JPH11286738A - 黒鉛と燐化鉄を有するハイス系鋳鉄材 - Google Patents
黒鉛と燐化鉄を有するハイス系鋳鉄材Info
- Publication number
- JPH11286738A JPH11286738A JP9303698A JP9303698A JPH11286738A JP H11286738 A JPH11286738 A JP H11286738A JP 9303698 A JP9303698 A JP 9303698A JP 9303698 A JP9303698 A JP 9303698A JP H11286738 A JPH11286738 A JP H11286738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- graphite
- less
- cast iron
- outer layer
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
付性にすぐれる熱間圧延用複合ロールの外層材を提供す
る。 【解決手段】 重量%にて、C:2.2〜3.6%、S
i:1.0〜2.8%、Mn:0.1〜2.0%、P:0.
25〜0.9%、Ni:0.5〜10.0%、Cr:2.0
〜10.0%、Mo:0.1〜10.0%、W:0.1〜1
0.0%、V、Nbの一種又は二種を合計量で1.5〜1
0.0%、残部実質的にFeからなり、組織中に黒鉛と
燐化鉄を有している。必要に応じて、前記合金成分の他
に、Co:0.5〜10.0%、又はAl:0.01〜0.
50%、Ti:0.01〜0.50%、Zr:0.01〜
0.50%のうちの一種若しくは二種以上、又はB:0.
01〜0.50%を含有することができる。
Description
ールの外層材として好適なハイス系鋳鉄材に関する。
ある外層を耐焼付性及び耐摩耗性にすぐれたハイス系鋳
鉄材で形成し、内層を強靭性にすぐれる鉄鋼材で形成し
た複合ロールが広く使用されている。この外層材とし
て、出願人は、黒鉛を有するハイス系鋳鉄材を以前に提
案した(特開平6−256889号公報等)。この鋳鉄
材は、黒鉛とMC型炭化物を有しており、黒鉛による自
己潤滑性によって低摩擦と耐焼付性を確保し、MC型炭
化物の存在によりすぐれた耐摩耗性を具備している。
化に伴ない、熱間圧延用ロールは、所定の耐摩耗性を確
保しつつ、低摩擦と耐焼付性についてより一層の改善が
要請されている。前記ハイス系鋳鉄材において、低摩擦
と耐焼付性を向上させるには黒鉛量を増やすことが有効
であるが、黒鉛量が増えると、圧延使用時、ロール表面
において黒鉛のミクロ的な欠け落ちの影響が大きくなる
ため、黒鉛を起点とする摩耗が顕著になり、たとえ高硬
度を有していても耐摩耗性の劣化を招く不都合がある。
く、所定の耐摩耗性を確保しつつ、摩擦係数が小さく、
耐焼付性にすぐれる圧延用複合ロールの外層材を提供す
ることである。
め、本発明のハイス系鋳鉄材は、重量%にて、C:2.
2〜3.6%、Si:1.0〜2.8%、Mn:0.1〜
2.0%、P:0.25〜0.9%、Ni:0.5〜10.
0%、Cr:2.0〜10.0%、Mo:0.1〜10.0
%、W:0.1〜10.0%、V、Nbの一種又は二種を
合計量で1.5〜10.0%、残部実質的にFeからな
り、組織中に黒鉛と燐共晶の燐化鉄(Fe3P)を有する
ようにしたものである。本発明のハイス系鋳鉄材は、必
要に応じて、前記合金成分の他に、Co:0.5〜10.
0%、又はAl:0.01〜0.50%、Ti:0.01
〜0.50%、Zr:0.01〜0.50%のうちの一種
若しくは二種以上、又はB:0.01〜0.50%を含有
することができる。
の低減化及び耐焼付性について所望の効果を得るため
に、1.5〜5.0%が望ましい。なお、黒鉛のミクロ的
な欠け落ち量を実質的に影響を受けない程度にとどめ、
黒鉛を起点とする耐摩耗性の劣化を防ぐ見地からは、
1.5〜3.0%にすることがより望ましい。
数の低減化と耐焼付性の向上を図るために、0.2〜4.
