JPH11286660A - 粘着シ―ト類 - Google Patents

粘着シ―ト類

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JPH11286660A
JPH11286660A JP10089676A JP8967698A JPH11286660A JP H11286660 A JPH11286660 A JP H11286660A JP 10089676 A JP10089676 A JP 10089676A JP 8967698 A JP8967698 A JP 8967698A JP H11286660 A JPH11286660 A JP H11286660A
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JP
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pressure
sensitive adhesive
polymer
film
release liner
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JP10089676A
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English (en)
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Waka Hikosaka
和香 彦坂
Masahiko Ando
雅彦 安藤
Yasuyuki Tokunaga
泰之 徳永
Hiroshi Yamamoto
浩史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シロキサンガスの発生による電子機器内部の
腐食や誤動作を回避する一方、室温放置下はもちろん、
ラミネ―ト加工などの熱履歴を受けたのちでも、剥離ラ
イナ―の剥離が容易であり、またカ―ルやそりなどの状
態変化を生じることがなく、したがつて、使用時の取り
扱い性にすぐれ、しかも接着力などの接着特性にもすぐ
れる粘着シ―ト類を提供する。 【解決手段】 ポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―を
含む粘着剤組成物からなる層と、剥離ライナ―として炭
素数4以上のα−オレフインを主成分とする重合体から
なるフイルムまたは表面が上記同様の重合体により加工
されたフイルムとを有することを特徴とする粘着シ―ト
類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコ─ン処理を
施していない剥離ライナ―を使用し、熱履歴を受けたの
ちでも、上記剥離ライナ―の剥離性にすぐれ、また本来
の接着力にもすぐれるシ―ト状やテ―プ状などの粘着シ
―ト類に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着シ―ト類は、通常、良好に接着し、
かつその接着性能を保持するといつた目的から、高接着
性、凝集性を有しており、多種多様な材料にも良好に接
着するように設計されている。また、とくに近年では、
このような粘着シ―ト類を電子機器内部に利用するよう
になつてきている。
【0003】この粘着シ―ト類においては、粘着面の保
護や、保管時や使用時の取り扱い性の向上などのため
に、剥離ライナ―が用いられる。剥離ライナ―のほとん
どは、剥離処理として接着性の非常に低いシリコ─ン処
理を施したものである。このような剥離ライナ―を用い
た粘着シ―ト類を電子機器などに適用すると、シリコ─
ン化合物の一部が粘着剤組成物の層表面に移行する現象
がみられ、HDDなど、とくに電子機器内部に密閉され
た形で使用される場合、シロキサンガスの発生原因とな
り、電子機器内部の腐食や誤動作を引き起こす問題があ
つた。
【0004】この問題を回避するために、シリコ―ン処
理を施していない剥離ライナ―として、ポリエチレンフ
イルムやポリプロピレンフイルムなどを使用する試みも
なされている。このような剥離ライナ―によれば、この
ライナ―から粘着剤組成物の層表面にシリコ─ン化合物
が移行するおそれがないため、シロキサンガスの発生に
よる電子機器内部の腐食や誤動作を引き起こす心配は皆
無となる。しかも、この剥離ライナ―に適した適宜の粘
着剤組成物を選択することにより、上記ライナ―を容易
に剥離することができるとともに、その剥離後に粘着シ
―ト類本来の接着力などを十分に発揮させることも可能
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなシリコ―ン処理を施していない剥離ライナ―を使
