JPH11290637A - 吸着によりガス混合物を分離する方法およびプラント - Google Patents

吸着によりガス混合物を分離する方法およびプラント

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JPH11290637A
JPH11290637A JP11059217A JP5921799A JPH11290637A JP H11290637 A JPH11290637 A JP H11290637A JP 11059217 A JP11059217 A JP 11059217A JP 5921799 A JP5921799 A JP 5921799A JP H11290637 A JPH11290637 A JP H11290637A
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cycle
way valve
space
valve
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Christian Monereau
クリスチアン・モンロー
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Air Liquide SA
LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧力変動サイクルを用いたガス混合物の分離に
おいて、遷移相の間の付加的なエネルギー支出を消去す
るかまたは少なくとも有意に減少させる。 【解決手段】サイクルにおける少なくとも1の瞬間に、
圧縮機(1,3)の末端を、第1の圧力P1にある第1
の空間(A1)からP1とは有意に異なる圧力P2にあ
る第2の空間(A2)に切り替える。この切り替えは、
上記末端が第1の空間(A1)および第2の空間(A
2)と同時に連通される中間操作を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工程の連続を含む
圧力変動サイクルを実施することによる吸着によりガス
混合物を分離する方法であって、その方法において、サ
イクルにおける少なくとも1回の瞬間に圧縮機械の末端
が第1の圧力P1にある第1の空間から第1の圧力P1
とは有意に異なる第2の圧力P2にある第2の空間に切
り換えられる方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題および解決するための手
段】本発明は特に大気空気からの酸素の製造に適用さ
れ、以後の記載において、好ましい例としてこの適用が
参照される。
【0003】本発明は、例えば以下のサイクルについ
て、圧力変化が存在するすべてのタイプの吸着サイクル
について実施されうる。
【0004】−吸着が実質的に大気圧で起こり、サイク
ルの最小圧力がこの大気圧より有意に低く、典型的には
約250から400ミリバールであるいわゆるVSA
(減圧スイング吸着)サイクル。これらのサイクルは一
般的に3つの吸着装置からなるユニットの手段により実
施される。
【0005】−吸着が大気圧を実質的に上回る圧力で起
こり、典型的には約1.3から2バールで起こると言う
事実により上記技術とは異なるMPSAサイクルと呼ば
れるトランスアトモスフェリックサイクル。これらのサ
イクルは一般的に2つの吸着装置からなるユニットの手
段により実施される。
【0006】−吸着が大気圧を顕著に上回る圧力、典型
的には約3から8バールで起こり、一方、サイクルの最
小圧力が実質的に大気圧に等しい、いわゆるPSA(圧
力スイング吸着)サイクル。
【0007】以後の記載において、PSAと言う頭字語
は、すべてのこれらのサイクルのための包括的な術語と
して用いられる。さらに、示される圧力は絶対圧であ
る。
【0008】PSAによる酸素製造のコストを減少させ
る手段の1つは、エネルギー消費を一定に維持する一方
で資本投下を実質的に減少させることである。
【0009】問題の系が、より高速の工程にもかかわら
ず、性能を維持することを可能とするとき、サイクル時
間の減少はこの図式の中に当てはまる。実際、その様な
減少は、吸着剤のカイネティックスを比例的に向上させ
ること、その以前のレベルに損失水頭を維持すること、
吸着剤粒子の減少の問題を防止することに存在する。
【0010】小さな粒子サイズの吸着剤の使用と組み合
わせての吸着剤の床を通しての水平流は、これらの問題
のほとんどを解決することを可能とし、近年、このタイ
プの工業的ユニットの増加が見られる。
【0011】しかしながら、現在用いられるサイクル
