JPH11294022A - 家具建具等の戸板構造 - Google Patents

家具建具等の戸板構造

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JPH11294022A
JPH11294022A JP9967798A JP9967798A JPH11294022A JP H11294022 A JPH11294022 A JP H11294022A JP 9967798 A JP9967798 A JP 9967798A JP 9967798 A JP9967798 A JP 9967798A JP H11294022 A JPH11294022 A JP H11294022A
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Koichi Onoyama
晃一 斧山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸板組立て後に塗装を施していたため、塗装
後に各部材間にずれが生じるとともに未塗装部分が露出
する。 【解決手段】 戸板の骨格部材は、左右側板と、その上
下端に架設する上側板及び下側板と、左右側板の中間に
配設する中間板と左右側板と中間板との間に架設する仕
切り板とより構成され、各板にはそれぞれ側板用溝部、
中間板用溝部、上側板用溝部、下側板用溝部、仕切り板
用溝部が形成され、さらに、上下側板の左右側端面には
側板用ほぞを、仕切り板の左右側端面には仕切り板用ほ
ぞを、それぞれ突設し、各ほぞは、各部材の接合時に所
定の溝部に嵌着自在とし、しかも、戸板の骨格部材を先
に塗装しておき、その後に組立てを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家具建具等の戸
板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアやクローゼット等の建具類、
或は家具等の戸板は、両側縁の両側板と、その上下端を
連結する上側板及び下側板と、上板と下板の中央部間に
架設し、両側板の中間に配設する中間板と、中間板の中
央と両側板間に架設する仕切り板とより構成されてい
る。
【0003】そして、これらの部材よりなる戸板は、各
部材の組立てにより形成された方形状のかこみ空間にガ
ラスや化粧板をはめ込んで構成されている。
【0004】しかも、各部材の組立ては、溝とほぞ、或
は連結具等を用いて接合して行っている。
【0005】このようにして戸板を予め組付けた後に全
体を塗装して戸板製品としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような戸板は装飾
的な色彩が強いため、接合部のずれや塗装の不良等の外
観的に認識される不良に対して厳しい規格が存在する。
【0007】そのため、従来の戸板では、予め戸板の組
立てを行った後に塗装を施すことにより、塗装後、各部
材が収縮または膨張することにより各接合部にわずかな
ずれが発生し、そのわずかなずれのために不良製品とな
るという欠点があった。
【0008】さらに、接合部がずれることにより、接合
部に隠れて塗料が付着されていない部分が未塗装状態と
して視覚に認識されることから、外観的な不良製品とな
る欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、戸板の骨格
部材を、左右側板と、その上下端に架設する上側板及び
下側板と、左右側板の中間に配設する中間板と左右側板
と中間板との間に架設する仕切り板とより構成すると共
に、左右側板の板厚は少くとも上下側板または中間板よ
りも厚くし、しかも左右側板の板厚は、少くとも上下側
板または中間板よりも大きくし、しかも左右側板の内側
端面には側板用溝部を、中間板の両側端面には、中間板
用溝部を、上下側板の下側端面には、上側板用溝部及び
下側板用溝部を、仕切り板の上下側端面には、仕切り板
用溝部を、それぞれ形成し、また、上下側板の左右側端
面には側板用ほぞを、仕切り板の左右側端面には仕切り
板用ほぞを、それぞれ突設し、各ほぞは、各部材の接合
時に所定の溝部に嵌着自在とし、しかも戸板の骨格部材
を先に塗装しておき、その後に組立てを行うことにより
塗装戸板とすることを特徴とした家具等の戸板構造を提
供せんとするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明では、戸板の骨格部材を
左右側板、上側板、下側板、中間板、仕切り板等より構
成し、これらの部材を、組立てる前にまず塗装を行う。
【0011】塗装された骨格部材は、戸板に組立てられ
るものであるが、組立てに際しては側板用溝部、中間板
用溝部、上側板用溝部、下側板用溝部、仕切り板用溝部
に側板用ほぞ、仕切り板用ほぞを嵌着して各部材の接
合、組立てを行う。
【0012】さらに、左右側板の肉厚を他の部材より大
きくしておくことにより、組立て時に他部材との接合部
分に故意に段差を生起させ、その段差に外観上の装飾的
意義をもたせることにより、接合部に生起されたずれ等
に対して行われていた厚みの仕上げ調整が不要となる。
【0013】また、組立て前の各部材を塗装しておき、
その後に組立てることにより、組立て後に接合部にずれ
が生起されても、外観上、未塗装部分が生じることは
い。
【0014】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説す
る。
【0015】図1は、本発明の家具等の戸板構造に使用
する骨格部材Xの分解説明図である。
【0016】骨格部材Xは、次の構成よりなる。
【0017】すなわち、左右側板A,A′と、その上下
端に架設する上側板B、及び下側板B′と、左右側板
A,A′の中間に配設する中間板Cと、左右側板A,
A′と中間板Cとの間に架設する仕切り板D,D′とよ
りなる。
【0018】Eは、これらの骨格部材により形成される
方形空間にはめこまれるはめ板であり、はめ板Eは、薄
板の場合やガラス板の場合等、その種類を問わない。
【0019】また、左右側板A,A′の板厚Tは少くと
も上下側板B,B′または中間板Cの板厚tよりも大き
くしている。
【0020】さらに、左右側板A,A′の内側端面には
側板用溝部1,1′を凹設し、また中間板Cの両側端面
には中間板用溝部2,2′を凹設し、また、上下側板
B,B′の下側端面には上側板用溝部3及び下側板用溝
部3′を凹設し、また仕切り板D,D′の上下側端面に
は仕切り板用溝部5,5′を凹設している。
【0021】また、上下側板B,B′の左右側端面に
は、上下側板用ほぞ6,7,6′,7′を突設し、仕切
り板D,D′の左右側端面には仕切り板用ほぞ8,9,
8′,9′を突設している。
【0022】しかも、各ほぞ6,7,6′,7′,8,
9,8′,9′は対応する各溝部1,1′,2,2′に
それぞれ嵌着自在となっている。
【0023】また、はめ板Eの周縁部は、各溝部1,
1′,2,2′,3,3′,5,5′にそれぞれ嵌着自
在となっている。
【0024】ここで、上下側板B、B′に形成されるほ
ぞの構造として、上下側板B、B′と、左右側板A,
A′との接合における接合強度を高めるために、上下側
板B、B′の左右側端面に形成されている上下側板用ほ
ぞ6、6′、7、7′において、図5に例示すように、
ほぞの一部をほぞの方向により長く形成したほぞ延長部
10、11を設けることにより、左右側板A、A′に、
より深くまで嵌着できるようにしてもよい。
【0025】このとき、左右側板A,A′には、ほぞ延
長部10、11が嵌入するほぞ穴を形成しておくことは
いうまでもない。
【0026】以上のように構成された骨格部材Xは、戸
板Mに組立てられる前に各板A,A′,B,B′,C,
D,D′を予め全面塗装処理され、その後、溝とほぞを
利用して組み立てられて図2に示す戸板Mが構成され
る。
【0027】組立てに際しては、左右側板A,A′の側
板用溝部1,1′に、上下側板用ほぞ6,7,6′,
7′を嵌着して、方形枠体に形成すると同時に、仕切り
板D,D′の仕切り板用ほぞ8,9,8′,9′を、左
右側板A,A′の側板用溝部1,1′及び中間板Cの中
間板用溝部2,2′中に嵌着して、上記方形枠体の中に
縦方向の中間板Cを配設固定する。
【0028】かかる組立て時には、当然に、左右側板
A,A′と上下側板B,B′と中間板Cと仕切り板D,
D′との間に形成される方形空間には、各板A,A′,
B,B′,C,D,D′の溝部1,1′,2,2′,
3,3′,5,5′中にはめ板Eが嵌着される。
【0029】さらに、図3,4に示すように、左右側板
A,A′の板厚Tは上下側板B,B′または中間板Cの
板厚tより肉厚に構成されているので、組み立てた際
に、この板厚の差が段差となって形成され、しかもこの
段差が装飾的な意義も有するため、組立て後に、接合部
に生起されたずれを修正する面合わせ作業が不要とな
る。
【0030】そのうえ、組立て前に各板A,A′,B,
B′,C,D,D′が全面塗装されているために段差の
部分も塗装された状態となっており、組立後にずれが生
起されても未塗装部分が生じるおそれはない。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、戸板の骨格部材が左
右側板と上下側板と中間板と仕切り板とより構成されて
おり、これらを戸板に組立てる前に、全面塗装し、かつ
左右側板の板厚を少くとも上下側板または中間板の板厚
よりも厚くしているので、現場の組立て作業が容易とな
り、また、組立て時に接合部分にずれが生起されても、
未塗装部分がないため、未塗装面が露出することはな
く、美麗に仕上げることができる効果がある。
【0032】更には、左右側板の板厚を大きくしている
ので、組立てた際に段差が生起され、その部分に装飾的
意義を生起させることにより、接合部に生起されたずれ
を修正するために行われていた面仕上げ作業の煩わしさ
を回避できるとともに、接合部のずれによる不良製品の
発生を防止することができる効果がある。
【0033】以上のように、組立て作業の煩雑さを取り
除き、かつ、外観上の美麗さを保持しながら生産コスト
の大幅なダウンをすることができる、工業上、極めて有
利な戸板を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明戸板構造の分解説明図。
【図2】本発明戸板構造で製造した戸板の正面図。
【図3】同平面図。
【図4】同横断平面図。
【図5】他の実施例の説明図
【符号の説明】
X 骨格部材 A 左側板 A′ 右側板 B 上側板 B′ 下側板 C 中間板 D 仕切り板 D′ 仕切り板 E はめ板 M 戸板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸板の骨格部材を、左右側板と、その上
    下端に架設する上側板及び下側板と、左右側板の中間に
    配設する中間板と左右側板と中間板との間に架設する仕
    切り板とより構成すると共に、左右側板の板厚は少くと
    も上下側板または中間板よりも厚くし、しかも左右側板
    の内側端面には側板用溝部を、中間板の両側端面には、
    中間板用溝部を、上下側板の下側端面には、上側板用溝
    部及び下側板用溝部を、仕切り板の上下側端面には、仕
    切り板用溝部を、それぞれ形成し、また、上下側板の左
    右側端面には側板用ほぞを、仕切り板の左右側端面には
    仕切り板用ほぞを、それぞれ突設し、各ほぞは、各部材
    の接合時に所定の溝部に嵌着自在とし、しかも戸板の骨
    格部材を先に塗装しておき、その後に組立てを行うこと
    により塗装戸板とすることを特徴とした家具等の戸板構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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