JPH11287974A - 磁気光学素子 - Google Patents
磁気光学素子Info
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- JPH11287974A JPH11287974A JP10108639A JP10863998A JPH11287974A JP H11287974 A JPH11287974 A JP H11287974A JP 10108639 A JP10108639 A JP 10108639A JP 10863998 A JP10863998 A JP 10863998A JP H11287974 A JPH11287974 A JP H11287974A
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Abstract
回転角のピーク波長における、ファラデー回転角を増大
させると共に、可視光の透過率を上げ、コントラストが
高い画像表示が可能なディスプレイ用の磁気光学素子を
提供する。 【解決手段】 ファラデー効果を有する透明磁性体材料
6を透明基板5上に配置して構成され、表示装置1に用
いられる磁気光学素子2であって、透明基板5の一方の
表面上に、透明磁性体材料6から成る複数の細線を互い
に平行になるように形成し、透明磁性体細線の各々の
幅、及び、前記透明磁性体細線間の各々の間隔は、0.
2〜2.0μmの等しい周期であり、前記透明磁性体細
線の高さは、0.1〜5μmであることを特徴とする。
Description
光面が回転するファラデー効果を利用して画像表示等を
行う磁気光学素子に関する。
体において、磁化方向に対して平行に直線偏光を入射さ
せた場合に、その直線偏光の偏光面は、磁性体を通過す
ることにより回転することがファラデー効果として知ら
れている。そして、そのファラデー効果を有する材料を
用いて、磁気記録媒体、光変調素子等が作製されてい
る。ファラデー効果を有する材料を利用した磁気記録媒
体や光変調素子等としては、例えば、特開昭56−15
125号公報には、イットリウム及び希土類鉄ガーネッ
トとその誘導体を用いた磁気記録媒体が示され、特開昭
61−89605号公報には、六方晶フェライトを用い
た磁気記録媒体が示され、特開昭62−119758号
公報には、イットリウム鉄ガーネット粒子を用いた塗布
型磁気記録媒体が示され、特開平4−132029号公
報には、希土類鉄ガーネット微粒子を用いた塗布型磁気
記録媒体が示されている。上記した各公開公報に提案さ
れている磁気記録媒体は、いずれも磁気光学素子の偏光
面の回転角は小さく、各公開公報におけるように磁気記
録媒体(メモリー)として用いる場合には十分な回転角
を得ていたが、液晶ディスプレイ(LCD)のように、
偏光子と組み合わせて十分なコントラストを得る画像表
示素子としては、偏光面の回転角は不十分であった。L
CDのような画像表示素子に使用される磁気光学素子と
しては、数度以上の偏光面回転角が高透過率と共に得ら
れれば、最低限の画像の表示は可能であるが、液晶ディ
スプレイ等に用いる画像のコントラストは十分とは言え
なかった。具体例としては、希土類鉄ガーネットの場
合、波長520nmでの偏光面回転角がピークを示し、
7度程度(1μm厚)の偏光面の回転角であった。LC
Dのような偏光子と組み合わせたディスプレイにおいて
は、入力光の偏光面に対して出力光の偏光面が垂直にな
るように、磁気光学素子の偏光面回転角は90度が得ら
れることが望ましいので、この7度程度の場合でも偏光
子と組み合わせることによって画像を得ることはできる
が、コントラストが十分とはいえない。
する磁性体の厚みを大きくする、即ち、光の透過する長
さを長くすれば、その磁性体の厚みに比例して偏光面の
回転角も増大するが、同時に、透過する長さが増えるこ
とにより光の透過率は低下する。従って、いたずらに磁
性体の厚みを増やすことにより偏光面の回転角を増やす
ことはできない。上記の偏光面の回転角と光の透過率の
問題を解決するために、本発明者は、「溝構造とその上
の透明磁性膜で構成された素子」に関する磁気光学素子
について数件の特許出願を行った。従来の本発明者によ
る磁気光学素子は、透明基板上の溝構造と、その上の透
明磁性膜で構成されており、その磁気光学素子の溝表面
