JPH11288190A - 像加熱装置、加熱ローラおよび画像形成装置 - Google Patents
像加熱装置、加熱ローラおよび画像形成装置Info
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- JPH11288190A JPH11288190A JP10093119A JP9311998A JPH11288190A JP H11288190 A JPH11288190 A JP H11288190A JP 10093119 A JP10093119 A JP 10093119A JP 9311998 A JP9311998 A JP 9311998A JP H11288190 A JPH11288190 A JP H11288190A
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- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のフィルム加熱装置はウォーミングアッ
プ時間が短くクィックスタートが可能であるが、発熱作
用が不安定になり易く、高速・長時間運転に耐えられな
い。 【解決手段】 弾性体の周囲に、少なくとも一部は導電
性を有するエンドレスのベルトを巻回して、一体的に回
転可能な加熱ローラと、その外部から交番磁界を作用さ
せて前記ベルトに渦電流を発生させる励磁コイルとを有
する構成によって、クィックスタートが可能で、安定し
た発熱と、高速・長時間の運転が可能な像加熱装置を提
供する。
プ時間が短くクィックスタートが可能であるが、発熱作
用が不安定になり易く、高速・長時間運転に耐えられな
い。 【解決手段】 弾性体の周囲に、少なくとも一部は導電
性を有するエンドレスのベルトを巻回して、一体的に回
転可能な加熱ローラと、その外部から交番磁界を作用さ
せて前記ベルトに渦電流を発生させる励磁コイルとを有
する構成によって、クィックスタートが可能で、安定し
た発熱と、高速・長時間の運転が可能な像加熱装置を提
供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導を利用し
てうず電流を発生させて加熱する像加熱装置に関し、特
に電子写真装置、静電記録装置等の画像形成装置に用い
られ未定着画像を定着する定着装置に適する像加熱装置
と、これに適用される加熱ローラ、および像加熱装置を
用いた画像形成装置に関する。
てうず電流を発生させて加熱する像加熱装置に関し、特
に電子写真装置、静電記録装置等の画像形成装置に用い
られ未定着画像を定着する定着装置に適する像加熱装置
と、これに適用される加熱ローラ、および像加熱装置を
用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱定着装置に代表される像加熱装置と
しては、従来から熱ローラ方式、フィルム加熱方式等の
接触加熱方式が一般に用いられている。
しては、従来から熱ローラ方式、フィルム加熱方式等の
接触加熱方式が一般に用いられている。
【0003】近年、ウォームアップ時間の短縮などを目
的に、熱容量の少ないフィルム加熱方式に電磁誘導加熱
を利用するいくつかの提案がなされている。
的に、熱容量の少ないフィルム加熱方式に電磁誘導加熱
を利用するいくつかの提案がなされている。
【0004】特開平7−114276号はその一例であ
り、図8にその構造を示す。エンドレスの回転するフィ
ルム51の内部に、鉄心52に巻いた励磁コイル53を
設置して、フィルム51に交番磁界を貫通させる。そし
て、フィルム51に発生する渦電流による熱により、加
圧ローラ54との間を通した被記録材上55のトナー像
56を定着する。なお、フィルム51は3層構成になっ
ており、中央の層57が導電層でこの部分に渦電流が生
じ熱を発生する。内側の層58は低熱伝導性の層で、発
生した熱が内部の励磁コイル等の部品に伝わりにくくす
ると同時に、内部に設置された固定された部品との間で
摺動する。外側の層59はトナーとの離型性をよくする
ための樹脂層である。
り、図8にその構造を示す。エンドレスの回転するフィ
ルム51の内部に、鉄心52に巻いた励磁コイル53を
設置して、フィルム51に交番磁界を貫通させる。そし
て、フィルム51に発生する渦電流による熱により、加
圧ローラ54との間を通した被記録材上55のトナー像
56を定着する。なお、フィルム51は3層構成になっ
ており、中央の層57が導電層でこの部分に渦電流が生
じ熱を発生する。内側の層58は低熱伝導性の層で、発
生した熱が内部の励磁コイル等の部品に伝わりにくくす
ると同時に、内部に設置された固定された部品との間で
摺動する。外側の層59はトナーとの離型性をよくする
ための樹脂層である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、励磁コイルを
用いて発熱させるものでは、励磁コイルあるいは鉄心自
身が過度に昇温すると発熱量が不安定になる。
用いて発熱させるものでは、励磁コイルあるいは鉄心自
身が過度に昇温すると発熱量が不安定になる。
【0006】そこで、上記特開平7−114276で
は、励磁コイルや鉄心の昇温を防ぐために、フィルムの
内面に低熱伝導層を構成している。
は、励磁コイルや鉄心の昇温を防ぐために、フィルムの
内面に低熱伝導層を構成している。
【0007】しかしながら、フィルムは変形させながら
回転しなければならないので、この低熱伝導層はあまり
厚くすることができず、また、フィルムを介して鉄心な
どにより内部から被記録材や加圧ローラを押圧するの
で、互いに密着しなければならず、この従来の構成では
断熱効果の点で更なる向上の余地が認められる。
回転しなければならないので、この低熱伝導層はあまり
厚くすることができず、また、フィルムを介して鉄心な
どにより内部から被記録材や加圧ローラを押圧するの
で、互いに密着しなければならず、この従来の構成では
