JPH1128669A - 精密切断用超砥粒メタルボンド砥石およびその製造方法 - Google Patents
精密切断用超砥粒メタルボンド砥石およびその製造方法Info
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- JPH1128669A JPH1128669A JP17876197A JP17876197A JPH1128669A JP H1128669 A JPH1128669 A JP H1128669A JP 17876197 A JP17876197 A JP 17876197A JP 17876197 A JP17876197 A JP 17876197A JP H1128669 A JPH1128669 A JP H1128669A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断性能に優れた精密切断用超砥粒メタルボ
ンド砥石およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 超砥粒含有金属にセラミックスウィスカ
−を分散含有された焼結体からなるか、超砥粒含有金属
焼結体板間に、超砥粒含有金属がセラミックスウィスカ
−を分散含有せる焼結体を狭持してなる積層からなる精
密切断用超砥粒メタルボンド砥石で、上記セラミックス
ウィスカ−が、炭化ケイ素、チタン酸カリウム、ほう酸
アルミニウム、アルミナおよび窒化ケイ素の1種または
2種以上であり、望ましくは、上記セラミックスウィス
カ−を分散含有せる焼結体が、超砥粒と、金属粉末と、
セラミックスウィスカ−と、水溶性樹脂結合材および界
面活性剤、更に必要に応じて可塑剤、残部:水を含むス
ラリ−を調製し、このスラリ−をドクタ−ブレ−ド法に
より板状に成形し、得られた板状成形体を乾燥させ、所
定形状に打ち抜いた後、焼成して得る砥石の製造方法。
ンド砥石およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 超砥粒含有金属にセラミックスウィスカ
−を分散含有された焼結体からなるか、超砥粒含有金属
焼結体板間に、超砥粒含有金属がセラミックスウィスカ
−を分散含有せる焼結体を狭持してなる積層からなる精
密切断用超砥粒メタルボンド砥石で、上記セラミックス
ウィスカ−が、炭化ケイ素、チタン酸カリウム、ほう酸
アルミニウム、アルミナおよび窒化ケイ素の1種または
2種以上であり、望ましくは、上記セラミックスウィス
カ−を分散含有せる焼結体が、超砥粒と、金属粉末と、
セラミックスウィスカ−と、水溶性樹脂結合材および界
面活性剤、更に必要に応じて可塑剤、残部:水を含むス
ラリ−を調製し、このスラリ−をドクタ−ブレ−ド法に
より板状に成形し、得られた板状成形体を乾燥させ、所
定形状に打ち抜いた後、焼成して得る砥石の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子材料
部品の精密切断や溝入れ加工などに用いられる薄刃砥石
およびその製造方法に関するものである。
部品の精密切断や溝入れ加工などに用いられる薄刃砥石
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばシリコンウェハ、磁石、水晶等の
素材を切断ないし溝切りするために、用いられるダイヤ
モンドやcBNを超砥粒として含む金属焼結体からなる
精密切断砥石の製造方法としては、従来、粉末圧延法や
金型成形・ホットプレス(HP)法が用いられている。
素材を切断ないし溝切りするために、用いられるダイヤ
モンドやcBNを超砥粒として含む金属焼結体からなる
精密切断砥石の製造方法としては、従来、粉末圧延法や
金型成形・ホットプレス(HP)法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粉末圧延法や金型成形・HP法では、得られる精密切断
砥石の剛性が小さく、曲がりの発生や、切断抵抗の増大
や、チッピングなどの不具合が発生する頻度が大きくな
り問題であった。
粉末圧延法や金型成形・HP法では、得られる精密切断
砥石の剛性が小さく、曲がりの発生や、切断抵抗の増大
や、チッピングなどの不具合が発生する頻度が大きくな
り問題であった。
【0004】また、粉末圧延法においては、成形材に超
砥粒が含まれているため、圧延ロ−ルが摩耗を受けやす
く、ロ−ル寿命が短いものとなっており、また使用する
粉体が圧縮成形性に優れるものである必要があり、使用
できる金属種に制限があるという問題もあった。また、
金型成形・HP法においては、粉末充填ムラによる密度
差や厚みのバラツキが生じやすく、性能が安定しないと
いう問題もあった。
砥粒が含まれているため、圧延ロ−ルが摩耗を受けやす
く、ロ−ル寿命が短いものとなっており、また使用する
粉体が圧縮成形性に優れるものである必要があり、使用
できる金属種に制限があるという問題もあった。また、
金型成形・HP法においては、粉末充填ムラによる密度
差や厚みのバラツキが生じやすく、性能が安定しないと
いう問題もあった。
【0005】本発明は、マトリックス中にウィスカ−に
配向性を持たせることで砥石の剛性を高め、切断性能の
向上を図った精密切断砥石および本砥石をコスト的に安
価に提供できる製造方法を提供することを目的とする。
配向性を持たせることで砥石の剛性を高め、切断性能の
向上を図った精密切断砥石および本砥石をコスト的に安
価に提供できる製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明精密切断用超砥粒メタルボンド砥石(以下、単
に本発明砥石と言う)およびその製造方法は、(1)超
砥粒含有金属にセラミックスウィスカ−を配向分散含有
させた焼結体からなる砥石、(2)超砥粒含有金属焼結
体板間に、超砥粒含有金属にセラミックスウィスカ−を
配向分散含有させた焼結体を狭持した積層からなる砥
石、(3)上記セラミックスウィスカ−が、単一方向に
配向した砥石体を複数方向に複数枚積層させたことを特
徴とする精密切断用超砥粒メタルボンド砥石。(4)上
記セラミックスウィスカ−が、炭化ケイ素、チタン酸カ
