JPH11291261A - プラスチック成形品の製造方法 - Google Patents
プラスチック成形品の製造方法Info
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- JPH11291261A JPH11291261A JP10464298A JP10464298A JPH11291261A JP H11291261 A JPH11291261 A JP H11291261A JP 10464298 A JP10464298 A JP 10464298A JP 10464298 A JP10464298 A JP 10464298A JP H11291261 A JPH11291261 A JP H11291261A
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- resin
- base material
- resin base
- mold
- pressure
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金型に入れる樹脂母材の樹脂量の変動に対して
成形品質が影響を受けにくくして高精度の成形品を製造
する。 【解決手段】金型1のキャビティ7内にほぼ最終形状の
樹脂母材11を挿入して型締めした後に樹脂母材11を
軟化温度以上に加熱する。樹脂母材11の加熱による熱
膨張により可動転写駒5を上面に圧力を加えた状態で上
方に移動し、キャビティ7に充填した樹脂母材11の樹
脂量(重量)が変動しても、転写面に対して所定の樹脂
圧力を加える。このとき樹脂母材11の余分な量は上型
2と下型3の一方の面に設けた空隙7に入り込み適正な
樹脂量に調整する。
成形品質が影響を受けにくくして高精度の成形品を製造
する。 【解決手段】金型1のキャビティ7内にほぼ最終形状の
樹脂母材11を挿入して型締めした後に樹脂母材11を
軟化温度以上に加熱する。樹脂母材11の加熱による熱
膨張により可動転写駒5を上面に圧力を加えた状態で上
方に移動し、キャビティ7に充填した樹脂母材11の樹
脂量(重量)が変動しても、転写面に対して所定の樹脂
圧力を加える。このとき樹脂母材11の余分な量は上型
2と下型3の一方の面に設けた空隙7に入り込み適正な
樹脂量に調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ方式のデ
ジタル複写機やレーザプリンタ,ファクシミリ装置の光
学走査系,ビデオカメラ等の光学機器及び光ディスク等
に適用されるプラスチック成形品の製造方法、特に、高
精度な鏡面を有する厚肉,偏肉形状のプラスチックレン
ズ又はプラスチックミラー等のプラスチック成形品の製
造方法に関する。
ジタル複写機やレーザプリンタ,ファクシミリ装置の光
学走査系,ビデオカメラ等の光学機器及び光ディスク等
に適用されるプラスチック成形品の製造方法、特に、高
精度な鏡面を有する厚肉,偏肉形状のプラスチックレン
ズ又はプラスチックミラー等のプラスチック成形品の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形法は金型温度を成形用
樹脂の軟化温度未満とした一定容積のキャビティ内に溶
融樹脂を射出充填し、保圧を制御しながら徐冷した後、
金型を開いて成形品を取り出す方法である。また、射出
圧縮成形法は金型内の転写面を形成する転写駒を可動可
能にし、金型温度を成形用樹脂の軟化温度未満とした所
定容積のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填し、保圧を
制御しながら徐冷するときに樹脂が体積収縮するのに対
応して転写駒を摺動させて樹脂に圧力を付加して、樹脂
の圧力分布を均一化して成形品形状をより高精度に形成
する方法である。
樹脂の軟化温度未満とした一定容積のキャビティ内に溶
融樹脂を射出充填し、保圧を制御しながら徐冷した後、
金型を開いて成形品を取り出す方法である。また、射出
圧縮成形法は金型内の転写面を形成する転写駒を可動可
能にし、金型温度を成形用樹脂の軟化温度未満とした所
定容積のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填し、保圧を
制御しながら徐冷するときに樹脂が体積収縮するのに対
応して転写駒を摺動させて樹脂に圧力を付加して、樹脂
の圧力分布を均一化して成形品形状をより高精度に形成