断熱効果の点で更なる向上の余地が認められる。
【0008】また、上記従来例のような構成では、フィ
ルムと内部の鉄心などの構成部品は動作中、常に互いに
圧接されながら摺動するため摩耗や動作抵抗が問題とな
る。これは特に高速で動作させる時には大きな問題とな
る。
ルムと内部の鉄心などの構成部品は動作中、常に互いに
圧接されながら摺動するため摩耗や動作抵抗が問題とな
る。これは特に高速で動作させる時には大きな問題とな
る。
【0009】そこで、上記従来例ではフィルム内面の摺
動する部分にグリスやオイルを塗布する例が示されてい
るが、これらは高温下の長時間の動作では効果を持続さ
せることが難しい。
動する部分にグリスやオイルを塗布する例が示されてい
るが、これらは高温下の長時間の動作では効果を持続さ
せることが難しい。
【0010】さらに、一般的なフィルム加熱方式では、
内部の発熱体等の部品を固定してその周囲でフィルムを
すべらせながら回転させなければならないので、フィル
ムが蛇行しやすいという問題があった。
内部の発熱体等の部品を固定してその周囲でフィルムを
すべらせながら回転させなければならないので、フィル
ムが蛇行しやすいという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の像加熱装置は、導電性を有する発熱層
と、この発熱層よりも内側に設けられ,前記発熱層を支
持する中実の支持層を備え、前記両層が一体として回転
する加熱ローラと、この加熱ローラの外部に離間して配
置され、交番磁界を作用させて前記発熱層に渦電流を発
生させる励磁部材とを具備することを特徴とする。
に、請求項1の像加熱装置は、導電性を有する発熱層
と、この発熱層よりも内側に設けられ,前記発熱層を支
持する中実の支持層を備え、前記両層が一体として回転
する加熱ローラと、この加熱ローラの外部に離間して配
置され、交番磁界を作用させて前記発熱層に渦電流を発
生させる励磁部材とを具備することを特徴とする。
【0012】そして、請求項1によれば、励磁部材は加
熱ローラの外部に離間して配置されると共に、発熱層が
支持層と一体として回転するので、発熱層の摩耗や動作
抵抗の低減が図られる。なお、励磁部材が加熱ローラの
外部に離間して配置されることにより、励磁部材の過度
の昇温の防止が見込まれる。また、発熱層が支持層と一
体として回転することにより、発熱層の蛇行は未然に防
止される。
熱ローラの外部に離間して配置されると共に、発熱層が
支持層と一体として回転するので、発熱層の摩耗や動作
抵抗の低減が図られる。なお、励磁部材が加熱ローラの
外部に離間して配置されることにより、励磁部材の過度
の昇温の防止が見込まれる。また、発熱層が支持層と一
体として回転することにより、発熱層の蛇行は未然に防
止される。
【0013】さらに、請求項2の像加熱装置によれば、
励磁コイルは加圧部材の内部に配置されるので、加圧部
材が断熱効果を奏し、励磁コイルの過度の昇温がより防
止され得る共に、励磁コイルは加熱ローラと加圧部材の
圧接部に交番磁界を作用させるので、像を効率よく加熱
することができる。
励磁コイルは加圧部材の内部に配置されるので、加圧部
材が断熱効果を奏し、励磁コイルの過度の昇温がより防
止され得る共に、励磁コイルは加熱ローラと加圧部材の
圧接部に交番磁界を作用させるので、像を効率よく加熱
することができる。
【0014】さらに、請求項3の像加熱装置によれば、
加圧部材は、耐熱性を有するので、励磁コイルの過度の
昇温がさらに防止され得ることに加え、導電性の低い非
磁性材料であるので、内部に配置した励磁部材の加熱ロ
ーラに向かう磁界の発生を妨げない。
加圧部材は、耐熱性を有するので、励磁コイルの過度の
昇温がさらに防止され得ることに加え、導電性の低い非
磁性材料であるので、内部に配置した励磁部材の加熱ロ
ーラに向かう磁界の発生を妨げない。
【0015】さらに、請求項5の像加熱装置によれば、
支持層は低熱伝導性層を有するので、発熱層で発生した
熱が内部に伝導しづらく、このため、発熱層の熱量をよ
り高めることができ、像の加熱効率がより向上すること
に併せて、回転軸の過度に昇温することも防止される。
なお、請求項6のように、低熱伝導層が、熱伝導性の低
い材料で形成された発泡状の弾性体として構成された場
合には、材料自体の低熱伝導性と、発泡内部の空隙の示
す低熱伝導性との相乗効果により、発熱層の熱量をさら
に高めることができる。
支持層は低熱伝導性層を有するので、発熱層で発生した
熱が内部に伝導しづらく、このため、発熱層の熱量をよ
り高めることができ、像の加熱効率がより向上すること
に併せて、回転軸の過度に昇温することも防止される。
なお、請求項6のように、低熱伝導層が、熱伝導性の低
い材料で形成された発泡状の弾性体として構成された場
合には、材料自体の低熱伝導性と、発泡内部の空隙の示
す低熱伝導性との相乗効果により、発熱層の熱量をさら
に高めることができる。
【0016】一方、請求項7の像加熱装置は、透磁性を
有し,そのキュリー温度がほぼ定着温度である透磁性層
と、この透磁性層よりも内側に設けられ,導電性を有す
る導電性層と、この導電性層よりも内側に設けられる中
実の支持層を備え、前記3層が一体として回転する加熱
ローラと、この加熱ローラの外部に離間して配置され、
交番磁界を作用させて前記加熱ローラに渦電流を発生さ
せる励磁部材とを具備することを特徴とする。
有し,そのキュリー温度がほぼ定着温度である透磁性層
と、この透磁性層よりも内側に設けられ,導電性を有す
る導電性層と、この導電性層よりも内側に設けられる中
実の支持層を備え、前記3層が一体として回転する加熱
ローラと、この加熱ローラの外部に離間して配置され、
交番磁界を作用させて前記加熱ローラに渦電流を発生さ
せる励磁部材とを具備することを特徴とする。
【0017】そして、請求項7によれば、上記請求項1
の作用に加えて、以下の作用を奏する。
の作用に加えて、以下の作用を奏する。
【0018】すなわち、透磁性層の加熱温度がキュリー
温度より低いときには、透磁性層に渦電流が発生するの
で、透磁性層が発熱される。そして、透磁性層の加熱温
度がキュリー温度以上にのときには、透磁性層の磁性が
低下し、透磁性層と導電性層とに渦電流が発生すること
になるので、透磁性層の発熱が小さくなる。
温度より低いときには、透磁性層に渦電流が発生するの
で、透磁性層が発熱される。そして、透磁性層の加熱温
度がキュリー温度以上にのときには、透磁性層の磁性が
低下し、透磁性層と導電性層とに渦電流が発生すること
になるので、透磁性層の発熱が小さくなる。
【0019】つまり、請求項7によれば、加熱ローラ温
度に応じて加熱量が自動的に制御されることになる。
度に応じて加熱量が自動的に制御されることになる。
【0020】一方、請求項14の加熱ローラは、導電性
を有し,外部からの電磁誘導により渦電流を発生させ発
熱する発熱層と、この発熱層よりも内側に設けられ,発
熱層を支持する中実の支持層を備えることを特徴とす
る。
を有し,外部からの電磁誘導により渦電流を発生させ発
熱する発熱層と、この発熱層よりも内側に設けられ,発
熱層を支持する中実の支持層を備えることを特徴とす
る。
【0021】また、請求項18の加熱ローラは、透磁性
を有し,そのキュリー温度がほぼ定着温度である透磁性
層と、この透磁性層よりも内側に設けられ,導電性を有
する導電性層と、この導電性層よりも内側に設けられる
中実の支持層を備えることを特徴とする。
を有し,そのキュリー温度がほぼ定着温度である透磁性
層と、この透磁性層よりも内側に設けられ,導電性を有
する導電性層と、この導電性層よりも内側に設けられる
中実の支持層を備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図3は本発明の実施例の像加熱装
置を定着装置として用いた画像形成装置の断面図であ
る。
置を定着装置として用いた画像形成装置の断面図であ
る。
【0023】1は電子写真感光体(以下感光ドラム)で
ある。感光ドラム1は矢印の方向に所定の周速度で回転
駆動されながら、その表面が帯電器2によりマイナスの
所定の暗電位V0に一様に帯電される。
ある。感光ドラム1は矢印の方向に所定の周速度で回転
駆動されながら、その表面が帯電器2によりマイナスの
所定の暗電位V0に一様に帯電される。
【0024】3はレーザビームスキャナであり、図示し
ない画像読取装置やコンピュータ等のホスト装置から入
力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応
して変調されたレーザビームを出力する。上記のように
一様帯電された感光ドラム1の表面が、このレーザビー
ムで走査露光されて、露光部分は電位絶対値が小さくな
って明電位VLとなり、感光ドラム1面に静電潜像が形
成される。
ない画像読取装置やコンピュータ等のホスト装置から入
力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応
して変調されたレーザビームを出力する。上記のように
一様帯電された感光ドラム1の表面が、このレーザビー
ムで走査露光されて、露光部分は電位絶対値が小さくな
って明電位VLとなり、感光ドラム1面に静電潜像が形
成される。
【0025】次いでその潜像は現像器4によりマイナス
に帯電した粉体トナーで反転現像されて顕像化される。
に帯電した粉体トナーで反転現像されて顕像化される。
【0026】現像器4は回転駆動される現像ローラ4a
を有し、そのローラ外周面にマイナスの電荷をもったト
ナーの薄層が形成されて感光ドラム1面と対向してお
り、その現像ローラ4aにはその絶対値が感光ドラム1
の暗電位V0より小さく、明電位VLより大きな現像バ
イアス電圧が印加されていることで、現像ローラ4a上
のトナーが感光ドラム1の明電位VLの部分にのみ転移
して潜像が顕像化される。
を有し、そのローラ外周面にマイナスの電荷をもったト
ナーの薄層が形成されて感光ドラム1面と対向してお
り、その現像ローラ4aにはその絶対値が感光ドラム1
の暗電位V0より小さく、明電位VLより大きな現像バ
イアス電圧が印加されていることで、現像ローラ4a上
のトナーが感光ドラム1の明電位VLの部分にのみ転移
して潜像が顕像化される。
【0027】一方給紙部10からは記録材15が一枚ず
つ給送され、レジストローラ対11、12を経て、感光
ドラム1とこれに当接させた転写ローラ13とのニップ
部へ、感光体ドラム1の回転と同期した適切なタイミン
グで送られる。転写バイアスの印加された転写ローラ1
3の作用によって、感光ドラム1上のトナー像は記録材
15に順次転写される。転写部を通った記録材15は感
光ドラム1から分離され、定着装置16へ導入され、転
写トナー像の定着が行われる。定着されて像が固定され
た記録材15は排紙トレイ17へ出力される。
つ給送され、レジストローラ対11、12を経て、感光
ドラム1とこれに当接させた転写ローラ13とのニップ
部へ、感光体ドラム1の回転と同期した適切なタイミン
グで送られる。転写バイアスの印加された転写ローラ1
3の作用によって、感光ドラム1上のトナー像は記録材
15に順次転写される。転写部を通った記録材15は感
光ドラム1から分離され、定着装置16へ導入され、転
写トナー像の定着が行われる。定着されて像が固定され
た記録材15は排紙トレイ17へ出力される。
【0028】記録材分離後の感光ドラム1面はクリーニ
ング装置5で転写残りトナー等の感光ドラム面残留物の
除去を受けて清浄にされ、繰り返し次の作像に供され
る。
ング装置5で転写残りトナー等の感光ドラム面残留物の
除去を受けて清浄にされ、繰り返し次の作像に供され
る。
【0029】次に、本発明の実施例の像加熱装置を詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施例の像加熱装置
としての定着装置の断面図である。
に説明する。図1は本発明の第1の実施例の像加熱装置
としての定着装置の断面図である。
【0030】21はNiを電鋳によってベルト状に作成
した厚さ100μmの発熱層としてのエンドレスベルト
であって、その表面22には離型性を上げるためにPT
FEが被覆してある。ベルト21の材質としてはFe、
Co、Cu、Crなどの何れかの導電性金属を単独ある
いは合成で形成してもよい。透磁率が高い材料を用いる
とそれだけ磁束がベルト21に集中し発熱量が大きくな
る。また表面の被覆材はPFA、FEP、シリコーン等
の離型性の良好な樹脂やゴムを単独あるいは混合で被覆
してもよい。
した厚さ100μmの発熱層としてのエンドレスベルト
であって、その表面22には離型性を上げるためにPT
FEが被覆してある。ベルト21の材質としてはFe、
Co、Cu、Crなどの何れかの導電性金属を単独ある
いは合成で形成してもよい。透磁率が高い材料を用いる
とそれだけ磁束がベルト21に集中し発熱量が大きくな
る。また表面の被覆材はPFA、FEP、シリコーン等
の離型性の良好な樹脂やゴムを単独あるいは混合で被覆
してもよい。
【0031】23はアルミニウム等の金属で構成される
回転軸24に一体的に成型された、シリコーンの耐熱性
ゴムの発泡体で構成された低熱伝導性層としての弾性ロ
ーラであり、弾力性を有する。この弾性ローラ23には
他のメラミン等の耐熱性のある樹脂あるいはゴムを用い
ることもできる。
回転軸24に一体的に成型された、シリコーンの耐熱性
ゴムの発泡体で構成された低熱伝導性層としての弾性ロ
ーラであり、弾力性を有する。この弾性ローラ23には
他のメラミン等の耐熱性のある樹脂あるいはゴムを用い
ることもできる。
【0032】ちなみに、弾性ローラ23と回転軸24に
より、ベルト21を支持する支持層が構成される。
より、ベルト21を支持する支持層が構成される。
【0033】ところで、上記ベルト21はこの弾性ロー
ラ23の表面を覆って接着されている。弾性ローラ23
は弾力性を有するので、ベルト21は接着せずにはめ込
みによって固定してもよい。これらの回転軸24、弾性
ローラ23、ベルト21は、駆動手段によって(図示せ
ず)一体的に回転軸24を中心に矢印Aの方向に回転駆
動される。
ラ23の表面を覆って接着されている。弾性ローラ23
は弾力性を有するので、ベルト21は接着せずにはめ込
みによって固定してもよい。これらの回転軸24、弾性
ローラ23、ベルト21は、駆動手段によって(図示せ
ず)一体的に回転軸24を中心に矢印Aの方向に回転駆
動される。
【0034】25は励磁部材としての励磁コイルで、フ
ェライトで構成された芯材26に巻き付けられており、
芯材26は紙面奥行き方向の端部で画像形成装置本体に
固定支持されている。芯材26は鉄、パーマロイ等の高
透磁率の材料を用いることもできる。励磁コイル25に
は励磁回路(図示せず)から30kHzの交流電流が印
加され、これによって、励磁コイル25の周囲に矢印H
で示した磁束が生成消滅を繰り返す。磁束Hがベルト2
1を横切るように芯材26の形状が構成され、本実施例
では断面がE状をなしている。ベルト21の透磁率が高
いほど磁束Hはベルト内を通過する割合が高くなる。
ェライトで構成された芯材26に巻き付けられており、
芯材26は紙面奥行き方向の端部で画像形成装置本体に
固定支持されている。芯材26は鉄、パーマロイ等の高
透磁率の材料を用いることもできる。励磁コイル25に
は励磁回路(図示せず)から30kHzの交流電流が印
加され、これによって、励磁コイル25の周囲に矢印H
で示した磁束が生成消滅を繰り返す。磁束Hがベルト2
1を横切るように芯材26の形状が構成され、本実施例
では断面がE状をなしている。ベルト21の透磁率が高
いほど磁束Hはベルト内を通過する割合が高くなる。
【0035】図2は芯材26と励磁コイル25の構成の
斜視図で、磁束は矢印のように発生する。
斜視図で、磁束は矢印のように発生する。
【0036】磁束Hの生成消滅により、ベルト21内に
誘導電流が発生しそのジュール熱によってベルトが加熱
される。ベルト21の厚さは10〜500μmのものを
用いることができるが、この時ベルト21の厚みがあま
り小さいと電気抵抗が大きくなりすぎてエネルギ効率が
悪くなる。逆にあまり厚くなると、剛性が強くなりすぎ
て、図1のような、後記の加圧ローラとの圧接による変
形がしにくくなり大きなニップが形成できなくなる。
誘導電流が発生しそのジュール熱によってベルトが加熱
される。ベルト21の厚さは10〜500μmのものを
用いることができるが、この時ベルト21の厚みがあま
り小さいと電気抵抗が大きくなりすぎてエネルギ効率が
悪くなる。逆にあまり厚くなると、剛性が強くなりすぎ
て、図1のような、後記の加圧ローラとの圧接による変
形がしにくくなり大きなニップが形成できなくなる。
【0037】再び図1において、27は加圧部材として
の加圧ローラで、フェノール、フッ素系樹脂等の耐熱性
の部材で構成された薄肉円筒で、図1のようにベルト2
1を一定量変形させるようにベルト21に圧接された位
置で回転できるように、画像形成装置本体に回転可能に
支持されている。これによってベルト21との間でニッ
プ29を形成しながら回転する。
の加圧ローラで、フェノール、フッ素系樹脂等の耐熱性
の部材で構成された薄肉円筒で、図1のようにベルト2
1を一定量変形させるようにベルト21に圧接された位
置で回転できるように、画像形成装置本体に回転可能に
支持されている。これによってベルト21との間でニッ
プ29を形成しながら回転する。
【0038】加圧ローラ27の材質は非磁性体で、電気
抵抗の高いものであれば他のエポキシ等の耐熱性樹脂や
ガラスで構成しても良い。電気抵抗があまり低いと、こ
の部分での誘導電流の発生の割合が大きくなり、磁界が
上記ベルト21まで達しにくくなる。一方金属でもアル
ミ等に比べて導電性の比較的小さい鉄等で肉厚を薄くし
たローラを用いて、熱の発生をベルト21と加圧ローラ
27の両方に適切に配分してもよい。また加圧ローラ2
