JPH11285288A - モータ制御装置およびモータ制御方法 - Google Patents
モータ制御装置およびモータ制御方法Info
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- JPH11285288A JPH11285288A JP10079509A JP7950998A JPH11285288A JP H11285288 A JPH11285288 A JP H11285288A JP 10079509 A JP10079509 A JP 10079509A JP 7950998 A JP7950998 A JP 7950998A JP H11285288 A JPH11285288 A JP H11285288A
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Abstract
変動を低減する。 【解決手段】 現在のPWM正弦波制御の電圧波形であ
る正弦波a1の位相と振幅を求める。また、現在のモー
タトルクと同等のトルクを生じさせる矩形波c1の位相
を求める。矩形波c1は、算出された位相と無限大の振
幅をもつ正弦波であるとみなすことができる。そこで、
正弦波a1から矩形波c1に向けて、位相と振幅を同時
かつ連続的に変えていく。変化の途中の位相と振幅をも
つ正弦波信号にPWM処理を施して、インバータの制御
信号を生成する。これにより切替前後の中間の位相と振
幅をもつ電圧波形b1が得られる。この電圧波形b1に
対応するモータトルクは、切替前後のモータトルクと同
等かそれらと近い。
Description
よび制御方法に関し、特に、正弦波制御と矩形波制御を
モータの状態に応じて切り替えるものに関する。
が注目されている。典型的な電気自動車は、バッテリ、
インバータおよびモータを搭載している。インバータは
電力変換装置の一種であり、複数の半導体素子のスイッ
チング動作によって、バッテリから得られる電力をモー
タへの供給電力に変換する。この供給電力によりモータ
が駆動され、車両の推進力が発生する。モータ制御装置
は、運転者のアクセル操作に応じてモータの出力を制御
するものであり、スイッチング動作を指示するスイッチ
ング信号をインバータに送ることによってモータを制御
する。以下、このスイッチング信号のように、電力変換
装置の変換動作を制御する信号を変換制御信号という。
行われている。正弦波制御とは、モータへの供給電力の
電圧波形を正弦波にする制御である。正弦波制御は、例
えば、ベクトル制御とPWM制御によって実現される。
図1(a)では、実線の正弦波信号が点線のPWM搬送
波と比較されて、スイッチング信号が生成される。この
スイッチング信号に従ってインバータが電力変換を行う
と、モータへの出力電圧波形が実質的に正弦波になる。
なお、図1では1相の電圧波形のみが示されているが、
実際には、モータの構成に応じた複数の電圧波形がある
(以下、同じ)。このような正弦波制御は、高いモータ
効率を得られるので広く用いられている。
範囲を示しており、横軸は回転数であり、縦軸はトルク
である。モータは理論的には点線で囲まれた領域内で使
用可能である。しかし、斜線で示される高回転、高トル
ク領域ではモータの逆起電圧が高い。この領域では、外
乱要因によって、逆起電圧が急上昇してバッテリ電圧を
上回りやすい。正弦波制御では、このような逆起電圧に
対処する処理が容易でない。そのため、従来のモータ制
御では、実線で囲まれた領域、すなわち斜線部分を除い
た領域しか使われていなかった。
れており、高回転、高トルク領域でもモータを使用する
ことが望まれる。このような要求に応えるべく、矩形波
制御を利用することが考えられる。
制御であり、図1(b)に示すような矩形波を用いる。
矩形波の波高値(電圧値)は一定である。モータへの供
