JPH11290388A - 車椅子 - Google Patents
車椅子Info
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- JPH11290388A JPH11290388A JP10104390A JP10439098A JPH11290388A JP H11290388 A JPH11290388 A JP H11290388A JP 10104390 A JP10104390 A JP 10104390A JP 10439098 A JP10439098 A JP 10439098A JP H11290388 A JPH11290388 A JP H11290388A
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- JP
- Japan
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- frame
- seat
- backrest
- toilet
- wheelchair
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 障害の種類による姿勢の違う人にも対応で
き、体に接触するシートの洗濯を可能にし、洋式便器を
汚すおそれを減少させかつ温水自動噴射装置を利用でき
る車椅子の提供。 【解決手段】 基礎フレーム10に、角度可変部材32
を介して背もたれ用フレーム12を傾斜自在に取り付け
ると共に座面用フレーム14を揺動自在に取り付ける。
座面用フレームの揺動先端と背もたれ用フレームの上端
との間に、トイレ用排出穴48を形成した可撓性シート
18を着脱自在に取り付ける。シートは背もたれと座面
との両方を兼用する。ごのシートは、多様な障害の種類
の姿勢にも、姿勢を崩すことなく対応できる。また、座
面用フレームを高さ調節手段16によって任意の高さに
保持する。これによって、洋式便器を利用する際にシー
トを便座に接触させることができ、便座等を汚すことが
なく、しかも温水自動噴射装置を利用できる。
き、体に接触するシートの洗濯を可能にし、洋式便器を
汚すおそれを減少させかつ温水自動噴射装置を利用でき
る車椅子の提供。 【解決手段】 基礎フレーム10に、角度可変部材32
を介して背もたれ用フレーム12を傾斜自在に取り付け
ると共に座面用フレーム14を揺動自在に取り付ける。
座面用フレームの揺動先端と背もたれ用フレームの上端
との間に、トイレ用排出穴48を形成した可撓性シート
18を着脱自在に取り付ける。シートは背もたれと座面
との両方を兼用する。ごのシートは、多様な障害の種類
の姿勢にも、姿勢を崩すことなく対応できる。また、座
面用フレームを高さ調節手段16によって任意の高さに
保持する。これによって、洋式便器を利用する際にシー
トを便座に接触させることができ、便座等を汚すことが
なく、しかも温水自動噴射装置を利用できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腰掛けたままの状
態でトイレの用をたすことができる車椅子に関する。
態でトイレの用をたすことができる車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、老人や障害者の介護におい
て、座ったままの状態でトイレの用をたすことができる
ようにした車椅子が提供されている。この従来の車椅子
を図8に示す。従来の車椅子は、フレーム70に剛性の
平板状の座面72を固定すると共に、布等の柔軟な素材
から成る背もたれ74を固定している。平板状の座面7
2の中央にはトイレ用排出穴76が形成され、トイレの
用をたす際には、座面72のトイレ用排出穴76の位置
を例えば洋式便器78の便座(図示せず)の中央位置に
合致させる。これによって、車椅子に座ったまま、座面
72のトイレ用排出穴76を通してトイレの用をたすこ
とができる。
て、座ったままの状態でトイレの用をたすことができる
ようにした車椅子が提供されている。この従来の車椅子
を図8に示す。従来の車椅子は、フレーム70に剛性の
平板状の座面72を固定すると共に、布等の柔軟な素材
から成る背もたれ74を固定している。平板状の座面7
2の中央にはトイレ用排出穴76が形成され、トイレの
用をたす際には、座面72のトイレ用排出穴76の位置
を例えば洋式便器78の便座(図示せず)の中央位置に
合致させる。これによって、車椅子に座ったまま、座面
