JPH11293144A - 加工顔料、その製造方法および用途 - Google Patents
加工顔料、その製造方法および用途Info
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- JPH11293144A JPH11293144A JP10160298A JP10160298A JPH11293144A JP H11293144 A JPH11293144 A JP H11293144A JP 10160298 A JP10160298 A JP 10160298A JP 10160298 A JP10160298 A JP 10160298A JP H11293144 A JPH11293144 A JP H11293144A
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- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い顔料含有率を有する一方で各種媒体への
分散性に優れ、また液状記録媒体に添加した場合におい
て当該記録媒体の定着性を阻害することがなく高添加量
としても安定な定着画像を容易に形成でき、かつ電気的
特性等の諸物性にも優れた新規な加工顔料を提供する。 【解決手段】 アミノ基、アミド基、カルボキシル基、
スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−P
(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または−
OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕、環状酸無水
物含有基、アルキルエステル基、二重結合基、アルコキ
シシリル基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリ
ン基、アジリジン基、およびイソシアネート基からなる
群から選ばれてなる少なくとも1つの官能基を1個以上
有するセグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポ
リマー鎖であるセグメント(B)とからなるブロックな
いしグラフト型の重合体を、顔料と混合分散して得られ
ることを特徴とする加工顔料。
分散性に優れ、また液状記録媒体に添加した場合におい
て当該記録媒体の定着性を阻害することがなく高添加量
としても安定な定着画像を容易に形成でき、かつ電気的
特性等の諸物性にも優れた新規な加工顔料を提供する。 【解決手段】 アミノ基、アミド基、カルボキシル基、
スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−P
(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または−
OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕、環状酸無水
物含有基、アルキルエステル基、二重結合基、アルコキ
シシリル基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリ
ン基、アジリジン基、およびイソシアネート基からなる
群から選ばれてなる少なくとも1つの官能基を1個以上
有するセグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポ
リマー鎖であるセグメント(B)とからなるブロックな
いしグラフト型の重合体を、顔料と混合分散して得られ
ることを特徴とする加工顔料。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、加工顔料、その
製造方法および用途に関するものである。さらに詳しく
は、疎水性の各種媒体に対する分散安定性に優れた加工
顔料に関するものである。
製造方法および用途に関するものである。さらに詳しく
は、疎水性の各種媒体に対する分散安定性に優れた加工
顔料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、カーボンブラックに代表される
各種顔料は、そのまま単独で使用されるよりも、着色、
補強、充填等といった機能を付与する目的で、種々の用
途における各種組成物中に添加されて使用される場合が
多い。
各種顔料は、そのまま単独で使用されるよりも、着色、
補強、充填等といった機能を付与する目的で、種々の用
途における各種組成物中に添加されて使用される場合が
多い。
【0003】しかしながらこのような顔料、特にその一
次粒子径がサブミクロン以下である微粒子、の多くは、
粒子間の凝集力に比べて他の物質、例えば、水、有機溶
剤あるいは有機高分子といったものとの親和力が弱く、
二次凝集を生じやすい。従って、上記したような各種組
成物においてより優れた特性を得ようとする場合、これ
ら固体微粒子をいかに均一に分散させるかが問題とな
る。
次粒子径がサブミクロン以下である微粒子、の多くは、
粒子間の凝集力に比べて他の物質、例えば、水、有機溶
剤あるいは有機高分子といったものとの親和力が弱く、
二次凝集を生じやすい。従って、上記したような各種組
成物においてより優れた特性を得ようとする場合、これ
ら固体微粒子をいかに均一に分散させるかが問題とな
る。
【0004】この問題を解決するために、固体微粒子の
表面を各種の界面活性剤や樹脂で被覆して、固体状また
は液状の媒体との親和力を高めることにより、固体微粒
子を均一に混合または分散する方法が数多く検討されて
いる。
表面を各種の界面活性剤や樹脂で被覆して、固体状また
は液状の媒体との親和力を高めることにより、固体微粒
子を均一に混合または分散する方法が数多く検討されて
いる。
【0005】例えば、カーボンブラックに関して、
(1)重合性単量体をカーボンブラック共存下に重合さ
せることにより得られるカーボンブラックグラフトポリ
マーは、重合性単量体の種類を適当に選択することによ
り、親水性および/または親油性を適宜変えることがで
きるため注目されている(例えば、特公昭42−220
47号、特公昭44−3826号、特公昭45−172
48号、米国特許3557040号)。
(1)重合性単量体をカーボンブラック共存下に重合さ
せることにより得られるカーボンブラックグラフトポリ
マーは、重合性単量体の種類を適当に選択することによ
り、親水性および/または親油性を適宜変えることがで
きるため注目されている(例えば、特公昭42−220
47号、特公昭44−3826号、特公昭45−172
48号、米国特許3557040号)。
【0006】また、(2)エポキシ基やアジリジン基な
どの反応性基を分子内に有する重合体をカーボンブラッ
クと反応させて得られるカーボンブラックグラフトポリ
マーも提案されている(特公平2−24868号、特公
平6−27269号)。
どの反応性基を分子内に有する重合体をカーボンブラッ
クと反応させて得られるカーボンブラックグラフトポリ
マーも提案されている(特公平2−24868号、特公
平6−27269号)。
【0007】しかしながら、上記(1)の方法で得られ
るカーボンブラックグラフトポリマーの収率は数%〜1
0数%と低く、大半はビニル系ホモポリマーの形で存在
し、カーボンブラックの表面処理効率は極めて低いもの
であった。このため、他の物質との親和性は期待した程
には改良されず、混合または分散条件によって分散状態
が異なる場合が多々あった。
るカーボンブラックグラフトポリマーの収率は数%〜1
0数%と低く、大半はビニル系ホモポリマーの形で存在
し、カーボンブラックの表面処理効率は極めて低いもの
であった。このため、他の物質との親和性は期待した程
には改良されず、混合または分散条件によって分散状態
が異なる場合が多々あった。
【0008】また上記(2)のカーボンブラックグラフ
トポリマーは各種の物質への分散性がかなり改良された
ものであったが、このカーボンブラックグラフトポリマ
ーは、該重合体がカーボンブラックとの反応性を有する
官能基を有するもののその重合鎖が、親油性あるいは親
水性のいずれかの特性しか有しないものであったため、
カーボンブラックに対するグラフト効率という面と、当
該グラフト化された重合鎖によって付与しようとする各
種目的媒体への分散性向上という面の多くの場合におい
て相反する要求の双方を十分に満足することが困難であ
った。
トポリマーは各種の物質への分散性がかなり改良された
ものであったが、このカーボンブラックグラフトポリマ
ーは、該重合体がカーボンブラックとの反応性を有する
官能基を有するもののその重合鎖が、親油性あるいは親
水性のいずれかの特性しか有しないものであったため、
カーボンブラックに対するグラフト効率という面と、当
該グラフト化された重合鎖によって付与しようとする各
種目的媒体への分散性向上という面の多くの場合におい
て相反する要求の双方を十分に満足することが困難であ
った。
【0009】それゆえ、該カーボンブラックグラフト
ポリマー中のカーボン含有量を大きくできない、極性
の高い媒体、例えばアルコール、セロソルブ系溶剤等、
あるいは極性の低い媒体、例えば炭化水素系溶剤やシリ
コーン系溶剤等には十分な分散性を付与できない、有
機溶剤中でのグラフト化が難しいなどといった問題点を
有していた。
ポリマー中のカーボン含有量を大きくできない、極性
の高い媒体、例えばアルコール、セロソルブ系溶剤等、
あるいは極性の低い媒体、例えば炭化水素系溶剤やシリ
コーン系溶剤等には十分な分散性を付与できない、有
機溶剤中でのグラフト化が難しいなどといった問題点を
有していた。
【0010】また、前記特公平6−27269号におい
ては、カーボンブラックと、1分子当り1〜2個のエポ
キシ基および/またはチオエポキシ基を分子内に有する
重合体とを50〜250℃の温度条件下に攪拌混合して
反応させることによりカーボンブラックグラフトポリマ
ーを製造する方法が開示されている。この方法によれ
ば、重合体の分子内に存在する反応性基がカーボンブラ
ックの表面官能基と極めて効率良く反応し、各種物質へ
の分散性が優れたカーボンブラックグラフトポリマーが
得られるものであった。このように固体微粒子と反応性
ポリマーとを溶融混練して、固体微粒子表面にポリマー
鎖をグラフト化することにより改質したものは、良好な
分散性を得ることができる有望なものである。
ては、カーボンブラックと、1分子当り1〜2個のエポ
キシ基および/またはチオエポキシ基を分子内に有する
重合体とを50〜250℃の温度条件下に攪拌混合して
反応させることによりカーボンブラックグラフトポリマ
ーを製造する方法が開示されている。この方法によれ
ば、重合体の分子内に存在する反応性基がカーボンブラ
ックの表面官能基と極めて効率良く反応し、各種物質へ
の分散性が優れたカーボンブラックグラフトポリマーが
得られるものであった。このように固体微粒子と反応性
ポリマーとを溶融混練して、固体微粒子表面にポリマー
鎖をグラフト化することにより改質したものは、良好な
分散性を得ることができる有望なものである。
【0011】しかしながら、このように固体微粒子と反
応性ポリマーを溶融混練、例えばニーダー、ボールミル
等で混練する場合、固体微粒子に対する反応性ポリマー
の配合比率を低くすると、固体微粒子表面全体を均一に
ポリマーグラフト鎖で被覆することが困難となるため、
必然的に得られる表面改質処理微粒子における固体微粒
子の含有量が少なくなり、必要とされる固体微粒子本来
の特性が減殺されてしまう場合が少なくなかった。ま
た、例えば、反応性ポリマーの分子量が低いものであっ
たり、1分子当り反応性基の数が多いものであると、グ
ラフト化が十分に行なわれなかったり、あるいはゲル化
が生じたりするというように、使用可能な反応性ポリマ
ーに関し、例えば官能基数、分子量などといった制限が
多いものであり、また所望の分散液を得るためにはこの
ような溶融混練操作の後さらに分散媒液に分散させる操
作が必要となるためにプロセスとして複雑なものとなる
といった問題が残るものであった。
応性ポリマーを溶融混練、例えばニーダー、ボールミル
等で混練する場合、固体微粒子に対する反応性ポリマー
の配合比率を低くすると、固体微粒子表面全体を均一に
ポリマーグラフト鎖で被覆することが困難となるため、
必然的に得られる表面改質処理微粒子における固体微粒
子の含有量が少なくなり、必要とされる固体微粒子本来
の特性が減殺されてしまう場合が少なくなかった。ま
た、例えば、反応性ポリマーの分子量が低いものであっ
たり、1分子当り反応性基の数が多いものであると、グ
ラフト化が十分に行なわれなかったり、あるいはゲル化
が生じたりするというように、使用可能な反応性ポリマ
ーに関し、例えば官能基数、分子量などといった制限が
多いものであり、また所望の分散液を得るためにはこの
ような溶融混練操作の後さらに分散媒液に分散させる操
作が必要となるためにプロセスとして複雑なものとなる
といった問題が残るものであった。
【0012】インクジェット記録法は、いわゆるインク
と称される記録媒体液を液滴流として飛翔させ、記録部
材に付着させて記録を行なうものである。インクジェッ
ト記録法には、記録媒体液の液滴の発生および制御方法
によって種々の方法が提唱され実用化されている。例え
ば、液滴の発生方法としては、インク室の壁面の一部
を圧電素子(ピエゾ素子)で構成し、ここに記録信号を
与えて、インキを加圧し、該信号に応じて液滴を発生さ
せる圧電加圧方式、インキ室内の記録液に記録信号に
対応した熱エネルギーを与え、インクに気泡を発生させ
その圧力で液滴を発生させる加熱加圧方式が実用化され
ている代表的なものであり、その他にも比較的高圧で
ノズルからインキを噴射させ飛行中に表面張力と帯電と
によって粒子化させる方式、比較的低圧でインキを噴
射させて超音波振動を重乗させる方式、メニスカスで
球形になったインキを高い電界で吸引する方式などが知
られている。
と称される記録媒体液を液滴流として飛翔させ、記録部
材に付着させて記録を行なうものである。インクジェッ
ト記録法には、記録媒体液の液滴の発生および制御方法
によって種々の方法が提唱され実用化されている。例え
ば、液滴の発生方法としては、インク室の壁面の一部
を圧電素子(ピエゾ素子)で構成し、ここに記録信号を
与えて、インキを加圧し、該信号に応じて液滴を発生さ
せる圧電加圧方式、インキ室内の記録液に記録信号に
対応した熱エネルギーを与え、インクに気泡を発生させ
その圧力で液滴を発生させる加熱加圧方式が実用化され
ている代表的なものであり、その他にも比較的高圧で
ノズルからインキを噴射させ飛行中に表面張力と帯電と
によって粒子化させる方式、比較的低圧でインキを噴
射させて超音波振動を重乗させる方式、メニスカスで
球形になったインキを高い電界で吸引する方式などが知
られている。
【0013】このようなインクジェット記録法において
用いるインクすなわち記録媒体液に対しては、吐出条件
(例えば、圧電素子の駆動電圧、駆動周波数、吐出オリ
フィスの形状と材質、吐出オリフィス径等)に適合した
液物性(粘度、表面張力、電導度等)を有しているこ
と、長期保存に対して安定でインクジェット装置の目詰
りを生じないこと、被記録材(紙、フィルム等)に対し
て定着が速くかつ確実であって、しかもドットの周辺が
滑らかでにじみの小さいこと、形成されたインク画像の
色調が鮮明で濃度が高いこと、形成されたインクの画像
の耐水性、耐光性が優れていること、インク周辺材料
(収納器、連結チューブ、シール材等)に対し腐食性が
ないこと、集気、毒性が少なく、引火性等の安全性に優
れたものであること等の諸特性を備えることが要望され
る。
用いるインクすなわち記録媒体液に対しては、吐出条件
(例えば、圧電素子の駆動電圧、駆動周波数、吐出オリ
フィスの形状と材質、吐出オリフィス径等)に適合した
液物性(粘度、表面張力、電導度等)を有しているこ
と、長期保存に対して安定でインクジェット装置の目詰
りを生じないこと、被記録材(紙、フィルム等)に対し
て定着が速くかつ確実であって、しかもドットの周辺が
滑らかでにじみの小さいこと、形成されたインク画像の
色調が鮮明で濃度が高いこと、形成されたインクの画像
の耐水性、耐光性が優れていること、インク周辺材料
(収納器、連結チューブ、シール材等)に対し腐食性が
ないこと、集気、毒性が少なく、引火性等の安全性に優
れたものであること等の諸特性を備えることが要望され
る。
【0014】従来、インクジェット記録法において用い
られる記録媒体液としては、基本的に着色剤成分として
の染料とその溶媒とから組成されるものが主として用い
られていた。このためその記録媒体液の物性は、用いら
れる染料固有の性質に左右されるところが大きく、例え
ば、水溶性の染料を含む記録媒体液を用いてインクジェ
ット記録を行なった場合、得られたインキ画像が水溶性
染料の物性に左右されて、その耐水性、耐光性において
劣ったものとなるという欠点があった。またこのような
水溶性染料を含んだインキ自体の保存安定性も十分なも
のではなかった。
られる記録媒体液としては、基本的に着色剤成分として
の染料とその溶媒とから組成されるものが主として用い
られていた。このためその記録媒体液の物性は、用いら
れる染料固有の性質に左右されるところが大きく、例え
ば、水溶性の染料を含む記録媒体液を用いてインクジェ
ット記録を行なった場合、得られたインキ画像が水溶性
染料の物性に左右されて、その耐水性、耐光性において
劣ったものとなるという欠点があった。またこのような
水溶性染料を含んだインキ自体の保存安定性も十分なも
のではなかった。
【0015】このため、このような染料系のインキに代
えて、カーボンブラック等の顔料を着色剤成分として使
用した顔料系インキをインクジェット記録法に適用する
試みがなされている。この顔料系のインキは、得られた
インキ画像の耐光性や耐水性が、染料系のインクによる
画像に比べて極めて良好であるという利点がある。しか
しながら、一方で、顔料はインキの液媒体に不溶性であ
るため、インキの液媒体中に顔料を微分散させるには高
度な技術を要すると共に、その分散安定性を高めること
は非常に困難である。
えて、カーボンブラック等の顔料を着色剤成分として使
用した顔料系インキをインクジェット記録法に適用する
試みがなされている。この顔料系のインキは、得られた
インキ画像の耐光性や耐水性が、染料系のインクによる
画像に比べて極めて良好であるという利点がある。しか
しながら、一方で、顔料はインキの液媒体に不溶性であ
るため、インキの液媒体中に顔料を微分散させるには高
度な技術を要すると共に、その分散安定性を高めること
は非常に困難である。
【0016】上記したようなカーボンブラックグラフト
ポリマーをバブルジェット記録法に用いる記録媒体液の
着色剤成分として用いることも考えられるが、その場
合、上記したような問題点に起因して、カーボンブラ
ック含有量を大きくできず、インク画像の色調を十分に
鮮明でかつ高濃度とすることができない、吐出条件に
適合した電導度に設定することが困難である、安定し
た分散状態を保持し得ず、長期保存性の面で不十分であ
るなどといった問題が生じるものであった。
ポリマーをバブルジェット記録法に用いる記録媒体液の
着色剤成分として用いることも考えられるが、その場
合、上記したような問題点に起因して、カーボンブラ
ック含有量を大きくできず、インク画像の色調を十分に
鮮明でかつ高濃度とすることができない、吐出条件に
適合した電導度に設定することが困難である、安定し
た分散状態を保持し得ず、長期保存性の面で不十分であ
るなどといった問題が生じるものであった。
【0017】また、近年、電子写真法を利用した印刷、
静電複写などの分野において、高画質化の動きが活発に
なってきた。すなわち、デジタル技術の進歩により、潜
像形成レベルでは従来技術と比較して高精細性を保証で
きるようになった。しかしながら、静電荷を現像する際
に粉体トナーを使用する場合、その粒径が約10μm程
度であることに起因して、それ程高画質のものが得られ
ていなかった。このため、トナー粒子径が細かい液体現
像剤による画像の高精細性が、新たに着目されてきた。
静電複写などの分野において、高画質化の動きが活発に
なってきた。すなわち、デジタル技術の進歩により、潜
像形成レベルでは従来技術と比較して高精細性を保証で
きるようになった。しかしながら、静電荷を現像する際
に粉体トナーを使用する場合、その粒径が約10μm程
度であることに起因して、それ程高画質のものが得られ
ていなかった。このため、トナー粒子径が細かい液体現
像剤による画像の高精細性が、新たに着目されてきた。
【0018】静電荷潜像現像用液体現像剤は、周知のご
とく、電気絶縁性の有機液体、例えば芳香族炭化水素系
溶剤中にトナー粒子を分散させたものであり、トナー粒
子は、着色性、荷電性、定着性、分散安定性を必要とす
るために、顔料、樹脂、その他の添加剤から構成されて
いる。液体現像法において、トナー粒子は通常、静電潜
像電荷と反対極性に帯電し、これらのトナー粒子が電気
絶縁性液体中を潜像電荷に引きつけられ、電気泳動によ
り潜像に移動し、潜像に選択的に付着して現像が行なわ
れている。
とく、電気絶縁性の有機液体、例えば芳香族炭化水素系
溶剤中にトナー粒子を分散させたものであり、トナー粒
子は、着色性、荷電性、定着性、分散安定性を必要とす
るために、顔料、樹脂、その他の添加剤から構成されて
いる。液体現像法において、トナー粒子は通常、静電潜
像電荷と反対極性に帯電し、これらのトナー粒子が電気
絶縁性液体中を潜像電荷に引きつけられ、電気泳動によ
り潜像に移動し、潜像に選択的に付着して現像が行なわ
れている。
【0019】このような液体現像剤においても、カーボ
ンブラックなどの顔料、あるいは樹脂の分散性の向上が
求められており、例えば特開平7−253688号公報
においては樹脂成分として、芳香族炭化水素系溶剤に不
溶性の高分子に同溶剤に可溶性の高分子をグラフト化さ
せてなるものを使用することが、また特開平7−104
524号公報には、着色剤として上記したようなカーボ
ンブラックグラフトポリマーを使用しても良い旨が開示
されているが、いずれも十分に安定した分散性を有する
液体現像剤を得るには至っていない。またこれらの液体
現像剤はインクジェット方式を採用する記録方式(例え
ば「一之瀬、大庭:“スリットジェット記録方式” 信
学論(c) J66−C.1. 第47〜54頁 (昭
和58年1月)」に記載)にも適用しているが、インク
としては上述した課題があった。
ンブラックなどの顔料、あるいは樹脂の分散性の向上が
求められており、例えば特開平7−253688号公報
においては樹脂成分として、芳香族炭化水素系溶剤に不
溶性の高分子に同溶剤に可溶性の高分子をグラフト化さ
せてなるものを使用することが、また特開平7−104
524号公報には、着色剤として上記したようなカーボ
ンブラックグラフトポリマーを使用しても良い旨が開示
されているが、いずれも十分に安定した分散性を有する
液体現像剤を得るには至っていない。またこれらの液体
現像剤はインクジェット方式を採用する記録方式(例え
ば「一之瀬、大庭:“スリットジェット記録方式” 信
学論(c) J66−C.1. 第47〜54頁 (昭
和58年1月)」に記載)にも適用しているが、インク
としては上述した課題があった。
【0020】また感熱転写記録法に代表される感熱転写
シートの感熱転写インキ層は、天然ワックスや合成ワッ
クス等のワックスからなるバインダー成分に着色剤を融
解、混練したインキで構成されるのが一般的であった。
しかしながら、このようなインキに配合されるワックス
は分子量分布が広いために、熱定着に用いられるサーマ
ルヘッドの温度によっては熱転写が不十分となるのみな
らず、低分子量ワックスが過剰に融解することによって
印字のにじみ等が生じ、印刷品質の向上が困難なもので
あった。またカーボンブラック等の着色剤のワックス中
への分散性が十分ではなく、印字濃度のムラ、定着のム
ラ等も生じ改善が望まれていた。
シートの感熱転写インキ層は、天然ワックスや合成ワッ
クス等のワックスからなるバインダー成分に着色剤を融
解、混練したインキで構成されるのが一般的であった。
しかしながら、このようなインキに配合されるワックス
は分子量分布が広いために、熱定着に用いられるサーマ
ルヘッドの温度によっては熱転写が不十分となるのみな
らず、低分子量ワックスが過剰に融解することによって
印字のにじみ等が生じ、印刷品質の向上が困難なもので
あった。またカーボンブラック等の着色剤のワックス中
への分散性が十分ではなく、印字濃度のムラ、定着のム
ラ等も生じ改善が望まれていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、新規な加工顔料、その製造方法およびその用途
を提供することにある。
目的は、新規な加工顔料、その製造方法およびその用途
を提供することにある。
【0022】本発明の他の目的は、高い顔料含有率を有
する一方で疎水性の各種媒体への分散性に優れ、また液
状記録媒体に添加した場合において当該記録媒体の定着
性を阻害することがなく高添加量としても安定な定着画
像を容易に形成でき、かつ電気的特性等の諸物性にも優
れた新規な加工顔料およびその製造方法を提供すること
にある。