リウム、アルミボライドおよびアルミナの1種または2
種以上である(1)乃至(3)のいずれかに記載の砥
石、(5)上記セラミックスウィスカ−を配向分散含有
せる焼結体が、超砥粒と、金属粉末と、セラミックスウ
ィスカ−と、水溶性樹脂結合材、界面活性剤および水を
含むスラリ−を調製し、このスラリ−をドクタ−ブレ−
ド法により板状に成形し、得られた板状成形体を乾燥さ
せ、所定形状に打ち抜いた後、焼成して得る(1)乃至
(4)のいずれかに記載の砥石の製造方法、(6)上記
スラリ−が、更に可塑剤を含有する(5)記載の砥石の
製造方法、に特徴を有する。
の本発明精密切断用超砥粒メタルボンド砥石(以下、単
に本発明砥石と言う)およびその製造方法は、(1)超
砥粒含有金属にセラミックスウィスカ−を配向分散含有
させた焼結体からなる砥石、(2)超砥粒含有金属焼結
体板間に、超砥粒含有金属にセラミックスウィスカ−を
配向分散含有させた焼結体を狭持した積層からなる砥
石、(3)上記セラミックスウィスカ−が、単一方向に
配向した砥石体を複数方向に複数枚積層させたことを特
徴とする精密切断用超砥粒メタルボンド砥石。(4)上
記セラミックスウィスカ−が、炭化ケイ素、チタン酸カ
リウム、アルミボライドおよびアルミナの1種または2
種以上である(1)乃至(3)のいずれかに記載の砥
石、(5)上記セラミックスウィスカ−を配向分散含有
せる焼結体が、超砥粒と、金属粉末と、セラミックスウ
ィスカ−と、水溶性樹脂結合材、界面活性剤および水を
含むスラリ−を調製し、このスラリ−をドクタ−ブレ−
ド法により板状に成形し、得られた板状成形体を乾燥さ
せ、所定形状に打ち抜いた後、焼成して得る(1)乃至
(4)のいずれかに記載の砥石の製造方法、(6)上記
スラリ−が、更に可塑剤を含有する(5)記載の砥石の
製造方法、に特徴を有する。
【0007】本発明においては、超砥粒と結合剤成分で
ある金属粉末および必要に応じてセラミックスウィスカ
−を液状媒体である有機バインダ−等と共にスラリ−状
に混合する。このように超砥粒、金属粉末を液状媒体中
に懸濁分散させることで、超砥粒等の凝集を防ぎ密度ム
ラを抑えることができ、さらにスラリ−の混練を十分に
行なうことにより、密度ムラや厚みのバラツキを押える
ことが可能である。特に超砥粒分布のムラが低く抑えら
れることにより、得られる砥石の切断抵抗、曲がり、チ
ッピングやカ−フ幅を小さく抑えることが可能であり、
またウィスカ−の破損を抑え、ウィスカ−を配向するこ
とにより強度を一段と高めることが出来る。
ある金属粉末および必要に応じてセラミックスウィスカ
−を液状媒体である有機バインダ−等と共にスラリ−状
に混合する。このように超砥粒、金属粉末を液状媒体中
に懸濁分散させることで、超砥粒等の凝集を防ぎ密度ム
ラを抑えることができ、さらにスラリ−の混練を十分に
行なうことにより、密度ムラや厚みのバラツキを押える
ことが可能である。特に超砥粒分布のムラが低く抑えら
れることにより、得られる砥石の切断抵抗、曲がり、チ
ッピングやカ−フ幅を小さく抑えることが可能であり、
またウィスカ−の破損を抑え、ウィスカ−を配向するこ
とにより強度を一段と高めることが出来る。
【0008】また、このようにスラリ−状となした原料
は、ドクタ−ブレ−ド法によって所定の肉厚に容易に成
形可能であり、圧延ロール等の高価な設備を必要としな
いので経済的にも有利である。さらに、本発明で用いる
ことができる金属粉末としては、粉末化及び焼結可能な
全ての金属が使用可能であるので、多種類のものを選定
できると共に、多種類の金属を混合することも可能であ
り、組成の自由度は非常に高く、このことから従来知ら
れる精密切断砥石とは異なる特性の砥石の製造が可能で
ある。また、ドクタ−ブレ−ド法により薄板を成形する
際に、その板成形方向にウィスカ−の配向が生じ、その
方向に非常に強度の高い砥石体が得られる。この方向を
組み合わせた砥石体を積層することにより、あらゆる方
向での剛性を高めることが可能である。
は、ドクタ−ブレ−ド法によって所定の肉厚に容易に成
形可能であり、圧延ロール等の高価な設備を必要としな
いので経済的にも有利である。さらに、本発明で用いる
ことができる金属粉末としては、粉末化及び焼結可能な
全ての金属が使用可能であるので、多種類のものを選定
できると共に、多種類の金属を混合することも可能であ
り、組成の自由度は非常に高く、このことから従来知ら
れる精密切断砥石とは異なる特性の砥石の製造が可能で
ある。また、ドクタ−ブレ−ド法により薄板を成形する
際に、その板成形方向にウィスカ−の配向が生じ、その
方向に非常に強度の高い砥石体が得られる。この方向を
組み合わせた砥石体を積層することにより、あらゆる方
向での剛性を高めることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、金属粉末(Cu、Sn等)、超砥粒
(ダイヤモンド、cBN等)、セラミックスウィスカ−
(炭化ケイ素、チタン酸カリウム、ほう酸アルミニウ
ム、アルミナおよび窒化ケイ素等)および有機バインダ
−(水溶性結合剤、界面活性剤、可塑剤等)を準備し、
金属粉末と超砥粒および必要に応じてセラミックスウィ
スカ−を有機バインダ−でスラリ−状に混合し、これを
例えばドクタ−ブレ−ド法により板状に引き延ばして成
形する。次いで、この板状成形体を乾燥し、予備成形体
を作製し、この予備成形体からプレス等でΦ110mm
の円盤状砥石グリ−ン体を打ち抜く、次いで、この砥石
グリ−ン体を400〜550℃、窒素、水素雰囲気中あ
るいは真空中にて脱バインダ−処理し、次いで、窒素、
水素雰囲気中あるいは真空中で、600〜800℃に
て、加圧・焼成することにより円盤状の焼結体を製造す
る。これをプレスで打ち抜き、Φ100mm×Φ40m
m×0.50mmtの本発明切断砥石を製造する。
て説明する。まず、金属粉末(Cu、Sn等)、超砥粒
(ダイヤモンド、cBN等)、セラミックスウィスカ−
(炭化ケイ素、チタン酸カリウム、ほう酸アルミニウ
ム、アルミナおよび窒化ケイ素等)および有機バインダ
−(水溶性結合剤、界面活性剤、可塑剤等)を準備し、