72のトイレ用排出穴76を通してトイレの用をたすこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車椅子では座面
72が剛性のある平板状のものなので、体幹が弱い人は
背もたれ74があるとしても体がずれて姿勢が崩れる場
合がある。また、障害の種類によって車椅子に乗る人の
姿勢が異なり、それぞれの人の姿勢の違いに対応するこ
とができないという不具合があった。また、トイレで用
をたした際に座面72が汚れる場合があるが、座面72
はフレーム70に固定されているので、定期的に座面7
2の汚れ箇所を見つけ、その汚れ箇所を手で洗わなけれ
ばならないという不具合があった。更に、従来の車椅子
で洋式便器で用をたす場合に、車椅子の剛性の平板状の
座面72は便器78の便座より高い位置にある。即ち、
臀部は便器78の便座に接触せず、便座より高い位置に
置かれる。このため、用をたす際に便座等を汚してしま
うおそれがあった。その上、所謂ウォシュレットと呼ば
れている温水自動噴射装置を備えた便器を使用する場合
には、噴射した温水が所定の箇所に適切に当たらないこ
とが多く、また、便座に体重がかからないとウォシュレ
ットが作動しないようなものではウォシュレットを使用
できないできないという不具合があった。
72が剛性のある平板状のものなので、体幹が弱い人は
背もたれ74があるとしても体がずれて姿勢が崩れる場
合がある。また、障害の種類によって車椅子に乗る人の
姿勢が異なり、それぞれの人の姿勢の違いに対応するこ
とができないという不具合があった。また、トイレで用
をたした際に座面72が汚れる場合があるが、座面72
はフレーム70に固定されているので、定期的に座面7
2の汚れ箇所を見つけ、その汚れ箇所を手で洗わなけれ
ばならないという不具合があった。更に、従来の車椅子
で洋式便器で用をたす場合に、車椅子の剛性の平板状の
座面72は便器78の便座より高い位置にある。即ち、
臀部は便器78の便座に接触せず、便座より高い位置に
置かれる。このため、用をたす際に便座等を汚してしま
うおそれがあった。その上、所謂ウォシュレットと呼ば
れている温水自動噴射装置を備えた便器を使用する場合
には、噴射した温水が所定の箇所に適切に当たらないこ
とが多く、また、便座に体重がかからないとウォシュレ
ットが作動しないようなものではウォシュレットを使用
できないできないという不具合があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、1枚のシートで背もたれと座面とを兼用すること
で、障害の種類による姿勢の違う人にも対応でき、シー
トをフレームに着脱自在とすることで体に接触するシー
トの洗濯機等での洗濯を可能にし、洋式便器を汚すおそ
れを減少させかつ温水自動噴射装置を利用できるように
した車椅子を提供するものである。
で、1枚のシートで背もたれと座面とを兼用すること
で、障害の種類による姿勢の違う人にも対応でき、シー
トをフレームに着脱自在とすることで体に接触するシー
トの洗濯機等での洗濯を可能にし、洋式便器を汚すおそ
れを減少させかつ温水自動噴射装置を利用できるように
した車椅子を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車輪を固定したフレームを有する車椅子に
おいて、トイレ用排出穴を形成した可撓性の1枚のシー
トを前記フレームに着脱自在に取り付け、そのシートを
前記フレームに着脱自在に取り付けた状態では前記シー
トが背もたれと座面とを兼用するようにしたものであ
る。本発明は更に、車輪を固定したフレームと、そのフ
レームに取り付けられるものであってトイレ用排出穴を
形成した座面とを有する車椅子において、前記フレーム
に座面用フレームを揺動自在に取り付け、その座面用フ
レームに前記座面を取り付け、その座面用フレームを前
記フレームに対して任意の揺動位置で止めたり外したり
する高さ調節手段を備えるようにしたものである。
に本発明は、車輪を固定したフレームを有する車椅子に
おいて、トイレ用排出穴を形成した可撓性の1枚のシー
トを前記フレームに着脱自在に取り付け、そのシートを
前記フレームに着脱自在に取り付けた状態では前記シー
トが背もたれと座面とを兼用するようにしたものであ
る。本発明は更に、車輪を固定したフレームと、そのフ
レームに取り付けられるものであってトイレ用排出穴を
形成した座面とを有する車椅子において、前記フレーム
に座面用フレームを揺動自在に取り付け、その座面用フ
レームに前記座面を取り付け、その座面用フレームを前