7の表面には離型性を高めるために、PFA、PTF
E、FEP、シリコーン等の樹脂あるいはゴムを単独あ
るいは混合で被覆してもよい。
抵抗の高いものであれば他のエポキシ等の耐熱性樹脂や
ガラスで構成しても良い。電気抵抗があまり低いと、こ
の部分での誘導電流の発生の割合が大きくなり、磁界が
上記ベルト21まで達しにくくなる。一方金属でもアル
ミ等に比べて導電性の比較的小さい鉄等で肉厚を薄くし
たローラを用いて、熱の発生をベルト21と加圧ローラ
27の両方に適切に配分してもよい。また加圧ローラ2
7の表面には離型性を高めるために、PFA、PTF
E、FEP、シリコーン等の樹脂あるいはゴムを単独あ
るいは混合で被覆してもよい。
【0039】30はサーミスタで、ニップ部29通過後
のベルト21表面の温度を検出し、これの出力に応じて
励磁コイル25に流す電流を制御して適正の定着温度を
保つ。
のベルト21表面の温度を検出し、これの出力に応じて
励磁コイル25に流す電流を制御して適正の定着温度を
保つ。
【0040】以上のように構成した定着装置に、図3の
画像形成装置でトナー像を転写された記録材15を、図
1に示すようにトナー28のある面を上側にして矢印の
方向から突入させ、記録材15上のトナーを定着した。
画像形成装置でトナー像を転写された記録材15を、図
1に示すようにトナー28のある面を上側にして矢印の
方向から突入させ、記録材15上のトナーを定着した。
【0041】以上の実施例によれば、ベルト21は、従
来の熱ローラ方式に較べて熱容量が非常に小さいので急
速に暖めることが可能で、定着温度に達するまでのウォ
ームアップ時間が極めて小さくできる。またトナー像を
定着するベルト自身が直接発熱するので熱効率が良い。
来の熱ローラ方式に較べて熱容量が非常に小さいので急
速に暖めることが可能で、定着温度に達するまでのウォ
ームアップ時間が極めて小さくできる。またトナー像を
定着するベルト自身が直接発熱するので熱効率が良い。
【0042】そして、励磁コイル25は、加圧ローラ2
7の内部に配置されており、また、熱の発生は主にベル
ト21内で起こるため、励磁コイル25や芯材26の温
度上昇は少なく発熱作用が不安定になることはない。
7の内部に配置されており、また、熱の発生は主にベル
ト21内で起こるため、励磁コイル25や芯材26の温
度上昇は少なく発熱作用が不安定になることはない。
【0043】一方、ベルト21内部の弾性ローラ23
は、材料自身の熱伝導率が低いうえに発泡体で構成され
ているので、その内部の空隙の存在により、ベルト21
で発生した熱はきわめて逃げにくくさらに効率が良いも
のとなっている。
は、材料自身の熱伝導率が低いうえに発泡体で構成され
ているので、その内部の空隙の存在により、ベルト21
で発生した熱はきわめて逃げにくくさらに効率が良いも
のとなっている。
【0044】さらにまたこれらは全体が一体的に回転す
るので、回転によって摺動する部分が少なく摩耗する部
分も少ないので、長時間の高速回転にも耐えられる。ま
たベルト21は弾性ローラ23と共に回転軸24と一体
で回転するので蛇行することが無く、高速でも安定した
回転が得られる。
るので、回転によって摺動する部分が少なく摩耗する部
分も少ないので、長時間の高速回転にも耐えられる。ま
たベルト21は弾性ローラ23と共に回転軸24と一体
で回転するので蛇行することが無く、高速でも安定した
回転が得られる。
【0045】またさらに、ニップ部29ではベルト21
が加圧ローラ27の外周面に沿って変形しているため記
録材がこのニップ部を通過して出てくるときは、記録材
の出る方向がベルト21から離れる方向に押し出される
ため剥離性が極めてよい。
が加圧ローラ27の外周面に沿って変形しているため記
録材がこのニップ部を通過して出てくるときは、記録材
の出る方向がベルト21から離れる方向に押し出される
ため剥離性が極めてよい。
【0046】次に第2の実施例の像加熱装置としての定
着装置を図4を用いて説明する。第2の実施例におい
て、第1の実施例の定着装置と同様の構成で同じ役割を
する部分は説明を省略する。この実施例では、弾性ロー
ラ、加圧ローラなどの構成は第1の実施例と同様であ
る。
着装置を図4を用いて説明する。第2の実施例におい
て、第1の実施例の定着装置と同様の構成で同じ役割を
する部分は説明を省略する。この実施例では、弾性ロー
ラ、加圧ローラなどの構成は第1の実施例と同様であ
る。
【0047】この実施例では、ベルト31はりん青銅の
ような電気伝導性の高い厚さ200μmの基材としての
第1層(導電性層)32の表面に、メッキ処理によって
50μmの厚さのNiなどの高透磁率の第2層(透磁性
層)33をメッキによって形成したもので構成してい
る。第1層32はCuなど他の電気伝導性の高い材料で
あれば同様に用いることができる。第2層は鉄、Co等
の他の高透磁率の金属であればよい。またメッキによら
ず蒸着、スパッタリング等による層形成でもよい。その
他の構成は第1の実施例と同様である。
ような電気伝導性の高い厚さ200μmの基材としての
第1層(導電性層)32の表面に、メッキ処理によって
50μmの厚さのNiなどの高透磁率の第2層(透磁性
層)33をメッキによって形成したもので構成してい
る。第1層32はCuなど他の電気伝導性の高い材料で
あれば同様に用いることができる。第2層は鉄、Co等
の他の高透磁率の金属であればよい。またメッキによら
ず蒸着、スパッタリング等による層形成でもよい。その
他の構成は第1の実施例と同様である。
【0048】この実施例では、第2層に、キュリー温度
が定着に必要な温度に近いもの、例えば220℃を使用
すると、部分的な自己温度制御が可能となる。すなわ
ち、第2層がキュリー温度以下のまだ温まっていない状
態では、第2層の磁性のために、うず電流はほとんど第
2層の表面で発生しそのジュール熱によって大きな発熱
がなされる。第2層がキュリー点を超えるとその磁性が
低下するために磁界の流れが内部にも広がり、発生する
うず電流は第1層にも及ぶ。したがって第1層は電気伝
導性が高く、厚さも厚いもので構成しておけば電気抵抗
が第2層より小さくできるので、発熱は小さくなる。第
1層の電気抵抗の大きさは、その材質と共に厚さによっ
て自由に設定できる。また第2層の表面にはPTFE、
PFA、FEP、シリコーン等の離型性の良好な樹脂や
ゴムを単独あるいは混合で被覆してもよいことは第1の
実施例と同様である。
が定着に必要な温度に近いもの、例えば220℃を使用
すると、部分的な自己温度制御が可能となる。すなわ
ち、第2層がキュリー温度以下のまだ温まっていない状
態では、第2層の磁性のために、うず電流はほとんど第
2層の表面で発生しそのジュール熱によって大きな発熱
がなされる。第2層がキュリー点を超えるとその磁性が
低下するために磁界の流れが内部にも広がり、発生する
うず電流は第1層にも及ぶ。したがって第1層は電気伝
導性が高く、厚さも厚いもので構成しておけば電気抵抗
が第2層より小さくできるので、発熱は小さくなる。第
1層の電気抵抗の大きさは、その材質と共に厚さによっ
て自由に設定できる。また第2層の表面にはPTFE、
PFA、FEP、シリコーン等の離型性の良好な樹脂や
ゴムを単独あるいは混合で被覆してもよいことは第1の
実施例と同様である。
【0049】以上のように第2の実施例では、電気抵抗
の小さい第1層と、高透磁率で定着温度にほぼ対応する
所定のキュリー温度をもった第2層との二層構成のベル
トを用いることによって、ベルトの部分的な過昇温を防
止できる。したがって記録材としてベルトの幅よりかな
り小さい幅のものを連続で通しても、ベルト幅のうちの
記録材の通らない部分が異常に温度上昇をしたりするこ
とを防げる。
の小さい第1層と、高透磁率で定着温度にほぼ対応する
所定のキュリー温度をもった第2層との二層構成のベル
トを用いることによって、ベルトの部分的な過昇温を防
止できる。したがって記録材としてベルトの幅よりかな
り小さい幅のものを連続で通しても、ベルト幅のうちの
記録材の通らない部分が異常に温度上昇をしたりするこ
とを防げる。
【0050】上記の第2の実施例ではベルトを2層の一
体のベルトで構成したが、2枚のそれぞれ上記と同様の
性質を持った独立したベルトを重ねても、少なくともニ
ップ部においては圧力で互いに密着されるので上記と同
様の効果が得られる。
体のベルトで構成したが、2枚のそれぞれ上記と同様の
性質を持った独立したベルトを重ねても、少なくともニ
ップ部においては圧力で互いに密着されるので上記と同
様の効果が得られる。
【0051】次に図5を用いて第3の実施例の像加熱装
置としての定着装置を説明する。ここでも前と同様の構
成部材は説明を省略する。
置としての定着装置を説明する。ここでも前と同様の構
成部材は説明を省略する。
【0052】この実施例では、ベルト、弾性ローラ、加
圧ローラなどの構成は第1の実施例と同様である。励磁
コイル41と芯材42は断面が図5の様な形状で、図6
に示すように、軸方向に磁束Hが発生する構成となって
いる。ベルトが透磁率の高い材料で構成されることによ
って、磁束はベルト内を通過する量が多くなる。
圧ローラなどの構成は第1の実施例と同様である。励磁
コイル41と芯材42は断面が図5の様な形状で、図6
に示すように、軸方向に磁束Hが発生する構成となって
いる。ベルトが透磁率の高い材料で構成されることによ
って、磁束はベルト内を通過する量が多くなる。
【0053】また、芯材42の端部がベルト近傍に位置
するような構造、例えば、芯材の端部のみを扇形状にし
てもよい。このことにより、芯材とベルト間の空隙が小
さくなるので、芯材からベルト以外に発散する磁束を少
なくでき、より多くの磁束をベルトに集中させることが
できる。さらに、コイルを軸方向に複数個に分割して、
それぞれを独立に制御できるようにして軸方向の温度分
布をコントロールしてもよい。
するような構造、例えば、芯材の端部のみを扇形状にし
てもよい。このことにより、芯材とベルト間の空隙が小
さくなるので、芯材からベルト以外に発散する磁束を少
なくでき、より多くの磁束をベルトに集中させることが
できる。さらに、コイルを軸方向に複数個に分割して、
それぞれを独立に制御できるようにして軸方向の温度分
布をコントロールしてもよい。
【0054】以上の実施例1〜3では、励磁コイルを加
圧ローラの内部に配置する構成を採用していたが、これ
に限らず、励磁コイルを加圧ローラの外部に配置する構
成としても良い。
圧ローラの内部に配置する構成を採用していたが、これ
に限らず、励磁コイルを加圧ローラの外部に配置する構
成としても良い。
【0055】具体的に、図7を用いて第4の実施例の像
加熱装置としての定着装置を説明する。ここでも前と同
様の構成部材は説明を省略する。
加熱装置としての定着装置を説明する。ここでも前と同
様の構成部材は説明を省略する。
【0056】この実施例では、ベルト、弾性ローラなど
の構成は第1の実施例と同様である。励磁コイル43と
芯材44は、ベルト21の表面の近傍で、ベルト21と
後述の加圧ローラとで形成されるニップ部29の回転方
向上流側に設置されている。
の構成は第1の実施例と同様である。励磁コイル43と
芯材44は、ベルト21の表面の近傍で、ベルト21と
後述の加圧ローラとで形成されるニップ部29の回転方
向上流側に設置されている。
【0057】また、加圧ローラ45は、この実施例では
金属軸46に一体に成型されたシリコーンゴムでなり、
図1のようにベルト21を一定量変形させるようにベル
ト21に圧接されたままその位置で回転できるように、
画像形成装置本体に回転可能に支持されている。これに
よってベルト21との間でニップ部29を形成しながら
回転する。
金属軸46に一体に成型されたシリコーンゴムでなり、
図1のようにベルト21を一定量変形させるようにベル
ト21に圧接されたままその位置で回転できるように、
画像形成装置本体に回転可能に支持されている。これに
よってベルト21との間でニップ部29を形成しながら
