JPH11285496A - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
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- JPH11285496A JPH11285496A JP8898498A JP8898498A JPH11285496A JP H11285496 A JPH11285496 A JP H11285496A JP 8898498 A JP8898498 A JP 8898498A JP 8898498 A JP8898498 A JP 8898498A JP H11285496 A JPH11285496 A JP H11285496A
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Links
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ビーム幅が細く、焦域の長い遠方での感度低下
を抑えたビームを形成して、分解能を改善した超音波探
触子を提供すること。 【解決手段】組合せレンズ5は、出射端側のレンズを音
速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設定する第1レ
ンズ部材で中心側先端が周辺面より凸出する曲面形状に
形成した第1音響レンズ5aと、超音波入射側になる音
速をv2 、音響インピーダンスをZ2 に設定する第2レ
ンズ部材で周辺部に対して中央部を凹ました曲面形状で
形成した第2音響レンズ5bとを組み合わせている。音
速v1 と音速v2 との間に v2 >v1 の関係があり、
第1レンズ材の音響インピーダンスZ1 と第2レンズ材
の音響インピーダンスZ2 との間にZ1 ≒Z2 ≒Zb
(生体の有する音響インピーダンス)の関係を設定し、
圧電素子から放射された超音波を第2レンズと第1レン
ズとを通過させて、中心軸OO′に沿って生体の深部ま
で感度を低下することなく到達する焦域の長い細いビー
ムを得る。
を抑えたビームを形成して、分解能を改善した超音波探
触子を提供すること。 【解決手段】組合せレンズ5は、出射端側のレンズを音
速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設定する第1レ
ンズ部材で中心側先端が周辺面より凸出する曲面形状に
形成した第1音響レンズ5aと、超音波入射側になる音
速をv2 、音響インピーダンスをZ2 に設定する第2レ
ンズ部材で周辺部に対して中央部を凹ました曲面形状で
形成した第2音響レンズ5bとを組み合わせている。音
速v1 と音速v2 との間に v2 >v1 の関係があり、
第1レンズ材の音響インピーダンスZ1 と第2レンズ材
の音響インピーダンスZ2 との間にZ1 ≒Z2 ≒Zb
(生体の有する音響インピーダンス)の関係を設定し、
圧電素子から放射された超音波を第2レンズと第1レン
ズとを通過させて、中心軸OO′に沿って生体の深部ま
で感度を低下することなく到達する焦域の長い細いビー
ムを得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波のエコーを
利用して生体内の断層を画像化する超音波診断装置に用
いられる超音波探触子に関する。
利用して生体内の断層を画像化する超音波診断装置に用
いられる超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波探触子或いは超音波振動子
から超音波を生体に照射し、生体における音響インピー
ダンスの変化部分で反射された反射超音波を受信して電
気信号に変換し、画像化することにより、超音波断層像
を得る超音波診断装置が広く用いられるようになった。
から超音波を生体に照射し、生体における音響インピー
ダンスの変化部分で反射された反射超音波を受信して電
気信号に変換し、画像化することにより、超音波断層像
を得る超音波診断装置が広く用いられるようになった。
【0003】従来の超音波探触子は、中心軸上に幾何学
的焦点をもつように振動子の放射面を凹状若しくは凸状
の曲面としたものや振動子の中心軸上に幾何学的焦点を
もつ集束型音響レンズを設けたものであった。
的焦点をもつように振動子の放射面を凹状若しくは凸状
の曲面としたものや振動子の中心軸上に幾何学的焦点を
もつ集束型音響レンズを設けたものであった。
【0004】しかし、このような超音波探触子において
は、超音波ビームの焦点近傍ではビーム幅が細く絞られ
ているが、焦点から外れた位置では超音波ビームは広が
るため、広範囲にわたって分解能の高い画像を得ること
ができなかった。
は、超音波ビームの焦点近傍ではビーム幅が細く絞られ
ているが、焦点から外れた位置では超音波ビームは広が
るため、広範囲にわたって分解能の高い画像を得ること
ができなかった。
【0005】この問題点を解決するため、特開昭51−
60491号公報には超音波探触子の前方又は後方にそ
れぞれ実効的・仮想的円環状音源を形成する超音波探触
子が開示されている。
60491号公報には超音波探触子の前方又は後方にそ
れぞれ実効的・仮想的円環状音源を形成する超音波探触
子が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この仮想円環
状音源を形成する超音波探触子は、広範囲にわたってビ
ーム幅の細い主ビームを得ることができるが、到達点が
遠方に行くほどすなわち測定深度が深くなるほど感度が
低下する。このため、このビームでは測定深度によって
は診断に十分な分解能を有する超音波診断画像を得るこ
とができなかった。
状音源を形成する超音波探触子は、広範囲にわたってビ
ーム幅の細い主ビームを得ることができるが、到達点が
遠方に行くほどすなわち測定深度が深くなるほど感度が
低下する。このため、このビームでは測定深度によって
は診断に十分な分解能を有する超音波診断画像を得るこ
とができなかった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ビーム幅が細く、焦域の長い遠方での感度低下を
抑えたビームを形成して、分解能を改善した超音波探触
子を提供することを目的にしている。
あり、ビーム幅が細く、焦域の長い遠方での感度低下を
抑えたビームを形成して、分解能を改善した超音波探触
子を提供することを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波探触子
は、前方又は後方にそれぞれ少なくとも1つの実効的・
仮想的円環状音源を形成する超音波探触子であって、音
源部は、平板形状又は曲面形状の圧電素子と、音速の異
なるレンズ部材で形成した複数の音響レンズとを具備し
ている。
は、前方又は後方にそれぞれ少なくとも1つの実効的・
仮想的円環状音源を形成する超音波探触子であって、音
源部は、平板形状又は曲面形状の圧電素子と、音速の異
なるレンズ部材で形成した複数の音響レンズとを具備し
ている。
【0009】この構成によれば、圧電素子から放射され
た超音波は、複数の音響レンズを通過して、超音波探触
子の実効面中心軸に沿うように収束して焦域の長い超音
波ビームとして出射していく。
た超音波は、複数の音響レンズを通過して、超音波探触
子の実効面中心軸に沿うように収束して焦域の長い超音
波ビームとして出射していく。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
形態に係り、図1は超音波探触子の概略構成を示す斜視
図、図2は図1のA−A面での断面図である。
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
形態に係り、図1は超音波探触子の概略構成を示す斜視
図、図2は図1のA−A面での断面図である。
【0011】図1に示すように本実施形態の超音波探触
子(超音波振動子ともいう)1は、超音波変換素子とし
て圧電特性を有する平板で略円形状の圧電素子2と、超
音波を放射する或いは超音波を送受する超音波放射面或
いは超音波送受面(単に前面とも記す)に設けた前面電
極3a及びこの圧電素子2の超音波放射面とは反対側の
面(前面に対して後面と記す)に形成した後面電極3b
と、前記圧電素子2の前面電極3aを介して積層された
圧電素子2の音響インピーダンスと生体の音響インピー
ダンスとの間の隔たりをなくすように音の効率を上げる
音響整合層4及び前記圧電素子2から放射された超音波
を超音波探触子1の中心軸OO′に集束させて焦域の長
い細い超音波ビームを出射させる集束手段となる仮想リ
ング型組合せレンズ(以下組合せレンズと略記する)5
と、前記圧電素子2の後面電極3bを介して設けること
によって後方側への超音波を減衰させるフェライト入り
ゴムなどで形成したバッキング材6と、前記圧電素子
2,前面電極3a,後面電極3b,音響整合層4,組合
せレンズ5及びバッキング材6の一部のそれぞれ表面を
覆う耐水性、耐薬品性に優れたパリレン(ポリパラキシ
リレン)等で形成された保護膜7とで主に構成されてい
る。なお、前記中心軸OO′は圧電素子2の実効面中心
軸すなわち超音波の音軸になっている。
子(超音波振動子ともいう)1は、超音波変換素子とし
て圧電特性を有する平板で略円形状の圧電素子2と、超
音波を放射する或いは超音波を送受する超音波放射面或
いは超音波送受面(単に前面とも記す)に設けた前面電
極3a及びこの圧電素子2の超音波放射面とは反対側の
面(前面に対して後面と記す)に形成した後面電極3b
と、前記圧電素子2の前面電極3aを介して積層された
圧電素子2の音響インピーダンスと生体の音響インピー
ダンスとの間の隔たりをなくすように音の効率を上げる
