JPH11287012A - 垂直ボルト係着用支持具 - Google Patents

垂直ボルト係着用支持具

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JPH11287012A
JPH11287012A JP10092112A JP9211298A JPH11287012A JP H11287012 A JPH11287012 A JP H11287012A JP 10092112 A JP10092112 A JP 10092112A JP 9211298 A JP9211298 A JP 9211298A JP H11287012 A JPH11287012 A JP H11287012A
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vertical bolt
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/10Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two members engaging the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/1091Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two members engaging the pipe, cable or protective tubing with two members, the two members being fixed to each other with fastening members on each side

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井材を吊持する吊りボルトを利用して天井
裏の空間に各種配管や電気配線を施す場合等、垂直ボル
トに係着して種々の物品を支持させる支持具として、両
端が塞がった状態の垂直ボルトに簡単に取付けることが
でき、大きな係着強度が得られ、支持させる物品の重量
や種類の制約が少ないものを提供する。 【解決手段】 支持金具1Aと固定金具2Aとからな
り、支持金具1Aは、垂直ボルト3に側方から嵌合可能
な嵌合枠部11と物品取付部12とを備え、嵌合枠部1
1の内周面に雌ねじ部4が刻設され、固定金具2Aは、
縦壁部21と一対の抱持片22,23とで嵌合枠部11
に外嵌し得る抱持枠を形成し、両抱持片22,23の間
で垂直ボルト3が出入可能で且つ支持金具1Aの嵌合枠
部11が出入不能な間隔のボルト出入口5が構成され、
垂直ボルト3に雌ねじ部4を噛合して嵌合させた支持金
具1Aの嵌合枠部11に、垂直ボルト3に嵌め込んだ固
定金具2Aを上方から外嵌させることにより、支持金具
1Aが垂直ボルト3に離脱及び上下動不能に係着され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビルの如き
建物の天井材を吊持する吊りボルトを利用して天井裏の
空間に各種配管や電気配線を施す場合等、特に既設の垂
直ボルトに係着して種々の物品を支持させるのに使用す
る垂直ボルト係着用支持具に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】ビル等の天井は、建物躯体の天
井部の要所に、該天井部の構造や材質に応じて溶接、ボ
ルト止め、コンクリート中への埋設、デッキプレートへ
の係嵌等の種々の手段によって吊元金具を取り付け、こ
れら吊元金具に設けたねじ孔に吊りボルトを螺着し、こ
の吊りボルトによって野縁や野縁受けを介して天井材を
吊持する構造が一般的に採用されている。
【0003】図14に、建物躯体の天井部(階上床)の
下面がデッキプレートにて構成される場合の天井構造の
一例を示す。このデッキプレート31は、凹陥部31a
と凸条部31bとが交互に配置した波板状をなし、各凹
陥部31aの両側面に溝部32,32が対向状に設けて
ある。そして、該凹陥部31aに、中央部を高く略へ字
