JPH11286623A - 記録装置用耐汚染性コーティング剤 - Google Patents
記録装置用耐汚染性コーティング剤Info
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- JPH11286623A JPH11286623A JP10568998A JP10568998A JPH11286623A JP H11286623 A JPH11286623 A JP H11286623A JP 10568998 A JP10568998 A JP 10568998A JP 10568998 A JP10568998 A JP 10568998A JP H11286623 A JPH11286623 A JP H11286623A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー、インク等の付着に対して、従来使用
されている樹脂に比べ、耐汚染性に優れ、かつ耐熱密着
性、耐沸水性、平滑性およびある程度以上の動摩擦係数
にも優れた記録装置用コーティング剤を提供する。 【解決手段】 (A)特定のビスアルケニル置換ナジイ
ミドと、(B)シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、
ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂お
よび/またはフッ素樹脂とを必須成分として含有する記
録装置用耐汚染性コーティング剤。
されている樹脂に比べ、耐汚染性に優れ、かつ耐熱密着
性、耐沸水性、平滑性およびある程度以上の動摩擦係数
にも優れた記録装置用コーティング剤を提供する。 【解決手段】 (A)特定のビスアルケニル置換ナジイ
ミドと、(B)シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、
ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂お
よび/またはフッ素樹脂とを必須成分として含有する記
録装置用耐汚染性コーティング剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器、印刷機械等
の耐汚染性の要求される部分における塗装ないしコーテ
ィングに好適に用い得るコーティング剤に関し、さらに
具体的には主として、上記機器類の記録装置用として用
いる、耐汚染性に優れ、かつ優れた耐熱密着性、平滑性
(被膜に傷がつき難い充分な硬度)、ある程度以上の動
摩擦係数、および耐沸水性と耐水蒸気性(以下、両者を
合わせて「耐沸水性」と記す。)をも兼ね備えた被膜を
形成するコーティング剤に関する。
の耐汚染性の要求される部分における塗装ないしコーテ
ィングに好適に用い得るコーティング剤に関し、さらに
具体的には主として、上記機器類の記録装置用として用
いる、耐汚染性に優れ、かつ優れた耐熱密着性、平滑性
(被膜に傷がつき難い充分な硬度)、ある程度以上の動
摩擦係数、および耐沸水性と耐水蒸気性(以下、両者を
合わせて「耐沸水性」と記す。)をも兼ね備えた被膜を
形成するコーティング剤に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器、印刷機械等の中の、特に電子
写真方式のプリンタ、複写機、ファクシミリおよびイン
クジェット方式のプリンタ等の記録装置においては、印
刷紙が通過する際に接触する部品がトナーやインク類等
により汚染されていると、それらが印刷物に再付着し、
高品位の印刷物を得る妨げとなるため、それらの部品の
被膜には、耐汚染性が必要である。従来、このような耐
汚染性が要求される記録装置の塗装ないしコーティング
には、清掃性に優れ、トナー類、インク類等の付着物を
拭取りにより容易に除去できるフッ素樹脂、あるいはフ
ッ素樹脂にシリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂または
ポリスルホン樹脂を配合したコーティング剤、あるいは
シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂にシリコーンオイ
ルを配合したコーティング剤が広く用いられていた。
写真方式のプリンタ、複写機、ファクシミリおよびイン
クジェット方式のプリンタ等の記録装置においては、印
刷紙が通過する際に接触する部品がトナーやインク類等
により汚染されていると、それらが印刷物に再付着し、
高品位の印刷物を得る妨げとなるため、それらの部品の
被膜には、耐汚染性が必要である。従来、このような耐
汚染性が要求される記録装置の塗装ないしコーティング
には、清掃性に優れ、トナー類、インク類等の付着物を
拭取りにより容易に除去できるフッ素樹脂、あるいはフ
ッ素樹脂にシリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂または
ポリスルホン樹脂を配合したコーティング剤、あるいは
シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂にシリコーンオイ
ルを配合したコーティング剤が広く用いられていた。
【0003】しかしながらフッ素樹脂を用いた場合の被
膜は耐熱密着性が劣り、また、基剤への密着性が不十分
なため、下塗りが必要となるといった問題があった。さ
らに、最近の技術革新に伴い、印刷の高速化に対応する
ために、紙送り部分に使われる部品には表面の平滑性
(被膜に傷がつき難い充分な硬度)が求められ、また、
印刷物の耐水性を高めるための耐水処理剤噴射工程周辺
に用いられる部品には、耐沸水性も要求されるようにな
ってきたが、上記のような従来の耐汚染性樹脂の平滑性
や耐沸水性では不十分であった。
膜は耐熱密着性が劣り、また、基剤への密着性が不十分
なため、下塗りが必要となるといった問題があった。さ
らに、最近の技術革新に伴い、印刷の高速化に対応する
ために、紙送り部分に使われる部品には表面の平滑性