は、これらはほとんど以前に用いられたより長い持続時
間のサイクルに直接由来するが、実際、1つの工程から
次の工程への移行に対応する遷移相(transient phas
e)の間の機械(エア圧縮機またはブロワー、真空ポン
プ)の操作により不利にされることがわかっている。
【0012】このことの理由は、後に示される様に、こ
れらの遷移相と関連する付加的なエネルギー消費は通常
のサイクル時間の場合においては小さいが、しかし短い
サイクルの場合においては有意となることである。
【0013】これらの現象の第1の例は、添付された図
面における図1に関して説明され、それは、大気空気か
らの酸素の製造のためのPSAプラントの例を図式的に
示す。このプラントは、ブロワー1、3つの吸着装置A
1からA3、それぞれの弁V11からV13を介してブ
ロワーの出力側を吸着装置の下部末端または入口に接続
する吸着装置に空気を供給するためのライン2、その出
力側が周囲大気に接続される真空ポンプ3、それぞれの
弁V21からV23を介して真空ポンプの取入れ口を吸
着装置の入口に接続する放出ライン4、並列のタップオ
フ(tap-off)を介してそれぞれの吸着装置の上方末端
または出口に接続される酸素流ライン5であって、すな
わち、それぞれのタップオフ6−1から6−3は酸素製
造のためのそれぞれの弁V31からV33に装備され、
それぞれのタップオフ7−1から7−3は吸着装置を再
加圧するためのそれぞれの弁V41からV43を装備さ
れる酸素流ラインを含む。さらに、ライン5は8におい
て図式的に示される酸素消費回路に接続される。
【0014】更に、プラントはそれ自体公知で図示され
ていない制御、調節および電気的供給手段を含み、それ
は、図2において例示されるサイクルを実施するために
企図される。
【0015】図2(A)は、図1におけるプラントによ
り実施される典型的な吸着サイクルを例示する図であ
る。
【0016】時間tがx軸上にプロットされ、絶対圧P
がy軸上にプロットされる図2において、矢印を有する
線は、ガス流の動きおよび運命、および更に吸着装置を
通しての流れの方向を示す。矢印が増加するy座標の方
向にある(図において上向き)とき、吸着装置を通して
の流れは並流と呼ばれる。もし上向きに方向を示す矢印
が吸着装置内の圧力を示す線の下に存在するならば、そ
の流れは吸着装置の入口末端を介して吸着装置に入る。
もし上向きに方向を示す矢印が圧力を示す線の上に存在
するならば、流れは吸着装置の出口末端を介して吸着装
置を出て行き、入口および出口末端はそれぞれ、処理さ
れるガスおよび製造相において引き出されるガスのそれ
らである。矢印が減少するy座標の方向にある(図にお
いて下向き)とき、吸着装置を通しての流れは向流と呼
ばれる。もし下向きに方向を示す矢印が吸着装置内の圧
力を示す線の下に存在するならば、流れは吸着装置の入
口末端を介して吸着装置を離れる。もし下向きに方向を
示す矢印が圧力を示す線の上に存在するならば、流れは
吸着装置の出口末端を介して吸着装置に入り、入口およ
び出口末端は常に、処理されるガスおよび製造相におい
て引き出されるガスのそれらである。
【0017】例えばその周期Tがほぼ270sである図
2(A)におけるサイクルは、本質的に3つの連続工程
からなる。サイクルは、例えば吸着装置A1のような1
つの吸着装置について以下に記載される。他の吸着装置
の場合において、サイクルはそれぞれ、T/3および2
T/3の時間移行によりそこから誘導され、Tはサイク
ルの全持続時間を表す。
【0018】(a)t=0からT/3。大気圧に近いサ
イクルの高圧PM での実質的に定圧の製造工程。この工
程の間に、空気は弁V11を介して吸着装置に導入さ
れ、その入口からその出口に流れ、そこから、製造され
た酸素が出ていく。この酸素の一部は、以後記載される
再加圧工程(c)の間にもう1つの吸着装置を再加圧す
るためにタップオフされ、残りは8での使用のために送
られる。
【0019】(b)T/3から2T/3までは、典型的
には0.25から0.40バールほどであるサイクルの
低圧Pm に達するまで、吸着装置は真空ポンプ3により
向流で減圧またはパージされる。
【0020】(c)2T/3からTまでは、吸着装置
は、吸着工程(a)におけるもう1つの吸着装置から到
来する製造酸素により圧力PM まで向流で再加圧され
る。
【0021】1つの工程の間の真空ポンプの瞬間的なエ
ネルギー消費を見ると、この機械が作動している吸着装
置内の圧力が大気圧を下回って降下し、次いで、高圧に
ある続く吸着装置に移り続ける実質的なピークが後に来
るときこの消費が均一に増加することが理解されうる。
【0022】時間tがx軸上にプロットされ、圧力Pが
y軸上にプロットされる図3におけるダイアグラムは、
この変化を例示し、そのことを明確に理解することを可
能にする。従って、真空ポンプが1つの吸着装置からも
う1つの吸着装置に切り替わる点の近く、すなわち、時
間T/3、2T/3およびTの近くで、実際の曲線C1
は理論曲線Cから乖離する。特に、この図3において、
時間xは弁V2i(例においてはV21)の閉鎖時間に
対応し、時間yは弁V2(i+1)(例においてはV2
2)の開放時間に対応する。これらの時間は、弁のサイ
ズに応じて、約0.5から2秒である。
【0023】実際上、遷移時間xの間、パージの末端で
の吸着装置から到来するガス出力は絞られ、真空ポンプ
は、極めて短い時間の間、減圧回路の体積についてのみ
ポンプ供給する。この体積は、吸着装置の体積よりはる
かに小さいので、この回路における内部圧力は急速に降
下する。従って、サイクルの理論的低圧Pm を下回る1
00ミリバールまでの圧力降下ΔPが観察された。第1
の吸着装置の減圧弁が完全に閉じられたときのみ開始す
る続く吸着装置の減圧弁の開放もまた瞬間的ではないの
で、弁が完全に開放される(時間y)までポンプ供給さ
れる出力の絞りもまた存在する。
【0024】このことから、サイクル当り3回、(T/
3)−xから(T/3)+yのような全移行時間の間
に、真空ポンプの取入れ圧力は、理論圧力より実質的に
低くなると言うことになる(吸着装置内の圧力に対応し
て、減圧回路の標準損失水頭が小さくなる)。このこと
は、これらのプロセスにおいて標準的に用いられる機械
のタイプ、すなわち、通常はルーツ型の真空ポンプにつ
いての差(実際のP−理論的P)に対してそれぞれの瞬
間に比例的な付加的エネルギー消費となる。この付加的
なエネルギーは、3×90sのサイクル時間、0.35
バールの理論的低圧を有し、100ミリバールのΔPピ
ークおよび1秒の弁操作時間についてのVSA型サイク
ルについての標準ポンピングエネルギーのほぼ1%であ
ると概算された。
【0025】適切な吸着剤および適切な吸着装置形状で
同じ3×15sサイクルが実施されるとき、以前のもの
のほぼ6分の1の大きさの吸着装置が同じ製造のために
用いられるが、しかし他の装備(空気ブロワー、真空ポ
ンプおよび弁)は一般的に変更されないままである。特
に、弁V21、V22およびV23のサイズが3×90
sサイクルのために用いられる弁のサイズと異なること
には何の妨げもない。
【0026】弁操作時間は変更しないままにしておき、
低圧ピークおよび過剰消費ピークを有する上記の現象は
再び起こる。しかしながら、吸着装置はより小さなサイ
ズのものであるので、3×15sユニットのためのプラ
ントはよりコンパクトであり、配管はより短く、減圧回
路の体積はより小さい傾向がある。それゆえ、上記の効
果は増幅される傾向にある。
【0027】それらが同一であるとさえ仮定すると、そ
の相対的な重要性は、短いサイクルの場合において有意
により実質的である。従って、過剰消費の時間は、以前
の2sから90sまでの代わりに、2sから15sまで
を表す。以前のように同じ仮定では、それゆえ、この付
加的なエネルギー支出は、3×15sサイクルの場合に
おいて真空ポンプのエネルギー消費の8%までを表しう
る。
【0028】それゆえ、問題の効果は、通常のサイクル
の場合においては相対的に2次的であるけれども、短い
サイクルの場合においては重要となり、後者のエネルギ
ー性能を向上させるためにはこのことを改善することが
必要であることが理解されうる。
【0029】以後に見られる様に、同様の問題は、1つ
の吸着装置からもう1つの吸着装置への、吸着装置から
大気への、または大気から吸着装置への圧縮および/ま
たは吸引機械の切り替えの間に多くの他のタイプのPS
Aサイクルにおいて起こる。
【0030】本発明の目的は、これらの遷移相の間の付
加的なエネルギー支出を消去するかまたは少なくとも有
意に減少させることである。
【0031】この目的のために、本発明の主題は、諸工
程の連続を含む圧力変更サイクルを実施することにより
吸着によりガス混合物、特に大気空気を分離する方法で
あって、その方法において、サイクルにおける少なくと
も1回の瞬間に、圧縮機械の末端が、第1の圧力P1に
ある第1の空間から第1の圧力P1とは有意に異なる第
2の圧力P2にある第2の空間に切り換えられ、前記切
り換えの間に、前記末端が同時に第1の空間および第2
の空間との連通にもたらされることを特徴とする方法で
ある。
【0032】本発明による方法は1以上の以下の特徴を
含みうる。
【0033】−前記中間操作の持続時間は、それが接続
するサイクルの工程のより短いものの、大きくとも3分
の1に等しく、好ましくは1/3ないし1/50であ
る。
【0034】−前記空間の1つは、典型的には周囲空気
である分離されるガス混合物のボリューム(体積)であ
る。
【0035】−前記空間の少なくとも1つはガス貯蔵タ
ンクである。
【0036】−前記空間の少なくとも1つは、前記中間
操作の間にその末端の1つを介して機械と連通する第1
の吸着装置である。
【0037】−前記中間操作の間に、前記第1の吸着装
置もまたその他方の末端を介して第3の空間との連通に
もたらされる。
【0038】−前記第3の空間は、前記第1の吸着装置
の圧力とは異なる圧力にあるもう1つの吸着装置であ
る。
【0039】−機械は、単一の機能を有するエア圧縮機
もしくはブロワーまたは真空ポンプである。
【0040】−機械は、サイクルの工程に応じて、エア
圧縮機または真空ポンプとして機能するように企図され
る。
【0041】−前記切り換えは第1の二方弁を閉鎖し、
第2の二方弁を開放することにより起こり、前記中間操
作は、第1の二方弁を閉鎖する前に第2の二方弁を開放
することにより起こる。
【0042】−前記切り換えは、三方弁の第1の経路
(方向)を閉じ、この三方弁の第2の経路を開き、この
三方弁の第3の経路が開放されていることにより起こ
り、前記中間操作は、前記第1の経路を閉じる前にその
三方弁の第2の経路を開くことにより起こる。
【0043】本発明の主題は、少なくとも一つの吸着装
置と吸着装置において圧力変動サイクルを行なわせる手
段とを備え、これらの手段は、少なくとも一つの圧縮機
とこの圧縮機の少なくとも一端部を第1の空間および第
2の空間に選択的に連結する手段とを備えた、ガス混合
物、特に大気空気を吸着によって分離するプラントであ
って、所定の瞬間に、前記端部を第1の空間および第2
の空間と同時に連通させる制御手段を備えたことを特徴
とするプラントでもある。
【0044】上記プラントは、以下の特徴の1つまたは
それ以上を有することができる。
【0045】−前記選択的連結手段は、二つの二方弁を
備え、前記制御手段は、前記所定の瞬間に同時に二つの
二方弁を開くように設計される;−前記選択的連結手段
は、三方弁を備え、前記制御手段は、この三方弁の三方
向を同時に開くように設計される。
【0046】
【発明の実施の形態】説明の理解を容易にするため、弁
の開状態が白線で表わされ、閉状態が黒線で表わされて
いる、図4を参照する。例えば、通常の技術では、2つ
の吸収装置からなるプラントにおいて、例えば吸収装置
A1を考えると、弁V21が開で、弁V22およびV2
3が閉の状態で、T3から2T/3にパージ工程(b)
が生じる。時間2T/3において、時間xとyの間で、
V21が閉ざされ、V22が開かれる(図4(A))。
【0047】本発明の一態様によると、時間2T/3の
前、即ち2T/3よりΔtだけ前であるt1において、
V22が開かれる。このシーケンスは、図5ないし図7
に示されている。
【0048】t1から2T/3(図6)では、吸収装置
A1およびA2の双方に真空ポンプが接続される。その
ため、A2の短時間の向流の減圧があり、同時にA1に
向かって、かつ真空ポンプに向かって、短時間の第1の
向流の再加圧が生ずる。この短時間の再加圧は、吸収装
置A2の入口ゾーンに含まれる含まれる空気をもって、
即ち、水および水中のCO2を阻止するのに役立つ、吸
収材の上流にある自由分布容積および第1の床(または
単一床の場合には第1のゾーン内)における自由空間に
含まれる空気をもって実施される。本発明者による研究
は、この部分的空気の再加圧がサイクルの性能に負の影
響を与えないことを示すことを可能とした。
【0049】時間2T/3の後、真空ポンプが吸収装置
A2にのみ接続され、その結果、吸収装置A2は排気さ
れる。
【0050】そのため、真空装置の吸込み口は、1つの
吸収装置から他の吸収装置への切り替えの間を含めて、
常に少なくとも1つの吸収装置に接続されることがわか
る。言い換えれば、真空ポンプは、どの瞬間でも、排気
ライン4のみには動作せず、その吸込みは、常に、非常
に急速に作動する弁に対応する理論的圧力に近い圧力に
ある。
【0051】その結果、図3の曲線C1における減圧ピ
ークΔPは、実際には除去され、実際の圧力曲線は、C
3になり、それは理論的曲線C2に非常に近い。
【0052】上述の図2(A)の曲線の変形が、図2
(B)に示されている。即ち、t1から2T/3では、
生成工程(a)の終点において他の吸収装置からくるガ
スにより、第1の並流再加圧の短時間の追加の工程が導
入された。そのため、生成工程(a)は、同一の期間Δ
tの短時間の追加の工程により終了し、そこでは、他の
吸収装置の入口から問題の吸収装置の入口へと、空気が
通過する。
【0053】図2(B)のサイクルは、図4(B)の場
合に対応し、その場合には、その瞬間に再加圧工程
(c)を開始するために、公知のサイクルにおけるよう
に、時間2T/3において弁41が開かれる。
【0054】変形例として(図4(C),図2
(C))、時間2T/3前に、特にt1において、弁41
を開いてもよい。次いで、酸素による向流再加圧が、空
気による第1の再加圧と同時に、A1において開始す
る。これは、吸収材への不純物前線の前進に関し、サイ
クルに応じて、低圧過ぎる吸収装置への空気の導入によ
り生ずる負の影響を制限することを可能とする。
【0055】図5ないし7は、対応する操作のシーケン
スを図式化したものであり、対応する操作は、これらの
図および上述の説明から直ちに理解されるであろう。
【0056】図8に例示されるプラントは、MPSA型
であり、2つの吸収装置A1およびA2から構成され
る。この図は、図1のエレメント(要素)1〜4、V1
1、V12、V21、V22および8をも示している。
ただし、ここではブロアーは、実質的に大気圧以上であ
る高圧PMで酸素を生成させるコンプレッサーにより置
き換えられている。
【0057】このプラントはまた、コンプレッサー1の
出力側をベントするための弁V5を備えたタップオフ9
と、真空ポンプ3の吸込み口をベントするための弁V6
を備えたタップオフ10とを具備している。吸収装置の
上部出口は、弁V7を備えたバランスライン11によ
り、かつ弁V8を備えた溶出ライン12により,並列に
接続されている。加えて、これらの出口は、それぞれの
弁V91およびV92を備えたそれぞれのライン13―1お
よび13―2により、バッファータンクに接続されてい
る。タンク12は、圧力PMで、連続的に酸素を生成さ
せる。
【0058】図9は、図2(A)と類似の形態で、高圧
M、典型的には約1.5バールと、低圧Pm 、典型的
には約400mバールとの間で、このプラントにより実
施された通常のサイクルを示している。
【0059】このサイクルは、吸収装置A1の場合につ
いて記載され、吸収装置A2の場合には時間T/2のシ
フトにより導かれるのであるが、以下の主要な工程を順
に有している。
【0060】(a1)時間0から時間t1 第1の並流減圧工程(c1)中に他の吸収装置と圧力バ
ランスをとることによる第1の向流再加圧工程 (a2)時間t1からt2<T/2 大気圧の空気による最終並流再加圧工程。
【0061】(b1)時間t2からT/2 精製工程。この工程中、空気が吸収装置の入口に導入さ
れ、生成酸素がその出口から抜き出される。高圧PM
おいてほぼ等圧である、この工程中、生成酸素が除去さ
れ、以下に示す排気/溶出工程(C3)中に他の吸収装
置の出口に送られる。
【0062】(c1)時間T/2からt3 上述の工程(a1)中の他の吸収装置と圧力バランスを
とることによる、第1の並流減圧工程。
【0063】(c2)時間t3からt4<T サイクルの低圧Pmに降圧することによる向流減圧工程 (c3)時間t3からT ほぼ等圧の排気/溶出工程。その工程中、向流ポンピン
グが続行されつつ、生成酸素が吸収装置の出口に導入さ
れる。
【0064】酸素の一定の流れが、生成出力として、タ
ンク12から抜き出される。工程(a)および(c1)
のそれぞれの間、空気コンプレッサー1は使用されな
い。圧縮された流れは、弁V5によってベントされる。
その時のマシーンのエネルギー消費は、微小である。
【0065】しかし、上で説明したのと類似の理由か
ら、工程(b)から(c1)を通る際に、エネルギー過
消費が観察される。
【0066】圧力の急激な変化の記録は、この遷移相中
に高圧ピークがあることを示している。このように、図
11に示すように、実際の圧力C4の曲線は、再び、理
論的圧力C5から離れており、上述したのと同一の欠点
がある(エネルギーの過剰消費およびより高い機械的負
荷)。
【0067】これは、通常のシーケンス(図10
(A))が、弁V11を閉ざし、次いで弁V5を開くこと
からなるためである。その結果、吸収装置と比較して小
さい容積を有するライン2は、通常の操作圧力よりも高
い圧力に圧縮される。
【0068】上述と同じ理由から、この現象は、サイク
ル時間が実質的に減少するときに、ますます重要とな
る。
【0069】本発明の一態様によると、図10(B)に
示すように、弁V11が閉ざされる前にV5が開かれ
る。その結果、サイクルの高圧にある吸収装置A1は、
短時間の間、で大気圧と接続される。このように、吸収
装置A1の、第1の向流部分的減圧の短時間の工程が形
成される。
【0070】対応する流れのシーケンスは、図12〜1
4に示されている。
【0071】空気コンプレッサー(圧縮機)の開放圧力
の曲線は、そのとき図11における曲線C6となる。こ
れは、事実上、圧力ピークがないことになる。
【0072】類似の現象およびそれに対応する改善策
が、弁V5―V12、V21―V6の型の切り替え操作
に関して記載されていることが理解されるであろう。
【0073】図15、図16、図17(B)、図18
(B)、図19(B)、図20(B)、図21(B)、
図22(B)は、単一吸収装置型のプラントへの本発明
の適用を示している。このプラント(図15)は、基本
的に、単一吸収装置A1;単一の回転方向を有し、空気
コンプレッサーと真空ポンプの双方を形成するコンプレ
ッサーマシーン;マシーン21のターミナル(末端)2
3に接続され、弁V22を備えた空気入口ライン;マシー
ンの他のターミナル25に接続され、弁V24を備えた排
気ライン24;弁V26を備え、ターミナル23を吸収装
置の下部入口27に接続するライン26;弁V28を備
え、ターミナル25を入口27に接続するライン28;
溶出タンク29;弁V30を備え、タンク29を吸収装置
の上部出口31に接続する溶出ライン30;生成タンク
32;および弁V33を備え、タンク32を出口31に接
続する生成ライン33を具備している。
【0074】図16は、図15に示すプラントにより実
施されるサイクルを、上述と同様に示している。このサ
イクルは、順に、以下の工程を具備している。 (a)タンク32から抜き出される酸素による第1の向
流再圧縮工程 (b)大気圧の空気による最終の並流再圧縮工程 (c)サイクルの高圧PMにおけるほぼ等圧の生成工
程。この工程中、生成酸素がタンク32に送られる。
【0075】(d)タンク29に送られる、吸収装置か
らくるガスの第1の並流減圧工程 (e)サイクルの低圧Pmに降圧することによる最終の
向流減圧工程 (f)ほぼ等圧の排気/溶出工程。その工程中、向流ポ
ンピングが続行されつつ、生成酸素がタンク29から吸
収装置の出口に送られる。
【0076】酸素の一定の流れが、生成出力として、タ
ンク32から抜き出される。
【0077】向流再加圧の工程(a)と並流減圧の工程
(d)の間、機械(マシーン)21が、サイクルに関与
していないことを指摘しなければならない。機械は、そ
の後ライン24を経由してベント(排出)される。これ
を行なうために、工程(f)から工程(a)まで経る操
作は、通常、図17ないし19の各(A)図に示すよう
に行なわれ、図においては、弁が開いているとき、弁は
白で示され、弁が閉じているとき、弁は黒で示されてい
る。
【0078】−工程(f)の間、弁V26および弁V2
4を開き、一方、弁V22および弁V28を閉じる(図
17(A))。その後、 −弁26を閉じ(図18(A))、 −弁24を開き、それによって機械21をベントする
(図19)。
【0079】図18における中間段階の間に生ずる低い
圧力(underpressure)ピークは、弁26を閉じる(図
19(B))前に弁22を開ける(図18(B))こと
によって、対応する欠点とともに、実際上除去される。
このことは、したがって、図18(B)において鎖線で
示すように、サイクルの低圧でちょうどパージされた吸
着の並流再加圧を起こす。
【0080】同様に、図20ないし図22の各(A)図
は、工程(c)から工程(d)までの従来の通路を示し
ている。
【0081】−工程(c)の間、弁V22およびV28
は開き、その後、 −弁V26およびV24を閉じる(図20(A))。
【0082】次に、 −弁V28を閉じ(図21(A))、その後、弁V24
を開け、それによって機械21をベントする(図22
(A))。
【0083】同様に、図18における中間段階の間に生
ずる圧力ピークは、弁V24を閉じる(図22(B))
前に弁V24を開ける(図21(B))ことによって、
対応する損失とともに、実際上除去される。したがっ
て、これは、図21(B)における鎖線で示されるよう
に、高い圧力PMで吸着の向流減圧を起こす。
【0084】いくつかのサイクルおよび特定のプラント
の場合において上述した弁を操作する方法は、N≧1の
いかなる数の吸着装置からなるどのようなPSA、MP
SAまたはPSAユニットに適用してもよい。それは、
一般に、一つの吸着装置からもう一方の吸着装置または
一つの吸着装置から周囲大気まで、またはその逆も同様
に、圧縮機械(コンプレッサー、ブロワーまたは真空ポ
ンプ)を切り換えるときに、いかなるエネルギーの過剰
消費をも避けるように用いられ得る。
【0085】この操作方法は、図23ないし25に示さ
れるように、吸着装置A1(図23)から別の吸着装置
A2(図25)まで真空ポンプを切り換える場合、三方
弁の手段によって実施されてもよい。これを行なうため
に、中間切り換え工程の間、弁の3方向を開ける(図2
4)。
【0086】図26は同様に、吸着装置と周囲大気との
間の機械21を切り換えるために、一方で、弁V22お
よびV26(三方弁35)と、他方で、弁V24および
V28(三方弁36)との代わりに、図15におけるプ
ラントの場合において2つの三方弁の使用を示してい
る。
【0087】これらの変形例において、「三方弁」なる
語は、その使用位置の一つにおいて、それが連結する三
つの空間を互いに同時に連通させることを可能とする、
およびこれら三つの空間の一つを二つの他の空間のうち
一方または他方と連通させることを可能とするどんなタ
イプの流体分配装置でも意味することが理解されるべき
である。
【0088】そのような分配装置は、特に、三方弁その
もの、もしくはスライドまたは回転する弁を有する三方
分配装置からなり得る。
【0089】本発明の開閉シーケンスは、他の理由のた
めであるが、例えば図1に示されるような酸素圧縮機3
7を一つの吸着装置から別の吸着装置まで弁V41を操
作することによって切り換えることに有効に適用されて
もよい。この場合、あらかじめ第2の製造弁を開くこと
は、この圧縮機の吸い込み側の減圧を防ぎ、それゆえ酸
素回路に入り込む空気および湿気のいかなるリスクも防
ぐ。
【0090】変形例のように、各々の場合、本発明の文
脈では、本発明に含まれる弁または方向間の開閉時間に
おいてわずかなオーバーラップがあり得るが、本質的な
点は、当該第2の弁または方向を、当該他の弁または方
向を完全に閉じる前に、開け始めることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】大気空気から酸素を生産するための3つの吸着
装置からなるVSAプラントの概略図。
【図2】図1のプラントにより行われるサイクルを示す
図。
【図3】既知のサイクルおよび本発明のサイクルにおけ
る真空ポンプの取込時の圧力変動を示す図。
【図4】遷移相中の弁の切り替えを説明するための図。
【図5】本発明による遷移相を説明するための図。
【図6】本発明による遷移相を説明するための図。
【図7】本発明による遷移相を説明するための図。
【図8】大気空気から酸素を生産するための2つの吸着
装置からなるプラントを示す概略図。
【図9】図8のプラントにより行われる既知のサイクル
を説明するための図。
【図10】既知のサイクルおよび本発明によるサイクル
における遷移相中の弁の切り替えを説明するための図。
【図11】図9のサイクルの置ける遷移相中の圧縮機の
過消費現象と本発明により達成される改良を説明するた
めの図。
【図12】図8のプラントにおける遷移相を説明するた
めの図。
【図13】図8のプラントにおける遷移相を説明するた
めの図。
【図14】図8のプラントにおける遷移相を説明するた
めの図。
【図15】大気空気から酸素を生産するための単一吸着
装置タイプのプラントを示す概略図。
【図16】図15のプラントにより行われる既知のサイ
クルを説明するための図。
【図17】パージ/溶出相の終了時における弁の切り替
えを説明するための図。
【図18】パージ/溶出相の終了時における弁の切り替
えを説明するための図。
【図19】パージ/溶出相の終了時における弁の切り替
えを説明するための図。
【図20】吸着相の終了時における弁の切り替えを説明
するための図。
【図21】吸着相の終了時における弁の切り替えを説明
するための図。
【図22】吸着相の終了時における弁の切り替えを説明
するための図。
【図23】図8のプラントにおける真空ポンプを切り替
えるための本発明による三方弁の使用を説明するための
図。
【図24】図8のプラントにおける真空ポンプを切り替
えるための本発明による三方弁の使用を説明するための
図。
【図25】図8のプラントにおける真空ポンプを切り替
えるための本発明による三方弁の使用を説明するための
図。
【図26】図15のプラントにおける本発明による2つ
の三方弁の使用を説明するための図。
【符号の説明】
1,3,21…圧縮機 A,A1〜A3…吸着装置 P1…第1の圧力 P2…第2の圧力 V5〜V8,V11〜V13,V21〜V24,V2
6,V27…弁 V30〜V33,35,V41〜V43…弁 23…圧縮機の末端 29…溶出タンク 31…出口 32…生産タンク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した工程を備える圧力変動サイクル