状に曲成した金属帯板からなる吊元金具40が両端を溝
部32,32に係嵌して取り付けられ、この吊元金具4
0の中央部に固設したナット40aに、吊りボルト41
が上部を螺挿して垂直状態に保持され、この吊りボルト
41の下部に取り付けた吊りハンガー42にて野縁受け
43が支持されると共に、該野縁受け43に嵌装したグ
リップ44…を介して野縁45が吊持され、この野縁4
5に天井材46が取り付けられている。
【0004】なお、デッキプレート係嵌用の吊元金具4
0は、図では最も単純な形態のものを例示しているが、
デッキプレート31の断面形状や負荷重量に応じて係合
方式や形態の異なる極めて多種多様なものが用いられて
いる。また、吊りハンガー42としても多種のものがあ
る。
【0005】ところで、上述のような吊りボルト41を
用いる天井構造において、天井裏の空間を利用して、例
えば水道管、排水管、ガス管、空調ダクト、電線管等の
各種配管を行ったり、電気配線、電話等のケーブル、こ
れら配線用のチャンネル材等の配設を行う場合、その配
設仕様が予め判明している設計通りであれば、これら配
管や配線に専用の支持部材を天井材取付け施工前に建物
躯体の天井部の要所に適当な手段で独立に取り付けた
り、天井材取付け施工途上の前記吊元金具40に吊りボ
ルト41を保持させる段階で、この吊りボルト41の中
間部位に前記吊りハンガー42と同様のものを野縁受け
43の支持用とは別に上記配管や配線用として螺着させ
ておくことができる。
【0006】しかしながら、実際には、建築の進行に伴
って様々な要因により上記配管や配線の仕様変更を必要
とする場合が多々あり、また完工後のビル使用中におい
ても、各種の機器や設備の新設、増設、設置場所の変更
等により、新たな配管や配線を行ったり、配設替えを要
することが少なくない。ところが、既述の吊りハンガー
42やこれに類するものは、いずれも吊りボルト41に
螺挿もしくは嵌装して取り付ける構造であるから、吊り
ボルト41に野縁受け43や野縁45を吊持させた以降
の段階では、当該吊りボルト41の両端が塞がっている
ために装着できず、一旦吊持させていた野縁受け43や
野縁45を取り外して装着することは膨大な労力と時間
の無駄になるので到底不可能である。
【0007】一方、両端が塞がった吊りボルト41に取
付け可能な支持具としては、例えば図15に示すような
ものがある。同図(A)の支持具50は、金属板をコ字
枠状に曲成したもので、両側板部50b,50bに設け
た切欠部51,51を吊りボルト41に係嵌し、その内
側に通した長尺物品M(図ではチャンネル材)を、基板
部50aに螺挿した蝶ねじ52によって吊りボルト41
に押し付けて固定するようになされている。また同図
(B)の支持具52は、硬質合成樹脂製であり、U字状
枠部52aを吊りボルト41に圧嵌させ、該U字状枠部
52aより側方へ張出する受け板部52b上に長尺物品
M(図ではパイプ)を載せ、U字状枠部52aと受け板
部52bの各長孔53に通した合成樹脂製の締結バンド
54によって長尺物品Mを固定するようになされてい
る。
【0008】しかるに、これら支持具50,52では、
吊りボルト41に対する係着強度に劣るために支持荷重
の上限(安全荷重)が小さく、重量負荷が大きくなると
ずれ落ちを生じることから、物品Mが軽量である場合に
しか使用できないという難点があった。
【0009】本発明は、上述の事情に鑑みて、天井材を
吊持する吊りボルトを利用して天井裏の空間に各種配管
や電気配線を施す場合等、特に既設の垂直ボルトに係着
して種々の物品を支持させるのに使用する支持具とし
て、両端が塞がった状態の垂直ボルトの任意位置に極め
て簡単に取付けることができ、しかも非常に大きな係着
強度が得られ、支持させる物品の重量や種類の制約が少
ないものを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る垂直ボルト係着用支持具
は、物品を支持させる支持金具と、この支持金具を垂直
ボルトの任意位置に固定させる固定金具とからなり、支
持金具は、垂直ボルトに側方から嵌合可能な横断面略U