金属粉末と超砥粒および必要に応じてセラミックスウィ
スカ−を有機バインダ−でスラリ−状に混合し、これを
例えばドクタ−ブレ−ド法により板状に引き延ばして成
形する。次いで、この板状成形体を乾燥し、予備成形体
を作製し、この予備成形体からプレス等でΦ110mm
の円盤状砥石グリ−ン体を打ち抜く、次いで、この砥石
グリ−ン体を400〜550℃、窒素、水素雰囲気中あ
るいは真空中にて脱バインダ−処理し、次いで、窒素、
水素雰囲気中あるいは真空中で、600〜800℃に
て、加圧・焼成することにより円盤状の焼結体を製造す
る。これをプレスで打ち抜き、Φ100mm×Φ40m
m×0.50mmtの本発明切断砥石を製造する。
【0010】ドクタ−ブレ−ド法としては、図2に示す
ような、二枚刃のブレ−ド60A,60Bを用いること
がより好ましい。これは、2枚の刃60A,60Bの間
隙から大きい空気泡Bが除かれ、2枚目のブレ−ド60
Bとキャリアシ−ト10との間隙から押し出されてくる
板状成形体1Aに大きな泡が入らないこと、砥石原料ス
ラリ−Sの液面の高低に拘わらず成形体1Aの厚さを均
一にできるからである。この場合、キャリアシ−ト10
下流側の1枚目の第1ブレ−ド60Aの刃先とキャリア
シ−トとの間隙G1は、第2ブレ−ド60Bの刃先のキ
ャリアシ−トとの間隙G2より大きくすることがより好
ましい。また、第1ブレ−ド60Aと第2ブレ−ド60
Bの隙間Dは、例えば5〜20mm程度とすることがよ
り好ましい。更に、第2ブレ−ド60Bのキャリアシ−
ト10との間隙G2は、0.1〜2mmの範囲が適当で
ある。
ような、二枚刃のブレ−ド60A,60Bを用いること
がより好ましい。これは、2枚の刃60A,60Bの間
隙から大きい空気泡Bが除かれ、2枚目のブレ−ド60
Bとキャリアシ−ト10との間隙から押し出されてくる
板状成形体1Aに大きな泡が入らないこと、砥石原料ス
ラリ−Sの液面の高低に拘わらず成形体1Aの厚さを均
一にできるからである。この場合、キャリアシ−ト10
下流側の1枚目の第1ブレ−ド60Aの刃先とキャリア
シ−トとの間隙G1は、第2ブレ−ド60Bの刃先のキ
ャリアシ−トとの間隙G2より大きくすることがより好
ましい。また、第1ブレ−ド60Aと第2ブレ−ド60
Bの隙間Dは、例えば5〜20mm程度とすることがよ
り好ましい。更に、第2ブレ−ド60Bのキャリアシ−
ト10との間隙G2は、0.1〜2mmの範囲が適当で
ある。
【0011】超砥粒としては、例えばダイヤモンド粒、
cBN粒などが用いられるが、これらに限定されるもの
ではない。また、砥粒粒径としても特に限定されるもの
ではなく、得ようとする砥石の使用目的等に応じて、適
宜選択され、電子材料切断用には、例えば粒径5〜30
μm程度のものが使用される。超砥粒のスラリ−中にお
ける配合量は、1〜10%(重量%、以下同様)、特に
5〜8%の範囲が望ましい。
cBN粒などが用いられるが、これらに限定されるもの
ではない。また、砥粒粒径としても特に限定されるもの
ではなく、得ようとする砥石の使用目的等に応じて、適
宜選択され、電子材料切断用には、例えば粒径5〜30
μm程度のものが使用される。超砥粒のスラリ−中にお
ける配合量は、1〜10%(重量%、以下同様)、特に
5〜8%の範囲が望ましい。
【0012】また、金属粉末の種類としても、超砥粒の
融点以下で焼結可能なものであれば特には限定はなく、
例えばスズ、鉛、銅、ニッケル、鉄、コバルト、クロム
等の焼結する金属及び合金全てが使用可能である。金属
粉末の粒径は、平均粒径が500μm以下、特に0.5
〜100μmの範囲が好ましい。平均粒径が0.5μm
より小さいと、分散が十分に行えず、スラリ−調整時に
水と反応して着火するおそれがあり、一方、平均粒径が
500μmより大きいと、出来上げる砥石の強度が弱く
なりすぎる場合がある。金属粉末のスラリ−中における
配合量は、40〜90%、特に60〜80%の範囲が望
ましい。
融点以下で焼結可能なものであれば特には限定はなく、
例えばスズ、鉛、銅、ニッケル、鉄、コバルト、クロム
等の焼結する金属及び合金全てが使用可能である。金属
粉末の粒径は、平均粒径が500μm以下、特に0.5
〜100μmの範囲が好ましい。平均粒径が0.5μm
より小さいと、分散が十分に行えず、スラリ−調整時に
水と反応して着火するおそれがあり、一方、平均粒径が
500μmより大きいと、出来上げる砥石の強度が弱く
なりすぎる場合がある。金属粉末のスラリ−中における
配合量は、40〜90%、特に60〜80%の範囲が望
ましい。
【0013】セラミックスウィスカ−としては、炭化ケ
イ素、チタン酸カリウム、ほう酸アルミニウム、アルミ
ナおよび窒化ケイ素等が、その寸法は、長さ:5〜50
μm、径:φ0.1〜10μm、望ましくは、長さ:1
0〜20μm、径: 0.5〜5μmである。この長さ
が50μmを越えると、金属中に分散し難く、一方この
値が5μm未満であれば、強化に貢献しない。また、径
が10μmより大きいと、加工面の面粗さを悪くし、
0.1μm以下では強化に寄与しない。セラミックスウ
ィスカ−のスラリ−中における配合量は、0.5〜10
重量%、特に1〜5重量%の範囲が望ましい。
イ素、チタン酸カリウム、ほう酸アルミニウム、アルミ
ナおよび窒化ケイ素等が、その寸法は、長さ:5〜50
μm、径:φ0.1〜10μm、望ましくは、長さ:1
0〜20μm、径: 0.5〜5μmである。この長さ
が50μmを越えると、金属中に分散し難く、一方この
値が5μm未満であれば、強化に貢献しない。また、径
が10μmより大きいと、加工面の面粗さを悪くし、
0.1μm以下では強化に寄与しない。セラミックスウ
ィスカ−のスラリ−中における配合量は、0.5〜10
重量%、特に1〜5重量%の範囲が望ましい。
【0014】水溶性樹脂結合剤は、スラリ−を乾燥させ
たときに多孔質成形体の形状を保持させる働きを有す
る。また、スラリ−の粘度調整剤としても機能する。水
溶性樹脂結合剤としては、メチルセルロ−ス、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセルロ
−ス、カルボキシメチルセルロ−スアンモニウム、エチ
ルセルロ−ス、ポリビニルアルコ−ル等を例示すること
ができる。水溶性樹脂結合剤の配合量は、0.5〜20
重量%、特に2〜10重量%の範囲が好ましい。0.5
重量%より配合量が少ないと、乾燥成形体の強度が弱
く、ハンドリングに差し支える場合があり、一方、20
重量%より多いと、粘度が高くなりすぎて成形が困難に
なる場合がある。
たときに多孔質成形体の形状を保持させる働きを有す
る。また、スラリ−の粘度調整剤としても機能する。水
溶性樹脂結合剤としては、メチルセルロ−ス、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセルロ
−ス、カルボキシメチルセルロ−スアンモニウム、エチ
ルセルロ−ス、ポリビニルアルコ−ル等を例示すること
ができる。水溶性樹脂結合剤の配合量は、0.5〜20
重量%、特に2〜10重量%の範囲が好ましい。0.5
重量%より配合量が少ないと、乾燥成形体の強度が弱
く、ハンドリングに差し支える場合があり、一方、20
重量%より多いと、粘度が高くなりすぎて成形が困難に
なる場合がある。
【0015】界面活性剤は、超砥粒、金属粉およびセラ
ミックスウィスカ−の液状媒体における分散安定性を向
上させる作用、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アル
キルエ−テル硫酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩等
のアニオン系界面活性剤、ポリエチレングリコ−ル誘導
体、多価アルコール誘導体等の非イオン系界面活性剤等
を例示することができる。界面活性剤の配合量は、0.
05〜5重量%、特に0.5〜3重量%の範囲が好まし
い。0.05重量%より配合量が少ないと、超砥粒、金
属粉およびセラミックスウィスカ−の分散安定性を向上
させることができず、一方、5%より多くてもそれ以上
の効果が見られない場合がある。
ミックスウィスカ−の液状媒体における分散安定性を向
上させる作用、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アル
キルエ−テル硫酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩等
のアニオン系界面活性剤、ポリエチレングリコ−ル誘導
体、多価アルコール誘導体等の非イオン系界面活性剤等
を例示することができる。界面活性剤の配合量は、0.
05〜5重量%、特に0.5〜3重量%の範囲が好まし
い。0.05重量%より配合量が少ないと、超砥粒、金
属粉およびセラミックスウィスカ−の分散安定性を向上
させることができず、一方、5%より多くてもそれ以上
の効果が見られない場合がある。
【0016】本発明に係る砥石原料スラリ−には、以上
の成分以外に、可塑剤を配合することができる。可塑剤
は、成形体に可塑性を付与するためのもので、エチレン
グリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、グリセリンなど
の多価アルコ−ル、鰯油、菜種油、オリ−ブ油などの油
脂、石油エ−テル等のエ−テル類、フタル酸ジエチル、
フタル酸ジn−ブチル、フタル酸ジエチルヘキシル、フ
タル酸ジオクチル、ソルビタンモノオレ−ト、ソルビタ
ントリオレエ−ト、ソルビタンパルミテ−ト、ソルビタ
ンステアレ−トなどのエステル類等を例示することがで
きる。可塑剤の配合量は、0.1〜15重量%、特に2
〜10重量%の範囲がましい。配合量が0.1重量%よ
り少ないと、可塑作用が不十分になる場合があり、一
方、15重量%より多いと、成形体の強度が不十分にな
る場合がある。
の成分以外に、可塑剤を配合することができる。可塑剤
は、成形体に可塑性を付与するためのもので、エチレン
グリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、グリセリンなど
の多価アルコ−ル、鰯油、菜種油、オリ−ブ油などの油
脂、石油エ−テル等のエ−テル類、フタル酸ジエチル、
フタル酸ジn−ブチル、フタル酸ジエチルヘキシル、フ
タル酸ジオクチル、ソルビタンモノオレ−ト、ソルビタ
ントリオレエ−ト、ソルビタンパルミテ−ト、ソルビタ
ンステアレ−トなどのエステル類等を例示することがで
きる。可塑剤の配合量は、0.1〜15重量%、特に2
〜10重量%の範囲がましい。配合量が0.1重量%よ
り少ないと、可塑作用が不十分になる場合があり、一
方、15重量%より多いと、成形体の強度が不十分にな
る場合がある。
【0017】予備成形体は、打抜きプレスにより所定の
形状に切断加工され、次の焼成工程に送られる。あるい
は、予備成形体をカッタ−等により所定長さ毎に切断
し、この切断品をウィスカ−配向を組み合わせ、複数枚
積層した状態で、打抜き加工することもできる。
形状に切断加工され、次の焼成工程に送られる。あるい
は、予備成形体をカッタ−等により所定長さ毎に切断
し、この切断品をウィスカ−配向を組み合わせ、複数枚
積層した状態で、打抜き加工することもできる。
【0018】焼成工程は、2段階の工程とすることが好
ましい。第1段階は脱脂と呼ばれ、有機物バインダ−等
を揮散させる工程であり、第2段階は、金属粉末を焼結
させる工程である。また、これらの工程は連続とするこ
とができる。 脱脂工程は、例えば窒素ガスなどの不活
性ガス雰囲気下、あるいは水素ガスなどの還元ガス雰囲
気下あるいは真空雰囲気下で、例えば、400〜550
℃程度の温度で30〜120分の時間焼成することがで
きる。
ましい。第1段階は脱脂と呼ばれ、有機物バインダ−等
を揮散させる工程であり、第2段階は、金属粉末を焼結
させる工程である。また、これらの工程は連続とするこ
とができる。 脱脂工程は、例えば窒素ガスなどの不活
性ガス雰囲気下、あるいは水素ガスなどの還元ガス雰囲
気下あるいは真空雰囲気下で、例えば、400〜550
℃程度の温度で30〜120分の時間焼成することがで
きる。
【0019】また、焼結工程は、製造する金属の種類に
応じて、アンモニア分解ガス雰囲気、水素ガスのような
還元性雰囲気下、真空中、窒素ガスなどの不活性ガス雰
囲気下、例えば、600〜800℃程度の温度で10〜
60分間焼成することができる。さらに、この焼結工程
は、加圧条件下、例えば100〜1000kg/cm 2
において行なうこともできる。加圧焼結する場合に得ら
れる砥石の多孔質構造を維持するには、例えば熱間静水
圧プレス(HIP)法が好適である。
応じて、アンモニア分解ガス雰囲気、水素ガスのような
還元性雰囲気下、真空中、窒素ガスなどの不活性ガス雰
囲気下、例えば、600〜800℃程度の温度で10〜
60分間焼成することができる。さらに、この焼結工程
は、加圧条件下、例えば100〜1000kg/cm 2
において行なうこともできる。加圧焼結する場合に得ら
れる砥石の多孔質構造を維持するには、例えば熱間静水
圧プレス(HIP)法が好適である。
【0020】また、このような脱脂・焼結工程におい
て、予備成形体の変形(ソリ)を防止するため、あるい
はさらに加圧を容易とするために、例えばカ−ボングラ
ファイト、セラミックス製等の熱的に安定でかつ金属融
着の生じ難い素材からなる基板に、予備成形体を挾持し
て焼成を行なうことが望ましい。
て、予備成形体の変形(ソリ)を防止するため、あるい
はさらに加圧を容易とするために、例えばカ−ボングラ
ファイト、セラミックス製等の熱的に安定でかつ金属融
着の生じ難い素材からなる基板に、予備成形体を挾持し
て焼成を行なうことが望ましい。
【0021】このようにして得られた超砥粒焼結体は、
最後に常法に基づき、精密な寸法に、打抜きプレス等に
よって環板状に打抜かれ、例えば銅製の円形基板の外周
部に、この環板の内周部を臘付け等により接合すること
で製品とされる。なお、本発明は、上述した実施の形態
に限定されず、本発明の範囲内で種々に改変することが
できる。
最後に常法に基づき、精密な寸法に、打抜きプレス等に
よって環板状に打抜かれ、例えば銅製の円形基板の外周
部に、この環板の内周部を臘付け等により接合すること
で製品とされる。なお、本発明は、上述した実施の形態
に限定されず、本発明の範囲内で種々に改変することが
できる。
【0022】また、本発明と同様な超砥粒および金属粉
末を使用し、従来法である普通の成形法または本発明同
様のドクタ−ブレ−ド法で製造されたグリ−ンシ−ト
で、上記せる本発明材である砥粒含有金属にセラミック
スウィスカ−が分散含有されたグリ−ンシ−トを挟持し
て、これを加圧下で焼結して積層の砥石を作ることも可
能である。この様にしてできる積層砥石は、特に切断時
における切れ味が向上する。
末を使用し、従来法である普通の成形法または本発明同
様のドクタ−ブレ−ド法で製造されたグリ−ンシ−ト
で、上記せる本発明材である砥粒含有金属にセラミック
スウィスカ−が分散含有されたグリ−ンシ−トを挟持し
て、これを加圧下で焼結して積層の砥石を作ることも可
能である。この様にしてできる積層砥石は、特に切断時
における切れ味が向上する。
【0023】
【実施例】以下、具体的に本発明の実施例について説明
する。 [実施例1]平均粒径が5μmの銅粉30g、平均粒径
が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製20/30μm
粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.6μm、長さ
15μmのチタン酸カリウムウィスカ−0.4gおよび
下記の組成により製造した有機バインダ−15gを混練
機を用いて混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキルベンゼンスルホン酸塩 0.5重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物をドクタ−ブレ−ド法
により、薄板に引き延ばす。得られた板の大きさは、概
ね120mm×200mm×0.8mmtであった。
この板を乾燥し、グリ−ン成形体とし、このグリ−ン成
形体から外形φ110mmの円板状のグリ−ン成形体を
プレスにて打抜いた。 これをカ−ボン製のφ120m
mの円板で挾み込んで、450℃で30分間、水素雰囲
気中で脱バインダ−処理を行なった。次いで、このまま
の状態で加圧(200kg/cm 2 )し、650℃で3
0分間、窒素雰囲気中で焼結し、プレス打ち抜き、φ1
00mm×φ40mm×0.50mmtの本発明薄刃砥
石1(以下、本発明砥石1と言う)を製造した。得られ
た砥石の厚さのバラツキは±5μmであった。
する。 [実施例1]平均粒径が5μmの銅粉30g、平均粒径
が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製20/30μm
粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.6μm、長さ
15μmのチタン酸カリウムウィスカ−0.4gおよび
下記の組成により製造した有機バインダ−15gを混練
機を用いて混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキルベンゼンスルホン酸塩 0.5重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物をドクタ−ブレ−ド法
により、薄板に引き延ばす。得られた板の大きさは、概
ね120mm×200mm×0.8mmtであった。
この板を乾燥し、グリ−ン成形体とし、このグリ−ン成
形体から外形φ110mmの円板状のグリ−ン成形体を
プレスにて打抜いた。 これをカ−ボン製のφ120m
mの円板で挾み込んで、450℃で30分間、水素雰囲
気中で脱バインダ−処理を行なった。次いで、このまま
の状態で加圧(200kg/cm 2 )し、650℃で3
0分間、窒素雰囲気中で焼結し、プレス打ち抜き、φ1
00mm×φ40mm×0.50mmtの本発明薄刃砥
石1(以下、本発明砥石1と言う)を製造した。得られ
た砥石の厚さのバラツキは±5μmであった。
【0024】(従来例)平均粒径が5μmの銅粉30
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4gをシェ−カ−
