JPH11285232A - 可変リラクタンス型モータ - Google Patents

可変リラクタンス型モータ

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JPH11285232A
JPH11285232A JP8064598A JP8064598A JPH11285232A JP H11285232 A JPH11285232 A JP H11285232A JP 8064598 A JP8064598 A JP 8064598A JP 8064598 A JP8064598 A JP 8064598A JP H11285232 A JPH11285232 A JP H11285232A
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JP
Japan
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rotor
stator
small teeth
teeth
pin
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JP8064598A
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English (en)
Inventor
Toshikane Kaneki
敏兼 金木
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Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変リラクタンス型モータ自体に振動の発生
が極めて少なく、かつ固定子側の磁極からの電磁力以外
の吸引力を使って、大きい駆動力を得る。 【解決手段】 固定子2は、複数の突極5の内周面に、
複数の固定子小歯6を有し、回転子3は、固定子小歯6
と噛合する回転子小歯8を有する偶数個の回転子セグメ
ント3a,3bからなり、該回転子セグメント3a,3
bは、固定子中心軸SC上に回転自在に支持されたクラ
ンク軸11に、互いに等偏心距離、等ピッチ角で、回転
自在に配設されるとともに、その対向する面に、軸の一
方向に磁化された2個の永久磁石30a,30bのそれ
ぞれを固着する。前記固定子2の突極5を順次励磁し
て、前記両小歯6,8を互いに噛合させつつ、回転子セ
グメント3a,3bを偏心公転させると、出力伝達機構
4により、該回転子3の自転による回転出力をのみを、
その出力軸4aから出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏心回転子を有す
る可変リラクタンス型モータに関し、特に、回転子は、
固定子内を偏心して公転しながら自転する複数個の回転
子セグメントを備える可変リラクタンス型モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の偏心回転子を有する可変
リラクタンス型モータとしては、例えば図11および図
12に示すようなものがある。同図において、前記可変
リラクタンス型モータ51は、固定子52と、該固定子
52内を偏心して公転しながら自転する回転子53と、
該回転子53の自転による回転出力のみを出力軸54a
に伝達する出力伝達機構54とからなっている。
【0003】前記固定子52は、内側から外側に向かっ
て放射状に等ピッチ角に配設された複数個の突極55が
形成された中空円筒状のもので、その内周面には、等ピ
ッチで連続的に配設された複数n(n;正の整数)個の
固定子小歯56を有し、前記それぞれの突極55が隣接
する突極55との間は、前記固定子小歯56がその間を
連続した1つの山または谷を形成できる間隔で、該固定
子小歯56は実質的に等ピッチで連続的に配設されてい
る。また前記突極55のそれぞれには巻線57が巻回さ
れ、図示しない励磁用電源から1個または複数個ずつ順
次励磁される。
【0004】前記固定子52内には、該固定子中心軸S
Cから偏心して回転自在に円筒状の前記回転子53が配
設されており、その外周面に前記固定子小歯56と同一
ピッチで、該固定子小歯56と互いに噛合する複数m