する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、樹脂
が冷却固化する時に金型内の樹脂圧力や樹脂温度が均一
になることが所望の形状精度を確保するために望まし
い。しかし、射出成形法は、成形品が偏肉形状の場合に
は冷却時に厚肉部と薄肉部で樹脂温度が不均一になり、
薄肉部に残圧が発生したり、或いは厚肉部にひけが発生
してしまうという不具合があった。また、厚肉形状の成
形品においては、樹脂の冷却過程で体積収縮量が多いた
めひけが発生しやすく、ひけ発生を防止するためにキャ
ビティ内への樹脂充填圧力を大きくすると、残留歪みが
大きくなり、高精度な成形品が得られないという問題が
あった。また、射出圧縮成形法は、前記射出成形法より
低い充填圧力で成形することが可能であるが、成形品が
偏肉形状の場合には、成形品の厚みにより収縮量に差が
生じ、転写駒が樹脂の収縮に追従できず均等な圧力をか
けることができないため、圧力の低い部分にひけが発生
し、形状精度が低下するという問題があった。
が冷却固化する時に金型内の樹脂圧力や樹脂温度が均一
になることが所望の形状精度を確保するために望まし
い。しかし、射出成形法は、成形品が偏肉形状の場合に
は冷却時に厚肉部と薄肉部で樹脂温度が不均一になり、
薄肉部に残圧が発生したり、或いは厚肉部にひけが発生
してしまうという不具合があった。また、厚肉形状の成
形品においては、樹脂の冷却過程で体積収縮量が多いた
めひけが発生しやすく、ひけ発生を防止するためにキャ
ビティ内への樹脂充填圧力を大きくすると、残留歪みが
大きくなり、高精度な成形品が得られないという問題が
あった。また、射出圧縮成形法は、前記射出成形法より
低い充填圧力で成形することが可能であるが、成形品が
偏肉形状の場合には、成形品の厚みにより収縮量に差が
生じ、転写駒が樹脂の収縮に追従できず均等な圧力をか
けることができないため、圧力の低い部分にひけが発生
し、形状精度が低下するという問題があった。
【0004】そこで、厚肉或いは偏肉形状の成形品を高
精度に成形する方法として、温度を樹脂の軟化温度以上
に高くした金型に加熱溶融樹脂を射出充填し、冷却過程
で成形品の各部の温度ができるだけ一定になるように徐
冷する方法によって前記不具合は解消するようにしてい
る。しかしながら、金型の加熱と冷却に時間を要するた
め成形時間が長くなり、生産性が低下してしまうという
欠点があった。
精度に成形する方法として、温度を樹脂の軟化温度以上
に高くした金型に加熱溶融樹脂を射出充填し、冷却過程
で成形品の各部の温度ができるだけ一定になるように徐
冷する方法によって前記不具合は解消するようにしてい
る。しかしながら、金型の加熱と冷却に時間を要するた
め成形時間が長くなり、生産性が低下してしまうという
欠点があった。
【0005】また、平開平4−163119号公報に開
示されているプラスチック成形品の製造方法は、あらか
じめ製作したほぼ最終形状の樹脂母材を金型のキャビテ
ィ内に挿入して型締めした後に、樹脂母材をその軟化温
度以上に加熱して樹脂の熱膨張により転写面に樹脂圧力
を発生させて転写面を樹脂母材に転写し、その温度を保
持して樹脂母材の樹脂温度を均一にした後、樹脂母材を
その熱変形温度以下まで冷却して型開きして取り出すよ
うにしている。この方法も金型の加熱と冷却に時間を要
するため成形時間が長くなるが、射出充填工程がないた
め、金型内に発生する樹脂圧力が極めて低く、一対の金
型内のキャビティ数を増して多数個取りができ、生産性
を向上させることができる。しかしながら、ほぼ最終形
状の樹脂母材の樹脂量(重量)のばらつきが金型内に発
生する樹脂圧力に影響して成形収縮率を変化させるた
め、キャビティ容積に対する樹脂量(重量)を±0.2
%、好ましくは±0.15%以下にする必要がある。こ
の樹脂量の管理は、多数個取りになるほど、あるいは成
形品形状が複雑になるほど困難となり、歩留まり(良品
率)が低下してしまうという不具合があった。
示されているプラスチック成形品の製造方法は、あらか
じめ製作したほぼ最終形状の樹脂母材を金型のキャビテ
ィ内に挿入して型締めした後に、樹脂母材をその軟化温
度以上に加熱して樹脂の熱膨張により転写面に樹脂圧力
を発生させて転写面を樹脂母材に転写し、その温度を保
持して樹脂母材の樹脂温度を均一にした後、樹脂母材を
その熱変形温度以下まで冷却して型開きして取り出すよ
うにしている。この方法も金型の加熱と冷却に時間を要
するため成形時間が長くなるが、射出充填工程がないた
め、金型内に発生する樹脂圧力が極めて低く、一対の金