給電力の電圧波形がこの矩形波となるように、インバー
タへのスイッチング信号が生成される。
高回転、高トルク領域でも容易にモータを制御できる。
そこで、通常は効率の高い正弦波制御を行い、高回転、
高トルク領域では矩形波制御を行えば、高効率と高出力
の両方を兼ね備えたモータを実現できると考えられる。
制御モードの切替を行うと、下記のように、モード切替
時のトルク変動という問題が生じる。例として、図2の
点x1から点x3へ運転状態が変化する過程において点
x2でモード切替を行う場合を考える。点x2では、正
弦波制御から、同等のトルクを発生する矩形波制御への
切替が行われるべきである。図3は三角波比較前の電圧
指令値である。図3(a)において、正弦波aおよび矩
形波cは同等のトルクを生じさせるものであり、2つの
波形では位相が異なっている。
同一の位相をもつ矩形波bに切り替えられる。モータへ
の供給電圧の位相は瞬時には変えられないからである。
それから、矩形波制御モードの下での位相調整が行わ
れ、矩形波bが、切替後の矩形波cまで変更される。
切替時にトルク変動が生じてしまう。同一の位相をもつ
正弦波aと矩形波bでは、矩形波bの方が大きなトルク
を生じるからである。
ルクライン(実線)に示されるように、矩形波制御のモ
ータトルクは矩形波の位相によって決まる。矩形波の波
高は一定だからである。点aの状態で正弦波制御が行わ
れているときにモード切替が行われたとする。上記のよ
うにモータへの供給電力の位相は瞬時には変えられない
ので、まず運転状態が点aから点bへ移動する。それか
ら、矩形波の位相調整により、位相−トルクラインに沿
ってモータの状態が変化する。運転状態が点cに達した
時点で、切替前と同等のトルクが得られる。上記の切替
過程では、点aと点bのトルク差に相当するトルク変動
が生じる。
を行う場合にも上記と同様である。図3(b)におい
て、まず、矩形波制御モードでの位相調整により、矩形
波の位相が出発点cから点bに移動する。そして、運転
状態が点bに到達してから、矩形波制御から正弦波制御
への切替が行われる。この切替過程で、点bと点aのト
ルク差に相当するトルク変動が生じる。
モード切替を行うと、切替過程でトルク変動が生じる。
このトルク変動は、車両挙動に影響を及ぼすものであ
り、違和感となって運転者に伝わる。従って、このよう
なトルク変動の発生を防ぐことが望まれる。
あり、その目的は、正弦波制御と矩形波制御の切替を少
ないトルク変動でスムーズに行うことができるモータ制
御装置および制御方法を提供することにある。
れる電力をモータへの供給電力に変換する電力変換部に
対して変換制御信号を送ってモータを制御するモータ制
御装置において、モータへの供給電力の電圧波形を正弦
波にする変換制御信号を生成する正弦波制御部と、前記
電圧波形を矩形波にする変換制御信号を生成する矩形波
制御部と、モータ回転数およびモータトルクの少なくと
も一方に応じて、正弦波制御モードと矩形波制御モード
を切り替えるモード切替部と、モード切替の際に、切替
前の正弦波から切替後の矩形波へ向けて、または切替前
の正弦波から切替後の矩形波へ向けて前記電圧波形を連
続的に変化させる変換制御信号を生成する切替中間制御
部と、を含み、前記切替中間制御部は、矩形波を無限大
または十分に大きな振幅をもつ正弦波であるとみなし
て、正弦電圧波形の位相および振幅の同時かつ連続的な
変化によって、切替前の電圧波形を切替後の電圧波形に
近づけて行くことを特徴とする。
信号に基づくPWM処理を行って変換制御信号を生成
し、前記切替中間制御部は、切替前後の電圧波形の中間
の位相と振幅をもつ変形正弦波信号に基づくPWM処理
を行って変換制御信号を生成する。
分に大きな振幅をもつ正弦波であるとみなすことができ
る。これにより、切替前の電圧波形と切替後の電圧波形