(m≦(n−1);正の整数)個の回転子小歯58を有
し、前記巻線57を介して前記それぞれの突極55を順
次励磁すると、前記回転子53は順次励磁された前記突
極55に吸引され前記両小歯56,58を互いに噛合し
つつ、前記固定子52内を偏心しながら公転するととも
に、前記両小歯56,58の歯数差に応じて自転する。
【0005】さらに、該回転子53には、前記固定子中
心軸SCに平行で該回転子中心軸RCから所定半径R位
置に、該回転子中心軸RCに平行して該回転子53を貫
通しその両端面から突出するように断面円形のピン59
が配設されている。
【0006】前記出力伝達機構54は、前記回転子53
の自転による回転出力をのみをその出力軸54aに伝達
する機構であり、前記固定子52と回転子53とともに
モータハウジング60内に回転自在に配設されている。
該機構54は、固定子中心軸SC上に配設される出力軸
54aと、該出力軸54aに固定された、前記回転子5
3の両端面に対向するように形成された2個の円板54
b,54bとからなる。
【0007】該それぞれの円板54b,104bには、
その中心SCから、前記回転子53に配設された前記ピ
ン59の回転子中心軸RCからの前記所定半径R位置と
同一半径R位置に中心を有し、前記ピン59の直径より
大きな直径を有する円形のピン貫通穴54cを設けて、
該ピン貫通穴54cに前記回転子53の端面から突出し
た前記ピン59を貫通させるようにしている。そして、
該ピン貫通穴54cと前記ピン59との直径の差を、前
記回転子103の偏心公転時の半径方向の移動距離に等
しく形成して、前記出力伝達機構54は、該回転子53
の公転とは無関係に、該回転子53の自転による回転出
力のみを前記出力軸54aに伝達している。
【0008】そこで、前記固定子52の前記それぞれの
突極55を順次切換えながら励磁すると、前記回転子5
3は、順次励磁された突極55の前記固定子小歯56の
ピッチ円のほぼ法線方向に吸引され、前記両小歯56,
58を互いに噛合しつつ、前記固定子52内を偏心しな
がら公転するとともに、前記両小歯56,58の歯数差
に応じて自転する。この回転子53の自転による大きな
回転トルクを、前記出力伝達機構54を介して、その出
力軸54aに伝達している。(特開平5−22922号
公報)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の偏心回転子を有する可変リラクタンス型モータ51
にあっては、下記のような問題点があった。 (1) 前記固定子52内を、前記回転子53が偏心公
転するため、中速以上の回転数において、前記モータ5
1自体に振動が発生する。 (2) 前記固定子52側の前記磁極55からの電磁力
のみにより、前記回転子53を吸引しているため、大き
な吸引力が得られていない。
【0010】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解決し、回転子が偏心公転して
も、モータ自体に振動の発生が極めて少なく、かつ固定
子側の磁極からの電磁力以外の吸引力を利用して、大き
い駆動力が得られる可変リラクタンス型モータを提供す
ることにある。
【0011】本発明の他の目的は、偏心公転する回転子
が複数個でも、それらの回転子からの自転による回転出
力のみを同時に取り出すことができる偏心回転子を有す
る可変リラクタンス型モータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の可変リラクタンス型モータの構成は、内側か
ら外側に向かって放射状に等ピッチ角に配設された複数
個の突極の内周面に、等ピッチの連続した複数(n;正
の整数)個の固定子小歯を有し、該突極のそれぞれには
巻線が巻回される固定子と、該固定子内に、該固定子の
中心軸から偏心して回転自在に配設された回転子であっ
て、その外周面に前記固定子小歯と同一ピッチで、該固
定子小歯と互いに噛合する複数(m,m≦(n−1);
正の整数)個の回転子小歯を有し、前記固定子の巻線を
介し前記それぞれの突極を順次励磁して前記両小歯を互
いに噛合しつつ、前記固定子内を偏心公転するととも
に、前記両小歯の歯数差に応じて自転する回転子と、該
回転子の自転による回転出力のみを出力軸に伝達する出