する一方で疎水性の各種媒体への分散性に優れ、また液
状記録媒体に添加した場合において当該記録媒体の定着
性を阻害することがなく高添加量としても安定な定着画
像を容易に形成でき、かつ電気的特性等の諸物性にも優
れた新規な加工顔料およびその製造方法を提供すること
にある。
【0023】本発明はさらに、着色剤成分の分散安定
性、定着性、定着画像濃度、さらに帯電性、電気抵抗性
等の諸性能に優れた液体現像剤、インクジェット用イン
クおよび感熱転写インクを提供することを目的とする。
性、定着性、定着画像濃度、さらに帯電性、電気抵抗性
等の諸性能に優れた液体現像剤、インクジェット用イン
クおよび感熱転写インクを提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、アミノ基、アミド基、カルボキシル基、スルホン
酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−P(=O)
(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または−OR(R
は炭化水素基を示す)基を表す〕、環状酸無水物含有
基、アルキルエステル基、二重結合基、アルコキシシリ
ル基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、
アジリジン基、およびイソシアネート基からなる群から
選ばれてなる少なくとも1つの官能基を1個以上有する
セグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリマー
鎖であるセグメント(B)とからなるブロックないしグ
ラフト型の重合体を、顔料と混合分散して得られること
を特徴とする加工顔料である。
明は、アミノ基、アミド基、カルボキシル基、スルホン
酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−P(=O)
(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または−OR(R
は炭化水素基を示す)基を表す〕、環状酸無水物含有
基、アルキルエステル基、二重結合基、アルコキシシリ
ル基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、
アジリジン基、およびイソシアネート基からなる群から
選ばれてなる少なくとも1つの官能基を1個以上有する
セグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリマー
鎖であるセグメント(B)とからなるブロックないしグ
ラフト型の重合体を、顔料と混合分散して得られること
を特徴とする加工顔料である。
【0025】本発明はさらに、前記セグメント(B)
が、次の一般式(I)で示される単量体を主構成単位と
して含有するポリマー鎖からなるものである加工顔料を
示すものである。
が、次の一般式(I)で示される単量体を主構成単位と
して含有するポリマー鎖からなるものである加工顔料を
示すものである。
【0026】
【化2】
【0027】本発明はさらに、前記顔料が酸性顔料であ
り、前記セグメント(A)の官能基が、アミノ基、アミ
ド基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、
アジリジン基およびイソシアネート基のうちの少なくと
もいずれかである加工顔料を示すものである。
り、前記セグメント(A)の官能基が、アミノ基、アミ
ド基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、
アジリジン基およびイソシアネート基のうちの少なくと
もいずれかである加工顔料を示すものである。
【0028】本発明はまた、前記顔料が塩基性顔料であ
り、前記セグメント(A)の官能基が、カルボキシル
基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−
P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または
−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕および環状
酸無水物含有基のうちの少なくともいずれかである加工
顔料を示すものである。
り、前記セグメント(A)の官能基が、カルボキシル
基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−
P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または
−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕および環状
酸無水物含有基のうちの少なくともいずれかである加工
顔料を示すものである。
【0029】本発明はまた、前記顔料が中性顔料であ
り、前記セグメント(A)の官能基が、アルキルエステ
ル基および二重結合基のうちの少なくともいずれかであ
る加工顔料を示すものである。
り、前記セグメント(A)の官能基が、アルキルエステ
ル基および二重結合基のうちの少なくともいずれかであ
る加工顔料を示すものである。
【0030】本発明はさらに、前記酸性顔料がカーボン
ブラックである加工顔料を示すものである。
ブラックである加工顔料を示すものである。
【0031】本発明はさらに、前記酸性顔料がカーボン
ブラックであり、かつ前記セグメント(A)の官能基
が、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、ア
ジリジン基およびイソシアネート基のうちの少なくとも
いずれかである加工顔料を示すものである。
ブラックであり、かつ前記セグメント(A)の官能基
が、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、ア
ジリジン基およびイソシアネート基のうちの少なくとも
いずれかである加工顔料を示すものである。
【0032】本発明はまた、前記カーボンブラック10
0重量部に対して、前記重合体1〜1000重量部がグ
ラフト化されてなるものである加工顔料を示すものであ
る。
0重量部に対して、前記重合体1〜1000重量部がグ
ラフト化されてなるものである加工顔料を示すものであ
る。
【0033】上記諸目的を達成する本発明はまた、アミ
ノ基、アミド基、カルボキシル基、スルホン酸基、リン
酸基、フェノール性水酸基、−P(=O)(R1)(O
H)基〔R1は炭化水素基または−OR(Rは炭化水素
基を示す)基を表す〕、環状酸無水物含有基、アルキル
エステル基、二重結合基、アルコキシシリル基、エポキ
シ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、アジリジン
基、およびイソシアネート基からなる群から選ばれてな
る少なくとも1つの官能基を1個以上有するセグメント
(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリマー鎖であるセ
グメント(B)とからなるブロックないしグラフト型の
重合体を、顔料と、疎水性溶剤中にて加熱混合すること
を特徴とする加工顔料の製造方法である。
ノ基、アミド基、カルボキシル基、スルホン酸基、リン
酸基、フェノール性水酸基、−P(=O)(R1)(O
H)基〔R1は炭化水素基または−OR(Rは炭化水素
基を示す)基を表す〕、環状酸無水物含有基、アルキル
エステル基、二重結合基、アルコキシシリル基、エポキ
シ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、アジリジン
基、およびイソシアネート基からなる群から選ばれてな
る少なくとも1つの官能基を1個以上有するセグメント
(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリマー鎖であるセ
グメント(B)とからなるブロックないしグラフト型の
重合体を、顔料と、疎水性溶剤中にて加熱混合すること
を特徴とする加工顔料の製造方法である。
【0034】本発明はさらに、疎水性溶剤が、炭化水素
系溶剤である加工顔料の製造方法を示すものである。
系溶剤である加工顔料の製造方法を示すものである。
【0035】本発明はさらに、上記の加工顔料を着色剤
成分として、疎水性溶剤中に分散配合してなることを特
徴とする記録媒体液を示すものである。
成分として、疎水性溶剤中に分散配合してなることを特
徴とする記録媒体液を示すものである。
【0036】本発明はまた、上記の加工顔料を配合して
なることを特徴とする液体現像剤を示すものである。
なることを特徴とする液体現像剤を示すものである。
【0037】本発明はまた、上記の加工顔料を配合して
なることを特徴とするインクジェット用インクを示すも
のである。
なることを特徴とするインクジェット用インクを示すも
のである。
【0038】本発明はまた、上記の加工顔料を配合して
なることを特徴とする感熱転写インクを示すものであ
る。
なることを特徴とする感熱転写インクを示すものであ
る。
【0039】
【作用】本発明に係わる加工顔料は、重合体部分を形成
する重合体がブロック型ないしはグラフト型のものであ
るために、より有効なグラフト化と目的媒体に対して優
れた分散性を発揮するものである。そして、本発明の加
工顔料の重合体部分のうち、外方に配向するセグメント
(B)は、側鎖構造を有する結晶性ポリマー鎖、好まし
くは上記一般式(I)で示される単量体を主構成単位と
して含有するポリマー鎖であることから、当該加工顔料
は、飽和炭化水素系溶媒等の疎水性媒体に良好な親和性
を示し、これらの媒体中に配合した場合における分散
性、分散安定性が極めて良好になるが、さらに例えば、
これらの媒体中に配合して液体現像剤、インクジェット
用インク等の記録媒体液ないし感熱転写インク等の記録
媒体剤を調製した場合には、定着性、耐オフセット性、
離型性、流動性、帯電立ち上り性等の諸特性の向上が期
待できるものである。
する重合体がブロック型ないしはグラフト型のものであ
るために、より有効なグラフト化と目的媒体に対して優
れた分散性を発揮するものである。そして、本発明の加
工顔料の重合体部分のうち、外方に配向するセグメント
(B)は、側鎖構造を有する結晶性ポリマー鎖、好まし
くは上記一般式(I)で示される単量体を主構成単位と
して含有するポリマー鎖であることから、当該加工顔料
は、飽和炭化水素系溶媒等の疎水性媒体に良好な親和性
を示し、これらの媒体中に配合した場合における分散
性、分散安定性が極めて良好になるが、さらに例えば、
これらの媒体中に配合して液体現像剤、インクジェット
用インク等の記録媒体液ないし感熱転写インク等の記録
媒体剤を調製した場合には、定着性、耐オフセット性、
離型性、流動性、帯電立ち上り性等の諸特性の向上が期
待できるものである。
【0040】なお、本明細書でいう「カーボンブラック
グラフトポリマー」とは、カーボンブラック部分に重合
体部分がグラフト化された微粒子をいう。カーボンブラ
ックグラフトポリマーは、カーボンブラックの一次粒子
あるいは数個の凝集体に重合体がグラフト化されたもの
である。さらに、ここでいう「グラフト化」とは、ドネ
(Jean−Baptiste Donnet)らがそ
の著書「カーボンブラック」(1978年 5月 1日
株式会社講談社発行)にて定義しているように、カーボ
ンブラックのような基質に対する重合体の不可逆的な付
加のことである。
グラフトポリマー」とは、カーボンブラック部分に重合
体部分がグラフト化された微粒子をいう。カーボンブラ
ックグラフトポリマーは、カーボンブラックの一次粒子
あるいは数個の凝集体に重合体がグラフト化されたもの
である。さらに、ここでいう「グラフト化」とは、ドネ
(Jean−Baptiste Donnet)らがそ
の著書「カーボンブラック」(1978年 5月 1日
株式会社講談社発行)にて定義しているように、カーボ
ンブラックのような基質に対する重合体の不可逆的な付
加のことである。
【0041】不可逆的な付加反応を行うことによりカー
ボンブラック粒子表面部分に対し重合体部分を化学結合
させることができ、これにより、上記両者を確実に結合
させることができる。「グラフト化」に用いることがで
きる付加反応には、求電子付加反応、ラジカル付加反
応、求核付加反応、付加環化反応がある。
ボンブラック粒子表面部分に対し重合体部分を化学結合
させることができ、これにより、上記両者を確実に結合
させることができる。「グラフト化」に用いることがで
きる付加反応には、求電子付加反応、ラジカル付加反
応、求核付加反応、付加環化反応がある。
【0042】カーボンブラックは、通常数nm〜数百n
mの粒子径を持つ。しかし、カーボンブラックは粒子同
士の凝集力が大きいため、通常数ミクロン以上の粒子径
を持つ凝集体として取り扱われる。また、カーボンブラ
ック同士の凝集力は、カーボンブラックと他の媒体との
親和性に比べ著しく大きく、カーボンブラックをサブミ
クロンで媒体中に分散させることは非常に困難である。
一方、カーボンブラックグラフトポリマーは、カーボン
ブラックの粒子間に重合体部分が有効に入り込み、カー
ボンブラック同士の凝集力を弱めることができる。さら
に、重合体部分が媒体と親和性のある時、カーボンブラ
ックグラフトポリマーはサブミクロンで媒体中に分散で
きる。
mの粒子径を持つ。しかし、カーボンブラックは粒子同
士の凝集力が大きいため、通常数ミクロン以上の粒子径
を持つ凝集体として取り扱われる。また、カーボンブラ
ック同士の凝集力は、カーボンブラックと他の媒体との
親和性に比べ著しく大きく、カーボンブラックをサブミ
クロンで媒体中に分散させることは非常に困難である。
一方、カーボンブラックグラフトポリマーは、カーボン
ブラックの粒子間に重合体部分が有効に入り込み、カー
ボンブラック同士の凝集力を弱めることができる。さら
に、重合体部分が媒体と親和性のある時、カーボンブラ
ックグラフトポリマーはサブミクロンで媒体中に分散で
きる。
【0043】なお、顔料成分としてカーボンブラック以
外の顔料を用い、上記したような本発明に係る重合体成
分を複合化させてなる加工顔料は、本発明に係る前記カ
ーボンブラックグラフトポリマーと同様に優れた特性を
有し得る。
外の顔料を用い、上記したような本発明に係る重合体成
分を複合化させてなる加工顔料は、本発明に係る前記カ
ーボンブラックグラフトポリマーと同様に優れた特性を
有し得る。
【0044】なお、本明細書でいう「加工顔料」とは、
顔料と、顔料の表面官能基に対して反応性を有する反応
性基もしくは相互作用を有する官能基を有する重合体と
を分散混合処理して得られたものであり、顔料の一次粒
子あるいは数個の凝集体の表面に、重合体が安定して付
着した状態のものである。顔料粒子表面への重合体の安
定した付着は、顔料粒子表面と重合体との間での何らか
の化学結合、例えば上記したようなグラフト化が生じて
いるためであると理論上で考えられるが、分析的にこの
ようなグラフト化が生じているか否かを示すことはある
程度の困難性を伴ない、また実際上では、多くの場合、
このような化学結合力のみならず物理的付着力も多分に
作用しているものと考えられる。
顔料と、顔料の表面官能基に対して反応性を有する反応
性基もしくは相互作用を有する官能基を有する重合体と
を分散混合処理して得られたものであり、顔料の一次粒
子あるいは数個の凝集体の表面に、重合体が安定して付
着した状態のものである。顔料粒子表面への重合体の安
定した付着は、顔料粒子表面と重合体との間での何らか
の化学結合、例えば上記したようなグラフト化が生じて
いるためであると理論上で考えられるが、分析的にこの
ようなグラフト化が生じているか否かを示すことはある
程度の困難性を伴ない、また実際上では、多くの場合、
このような化学結合力のみならず物理的付着力も多分に
作用しているものと考えられる。
【0045】なお、以下においては、顔料としてカーボ
ンブラックを用い、このカーボンブラックに重合体を複
合化させて、加工顔料を得る態様を中心として本発明を
説明する。また、本発明の理解をより容易とするため
に、以下において、当該態様において得られる加工顔料
を「カーボンブラックグラフトポリマー」と表現してい
るが、実際上では、上記に定義したように重合体が「グ
ラフト化」したものものなみならず、より広義な意味
で、重合体が複合化したものを含み得るものであること
に留意すべきである。
ンブラックを用い、このカーボンブラックに重合体を複
合化させて、加工顔料を得る態様を中心として本発明を
説明する。また、本発明の理解をより容易とするため
に、以下において、当該態様において得られる加工顔料
を「カーボンブラックグラフトポリマー」と表現してい
るが、実際上では、上記に定義したように重合体が「グ
ラフト化」したものものなみならず、より広義な意味
で、重合体が複合化したものを含み得るものであること
に留意すべきである。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施態様に基づき
より詳細に説明する。
より詳細に説明する。
【0047】本発明のカーボンブラックグラフトポリマ
ーを製造する上で用いられるカーボンブラックとして
は、その表面にカルボキシル基、ヒドロキシ基等の官能
基を有するものであれば特に限定されず、例えばファー
ネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラッ
ク、ランプブラック等のいずれの種類のものを用いるこ
とができ、通常の市販品をそのまま使用できるが、中で
もカルボキシル基を有するものが好ましい。さらにカー
ボンブラックとしてはpH7未満、特にpH1〜5のカ
ーボンブラックを用いることが好ましい。カルボキシル
基を有するカーボンブラックは、酸性カーボンブラック
として容易に入手できるが、中性あるいは塩基性のカー
ボンブラックを酸化処理することにより得られたものも
本発明における原料として好適に用いることができる。
カーボンブラックが、カルボキシル基等の官能基を有し
ていない場合、あるいはpH7以上である場合、グラフ
ト化が有効に行なわれないことがある。なお、カーボン
ブラックのpHの試験法はJIS K 6211による
ものである。
ーを製造する上で用いられるカーボンブラックとして
は、その表面にカルボキシル基、ヒドロキシ基等の官能
基を有するものであれば特に限定されず、例えばファー
ネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラッ
ク、ランプブラック等のいずれの種類のものを用いるこ
とができ、通常の市販品をそのまま使用できるが、中で
もカルボキシル基を有するものが好ましい。さらにカー
ボンブラックとしてはpH7未満、特にpH1〜5のカ
ーボンブラックを用いることが好ましい。カルボキシル
基を有するカーボンブラックは、酸性カーボンブラック
として容易に入手できるが、中性あるいは塩基性のカー
ボンブラックを酸化処理することにより得られたものも
本発明における原料として好適に用いることができる。
カーボンブラックが、カルボキシル基等の官能基を有し
ていない場合、あるいはpH7以上である場合、グラフ
ト化が有効に行なわれないことがある。なお、カーボン
ブラックのpHの試験法はJIS K 6211による
ものである。
【0048】また、カーボンブラックの平均粒子径は
0.0005〜0.5μm、特に0.001〜0.2μ
mの範囲内であることが好ましい。平均粒子径が0.0
005μm未満のカーボンブラックは容易に得られない
ため、産業上意義が小さい。また、平均粒子径が0.5
μmを越える場合、得られたカーボンブラックグラフト
ポリマーに十分な分散性が付与できないことがある。
0.0005〜0.5μm、特に0.001〜0.2μ
mの範囲内であることが好ましい。平均粒子径が0.0
005μm未満のカーボンブラックは容易に得られない
ため、産業上意義が小さい。また、平均粒子径が0.5
μmを越える場合、得られたカーボンブラックグラフト
ポリマーに十分な分散性が付与できないことがある。
【0049】なお、本発明に係る加工顔料の原料として
用いられる顔料としては、特に限定されるものではな
く、有機顔料でも、無機顔料でも、あるいはそれらの混
合物であっても構わない。以下には、これらの顔料とし
ての代表例を挙げるが、本発明において使用可能な顔料
はこれら例示されたものに何ら限定されるものではな
い。
用いられる顔料としては、特に限定されるものではな
く、有機顔料でも、無機顔料でも、あるいはそれらの混
合物であっても構わない。以下には、これらの顔料とし
ての代表例を挙げるが、本発明において使用可能な顔料
はこれら例示されたものに何ら限定されるものではな
い。
【0050】無機顔料としては、上記したようなカーボ
ンブラック以外に、例えば、炭酸バリウム、炭酸カルシ
ウム、酸化亜鉛、リトポン、酸化チタン、クロムイエロ
ー、カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー、ベ
ンガラ、カドミウムレッド、モリブデンレッド、紺青、
ウルトラマリン、コバルト青、エメラルドグリーン、そ
の他、アルミナ、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシ
ウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、
ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化ク
ロム、酸化セリウム、三酸化アンチモン、酸化マグネシ
ウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、シリカ微粉
体、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化ホウ素、炭化タング
ステン、炭化チタン、酸化セリウムなどの金属酸化物、
金属複合酸化物、金属錯塩等の金属化合物の粉末ないし
粒子が挙げられる。さらにこのような無機顔料は、チタ
ンカップリング剤、シランカップリング剤もしくは高級
脂肪酸金属塩等の公知の疎水化処理剤により処理された
ものであったもよい。
ンブラック以外に、例えば、炭酸バリウム、炭酸カルシ
ウム、酸化亜鉛、リトポン、酸化チタン、クロムイエロ
ー、カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー、ベ
ンガラ、カドミウムレッド、モリブデンレッド、紺青、
ウルトラマリン、コバルト青、エメラルドグリーン、そ
の他、アルミナ、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシ
ウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、
ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化ク
ロム、酸化セリウム、三酸化アンチモン、酸化マグネシ
ウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、シリカ微粉
体、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化ホウ素、炭化タング
ステン、炭化チタン、酸化セリウムなどの金属酸化物、
金属複合酸化物、金属錯塩等の金属化合物の粉末ないし
粒子が挙げられる。さらにこのような無機顔料は、チタ
ンカップリング剤、シランカップリング剤もしくは高級
脂肪酸金属塩等の公知の疎水化処理剤により処理された
ものであったもよい。
【0051】また有機顔料としては、キナクリドン系有
機顔料、フタロシアニン系有機顔料、アゾ系有機顔料、
イソインドリノン系有機顔料、キノフタロン系有機顔
料、イミダゾロン系有機顔料などが好ましい。有機顔料
として具体的には例えば、トルイジンレッド、トルイジ
ンマルーン、ハンザイエローG、ハンザイエローGR、
ハンザイエロー13G、ベンジジンイエローG、ベンジ
ジンイエローGR、ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ
顔料、リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントス
カーレット、パーマネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔
料、アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルー
ンなどの建染染料からの誘導体、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーンなどのフタロシアニン系顔
料、キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンダなどの
キナクリドン系顔料、ペリレンレッド、ペリレンスカー
レットなどのペリレン系顔料、イソインドリノンイエロ
ー、イソインドリノンオレンジなどのイソインドリノン
系顔料、ベンズイミダゾロンイエローH2G、ベンズイ
ミダゾロンオレンジHL、ベンズイミダゾロンレッドH
FT等のイミダゾロン系顔料、ピランスロンレッド、ピ
ランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料、チオイン
ジゴバイオレッドRH、チオインジゴマゼンタ等のチオ
インジゴ系顔料、縮合アゾ系顔料、フラバンスロンイエ
ロー、アシルアミドイエロー、キノフタンイエロー、ニ
ッケルアゾイエロー、銅アゾメチンイエロー、ペリノン
オレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレ
ッド、ジオキサジンバイオレット等のその他の顔料が例
示できる。さらに、上記に例示したもの以外には、カラ
ーインデックス(C.I.)ナンバーにて示すと、
C.I.Pigment Yellow 3、5、1
4、17、20、24、31、53、74、83、8
6、93、99、108、109、110、117、1
25、137、138、147、148、151、15
3、154、166、167、168、 C.I.Pi
gment Orange 16、38、51、55、
59、61、 C.I.Pigment Red 9、
48、49、52、53、57、97、105、12
2、123、149、150、155、168、17
1、176、177、180、192、209、21
5、216、217、220、223、224、22
6、227、228、238、240、 C.I.Pi
gment Violet 19、29、30、32、
37、39、40、50、 C.I.Pigment
Blue 1、2、16、22、60、64、66
C.I.Pigment Green 36、37
C.I.Pigment Brown 23、25、2
6、28 C.I.Pigment Black 1、
7 等を挙げることができる。
機顔料、フタロシアニン系有機顔料、アゾ系有機顔料、
イソインドリノン系有機顔料、キノフタロン系有機顔
料、イミダゾロン系有機顔料などが好ましい。有機顔料
として具体的には例えば、トルイジンレッド、トルイジ
ンマルーン、ハンザイエローG、ハンザイエローGR、
ハンザイエロー13G、ベンジジンイエローG、ベンジ
ジンイエローGR、ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ
顔料、リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントス
カーレット、パーマネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔
料、アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルー
ンなどの建染染料からの誘導体、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーンなどのフタロシアニン系顔
料、キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンダなどの
キナクリドン系顔料、ペリレンレッド、ペリレンスカー
レットなどのペリレン系顔料、イソインドリノンイエロ
ー、イソインドリノンオレンジなどのイソインドリノン
系顔料、ベンズイミダゾロンイエローH2G、ベンズイ
ミダゾロンオレンジHL、ベンズイミダゾロンレッドH
FT等のイミダゾロン系顔料、ピランスロンレッド、ピ
ランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料、チオイン
ジゴバイオレッドRH、チオインジゴマゼンタ等のチオ
インジゴ系顔料、縮合アゾ系顔料、フラバンスロンイエ
ロー、アシルアミドイエロー、キノフタンイエロー、ニ
ッケルアゾイエロー、銅アゾメチンイエロー、ペリノン
オレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレ
ッド、ジオキサジンバイオレット等のその他の顔料が例
示できる。さらに、上記に例示したもの以外には、カラ
ーインデックス(C.I.)ナンバーにて示すと、
C.I.Pigment Yellow 3、5、1
4、17、20、24、31、53、74、83、8
6、93、99、108、109、110、117、1
25、137、138、147、148、151、15
3、154、166、167、168、 C.I.Pi
gment Orange 16、38、51、55、
59、61、 C.I.Pigment Red 9、
48、49、52、53、57、97、105、12
2、123、149、150、155、168、17
1、176、177、180、192、209、21
5、216、217、220、223、224、22
6、227、228、238、240、 C.I.Pi
gment Violet 19、29、30、32、
37、39、40、50、 C.I.Pigment
Blue 1、2、16、22、60、64、66
C.I.Pigment Green 36、37
C.I.Pigment Brown 23、25、2
6、28 C.I.Pigment Black 1、
7 等を挙げることができる。
【0052】なお、過塩素酸、水酸化テトラブチルアン
モニウム(TBAH)など、強度の強い酸性試薬や塩基
性試薬を用いると、顔料の有する塩基量、酸量を弱いも
のを含めて全て測定できる(−顔料−、第38巻、第1
号、1994年、第2354頁参照)ので、このような
方法に従い、顔料を酸性顔料、塩基性顔料または中性顔
料のいずれかに分類することができる。また顔料表面を
プラズマ処理等することにより各種官能基を導入したも
のについても同様に測定することで、分類可能である。
一例を挙げれば、カーボンブラックは酸性顔料、フタロ
シアニンブルーは塩基性顔料、クロムイエローは中性顔
料にそれぞれ分類される。
モニウム(TBAH)など、強度の強い酸性試薬や塩基
性試薬を用いると、顔料の有する塩基量、酸量を弱いも
のを含めて全て測定できる(−顔料−、第38巻、第1
号、1994年、第2354頁参照)ので、このような
方法に従い、顔料を酸性顔料、塩基性顔料または中性顔
料のいずれかに分類することができる。また顔料表面を
プラズマ処理等することにより各種官能基を導入したも
のについても同様に測定することで、分類可能である。
一例を挙げれば、カーボンブラックは酸性顔料、フタロ
シアニンブルーは塩基性顔料、クロムイエローは中性顔
料にそれぞれ分類される。
【0053】本発明においては、このような顔料と混合
分散して複合化させる重合体として、顔料表面の官能基
と反応し得る反応性基(ないしは当該官能基と親和性を
有する基)を有するセグメント(A)と側鎖構造を有す
る結晶性ポリマー鎖であるセグメント(B)とからなる
ブロックないしグラフト型の重合体を用いる。
分散して複合化させる重合体として、顔料表面の官能基
と反応し得る反応性基(ないしは当該官能基と親和性を
有する基)を有するセグメント(A)と側鎖構造を有す
る結晶性ポリマー鎖であるセグメント(B)とからなる
ブロックないしグラフト型の重合体を用いる。
【0054】前記ブロックないしグラフト型の重合体の
セグメント(A)における、反応性基(ないしは親和性
基)として具体的には、例えば、アミノ基、アミド基、
カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール
性水酸基、−P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化
水素基または−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表
す〕、環状酸無水物含有基、アルキルエステル基、二重
結合基、アルコキシシリル基、エポキシ基、チオエポキ
シ基、オキサゾリン基、アジリジン基、およびイソシア
ネート基等が挙げられ、セグメント(A)は、これらの
官能基の少なくとも1種を1個以上有するものとされて
いる。
セグメント(A)における、反応性基(ないしは親和性
基)として具体的には、例えば、アミノ基、アミド基、
カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール
性水酸基、−P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化
水素基または−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表
す〕、環状酸無水物含有基、アルキルエステル基、二重
結合基、アルコキシシリル基、エポキシ基、チオエポキ
シ基、オキサゾリン基、アジリジン基、およびイソシア
ネート基等が挙げられ、セグメント(A)は、これらの
官能基の少なくとも1種を1個以上有するものとされて
いる。
【0055】特に、前記顔料が酸性顔料である場合に
は、前記セグメント(A)の官能基が、アミノ基、アミ
ド基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、
アジリジン基およびイソシアネート基のうちの少なくと
もいずれかを有することが、また前記顔料が塩基性顔料
である場合には、前記セグメント(A)の官能基が、カ
ルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性
水酸基、−P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水
素基または−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕
および環状酸無水物含有基のうちの少なくともいずれか
を有することが、さらに、前記顔料が中性顔料である場
合には、前記セグメント(A)の官能基が、アルキルエ
ステル基および二重結合基のうちの少なくともいずれか
を有することが、それぞれ望ましい。
は、前記セグメント(A)の官能基が、アミノ基、アミ
ド基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、
アジリジン基およびイソシアネート基のうちの少なくと
もいずれかを有することが、また前記顔料が塩基性顔料
である場合には、前記セグメント(A)の官能基が、カ
ルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性
水酸基、−P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水
素基または−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕
および環状酸無水物含有基のうちの少なくともいずれか
を有することが、さらに、前記顔料が中性顔料である場
合には、前記セグメント(A)の官能基が、アルキルエ
ステル基および二重結合基のうちの少なくともいずれか
を有することが、それぞれ望ましい。
【0056】なお、上記した−P(=O)(R1)(OH)
基において、R1は炭化水素基または−OR基(Rは炭
化水素基を表わす)を表わし、R1及びRは好ましくは
炭素数1〜22の脂肪族基(例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、2−クロロエ
チル基、2−メトキシエチル基、3−エトキシプロピル
基、アリル基、クロトニル基、ブテニル基、シクロヘキ
シル基、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロ
ピル基、メチルベンジル基、クロロベンジル基、フロロ
ベンジル基、メトキシベンジル基等)、または置換され
てもよいアリール基(例えば、フェニル基、トリル基、
エチルフェニル基、プロピルフェニル基、クロロフェニ
ル基、フロロフェニル基、ブロモフェニル基、クロロ−
メチル−フェニル基、ジクロロフェニル基、メトキシフ
ェニル基、シアノフェニル基、アセトアミドフェニル
基、アセチルフェニル基、ブトキシフェニル基等)等を
表わす。
基において、R1は炭化水素基または−OR基(Rは炭
化水素基を表わす)を表わし、R1及びRは好ましくは
炭素数1〜22の脂肪族基(例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、2−クロロエ
チル基、2−メトキシエチル基、3−エトキシプロピル
基、アリル基、クロトニル基、ブテニル基、シクロヘキ
シル基、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロ
ピル基、メチルベンジル基、クロロベンジル基、フロロ
ベンジル基、メトキシベンジル基等)、または置換され
てもよいアリール基(例えば、フェニル基、トリル基、
エチルフェニル基、プロピルフェニル基、クロロフェニ
ル基、フロロフェニル基、ブロモフェニル基、クロロ−
メチル−フェニル基、ジクロロフェニル基、メトキシフ
ェニル基、シアノフェニル基、アセトアミドフェニル
基、アセチルフェニル基、ブトキシフェニル基等)等を
表わす。
【0057】またフェノール性水酸基の例としては、ヒ
ドロキシフェノール又はヒドロキシフェニル基を置換基
として含有するメタクリル酸エステルもしくはアミド類
を挙げることができる。
ドロキシフェノール又はヒドロキシフェニル基を置換基
として含有するメタクリル酸エステルもしくはアミド類
を挙げることができる。
【0058】さて、顔料表面に吸着ないし反応を通して
親和性を有するセグメント(A)に対して、本願発明に
おいて大きな意義を示す、側鎖構造を有する結晶性ポリ
マー鎖であるセグメント(B)について説明する。
親和性を有するセグメント(A)に対して、本願発明に
おいて大きな意義を示す、側鎖構造を有する結晶性ポリ
マー鎖であるセグメント(B)について説明する。
【0059】結晶性ポリマーは、通常、主鎖型の結晶性
ポリマー及び側鎖型の結晶性ポリマーに分類され、本発
明においては、ブロックないしグラフト型の重合体のセ
グメント(B)を、側鎖型結晶性ポリマーとする。
ポリマー及び側鎖型の結晶性ポリマーに分類され、本発
明においては、ブロックないしグラフト型の重合体のセ
グメント(B)を、側鎖型結晶性ポリマーとする。
【0060】主鎖型の結晶性ポリマーは、ポリエチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等に代表される、主鎖
自体が並び配向し結晶性(融点を示す等)が発現される
重合体であるのに対し、側鎖型の結晶性ポリマーとは、
不飽和二重結合を有しかつ置換基X(即ち側鎖X)を有
する下記一般式で示される単量体(イ)において、側鎖
Xが結晶性を有することにより、当該単量体(イ)を重
合させることによって結晶性を発現する重合体のことを
指す。
ン、ポリエチレンテレフタレート等に代表される、主鎖
自体が並び配向し結晶性(融点を示す等)が発現される
重合体であるのに対し、側鎖型の結晶性ポリマーとは、
不飽和二重結合を有しかつ置換基X(即ち側鎖X)を有
する下記一般式で示される単量体(イ)において、側鎖
Xが結晶性を有することにより、当該単量体(イ)を重
合させることによって結晶性を発現する重合体のことを
指す。
【0061】
【化3】
【0062】この側鎖型の結晶性ポリマーについて、具
体的な例示を行う。前記単量体(イ)が(メタ)アクリ
ル系モノマーとして、上記一般式(I)で示される単量
体を考える。この場合、一般式(I)で表される化合物
は、一般式(イ)におけるXが、エステル結合を介して
体的な例示を行う。前記単量体(イ)が(メタ)アクリ
ル系モノマーとして、上記一般式(I)で示される単量
体を考える。この場合、一般式(I)で表される化合物
は、一般式(イ)におけるXが、エステル結合を介して
【0063】
【化4】
【0064】なる結晶性部分を含んでいるものである。
また、その他の例としては、一般式(イ)におけるXが
エステル結合を介して
また、その他の例としては、一般式(イ)におけるXが
エステル結合を介して
【0065】
【化5】
【0066】なる結晶性部分を含んでいるものが挙げら
れる。
れる。
【0067】また、この意味においては、Xを結晶部分
とし末端に不飽和二重結合を有するマクロモノマーを用
いても本願発明に係るセグメント(B)を形成可能であ
る。
とし末端に不飽和二重結合を有するマクロモノマーを用
いても本願発明に係るセグメント(B)を形成可能であ
る。
【0068】すなわち、主鎖型の結晶性ポリマーの末端
に二重結合を有するマクロモノマー同士を、例えば、当
該二重結合によって連鎖移動的にさらに重合すれば、こ
の重合によって形成される主鎖に各マクロモノマー残部
が結晶性を有する側鎖として結合した形態の重合鎖を得
ることができるものである。
に二重結合を有するマクロモノマー同士を、例えば、当
該二重結合によって連鎖移動的にさらに重合すれば、こ
の重合によって形成される主鎖に各マクロモノマー残部
が結晶性を有する側鎖として結合した形態の重合鎖を得
ることができるものである。
【0069】図1は、上記したようなセグメント(A)
およびセグメント(B)を有する、本発明に係るブロッ
クないしグラフト型の重合体の構造に関し、概念的な理
解を容易とするために設けた説明図である。なお、図1
において、便宜上、セグメント(A)部分は、丸い波線
で、セグメント(B)部分は三角波線で、それぞれ描い
ている。さらにセグメント(B)における主鎖部と側鎖
部との区別を容易となすため、便宜上、それぞれ太線お
よび細線としている。
およびセグメント(B)を有する、本発明に係るブロッ
クないしグラフト型の重合体の構造に関し、概念的な理
解を容易とするために設けた説明図である。なお、図1
において、便宜上、セグメント(A)部分は、丸い波線
で、セグメント(B)部分は三角波線で、それぞれ描い
ている。さらにセグメント(B)における主鎖部と側鎖
部との区別を容易となすため、便宜上、それぞれ太線お
よび細線としている。
【0070】図1(a)はグラフト型重合体の構造例
を、図1(b)はブロック型重合体の構造例をそれぞれ
示すものであるが、いずれの形態においても、図中、三
角波線でかつ細線で表される部位が、結晶性を呈するも
のとされる。なお、図中においてこのセグメント(B)
の側鎖部は複数存在しているが、必ずしも複数存在する
必要はなく、また複数存在する場合であってもその数
は、図1に示すようなものに何ら限定されるものではな
い。
を、図1(b)はブロック型重合体の構造例をそれぞれ
示すものであるが、いずれの形態においても、図中、三
角波線でかつ細線で表される部位が、結晶性を呈するも
のとされる。なお、図中においてこのセグメント(B)
の側鎖部は複数存在しているが、必ずしも複数存在する
必要はなく、また複数存在する場合であってもその数
は、図1に示すようなものに何ら限定されるものではな
い。
【0071】次に、顔料としてカーボンブラックを用い
た態様について詳述する。
た態様について詳述する。
【0072】カーボンブラックにグラフト化させる重合
体における、カーボンブラックの表面と反応し得る反応
性基としては、カーボンブラック表面に存在する官能基
と反応して当該重合体のカーボンブラックへのグラフト
化に寄与できるものであれば特に限定されるものではな
く各種の反応性基を利用できる。
体における、カーボンブラックの表面と反応し得る反応
性基としては、カーボンブラック表面に存在する官能基
と反応して当該重合体のカーボンブラックへのグラフト
化に寄与できるものであれば特に限定されるものではな
く各種の反応性基を利用できる。
【0073】ここで、グラフト化をより確実かつ安定な
ものとするためには、重合体部分が共有結合を介してカ
ーボンブラックに結合することが望まれ、特にエステル
結合、チオエステル結合、アミド結合、アミノ結合、エ
ーテル結合、チオエーテル結合、カルボニル結合、チオ
カルボニル結合およびスルホニル結合よりなる群から選
ばれる少なくとも1種の結合、さらには、エステル結
合、チオエステル結合およびアミド結合よりなる群から
選ばれる少なくとも1種の結合であることが望まれる。
このような点も考慮すると、反応性基は、エポキシ基、
チオエポキシ基、アジリジン基およびオキサゾリン基よ
りなる群から選ばれる少なくとも1種または2種以上の
ものであることが望ましい。カーボンブラックに対する
反応性基は必ずしもこれらのみに限定されるものではな
いが、これらの反応性基以外の基を有する重合体を用い
る場合、使用できるカーボンブラックの種類に制限が生
ずることがある。重合体が前記反応性基を有するもので
あることが好ましい理由は、使用できるカーボンブラッ
クの種類や状態にかかわらず、温和な条件においてもカ
ーボンブラックと重合体とが非常に高いグラフト化効率
で付加反応することにある。特に、カーボンブラックが
上記したようにカルボキシル基を表面官能基として有す
る場合、カルボキシル基が、エポキシ基、チオエポキシ
基、アジリジン基またはオキサゾリン基と熱反応により
高収率で不可逆的付加反応を行ない、この付加反応によ
り、カーボンブラック部分と重合体部分に上記した共有
結合が形成されるゆえ望ましい。
ものとするためには、重合体部分が共有結合を介してカ
ーボンブラックに結合することが望まれ、特にエステル
結合、チオエステル結合、アミド結合、アミノ結合、エ
ーテル結合、チオエーテル結合、カルボニル結合、チオ
カルボニル結合およびスルホニル結合よりなる群から選
ばれる少なくとも1種の結合、さらには、エステル結
合、チオエステル結合およびアミド結合よりなる群から
選ばれる少なくとも1種の結合であることが望まれる。
このような点も考慮すると、反応性基は、エポキシ基、
チオエポキシ基、アジリジン基およびオキサゾリン基よ
りなる群から選ばれる少なくとも1種または2種以上の
ものであることが望ましい。カーボンブラックに対する
反応性基は必ずしもこれらのみに限定されるものではな
いが、これらの反応性基以外の基を有する重合体を用い
る場合、使用できるカーボンブラックの種類に制限が生
ずることがある。重合体が前記反応性基を有するもので
あることが好ましい理由は、使用できるカーボンブラッ
クの種類や状態にかかわらず、温和な条件においてもカ
ーボンブラックと重合体とが非常に高いグラフト化効率
で付加反応することにある。特に、カーボンブラックが
上記したようにカルボキシル基を表面官能基として有す
る場合、カルボキシル基が、エポキシ基、チオエポキシ
基、アジリジン基またはオキサゾリン基と熱反応により
高収率で不可逆的付加反応を行ない、この付加反応によ
り、カーボンブラック部分と重合体部分に上記した共有
結合が形成されるゆえ望ましい。
【0074】これらの反応性基(ないしは親和性基)の
重合体中への導入方法としては、一般的には、例えば、
WO88/03545(PCT/JP87/0086
7)に開示されるように、例えば、(1)反応性基(な
いしは親和性基)を分子内に有する重合性単量体を必要
により他の重合性単量体とともに重合する方法および
(2)反応性基(ないしは親和性基)を分子内に有する
化合物を、該化合物と反応し得る重合体に反応させて該
反応性基(ないしは親和性基)を該重合体に導入する方
法があるが、本発明においては、重合体がグラフトない
しブロック型構造のものとなされるため、以下に示すよ
うにより特別な合成条件が必要とされる場合がある。
重合体中への導入方法としては、一般的には、例えば、
WO88/03545(PCT/JP87/0086
7)に開示されるように、例えば、(1)反応性基(な
いしは親和性基)を分子内に有する重合性単量体を必要
により他の重合性単量体とともに重合する方法および
(2)反応性基(ないしは親和性基)を分子内に有する
化合物を、該化合物と反応し得る重合体に反応させて該
反応性基(ないしは親和性基)を該重合体に導入する方
法があるが、本発明においては、重合体がグラフトない
しブロック型構造のものとなされるため、以下に示すよ
うにより特別な合成条件が必要とされる場合がある。
【0075】ブロックないしグラフト型重合体として
は、図2(a)において示すA−B型ブロック共重合
体、図2(b)において示すA−B型グラフト共重合体
といった単純な構造のものに限られず、図2(c)にお
いて示すB−A−B型ブロック共重合体、あるいはより
高度な交互ブロック共重合体、図2(d)において示す
複数のBセグメントがAセグメントにグラフトしてなる
櫛形グラフト共重合体、さらには図2(e)において示
す星型状のグラフト共重合体などといった各種のものが
含まれる。なお、図中Xは反応性基を表す。図2(f)
は、これらの各種のブロックないしグラフト型の重合体
がカーボンブラック粒子(CB)表面へ結合した状態を
表すものであるが、要は、カーボンブラック粒子表面に
結合した状態で、少なくとも1つのセグメント(B)が
カーボンブラック粒子表面より外側に向ってある程度の
自由度をもって配向できるものであれば、ブロックない
しグラフト型重合体はいかなる形態を有するものであっ
てもよく、さらに例えば、セグメント(A)に分類され
るものとして複数種のセグメントを有するものであって
も、セグメント(A)とセグメント(B)とは異なる性
質、例えばこれらの中間的な性質を有する、あるいはグ
