JPH11285693A - 塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法および装置 - Google Patents
塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法および装置Info
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- JPH11285693A JPH11285693A JP10088773A JP8877398A JPH11285693A JP H11285693 A JPH11285693 A JP H11285693A JP 10088773 A JP10088773 A JP 10088773A JP 8877398 A JP8877398 A JP 8877398A JP H11285693 A JPH11285693 A JP H11285693A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩水中に溶存する有機物を十分に除去する。
【解決手段】 ミネラル塩が溶け込んだ死海水が貯溜さ
れた温塩水プールから導出したプール水W21に次亜塩
素酸ナトリウム注入装置23により次亜塩素酸ナトリウ
ムを注入し、プール水W21に溶存する有機物を不溶化
し、泡沫分離槽25で泡沫に吸着させて分離除去する。
さらに、泡沫処理水W22にオゾン水注入装置31によ
りオゾンを注入し、残存有機物を酸化分解し、濾過装置
29で除去する。 【効果】 塩浴槽や塩水プールの塩水の水質を良好に維
持できる。塩水の交換量や交換頻度を少なくし、維持管
理コストを低減できる。
れた温塩水プールから導出したプール水W21に次亜塩
素酸ナトリウム注入装置23により次亜塩素酸ナトリウ
ムを注入し、プール水W21に溶存する有機物を不溶化
し、泡沫分離槽25で泡沫に吸着させて分離除去する。
さらに、泡沫処理水W22にオゾン水注入装置31によ
りオゾンを注入し、残存有機物を酸化分解し、濾過装置
29で除去する。 【効果】 塩浴槽や塩水プールの塩水の水質を良好に維
持できる。塩水の交換量や交換頻度を少なくし、維持管
理コストを低減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩浴槽または塩水
プールの塩水浄化方法および装置に関し、さらに詳しく
は、塩浴槽または塩水プールの塩水中に溶存する有機物
を除去して水質を改善する塩浴槽または塩水プールの塩
水浄化方法および装置に関する。
プールの塩水浄化方法および装置に関し、さらに詳しく
は、塩浴槽または塩水プールの塩水中に溶存する有機物
を除去して水質を改善する塩浴槽または塩水プールの塩
水浄化方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の浴槽の水浄化循環装置の
一例を示す構成図である。この浴槽の水浄化循環装置5
00は、浴槽51と,その浴槽51から浴槽水W51を
導出するポンプP1と,前記浴槽水W51に含まれる懸
濁物および溶解性汚染物質を吸着する活性炭濾過装置5
2と,その活性炭濾過装置52を経た濾過水W52に残
っている懸濁物および溶解性汚染物質を捕捉する砂濾過
装置53と,その砂濾過装置53を経た濾過水W53に
次亜塩素酸ナトリウムを注入して殺菌する次亜塩素酸ナ
トリウム注入装置54およびポンプP2と,濾過水W5
3を温度制御する熱交換器55とを具備して構成されて
いる。
一例を示す構成図である。この浴槽の水浄化循環装置5
00は、浴槽51と,その浴槽51から浴槽水W51を
導出するポンプP1と,前記浴槽水W51に含まれる懸
濁物および溶解性汚染物質を吸着する活性炭濾過装置5
2と,その活性炭濾過装置52を経た濾過水W52に残
っている懸濁物および溶解性汚染物質を捕捉する砂濾過
装置53と,その砂濾過装置53を経た濾過水W53に
次亜塩素酸ナトリウムを注入して殺菌する次亜塩素酸ナ
トリウム注入装置54およびポンプP2と,濾過水W5
3を温度制御する熱交換器55とを具備して構成されて
いる。
【0003】他方、特開平9−174097号公報に
は、電気分解の過程で生じる活性酸素により、水中に溶
存する有機物を酸化分解する技術が開示されている。ま
た、特公平3−27280号公報には、オゾン水によ