記フレームに対して任意の揺動位置で止めたり外したり
する高さ調節手段を備えるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係わる車椅子の一実施形態を示す
斜視図、図2は図1の車椅子に人が乗っている状態を示
す側面図である。本発明に係わる車椅子は主に、基礎フ
レーム10と、その基礎フレーム10に取り付けられる
背もたれ用フレーム12と、基礎フレーム10に揺動可
能に取り付けられる座面用フレーム14と、その座面用
フレーム14の高さを調節する高さ調節手段16と、背
もたれ用フレーム12と高さ調節手段16との間に掛け
渡されるシート18とを有する。車椅子には、基礎フレ
ーム10に取り付けたシートベルト20と、背もたれ用
フレーム12に固定されたハンドル22と、基礎フレー
ム10を支持するための一対の前輪24並びに一対の後
輪26とを有する。
する。図1は本発明に係わる車椅子の一実施形態を示す
斜視図、図2は図1の車椅子に人が乗っている状態を示
す側面図である。本発明に係わる車椅子は主に、基礎フ
レーム10と、その基礎フレーム10に取り付けられる
背もたれ用フレーム12と、基礎フレーム10に揺動可
能に取り付けられる座面用フレーム14と、その座面用
フレーム14の高さを調節する高さ調節手段16と、背
もたれ用フレーム12と高さ調節手段16との間に掛け
渡されるシート18とを有する。車椅子には、基礎フレ
ーム10に取り付けたシートベルト20と、背もたれ用
フレーム12に固定されたハンドル22と、基礎フレー
ム10を支持するための一対の前輪24並びに一対の後
輪26とを有する。
【0007】車椅子を構成する骨格的なフレームは、基
礎フレーム10と背もたれ用フレーム12である。背も
たれ用フレーム12は一対の部材から成り、その一対の
部材にハンドル22を固定する。これによって、一対の
部材とハンドル22とが固定される。背もたれ用フレー
ム12へのハンドル22の固定箇所は、背もたれ用フレ
ーム12の上端よりやや下位の箇所とされている。即
ち、一対の背もたれ用フレーム12の上端は、ハンドル
22の連結箇所より上に突出している。背もたれ用フレ
ーム12において、ハンドル22との連結箇所より下位
の適宜箇所に、ヒンジ28を介して肘掛け30が揺動自
在に取り付けられている。この肘掛け30を上方に揺動
させて背もたれ用フレーム12に平行にすることによっ
て、横から車椅子へ乗り降りすることができる。なお、
背もたれ用フレーム12は、一対の部材ではなく1個の
部材から構成するものであって良い。
礎フレーム10と背もたれ用フレーム12である。背も
たれ用フレーム12は一対の部材から成り、その一対の
部材にハンドル22を固定する。これによって、一対の
部材とハンドル22とが固定される。背もたれ用フレー
ム12へのハンドル22の固定箇所は、背もたれ用フレ
ーム12の上端よりやや下位の箇所とされている。即
ち、一対の背もたれ用フレーム12の上端は、ハンドル
22の連結箇所より上に突出している。背もたれ用フレ
ーム12において、ハンドル22との連結箇所より下位
の適宜箇所に、ヒンジ28を介して肘掛け30が揺動自
在に取り付けられている。この肘掛け30を上方に揺動
させて背もたれ用フレーム12に平行にすることによっ
て、横から車椅子へ乗り降りすることができる。なお、
背もたれ用フレーム12は、一対の部材ではなく1個の
部材から構成するものであって良い。
【0008】基礎フレーム10と背もたれ用フレーム1
2との間は2個の角度可変部材32によって連結されて
いる。角度可変部材32は、図3及び図4に示すよう
に、基礎フレーム10と固定する第一部材34と、背も
たれ用フレーム12と固定する第二部材36と、それら
第一部材34と第二部材36とを緩めたり締めて固定し
たりする固定手段38とから成る。第一部材34と第二
部材36との対向面には、固定手段38が備えられる位
置を中心として、それぞれ放射状の凹凸面40,42が
形成される。基礎フレーム10に対する背もたれ用フレ
ーム12の角度を調節する場合には、先ず固定手段38
によって第一部材34と第二部材36との固定関係を緩
め、図5に示すように、背もたれ用フレーム12の角度
を所望の傾斜角度に調節し、その後再び固定手段38を
締めて第一部材34と第二部材36とを固定する。固定
手段38を締めた場合には、第一部材34の凹凸面40
と第二部材36の凹凸面42が噛み合って、基礎フレー
ム10に対する背もたれ用フレーム12の角度はずれる
ことなく一定に保持される。