(被膜に傷がつき難い充分な硬度)が求められ、また、
印刷物の耐水性を高めるための耐水処理剤噴射工程周辺
に用いられる部品には、耐沸水性も要求されるようにな
ってきたが、上記のような従来の耐汚染性樹脂の平滑性
や耐沸水性では不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような従来の耐汚染性樹脂の問題点を解決して、耐汚
染性をさらに高めるとともに、最近の記録装置の技術革
新に対応する耐熱密着性、平滑性(高硬度)、ある程度
以上の動摩擦係数および耐沸水性に優れた被膜を形成し
得るコーティング剤を提供することにある。
のような従来の耐汚染性樹脂の問題点を解決して、耐汚
染性をさらに高めるとともに、最近の記録装置の技術革
新に対応する耐熱密着性、平滑性(高硬度)、ある程度
以上の動摩擦係数および耐沸水性に優れた被膜を形成し
得るコーティング剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の本
発明の目的を達成すべく鋭意研究した結果、アルケニル
置換ナジイミドをベースにし、それに特定の樹脂を配合
したコーティング剤が、硬化により優れた耐汚染性を有
し、かつ優れた耐熱密着性、平滑性(高硬度)、ある程
度以上の動摩擦係数および耐沸水性をも兼ね備えた被膜
となることを見出して本発明を完成した。
発明の目的を達成すべく鋭意研究した結果、アルケニル
置換ナジイミドをベースにし、それに特定の樹脂を配合
したコーティング剤が、硬化により優れた耐汚染性を有
し、かつ優れた耐熱密着性、平滑性(高硬度)、ある程
度以上の動摩擦係数および耐沸水性をも兼ね備えた被膜
となることを見出して本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、(A)一般式
[1]
[1]
【化2】 [ここで、R1、R2はそれぞれ独立に選ばれた水素また
はメチル基、R3は−CpH2p−(ただし、pは2〜20
の整数)で表されるアルキレン基、C5〜C8のシクロア
ルキレン基、−{(CqH2qO)t(CrH2rO)uCsH
2s}−(ただし、q、r、sはそれぞれ独立に選ばれた2
〜6の整数、tは0または1の整数、uは1〜30の整
数)で表されるポリオキシアルキレン基、C6〜C12の
二価の芳香族基、−(R)a−C6H4−R´−(ただ
し、aは0または1の整数、R、R´は少なくとも一方
が独立に選ばれた、C1〜C4のアルキレン基またはC5
〜C8のシクロアルキレン基)で表されるアルキレン・
フェニレン基またはアルキレン・フェニレン・アルキレ
ン基、−C6H4−T−C6H4−{ただし、Tは−CH2
−、−C(CH3)2−、−CO−、−O−、−OC6H4
C(CH3)2C6H4O−、−S−、−SO2−}で表され
る基またはこれらの基の1〜3個の水素を水酸基で置換
した基]で表されるビスアルケニル置換ナジイミドと、
(B)シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、ポリスル
ホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂およびフッ
素樹脂から選ばれた少なくとも一種の樹脂とを必須の樹
脂成分として含有することを特徴とする記録装置用耐汚
染性コーティング剤に存する。
はメチル基、R3は−CpH2p−(ただし、pは2〜20
の整数)で表されるアルキレン基、C5〜C8のシクロア
ルキレン基、−{(CqH2qO)t(CrH2rO)uCsH
2s}−(ただし、q、r、sはそれぞれ独立に選ばれた2
〜6の整数、tは0または1の整数、uは1〜30の整
数)で表されるポリオキシアルキレン基、C6〜C12の
二価の芳香族基、−(R)a−C6H4−R´−(ただ
し、aは0または1の整数、R、R´は少なくとも一方
が独立に選ばれた、C1〜C4のアルキレン基またはC5
〜C8のシクロアルキレン基)で表されるアルキレン・
フェニレン基またはアルキレン・フェニレン・アルキレ
ン基、−C6H4−T−C6H4−{ただし、Tは−CH2
−、−C(CH3)2−、−CO−、−O−、−OC6H4
C(CH3)2C6H4O−、−S−、−SO2−}で表され
る基またはこれらの基の1〜3個の水素を水酸基で置換
した基]で表されるビスアルケニル置換ナジイミドと、
(B)シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、ポリスル
ホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂およびフッ
素樹脂から選ばれた少なくとも一種の樹脂とを必須の樹
脂成分として含有することを特徴とする記録装置用耐汚
染性コーティング剤に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の樹脂組成物につい
てさらに詳細に説明する。本発明のコーティング剤に用
いられる(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドと
しては、特開昭59−80662号公報、特開昭60−
178862号公報、特開昭61−18761号公報、
特開昭63−170358号公報等に記載されている公
知のアルケニル置換ナジイミド、特許第2729565
号に係る種々のアルケニル置換ナジイミドを用いること
ができ、一般に、一般式[1]
てさらに詳細に説明する。本発明のコーティング剤に用
いられる(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドと
しては、特開昭59−80662号公報、特開昭60−
178862号公報、特開昭61−18761号公報、
特開昭63−170358号公報等に記載されている公
知のアルケニル置換ナジイミド、特許第2729565
号に係る種々のアルケニル置換ナジイミドを用いること
ができ、一般に、一般式[1]
【化3】 [ここで、R1、R2はそれぞれ独立に選ばれた水素また
はメチル基、R3は−CpH2p−(ただし、pは2〜20