にほぼ垂直に入射する光は、巨大な磁気光学効果(磁化
による光の偏光面の回転)を示す。そして、その磁気光
学素子と偏光子層と組み合わせることにより、高コント
ラストが得られる画像表示デバイスを得ることができ
る。例えば、本発明者による磁気光学素子は、透明基板
上に溝構造を作製し、その上に透明磁性膜として100
nm厚の鉄超微粒子膜を設けて巨大な磁気光学効果(ゼ
ロガウスで20度程度、10Kガウスで60度程度)を
示すことから、偏光子層と組み合わせて、高コントラス
トが得られる画像表示デバイスとして提示した。
性材料として一般的な希土類鉄ガーネットを、本発明者
の従来の磁気光学素子における磁性体として用いた場合
には、上記のように、回転角のピークを示す波長520
nmにおいて偏光面回転角を増大することは困難であっ
た。本発明の目的は、磁気光学素子の磁性材料に特有な
ファラデー回転角のピーク波長における、ファラデー回
転角を増大させると共に、可視光の透過率を上げ、コン
トラストが高い画像表示が可能なディスプレイ用の磁気
光学素子を提供することである。
ために、請求項1の本発明の磁気光学素子は、ファラデ
ー効果を有する透明磁性体材料を透明基板上に配置して
構成され、表示装置に用いられる磁気光学素子であっ
て、前記透明基板の一方の表面上に、前記透明磁性体材
料から成る複数の細線を互いに平行になるように形成
し、前記透明磁性体細線の各々の幅、及び、前記透明磁
性体細線間の各々の間隔は、0.2〜2.0μmの等し
い周期であり、前記透明磁性体細線の高さは、0.1〜
5μmであることを特徴とする。請求項2の本発明は、
請求項1の磁気光学素子において、前記磁気光学素子
は、該素子の表面と裏面の両面に偏光層が配置され、表
示装置として用いられることを特徴とする。請求項3の
本発明は、請求項1又は2の磁気光学素子において、前
記透明磁性体細線は、直線状、且つ、相互に直交するよ
うに形成されて格子状を成すことを特徴とする。請求項
4の本発明は、請求項1又は2の磁気光学素子におい
て、前記透明磁性体細線は、同型状であるが異寸法の複
数パターンが同心上に等しい間隔で繰り返すように形成
された複合パターンとなるように形成され、該複合パタ
ーンは、更に、所定間隔毎に前記基板上に複数配置され
るように形成され、前記磁性体細線の各々の幅、及び、
各前記透明磁性体細線間の間隔は、0.2〜2.0μ
m、高さ0.1〜5μmであることを特徴とする。請求
項5の本発明は、請求項1〜4の何れか1項の磁気光学
素子において、各前記透明磁性体細線間の間隙は、可視
光に対して透明な材料によって埋められていることを特
徴とする。請求項6の本発明は、請求項1〜5の何れか
1項の磁気光学素子において、前記透明基板と前記透明
磁性体材料との間に反射膜を設けたことを特徴とする。
につき図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
に係る磁気光学素子を用いた表示装置の一実施形態の側
面図である。図1の表示装置1は、磁気光学素子2の両
面に偏光子3と4が配置されて構成されている。偏光子
3と4の偏光面は、磁気光学素子によるファラデー回転
角分だけ異なっている。透明基板5の上に透明磁性材料
6により複数の細線が形成され、その間隙は空間7(又
は透明材料で充填)である。図1の透明磁性材料6の内
で、ハッチング表示されていないものは非磁化部位8を
示し、ハッチングされているものは磁化部位9を示す。
入射光10は、偏光子3により偏光方向が揃えられ、磁
気光学素子2の非磁化部8ではファラデー回転されず、
磁化部9ではファラデー回転され、偏光子4を通過でき
る部位とできない部位に分かれて出射光11として出力
されるため、磁化部位9と非磁化部位8の画像表示が可
能になる。本実施形態の磁気光学素子2は、透明基板5
の一方の表面に、直線状に0.2〜2.0μmの等しい
間隔で、高さ0.1〜5μmの互いに平行な可視光に透
明な複数の磁性体細線を形成した基本的な構成を有す
る。この場合、光は磁気光学素子2を通過し、用いた透
明磁性材料6のピーク波長のファラデー回転角が大きく
増大する。この原理を以下に説明する。透明磁性材料6
のファラデー回転角のピーク波長の光は、透明磁性材料
6を通過し、透明磁性材料6のない空間7(又は充填透
