JPH11292655A - 軽量気泡コンクリート発泡剤用アルミニウム粉、及び、その水性ペースト組成物 - Google Patents

軽量気泡コンクリート発泡剤用アルミニウム粉、及び、その水性ペースト組成物

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JPH11292655A
JPH11292655A JP10786598A JP10786598A JPH11292655A JP H11292655 A JPH11292655 A JP H11292655A JP 10786598 A JP10786598 A JP 10786598A JP 10786598 A JP10786598 A JP 10786598A JP H11292655 A JPH11292655 A JP H11292655A
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foaming agent
powder
foaming
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Kiyoshi Iri
入  清
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
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Asahi Kasei Metals Ltd
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Asahi Kasei Metals Ltd
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B22/00Use of inorganic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. accelerators or shrinkage compensating agents
    • C04B22/02Elements
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Al粉とモルタルスラリーとの反応を調
節し、水分散性、および貯蔵安定性に優れ、かつ、発泡
効率を調整することでALC材の製品品質を向上させる
ような発泡剤用Al粉組成物を提供しようとするもので
ある。 【解決手段】 Al粉の形状がフレーク状であり、平均
粒径が15〜35μm、Al粉100重量%に対し、7
4μm篩残分が2重量%以下である軽量気泡コンクリー
ト発泡用Al粉。Al粉の45μm篩通過分が80重量
%以上、その比表面積が4m2/gr以上10m2/gr
以下であると一層好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量気泡コンクリ
ート発泡剤用、特に、オートクレーブ養生軽量気泡コン
クリート(ALC)用発泡剤に用いられるアルミニウム
粉、及び、その水性ペースト組成物に関し、特に、発泡
効率を低下させることなく原料モルタルスラリーの膨張
反応をコントロールすることができ、且つ、外観の優れ
た軽量気泡コンクリート材(以下ALC材と略記する)
が得られる軽量気泡コンクリート発泡剤用アルミニウム
粉、及び、その水性ペースト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ALCは次のように製造される。
まず、生石灰、ポルトランドセメント等の石灰質材料粉
末と、珪石などの珪酸質材料粉末に、水、及び、その他
の材料を加えたモルタルスラリーにアルミニウム粉等の
発泡剤を混合してなった原料モルタルを軽量気泡コンク
リート成型用型枠内に注入し発泡させる。
【0003】アルミニウム粉を発泡剤として使用した場
合の原料モルタルスラリーの膨張反応は、石灰質材料の
加水分解によって生じる水酸化カルシウムとアルミニウ
ム粉との反応によって生成する水素ガスによる。膨張し
たモルタルスラリーは、珪酸質材料の水和反応の進行に
つれて次第に凝固し、内部に互いに不連続な気泡を有す
る多泡質の凝固体、すなわち、半硬化体となる。発泡成