音響整合層4及び前記圧電素子2から放射された超音波
を超音波探触子1の中心軸OO′に集束させて焦域の長
い細い超音波ビームを出射させる集束手段となる仮想リ
ング型組合せレンズ(以下組合せレンズと略記する)5
と、前記圧電素子2の後面電極3bを介して設けること
によって後方側への超音波を減衰させるフェライト入り
ゴムなどで形成したバッキング材6と、前記圧電素子
2,前面電極3a,後面電極3b,音響整合層4,組合
せレンズ5及びバッキング材6の一部のそれぞれ表面を
覆う耐水性、耐薬品性に優れたパリレン(ポリパラキシ
リレン)等で形成された保護膜7とで主に構成されてい
る。なお、前記中心軸OO′は圧電素子2の実効面中心
軸すなわち超音波の音軸になっている。
【0012】図2に示すように前記組合せレンズ5は、
2つの音響レンズ5a,5bを組み合わせて構成される
ものであり、先端側に配置されて出射端側のレンズを構
成するシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミド等を
用いて音速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設定す
る第1レンズ部材で中心側先端が周辺面より凸出する曲
面形状に形成した第1音響レンズ5aと、この第1音響
レンズ5aの下層側に配置されて超音波入射側になるポ
リメチルペンテン等を用いて音速をv2 、音響インピー
ダンスをZ2 に設定する第2レンズ部材で周辺部に対し
て中央部を凹ました曲面形状で形成した第2音響レンズ
5bとを組み合わせている。
2つの音響レンズ5a,5bを組み合わせて構成される
ものであり、先端側に配置されて出射端側のレンズを構
成するシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミド等を
用いて音速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設定す
る第1レンズ部材で中心側先端が周辺面より凸出する曲
面形状に形成した第1音響レンズ5aと、この第1音響
レンズ5aの下層側に配置されて超音波入射側になるポ
リメチルペンテン等を用いて音速をv2 、音響インピー
ダンスをZ2 に設定する第2レンズ部材で周辺部に対し
て中央部を凹ました曲面形状で形成した第2音響レンズ
5bとを組み合わせている。
【0013】そして、前記音速v1 と音速v2 との間に v2 >v1 の関係を設定している。また、前記第1レンズ材の音響
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 との間には Z1 ≒Z2 ≒Zb(生体の有する音響インピーダンス)
の関係を設定して2つのレンズを介して生体に出射され
ていく超音波の感度が低下することを防止している。
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 との間には Z1 ≒Z2 ≒Zb(生体の有する音響インピーダンス)
の関係を設定して2つのレンズを介して生体に出射され
ていく超音波の感度が低下することを防止している。
【0014】なお、前記音響整合層4は、前記圧電素子
2の超音波放射面側に配置された厚み寸法がλ/4(λ
は超音波の動作周波数の波長、以下同様)で円板形状の
ガラスで形成された第1整合層4aと、この第1整合層
4aに積層される厚み寸法がλ/4で円板形状のエポキ
シ樹脂製の第2整合層4bとで構成されている。また、
前記前面電極3aにはアース線8が前記後面電極3bに
は信号線9がそれぞれ接続されており、これら電線8,
9をひとまとめにしたリード線10を介して図示しない
観測装置の信号端子及びアース端子に接続されている。
2の超音波放射面側に配置された厚み寸法がλ/4(λ
は超音波の動作周波数の波長、以下同様)で円板形状の
ガラスで形成された第1整合層4aと、この第1整合層
4aに積層される厚み寸法がλ/4で円板形状のエポキ
シ樹脂製の第2整合層4bとで構成されている。また、
前記前面電極3aにはアース線8が前記後面電極3bに
は信号線9がそれぞれ接続されており、これら電線8,
9をひとまとめにしたリード線10を介して図示しない
観測装置の信号端子及びアース端子に接続されている。
【0015】このように、圧電素子の前面電極側に音の
効率を上げる音響整合層及び音速が異なる2種類のレン
ズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せレン
ズを配置したことにより、この圧電素子から放射された
超音波のビームパターンを第2レンズと第1レンズとを
通過させることによって絞って、圧電素子の中心軸であ
る図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで感度を低下
することなく到達することが可能な焦域の長い細いビー
ムを得ることができる。このことによって、超音波探触
子の配置されている部分から遠方まで感度低下が少なく
焦域の長い分解能の改善された超音波ビームを放射して
精度の良い超音波画像が得られる。
効率を上げる音響整合層及び音速が異なる2種類のレン
ズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せレン
ズを配置したことにより、この圧電素子から放射された
超音波のビームパターンを第2レンズと第1レンズとを
通過させることによって絞って、圧電素子の中心軸であ
る図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで感度を低下
することなく到達することが可能な焦域の長い細いビー
ムを得ることができる。このことによって、超音波探触
子の配置されている部分から遠方まで感度低下が少なく
焦域の長い分解能の改善された超音波ビームを放射して
精度の良い超音波画像が得られる。
【0016】図3及び図4は本発明の第2実施形態に係
り、図3は超音波探触子の他の構成を示す斜視図、図4
は図3のB−B面での断面図である。図3及び図4に示
すように本実施形態の超音波探触子1Aにおいては前記
第1実施形態で2種類の音速の異なる音響レンズ5a,
5bを組み合わせることによって組合せレンズ5を構成
した代わりに、3種類の音速の異なる音響レンズ5c,
5d,5eを組み合わせることによって組合せレンズ5
Aを構成している。
り、図3は超音波探触子の他の構成を示す斜視図、図4
は図3のB−B面での断面図である。図3及び図4に示
すように本実施形態の超音波探触子1Aにおいては前記
第1実施形態で2種類の音速の異なる音響レンズ5a,
5bを組み合わせることによって組合せレンズ5を構成
した代わりに、3種類の音速の異なる音響レンズ5c,
5d,5eを組み合わせることによって組合せレンズ5
Aを構成している。
【0017】図4に示すように構成されている前記組合
せレンズ5Aは、先端側に配置されて出射端側のレンズ
を構成するシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミド
等を用いて音速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設
定する第1レンズ部材で中心側先端が周辺面より凸出す
る曲面形状に形成した第1音響レンズ5cと、この第1
音響レンズ5cの下層に配置される前記第1音響レンズ
5cと同様にシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミ
ド等を用いて音速をv2 、音響インピーダンスをZ2 に
設定する第2レンズ部材で形成した第2音響レンズ5d
と、超音波入射側を構成するポリメチルペンテン等を用
いて音速をv3 、音響インピーダンスをZ3 に設定する
第3レンズ部材で周辺部に対して中央部を凹ました曲面
形状に形成した第3音響レンズ5eとを組み合わせてい
る。すなわち、この第3音響レンズ5eの中央凹部に前
記第2音響レンズ5dが充填されたようになっている。
せレンズ5Aは、先端側に配置されて出射端側のレンズ
を構成するシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミド
等を用いて音速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設
定する第1レンズ部材で中心側先端が周辺面より凸出す
る曲面形状に形成した第1音響レンズ5cと、この第1
音響レンズ5cの下層に配置される前記第1音響レンズ
5cと同様にシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミ
ド等を用いて音速をv2 、音響インピーダンスをZ2 に
設定する第2レンズ部材で形成した第2音響レンズ5d
と、超音波入射側を構成するポリメチルペンテン等を用
いて音速をv3 、音響インピーダンスをZ3 に設定する
第3レンズ部材で周辺部に対して中央部を凹ました曲面
形状に形成した第3音響レンズ5eとを組み合わせてい
る。すなわち、この第3音響レンズ5eの中央凹部に前
記第2音響レンズ5dが充填されたようになっている。
【0018】そして、前記音速v1 と音速v2 と音速v
3 との間に v3 >v2 >v1 又は v3 >v1 >v2 の関係を設定している。また、前記第1レンズ材の音響
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 と第3レンズ材の音響インピーダンスZ3 との間
には Z1 ≒Z2 ≒Z3 ≒Zb(生体の有する音響インピーダ
ンス)の関係を設定して3つのレンズを介して生体に出
射されていく超音波の感度が低下することを防止してい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