タイプの混合機で30分間混合した。次いで、この混合
物をプレス型に充填し、5ton/cm2の圧力でφ10
0mm×φ40mm×0.55mmtの薄板円板に成形
した。この円板ををカ−ボン製のφ120mmの円板で
挟んで、加圧(200kg/cm2)し、700℃で30
分間、窒素雰囲気中で焼結し、φ100mm×φ40m
m×0.50mmtの従来法による薄刃砥石1(以下、
従来砥石と言う)を製造した。
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4gをシェ−カ−
タイプの混合機で30分間混合した。次いで、この混合
物をプレス型に充填し、5ton/cm2の圧力でφ10
0mm×φ40mm×0.55mmtの薄板円板に成形
した。この円板ををカ−ボン製のφ120mmの円板で
挟んで、加圧(200kg/cm2)し、700℃で30
分間、窒素雰囲気中で焼結し、φ100mm×φ40m
m×0.50mmtの従来法による薄刃砥石1(以下、
従来砥石と言う)を製造した。
【0025】(比較例1)平均粒径が5μmの銅粉30
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.
6μm、長さ15μmのチタン酸カリウムウィスカ−
0.4gをシェ−カ−タイプの混合機で30分間混合し
た。次いで、この混合物を粉末圧延法にて約120mm
×250mm×0.55mmtの板に成形した。この板
からプレスにて打ち抜き、外径φ100mm、内径φ4
0mmのド−ナツ状円板を得た。この円板をカ−ボン製
のφ120mmの円板で挟んで、加圧(200kg/c
m2)し、650℃で30分間、窒素雰囲気中で焼結
し、φ100mm×φ40mm×0.50mmtの従来
の粉末圧延法による比較の薄刃砥石1(以下、比較砥石
1と言う)を製造した。圧延法によるウィスカ−分散を
試みたが、組織観察の結果、分断したウィスカ−が多数
見られ、分散状況も不均一であった。
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.
6μm、長さ15μmのチタン酸カリウムウィスカ−
0.4gをシェ−カ−タイプの混合機で30分間混合し
た。次いで、この混合物を粉末圧延法にて約120mm
×250mm×0.55mmtの板に成形した。この板
からプレスにて打ち抜き、外径φ100mm、内径φ4
0mmのド−ナツ状円板を得た。この円板をカ−ボン製
のφ120mmの円板で挟んで、加圧(200kg/c
m2)し、650℃で30分間、窒素雰囲気中で焼結
し、φ100mm×φ40mm×0.50mmtの従来
の粉末圧延法による比較の薄刃砥石1(以下、比較砥石
1と言う)を製造した。圧延法によるウィスカ−分散を
試みたが、組織観察の結果、分断したウィスカ−が多数
見られ、分散状況も不均一であった。
【0026】(比較例2)平均粒径が5μmの銅粉30
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径1μ
m、長さ20μmのほう酸アルミニウムウィスカ−0.
6gをシェ−カ−タイプの混合機で30分間混合した。
次いで、この混合物をプレス型に充填し、5ton/cm
2の圧力で約100mm×40mm×0.6mmtの薄
板円板に成形した。この円板をカ−ボン製のφ120m
mの円板で挟み込んで、加圧(200kg/cm2)
し、700℃で30分間、窒素雰囲気中で焼結し、φ1
00mm×φ40mm×0.50mmtの従来のプレス
型による圧縮法による比較の薄刃砥石2(以下、比較砥
石2と言う)を製造した。金型・HP法によるウィスカ
−分散を試みたが、組織観察の結果、ウィスカ−の配向
性が顕著には観測されず、分散状況も不均一であった。
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径1μ
m、長さ20μmのほう酸アルミニウムウィスカ−0.
6gをシェ−カ−タイプの混合機で30分間混合した。
次いで、この混合物をプレス型に充填し、5ton/cm
2の圧力で約100mm×40mm×0.6mmtの薄
板円板に成形した。この円板をカ−ボン製のφ120m
mの円板で挟み込んで、加圧(200kg/cm2)
し、700℃で30分間、窒素雰囲気中で焼結し、φ1
00mm×φ40mm×0.50mmtの従来のプレス
型による圧縮法による比較の薄刃砥石2(以下、比較砥
石2と言う)を製造した。金型・HP法によるウィスカ
−分散を試みたが、組織観察の結果、ウィスカ−の配向
性が顕著には観測されず、分散状況も不均一であった。
【0027】[実施例2]平均粒径が5μmの銅粉30
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.
6μm、長さ15μmのほう酸アルミニウムウィスカ−
0.6gおよび下記の組成により製造した有機バインダ
−15gを混練機を用いて混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキル硫酸エステル塩 0.5重量% ・エチレングリコ−ル(可塑剤) 1重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物をドクタ−ブレ−ド法
により、薄板に引き延ばす。得られた板の大きさは、概
ね120mm×800mm×0.20mmtであった。
この板を乾燥し、グリ−ン成形体とし、このグリ−ン成
形体から外形φ110mmの円板状のグリ−ン成形体を
プレスにて4枚打抜いた。この4枚の成形体を45度ず
つ回転させて積層し、これをカ−ボン製のφ120mm
の円板で挟み込んで、450℃で30分間、水素雰囲気
中で脱バインダ−処理を行なった。次いで、このままの
状態で加圧(200kg/cm2 )し、650℃で1時
間、窒素雰囲気中で焼成し、積層焼結体を得た。これを
プレス打ち抜き、φ100mm×φ40mm×0.50
mmtの本発明薄刃砥石2(以下、本発明砥石2と言
う)を製造した。得られた砥石の厚さのバラツキは±1
0μmであった。
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.