字形をなす嵌合枠部と、この嵌合枠部の下部より延設さ
れた物品取付部とを備えると共に、嵌合枠部の内周面に
垂直ボルトの雄ねじに噛合し得る雌ねじ部が刻設され、
固定金具は、縦壁部とその左右両側から当該縦壁部の一
面側へ延設された一対の抱持片とで、支持金具の嵌合枠
部に外嵌し得る抱持枠を形成すると共に、両抱持片の間
で垂直ボルトが出入可能で且つ支持金具の嵌合枠部が出
入不能な間隔のボルト出入部が構成され、垂直ボルトの
任意位置に雌ねじ部を噛合して嵌合させた支持金具の嵌
合枠部に、それよりも上位で該垂直ボルトに嵌め込んだ
固定金具を縦壁部が垂直ボルトに当接した形で上方から
外嵌させることにより、支持金具が垂直ボルトに離脱及
び上下動不能に係着されるように設定されてなる。
【0011】上記構成の支持具によれば、支持金具の嵌
合枠部を垂直ボルトの任意位置に側方から嵌合できると
共に、固定金具も該垂直ボルトに側方から嵌め込むこと
ができ、この固定金具の嵌合位置を上位として、下位に
嵌合している支持金具の嵌合枠部に固定金具を上方から
外嵌させることにより、該嵌合枠部は内周の雌ねじ部が
垂直ボルトの雄ねじに噛合した状態で当該垂直ボルトか
ら開離不能に押さえ込まれた形になるから、支持金具は
垂直ボルトに離脱及び上下動不能に係着される。この場
合、支持金具及び固定金具は、既述の吊りハンガーのよ
うに垂直ボルトの端部から挿嵌させる必要はないから、
該垂直ボルトの両端が塞がっている状態であっても全く
支障なく係着できる。しかも、支持金具は雌ねじ部の全
体で垂直ボルトの雄ねじに噛合するから、係着強度が非
常に大きく、物品取付部に支持させる物品の重量負荷が
大きくてもずれ落ちることはない。
【0012】請求項2の発明では、上記請求項1の垂直
ボルト係着用支持具における固定金具は、縦壁部の内面
上部に小凸部を有し、垂直ボルトに嵌合した支持金具の
嵌合枠部に外嵌した際に、該小凸部と縦壁部の下縁とが
垂直ボルトに直接に当接するように設定されてなるもの
としている。この場合、固定金具は、抱持枠の内側上部
が小凸部の突出分だけ内側下部よりも狭くなっているか
ら、支持金具の嵌合枠部に対する外嵌位置が下がるほど
当該嵌合枠部を強く締め付ける形になり、この嵌合枠部
への外嵌に際して例えば適当な打圧具で軽く叩いて強制
的に押し下げることにより、小凸部が垂直ボルトの雄ね
じの谷間に噛み込んだ状態で垂直ボルトに強固に係着す
るから、取付け後の振動等による上方への変位が確実に
防止される。
【0013】しかして、上記請求項1又は2の垂直ボル
ト係着用支持具における固定金具は、請求項3の発明の
ように、平板状の縦壁部と両抱持片とで平面視略ワ字形
又は略コ字形の抱持枠を形成したものや、請求項4の発
明のように、平板状の縦壁部の上部より弧状に延出する
一方の抱持片と、該縦壁部の下部より弧状に延出する他
方の抱持片とを有すると共に、両抱持片の上下間にボル
ト出入部が構成されたものとすれば、金属板材の曲成に
よって容易に製作可能である。しかして、請求項4の固
定金具は、横向き状態で該ボルト出入部に垂直ボルトを
嵌入させた上で、縦向き状態に変えて該垂直ボルトに嵌
装させる。
【0014】また、上記請求項1〜4のいずれかの垂直
ボルト係着用支持具において、請求項5の発明のよう
に、固定金具が、縦壁部の上下縁の一方から外向きに張
出した支持片を有してなる構成とすれば、支持金具に加
えて固定金具にも支持片を利用して物品を支持させるこ
とができる。
【0015】一方、上記請求項1〜5のいずれかの垂直
ボルト係着用支持具において、請求項6の発明のよう
に、支持金具の物品取付部が、物品を載置し得る受け形
状を有してなるものとすれば、該物品取付部を利用して
各種配管のパイプ、チャンネル材、ケーブル等の長尺物
品の配設を容易に行える。
【0016】また、上記請求項1〜6のいずれかの垂直
ボルト係着用支持具において、請求項7の発明のよう
に、支持金具の物品取付部に透孔及びねじ孔の一方又は
両方が穿設されてなる構成とすれば、各種配管のパイ
プ、チャンネル材、ケーブル等の長尺物品を配設する際
に、該長尺物品を固定するための種々の補助固定具を上
記透孔やねじ孔を利用して取り付けることができる。