明材料)を通過した光と干渉をおこす。この現象は、透
過型グレーティングに一般的に見られる現象である。干
渉の結果として光の回折が生ずる。本実施形態の場合
は、単なるグレーティングと異なり、透明磁性材料6を
通過したピーク波長の光は、ファラデー回転をしてい
る。この回転角は干渉効果によって増大する。
気光学素子2の両面に、偏光子層3、4の2枚が接合す
るように配置されている。入射光10はこの偏光子3を
通過した直線偏光となり、磁気光学素子2の磁化部位9
を通過してファラデー回転をする。このため、あらかじ
め偏光吸収面を回転して設けられた偏光子4を通過する
ことが出来ず、磁化部位9の画像は暗くなる。非磁化部
位8を通過した直線偏光は、そのまま偏光子4を通過す
ることが出来る。従って、この非磁化部位8の画像は明
るく見える。このため磁化部位9と非磁化部位8ではコ
ントラストが生じる。これらの原理は、透明磁性材料6
により形成される細線が、格子状に交差して形成された
場合にも適用できる。但し、細線、及び、細線間の寸法
L1、L2が波長程度(0.2〜2.0μm)でなけれ
ばならない。これは、細線、及び、細線間の寸法が、波
長程度(0.2〜2.0μm)より短くなるか長くなる
と、上述したような干渉によるファラデー回転角の増大
効果がほとんど見られないためである。また、透明磁性
材料6により形成される細線の厚みHは、0.1μm〜
5μmでなければならず、0.1μmより薄くなると、
回転角が小さすぎて画像のコントラストが不十分であ
り、また、5μmより厚くては、光が透過せず画像が見
えない。
返す第2の実施形態を示す平面図である。図2には、透
明磁性材料6により形成される磁性体細線の幅及び間隔
が0.2〜2.0μm、高さ0.1〜5μmの同一パタ
ーンが等しい間隔で繰り返す様子を示す。尚、図2では
同形で異寸法の角形22〜24を同心上に形成したパタ
ーン21であるが、この角形は、丸であっても、楕円で
あっても良く、磁性体細線の幅及び間隔が周期的であれ
ば形状は制限されない。この図2の場合も、図1の場合
と同様にファラデー効果の増大が生じる。このようにす
ると繰り返しパターンがない場所であるL5(パターン
間隔)の幅の中では回折が生ずることなく、透過率が向
上しているので、全体としても透過率は向上するし、ま
た実際に目で見たコントラストが低下しないというメリ
ットがある。ところで、上記した本実施形態の基本構成
において、磁性体細線の間は空隙である。これは、磁性
体細線とその間において屈折率が異なることが、回折を
生ぜしめるためには必要だからである。このことから、
磁性体細線とその間の屈折率が異なればどちらの屈折率
が大きくても良いことがわかるので、磁性体細線間に可
視光に透明で、磁性体細線と屈折率が異なる材料を埋め
ることができる。この磁性体細線の間を埋めることによ
り、表面が平らになり、実用上扱いやすくなるというメ
リットが有る。
上記の各種透明磁性細線を設けた第3の実施形態を示し
た側面図である。この図3の表示装置31の場合は、入
射した光40は、一度、偏光子33、磁気光学素子32
の透明磁性材料6にて形成された層を通過した後、基板
34上に形成された反射膜35により反射して、再度、
同一の透明磁性材料6の層を通過し、偏光子33を通過
して出射する。透明磁性材料6の層(磁性膜)を2度通
過するので、ファラデー回転角は2倍となりコントラス
トが向上して好ましい結果となる。ここで、上記した本
発明の実施形態に用いられる透明基板の材料について説
明する。透明基板材料としては、石英ガラス、サファイ
ア,結晶化透明ガラス、パイレックスガラス、Al2 O
3 、MgO、BeO、ZrO2 、Y2 O3 、ThO2 ・
CaO、GGG(ガドリニウム・ガリウム・ガーネッ
ト)等の無機透明材料や、MMA、PMMA、ポリカー
ボネート、ポリプロピレン、アクリル系樹脂、スチレン
系樹脂、ABS樹脂、ポリアリレート、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルサルフォン、エポキシ樹脂、ポリ−4
−メチルペンテン−1、フッ素化ポリイミド、フッ素樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ナイロン
樹脂等の透明プラスチックフィルムが用いられる。この