とは、異なる位相と振幅をもつ2つの正弦波であるとみ
なされる。そこで、正弦電圧波形の位相と振幅の同時か
つ連続的な変化によって、切替前の電圧波形を切替後の
電圧波形に近づけていく。正弦波から矩形波への切替で
は、切替前の正弦波の位相を切替後の矩形波の位相に連
続的に近づけ、これと同時に、切替前の正弦波の振幅を
無限大または十分に大きな振幅に連続的に近づけてい
く。矩形波から正弦波への切替では逆の処理が行われ
る。このように、従来は切替途中に矩形波の位相調整が
行われたのと異なり、本発明では切替途中に正弦波の位
相および振幅が同時かつ連続的に変更されるので、切替
途中で大きなトルク変動が発生することなく、切替前の
電圧波形が切替後の電圧波形に移行する。その結果、車
両挙動に対する影響の少ないスムーズなモード切替が可
能となり、運転者に違和感を与えるのを防ぐことが可能
となる。
御への切替と、その逆の切替の両方に適用されてもよ
い。また、どちらか一方の切替にのみ適用されてもよ
い。
電力を調整してモータを制御するモータ制御方法であっ
て、モータへの供給電力の電圧波形を正弦波にする正弦
波制御モードと、前記電圧波形を矩形波にする矩形波制
御モードとをモータの状態に応じて切り替えるモード切
替工程を含み、このモード切替工程では、矩形波を無限
大または十分に大きな振幅をもつ正弦波であるとみなし
て、正弦電圧波形の位相および振幅の連続的な変化によ
って、前記電圧波形を切替前の正弦波から切替後の矩形
波へ、または切替前の矩形波から切替後の正弦波へ向け
て近づけていくことを特徴とする。この態様によれば、
本発明の上述の効果が、モータ制御方法というかたちで
得られる。
(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明
する。
ド切替の原理を説明する。ここでは、正弦波制御モード
から矩形波制御モードへの切替処理を説明する。ただ
し、逆のモード切替処理も、切替の方向が異なることを
除き、ほぼ同様である。
切替前の電圧波形であり、矩形波c1はモード切替後の
電圧波形である。正弦波a1と矩形波c1は異なる位相
をもっており、両電圧波形は同等のトルクを生じさせ
る。
または十分に大きな振幅をもつ正弦波であり、その波高
値は電圧上限値(最大バッテリ電圧)によって制限され
ている」とみなされる。これにより、切替開始時と切替
終了時の電圧波形がともに正弦波であり、2つの正弦波
では位相と振幅が異なるとみなすことができる。
位相と振幅が切替初期値に設定される。また、矩形波c
1の位相が切替目標の位相に設定され、さらに無限大の
振幅が切替目標の振幅に設定される。
切替目標値へ向けて、電圧波形の位相および振幅が同時
かつ連続的に変更される。すなわち、初期の位相から目
標の位相へ連続的に正弦波の位相が変更され、これと同
時に、初期の振幅から無限大の振幅に向けて連続的に正
弦波の振幅が変更されていく。
波形である。この電圧波形b1は、切替初期と切替目標
の中間の位相および振幅をもつ正弦波である。矩形波と
同様に最大バッテリ電圧にて電圧値にリミットがかかる
ので波形の一部が平坦である。このような変化途中の電
圧波形b1は、切替前後の正弦波a1および矩形波c1
と同等かそれらに近いモータトルクを生じさせる。従っ
て、大きなトルク変動を生じることなく、正弦波a1か
ら矩形波c1へ電圧波形を変更することが可能となる。
前の正弦波制御モードでの運転状態である。点c1は、
切替後の矩形波制御モードでの運転状態である。点a1
と点c1では、トルクは等しいが位相は異なる。従来の
モード切替では、まず正弦波制御から矩形波制御への切
替が行われ、この切替で運転状態は点a1から点b1に
移動する。それから矩形波制御での位相調整が行われ、
運転状態は、位相−トルクラインに沿って点b1から点
c1へ移動する。従来はこのような運転状態の軌跡に起
因するトルク変動が生じる。
矩形波が、無限大の振幅をもつ正弦波とみなされる。そ
して、図4(a)に示すような電圧波形の位相と振幅の
連続的な変化により、運転状態は、点線で示すように点
a1から点c1へ向かって直線に近い軌跡を描いて移行
する。この間、運転状態が点c1に到達する直前まで
は、電圧波形が正弦波である。図4(b)から明らかな
ように、本実施形態によれば、モード切替時のトルク変
動を低減することが可能となる。
載された電気自動車の駆動システムを示している。バッ
テリ2は、インバータ4を介してモータ6に接続されて
いる。モータ6は、永久磁石式の三相交流モータであ
る。モータ6は、減速ギア8を介して車輪10に連結さ
れている。バッテリ2からインバータ4へは直流電流が
供給される。この直流電流はインバータ4にて交流電流
に変換され、モータ6は、インバータ4から供給される
電力で回転する。そして、モータ6の出力トルクが減速
ギア8を介して車輪10へ伝えられ、車両が走行する。
ッチング信号(Su,Sv,Sw)を送ることによって
モータ6のトルクを制御する装置である。インバータ4
には複数の半導体素子が備えられており、電力変換は半
導体素子のスイッチング動作によって行われる。スイッ
チング信号は、半導体素子に必要なスイッチング動作を
行わせるための信号であり、すなわち、インバータ4に
必要な電力変換を行わせるための信号である。本実施形
態では、このスイッチング信号が本発明の変換制御信号
に相当する。
検出したモータ電流(Iu,Iv,Iw)が入力され
る。モータ電流は、インバータ4からモータ6に供給さ
れる電流である。また、回転角センサ16は、モータ6
のロータ角(θ:ステータに対するロータの回転角度
(位置))を検出してモータECU12に送っている。
モータ回転数はロータ角信号から求められる。さらに、
モータECU12には、アクセル18からアクセル操作
量を示す信号が入力される。
が、アクセル操作量やモータ回転数(車速)に基づい
て、モータ6が出力すべきトルクを決定し、この出力ト
ルクに対応するトルク指令T*を求める。トルク指令T
*は、正弦波制御部22および矩形波制御部24にて、
インバータ4へのスイッチング信号の生成のために用い
られる。本実施形態では、図6に示すように、モータ回
転数NおよびモータトルクTに応じて正弦波制御モード
と矩形波制御モードが切り替えられる。
によりスイッチング信号が生成される。正弦波制御部2
2は、周知のベクトル制御部26およびPWM制御部2
8を有し、ベクトル制御とPWM制御によってパルス幅
変調されたスイッチング信号を生成する。この処理は、
電気自動車の制御に広く用いられており周知であるの
で、詳細な説明は省略する。概略的には、トルク指令T
*からd−q軸座標上のd軸電流指令Id*およびq軸
電流指令Iq*が求められる。一方、モータ電流Iu,
Iv,Iwから励磁電流Idおよびトルク電流Iqが求
められる。これらの指令値および電流値に基づいて電圧
指令Vd,Vqが求められ、さらに電圧指令Vd,Vq
の座標変換が行われる。前述の図1(a)は、この段階
の電圧信号を示している。座標変換後の電圧信号が所定
形状のPWM搬送波と比較され、パルス幅変調されたス
イッチング信号Su,Sv,Swが生成される。スイッ
チング信号に従ってインバータ4が電力変換を行うこと
により、モータ電流の電圧波形は正弦波に対応したもの
になる。そして、モータ6により、トルク決定部20で
決定されたトルクが出力される。
部24によりスイッチング信号が生成される。矩形波制
御においては、矩形波の波高が一定であり、周期はモー
タ回転数(車速)によって決まる。従って、矩形波の位
相が制御対象となり、この位相によってトルクが決ま
る。矩形波の位相の基準はロータ角θである。矩形波制
御では、モータ電流Iu,Iv,Iwから励磁電流Id
およびトルク電流Iqが求められる。そして、これらの
電流Id,Iqから、モータの現在のトルクTが求めら
れる。このトルクTがトルク指令T*と比較されて、矩
形波の位相が決定される。矩形波の位相がロータ角θに
加算され、加算結果に基づいてスイッチング信号Su,
Sv,Swが生成される。スイッチング信号に従ってイ
ンバータ4が電力変換を行うと、モータ電流の電圧波形
は矩形波に対応したものになる。そして、モータ6によ
りトルク決定部20で決定されたトルクが出力される。
は、前述したように、モータ出力の増大にある。図6に
おいて、切替ラインmより下側の領域では、効率の高い
正弦波制御モードでモータを制御することが好適であ
る。しかし、切替ラインmを越える高回転、高トルク領
域では、モータの逆起電圧が高い。この領域では、アク
セルの急操作のような外乱要因によって逆起電圧が急上
昇したときに、逆起電圧がバッテリ電圧を上回り、トル
クダウンが生じやすい。正弦波制御では、このような逆
起電圧に対処する処理が容易でない。そこで、切替ライ
ンmより上の領域では、矩形波制御モードでモータを制
御する。矩形波制御では、正弦波制御が困難な高回転、
高トルク領域でも容易にモータを制御できる。このよう
にして、高効率と高出力の両方を兼ね備えたモータ制御
が可能である。
指示によって行われる。本実施形態の特徴として、モー
ド切替の際にモード移行期間が設けられ、モード移行期
間には切替中間制御部32によってモータが制御され、
図4に示すようにしてモータ電流の電圧波形が変形され
る。以下、図7、図9のフローチャートを参照して、モ
ード移行時の処理を説明する。
モードへの切替処理を示している。切替指示部10は、
モータトルクTおよびモータ回転数Nを監視して、図6
の切替ラインm上のトルクTおよび回転数Nが検出され
たか否かを判断する(S10)。ラインm上のトルクT
および回転数Nが検出されるまでS10の判断が継続さ
れ、この間は正弦波制御モードが継続する。S10がY
ESになると、切替指示部30は切替フラグをONにす
る(S12)。
22および矩形波制御部24の両方で計算処理が行われ
る。正弦波制御部22では、現在のモータ電流の電圧波
形の位相と振幅が算出される。通常の正弦波制御モード
ではこの正弦電圧波形の位相や振幅は求めていない。こ
こでは、以下の切替中間制御のために位相や振幅を求め
る。一方、矩形波制御部24では、現在のモータトルク
Tと同じ大きさのトルクを発生するのに必要な矩形波の
位相が算出される(S14)。同等のトルクを発生する
正弦波と矩形波では、位相が異なる。従って、S14で
算出される位相は、現在の正弦波の位相とは異なったも
のになる。なお、これらの値を容易に求めるために、図
6の切替ラインm上での正弦波や矩形波の位相および振
幅を表すマップを予め作成しておくことも好適である。
説明したように、モータ電流の電圧波形が、現在の正弦
波から、S14で算出した位相をもつ矩形波に変形され
る。まず、現在の正弦波の位相と振幅が切替初期値に設
定される。また、S14で算出した矩形波の位相が切替
目標の位相に設定される。さらに無限大の振幅が切替目
標の振幅に設定する。ただし、ここでは、無限大と同等
とみなせる十分に大きな振幅を切替目標値にする。すな
わち、この目標振幅をもつ正弦波が矩形波とほぼ同じ形
になるように、目標振幅が十分に大きく設定される。
振幅調整部34により、切替初期値から切替目標値へ向
けて、振幅および位相が両方とも所定の幅だけ近づけら
れる。そして、近づいた振幅および位相に基づいてスイ
ッチング信号が生成される(S18)。ここでは、位相
・振幅調整部34により、S16で求めた位相と振幅を
もつ電圧信号が生成される。そして、この電圧信号が、
PWM制御部36にて、所定形状のPWM搬送波と比較
され、これによりスイッチング信号Su,Sv,Swが
生成される。なお、PWM制御部36が、正弦波制御部
22のPWM制御部28と兼用されてもよいことはもち
ろんである。
に従って電力変換を行う。その結果、モータ電流の電圧
波形は、図4(a)の中段に示すようなかたちになる。
最大バッテリ電圧にて電圧値にリミットがかかっている
ので、電圧波形b1は、部分的に平坦部をもつ正弦波に
なっている。この電圧波形b1は、正弦波a1と同等
か、それに近いトルクを発生させる。
求めた現在の位相および振幅が切替目標値に達したか否
かを判定する(S20)。S20がNOであれば、S1
6に戻り、さらに、振幅および位相を切替目標値へ近づ
ける。このようにして、振幅と位相が切替目標値に達す
るまで、同様の処理が続けられる。
移行期間は十分に短い時間であるべきであり、例えば、
100msec程度が好ましい。移行期間がこの程度の
長さであれば、アクセル操作量が大きく変化することが
ないと考えられる。従って、切替前後で同等のモータト
ルクを発生させればよいと考えられる。上記のS16で
は、この制御間隔おきに位相および振幅が目標値に近づ
けられる。好ましくは、位相および振幅が同時に目標値
に達するように、S16の位相および振幅の変化幅が設
定される。
替指示部30は切替フラグをオフにする(S22)。そ
して、矩形波制御モードが設定される(S24)。以
降、矩形波制御部24によってモータ制御が行われる。
波形の位相と振幅の変化を示すタイムチャートである。
切替フラグがONになると、電圧波形の位相と振幅が同
時に連続的に目標値に向けて変更される。そして、位相
と振幅が同時に目標値に達した時点で切替フラグがオフ
になる。以降は、矩形波制御が行われる。
から正弦波制御モードへの切替処理を説明する。図9の
切替処理は、図7を用いて説明した正弦波から矩形波へ
の切替処理とほぼ同様である。ただし、切替の際の位相
と振幅の変化の向きが逆である。
モータ回転数Nを監視して、図6の切替ラインm上のト
ルクTおよび回転数Nが検出されたか否かを判断する
(S30)。S32の判断がNOである間は、矩形波制
御モードが継続する。S30がYESになると、切替指
示部30は切替フラグをONにする(S32)。
24は、現在の矩形波の位相を算出し、切替中間制御部
32へ送る。正弦波制御部22では、現在のモータトル
クTと同等のトルクを発生するのに必要な正弦電圧波形
の位相と振幅が算出される(S34)。ここでも、これ
らの値を容易に求めるために、図6の切替ラインm上で
の正弦波や矩形波の位相および振幅を表すマップを予め
作成しておくことが好適である。
設定される。振幅の切替初期値は、無限大と同等とみな
せる十分に大きな振幅に設定される。この振幅値は、正
弦波から矩形波への切替制御の際にも用いられたもので
あり、無限大の代わりとして使われる。また、S34で
求めた正弦波の位相と振幅が、それぞれ、切替目標値に
設定される。
ら切替目標値へ向けて、位相と振幅が順次変更される。
S36では、位相と振幅が所定幅だけ目標値へ近づけら
れる。S36で求めた位相と振幅に対応する電圧信号が
求められ、この電圧信号がPWM搬送波と比較され、ス
イッチング信号が生成される(S38)。位相と振幅が
目標値に達するまでは、上記の制御が続けられる。この
ような制御により、電圧波形は、前述の正弦波から矩形
波への切替と同様に、ただし反対方向に変化する。従っ
て、この場合にも、モード移行期間のトルク変動は小さ
い。
たと位相・振幅調整部34が判断すると、S42にて切
替指示部30が切替フラグをオフにする(S42)。そ
して、正弦波制御モードが設定される(S44)。以
降、正弦波制御部22によってモータ制御が行われる。
た。本実施形態によれば、モード切替の途中では、位相
と振幅を同時かつ連続的にシフトしながら、PWM正弦
波制御が行われる。一方、従来は、モード切替の途中で
は矩形波制御モードでの位相調整が行われ、そのために
トルク変動が生じる。本実施形態によれば、モード移行
期間に図4に示すような正弦波に基づく制御を行うこと
で、モード切替時のトルク変動を低減することができ
る。その結果、車両挙動に対する影響の少ないスムーズ
なモード切替が可能となり、運転者に違和感を与えるの
を防ぐことが可能となる。
態では電力変換装置がインバータであったが、インバー
タ以外の電力変換装置も同様に本発明に適用可能なこと
はもちろんである。また、モータは、永久磁石式の同期
モータ以外のモータでもよい。また、PWM制御を使わ
ない他の制御が行われてもよい。また、回生制動時にも
本発明の制御を行うことが好ましい。
好適に適用される。ハイブリッド自動車は、電気自動車
の一種であり、電気モータと内燃機関の両方を搭載して
いる。このハイブリッドシステムのモータの制御に本発
明を好適に適用可能である。その他、本発明は、電気自
動車用でない任意のモータの制御に適用可能である。
流の電圧波形を示す図である。
示す図である。
示す図である。
形波制御への切替処理を示す図である。
示す図である。
される運転領域を示す図である。
形波制御モードへの切替処理を示す図である。
振幅の変化過程を示すタイムチャートである。
弦波制御モードへの切替処理を示す図である。
ータECU、14 電流センサ、16 回転角センサ、
20 トルク決定部、22 正弦波制御部、24 矩形
波制御部、26 ベクトル制御部、28,36 PWM
制御部、30切替指示部、32 切替中間制御部、34
位相・振幅調整部。
Claims (3)
- 【請求項1】 電源より得られる電力をモータへの供給
電力に変換する電力変換部に対して変換制御信号を送っ
てモータを制御するモータ制御装置において、 モータへの供給電力の電圧波形を正弦波にする変換制御
信号を生成する正弦波制御部と、 前記電圧波形を矩形波にする変換制御信号を生成する矩
形波制御部と、 モータ回転数およびモータトルクの少なくとも一方に応
じて、正弦波制御モードと矩形波制御モードを切り替え
るモード切替部と、 モード切替の際に、切替前の正弦波から切替後の矩形波
へ向けて、または切替前の正弦波から切替後の矩形波へ
向けて前記電圧波形を連続的に変化させる変換制御信号
を生成する切替中間制御部と、 を含み、 前記切替中間制御部は、矩形波を無限大または十分に大
きな振幅をもつ正弦波であるとみなして、正弦電圧波形
の位相および振幅の同時かつ連続的な変化によって、切
替前の電圧波形を切替後の電圧波形に近づけて行くこと
を特徴とするモータ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記正弦波制御部は、正弦波信号に基づくPWM処理を
行って変換制御信号を生成し、 前記切替中間制御部は、切替前後の電圧波形の中間の位
相と振幅をもつ変形正弦波信号に基づくPWM処理を行
って変換制御信号を生成することを特徴とするモータ制
御装置。 - 【請求項3】 モータへの供給電力を調整してモータを
制御するモータ制御方法であって、 モータへの供給電力の電圧波形を正弦波にする正弦波制
御モードと、前記電圧波形を矩形波にする矩形波制御モ
ードとをモータの状態に応じて切り替えるモード切替工
程を含み、 このモード切替工程では、矩形波を無限大または十分に
大きな振幅をもつ正弦波であるとみなして、正弦電圧波
形の位相および振幅の連続的な変化によって、前記電圧
波形を切替前の正弦波から切替後の矩形波へ、または切
替前の矩形波から切替後の正弦波へ向けて近づけていく
ことを特徴とするモータ制御方法。
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