力伝達機構とからなるモータにおいて、次のとおりであ
る。
【0013】前記回転子は、その外周面に前記回転子小
歯をそれぞれ有する複数(ただし、2以上の偶数)個の
回転子セグメントからなり、該回転子セグメントは、固
定子中心軸上に回転自在に支持されたクランク軸に、回
転自在に、かつそれぞれの回転子セグメントの中心が、
バランスよく、前記固定子中心軸から同一距離で等ピッ
チ角に配設されるとともに、前記それぞれ2個の回転子
セグメントの対向する面に、固定子中心軸に平衡し、か
つ一方向に磁化された2個の環状の永久磁石のそれぞれ
が、該磁石同士は互いに接触しないように離間されて、
固着されている前記モータである。
【0014】また、前記固定子の突極は、その突部を介
して互いに連結されており、前記出力伝達機構は、モー
タハウジング内に回転自在に配設されるとともに、その
出力軸が前記回転子の固定子中心軸上に独立して配設さ
れ、かつ該出力軸に形成された端板部の該固定子中心軸
から所定の半径位置に該固定子中心軸に平行に断面円形
のピンが設けられ、前記回転子は、その外周面に前記回
転子小歯をそれぞれ有する複数(2以上の偶数)個の回
転子セグメントからなり、該回転子セグメントは、固定
子中心軸上に回転自在に支持されたクランク軸に、回転
自在に、かつそれぞれの回転子セグメントの中心が、バ
ランスよく、前記固定子中心軸から同一距離で等ピッチ
角に配設されるとともに、前記それぞれ2個の回転子セ
グメントの対向する面に、固定子中心軸に平衡するとと
もに、一方向に磁化された2個の環状の永久磁石のそれ
ぞれが、該磁石同士は互いに離間されて、固着され、か
つ前記それぞれの回転子セグメントの中心から、前記ピ
ンの前記固定子中心軸からの所定半径位置と同一の半径
位置に中心を有し、前記ピンの直径より大きな直径を有
するピン貫通穴が設けられ、該ピン貫通穴と前記ピンと
の直径の差は、前記回転子セグメントの偏心公転時の半
径方向の移動距離にほぼ等しく形成させて、前記ピン貫
通穴を貫通する前記ピンを介して、該回転子セグメント
の自転による回転出力のみを前記出力軸に伝達する前記
モータである。
【0015】そして、前記回転子が、2個の回転子セグ
メントからなる前記モータである。
【0016】さらに、前記クランク軸および前記ピン
が、非磁性材から形成されているモータである。
【0017】本発明は、以上のように構成されているの
で、回転子を、同一形状の複数個、例えば2個の回転子
セグメントからなるようにし、これらの回転子セグメン
トを、軸受を介してクランク軸に互いに独立して回転自
在に配設し、それぞれの回転子セグメントの中心軸が公
転中心軸(固定子中心軸SC)に対して等距離、等ピッ
チ角に前記クランク軸に配置することにより、該回転子
セグメント全体として機械的なバランスがとられる。該
回転子セグメントの数は2個に限らず、2個以上の偶数
個でもよい。
【0018】該それぞれ2個の回転子セグメントが対向
する、それぞれの回転子セグメントの側面に、軸方向で
同一方向に磁化された2個の環状の永久磁石のそれぞれ
を、該磁石同士を互いに接触しないように離間して、固
着し、ハイブリッド型リラクタンスモータを構成してい
る。そして、これらの永久磁石の吸引力を、前記固定子
の磁極の電磁力に加わるようにして、大きい駆動力を得
ている。
【0019】また、従来の前記モータの出力の取り出し
方が、回転子端面に、軸方向に延びるピンが貫通固定さ
れ、該ピンにより、出力取り出し円板に伝達され、外部
に出力されている。しかし、この取り出し方では、複数
個の偏心公転する回転子セグメントから、同時に出力の
取り出しが不可能であった。これに対し、本発明の前記
可変リラクタンス型モータの回転出力の取り出し方は、
出力伝達機構の出力軸軸心(固定子中心軸)から所定の
半径Rの位置で、その位置から該軸に平行に延びるピン
を、出力軸に形成された端板部に固定し、それぞれの回
転子セグメントは、その中心(自転中心)から前記所定
の半径Rの位置を中心に、前記ピン径よりも大きな円形
貫通穴を設け、該貫通穴に前記ピンを貫通させている。
【0020】該ピンの直径と前記円形貫通穴の直径との
差Sは、前記回転子セグメントの中心軸における偏心公