3 との間に v3 >v2 >v1 又は v3 >v1 >v2 の関係を設定している。また、前記第1レンズ材の音響
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 と第3レンズ材の音響インピーダンスZ3 との間
には Z1 ≒Z2 ≒Z3 ≒Zb(生体の有する音響インピーダ
ンス)の関係を設定して3つのレンズを介して生体に出
射されていく超音波の感度が低下することを防止してい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
【0019】このように、圧電素子の前面電極側に音の
効率を上げる音響整合層及び音速が異なる3種類のレン
ズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せレン
ズを配置したことにより、この圧電素子から放射される
超音波のビームパターンを第3レンズ,第2レンズ及び
第1レンズを通過させて絞ることにより、圧電素子の中
心軸である図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで感
度を低下することなく到達することが可能な焦域の長い
細いビームを得ることができる。このことによって、超
音波探触子の配置されている部分から遠方まで感度低下
が少なく焦域の長い分解能の改善された超音波ビームを
放射して精度の良い超音波画像が得られる。その他の作
用及び効果は前記第1実施形態と同様である。
効率を上げる音響整合層及び音速が異なる3種類のレン
ズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せレン
ズを配置したことにより、この圧電素子から放射される
超音波のビームパターンを第3レンズ,第2レンズ及び
第1レンズを通過させて絞ることにより、圧電素子の中
心軸である図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで感
度を低下することなく到達することが可能な焦域の長い
細いビームを得ることができる。このことによって、超
音波探触子の配置されている部分から遠方まで感度低下
が少なく焦域の長い分解能の改善された超音波ビームを
放射して精度の良い超音波画像が得られる。その他の作
用及び効果は前記第1実施形態と同様である。
【0020】なお、上述した第1実施形態及び第2実施
形態の超音波探触子を構成する圧電素子に送信信号を印
加した場合に分極強度が大きい中央部側での超音波強度
(振幅あるいは音圧)を大きく、周辺部側で小さくなる
振幅重み付け機能あるいは手段を形成することによっ
て、さらに効果的にサイドローブをおさえてこの圧電素
子から放射される超音波ビームを超音波探触子の中心軸
OO′に沿って生体の深部まで焦域の長い細いビームを
放射することができる。
形態の超音波探触子を構成する圧電素子に送信信号を印
加した場合に分極強度が大きい中央部側での超音波強度
(振幅あるいは音圧)を大きく、周辺部側で小さくなる
振幅重み付け機能あるいは手段を形成することによっ
て、さらに効果的にサイドローブをおさえてこの圧電素
子から放射される超音波ビームを超音波探触子の中心軸
OO′に沿って生体の深部まで焦域の長い細いビームを
放射することができる。
【0021】また、出射端側のレンズの形状を例えば周
辺部に対して中央部を凹ました曲面形状に形成し、その
レンズから出射する超音波ビームを焦域の長い細いビー
ムにする場合には、レンズ同士の音速の関係を上述の関
係とは異なる。
辺部に対して中央部を凹ました曲面形状に形成し、その
レンズから出射する超音波ビームを焦域の長い細いビー
ムにする場合には、レンズ同士の音速の関係を上述の関
係とは異なる。
【0022】図5及び図6は本発明の第3実施形態に係
り、図5は超音波探触子の別の構成を示す斜視図、図6
は図5のC−C面での断面図である。図5に示すように
本実施形態の超音波探触子1Bにおいては、前記第1実
施形態及び第2実施形態で用いた平板円形状の圧電素子
の代わりに、中央付近の厚みが薄く周辺部にいくにした
がって厚みを厚く形成して重み付けを行った圧電素子2
Bを使用している。このことにより、中央部から周波数
成分の高い超音波が出力されて、周辺部から周波数成分
の低い超音波が出力される。
り、図5は超音波探触子の別の構成を示す斜視図、図6
は図5のC−C面での断面図である。図5に示すように
本実施形態の超音波探触子1Bにおいては、前記第1実
施形態及び第2実施形態で用いた平板円形状の圧電素子
の代わりに、中央付近の厚みが薄く周辺部にいくにした
がって厚みを厚く形成して重み付けを行った圧電素子2
Bを使用している。このことにより、中央部から周波数
成分の高い超音波が出力されて、周辺部から周波数成分
の低い超音波が出力される。
【0023】また、上述のように圧電素子2Bを形成し
たことによって、図6に示すように超音波探触子1Bの
圧電素子2Bの前面電極3aを介して積層される音の効
率を上げる音響整合層4Bを、重み付けを行った前記圧
電素子2Bから出力される周波数成分に合わせて図に示
すように中央付近の厚みが薄く周辺部にいくにしたがっ
て厚みが厚くなるように厚みに変化をつけて形成してい
る。そして、この厚みを変化させた音響整合層4Bに対
して前記圧電素子2から放射される超音波を超音波探触
子1Bの中心軸OO′に集束して焦域の長い細い超音波
ビームを出射するように組み合わせレンズ5Bを配置し
ている。
たことによって、図6に示すように超音波探触子1Bの
圧電素子2Bの前面電極3aを介して積層される音の効
率を上げる音響整合層4Bを、重み付けを行った前記圧
電素子2Bから出力される周波数成分に合わせて図に示
すように中央付近の厚みが薄く周辺部にいくにしたがっ
て厚みが厚くなるように厚みに変化をつけて形成してい
る。そして、この厚みを変化させた音響整合層4Bに対
して前記圧電素子2から放射される超音波を超音波探触
子1Bの中心軸OO′に集束して焦域の長い細い超音波
ビームを出射するように組み合わせレンズ5Bを配置し
ている。
【0024】前記組合せレンズ5Bは、2つの音速の異
なるレンズ部材によってそれぞれ形成された第1音響レ
ンズ5fと第2音響レンズ5gとを組み合わせて構成さ
れるものであり、先端側に配置される出射端側を形成す
る第1音響レンズ5fを音速をv1 、音響インピーダン
スをZ1 に設定する第1レンズ部材であるシリコンゴ
ム、ポリエーテルブロックアミド等を用いて中心側先端
が周辺面より凸出する曲面形状に形成している。この第
1音響レンズ5fの下層側の超音波入射側には前記圧電
素子2B及び音響整合層4Bの特性に合わせて音速をv
2 、音響インピーダンスをZ2 に設定する第2レンズ部
材であるポリメチルペンテン等を用いて周辺部に凸状の
曲面を形成し中央部を凹ました周辺の面に対して中心が
低くなるように形成した連続的曲面形状の第2音響レン
ズ5gとの組み合わせになっている。
なるレンズ部材によってそれぞれ形成された第1音響レ
ンズ5fと第2音響レンズ5gとを組み合わせて構成さ
れるものであり、先端側に配置される出射端側を形成す
る第1音響レンズ5fを音速をv1 、音響インピーダン
スをZ1 に設定する第1レンズ部材であるシリコンゴ
ム、ポリエーテルブロックアミド等を用いて中心側先端
が周辺面より凸出する曲面形状に形成している。この第
1音響レンズ5fの下層側の超音波入射側には前記圧電
素子2B及び音響整合層4Bの特性に合わせて音速をv
2 、音響インピーダンスをZ2 に設定する第2レンズ部
材であるポリメチルペンテン等を用いて周辺部に凸状の
曲面を形成し中央部を凹ました周辺の面に対して中心が
低くなるように形成した連続的曲面形状の第2音響レン
ズ5gとの組み合わせになっている。
【0025】そして、前記音速v1 と音速v2 との間に
は v2 >v1 の関係を設定している。また、前記第1レンズ材の音響
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 との間には Z1 ≒Z2 ≒Zb(生体の有する音響インピーダンス)
の関係を設定して2つのレンズを介して生体に出射され
ていく超音波の感度が低下することを防止している。そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材に
は同符号を付して説明を省略する。
は v2 >v1 の関係を設定している。また、前記第1レンズ材の音響
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 との間には Z1 ≒Z2 ≒Zb(生体の有する音響インピーダンス)
の関係を設定して2つのレンズを介して生体に出射され
ていく超音波の感度が低下することを防止している。そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材に
は同符号を付して説明を省略する。
【0026】このように、圧電素子に中央付近の厚みが
薄く周辺部にいくにしたがって厚みを厚く形成する重み
付けを行って、圧電素子から出力される超音波の主成分
を遠距離での生体減衰の少ない低周波成分にするととも
に、この圧電素子の前面電極側に周波数特性に合わせて
音の効率を上げる音響整合層及び音速が異なる2種類の
レンズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せ
レンズを配置したことにより、この圧電素子から放射さ
れる低周波成分が主成分の超音波ビームパターンを第2
レンズと第1レンズとを通過させて絞って圧電素子の中