透明プラスチックフィルムを用いると、軽い、曲げやす
い等の利点が有るので利用しやすい。また、上記第3の
実施形態で説明したように反射層を基板上に設ける場合
は、基板材料は透明でなくても良く、各種の有機または
無機材料を適宜用いることができ、反射層としては、P
VD法で設けられたAl、Cu、Ag、Au、Pt、R
h、Al2 O3 、SiO2 、TeC、SeAs、TeA
s、TiN、TaN、CrN等が用いることができる。
販の偏光フィルムや、ビームスプリッターを用いた偏光
変換素子等を用いることができる。偏光フィルムには大
別して多ハロゲン偏光フィルム、染料偏光フィルム、金
属偏光フィルム等がある。多ハロゲン偏光フィルムは、
2色性物質にヨウ素を用いているために、可視領域全般
についてフラットな特性を有するが、湿度、高温等に弱
いという欠点を有する。また染料偏光フィルムは、偏光
性能はヨウ素より劣るものの、熱、光、湿度に対して耐
性が大きいという特徴を有している。偏光子層の露出面
には、キズが付きやすいので保護膜を設けることが好ま
しい。本発明は、このような各種の偏光子も利用出来る
が、これらに制限されるものではない。透明磁性層の材
料としては、従来から一般に用いられている磁気光学効
果を示す透明磁性材料で良いが、ファラデー効果が大き
くて、透明性の大きい所謂性能指数の大きい磁性材料が
好ましい。例えば50nm以下の粒子径を有する、鉄、
コバルト、Ni等強磁性金属の超微粒子膜が用いられ
る。この場合の金属超微粒子以外の膜組成としては、酸
素、炭素等を挙げることができる。鉄、コバルト、Ni
等強磁性金属は、大きな磁気光学効果を示すが、光の吸
収も大きいためにそのままの薄膜では用いることができ
なかったが、超微粒子膜とすることにより薄膜で用いる
ことができ、大きな性能指数を有するようになる。ま
た、粒子径の制御によって、適当な保磁力を得ることが
できる。その他に、希土類鉄ガーネットやコバルトフェ
ライト、Baフェライト等の酸化物、FeBO3 、Fe
F3 、YFeO3 、NdFeO3 等の複屈折が大きな材
料、MnBi、MnCuBi、PtCo等がある。磁気
光学効果は、光の進行方向とスピンの方向とが平行の場
合に最も大きな効果が得られるので、これらの材料は膜
面に垂直に磁気異方性を有する膜が好ましい。これらの
透明磁性材料は、一般的なスパッタ法、真空蒸着、MB
E等のPVD法やCVD法、メッキ法等が用いられる。
本実施形態の磁気光学素子は、基板上に透明磁性層を
0.1〜5μmの厚さにして設け、該磁性層をフォトリ
ソグラフィーを用いてエッチングすることで得ることが
できるが、電子線やイオンを用いて直接エッチングした
り、機械的に削りとる方法も使用が可能であり、特に上
記の方法に制限されるものではない。
例) 1mm厚の石英基板の片面に、図1でH=0.65μm
となるように、スパッタ法を用いてBi置換希土類鉄ガ
ーネットの透明磁性膜を作製した。ターゲット組成は、
Bi2 Gd1Fe3.8 Al1.2 O12であった。基板温度
は、400℃として作製したのち、680℃で3時間空
気中加熱した。VSMを用いて、膜に垂直に磁界を印加
して測定した膜の保磁力は、600エールステッドで、
また、ヒステリシスからは、強い垂直磁気異方性を有し
ていることがわかった。磁気旋光角度を測定すると、5
20nm付近に旋光角度のピークを有していた。波長を
520nm、最大印加磁界10Kガウスとして、ファラ
デー回転角のヒステリシスを測定した。角型比は0.9
2で、ゼロガウスのファラデー回転角は4.2度であっ
た。波長520nmの光の透過率は61%であった。更
に、この上にポジ型レジストを設けた。このレジスト上
に電子線描画装置で作製したフォトマスクを配置し、U
V光を用いて、図1におけるL1=L2=1.0μmと
なるように露光した。次いで、ウェットエッチング手法
を用いて、上記レジスト層をエッチングし、更に、ガス
を用いてBi置換希土類鉄ガーネット膜を、細線が並行
に並んだパターンとなるようにエッチングした後、レジ
スト層を剥離して磁気光学素子を作製した。このエッチ
ング後の磁気旋光角度を測定すると、上記ベタ膜(全面
均一膜厚)の時と同様に520nm付近に旋光角度のピ
ークを有していた。波長を520nm、最大印加磁界1
0Kガウスとして、ファラデー回転角のヒステリシスを