り、水中に溶存する有機物を酸化分解する技術が開示さ
れている。
は、電気分解の過程で生じる活性酸素により、水中に溶
存する有機物を酸化分解する技術が開示されている。ま
た、特公平3−27280号公報には、オゾン水によ
り、水中に溶存する有機物を酸化分解する技術が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、淡水の代りにミ
ネラル塩(死海水蒸留塩)を多く含んだ死海水を用いた
ミネラル塩温浴が、リュウマチ,関節炎,神経痛,慢性
皮膚病,創傷治癒などの療法として注目されている。ま
た、皮膚の乾燥を防ぐ保湿効果や角質柔軟効果も認めら
れており、肌の美容の面からもその有効性が注目されて
いる。
ネラル塩(死海水蒸留塩)を多く含んだ死海水を用いた
ミネラル塩温浴が、リュウマチ,関節炎,神経痛,慢性
皮膚病,創傷治癒などの療法として注目されている。ま
た、皮膚の乾燥を防ぐ保湿効果や角質柔軟効果も認めら
れており、肌の美容の面からもその有効性が注目されて
いる。
【0005】ところで、死海水は塩分濃度が非常に高く
3〜20〔w/v%〕であるため、浸透圧の違いから発
汗作用を促進し、汗が多く死海水中に排出され、浴槽水
を汗の成分で汚染し易くなる。図6に、汗の成分を示
す。なお、a〔w/v%〕は、水100リットルに溶解物質
がa〔kg〕だけ溶解した状態を表す。しかし、上述の
従来の技術では、このような汚染に十分に対応できない
問題点があった。そこで、本発明の目的は、塩浴槽また
は塩水プールの塩水中に溶存する有機物を十分に除去で
きる塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法および装置
を提供することにある。
3〜20〔w/v%〕であるため、浸透圧の違いから発
汗作用を促進し、汗が多く死海水中に排出され、浴槽水
を汗の成分で汚染し易くなる。図6に、汗の成分を示
す。なお、a〔w/v%〕は、水100リットルに溶解物質
がa〔kg〕だけ溶解した状態を表す。しかし、上述の
従来の技術では、このような汚染に十分に対応できない
問題点があった。そこで、本発明の目的は、塩浴槽また
は塩水プールの塩水中に溶存する有機物を十分に除去で
きる塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法および装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、塩浴槽または塩水プールから塩水を導出し、酸化剤
を注入して塩水中に溶存する有機物を不溶化し泡沫分離
または濾過により除去することを特徴とする塩浴槽また
は塩水プールの塩水浄化方法を提供する。上記第1の観
点による塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法では、
酸化剤を注入して塩水中に溶存する有機物を不溶化する
ので、泡沫分離または濾過により好適に除去でき、水質
を十分に改善することが出来る。
は、塩浴槽または塩水プールから塩水を導出し、酸化剤
を注入して塩水中に溶存する有機物を不溶化し泡沫分離
または濾過により除去することを特徴とする塩浴槽また
は塩水プールの塩水浄化方法を提供する。上記第1の観
点による塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法では、
酸化剤を注入して塩水中に溶存する有機物を不溶化する
ので、泡沫分離または濾過により好適に除去でき、水質
を十分に改善することが出来る。
【0007】第2の観点では、本発明は、塩浴槽または
塩水プールから塩水を導出し、酸化剤を注入して塩水中
に溶存する有機物を不溶化し泡沫分離または濾過により
除去する前段処理と、その前段処理を経た塩水にオゾン
水を注入して残存有機物を酸化分解し濾過により除去す
る後段処理とを有することを特徴とする塩浴槽または塩
水プールの塩水浄化方法を提供する。上記第2の観点に
よる塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法では、前段
処理において、酸化剤を注入して塩水中に溶存する有機
物を不溶化するので、泡沫分離または濾過により好適に
除去できる。さらに、後段処理において、オゾン水を注
入して残存有機物を酸化分解し濾過により除去するの
で、有機物をいっそう低減し、水質をさらに改善するこ
とが出来る。