0%が望ましい。なお、燐化鉄が多くなると硬度が低下
する傾向にあり、鋳鉄基地の強度低下を招くため、0.
2〜3.0%にすることがより望ましい。
Nb、V、Fe及びCが相互に結合した高硬度の複合炭
化物が基地中に存在するため、すぐれた耐摩耗性を具え
ている。また、組織中に黒鉛の他に燐共晶の燐化鉄を有
しており、この燐化鉄は結晶粒界に晶出し、融点が低く
軟らかいため、熱間圧延中にロール表面からミクロ的に
離脱して自己潤滑に寄与し、低摩擦と耐焼付性が改善さ
れる。黒鉛では、黒鉛のミクロ的な欠け落ちにより、黒
鉛を起点とした摩耗が認められるのに対し、燐化鉄では
そのような傾向はないから、適量の黒鉛と燐化鉄を組織
中に共存させることにより、耐摩耗性を損なうことな
く、所望の低摩擦係数と耐焼付性を確保することができ
る。
度複合炭化物を形成すると共に、V、Nbと結合してM
C型炭化物、Fe、Cr、Mo、Wなどと結合してM6
C型、M2C型或はM3C型の炭化物を形成する。このう
ち、MC型炭化物は特に硬く、耐摩耗性に大きく寄与す
る。また、後述の黒鉛化促進元素であるSiの作用によ
り、凝固中に黒鉛となって晶出したり、熱処理中に微細
黒鉛となって組織中に析出する。2.2%に満たないと
炭化物量が不足し、また好適な黒鉛量が得られなくな
り、一方含有量が3.6%を超えると炭化物量と黒鉛量
が過多となり、材質が脆くなる。このため、Cの含有量
は、2.2〜3.6%に規定する。
必要な元素である。含有量が1.0%に満たないと、所
望の効果が得られない。一方、Siは焼入れ熱処理にお
いて焼入れ性を減じる元素でもあり、本発明のように黒
鉛と燐共晶の燐化鉄とにより低摩擦と耐焼付性を確保す
る材料では2.8%で十分である。
MnSを生成し、Sによる脆化を防止するのに有効な元
素である。一方、含有量が多くなりすぎると靭性の低下
を招くため、含有量は0.1〜2.0%に規定する。
知られているが、本発明のハイス系鋳鉄材にあっては、
Pを積極的に含有させることによって、主としてFeと
結合して燐共晶の燐化鉄(Fe3P)を生成させる。この
燐共晶の燐化鉄が熱間圧延中にロール表面から離脱し
て、ロールと圧延材の間の摩擦特性を改善する。含有量
が0.25%より少ないとこの効果を発揮できない。一
方、含有量が0.9%を超えると脆くなり、熱間圧延ロ
ール材てして適さなくなる。このため、Pの含有量は、
0.25〜0.9%とする。
で添加する。0.5%未満では黒鉛量が過少であり、一
方10.0%を超えるとSiの場合と同様黒鉛が過多と
なり、また残留オーステナイトが増加し、後の熱処理に
よっても強靱組織にすることが難しくなり、耐摩耗性が
劣化する。このため、含有量は0.5〜10.0%に規定
する。
て、高硬度複合炭化物を形成し高温における耐摩耗性の
向上に寄与する。また、一部は基地中に固溶して焼入れ
性及び耐摩耗性を改善する。含有量が2.0%に満たな
いとその効果が少なく、一方10.0%を超えると靭性
の劣化をきたす。このため、含有量は2.0〜10.0%
に規定する。
て、主としてM7C3型、M6C型、M2C型の複合炭化物
を形成し、常温及び高温硬度を高めて耐摩耗性の向上に
寄与する。また、MoはWに比較して少量添加でその効
果を発揮する。しかし、0.1%未満ではその効果を十
分に得られず、一方、10.0%を超えると靭性の低下
をきたし、好ましくない。このため、含有量は、0.1
〜10.0%に規定する。
合して、複合炭化物を形成し、常温及び高温硬度を高め
て耐摩耗性の向上に寄与する。このため、少なくとも
0.1%以上含有させる。一方、あまりに多く含有する
と、靭性の低下をきたし、耐ヒートクラック性を悪化さ
せる。また、遠心力鋳造の際、マクロ偏析が生成し易く
なる。このため、上限は10.0%に規定する。
〜10.0% VとNbは、Fe、Cr、Mo、Wと共にCと容易に結
合して、主としてMC型の複合炭化物を形成し、常温及
び高温硬度を高めて耐摩耗性の向上に寄与する。また、
このMC型炭化物は、厚さ方向に枝状に生成するから、
基地の塑性変形を抑制し、機械的性質、さらには耐クラ
ック性の向上にも寄与する。このため、V及び/又はN
bを合計量で1.5%以上含有させる。一方、あまりに
多く含有すると、靭性の低下を招くと共に、遠心力鋳造
の際、マクロ偏析を生成し易くなる。このため、V及び
/又はNbの合計量の上限は10.0%に規定する。
合金成分のほか、残部はFe、及び不可避的に混入する
不純物からなる。例えば、Sは原料より不可避的に混入
するが、材質を脆くするので少ない程好ましく、S:
0.1%以下にするのがよい。本発明の鋳鉄材は、前記
合金成分の他に、必要に応じて、Co:0.5〜10.0
%、又はAl:0.01〜0.50%、Ti:0.01〜
0.50%、Zr:0.01〜0.50%のうちの一種若
しくは二種以上、又はB:0.01〜0.50%を含有す
ることができる。
CoはCの拡散を抑制する特殊な作用があり、炭化物形
成には無関係に基地に固溶して強靱性を増すと共に、高
温硬度を高めて耐摩耗性の向上に寄与する。さらに、C
oは炭化物生成元素のオーステナイト中への固溶量を増
大させるため、基地の硬度と焼戻し抵抗が増大する。こ
れらの効果を期待するには0.5%以上の含有が必要で
あるが、10.0%を超えて含有してもその効果は飽和
し、経済的に不利である。このため、上限は10.0%
とする。なお、高合金の鋳鉄材料を遠心力鋳造によって
鋳造し、複合ロールを製作する場合、炭化物の分布が不
均一になり易いため、鋳造条件の適正化が必要である
が、本発明のCoを含有する高合金材料の場合、Coは
上述のように炭化物の形成には無関係に基地に固溶する
ため、炭化物の不均一性を大きくすることなく、上述の
優れた効果を期待できる。
% Al、Ti、Zrは、溶湯中で酸化物を生成して、溶湯
中の酸素含有量を低下させ、製品の健全性を向上させる
と共に、生成した酸化物が結晶核として作用するために
凝固組織の微細化に効果がある。0.01%未満ではこ
の効果は十分でなく、一方、0.50%を超えて含有す
ると介在物となって残留し、好ましくない。尚、Al、
Ti、Zrは、本発明では主として鋳造組織の微細化に
よる耐摩耗性改善のために添加されるものであり、単に
脱ガスを目的として添加されるものではない。
他、生成した酸化物を核とする凝固組織の微細化効果、
および基地中に溶け込んだBによる焼入れ性の増大効果
を有する。圧延ロールのような大質量の鋳物の場合、冷
却温度を速くすることが困難な場合があるが、焼入れ性
の増大によって、焼入れ組織を得易くなる。0.01%
未満ではこのような効果が十分ではなく、一方0.50
%を超えると材質が脆くなり好ましくない。
内層または円筒状内層とが溶着された二層複合ロール、
あるいは外層と内層との間に中間層を鋳造した三層複合
ロールの外層材として好適に使用される。
鉄、黒鉛鋼、鋳鋼等の強靱性を有する鋳鋼材が使用され
る。特に、黒鉛晶出材である前三者が好適である。外層
の黒鉛の存在と相まって熱伝導性ひいては放熱性に優
れ、圧延時のロールの熱変形を防止することができるか
らである。また、これらの黒鉛晶出鉄鋼材は、ヤング率
が約19000kg/mm2以下であるため、過負荷時にロー
ルの偏平化によって負荷を吸収し、耐事故性を向上する
ことができる。また、低温歪取り焼鈍によって、外層熱
処理時の残留応力を容易に軽減することができる。ま
た、良好な靱性を有するため、衝撃的な圧延トルクに対
しても耐えることができる。
5〜4.0%(重量%、以下同じ)、Si:0.8〜2.5
%、Mn:0.2〜1.5%、P:0.2%以下、S:0.
2%以下、Ni:3.0%以下、Cr:2.0%以下、M
o:2.0%以下、W、V、Nbを総計で4%以下、残
部実質的にFeからなるものを示すことができる。ダク
タイル鋳鉄の好適な組成例として、C:2.5〜4.0%
(重量%、以下同じ)、Si:1.3〜3.5%、Mn:
0.2〜1.5%、P:0.2%以下、S:0.2%以下、
Ni:3.0%以下、Cr:2.0%以下、Mo:2.0
%以下、W、V、Nbを総計で4%以下、Mg:0.0
2〜0.1%、残部実質的にFeからなるものを示すこ
とができる。黒鉛鋼の好適な組成例として、C:1.0
〜2.3%(重量%、以下同じ)、Si:0.5〜3.0
%、Mn:0.2〜1.5%、P:0.2%以下、S:0.
2%以下、Ni:3.0%以下、Cr:2.0%以下、M
o:2.0%以下、W、V、Nbを総計で4%以下、残
部実質的にFeからなるものを示すことができる。
るのを軽減することを目的の一つとして形成されるが、
それ自体も30kg/mm2程度以上の強度が必要である。強
度が不足すると、外層と中間層との境界部が破断し、外
層が剥離する。従って、中間層には外層から多量の合金
成分が混入しても高強度な材質とする必要がある。かか
る理由から、中間層材としてアダマイト材を使用するこ
とが望ましい。アダマイト材の好適な組成例として、
C:1.0〜2.5%(重量%、以下同じ)、Si:0.2
〜3.0%、Mn:0.2〜1.5%、P:0.2%以下、
S:0.2%以下、Ni:4.0%以下、Cr:4.0%
以下、Mo4.0%以下、W、V、Nbを総計で12%
以下、残部実質的にFeからなるものを示すことができ
る。
合ロールの場合、鋳造後、外層に所定の熱処理が施され
る。例えば、オーステナイト化温度から650〜400
℃までの温度域を100℃/Hr以上の冷却速度で急冷
し、良好な焼入れ組織を得た後、450〜600℃の温
度で1回乃至数回の焼戻しが行なわれる。
熱炉に入れて加熱する方法、外層外周面の回りに誘導加
熱コイルや多数のガスバーナを配置しておき、これらに
よって外層のみを急速加熱する方法がある。前者は昇温
に時間がかかり、外層表面に厚い酸化膜ができ、外層の
歩留りが低下する。更に、鋳鉄材質の内層の溶損を回避
して加熱するには1100℃(望ましくは1000℃)以
下の加熱に止めなければならず、このため炭化物を基地
中に十分固溶させることが難しく、以後の熱処理によっ
ても十分な硬度を得難いという問題がある。これに対し
て、外層のみの加熱方法によれば、中間層の形成と相ま
って、外層を1100℃以上に、内層を1100℃未満
に確実に止めることができるので、内層の部分溶融や、
結晶粒の粗大化による強度低下を防止することができ
る。また、内層(軸芯部)の中心に向かうほど低温となる
ため、オーステナイト化温度に加熱後、外層の熱を内部
へ逃がすことができ、焼入れの際、外層深部の冷却速度
を大きくすることができる。
20mm、深さ120mmの砂型の中で、表1に記載した鋳
鉄材を1425℃の温度で鋳込んだ。なお、表1中、N
o.1〜No.9は黒鉛と燐化鉄を有する発明例、No.10は
黒鉛と燐化鉄の両方を有しない比較例、No.11〜No.1
4は黒鉛のみを有する比較例である。
ロ組織を顕微鏡観察し、晶出した黒鉛と燐共晶の燐化鉄
(Fe3P)の面積率を測定した。その結果を表2に示
す。
後、強制空冷により焼入れし、その後500℃で10時
間の熱処理を3回繰り返した。ロックウエル硬度計によ
り、各試料の表面硬度を測定した結果を表2に併せて示
す。
ファレックス試験により摩擦係数を測定した。ファレッ
クス試験とは、試験片を回転させながら一対のVブロッ
クで挟持押圧して、回転トルクの大きさ、変動により摩
擦係数を調べるものである。使用したブロックの材質は
S45Cである。摩擦係数の測定結果を表2に併せて示
す。
方を晶出していない比較例のNo.10は、摩擦係数が0.
35もある。摩擦係数が大きいと、圧延中、被圧延材と
の間で摩擦を起こし、焼付を生じ易くなる。なお、この
摩擦係数は少なくとも0.30以下であることが好まし
い。発明例のNo.1と比較例のNo.14、発明例のNo.4
と比較例のNo.12、発明例のNo.7と比較例のNo.13
をそれぞれ比較すると、黒鉛面積率がほぼ同じであって
も、燐化鉄を含む本発明の供試材は摩擦係数が小さくな
っており、燐化鉄の存在による低摩擦化の効果が認めら
れる。また、発明例のNo.1、No.3及びNo.8は、黒鉛
面積率が1.8〜3.0%、燐化鉄面積率が2.0〜3.0
%であり、硬度はHRC59.0〜59.9であり、摩擦係
数は0.24〜0.26である。一方、比較例のNo.1
1、No.12及びNo.13は、黒鉛の面積率が4.4〜5.
0%であり、硬度はHRC60.0〜63.0であり、摩擦
係数は0.24〜0.26である。これらの発明例と比較
例を対照すると、組織中に燐化鉄を晶出させることによ
り、約0.25程度の摩擦係数を得るのに必要な黒鉛量
を約40〜60%低減できることがわかる。なお、燐化
鉄の晶出は、硬度の低下を招く不利があるが、熱間圧延
では被圧延材は高温状態にあり、未だ硬化していないか
ら、冷間圧延の場合ほどロールの高硬度は必要とされ
ず、HRC約56以上あれば十分であると考えられる。
する本発明のハイス系鋳鉄材は、黒鉛量を増やすことな
く、低摩擦化を達成することができるので、黒鉛増量に
よる悪影響、即ち、黒鉛の欠け落ち部分から摩耗が進展
するという不都合を大幅に回避することができる。ま
た、所定の硬度を具備しているから、低摩擦と耐焼付性
が特に重要視される熱間圧延条件下で使用される圧延用
複合ロールの外層材として好適である。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量%にて、C:2.2〜3.6%、S
i:1.0〜2.8%、Mn:0.1〜2.0%、P:0.
25〜0.9%、Ni:0.5〜10.0%、Cr:2.0
〜10.0%、Mo:0.1〜10.0%、W:0.1〜1
0.0%、V、Nbの一種又は二種を合計量で1.5〜1
0.0%、残部実質的にFeからなり、組織中に黒鉛と
燐化鉄を有することを特徴とするハイス系鋳鉄材。 - 【請求項2】 Coを0.5〜10.0%含有している請
求項1に記載のハイス系鋳鉄材。 - 【請求項3】 Al:0.01〜0.50%、Ti:0.