心軸である図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで感
度を低下することなく到達することが可能な焦域の長い
細いビームを得ることができる。その他の作用及び効果
は第1実施形態と同様である。
薄く周辺部にいくにしたがって厚みを厚く形成する重み
付けを行って、圧電素子から出力される超音波の主成分
を遠距離での生体減衰の少ない低周波成分にするととも
に、この圧電素子の前面電極側に周波数特性に合わせて
音の効率を上げる音響整合層及び音速が異なる2種類の
レンズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せ
レンズを配置したことにより、この圧電素子から放射さ
れる低周波成分が主成分の超音波ビームパターンを第2
レンズと第1レンズとを通過させて絞って圧電素子の中
心軸である図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで感
度を低下することなく到達することが可能な焦域の長い
細いビームを得ることができる。その他の作用及び効果
は第1実施形態と同様である。
【0027】図7及び図8は本発明の第4実施形態に係
り、図7は超音波探触子のまた他の構成を示す斜視図、
図8は図7のD−D面での断面図である。図7及び図8
に示すように本実施形態の超音波探触子1Cにおいては
前記第3実施形態で2種類の音速の異なる音響レンズ5
f,5gを組み合わせて組合せレンズ5Bを構成した代
わりに、3種類の音速の異なる音響レンズ5h,5j,
5kを組み合わせることによって組合せレンズ5Cを構
成している。
り、図7は超音波探触子のまた他の構成を示す斜視図、
図8は図7のD−D面での断面図である。図7及び図8
に示すように本実施形態の超音波探触子1Cにおいては
前記第3実施形態で2種類の音速の異なる音響レンズ5
f,5gを組み合わせて組合せレンズ5Bを構成した代
わりに、3種類の音速の異なる音響レンズ5h,5j,
5kを組み合わせることによって組合せレンズ5Cを構
成している。
【0028】図8に示すように本実施形態の組合せレン
ズ5Cは、先端側に配置されて出射端側のレンズを構成
する音速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設定する
第1レンズ部材であるシリコンゴム、ポリエーテルブロ
ックアミド等を用いて中心側先端が周辺面より凸出する
曲面形状に形成した第1音響レンズ5hと、この第1音
響レンズ5hの下層に配置される前記第1音響レンズ5
hと同様にシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミド
等を用いて音速をv2 、音響インピーダンスをZ2 に設
定する第2レンズ部材で形成した第2音響レンズ5j
と、超音波入射側を構成する音速をv3 、音響インピー
ダンスをZ3 に設定する第3レンズ部材であるポリメチ
ルペンテン等を用いて周辺部に凸状の曲面を形成し中央
部を凹ました周辺の面に対して中心が低くなるように形
成した連続的曲面形状の第3音響レンズ5kとの組み合
わせになっている。すなわち、この第3音響レンズ5k
の中央凹部に前記第2音響レンズ5jが充填されたよう
になっている。
ズ5Cは、先端側に配置されて出射端側のレンズを構成
する音速をv1 、音響インピーダンスをZ1 に設定する
第1レンズ部材であるシリコンゴム、ポリエーテルブロ
ックアミド等を用いて中心側先端が周辺面より凸出する
曲面形状に形成した第1音響レンズ5hと、この第1音
響レンズ5hの下層に配置される前記第1音響レンズ5
hと同様にシリコンゴム、ポリエーテルブロックアミド
等を用いて音速をv2 、音響インピーダンスをZ2 に設
定する第2レンズ部材で形成した第2音響レンズ5j
と、超音波入射側を構成する音速をv3 、音響インピー
ダンスをZ3 に設定する第3レンズ部材であるポリメチ
ルペンテン等を用いて周辺部に凸状の曲面を形成し中央
部を凹ました周辺の面に対して中心が低くなるように形
成した連続的曲面形状の第3音響レンズ5kとの組み合
わせになっている。すなわち、この第3音響レンズ5k
の中央凹部に前記第2音響レンズ5jが充填されたよう
になっている。
【0029】そして、前記音速v1 と音速v2 と音速v
3 との間には v3 >v2 >v1 又は v3 >v1 >v2 の関係を設定している。また、前記第1レンズ材の音響
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 と第3レンズ材の音響インピーダンスZ3 との間
には Z1 ≒Z2 ≒Z3 ≒Zb(生体の有する音響インピーダ
ンス)の関係を設定して3つのレンズを介して生体に出
射されていく超音波の感度が低下することを防止してい
る。その他の構成は前記第3実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
3 との間には v3 >v2 >v1 又は v3 >v1 >v2 の関係を設定している。また、前記第1レンズ材の音響
インピーダンスZ1 と第2レンズ材の音響インピーダン
スZ2 と第3レンズ材の音響インピーダンスZ3 との間
には Z1 ≒Z2 ≒Z3 ≒Zb(生体の有する音響インピーダ
ンス)の関係を設定して3つのレンズを介して生体に出
射されていく超音波の感度が低下することを防止してい
る。その他の構成は前記第3実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
【0030】このように、圧電素子の前面電極側に音の
効率を上げる音響整合層及び音速が異なる3種類のレン
ズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せレン
ズを配置したことにより、この圧電素子から放射される
超音波のビームパターンを第3レンズ,第2レンズ及び
第1レンズを通過させることによって絞って圧電素子の
中心軸である図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで
感度を低下することなく到達することが可能な焦域の長
い細いビームを得ることができる。その他の作用及び効
果は前記第3実施形態と同様である。
効率を上げる音響整合層及び音速が異なる3種類のレン
ズ部材を組み合わせて構成した仮想リング型組合せレン
ズを配置したことにより、この圧電素子から放射される
超音波のビームパターンを第3レンズ,第2レンズ及び
第1レンズを通過させることによって絞って圧電素子の
中心軸である図中中心軸OO′に沿って生体の深部まで
感度を低下することなく到達することが可能な焦域の長
い細いビームを得ることができる。その他の作用及び効
果は前記第3実施形態と同様である。
【0031】ところで、超音波内視鏡の先端部に配置さ
れる超音波探触子は、一般的に前面が凹面形状の凹面形
音響レンズ付き振動子であり、生体の音響インピーダン
スに近いポリエチレンなどで形成された先端キャップに
覆われ、この先端キャップの中には音響媒体として水な
どが注入されている。この凹面形音響レンズ付き振動子
では超音波焦点が固定されていたので、遠方での感度低
下を抑えられて焦域が長く細い超音波ビームを放射する
分解能の改善された超音波内視鏡が望まれていた。
れる超音波探触子は、一般的に前面が凹面形状の凹面形
音響レンズ付き振動子であり、生体の音響インピーダン
スに近いポリエチレンなどで形成された先端キャップに
覆われ、この先端キャップの中には音響媒体として水な
どが注入されている。この凹面形音響レンズ付き振動子
では超音波焦点が固定されていたので、遠方での感度低
下を抑えられて焦域が長く細い超音波ビームを放射する
分解能の改善された超音波内視鏡が望まれていた。
【0032】図9及び図10は凸面音響レンズ付き振動
子を有する超音波内視鏡に係り、図9は仮想リング型レ
ンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図、図1
0は図9のE−E面での断面図である。図9及び図10
に示すように本実施形態の凸面音響レンズ付き振動子で
ある超音波探触子11は、中央付近の厚みが薄く周辺部
にいくにしたがって厚みを厚くして前面を凹面形状に形
成した中央部の分極が大きく、周辺部の分極が小さくな
るように重み付けした圧電素子12と、この圧電素子1
2の前面電極13側に配置され音響整合層を兼ね生体と
同じ音響インピーダンスを有する音響媒体である水の音
速v5 よりレンズ音速v4 が高速になるように設定可能
なレンズ部材であるエポキシ樹脂でレンズ面を凸状曲面
にして中心軸近傍がこれらレンズ周辺面より低くなるよ
うに形成した仮想リング型レンズ(以下仮想レンズと略
記する)14とで主に構成されており、この圧電素子1
2の後面電極15側には超音波を減衰させるフェライト
入りゴム製のバッキング材16が設けられている。ま
た、前面電極13及び後面電極15にはアース線17及
び信号線18が接続され、これら電線17,18をひと
まとめにしたリード線19を介して図示しない観測装置
の信号端子及びアース端子に接続されている。そして、
この超音波探触子11の周囲には音響媒体として音速v
5 の水が充満している。
子を有する超音波内視鏡に係り、図9は仮想リング型レ
ンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図、図1
0は図9のE−E面での断面図である。図9及び図10
に示すように本実施形態の凸面音響レンズ付き振動子で
ある超音波探触子11は、中央付近の厚みが薄く周辺部
にいくにしたがって厚みを厚くして前面を凹面形状に形
成した中央部の分極が大きく、周辺部の分極が小さくな