塩水プールから塩水を導出し、酸化剤を注入して塩水中
に溶存する有機物を不溶化し泡沫分離または濾過により
除去する前段処理と、その前段処理を経た塩水にオゾン
水を注入して残存有機物を酸化分解し濾過により除去す
る後段処理とを有することを特徴とする塩浴槽または塩
水プールの塩水浄化方法を提供する。上記第2の観点に
よる塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法では、前段
処理において、酸化剤を注入して塩水中に溶存する有機
物を不溶化するので、泡沫分離または濾過により好適に
除去できる。さらに、後段処理において、オゾン水を注
入して残存有機物を酸化分解し濾過により除去するの
で、有機物をいっそう低減し、水質をさらに改善するこ
とが出来る。
【0008】第3の観点では、本発明は、上記構成の塩
浴槽または塩水プールの塩水浄化方法において、前記酸
化剤として次亜塩素酸ナトリウムを用い、循環水量に対
して有効塩素濃度として0.2〜0.4〔mg/リットル〕
注入することを特徴とする塩浴槽または塩水プールの塩
水浄化方法を提供する。上記第3の観点による塩浴槽ま
たは塩水プールの塩水浄化方法では、循環水中の遊離残
留塩素を0.4〜1.0mg/リットル程度にすることがで
き、大腸菌群および一般細菌数を十分に低減できる殺菌
効果を保有しつつ、残留塩素濃度が過大となることを防
止できる。
浴槽または塩水プールの塩水浄化方法において、前記酸
化剤として次亜塩素酸ナトリウムを用い、循環水量に対
して有効塩素濃度として0.2〜0.4〔mg/リットル〕
注入することを特徴とする塩浴槽または塩水プールの塩
水浄化方法を提供する。上記第3の観点による塩浴槽ま
たは塩水プールの塩水浄化方法では、循環水中の遊離残
留塩素を0.4〜1.0mg/リットル程度にすることがで
き、大腸菌群および一般細菌数を十分に低減できる殺菌
効果を保有しつつ、残留塩素濃度が過大となることを防
止できる。
【0009】第4の観点では、本発明は、塩浴槽または
塩水プールから導出した塩水に酸化剤を注入して水中に
溶存する有機物を不溶化する酸化剤注入手段と、不溶化
した有機物を泡沫分離または濾過により除去する除去手
段とを具備したことを特徴とする塩浴槽または塩水プー
ルの塩水浄化装置を提供する。上記第4の観点による塩
浴槽または塩水プールの塩水浄化装置では、上記第1の
観点の塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法を好適に
実施できる。
塩水プールから導出した塩水に酸化剤を注入して水中に
溶存する有機物を不溶化する酸化剤注入手段と、不溶化
した有機物を泡沫分離または濾過により除去する除去手
段とを具備したことを特徴とする塩浴槽または塩水プー
ルの塩水浄化装置を提供する。上記第4の観点による塩
浴槽または塩水プールの塩水浄化装置では、上記第1の
観点の塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法を好適に
実施できる。
【0010】第5の観点では、本発明は、塩浴槽または
塩水プールから導出した塩水に酸化剤を注入して水中に
溶存する有機物を不溶化する酸化剤注入手段と、不溶化
した有機物を泡沫分離または濾過により除去する前段除
去手段と、その前段除去手段を経た後の塩水にオゾン水
を注入して残存有機物を酸化分解するオゾン水注入手段
と、生じた酸化分解物を濾過により除去する後段除去手
段とを具備したことを特徴とする塩浴槽または塩水プー
ルの塩水浄化装置を提供する。上記第5の観点による塩
浴槽または塩水プールの塩水浄化装置では、上記第2の
観点の塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法を好適に
実施できる。
塩水プールから導出した塩水に酸化剤を注入して水中に
溶存する有機物を不溶化する酸化剤注入手段と、不溶化
した有機物を泡沫分離または濾過により除去する前段除
去手段と、その前段除去手段を経た後の塩水にオゾン水
を注入して残存有機物を酸化分解するオゾン水注入手段
と、生じた酸化分解物を濾過により除去する後段除去手
段とを具備したことを特徴とする塩浴槽または塩水プー
ルの塩水浄化装置を提供する。上記第5の観点による塩
浴槽または塩水プールの塩水浄化装置では、上記第2の
