JPH11285977A - 回転切断砥石 - Google Patents

回転切断砥石

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JPH11285977A
JPH11285977A JP10088889A JP8888998A JPH11285977A JP H11285977 A JPH11285977 A JP H11285977A JP 10088889 A JP10088889 A JP 10088889A JP 8888998 A JP8888998 A JP 8888998A JP H11285977 A JPH11285977 A JP H11285977A
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JP
Japan
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abrasive grains
sharpness
degree
wear
surface layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP10088889A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Iwata
邦裕 岩田
Masanori Matsukawa
正範 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Noritake Diamond Industries Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Noritake Diamond Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd, Noritake Diamond Industries Co Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥石の使用初期における砥粒の目替わりを早
め、外周側表層部の切れ味を上げることによって、使用
初期における切れ味低下を少なくし、かつ切れ味低下期
間を短縮する。 【解決手段】 切断砥石10は、スリット11を等間隔
で設けた台金12の外周面にセグメントチップ13を固
着し、このセグメントチップ13の、表層部13aと内
側部13bとの境界面13cをセグメントチップ13の
回転方向に沿って傾斜面となるように形成し、この境界
面13cより外側の表層部13aのダイヤモンド砥粒の
集中度を12とし、内側部13bのダイヤモンド砥粒の
集中度を18として、表層部13aの磨耗度を内側部1
3bの磨耗度より大きくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石材、コンクリー
ト、耐火物などの切断に用いられる回転切断砥石に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、CBN(立方晶窒化ホウ素)
砥粒やダイヤモンド砥粒などの超砥粒を樹脂やメタルや
ビトリファイドなどのボンドで固めた超砥粒チップを台
金の外周に複数個取り付けた回転切断砥石が、石材、コ
ンクリート、耐火物などの切断に用いられている。
【0003】このような切断砥石には、切れ味に優れ、
しかもその切れ味が使用の初期から長期にわたって安定
的に持続することが要求される。ところが、図7の
(a)に示すように、砥石の新品時のチップ面は完全砥
粒Daが多いので、砥石の使用はじめのときは切れ味は
良いが、切断作業の進行に伴い切れ味が低下する。その
原因は、切断作業の進行に伴って砥粒が磨耗し、図7の
(b)に示すように、鋭利さが失われた磨滅砥粒Dbが
抵抗となって切れ味を低下せるためである。
【0004】しかし、切れ味が低下した後、さらに切断
作業を続けると、図7の(c)に示すように、磨滅砥粒
Dbは脱落し、一方で砥粒の目替わりが生じて新しい完
全砥粒Daが出現して切れ刃となるので、再び切れ味は
良くなって、以後は安定した切断作業を続けることがで
きるようになる。
【0005】ところが、実際の切断作業時に、上記の砥
石の切れ味の変化の過程を把握していないと、使用初期
に砥石の切れ味が悪くなったときに、作業者が切れ味の
低下による砥石のドレッシング時期と誤って判断してし
まうことがあり、結果として砥石の寿命を低下させる原
因となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような砥粒の磨滅
による砥石の切れ味の低下を抑制する対策として、特願
平8−312040号において本出願人は、ダイヤモン
ド砥粒層とCBN砥粒層を区画形成し、低破砕性砥粒で
あるダイヤモンド砥粒の保持力をCBN砥粒の保持力の
60〜95%とした超砥粒砥石を提案した。このような
構造によって、使用に伴い先にダイヤモンド砥粒が脱落
して遊離状態となり、この遊離したダイヤモンド砥粒が
ダイヤモンド砥粒よりも高破砕性を有し未脱落のCBN
砥粒に衝突し、CBN砥粒の一部を破壊して鋭利な状態
とする。これによって、磨滅砥粒による切れ味の低下を
抑制することができる。
【0007】しかしながらこの場合でも、砥石の使用は
じめにおける切れ味とその後の使用初期における切れ味
の差は依然として存在するので、切れ味低下時にドレッ
シング時期と誤って判断することを完全になくすことは
できない。また、切れ味が安定するまでの時間が短縮さ
れるわけでもない。
【0008】本発明が解決すべき課題は、砥石の使用初
期における砥粒の目替わりを早め、外周側表層部の切れ
味を上げることによって、使用初期における切れ味低下
を少なくし、かつ切れ味低下期間を短縮することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回転切断砥石
は、台金の外周に複数個の超砥粒チップを取り付けた回
転切断砥石において、前記超砥粒チップの外周側表層部
の磨耗度を内側部の磨耗度よりも大きくしたことを特徴
とする。
【0010】超砥粒チップの外周側表層部の磨耗度を内
側部の磨耗度よりも大きくすることにより、砥石の使用
初期において外周側表層部の磨耗が早く進み、砥粒の目
替わりが早く生じる。これにより、使用初期における切
れ味低下の期間が短縮されて切れ味安定期に早く達する
ことができるとともに、ドレッシング時期と誤って判断
することも防止できる。
【0011】外周側表層部と内側部の磨耗度の差異は、
被切断物の種類や切断加工条件によって異なるが、たと
えば被切断物が石材、コンクリート、耐火物で、砥石の
外径が1000〜1500mm、回転周速度が20〜4
0m/secの場合は、内側部の磨耗度に対する外周側
表層部の磨耗度の割合が150〜200%の範囲である
のが好ましい。この割合が150%未満であると、砥粒
の目替わりを早くすることができずに磨滅砥粒ばかりと
なり、200%超になると、砥粒保持力が低下し脱落し
てしまう。
【0012】内側部より磨耗度を大きくする外周側表層
部の厚みは、砥粒径の2倍以上とするのが望ましい。そ
の理由を図5及び図6を参照して説明する。図5は砥石
の使用経過と切れ味の関係を定性的に示す図であり、図
6は砥石使用の各時点における砥粒の磨滅と脱落の状態
を模式的に示す図である。図5のの時点では図6の
(a)に示すように、完全砥粒が多いので切れ味がよ
い。図5のの時点では図6の(b)に示すように、完
全砥粒が磨滅砥粒となり切れ味が悪くなる。図5のの
時点では図6の(c)に示すように、磨滅砥粒が脱落し
始め切れ味が回復し始めるものの、まだ切れ味が悪い。
図5のの時点では図6の(d)に示すように、の時
点であった磨滅砥粒が脱落するので切れ味がよくなる
が、まだ不安定である。図5のの時点になると図6の
(e)に示すように、砥粒が2層目に目替わりしたこと
になり、この時点以降、切れ味が安定する。すなわち、
1層目の砥粒の目替わりが終わって切れ味が安定するの
は、チップ表面から少なくとも砥粒径以上の厚みの磨耗
が進んだ時点となるので、外周側表層部の厚みを砥粒径
の2倍以上とする。これにより、1層目の砥粒の目替わ
りが終わって切れ味が安定する時期と外周側表層部が磨
耗して内側部に移行する時期がほぼ同じとなり、使用初
期から切れ味安定期までを通じて良好な切れ味を得るこ
とができる。
【0013】ここで、前記磨耗度の差異を設ける外周側
表層部と内側部との境界面を、超砥粒チップの回転方向
およびまたは幅方向に沿って傾斜面となるように形成す
ることができる。境界面を傾斜面とすることによって、
砥石の使用初期における砥粒層の磨耗度の変化および砥
粒の目替わりの生じかたの変化が緩やかとなり、切れ味
安定期に円滑に移行する。
【0014】外周側表層部の磨耗度を内側部の磨耗度よ
りも大きくすることは、外周側表層部の砥粒の集中度を
内側部の砥粒の集中度より小さくするか、あるいは外周
側表層部の結合剤の強度を内側部の結合剤の強度より小
さくすることにより達成することができる。砥粒の集中
度を小さくすると、砥粒1粒あたりにかかる負荷が大き
くなるため、砥粒が脱落しやすくなる。また、結合剤の
強度を小さくすると、砥粒保持力が低下し、早く砥粒が
脱落するようになる。
【0015】砥粒の集中度を調節する場合は、外周側表
層部の砥粒の集中度を、内側部の砥粒の集中度の60〜
90%とするのが好ましい。内側部に対する外周側表層
部の砥粒の集中度の割合が60%未満であると、作用す
る砥粒が著しく少なくなるため、最初から切れ味不足と
なり、一方90%超になると、内側部との差が小さくな
り、砥粒が脱落せずに切れ味安定期への移行が遅くな
る。
【0016】また、結合剤の強度を調節する場合は、外
周側表層部の結合剤の強度を、内側部の結合剤の強度の
60〜90%とするのが好ましい。内側部に対する外周
側表層部の結合剤の強度の割合が60%未満であると、
砥粒の保持力が著しく低下して切れ味不足となり、一方
90%超になると、内側部との差が小さくなり、砥粒が
脱落せずに切れ味安定期への移行が遅くなる。
【0017】本発明の回転切断砥石において使用する超
砥粒は、従来公知のダイヤモンド砥粒、CBN砥粒など
を使用することができ、また使用するボンドも従来公知
のレジンボンド、メタルボンド、ビトリファイドボンド
などを使用することができる。また、超砥粒チップの形
状や台金への接着構造も従来公知の種々の形状や接着構
造を採用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
切断砥石の正面図、図2は図1の部分拡大図である。本
実施形態の切断砥石10は、スリット11を等間隔で設
けた台金12の外周面にセグメントチップ13を固着
し、このセグメントチップ13の、外周側表層部の磨耗
度を内側部の磨耗度よりも大きくしたものである。
【0019】切断砥石10の各部の寸法は、台金12の
外径1005mm、同厚み5mm、セグメントチップ1
3の数80個、同長さ25mm、同高さ15mm、同厚
み7.5mmである。
【0020】本実施形態の切断砥石10においては、セ
グメントチップ13の磨耗度の差異を設ける表層部13
aと内側部13bとの境界面13cを、図2に示すよう
に、セグメントチップ13の回転方向に沿って傾斜面と
なるように形成し、この境界面13cより外側の表層部
13aのダイヤモンド砥粒の集中度を12とし、内側部
13bのダイヤモンド砥粒の集中度を18として、表層
部13aの磨耗度を内側部13bの磨耗度より大きくし
ている。
【0021】このように、傾斜面とした境界面13cを
境にして表層部13aの磨耗度を内側部13bの磨耗度
より大きくしたことにより、切断砥石10の使用初期に
おける砥粒層の磨耗が早くなって砥粒の目替わりが早く
生じ、かつ、磨耗度の変化および砥粒の目替わりの生じ
かたの変化が緩やかとなり、早い時期に安定した切断作
業に円滑に移行することができた。
【0022】図3は切断砥石10の使用初期におけるセ
グメントチップ13の磨耗の状態を示す図であり、同図
の(a)は新品の状態、(b)は使用初期の中間期の状
態、(c)は切れ味安定期の状態をそれぞれ示す。
【0023】同図の(a)に示す状態の新品の切断砥石
10を使用しはじめると、表層部13aが磨耗し、同図
の(b)に示す中間状態を経て同図の(c)に示す安定
状態となる。このとき、表層部13aと内側部13bと
の境界面13cが、回転方向に沿って傾斜面となってい
るので、磨耗の急激な変化はなく、安定状態に円滑に移
行する。
【0024】本発明の切断砥石の効果を確認するため、
図1および図2に示した切断砥石10と、砥粒集中度の
差異以外は切断砥石10と同じ仕様の従来の切断砥石を
用いて切断作業を行い、切れ味の変化を調査した。 〔切断作業条件〕 切断機 :門型切断機 被切断材 :白御影石 寸法2000×300×600
mm 砥石回転数:480rpm 切込深さ :5mm 総切込300mm 送り速度 :3000mm/min
【0025】図4は切断実験結果を示す図であり、横軸
は使用経過、縦軸は切れ味の程度を表す。同図に示すよ
うに、本実施形態の切断砥石10の場合は、使用初期に
おける切れ味の低下が少なく、しかも早い時点で切れ味
安定期に円滑に移行している。これに対し従来の砥石で
は、使用初期における切れ味の低下が大きく、切れ味安
定期への移行も遅い。
【0026】さらに、表層部13aと内側部13bの砥
粒の集中度、結合剤の強度を種々変えて実験した結果、
内側部の磨耗度に対する外周側表層部の磨耗度の割合が
150〜200%の範囲にあるとき、使用初期における
良好な切れ味と切れ味安定期への早期円滑な移行を確実
に達成できることが確認できた。
【0027】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0028】(1)超砥粒チップの外周側表層部の磨耗
度を内側部の磨耗度よりも大きくすることによって、使
用初期における切れ味の低下が少なく、しかも早い時点
で切れ味安定期に移行することができる。
【0029】(2)磨耗度を大きくした外周側表層部の
厚みを砥粒径の2倍以上とすることによって、1層目の
砥粒の目替わりが終わって切れ味が安定する時期と外周
側表層部が磨耗して内側部に移行する時期がほぼ同じと
なり、使用初期から切れ味安定期までを通じて良好な切
れ味を得ることができる。
【0030】(3)磨耗度の差異を設けた外周側表層部
と内側部との境界面が、超砥粒チップの回転方向および
または幅方向に沿って傾斜面となるように形成すること
によって、砥石の使用初期における砥粒層の磨耗度の変
化および砥粒の目替わりの生じかたの変化が緩やかとな
り、切れ味安定期に円滑に移行することができる。
【0031】(4)外周側表層部と内側部の砥粒の集中
度およびまたは結合剤の強度を特定の範囲に調節するこ
とによって、使用初期における良好な切れ味と切れ味安
定期への早期移行を確実に達成することができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す切断砥石の正面図
である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 図1の切断砥石の使用初期におけるセグメン
トチップの磨耗の状態を示す図である。
【図4】 切断実験結果を示す図である。
【図5】 砥石の使用経過と切れ味の関係を定性的に示
す図である。
【図6】 砥石使用の各時点における砥粒の磨滅と脱落
の状態を模式的に示す図である。
【図7】 使用初期における切れ味低下の理由を説明す
る図である。
【符号の説明】
10 切断砥石 11 スリット 12 台金 13 超砥粒チップ 13a 表層部 13b 内側部 13c 境界面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台金の外周に複数個の超砥粒チップを取
    り付けた回転切断砥石において、前記超砥粒チップの外
    周側表層部の磨耗度を内側部の磨耗度よりも大きくした
    ことを特徴とする回転切断砥石。
  2. 【請求項2】 前記外周側表層部の厚みを砥粒径の2倍
    以上とした請求項1記載の回転切断砥石。
  3. 【請求項3】 前記外周側表層部と内側部との境界面
    が、超砥粒チップの回転方向およびまたは幅方向に沿っ
    て傾斜面となるように形成した請求項1,2記載の回転
    切断砥石。
  4. 【請求項4】 前記外周側表層部と内側部とで砥粒の集
    中度およびまたは結合剤の強度に差異を設けることによ
    って磨耗度の差異を設けた請求項1〜3記載の回転切断
    砥石。
  5. 【請求項5】 前記外周側表層部の砥粒の集中度を内側
    部の砥粒の集中度の60〜90%とした請求項4記載の
    回転切断砥石。
  6. 【請求項6】 前記外周側表層部の結合剤の強度を内側
    部の砥粒の結合剤の強度の60〜90%とした請求項4
    記載の回転切断砥石。
JP10088889A 1998-04-01 1998-04-01 回転切断砥石 Pending JPH11285977A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046071A (ja) * 2000-07-31 2002-02-12 Noritake Diamond Ind Co Ltd ダイヤモンドブレードのセグメント構造
JP2016040075A (ja) * 2015-12-24 2016-03-24 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 高硬度脆性材料の研削用砥石
JP2018094646A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 株式会社ディスコ 切削ブレード
CN120228644A (zh) * 2025-05-30 2025-07-01 泉州众志新材料科技有限公司 一种高锋利度花岗岩磨边轮及其制备方法

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