6μm、長さ15μmのほう酸アルミニウムウィスカ−
0.6gおよび下記の組成により製造した有機バインダ
−15gを混練機を用いて混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキル硫酸エステル塩 0.5重量% ・エチレングリコ−ル(可塑剤) 1重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物をドクタ−ブレ−ド法
により、薄板に引き延ばす。得られた板の大きさは、概
ね120mm×800mm×0.20mmtであった。
この板を乾燥し、グリ−ン成形体とし、このグリ−ン成
形体から外形φ110mmの円板状のグリ−ン成形体を
プレスにて4枚打抜いた。この4枚の成形体を45度ず
つ回転させて積層し、これをカ−ボン製のφ120mm
の円板で挟み込んで、450℃で30分間、水素雰囲気
中で脱バインダ−処理を行なった。次いで、このままの
状態で加圧(200kg/cm2 )し、650℃で1時
間、窒素雰囲気中で焼成し、積層焼結体を得た。これを
プレス打ち抜き、φ100mm×φ40mm×0.50
mmtの本発明薄刃砥石2(以下、本発明砥石2と言
う)を製造した。得られた砥石の厚さのバラツキは±1
0μmであった。
【0028】[実施例3]平均粒径が5μmの銅粉30
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.
6μm、長さ15μmのほう酸アルミニウムウィスカ−
1.0gおよび下記の組成により製造した有機バインダ
−15gを混練機を用いて混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキル硫酸エステル塩 0.5重量% ・エチレングリコ−ル(可塑剤) 1重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物をドクタ−ブレ−ド法
により、薄板に引き延ばし、2枚の板を得た。この得ら
れた2枚の板の大きさは、概ね120mm×200mm
×0.16mmtであった。 この板をそれぞれ乾燥
し、グリ−ン成形体とし、このグリ−ン成形体から外形
φ110mmの円板状のグリ−ン成形体2枚をプレスに
て打抜いた。次いで、平均粒径が5μmの銅粉30g、
平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製20/
30μm粒径のダイヤモンド砥粒4gおよび下記の組成
により製造した有機バインダ−15gを混練機を用いて
混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキル硫酸エステル塩 0.5重量% ・エチレングリコ−ル(可塑剤) 1重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物を、ドクタ−ブレ−ド
法により、薄板に引き延ばす。得られた板の大きさは、
概ね120mm×200mm×0.16mmtであっ
た。この板を乾燥し、グリ−ン成形体とし、このグリ−
ン成形体から外形φ110mmの円板状のグリ−ン成形
体をプレスにて打抜いた。同様にして、プレス打抜をい
たグリ−ン成形体を3体作製した。上記3体のグリ−ン
成形体の間に、前記のほう酸アルミニウムウィスカ−を
含有せる2体のグリ−ン成形体を交互に、かつウィスカ
−配向を60度回転した位置関係で挟持し、この挟持体
をカ−ボン製のφ120mmの円板で挾み込んで、55
0℃で30分間、窒素雰囲気中で脱バインダ−処理を行
なった。次いで、このままの状態で加圧(200kg/
cm2 )し、650℃で30分間、窒素雰囲気中で焼結
し、プレス打ち抜き、φ100mm×φ40mm×0.
50mmtの積層の本発明薄刃砥石3(以下、本発明砥
石3と言う)を製造した(図1参照)。得られた砥石の
厚さのバラツキは±6μmであった。また、上記3種の
本発明砥石は、いずれも砥粒の分散状態は良好であっ
た。
g、平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製2
0/30μm粒径のダイヤモンド砥粒4g、繊維径0.
6μm、長さ15μmのほう酸アルミニウムウィスカ−
1.0gおよび下記の組成により製造した有機バインダ
−15gを混練機を用いて混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキル硫酸エステル塩 0.5重量% ・エチレングリコ−ル(可塑剤) 1重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物をドクタ−ブレ−ド法
により、薄板に引き延ばし、2枚の板を得た。この得ら
れた2枚の板の大きさは、概ね120mm×200mm
×0.16mmtであった。 この板をそれぞれ乾燥
し、グリ−ン成形体とし、このグリ−ン成形体から外形
φ110mmの円板状のグリ−ン成形体2枚をプレスに
て打抜いた。次いで、平均粒径が5μmの銅粉30g、
平均粒径が10μmのスズ粉6g、DE BEERS社製20/
30μm粒径のダイヤモンド砥粒4gおよび下記の組成
により製造した有機バインダ−15gを混練機を用いて
混練した。 有機バインダ−成分 ・メチルセルロ−ス 3重量% ・アルキル硫酸エステル塩 0.5重量% ・エチレングリコ−ル(可塑剤) 1重量% ・水 残部 上記のようにして得られた混練物を、ドクタ−ブレ−ド
法により、薄板に引き延ばす。得られた板の大きさは、
概ね120mm×200mm×0.16mmtであっ
た。この板を乾燥し、グリ−ン成形体とし、このグリ−
ン成形体から外形φ110mmの円板状のグリ−ン成形
体をプレスにて打抜いた。同様にして、プレス打抜をい
たグリ−ン成形体を3体作製した。上記3体のグリ−ン
成形体の間に、前記のほう酸アルミニウムウィスカ−を
含有せる2体のグリ−ン成形体を交互に、かつウィスカ
−配向を60度回転した位置関係で挟持し、この挟持体
をカ−ボン製のφ120mmの円板で挾み込んで、55
0℃で30分間、窒素雰囲気中で脱バインダ−処理を行
なった。次いで、このままの状態で加圧(200kg/
cm2 )し、650℃で30分間、窒素雰囲気中で焼結
し、プレス打ち抜き、φ100mm×φ40mm×0.