観点の塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法を好適に
実施できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
【0012】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかるミネラル塩温
浴槽の塩水浄化循環装置を示す構成図である。このミネ
ラル塩温浴槽の塩水浄化循環装置100は、ミネラル塩
が溶け込んだ死海水を貯溜するミネラル塩温浴槽1と,
そのミネラル塩温浴槽1から浴槽水W1を導出するポン
プP1と,前記浴槽水W1に次亜塩素酸ナトリウムを注
入する次亜塩素酸ナトリウム注入装置2およびポンプP
2と,前記浴槽水W1が流入すると共にブロワBにより
送り込まれた空気を散気する散気管3が配設された泡沫
分離槽4と,その泡沫分離槽4から泡沫処理水W3を導
出するポンプP3と,フィルターエレメント5を内蔵し
た濾過装置6と,その濾過装置6を経た濾過水W4を温
度制御する熱交換器7とを具備して構成されている。図
2に、ミネラル塩の成分を示す。
浴槽の塩水浄化循環装置を示す構成図である。このミネ
ラル塩温浴槽の塩水浄化循環装置100は、ミネラル塩
が溶け込んだ死海水を貯溜するミネラル塩温浴槽1と,
そのミネラル塩温浴槽1から浴槽水W1を導出するポン
プP1と,前記浴槽水W1に次亜塩素酸ナトリウムを注
入する次亜塩素酸ナトリウム注入装置2およびポンプP
2と,前記浴槽水W1が流入すると共にブロワBにより
送り込まれた空気を散気する散気管3が配設された泡沫
分離槽4と,その泡沫分離槽4から泡沫処理水W3を導
出するポンプP3と,フィルターエレメント5を内蔵し
た濾過装置6と,その濾過装置6を経た濾過水W4を温
度制御する熱交換器7とを具備して構成されている。図
2に、ミネラル塩の成分を示す。
【0013】死海水は塩分濃度が淡水に比べて非常に高
いため、浸透圧の違いから発汗作用を促進し、汗が多く
死海水中に排出され、浴槽水W1は汗の成分でひどく汚
染されている。そこで、次亜塩素酸ナトリウム注入装置
2により次亜塩素酸ナトリウムを注入すると、浴槽水W
1に溶存する有機物が酸化分解されて不溶化する。次
に、泡沫分離槽4で、散気管3から50〜100μm程
度の気泡を発生させると、それらの気泡に前記不溶化し
た有機物が接触吸着されて浮上し、泡沫分離槽4の表層
に安定な泡沫層を形成する。そして、泡沫分離水W2と
して排出される。この後、濾過装置6のフィルターエレ
メント5で濾過し、さらに浄化する。なお、フィルター
エレメント5の濾材は、物理濾過の場合は例えば砂,セ
ラミック,珪藻土,カートリッジ式メッシュフィルター
であり、吸着濾過の場合は例えば活性石(麦飯石等),
活性炭である。
いため、浸透圧の違いから発汗作用を促進し、汗が多く
死海水中に排出され、浴槽水W1は汗の成分でひどく汚
染されている。そこで、次亜塩素酸ナトリウム注入装置
2により次亜塩素酸ナトリウムを注入すると、浴槽水W
1に溶存する有機物が酸化分解されて不溶化する。次
に、泡沫分離槽4で、散気管3から50〜100μm程
度の気泡を発生させると、それらの気泡に前記不溶化し
た有機物が接触吸着されて浮上し、泡沫分離槽4の表層
に安定な泡沫層を形成する。そして、泡沫分離水W2と
して排出される。この後、濾過装置6のフィルターエレ
メント5で濾過し、さらに浄化する。なお、フィルター
エレメント5の濾材は、物理濾過の場合は例えば砂,セ
ラミック,珪藻土,カートリッジ式メッシュフィルター
であり、吸着濾過の場合は例えば活性石(麦飯石等),
活性炭である。
【0014】図3は、上記ミネラル塩温浴槽の塩水浄化
循環装置100で浴槽水W1を浄化したデータを示す図
表である。測定条件を示せば、死海水のミネラル塩濃度
は20〔w/v%〕である。ミネラル塩温浴槽1の貯溜
水量は3立方メートルであり、循環水量は3.6〔立方メートル
/hour〕であり、ミネラル塩温浴槽1の貯溜水量に対す
る循環回数は1時間あたり1.2回である。次亜塩素酸
ナトリウムの注入量は有効塩素濃度0.3〔mg/リット
ル〕である。泡沫分離槽4での気液接触時間は1分20
秒であり、ブロワBからの空気送気量は150〔リットル/
min〕である。フィルターエレメント5としては、直
径60mm,長さ250mmの形状で補足粒子径50μ
mの濾材を3本使用した。濾過面積は0.141平方メー