ラフト鎖を延長する、グラフト鎖の媒体中での「ゆら
ぎ」(運動性)を高めるないし低下させるなどといった
機能を付する別種のセグメント(以下、(C)セグメン
トという。)を、これらセグメント(A)とセグメント
(B)の中間に配したような形のものなどであってもよ
い。ここで(C)セグメントは反応性基を有しないもの
であっても有するものであってもよいが、一般には反応
性基を有しないものとすることが、グラフト効率を高め
る上からは好ましいものと考えられる。さらに場合によ
っては、この(C)セグメントに相互に架橋し得るよう
な反応基等を導入しておくことも可能である。なお、説
明の上から(C)セグメントと称したが、この(C)セ
グメントも大きく分ければ、上記したようなセグメント
(A)かセグメント(B)のいずれかに分類されるもの
である。
は、図2(a)において示すA−B型ブロック共重合
体、図2(b)において示すA−B型グラフト共重合体
といった単純な構造のものに限られず、図2(c)にお
いて示すB−A−B型ブロック共重合体、あるいはより
高度な交互ブロック共重合体、図2(d)において示す
複数のBセグメントがAセグメントにグラフトしてなる
櫛形グラフト共重合体、さらには図2(e)において示
す星型状のグラフト共重合体などといった各種のものが
含まれる。なお、図中Xは反応性基を表す。図2(f)
は、これらの各種のブロックないしグラフト型の重合体
がカーボンブラック粒子(CB)表面へ結合した状態を
表すものであるが、要は、カーボンブラック粒子表面に
結合した状態で、少なくとも1つのセグメント(B)が
カーボンブラック粒子表面より外側に向ってある程度の
自由度をもって配向できるものであれば、ブロックない
しグラフト型重合体はいかなる形態を有するものであっ
てもよく、さらに例えば、セグメント(A)に分類され
るものとして複数種のセグメントを有するものであって
も、セグメント(A)とセグメント(B)とは異なる性
質、例えばこれらの中間的な性質を有する、あるいはグ
ラフト鎖を延長する、グラフト鎖の媒体中での「ゆら
ぎ」(運動性)を高めるないし低下させるなどといった
機能を付する別種のセグメント(以下、(C)セグメン
トという。)を、これらセグメント(A)とセグメント
(B)の中間に配したような形のものなどであってもよ
い。ここで(C)セグメントは反応性基を有しないもの
であっても有するものであってもよいが、一般には反応
性基を有しないものとすることが、グラフト効率を高め
る上からは好ましいものと考えられる。さらに場合によ
っては、この(C)セグメントに相互に架橋し得るよう
な反応基等を導入しておくことも可能である。なお、説
明の上から(C)セグメントと称したが、この(C)セ
グメントも大きく分ければ、上記したようなセグメント
(A)かセグメント(B)のいずれかに分類されるもの
である。
【0076】このブロックないしグラフト型の重合体に
おいて、セグメント(A)中に含まれる反応性基として
は、カーボンブラック表面に存在する官能基と反応して
当該重合体のカーボンブラックへのグラフト化に寄与で
きるものであれば特に限定されるものではなく上記した
ような各種の反応性基を利用できる。
おいて、セグメント(A)中に含まれる反応性基として
は、カーボンブラック表面に存在する官能基と反応して
当該重合体のカーボンブラックへのグラフト化に寄与で
きるものであれば特に限定されるものではなく上記した
ような各種の反応性基を利用できる。
【0077】このような反応性基を有するセグメント
(A)は、そのセグメント鎖構造上で目的媒体に対し親
和性の低いものとすることが望ましい。なお、ここでい
う低い親和性とは、あくまで他方のセグメント(B)と
の対比による相対的なものであるため、目的媒体の種類
のいかんによって、セグメント(A)は各種の構成とす
ることができ、一概には特定できない。しかしながら、
さらに別の観点からすると、前記セグメント(A)は、
カーボンブラックに対し親和性が高いものとすること
が、顔料に対してより良好な配向性を示すものとなるゆ
えに望ましい。この点から、顔料がカーボンブラックで
ある場合、前記セグメント(A)は、その主鎖が炭素−
炭素結合を主とするもの、より好ましくは、例えばベン
ゼン環、ナフタレン環、インデン環などのような芳香環
を主鎖に含むもので、かつ前記したような反応性基を分
子内に有するものとすることが望ましい。
(A)は、そのセグメント鎖構造上で目的媒体に対し親
和性の低いものとすることが望ましい。なお、ここでい
う低い親和性とは、あくまで他方のセグメント(B)と
の対比による相対的なものであるため、目的媒体の種類
のいかんによって、セグメント(A)は各種の構成とす
ることができ、一概には特定できない。しかしながら、
さらに別の観点からすると、前記セグメント(A)は、
カーボンブラックに対し親和性が高いものとすること
が、顔料に対してより良好な配向性を示すものとなるゆ
えに望ましい。この点から、顔料がカーボンブラックで
ある場合、前記セグメント(A)は、その主鎖が炭素−
炭素結合を主とするもの、より好ましくは、例えばベン
ゼン環、ナフタレン環、インデン環などのような芳香環
を主鎖に含むもので、かつ前記したような反応性基を分
子内に有するものとすることが望ましい。
【0078】ただ、セグメント(A)が実質的に高度の
縮合多環構造のみで構成されてしまうとセグメント
(A)の剛直性が極端に高まることとなり、カーボンブ
ラックへのグラフト時にカーボンブラック表面へのセグ
メント(A)の近接が困難な虞れがあるために、適度な
線状構造を有することが望ましい。
縮合多環構造のみで構成されてしまうとセグメント
(A)の剛直性が極端に高まることとなり、カーボンブ
ラックへのグラフト時にカーボンブラック表面へのセグ
メント(A)の近接が困難な虞れがあるために、適度な
線状構造を有することが望ましい。
【0079】上記したように、セグメント(A)の鎖構
造は、目的媒体の種類等に応じて、適宜選択し得るもの
であり、例えば、スチレン系単量体、(メタ)アクリル
系単量体、アルキレン系単量体などの単独もしくは共重
合による各種ビニル系ポリマー、ポリエステル、ポリエ
ーテル等の(上記反応性基を有する)重合鎖とすること
ができるが、このうち、ビニル系ポリマー、特に、芳香
環を有するビニル系単量体成分を50モル%以上、より
好ましくは、60モル%以上含みかつ反応性性基を有す
るビニル系ポリマーであることが望ましい。
造は、目的媒体の種類等に応じて、適宜選択し得るもの
であり、例えば、スチレン系単量体、(メタ)アクリル
系単量体、アルキレン系単量体などの単独もしくは共重
合による各種ビニル系ポリマー、ポリエステル、ポリエ
ーテル等の(上記反応性基を有する)重合鎖とすること
ができるが、このうち、ビニル系ポリマー、特に、芳香
環を有するビニル系単量体成分を50モル%以上、より
好ましくは、60モル%以上含みかつ反応性性基を有す
るビニル系ポリマーであることが望ましい。
【0080】さらに経済性等を考慮すると特に、スチレ
ン系単量体および(メタ)アクリル系単量体を主とする
単独ないし共重合ポリマー、特にスチレン系単量体成分
を50モル%以上、さらには60モル%以上含む(上記
反応性基を有する)重合鎖が望ましい。
ン系単量体および(メタ)アクリル系単量体を主とする
単独ないし共重合ポリマー、特にスチレン系単量体成分
を50モル%以上、さらには60モル%以上含む(上記
反応性基を有する)重合鎖が望ましい。
【0081】一方、セグメント(B)は、側鎖構造を有
する結晶性ポリマー鎖からなるものである。側鎖構造を
有する結晶性ポリマーとしては、特に限定されるもので
はないが、例えば、次の一般式(I)で示される単量体
を主構成単位として含有する、好ましくは100〜50
モル%、より好ましくは100〜60モル%、さらに好
ましくは100〜70モル%含有する、ポリマー鎖が望
ましい。
する結晶性ポリマー鎖からなるものである。側鎖構造を
有する結晶性ポリマーとしては、特に限定されるもので
はないが、例えば、次の一般式(I)で示される単量体
を主構成単位として含有する、好ましくは100〜50
モル%、より好ましくは100〜60モル%、さらに好
ましくは100〜70モル%含有する、ポリマー鎖が望
ましい。
【0082】
【化6】
【0083】上記一般式(I)で示される単量体として
具体的には、例えば、アクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸ステアリル、アクリル酸ヘキサデシル、メタクリル
酸ヘキサデシル、アクリル酸ヘプタデシル、メタクリル
酸ヘプタデシル、アクリル酸ノナデシル、メタクリル酸
ノナデシル、アクリル酸アラキル、メタクリル酸アラキ
ル、アクリル酸ベヘニル、メタクリル酸ベヘニル、アク
リル酸ペンタシル、メタクリル酸ペンタシル、アクリル
酸ヘプタシル、メタクリル酸ヘプタシル、アクリル酸ノ
ナシル、メタクリル酸ノナシル、アクリル酸ドテリアシ
ル、メタクリル酸ドテリアシル等がある。このうち特に
好ましくは、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニ
ル、メタクリル酸ベヘニル、アクリル酸ペンタシル、メ
タクリル酸ペンタシル等である。
具体的には、例えば、アクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸ステアリル、アクリル酸ヘキサデシル、メタクリル
酸ヘキサデシル、アクリル酸ヘプタデシル、メタクリル
酸ヘプタデシル、アクリル酸ノナデシル、メタクリル酸
ノナデシル、アクリル酸アラキル、メタクリル酸アラキ
ル、アクリル酸ベヘニル、メタクリル酸ベヘニル、アク
リル酸ペンタシル、メタクリル酸ペンタシル、アクリル
酸ヘプタシル、メタクリル酸ヘプタシル、アクリル酸ノ
ナシル、メタクリル酸ノナシル、アクリル酸ドテリアシ
ル、メタクリル酸ドテリアシル等がある。このうち特に
好ましくは、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニ
ル、メタクリル酸ベヘニル、アクリル酸ペンタシル、メ
タクリル酸ペンタシル等である。
【0084】また、このような一般式(I)で示される
単量体と共重合可能な単量体としては、例えば、スチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−tert−ブチルスチレン、p−フェニルス
チレン、o−クロルスチレン、m−クロルスチレン、p
−クロルスチレン等のスチレン系モノマー;アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オ
クチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル等の非晶性アクリル酸エステル系または非晶
性メタアクリル酸エステル系モノマー;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル
酸系モノマー;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチ
ルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル
系モノマー;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケト
ン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン系モノマ
ー;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N
−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビ
ニル化合物系モノマー;その他、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、塩化ビニル、酢酸ビニルなどの各種ビニ
ル系モノマーなどが挙げられる。
単量体と共重合可能な単量体としては、例えば、スチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−tert−ブチルスチレン、p−フェニルス
チレン、o−クロルスチレン、m−クロルスチレン、p
−クロルスチレン等のスチレン系モノマー;アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オ
クチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル等の非晶性アクリル酸エステル系または非晶
性メタアクリル酸エステル系モノマー;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル
酸系モノマー;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチ
ルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル
系モノマー;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケト
ン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン系モノマ
ー;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N
−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビ
ニル化合物系モノマー;その他、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、塩化ビニル、酢酸ビニルなどの各種ビニ
ル系モノマーなどが挙げられる。
【0085】このような反応性基を有するセグメント
(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリマー鎖、例え
ば、上記一般式(I)で示される単量体を主構成単位と
して含有するポリマー鎖からなるセグメント(B)とを
有するブロックないしグラフト型の重合体を得る方法と
しては、特に限定されず、公知の種々のブロックないし
グラフト型重合体の重合技術と、反応性ポリマーの製造
技術を適当に組合せることで製造することができる。
(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリマー鎖、例え
ば、上記一般式(I)で示される単量体を主構成単位と
して含有するポリマー鎖からなるセグメント(B)とを
有するブロックないしグラフト型の重合体を得る方法と
しては、特に限定されず、公知の種々のブロックないし
グラフト型重合体の重合技術と、反応性ポリマーの製造
技術を適当に組合せることで製造することができる。
【0086】グラフト型の重合体を得る方法としては、
例えば、グラフト鎖となる高分子量体の存在下に、重合
開始剤及び重合性単量体を溶液重合、乳化重合、塊状重
合又は懸濁重合して主鎖となる重合体を重合する方法す
る方法が知られている。しかしながら、前記高分子量体
がラジカル重合性官能基を持たないものであると、得ら
れるグラフト共重合体には多量のグラフト化されていな
い重合体が含まれており、グラフト効率が低いという欠
点をもっている。それ故、当該高分子量体としてラジカ
ル重合性高分子量体を用いて行なうことが好ましい。こ
のようなラジカル重合性高分子量体は、一般に、「マク
ロモノマー」と称され、片末端にラジカル重合性基、例
えば、(メタ)アクロイル基、スチリル基などを有する
高分子量体であり、例えば、有機溶剤中で片末端カルボ
キシル基を有する重合体とグリシジル基を有するラジカ
ル重合性単量体を反応させることにより得られるもので
ある(例えば、特公昭43−11224号公報には、有
機溶剤中でラジカル重合性単量体をメルカプト酢酸の存
在下で、ラジカル重合させて得られるプレポリマーとグ
リシジルメタクリレートをジメチルラウリルアミン触媒
の存在下で反応させて得る方法が開示されている。)。
例えば、グラフト鎖となる高分子量体の存在下に、重合
開始剤及び重合性単量体を溶液重合、乳化重合、塊状重
合又は懸濁重合して主鎖となる重合体を重合する方法す
る方法が知られている。しかしながら、前記高分子量体
がラジカル重合性官能基を持たないものであると、得ら
れるグラフト共重合体には多量のグラフト化されていな
い重合体が含まれており、グラフト効率が低いという欠
点をもっている。それ故、当該高分子量体としてラジカ
ル重合性高分子量体を用いて行なうことが好ましい。こ
のようなラジカル重合性高分子量体は、一般に、「マク
ロモノマー」と称され、片末端にラジカル重合性基、例
えば、(メタ)アクロイル基、スチリル基などを有する
高分子量体であり、例えば、有機溶剤中で片末端カルボ
キシル基を有する重合体とグリシジル基を有するラジカ
ル重合性単量体を反応させることにより得られるもので
ある(例えば、特公昭43−11224号公報には、有
機溶剤中でラジカル重合性単量体をメルカプト酢酸の存
在下で、ラジカル重合させて得られるプレポリマーとグ
リシジルメタクリレートをジメチルラウリルアミン触媒
の存在下で反応させて得る方法が開示されている。)。
【0087】従って、例えば、本発明に係るグラフト共
重合体を得るには、セグメント(B)を形成する成分と
してのラジカル重合性高分子量体(b)存在下に、前記
したようなカーボンブラックに対する反応性基を分子内
に有する重合性単量体(a)およびその他必要により配
合されるセグメント(A)の骨格を形成する重合性単量
体(c)重合すればよい。なお、セグメント(B)成分
を構成するためラジカル重合性高分子量体(b)として
は、上記した所望のポリマー鎖の片末端に反応性基を有
するものであればよい。
重合体を得るには、セグメント(B)を形成する成分と
してのラジカル重合性高分子量体(b)存在下に、前記
したようなカーボンブラックに対する反応性基を分子内
に有する重合性単量体(a)およびその他必要により配
合されるセグメント(A)の骨格を形成する重合性単量
体(c)重合すればよい。なお、セグメント(B)成分
を構成するためラジカル重合性高分子量体(b)として
は、上記した所望のポリマー鎖の片末端に反応性基を有
するものであればよい。
【0088】カーボンブラックに対する反応性基を分子
内に有する重合性単量体(a)としては、
内に有する重合性単量体(a)としては、
【0089】
【化7】
【0090】
【化8】
【0091】
【化9】
【0092】
【化10】
【0093】
【化11】
【0094】
【化12】
【0095】
【化13】
【0096】
【化14】
【0097】
【化15】
【0098】
【化16】
【0099】
【化17】
【0100】
【化18】
【0101】
【化19】
【0102】(但し、これらの式中のR1 は水素または
メチル基を示し、nは0または1〜20の整数であ
る。)等の式で表されるエポキシ基含有重合性単量体
類;
メチル基を示し、nは0または1〜20の整数であ
る。)等の式で表されるエポキシ基含有重合性単量体
類;
【0103】
【化20】
【0104】
【化21】
【0105】
【化22】
【0106】
【化23】
【0107】
【化24】
【0108】
【化25】
【0109】
【化26】
【0110】
【化27】
【0111】
【化28】
【0112】
【化29】
【0113】
【化30】
【0114】
【化31】
【0115】
【化32】
【0116】(但し、これらの式中のR1 およびnはエ
ポキシ基含有重合性単量体の場合と同様である。)等で
表わされるチオエポキシ基含有重合性単量体類;
ポキシ基含有重合性単量体の場合と同様である。)等で
表わされるチオエポキシ基含有重合性単量体類;
【0117】
【化33】
【0118】
【化34】
【0119】
【化35】
【0120】
【化36】
【0121】
【化37】
【0122】
【化38】
【0123】
【化39】
【0124】
【化40】
【0125】
【化41】
【0126】
【化42】
【0127】
【化43】
【0128】
【化44】
【0129】
【化45】
【0130】
【化46】
【0131】
【化47】
【0132】
【化48】
【0133】
【化49】
【0134】
【化50】
【0135】
【化51】
【0136】
【化52】
【0137】
【化53】
【0138】
【化54】
【0139】
【化55】
【0140】
【化56】
【0141】
【化57】
【0142】
【化58】
【0143】
【化59】
【0144】
【化60】
【0145】
【化61】
【0146】
【化62】
【0147】
【化63】
【0148】
【化64】
【0149】
【化65】
【0150】
【化66】
【0151】
【化67】
【0152】
【化68】
【0153】
【化69】
【0154】
【化70】
【0155】
【化71】
【0156】
【化72】
【0157】
【化73】
【0158】
【化74】
【0159】
【化75】
【0160】
【化76】
【0161】
【化77】
【0162】
【化78】
【0163】
【化79】
【0164】
【化80】
【0165】
【化81】
【0166】
【化82】
【0167】
【化83】
【0168】
【化84】
【0169】
【化85】
【0170】
【化86】
【0171】等で表されるアジリジン基含有重合性単量
体類;2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4
−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル
−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−エチル−2−オ
キサゾリン、2−ビニル−5−エチル−2−オキサゾリ
ン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−4−エチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−5−エチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−4,5−ジメチル−2−オキサゾリンなど
のオキサゾリン基含有重合性単量体類;N−ヒドロキシ
メチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリル
アミド、N−ヒドロキシブチルアクリルアミド、N−ヒ
ドロキシイソブチルアクリルアミド、N−ヒドロキシ−
2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−ヒドロキシシ
クロヘキシルアクリルアミド、N−ヒドロキシメチルメ
タクリルアミド、N−ヒドロキシエチルメタクリルアミ
ド、N−ヒドロキシブチルメタクリルアミド、N−ヒド
ロキシイソブチルメタクリルアミド、N−ヒドロキシ−
2−エチルヘキシルメタクリルアミド、N−ヒドロキシ
シクロヘキシルメタクリルアミドなどのN−ヒドロキシ
アルキルアミド基含有重合性単量体類;を挙げることが
でき、これらの群から選ばれる1種または2種以上を使
用することができる。
体類;2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4
−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル
−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−エチル−2−オ
キサゾリン、2−ビニル−5−エチル−2−オキサゾリ
ン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−4−エチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−5−エチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−4,5−ジメチル−2−オキサゾリンなど
のオキサゾリン基含有重合性単量体類;N−ヒドロキシ
メチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリル
アミド、N−ヒドロキシブチルアクリルアミド、N−ヒ
ドロキシイソブチルアクリルアミド、N−ヒドロキシ−
2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−ヒドロキシシ
クロヘキシルアクリルアミド、N−ヒドロキシメチルメ
タクリルアミド、N−ヒドロキシエチルメタクリルアミ
ド、N−ヒドロキシブチルメタクリルアミド、N−ヒド
ロキシイソブチルメタクリルアミド、N−ヒドロキシ−
2−エチルヘキシルメタクリルアミド、N−ヒドロキシ
シクロヘキシルメタクリルアミドなどのN−ヒドロキシ
アルキルアミド基含有重合性単量体類;を挙げることが
でき、これらの群から選ばれる1種または2種以上を使
用することができる。
【0172】また、セグメント(A)を上記したような
所望の骨格となすために、必要により使用できる重合性
単量体(c)としては、前記単量体(a)ならびに後述
するようなセグメント(B)を形成する成分としての上
記したようなラジカル重合性高分子量体(b)共重合し
得るものであれば特に限定されず、得ようとするセグメ
ント(A)の分子構造に応じて、例えばスチレン、o−
メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p
−tert−ブチルスチレン、p−フェニルスチレン、o−
クロルスチレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチ
レン等のスチレン系モノマー;アクリル酸、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
ドデシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル等のアクリル
酸あるいはメタクリル酸系モノマー;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニ
ルピロリドン等の単量体を1種または2種以上適宜用い
ることができる。
所望の骨格となすために、必要により使用できる重合性
単量体(c)としては、前記単量体(a)ならびに後述
するようなセグメント(B)を形成する成分としての上
記したようなラジカル重合性高分子量体(b)共重合し
得るものであれば特に限定されず、得ようとするセグメ
ント(A)の分子構造に応じて、例えばスチレン、o−
メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p
−tert−ブチルスチレン、p−フェニルスチレン、o−
クロルスチレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチ
レン等のスチレン系モノマー;アクリル酸、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
ドデシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル等のアクリル
酸あるいはメタクリル酸系モノマー;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニ
ルピロリドン等の単量体を1種または2種以上適宜用い
ることができる。
【0173】このような重合体を得る際の重合方法とし
ては、公知の重合方法を用いることができる。例えば、
塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法など
を挙げることができる。中でも、ラジカル触媒を用いて
の溶液重合法が好ましい。
ては、公知の重合方法を用いることができる。例えば、
塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法など
を挙げることができる。中でも、ラジカル触媒を用いて
の溶液重合法が好ましい。
【0174】ラジカル触媒としては、通常、ビニル単量
体の重合に用いられているものであればいずれも使用で
きる。代表的なものとしては、2,2´−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)等のアゾ系化合物;ベンゾリルパー
オキシド、ジ−tert−ブチルパーオキシド、ter
t−ブチルパーオクトエート、tert−ブチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサノエート等の過酸化物系化合物
等が挙げられ、これらは通常単量体100重量部当たり
0.2〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の範
囲内で使用される。また溶剤としては、用いられる単量
体、ラジカル重合性高分子量体の種類に応じて適宜選択
される。
体の重合に用いられているものであればいずれも使用で
きる。代表的なものとしては、2,2´−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)等のアゾ系化合物;ベンゾリルパー
オキシド、ジ−tert−ブチルパーオキシド、ter
t−ブチルパーオクトエート、tert−ブチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサノエート等の過酸化物系化合物
等が挙げられ、これらは通常単量体100重量部当たり
0.2〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の範
囲内で使用される。また溶剤としては、用いられる単量
体、ラジカル重合性高分子量体の種類に応じて適宜選択
される。
【0175】重合終了後、得られた反応性基を有する重
合体の溶液をそのままカーボンブラックとの反応に用い
ることもできるし、また溶液の溶媒を留去して重合体を
取り出して用いることもできる。
合体の溶液をそのままカーボンブラックとの反応に用い
ることもできるし、また溶液の溶媒を留去して重合体を
取り出して用いることもできる。
【0176】本発明で用いることのできるグラフト型重
合体を得る別の方法としては、例えば、カーボンブラッ
クに対する反応性基を有する化合物を、該化合物と反応
し得る基をセグメント(A)に有しかつこのセグメント
(A)にセグメント(B)がグラフトしてなる前駆重合
体に反応させて該反応性基を該前駆重合体中に導入する
方法を挙げることができる。
合体を得る別の方法としては、例えば、カーボンブラッ
クに対する反応性基を有する化合物を、該化合物と反応
し得る基をセグメント(A)に有しかつこのセグメント
(A)にセグメント(B)がグラフトしてなる前駆重合
体に反応させて該反応性基を該前駆重合体中に導入する
方法を挙げることができる。
【0177】上記化合物としては、例えば、カーボンブ
ラックに対する前記の反応性基の1種を分子内に2個以
上有する化合物、カーボンブラックに対する前記の反応
性基の2種以上を分子内に有する化合物、カーボンブラ
ックに対する前記の反応性基の1種以上と前記の反応性
基以外の官能基とを分子内に有する化合物等を挙げるこ
とができる。
ラックに対する前記の反応性基の1種を分子内に2個以
上有する化合物、カーボンブラックに対する前記の反応
性基の2種以上を分子内に有する化合物、カーボンブラ
ックに対する前記の反応性基の1種以上と前記の反応性
基以外の官能基とを分子内に有する化合物等を挙げるこ
とができる。
【0178】ただし、上記の官能基とはエポキシ基、チ
オエポキシ基、アジリジン基およびオキサゾリン基およ
びオキサゾリン基以外のものであって、かつ、前記の前
駆重合体の有する当該反応し得る基と反応し得るもので
ある。前駆重合体の有する反応し得る基としては例えば
イソシアネート基、アミノ基、カルボキシル基、ヒドロ
キシル基、ビニル基等を挙げることができる。
オエポキシ基、アジリジン基およびオキサゾリン基およ
びオキサゾリン基以外のものであって、かつ、前記の前
駆重合体の有する当該反応し得る基と反応し得るもので
ある。前駆重合体の有する反応し得る基としては例えば
イソシアネート基、アミノ基、カルボキシル基、ヒドロ
キシル基、ビニル基等を挙げることができる。
【0179】またブロック型の重合体を得る方法として
は、例えばアニオンリビング重合法、カチオンリビング
重合法、イニファータ法等が知られており、さらに、他
の方法としては、セグメント(A)またはセグメント
(B)(本発明においてはセグメント(A)は反応性基
を導入するためセグメント(B)の方が好ましい。)の
単量体をラジカル重合する際に、チオールカルボン酸、
あるいは2−アセチルチオエチルチオール、10−アセ
チルチオデカンチオール等の分子内にチオエステルとチ
オール基とを含有する化合物を共存させて重合して得ら
れた重合体を水酸化ナトリウムやアンモニア等のアルカ
リで処理して、片末端にチオール基を有する重合体と
し、得られた片末端にチオール基を有する重合体の存在
下でもう一方のセグメントの単量体成分をラジカル重合
する方法が知られている。
は、例えばアニオンリビング重合法、カチオンリビング
重合法、イニファータ法等が知られており、さらに、他
の方法としては、セグメント(A)またはセグメント
(B)(本発明においてはセグメント(A)は反応性基
を導入するためセグメント(B)の方が好ましい。)の
単量体をラジカル重合する際に、チオールカルボン酸、
あるいは2−アセチルチオエチルチオール、10−アセ
チルチオデカンチオール等の分子内にチオエステルとチ
オール基とを含有する化合物を共存させて重合して得ら
れた重合体を水酸化ナトリウムやアンモニア等のアルカ
リで処理して、片末端にチオール基を有する重合体と
し、得られた片末端にチオール基を有する重合体の存在
下でもう一方のセグメントの単量体成分をラジカル重合
する方法が知られている。
【0180】従って、本発明に係るブロック共重合体を
得るには、上記したような公知の方法を適宜変更し、前
記グラフト共重合体を得る場合と同様に、セグメント
(A)の重合性単量体として少なくともその一部に前記
したような反応性基を有する重合性単量体(a)を用い
て、ブロック共重合体の重合の際にセグメント(A)に
反応性基を導入するか、あるいはブロック共重合体の重
合後に、このような反応性基をセグメント(A)に導入
すればよい。
得るには、上記したような公知の方法を適宜変更し、前
記グラフト共重合体を得る場合と同様に、セグメント
(A)の重合性単量体として少なくともその一部に前記
したような反応性基を有する重合性単量体(a)を用い
て、ブロック共重合体の重合の際にセグメント(A)に
反応性基を導入するか、あるいはブロック共重合体の重
合後に、このような反応性基をセグメント(A)に導入
すればよい。
【0181】この理解のために、ほんの一例を述べる
と、アニオンリビング法による合成方法として、4−ビ
ニルベンジルリチウムを用い、テトラヒドロフラン中窒
素気流中にスチレンを加え、重合した後、低温下でアク
リル酸ステアリルを重合させることによりA−Bブロッ
ク(スチレン−アクリル酸ステアリル)共重合体を得、
その後セグメント(A)の開始末端のビニル基を3−ク
ロロ過安息香酸を使ってエポキサイド基に変換すること
によってセグメント(A)にカーボンブラックと反応性
を有する反応性基を導入することができる。あるいは、
4−ビニルベンジルリチウムを用い、テトラヒドロフラ
ン中窒素気流中にスチレンを加え、重合して、セグメン
ト(A)部分を得た後、反応系にグリシジルメタクリレ
ートを添加してセグメント(A)に反応性基を有するセ
グメントを結合させ、さらにその後、低温下でアクリル
酸ステアリルを重合させることによりといった手法を採
ることもできる。
と、アニオンリビング法による合成方法として、4−ビ
ニルベンジルリチウムを用い、テトラヒドロフラン中窒
素気流中にスチレンを加え、重合した後、低温下でアク
リル酸ステアリルを重合させることによりA−Bブロッ
ク(スチレン−アクリル酸ステアリル)共重合体を得、
その後セグメント(A)の開始末端のビニル基を3−ク
ロロ過安息香酸を使ってエポキサイド基に変換すること
によってセグメント(A)にカーボンブラックと反応性
を有する反応性基を導入することができる。あるいは、
4−ビニルベンジルリチウムを用い、テトラヒドロフラ
ン中窒素気流中にスチレンを加え、重合して、セグメン
ト(A)部分を得た後、反応系にグリシジルメタクリレ
ートを添加してセグメント(A)に反応性基を有するセ
グメントを結合させ、さらにその後、低温下でアクリル
酸ステアリルを重合させることによりといった手法を採
ることもできる。
【0182】このようにして得られるグラフトないしは
ブロック型重合体の分子量については特に制限されない
が、カーボンブラックに対するグラフト化の効果や、カ
ーボンブラックとの反応時の作業性を考慮すると上記分
子量は平均分子量1000〜1000000の範囲とす
ることが好ましく、より好ましくは5000〜1000
00の範囲である。
ブロック型重合体の分子量については特に制限されない
が、カーボンブラックに対するグラフト化の効果や、カ
ーボンブラックとの反応時の作業性を考慮すると上記分
子量は平均分子量1000〜1000000の範囲とす
ることが好ましく、より好ましくは5000〜1000
00の範囲である。
【0183】また、グラフトないしはブロック型重合体
におけるセグメント(A)およびセグメント(B)の分
子量としても特に制限されるものではないが、カーボン
ブラックに対するグラフト効率の面からするとセグメン
ト(A)は平均分子量300〜100000の範囲、よ
り好ましくは5000〜50000の範囲とすることが
好ましく、またカーボンブラックに付与しようとする分
散性改質効果の面からするとセグメント(B)は平均分
子量1000〜100000の範囲、より好ましくは2
000〜50000の範囲とすることが好ましい。さら
に液体現像剤、インクジェット用インキ等の記録媒体液
中へ本発明に係るカーボンブラックグラフトポリマーを
配合しようとする場合は、セグメント(B)の重量平均
分子量としては、2000〜300000、より好まし
くは5000〜100000、さらに好ましくは600
0〜50000程度のものとされる。すなわち、重量平
均分子量が2000未満であると、カーボンブラックグ
ラフトポリマーの溶剤中における良好な分散性が得られ
ない虞れがあるのみならず、セグメント(B)を構成す
るポリマーの溶融粘度が低くすぎることに起因する、定
着安定性の劣化、立体効果が軽減することによる分散安
定性の低下等の虞れがあり、一方、重量平均分子量が3
00000を越えるものであると、末端二重結合の濃度
が小さすぎ適切なセグメント(A)の合成が困難等の虞
れが大きいためである。
におけるセグメント(A)およびセグメント(B)の分
子量としても特に制限されるものではないが、カーボン
ブラックに対するグラフト効率の面からするとセグメン
ト(A)は平均分子量300〜100000の範囲、よ
り好ましくは5000〜50000の範囲とすることが
好ましく、またカーボンブラックに付与しようとする分
散性改質効果の面からするとセグメント(B)は平均分
子量1000〜100000の範囲、より好ましくは2
000〜50000の範囲とすることが好ましい。さら
に液体現像剤、インクジェット用インキ等の記録媒体液
中へ本発明に係るカーボンブラックグラフトポリマーを
配合しようとする場合は、セグメント(B)の重量平均
分子量としては、2000〜300000、より好まし
くは5000〜100000、さらに好ましくは600
0〜50000程度のものとされる。すなわち、重量平
均分子量が2000未満であると、カーボンブラックグ
ラフトポリマーの溶剤中における良好な分散性が得られ
ない虞れがあるのみならず、セグメント(B)を構成す
るポリマーの溶融粘度が低くすぎることに起因する、定
着安定性の劣化、立体効果が軽減することによる分散安
定性の低下等の虞れがあり、一方、重量平均分子量が3
00000を越えるものであると、末端二重結合の濃度
が小さすぎ適切なセグメント(A)の合成が困難等の虞
れが大きいためである。
【0184】さらに、グラフトないしはブロック型重合
体のセグメント(A)が有する反応性基の数としても特
に限定されるものではないが、重合体1分子当り平均し
て50〜1、より好ましくは20〜1程度有することが
望まれる。
体のセグメント(A)が有する反応性基の数としても特
に限定されるものではないが、重合体1分子当り平均し
て50〜1、より好ましくは20〜1程度有することが
望まれる。
【0185】次に、本発明に係るカーボンブラックグラ
フトポリマーの製造方法について説明する。グラフトな
いしブロック型の重合体のカーボンブラックへのグラフ
ト化は、カーボンブラックと、上記したようなグラフト
ないしはブロック型重合体を加熱混合することにより行
うことができるが、良好なグラフト効率を得るために
は、反応性基を有するセグメント(A)を、他方のセグ
メント(B)より目的媒体に対し親和性の低いものとし
て分子設計しておき、得られるカーボンブラックグラフ
トポリマーを分散性させようとする前記目的媒体若しく
はこれに近い性状を有する媒体からなる分散媒液の存在
下で加熱混合することが望ましい。すなわち、この分散
媒液は、当該重合体のセグメント(B)に対し高い親和
性ないし相溶性を有しセグメント(A)に対しては親和
性ないし相溶性の低いものである。
フトポリマーの製造方法について説明する。グラフトな
いしブロック型の重合体のカーボンブラックへのグラフ
ト化は、カーボンブラックと、上記したようなグラフト
ないしはブロック型重合体を加熱混合することにより行
うことができるが、良好なグラフト効率を得るために
は、反応性基を有するセグメント(A)を、他方のセグ
メント(B)より目的媒体に対し親和性の低いものとし
て分子設計しておき、得られるカーボンブラックグラフ
トポリマーを分散性させようとする前記目的媒体若しく
はこれに近い性状を有する媒体からなる分散媒液の存在
下で加熱混合することが望ましい。すなわち、この分散
媒液は、当該重合体のセグメント(B)に対し高い親和
性ないし相溶性を有しセグメント(A)に対しては親和
性ないし相溶性の低いものである。
【0186】使用される分散媒液としては、具体的に
は、上記したようにセグメント(B)が疎水性の長鎖
(メタ)アクリル系構造を有するものであるため、疎水
性溶剤、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタ
ン、シクロペンタン、デカン、デセン、デカリン、ケロ
シン、流動パラフィン、ベンゼン、トルエン、キシロー
ル、ジフェニルメタン、ジメチルベンゼン、エチルベン
ゼン、ジエチルベンゼン、プロピルベンゼン、メチルナ
フタレン、部分水添されたトリフェニル等の脂肪族ない
し芳香族炭化水素系溶剤;タービン油(例えば、フィッ
コールタービン(富士興産)、タフニータービン油P
(出光)、タービンオイル(日石)、タービン油(昭和
シェル)、コスモタービン(コスモ石油)、タービン
(JOMO)、三菱タービン油(三菱石油)、スタノー
ル(エッソ))等の石油系炭化水素溶剤;メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の飽和脂肪酸エステル、
オレイン酸ブチル、ひまし油エステルなどの高級脂肪酸
エステル類;フタル酸ジ−n−オクチル等のフタル酸エ
ステル;アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル等のアジピ
ン酸エステル;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどのケトン類;ピロリドン、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの
非プロトン性極性溶剤、などあるいはこれらの混合物な
どが例示できるが、このうち、好ましくは、アイソバー
G,H,L(エクソン社製)等のイソパラフィン系脂肪
族系飽和炭化水素、オレイン酸ブチル、ひまし油エステ
ル等の脂肪酸エステル、フタル酸ジ−n−オクチル等の
フタル酸エステル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル
等のアジピン酸エステル、タービン油等の石油系炭化水
素などである。
は、上記したようにセグメント(B)が疎水性の長鎖
(メタ)アクリル系構造を有するものであるため、疎水
性溶剤、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタ
ン、シクロペンタン、デカン、デセン、デカリン、ケロ
シン、流動パラフィン、ベンゼン、トルエン、キシロー
ル、ジフェニルメタン、ジメチルベンゼン、エチルベン
ゼン、ジエチルベンゼン、プロピルベンゼン、メチルナ
フタレン、部分水添されたトリフェニル等の脂肪族ない
し芳香族炭化水素系溶剤;タービン油(例えば、フィッ
コールタービン(富士興産)、タフニータービン油P
(出光)、タービンオイル(日石)、タービン油(昭和
シェル)、コスモタービン(コスモ石油)、タービン
(JOMO)、三菱タービン油(三菱石油)、スタノー
ル(エッソ))等の石油系炭化水素溶剤;メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の飽和脂肪酸エステル、
オレイン酸ブチル、ひまし油エステルなどの高級脂肪酸
エステル類;フタル酸ジ−n−オクチル等のフタル酸エ
ステル;アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル等のアジピ
ン酸エステル;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどのケトン類;ピロリドン、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの
非プロトン性極性溶剤、などあるいはこれらの混合物な
どが例示できるが、このうち、好ましくは、アイソバー
G,H,L(エクソン社製)等のイソパラフィン系脂肪
族系飽和炭化水素、オレイン酸ブチル、ひまし油エステ
ル等の脂肪酸エステル、フタル酸ジ−n−オクチル等の
フタル酸エステル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル
等のアジピン酸エステル、タービン油等の石油系炭化水
素などである。
【0187】このような分散媒液存在下によるカーボン
ブラックと前記重合体のグラフト化においては、さらに
該重合体に該当しないポリマー、重合性単量体等の他の
物質を存在させることもできる。
ブラックと前記重合体のグラフト化においては、さらに
該重合体に該当しないポリマー、重合性単量体等の他の
物質を存在させることもできる。
【0188】このグラフト化は、例えば、40〜300
℃、好ましくは70〜250℃の温度下に、0.5〜1
0時間、好ましくは2〜5時間攪拌混合することにより
行なわれる。反応温度が40℃未満の場合にはグラフト
化が進行しないことがあり好ましくない。300℃を越
える場合は重合体成分が変質することがあり、好ましく
ない。
℃、好ましくは70〜250℃の温度下に、0.5〜1
0時間、好ましくは2〜5時間攪拌混合することにより
行なわれる。反応温度が40℃未満の場合にはグラフト
化が進行しないことがあり好ましくない。300℃を越
える場合は重合体成分が変質することがあり、好ましく
ない。
【0189】反応の手順としては、カーボンブラックお
よび重合体と、前記分散媒体を反応装置に仕込み、加熱
下に混合すればよい。
よび重合体と、前記分散媒体を反応装置に仕込み、加熱
下に混合すればよい。
【0190】このようなグラフト化におけるカーボンブ
ラックと前記重合体との配合割合は、使用される前記重
合体の種類、得ようとする製品の用途等に応じて左右さ
れるものであるため、一概には規定できないが、カーボ
ンブラック100重量部に対し、前記重合体1〜100
0重量部、より好ましくは2〜500重量部程度とする
ことが望ましい。すなわち、重合体が1重量部未満であ
ると、カーボンブラックの表面性状を十分に改質するこ
とが困難となる虞れがあり、一方1000重量部を越え
ると、カーボンブラックに結合する重合体の量が多くな
り、経済的でないのみならず、本来的に要求されるカー
ボンブラックの特性を損なう虞れがあるためある。
ラックと前記重合体との配合割合は、使用される前記重
合体の種類、得ようとする製品の用途等に応じて左右さ
れるものであるため、一概には規定できないが、カーボ
ンブラック100重量部に対し、前記重合体1〜100
0重量部、より好ましくは2〜500重量部程度とする
ことが望ましい。すなわち、重合体が1重量部未満であ
ると、カーボンブラックの表面性状を十分に改質するこ
とが困難となる虞れがあり、一方1000重量部を越え
ると、カーボンブラックに結合する重合体の量が多くな
り、経済的でないのみならず、本来的に要求されるカー
ボンブラックの特性を損なう虞れがあるためある。
【0191】このようにして得られたカーボンブラック
グラフトポリマーは、グラフト化時において使用された
分散媒液中に分散されたままの状態で、あるいはさらに
分散媒液からの分離工程を経て単離された状態で、例え
ば、記録媒体液等の各種製品の調製に用いることができ
るが、このような最終製品において用いられる溶剤と同
種のものを、前記グラフト化時に使用する分散媒液とし
て使用すれば、分離工程を経ることなくそのまま用いる
ことができるゆえに好ましい。
グラフトポリマーは、グラフト化時において使用された
分散媒液中に分散されたままの状態で、あるいはさらに
分散媒液からの分離工程を経て単離された状態で、例え
ば、記録媒体液等の各種製品の調製に用いることができ
るが、このような最終製品において用いられる溶剤と同
種のものを、前記グラフト化時に使用する分散媒液とし
て使用すれば、分離工程を経ることなくそのまま用いる
ことができるゆえに好ましい。
【0192】以上本発明に係る加工顔料に関し、その一
実施態様として、顔料としてカーボンブラックを使用
し、ブロックないしグラフト重合鎖をグラフト化してな
るカーボンブラックグラフトポリマーの場合を例にと
り、説明を行ってきたが、顔料としてカーボンブラック
以外の種のものを用いる態様においても、カーボンブラ
ックグラフトポリマーについて上記に説明した内容とほ
ぼ同様の操作にて本発明に係る加工顔料を得ることがで
きる。
実施態様として、顔料としてカーボンブラックを使用
し、ブロックないしグラフト重合鎖をグラフト化してな
るカーボンブラックグラフトポリマーの場合を例にと
り、説明を行ってきたが、顔料としてカーボンブラック
以外の種のものを用いる態様においても、カーボンブラ
ックグラフトポリマーについて上記に説明した内容とほ
ぼ同様の操作にて本発明に係る加工顔料を得ることがで
きる。
【0193】すなわち、前記原料となる顔料表面の官能
基と親和性を有するないしは反応性を有する官能基を有
するセグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリ
マー鎖、例えば、上記一般式(I)で示される単量体を
主構成単位として含有するポリマー鎖からなるセグメン
ト(B)とを有するブロックないしグラフト型の重合体
を得、これを、所定の顔料と混合分散して複合化させれ
ばよく、当該ブロックないしグラフト型の重合体を調製
するにおいて、セグメント(A)の有する官能基を、顔
料種に応じて適宜選択変更する以外は、当該重合体の合
成条件、重合度、また顔料との配合割合等は前記したも
のとほぼ同様であるので、説明を省略する。
基と親和性を有するないしは反応性を有する官能基を有
するセグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポリ
マー鎖、例えば、上記一般式(I)で示される単量体を
主構成単位として含有するポリマー鎖からなるセグメン
ト(B)とを有するブロックないしグラフト型の重合体
を得、これを、所定の顔料と混合分散して複合化させれ
ばよく、当該ブロックないしグラフト型の重合体を調製
するにおいて、セグメント(A)の有する官能基を、顔
料種に応じて適宜選択変更する以外は、当該重合体の合
成条件、重合度、また顔料との配合割合等は前記したも
のとほぼ同様であるので、説明を省略する。
【0194】セグメント(A)の有する官能基として
は、前記したように、例えば、顔料がカーボンブラック
と同様に酸性顔料である場合には、例えば、アミノ基、
アミド基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン
基、アジリジン基、またはイソシアネート基などの官能
基が、また、顔料が塩基性顔料である場合には、カルボ
キシル基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸
基、−P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基
または−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕、ま
たは環状酸無水物含有基などの官能基が、さらに顔料が
中性顔料である場合には、アルキルエステル基または二
重結合基などの官能基が、それぞれ、好ましい。
は、前記したように、例えば、顔料がカーボンブラック
と同様に酸性顔料である場合には、例えば、アミノ基、
アミド基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン
基、アジリジン基、またはイソシアネート基などの官能
基が、また、顔料が塩基性顔料である場合には、カルボ
キシル基、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸
基、−P(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基
または−OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕、ま
たは環状酸無水物含有基などの官能基が、さらに顔料が
中性顔料である場合には、アルキルエステル基または二
重結合基などの官能基が、それぞれ、好ましい。
【0195】酸性顔料に対する官能基をセグメント
(A)に有するグラフトないしブロック重合体について
は、上記カーボンブラックグラフトポリマーの説明のと
ころで詳述した通りである。
(A)に有するグラフトないしブロック重合体について
は、上記カーボンブラックグラフトポリマーの説明のと
ころで詳述した通りである。
【0196】塩基性顔料に対する酸性官能基をセグメン
ト(A)に有するグラフトないしブロック重合体を得る
においては、例えば、アクリル酸、αおよび/またはβ
置換アクリル酸(例えばα−アセトキシ体、α−アセト
キシメチル体、α−(2−アミノ)メチル体、α−クロ
ロ体、α−ブロモ体、α−フルオロ体、α−トリブチル
シリル体、α−シアノ体、β−クロロ体、β−ブロモ
体、α−クロロ−β−メトキシ体、α,β−ジクロロ体
等)、メタクリル酸、イタコン酸、イタコン酸半エステ
ル類、イタコン酸半アミド類、クロトン酸、2−アルケ
ニルカルボン酸類(例えば、2−ペンテン酸、2−メチ
ル−2−ヘキセン酸、2−オクテン酸、4−メチル−2
−ヘキセン酸、4−エチル−2−オクテン酸等)、マレ
イン酸、マレイン酸半エステル類、マレイン酸半アミド
類、ビニルベンゼンカルボン酸、ビニルベンゼンスルホ
ン酸、ビニルスルホン酸、ビニルホスホン酸、ジカルボ
ン酸類のビニル基又はアリル基の半エステル誘導体、お
よびこれらのカルボン酸またはスルホン酸のエステル誘
導体、アミド誘導体の置換基に前記の酸性官能基を含有
する化合物などの重合性単量体を、セグメント(B)を
形成する成分としての上記したようなラジカル重合性高
分子量体(b)と組み合わせて用いることができる。な
お、グラフトないしブロック重合に際し、必要に応じ
て、前記酸性官能基含有重合性単量体におけるカルボキ
シル基などの酸性官能基を、いわゆる保護基によって保
護された状態として重合した後、得られた重合体を脱保
護基処理して酸性官能基を出現させる方法により、より
確実に酸性官能基をセグメント(A)に出現させること
も考えられる。カルボキシル基等の酸性官能基に対する
保護基としては、例えば、カルボキシル基に対するテト
ラヒドロピラニル基などが例示できるが、もちろんこれ
に限定されるものではなく、公知の各種のものを用いる
ことが可能である。
ト(A)に有するグラフトないしブロック重合体を得る
においては、例えば、アクリル酸、αおよび/またはβ
置換アクリル酸(例えばα−アセトキシ体、α−アセト
キシメチル体、α−(2−アミノ)メチル体、α−クロ
ロ体、α−ブロモ体、α−フルオロ体、α−トリブチル
シリル体、α−シアノ体、β−クロロ体、β−ブロモ
体、α−クロロ−β−メトキシ体、α,β−ジクロロ体
等)、メタクリル酸、イタコン酸、イタコン酸半エステ
ル類、イタコン酸半アミド類、クロトン酸、2−アルケ
ニルカルボン酸類(例えば、2−ペンテン酸、2−メチ
ル−2−ヘキセン酸、2−オクテン酸、4−メチル−2
−ヘキセン酸、4−エチル−2−オクテン酸等)、マレ
イン酸、マレイン酸半エステル類、マレイン酸半アミド
類、ビニルベンゼンカルボン酸、ビニルベンゼンスルホ
ン酸、ビニルスルホン酸、ビニルホスホン酸、ジカルボ
ン酸類のビニル基又はアリル基の半エステル誘導体、お
よびこれらのカルボン酸またはスルホン酸のエステル誘
導体、アミド誘導体の置換基に前記の酸性官能基を含有
する化合物などの重合性単量体を、セグメント(B)を
形成する成分としての上記したようなラジカル重合性高
分子量体(b)と組み合わせて用いることができる。な
お、グラフトないしブロック重合に際し、必要に応じ
て、前記酸性官能基含有重合性単量体におけるカルボキ
シル基などの酸性官能基を、いわゆる保護基によって保
護された状態として重合した後、得られた重合体を脱保
護基処理して酸性官能基を出現させる方法により、より
確実に酸性官能基をセグメント(A)に出現させること
も考えられる。カルボキシル基等の酸性官能基に対する
保護基としては、例えば、カルボキシル基に対するテト
ラヒドロピラニル基などが例示できるが、もちろんこれ
に限定されるものではなく、公知の各種のものを用いる
ことが可能である。
【0197】また、セグメント(A)を構成する上記し
たような酸性官能基含有重合性単量体に代えて、水酸基
含有重合性単量体を用いてグラフト重合を行い、得られ
たグラフト重合体のセグメント(A)に存在する水酸基
を、酸無水物で処理し、重合体鎖中の前記水酸基と酸無
水物とのハーフエステル化反応により、重合体鎖中にカ
ルボキシル基を導入することによっても、所望のグラフ
トないしブロック共重合体を得ることもできる。酸無水
物としては無水フタル酸、無水コハク酸、無水マレイン
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、3,6−エン
ドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメ
チレンテトラヒドロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フ
タル酸、トリメリット酸等の二塩基酸無水物、脂肪族あ
るいは芳香族四カルボン酸二無水物等の四塩基酸二無水
物等が挙げられこれらの1種または2種以上を使用する
ことができる。酸無水物の使用量は、カーボンブラック
にグラフト化させた重合体中の水酸基1化学当量あた
り、0.1〜1.1化学当量が適しており、反応条件は
希釈剤の存在下あるいは非存在下でハイドロキノンや酸
素等の重合禁止剤の存在下あるいは非存在下で50〜1
30℃で反応させることができる。この水酸基と酸無水
物のハーフエステル化反応に際し、一般的な文献、例え
ば新実験化学講座14,「有機化合物の合成と反応(I
I)」、丸善株式会社発行、昭和52年12月20日発
行、第1014頁に記載されている様な触媒を用いるこ
とができる。触媒としては酸触媒、塩基性触媒、金属無
機塩等が挙げられる。
たような酸性官能基含有重合性単量体に代えて、水酸基
含有重合性単量体を用いてグラフト重合を行い、得られ
たグラフト重合体のセグメント(A)に存在する水酸基
を、酸無水物で処理し、重合体鎖中の前記水酸基と酸無
水物とのハーフエステル化反応により、重合体鎖中にカ
ルボキシル基を導入することによっても、所望のグラフ
トないしブロック共重合体を得ることもできる。酸無水
物としては無水フタル酸、無水コハク酸、無水マレイン
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、3,6−エン
ドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメ
チレンテトラヒドロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フ
タル酸、トリメリット酸等の二塩基酸無水物、脂肪族あ
るいは芳香族四カルボン酸二無水物等の四塩基酸二無水
物等が挙げられこれらの1種または2種以上を使用する
ことができる。酸無水物の使用量は、カーボンブラック
にグラフト化させた重合体中の水酸基1化学当量あた
り、0.1〜1.1化学当量が適しており、反応条件は
希釈剤の存在下あるいは非存在下でハイドロキノンや酸
素等の重合禁止剤の存在下あるいは非存在下で50〜1
30℃で反応させることができる。この水酸基と酸無水
物のハーフエステル化反応に際し、一般的な文献、例え
ば新実験化学講座14,「有機化合物の合成と反応(I
I)」、丸善株式会社発行、昭和52年12月20日発
行、第1014頁に記載されている様な触媒を用いるこ
とができる。触媒としては酸触媒、塩基性触媒、金属無
機塩等が挙げられる。
【0198】また、中性顔料に対する官能基としての二
重結合基をセグメント(A)に有するグラフトないしブ
ロック重合体を得るにおいては、当該重合体の重合反応
時において二重結合基が存在していても、重合反応で消
費されてしまう虞れが大きいため、例えば、まずセグメ
ント(B)を形成する成分として前述したようなラジカ
ル重合性高分子量体(b)存在下に、セグメント(A)
の骨格を形成する重合性単量体を重合し、セグメント
(A)の主骨格部分とセグメント(B)とからなる前駆
体としてのグラフト型重合体を得、その後、さらにセグ
メント(A)の主骨格部分に設けられた活性点に対する
反応性基と二重結合を分子内に有する化合物を、当該前
駆体と反応させ、セグメント(A )に二重結合を有す
る側鎖ないし延長鎖を導入するといった方法により、所
望の構造とすることができる。
重結合基をセグメント(A)に有するグラフトないしブ
ロック重合体を得るにおいては、当該重合体の重合反応
時において二重結合基が存在していても、重合反応で消
費されてしまう虞れが大きいため、例えば、まずセグメ
ント(B)を形成する成分として前述したようなラジカ
ル重合性高分子量体(b)存在下に、セグメント(A)
の骨格を形成する重合性単量体を重合し、セグメント
(A)の主骨格部分とセグメント(B)とからなる前駆
体としてのグラフト型重合体を得、その後、さらにセグ
メント(A)の主骨格部分に設けられた活性点に対する
反応性基と二重結合を分子内に有する化合物を、当該前
駆体と反応させ、セグメント(A )に二重結合を有す
る側鎖ないし延長鎖を導入するといった方法により、所
望の構造とすることができる。
【0199】なお、前駆体におけるセグメント(A)の
主骨格は、後に不飽和二重結合を有する側鎖ないし延長
鎖を導入するための活性点(官能基)を有するように分
子設計される必要がある。
主骨格は、後に不飽和二重結合を有する側鎖ないし延長
鎖を導入するための活性点(官能基)を有するように分
子設計される必要がある。
【0200】ここにおいて活性点(官能基)としては、
特に限定されるものではなく、各種のものを用いること
ができる。より具体的には、例えば、アルコール性ない
しフェノール性の水酸基、カルボキシル基、アミノ基、
イミノ基、チオール基、シラノール基、イソシアネート
基等を挙げることができるが、このうち特に好ましくは
アルコール性ないしフェノール性の水酸基である。
特に限定されるものではなく、各種のものを用いること
ができる。より具体的には、例えば、アルコール性ない
しフェノール性の水酸基、カルボキシル基、アミノ基、
イミノ基、チオール基、シラノール基、イソシアネート
基等を挙げることができるが、このうち特に好ましくは
アルコール性ないしフェノール性の水酸基である。
【0201】一方、このような前駆体におけるセグメン
ト(A)の有する活性点(官能基)に対する反応性基と
不飽和二重結合を分子内に有する化合物としては、特に
限定されるものではないが、片末端に不飽和二重結合を
有し、他方の末端にセグメント(A)における活性点
(官能基)と反応性を有する反応性基を有する、両末端
の反応性が異なる化合物(ヘテロファンクショナルな化
合物)が好ましい。
ト(A)の有する活性点(官能基)に対する反応性基と
不飽和二重結合を分子内に有する化合物としては、特に
限定されるものではないが、片末端に不飽和二重結合を
有し、他方の末端にセグメント(A)における活性点
(官能基)と反応性を有する反応性基を有する、両末端
の反応性が異なる化合物(ヘテロファンクショナルな化
合物)が好ましい。
【0202】この化合物の有する反応性基としては、セ
グメント(A)における活性点(官能基)と反応性を有
するものである限り、特に限定されるものではないが、
イソシアネート基であることが望ましい。反応性基とし
てイソシアネート基を有する化合物を使用すれば、前記
したセグメント(A)の官能基として、アルコール性な
いしフェノール性の水酸基、アミノ基、イミノ基、チオ
ール基、シラノール基などを用いることができ、かつ、
適当な条件を選択することにより、容易にセグメント
(A)の官能基にイソシアネート基を反応させて結合さ
せ、セグメント(A)に当該化合物の有する不飽和二重
結合を導入することができるためである。特にセグメン
ト(A)の官能基がアルコール性ないしフェノール性の
水酸基であると、このイソシアネート基との間で良好な
求核反応が生起し、ウレタン結合を形成することができ
るために好ましい。
グメント(A)における活性点(官能基)と反応性を有
するものである限り、特に限定されるものではないが、
イソシアネート基であることが望ましい。反応性基とし
てイソシアネート基を有する化合物を使用すれば、前記
したセグメント(A)の官能基として、アルコール性な
いしフェノール性の水酸基、アミノ基、イミノ基、チオ
ール基、シラノール基などを用いることができ、かつ、
適当な条件を選択することにより、容易にセグメント
(A)の官能基にイソシアネート基を反応させて結合さ
せ、セグメント(A)に当該化合物の有する不飽和二重
結合を導入することができるためである。特にセグメン
ト(A)の官能基がアルコール性ないしフェノール性の
水酸基であると、このイソシアネート基との間で良好な
求核反応が生起し、ウレタン結合を形成することができ
るために好ましい。
【0203】反応基としてイソシアネート基を片末端に
有し、他方の末端に不飽和二重結合を有する、イソシア
ネート基含有不飽和化合物としては、(メタ)アクリロ
イルイソシアネート、イソシアネートアルキル(メタ)
アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トなどの水酸基含有(メタ)アクリレートとポリイソシ
アネート化合物との部分反応物、(メタ)アクリル残基
を有するポリオールとポリイソシアネート化合物とを反
応させて得られるイソシアネート基末端ウレタンプレポ
リマーなどといったものが例示できる。
有し、他方の末端に不飽和二重結合を有する、イソシア
ネート基含有不飽和化合物としては、(メタ)アクリロ
イルイソシアネート、イソシアネートアルキル(メタ)
アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トなどの水酸基含有(メタ)アクリレートとポリイソシ
アネート化合物との部分反応物、(メタ)アクリル残基
を有するポリオールとポリイソシアネート化合物とを反
応させて得られるイソシアネート基末端ウレタンプレポ
リマーなどといったものが例示できる。
【0204】さらに中性顔料に対する官能基としてアル
キルエステル基をセグメント(A)に有するグラフトな
いしブロック重合体を得るにおいては、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル、ビニルスルホン酸アルキルエス
テルなどといったアルキルエステル基を有する各種ビニ
ル単量体を、セグメント(B)を形成する成分としての
上記したようなラジカル重合性高分子量体(b)と組み
合わせて用いることができる。
キルエステル基をセグメント(A)に有するグラフトな
いしブロック重合体を得るにおいては、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル、ビニルスルホン酸アルキルエス
テルなどといったアルキルエステル基を有する各種ビニ
ル単量体を、セグメント(B)を形成する成分としての
上記したようなラジカル重合性高分子量体(b)と組み
合わせて用いることができる。
【0205】また原料となる顔料と上記したようなグラ
フトないしブロック型重合体との複合化においては、顔
料表面の官能基と当該重合体のセグメント(A)の有す
る官能基との結合反応ないしは親和性による付着力が最
も効率よく発揮されるように、上記顔料としてカーボン
ブラックを用いた態様に関して示した条件を適宜変更す
ることが可能である。
フトないしブロック型重合体との複合化においては、顔
料表面の官能基と当該重合体のセグメント(A)の有す
る官能基との結合反応ないしは親和性による付着力が最
も効率よく発揮されるように、上記顔料としてカーボン
ブラックを用いた態様に関して示した条件を適宜変更す
ることが可能である。
【0206】このようにして得られたカーボンブラック
グラフトポリマーに代表される本発明に係る加工顔料
は、疎水性溶剤等への分散性が著しく優れており、また
電気絶縁性ないしは良好な電気抵抗性を有していること
に加え、前記重合体のセグメント(B)が導入されたこ
とにより離型性、溶融粘性等が優れているため、着色
剤、充填剤、補強剤等として各種の用途に好適に用いる
ことができる。
グラフトポリマーに代表される本発明に係る加工顔料
は、疎水性溶剤等への分散性が著しく優れており、また
電気絶縁性ないしは良好な電気抵抗性を有していること
に加え、前記重合体のセグメント(B)が導入されたこ
とにより離型性、溶融粘性等が優れているため、着色
剤、充填剤、補強剤等として各種の用途に好適に用いる
ことができる。
【0207】本発明に係る加工顔料ないしカーボンブラ
ックグラフトポリマーの有用かつ代表的な用途として
は、またインクジェット記録法において用いられるイン
クジェット用インクがある。
ックグラフトポリマーの有用かつ代表的な用途として
は、またインクジェット記録法において用いられるイン
クジェット用インクがある。
【0208】本発明に係るインクジェット用インクは、
上記したような加工顔料ないしカーボンブラックグラフ
トポリマーを着色剤成分として含むものであれば良く、
液媒体ないし他の成分については特に限定されるもので
はなく、当該記録媒体液を用いるインクジェット記録装
置の方式(例えば、圧電加圧方式、加熱加圧方式等)、
さらにその吐出条件(例えば、圧伝加圧方式において
は、圧電素子の駆動電圧、駆動周波数、吐出オリフィス
の形状と材質、吐出オリフィス径等、また加熱加圧方式
においては、単位時間当りに作用する熱エネルギー量、
熱交換エネルギーの種類、吐出オリフィスの形状、吐出
オリフィス径等)、さらに被記録剤(紙、フィルム等)
の種類等に適合した液物性(粘度、表面張力、電導度、
沸点、熱伝導率、水溶性ないし非水溶性等)を有するよ
うに、適宜その組成を選択すれば良い。
上記したような加工顔料ないしカーボンブラックグラフ
トポリマーを着色剤成分として含むものであれば良く、
液媒体ないし他の成分については特に限定されるもので
はなく、当該記録媒体液を用いるインクジェット記録装
置の方式(例えば、圧電加圧方式、加熱加圧方式等)、
さらにその吐出条件(例えば、圧伝加圧方式において
は、圧電素子の駆動電圧、駆動周波数、吐出オリフィス
の形状と材質、吐出オリフィス径等、また加熱加圧方式
においては、単位時間当りに作用する熱エネルギー量、
熱交換エネルギーの種類、吐出オリフィスの形状、吐出
オリフィス径等)、さらに被記録剤(紙、フィルム等)
の種類等に適合した液物性(粘度、表面張力、電導度、
沸点、熱伝導率、水溶性ないし非水溶性等)を有するよ
うに、適宜その組成を選択すれば良い。
【0209】使用される液媒体としては、水;例えば、
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、sec −ブチルアルコール、tert−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキ
シルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコ
ール、ノニルアルコール、デシルアルコール、フルフリ
ルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール等の
1価アルコール系溶剤;例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、グリセリン、1,2,6−ヘキサン
トリオール、チオジグリコール等の多価アルコール系溶
剤;例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルプ
ロピルケトン、メチルアミルケトン、ジクロヘキサノ
ン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトアルコ
ール系溶剤;例えば、エチルエーテル、ブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、あるいはエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等のエーテ
ル系溶剤;例えば、蟻酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸フェニル、乳酸エチル、エチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート等のエステル系溶剤;例え
ば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン等のアミン系溶剤;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶剤;例え
ば、ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の含窒素環状化合