01〜0.50%、Zr:0.01〜0.50%のうち、
一種又は二種以上を含有している請求項1又は2に記載
のハイス系鋳鉄材。 - 【請求項4】 Bを0.01〜0.50%含有している請
求項1乃至3のいづれかに記載のハイス系鋳鉄材。 - 【請求項5】 黒鉛の面積率は1.5〜5.0%、燐化鉄
の面積率は0.2〜4.0%である請求項1乃至4の何れ
かに記載のハイス系鋳鉄材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09303698A JP3892141B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 黒鉛と燐化鉄を有するハイス系鋳鉄材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09303698A JP3892141B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 黒鉛と燐化鉄を有するハイス系鋳鉄材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11286738A true JPH11286738A (ja) | 1999-10-19 |
| JP3892141B2 JP3892141B2 (ja) | 2007-03-14 |
Family
ID=14071280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09303698A Expired - Fee Related JP3892141B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 黒鉛と燐化鉄を有するハイス系鋳鉄材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3892141B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005232519A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延用ロール外層材および熱間圧延用複合ロール |
| KR100611201B1 (ko) | 2005-01-06 | 2006-08-09 | 현대제철 주식회사 | 내거침성이 우수한 열간압연용 원심주조 고속도공구강복합롤 |
| JP2007051309A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Jfe Steel Kk | 耐焼付き性および耐摩耗性に優れた鋳物 |
| CN106367656A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-02-01 | 常熟市张桥华丰铸造五金厂 | 一种回火稳定性好的高强度铸件 |
| CN107287495A (zh) * | 2017-07-17 | 2017-10-24 | 西安工业大学 | 一种耐磨食品机械材料及其制备方法 |
| CN111334705A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-06-26 | 中原内配集团股份有限公司 | 一种高强度珠光体减磨铸铁及其制备方法和应用 |
-
1998
- 1998-04-06 JP JP09303698A patent/JP3892141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005232519A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延用ロール外層材および熱間圧延用複合ロール |
| KR100611201B1 (ko) | 2005-01-06 | 2006-08-09 | 현대제철 주식회사 | 내거침성이 우수한 열간압연용 원심주조 고속도공구강복합롤 |
| JP2007051309A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Jfe Steel Kk | 耐焼付き性および耐摩耗性に優れた鋳物 |
| CN106367656A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-02-01 | 常熟市张桥华丰铸造五金厂 | 一种回火稳定性好的高强度铸件 |
| CN107287495A (zh) * | 2017-07-17 | 2017-10-24 | 西安工业大学 | 一种耐磨食品机械材料及其制备方法 |
| CN111334705A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-06-26 | 中原内配集团股份有限公司 | 一种高强度珠光体减磨铸铁及其制备方法和应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3892141B2 (ja) | 2007-03-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2005290533A (ja) | 高耐摩耗性ロール材及び高耐摩耗性複合ロール | |
| JP7048820B2 (ja) | 遠心鋳造製圧延用複合ロール及びその製造方法 | |
| KR930012181B1 (ko) | 압연로울용 복합로울 | |
| JP2000160277A (ja) | 複合ロール | |
| JP3766202B2 (ja) | 耐肌荒れ性にすぐれる黒鉛晶出ハイス系鋳鉄材 | |
| JP2002161332A (ja) | 連続鋳掛け肉盛り製熱間圧延用複合ロール | |
| JP3268210B2 (ja) | 黒鉛を有するハイス系鋳鉄材 | |
| JPH09209073A (ja) | H型鋼圧延ロール用複合スリーブ | |
| JP3892141B2 (ja) | 黒鉛と燐化鉄を有するハイス系鋳鉄材 | |
| JP3751433B2 (ja) | 高温での耐摩耗性にすぐれるハイス系鋳鉄材 | |
| JP2002088445A (ja) | 複合ロール | |
| JP2835259B2 (ja) | 黒鉛を有するハイス系鋳鉄材及び複合ロール | |
| JP2002161331A (ja) | 遠心鋳造製圧延用複合ロールの外層材 | |
| JP2000178675A (ja) | 複合ロール | |
| JP3919092B2 (ja) | 熱間圧延用複合ロール | |
| JP2835260B2 (ja) | 黒鉛を有するハイス系鋳鉄材及び複合ロール | |
| JP2004162104A (ja) | 熱間圧延用ロール外層材および熱間圧延用複合ロール | |
| JP3002313B2 (ja) | 複合ロール | |
| JP3659031B2 (ja) | 遠心鋳造ロール用外層材 | |
| JP3155398B2 (ja) | 複合ロール | |
| JP3746610B2 (ja) | 高温での耐摩耗性にすぐれるハイス系鋳鉄材 | |
| JP2986236B2 (ja) | 強靱な内層を備えた複合ロール | |
| JP3358664B2 (ja) | 複合ロール | |
| JPH09209071A (ja) | 圧延用複合ロール及びその製造方法 | |
| JP3268238B2 (ja) | 耐肌荒れ性にすぐれる黒鉛晶出ハイス系鋳鉄材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060501 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060926 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061205 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061206 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |