JPH11286655A - 水性被覆用組成物 - Google Patents
水性被覆用組成物Info
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- JPH11286655A JPH11286655A JP9012498A JP9012498A JPH11286655A JP H11286655 A JPH11286655 A JP H11286655A JP 9012498 A JP9012498 A JP 9012498A JP 9012498 A JP9012498 A JP 9012498A JP H11286655 A JPH11286655 A JP H11286655A
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Abstract
優れる水性被覆用組成物を提供する。 【解決手段】 特定の組成、分子量および酸価を有する
ビニル系重合体[I]の水性溶解物と、特定分子量の重
合体[II]の水性分散物と、2個以上のヒドラジン残基
を有する有機ヒドラジン誘導体を特定の配合比で混合す
る。
Description
あって、初期硬度、柔軟性および耐アルカリ性の3点を
並立し得る水性被覆用組成物に関する。
塗料およびインクのニーズは非常に高まっており、数多
くの品種が開発されている。しかし、その多くは、従来
の溶剤系に比べて初期硬度と柔軟性を両立させられるも
のが少ないのが現状であった。
が多いものの、初期硬度が不足するものがほとんどであ
った。初期硬度不足の状況としては、下記の2点が挙げ
られる。(1)重合体のTgが低い場合、造膜助剤等は
必要でないが、塗膜そのものの硬度が不足する。 (2)重合体のTgが高い場合、良好な塗膜を得るため
に、可塑剤や造膜助剤等の添加が必要となり、完全乾燥
後は高い硬度が発現するが、初期硬度は不足する。 水
性溶解体の場合は、高いTgでも可塑剤や造膜助剤等を
使用せずとも、良好な造膜性が得られるが、水への溶解
性を確保するため、低分子量化が必須となり、柔軟性が
不足する。
は相補的な関係にあるため、両者をブレンドする検討は
これまでも多くなされてきた。
物性と造膜性の両立を図るため、乳化重合法にて製造し
た酸価の高いビニル系分散体を酸価の低いビニル系分散
体とブレンドすることが記載されている。また、特開平
7−48537号公報では、有機溶剤を含まないビニル
系重合体水溶液を特定の重合体の水性分散液にブレンド
することにより、耐水性、耐汚染性、耐ブロッキング性
に優れ、強靱な塗膜を形成することができる水性被覆剤
組成物が提案されている。
点として、耐アルカリ性の不足が挙げられる。これは、
ビニル系水性溶解体の水への溶解性を発現させるため、
カルボン酸がポリマー鎖に導入されていることに起因す
る。このカルボン酸を塩基により中和して塩とすること
により、水性溶解体の水への溶解性が発現するが、揮発
性塩基を用いた場合、乾燥時に塩基が揮発することによ
り、水性溶解体の水への不溶解性が発現することにな
る。したがって、再度アルカリ水に接触すると、再び水
への溶解性が発現してしまい、耐アルカリ性が大きく不
足することになる。
カリ性を並立できる技術は、現在まで確立されていなか
ったのが現状である。
および耐アルカリ性の3点を並立し得る水性被覆用組成
物を提供することである。
意検討を行った結果、水性媒体と、高分子量重合体水性
分散物と、ヒドラジン残基と反応し得るカルボニル基お
よび/またはアルデヒド基を導入した水性溶解物と、1
分子中にヒドラジン残基を有する有機ヒドラジン誘導体
とを存在させることにより、上記目的が達成可能である
ことを見い出した。
レート単位20〜90重量%、(b)スチレン単位0〜
40重量%、(c)分子中に少なくとも1個のカルボニ
ル基および/またはアルデヒド基を有するビニル系単量
体単位0.5〜10重量%、(d)酸基を有するビニル
系単量体単位3〜40重量%、(e)その他のビニル系
単量体単位10〜70重量%から成り、二次転移温度が
0〜120℃、重量平均分子量が6,000〜60,0
00、酸価が30〜200mgKOH/gであるビニル
系重合体[I]を塩基により中和して水中に溶解して成
るビニル系重合体の水性溶解物[A]、重量平均分子量
が100,000以上である重合体[II]の水性分散物
[B]、及び2個以上のヒドラジン残基を有する有機ヒ
ドラジン誘導体[C]を含んで成り、前記重合体の混合
比[I]/[II]が1/99〜70/30、前記重合体
[I]が含有するカルボニル基および/またはアルデヒ
ド基1モルに対して前記有機ヒドラジン誘導体のヒドラ
ジン残基が0.1〜2モル、となるように配合されたこ
とを特徴とする水性被覆用組成物に関する。
体[I]が懸濁重合法で製造されたものである場合は、
耐アルカリがより良好である。
[I]は、(a)メチルメタクリレート単位20〜90
重量%、(b)スチレン単位0〜40重量%、(c)分
子中に少なくとも1個のカルボニル基および/またはア
ルデヒド基を有するビニル系単量体単位0.5〜10重
量%、(d)酸基を有するビニル系単量体単位3〜40
重量%、(e)その他の共重合可能なビニル系単量体単
位10〜70重量%から成ることが必要である。
20重量%未満の場合、水性分散物[B]をいかに選択
しても、初期硬度が不足する。一方、90重量%を超え
ると、水性分散物[B]をいかに選択しても、柔軟牲が
不足する。このメチルメタクリレート単位の含有量は、
好ましくは30〜80重量%、より好ましくは40〜7
0重量%の範囲である。
合体[I]の水への溶解性を向上させることを目的とし
て必要に応じて導入できるものであり、ビニル系重合体
[I]の構成成分として40重量%までの範囲で含有さ
せることができるものである。(b)成分のスチレン単
位が40重量%を超えると、水性分散体[B]との相溶
性が不足する傾向にある。このスチレン単位の含有量
は、好ましくは3〜30重量%、より好ましくは3〜2
5重量%の範囲である。
カルボニル基および/またはアルデヒド基を有するビニ
ル系単量体単位は、ヒドラジン残基を有する有機ヒドラ
ジン誘導体[C]との架橋反応を進行させる部位として
必須であり、0.5〜10重量%含まれていることが必
要である。0.5%未満であると、耐アルカリ性が不足
し、10重量%を超えると水性分散体[B]との相溶性
が不足してしまう。このビニル系単量体単位の含有量
は、好ましくは1〜5重量%の範囲である。
個のカルボニル基および/またはアルデヒド基を有する
ビニル系単量体単位とは、分子中に少なくとも1個のケ
ト基および/またはアルデヒド基、及び共重合可能な二
重結合を有する単量体から形成されるものであって、上
記「カルボニル基」には、カルボキシル基やエステル
基、アミド基に含まれるカルボニル基は含まない。例え
ば、アクロレイン、ジアセトンアクリルアミド、ビニル
メチルケトン、(メタ)アクリルアミドピバリンアルデ
ヒド、ジアセトン(メタ)アクリレート、アセトニルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレートアセ
チルアセテート、アセトアセトキシエチル(メタ)アク
リレート、ブタンジオール−1,4−アクリレート−ア
セチルアセテート、アクリルアミドメチルアニスアルデ
ヒド等が挙げられるが、中でもアクロレイン、ジアセト
ンアクリルアミド、ビニルメチルケトンが特に好まし
い。これらの単量体は用途に応じて単独で用いるか又は
併用できる。
は、カルボン酸基やスルフォン酸基等の酸基を有するビ
ニル系単量体を共重合することにより行うが、カルボン
酸基を有するビニル系単量体を共重合した場合に水溶性
が良好であり、特にメタクリル酸またはアクリル酸を共
重合した場合に良好である。
単量体単位を形成する単量体の具体例としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸などの一塩基酸、又は
フマール酸、マレイン酸、イタコン酸などの二塩基酸若
しくはその部分エステル等が挙げられる。これらは単体
で又は混合して用いられる。酸基を有するビニル系単量
体単位の含有量は、3〜40重量%である必要があり、
好ましくは6〜25重量%の範囲である。
インの変色点を基準としてビニル系重合体水溶液へ、エ
タノールに溶解したKOHを滴下して滴定して決定した
ものである。ビニル系重合体[I]1gを中和するに必
要なKOH量をmg数で示した場合、酸価は30〜20
0mgKOH/gである必要があり、好ましくは40〜
130mgKOH/gである。30mgKOH/g未満
であるとビニル系重合体[I]は水への溶解性が不足
し、200mgKOH/gを超えると水性分散物[B]
との相溶性が不足する。
体単位を形成する単量体は、特に限定されるものではな
く、少なくとも一ケの重合可能なビニル基を有するもの
の中から目的に応じて任意に選ぶことができる。例え
ば、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)
アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−
ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート等の炭素数1〜18のアルキル基を有
する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、又はメタク
リル酸アルキルエステル、α−メチルスチレン、ベンジ
ル(メタ)アクリレート等の芳香族ビニル化合物、その
他、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコール(メタ)
アクリレート等のグリコールジ(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアルキ
ルアミノ(メタ)アクリレート、及びジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレートメチルクロライド塩、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、グリシジル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、(メタ)アクリロニトリル、パラ