転時の半径方向の移動距離(すなわち、前記クランク軸
の偏心量の2倍)にほぼ等しくしている。このとき、前
記回転子セグメントが、その回転子小歯を固定子小歯に
噛合させつつ偏心公転すると、前記ピンは、その外周面
を前記それぞれの回転子セグメントに設けられた円形貫
通穴の内周面に当接しながら回転され、該ピンを介して
前記それぞれの回転子セグメントの回転駆動力が前記出
力軸に伝達される。
【0021】それぞれの回転子セグメントの側面に、固
着された前記それぞれの環状の永久磁石は、前記ピンと
接触しないように前記円形貫通穴の直径より若干大きい
直径の貫通穴が設けられている。また、前記クランク軸
および前記ピンの材質は、非磁性材から形成され、磁束
の漏れを低減するようになっている。
【0022】また、前記固定子の鉄心が、突極部鉄心と
ヨーク部鉄心とからなるようにして、前記固定子内周面
にスロット開口部を設けなくても、前記突極部鉄心の外
側から巻線を巻回することができ、また、突極と突極と
の間の境界部に、前記固定子小歯を、該小歯の歯底が位
置するように形成するとともに、該小歯の歯底に対向す
る前記突極部鉄心の外側に切り欠き溝を設けるか、また
は前記突極部鉄心に貫通穴を設けて、前記境界部の肉厚
を薄くすることで、その磁気抵抗を大きくして前記突極
間の磁束漏れを低減している。このため、前記それぞれ
の突極の磁力を均一化し、なおかつ、前記突極、特に突
部に回転方向の機械的撓み剛性を強くしている。さら
に、前記固定子を、非磁性材料で成形(例えばモール
ド)することにより、機械的剛性の強化を図り、熱伝導
率の向上により放熱効果を高めている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。図1
および図2は、本発明の偏心回転子を有する可変リラク
タンス型モータの一実施の形態を示す図で、図1は該可
変リラクタンス型モータの縦断面図、図2は、図1のII
-II 線矢視による断面図である。
【0024】図1および図2において、前記可変リラク
タンス型モータ1は、固定子2と、該固定子2内を偏心
して公転しながら自転する複数個、すなわち2個以上の
偶数個(本実施例では2個の場合を示す)の回転子セグ
メント3a,3bからなる回転子3と、該回転子3の自
転による回転出力のみを出力軸4aに伝達する出力伝達
機構4とから構成されている。
【0025】前記固定子2の鉄心20は、突極部鉄心2
1と、ヨーク部鉄心22とからなる。該突極部鉄心21
は、図3に示すように、珪素鋼板を積層して形成された
中空円筒状のもので、その内側から外側に向かって放射
状に等ピッチ角に配設された複数個(本実施例では8
個)の突極5が形成され、その内周面には、等ピッチで
連続的に配設された複数n(n;正の整数)個の固定子
小歯6を有する。該突極部鉄心21は、前記それぞれの
突極5が隣接する突極5,5同士を、互いにその突部5
aを一体的に連結するように形成するとともに、該それ
ぞれの突極5,5間で外側に開口する巻線7を収容する
巻線収容部23が形成されている。また、前記ヨーク部
鉄心22は、該突極部鉄心21の巻線収容部23に、前
記突極5を励磁する前記巻線7を収容後、該突極部鉄心
21の外周に嵌合するように円筒状に形成されている。
【0026】前記突極部鉄心21のそれぞれの突極5
と、その突部5aを介して連結するそれぞれの突極5,
5との境界部5bに、連続する前記固定子小歯6の歯底
が位置するように前記小歯6を配設するとともに、該小
歯6の前記歯底に対向する該突極部鉄心21の外側に切
り欠き溝5cを設け、前記境界部5bの肉厚を薄く形成
している。このように、該境界部5bの磁気抵抗を大き
くして、隣接する前記突極5,5間の漏れ磁束を少なく
している。
【0027】なお、前記切り欠き溝5cに代えて、図4
に示すように、その位置5d、または前記境界部5bに
対応する前記突極部鉄心21内に、円または楕円状の貫
通穴9を設けて、該境界部の5bの磁気抵抗を大きくす
る。該貫通穴9が楕円状の場合は、その長軸を前記突極
部鉄心21の半径方向に一致させるのが好ましい。
【0028】そして、前記それぞれの突極5を巻回する
巻線7には、図示しない励磁用電源から1個または複数
個ずつの突極5が順次励磁されるようになっている。な