るように重み付けした圧電素子12と、この圧電素子1
2の前面電極13側に配置され音響整合層を兼ね生体と
同じ音響インピーダンスを有する音響媒体である水の音
速v5 よりレンズ音速v4 が高速になるように設定可能
なレンズ部材であるエポキシ樹脂でレンズ面を凸状曲面
にして中心軸近傍がこれらレンズ周辺面より低くなるよ
うに形成した仮想リング型レンズ(以下仮想レンズと略
記する)14とで主に構成されており、この圧電素子1
2の後面電極15側には超音波を減衰させるフェライト
入りゴム製のバッキング材16が設けられている。ま
た、前面電極13及び後面電極15にはアース線17及
び信号線18が接続され、これら電線17,18をひと
まとめにしたリード線19を介して図示しない観測装置
の信号端子及びアース端子に接続されている。そして、
この超音波探触子11の周囲には音響媒体として音速v
5 の水が充満している。
【0033】前記仮想レンズ14は、表面に複数の凸状
曲面を形成してレンズ中央部14aが凹んで形成されて
おり、このレンズ中央部14aに当たる中心軸上の仮想
レンズ14の厚み寸法をλ/4に設定し、複数のレンズ
曲面の曲率半径がそれぞれR1 で一律に形成している。
曲面を形成してレンズ中央部14aが凹んで形成されて
おり、このレンズ中央部14aに当たる中心軸上の仮想
レンズ14の厚み寸法をλ/4に設定し、複数のレンズ
曲面の曲率半径がそれぞれR1 で一律に形成している。
【0034】このように、圧電素子に振幅重み付けを行
い、この圧電素子の凹面形状の前面に超音波媒体の音速
より高速なレンズ部材を用いて表面に複数の凸状曲面を
形成した仮想リング型レンズを配置することによって、
遠方での感度低下を抑え焦域の長い細い超音波ビームを
出射する超音波探触子を提供することができる。
い、この圧電素子の凹面形状の前面に超音波媒体の音速
より高速なレンズ部材を用いて表面に複数の凸状曲面を
形成した仮想リング型レンズを配置することによって、
遠方での感度低下を抑え焦域の長い細い超音波ビームを
出射する超音波探触子を提供することができる。
【0035】図11及び図12は凹面音響レンズ付き振
動子を有する超音波内視鏡に係り、図11は仮想リング
型レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図、
図12は図11のF−F面での断面図である。図11及
び図12に示すように本実施形態の凹面音響レンズ付き
振動子である超音波探触子11Aは、前面を凹面形状に
形成した中央部の分極が大きく、周辺部の分極が小さく
なるように重み付けした圧電素子12と、この圧電素子
12の前面電極13側に配置された厚み寸法がλ/4の
ガラスで形成された第1整合層20aと、この第1整合
層20aに積層される厚み寸法がλ/4のエポキシ樹脂
製の第2整合層20bとからなる音響整合層20と、音
響媒体である水の音速v5 よりレンズ音速v6 が低速に
なるように設定可能なレンズ部材であるシリコンゴムで
レンズ面を凹状曲面にして中心軸近傍がこれらレンズ周
辺面より高くなるように形成した仮想レンズ14Aと、
この仮想レンズ14Aの表面を覆う耐水性、耐薬品性に
優れたパリレン(ポリパラキシリレン)等で形成された
保護膜21とで構成されている。そして、この超音波探
触子11の周囲には音響媒体として音速v5 の水が充満
している。
動子を有する超音波内視鏡に係り、図11は仮想リング
型レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図、
図12は図11のF−F面での断面図である。図11及
び図12に示すように本実施形態の凹面音響レンズ付き
振動子である超音波探触子11Aは、前面を凹面形状に
形成した中央部の分極が大きく、周辺部の分極が小さく
なるように重み付けした圧電素子12と、この圧電素子
12の前面電極13側に配置された厚み寸法がλ/4の
ガラスで形成された第1整合層20aと、この第1整合
層20aに積層される厚み寸法がλ/4のエポキシ樹脂
製の第2整合層20bとからなる音響整合層20と、音
響媒体である水の音速v5 よりレンズ音速v6 が低速に
なるように設定可能なレンズ部材であるシリコンゴムで
レンズ面を凹状曲面にして中心軸近傍がこれらレンズ周
辺面より高くなるように形成した仮想レンズ14Aと、
この仮想レンズ14Aの表面を覆う耐水性、耐薬品性に
優れたパリレン(ポリパラキシリレン)等で形成された
保護膜21とで構成されている。そして、この超音波探
触子11の周囲には音響媒体として音速v5 の水が充満
している。
【0036】前記仮想レンズ14Aは、表面に複数の凹
状曲面を設けてレンズ中央部14aが凸出した形状に形
成されており、複数のレンズ曲面の曲率半径をそれぞれ
R2で一律に形成している。その他の構成は前記図9及
び図10に示した凸面音響レンズ付き振動子と同様であ
る。
状曲面を設けてレンズ中央部14aが凸出した形状に形
成されており、複数のレンズ曲面の曲率半径をそれぞれ
R2で一律に形成している。その他の構成は前記図9及
び図10に示した凸面音響レンズ付き振動子と同様であ
る。
【0037】このように、圧電素子に振幅重み付けを行
い、この圧電素子の凹面形状の前面に超音波媒体の音速
より低速なレンズ部材を用いて表面に複数の凹状曲面を
形成した仮想リング型レンズを配置することによって、
遠方での感度低下をさらに抑え焦域の長い細い超音波ビ
ームを出射する超音波探触子を提供することができる。
い、この圧電素子の凹面形状の前面に超音波媒体の音速
より低速なレンズ部材を用いて表面に複数の凹状曲面を
形成した仮想リング型レンズを配置することによって、
遠方での感度低下をさらに抑え焦域の長い細い超音波ビ
ームを出射する超音波探触子を提供することができる。
【0038】なお、上述したような形状の音響レンズ
は、所望のレンズ形状に対応した凸型(若しくは凹型)
のテフロン型を圧電素子又は音響整合層に対して配置
し、型内にエポキシ樹脂やシリコンゴム等の音響レンズ
用部材を注入して硬化させることによって所望の形状に
形成されるものである。
は、所望のレンズ形状に対応した凸型(若しくは凹型)
のテフロン型を圧電素子又は音響整合層に対して配置
し、型内にエポキシ樹脂やシリコンゴム等の音響レンズ
用部材を注入して硬化させることによって所望の形状に
形成されるものである。
【0039】ところで、遠方での感度低下を抑えて焦域
が長く細い超音波ビームを放射して超音波内視鏡の分解
能を改善するため、先端キャップに対して音響レンズ効
果を持たせることが考えられる。
が長く細い超音波ビームを放射して超音波内視鏡の分解
能を改善するため、先端キャップに対して音響レンズ効
果を持たせることが考えられる。
【0040】図13及び図14は凸面音響レンズを設け
た先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図13は
超音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図、図14
は超音波振動子部の構成を示す説明図である。図13に
示すように超音波内視鏡先端部30は、挿入部31と、
この挿入部31の先端に設けられた先端キャップ32
と、前記挿入部31内を挿通して先端キャップ32内の
所定の位置に配置される超音波振動子部33とで主に構
成されており、前記挿入部31及び先端キャップ32内
には音響媒体として音速がv5 の水が34が注入されて
いる。なお、図中矢印Gは超音波内視鏡先端部30の挿
入方向を示している。
た先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図13は
超音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図、図14
は超音波振動子部の構成を示す説明図である。図13に
示すように超音波内視鏡先端部30は、挿入部31と、
この挿入部31の先端に設けられた先端キャップ32
と、前記挿入部31内を挿通して先端キャップ32内の
所定の位置に配置される超音波振動子部33とで主に構
成されており、前記挿入部31及び先端キャップ32内
には音響媒体として音速がv5 の水が34が注入されて
いる。なお、図中矢印Gは超音波内視鏡先端部30の挿
入方向を示している。
【0041】前記先端キャップ32は、略パイプ形状
で、音響媒体である水の音速v5 より音速v4 が高速に
なるように設定可能なキャップ部材であるポリエチレ
ン、ポリメチルペンテン等の樹脂で、挿入方向又はその
直交する方向の外表面側に所望の曲率で凸状曲面のレン
ズ面32aを複数設け中心軸近傍がこれらレンズ周辺面
より低くなるように形成した、いわゆる凸型仮想レンズ
付き先端キャップとして構成されている。このことによ
り、前記超音波振動子部33から放射された超音波を、
レンズ中央部32bを通過する中心軸OO′に集束して
焦域の長い細い超音波ビームを出射するようにしてい
る。
で、音響媒体である水の音速v5 より音速v4 が高速に
なるように設定可能なキャップ部材であるポリエチレ
ン、ポリメチルペンテン等の樹脂で、挿入方向又はその
直交する方向の外表面側に所望の曲率で凸状曲面のレン
ズ面32aを複数設け中心軸近傍がこれらレンズ周辺面
より低くなるように形成した、いわゆる凸型仮想レンズ
付き先端キャップとして構成されている。このことによ
り、前記超音波振動子部33から放射された超音波を、
レンズ中央部32bを通過する中心軸OO′に集束して
焦域の長い細い超音波ビームを出射するようにしてい
る。
【0042】図14に示すように前記超音波振動子部3
3は、中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅重