形した半硬化体は、次いで、オートクレーブ養生処理に
よって硬化させ、ALC材製品を得ている。
【0004】前記の製造工程において、水素ガス発生の
開始時間、速度、及び終了時間は、モルタルスラリーの
外的条件、特に、温度や原料生石灰の焼成条件の影響
と、アルミニウム粉の形状要因の影響を強く受ける。即
ち、モルタルスラリーの温度が高くなるとその反応が急
激になり、また、一般に重油焼成の生石灰を使用したモ
ルタルスラリーは石炭焼成の生石灰を使用したものより
反応が急激になる。そのため例えば気温の高い夏期など
は、モルタルスラリーにアルミニウム粉を混入すると直
ちに水素ガスが発生し、成型用型枠に注入する以前に膨
張反応が始まり、且つ、その膨張反応が急激になるか
ら、系外に水素ガスの逸脱が起こり、所望の発泡凝固体
が得られない。同様の膨張反応は、消石灰化の速い例え
ば重油焼成の生石灰を使用した場合も起こる。これは、
生石灰の消化反応によって起こる発熱によりアルミニウ
ム粉と水酸化カルシウムとの反応が促進されることに基
づく。また、モルタルスラリーが成型用型枠に注入され
る前に急激な膨張反応が開始すると、最終製品の外観品
質が悪化するという問題がある。これらのトラブルの原
因は、いずれもアルミニウム粉とモルタルスラリーとの
反応による水素ガス発生開始時間が短かすぎるためであ
る。
【0005】この急激な膨張反応は、アルミニウム粉の
形状要因の影響も大きい。一般に、アルミニウム粉の比
表面積が大きい程、アルミニウム粉とモルタルスラリー
の反応が速いが、特に、平均粒径が小さく、微粒子成分
が多い粒度分布を有するアルミニウム粉程、水素ガス発
生開始時間が短く、急激な膨張反応を起こし易い。
【0006】一方、ALCの生産性向上のためには、モ
ルタルスラリーの膨張および凝固反応を早める必要があ
る。従来の普通ポルトランドセメントに替えて、早強ポ
ルトランドセメント、アルミナセメント等を用いること
によりモルタルスラリーの硬化速度を促進させることが
実施されている。この場合、硬化速度に合わせてアルミ
ニウム粉とモルタルスラリーとの反応による水素ガス発
生速度をコントロールする必要が生じる。しかし、従来
のアルミニウム粉では、水素ガス発生速度が早過ぎ急激
な膨張反応を起こしたり、また、急激な膨張反応を抑制
した場合著しく水素ガス発生速度が遅くなり、モルタル
スラリーの凝固反応の進行中での発泡が継続されるため
最終製品の外観品質の悪化、特に、ALC材内部に空洞
が発生するという問題が有り、実用に供し得ないのが現
状である。
【0007】従来、ALC発泡剤用として使用されるア
ルミニウム粉は、脂肪酸例えばステアリン酸を粉砕助剤
として乾式粉砕されたアルミニウム粉をさらに加熱処理
して水分散性を阻害する脂肪酸を除去することによって
製造されている。しかし、この方法で製造されたアルミ
ニウム粉は、アルミニウム粉とモルタルスラリーとの反
応が急激すぎるので、型枠注入前の水素ガス発生を十分
にコントロールすることはできない。また、上記方法に
おいては加熱処理の際にアルミニウム粉の発火爆発の危
険性があり、取り扱い上の問題がある。ALC材の生産
性を向上するためには適度な微粒子成分を含有した粒度
分布を付与することが必要であるが、このような加熱処
理工程を経る製造方法では危険性の点で使用の限界があ
る。
【0008】一方、石油系溶剤中で、脂肪酸もしくはそ
の誘導体を粉砕助剤として製造する湿式粉砕法により製
造されているアルミニウム粉では、前記の加熱処理工程
を経る製造法より安全に粒度分布の調整、特に、適度な
微粒子化ができるが、界面活性剤を添加して水分散性を
付与する必要があると共に、石油系溶剤を多量に含むた
め充分な水分散性や貯蔵時の経時変化等に問題がある。
特開昭52−149282号公報の先行技術が一例とし
て挙げられる。しかし、ここに記載の技術では製品内の
空洞発生原因となるモルタル硬化終期の発泡についての
問題を解決できなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
のALC用発泡剤における問題点を解決し、アルミニウ
ム粉とモルタルスラリーとの反応をコントロールし、水
分散性および貯蔵安定性に優れ、且つ、発泡効率を調整
することでALC材の製品品質を向上させる、軽量気泡