お、該巻線7は絶縁材で成形(例えばモールド)される
か、または、前記固定子2の巻線7全体を含めて、該巻
線7と前記突極部鉄心21と前記ヨーク部鉄心22とを
非磁性材料からなる絶縁材24で成形(例えばモール
ド)している。
【0029】前記固定子2内には、回転子3として、図
5のような、公転しながら自転する2個の円筒状の回転
子セグメント3a,3bが、固定子中心軸SC上に回転
自在に支持された、図6(a),(b)に示す非磁性材
からなるクランク軸11に、それぞれの軸受12a,1
2bを介して回転自在に配設される。前記それぞれの回
転子セグメント3a,3bの中心軸RCは、該クランク
軸11により、前記固定子中心軸SCに対して互いに逆
方向(等ピッチ角180度で)に同一距離ΔLだけ偏心
して配置されている。なお、前記回転子セグメントが4
個の場合は、前記等ピッチ角は90度、または180度
になる。
【0030】図7に示される前記2個の回転子セグメン
ト3a,3bには、互いに対向するそれぞれの側面に、
図8に示すような同一環状の永久磁石30a,30bの
それぞれが、図示しないねじなどにより固着されてい
る。この永久磁石30a,30bは、前記クランク軸1
1の一方向(例えば、図で左から右への方向)に磁化さ
れており、固着された該永久磁石30a,30bは、接
触しないように微小な空隙δを介して、互いに離間され
ている。したがって、4個以上の偶数個の回転子セグメ
ントがある場合は、2個の回転子セグメントずつ独立し
て、同様に前記永久磁石30a、30bが固着される。
【0031】前記クランク軸11は、前記固定子2、回
転子セグメント3a,3bおよび出力伝達機構4を内部
に収容するモータハウジング10aとハウジング端板1
0bであって、固定子中心軸SC上に、前記該モータハ
ウジング10aに軸受13を介して回転自在に配設され
ている前記出力伝達機構4と直列に、かつ該出力伝達機
構4に取り付けられた軸受14と、前記ハウジング端板
10bに取り付けられた軸受15とを介して、回転自在
に支持、配設されている。
【0032】前記2個の回転子セグメント3a,3b
は、それぞれ前記固定子2の内周面の直径より小さい直
径を有し、それぞれの外周面に前記固定子小歯6と同一
ピッチで、該固定子小歯6と互いに噛合する複数m(m
≦(n−1);正の整数)個の回転子小歯8がそれぞれ
配設されている。そして、前記巻線7を介し前記それぞ
れの突極5を順次励磁すると、前記回転子セグメント3
a,3bは、順次励磁された前記突極5,5の電磁力に
吸引されて前記両小歯6,8を互いに噛合しつつ、前記
固定子2内を偏心しながら公転するとともに、前記両小
歯6,8の歯数差に応じて自転するようになっている。
【0033】このとき、前記永久磁石30a,30bか
らの磁束による吸引力は、前記磁極5の電磁力による吸
引力に加わるように作用する。
【0034】一方、前記出力伝達機構4は、前記2個の
回転子セグメント3a,3bの自転による回転出力をの
みをその出力軸4aに伝達する機構であり、該機構4の
出力軸4aは、前記モータハウジング10a内に軸受1
3を介し、前記回転子3の固定子中心軸SC上に独立し
て、回転自在に配設されている。該出力軸4aのハウジ
ング10a内側の端部にはに端板部4bが形成されてお
り、該端板部4bの、該固定子中心軸SCから所定半径
R位置に、該固定子中心軸SCに平行に断面円形の複数
個(本実施例では8個)の非磁性材からなるピン4cが
等ピッチ角で固着されている。
【0035】前記2個の回転子セグメント3a,3bに
は、さらに、それぞれの回転子セグメント3a,3bの
中心軸RCから、前記出力伝達機構4のピン4cの前記
固定子中心軸SCからの所定半径R位置と同一半径R位
置に中心を有し、前記ピン4cの直径より大きな直径を
有するピン貫通穴3cが、前記ピン4cの数と同数(8
個)、等ピッチ角に設けられている。該ピン貫通穴3c
の直径は、該貫通穴3cと前記ピン4cとの直径の差
が、前記回転子セグメント3a、3bの中心軸RCにお
ける偏心公転時の半径方向の移動距離S(すなわち、前
記クランク軸11の偏心距離ΔLの2倍、または前記回
転子セグメントの偏心量の2倍)にほぼ等しくなるよう
にしている。