型内のキャビティ数を増して多数個取りができ、生産性
を向上させることができる。しかしながら、ほぼ最終形
状の樹脂母材の樹脂量(重量)のばらつきが金型内に発
生する樹脂圧力に影響して成形収縮率を変化させるた
め、キャビティ容積に対する樹脂量(重量)を±0.2
%、好ましくは±0.15%以下にする必要がある。こ
の樹脂量の管理は、多数個取りになるほど、あるいは成
形品形状が複雑になるほど困難となり、歩留まり(良品
率)が低下してしまうという不具合があった。
【0006】この発明はかかる不具合を解消し、ほぼ最
終形状の樹脂母材の樹脂量(重量)の変動に対して成形
品質が影響を受けにくく、厚肉或いは偏肉形状の成形品
を高精度に製造することができるプラスチック成形品の
製造方法を提供することを目的とするものである。
終形状の樹脂母材の樹脂量(重量)の変動に対して成形
品質が影響を受けにくく、厚肉或いは偏肉形状の成形品
を高精度に製造することができるプラスチック成形品の
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプラスチ
ック成形品の製造方法は、少なくとも1個以上のキャビ
ティを画成するとともに、それぞれ少なくとも1つ以上
の転写面を有する一対の金型を準備し、該金型のキャビ
ティ内にほぼ最終形状の樹脂母材を挿入して型締めした
後に、樹脂母材を軟化温度以上に加熱して樹脂の熱膨張
により転写面に樹脂圧力を発生させて転写面を樹脂母材
に転写し、加熱温度を保持して樹脂母材の樹脂温度を均
一にした後、樹脂母材をその熱変形温度以下まで冷却し
て型開きして取り出すプラスチック成形品の製造方法に
おいて、前記金型の転写面以外の少なくとも1つの面の
一部または全部と樹脂母材との間に予め空隙を画成して
おき、樹脂圧力が所定圧力に保持されるように転写面を
形成する入駒を可動させることを特徴とする。
ック成形品の製造方法は、少なくとも1個以上のキャビ
ティを画成するとともに、それぞれ少なくとも1つ以上
の転写面を有する一対の金型を準備し、該金型のキャビ
ティ内にほぼ最終形状の樹脂母材を挿入して型締めした
後に、樹脂母材を軟化温度以上に加熱して樹脂の熱膨張
により転写面に樹脂圧力を発生させて転写面を樹脂母材
に転写し、加熱温度を保持して樹脂母材の樹脂温度を均
一にした後、樹脂母材をその熱変形温度以下まで冷却し
て型開きして取り出すプラスチック成形品の製造方法に
おいて、前記金型の転写面以外の少なくとも1つの面の
一部または全部と樹脂母材との間に予め空隙を画成して
おき、樹脂圧力が所定圧力に保持されるように転写面を
形成する入駒を可動させることを特徴とする。
【0008】前記転写面を形成する入駒を弾性部材によ
り可動させたり、油圧駆動装置又は電動駆動装置により
可動させると良い。
り可動させたり、油圧駆動装置又は電動駆動装置により
可動させると良い。
【0009】また、樹脂圧力を検出する圧力検出手段を
設け、圧力検出手段からの検出情報に基づいて転写面を
形成する入駒を可動させることが望ましい。この樹脂圧
力が0.01〜1MPaに保持されるように転写面を形
成する入駒を可動させると良い。
設け、圧力検出手段からの検出情報に基づいて転写面を
形成する入駒を可動させることが望ましい。この樹脂圧
力が0.01〜1MPaに保持されるように転写面を形
成する入駒を可動させると良い。
【0010】さらに、転写面以外の少なくとも1つの面
の一部または全部と樹脂母材との間に画成された空隙と
金型外部とを連通させると良い。
の一部または全部と樹脂母材との間に画成された空隙と
金型外部とを連通させると良い。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明のプラスチック成形品を
製造する金型は2つ割した上型と下型と固定転写駒び可
動転写駒とを有する。上型と下型の一方の面とキャビテ
ィとの間には空隙を有する。固定転写駒の上面と可動転
写駒の下面には転写面を有する。可動転写駒の上面には
あらかじめ設定した圧力が加えられ、可動転写駒は上型
に沿って上下に移動できるようになっている。
製造する金型は2つ割した上型と下型と固定転写駒び可
動転写駒とを有する。上型と下型の一方の面とキャビテ
ィとの間には空隙を有する。固定転写駒の上面と可動転
写駒の下面には転写面を有する。可動転写駒の上面には
あらかじめ設定した圧力が加えられ、可動転写駒は上型
に沿って上下に移動できるようになっている。
【0012】この金型で、例えば高精度な鏡面を有する
厚肉,偏肉形状のプラスチックレンズを成形するとき、