コンクリート発泡剤用アルミニウム粉、及び、その水性
ペースト組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するために鋭意研究した結果、アルミニウム粉の
形状がフレーク状であり、平均粒径が15〜35μm、
74μm篩残分が2重量%以下であることが最も有効で
あることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は、アルミニウム粉の形状が
フレーク状であり、平均粒径が15〜35μm、74μ
m篩残分が2重量%以下であることを特徴とする軽量気
泡コンクリート発泡剤用アルミニウム粉に関するもので
ある。
【0012】詳しくは、アルミニウム粉の45μm篩通
過分が、80重量%以上であることを特徴とし、更に詳
しくは、アルミニウム粉の45μm篩通過分の比表面積
が4m2/g以上10m2/g以下であることを特徴とす
る軽量気泡コンクリート発泡剤用アルミニウム粉に関す
るものである。
【0013】発泡効率を低下させることなく原料モルタ
ルの膨張反応をコントロールするためには、アルミニウ
ム粉の平均粒径が15〜35μmであることが必要であ
る。より好ましい平均粒径は、20〜30μmである。
15μm未満では、アルミニウム粉とモルタルスラリー
との反応が急激すぎて、好ましくない。また、35μm
を越えると、モルタルの硬化速度に比べアルミニウム粉
の発泡速度が遅くなり、所望の発泡効率が得られないと
共に、製品品質、特に、製品内部の空洞の発生、亀裂等
外観異常の発生を促し、好ましくない。
【0014】また、モルタルの凝固反応中での発泡継続
を抑制し、最終製品のALC内部の、空洞発生を抑制す
るためには、アルミニウム粉の74μm篩残分が、2%
以下とする必要がある。より好ましくは、1%以下であ
る。74μm篩残分が2%を越えると、モルタルとの反
応後期での発泡の継続、並びに、粗大気泡の発生を助長
し、最終製品であるALC材内部の空洞の大きさを拡大
し、好ましくない。
【0015】アルミニウム粉の形状は、アトマイズドア
ルミニウム粉末やアルミ箔粉等を、ボールミル、媒体攪
拌ミル等により粉砕した、通常塗料用アルミニウム粉末
やALC用アルミニウム粉末として用いられているフレ
ーク状、いわゆる鱗片状のものである。アルミニウムの
純度は、従来塗料用としては、一般に、99.5%以上
のものが用いられるが、本発明のアルミニウム粉も上記
の純度のものを用いることが好ましいが限定されるもの
ではない。アルミニウム粉の製造方法は、通常のボール
ミル、または、媒体攪拌ミル等の粉砕方式(湿式または
乾式粉砕方法)により粉砕されるが、特に、窒素雰囲気
中でのボールミル乾式粉砕法や炭化水素系溶剤中でのボ
ールミル湿式粉砕法が用いられる。このときの好ましい
粉砕助剤としては、ステアリン酸、パルミチン酸等の高
級飽和脂肪酸、オレイン酸等の高級不飽和脂肪酸などが
用いられるが、ステアリン酸が一般的である。炭化水素
系溶剤としては、ミネラルスピリット、ソルベントナフ
サ、LAWS、HAWS等の脂肪族系ないしはトルエン
等の芳香族系炭化水素を適宜用いることができるが、ミ
ネラルスピリットが一般的なものである。粉砕時の原料
となるアルミニウム粉末としては、約25〜45μm程
度の平均粒径を有し、45μm篩通過量が70〜90%
である粒度分布の比較的シャープなアトマイズドアルミ
ニウム粉末を使用することが望ましい。アルミ箔粉の場
合も、粒度分布が均一でシャープなものであれば使用可
能である。
【0016】本発明のアルミニウム粉の45μm篩通過
分は、80重量%以上であることが好ましい。更に好ま
しくは、85重量%以上である。80重量%未満である
と、モルタルとアルミニウム粉との反応速度が遅くな
り、モルタルスラリーの凝固過程での均一な発泡、並び
に、細かい気泡の発生を阻害し、粗大気泡が多くなった
り、気泡の合一によるガス抜けが助長され、最終製品の
品質を損ない易い。
【0017】本発明のアルミニウム粉の45μm篩通過
分の比表面積は、4m2/g以上10m2/g以下である
ことが好ましい。更に好ましくは、5m2/g以上8m2
/g以下である。アルミニウム粉のモルタル中での反応
は、上記比表面積の大きさに左右される。4m2/g未