【0036】また、前記回転子セグメント3a,3bの
側面に固着される前記環状の永久磁石30a,30bに
も、その中心から、前記所定半径R位置と同一半径R位
置に中心を有し、前記ピン貫通穴3cの直径より若干大
きな直径を有するピン貫通穴30cが、前記ピン貫通穴
3cの数と同数(8個)、等ピッチ角に設けられてい
る。
【0037】そして、前記それぞれのピン貫通穴3c,
30cを合わせて、前記それぞれの永久磁石を固着した
前記2個の回転子セグメント3a,3bを、前記クラン
ク軸11に配設したまま、前記複数個のピン貫通穴3c
を互いに重ね合わせながら、前記出力伝達機構4に配設
してある断面円形の複数個のピン4cを、それぞれ同時
に貫通して組み立てる。このようにすると、前記回転子
セグメント3a,3bの公転とは無関係に、該回転子セ
グメント3a,3bの自転による回転出力のみを、前記
出力伝達機構4の出力軸4aに伝達することができる。
【0038】図9および図10は、図2の状態から、前
記固定子2の前記それぞれの突極5を順次切換えながら
励磁したときの、前記回転子セグメント3aの回転変化
を示す図である。本実施の形態の前記モータ1は、4相
8極の構成で、前記固定子小歯の数nが104個、回転
子小歯の数mが100個の場合を示している。
【0039】最初に、A相を励磁すると、一方の回転子
セグメント3aは、図2のようにA相の突極5の固定子
小歯6のピッチ円のほぼ法線方向に吸引され、その回転
子小歯8は、該突極5の固定子小歯6と噛合する位置で
停止する。次いで、A相の励磁を切りB相を励磁する
と、回転子セグメント3aは、B相の突極5に吸引さ
れ、図9のように角度θ1だけ回転し、前記小歯8は、
該B相の突極5の固定子小歯6と噛合する位置で停止す
る。さらに、B相の励磁を切りC相を励磁すると、回転
子セグメント3aは、C相の突極5に吸引され、図8の
ようにさらに角度θ1だけ回転し(合計で角度θ2分回
転)、前記小歯8は、該C相の突極5の固定子小歯6と
噛合する位置で停止する。
【0040】また、前記2個の回転子セグメント3a,
3bは、その公転軸(固定子中心軸)SCに対して互い
に逆方向(等ピッチ角180度で)に同一距離ΔLだけ
偏心して配設されており、他方の回転子セグメント3b
も突極5,5,5を逆A相、逆B相、逆C相と順次励磁
を切り換えるごとに、180度ずれた位置に回転する。
このため、前記回転子セグメント3a,3bを同時に貫
通している前記ピン4cを介して、前記出力伝達機構4
の出力軸4aに、該回転子セグメント3a,3bの自転
による大きい回転トルクを効率よく伝達することができ
る。
【0041】なお、本発明の技術は前記実施の形態にお
ける技術に限定されるものではなく、同様な機能を果た
す他の態様の手段によってもよく、また、本発明の技術
は前記構成の範囲内において種々の変更、付加が可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の可変リラクタンス型モータによれば、回転子は、外周
面に回転子小歯をそれぞれ有する複数(2以上の偶数)
個の回転子セグメントからなり、該回転子セグメント
は、固定子中心軸上に回転自在に支持されたクランク軸
に、バランスよく回転自在に配設されるとともに、前記
それぞれ2個の回転子セグメントの対向する面に、軸の
一方向に磁化された2個の永久磁石のそれぞれが、固着
されるので、前記回転子セグメントが偏心公転しても、
モータ自体に振動の発生が極めて少なくすることがで
き、かつ前記固定子側の磁極からの電磁力のほか、前記
回転子セグメントに固着された永久磁石の吸引力をも加
わって、大きい駆動力を得ることができる。
【0043】さらに、本発明によれば、出力伝達機構
は、モータハウジング内に回転自在に配設され、回転子
は、その外周面に回転子小歯をそれぞれ有する複数個の
回転子セグメントからなり、該回転子セグメントは、固
定子中心軸上に回転自在に支持されたクランク軸に、バ
ランスよく回転自在に、かつそれぞれの回転子セグメン
トの中心が、前記固定子中心軸から偏心して配設される
とともに、前記出力伝達機構により、該回転子セグメン
トの自転による回転出力のみをその出力軸に伝達するの
で、前記回転子セグメントが偏心公転しても、モータ自