金型のキャビティ内にほぼ最終形状の樹脂母材を挿入し
て型締めした後に、樹脂母材を軟化温度以上に加熱す
る。この加熱による樹脂母材の熱膨張によって固定転写
駒と可動転写駒の転写面に樹脂圧力が加えられ、樹脂母
材の下面と上面に固定転写駒と可動転写駒の転写面を転
写する。この樹脂母材を加熱して熱膨張させたときに、
可動転写駒を上面に圧力を加えた状態で上方に移動する
からキャビティに充填した樹脂母材の樹脂量(重量)が
変動しても、転写面に対して所定の樹脂圧力を加えるこ
とができる。また、樹脂母材の余分な量は上型と下型の
一方の面に設けた空隙に入り込み、適正な樹脂量に調整
することができる。
厚肉,偏肉形状のプラスチックレンズを成形するとき、
金型のキャビティ内にほぼ最終形状の樹脂母材を挿入し
て型締めした後に、樹脂母材を軟化温度以上に加熱す
る。この加熱による樹脂母材の熱膨張によって固定転写
駒と可動転写駒の転写面に樹脂圧力が加えられ、樹脂母
材の下面と上面に固定転写駒と可動転写駒の転写面を転
写する。この樹脂母材を加熱して熱膨張させたときに、
可動転写駒を上面に圧力を加えた状態で上方に移動する
からキャビティに充填した樹脂母材の樹脂量(重量)が
変動しても、転写面に対して所定の樹脂圧力を加えるこ
とができる。また、樹脂母材の余分な量は上型と下型の
一方の面に設けた空隙に入り込み、適正な樹脂量に調整
することができる。
【0013】その後、加熱温度を保持して樹脂母材の樹
脂温度を均一にした後、樹脂母材を熱変形温度以下まで
冷却する。樹脂母材を冷却しているときに、樹脂母材の
体積収縮が起こる。このとき上型と下型の一方の面に設
けた空隙の位置に相当する樹脂母材の非転写面は大気と
接触しているため、その断熱効果により冷却固化が他の
面より遅くなり優先的に変形して、樹脂母材の樹脂量
(重量)の変動を調整して転写面の形状精度を確保す
る。
脂温度を均一にした後、樹脂母材を熱変形温度以下まで
冷却する。樹脂母材を冷却しているときに、樹脂母材の
体積収縮が起こる。このとき上型と下型の一方の面に設
けた空隙の位置に相当する樹脂母材の非転写面は大気と
接触しているため、その断熱効果により冷却固化が他の
面より遅くなり優先的に変形して、樹脂母材の樹脂量
(重量)の変動を調整して転写面の形状精度を確保す
る。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の金型の構成図で
ある。図に示すように、高精度な鏡面を有する厚肉,偏
肉形状のプラスチックレンズ又はプラスチックミラー等
のプラスチック成形品を製造する金型1は2つ割した上
型2と下型3と固定転写駒4及び可動転写駒5とを有
し、上型2と下型3と固定転写駒4及び可動転写駒5で
成形材料を入れるキャビティ6を形成している。上型2
と下型3の一方の面とキャビティ6との間には空隙7を
有する。固定転写駒4の上面と可動転写駒5の下面には
例えば高精度な鏡面を有する厚肉,偏肉形状のプラスチ
ックレンズ等を成形する転写面を有する。上型2と下型
3は2つ割した型枠8,9に取り付けられている。可動
転写駒5の上面とは型枠8との間にはバネ等の弾性部材
10が設けられ、可動転写駒5は上型2に沿って上下に
移動できるようになっている。
ある。図に示すように、高精度な鏡面を有する厚肉,偏
肉形状のプラスチックレンズ又はプラスチックミラー等
のプラスチック成形品を製造する金型1は2つ割した上
型2と下型3と固定転写駒4及び可動転写駒5とを有
し、上型2と下型3と固定転写駒4及び可動転写駒5で
成形材料を入れるキャビティ6を形成している。上型2
と下型3の一方の面とキャビティ6との間には空隙7を
有する。固定転写駒4の上面と可動転写駒5の下面には
例えば高精度な鏡面を有する厚肉,偏肉形状のプラスチ
ックレンズ等を成形する転写面を有する。上型2と下型
3は2つ割した型枠8,9に取り付けられている。可動
転写駒5の上面とは型枠8との間にはバネ等の弾性部材
10が設けられ、可動転写駒5は上型2に沿って上下に
移動できるようになっている。
【0015】この金型1で、例えば高精度な鏡面を有す
る厚肉,偏肉形状のプラスチックレンズを成形するとき
の動作を図2の工程図を参照して説明する。
る厚肉,偏肉形状のプラスチックレンズを成形するとき
の動作を図2の工程図を参照して説明する。
【0016】プラスチックレンズのように透明性が要求
される光学素子を成形する場合は、軟化温度がそのガラ
ス転移温度である非晶性樹脂、例えば、ポリメタアクリ