満であると、反応速度が遅すぎるため、モルタル硬化終
期での発泡が継続し、製品中に好ましくないガス溜まり
を起こし易い。また10m2/gを越えると発泡速度が
速すぎるため、モルタル粘度の低い段階での発泡が進行
し、気泡の粗大化による製品外観の悪化や発生ガスのモ
ルタル中からの逸脱による発泡効率の低下を起こし易
い。モルタルの硬化条件、例えば、モルタルの温度、セ
メントの種類等により、アルミニウム粉の比表面積は選
択されるものであるが、より好ましい45μm篩通過分
の比表面積は、5m2/g以上8m2/g以下である。
【0018】本発明のアルミニウム粉は、アルミニウム
粉に対して(a)少なくとも1種の脂肪酸0.1〜5重
量%、(b)少なくとも1種の脂肪族アルカノールアミ
ド0.01〜0.5重量%、(c)ノニオン系界面活性
剤0.5〜10重量%を主成分とする水性アルミニウム
ペースト組成物とすることが好ましい。
【0019】アルミニウム粉の水中での化学的安定性、
特に水中における水素ガス発生の抑制効果を高めるた
め、アルミニウム粉の薄膜吸着層の組成、厚み、及び、
吸着方法が特に重要であり、アルミニウム粉に対し、少
なくとも1種以上の高級脂肪酸0.1〜5重量%を吸着
せしめたアルミニウム粉は、水性化に際し、水性化を図
るためのノニオン系界面活性剤0.5〜10重量%、脂
肪酸アルカノールアミド0.01〜0.5重量%を添加
し、所定の水と共に均一になるまで混練することによ
り、水分散性及び貯蔵安定性に優れ、且つ、ALC製造
の際の気泡保持性に極めて優れたALC発泡剤用水性ア
ルミニウムペースト組成物が得られる。
【0020】高級脂肪酸としては、炭素数8〜24の飽
和または不飽和脂肪酸が好ましい。具体的には、前述の
ステアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸等の不飽和脂
肪酸の1種または2種以上の混合物が用いられる。0.
1重量%未満では、該脂肪酸の吸着量が少なく十分な水
安定性が得られず、5重量%を越える量では水安定性は
極めて優れるが、水性化が極めて困難であり望ましくな
い。これらは、乾式ないしは湿式粉砕法における粉砕助
剤ないしは潤滑剤として、粉砕工程または混練工程で所
定量添加する事によってアルミニウム粉に吸着せしめる
ことができる。脂肪酸アルカノールアミドとしては、特
公昭36−13622号公報に記載のアルキロールアミ
ン縮合物、例えば、脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸
モノエタノールアミド、脂肪酸トリイソプロパノールア
ミド等が使用可能である。好ましくは、脂肪酸ジエタノ
ールアミド、具体的には、ラウリン酸ジエタノールアミ
ド、ステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエ
タノールアミド、アマニ油脂肪酸ジエタノールアミド、
大豆油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタ
ノールアミド、脱水ヒマシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、トール油脂肪酸ジエタノールアミド、サフラワー油
脂肪酸ジエタノールアミド等が用いられる。添加量は、
0.01〜0.5重量%であることが好ましい。脂肪酸
アルカノールアミドは、アルミニウム粉とモルタルスラ
リーとの反応で発生した気泡保持性をコントロールする
もので、0.01重量%未満では、気泡の保持性が低下
し発泡効率が悪い。0.5重量%を越えると、水性アル
ミニウム粉ペースト組成物の水安定性が損なわれるので
好ましくない。
【0021】アルミニウム粉の水性化を図るための界面
活性剤としては、アルミニウム粉に対して0.5〜10
重量%のノニオン系界面活性剤を用いることが好まし
い。
【0022】0.5重量%未満では、アルミニウム粉の
水分散性が不充分であり、一方、10重量%を越えると
アルミニウム粉より発生した気泡の粗大化が起こり、最
終製品の外観に影響を与えるため好ましくない。より好
ましくは、1.0〜5重量%である。
【0023】ノニオン系界面活性剤として好ましいもの