み付けした平板形状の圧電素子35と、超音波を放射す
る或いは超音波を送受する超音波放射面或いは超音波送
受面(単に前面とも記す)に設けた前面電極36及びこ
の圧電素子35の超音波放射面とは反対側の面に形成し
た後面電極37と、前記圧電素子35の前面電極36を
介して前面に積層されて音の効率を上げる厚み寸法がλ
/4で平板形状のエポキシ樹脂製の音響整合層38と、
前記圧電素子35の後面電極37を介して設けられて後
方側への超音波を減衰させるフェライト入りゴム製のバ
ッキング材39と、前記前面電極36に接続されるアー
ス線40と、前記後面電極37に接続される信号線41
と、これら電線40,41をひとまとめにしたリード線
42とで構成されている。なお、前記リード線42を介
して前記アース線40,信号線41が図示しない観測装
置のアース端子及び信号端子に接続されている。
3は、中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅重
み付けした平板形状の圧電素子35と、超音波を放射す
る或いは超音波を送受する超音波放射面或いは超音波送
受面(単に前面とも記す)に設けた前面電極36及びこ
の圧電素子35の超音波放射面とは反対側の面に形成し
た後面電極37と、前記圧電素子35の前面電極36を
介して前面に積層されて音の効率を上げる厚み寸法がλ
/4で平板形状のエポキシ樹脂製の音響整合層38と、
前記圧電素子35の後面電極37を介して設けられて後
方側への超音波を減衰させるフェライト入りゴム製のバ
ッキング材39と、前記前面電極36に接続されるアー
ス線40と、前記後面電極37に接続される信号線41
と、これら電線40,41をひとまとめにしたリード線
42とで構成されている。なお、前記リード線42を介
して前記アース線40,信号線41が図示しない観測装
置のアース端子及び信号端子に接続されている。
【0043】このように、先端キャップに音響媒体であ
る水の音速v5 より音速v4 が高速になる樹脂で形成し
た凸状曲面のレンズ面を複数設けた凸型仮想レンズを、
中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅重み付け
した平板形状の圧電素子に対して設けることによって、
遠方での感度低下をさらに抑え焦域の長い細い超音波ビ
ームを出射する超音波内視鏡を提供することができる。
る水の音速v5 より音速v4 が高速になる樹脂で形成し
た凸状曲面のレンズ面を複数設けた凸型仮想レンズを、
中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅重み付け
した平板形状の圧電素子に対して設けることによって、
遠方での感度低下をさらに抑え焦域の長い細い超音波ビ
ームを出射する超音波内視鏡を提供することができる。
【0044】また、圧電素子から放射された超音波が先
端キャップの内周面に入射した段階から先端キャップに
設けた凸型仮想レンズがレンズ効果を始まるので、先端
キャップ内径寸法の半分だけ焦点が移動した状態になっ
て遠方での感度低下を改善することができる。
端キャップの内周面に入射した段階から先端キャップに
設けた凸型仮想レンズがレンズ効果を始まるので、先端
キャップ内径寸法の半分だけ焦点が移動した状態になっ
て遠方での感度低下を改善することができる。
【0045】図15及び図16は凹面音響レンズを設け
た先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図15は
超音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図仮想リン
グ型レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す
図、図16は超音波振動子部の構成を示す説明図であ
る。図15に示すように超音波内視鏡先端部30は、挿
入部31と、この挿入部31の先端に設けられた先端キ
ャップ43と、前記挿入部31内を挿通して先端キャッ
プ43内の所定の位置に配置される超音波振動子部44
とで主に構成されており、前記挿入部31及び先端キャ
ップ43内には音響媒体として音速がv5 の水が34が
注入されている。
た先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図15は
超音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図仮想リン
グ型レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す
図、図16は超音波振動子部の構成を示す説明図であ
る。図15に示すように超音波内視鏡先端部30は、挿
入部31と、この挿入部31の先端に設けられた先端キ
ャップ43と、前記挿入部31内を挿通して先端キャッ
プ43内の所定の位置に配置される超音波振動子部44
とで主に構成されており、前記挿入部31及び先端キャ
ップ43内には音響媒体として音速がv5 の水が34が
注入されている。
【0046】前記先端キャップ43は、略パイプ形状
で、音響媒体である水の音速v5 より音速v6 が低速に
なるように設定可能なキャップ部材であるシリコンゴム
で、挿入方向又はその直交する方向の外表面側に所望の
曲率で凹状曲面のレンズ面43aを複数設け中心軸近傍
がこれらレンズ周辺面より高くなるように形成した、い
わゆる凹型仮想レンズ付き先端キャップとして構成され
ている。このことにより、前記超音波振動子部44から
放射された超音波を、レンズ中央部43bを通過する中
心軸OO′に集束して焦域の長い細い超音波ビームを出
射するようにしている。
で、音響媒体である水の音速v5 より音速v6 が低速に
なるように設定可能なキャップ部材であるシリコンゴム
で、挿入方向又はその直交する方向の外表面側に所望の
曲率で凹状曲面のレンズ面43aを複数設け中心軸近傍
がこれらレンズ周辺面より高くなるように形成した、い
わゆる凹型仮想レンズ付き先端キャップとして構成され
ている。このことにより、前記超音波振動子部44から
放射された超音波を、レンズ中央部43bを通過する中
心軸OO′に集束して焦域の長い細い超音波ビームを出
射するようにしている。
【0047】図16に示すように前記超音波振動子部4
4は、中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅重
み付けした凸型曲面形状の圧電素子45と、この圧電素
子45の前面に設けた前面電極46及びこの圧電素子4
5の後面に形成した後面電極47と、前記圧電素子45
の前面電極46を介して前面に積層されて音の効率を上
げる厚み寸法がλ/4で平板形状のエポキシ樹脂製の音
響整合層48と、前記圧電素子45の後面電極47を介
して設けられて後方側への超音波を減衰させるフェライ
ト入りゴム製のバッキング材49と、前記前面電極46
に接続されるアース線50と、前記後面電極47に接続
される信号線51と、これら電線50,51をひとまと
めにしたリード線52とで構成されている。なお、前記
リード線52を介して前記アース線50,信号線51が
図示しない観測装置のアース端子及び信号端子に接続さ
れている。
4は、中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅重
み付けした凸型曲面形状の圧電素子45と、この圧電素
子45の前面に設けた前面電極46及びこの圧電素子4
5の後面に形成した後面電極47と、前記圧電素子45
の前面電極46を介して前面に積層されて音の効率を上
げる厚み寸法がλ/4で平板形状のエポキシ樹脂製の音
響整合層48と、前記圧電素子45の後面電極47を介
して設けられて後方側への超音波を減衰させるフェライ
ト入りゴム製のバッキング材49と、前記前面電極46
に接続されるアース線50と、前記後面電極47に接続
される信号線51と、これら電線50,51をひとまと
めにしたリード線52とで構成されている。なお、前記
リード線52を介して前記アース線50,信号線51が
図示しない観測装置のアース端子及び信号端子に接続さ
れている。
【0048】このように、先端キャップに音響媒体であ
る水の音速v5 より音速v4 が低速になるシリコンゴム
で形成した凹状曲面のレンズ面を複数設けた凹型仮想レ
ンズを、中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅
重み付けした凸型曲面形状の圧電素子に対して設けるこ
とによって、見かけ上の振動子部の開口を大きくして遠
方での感度低下をさらに抑え焦域の長い細い超音波ビー
ムを出射する超音波内視鏡を提供することができる。
る水の音速v5 より音速v4 が低速になるシリコンゴム
で形成した凹状曲面のレンズ面を複数設けた凹型仮想レ
ンズを、中央の分極を周辺部より大きくなるように振幅
重み付けした凸型曲面形状の圧電素子に対して設けるこ
とによって、見かけ上の振動子部の開口を大きくして遠
方での感度低下をさらに抑え焦域の長い細い超音波ビー
ムを出射する超音波内視鏡を提供することができる。
【0049】なお、上述した先端キャップを超音波内視
鏡の先端部に対して着脱自在に構成するとともに、前記
先端キャップの直径あるいは内径寸法やレンズ曲面の曲
率半径を変化させて形成した複数種類の先端キャップを
用意しておくことにより、先端キャップを適宜交換する
だけの簡単な作業で焦域の異なる超音波内視鏡を提供す
ることが可能になる。
鏡の先端部に対して着脱自在に構成するとともに、前記
先端キャップの直径あるいは内径寸法やレンズ曲面の曲
率半径を変化させて形成した複数種類の先端キャップを
用意しておくことにより、先端キャップを適宜交換する
だけの簡単な作業で焦域の異なる超音波内視鏡を提供す
ることが可能になる。
【0050】ところで、従来の音響レンズ集束型探触子
では焦点位置におけるビーム幅を細くすることができて
も焦点以外の位置ではビーム幅が太くなっていた。ま
た、上述したような仮想リング型音響レンズを配置した
仮想リング型探触子では近場から離れた場まで略均一な
ビーム幅の超音波ビームを得ることができるが仮想リン
グ型音響レンズのレンズ曲面の曲率半径と仮想リング半
径との間の関係によっては近場から離れた場まで略均一
なビーム幅になるが、このビーム幅が幅広な状態で近場
から離れた場まで放射されるだけのものもあった。この
ため、ビーム幅を確実に細く絞って、超音波ビームを近
場から離れた場まで分解能の高いビームを放射すること
を可能にする超音波探触子の仮想リング型音響レンズの
構成が望まれていた。
では焦点位置におけるビーム幅を細くすることができて
も焦点以外の位置ではビーム幅が太くなっていた。ま
た、上述したような仮想リング型音響レンズを配置した
仮想リング型探触子では近場から離れた場まで略均一な
ビーム幅の超音波ビームを得ることができるが仮想リン
グ型音響レンズのレンズ曲面の曲率半径と仮想リング半
径との間の関係によっては近場から離れた場まで略均一
なビーム幅になるが、このビーム幅が幅広な状態で近場
から離れた場まで放射されるだけのものもあった。この
ため、ビーム幅を確実に細く絞って、超音波ビームを近
場から離れた場まで分解能の高いビームを放射すること
を可能にする超音波探触子の仮想リング型音響レンズの
構成が望まれていた。
【0051】図17及び図18は仮想リング型音響レン
ズを設けた超音波探触子の構成に係り、図17は凸型の
仮想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構
成を示す説明図、図18は図17のH−H面での断面図
で、仮想リング型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実
効面中心軸からレンズの曲面を形成する中心までの距離
rとの関係を説明する図である。図17及び図18に示
すように本実施形態の超音波探触子61は、中央の分極
を周辺部より大きくなるようにBessel型の分極重
み付けを行った平板形状の圧電素子62と、この圧電素
子62の前面電極63側に配置された厚み寸法がλ/4
のエポキシ樹脂製の音響整合層64と、生体の有する音
速v7 よりレンズ音速v8 が高速なエポキシ樹脂等で凸
型に形成したレンズ面を有する仮想リング型音響レンズ
65と、この圧電素子62の後面電極66側に設けられ
て超音波を減衰させるフェライト入りゴム製のバッキン
グ材67と、前面電極63に接続されたアース線68
と、後面電極66に接続された信号線69と、これら電
線68,69をひとまとめにしたリード線70とで構成
されている。なお、前記電線68,69はリード線70
を介して図示しない観測装置の信号端子及びアース端子
に接続されている。
ズを設けた超音波探触子の構成に係り、図17は凸型の
仮想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構
成を示す説明図、図18は図17のH−H面での断面図
で、仮想リング型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実
効面中心軸からレンズの曲面を形成する中心までの距離
rとの関係を説明する図である。図17及び図18に示
すように本実施形態の超音波探触子61は、中央の分極
を周辺部より大きくなるようにBessel型の分極重
み付けを行った平板形状の圧電素子62と、この圧電素
子62の前面電極63側に配置された厚み寸法がλ/4
のエポキシ樹脂製の音響整合層64と、生体の有する音
速v7 よりレンズ音速v8 が高速なエポキシ樹脂等で凸
型に形成したレンズ面を有する仮想リング型音響レンズ
65と、この圧電素子62の後面電極66側に設けられ
て超音波を減衰させるフェライト入りゴム製のバッキン
グ材67と、前面電極63に接続されたアース線68
と、後面電極66に接続された信号線69と、これら電
線68,69をひとまとめにしたリード線70とで構成
されている。なお、前記電線68,69はリード線70
を介して図示しない観測装置の信号端子及びアース端子
に接続されている。
【0052】図18に示すように前記仮想リング型音響
レンズ65の中心軸は前記圧電素子62の実効面中心軸
に一致しており、この仮想リング型音響レンズ65の表
面には一律な曲率半径の複数の凸状曲面のレンズ面が形
成され、中心軸近傍がこれらレンズ周辺面より低くなる
ように、レンズ中央部65aが凹んだ形状に形成されて
いる。そして、この表面形状において、レンズ曲面の曲
率半径をR、中心軸からレンズの曲面を形成する中心ま
での距離をrとしたとき、Rとrとの間に以下の関係を
設定している。
レンズ65の中心軸は前記圧電素子62の実効面中心軸
に一致しており、この仮想リング型音響レンズ65の表
面には一律な曲率半径の複数の凸状曲面のレンズ面が形
成され、中心軸近傍がこれらレンズ周辺面より低くなる
ように、レンズ中央部65aが凹んだ形状に形成されて
いる。そして、この表面形状において、レンズ曲面の曲
率半径をR、中心軸からレンズの曲面を形成する中心ま
での距離をrとしたとき、Rとrとの間に以下の関係を
設定している。
【0053】2<R/r<4 このことにより、図の実線及び一点鎖線、二点鎖線に示
すようにBessel型の分極重み付けを行った平板形
状の圧電素子62から放射される超音波を、中心軸O
O′に集束して焦域の長い細い超音波ビームを出射する
ことができる。なお、R/rの値が例えば6のときには
ビーム幅が幅広な状態で近場から離れた場まで放射され
る。
すようにBessel型の分極重み付けを行った平板形
状の圧電素子62から放射される超音波を、中心軸O
O′に集束して焦域の長い細い超音波ビームを出射する
ことができる。なお、R/rの値が例えば6のときには
ビーム幅が幅広な状態で近場から離れた場まで放射され
る。
【0054】図19及び図20は仮想リング型音響レン
ズを設けた超音波探触子の構成に係り、図19は凹型の
仮想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構
成を示す説明図、図20は図19のI−I面での断面図
で、仮想リング型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実
効面中心軸からレンズの曲面を形成する中心までの距離
rとの関係を説明する図である。図19及び図20に示
すように本実施形態の超音波探触子61Aは、中央の分
極を周辺部より大きくなるようにBessel型の分極
重み付けを行った平板形状の圧電素子62と、この圧電
素子62の前面電極63側に配置された厚み寸法がλ/
4のエポキシ樹脂製の音響整合層64と、生体の有する
音速v7 よりレンズ音速v9 が低速なシリコンゴム等で
凹型に形成したレンズ面を有する仮想リング型音響レン
ズ65Aとで構成されている。その他の構成は前記図1
7及び図18に示した仮想リング型音響レンズを設けた
超音波探触子の構成と同様であり同部材には同符号を付
して説明を省略する。
ズを設けた超音波探触子の構成に係り、図19は凹型の
仮想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構
成を示す説明図、図20は図19のI−I面での断面図
で、仮想リング型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実
効面中心軸からレンズの曲面を形成する中心までの距離
rとの関係を説明する図である。図19及び図20に示
すように本実施形態の超音波探触子61Aは、中央の分
極を周辺部より大きくなるようにBessel型の分極
重み付けを行った平板形状の圧電素子62と、この圧電
素子62の前面電極63側に配置された厚み寸法がλ/
4のエポキシ樹脂製の音響整合層64と、生体の有する
音速v7 よりレンズ音速v9 が低速なシリコンゴム等で
凹型に形成したレンズ面を有する仮想リング型音響レン
ズ65Aとで構成されている。その他の構成は前記図1
7及び図18に示した仮想リング型音響レンズを設けた
超音波探触子の構成と同様であり同部材には同符号を付
して説明を省略する。
【0055】図20に示すように前記仮想リング型音響
レンズ65Aの中心軸は前記圧電素子62の実効面中心
軸に一致しており、この仮想リング型音響レンズ65A
の表面には一律な曲率半径の複数の凹状曲面のレンズ面
が形成され、中心軸近傍がこれらレンズ周辺面より高く
なるように、レンズ中央部65aが凸出した形状に形成
されている。そして、この表面形状において、レンズ曲
面の曲率半径をR、中心軸からレンズの曲面を形成する
中心までの距離をrとしたとき、Rとrとの間に以下の
関係を設定している。
レンズ65Aの中心軸は前記圧電素子62の実効面中心
軸に一致しており、この仮想リング型音響レンズ65A
の表面には一律な曲率半径の複数の凹状曲面のレンズ面
が形成され、中心軸近傍がこれらレンズ周辺面より高く
なるように、レンズ中央部65aが凸出した形状に形成
されている。そして、この表面形状において、レンズ曲
面の曲率半径をR、中心軸からレンズの曲面を形成する
中心までの距離をrとしたとき、Rとrとの間に以下の
関係を設定している。
【0056】2<R/r<4 このことにより、図の実線及び一点鎖線、二点鎖線に示
すようにBessel型の分極重み付けを行った平板形
状の圧電素子62から放射される超音波を、中心軸O
O′に集束して焦域の長い細い超音波ビームを出射する
ことができる。なお、R/rの値が例えば6のときには