2との間は2個の角度可変部材32によって連結されて
いる。角度可変部材32は、図3及び図4に示すよう
に、基礎フレーム10と固定する第一部材34と、背も
たれ用フレーム12と固定する第二部材36と、それら
第一部材34と第二部材36とを緩めたり締めて固定し
たりする固定手段38とから成る。第一部材34と第二
部材36との対向面には、固定手段38が備えられる位
置を中心として、それぞれ放射状の凹凸面40,42が
形成される。基礎フレーム10に対する背もたれ用フレ
ーム12の角度を調節する場合には、先ず固定手段38
によって第一部材34と第二部材36との固定関係を緩
め、図5に示すように、背もたれ用フレーム12の角度
を所望の傾斜角度に調節し、その後再び固定手段38を
締めて第一部材34と第二部材36とを固定する。固定
手段38を締めた場合には、第一部材34の凹凸面40
と第二部材36の凹凸面42が噛み合って、基礎フレー
ム10に対する背もたれ用フレーム12の角度はずれる
ことなく一定に保持される。
【0009】基礎フレーム10に揺動自在に取り付けら
れる座面用フレーム14は、一対の揺動部材44とその
一対の揺動部材44を連結する連結部材46とから成
る。一対の揺動部材44への連結部材46の固定箇所
は、揺動部材44の揺動先端と揺動支点との中間とされ
ている。即ち、一対の揺動部材44の揺動先端は、連結
部材46の固定箇所より前方に突出している。なお、座
面用フレーム14は、一対の揺動部材44と1個の連結
部材46ではなく、1個の部材のみから構成するもので
あって良い。この一対の座面用フレーム14の揺動先端
と、一対の背もたれ用フレーム12の上端との間に、シ
ート18を取り付ける。このシート18は、棒状の一対
の座面用フレーム14と、棒状の一対の背もたれ用フレ
ーム12とに外れないように取り付けるために、その取
り付け箇所を袋状に形成する。一対の座面用フレーム1
4と一対の背もたれ用フレーム12とにシート18を取
り付けた状態においては、シート18は上方の縦方向部
から下方の横方向部にわたって配置されるもので、背も
たれと座面との両方を兼用するものである。このシート
18は、布等の可撓性のある柔軟な素材から成るもの
で、特に抗菌処理をした網目状のものが望ましい。この
シート18における座面に相当する位置の中央に、トイ
レ用排出穴48を形成する。
れる座面用フレーム14は、一対の揺動部材44とその
一対の揺動部材44を連結する連結部材46とから成
る。一対の揺動部材44への連結部材46の固定箇所
は、揺動部材44の揺動先端と揺動支点との中間とされ
ている。即ち、一対の揺動部材44の揺動先端は、連結
部材46の固定箇所より前方に突出している。なお、座
面用フレーム14は、一対の揺動部材44と1個の連結
部材46ではなく、1個の部材のみから構成するもので
あって良い。この一対の座面用フレーム14の揺動先端
と、一対の背もたれ用フレーム12の上端との間に、シ
ート18を取り付ける。このシート18は、棒状の一対
の座面用フレーム14と、棒状の一対の背もたれ用フレ
ーム12とに外れないように取り付けるために、その取
り付け箇所を袋状に形成する。一対の座面用フレーム1
4と一対の背もたれ用フレーム12とにシート18を取
り付けた状態においては、シート18は上方の縦方向部
から下方の横方向部にわたって配置されるもので、背も
たれと座面との両方を兼用するものである。このシート
18は、布等の可撓性のある柔軟な素材から成るもの
で、特に抗菌処理をした網目状のものが望ましい。この
シート18における座面に相当する位置の中央に、トイ
レ用排出穴48を形成する。
【0010】高さ調節手段16は、基礎フレーム10に
揺動自在に取り付けられる座面用フレーム14を、任意
の高さに固定したり外したりするものである。高さ調節
手段16は主に、連結部材46の中央下方にヒンジ50
を介して取り付けられるロッド52と、図6に示すよう
に、基礎フレーム10(一対の前輪26同士の中間に位
置する箇所)に固定されるプレート54と、そのプレー
ト54に揺動自在に保持されしかもロッド52と係合す
るための保持部材58とを有する。そのプレート54に
は穴56が形成され、その穴56に板状の保持部材58
の一端が揺動自在に挿入保持されている。この保持部材
58の中央部に穴60が形成され、その穴60に前記ロ
ッド52が挿入されている。穴60の幅は、ロッド52
の直径より僅かに大きく設定されており、板状の保持部
材58が水平より例えば15度〜20度傾斜すると、ロ
ッド52が保持部材58の穴60の両壁に接触して、ロ