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェノールエーテル、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンリン酸エステル
の1種または2種以上の混合物である。
【0024】前述した様に、本発明のアルミニウム粉
は、湿式粉砕法ないしは乾式粉砕法が適用されるが、特
に、通常炭化水素系溶剤の存在化に粉砕製造されたアル
ミニウム粉を水性化し、水性アルミニウム粉ペースト組
成物を得る場合、炭化水素系溶剤の含有量が、該組成物
の水分散性に与える影響が大きいことが知られている。
本発明に適用される炭化水素系溶剤の含有量は、組成物
100重量%に対して15重量%以下であることが好ま
しい。15重量%を越えると水分散性が著しく損なわ
れ、アルミニウム粉とモルタルスラリーとの反応が遅延
され好ましくない。尚、炭化水素系溶剤が15重量%を
越える場合でも、界面活性剤量を増量すれば水分散性の
付与は可能であるが、ALC製品の外観等の品質に極め
て好ましくない影響を与えるため実用的ではない。
【0025】以下に本発明の実施例及び比較例を示す。
【0026】
【発明の実施の形態】実施例 以下に本発明の実施例及び比較例を示す。尚、評価方法
は、以下の方法で実施した。
【0027】(1)平均粒径:レーザー光回折式粒度分
析計LMS−24(セイシン企業(株)製)を用いた。
分散媒体は、ミネラルスピリット。予備分散として超音
波震蕩を2分間実施し測定に供した。ここで、体積分布
における50%径を平均粒径と呼ぶ。
【0028】(2)74μm篩残分:JIS K590
6−1991塗料用アルミニウム顔料、8.6項ふるい
残分に基づいて実施した。ふるいは、目開き74μmの
標準ふるい(サイズ:75φ×20MM)を使用した。
【0029】(3)45μm篩通過分:上記(2)と同
様にして行った。ふるいは、目開き45μmの標準ふる
い(サイズ:75φ×20MM)を使用した。
【0030】まず、45μm篩残分を測定した後、計算
により45μm篩通過分を算出した。
【0031】(4)比表面積:流動式比表面積測定装置
フローソーブ2300形(島津製作所(株)製)を使用
した。
【0032】(5)アルミニウム粉に吸着した脂肪酸量
の定量:JIS K5906−1991塗料用アルミニ
ウム顔料、8.4項アセトン可溶分に基づいて実施し
た。
【0033】(6)水性アルミニウム粉ペースト組成物
の加熱残分:JIS K5906−1991塗料用アル
ミニウム顔料、8.3項加熱残分に基づいて実施した。 (7)水分散性:試料5gを50mlネスラー管に採取
し、少量の水を加えて予備分散する。その後、40ml
の標線まで水を添加し、よく振り混ぜた後、静置し5分
経過後のアルミニウム粒子の分散状態から、目視判定す
る。 ◎均一に分散する ○ほぼ均一に分散する △やや凝集傾向である ×かなり凝集している (8)水分散性の経時安定性:試料200gをポリエチ
レン製袋に入れ300mlのブリキ缶内に密封し、40
℃オーブン中で1ヶ月貯蔵後、上記水分散性を評価す
る。
【0034】(9)発泡性:ポルトランドセメント14
0g、珪石220g、生石灰40g及び水220gとか
らなるALC用モルタルスラリーを、40℃に調整後、
このモルタルスラリーに、金属分として0.3gを含む
水性アルミニウム粉ペースト組成物を、予め少量の水で
分散させた水分散液として添加混合し、40℃恒温水槽
内に静置した1Lメスシリンダー内で発泡させ、モルタ
ルスラリーの上昇する発泡高さを経時的に測定した。水
性アルミニウム粉ペースト組成物をモルタルスラリーに
投入時点を0分とし、初期のモルタルスラリーの高さに
対する40分後の膨張高さの百分率を、モルタルスラリ
ーの「膨張率(%)」とした。膨張率の差異により次の
評価を行った。
【0035】 ◎95%以上 ○90%以上〜95%未満 △80%以上〜90%未満 ×80%未満、または、陥没等の膨張異常 モルタル硬化終期段階での発泡量を評価する方法とし
て、最終発泡量に対する30分以降の発泡量の割合
(%)を求め製品へのガス溜まりのし易さの指標にし
た。ここで、最終発泡量は、最終モルタルスラリーの発
泡高さから、初期のモルタルスラリーの高さを差し引い
た高さを指し、30分以降の発泡量とは、最終発泡のモ