【0017】更に、上記請求項1〜7のいずれかの垂直
ボルト係着用支持具において、請求項8の発明のよう
に、支持金具の物品取付部に垂直ボルトに係合する係止
片が一体形成されてなるものとすれば、当該金具にかか
る物品の荷重が偏っても、該係止片によって当該金具の
傾きが防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る垂直ボルト係
着用支持具の実施例について、図面を参照して具体的に
説明する。図1及び図2に示す第一実施例の垂直ボルト
係着用支持具は、共に一枚の金属板より打ち抜き及び曲
げ加工して得られる支持金具1Aと固定金具2Aとから
なる。
【0019】支持金具1Aは、垂直ボルト3に側方から
嵌合可能な横断面略U字形をなす嵌合枠部11と、この
嵌合枠部11の下部より延設された上向き開放コ字形の
物品取付部12とを備え、嵌合枠部11の内周面に垂直
ボルト3の雄ねじに噛合し得る雌ねじ部4が刻設され、
また嵌合枠部11の略対向する内面上部に幅方向に長い
係止用凸部12a,12bが背面からのプレスによって
形成されている。しかして、嵌合枠部11は、図2
(ロ)に示すように、垂直ボルト3に雌ねじ部4が噛合
する状態で適嵌すると共に、当該嵌合枠部11の両側縁
を結ぶ線よりも垂直ボルト3が僅かに外側へはみ出るよ
うに寸法設定されている。また物品取付部12は、嵌合
枠部11が垂直ボルト3に嵌合した状態において、図2
(イ)に示すように垂直ボルト3から離れた位置で垂下
するように設定されている。
【0020】一方、固定金具2Aは、平板状の縦壁部2
1と、その左右の一側から当該縦壁部21の一面側へ延
設された短い円弧状の抱持片22と、同他側から同様に
延設された長い円弧状の抱持片23とで、支持金具1A
の嵌合枠部11に外嵌し得る大きさの平面視略ワ字形の
抱持枠を構成すると共に、両抱持片22,23の端縁間
によって垂直ボルト3が出入可能で且つ支持金具1Aの
嵌合枠部11が出入不能な間隔のボルト出入部5を形成
しており、縦壁部21の内面上部に小凸部21aが背面
からのプレスによって形成されている。
【0021】上記構成の垂直ボルト係着用支持具は、図
2(イ)〜(ハ)に示すように、支持金具1Aの嵌合枠
部11を垂直ボルト3の任意位置に嵌合して内周の雌ね
じ部3を該垂直ボルト3の雄ねじに噛合させると共に、
この嵌合位置よりも上位に、固定金具2Aを該垂直ボル
ト3にボルト出入部5より内側へ嵌め込み、この固定金
具2Aを下降させて支持金具1Aの嵌合枠部11に外嵌
させることにより、該固定金具2Aの縦壁部21がその
内面上部の小凸部21aと下縁21bとで垂直ボルト3
に当接した形で、嵌合枠部11を当該垂直ボルト3から
開離不能に押さえ込み、もって支持金具1Aが垂直ボル
ト3に離脱及び上下動不能に係着される。そして、この
垂直ボルト3に係着された支持金具1Aの物品取付部1
2には、例えば図2(イ)に示すチャンネル材Tの如き
角形の長尺物品を嵌め込んで支承させることができ、係
止用凸部12a,12bが該物品の抜け止めとして機能
する。
【0022】この場合、支持金具1A及び固定金具2A
は、垂直ボルト3の両端が塞がっている状態であっても
全く支障なく係着できるから、例えば既述のビル等の天
井材の取付け施工(図14参照)において、建物躯体の
天井部のデッキプレートに取り付けた吊元金具に上端部
を螺着した吊りボルト(垂直ボルト)に対し、その下端
部に野縁受けや野縁を吊持させた後の段階でも任意位置
に係着でき、この係着した支持金具1Aの物品取付部1
2を利用して天井裏の空間に、例えば水道管、排水管、
ガス管、空調ダクト、電線管等の各種配管を行ったり、
電気配線、電話等のケーブル、これら配線用のチャンネ
ル材等の配設を行うことができる。従って、既に前記野
縁受けや野縁、更には天井材の取付けが終わった段階で
上記配管や配線の仕様変更を必要としたり、また完工後
のビル使用中における各種の機器や設備の新設、増設、
設置場所の変更等により天井裏に新たな配管や配線等の
施工や配設替えを要する場合に、既設の吊りボルトに支
持金具1A及び固定金具2Aを係着して、これら配管や
配線等の支承部を形成できる。無論、既に天井材を取付
けている場合は、その一部を外して所要の配管や配線の
施工を行える。
【0023】しかして、固定金具2Aは、抱持枠の内側
上部が小凸部6の突出分だけ内側下部よりも狭くなって
おり、支持金具1Aの嵌合枠部11に対する外嵌位置が
下がるほど当該嵌合枠部を強く締め付ける形になるか
ら、該嵌合枠部11に外嵌させる際、例えば適当な打圧
具で軽く叩くようにして強制的に押し下げることによ
り、小凸部21aが垂直ボルト3の雄ねじの谷間に噛み
込んだ状態で垂直ボルト3に強固に係着し、取付け後の
振動等による上方への変位が確実に防止される。また、
支持金具1Aは雌ねじ部4の全体で垂直ボルト3の雄ね
じに噛合するから、係着強度が非常に大きく(例えば図
15に示すような支持具に比較して安全荷重として数十
倍)、物品取付部12に支持させる物品による重量負荷
が大きい場合でもずれ落ちる懸念はない。
【0024】図3は本発明に係る垂直ボルト係着用支持
具の他の実施例における固定金具を示す。同図(イ)の
第二実施例の固定金具2Bは、平板状の縦壁部21と、
その左右両側から当該縦壁部21の一面側へ延設された
一対の平板状の抱持片22,23とで、平面視略コ字形
の抱持枠を構成すると共に、両抱持片22,23の内側
に折り返し状に曲成された端縁部22a,23a間でボ
ルト出入部5を形成している。同図(ロ)の第三実施例
の固定金具2Cは、平板状の縦壁部21の上部より円弧
状に延出する一方の抱持片22と、該縦壁部21の下部
より円弧状に延出する他方の抱持片23とを有すると共
に、両抱持片22,23の上下間にボルト出入部5が構
成されている。同図(ハ)の第四実施例の固定金具2D
は前記第一実施例における固定金具2Aの縦壁部21の
下縁に、また同図(ニ)の第五実施例の固定金具2Eは
前記第一実施例における固定金具2Aの縦壁部21の下
縁に、それぞれ係止孔24aを有する支持片24が外向
きに張出するように一体形成されたものである。
【0025】しかして、これら固定金具2B〜2Eにお
いても、第一実施例の固定金具2Aと同様に、抱持枠と
して支持金具1(前記1Aと後述の他の実施例の支持金
具1B〜1H等を含む総称としての符号)の嵌合枠部1
1に外嵌し得る大きさを備えると共に、ボルト出入部5
は垂直ボルト3が出入り可能で前記嵌合枠部11を出入
り不能とする間隔に設定され、且つ縦壁部21の内面上
部に小凸部21aを設けてある。従って、これら固定金
具2B〜2Eは、前記第一実施例の固定金具2Aと同様
に、垂直ボルト3にボルト出入部5より嵌装し、当該垂
直ボルト3に嵌合している支持金具1の嵌合枠部11に
外嵌させることにより、該支持金具を垂直ボルト3に離
脱及び上下動不能に係着固定できる。図4は、第二実施
例の固定金具2Bにより、前記第一実施例で用いた支持
金具1Aを垂直ボルト3に係着固定した状態を示す。
【0026】ただし、第三実施例の固定金具2Cは、こ
れを垂直ボルト3に嵌装する際、図5の仮想線で示すよ
うに横向き状態でボルト出入部5に該垂直ボルト3を嵌
入させた上で、同図実線で示すように縦向き状態に変え
ることにより、該垂直ボルト3に嵌装させる。この嵌装
後に支持金具1の嵌合枠部11に外嵌させる操作は前記
第一実施例と同じである。なお、第四及び第五実施例の
固定金具2D,2Eでは、例えば図13に示すように、
支持片24の係止孔24aに係止したフックFや他の種
々の吊り具を介し、電線L等の比較的軽量の物品を支承
して配設するのに利用できる。
【0027】一方、本発明の垂直ボルト係着用支持具に
おける支持金具1としては、前記第一実施例で用いた支
持金具1Aに限らず、図6〜図12に例示するように、
物品取付部12の形状が種々異なるものを包含する。例
えば、図6に示す第六実施例の支持金具1Bの物品取付
部12は長尺物品がパイプP等の円筒状である場合に対
応したU字形をなし、図7に示す第七実施例の支持金具
1Cの物品取付部12は長尺物品が角筒Sやチャンネル
材のような角形である場合の支承に適するL字形をな
し、共に該物品取付部12の基部側と先端側に設けた透
孔13,13を利用して、針金6や合成樹脂製の締結バ
ンド7の如き補助固定具にて長尺物品を締着固定できる
ようになっている。また、図8に示す第八実施例の支持
金具1Dでは、物品取付部12が上向き開放コ字形をな
し、その上に水平配設する角形や円筒状の長尺物品を支
承させて基部側と先端側の透孔13a,13bを利用し
て前記同様の補助固定具にて締着固定できると共に、先
端側の透孔13bを利用して、例えば図の仮想線で示す
電線管EPのような垂直方向に配設される2本の細径の
管体やケーブル等を、W形の押さえ金具8aとボルト8
b及び蝶ナット8cを介して外側で固定することも可能
である。
【0028】図9に示す第九実施例の支持金具1Eで
は、平板状の物品取付部12に径大の透孔13と径小の
ねじ孔14が穿設されており、例えば、透孔13に金属
帯板からなる一対の半円形クリップバンド9,9の鍔付
き先端部9a,9aを嵌め込み、両クリップバンド9,
9間にパイプ等の円筒形の長尺物品を挟んだ状態で孔付
き尾端部9b,9bをビス25とナット26にて締め付
けて固定したり、金属帯板からなる開環状のクリップバ
ンド27に円筒形の長尺物品を通し、このクリップバン
ド27の孔付き両端部27a,27bに通したビス25
をねじ孔14に螺挿して取り付けたり、更にはねじ孔1
4を利用して図8に示すようなW形の押さえ金具8aと
ボルト8bとで垂直方向に配設される2本の細径の管体
やケーブル等を固定することもできる。
【0029】図10に示す第十実施例の支持金具1Fで
は、平板状の物品取付部12に、径の異なるねじ孔14
a〜14cと、径大の透孔13、長孔14を設けてお
り、ねじ孔14a〜14cを利用して前記図9に示すク
リップバンド27を始めとする種々のねじ止め式補助固
定具を支持荷重に応じてねじ径を選択して取付け、また
透孔13を利用して前記図9に示す半円形クリップバン
ド9,9を始めとする種々の嵌め込み式補助固定具を取
付け、更に長孔14を利用してねじ止め式や嵌め込み式
の補助固定具を位置調整可能に取付ける等、多様な物品
取付け形態が可能になるように設定されている。
【0030】図11に示す第十一実施例の支持金具1G
では、物品取付部12に、全体のL字形折曲による下段
受け部16と、その垂直部の切り起こしによる上段受け
部17との2段に形成され、基部と両受け部16,17
の立ち上げ先端部に各々透孔13が設けてあり、両受け
部16,17の一方又は両方で水平配設する長尺物品を
支承し、それぞれ透孔13を利用して既述の針金や締結
バンドにて締着固定できるようになっている。
【0031】図12に示す第十二実施例の支持金具1H
では、L字形をなす物品取付部12の垂直部に、半円弧
状切欠部18aを有する係止片18が背面側へ切り起こ
し形成されると共に、同水平部に各々径の異なる複数個
の透孔13やねじ孔14が設けてある。この場合、透孔
13やねじ孔14を利用して前記同様の種々の補助固定
具を介して各種物品を支持できるが、その支持位置によ
って当該支持金具1Hにかかる荷重が偏っても、垂直ボ
ルト3に嵌合枠部11を嵌合させる際、図示のように係
止片18の切欠部18aを当該垂直ボルト3に係嵌させ
ることにより、荷重の偏りによる当該支持金具1Hの傾
きを確実に防止できる。
【0032】なお、本発明においては、支持金具1の物
品取付部12について、上記の例示以外の様々な形態と
することができ、受け部形状とする場合でも例えば垂直
部の面方向に沿う両側にL字形等の受け部を形成し、垂
直ボルト3の両側を通って水平配設する二本の長尺物品
を支承させることも可能であり、また透孔13やねじ孔
14の形成位置や個数も種々設定できる。一方、固定金
具2についても、例えばボルト出入部5を斜めに設定し
たり、第四及び第五実施例の固定金具2D,2Eにおけ
る支持片24を縦壁部21の上縁側に延設したり、該支
持片24をL字形やU字形とする等、例示した以外の種
々の形態が可能である。更に、支持対象とする物品は、
長尺のものに限らず、例えば電気配線の中継・分岐部と
するアウトレットボックス等、配線や配管の途上に介在
させる各種部材や機器を支持金具1の物品取付部12で
固定するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ビル等の天井
材を吊持する吊りボルトを利用して天井裏の空間に各種
配管や電気配線を施す場合等、特に既設の垂直ボルトに
係着して種々の物品を支持させるのに使用する垂直ボル
ト係着用支持具として、物品取付部を有する支持金具
と、この支持金具を垂直ボルトの任意位置に固定させる
固定金具とからなり、両金具を共に垂直ボルトに対して
側方からの嵌合によって任意位置に極めて簡単に取付け
ることができ、しかも支持金具の雌ねじ部が垂直ボルト
の雄ねじに噛合するために非常に大きな係着強度が得ら
れ、支持させる物品の重量や種類の制約が少ないものが
提供される。しかして、この支持具を用いれば、例えば
上記の天井材の取付け施工において、建物躯体の天井部
のデッキプレートに取り付けた吊元金具に上端部を螺着
した吊りボルトに対し、その下端部に野縁受けや野縁を
吊持させた後でも任意位置に係着できるから、これら吊
持後の段階や天井材の取付けが終わった段階で上記配管
や配線の仕様変更を必要としたり、また完工後のビル使
用中における各種の機器や設備の新設、増設、設置場所
の変更等により天井裏に新たな配管や配線等の施工や配
設替えを要する場合でも、前記吊りボルトを支承部とし
て利用することが可能となる。
【0034】請求項2の発明によれば、上記の垂直ボル
ト係着用支持具において、固定金具が縦壁部の内面上部
の小凸部と下縁とで垂直ボルトに当接し、小凸部が垂直
ボルトの雄ねじの谷間に噛み込む形になるため、垂直ボ
ルトに取付け後に振動等を受けても固定金具が上方へ変
位することがなく、もって該変位による係着力の低下が
確実に防止され、高い取付け信頼性が得られる。
【0035】請求項3及び請求項4の発明によれば、上
記の垂直ボルト係着用支持具において、特に固定金具が
構成的に簡素であるために容易に製作可能となる。
【0036】請求項5の発明によれば、上記の垂直ボル
ト係着用支持具において、固定金具に支持片を有するか
ら、支持金具に加えて固定金具にも物品を支持させるこ
とができる。
【0037】請求項6の発明によれば、上記の垂直ボル
ト係着用支持具において、支持金具の物品取付部が受け
形状を有するため、該物品取付部を利用して各種配管の
パイプ、チャンネル材、ケーブル等の長尺物品の配設を
容易に行える。
【0038】請求項7の発明によれば、上記の垂直ボル
ト係着用支持具において、支持金具の物品取付部に透孔
及びねじ孔の一方又は両方が穿設されているから、各種
配管のパイプ、チャンネル材、ケーブル等の長尺物品を
配設する際に、該長尺物品を固定するための種々の補助
固定具を上記透孔やねじ孔を利用して取り付けることが
できる。
【0039】請求項8の発明によれば、上記の垂直ボル
ト係着用支持具において、支持金具の物品取付部に垂直
ボルトに係合する係止片を有するから、当該金具にかか
る物品の荷重が偏っても、当該金具の傾きが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る垂直ボルト係着用支持具の第一
実施例を示し、(イ)は取付け前の垂直ボルトと支持金
具及び固定金具を示す斜視図、(ロ)は同支持金具の背
面図である。
【図2】 同第一実施例における垂直ボルト係着用支持
具の取付け状態を示し、(ト)は側面図、(ロ)は
(イ)のローロ線の断面矢視図、(ハ)は(ロ)のハー
ハ線の断面矢視図である。
【図3】 本発明の他の実施例に用いる固定金具を示
し、(イ)は第二実施例の固定金具の斜視図、(ロ)は
第三実施例の固定金具の斜視図、(ハ)は第四実施例の
固定金具の斜視図、(ニ)は第五実施例の固定金具の斜
視図である。
【図4】 同第二実施例の固定金具を用いた垂直ボルト
係着用支持具の取付状態を示す横断平面図である。
【図5】 同第三実施例の固定金具を用いた垂直ボルト
係着用支持具の取付操作を示す側面図である。
【図6】 同第六実施例に用いる支持金具の斜視図であ
る。
【図7】 同第七実施例に用いる支持金具の斜視図であ
る。
【図8】 同第八実施例に用いる支持金具と取付け用補
助具を示す斜視図である。
【図9】 同第九実施例に用いる支持金具と取付け用補
助具を示す斜視図である。
【図10】 同第十実施例に用いる支持金具の正面図で
ある。
【図11】 同第十一実施例に用いる支持金具の斜視図
である。
【図12】 同第十二実施例における支持金具の取付け
状態を示す斜視図である。
【図13】 同第三及び第四実施例の固定金具を用いた
垂直ボルト係着用支持具の取付状態を示す側面図であ
る。
【図14】 ビル等の天井構造の一例を示す縦断側面図
である。
【図15】 従来の支持具を吊りボルトに係着た状態を
示し、(A)は第一例の斜視図、(B)は第二例の斜視
図である。
【符号の説明】
1,1A〜1H 支持金具 11 嵌合枠部 12 物品取付部 13,13a,13b 透孔 14,14a〜14c ねじ孔 18 係止片 2,2A〜2E 固定金具 21 縦壁部 21a 小凸部 21b 下縁 22,23 抱持片 24 支持片 3 垂直ボルト 4 雌ねじ部 5 ボルト出入部 T チャンネル材(物品) P パイプ(物品) S 角筒(物品)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を支持させる支持金具と、この支持
    金具を垂直ボルトの任意位置に固定させる固定金具とか
    らなり、 支持金具は、垂直ボルトに側方から嵌合可能な横断面略
    U字形をなす嵌合枠部と、この嵌合枠部の下部より延設
    された物品取付部とを備えると共に、嵌合枠部の内周面
    に垂直ボルトの雄ねじに噛合し得る雌ねじ部が刻設さ
    れ、 固定金具は、縦壁部とその左右両側から当該縦壁部の一
    面側へ延設された一対の抱持片とで、支持金具の嵌合枠
    部に外嵌し得る抱持枠を形成すると共に、両抱持片の間
    で垂直ボルトが出入可能で且つ支持金具の嵌合枠部が出
    入不能な間隔のボルト出入部が構成され、 垂直ボルトの任意位置に雌ねじ部を噛合して嵌合させた
    支持金具の嵌合枠部に、それよりも上位で該垂直ボルト
    に嵌め込んだ固定金具を縦壁部が垂直ボルトに当接した
    形で外嵌させることにより、支持金具が垂直ボルトに離
    脱及び上下動不能に係着されるように設定されてなる垂
    直ボルト係着用支持具。
  2. 【請求項2】 固定金具は、縦壁部の内面上部に小凸部
    を有し、垂直ボルトに嵌合した支持金具の嵌合枠部に外
    嵌した際に、該小凸部と縦壁部の下縁とが垂直ボルトに
    直接に当接するように設定されてなる請求項1記載の垂
    直ボルト係着用支持具。
  3. 【請求項3】 固定金具は、平板状の縦壁部と両抱持片
    とで平面視略ワ字形又は略コ字形の抱持枠を形成してな
    る請求項1又は2に記載の垂直ボルト係着用支持具。
  4. 【請求項4】 固定金具は、平板状の縦壁部の上部より
    弧状に延出する一方の抱持片と、該縦壁部の下部より弧
    状に延出する他方の抱持片とを有すると共に、両抱持片
    の上下間にボルト出入部が構成され、横向き状態で該ボ
    ルト出入部に垂直ボルトを嵌入させた上で縦向き状態に
    変えて該垂直ボルトに嵌装させるように設定されてなる
    請求項1又は2に記載の垂直ボルト係着用支持具。
  5. 【請求項5】 固定金具が、縦壁部の上下縁の一方から
    外向きに張出した支持片を有してなる請求項1〜4のい
    ずれかに記載の垂直ボルト係着用支持具。
  6. 【請求項6】 支持金具の物品取付部が、物品を載置し
    得る受け形状を有してなる請求項1〜5のいずれかに記
    載の垂直ボルト係着用支持具。
  7. 【請求項7】 支持金具の物品取付部に透孔及びねじ孔
    の一方又は両方が穿設されてなる請求項1〜6のいずれ
    かに記載の垂直ボルト係着用支持具。
  8. 【請求項8】 支持金具の物品取付部に垂直ボルトに係
    合する係止片が一体形成されてなる請求項1〜7のいず
    れかに記載の垂直ボルト係着用支持具。
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