体に振動の発生が極めて少なく、かつ偏心公転する回転
子が複数個でも、それらの回転子から自転による回転出
力のみを同時に取り出すことができる。
【0044】すなわち、本発明は、固定子の突極の励磁
による半径方向の強力な吸引力に、前記回転子セグメン
トに固着された永久磁石の吸引力を加え、固定子および
回転子セグメントの両小歯同士の噛み合いによって、回
転出力に転換することができ、かつ前記両小歯の歯数差
に応じて自転するため、その減速比が大きいことも手伝
って強力なトルクを発生させることができる。同時に、
回転子の偏心公転運動が、複数の回転子セグメントを等
ピッチ角に配置することにより、該回転子のバランスが
とられ、また円形貫通穴内で、出力伝達機構のピンの非
拘束な運動によって吸収されるため、前記回転子の自転
による、滑らかで安定かつ信頼性の高い大きな回転駆動
力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変リラクタンス型モータの一実施の
形態例を示す縦断面図である。
【図2】図1のII-II 線矢視による断面図で、A相の突
極が励磁されたときの図である。
【図3】固定子の突極部鉄心の側面図である。
【図4】固定子の他の例を示す突極部鉄心の側面図であ
る。
【図5】回転子の回転子セグメントの側面図である。
【図6】回転子セグメントが配設されるクランク軸で、
図6(a)はその正面図、図6(b)はその側面図であ
る。
【図7】図1のA部の拡大図である。
【図8】永久磁石の正面図である。
【図9】図2に対応する断面図で、B相の突極が励磁さ
れたときの図である。
【図10】図2に対応する断面図で、C相の突極が励磁
されたときの図である。
【図11】従来の偏心回転子を有する可変リラクタンス
型モータの縦断面図である。
【図12】図9のXII-XII 線矢視による側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 可変リラクタンス型モータ 2 固定子 3 回転子 3a,3b 回転子セグメント 3c,30c ピン貫通穴 4 出力伝達機構 4a 出力軸 4b 端板部 4c ピン 5 突極 6 固定子小歯 7 巻線 8 回転子小歯 11 クランク軸 20 固定子鉄心 21 突極部鉄心 30a,30b 永久磁石 RC 回転子中心軸(自転軸) SC 固定子中心軸(公転軸) ΔL 偏心距離

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側から外側に向かって放射状に等ピッ
    チ角に配設された複数個の突極の内周面に、等ピッチの
    連続した複数(n;正の整数)個の固定子小歯を有し、
    該突極のそれぞれには巻線が巻回される固定子と、該固
    定子内に、該固定子の中心軸から偏心して回転自在に配
    設された回転子であって、その外周面に前記固定子小歯
    と同一ピッチで、該固定子小歯と互いに噛合する複数
    (m,m≦(n−1);正の整数)個の回転子小歯を有
    し、前記固定子の巻線を介し前記それぞれの突極を順次
    励磁して前記両小歯を互いに噛合しつつ、前記固定子内
    を偏心公転するとともに、前記両小歯の歯数差に応じて
    自転する回転子と、該回転子の自転による回転出力のみ
    を出力軸に伝達する出力伝達機構とからなるモータにお
    いて、 前記回転子は、その外周面に前記回転子小歯をそれぞれ
    有する複数(2以上の偶数)個の回転子セグメントから
    なり、該回転子セグメントは、固定子中心軸上に回転自
    在に支持されたクランク軸に、回転自在に、かつそれぞ
    れの回転子セグメントの中心が、前記固定子中心軸から
    同一距離で等ピッチ角に配設されるとともに、前記それ
    ぞれ2個の回転子セグメントの対向する面に、軸の一方
    向に磁化された2個の永久磁石のそれぞれが、該磁石同
    士は互いに離間されて、固着されることを特徴とする可
    変リラクタンス型モータ。
  2. 【請求項2】 内側から外側に向かって放射状に等ピッ
    チ角に配設された複数個の突極の内周面に、等ピッチの
    連続した複数(n;正の整数)個の固定子小歯を有し、
    該突極のそれぞれには巻線が巻回される固定子と、該固
    定子内に、該固定子の中心軸から偏心して回転自在に配
    設された回転子であって、その外周面に前記固定子小歯
    と同一ピッチで、該固定子小歯と互いに噛合する複数
    (m,m≦(n−1);正の整数)個の回転子小歯を有
    し、前記固定子の巻線を介し前記それぞれの突極を順次
    励磁して前記両小歯を互いに噛合しつつ、前記固定子内
    を偏心公転するとともに、前記両小歯の歯数差に応じて
    自転する回転子と、該回転子の自転による回転出力をの
    みを出力軸に伝達する出力伝達機構とからなるモータに
    おいて、 前記固定子の突極は、その突部を介して互いに連結され
    ており、 前記出力伝達機構は、モータハウジング内に回転自在に
    配設されるとともに、その出力軸が前記回転子の固定子
    中心軸上に独立して配設され、かつ該出力軸に形成され
    た端板部の該固定子中心軸から所定の半径位置に該固定
    子中心軸に平行に断面円形のピンが設けられ、 前記回転子は、その外周面に前記回転子小歯をそれぞれ
    有する複数(2以上の偶数)個の回転子セグメントから
    なり、該回転子セグメントは、固定子中心軸上に回転自
    在に支持されたクランク軸に、回転自在に、かつそれぞ
    れの回転子セグメントの中心が、前記固定子中心軸から
    同一距離で等ピッチ角に配設されるとともに、前記それ
    ぞれ2個の回転子セグメントの対向する面に、軸の一方
    向に磁化された2個の永久磁石のそれぞれが、該磁石同
    士は互いに離間されて、固着され、かつ前記それぞれの
    回転子セグメントの中心から、前記ピンの前記固定子中
    心軸からの所定半径位置と同一の半径位置に中心を有
    し、前記ピンの直径より大きな直径を有するピン貫通穴
    が設けられ、該ピン貫通穴と前記ピンとの直径の差は、
    前記回転子セグメントの偏心公転時の半径方向の移動距
    離にほぼ等しく形成させて、前記ピン貫通穴を貫通する
    前記ピンを介して、該回転子セグメントの自転による回
    転出力のみを前記出力軸に伝達することを特徴とする可
    変リラクタンス型モータ。
  3. 【請求項3】 前記回転子が、2個の回転子セグメント
    からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の可変リラクタンス型モータ。
  4. 【請求項4】 前記クランク軸および前記ピンが、非磁
    性材から形成されることを特徴とする請求項2に記載の
    可変リラクタンス型モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2449206B (en) * 2006-03-03 2011-10-05 Borealis Tech Ltd Motor using magnetic normal force
WO2014125039A3 (de) * 2013-02-13 2015-05-14 Johnson Controls Gmbh Vorrichtung zur elektromechanischen erzeugung rotativer bewegungen und verfahren zu dessen betrieb
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CN109494893A (zh) * 2018-11-28 2019-03-19 华南智能机器人创新研究院 一种摆线针轮式无刷直流电机
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CN111799973A (zh) * 2019-04-01 2020-10-20 通用汽车环球科技运作有限责任公司 具有转子电磁体的摆线磁阻马达
CN119231862A (zh) * 2024-09-29 2024-12-31 上海伟矩科技有限公司 一种滚动磁阻电机

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