回転する。
【0058】なお、加圧ローラ45の材質は他のフッ素
ゴム、フッ素樹脂等の耐熱性樹脂やゴムあるいはアルミ
ニウム等の金属で構成しても良い。また加圧ローラ45
の表面には耐摩耗性や離型性を高めるために、PFA、
PTFE、FEP等の樹脂あるいはゴムを単独あるいは
混合で被覆してもよい。
ゴム、フッ素樹脂等の耐熱性樹脂やゴムあるいはアルミ
ニウム等の金属で構成しても良い。また加圧ローラ45
の表面には耐摩耗性や離型性を高めるために、PFA、
PTFE、FEP等の樹脂あるいはゴムを単独あるいは
混合で被覆してもよい。
【0059】この実施例では、励磁コイル43および芯
材44はベルト21の表面に最小間隔で接近させること
ができるので、磁束のベルトへの集中がより大きく効率
が良い。また加圧ローラ45の存在は、励磁コイル43
による磁束に対してほとんど影響が無いので、加圧ロー
ラの材質として金属等を用いてもベルトの発熱に支障は
ない。
材44はベルト21の表面に最小間隔で接近させること
ができるので、磁束のベルトへの集中がより大きく効率
が良い。また加圧ローラ45の存在は、励磁コイル43
による磁束に対してほとんど影響が無いので、加圧ロー
ラの材質として金属等を用いてもベルトの発熱に支障は
ない。
【0060】なお、実施例1〜4においては、励磁部材
として、コイル構造の励磁コイルを適用したが、何らこ
れに限定されず、要するに交番磁界を発生させる形態で
あればよい。また、加圧部材として、円筒形の回転可能
な加圧ローラを適用したが、これに限らず、例えば、固
定配置される加圧ガイドを適用しても良い。この場合、
ベルト、弾性ローラ、コイル等は実施例と同様の構成
で、固定の薄肉のガラス板等とベルトの間にニップを形
成して、この間に記録材を通して定着を行うこともでき
る。このことにより、低速の画像形成装置への適用も図
られる。
として、コイル構造の励磁コイルを適用したが、何らこ
れに限定されず、要するに交番磁界を発生させる形態で
あればよい。また、加圧部材として、円筒形の回転可能
な加圧ローラを適用したが、これに限らず、例えば、固
定配置される加圧ガイドを適用しても良い。この場合、
ベルト、弾性ローラ、コイル等は実施例と同様の構成
で、固定の薄肉のガラス板等とベルトの間にニップを形
成して、この間に記録材を通して定着を行うこともでき
る。このことにより、低速の画像形成装置への適用も図
られる。
【0061】さらに、上記実施例では、支持層は回転軸
と低熱伝導性層とにより構成していたが、定着特性等に
より、適宜,他の層を設けても良く、また、低熱伝導性
層として、非発泡状体を適用することもできる。
と低熱伝導性層とにより構成していたが、定着特性等に
より、適宜,他の層を設けても良く、また、低熱伝導性
層として、非発泡状体を適用することもできる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明では、励磁部材は加
熱ローラの外部に離間して配置されると共に、発熱層が
支持層と一体として回転するので、発熱層の摩耗や動作
抵抗の低減が図られる。なお、励磁部材が加熱ローラの
外部に離間して配置されることにより、励磁部材の過度
の昇温の防止が見込まれる。また、発熱層が支持層と一
体として回転することにより、発熱層の蛇行は未然に防
止される。
熱ローラの外部に離間して配置されると共に、発熱層が
支持層と一体として回転するので、発熱層の摩耗や動作
抵抗の低減が図られる。なお、励磁部材が加熱ローラの
外部に離間して配置されることにより、励磁部材の過度
の昇温の防止が見込まれる。また、発熱層が支持層と一
体として回転することにより、発熱層の蛇行は未然に防
止される。
【0063】さらに、本発明では、加熱ローラが、透磁
性を有し,そのキュリー温度がほぼ定着温度である透磁
性層と、この透磁性層よりも内側に設けられ,導電性を
有する導電性層と、この導電性層よりも内側に設けられ
る中実の支持層を備えるので、加熱ローラ温度に応じて
加熱量が自動的に制御されることになる。このことによ
り、幅の狭い記録材を連続で通しても、部分的な過昇温
を生じることがない。
性を有し,そのキュリー温度がほぼ定着温度である透磁
性層と、この透磁性層よりも内側に設けられ,導電性を
有する導電性層と、この導電性層よりも内側に設けられ
る中実の支持層を備えるので、加熱ローラ温度に応じて
加熱量が自動的に制御されることになる。このことによ
り、幅の狭い記録材を連続で通しても、部分的な過昇温
を生じることがない。
【図1】本発明の第1の実施例の像加熱装置の断面図
【図2】本発明の第1の実施例の像加熱装置に用いる励
磁コイルと芯材の斜視図
磁コイルと芯材の斜視図
【図3】本発明の実施例の画像形成装置の断面図
【図4】本発明の第2の実施例の像加熱装置の断面図
【図5】本発明の第3の実施例の像加熱装置の断面図
【図6】本発明の第3の実施例の像加熱装置に用いる励
磁コイルと芯材の斜視図
磁コイルと芯材の斜視図
【図7】本発明の4の実施例の像加熱装置の断面図
【図8】従来の像加熱装置の断面図
1 感光ドラム 16 定着装置 21 ベルト 23 弾性ローラ 25 励磁コイル 26 芯材 27 加圧ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元治 伸夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (22)
- 【請求項1】導電性を有する発熱層と、この発熱層より
も内側に設けられ,前記発熱層を支持する中実の支持層
を備え、前記両層が一体として回転する加熱ローラと、 この加熱ローラの外部に離間して配置され、交番磁界を
作用させて前記発熱層に渦電流を発生させる励磁部材と
を具備することを特徴とする像加熱装置。 - 【請求項2】前記励磁部材は、前記加熱ローラに圧接す
る加圧部材の内部に配置され、前記加熱ローラと前記加
圧部材の圧接部に交番磁界を作用させる励磁コイルであ