ルタルスラリーの高さから、発泡開始から30分経過時
のモルタルスラリーの高さを差し引いた高さを指す。
【0036】 ◎5%以下 ○5%を越え、10%以下 ×10%を越える 実施例1、比較例1 平均粒径35μmの粒状アトマイズドアルミニウム粉1
0kgと5重量%のステアリン酸を含むミネラルスピリ
ット10kgをボールミル中で、6時間粉砕し、次に、
ミネラルスピリット20kgを加え希釈した後、そのス
ラリーを真空濾過機でフィルトレーションした。得られ
たアルミニウム粉ケーキは、金属分90重量%、ミネラ
ルスピリット9重量%、ステアリン酸1重量%であっ
た。また、平均粒径は、30μm、74μm篩残分は
0.8重量%であった。また、45μm篩通過分は90
重量%で、その比表面積は、6.5m2/gであった。
【0037】このアルミニウム粉ケーキの金属分100
重量%に対して、表1に示す様な添加量の脂肪酸ジエタ
ノールアミド、ノニオン系界面活性剤、並びに水を加え
て、加熱残分65%になるように調整し、水性アルミニ
ウム粉ペースト組成物を得た。ペーストの混練は、この
組成物を40℃で60分間混合して実施した。
【0038】更に、粒状アトマイズドアルミニウム粉の
平均粒径、ステアリン酸量、ミネラルスピリット量、粉
砕時間を調整する事により、表1に示すアルミニウム粉
を得た。前述と同様に、所定の添加剤を加え混練する事
により、水性アルミニウム粉ペースト組成物を得た。こ
れらの評価結果を表1に示した。
【0039】実施例2、比較例2 実施例1記載のアルミニウム粉ケーキを使用し、表2に
示す所定の添加剤を加え混練する事により、水性アルミ
ニウム粉ペースト組成物を得た。その評価結果を、表2
に示した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】以上の様に、ALC用原料モルタルスラ
リーに、本発明のアルミニウム粉、並びに水性アルミニ
ウム粉ペースト組成物を添加し発泡させることにより、
発泡効率を低下させることなく原料モルタルスラリーの
膨張反応をコントロールすることができ、特にモルタル
硬化終期における発泡を調節でき、良好な発泡性を発現
することができる。
【0044】その結果、従来の欠点であるALC材内部
の空洞の発生が抑制可能となり、極めて品質の優れたA
LC材を得ることができる。
【0045】加えて、本発明の水性アルミニウム粉ペー
スト組成物は、モルタルスラリー中の主要な分散媒であ
る水に対して、極めて容易にかつ均一に分散可能である
と同時に、長期にわたって優れた貯蔵安定性を有し、貯
蔵後も初期と同様の良好な水分散性および発泡性を発現
する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム粉の形状がフレーク状であ
    り、平均粒径が15〜35μm、アルミニウム粉100
    重量%に対し74μm篩残分が2重量%以下である、軽
    量気泡コンクリート発泡剤用アルミニウム粉。
  2. 【請求項2】 アルミニウム粉の45μm篩通過分が、
    80重量%以上である請求項1記載の軽量気泡コンクリ
    ート発泡剤用アルミニウム粉。
  3. 【請求項3】 アルミニウム粉の45μm篩通過分の比
    表面積が4m2/g以上10m2/g以下である、請求項
    1ならびに請求項2記載の軽量気泡コンクリート発泡剤
    用アルミニウム粉。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のアルミニウム粉と、アル
    ミニウム粉に対して、(a)少なくとも1種の高級脂肪
    酸0.1〜5重量%、(b)少なくとも1種の脂肪酸ア
    ルカノールアミド0.01〜0.5重量%、(c)ノニ
    オン系界面活性剤0.5〜10重量%を主成分とする、
    軽量気泡コンクリート発泡剤用水性アルミニウム粉組成
    物。
  5. 【請求項5】 請求項4において、炭化水素系溶剤の含
    有量が組成物100重量%に対して15重量%以下であ
    る、軽量気泡コンクリート発泡剤用水性アルミニウム粉
    組成物。
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