測定した。角型比は0.80で、ゼロガウスのファラデ
ー回転角は8.3度であった。波長520nmの光の透
過率は79%であった。次いで、上記磁気光学素子の裏
と表面に、市販の偏光子を接着した上から、表面磁束密
度3Kガウスの永久磁石を先端に設けた磁気ペンで文字
を書いた。文字のコントラストは3.4で明確に読むこ
とが出来た。上記ベタ膜(全面均一膜厚)の場合と、直
線状透明磁性細線を等間隔に複数設けた本実施例の場合
と比較すると、磁気旋光を示す角度に変化はないが、ゼ
ロガウスのファラデー回転角は約2倍に向上し、波長5
20nmの光の透過率は18%向上した。
る実施例) フォトマスクのパターンが、図4のように透明磁性体細
線51が、直線状、且つ、相互に直交するように形成さ
れて格子状を成すように作製した以外は、実施例1とま
ったく同様にして磁気光学素子を作製した。上記のよう
に、図4は、直線状、且つ、相互に直交するように形成
されて格子状を成すこと第4の実施形態を示す平面図で
ある。L51=L52=L53=L54=1μmとし
た。厚みは実施例1と同じである。磁気旋光角度を測定
すると、ベタ膜と同様に520nm付近に旋光角度のピ
ークを有していた。波長を520nm、最大印加磁界1
0Kガウスとして、ファラデー回転角のヒステリシスを
測定した。角型比は、0.77で、ゼロガウスのファラ
デー回転角は8.9度であった。波長520nmの光の
透過率は73%であった。次いで、実施例1と同様にし
て、磁気ペンで文字を書いた。文字のコントラストは
3.0で明確に読むことが出来た。
る実施例) フォトマスクのパターンが、図2のように磁性体細線の
幅及び間隔が0.6μm、高さ0.65μmの同一パタ
ーンが、等しい間隔L5=2μmで繰り返すように設け
た以外は、実施例1とまったく同様にして磁気光学素子
を作製した。磁気旋光角度を測定すると、ベタ膜と同様
に520nm付近に旋光角度のピークを有していた。波
長を520nm、最大印加磁界10Kガウスとして、フ
ァラデー回転角のヒステリシスを測定した。角型比は
0.78で、ゼロガウスのファラデー回転角は9.6度
であった。波長520nmの光の透過率は82%であっ
た。次いで実施例1と同様にして、磁気ペンで文字を書
いた。文字のコントラストは4.1で明確に読むことが
出来た。 〈実施例4〉(請求項5の本発明に対応する実施例) エッチングした透明磁性材料6による細線間に、Bi置
換希土類鉄ガーネットの屈折率2.6より、小さい屈折
率1.5を有するアセチルセルロースの、アセトン溶液
を流し込み、乾燥させた以外は、実施例1とまったく同
様にして磁気光学素子を作製した。磁気旋光角度を測定
すると、ベタ膜と同様に520nm付近に旋光角度のピ
ークを有していた。波長を520nm、最大印加磁界1
0Kガウスとして、ファラデー回転角のヒステリシスを
測定した。角型比は0.76で、ゼロガウスのファラデ
ー回転角は6.5度であった。波長520nmの光の透
過率は88%であった。次いで、実施例1と同様にし
て、磁気ペンで文字を書いた。文字のコントラストは
2.4で低下したが、文字は明確に読むことが出来た。
る) 石英基板の片面上に真空蒸着法を用いて、250nmの
アルミニウム膜を設け、その上に透明磁性材料6による
細線を設けた以外は、実施例1とまったく同様にして磁
気光学素子を作製した。反射光の磁気旋光角度を測定す
ると、ベタ膜と同様に520nm付近に旋光角度のピー
クを有していた。波長を520nm、最大印加磁界10
Kガウスとして、ファラデー回転角のヒステリシスを測
定した。角型比は0.76で、ゼロガウスのファラデー
回転角は12.5度であった。次いで、偏光子1枚を透
明磁性層の上に接合した。実施例1と同様にして、偏光
子の上から磁気ペンで文字を書いた。文字のコントラス
トは4.4で、明確に読むことが出来た。
応する比較例) 実施例1で作製したべタ膜(全面均一膜厚)に、直線状
透明磁性細線を等間隔に複数設けた本発明品と同様に偏
光子を接合し、偏光子の上から磁気ペンで文字を書い
た。文字のコントラストは2.0であり、実施例1の直
線状透明磁性細線を等間隔に複数設けた本発明品の3.
4に比較して大幅に低下した。 〈比較例2〉(請求項3の本発明に対応する比較例) 実施例1で作製したべタ膜(全面均一膜厚)に偏光子を