ル樹脂やポリカーボネート樹脂,脂環式アクリル樹脂,
環状ポリオレフィンコポリマー等の樹脂を使用し、金型
1のキャビティ6内にほぼ最終形状の樹脂母材11を挿
入して型締めした後に、樹脂母材11を軟化温度以上に
加熱する。この加熱による樹脂母材11の熱膨張によっ
て固定転写駒4と可動転写駒5の転写面に樹脂圧力が加
えられ、樹脂母材11の下面と上面に固定転写駒4と可
動転写駒5の転写面を転写する。この樹脂母材11を軟
化温度以上に加熱して熱膨張させたときに、図2(a)
に示すように、可動転写駒5の上面に弾性部材10で圧
力を加えた状態で上方に移動するからキャビティ7に充
填した樹脂母材11の樹脂量(重量)が変動しても、転
写面に対して所定の樹脂圧力を加えることができる。ま
た、樹脂母材11の余分な量は上型2と下型3の一方の
面に設けた空隙7に入り込み、適正な樹脂量すなわち、
所定の寸法に調整することができる。
される光学素子を成形する場合は、軟化温度がそのガラ
ス転移温度である非晶性樹脂、例えば、ポリメタアクリ
ル樹脂やポリカーボネート樹脂,脂環式アクリル樹脂,
環状ポリオレフィンコポリマー等の樹脂を使用し、金型
1のキャビティ6内にほぼ最終形状の樹脂母材11を挿
入して型締めした後に、樹脂母材11を軟化温度以上に
加熱する。この加熱による樹脂母材11の熱膨張によっ
て固定転写駒4と可動転写駒5の転写面に樹脂圧力が加
えられ、樹脂母材11の下面と上面に固定転写駒4と可
動転写駒5の転写面を転写する。この樹脂母材11を軟
化温度以上に加熱して熱膨張させたときに、図2(a)
に示すように、可動転写駒5の上面に弾性部材10で圧
力を加えた状態で上方に移動するからキャビティ7に充
填した樹脂母材11の樹脂量(重量)が変動しても、転
写面に対して所定の樹脂圧力を加えることができる。ま
た、樹脂母材11の余分な量は上型2と下型3の一方の
面に設けた空隙7に入り込み、適正な樹脂量すなわち、
所定の寸法に調整することができる。
【0017】その後、加熱温度を保持して樹脂母材11
の樹脂温度を均一にした後、樹脂母材11を熱変形温度
以下まで冷却する。樹脂母材11を熱変形温度以下まで
冷却すると、図2(b)に示すように、樹脂母材11の
体積収縮が起こるが、樹脂母材11の上面と下面の転写
面は固定転写駒4と可動転写駒5の転写面と接触してい
るため密着力が発生し、熱変形温度以下まで冷却する過
程で絶えず押圧されているので、高精度な形状精度を維
持することができる。一方、空隙7の位置に相当する樹
脂母材11の非転写面11aは拘束力が働かないため体
積収縮時に変形を起こす。また、空隙7の位置に相当す
る樹脂母材11の非転写面11aは大気と接触している
ため、その断熱効果により冷却固化が他の面より遅くな
ることも相乗効果として働き、優先的に変形を起こす。
そして樹脂母材11の樹脂量(重量)が成形するに必要
な樹脂圧力を発生させるための樹脂量以上になっていた
場合には、空隙7の位置に相当する非転写面11aは凸
形状が形成され、樹脂量が不足している場合には、図2
(b)に示すように凹形状となり、樹脂母材11の樹脂
量(重量)が変動しても調整することができ、その結
果、連続成形において成形収縮率の変動を少なくするこ
とができる。このようにして樹脂が熱変形温度以下まで
冷却したら型開きして成形品を取り出す。
の樹脂温度を均一にした後、樹脂母材11を熱変形温度
以下まで冷却する。樹脂母材11を熱変形温度以下まで
冷却すると、図2(b)に示すように、樹脂母材11の
体積収縮が起こるが、樹脂母材11の上面と下面の転写
面は固定転写駒4と可動転写駒5の転写面と接触してい
るため密着力が発生し、熱変形温度以下まで冷却する過
程で絶えず押圧されているので、高精度な形状精度を維
持することができる。一方、空隙7の位置に相当する樹
脂母材11の非転写面11aは拘束力が働かないため体
積収縮時に変形を起こす。また、空隙7の位置に相当す
る樹脂母材11の非転写面11aは大気と接触している
ため、その断熱効果により冷却固化が他の面より遅くな
ることも相乗効果として働き、優先的に変形を起こす。
そして樹脂母材11の樹脂量(重量)が成形するに必要
な樹脂圧力を発生させるための樹脂量以上になっていた
場合には、空隙7の位置に相当する非転写面11aは凸
形状が形成され、樹脂量が不足している場合には、図2
(b)に示すように凹形状となり、樹脂母材11の樹脂
量(重量)が変動しても調整することができ、その結
果、連続成形において成形収縮率の変動を少なくするこ
とができる。このようにして樹脂が熱変形温度以下まで
冷却したら型開きして成形品を取り出す。
【0018】上記実施例は可動転写駒5に弾性部材9で
圧力を加えながら上下に移動する場合につて説明した
が、図3に示すように、型枠8に油圧シリンダ12を取
付け、油圧発生装置13から供給する作動油で油圧シリ
ンダ12を駆動して可動転写駒5の上面に加える圧力を
所定の樹脂圧力が保持されるように調整するようにして
も良い。このように可動転写駒5の上面に加える圧力を
所定の樹脂圧力が保持されるように調整することによ
り、成形品を形成するときに可動転写駒5を精密に可動
させることができる。
圧力を加えながら上下に移動する場合につて説明した
が、図3に示すように、型枠8に油圧シリンダ12を取
付け、油圧発生装置13から供給する作動油で油圧シリ
ンダ12を駆動して可動転写駒5の上面に加える圧力を
所定の樹脂圧力が保持されるように調整するようにして
も良い。このように可動転写駒5の上面に加える圧力を
所定の樹脂圧力が保持されるように調整することによ
り、成形品を形成するときに可動転写駒5を精密に可動
させることができる。
【0019】この場合、樹脂母材11を加熱したときの
樹脂圧力を検出する圧力検出手段を設け、圧力検出手段
で検出した樹脂圧力が所定の樹脂圧力になるように油圧
発生装置13から供給する作動油の圧力を調整して、油
圧シリンダ12が可動転写駒5に加える圧力を制御す
る。このように可動転写駒5に加える圧力を制御するこ
とにより、連続成形するときに、樹脂母材11を加熱し
たときの樹脂圧力を常に所定の圧力に保持することがで
き、所定寸法の成形品を安定して形成することができ
る。この場合、樹脂圧力が0.01〜1MPaになるよ
うに可動転写駒5に加える圧力を制御すると良い。これ
のように可動転写駒5に加える圧力を制御することによ
り、樹脂母材11をその軟化温度以上に加熱して樹脂の
熱膨張により樹脂圧力を発生させて固定転写駒4と可動
転写駒5の転写面を樹脂母材11に転写するときに、必
要以上の樹脂圧力が発生して樹脂母材11が上型2と下
型3の空隙7以外の空隙に入り込むことを防ぐことがで
きる。
樹脂圧力を検出する圧力検出手段を設け、圧力検出手段
で検出した樹脂圧力が所定の樹脂圧力になるように油圧
発生装置13から供給する作動油の圧力を調整して、油
圧シリンダ12が可動転写駒5に加える圧力を制御す
る。このように可動転写駒5に加える圧力を制御するこ
とにより、連続成形するときに、樹脂母材11を加熱し
たときの樹脂圧力を常に所定の圧力に保持することがで
き、所定寸法の成形品を安定して形成することができ
る。この場合、樹脂圧力が0.01〜1MPaになるよ
うに可動転写駒5に加える圧力を制御すると良い。これ
のように可動転写駒5に加える圧力を制御することによ
り、樹脂母材11をその軟化温度以上に加熱して樹脂の
熱膨張により樹脂圧力を発生させて固定転写駒4と可動
転写駒5の転写面を樹脂母材11に転写するときに、必
要以上の樹脂圧力が発生して樹脂母材11が上型2と下
型3の空隙7以外の空隙に入り込むことを防ぐことがで
きる。
【0020】上記実施例は可動転写駒5に加える圧力を
油圧発生装置13で制御する場合について説明したが、
油圧発生装置13の代わりに電動駆動装置を用いても良
い。
油圧発生装置13で制御する場合について説明したが、
油圧発生装置13の代わりに電動駆動装置を用いても良
い。
【0021】また、上記各実施例は上型2と下型3の間
に空隙7を設けた場合について説明したが、図4に示す
ように型枠8,9に空隙7と連通する連通穴14を設け
ても良い。このように型枠8,9に空隙7と連通する連
通穴14を設けることにより、空隙7の位置に相当する
樹脂母材11の非転写面11aを確実に大気に接触させ
ることができ、冷却工程で非転写面11aは大気による
断熱効果により冷却固化が他の面より遅くなり、その結
果、収縮量が多くなり優先的に変形を受けて、樹脂母材
11の樹脂量(重量)の変動をより安定して調整するこ
とができる。
に空隙7を設けた場合について説明したが、図4に示す
ように型枠8,9に空隙7と連通する連通穴14を設け
ても良い。このように型枠8,9に空隙7と連通する連
通穴14を設けることにより、空隙7の位置に相当する
樹脂母材11の非転写面11aを確実に大気に接触させ
ることができ、冷却工程で非転写面11aは大気による
断熱効果により冷却固化が他の面より遅くなり、その結
果、収縮量が多くなり優先的に変形を受けて、樹脂母材
11の樹脂量(重量)の変動をより安定して調整するこ
とができる。
【0022】また上記実施例は軟化温度がそのガラス転
移温度である非晶性樹脂を使用した場合について説明し
たが、軟化温度がその融解温度である結晶性樹脂を使用
することもできる。
移温度である非晶性樹脂を使用した場合について説明し
たが、軟化温度がその融解温度である結晶性樹脂を使用
することもできる。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、金型の
転写面以外の少なくとも1つの面の一部または全部と樹
脂母材との間にあらかじめ空隙を形成しておき、成形す
るためクアビティに入れた樹脂母材を加熱したときに、
余分な樹脂を空隙に逃がしながら転写面を形成する入駒
を可動させるから、樹脂圧力を所定圧力に保持すること
ができ、樹脂母材の樹脂量(重量)が変動しても、低歪
みでかつ転写面の形状精度を確保した成形品を安定して
製造することができる。
転写面以外の少なくとも1つの面の一部または全部と樹
脂母材との間にあらかじめ空隙を形成しておき、成形す
るためクアビティに入れた樹脂母材を加熱したときに、
余分な樹脂を空隙に逃がしながら転写面を形成する入駒
を可動させるから、樹脂圧力を所定圧力に保持すること
ができ、樹脂母材の樹脂量(重量)が変動しても、低歪
みでかつ転写面の形状精度を確保した成形品を安定して
製造することができる。
【0024】また、転写面を形成する可動の入駒にバネ
等の弾性部材によって圧力を加えることにより、金型の
構造を簡素化することができる。
等の弾性部材によって圧力を加えることにより、金型の
構造を簡素化することができる。
【0025】さらに、転写面を形成する可動の入駒に油
圧駆動装置や電動駆動装置によって圧力を加えることに
より、成形時の樹脂圧力を所定圧力に保持することがで
き、転写面を形成する入駒をより精密に可動させて安定
した成形品を得ることができる。
圧駆動装置や電動駆動装置によって圧力を加えることに
より、成形時の樹脂圧力を所定圧力に保持することがで
き、転写面を形成する入駒をより精密に可動させて安定
した成形品を得ることができる。
【0026】また、成形時の樹脂圧力を検出して転写面
を形成する可動の入駒に加える圧力を制御することによ
り、連続成形するときにも樹脂圧力を常に所定の圧力に
保持することができ、所定寸法の成形品を安定して形成
することができる。
を形成する可動の入駒に加える圧力を制御することによ
り、連続成形するときにも樹脂圧力を常に所定の圧力に
保持することができ、所定寸法の成形品を安定して形成
することができる。
【0027】さらに、樹脂圧力が0.01〜1MPaに
なるように可動の入駒に加える圧力を制御することによ
り、樹脂母材を加熱したときに必要以上の樹脂圧力が発
生して樹脂母材が金型の隙間に入り込むことを防ぎ、安
定した形状の成形品を得ることができる。
なるように可動の入駒に加える圧力を制御することによ
り、樹脂母材を加熱したときに必要以上の樹脂圧力が発
生して樹脂母材が金型の隙間に入り込むことを防ぎ、安
定した形状の成形品を得ることができる。
【0028】また、転写面以外の少なくとも1つの面の
一部または全部と樹脂母材との間に画形成された空隙を
金型外部と連通させることにより、空隙の部分の樹脂表
面を確実に大気と接触させることができ、冷却工程で空
隙の部分の樹脂表面は大気による断熱効果により冷却固
化が他の面より遅くなり、収縮量が多くなって優先的に
変形を受けて、樹脂母材の樹脂量(重量)の変動をより
安定して調整することができる。
一部または全部と樹脂母材との間に画形成された空隙を
金型外部と連通させることにより、空隙の部分の樹脂表
面を確実に大気と接触させることができ、冷却工程で空
隙の部分の樹脂表面は大気による断熱効果により冷却固
化が他の面より遅くなり、収縮量が多くなって優先的に
変形を受けて、樹脂母材の樹脂量(重量)の変動をより
安定して調整することができる。
【図1】この発明の実施例の金型の構成図である。
【図2】上記実施例により成形品を製造するときの工程
図である。
図である。
【図3】第2の実施例の金型の構成図である。
【図4】第3の実施例の金型の構成図である。
1 金型 2 上型 3 下型 4 固定転写駒 5 可動転写駒 7 空隙 8 型枠 9 型枠 10 弾性部材 11 樹脂母材 12 油圧シリンダ 13 油圧発生装置 14 貫通穴
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも1個以上のキャビティを画成
するとともに、それぞれ少なくとも1つ以上の転写面を
