JPH11293290A - 粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法 - Google Patents

粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法

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JPH11293290A
JPH11293290A JP12007098A JP12007098A JPH11293290A JP H11293290 A JPH11293290 A JP H11293290A JP 12007098 A JP12007098 A JP 12007098A JP 12007098 A JP12007098 A JP 12007098A JP H11293290 A JPH11293290 A JP H11293290A
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JP
Japan
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detergent composition
fragrance
nonionic
nonionic detergent
nonionic surfactant
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JP12007098A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Horie
弘道 堀江
Hiroyuki Masui
宏之 増井
Tomonori Takahashi
友則 高橋
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期保存しても良好な臭気(香気)を維持す
ることができる粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法を提
供する。 【解決手段】 少なくともノニオン界面活性剤、洗浄ビ
ルダー及び香料を含有する粒状ノニオン洗剤組成物を製
造するに際し、ノニオン界面活性剤と香料を予め混合し
た後、該混合物と洗浄ビルダーを撹拌造粒又は捏和破砕
造粒する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粒状ノニオン洗剤組
成物の製造方法に関し、更に詳しくは長期保存しても良
好な臭気(香気)を維持することができる粒状ノニオン
洗剤組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノニオン界面活性剤は、一般に低泡性で
あり、洗浄力が水の硬度の影響を受けにくく、特に泥汚
れや低温での汚れ分散性にも優れている。更に、生分解
性が良好で環境負荷が低く、低毒性で安全性にも問題が
ないなど、優れた界面活性剤である。しかしながら、ノ
ニオン界面活性剤は、通常含まれる微量の低級アルコー
ルや低級脂肪酸に起因する独特の不快臭を有しており、
そのためノニオン界面活性剤を配合した固体状の洗剤組
成物は溶解時等に不快臭を発生し、製品の使用感を低下
させるという問題があった。
【0003】そこで、香料を洗剤組成物に配合してノニ
オン界面活性剤の不快臭をマスキングすることが考えら
れるが、洗剤組成物中のノニオン界面活性剤の配合量が
香料の配合量よりも圧倒的に多いため、ノニオン界面活
性剤の不快臭を完全にマスキングするには匂いの強い香
料を多量に配合せざるを得ず、その結果、洗剤組成物の
香りが強くなり過ぎるとか、洗剤組成物溶解時に発生す
る強い不快臭を持続してマスキングすることが困難にな
るという問題があった。そのため、特定の香料成分を配
合することにより、組成物の香りを過度に強くすること
なく非イオン界面活性剤の不快臭をマスキングする組成
物が提案されている(特開平5−202387号公
報)。
【0004】また、香料を配合したノニオン洗剤組成物
には、保存中に香料(香気)が劣化するという問題があ
る。特に、組成物の香りが強くなり過ぎないように配合
量が制御されていることから、香料の劣化は大きな問題
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上記
従来技術の実情に鑑みてなされたものであって、長期保
存しても良好な臭気(香気)を維持することができる粒
状ノニオン洗剤組成物の製造方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、ノニオン界面活性剤と香料を予め混合し
てノニオン−香料混合物を調製した後に、該混合物と洗
浄ビルダーを混合造粒処理に付することにより、上記目
的が達成されることを見い出し、本発明に到達した。
【0007】即ち、本発明によれば、少なくともノニオ
ン界面活性剤、洗浄ビルダー及び香料を含有する粒状ノ
ニオン洗剤組成物を製造するに際し、ノニオン界面活性
剤と香料を予め混合した後、該混合物と洗浄ビルダーを
撹拌造粒又は捏和破砕造粒することを特徴とする粒状ノ
ニオン洗剤組成物の製造方法が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、具体的に
詳しく説明する。本発明の粒状ノニオン洗剤組成物の製
造方法は、少なくともノニオン界面活性剤、洗浄ビルダ
ー及び香料を含有する粒状ノニオン洗剤組成物を製造す
る際に、 イ)ノニオン界面活性剤と香料を予め混合して、ノニオ
ン−香料混合物を調製し、 ロ)該混合物と洗浄ビルダーを撹拌造粒又は捏和破砕造
粒することを特徴とする。
【0009】従来、粒状ノニオン洗剤組成物の製造に際
しては、洗浄ビルター類を混合しながら液状ノニオン界
面活性剤を徐々に添加又は噴霧して均一混合物を得、次
いで該混合物に香料その他の少量成分を添加混合するの
が一般であった(特開平4−339898号公報参
照)。ただ、このように香料等の少量成分を洗剤造粒物
に配合した場合には、どうしても長期保存時に香料の劣
化が発生する。しかしながら、本発明の方法では、前段
の反応工程でノニオン−香料混合物を調製した後、該混
合物と洗浄ビルターを造粒工程に付することによって、
長期保存時においても良好な臭気(香気)を維持できる
粒状ノニオン洗剤組成物を得ることができるものとな
る。
【0010】本発明の方法においては、ノニオン界面活
性剤としては、各種のノニオン界面活性剤を使用するこ
とができる。好ましいノニオン界面活性剤としては、例
えば、以下のものを挙げることができる。
【0011】(1)炭素数6〜22、好ましくは8〜1
8の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキ
シドを平均3〜30モル、好ましくは5〜20モル付加
したポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)
エーテル。この中でも、ポリオキシエチレンアルキル
(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテル
が好適である。 (2)ポリオキシエチルアルキル(又はアルケニル)フ
ェニルエーテル。
【0012】(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエス
テル結合間にアルキレンオキシドが付加した以下の式で
示される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。 R1CO(OA)n OR2 (R1COは、炭素数6〜22、好ましくは8〜18の
脂肪酸残基を表わす。OAは、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド等の炭素数2〜4、好ましくは2〜3の
アルキレンオキシドの付加単位を表わす。nは、アルキ
レンオキシドの平均付加モル数を示し、一般に3〜3
0、好ましくは5〜20の数である。R2は、炭素数1
〜3の置換基を有してもよい低級アルキル基を表す。)
【0013】 (4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。 (5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。 (6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。 (7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。 (8)グリセリン脂肪酸エステル。
【0014】上記のノニオン界面活性剤の中でも、融点
が40℃以下でHLBが9〜16のポリオキシエチレン
アルキル(又はアルケニル)エーテル、脂肪酸メチルエ
ステルにエチレンオキシドが付加した脂肪酸メチルエス
テルエトキシレートが特に好適に用いられる。また、こ
れらのノニオン界面活性剤は混合物として使用してもよ
い。
【0015】ノニオン界面活性剤は、粒状ノニオン洗剤
組成物中に、好ましくは15〜50重量%、更に好まし
くは15〜40重量%、特に好ましくは15〜35重量
%含有される。この量が15重量%未満では、得られる
洗剤粒子中のノニオン界面活性剤濃度が低いばかりか低
嵩密度となるため、洗剤の使用量を多くしないと良好な
洗浄効果が得られず、近年のコンパクト化と相反する結
果となり好ましくない。また、省資源の点でも好ましく
ない。一方、50重量%を超えると、バッチ式の製造の
場合には特に問題とはならないが、連続式の製造の際に
は造粒機内への付着量が増し、安定に製造することが困
難となり、好ましくない。
【0016】本発明の実施に当っては、先ずノニオン界
面活性剤と香料とが混合され、ノニオン−香料混合物が
調製されるが、香料としては、下記に示すようなものが
使用される。 (1)炭素数10〜15のアルコール (2)炭素数7〜10の芳香族アルコール (3)炭素数8〜17のギ酸エステル又は酢酸エステル (4)炭素数10〜15の炭化水素 (5)炭素数7〜15の芳香族アルデヒド (6)炭素数8〜14の脂肪族アルデヒド (7)フェノール系香料 これら香料の具体例としては、以下の化合物が挙げられ
る。
【0017】(1)炭素数10〜15のアルコール:リ
ナロール、ゲラニオール、ネロール,シトロネロール、
ジメチルオクタノール、ヒドロキシシトロネール、テト
ラヒドロリナロール、ファルネソール、ネロリドール、
サンタロール、セドロール、ベチベロール、α−テルピ
ネオール、1−メントール、ボルネオール等。
【0018】(2)炭素数7〜10の芳香族アルコー
ル:ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコー
ル、β−フェニルプロピルアルコール、シンナミックア
ルコール、ジメチルベンジルカルビノール、ジメチルフ
ェニルカルビノール等。
【0019】(3)炭素数8〜17のギ酸エステル又は
酢酸エステル:ギ酸ゲラニル、ギ酸ベンジル、ギ酸フェ
ニルエチル、酢酸トシロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸リ
ナリル、酢酸ボルニル、酢酸テルピニル、酢酸ベンジ
ル、酢酸フェニルエチル、酢酸フェニルプロピル、酢酸
セドリル、酢酸−p−t−ブチルシクロヘキシル等。
【0020】(4)炭素数10〜15の炭化水素:α−
ピネン、β−ピネン、リモネン、テルピノーレン、β−
カリオレフレイン等。
【0021】(5)炭素数7〜15の芳香族アルデヒ
ド:ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、シ
ンナムアルデヒド、α−アミルシンナムアルデヒド、α
−ヘキシルシンナムアルデヒド、シクラメンアルデヒ
ド、リリーアルデヒド等。
【0022】(6)炭素数8〜14の脂肪族アルデヒ
ド:n−オクチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒド、
n−デシルアルデヒド、シトロネラール、シトラール、
n−ウンデシルアルデヒド、ウンデシレンアルデヒド、
ドデシルアルデヒド、n−ヘキサデシルアルデヒド等。
【0023】(7)フェノール系香料:チモール、カル
バクロール、オイゲノール、イソオイゲノール等。
【0024】なお、本発明の方法においては、ノニオン
−香料混合物を予め調製するという工程を採用したこと
から、常法による粒状ノニオン洗剤組成物製造の場合に
は、洗剤中のアルカリビルダーや水分の影響で化学変化
し、貯蔵期間中に匂いが劣化し易い、例えば(i)短鎖
脂肪酸のエステル類や分子内エステル類(ii)短鎖1級
脂肪族アルデヒド(iii)バニリンなどのフェノール類
の一部などの香料も、化学変化が抑制されるので、使用
可能となる。
【0025】このような香料としては、炭素数8〜17
のギ酸エステル又は酢酸エステル、炭素数7〜15の芳
香族アルデヒド、炭素数8〜14の脂肪族アルデヒド及
びフェノール系香料として上記に例示された化合物が挙
げられる。
【0026】本発明の方法におけるノニオン界面活性剤
と香料の混合は、ノニオン界面活性剤の流動化点以上の
温度、一般に20〜80℃、好ましくは20〜60℃で
実施される。撹拌は均一に混ざる程度でよく、静置でも
可能である。使用する装置としては、撹拌翼を備えたタ
ンクが好ましい。
【0027】なお、香料は最終の粒状ノニオン洗剤組成
物中での配合量が0.001〜1重量%、好ましくは
0.01〜0.8重量%、更に好ましくは、0.05〜
0.5重量%になるように供給される。
【0028】本発明の方法においては、次に上記工程で
得られたノニオン−香料混合物と洗浄ビルダーとを撹拌
造粒又は捏和破砕造粒し、粒状ノニオン洗剤組成物が製
造される。なお、粒状ノニオン洗剤組成物中には、通常
洗剤に配合される少量成分、例えば蛍光剤、酵素、漂白
剤、帯電防止剤、表面改質剤、アニオン界面活性剤、再
汚染防止剤、増量剤、還元剤等を配合することができる
が、これらの成分は本造粒工程で配合してもよいし、ま
た本工程で得られた洗剤粒子に配合してもよい。
【0029】本発明の方法においては、洗浄ビルターと
して、通常洗剤に使用されているビルダーが使用され
る。例えば、ゼオライト、トリポリリン酸塩、クエン酸
塩、コハク酸塩、ポリアクリル酸塩、アクリル酸−マレ
イン酸共重合体、EDTAなどのキレートビルダーや、
アルカリ金属炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等)、アルカリ金属ケイ酸塩(ケイ酸ナトリウム、ケイ
酸カリウム等)、層状ポリケイ酸塩(マカタイト、カネ
マイト等)などのアルカリビルダーが含まれる。
【0030】洗浄ビルダーは粒状ノニオン洗剤組成物中
に、一般に20〜80重量%、好ましくは30〜70重
量%、更に好ましくは40〜60重量%配合されるよう
な量でノニオン−香料混合物と混合造粒される。洗浄ビ
ルダーの配合量が20重量%未満では洗浄力が低下する
し、80重量%超過では他の成分の配合量が相対的に低
下し、例えばノニオン界面活性剤の配合量が減少するた
め、洗浄力が低下するので好ましくない。
【0031】その他の洗剤中に配合される成分の具体例
としては、以下のものが示される。 (1)蛍光剤:ビス(トリアジニルアミノ)スチルベン
ジスルホン酸誘導体、ビス(スルホスチリル)ビフェニ
ル塩[チノパールCBS]等。 (2)酵素:リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ア
ミラーゼ等。 (3)漂白剤:過炭酸塩、過硼酸塩等。 (4)帯電防止剤:ジアルキル型4級アンモニウム塩な
どのカチオン界面活性剤等。 (5)表面改質剤:微粉炭酸カルシウム、微粉ゼオライ
ト、ポリエチレングリコール等。 (6)アニオン界面活性剤:α−スルホ脂肪酸メチルエ
ステル塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪
酸石鹸等。 (7)再汚染防止剤:カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体等。 (8)増量剤:硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩酸ナ
トリウム等。 (9)還元剤:亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等。
【0032】本発明の方法においては、前記ノニオン−
香料混合物と洗浄ビルダーは撹拌造粒又は捏和破砕造粒
に付され、粒状ノニオン洗剤組成物が製造される。
【0033】撹拌造粒法においては、撹拌造粒機とし
て、ハイスピードミキサー〔深江工業(株)製〕、シュ
ギミキサー〔ホソカワミクロン(株)製〕、レーディゲ
ミキサー〔(株)マツボー製〕などの造粒器内部に撹拌
翼を有し、この撹拌翼と造粒器内部壁面との間に30m
m以下のクリアランスを有する内部撹拌型の造粒機に、
ノニオン界面活性剤及び洗浄ビルダー、更には任意に添
加することのできる成分を導入し、処理することによっ
て粒状ノニオン洗剤組成物を製造することができる。
【0034】撹拌造粒の温度は、一般に20〜60℃、
好ましくは30〜50℃、更に好ましくは35〜50℃
である。温度が20℃よりも低い場合には、造粒が進み
にくく、好ましくない。一方、温度が60℃よりも高く
なると、逆に、造粒機への付着が生じ、負荷が過大とな
り易くなり、好ましくない。また、撹拌造粒処理におけ
る処理時間は、通常、1〜10分間、好ましくは2〜8
分間である。
【0035】捏和破砕造粒法においては、混練押出し
機、好ましくは、密閉式の圧密化処理装置、更に好まし
くは横型連続式のニーダーに、ノニオン界面活性剤及び
洗浄ビルダー、並びに必要に応じて他の任意成分を導入
し、ニーダー内で剪断力を付与しながら混合して造粒物
(固体洗剤)を形成し、次いで破砕造粒機、好ましく
は、カッターミルによって破砕造粒し、圧密化処理を行
って製造することができる。この場合、ニーダーの他
に、一軸又は二軸スクリュー押出機などを用いて行うこ
ともできる。本発明で使用する混練押出し機として、具
体的には、株式会社栗本鐵工所製のKRCニーダーなど
が挙げられる。本発明で使用する破砕造粒機としては、
例えば、フィッツミル〔ホソカワミクロン(株)製のD
KASO 6型〕を使用することができる。破砕造粒の
際には、粉砕助剤として、例えば、結晶質アルミノケイ
酸ナトリウムを添加してもよい。
【0036】混練押出し機は、一般に30〜60℃、好
ましくは35〜55℃、更に好ましくは40〜50℃で
ある。温度が30℃よりも低い場合には、混練押出機へ
の負荷が過大となり易く、好ましくない。一方、温度が
60℃よりも高くなると、逆に、混練物が粉砕機に付着
し易くなり、好ましくない。処理時間は、通常、0.2
〜2分間、好ましくは0.5〜1分間である。また、破
砕造粒処理は、一般に5〜30℃、好ましくは10〜2
5℃、更に好ましくは10〜20℃である。温度が5℃
よりも低い場合には、結露が発生し易くなり、好ましく
ない。一方、温度が30℃よりも高くなると、逆に、粉
砕機への付着が生じ易くなり、好ましくない。処理時間
は、通常、1〜30秒間、好ましくは3〜30秒間であ
る。
【0037】このような、ノニオン−香料混合物を使用
する撹拌造粒又は捏和破砕造粒により、本発明の方法で
は嵩密度が0.3〜1.2g/ml、好ましくは0.5
〜1g/mlの圧密化物を得ることができる。更に、こ
のようにして製造された洗剤粒子に対して、例えば、転
動ドラム中でコーティング剤を添加してコーティング処
理してもよい。これにより、流動特性を改良することが
できる。コーティング剤としては、JIS200メッシ
ュふるい通過分が50%以上の無機質粉末が好適であ
り、素材的には例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウ
ム等の炭酸塩や、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム等のケイ酸塩、ゼオライト等のアルミ
ノケイ酸塩等を使用することができる。コーティング剤
は、本発明の粒状ノニオン洗剤組成物中に、一般に0.
5〜15重量%、好ましくは1〜10重量%の量で使用
される。
【0038】更に、このように製造された洗剤粒子に
は、酵素などの少量成分を添加することもできる。得ら
れた粒状ノニオン洗剤組成物は、一般に平均粒径300
〜3000μm、好ましくは350〜2000μm、特
に好ましくは400〜1000μmである。
【0039】
【実施例】以下、本発明について、実施例及び比較例に
より更に詳細に説明する。なお、実施例及び比較例にお
いては、以下の試験方法により各試料を評価した。
【0040】〈臭気試験〉外側からコートボール紙(坪
量:350g/m2)、ワックスサンド紙(坪量:30
g/m2)、クラフトパルプ紙(70g/m2)の3層か
らなる紙を用いて、長さ15cm×幅9.3cm×高さ
18.5cmの箱を作製した。この箱に試料1.2kg
を入れ、45℃、85%HRの恒温恒湿室中に30日間
保存後、以下の基準で官能評価した。 ◎:保存前と比較して同程度の臭気であり良好 ○:保存前と比較してほぼ同程度の臭気であり良好 △:保存前と比較してやや異臭が感じられるが許容でき
るレベル ×:保存前と比較してかなり異臭が感じられ許容できな
いレベル
【0041】実施例1 後記表2に示す量の洗浄ビルダーと非晶質シリカ(W
C)をレーディゲミキサー〔(株)マツボー製、M−2
0型〕に投入し、主軸(200rpm)、チョッパー
(6000rpm)の撹拌下でこれら成分を30秒間混
合した。次いで、表2に示す量のノニオン界面活性剤と
香料(表1の組成)の混合物を添加し、平均粒子径が5
00μmとなるまで造粒した。最後に、他の任意成分
〔A型ゼオライト(CZ)、酵素、過炭酸ナトリウム
(PC)〕を表2に示す量加え30秒間混合し、粒状ノ
ニオン洗剤組成物(平均粒子径500μm)を得た。評
価結果を表2に示す。
【0042】実施例2 後記表2に示す量のノニオン界面活性剤と香料(表1の
組成)の混合物、洗浄ビルダー及びWCを連続ニーダー
〔栗本鉄工所(株)製KRC−4型〕に投入し固形洗剤
を形成した後、該固形洗剤を表2に示す量のA型ゼオラ
イト微粉末(CZ)の共存下で破砕造粒機〔ホソカワミ
クロン(株)製DKASO6型〕を用いて平均粒子径が
500μmとなるまで造粒した。最後に、他の任意成分
(CZ、酵素、PC)を表2に示す量加え、粒状ノニオ
ン洗剤組成物(平均粒子径500μm)を得た。評価結
果を表2に示す。
【0043】比較例1 後記表2に示す量の洗浄ビルダーとWCをレーディゲミ
キサー〔(株)マツボー製、M−20型〕に投入し、主
軸(200rpm)、チョッパー(6000rpm)の
撹拌下でこれら成分を30秒間混合した。次いで、表2
に示す量のノニオン界面活性剤を添加し、平均粒子径が
500μmとなるまで造粒した。最後に、香料(表1の
組成)と他の任意成分(CZ、酵素、PC)を表2に示
す量加え30秒間混合し、粒状ノニオン洗剤組成物(平
均粒子径500μm)を得た。評価結果を表2に示す。
【0044】〈使用原料〉なお、実施例及び比較例で使
用したノニオン界面活性剤、洗浄ビルダー及び香料は、
以下の通りである。
【0045】イ)ノニオン界面活性剤 C1225O(CH2CH2O)6 H〔新日本理科(株)製
コノール20Pにエチレンオキシドを平均6モル付加し
たポリオキシエチレンアルキルエーテル〕 ロ)洗浄ビルダー (1)洗浄ビルダーA A型ゼオライト〔水沢化学(株)製シルトンB〕 (2)洗浄ビルダーB 層状シリケート〔ヘキスト社製SKS−6〕 (3)洗浄ビルダーC 軽質炭酸ナトリウム〔旭硝子(株)製軽灰〕 ハ)香料 表1に示す組成
【0046】
【表1】 成 分 配合量 (重量部) ────────────────────────────────── 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−オール 80 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−イル−アセテート 60 3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール 40 β−フェニルエチルアルコール 50 p−tert−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド 70 α−メチル−p−イソプロピルフェニルプロピオンアルデヒド 60 α−n−アミルシンナミックアルデヒド 20 α−n−ヘキシルシンナミックアルデヒド 60 7−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラ ヒドロナフタレン 80 3−(5,5,6−トリメチル−ノルバルナン−2−イル) シクロヘキサン−1−オール 20 ベルトフィックス 30 2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテ −1−イル)−2−ブタン−1−オール10% 10 α,α−ジメチル−p−エチルヒドロシンナミックアルデヒド 40 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド 10 cis−3−ヘキセノール 10 2−trans−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン −1−オール 30 n−デシルアルデヒド 5 10−ウンデセン−1−アール 5 メチルノニルアセトアルデヒド 5 4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3− シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド 30 ナフタレン−2−アセチル−1,2,3,4,6,7,8− オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル 30 5−(2−メチレン−6,6−ジメチル−シクロヘキシル) −4−ペンタン−3−オン 50 2−メトキシ−4−プロペニルフェノール 20 アリルシクロヘキサンプロピオネート 10 6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル −4(5H)−インダノン 5 p−プロペニルフェニルメチルエーテル 5 メチル−2−アミノベンゾエート 5 レモンオイル 30 オレンジオイル 20 ラバンジンオイル 20 パチュリオイル 10 3,7−ジメチル−2,6−オクタジエナール 30 メチルジヒドロジャスモネート 50 沸点230℃(1気圧)の香料成分が、全香料中に 占める割合(wt%) 66
【0047】
【表2】 註)酵素:リパーゼ/プロテアーゼ/セルラーゼ=1/1/1の混合 PC:過炭酸ナトリウム(三菱化学社製) CZ:A型ゼオライト〔水沢化学(株)製シルトンB〕 WC:非晶質シリカ〔(株)トクヤマ製トクシールN〕
【0048】表2の結果から、本発明の方法によって得
られた粒状ノニオン洗剤組成物は4週間保存後も良好な
臭気(香気)を保持できることがわかる。
【0049】
【発明の効果】本発明の方法によれば、少なくともノニ
オン界面活性剤、洗浄ビルダー及び香料を含有する粒状
ノニオン洗剤組成物を製造するに際し、ノニオン界面活
性剤と香料を予め混合した後、該混合物と洗浄ビルダー
を撹拌造粒又は捏和破砕造粒することにより、長期間保
存しても香料の劣化が抑制でき、良好な臭気(香気)を
維持することができる粒状ノニオン洗剤組成物が得られ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともノニオン界面活性剤、洗浄ビ
    ルダー及び香料を含有する粒状ノニオン洗剤組成物を製
    造するに際し、ノニオン界面活性剤と香料を予め混合し
    た後、該混合物と洗浄ビルダーを撹拌造粒又は捏和破砕
    造粒することを特徴とする粒状ノニオン洗剤組成物の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000023560A1 (fr) * 1998-10-16 2000-04-27 Kao Corporation Procede de fabrication de particules de detergent

Cited By (2)

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