ッド52は保持部材58に固定された状態となる。保持
部材58とロッド52との位置関係を変更したい場合に
は、ロッド52にかかる下方への力(座面用フレーム1
4の荷重や座面用フレーム14にかかる介護者等の体
重)を取り除いて、例えば足で保持部材58の先端を持
ち上げてほぼ水平にする。これによって、ロッド52は
保持部材58の穴60に対して自由に移動できるように
なる。ロッド52の適宜位置に穴60より径大のストッ
パ62を設ける。そのストッパ62が保持部材58の上
面に接触すると、その接触位置より下方へロッド52は
移動しない。以上のように、高さ調節手段16によって
図5に示すように座面フレーム14の高さは調節可能で
あるが、高さ調節手段16は基礎フレーム10に対する
座面用フレーム14を任意の高さに調節するものであれ
ばよく、上記構成に限定するものではない。
揺動自在に取り付けられる座面用フレーム14を、任意
の高さに固定したり外したりするものである。高さ調節
手段16は主に、連結部材46の中央下方にヒンジ50
を介して取り付けられるロッド52と、図6に示すよう
に、基礎フレーム10(一対の前輪26同士の中間に位
置する箇所)に固定されるプレート54と、そのプレー
ト54に揺動自在に保持されしかもロッド52と係合す
るための保持部材58とを有する。そのプレート54に
は穴56が形成され、その穴56に板状の保持部材58
の一端が揺動自在に挿入保持されている。この保持部材
58の中央部に穴60が形成され、その穴60に前記ロ
ッド52が挿入されている。穴60の幅は、ロッド52
の直径より僅かに大きく設定されており、板状の保持部
材58が水平より例えば15度〜20度傾斜すると、ロ
ッド52が保持部材58の穴60の両壁に接触して、ロ
ッド52は保持部材58に固定された状態となる。保持
部材58とロッド52との位置関係を変更したい場合に
は、ロッド52にかかる下方への力(座面用フレーム1
4の荷重や座面用フレーム14にかかる介護者等の体
重)を取り除いて、例えば足で保持部材58の先端を持
ち上げてほぼ水平にする。これによって、ロッド52は
保持部材58の穴60に対して自由に移動できるように
なる。ロッド52の適宜位置に穴60より径大のストッ
パ62を設ける。そのストッパ62が保持部材58の上
面に接触すると、その接触位置より下方へロッド52は
移動しない。以上のように、高さ調節手段16によって
図5に示すように座面フレーム14の高さは調節可能で
あるが、高さ調節手段16は基礎フレーム10に対する
座面用フレーム14を任意の高さに調節するものであれ
ばよく、上記構成に限定するものではない。
【0011】従来の前輪も後輪も、同一の小径(100
ミリ前後の直径)のキャスターを使用し、しかも4個共
に方向自在なものを使用していた。このように、従来で
は前輪も後輪も小径のキャスターを使用しているため段
差越えが弱く、また4個共に方向自在なものであるため
方向の安定性に欠けていた。本発明では、前輪24は従
来と同様に、小径で方向自在なものを使用するが、後輪
26の直径を前輪24の直径より大きくし、しかも後輪
26の方向は一定のものを使用するのが好ましい。後輪
26の大きさは、その半径が階段の一般的な段差よりも
大きいものが望ましい。
ミリ前後の直径)のキャスターを使用し、しかも4個共
に方向自在なものを使用していた。このように、従来で
は前輪も後輪も小径のキャスターを使用しているため段
差越えが弱く、また4個共に方向自在なものであるため
方向の安定性に欠けていた。本発明では、前輪24は従
来と同様に、小径で方向自在なものを使用するが、後輪
26の直径を前輪24の直径より大きくし、しかも後輪
26の方向は一定のものを使用するのが好ましい。後輪
26の大きさは、その半径が階段の一般的な段差よりも
大きいものが望ましい。
【0012】以上のように構成された本発明では、背も
たれ用フレーム12と基礎フレーム10に対して揺動可
能な座面用フレーム14との間にシート18を掛け渡す
ことによって、そのシート18で車椅子に乗る人の背中
と臀部と太腿を支持するものである。この結果、車椅子
に乗る人の体型にシート18が合致するので、臀部の落
ち着きが良く、体がずれにくく、安定した着座姿勢を保
持することができる。よって、障害の種類による姿勢の
違いに広く対応することができ、体幹が弱い人でも体が
ずれて姿勢が崩れるという不具合はなくなる。また、ト
イレで用を足した際にシート18が汚れる場合がある
が、シート18は背もたれ用フレーム12や座面用フレ
ーム14に対して容易に着脱できるので、シート18の
みを洗濯することができ、車椅子に乗る人が接触するシ
ート18を常に清潔なものにすることができる。
たれ用フレーム12と基礎フレーム10に対して揺動可
能な座面用フレーム14との間にシート18を掛け渡す
ことによって、そのシート18で車椅子に乗る人の背中
と臀部と太腿を支持するものである。この結果、車椅子
に乗る人の体型にシート18が合致するので、臀部の落
ち着きが良く、体がずれにくく、安定した着座姿勢を保
持することができる。よって、障害の種類による姿勢の
違いに広く対応することができ、体幹が弱い人でも体が
ずれて姿勢が崩れるという不具合はなくなる。また、ト
イレで用を足した際にシート18が汚れる場合がある
が、シート18は背もたれ用フレーム12や座面用フレ
ーム14に対して容易に着脱できるので、シート18の
みを洗濯することができ、車椅子に乗る人が接触するシ
ート18を常に清潔なものにすることができる。
【0013】次に、本発明の車椅子での洋式便器の使用
方法について説明する。通常の状態では、シート18が
便器の便座より高い位置にある。従って、シート18に
乗った臀部や太ももは便器の便座より高い位置にある。
ここで、座面用フレーム14の自由端側を上方に引き上
げ、足で保持部材58をほぼ水平に持ち上げる。これに
よって、ロッド52は保持部材58とは自由な状態にな
り、座面用フレーム14が上下に自由に移動できるよう
になる。そして、座面用フレーム14をゆっくり下降さ
せて、シート18に乗せた太ももあるいは臀部を便座に
接触させる。その後、シート18に形成したトイレ用排
出穴48を通して、排便等を行うことができる。この
際、太ももや臀部を便座に接触させているので、便座等
を汚すことはない。また、ウォシュレット付きの便器で
は、ウォシュレットを有効に使うことができる。終了
後、足で保持部材58をほぼ水平に持ち上げた状態で、
座面用フレーム14の自由端を上方に引き上げ、座面用
フレーム14の自由端が適当な高さになったとき、足で
保持していたで保持部材58を外すことによって、座面
用フレーム14の自由端の高さをその位置で保持するこ
とができる。
方法について説明する。通常の状態では、シート18が
便器の便座より高い位置にある。従って、シート18に
乗った臀部や太ももは便器の便座より高い位置にある。
ここで、座面用フレーム14の自由端側を上方に引き上
げ、足で保持部材58をほぼ水平に持ち上げる。これに
よって、ロッド52は保持部材58とは自由な状態にな
り、座面用フレーム14が上下に自由に移動できるよう
になる。そして、座面用フレーム14をゆっくり下降さ
せて、シート18に乗せた太ももあるいは臀部を便座に
接触させる。その後、シート18に形成したトイレ用排
出穴48を通して、排便等を行うことができる。この
際、太ももや臀部を便座に接触させているので、便座等
を汚すことはない。また、ウォシュレット付きの便器で
は、ウォシュレットを有効に使うことができる。終了
後、足で保持部材58をほぼ水平に持ち上げた状態で、
座面用フレーム14の自由端を上方に引き上げ、座面用
フレーム14の自由端が適当な高さになったとき、足で
保持していたで保持部材58を外すことによって、座面
用フレーム14の自由端の高さをその位置で保持するこ
とができる。
【0014】なお、背もたれ用フレーム12は角度可変
部材32を中心として、大幅に傾斜角度を変えることが
できるようにする。即ち、図7に示すように、シート1
8を角度可変部材32を中心として2枚に折りたたむよ
うな角度にまで背もたれ用フレーム12を傾斜させるこ
とができるようにする。これによって、車椅子を不使用
時には小さく折り畳むことができる。また、後輪26の
直径を前輪24の直径よりかなり大きくする。例えば、
後輪26の直径を通常の階段の段差の倍以上に設定す
る。これによって、段差越えを容易に行うことができ
る。その上、前輪24を方向自在なものとし、直径の大
きな後輪26を直進性のものとすることで、操作性を従
来のものより大幅に向上させることができる。
部材32を中心として、大幅に傾斜角度を変えることが
できるようにする。即ち、図7に示すように、シート1
8を角度可変部材32を中心として2枚に折りたたむよ
うな角度にまで背もたれ用フレーム12を傾斜させるこ
とができるようにする。これによって、車椅子を不使用
時には小さく折り畳むことができる。また、後輪26の
直径を前輪24の直径よりかなり大きくする。例えば、
後輪26の直径を通常の階段の段差の倍以上に設定す
る。これによって、段差越えを容易に行うことができ
る。その上、前輪24を方向自在なものとし、直径の大
きな後輪26を直進性のものとすることで、操作性を従
来のものより大幅に向上させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる車椅子に
よれば、背もたれと座面とを兼用するシートを使用する
ことによって、そのシートで背中と臀部と太腿を支持す
るものである。この結果、シートが車椅子に乗る人の体
型に合致して、体がずれにくく、安定した着座姿勢を保
持することができる。この結果、障害の種類による姿勢
の違いに広く対応することができ、体幹が弱い人でも体
がずれて姿勢が崩れるという不具合を解消することがで
きる。また、シートはフレームに着脱自在とすることに
よって、シートの洗濯が可能となり、車椅子に乗る人が
接触する箇所であるシートを常に清潔なものにすること
ができる。しかも、シートをフレームから着脱自在とし
て洗濯可能としたので、本発明の車椅子を浴室でのシャ
ワー用としても使用することができる。本発明では、便
器の位置で使用する際に、臀部や太もも側のシートを下
方に下げて、臀部や太もも側のシートを便座に接触させ
ることができる。従って、従来のような便座等を汚すこ
とがなくなり、ウォシュレット付きの便器では、ウォシ
ュレットを使うことが可能になる。
よれば、背もたれと座面とを兼用するシートを使用する
ことによって、そのシートで背中と臀部と太腿を支持す
るものである。この結果、シートが車椅子に乗る人の体
型に合致して、体がずれにくく、安定した着座姿勢を保
持することができる。この結果、障害の種類による姿勢
の違いに広く対応することができ、体幹が弱い人でも体
がずれて姿勢が崩れるという不具合を解消することがで
きる。また、シートはフレームに着脱自在とすることに
よって、シートの洗濯が可能となり、車椅子に乗る人が
接触する箇所であるシートを常に清潔なものにすること
ができる。しかも、シートをフレームから着脱自在とし
て洗濯可能としたので、本発明の車椅子を浴室でのシャ
ワー用としても使用することができる。本発明では、便
器の位置で使用する際に、臀部や太もも側のシートを下
方に下げて、臀部や太もも側のシートを便座に接触させ
ることができる。従って、従来のような便座等を汚すこ
とがなくなり、ウォシュレット付きの便器では、ウォシ
ュレットを使うことが可能になる。
【図1】本発明に係わる車椅子の一実施形態を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1の車椅子に人が乗っている状態を示す側面
図である。
図である。
【図3】本発明に用いる角度可変部材の断面図である。
【図4】図3の角度可変部材の要部断面図である。
【図5】背もたれ用フレームと座面用フレームとの角度
が変化する状態を示す側面図である。
が変化する状態を示す側面図である。
【図6】本発明に用いる高さ調節手段の要部断面図であ
る。
る。
【図7】背もたれ用フレームを折り畳んだ状態を示す側
面図である。
面図である。
【図8】従来の車椅子の斜視図である。
10 基礎フレーム 12 背もたれ用フレーム 14 座面用フレーム 16 高さ調節手段 18 シート 24 前輪 26 後輪 32 角度可変部材 44 揺動部材 46 連結部材 48 トイレ用排出穴 52 ロッド 54 プレート 56 穴 58 保持手段 60 穴
Claims (9)
- 【請求項1】 車輪を固定したフレームを有する車椅子
において、トイレ用排出穴を形成した可撓性の1枚のシ
ートを前記フレームに着脱自在に取り付け、そのシート
を前記フレームに着脱自在に取り付けた状態では前記シ
ートが背もたれと座面とを兼用することを特徴とする車
椅子。 - 【請求項2】 前記シートが網目状のものから成ること
を特徴とする請求項1記載の車椅子。 - 【請求項3】 前記車輪が一対の方向自在な前輪と前輪
より直径が大きい一対の後輪とから成ることを特徴とす
る請求項1乃至2記載の車椅子。 - 【請求項4】 前記フレームが前記車輪を固定する基礎
フレームと背もたれ用フレームとから成り、それら基礎
フレームと背もたれ用フレームとを角度可変部材を介し
て連結し、前記基礎フレームに対して前記背もたれ用フ
レームの角度を変化できるようにしたことを特徴とする
請求項1乃至2記載の車椅子。 - 【請求項5】 車輪を固定したフレームと、そのフレー
ムに取り付けられるものであってトイレ用排出穴を形成
した座面とを有する車椅子において、前記フレームに座
面用フレームを揺動自在に取り付け、その座面用フレー
ムに前記座面を取り付け、その座面用フレームを前記フ
レームに対して任意の揺動位置で止めたり外したりする
高さ調節手段を備えたことを特徴とする車椅子。 - 【請求項6】 前記座面を1枚の可撓性のシートで形成
し、そのシートが背もたれを兼用することを特徴とする
請求項5記載の車椅子。 - 【請求項7】 前記シートが網目状のものから成ること
を特徴とする請求項6記載の車椅子。 - 【請求項8】 前記車輪が一対の方向自在な前輪と前輪
より直径が大きい一対の後輪とから成ることを特徴とす
る請求項5乃至7記載の車椅子。 - 【請求項9】 前記フレームが前記車輪を固定する基礎
フレームと背もたれ用フレームとから成り、それら基礎
フレームと背もたれ用フレームとを角度可変部材を介し
て連結し、前記基礎フレームに対して前記背もたれ用フ
レームの角度を変化できるようにしたことを特徴とする
請求項5乃至7記載の車椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10104390A JPH11290388A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10104390A JPH11290388A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 車椅子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11290388A true JPH11290388A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14379423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10104390A Pending JPH11290388A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 車椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11290388A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000315648A (ja) * | 1999-01-15 | 2000-11-14 | Svg Lithography Syst Inc | 走査型フォトリソグラフィにおける照明フィールド調節装置および方法 |
| WO2001015588A1 (en) * | 1999-08-30 | 2001-03-08 | Stuart Earl Crispin Miller | Adjustable elevating toilet seat |
| KR102308336B1 (ko) * | 2021-02-15 | 2021-10-01 | 신성일 | 거동이 불편한 환자를 위한 이동식 좌식 샤워 시스템 |
| KR20220001283U (ko) * | 2020-11-27 | 2022-06-03 | 이윤 | 하체 지체자용 휠체어 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10104390A patent/JPH11290388A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000315648A (ja) * | 1999-01-15 | 2000-11-14 | Svg Lithography Syst Inc | 走査型フォトリソグラフィにおける照明フィールド調節装置および方法 |
| WO2001015588A1 (en) * | 1999-08-30 | 2001-03-08 | Stuart Earl Crispin Miller | Adjustable elevating toilet seat |
| KR20220001283U (ko) * | 2020-11-27 | 2022-06-03 | 이윤 | 하체 지체자용 휠체어 |
| KR102308336B1 (ko) * | 2021-02-15 | 2021-10-01 | 신성일 | 거동이 불편한 환자를 위한 이동식 좌식 샤워 시스템 |
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