有する一対の金型を準備し、該金型のキャビティ内にほ
ぼ最終形状の樹脂母材を挿入して型締めした後に、樹脂
母材を軟化温度以上に加熱して樹脂の熱膨張により転写
面に樹脂圧力を発生させて転写面を樹脂母材に転写し、
加熱温度を保持して樹脂母材の樹脂温度を均一にした
後、樹脂母材をその熱変形温度以下まで冷却して型開き
して取り出すプラスチック成形品の製造方法において、 前記金型の転写面以外の少なくとも1つの面の一部また
は全部と樹脂母材との間にあらかじめ空隙を画成してお
き、樹脂圧力が所定圧力に保持されるように転写面を形
成する入駒を可動させることを特徴とするプラスチック
成形品の製造方法。 - 【請求項2】 前記転写面を形成する入駒を弾性部材に
より可動させる請求項1記載のプラスチック成形品の製
造方法。 - 【請求項3】 前記転写面を形成する入駒を油圧駆動装
置又は電動駆動装置により可動させる請求項1記載のプ
ラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項4】 前記樹脂圧力を検出する圧力検出手段を
設け、圧力検出手段からの検出情報に基づいて転写面を
形成する入駒を可動させる請求項1,2又は3記載のプ
ラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項5】 前記樹脂圧力が0.01〜1MPaに保
持されるように転写面を形成する入駒を可動させる請求
項4記載のプラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項6】 前記転写面以外の少なくとも1つの面の
一部または全部と樹脂母材との間に画成された空隙と金
型外部とを連通させた請求項1から請求項5のいずれか
に記載のプラスチック成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10464298A JPH11291261A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | プラスチック成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10464298A JPH11291261A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | プラスチック成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291261A true JPH11291261A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14386116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10464298A Pending JPH11291261A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | プラスチック成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291261A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114872346A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-08-09 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种框架式分段热压预成型模具 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10464298A patent/JPH11291261A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114872346A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-08-09 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种框架式分段热压预成型模具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040809 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |