞれ固定され、一対
の支持板73の間には交流電源75(一次電圧)が接続
されている。なお、一方の支持板73と交流電源75と
の間には、サーモスタット77が介在し、加熱ローラ1
の異常発熱を防止している。
【0032】すなわち、加熱ローラ1の温度は、ローラ
本体3の外周面に図示しないサーミスタを当接させ、そ
の検出信号に基づき支持板73への通電量を制御するこ
とによって所定温度に調整される。ところが、制御系に
異常が生じた場合等には加熱ローラ1の温度が異常に上
昇することがある。そこで、定着器51ではカバー63
にサーモスタット77を設け、加熱ローラ1の温度が異
常に上昇したとき、交流電源75から上記一方の支持板
73に至る通電経路を強制的に遮断している。なお、カ
バー63は、例えばPET(ポリ・エチレン・テレフタ
レート)等の充分な耐熱性を有する樹脂によって構成さ
れている。
【0033】このように構成された定着器51では、加
熱ローラ1に備えられた発熱体シート7のパターン5
は、周方向に対して斜めに伸びる帯状部分5cが多数折
り返す蛇行パターンを有している。すなわち、発熱体シ
ート7ではパターン5の帯状部分5cを周方向に対して
斜めに配設したので、その発熱体シート7の周方向の剛
性が、小さくてしかも均一になる。しかも、帯状部分5
cが周方向に対してなす角度を、45°としたので、上
記剛性は充分に小さくなる。このため、発熱体シート7
をローラ本体3の内周面に沿って丸めるのもきわめて容
易で、しかも、丸めたときには略円柱状となる。従っ
て、加熱ローラ1では、発熱体シート7をローラ本体3
の内周面に密着するように配設する作業を、きわめて容
易に行うことができる。よって、発熱体シート7の一部
が上記内周面から浮き上がって過熱したり、発熱体シー
ト7を丸める際に帯状部分5c等に損傷を与えたりする
のを、きわめて良好に防止することができる。
【0034】また、発熱体シート7はスポンジチューブ
9によってローラ本体3の内周面に圧接されるので、そ
の発熱体シート7がローラ本体3の内周面に一層良好に
密着する。更に、帯状部分5cが周方向に対してなす角
度は、絶縁膜材17の対角線が周方向に対してなす角よ
りも小さいので、帯状部分5cの多く(図4の左上角部
及び右下角部を除く全て)がローラ本体3の略全周に渡
って配設され、少なくともどこかでローラ本体3に接触
するようになる。従って、加熱ローラ1では、発熱体シ
ート7の一部が過熱するのを一層良好に防止することが
できる。更に、発熱体シート7がスポンジチューブ9に
てローラ本体3の内周面に圧接されるので、加熱ローラ
1の熱効率及び昇温速度を一層良好に向上させることが
できる。
【0035】なお、本発明は上記実施の形態になんら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の形態で実施することができる。例えば、帯状部
分5cの周方向に対してなす角度は種々に変更すること
ができる。また、発熱体シート7はローラ本体3の外周
面に沿って配設してもよい。
【0036】この場合も、発熱体シート7の周方向の剛
性は、小さくてしかも均一になる。このため、発熱体シ
ート7をローラ本体3の外周面に沿って丸めるのが容易
で、しかも、丸めたときには略円柱状となる。従って、
上記実施の形態と同様の作用・効果が生じる。なお、こ
のように、発熱体シート7をローラ本体3の外周面に沿
って配設する場合、前述の実施の形態に比べてその配設
作業が一層容易になる。これに対して、前述の実施の形
態では、発熱体シート7が発生した熱はローラ本体3を
介して用紙及びトナーに伝導されるので、一層均一に加
熱・定着を行うことができる。
【0037】また、上記実施の形態では、絶縁膜材17
を、ポリイミド製フィルムを2枚重ねて構成している
が、ポリイミド製フィルムが充分な絶縁性を有していれ
ば、1枚のポリイミド製フィルムで構成してもよい。更
に、上記いずれの場合においても、発熱体シート7は必
ずしも絶縁膜材17をローラ本体3側に向けて配設する
必要はない。例えば、ローラ本体3の内周面または外周
面になんらかの絶縁層を設ければ、パターン5をローラ
本体3側に向けて配設することも可能である。
【0038】また更に、本発明は、前述のプリンタPに
限らず、コピー機,ファクシミリ等の種々の画像形成装
置にも適用することができる。本発明は、電子写真方式
の画像形成装置以外にも適用することができ、例えば、
常温では固体のインクを溶融して、記録ヘッドから噴射
することにより画像を形成するホットメルトインクジェ
ット方式の画像形成装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたプリンタの構成を表す断
面図である。
【図2】 そのプリンタの定着器の構成を表す断面図で
ある。
【図3】 その定着器を加熱ローラの回転軸に沿って切
断した断面図である。
【図4】 その加熱ローラの発熱体シートの構成を表す
平面図である。
【図5】 従来の発熱体シートの構成を表す平面図であ
る。
【図6】 その発熱体シートの課題を表す加熱ローラの
切断端面図である。
【符号の説明】
1…定着用加熱ローラ 3…ローラ本体
5…パターン 5a,5b…給電部 5c…帯状部分
5d…折り返し部分 5e…発熱部 7…発熱体シート
9…スポンジチューブ 17…絶縁膜材 23…電極プレート
51…定着器 53…押圧ローラ 71…銀電極
75…交流電源 E…熱定着部 F…用紙排出部
P…プリンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体に付着した記録材を加熱する
    定着用加熱ローラと、該定着用加熱ローラの外周面に上
    記被記録媒体を押圧する押圧ローラとを備え、上記被記
    録媒体を上記定着用加熱ローラ及び押圧ローラで挟みな
    がら搬送して上記被記録媒体に付着した記録材を定着す
    る定着器であって、 上記定着用加熱ローラが、 円筒状に形成されたローラ本体と、 該ローラ本体の内周面に沿って配設される絶縁膜材に、
    通電に応じて発熱する抵抗発熱体のパターンを形成して
    なる発熱体シートと、 を備えると共に、上記抵抗発熱体のパターンは、上記ロ
    ーラ本体の周方向対して斜めに伸びる帯状部分が複数折
    り返す蛇行パターンを有することを特徴とする定着器。
  2. 【請求項2】 上記ローラ本体の内周面に沿って配設さ
    れた上記発熱体シートの更に内側に、弾性材料を充填し
    たことを特徴とする請求項1記載の定着器。
  3. 【請求項3】 被記録媒体に付着した記録材を加熱する
    定着用加熱ローラと、該定着用加熱ローラの外周面に上
    記被記録媒体を押圧する押圧ローラとを備え、上記被記
    録媒体を上記定着用加熱ローラ及び押圧ローラで挟みな
    がら搬送して上記被記録媒体に付着した記録材を定着す
    る定着器であって、 上記定着用加熱ローラが、 円筒状に形成されたローラ本体と、 該ローラ本体の外周面に沿って配設される絶縁膜材に、
    通電に応じて発熱する抵抗発熱体のパターンを形成して
    なる発熱体シートと、 を備えると共に、上記抵抗発熱体のパターンは、上記ロ
    ーラ本体の周方向対して斜めに伸びる帯状部分が複数折
    り返す蛇行パターンを有することを特徴とする定着器。
  4. 【請求項4】 上記斜めに伸びる帯状部分が上記周方向
    に対してなす角度が、45°以上であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の定着器。
  5. 【請求項5】 上記絶縁膜材が、上記ローラ本体の中心
    軸に沿って互いに隣接配置される一対の辺と、上記ロー
    ラ本体の端面に沿って配設される一対の辺とを備えた略
    長方形の形状を有し、上記帯状部分が上記周方向に対し
    てなす角度が、上記絶縁膜材の対角線が上記周方向に対
    してなす角よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の定着器。
JP8645098A 1998-03-31 1998-03-31 定着器 Pending JPH11282302A (ja)

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