トル、濾過速度は613m/dayである。図3から判る
ように、処理の開始から0.5時間後に色度が高くなっ
たが、それ以降は時間の経過につれて濁度と色度の両方
が低くなった。処理の開始から4.5時間後(循環回数
が5.4回後)には、浴槽水W1の濁度は0.38
〔度〕,色度は4〔度〕になり、良好な水質となった。
ちなみに、処理開始から4.5時間後までに排出された
泡沫分離水W2の水量は16.5リットルであり、当該
泡沫分離水W2の濁度は343〔度〕で、色度は204
8〔度〕であった(当該濁度,色度に相当する懸濁物が
排出されたことになる)。
循環装置100で浴槽水W1を浄化したデータを示す図
表である。測定条件を示せば、死海水のミネラル塩濃度
は20〔w/v%〕である。ミネラル塩温浴槽1の貯溜
水量は3立方メートルであり、循環水量は3.6〔立方メートル
/hour〕であり、ミネラル塩温浴槽1の貯溜水量に対す
る循環回数は1時間あたり1.2回である。次亜塩素酸
ナトリウムの注入量は有効塩素濃度0.3〔mg/リット
ル〕である。泡沫分離槽4での気液接触時間は1分20
秒であり、ブロワBからの空気送気量は150〔リットル/
min〕である。フィルターエレメント5としては、直
径60mm,長さ250mmの形状で補足粒子径50μ
mの濾材を3本使用した。濾過面積は0.141平方メー
トル、濾過速度は613m/dayである。図3から判る
ように、処理の開始から0.5時間後に色度が高くなっ
たが、それ以降は時間の経過につれて濁度と色度の両方
が低くなった。処理の開始から4.5時間後(循環回数
が5.4回後)には、浴槽水W1の濁度は0.38
〔度〕,色度は4〔度〕になり、良好な水質となった。
ちなみに、処理開始から4.5時間後までに排出された
泡沫分離水W2の水量は16.5リットルであり、当該
泡沫分離水W2の濁度は343〔度〕で、色度は204
8〔度〕であった(当該濁度,色度に相当する懸濁物が
排出されたことになる)。
【0015】比較のため、次亜塩素酸ナトリウムを注入
しない状態で運転を行ったところ、泡沫分離槽4内に安
定な泡沫層が形成されず、泡沫分離を十分に行うことが
出来なかった。
しない状態で運転を行ったところ、泡沫分離槽4内に安
定な泡沫層が形成されず、泡沫分離を十分に行うことが
出来なかった。
【0016】なお、上記ミネラル塩温浴槽の塩水浄化循
環装置100において、泡沫分離槽4の代りに、物理濾
過装置または吸着濾過装置を設置してもよい。
環装置100において、泡沫分離槽4の代りに、物理濾
過装置または吸着濾過装置を設置してもよい。
【0017】−第2の実施形態− 図4は、本発明の第2の実施形態にかかる温塩水プール
の塩水浄化循環装置を示す構成図である。この温塩水プ
ールの塩水浄化循環装置200は、ミネラル塩が溶け込
んだ死海水を貯溜する温塩水プール21と,そこから導
出したプール水W21に含まれる浮遊物を除去するヘア
キャッチャー22と,プール水W21に次亜塩素酸ナト
リウムを注入する次亜塩素酸ナトリウム注入装置23
と,プール水W21および補給水Waが流入すると共に
ブロワBから送り込まれた空気を散気する散気管24が
配設された泡沫分離槽25と,補給水Wbにミネラル塩
を溶解させるミネラル塩溶解槽26と,飽和濃度のミネ
ラル塩溶解液を貯溜する飽和水槽27と,ミネラル塩溶
解液を前記泡沫分離槽25内に注入するポンプP1と,
前記泡沫分離槽25から泡沫処理水W22を導出するポ
ンプP2と,フィルターエレメント28を内蔵した濾過
装置29と,オゾンを発生するオゾナイザー30と,前
記濾過装置29を経た濾過水W24にオゾンを吹き込み
前記泡沫処理水W22に注入するオゾン水注入装置31
と,排オゾンを処理する排オゾン装置32と,濾過水W
24を温度制御する熱交換器33とを具備して構成され
ている。
の塩水浄化循環装置を示す構成図である。この温塩水プ
ールの塩水浄化循環装置200は、ミネラル塩が溶け込
んだ死海水を貯溜する温塩水プール21と,そこから導
出したプール水W21に含まれる浮遊物を除去するヘア
キャッチャー22と,プール水W21に次亜塩素酸ナト
リウムを注入する次亜塩素酸ナトリウム注入装置23
と,プール水W21および補給水Waが流入すると共に
ブロワBから送り込まれた空気を散気する散気管24が
配設された泡沫分離槽25と,補給水Wbにミネラル塩
を溶解させるミネラル塩溶解槽26と,飽和濃度のミネ