用した従来の粘着シ―ト類では、ラミネ―ト加工などの
熱履歴を受けたときに、剥離ライナ―の剥離が非常に重
くなつたり、カ―ルやそりなどの状態変化を生じること
があり、これが使用時の取り扱い性を悪くしていた。
【0006】本発明は、このような事情に照らして、シ
ロキサンガスの発生による電子機器内部の腐食や誤動作
を回避する一方、室温放置下はもちろんのこと、ラミネ
―ト加工などの熱履歴を受けたのちでも、剥離ライナ―
の剥離が容易であり、またカ―ルやそりなどの状態変化
を生じることがなく、したがつて、使用時の取り扱い性
にすぐれ、しかも接着力などの接着特性にもすぐれるシ
―ト状やテ―プ状などの粘着シ―ト類を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対し、鋭意検討した結果、シリコ─ン処理を施して
いない剥離ライナ―として前記従来のポリエチレンフイ
ルムなどとは異なる特定の剥離ライナ―を使用し、かつ
これと組み合わせる粘着剤組成物として特定のものを使
用したときに、シロキサンガスの発生による電子機器内
部の腐食や誤動作などの問題を回避できるとともに、室
温放置下はもちろんのこと、ラミネ―ト加工などの熱履
歴を受けたのちでも、上記ライナ―の剥離が非常に容易
となり、またカ―ルやそりなどの状態変化を起こすこと
もなく、したがつて、使用時の取り扱い性にすぐれてお
り、しかも接着力などの接着特性にすぐれる粘着シ―ト
類が得られることを知り、本発明を完成するに至つた。
【0008】すなわち、本発明は、つぎの式(1); (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表される繰り返し単位を有するポリカ―ボ
ネ―ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からなる
層と、剥離ライナ―として炭素数4以上のα−オレフイ
ンを主成分とする重合体からなるフイルムまたは表面が
上記同様の重合体により加工されたフイルムとを有する
ことを特徴とする粘着シ―ト類(請求項1)、とくに基
材の片面または両面に上記の式(1)で表される繰り返
し単位を有するポリカ―ボネ―ト構造を持つ粘着剤組成
物からなる層が担持され、その粘着面に剥離ライナ―と
して炭素数4以上のα−オレフインを主成分とする重合
体からなるフイルムまたは表面が上記同様の重合体によ
り加工されたフイルムが貼り合わされている上記構成の
粘着シ―ト類(請求項2)に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる粘着剤組成物
は、つぎの式(1); (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表される繰り返し単位を有するポリカ―ボ
ネ―ト構造を持つポリマ―を主成分として含んでなるも
のである。上記ポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―の
分子量としては、重量平均分子量で1万以上、好ましく
は3万以上、より好ましくは5万以上(通常30万ま
で)であるのがよい。
【0010】上記のポリマ―としては、ポリカ―ボネ―
トジオ―ル(またはその誘導体)とジカルボン酸(また
はその誘導体)とから合成されるポリエステル、ポリカ
―ボネ―トジカルボン酸とジオ―ルとから合成されるポ
リエステル、ポリカ―ボネ―トジオ―ルとジイソシアネ
―トとから合成されるポリウレタンなどを挙げることが
できる。これらの中でも、とくにポリカ―ボネ―トジオ
―ルとジカルボン酸とから合成されるポリエステルが好
ましい。
【0011】このポリエステルは、ポリカ―ボネ―トジ
オ―ルを必須としたジオ―ル成分と炭素数が2〜20の
脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジカ
ルボン酸を必須としたジカルボン酸成分とを、常法にし
たがい、無触媒または適宜の触媒を用いてエステル化反
応させることにより、得られるものである。この反応に
際し、ジオ―ル成分とジカルボン酸成分とは、得られる
ポリエステルの分子量が前記範囲となるように、等モル
反応とするのが望ましいが、エステル化反応を促進する
ために、どちらかを過剰に用いて反応させてもよい。
【0012】ここで用いるポリカ―ボネ―トジオ―ル
は、前記の式(1)で表される繰り返し単位を有するジ
オ―ルであつて、数平均分子量としては、400以上、
好ましくは900以上(通常1万まで)であるのがよ
い。このようなポリカ―ボネ―トジオ―ルとしては、ポ
リヘキサメチレンカ―ボネ―トジオ―ル、ポリ(3−メ
チルペンテンカ―ボネ―ト)ジオ―ル、ポリプロピレン
カ―ボネ―トジオ―ルなどや、それらの混合物またはそ
れらの共重合物などを挙げることができる。市販品とし
ては、たとえば、ダイセル化学工業(株)製の「PLA
CCEL CD205PL」、「同CD208PL」、
「同CD210PL」、「同CD220PL」、「同C
D205HL」、「同CD208HL」、「同CD21
0HL」、「同CD220HL」などが挙げられる。
【0013】ジオ―ル成分としては、これらの成分のほ
か、必要により、エチレングリコ―ル、プロピレングリ
コ―ル、ブタンジオ―ル、ヘキサンジオ―ル、オクタン
ジオ―ル、デカンジオ―ル、オクタデカンジオ―ルなど
の直鎖状のジオ―ルや分枝状のジオ―ルなどの成分を併
用してもよい。これら他のジオ―ルは、ジオ―ル成分全
体の50重量%以下、好ましくは30重量%以下の使用
量とするのがよい。また、さらに必要により、ポリマ―
を高分子量化するために、3官能以上のポリオ―ル成分
を少量添加するようにしてもよい。
【0014】また、ジカルボン酸成分は、炭素数が2〜
20の脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とし
たもので、上記の炭化水素基が直鎖状のものでも分枝状
のものであつてもよい。具体的には、コハク酸、メチル
コハク酸、アジピン酸、ピメリツク酸、アゼライン酸、
セバシン酸、1,12−ドデカン二酸、1,14−テト
ラデカン二酸、テトラヒドロフタル酸、これらの酸無水
物や低級アルキルエステルなどを挙げることができる。
【0015】本発明においては、通常、このようなポリ
エステルをはじめとするポリカ―ボネ―ト構造を持つポ
リマ―を適宜の手段で架橋処理することにより、剥離ラ
イナ―に対する剥離性および接着力に加え、耐熱性など
の耐久性にも好結果を得る。架橋手段は任意でよいが、
架橋剤としてポリイソシアネ―ト化合物、エポキシ化合
物、アジリジン化合物、金属キレ―ト化合物、金属アル
コシド化合物などの多官能性化合物を用い、これと上記
ポリマ―(中に含まれる水酸基やカルボキシル基)とを
反応させて架橋する方法が一般的である。上記の多官能
性化合物としては、とくにポリイソシアネ―ト化合物が
好ましい。
【0016】ポリイソシアネ―ト化合物としては、たと
えば、エチレンジイソシアネ―ト、ブチレンジイソシア
ネ―ト、ヘキサメチレンジイソシアネ―トなどの低級脂
肪族ポリイソシアネ―ト類、シクロヘキシレンジイソシ
アネ―ト、イソホロンジイソシアネ―トなどの脂環族ポ
リイソシアネ―ト類、2,4−トリレンジイソシアネ―
ト、4,4−ジフエニルメタンジイソシアネ―ト、キシ
リレンジイソシアネ―トなどの芳香族ポリイソシアネ―
ト類などがあり、そのほかに、トリメチロ―ルプロパン
のトリレンジイソシアネ―ト付加物やヘキサメチレンジ
イソシアネ―ト付加物なども好ましく用いられる。
【0017】これらの架橋剤は、その1種を単独でまた
は2種以上の混合系で使用される。使用量は、架橋する
べきポリエステルなどのポリマ―とのバランスにより、
また粘着剤組成物の使用目的により、適宜選択される。
一般には、ポリエステルなどのポリマ―100重量部に
対し、0.5〜5重量部の割合とするのがよく、これに
より凝集力と接着力のバランス特性に好結果が得られ
る。
【0018】本発明に用いられる粘着剤組成物には、従
来公知の各種の粘着付与剤を配合してもよい。粘着付与
剤の配合により、接着力と耐久性などのバランスがとり
やすくなることもある。また、無機または有機の充填
剤、金属粉、顔料などの粉体、粒子状物、箔状物などの
従来公知の各種の添加剤を任意に配合できる。さらに、
老化防止剤の添加により、耐久性の向上を図るようにし
てもよい。
【0019】本発明に用いられる剥離ライナ―は、シリ
コ―ン処理を施していない剥離ライナ―として、炭素数
4以上のα−オレフインを主成分とする重合体からなる
フイルム、または表面が上記同様の重合体により加工さ
れたフイルムが用いられる。上記の表面が加工されたフ
イルムとしては、たとえば、紙類や他のフイルムと、上
記重合体からなるフイルムとの積層物などが含まれる。
これら剥離ライナ―の厚さとしては、上記いずれのタイ
プにおいても、通常25〜200μmの範囲に設定され
ているのが望ましい。
【0020】炭素数4以上のα−オレフインには、1−
ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−オクテンなどがある。これらの中で
も、4−メチル−1−ペンテンがとくに好ましい。ま
た、これら炭素数4以上のα−オレフインを主成分とす
る重合体には、上記α−オレフインの1種または2種以
上の重合体のほか、上記α−オレフインの1種または2
種以上と上記α−オレフイン以外の、たとえばエチレ
ン、プロピレンなどの炭素数2〜3のα−オレフインと
の共重合体も含まれる。後者の共重合体は、上記炭素数
2〜3のα−オレフインがα−オレフイン全体の20重
量%以下であるのが好ましい。
【0021】本発明に用いられる剥離ライナ―には、こ
のような種々の重合体からなるフイルムが含まれるが、
このうち、本発明の効果を奏する上でとくに好ましいの
は、ポリ4−メチル−1−ペンテンからなるフイルム
か、または表面がポリ4−メチル−1−ペンテンにより
加工されたフイルムである。
【0022】本発明の粘着シ―ト類は、上記の粘着剤組
成物からなる層と上記の剥離ライナ―とを有してなるも
のであり、その一態様としては、上記の剥離ライナ―上
に上記の粘着剤組成物からなる層を乾燥後の厚さが10
〜150μm程度となるように塗着し、その上に必要に
よりさらに上記の剥離ライナ―を貼り合わせてなる、い
わゆる基材レスの両面粘着シ―ト類がある。また、これ
とは別の態様として、ポリエステルフイルムなどのプラ
スチツクフイルムや、紙、不織布などの多孔質材料など
からなる基材を用い、この基材の片面または両面に上記
の粘着剤組成物からなる層を乾燥後の厚さが10〜15
0μm程度となるように塗着して、粘着剤層を担持さ
せ、その粘着面に上記の剥離ライナ―を貼り合わせてな
る、基材付きの片面または両面粘着シ―ト類とすること
ができる。
【0023】このような態様からなる本発明のシ―ト状
やテ―プ状などの粘着シ―ト類は、剥離ライナ―の剥離
性にすぐれ、室温放置下はもちろんのこと、熱履歴を受
けたのちでも、非常に容易に剥離でき、また、熱履歴後
にカ―ルやそりなどの状態変化をきたすことはない。上
記熱履歴後の易剥離性として、たとえば、100℃,5
分後の熱履歴を受けたのちでも、剥離力を200g/5
0mm幅以下、好ましくは100g/50mm幅以下に抑え
ることができる。このように、使用時の取り扱い性にす
ぐれているため、シリコ―ン処理した剥離ライナ―を用
いていた従来の粘着シ―ト類と同様に取り扱うことがで
きる。
【0024】また、本発明の粘着シ―ト類は、上記特定
の粘着剤組成物を使用したことにより、高い接着力を発
揮し、とくに上記の熱履歴を受けたのちでも初期と変わ
らない良好な接着力を発揮する。たとえば、100℃,
5分の熱履歴を受けたのちでも、接着力が800g/2
0mm幅以上、好ましくは1.0kg/20mm幅以上とな
り、粘着シ―ト類として望まれるすぐれた接着性を発現
できる。しかも、上記の剥離ライナ―は、シリコ─ン処
理を施したものでないため、シロキサンガスの発生によ
る電子機器内部の腐食や誤動作の心配もなく、シリコ─
ンの存在を問題とする電子関連機器での用途にも支障な
く使用することができる。
【0025】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味するものとする。
【0026】実施例1 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
工業(株)製の「PLACCEL CD220PL」、
水酸基価:56.1KOHmg/g〕250g、セバシン
酸26.6g、触媒としてのチタニウムテトラブトキシ
ド(以下、TBTという)100mgを仕込み、反応水排
出溶剤としての少量のトルエン、キシレンの存在下、攪
拌を開始しながら180℃まで昇温し、この温度で保持
した。しばらくすると水の流出分離が認められ、反応が
進行し始めた。約25時間反応を続けて、重量平均分子
量が38,000となるポリエステルを得た。
【0027】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
ヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレ
タン(株)製の「コロネ―トHL」〕を1.5部(固形
分)加えて、粘着剤組成物とした。
【0028】この粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが12μmのポリエステルフイルム上に塗布
し、130℃で5分間乾燥して、厚さが30μmの粘着
剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に厚さが
100μmの炭素数4以上のα−オレフインを主成分と
する重合体からなるフイルム〔三井化学(株)製の「オ
ピユランX−88B」〕を貼り合わせて、粘着シ―トを
作製した。
【0029】実施例2 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
工業(株)製の「PLACCEL CD220PL」、
水酸基価:56.1KOHmg/g〕250g、セバシン
酸25.8g、触媒としてのTBT100mgを仕込み、
反応水排出溶剤としての少量のトルエンの存在下、攪拌
を開始しながら180℃まで昇温し、この温度で保持し
た。しばらくすると水の流出分離が認められ、反応が進
行し始めた。約37時間反応を続けて、重量平均分子量
が47,000となるポリエステルを得た。
【0030】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
ヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレ
タン(株)製の「コロネ―トHL」〕を1部(固形分)
加えて、粘着剤組成物とした。
【0031】この粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが12μmのポリエステルフイルム上に塗布
し、130℃で5分間乾燥して、厚さが30μmの粘着
剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に厚さが
100μmの炭素数4以上のα−オレフインを主成分と
する重合体からなるフイルム〔三井化学(株)製の「オ
ピユランX−88B」〕を貼り合わせて、粘着シ―トを
作製した。
【0032】比較例1 アクリル酸ブチル92部とアクリル酸8部との混合物
に、トルエン150部とアゾビスイソブチロニトリル
0.1部を加えた混合溶液を、窒素ガス雰囲気中、60
℃で約7時間溶液重合して、ポリマ―溶液を得た。この
ポリマ―溶液に、ポリマ―100部(固形分)あたり、
架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンのトリレンジイソ
シアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン(株)製の「コロ
ネ―トL」〕を2部(固形分)加えて、粘着剤組成物と
した。
【0033】この粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが12μmのポリエステルフイルム上に塗布
し、130℃で5分間乾燥して、厚さが30μmの粘着
剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に厚さが
100μmの炭素数4以上のα−オレフインを主成分と
する重合体からなるフイルム〔三井化学(株)製の「オ
ピユランX−88B」〕を貼り合わせて、粘着シ―トを
作製した。
【0034】比較例2 実施例1で得た粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが12μmのポリエステルフイルム上に塗布
し、130℃で5分間乾燥して、厚さが30μmの粘着
剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に厚さが
150μmのポリエチレンフイルムを貼り合わせて、粘
着シ―トを作製した。
【0035】上記の実施例1,2および比較例1,2の
各粘着シ―トについて、室温放置下または熱履歴(10
0℃の雰囲気中に5分間放置)後に、下記の方法によ
り、剥離ライナ―の剥離力と、接着力を測定した。ま
た、上記熱履歴(100℃の雰囲気中に5分間放置)後
にカ―ルやそりなどの状態変化が生じるかどうか調べ
た。これらの結果は、後記の表1に示されるとおりであ
つた。
【0036】<剥離ライナ―の剥離力の測定>粘着シ―
トを50mm×100mmに切断し、ポリエステルフイルム
側を両面テ―プによつてステンレス板に固定したのち、
23℃,65%RHの雰囲気中で、粘着シ―トから剥離
ライナ―を引張速度300mm/分の条件で剥離したとき
の剥離力(g/50mm幅)を測定した。
【0037】<接着力の測定>粘着シ―トを20mm×1
00mmに切断し、23℃、65%RHの雰囲気中で、粘
着シ―トから剥離ライナ―を剥がして、アルミニウム板
に2Kgロ―ラ―1往復の条件で圧着したのち、30分後
に、引張速度300mm/分の条件で、180度引き剥が
し接着力(Kg/20mm幅)を測定した。
【0038】<状態変化の測定>熱履歴(100℃の雰
囲気中に5分間放置)後に、粘着シ―トにカ―ルやそり
が発生しているかどうかを調べ、上記発生が顕著に認め
られる場合を×、上記発生が全く認められない場合を
○、と評価した。
【0039】
【0040】上記表1の結果から明らかなように、本発
明の実施例1,2の粘着シ―トは、室温放置下はもちろ
ん、熱履歴後でも、剥離ライナ―の剥離作業に支障をき