接合し、偏光子の上から磁気ペンで書いた文字のコント
ラストは2.0であり、該べタ膜を用いて透明磁性細線
が格子状に直交(図4)するように作製した本発明品
(実施例2)のコントラスト3.0に比較して、大幅に
低下した。 〈比較例3〉(請求項4の本発明に対応する比較例) 実施例1で作製したべタ膜(全面均一膜厚)に偏光子を
接合し、偏光子の上から磁気ペンで書いた文字のコント
ラストは2.0であり、フォトマスクのパターンが、磁
性体細線の幅及び間隔が0.6μm、高さ0.65μm
の同一パターン(図2)が、等しい間隔L5=2で繰り
返すように設けて作製した本発明品(実施例3)の、コ
ントラスト4.1に比較して大幅に低下した。
る比較例) 実施例1で作製したべタ膜(全面均一膜厚)に偏光子を
接合し、偏光子の上から磁気ペンで書いた文字のコント
ラストは2.0であり、磁性体細線間が可視光に透明な
材料アセチルセルロースによって埋められている本発明
品(実施例4)の、コントラストは2.4であり、大き
な変化はなかった。しかし波長520nmの光の透過率
は88%であり、ベタ膜の61%に比較して大幅に向上
した。 〈比較例5〉(請求項6の本発明に対応する比較例) 石英基板の片面上に真空蒸着法を用いて、250nmの
アルミニウム膜を設けた上に、Bi置換希土類鉄ガーネ
ット膜を設け、細線が並行に並んだパターンとなるよう
にエッチングした実施例5の磁気光学素子のコントラス
ト4.4に比較して、250nmのアルミニウム膜を設
けなかった実施例1の磁気光学素子のコントラストは、
3.4であり、基板上に反射膜を設ける効果は明らかで
ある。尚、本実施形態による磁気光学素子は、表示装置
に用いるものとして説明したが、上記の効果を利用し
て、例えば、磁気ヘッドを用いて記録再生する高密度磁
気メモリーとしても用いることができる。
光学素子によれば、透明基板の一方の表面に、幅と間隔
が等しい周期で、高さは制限して、互いに平行になるよ
うに、透明磁性細線を複数形成したので、ファラデー回
転角および透明性を向上させることができた。請求項2
の本発明では、請求項1の磁気光学素子において、その
表と裏の両面に偏光層を設けて、コントラストの高い画
像表示を可能にすることができた。請求項3の本発明で
は、請求項1又は2の磁気光学素子において、磁性体細
線が相互に直交して格子状になるように設けたので、フ
ァラデー回転角および透明性が向上し、画像コントラス
トを向上させることができた。請求項4の本発明では、
請求項1又は2の磁気光学素子において、磁性体細線の
同一パターンが、等しい間隔で繰り返すように設けたの
で、ファラデー回転角および透明性が向上し、画像コン
トラストを向上させることができた。請求項5の本発明
では、請求項1〜4の何れか1項の磁気光学素子におい
て、磁性体細線間を可視光に透明な材料によって埋めた
ので、ファラデー回転角および透明性が向上し、画像コ
ントラストを向上させることができた。請求項6の本発
明では、請求項1〜5の何れか1項の磁気光学素子にお
いて、基板上に反射膜を設けたので、ファラデー回転角
および透明性が向上し、画像コントラストを向上させる
ことができた。
一実施形態の側面図である。
施形態を示す平面図である。
明磁性細線を設けた第3の実施形態を示した側面図であ
る。
て格子状を成す第4の実施形態を示す平面図である。
子、3、4、33・・・偏光子、5、34・・・透明基
板、6、36・・・透明磁性材料(細線)、7、37・
・・空間(又は充填透明材料)、8・・・透明磁性材料
の非磁性部位、9・・・透明磁性材料の磁性部位、1
0、40・・・入射光、11、41・・・出射光、21
・・・パターン、22〜24・・・角形、34・・・基
板、51・・・透明磁性体細線、H・・・細線厚み、L
1、L51、L54・・・細線寸法、L2、L52、L
53・・・細線間寸法、L5パターン・・・間隔細線
Claims (6)
- 【請求項1】 ファラデー効果を有する透明磁性体材料
を透明基板上に配置して構成され、表示装置に用いられ
る磁気光学素子であって、前記透明基板の一方の表面上
に、前記透明磁性体材料から成る複数の細線を互いに平
行になるように形成し、前記透明磁性体細線の各々の
幅、及び、前記透明磁性体細線間の各々の間隔は、0.
2〜2.0μmの等しい周期であり、前記透明磁性体細