メチルスチレン等の公知の重合性ビニル単量体が挙げら
れる。
DSC法による測定で0〜120℃である必要があり、
好ましくは35〜105℃である。0℃未満であると初
期硬度が不足する。また、120℃を超えると、水性分
散物[B]をどのように選択しても、柔軟性が不足して
しまう。
法により測定される重量平均分子量が6,000〜6
0,000である必要があり、好ましくは8,000〜
30,000である。6,000未満では、水性分散体
[B]をどのように選択しても、柔軟性が不足してしま
う。また、60,000を超えると、水性分散体[B]
との相溶性が低下する。
物を重合する方法としては、特に限定されるものではな
いが、懸濁重合法が好ましい。懸濁重合法により得られ
た重合体は、水性分散物[B]との相溶性がより良好で
ある。
チロニトリル等のアゾ系開始剤、ベンゾイルパーオキサ
イド等の過酸化物系開始剤などの従来公知の開始剤を、
目的に応じて任意に使用することができる。
節用として、必要に応じて、上記ビニル系単量体混合物
中に、n−ドデシルメルカプタン、α−メチルスチレン
ダイマー等の連鎖移動剤を添加していもよい。
100%の範囲のケン化度のポリビニルアルコール、ポ
リ(メタ)アクリル酸ソーダ塩等の公知の水溶性高分子
を用いることができる。
いる溶剤は、本発明で用いる単量体および重合体を溶解
するものであれば特に制限を受けないが、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール
等のアルコール類、エチルセルソルブ、セルソルブアセ
テート、ブチルカルビトール、プロピレングリコールメ
チルエーテル等のグリコール類、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等の酢酸エステル類、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類などが挙げられる。
[I]の水への溶解方法は、塩基によりビニル系重合体
の酸の30〜100%を中和して塩を形成し、水溶性を
付与することにより行われる。
ルアミン、プロピルアミン、ジエチルアミン、トリプロ
ピルアミン、ジブチルアミン、アミルアミン、1−アミ
ノオクタン、エタノールアミン、ジメチルアミノエタノ
ール、エチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタノ
ール、1−アミノ−2−プロパノール、2−アミノ−1
−プロパノール、3−アミノ−1−プロパノール、1−
ジメチルアミノ−2−プロパノール、3−ジメチルアミ
ノ−1−プロパノール、2−アミノ−1−ブタノール、
2−プロピルアミノエタノール、エトキシプロピルアミ
ン、アミノベンジルアルコール、アミノフェノール、ア
ミノチオフェノール、3−ジエチルアミノ−1,2−プ
ロパンジオール、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、アミノアセトフェノン、モルホリン等の揮発性
塩基が挙げられる。
は、重量平均分子量が100,000以上であれば特に
制限されるものではないが、アクリル系、アルキッド
系、ウレタン系、エポキシ系、ポリエステル系、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル等のビニル系、ニトロセルロース、セ
ルロースアセテートブチレート等のセルロース系などの
樹脂材料が挙げられる。重量平均分子量が100,00
0未満であると柔軟性が不足する。 重合体[II]の水
性分散物[B]の製造手法は、特に制限されるものでは
ないが、乳化重合による手法、カルボン酸等の酸を含む
重合体を親水性有機溶剤中に溶解する、若しくは親水性
有機溶剤中にて溶液重合するなどして調製した重合体有
機溶剤溶液を塩基にて中和し、水に分散化させる手法、
重合体を親水性有機溶剤中に溶解後界面活性剤を含む水
中に高剪断力をかけ分散化させる手法等の種々の工業的
に用いられている製造手法を用いることができる。
[I]の水性溶解物[A]と重合体[II]の水性分散物
[B]のブレンド比率は、重合体比率(重量比)[I]
/[II]が1/99〜70/30である必要があり、特
に、[I]/[II]が5/95〜40/60である場合
が好ましい。重合体比率[I]/[II]が1/99未満
であると、初期硬度が不足する。また重合体比率[I]
/[II]が70/30を超えると、柔軟性が不足する。
レンド方法には特に制限は無いが、室温で両者をブレン
ドする方法や、加温しながら両者をブレンドする方法等
が挙げられる。
ドラジン誘導体[C]は、重合体[I]に含まれるカル
ボニル基および/またはアルデヒド基1モルに対して
0.1〜2モルとなるように配合される。0.1モル未
満であると、耐アルカリ性が不足し、2モルを超えると
水性分散体[B]との相溶牲が不足する。
〜10個、特に4〜6個の炭素原子を有するジカルボン
酸ジヒドラジド、例えば蓚酸ジヒドラジド、マロン酸ジ
ヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒド
ラジド、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒド
ラジド、セバシン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラ
ジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド
が挙げられる。また、2〜4個の炭素原子を有する脂肪
族の水溶牲ジヒドラジンには、例えばエチレン−1,2
−ジヒドラジン、プロピレン−1,3−ジヒドラジン、
ブチレン−1,4−ジヒドラジンがある。これらの中で
もアジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジ
ド、セバシン酸ジヒドラジド、こはく酸ジヒドラジドが
耐アルカリ性の面から好ましい。
個以上のヒドラジン残基を有する有機ヒドラジン誘導体
[C]のブレンド後に種々の顔料を分散させることが可
能である。
能を発現させるために、消泡剤、顔料分散剤、防腐剤等
の添加剤を添加することも可能である。さらに、乾燥性
を高めるために、有機溶剤を適宜加えてもよい。
る。なお、実施例中の「部」及び「%」は、それぞれ
「重量部」及び「重量%」を示す。
れも可能である重合装置中へ、脱イオン水200部およ
びポリビニルアルコール(ケン化度80%、重合度17
00)0.6部を加え、撹拌を行いポリビニルアルコー
ルを完全に溶解した。その後、一度撹拌を停止し、メチ
ルメタクリレート66部、スチレン10部、n−ブチル
アクリレート10部、ジアセトンアクリルアミド4部、
メタクリル酸10部を加え再度撹拌を開始した。次い
で、アゾビスイソブチロニトリル0.5部およびn−ド
デシルメルカプタン4部を加え75℃に昇温し、反応温
度を75〜80℃を維持するように3時間反応させ、そ
の後95℃に昇温し1時間維持し反応を終了させた。得
られた重合体は分子量12,000、酸価65mgKO
H/g、二次転移温度84℃であった。
表1に示す組成のビニル系単量体を、表1に示すラジカ
ル開始剤および連鎖移動剤を用いてそれぞれ重合した。
得られた重合体の特性値を表2に示す。なお、表1中の
数値の単位は重量部である。
れも可能である重合装置中へ、イソロピルアルコール1
00部、メチルメタクリレート64部、スチレン10
部、n−ブチルアクリレート11部、アセトアセトキシ
エチルメタクリレート2部、メタクリル酸13部、アゾ
ビスイソブチロニトリル2部およびn−ドデシルメルカ
プタン3部を加え、撹拌を行い、80℃に昇温して重合
を開始した。次いで、1時間おきにアゾビスイソブチル
ニトリル0.2部を添加し、9時間温度を維持して重合
を終了した。固形分51%、粘度10,000cpsの
ビニル系重合体のイソプロパノール溶液を得た。その
後、この溶液をバットに入れ、50℃に加熱した乾燥機
中にてイソプロパノールを蒸発させ、固形分99.5%
のビニル系重合体の固形物を得た。得られた重合体は、
分子量13,000、酸価85.5mgKOH/g、二
次転移温度84℃であった。
れも可能である重合装置中へ、イソロピルアルコール1
00部を加え、撹拌を開始して80℃に昇温し、メチル
メタクリレート64部、スチレン9部、n−ブチルアク
リレート11部、ジアセトンアクリルアミド3部、メタ
クリル酸13部、アゾビスイソブチロニトリル3部の混
合物を4時間かけて滴下した。その後、1時間おきにア
ゾビスイソブチルニトリルを0.1部を添加し、4時間
温度を維持して重合を終了した。その後、この溶液をバ
ットに入れ、50℃に加熱した乾操機中にてイソプロパ
ノールを蒸発させ、固形分99.5%のビニル系重合体
の固形物を得た。得られた重合体は分子量11,00
0、酸価85.5mgKOH/g、二次転移温度84℃
であった。
温度計、還流凝縮器を備え、加温と冷却がいずれも可能
である300mLフラスコ中へ、ビニル系重合体(1)
50gおよび脱イオン水148gを投入して撹拌を開始
し、28%アンモニア水3.5gを徐々に添加した。そ
の後、50℃に昇温し、2時間温度を維持して溶解を完
了した。固形分25%、粘度500cpsの溶液を得
た。
も、下記の計算方法に従って28%アンモニア水と脱イ
オン水の添加量を計算し、同様の方法で溶解操作を行っ
た。しかし、ビニル系重合体(21)は溶解できなかっ
た。
1000×50×17÷0.28 A:重合体の酸価(mgKOH/g) 必要脱イオン水(g)=150−アンモニア水(g)×
0.72 <重合体水性分散物の製造> 重合体水性分散物(a)の製造 攪拌機、温度計、還流凝縮器を備え、加温と冷却がいず
れも可能である重合装置中へ、脱イオン水100部、オ
キシエチレン単位を35個有するポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル2部、ラウリル硫酸ナトリウム1
部および過硫酸カリウム0.5部を溶解し、撹拌を開始
して70℃に昇温した。次いで、メチルメタクリレート
57部、n−ブチルメタアクリレート25部、n−ブチ
ルアクリレート15部、メタクリル酸3部の混合物を4
時間かけて滴下し、その後80℃に昇温し、2時間温度
を維持して反応を終了させ、重合体水性分散物を得た。
生成した重合体は、二次転移温度52℃、重量平均分子
量1,000,000であり、その水性分散物は、固形
分50%、粘度3,000cpsであった。
チレン85部、エチルヘキシルアクリレート14部、メ
タクリル酸1部のビニル系単量体の混合物を重合したと
ころ、二次転移温度67℃、重量平均分子量500,0
00の重合体が得られ、その水性分散物は、固形分50
%、粘度800cpsであった。
れも可能である重合装置中へ、イソプロピルアルコール
25部、メチルメタクリレート42部、スチレン23
部、n−ブチルメタクリレート28部、及びアクリル酸
7部のビニル系単量体混合物、並びにアゾビスイソブチ
ロニトリル0.1部を投入した。その後、80℃に昇温
し、1時間おきにアゾビスイソブチロニトリル0.1部
ずつ投入しながら温度を7時間維持し、その後50℃ま
で冷却した。次いで、28%アンモニア水3.1部およ
び脱イオン水150部を徐々に投入し、次いで95℃ま
で3時間かけて昇温し、イソプロピルアルコールを初期
投入量の1%程度まで蒸留除去し、重合体水性分散物を
得た。得られた重合体は、二次転移温度76℃、重量平
均分子量350,000であり、その水性分散物は、固
形分40%、粘度200cpsであった。 重合体分散
物(d)の製造 攪拌機、温度計、コンデンサーを備えた1000mLの
反応容器へ、ジメチロールプロピオン酸13部、N−メ
チル−2−ピロリドン80部、ポリテトラメチレングリ
コール100部、トリメチロールプロパン5部を加え、
90℃に加熱溶解させた。次に、イソホロンジイソシア
ネート48部を加え、10分間攪拌後、ジブチル錫ジラ
ウレート0.1部を加え、95℃まで昇温し、1時間反
応させた。
ルアミン5部で中和した後、脱イオン水300部を加
え、1時間攪拌を行い、水性分散物を得た。得られた重
合体は、二次転移温度40℃、重量平均分子量220,
000であり、その水性分散物は、固形分29%、粘度
8000cpsであった。
いずれも可能である重合装置中へ、イソプロピルアルコ
ール25部とメチルメタクリレート42部、スチレン2
3部、n−ブチルメタアクリレート28部、アクリル酸
7部のビニル系単量体混合物、およびアゾビスイソブチ
ロニトリル2部を投入し、次いで80℃に昇温し、1時
間おきにアゾビスイソブチロニトリルを0.1部ずつ投
入しながら温度を7時間維持した。その後50℃まで冷
却し、28%アンモニア水3.1部および脱イオン水1
50部を徐々に投入した。続いて95℃まで3時間かけ
て昇温し、イソプロピルアルコールを初期投入量の1%
程度まで蒸留除去し、重合体の水性分散体を得た。得ら
れた重合体の二次転移温度は76℃、重量平均分子量は
80,000であり、水性分散体は固形分50%、粘度
200cpsであった。
分25%水溶液60g、重合体水性分散物(a)120
g、及びアジピン酸ジヒドラジド0.3gをビーカー内
に投入し、棒で軽く混合し、ブレンド物を作製した。こ
の場合、ビニル系重合体(1)と重合体水性分散物
(a)の重合体比率は20対80になる。また、ビニル
系重合体(1)の中のカルボニル基1モルに対して1モ
ルのヒドラジン残基の比率となる。
液としての相溶性が非常に良好であった。
本テストパネル製ボンデライト#144)にソリッド膜
厚25μmになるよう塗布し、25℃かつ60%RHの
環境下で6時間乾燥後に鉛筆硬度を測定すると、3Bと
良好な初期硬度であった。
1のアンモニア水溶液を含ませたガーゼにて30回ラビ
ング試験を実施したが、塗膜に傷、すり減り等のダメー
ジが見られず、良好であった。また、0Tベンド試験を
実施したが、クラックの発生はなく、良好であった。
例1と同様にして試験を行った結果を表3〜表8に示
す。なお、各試験の評価結果は下記の内容を示す。 ○相溶性 良好:ブレンド初期から析出物が見られない やや良好:ブレンド初期は析出物が見られるものの、一
日後に消滅 不良:析出物有り ○耐アルカリ性 良好:30回以上のラビングで、塗膜に傷、すり減り等
のダメージが見られない やや良好:15回以上のラビ
ングで、塗膜にダメージが発生しないものの、30回以
上のラビングではダメージを受ける 不良:15回未満のラビングでダメージが発生する ○柔軟性 良好:クラックの発生が無い 不良:クラックの発生が見られる ○初期硬度 良好:4B及び4Bより硬い 不良:5B又は5Bより柔らかい
組成物は、初期硬度、柔軟性および耐アルカリ性のいず
れも優れる。
のビニル系重合体を含有し、このビニル系重合体の水性
溶解物は種々の重合体水性分散物と良好に相溶する。そ
のため、本発明によれば、このように優れた性能を有す
る水性被覆用組成物を、ビニル系重合体の水性溶解物と
種々の重合体水性分散物との単純なブレンドにより提供
することができる。これは、両者のハイブリッド化が望
まれていた当該技術分野において画期的なことである。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)メチルメタクリレート単位20〜
90重量%、(b)スチレン単位0〜40重量%、
(c)分子中に少なくとも1個のカルボニル基および/
またはアルデヒド基を有するビニル系単量体単位0.5
〜10重量%、(d)酸基を有するビニル系単量体単位
3〜40重量%、(e)その他のビニル系単量体単位1
0〜70重量%から成り、二次転移温度が0〜120
℃、重量平均分子量が6,000〜60,000、酸価
が30〜200mgKOH/gであるビニル系重合体
[I]を塩基により中和して水中に溶解して成るビニル
系重合体の水性溶解物[A]、 重量平均分子量が100,000以上である重合体[I
I]の水性分散物[B]、及び2個以上のヒドラジン残
基を有する有機ヒドラジン誘導体[C]を含んで成り、
前記重合体の混合比[I]/[II]が1/99〜70
/30、 前記重合体[I]が含有するカルボニル基および/また
はアルデヒド基1モルに対して前記有機ヒドラジン誘導
体のヒドラジン残基が0.1〜2モル、となるように配
合されたことを特徴とする水性被覆用組成物。 - 【請求項2】 前記ビニル系重合体[I]が、懸濁重合
法により製造されたものである請求項1記載の水性被覆
用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9012498A JPH11286655A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 水性被覆用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9012498A JPH11286655A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 水性被覆用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11286655A true JPH11286655A (ja) | 1999-10-19 |
| JPH11286655A5 JPH11286655A5 (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=13989770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9012498A Pending JPH11286655A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 水性被覆用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11286655A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004323538A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水溶性共重合体の製造法 |
| JP2012052026A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Sekisui Plastics Co Ltd | プレス成形体用重合体粒子及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP9012498A patent/JPH11286655A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004323538A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水溶性共重合体の製造法 |
| JP2012052026A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Sekisui Plastics Co Ltd | プレス成形体用重合体粒子及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050404 |
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| A621 | Written request for application examination |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050404 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080215 |
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