ラル塩溶解液を貯溜する飽和水槽27と,ミネラル塩溶
解液を前記泡沫分離槽25内に注入するポンプP1と,
前記泡沫分離槽25から泡沫処理水W22を導出するポ
ンプP2と,フィルターエレメント28を内蔵した濾過
装置29と,オゾンを発生するオゾナイザー30と,前
記濾過装置29を経た濾過水W24にオゾンを吹き込み
前記泡沫処理水W22に注入するオゾン水注入装置31
と,排オゾンを処理する排オゾン装置32と,濾過水W
24を温度制御する熱交換器33とを具備して構成され
ている。
【0018】前記次亜塩素酸ナトリウム注入装置23と
前記泡沫分離槽25とが前段処理部201を構成し、前
記濾過装置29とオゾン水注入装置31とが後段処理部
202を構成する。
前記泡沫分離槽25とが前段処理部201を構成し、前
記濾過装置29とオゾン水注入装置31とが後段処理部
202を構成する。
【0019】死海水は塩分濃度が淡水に比べて非常に高
いため、浸透圧の違いから発汗作用を促進し、汗が多く
死海水中に排出され、プール水W21は汗の成分でひど
く汚染されている。そこで、次亜塩素酸ナトリウム注入
装置23により次亜塩素酸ナトリウムを注入すると、プ
ール水W21に溶存する有機物が酸化分解されて不溶化
する。次に、泡沫分離槽25で、散気管24から50〜
100μm程度の気泡を発生させると、それらの気泡に
前記不溶化した有機物が接触吸着されて浮上し、泡沫分
離槽25の表層に安定な泡沫層を形成する。そして、泡
沫分離水W23として排出される。
いため、浸透圧の違いから発汗作用を促進し、汗が多く
死海水中に排出され、プール水W21は汗の成分でひど
く汚染されている。そこで、次亜塩素酸ナトリウム注入
装置23により次亜塩素酸ナトリウムを注入すると、プ
ール水W21に溶存する有機物が酸化分解されて不溶化
する。次に、泡沫分離槽25で、散気管24から50〜
100μm程度の気泡を発生させると、それらの気泡に
前記不溶化した有機物が接触吸着されて浮上し、泡沫分
離槽25の表層に安定な泡沫層を形成する。そして、泡
沫分離水W23として排出される。
【0020】次に、オゾン水注入装置31により泡沫処
理水W22にオゾンを吹き込んで、前記前段処理部20
1で分離除去できなかった残存有機物を酸化分解する。
オゾン注入率は、例えば0.2〜0.4〔mg/リットル〕
であり、好ましくは0.3〔mg/リットル〕程度である。
このようなオゾン注入率とすることで、濾過水W24中
にオゾンを残留させずに有機物を十分に酸化分解するこ
とが出来る。
理水W22にオゾンを吹き込んで、前記前段処理部20
1で分離除去できなかった残存有機物を酸化分解する。
オゾン注入率は、例えば0.2〜0.4〔mg/リットル〕
であり、好ましくは0.3〔mg/リットル〕程度である。
このようなオゾン注入率とすることで、濾過水W24中
にオゾンを残留させずに有機物を十分に酸化分解するこ
とが出来る。
【0021】この後、濾過装置29のフィルターエレメ
ント28で濾過し、前記泡沫分離槽25で除去されなか
った有機物を除去する。なお、フィルターエレメント2
8の濾材は、例えば50〜100μmのメッシュサイズ
を有するカートリッジ式細目メッシュフィルターであ
る。前記前段処理部201で濁質や有機物の大部分が除
去されているので、フィルターエレメント28が短期間
で目詰まりすることがなく、フィールターエレメント2
8の交換頻度を少なくできる。以上の塩水浄化循環装置
200によれば、前段処理部201と後段処理部202
とで2段階処理することにより、プール利用者数が一時
的に増加した場合のような急激な負荷変動に対しても水
質基準を満足することが可能となる。
ント28で濾過し、前記泡沫分離槽25で除去されなか
った有機物を除去する。なお、フィルターエレメント2
8の濾材は、例えば50〜100μmのメッシュサイズ
を有するカートリッジ式細目メッシュフィルターであ
る。前記前段処理部201で濁質や有機物の大部分が除
去されているので、フィルターエレメント28が短期間
で目詰まりすることがなく、フィールターエレメント2
8の交換頻度を少なくできる。以上の塩水浄化循環装置
200によれば、前段処理部201と後段処理部202
とで2段階処理することにより、プール利用者数が一時
的に増加した場合のような急激な負荷変動に対しても水
質基準を満足することが可能となる。
【0022】なお、上記温塩水プールの塩水浄化循環装
置200において、泡沫分離槽25の代りに、物理濾過
装置または吸着濾過装置を設置してもよい。
置200において、泡沫分離槽25の代りに、物理濾過
装置または吸着濾過装置を設置してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明の塩浴槽または塩水プールの塩水
浄化方法および装置によれば、浸透圧の違いによる発汗
促進作用により塩水中に多量に浸出した汗の成分を十分
に除去でき、水質を長時間に亘って安定に維持すること
ができる。このため、塩水の交換量や交換頻度を少なく
して、維持管理コストを低減することが出来る。
浄化方法および装置によれば、浸透圧の違いによる発汗
促進作用により塩水中に多量に浸出した汗の成分を十分
に除去でき、水質を長時間に亘って安定に維持すること
ができる。このため、塩水の交換量や交換頻度を少なく
して、維持管理コストを低減することが出来る。
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるミネラル塩温
浴槽の塩水浄化循環装置を示す構成図である。
浴槽の塩水浄化循環装置を示す構成図である。
【図2】ミネラル塩の成分を示す図表である。
【図3】図1のミネラル塩温浴槽の塩水浄化循環装置に
よる処理結果を示す図表である。
よる処理結果を示す図表である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる温塩水プール
の塩水浄化循環装置を示す構成図である。
の塩水浄化循環装置を示す構成図である。
【図5】従来の浴槽の水浄化循環装置の一例を示す構成
図である。
図である。
【図6】汗の成分を示す図表である。
100,200 塩水浄化循環装置 1 ミネラル塩温浴槽 21 温塩水プール 2,23 次亜塩素酸ナトリウム注入装置 4,25 泡沫分離槽 6,29 濾過装置 31 オゾン水注入装置 201 前段処理部 202 後段処理部 W1 浴槽水 W21 プール水
Claims (5)
- 【請求項1】 塩浴槽または塩水プールから塩水を導出
し、酸化剤を注入して塩水中に溶存する有機物を不溶化
し、泡沫分離または濾過により除去することを特徴とす
る塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法。 - 【請求項2】 塩浴槽または塩水プールから塩水を導出
し、酸化剤を注入して塩水中に溶存する有機物を不溶化
し、泡沫分離または濾過により除去する前段処理と、そ
の前段処理を経た塩水にオゾン水を注入して残存有機物
を酸化分解し、濾過により除去する後段処理とを有する
ことを特徴とする塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方
法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の塩浴槽
または塩水プールの塩水浄化方法において、前記酸化剤
として次亜塩素酸ナトリウムを用い、循環水量に対して
有効塩素濃度として0.2〜0.4〔mg/リットル〕注入
することを特徴とする塩浴槽または塩水プールの塩水浄
化方法。 - 【請求項4】 塩浴槽または塩水プールから導出した塩
水に酸化剤を注入して水中に溶存する有機物を不溶化す
る酸化剤注入手段と、不溶化した有機物を泡沫分離また
は濾過により除去する除去手段とを具備したことを特徴
とする塩浴槽または塩水プールの塩水浄化装置。 - 【請求項5】 塩浴槽または塩水プールから導出した塩
水に酸化剤を注入して水中に溶存する有機物を不溶化す
る酸化剤注入手段と、不溶化した有機物を泡沫分離また
は濾過により除去する前段除去手段と、その前段除去手
段を経た後の塩水にオゾン水を注入して残存有機物を酸
化分解するオゾン水注入手段と、生じた酸化分解物を濾
過により除去する後段除去手段とを具備したことを特徴
とする塩浴槽または塩水プールの塩水浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10088773A JPH11285693A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10088773A JPH11285693A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285693A true JPH11285693A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13952184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10088773A Pending JPH11285693A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 塩浴槽または塩水プールの塩水浄化方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285693A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001038419A1 (en) * | 1999-11-29 | 2001-05-31 | General Electric Company | Method and apparatus for the production of polycarbonates with brine recycling |
| JP2003502154A (ja) * | 1999-06-18 | 2003-01-21 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | 水中の有機化合物を分解する方法 |
| KR20030079633A (ko) * | 2002-04-03 | 2003-10-10 | 김성호 | 각종 유독 성분이 제거된 천일염 제조방법 |
| KR100423265B1 (ko) * | 2002-02-25 | 2004-03-18 | 김성호 | 항염증과 방부성분과 제독성분을 지닌 약초를 이용한활어의 보존 및 양식수 제조방법 |
| CN102225014A (zh) * | 2011-06-23 | 2011-10-26 | 天津市澧沛佳海水娱乐工程有限公司 | 海水按摩浴缸 |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP10088773A patent/JPH11285693A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003502154A (ja) * | 1999-06-18 | 2003-01-21 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | 水中の有機化合物を分解する方法 |
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| US6340736B1 (en) | 1999-11-29 | 2002-01-22 | General Electric Company | Method and apparatus for the production of polycarbonates with brine recycling |
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| KR20030079633A (ko) * | 2002-04-03 | 2003-10-10 | 김성호 | 각종 유독 성분이 제거된 천일염 제조방법 |
| CN102225014A (zh) * | 2011-06-23 | 2011-10-26 | 天津市澧沛佳海水娱乐工程有限公司 | 海水按摩浴缸 |
| CN102225014B (zh) | 2011-06-23 | 2012-10-03 | 天津市澧沛佳海水娱乐工程有限公司 | 海水按摩浴缸 |
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| A621 | Written request for application examination |
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|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061220 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070703 |