の整数)で表されるアルキレン基、C5〜C8のシクロア
ルキレン基、−{(CqH2qO)t(CrH2rO)uCsH
2s}−(ただし、q、r、sはそれぞれ独立に選ばれた2
〜6の整数、tは0または1の整数、uは1〜30の整
数)で表されるポリオキシアルキレン基、C6〜C12の
二価の芳香族基、−(R)a−C6H4−R´−(ただ
し、aは0または1の整数、R、R´は少なくとも一方
が独立に選ばれた、C1〜C4のアルキレン基またはC5
〜C8のシクロアルキレン基)で表されるアルキレン・
フェニレン基またはアルキレン・フェニレン・アルキレ
ン基、−C6H4−T−C6H4−{ただし、Tは−CH2
−、−C(CH3)2−、−CO−、−O−、−OC6H4
C(CH3)2C6H4O−、−S−、−SO2−}で表され
る基またはこれらの基の1〜3個の水素を水酸基で置換
した基]で表されるビスアルケニル置換ナジイミドが用
いられる。このビスアルケニル置換ナジイミドは、一般
に対応するアルケニル置換ナジック酸もしくはそれらの
酸無水物とジアミンの反応によって合成される。
はメチル基、R3は−CpH2p−(ただし、pは2〜20
の整数)で表されるアルキレン基、C5〜C8のシクロア
ルキレン基、−{(CqH2qO)t(CrH2rO)uCsH
2s}−(ただし、q、r、sはそれぞれ独立に選ばれた2
〜6の整数、tは0または1の整数、uは1〜30の整
数)で表されるポリオキシアルキレン基、C6〜C12の
二価の芳香族基、−(R)a−C6H4−R´−(ただ
し、aは0または1の整数、R、R´は少なくとも一方
が独立に選ばれた、C1〜C4のアルキレン基またはC5
〜C8のシクロアルキレン基)で表されるアルキレン・
フェニレン基またはアルキレン・フェニレン・アルキレ
ン基、−C6H4−T−C6H4−{ただし、Tは−CH2
−、−C(CH3)2−、−CO−、−O−、−OC6H4
C(CH3)2C6H4O−、−S−、−SO2−}で表され
る基またはこれらの基の1〜3個の水素を水酸基で置換
した基]で表されるビスアルケニル置換ナジイミドが用
いられる。このビスアルケニル置換ナジイミドは、一般
に対応するアルケニル置換ナジック酸もしくはそれらの
酸無水物とジアミンの反応によって合成される。
【0008】上記一般式[1]で表されるビスアルケニ
ル置換ナジイミドとしてはジアミンが脂肪族ジアミンで
あるN,N′−エチレン−ビス(アリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド)、N,N′−トリメチレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)、N,N′−ヘキサメチレン−ビス(アリル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド)、N,N′−ドデカメチレン−ビス
(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)等;ジアミンが芳香族ジ
アミンであるN,N′−p−フェニレン−ビス(アリル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド)、N,N′−m−フェニレン−ビス
(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)、ビス{4−(アリルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボキシイミド)フェニル}メタン、ビス{4−(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)フェニル}エーテル等;ジアミン
が 〈アルキレン・〉フェニレン・アルキレンジアミン
であるN,N′−p−キシリレン−ビス(アリルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド)、N,N′−m−キシリレン−ビス(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)等;ジアミンがアルキレン・フェ
ニレンジアミンであるN,N′−(o−フェニレン)メ
チレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−
5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−
(p−フェニレン)エチレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)等があげられる。
ル置換ナジイミドとしてはジアミンが脂肪族ジアミンで
あるN,N′−エチレン−ビス(アリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド)、N,N′−トリメチレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)、N,N′−ヘキサメチレン−ビス(アリル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド)、N,N′−ドデカメチレン−ビス
(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)等;ジアミンが芳香族ジ
アミンであるN,N′−p−フェニレン−ビス(アリル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド)、N,N′−m−フェニレン−ビス
(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)、ビス{4−(アリルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボキシイミド)フェニル}メタン、ビス{4−(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)フェニル}エーテル等;ジアミン
が 〈アルキレン・〉フェニレン・アルキレンジアミン
であるN,N′−p−キシリレン−ビス(アリルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド)、N,N′−m−キシリレン−ビス(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)等;ジアミンがアルキレン・フェ
ニレンジアミンであるN,N′−(o−フェニレン)メ
チレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−
5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−
(p−フェニレン)エチレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)等があげられる。
【0009】勿論、ここに例示した化合物のアリル基を
メタリル基で置き換えたもの、あるいは上に例示した化
合物ならびに前記したそれらのメタリル置換体のノルボ
ルネン環の一つの水素原子がメチル基で置換された化合
物も本発明で使用され得る化合物として例示され得る。
メタリル基で置き換えたもの、あるいは上に例示した化
合物ならびに前記したそれらのメタリル置換体のノルボ
ルネン環の一つの水素原子がメチル基で置換された化合
物も本発明で使用され得る化合物として例示され得る。
【0010】これらのビスアルケニル置換ナジイミドは
単独で用いても良いし複数種を混合して用いても良い。
また、これらのビスアルケニル置換ナジイミドはオリゴ
マーとして用いても差し支えない。本発明では、「ビス
アルケニル置換ナジイミド」は、そのオリゴマーも含め
た意味で用いる。
単独で用いても良いし複数種を混合して用いても良い。
また、これらのビスアルケニル置換ナジイミドはオリゴ
マーとして用いても差し支えない。本発明では、「ビス
アルケニル置換ナジイミド」は、そのオリゴマーも含め
た意味で用いる。
【0011】また、本発明のコーティング剤に用いられ
る(B)成分のシリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、
ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂お
よびフッ素樹脂としては、公知の種々のものを用いるこ
とができる。その具体例を示せば、シリコーン樹脂とし
ては、メチルポリシロキサン樹脂、メチルフェニルポリ
シロキサン樹脂およびメチル水素ポリシロキサン樹脂
等、変性シリコーン樹脂としては、エポキシ変性シリコ
ーン樹脂、ポリエステル変性シリコーン樹脂、アクリル
変性シリコーン樹脂およびフェノール変性シリコーン樹
脂等、ポリスルホン樹脂としては、ポリスルホン樹脂、
ポリアリールスルホン樹脂およびポリエーテルスルホン
樹脂等、フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン
・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロ
エチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレ
ン・エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン樹脂およびポリビニリデンフルオライド樹脂等があげ
られる。これらの(B)成分の各樹脂は、それぞれ単独
で用いても良いし、複数種を混合して用いても良い。
る(B)成分のシリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、
ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂お
よびフッ素樹脂としては、公知の種々のものを用いるこ
とができる。その具体例を示せば、シリコーン樹脂とし
ては、メチルポリシロキサン樹脂、メチルフェニルポリ
シロキサン樹脂およびメチル水素ポリシロキサン樹脂
等、変性シリコーン樹脂としては、エポキシ変性シリコ
ーン樹脂、ポリエステル変性シリコーン樹脂、アクリル
変性シリコーン樹脂およびフェノール変性シリコーン樹
脂等、ポリスルホン樹脂としては、ポリスルホン樹脂、
ポリアリールスルホン樹脂およびポリエーテルスルホン
樹脂等、フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン
・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロ
エチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレ
ン・エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン樹脂およびポリビニリデンフルオライド樹脂等があげ
られる。これらの(B)成分の各樹脂は、それぞれ単独
で用いても良いし、複数種を混合して用いても良い。
【0012】本発明のコーティング剤においては、
(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドの含有割合
を、当該コーティング剤を硬化して得られる被膜の所望
の物性に応じて任意に選択することができるが、一般に
(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドの含有割合
を、(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドと
(B)成分の各樹脂の合計重量に対して10〜90重量
%とするのが適当である。(A)成分であるビスアルケ
ニル置換ナジイミドの割合が90重量%を越えると
(B)成分の種類にもよるが一般に得られる被膜の耐熱
密着性が低下し好ましくなく、また10重量%未満にな
ると(A)成分であるビスアルケニル置換ナジイミドを
添加することによる効果が充分に認められない。
(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドの含有割合
を、当該コーティング剤を硬化して得られる被膜の所望
の物性に応じて任意に選択することができるが、一般に
(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドの含有割合
を、(A)成分のビスアルケニル置換ナジイミドと
(B)成分の各樹脂の合計重量に対して10〜90重量
%とするのが適当である。(A)成分であるビスアルケ
ニル置換ナジイミドの割合が90重量%を越えると
(B)成分の種類にもよるが一般に得られる被膜の耐熱
密着性が低下し好ましくなく、また10重量%未満にな
ると(A)成分であるビスアルケニル置換ナジイミドを
添加することによる効果が充分に認められない。
【0013】また、本発明のコーティング剤において
は、上記必須の樹脂成分である(A)成分のビスアルケ
ニル置換ナジイミドおよび(B)成分の各樹脂に加え
て、必要に応じて、カーボンブラック、金属酸化物等の
着色顔料および硫酸バリウム、タルク、雲母粉等の体質
顔料等の顔料を適宜配合することができる。これらの顔
料の配合割合は、必須の樹脂成分の合計重量に対して5
0重量%以下が適当である。50重量%を越えると耐汚
染性の効果が低下する。また、必要に応じて、分散剤、
沈降防止剤、可塑剤、その他一般に塗料ないしコーティ
ング材に用いられるような添加剤を適宜配合することも
できる。
は、上記必須の樹脂成分である(A)成分のビスアルケ
ニル置換ナジイミドおよび(B)成分の各樹脂に加え
て、必要に応じて、カーボンブラック、金属酸化物等の
着色顔料および硫酸バリウム、タルク、雲母粉等の体質
顔料等の顔料を適宜配合することができる。これらの顔
料の配合割合は、必須の樹脂成分の合計重量に対して5
0重量%以下が適当である。50重量%を越えると耐汚
染性の効果が低下する。また、必要に応じて、分散剤、
沈降防止剤、可塑剤、その他一般に塗料ないしコーティ
ング材に用いられるような添加剤を適宜配合することも
できる。
【0014】本発明のコーティング剤の調製は、上記必
須の樹脂成分と、必要に応じて顔料、その他添加剤を任
意の方法で、かつ必要に応じ溶剤としてトルエン、キシ
レン、ブチルセロソルブ、N−メチル−2−ピロリドン
およびナフサ等を使用し、均一に混合すれば良い。一般
には、ディスパーで撹拌製造、あるいはサンドミルで分
散製造して調製される。
須の樹脂成分と、必要に応じて顔料、その他添加剤を任
意の方法で、かつ必要に応じ溶剤としてトルエン、キシ
レン、ブチルセロソルブ、N−メチル−2−ピロリドン
およびナフサ等を使用し、均一に混合すれば良い。一般
には、ディスパーで撹拌製造、あるいはサンドミルで分
散製造して調製される。
【0015】また、本発明のコーティング剤の使用方法
は、一般に、エアースプレー塗装やディップ塗装等の任
意の方法で、物品の表面を当該コーティング剤で被覆
し、次いでコーティング剤を加熱により硬化させること
により行われる。すなわち、80〜420℃、好ましく
は120〜400℃の温度で、0.005〜2時間、好
ましくは0.005〜1時間加熱することにより、硬化
し被膜となる。また、硬化被膜は、必要に応じて、15
0〜350℃で、0.5〜1時間後硬化処理することに
より、一層強固な被膜とすることができる。
は、一般に、エアースプレー塗装やディップ塗装等の任
意の方法で、物品の表面を当該コーティング剤で被覆
し、次いでコーティング剤を加熱により硬化させること
により行われる。すなわち、80〜420℃、好ましく
は120〜400℃の温度で、0.005〜2時間、好
ましくは0.005〜1時間加熱することにより、硬化
し被膜となる。また、硬化被膜は、必要に応じて、15
0〜350℃で、0.5〜1時間後硬化処理することに
より、一層強固な被膜とすることができる。
【0016】本発明のコーティング剤が塗布される物品
の素材は、記録装置の現像部、定着部およびその周辺に
使用され得るものなら特に限定されず、エンジニアリン
グプラスチックおよび金属のいずれに対しても良好な耐
汚染性、耐熱密着性、平滑性および耐沸水性を示す。
の素材は、記録装置の現像部、定着部およびその周辺に
使用され得るものなら特に限定されず、エンジニアリン
グプラスチックおよび金属のいずれに対しても良好な耐
汚染性、耐熱密着性、平滑性および耐沸水性を示す。
【0017】
【実施例】本発明を実施例および比較例によってさらに
具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定され
るものではない。
具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定され
るものではない。
【0018】実施例1〜12および比較例1〜4 ビスアルケニル置換ナジイミドとしてビス{4−(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)フェニル}メタン(丸善石油化学
社製;BANI−M、以下「BANI−M」と略す)、
シリコーン樹脂としてメチルフェニルポリシロキサン樹
脂(信越化学工業社製;KR−311、以下「シリコー
ンKR311」と略す)、変性シリコーン樹脂としてエ
ポキシ変性シリコーン樹脂(信越化学工業社製;ES−
1001、以下「シリコーンEP」と略す)およびポリ
エステル変性シリコーン樹脂(コールドシュミット社
製;シリコフタルHTL、以下「シリコーンES」と略
す)、ポリスルホン樹脂としてポリエーテルスルホン樹
脂(住友化学工業社製;PES−5003P、以下「P
ESR」と略す)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(東
レ・ピーピーエス社製;M3910、以下「PPSR」
と略す)、フッ素樹脂としてポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂(ヘキストジャパン社製;TF−9205、以下
「PTFE」と略す)およびテトラフルオロエチレン・
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(三井デ
ュポンフロロケミカル社製;MP−10、以下「PF
A」と略す)の各樹脂と、分散剤(楠本化成社製;ディ
スパロン#1860、以下「ディスパロン」と略す)
を、溶剤としてトルエン、ブチルセロソルブおよびN−
メチル−2−ピロリドン(以下、「NMP」と略す)を
使用し、表1に示す割合(重量%)でディスパーで1時
間撹拌製造、またはサンドミルで2時間分散製造した
後、一般のエアースプレーガンを用いて試験板に塗装し
た。試験板の種類は表1に示すように、アルミニウム
板、ポリアミドイミド(以下「PAI」と略す)板、ポ
リエーテルケトン(以下「PEEK」と略す)板、ポリ
エーテルイミド(以下「PEI」と略す)板、ポリフェ
ニレンスルフィド(以下「PPS」と略す)板、ポリエ
ーテルスルホン(以下「PES」と略す)板、および液
晶ポリアリレート(以下「LCP」と略す)板であり、
それらの大きさは、アルミニウム板が150×70×
0.8mm、その他は150×70×5mmである。塗
装後、試験板を100℃で10分間乾燥した後、200
℃で30分間加熱硬化させて被膜を形成し、所定の方法
で耐汚染性、耐熱密着性および耐沸水性を調べた。結果
を表1に示す。
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)フェニル}メタン(丸善石油化学
社製;BANI−M、以下「BANI−M」と略す)、
シリコーン樹脂としてメチルフェニルポリシロキサン樹
脂(信越化学工業社製;KR−311、以下「シリコー
ンKR311」と略す)、変性シリコーン樹脂としてエ
ポキシ変性シリコーン樹脂(信越化学工業社製;ES−
1001、以下「シリコーンEP」と略す)およびポリ
エステル変性シリコーン樹脂(コールドシュミット社
製;シリコフタルHTL、以下「シリコーンES」と略
す)、ポリスルホン樹脂としてポリエーテルスルホン樹
脂(住友化学工業社製;PES−5003P、以下「P
ESR」と略す)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(東
レ・ピーピーエス社製;M3910、以下「PPSR」
と略す)、フッ素樹脂としてポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂(ヘキストジャパン社製;TF−9205、以下
「PTFE」と略す)およびテトラフルオロエチレン・
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(三井デ
ュポンフロロケミカル社製;MP−10、以下「PF
A」と略す)の各樹脂と、分散剤(楠本化成社製;ディ
スパロン#1860、以下「ディスパロン」と略す)
を、溶剤としてトルエン、ブチルセロソルブおよびN−
メチル−2−ピロリドン(以下、「NMP」と略す)を
使用し、表1に示す割合(重量%)でディスパーで1時
間撹拌製造、またはサンドミルで2時間分散製造した
後、一般のエアースプレーガンを用いて試験板に塗装し
た。試験板の種類は表1に示すように、アルミニウム
板、ポリアミドイミド(以下「PAI」と略す)板、ポ
リエーテルケトン(以下「PEEK」と略す)板、ポリ
エーテルイミド(以下「PEI」と略す)板、ポリフェ
ニレンスルフィド(以下「PPS」と略す)板、ポリエ
ーテルスルホン(以下「PES」と略す)板、および液
晶ポリアリレート(以下「LCP」と略す)板であり、
それらの大きさは、アルミニウム板が150×70×
0.8mm、その他は150×70×5mmである。塗
装後、試験板を100℃で10分間乾燥した後、200
℃で30分間加熱硬化させて被膜を形成し、所定の方法
で耐汚染性、耐熱密着性および耐沸水性を調べた。結果
を表1に示す。
【0019】表中、耐汚染性の評価は、トナーおよびイ
ンクについて以下のように行った。作製した塗装物にト
ナー(キャノン社製;コードF41−8601−00
0、GP−30F用)を全体的に散布して付着させ15
0℃で1時間焼付けを行い、室温まで放冷し、まず、軽
く振動を与えてトナーの離脱度を目視判定した後、さら
に表面を布で拭き、トナーの離脱度を目視判定した。評
価は3回の試験の平均により、◎は最初の軽い振動のみ
でトナーがほぼ完全に離脱した、○は布で拭くことによ
りトナーが完全に離脱した、△は布で拭いた後もトナー
の付着が僅かに認められる、×は布で拭いた後もトナー
の付着が明らかに認められることを示す。またインクに
ついては、作製した塗装物にインク(キャノン社製;コ
ードF47−0951−500、BJI−201BkH
C)を直径約30mmに広がるまで滴下し、150℃で
1時間加熱乾燥を行い、室温まで放冷し、表面を布で拭
いた後に、インクの染みが付着しているかどうかについ
てを目視判定した。評価は3回の試験の平均により、◎
は汚れが殆どわからない、○は汚れが僅かにわかる、△
は汚れはわかるが目立たない、×は汚れがよく分ること
を示す。
ンクについて以下のように行った。作製した塗装物にト
ナー(キャノン社製;コードF41−8601−00
0、GP−30F用)を全体的に散布して付着させ15
0℃で1時間焼付けを行い、室温まで放冷し、まず、軽
く振動を与えてトナーの離脱度を目視判定した後、さら
に表面を布で拭き、トナーの離脱度を目視判定した。評
価は3回の試験の平均により、◎は最初の軽い振動のみ
でトナーがほぼ完全に離脱した、○は布で拭くことによ
りトナーが完全に離脱した、△は布で拭いた後もトナー
の付着が僅かに認められる、×は布で拭いた後もトナー
の付着が明らかに認められることを示す。またインクに
ついては、作製した塗装物にインク(キャノン社製;コ
ードF47−0951−500、BJI−201BkH
C)を直径約30mmに広がるまで滴下し、150℃で
1時間加熱乾燥を行い、室温まで放冷し、表面を布で拭
いた後に、インクの染みが付着しているかどうかについ
てを目視判定した。評価は3回の試験の平均により、◎
は汚れが殆どわからない、○は汚れが僅かにわかる、△
は汚れはわかるが目立たない、×は汚れがよく分ること
を示す。
【0020】耐熱密着性は200℃で100時間加熱し
た時の素材への接着性について、JIS K5400
8.5.2.の碁盤目テープ法により評価したものであ
り、◎は10点、○は8点、△は6点、×は6点未満を
示す。
た時の素材への接着性について、JIS K5400
8.5.2.の碁盤目テープ法により評価したものであ
り、◎は10点、○は8点、△は6点、×は6点未満を
示す。
【0021】耐沸水性の評価は、作製した塗装物を沸騰
水中に100時間浸漬したのち、碁盤目テープ法により
上記と同様に行った。
水中に100時間浸漬したのち、碁盤目テープ法により
上記と同様に行った。
【0022】被膜の平滑さの指標である鉛筆硬度は、J
IS K5400 8.4.2.の手かき法により評価
したものであり、動摩擦係数はJIS K7125に従
いPPC用紙を相手材として、滑り距離50mm、滑り
速度300mm/分、荷重214g、測定雰囲気23
℃、50%RHのもとで測定した。
IS K5400 8.4.2.の手かき法により評価
したものであり、動摩擦係数はJIS K7125に従
いPPC用紙を相手材として、滑り距離50mm、滑り
速度300mm/分、荷重214g、測定雰囲気23
℃、50%RHのもとで測定した。
【0023】
【表1】
【0024】この結果から、ビスアルケニル置換ナジイ
ミドBANI−Mを有するコーティング剤は、良好な耐
汚染性、耐熱密着性、耐沸水性および平滑性を示すこと
がわかる。
ミドBANI−Mを有するコーティング剤は、良好な耐
汚染性、耐熱密着性、耐沸水性および平滑性を示すこと
がわかる。
【0025】実施例13〜20、参考例1〜2および比
較例5〜8 ビスアルケニル置換ナジイミドとしてN,N´−m−キ
シリレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)(丸善石油
化学社製;BANI−X、以下「BANI−X」と略
す)、シリコーン樹脂としてメチルフェニルポリシロキ
サン樹脂(信越化学工業社製;TSR145、以下「シ
リコーンTSR」と略す、およびKR−220、以下
「シリコーンKR−220」と略す)、変性シリコーン
樹脂としてシリコーンEP、ポリスルホン樹脂としてP
ESR、フッ素樹脂としてPTFEの各樹脂と、シリコ
ーンオイル(信越化学工業社製;KR−96、以下「シ
リコーンオイル」と略す)、着色顔料としてカーボンブ
ラック(旭化成工業社製;ブラック3078、以下「C
B3078」と略す、および三菱化成工業社製;カーボ
ンブラック#45、以下「CB45」と略す)、体質顔
料として硫酸バリウム(堺化学工業社製;沈降性硫酸バ
リウム#100、以下「硫酸バリウム」と略す)、タル
ク(日本タルク社製;タルクMS、以下「タルク」と略
す)および雲母粉(山口雲母工業所製;マイカA−1、
以下「雲母粉」と略す)、また沈降防止剤(RHEOX
Inc.社製;ベントン27、以下「沈降防止剤」と
略す)を、分散剤としてディスパロン、溶剤としてナフ
サ、ブチルセロソルブおよびNMPを使用し、表2に示
す割合(重量%)でサンドミルで2時間または3時間分
散製造した後、一般のエアースプレーガンを用いてアル
ミニウム板、PAI板、PEEK板、PEI板、PPS
板、PES板、およびLCP板のうちの表2に示すもの
に塗装した。これらを100℃で10分間乾燥した後、
200℃で30分間加熱硬化させて被膜を形成し、実施
例1〜12および比較例1〜2と同様の方法で耐汚染
性、耐熱密着性および耐沸水性を調べた。結果を表2に
示す。
較例5〜8 ビスアルケニル置換ナジイミドとしてN,N´−m−キ
シリレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)(丸善石油
化学社製;BANI−X、以下「BANI−X」と略
す)、シリコーン樹脂としてメチルフェニルポリシロキ
サン樹脂(信越化学工業社製;TSR145、以下「シ
リコーンTSR」と略す、およびKR−220、以下
「シリコーンKR−220」と略す)、変性シリコーン
樹脂としてシリコーンEP、ポリスルホン樹脂としてP
ESR、フッ素樹脂としてPTFEの各樹脂と、シリコ
ーンオイル(信越化学工業社製;KR−96、以下「シ
リコーンオイル」と略す)、着色顔料としてカーボンブ
ラック(旭化成工業社製;ブラック3078、以下「C
B3078」と略す、および三菱化成工業社製;カーボ
ンブラック#45、以下「CB45」と略す)、体質顔
料として硫酸バリウム(堺化学工業社製;沈降性硫酸バ
リウム#100、以下「硫酸バリウム」と略す)、タル
ク(日本タルク社製;タルクMS、以下「タルク」と略
す)および雲母粉(山口雲母工業所製;マイカA−1、
以下「雲母粉」と略す)、また沈降防止剤(RHEOX
Inc.社製;ベントン27、以下「沈降防止剤」と
略す)を、分散剤としてディスパロン、溶剤としてナフ
サ、ブチルセロソルブおよびNMPを使用し、表2に示
す割合(重量%)でサンドミルで2時間または3時間分
散製造した後、一般のエアースプレーガンを用いてアル
ミニウム板、PAI板、PEEK板、PEI板、PPS
板、PES板、およびLCP板のうちの表2に示すもの
に塗装した。これらを100℃で10分間乾燥した後、
200℃で30分間加熱硬化させて被膜を形成し、実施
例1〜12および比較例1〜2と同様の方法で耐汚染
性、耐熱密着性および耐沸水性を調べた。結果を表2に
示す。
【0026】
【表2】
【0027】この結果から、ビスアルケニル置換ナジイ
ミドBANI−Xを含有するコーティング剤は良好な耐
汚染性、耐熱密着性および耐沸水性を示すことがわか
る。
ミドBANI−Xを含有するコーティング剤は良好な耐
汚染性、耐熱密着性および耐沸水性を示すことがわか
る。
【0028】
【発明の効果】本発明のコーティング剤は、トナー、イ
ンク等の付着に対して、従来使用されているフッ素樹
脂、フッ素樹脂に他の樹脂を配合したコーティング剤あ
るいは、シリコーン系樹脂等に比べ、耐汚染性に優れ、
かつ優れた耐熱密着性、耐沸水性、平滑性およびある程
度以上の動摩擦係数をも兼ね備えた硬化物を与えるの
で、記録装置の塗装ないしコーティングに特に有用であ
る。
ンク等の付着に対して、従来使用されているフッ素樹
脂、フッ素樹脂に他の樹脂を配合したコーティング剤あ
るいは、シリコーン系樹脂等に比べ、耐汚染性に優れ、
かつ優れた耐熱密着性、耐沸水性、平滑性およびある程
度以上の動摩擦係数をも兼ね備えた硬化物を与えるの
で、記録装置の塗装ないしコーティングに特に有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 183/04 C09D 183/04 (72)発明者 吉岡 文孝 三重県名張市蔵持町芝出1109番地の7 オ キツモ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)一般式[1] 【化1】 [ここで、R1、R2はそれぞれ独立に選ばれた水素また
はメチル基、R3は−CpH2p−(ただし、pは2〜20
の整数)で表されるアルキレン基、C5〜C8のシクロア
ルキレン基、−{(CqH2qO)t(CrH2rO)uCsH
2s}−(ただし、q、r、sはそれぞれ独立に選ばれた2
〜6の整数、tは0または1の整数、uは1〜30の整
数)で表されるポリオキシアルキレン基、C6〜C12の
二価の芳香族基、−(R)a−C6H4−R´−(ただ
し、aは0または1の整数、R、R´は少なくとも一方
が独立に選ばれた、C1〜C4のアルキレン基またはC5
〜C8のシクロアルキレン基)で表されるアルキレン・
フェニレン基またはアルキレン・フェニレン・アルキレ
ン基、−C6H4−T−C6H4−{ただし、Tは−CH2
−、−C(CH3)2−、−CO−、−O−、−OC6H4
C(CH3)2C6H4O−、−S−、−SO2−}で表され
る基またはこれらの基の1〜3個の水素を水酸基で置換
した基]で表されるビスアルケニル置換ナジイミドと、
(B)シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、ポリスル
ホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂およびフッ
素樹脂から選ばれた少なくとも一種の樹脂とを必須の樹
脂成分として含有することを特徴とする記録装置用耐汚
染性コーティング剤。 - 【請求項2】ビスアルケニル置換ナジイミドの含有割合
が、必須の樹脂成分の合計重量に対して10〜90重量
%である請求項1記載の記録装置用耐汚染性コーティン
グ剤。 - 【請求項3】着色顔料および/または体質顔料を、必須
の樹脂成分の合計重量に対して50重量%以下の割合で
含有する請求項1または2記載の記録装置用耐汚染性コ
ーティング剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10568998A JPH11286623A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 記録装置用耐汚染性コーティング剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10568998A JPH11286623A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 記録装置用耐汚染性コーティング剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11286623A true JPH11286623A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14414378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10568998A Pending JPH11286623A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 記録装置用耐汚染性コーティング剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11286623A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001055272A1 (fr) * | 2000-01-25 | 2001-08-02 | Toagosei Co., Ltd. | Materiaux de revetement |
| JP2002060674A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-26 | Maruzen Petrochem Co Ltd | 希土類系永久磁石被覆用樹脂組成物および該組成物被膜を有する希土類系永久磁石 |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP10568998A patent/JPH11286623A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001055272A1 (fr) * | 2000-01-25 | 2001-08-02 | Toagosei Co., Ltd. | Materiaux de revetement |
| JP2002060674A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-26 | Maruzen Petrochem Co Ltd | 希土類系永久磁石被覆用樹脂組成物および該組成物被膜を有する希土類系永久磁石 |
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