り、前記圧接部に被記録材を通過させて被記録材上の像
を加熱する請求項1に記載の像加熱装置。 - 【請求項3】前記加圧部材は、耐熱性を有し導電性の低
い非磁性材料で構成される請求項2に記載の像加熱装
置。 - 【請求項4】前記加圧部材は、ローラ状を有する加圧ロ
ーラである請求項3に記載の像加熱装置。 - 【請求項5】前記支持層は、回転軸と、この回転軸の外
側に設けられ,熱伝導性の低い低熱伝導性層を有する請
求項1に記載の像加熱装置。 - 【請求項6】前記低熱伝導性層は、熱伝導性の低い材料
で形成された発泡状の弾性体である請求項5に記載の像
加熱装置。 - 【請求項7】透磁性を有し,そのキュリー温度がほぼ定
着温度である透磁性層と、この透磁性層よりも内側に設
けられ,導電性を有する導電性層と、この導電性層より
も内側に設けられる中実の支持層を備え、前記3層が一
体として回転する加熱ローラと、 この加熱ローラの外部に離間して配置され、交番磁界を
作用させて前記加熱ローラに渦電流を発生させる励磁部
材とを具備することを特徴とする像加熱装置。 - 【請求項8】前記透磁性層の温度がキュリー温度より低
いときには、透磁性層に渦電流を発生させ、 前記透磁性層の温度がキュリー温度以上のときには、透
磁性層と導電性層に渦電流を発生させる請求項7に記載
の像加熱装置。 - 【請求項9】前記励磁部材は、前記加熱ローラに圧接す
る加圧部材の内部に配置され、前記加熱ローラと前記加
圧部材の圧接部に交番磁界を作用させる励磁コイルであ
り、前記圧接部に被記録材を通過させて被記録材上の像
を加熱することを特徴とする請求項6に記載の像加熱装
置。 - 【請求項10】前記加圧部材は、耐熱性を有し導電性の
低い非磁性材料で構成される請求項9に記載の像加熱装
置。 - 【請求項11】前記加圧部材は、ローラ状を有する加圧
ローラである請求項10に記載の像加熱装置。 - 【請求項12】前記支持層は、回転軸と、この回転軸の
外側に設けられ,熱伝導性の低い低熱伝導性層を有する
請求項7に記載の像加熱装置。 - 【請求項13】前記低熱伝導性層は、熱伝導性の低い材
料で形成された発泡状の弾性体である請求項12に記載
の像加熱装置。 - 【請求項14】導電性を有し,外部からの電磁誘導によ
り渦電流を発生させ発熱する発熱層と、この発熱層より
も内側に設けられ,前記発熱層を支持する中実の支持層
を備えることを特徴とする加熱ローラ。 - 【請求項15】前記支持層は、回転軸と、この回転軸の
外側に設けられ,熱伝導性の低い低熱伝導性層を有する
請求項14に記載の加熱ローラ。 - 【請求項16】前記低熱伝導性層は、熱伝導性の低い材
料で形成された発泡状の弾性体である請求項15に記載
の加熱ローラ。 - 【請求項17】前記支持層は、回転軸と、この回転軸に
取り付けられる熱伝導性の低い材料で形成された発泡状
の弾性体とを有し、前記発熱層は、前記弾性体に取り付
けられ,導電性を有するエンドレス状ベルトにより構成
される請求項14に記載の加熱ローラ。 - 【請求項18】透磁性を有し,そのキュリー温度がほぼ
定着温度である透磁性層と、この透磁性層よりも内側に
設けられ,導電性を有する導電性層と、この導電性層よ
りも内側に設けられる中実の支持層を備えることを特徴
とする加熱ローラ。 - 【請求項19】前記支持層は、回転軸と、この回転軸の
外側に設けられ,熱伝導性の低い低熱伝導性層を有する
請求項17に記載の加熱ローラ。 - 【請求項20】前記低熱伝導性層は、熱伝導性の低い材
料で形成された発泡状の弾性体である請求項19に記載
の加熱ローラ。 - 【請求項21】前記加熱ローラは、回転軸と、この回転
軸に取り付けられる熱伝導性の低い材料で形成された発
泡状の弾性体と、この弾性体に取り付けられ,導電性層
と透磁性層を有するエンドレス状ベルトにより構成され
る請求項18に記載の加熱ローラ。 - 【請求項22】被記録材に未定着画像を形成担持させる
画像形成手段と、未定着画像を被記録材に熱定着させる
熱定着装置を有する画像形成装置であって、熱定着装置
が請求項1ないし13の何れかひとつに記載の像加熱装
置であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10093119A JPH11288190A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 像加熱装置、加熱ローラおよび画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10093119A JPH11288190A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 像加熱装置、加熱ローラおよび画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11288190A true JPH11288190A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14073643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10093119A Pending JPH11288190A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 像加熱装置、加熱ローラおよび画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11288190A (ja) |
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1998
- 1998-04-06 JP JP10093119A patent/JPH11288190A/ja active Pending
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