50mmtの積層の本発明薄刃砥石3(以下、本発明砥
石3と言う)を製造した(図1参照)。得られた砥石の
厚さのバラツキは±6μmであった。また、上記3種の
本発明砥石は、いずれも砥粒の分散状態は良好であっ
た。
【0029】(切断試験)上記の本発明砥石1〜3、従
来砥石および比較砥石1,2を用い、不二越製スライシ
ングマシンにて単結晶シリコンウェハの切断試験を行な
った。切断条件を表1に、また切断試験結果を表2に示
す。単結晶シリコウェハは100mm×100mm×1
mmサイズのものを使用した。
来砥石および比較砥石1,2を用い、不二越製スライシ
ングマシンにて単結晶シリコンウェハの切断試験を行な
った。切断条件を表1に、また切断試験結果を表2に示
す。単結晶シリコウェハは100mm×100mm×1
mmサイズのものを使用した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】なお、切断抵抗は、動歪計により測定し
た。動歪計の上に単結晶シリコンウェハを張り付けて切
断時の最大応力を測定した。また、最大曲がり量、カ−
フ幅は、図3に示すように切断後にブレ−ドの軌跡の最
大ズレおよび切断幅を工具顕微鏡で測定した。
た。動歪計の上に単結晶シリコンウェハを張り付けて切
断時の最大応力を測定した。また、最大曲がり量、カ−
フ幅は、図3に示すように切断後にブレ−ドの軌跡の最
大ズレおよび切断幅を工具顕微鏡で測定した。
【0033】また、最大チッピング量も切断後の切断部
分の欠けの大きさを工具顕微鏡で測定した。
分の欠けの大きさを工具顕微鏡で測定した。
【0034】
【発明の効果】表2から明らかな様に、本発明砥石1〜
3は、従来砥石および比較砥石1,2に較べ、切断抵
抗、最大曲がり量、最大チッピング量、カ−フ幅共に小
さく、切断性能に優れている。これは特にドクタ−ブレ
−ド法の利用により、容易に砥石を構成する焼結体の密
度ムラや厚みのバラツキが少なく、ブレ−ドの剛性が向
上したためであり、またドクタ−ブレ−ド法の利用によ
り、金属組成の自由度が大きくなり、セラミックスウィ
スカ−の均一分散が実現し、その性能を十分に発揮し
て、長寿命の砥石をコスト的に安価に提供することが出
来る様になった。また積層砥石により、より切れ味の良
い砥石を提供できる。
3は、従来砥石および比較砥石1,2に較べ、切断抵
抗、最大曲がり量、最大チッピング量、カ−フ幅共に小
さく、切断性能に優れている。これは特にドクタ−ブレ
−ド法の利用により、容易に砥石を構成する焼結体の密
度ムラや厚みのバラツキが少なく、ブレ−ドの剛性が向
上したためであり、またドクタ−ブレ−ド法の利用によ
り、金属組成の自由度が大きくなり、セラミックスウィ
スカ−の均一分散が実現し、その性能を十分に発揮し
て、長寿命の砥石をコスト的に安価に提供することが出
来る様になった。また積層砥石により、より切れ味の良
い砥石を提供できる。
【図1】図1は、積層の本発明砥石の一例の概観図であ
る。
る。
【図2】図2は、2枚刃のドクタ−ブレ−ドを示す要部
断面図である。
断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施例において測定した最大
曲がり量、カ−フ幅を示す図面である。
曲がり量、カ−フ幅を示す図面である。
Claims (6)
- 【請求項1】超砥粒含有金属にセラミックスウィスカ−
を配向分散含有させた焼結体からなることを特徴とする
精密切断用超砥粒メタルボンド砥石。 - 【請求項2】超砥粒含有金属焼結体板間に、超砥粒含有
金属にセラミックスウィスカ−を配向分散含有させた焼
結体を狭持した積層体からなることを特徴とする精密切
断用超砥粒メタルボンド砥石。 - 【請求項3】上記セラミックスウィスカ−が、単一方向
に配向した砥石体を複数方向に複数枚積層させたことを
特徴とする精密切断用超砥粒メタルボンド砥石。 - 【請求項4】上記セラミックスウィスカ−が、炭化ケイ
素、チタン酸カリウム、ほう酸アルミニウム、アルミナ
および窒化ケイ素の1種または2種以上であることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の精密切断用
超砥粒メタルボンド砥石。 - 【請求項5】上記セラミックスウィスカ−を配向分散含
有せる焼結体が、超砥粒と、金属粉末と、セラミックス
ウィスカ−と、水溶性樹脂結合剤、界面活性剤および水
を含むスラリ−を調製し、このスラリ−をドクタ−ブレ
−ド法により板状に成形し、得られた板状成形体を乾燥
させ、所定形状に打ち抜いた後、焼成して得ることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の精密切断用
超砥粒メタルボンド砥石の製造方法。 - 【請求項6】上記スラリ−が、更に可塑剤を含有するこ
とを特徴とする請求項5記載の精密切断用超砥粒メタル
ボンド砥石の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17876197A JPH1128669A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 精密切断用超砥粒メタルボンド砥石およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17876197A JPH1128669A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 精密切断用超砥粒メタルボンド砥石およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128669A true JPH1128669A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16054155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17876197A Pending JPH1128669A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 精密切断用超砥粒メタルボンド砥石およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1128669A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008538728A (ja) * | 2005-04-13 | 2008-11-06 | ナノシス・インク. | ナノワイヤー分散組成物およびその使用 |
| WO2013184873A1 (en) * | 2012-06-06 | 2013-12-12 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Small diameter cutting tool |
| KR20210056870A (ko) * | 2019-11-11 | 2021-05-20 | 김영준 | 절삭성능이 향상되는 다이아몬드공구용 세그먼트 및 그 제조방법 |
| CN113182522A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-07-30 | 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 | 一种金属超薄砂轮脱脂烧结一体化的热等静压方法 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17876197A patent/JPH1128669A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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