    を実施することによって、吸着によりガス混合物を分離
    する方法であって、該サイクルにおいて少なくとも1回
    の瞬間で、圧縮機の末端が、第1の圧力P1にある第1
    の空間から第1の圧力P1と有意に異なる第2の圧力P
    2にある第2の空間に切り換えられ、 前記切り換えは、前記末端を第1の空間および第2の空
    間と同時に連通させる中間操作を含むことを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 前記中間操作の持続時間は、それが結合
    するサイクルの工程のうちより短い工程の最大でも3分
    の1に等しく、好ましくは1/3ないし1/50である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記空間の一方は、前記ガス混合物の体
    積であることを特徴とする請求項1または2のいずれか
    1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記空間の少なくとも一方は、ガス貯蔵
    タンクであることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記空間の少なくとも一方は、前記中間
    操作の間、その端部の一つを経由して圧縮機と連通する
    第1の吸着装置であることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記中間操作の間、前記第1の吸着装置
    は、その他端を経由して第3の吸着装置とも連通するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の空間は、前記第1の吸着装置
    の圧力と異なる圧力にある別の吸着装置であることを特
    徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 機械は、エアー圧縮機またはブロワーも
    しくは真空ポンプであり、単一機能を有することを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 機械は、サイクルの工程に応じて、エア
    ー圧縮機または真空ポンプとして働くように設計された
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記切り換えは、第1の二方弁を閉
    じ、第2の二方弁を開くことによって行ない、前記中間
    操作は、第2の二方弁を開き、第1の二方弁を閉じるこ
    とによって行なうことを特徴とする請求項1ないし9の
    いずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記切り換えは、三方弁の第1の方向
    を閉じ、この三方弁の第2の方向を開き、この三方弁の
    第3の方向を開くことによって行ない、前記中間操作
    は、前記第1方向を閉じる前に三方弁の第2方向を開く
    ことによって行なうことを特徴とする請求項1ないし9
    のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 分離するガス混合物が大気空気である
    請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 少なくとも一つの吸着装置と吸着装置
    において圧力変動サイクルを行なわせる手段とを備え、
    これらの手段は、少なくとも一つの圧縮機とこの圧縮機
    の少なくとも一端部を第1の空間および第2の空間に選
    択的に連結する手段とを備えた、ガス混合物、特に大気
    空気を吸着によって分離するプラントであって、所定の
    瞬間に、前記端部を第1の空間および第2の空間と同時
    に連通させる制御手段を備えたことを特徴とするプラン
    ト。
  14. 【請求項14】 前記選択的連結手段は、二つの二方弁
    を備え、前記制御手段は、前記所定の瞬間に同時に二つ
    の二方弁を開くように設計されたことを特徴とする請求
    項13に記載のプラント。
  15. 【請求項15】 前記選択的連結手段は、三方弁を備
    え、前記制御手段は、この三方弁の三方向を同時に開く
    ように設計されたことを特徴とする請求項13に記載の
    プラント。
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