ビーム幅が幅広な状態で近場から離れた場まで放射され
る。
すようにBessel型の分極重み付けを行った平板形
状の圧電素子62から放射される超音波を、中心軸O
O′に集束して焦域の長い細い超音波ビームを出射する
ことができる。なお、R/rの値が例えば6のときには
ビーム幅が幅広な状態で近場から離れた場まで放射され
る。
【0057】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0058】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0059】(1)前方又は後方にそれぞれ少なくとも
1つの実効的・仮想的円環状音源を形成する超音波探触
子において、音源部は、平板形状又は曲面形状の圧電素
子と、音速の異なるレンズ部材で形成した複数の音響レ
ンズと、を具備することを特徴とする超音波探触子。
1つの実効的・仮想的円環状音源を形成する超音波探触
子において、音源部は、平板形状又は曲面形状の圧電素
子と、音速の異なるレンズ部材で形成した複数の音響レ
ンズと、を具備することを特徴とする超音波探触子。
【0060】(2)前記曲面形状の圧電素子の厚み寸法
は、音軸から周囲にいくにしたがって変化する付記1記
載の超音波探触子。
は、音軸から周囲にいくにしたがって変化する付記1記
載の超音波探触子。
【0061】(3)前記複数の音響レンズの1つを超音
波内視鏡を構成する先端キャップに形成した付記1又は
付記2記載の超音波探触子。
波内視鏡を構成する先端キャップに形成した付記1又は
付記2記載の超音波探触子。
【0062】(4)前記圧電素子から放射された超音波
の出射端側を構成するレンズ表面に所望の曲率半径のレ
ンズ面を複数設け、このレンズ面の曲面を形成する曲率
半径(Rと記載)と、レンズ中心軸からレンズ面の曲面
を形成する中心までの距離(rと記載)との間に 2<R/r<4 の関係を設定した付記1ないし付記3の1つに記載の超
音波探触子。
の出射端側を構成するレンズ表面に所望の曲率半径のレ
ンズ面を複数設け、このレンズ面の曲面を形成する曲率
半径(Rと記載)と、レンズ中心軸からレンズ面の曲面
を形成する中心までの距離(rと記載)との間に 2<R/r<4 の関係を設定した付記1ないし付記3の1つに記載の超
音波探触子。
【0063】(5)前記圧電素子に音軸の中心から周辺
にいくにしたがって分極強度を小さくする重み付けを行
った付記1ないし付記4の1つに記載の超音波探触子。
にいくにしたがって分極強度を小さくする重み付けを行
った付記1ないし付記4の1つに記載の超音波探触子。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ビ
ーム幅が細く、焦域の長い遠方での感度低下を抑えたビ
ームを形成して、分解能を改善した超音波探触子を提供
することができる。
ーム幅が細く、焦域の長い遠方での感度低下を抑えたビ
ームを形成して、分解能を改善した超音波探触子を提供
することができる。
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施形態に係り、
図1は超音波探触子の概略構成を示す斜視図
図1は超音波探触子の概略構成を示す斜視図
【図2】図1のA−A面での断面図
【図3】図3及び図4は本発明の第2実施形態に係り、
図3は超音波探触子の他の構成を示す斜視図
図3は超音波探触子の他の構成を示す斜視図
【図4】図3のB−B面での断面図
【図5】図5及び図6は本発明の第3実施形態に係り、
図5は超音波探触子の別の構成を示す斜視図
図5は超音波探触子の別の構成を示す斜視図
【図6】図5のC−C面での断面図
【図7】図7及び図8は本発明の第4実施形態に係り、
図7は超音波探触子のまた他の構成を示す斜視図
図7は超音波探触子のまた他の構成を示す斜視図
【図8】図7のD−D面での断面図
【図9】図9及び図10は凸面音響レンズ付き振動子を
有する超音波内視鏡に係り、図9は仮想リング型レンズ
を配置した超音波探触子の概略構成を示す図
有する超音波内視鏡に係り、図9は仮想リング型レンズ
を配置した超音波探触子の概略構成を示す図
【図10】図9のE−E面での断面図
【図11】図11及び図12は凹面音響レンズ付き振動
子を有する超音波内視鏡に係り、図11は仮想リング型
レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図
子を有する超音波内視鏡に係り、図11は仮想リング型
レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図
【図12】図11のF−F面での断面図
【図13】図13及び図14は凸面音響レンズを設けた
先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図13は超
音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図
先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図13は超
音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図
【図14】超音波振動子部の構成を示す説明図
【図15】図15及び図16は凹面音響レンズを設けた
先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図15は超
音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図仮想リング
型レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図
先端キャップを有する超音波内視鏡に係り、図15は超
音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図仮想リング
型レンズを配置した超音波探触子の概略構成を示す図
【図16】超音波振動子部の構成を示す説明図
【図17】図17及び図18は仮想リング型音響レンズ
を設けた超音波探触子の構成に係り、図17は凸型の仮
想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構成
を示す説明図
を設けた超音波探触子の構成に係り、図17は凸型の仮
想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構成
を示す説明図
【図18】図17のH−H面での断面図で、仮想リング
型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実効面中心軸から
レンズの曲面を形成する中心までの距離rとの関係を説
明する図
型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実効面中心軸から
レンズの曲面を形成する中心までの距離rとの関係を説
明する図
【図19】図19及び図20は仮想リング型音響レンズ
を設けた超音波探触子の構成に係り、図19は凹型の仮
想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構成
を示す説明図
を設けた超音波探触子の構成に係り、図19は凹型の仮
想リング型音響レンズを備えた超音波探触子の概略構成
を示す説明図
【図20】図19のI−I面での断面図で、仮想リング
型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実効面中心軸から
レンズの曲面を形成する中心までの距離rとの関係を説
明する図
型音響レンズの曲率半径Rと圧電素子実効面中心軸から
レンズの曲面を形成する中心までの距離rとの関係を説
明する図
1…超音波探触子 2…圧電素子 5a…第1音響レンズ 5b…第2音響レンズ OO′…中心軸
Claims (1)
- 【請求項1】 前方又は後方にそれぞれ少なくとも1つ
の実効的・仮想的円環状音源を形成する超音波探触子に
おいて、 音源部は、平板形状又は曲面形状の圧電素子と、 音速の異なるレンズ部材で形成した複数の音響レンズ
と、 を具備することを特徴とする超音波探触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8898498A JPH11285496A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 超音波探触子 |
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| JP8898498A JPH11285496A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 超音波探触子 |
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-
1998
- 1998-04-01 JP JP8898498A patent/JPH11285496A/ja active Pending
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| US11759178B2 (en) | 2018-09-18 | 2023-09-19 | Echosens | Transient elastography probe with sealing membrane integrated to the ultrasound transducer |
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