物系溶剤;例えば、ヘキサン、オクタン、シクロペンタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシロール等の炭化水素系溶
剤;四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエ
タン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶剤
などの各種のものから、前述したような記録媒体に要求
される諸特性を満足し得るように適宜選択して、単独あ
るいは複数種組合せて用いることができるが、上記した
ように本発明に係る加工顔料ないしカーボンブラックグ
ラフトポリマーの重合体部分のうち外方に配向するポリ
マー鎖であるセグメント(B)が、疎水性の長鎖ポリ
(メタ)アクリル系構造を有することから、疎水性溶剤
を用いることが望ましく、さらに、入手の容易さ、経済
性、対環境性、記録媒体の調製の容易さ等を考慮すれ
ば、アイソバーG,H,L(エクソン社製)等のイソパ
ラフィン系脂肪族系飽和炭化水素、オレイン酸ブチル、
ひまし油エステル等の脂肪酸エステル、フタル酸ジ−n
−オクチル等のフタル酸エステル、アジピン酸ジ−2−
エチルヘキシル等のアジピン酸エステル、タービン油等
の石油系炭化水素などの液媒体が望ましい。
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、sec −ブチルアルコール、tert−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキ
シルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコ
ール、ノニルアルコール、デシルアルコール、フルフリ
ルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール等の
1価アルコール系溶剤;例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、グリセリン、1,2,6−ヘキサン
トリオール、チオジグリコール等の多価アルコール系溶
剤;例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルプ
ロピルケトン、メチルアミルケトン、ジクロヘキサノ
ン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトアルコ
ール系溶剤;例えば、エチルエーテル、ブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、あるいはエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等のエーテ
ル系溶剤;例えば、蟻酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸フェニル、乳酸エチル、エチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート等のエステル系溶剤;例え
ば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン等のアミン系溶剤;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶剤;例え
ば、ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の含窒素環状化合
物系溶剤;例えば、ヘキサン、オクタン、シクロペンタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシロール等の炭化水素系溶
剤;四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエ
タン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶剤
などの各種のものから、前述したような記録媒体に要求
される諸特性を満足し得るように適宜選択して、単独あ
るいは複数種組合せて用いることができるが、上記した
ように本発明に係る加工顔料ないしカーボンブラックグ
ラフトポリマーの重合体部分のうち外方に配向するポリ
マー鎖であるセグメント(B)が、疎水性の長鎖ポリ
(メタ)アクリル系構造を有することから、疎水性溶剤
を用いることが望ましく、さらに、入手の容易さ、経済
性、対環境性、記録媒体の調製の容易さ等を考慮すれ
ば、アイソバーG,H,L(エクソン社製)等のイソパ
ラフィン系脂肪族系飽和炭化水素、オレイン酸ブチル、
ひまし油エステル等の脂肪酸エステル、フタル酸ジ−n
−オクチル等のフタル酸エステル、アジピン酸ジ−2−
エチルヘキシル等のアジピン酸エステル、タービン油等
の石油系炭化水素などの液媒体が望ましい。
【0210】本発明に係る記録媒体液における液媒体に
対する上記加工顔料ないしカーボンブラックグラフトポ
リマーの配合量は、特に限定されるものではなく、例え
ば、顔料濃度が1〜20重量%、好ましくは2〜12重
量%の範囲内となるように加工顔料ないしカーボンブラ
ックグラフトポリマー量を調整すれば良いが、液媒体1
00重量部に対し、加工顔料ないしカーボンブラックグ
ラフトポリマー1〜100重量部、より好ましくは2〜
50重量部である。
対する上記加工顔料ないしカーボンブラックグラフトポ
リマーの配合量は、特に限定されるものではなく、例え
ば、顔料濃度が1〜20重量%、好ましくは2〜12重
量%の範囲内となるように加工顔料ないしカーボンブラ
ックグラフトポリマー量を調整すれば良いが、液媒体1
00重量部に対し、加工顔料ないしカーボンブラックグ
ラフトポリマー1〜100重量部、より好ましくは2〜
50重量部である。
【0211】また、本発明に係る記録媒体液は、上記し
たような液媒体と加工顔料ないしカーボンブラックグラ
フトポリマーからなる着色剤成分とを基本構成成分とし
てなるものであるが、必要に応じて、例えば、粘度調整
剤、表面張力調整剤、pH調整剤、比抵抗調整剤、湿潤
剤、赤外線吸収発熱剤などといった各種の添加剤、さら
に樹脂成分、また本発明における効果を阻害しない範囲
内で、着色剤成分として各種染料および顔料などを添加
しても良い。
たような液媒体と加工顔料ないしカーボンブラックグラ
フトポリマーからなる着色剤成分とを基本構成成分とし
てなるものであるが、必要に応じて、例えば、粘度調整
剤、表面張力調整剤、pH調整剤、比抵抗調整剤、湿潤
剤、赤外線吸収発熱剤などといった各種の添加剤、さら
に樹脂成分、また本発明における効果を阻害しない範囲
内で、着色剤成分として各種染料および顔料などを添加
しても良い。
【0212】粘度調整剤や表面張力調整剤は、主として
記録速度に応じて充分な流速でノズル内を流通するこ
と、ノズルのオリフィスにおいて記録媒体の回り込みを
防止すること、被記録材へ付与されたときの滲みを防止
すること等の目的で添加され得る。
記録速度に応じて充分な流速でノズル内を流通するこ
と、ノズルのオリフィスにおいて記録媒体の回り込みを
防止すること、被記録材へ付与されたときの滲みを防止
すること等の目的で添加され得る。
【0213】粘度調整剤および表面張力調整剤として
は、使用される液媒体および着色剤成分に悪影響を及さ
ないものである限りにおいて、公知のいずれのものを用
いてもよく、粘度調整剤としては、例えば、ポリビニル
アルコール、ヒドロキシプロピルセロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルロース、水溶性(メタ)アクリル系樹脂、ポリビ
ニルピロリドン、アラビアゴム、スターチ等が例示で
き、また表面張力調整剤としては、例えば、ポリエチレ
ングリコールエーテル硫酸、エステル塩等のアニオン系
界面活性剤、ポリ2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−
ビニルピリジン誘導体等のカチオン系界面活性剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノアルキ
ルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のノ
ニオン系界面活性剤などといった各種界面活性剤;ジエ
タノールアミン、プロパノールアミン、モルホリン酸等
のアミン酸;水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム等
の塩基性物質;N−メチル−2−ピロリドン等の置換ピ
ロリドン等が例示できる。
は、使用される液媒体および着色剤成分に悪影響を及さ
ないものである限りにおいて、公知のいずれのものを用
いてもよく、粘度調整剤としては、例えば、ポリビニル
アルコール、ヒドロキシプロピルセロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルロース、水溶性(メタ)アクリル系樹脂、ポリビ
ニルピロリドン、アラビアゴム、スターチ等が例示で
き、また表面張力調整剤としては、例えば、ポリエチレ
ングリコールエーテル硫酸、エステル塩等のアニオン系
界面活性剤、ポリ2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−
ビニルピリジン誘導体等のカチオン系界面活性剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノアルキ
ルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のノ
ニオン系界面活性剤などといった各種界面活性剤;ジエ
タノールアミン、プロパノールアミン、モルホリン酸等
のアミン酸;水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム等
の塩基性物質;N−メチル−2−ピロリドン等の置換ピ
ロリドン等が例示できる。
【0214】これら粘度調整剤および表面張力調整剤
は、必要に応じて、それぞれ複数種組合せて用いること
ができる。また、粘度調整剤および表面張力調整剤の添
加量としては、使用される液媒体の種類、着色剤成分の
添加量等によっても左右されるが、例えば、記録媒体液
100重量部当り、粘度調整剤0.1〜30重量部、表
面張力調整剤0.01〜10重量部程度が適当である。
は、必要に応じて、それぞれ複数種組合せて用いること
ができる。また、粘度調整剤および表面張力調整剤の添
加量としては、使用される液媒体の種類、着色剤成分の
添加量等によっても左右されるが、例えば、記録媒体液
100重量部当り、粘度調整剤0.1〜30重量部、表
面張力調整剤0.01〜10重量部程度が適当である。
【0215】またpH調整剤は、記録媒体液の化学的安
定性、例えば、長持間の保存による物性の変化や着色剤
成分、その他の成分の沈降や凝集を防止するために所定
のpH値となるように必要に応じて添加され得る。pH
調整剤としては例えば、低級アルカノールアミン;アル
カリ金属水酸化物等の一価の水酸化物;水酸化アンモニ
ウム等が例示できる。
定性、例えば、長持間の保存による物性の変化や着色剤
成分、その他の成分の沈降や凝集を防止するために所定
のpH値となるように必要に応じて添加され得る。pH
調整剤としては例えば、低級アルカノールアミン;アル
カリ金属水酸化物等の一価の水酸化物;水酸化アンモニ
ウム等が例示できる。
【0216】本発明に係る記録媒体液の液滴を帯電して
記録する場合には、記録媒体液の比抵抗が、その帯電特
性に重要な因子である。このような記録方式における場
合、記録媒体液の比抵抗値を所定の範囲内に調整するよ
うに比抵抗調整剤を添加し得る。比抵抗調整剤として
は、例えば、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム、塩化
カリウム等の無機塩;トリエタノールアミン等の水溶性
アミン類および第4級アンモニウム塩等が例示できる。
記録する場合には、記録媒体液の比抵抗が、その帯電特
性に重要な因子である。このような記録方式における場
合、記録媒体液の比抵抗値を所定の範囲内に調整するよ
うに比抵抗調整剤を添加し得る。比抵抗調整剤として
は、例えば、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム、塩化
カリウム等の無機塩;トリエタノールアミン等の水溶性
アミン類および第4級アンモニウム塩等が例示できる。
【0217】また本発明の記録媒体液において使用され
得る湿潤剤としては、公知の各種のものを用いることが
でき、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のポリアルキレングリコール;エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール;
エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエー
テル等のアルキレングリコールないしジアルキレングリ
コールのアルキルエーテル;グリセリン;メトキシトリ
グリコール、エトキシトリグリコール等のアルコキシト
リグリコール;N−ビニル−2−ピロリドンオリゴマー
などが例示でき、これらを1種または複数種組合せて用
いることができる。なお、これらの多くは、液媒体とし
ても作用する。
得る湿潤剤としては、公知の各種のものを用いることが
でき、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のポリアルキレングリコール;エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール;
エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエー
テル等のアルキレングリコールないしジアルキレングリ
コールのアルキルエーテル;グリセリン;メトキシトリ
グリコール、エトキシトリグリコール等のアルコキシト
リグリコール;N−ビニル−2−ピロリドンオリゴマー
などが例示でき、これらを1種または複数種組合せて用
いることができる。なお、これらの多くは、液媒体とし
ても作用する。
【0218】本発明に係る記録媒体液を電磁波エネルギ
ー、特に赤外線を使用して加熱して記録する場合には、
記録媒体液中に赤外線吸収発熱剤を添加することも望ま
しい。着色剤成分としての加工顔料がカーボンブラック
グラフトポリマーなどである場合には、加工顔料自体が
赤外線吸収発熱剤としても作用するものであるが、赤外
線吸収発熱剤としてはこれ以外に、例えば、水溶性ニグ
ロシン、変成水溶性ニグロシン、アルコール可溶性ニグ
ロシンなどといった染料、群青、カドミウムイエロー、
ベンガラ、クロムイエロー等の無機顔料、アゾ系、トリ
フェニルメタン系、キノリン系、アントラキノン系、フ
タロシアニン系等の有機顔料等を用いることが可能であ
る。なお、これらの多くは、着色剤成分としても作用す
ることはもちろんである。
ー、特に赤外線を使用して加熱して記録する場合には、
記録媒体液中に赤外線吸収発熱剤を添加することも望ま
しい。着色剤成分としての加工顔料がカーボンブラック
グラフトポリマーなどである場合には、加工顔料自体が
赤外線吸収発熱剤としても作用するものであるが、赤外
線吸収発熱剤としてはこれ以外に、例えば、水溶性ニグ
ロシン、変成水溶性ニグロシン、アルコール可溶性ニグ
ロシンなどといった染料、群青、カドミウムイエロー、
ベンガラ、クロムイエロー等の無機顔料、アゾ系、トリ
フェニルメタン系、キノリン系、アントラキノン系、フ
タロシアニン系等の有機顔料等を用いることが可能であ
る。なお、これらの多くは、着色剤成分としても作用す
ることはもちろんである。
【0219】また本発明に係る記録媒体液の被記録材に
付着する際の被膜の形成性、被膜強度を高めるため、例
えば、アルキド樹脂、アクリル樹脂、アクリルアミド樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の
樹脂成分を添加してもよい。本発明に係る加工顔料ない
しカーボンブラックグラフトポリマーの有用かつ代表的
な用途としては、また静電荷潜像現像用液体現像剤があ
る。
付着する際の被膜の形成性、被膜強度を高めるため、例
えば、アルキド樹脂、アクリル樹脂、アクリルアミド樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の
樹脂成分を添加してもよい。本発明に係る加工顔料ない
しカーボンブラックグラフトポリマーの有用かつ代表的
な用途としては、また静電荷潜像現像用液体現像剤があ
る。
【0220】本発明に係る液体現像剤は、上記したよう
な加工顔料ないしカーボンブラックグラフトポリマーを
着色剤成分として含むものであれば良く、キャリア液、
定着剤ないし他の成分については特に限定されるもので
はなく、従来公知の種々のものを用いることが可能であ
る。また本発明における効果を阻害しない範囲内で、着
色剤成分として各種染料および顔料などを添加しても良
い。
な加工顔料ないしカーボンブラックグラフトポリマーを
着色剤成分として含むものであれば良く、キャリア液、
定着剤ないし他の成分については特に限定されるもので
はなく、従来公知の種々のものを用いることが可能であ
る。また本発明における効果を阻害しない範囲内で、着
色剤成分として各種染料および顔料などを添加しても良
い。
【0221】キャリア液としては、無極性溶媒、例えば
誘電率が3.5以下で電気絶縁性(体積固有抵抗107
Ω・cm以上)の炭化水素系溶剤が代表的に例示でき
る。さらに、これらの好ましい例としては、沸点が15
0〜220℃の範囲にある脂肪族炭化水素、芳香族炭化
水素およびこれらの混合物が挙げられる。具体的には、
例えば、アイソバーG,H,L(エクソン社製)、シェ
ルゾールA,AB(シェル社製)、ナフテゾルL,m,
H(日本石油社製)などが挙げられるがこれらに限定さ
れるものではない。これ以外にも、例えば、前述したよ
うなオレイン酸ブチル、ひまし油エステル等の脂肪酸エ
ステル、フタル酸ジ−n−オクチル等のフタル酸エステ
ル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル等のアジピン酸
エステル、タービン油等の石油系炭化水素などといった
疎水性溶媒も好ましく用いられ得る。
誘電率が3.5以下で電気絶縁性(体積固有抵抗107
Ω・cm以上)の炭化水素系溶剤が代表的に例示でき
る。さらに、これらの好ましい例としては、沸点が15
0〜220℃の範囲にある脂肪族炭化水素、芳香族炭化
水素およびこれらの混合物が挙げられる。具体的には、
例えば、アイソバーG,H,L(エクソン社製)、シェ
ルゾールA,AB(シェル社製)、ナフテゾルL,m,
H(日本石油社製)などが挙げられるがこれらに限定さ
れるものではない。これ以外にも、例えば、前述したよ
うなオレイン酸ブチル、ひまし油エステル等の脂肪酸エ
ステル、フタル酸ジ−n−オクチル等のフタル酸エステ
ル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル等のアジピン酸
エステル、タービン油等の石油系炭化水素などといった
疎水性溶媒も好ましく用いられ得る。
【0222】定着剤としては、キャリア液に不溶性もし
くは膨潤性を有する樹脂であれば良く、具体的には、例
えば、ポリエチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、スチ
レン樹脂、酢酸ビニル樹脂、エステル樹脂、アミド樹
脂、フェノール変成アルキド樹脂、エポキシ樹脂、アマ
ニ油変成アルキド樹脂、クマロン−インデン樹脂、フェ
ノール−ホルマリン樹脂、ロジン系樹脂、スチレン−ブ
タジエンゴム、環化ゴムなどが利用される。
くは膨潤性を有する樹脂であれば良く、具体的には、例
えば、ポリエチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、スチ
レン樹脂、酢酸ビニル樹脂、エステル樹脂、アミド樹
脂、フェノール変成アルキド樹脂、エポキシ樹脂、アマ
ニ油変成アルキド樹脂、クマロン−インデン樹脂、フェ
ノール−ホルマリン樹脂、ロジン系樹脂、スチレン−ブ
タジエンゴム、環化ゴムなどが利用される。
【0223】また必要に応じて電荷調整剤を添加するこ
とも可能である。電荷調整剤としては、例えば、ナフテ
ン酸、オクテン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ラウリ
ン酸などの脂肪酸の金属塩、スルホコハク酸エステルの
金属塩、特公昭45−556号公報に記載の油溶性スル
ホン酸金属塩、特公昭48−25666号公報に記載の
アビエチン酸もしくは水素添加アビエチン酸の金属塩、
特公昭55−2620号公報に記載のアルキルベンゼン
スルホン酸カルシウム塩、特開昭52−107837号
公報に記載の芳香族カルボン酸あるいはスルホン酸金属
塩、ポリオキシエチル化アルミルアミンのような非イオ
ン界面活性剤、レシチン、アマニ油などの油脂類、ポリ
ビニルピロリドン、多価アルコールの有機酸エステルな
どの公知の電荷付与剤、電荷調整剤のすべてが使用可能
である。
とも可能である。電荷調整剤としては、例えば、ナフテ
ン酸、オクテン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ラウリ
ン酸などの脂肪酸の金属塩、スルホコハク酸エステルの
金属塩、特公昭45−556号公報に記載の油溶性スル
ホン酸金属塩、特公昭48−25666号公報に記載の
アビエチン酸もしくは水素添加アビエチン酸の金属塩、
特公昭55−2620号公報に記載のアルキルベンゼン
スルホン酸カルシウム塩、特開昭52−107837号
公報に記載の芳香族カルボン酸あるいはスルホン酸金属
塩、ポリオキシエチル化アルミルアミンのような非イオ
ン界面活性剤、レシチン、アマニ油などの油脂類、ポリ
ビニルピロリドン、多価アルコールの有機酸エステルな
どの公知の電荷付与剤、電荷調整剤のすべてが使用可能
である。
【0224】さらに本発明に係る加工顔料ないしカーボ
ンブラックグラフトポリマーの有用かつ代表的な用途と
しては、感熱転写用インクがある。
ンブラックグラフトポリマーの有用かつ代表的な用途と
しては、感熱転写用インクがある。
【0225】本発明に係る感熱転写用インクは、上記し
たような加工顔料ないしカーボンブラックグラフトポリ
マーを着色剤成分として含むものであれば良く、バイン
ダーないし他の成分については特に限定されるものでは
なく、従来公知の種々のものを用いることが可能であ
る。また本発明における効果を阻害しない範囲内で、着
色剤成分として各種染料および顔料などを添加しても良
い。
たような加工顔料ないしカーボンブラックグラフトポリ
マーを着色剤成分として含むものであれば良く、バイン
ダーないし他の成分については特に限定されるものでは
なく、従来公知の種々のものを用いることが可能であ
る。また本発明における効果を阻害しない範囲内で、着
色剤成分として各種染料および顔料などを添加しても良
い。
【0226】バインダーとしては、例えば、天然あるい
は合成のパラフィンワックス類、ポリアクリル酸ステア
リル等の(メタ)アクリル酸長鎖アルキルエステルの重
合体などが用いられ得る。
は合成のパラフィンワックス類、ポリアクリル酸ステア
リル等の(メタ)アクリル酸長鎖アルキルエステルの重
合体などが用いられ得る。
【0227】さらに、感熱転写用インキには、柔軟性付
与剤、金属粉等の熱伝導性向上剤、多価アルコール等の
転写性向上剤、キシレン、トルエン、ケロシン、ホワイ
トスピリット、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
エチルフタロヘキサン、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、シクロヘキサノン等の溶剤もしくは光沢剤等を
必要に応じて配合することができる。
与剤、金属粉等の熱伝導性向上剤、多価アルコール等の
転写性向上剤、キシレン、トルエン、ケロシン、ホワイ
トスピリット、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
エチルフタロヘキサン、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、シクロヘキサノン等の溶剤もしくは光沢剤等を
必要に応じて配合することができる。
【0228】本発明に係る加工顔料ないしカーボンブラ
ックグラフトポリマーのその他の用途としては、特に限
定されるものではないが、例えば、各種樹脂組成物、被
覆組成物、インキ、感熱転写用インクリボンコート剤、
磁気記録媒体用バックコート剤、静電荷現像用トナー、
塗料、高抵抗かつ遮光性を必要とする材料、人工大理
石、プラスチックないしゴム成形材料、遮光性繊維等の
着色剤、ポリオレフィンやポリエステル等のプラスチッ
クないしゴムの改質剤ないし充填剤、潤滑剤、トラクシ
ョンドライブ流体、電気粘性流体や非線形光学材料、電
気抵抗調整、例えば帯電防止材料、複写機内の抵抗材料
やPTC特性を利用した面状発熱体、半導体デバイス用
封止剤などが例示できる。
ックグラフトポリマーのその他の用途としては、特に限
定されるものではないが、例えば、各種樹脂組成物、被
覆組成物、インキ、感熱転写用インクリボンコート剤、
磁気記録媒体用バックコート剤、静電荷現像用トナー、
塗料、高抵抗かつ遮光性を必要とする材料、人工大理
石、プラスチックないしゴム成形材料、遮光性繊維等の
着色剤、ポリオレフィンやポリエステル等のプラスチッ
クないしゴムの改質剤ないし充填剤、潤滑剤、トラクシ
ョンドライブ流体、電気粘性流体や非線形光学材料、電
気抵抗調整、例えば帯電防止材料、複写機内の抵抗材料
やPTC特性を利用した面状発熱体、半導体デバイス用
封止剤などが例示できる。
【0229】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づき本発明をより
詳細に説明する。特に断らない限り、部は重量部を表
す。
詳細に説明する。特に断らない限り、部は重量部を表
す。
【0230】合成例1 −工程I(反応性ポリマーの合成)− ポリステアリルメタクリレートマクロモノマー(東亜合
成(株)製、MM−8SMA:トルエン溶剤含有、不揮
発分50%に調整)150部、スチレン15部、イソプ
ロペニルオキサゾリン10部、重合開始剤としてのアゾ
イソブチロニトリル3部を、トルエン25部に溶解さ
せ、重合性単量体組成物を得た。
成(株)製、MM−8SMA:トルエン溶剤含有、不揮
発分50%に調整)150部、スチレン15部、イソプ
ロペニルオキサゾリン10部、重合開始剤としてのアゾ
イソブチロニトリル3部を、トルエン25部に溶解さ
せ、重合性単量体組成物を得た。
【0231】一方、撹拌機、冷却管、温度計、N2導入
管及び滴下漏斗を備えたフラスコに、トルエン50部を
仕込み、N2気流下に80℃に昇温しておいた。
管及び滴下漏斗を備えたフラスコに、トルエン50部を
仕込み、N2気流下に80℃に昇温しておいた。
【0232】そして、滴下漏斗に上記重合性単量体組成
物を仕込み、80℃に維持しながら3時間にわたって滴
下した。
物を仕込み、80℃に維持しながら3時間にわたって滴
下した。
【0233】更に2時間重合反応を続けた後、100℃
に昇温し熟成反応を行い、冷却し不揮発分約40%の反
応性基としてオキサゾリン基を有する重合体溶液(1)
を得た。
に昇温し熟成反応を行い、冷却し不揮発分約40%の反
応性基としてオキサゾリン基を有する重合体溶液(1)
を得た。
【0234】−工程II(トルエン中でのカーボンブラ
ックグラフトポリマー化)− 撹拌羽根、冷却管、温度計を備えたセパラブルフラスコ
に工程Iで得られた重合体溶液(1)15部、トルエン
65部を仕込み、カーボンブラックSB250(デグサ
(株)製)20部を加え、分散させた。
ックグラフトポリマー化)− 撹拌羽根、冷却管、温度計を備えたセパラブルフラスコ
に工程Iで得られた重合体溶液(1)15部、トルエン
65部を仕込み、カーボンブラックSB250(デグサ
(株)製)20部を加え、分散させた。
【0235】次にジルコニア製ビーズ700部をフラス
コ内に仕込み、 回転数700rpmで撹拌しながら、
100℃で1時間グラフト化反応を行った。
コ内に仕込み、 回転数700rpmで撹拌しながら、
100℃で1時間グラフト化反応を行った。
【0236】反応物とジルコニア製ビーズを分離し、カ
ーボンブラックグラフトポリマー分散液(1)(不揮発
分26%)を得た。
ーボンブラックグラフトポリマー分散液(1)(不揮発
分26%)を得た。
【0237】合成例2 −工程I(処理ポリマー単独品)− 合成例1の工程Iで得られた重合体溶液(1)を減圧濃
縮した後、減圧乾燥器にて固形分約100%の重合体
(1)を得た。
縮した後、減圧乾燥器にて固形分約100%の重合体
(1)を得た。
【0238】−工程II(アイソパーG中でのカーボン
ブラックグラフトポリマー化)合成例1の工程IIで用
いたものと同様のセパラブルフラスコに、上記工程Iで
得られた重合体(1)を5部、アイソパーG(エクソン
化学(株)製)75部を仕込み、溶解させた後、カーボ
ンブラックMA−8(三菱化学(株)製)20部を加え
分散させた。
ブラックグラフトポリマー化)合成例1の工程IIで用
いたものと同様のセパラブルフラスコに、上記工程Iで
得られた重合体(1)を5部、アイソパーG(エクソン
化学(株)製)75部を仕込み、溶解させた後、カーボ
ンブラックMA−8(三菱化学(株)製)20部を加え
分散させた。
【0239】次にジルコニア製ビーズ700部をフラス
コ内に仕込み、回転数700rpmで撹拌しながら、1
00℃で1時間グラフト化反応を行った。
コ内に仕込み、回転数700rpmで撹拌しながら、1
00℃で1時間グラフト化反応を行った。
【0240】反応物とジルコニア製ビーズを分離し、カ
ーボンブラックグラフトポリマー分散液(2)(不揮発
分30%)を得た。
ーボンブラックグラフトポリマー分散液(2)(不揮発
分30%)を得た。
【0241】合成例3 合成例2の工程IIにおいて、重合体5部、溶剤(アイ
ソパーG)75部を、重合体10部、溶剤70部と代え
た以外は、合成例2と全く同様にしてカーボンブラック
グラフトポリマー分散液(3)を得た。
ソパーG)75部を、重合体10部、溶剤70部と代え
た以外は、合成例2と全く同様にしてカーボンブラック
グラフトポリマー分散液(3)を得た。
【0242】合成例4 合成例3において重合体10部、溶剤70部の代わりに
重合体20部、溶剤60部と代えた以外は、合成例3と
全く同様にしてカーボンブラックグラフトポリマー分散
液(4)を得た。
重合体20部、溶剤60部と代えた以外は、合成例3と
全く同様にしてカーボンブラックグラフトポリマー分散
液(4)を得た。
【0243】合成例5 −工程I− 合成例1の工程Iにおいてイソプロペニルオキサゾリン
10部の代わりにジメチルアミノエチルメタクリレート
10部とした以外は、合成例1の工程Iと全く同様の操
作を行い、不揮発分40%の重合体溶液(2)を得た。
10部の代わりにジメチルアミノエチルメタクリレート
10部とした以外は、合成例1の工程Iと全く同様の操
作を行い、不揮発分40%の重合体溶液(2)を得た。
【0244】このものを減圧濃縮した後、減圧乾燥器を
用いて固形分約100%の塩基性官能基としてアミノ基
を有する重合体(2)を得た。
用いて固形分約100%の塩基性官能基としてアミノ基
を有する重合体(2)を得た。
【0245】−工程2− 合成例2の工程IIで用いたものと同様のセパラブルフ
ラスコに、上記工程Iで得られた重合体(2)を2部、
アイソパーG 88部を仕込み、溶解させた後、カーボ
ンブラック10部を加え、さらにジルコニア製ビーズ7
00部をフラスコ内に仕込み回転数1600rpmで撹
拌しながら分散させた。その後反応物とジルコニア製ビ
ーズを分離し、黒色分散体を得た。
ラスコに、上記工程Iで得られた重合体(2)を2部、
アイソパーG 88部を仕込み、溶解させた後、カーボ
ンブラック10部を加え、さらにジルコニア製ビーズ7
00部をフラスコ内に仕込み回転数1600rpmで撹
拌しながら分散させた。その後反応物とジルコニア製ビ
ーズを分離し、黒色分散体を得た。
【0246】合成例6 −工程I− 合成例5の工程Iにおいてジメチルアミノエチルメタク
リレート10部の代わりにスチレン5部、メタクリル酸
5部とした以外は、合成例1の工程Iと全く同様の操作
を行い、不揮発分40%の重合体溶液(3)を得た。こ
のものを減圧濃縮した後、減圧乾燥器を用い、固形分約
100%の酸性官能基としてカルボキシル基を有する重
合体(3)を得た。
リレート10部の代わりにスチレン5部、メタクリル酸
5部とした以外は、合成例1の工程Iと全く同様の操作
を行い、不揮発分40%の重合体溶液(3)を得た。こ
のものを減圧濃縮した後、減圧乾燥器を用い、固形分約
100%の酸性官能基としてカルボキシル基を有する重
合体(3)を得た。
【0247】−工程II− 合成例5の工程IIにおいて重合体(2)の代わりに重
合体(3)を、カーボンブラック10部の代わりに銅フ
タロシアニンブルー10部を加えた以外は合成例5の工
程IIと全く同様の操作を行い、青色分散体を得た。
合体(3)を、カーボンブラック10部の代わりに銅フ
タロシアニンブルー10部を加えた以外は合成例5の工
程IIと全く同様の操作を行い、青色分散体を得た。
【0248】合成例7 −工程I− 合成例5の工程Iにおいてジメチルアミノエチルメタク
リレート10部の代わりにブチルメタクリレート10部
とした以外は、合成例1の工程Iと全く同様の操作を行
い、不揮発分40%の重合体溶液(4)を得た。このも
のを減圧濃縮した後、減圧乾燥器を用い、固形分約10
0%の中性官能基としてブチルエステル基を有する重合
体(4)を得た。
リレート10部の代わりにブチルメタクリレート10部
とした以外は、合成例1の工程Iと全く同様の操作を行
い、不揮発分40%の重合体溶液(4)を得た。このも
のを減圧濃縮した後、減圧乾燥器を用い、固形分約10
0%の中性官能基としてブチルエステル基を有する重合
体(4)を得た。
【0249】比較合成例1 −工程I− 合成例1の工程Iにおいてポリステアリルメタクリレー
トマクロモノマー(不揮発分50%)の代わりにステア
リルメタクリレートモノマー75部とした以外は、合成
例1の工程Iと全く同様の操作を行いランダム共重合体
溶液(1)を得た。このものを減圧濃縮した後、減圧乾
燥器を用い、固形分約100%のランダム共重合体
(1)を得た。
トマクロモノマー(不揮発分50%)の代わりにステア
リルメタクリレートモノマー75部とした以外は、合成
例1の工程Iと全く同様の操作を行いランダム共重合体
溶液(1)を得た。このものを減圧濃縮した後、減圧乾
燥器を用い、固形分約100%のランダム共重合体
(1)を得た。
【0250】−工程II− 合成例1の工程IIと同様のセパラブルフラスコに、上
記工程Iで得られたランダム共重合体(1)5部、アイ
ソパーG 75部を仕込み、溶解させた後、カーボンブ
ラックMA−8 20部を加え分散させた。次にジルコ
ニア製ビーズ700部をフラスコ内に仕込み、回転数7
00rpmで撹拌しながら100℃にて1時間反応を行
なった。その後、反応物とジルコニア製ビーズを分離
し、比較用カーボンブラックグラフトポリマー分散液
(1)を得た。
記工程Iで得られたランダム共重合体(1)5部、アイ
ソパーG 75部を仕込み、溶解させた後、カーボンブ
ラックMA−8 20部を加え分散させた。次にジルコ
ニア製ビーズ700部をフラスコ内に仕込み、回転数7
00rpmで撹拌しながら100℃にて1時間反応を行
なった。その後、反応物とジルコニア製ビーズを分離
し、比較用カーボンブラックグラフトポリマー分散液
(1)を得た。
【0251】実施例1および比較例1 合成例2の工程Iで得られたBセグメントに側鎖型の結
晶性ポリマーを有する重合体(1)及び比較合成例1の
工程Iで得られた側鎖型結晶性ポリマー共重合体である
ランダム共重合体(1)の比較を示す。
晶性ポリマーを有する重合体(1)及び比較合成例1の
工程Iで得られた側鎖型結晶性ポリマー共重合体である
ランダム共重合体(1)の比較を示す。
【0252】−加工顔料化− (1) 重合体(1)40部、カーボンブラックとして
MA100R(三菱化学製)20部とをラボプラストミ
ル(東洋精機製)において100℃で1時間混練反応を
行い加工顔料(1)を得た。
MA100R(三菱化学製)20部とをラボプラストミ
ル(東洋精機製)において100℃で1時間混練反応を
行い加工顔料(1)を得た。
【0253】(2) ランダム重合体(1)40部、カ
ーボンブラックMA100R(20部とをラボプラスト
ミルにおいて100℃で1時間混練反応を行い比較用加
工顔料(1)を得た。
ーボンブラックMA100R(20部とをラボプラスト
ミルにおいて100℃で1時間混練反応を行い比較用加
工顔料(1)を得た。
【0254】−性能評価− このようにして得られた各加工顔料を1g採ってフロテ
スター(島津製作所(株)製)において荷重1kgにて
プランジャの降下曲線を調べたところ、加工顔料(1)
はシャープな融点挙動を示したが、比較用加工顔料
(1)は明確な融点挙動を示さなかった。
スター(島津製作所(株)製)において荷重1kgにて
プランジャの降下曲線を調べたところ、加工顔料(1)
はシャープな融点挙動を示したが、比較用加工顔料
(1)は明確な融点挙動を示さなかった。
【0255】実施例2および比較例2 −分散体の評価I− 合成例2で得られた分散液(1)及び比較合成例1で得
られた比較用分散液(1)を、スピンコーターを用いガ
ラス基板上にスピンコートし、その表面性状を観察比較
したところ、比較分散液(1)のものは、分散液(1)
のものと比較してブツが多く見られた。
られた比較用分散液(1)を、スピンコーターを用いガ
ラス基板上にスピンコートし、その表面性状を観察比較
したところ、比較分散液(1)のものは、分散液(1)
のものと比較してブツが多く見られた。
【0256】−分散体の評価II− B型粘度計を用いて、合成例2で得られた分散液(1)
及び比較合成例1で得られた比較用分散液(1)の粘度
を調べたところ、明らかに比較用分散液(1)の粘度が
高かった。
及び比較合成例1で得られた比較用分散液(1)の粘度
を調べたところ、明らかに比較用分散液(1)の粘度が
高かった。
【0257】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、飽
和炭化水素系溶媒等の疎水性媒体に良好な親和性を示
し、これらの媒体中に配合した場合における分散性、分
散安定性が極めて良好であり、さらに例えば、これらの
媒体中に配合して液体現像剤、インクジェット用インク
等の記録媒体液ないし感熱転写インク等の記録媒体剤を
調製した場合には、定着性、耐オフセット性、離型性、
流動性、帯電立ち上り性等の諸特性の向上が期待できる
加工顔料を得ることがものである。
和炭化水素系溶媒等の疎水性媒体に良好な親和性を示
し、これらの媒体中に配合した場合における分散性、分
散安定性が極めて良好であり、さらに例えば、これらの
媒体中に配合して液体現像剤、インクジェット用インク
等の記録媒体液ないし感熱転写インク等の記録媒体剤を
調製した場合には、定着性、耐オフセット性、離型性、
流動性、帯電立ち上り性等の諸特性の向上が期待できる
加工顔料を得ることがものである。
【図1】(a)〜(b)は、本発明に係る加工顔料の製
造方法において用いられるブロックないしグラフト型重
合体の側鎖構造例を模式的に示す図である。
造方法において用いられるブロックないしグラフト型重
合体の側鎖構造例を模式的に示す図である。
【図2】(a)〜(e)は、本発明に係る加工顔料の製
造方法の一実施態様において用いられるブロックないし
グラフト型重合体の各種構造例を模式的に示す図であ
り、また(f)は、これらの各種のブロックないしグラ
フト型の重合体がカーボンブラック粒子(CB)表面へ
結合した状態を模式的に示す図である。
造方法の一実施態様において用いられるブロックないし
グラフト型重合体の各種構造例を模式的に示す図であ
り、また(f)は、これらの各種のブロックないしグラ
フト型の重合体がカーボンブラック粒子(CB)表面へ
結合した状態を模式的に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永島 輝久 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内
Claims (14)
- 【請求項1】 アミノ基、アミド基、カルボキシル基、
スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−P
(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または−
OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕、環状酸無水
物含有基、アルキルエステル基、二重結合基、アルコキ
シシリル基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリ
ン基、アジリジン基、およびイソシアネート基からなる
群から選ばれてなる少なくとも1つの官能基を1個以上
有するセグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポ
リマー鎖であるセグメント(B)とからなるブロックな
いしグラフト型の重合体を、顔料と混合分散して得られ
ることを特徴とする加工顔料。 - 【請求項2】 前記セグメント(B)が、次の一般式
(I)で示される単量体を主構成単位として含有するポ
リマー鎖からなるものである請求項1に記載の加工顔
料。 【化1】 - 【請求項3】 前記顔料が酸性顔料であり、前記セグメ
ント(A)の官能基が、アミノ基、アミド基、エポキシ
基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、アジリジン基お
よびイソシアネート基のうちの少なくともいずれかであ
る請求項1または2に記載の加工顔料。 - 【請求項4】 前記顔料が塩基性顔料であり、前記セグ
メント(A)の官能基が、カルボキシル基、スルホン酸
基、リン酸基、フェノール性水酸基、−P(=O)(R
1)(OH)基〔R1は炭化水素基または−OR(Rは炭
化水素基を示す)基を表す〕および環状酸無水物含有基
のうちの少なくともいずれかである請求項1または2に
記載の加工顔料。 - 【請求項5】 前記顔料が中性顔料であり、前記セグメ
ント(A)の官能基が、アルキルエステル基および二重
結合基のうちの少なくともいずれかである請求項1また
は2に記載の加工顔料。 - 【請求項6】 前記酸性顔料がカーボンブラックである
請求項3に記載の加工顔料。 - 【請求項7】 前記セグメント(A)の官能基が、エポ
キシ基、チオエポキシ基、オキサゾリン基、アジリジン
基およびイソシアネート基のうちの少なくともいずれか
である請求項6に記載の加工顔料。 - 【請求項8】 前記カーボンブラック100重量部に対
して、前記重合体1〜1000重量部がグラフト化され
てなるものである請求項6または7に記載の加工顔料。 - 【請求項9】 アミノ基、アミド基、カルボキシル基、
スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基、−P
(=O)(R1)(OH)基〔R1は炭化水素基または−
OR(Rは炭化水素基を示す)基を表す〕、環状酸無水
物含有基、アルキルエステル基、二重結合基、アルコキ
シシリル基、エポキシ基、チオエポキシ基、オキサゾリ
ン基、アジリジン基、およびイソシアネート基からなる
群から選ばれてなる少なくとも1つの官能基を1個以上
有するセグメント(A)と、側鎖構造を有する結晶性ポ
リマー鎖であるセグメント(B)とからなるブロックな
いしグラフト型の重合体を、顔料と、疎水性溶剤中にて
加熱混合することを特徴とする請求項1〜8のいずれか
に記載の加工顔料の製造方法。 - 【請求項10】 疎水性溶剤が、炭化水素系溶剤である
請求項9に記載の製造方法。 - 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかに記載の加工
顔料を着色剤成分として、疎水性溶剤中に分散配合して
なることを特徴とする記録媒体液。 - 【請求項12】 請求項1〜9のいずれかに記載の加工
顔料を配合してなることを特徴とする液体現像剤。 - 【請求項13】 請求項1〜9のいずれかに記載の加工
顔料を配合してなることを特徴とするインクジェット用
インク。 - 【請求項14】 請求項1〜9のいずれかに記載の加工
顔料を配合してなることを特徴とする感熱転写インク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10160298A JPH11293144A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 加工顔料、その製造方法および用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10160298A JPH11293144A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 加工顔料、その製造方法および用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11293144A true JPH11293144A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14304947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10160298A Pending JPH11293144A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 加工顔料、その製造方法および用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11293144A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004083841A (ja) * | 2002-02-04 | 2004-03-18 | Canon Inc | 水性インク |
| JP2004210865A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Canon Finetech Inc | インクジェットプリンター用水性インク |
| JP2007107013A (ja) * | 1999-12-17 | 2007-04-26 | E I Du Pont De Nemours & Co | アミド官能基を有する顔料分散剤としてのグラフトコポリマー |
| US7285581B2 (en) | 2003-06-18 | 2007-10-23 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Processed pigments, pigment-dispersed solution, ink for ink jet, manufacturing method of processed pigments and manufacturing method of pigment-dispersed solution |
| US7795347B2 (en) | 2003-03-14 | 2010-09-14 | Mitsui Chemicals, Inc. | Multi-branched polymer, process for producing the same, and applications thereof |
| US9146488B2 (en) | 2012-11-15 | 2015-09-29 | Konica Minolta, Inc. | Liquid developer |
| US10180635B2 (en) | 2012-11-15 | 2019-01-15 | Konica Minolta, Inc. | Liquid developer |
-
1998
- 1998-04-13 JP JP10160298A patent/JPH11293144A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007107013A (ja) * | 1999-12-17 | 2007-04-26 | E I Du Pont De Nemours & Co | アミド官能基を有する顔料分散剤としてのグラフトコポリマー |
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| US7605192B2 (en) | 2002-02-04 | 2009-10-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Aqueous ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus |
| JP2004210865A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Canon Finetech Inc | インクジェットプリンター用水性インク |
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| US9146488B2 (en) | 2012-11-15 | 2015-09-29 | Konica Minolta, Inc. | Liquid developer |
| US10180635B2 (en) | 2012-11-15 | 2019-01-15 | Konica Minolta, Inc. | Liquid developer |
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