たさない小さい剥離力を示し、また熱履歴後にカ―ルや
そりなどの状態変化をきたすこともなく、したがつて、
使用時の作業性にすぐれており、しかも室温放置下はも
ちろん、熱履歴後でも高い接着力を維持していることが
わかる。
【0041】これに対して、本発明とは異なる粘着剤組
成物を用いた比較例1の粘着シ―トは、室温放置下での
剥離ライナ―の剥離性がやや低くなつており、しかも熱
履歴後に上記剥離性がさらに低下し、カ―ルやそりなど
の状態変化もきたしている。また、シリコ―ン処理を施
していない剥離ライナ―として本発明とは異なるライナ
―を用いた比較例2の粘着シ―トは、室温放置下での上
記ライナ―の剥離性は良好であるが、熱履歴後に上記剥
離性が著しく低下しており、しかも熱履歴後のカ―ルや
そりなどの状態変化が大きいことがわかる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、シリ
コ─ン処理を施していない剥離ライナ―として従来のポ
リエチレンフイルムなどとは異なる特定の剥離ライナ―
を使用し、かつこれと組み合わせる粘着剤組成物として
特定のものを使用したことにより、シロキサンガスの発
生による電子機器内部の腐食や誤動作などの問題を回避
できるとともに、室温放置下はもちろんのこと、ラミネ
―ト加工などの熱履歴を受けたのちでも、上記ライナ―
の剥離が非常に容易であり、またカ―ルやそりなどの状
態変化を起こすこともなく、したがつて、使用時の取り
扱い性にすぐれており、しかも接着力などの接着特性に
すぐれる、通常の接着用途はもちろん、シリコ─ンの存
在を問題とする電子関連機器などの接着用途に対しても
有効に使用できる粘着シ―ト類を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 浩史 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの式(1); (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
    基である)で表される繰り返し単位を有するポリカ―ボ
    ネ―ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からなる
    層と、剥離ライナ―として炭素数4以上のα−オレフイ
    ンを主成分とする重合体からなるフイルムまたは表面が
    上記同様の重合体により加工されたフイルムとを有する
    ことを特徴とする粘着シ―ト類。
  2. 【請求項2】 基材の片面または両面に式(1)で表さ
    れる繰り返し単位を有するポリカ―ボネ―ト構造を持つ
    粘着剤組成物からなる層が担持され、その粘着面に剥離
    ライナ―として炭素数4以上のα−オレフインを主成分
    とする重合体からなるフイルムまたは表面が上記同様の
    重合体により加工されたフイルムが貼り合わされている
    請求項1に記載の粘着シ―ト類。
  3. 【請求項3】 炭素数4以上のα−オレフインが4−メ
    チル−1−ペンテンである請求項1または2に記載の粘
    着シ―ト類。
  4. 【請求項4】 剥離ライナ―がポリ4−メチル−1−ペ
    ンテンからなるフイルムまたは表面がポリ4−メチル−
    1−ペンテンにより加工されたフイルムであり、この剥
    離ライナ―の熱履歴(100℃,5分)後の剥離力が2
    00g/50mm幅以下、上記熱履歴後の粘着剤組成物か
    らなる層の粘着力が800g/20mm幅以上である請求
    項1または2に記載の粘着シ―ト類。
  5. 【請求項5】 ポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―を
    含む粘着剤組成物は、ポリカ―ボネ―トジオ―ルを必須
    としたジオ―ル成分と、炭素数2〜20の脂肪族または
    脂環族の炭化水素基を分子骨格としたジカルボン酸また
    はその誘導体を必須としたジカルボン酸成分との重量平
    均分子量1万以上のポリエステルを主成分とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の粘着シ―ト類。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011150214A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Osaka Sealing Printing Co Ltd 剥離シート付きラベル

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