線の高さは、0.1〜5μmであることを特徴とする磁
気光学素子。 - 【請求項2】 前記磁気光学素子は、該素子の表面と裏
面の両面に偏光層が配置され、表示装置として用いられ
ることを特徴とする請求項1に記載の磁気光学素子。 - 【請求項3】 前記透明磁性体細線は、直線状、且つ、
相互に直交するように形成されて格子状を成すことを特
徴とする請求項1又は2に記載の磁気光学素子。 - 【請求項4】 前記透明磁性体細線は、同型状であるが
異寸法の複数パターンが同心円状に等しい間隔で繰り返
すように形成された複合パターンとなるように構成さ
れ、該複合パターンは、更に、所定間隔毎に前記基板上
に複数配置されるように構成され、前記磁性体細線の各
々の幅、及び、各前記透明磁性体細線間の間隔は、0.
2〜2.0μm、高さ0.1〜5μmであることを特徴
とする請求項1又は2に記載の磁気光学素子。 - 【請求項5】 各前記透明磁性体細線間の間隙は、可視
光に対して透明な材料によって埋められていることを特
徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の磁気光学素
子。 - 【請求項6】 前記透明基板と前記透明磁性体材料との
間に反射膜を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何
れか1項に記載の磁気光学素子。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10863998A JP3754557B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 磁気光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10863998A JP3754557B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 磁気光学素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11287974A true JPH11287974A (ja) | 1999-10-19 |
| JP3754557B2 JP3754557B2 (ja) | 2006-03-15 |
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|---|---|---|---|
| JP10863998A Expired - Fee Related JP3754557B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 磁気光学素子 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3754557B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020160189A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 日本放送協会 | 空間光変調器およびホログラフィ装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101832545B1 (ko) | 2014-09-18 | 2018-02-26 | 삼성전기주식회사 | 칩 전자부품 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP10863998A patent/JP3754557B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2020160189A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 日本放送協会 | 空間光変調器およびホログラフィ装置 |
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| JP3754557B2 (ja) | 2006-03-15 |
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