JPH11294098A - 耐火トンネル構造体 - Google Patents
耐火トンネル構造体Info
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- JPH11294098A JPH11294098A JP10130940A JP13094098A JPH11294098A JP H11294098 A JPH11294098 A JP H11294098A JP 10130940 A JP10130940 A JP 10130940A JP 13094098 A JP13094098 A JP 13094098A JP H11294098 A JPH11294098 A JP H11294098A
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、トンネル構造材の表面に耐火材
層を形成してトンネル火災による亀裂発生や強度劣化を
防止する耐火トンネル構造体を提供するものである。 【解決手段】 コンクリート基材等からなるトンネル構
造材1の表面に吹付けやパネル状の耐火材層2を一体ま
たは一体的に形成して耐火トンネル構造体を構成してい
るものである。また、トンネル構造材1の表面に形成さ
れる耐火材層2には内装仕上げ材3が設置されている。
層を形成してトンネル火災による亀裂発生や強度劣化を
防止する耐火トンネル構造体を提供するものである。 【解決手段】 コンクリート基材等からなるトンネル構
造材1の表面に吹付けやパネル状の耐火材層2を一体ま
たは一体的に形成して耐火トンネル構造体を構成してい
るものである。また、トンネル構造材1の表面に形成さ
れる耐火材層2には内装仕上げ材3が設置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル構造材
の表面に耐火材層を一体的に形成することによってトン
ネル火災によるトンネル壁面の亀裂発生や強度劣化を防
止する耐火トンネル構造体に関するものである。
の表面に耐火材層を一体的に形成することによってトン
ネル火災によるトンネル壁面の亀裂発生や強度劣化を防
止する耐火トンネル構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、山間部や水中等に建設されて主と
して自動車あるいは鉄道車両が通行されているトンネル
を始め、都市部における道路の立体交差用の地下道等様
々の用途に対応して建設されるトンネルが交通の要路と
して利用されている。これら大部分のトンネル構造体
は、耐火材と構造材としての性能を有する40ないし5
0センチメートル程度の厚さに成形されているコンクリ
ート材によって壁および天井を構成して断面略アーチ状
に形成され、また、上下2段に仕切られて断面略円形状
を呈して形成されている水中に設置されるトンネルにお
いては、壁および天井とともに床においてもコンクリー
ト材が用いられ、これらのトンネル構造体はシールド工
法や沈埋函(管)工法等の各種工法によって建設され、
その壁面はコンクリート基材の打ち放しのものであった
り、あるいは、その表面をモルタル仕上げなどの二次覆
工が施されている。
して自動車あるいは鉄道車両が通行されているトンネル
を始め、都市部における道路の立体交差用の地下道等様
々の用途に対応して建設されるトンネルが交通の要路と
して利用されている。これら大部分のトンネル構造体
は、耐火材と構造材としての性能を有する40ないし5
0センチメートル程度の厚さに成形されているコンクリ
ート材によって壁および天井を構成して断面略アーチ状
に形成され、また、上下2段に仕切られて断面略円形状
を呈して形成されている水中に設置されるトンネルにお
いては、壁および天井とともに床においてもコンクリー
ト材が用いられ、これらのトンネル構造体はシールド工
法や沈埋函(管)工法等の各種工法によって建設され、
その壁面はコンクリート基材の打ち放しのものであった
り、あるいは、その表面をモルタル仕上げなどの二次覆
工が施されている。
【0003】また、これらのトンネル構造体によって
は、通路面側の壁面の一部に防音、排気ガス等による汚
染防止および衝突の際の緩衝のため、不燃材あるいは耐
火材から形成される一定高さの内装仕上げ材が設置され
ている。トンネル構造体の避難スペースは、通常通路の
両側に設けられているが、水中トンネルにおいてはその
下段側の中央部分に形成される緊急車両通路を挟んでそ
の両側に設けられている場合が多い。
は、通路面側の壁面の一部に防音、排気ガス等による汚
染防止および衝突の際の緩衝のため、不燃材あるいは耐
火材から形成される一定高さの内装仕上げ材が設置され
ている。トンネル構造体の避難スペースは、通常通路の
両側に設けられているが、水中トンネルにおいてはその
下段側の中央部分に形成される緊急車両通路を挟んでそ
の両側に設けられている場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにコンクリート材から構成されている現行のトンネ
ル構造体は、自動車や電車等の車両が絶え間なく通行さ
れ、突発的な衝突事故による燃料漏れや脱線事故による
電気系統の故障等によってトンネル構造体内で火災が発
生する懸念があり、仮にトンネル内で火災が発生した場
合には多数の人命が失われる大事故にも繋がりかねない
危険性がある。このようなトンネル構造体内での火災事
故の発生はトンネルという閉鎖された場所であるため、
その消火活動が制限され消火までに多くの時間を要し、
また、トンネル構造体を構成しているコンクリート材
は、その表面が炎や高熱に直接晒される状態となり、火
災の規模によっては人的、物的な直接的被害が生じる以
外トンネル構造体そのものにも多大な被害が生じる恐れ
がある。
ようにコンクリート材から構成されている現行のトンネ
ル構造体は、自動車や電車等の車両が絶え間なく通行さ
れ、突発的な衝突事故による燃料漏れや脱線事故による
電気系統の故障等によってトンネル構造体内で火災が発
生する懸念があり、仮にトンネル内で火災が発生した場
合には多数の人命が失われる大事故にも繋がりかねない
危険性がある。このようなトンネル構造体内での火災事
故の発生はトンネルという閉鎖された場所であるため、
その消火活動が制限され消火までに多くの時間を要し、
また、トンネル構造体を構成しているコンクリート材
は、その表面が炎や高熱に直接晒される状態となり、火
災の規模によっては人的、物的な直接的被害が生じる以
外トンネル構造体そのものにも多大な被害が生じる恐れ
がある。
【0005】トンネル構造体を構成しているコンクリー
ト材は、構造材と耐火材としての性能に優れているが、
火災時の炎や高熱が長時間にわたって直接晒されると収
縮を起してクラックが生じ、このクラックから漏水した
り、コンクリート材自体の強度劣化を招くことがある。
このため火災によって直接災や高熱を受けたコンクリー
ト材からなるトンネル構造体は、その損傷状態によって
部分的な補修工事か全面的な改修工事かを行わなければ
ならない。
ト材は、構造材と耐火材としての性能に優れているが、
火災時の炎や高熱が長時間にわたって直接晒されると収
縮を起してクラックが生じ、このクラックから漏水した
り、コンクリート材自体の強度劣化を招くことがある。
このため火災によって直接災や高熱を受けたコンクリー
ト材からなるトンネル構造体は、その損傷状態によって
部分的な補修工事か全面的な改修工事かを行わなければ
ならない。
【0006】これらの部分的な補修工事は、その大部分
がクラックの発生筒所に合成樹脂材やセメント等のコー
キング基材を充填して行われているため漏水の防止に対
しては有効に作用するが、劣化されたコンクリート材を
補強して強度を回復することは不可能で、そのまま放置
すると火災を受けた付近のコンクリート材の劣化が進み
崩落や浸水等の二次的災害に繋がりかねなかった。
がクラックの発生筒所に合成樹脂材やセメント等のコー
キング基材を充填して行われているため漏水の防止に対
しては有効に作用するが、劣化されたコンクリート材を
補強して強度を回復することは不可能で、そのまま放置
すると火災を受けた付近のコンクリート材の劣化が進み
崩落や浸水等の二次的災害に繋がりかねなかった。
【0007】また、既設のトンネル構造体を構成してい
るコンクリート材は、過去に火災による被害を受けてい
なくとも自然発生的なクラックへの充填封止や損害箇所
のための補修作業が行われているが、万一火災が生じた
場合にはその抵抗力の弱体化が指摘されている。さら
に、トンネル構造体全体を閉鎖して行われる全面的な改
修工事は、工事を完了して通行が再開できるようになる
までには莫大の費用と時間を要することとなる。
るコンクリート材は、過去に火災による被害を受けてい
なくとも自然発生的なクラックへの充填封止や損害箇所
のための補修作業が行われているが、万一火災が生じた
場合にはその抵抗力の弱体化が指摘されている。さら
に、トンネル構造体全体を閉鎖して行われる全面的な改
修工事は、工事を完了して通行が再開できるようになる
までには莫大の費用と時間を要することとなる。
【0008】さらに、トンネル構造体の通路側に設置さ
れている耐火材料を用いてパネル状に形成されている内
装仕上げ材は、その設置場所が壁面の一部に限られてお
り、火災が発生した場合にはトンネル壁全体を保護する
までには至っていない。
れている耐火材料を用いてパネル状に形成されている内
装仕上げ材は、その設置場所が壁面の一部に限られてお
り、火災が発生した場合にはトンネル壁全体を保護する
までには至っていない。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであって、トンネル構造材の表面に耐火材層を形成し
て耐火性と耐久性を備えた耐火トンネル構造体を提供す
ることを目的とするものである。
のであって、トンネル構造材の表面に耐火材層を形成し
て耐火性と耐久性を備えた耐火トンネル構造体を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る耐火トンネル構造体は、ト
ンネル構造材の表面に耐火材層を一体または一体となる
ように形成してなることを特徴とするものである。ま
た、請求項2に係る耐火トンネル構造体は、トンネル構
造材がコンクリート基材であることを特徴とするもので
ある。また、請求項3に係る耐火トンネル構造体は、ト
ンネル構造材が金属基材であることを特徴とするもので
ある。また、請求項4に係る耐火トンネル構造体は、ト
ンネル構造材が強化プラスチック基材であることを特徴
とするものである。
に、本発明の請求項1に係る耐火トンネル構造体は、ト
ンネル構造材の表面に耐火材層を一体または一体となる
ように形成してなることを特徴とするものである。ま
た、請求項2に係る耐火トンネル構造体は、トンネル構
造材がコンクリート基材であることを特徴とするもので
ある。また、請求項3に係る耐火トンネル構造体は、ト
ンネル構造材が金属基材であることを特徴とするもので
ある。また、請求項4に係る耐火トンネル構造体は、ト
ンネル構造材が強化プラスチック基材であることを特徴
とするものである。
【0011】さらに、請求項5に係る耐火トンネル構造
体は、前記耐火材層がトンネル構造材の表面に成形時一
体に被覆されることを特徴とするものである。また、請
求項6に係る耐火トンネル構造体は、前記耐火材層がト
ンネル構造材の表面に吹付け、または、塗布して被覆さ
れることを特徴とするものである。また、請求項7に係
る耐火トンネル構造体は、前記耐火材層がロックウー
ル、セラミックウール、セラミック粒およびセラミック
フォーム等の無機質系の耐火材を基材とすることを特徴
とするものである。
体は、前記耐火材層がトンネル構造材の表面に成形時一
体に被覆されることを特徴とするものである。また、請
求項6に係る耐火トンネル構造体は、前記耐火材層がト
ンネル構造材の表面に吹付け、または、塗布して被覆さ
れることを特徴とするものである。また、請求項7に係
る耐火トンネル構造体は、前記耐火材層がロックウー
ル、セラミックウール、セラミック粒およびセラミック
フォーム等の無機質系の耐火材を基材とすることを特徴
とするものである。
【0012】さらに、請求項8に係る耐火トンネル構造
体は、前記耐火材層がパネル状に成形されてトンネル構
造材の表面に取付けられることを特徴とするものであ
る。また、請求項9に係る耐火トンネル構造体は、前記
耐火材層の表面側には、内装仕上げ材を設けてなること
を特徴とするものである。また、請求項10に係る耐火
トンネル構造体は、前記耐火材層が発泡コンクリート
板、珪酸カルシウム板、石綿セメント板、炭酸カルシウ
ム板、GRC、耐火レンガおよび金属複合板等の無機質
系耐火材を基材としてパネル状に成形されることを特徴
とするものである。
体は、前記耐火材層がパネル状に成形されてトンネル構
造材の表面に取付けられることを特徴とするものであ
る。また、請求項9に係る耐火トンネル構造体は、前記
耐火材層の表面側には、内装仕上げ材を設けてなること
を特徴とするものである。また、請求項10に係る耐火
トンネル構造体は、前記耐火材層が発泡コンクリート
板、珪酸カルシウム板、石綿セメント板、炭酸カルシウ
ム板、GRC、耐火レンガおよび金属複合板等の無機質
系耐火材を基材としてパネル状に成形されることを特徴
とするものである。
【0013】
【作用】上記のように構成されている本発明に係る耐火
トンネル構造体によれば、トンネル構造材の表面に耐火
材層を一体に形成して耐火構造壁を構成するもので、ト
ンネル構造材はトンネル内に火災が発生しても表面の耐
火材層によって保護されて炎や高熱に直接晒されること
がなくクラックの発生を防止して強度劣化を来す恐れが
なく長期間安定した強度が保持される。
トンネル構造体によれば、トンネル構造材の表面に耐火
材層を一体に形成して耐火構造壁を構成するもので、ト
ンネル構造材はトンネル内に火災が発生しても表面の耐
火材層によって保護されて炎や高熱に直接晒されること
がなくクラックの発生を防止して強度劣化を来す恐れが
なく長期間安定した強度が保持される。
【0014】さらに、トンネル構造材は表面の耐火材層
により保護されて、トンネル構造材を単体で必要とされ
る強度と耐火性能を兼ね備えることなく、耐火材層によ
り耐火性能が分担され、板厚の厚いコンクリート基材ば
かりでなく金属基材や強化プラスチック基材等の材料が
使用されるとともに耐火構造壁の板厚を薄くすることが
可能となって、トンネル工事の工期が短縮されかつトー
タルコストが軽減される。
により保護されて、トンネル構造材を単体で必要とされ
る強度と耐火性能を兼ね備えることなく、耐火材層によ
り耐火性能が分担され、板厚の厚いコンクリート基材ば
かりでなく金属基材や強化プラスチック基材等の材料が
使用されるとともに耐火構造壁の板厚を薄くすることが
可能となって、トンネル工事の工期が短縮されかつトー
タルコストが軽減される。
【0015】さらに、耐火材層はパネル状に形成してト
ンネル構造材の表面に各種手段で取付けられ、火災を受
けたトンネル構造材を取り除いて新しいトンネル構造材
に変える必要がなく、損傷を受けた箇所のパネル状の耐
火材層のみを交換することによって復元される。
ンネル構造材の表面に各種手段で取付けられ、火災を受
けたトンネル構造材を取り除いて新しいトンネル構造材
に変える必要がなく、損傷を受けた箇所のパネル状の耐
火材層のみを交換することによって復元される。
【0016】
【発明の実施の態様】以下、この発明に係る耐火トンネ
ル構造体の実施態様につき、添付図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の耐火トンネル構造体の一例を示す正
面側の略示図、図2は表面に耐火材層が一体に成形され
るトンネル構造材の一部を示す断面図、図3は表面に耐
火材層を吹付けまたは塗布して一体に形成されるトンネ
ル構造材の一部を示す断面図、図4は表面にパネル状の
耐火材層を取付けるトンネル構造材の一部を示す断面
図、図5はパネル状の耐火材層を有する内装仕上げ材を
取り付けるトンネル構造材の一部を示す断面図である。
ル構造体の実施態様につき、添付図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の耐火トンネル構造体の一例を示す正
面側の略示図、図2は表面に耐火材層が一体に成形され
るトンネル構造材の一部を示す断面図、図3は表面に耐
火材層を吹付けまたは塗布して一体に形成されるトンネ
ル構造材の一部を示す断面図、図4は表面にパネル状の
耐火材層を取付けるトンネル構造材の一部を示す断面
図、図5はパネル状の耐火材層を有する内装仕上げ材を
取り付けるトンネル構造材の一部を示す断面図である。
【0017】本発明の実施態様における耐火トンネル構
造体は、図1に示されるように、車両通路スペース27
となる床部20の両側に避難スペース21を設け、この
床部20の両側に形成される壁部22および天井部23
とにより断面略アーチ状に形成されているもので、少な
くとも壁部22および天井部23は、コンクリート基材
からなるトンネル構造材1の表面に耐火材層2を一体ま
たは一体となるように被覆形成され、この耐火材層2は
壁部22および天井部23を構成しているトンネル構造
材1の表面全面に形成されている。
造体は、図1に示されるように、車両通路スペース27
となる床部20の両側に避難スペース21を設け、この
床部20の両側に形成される壁部22および天井部23
とにより断面略アーチ状に形成されているもので、少な
くとも壁部22および天井部23は、コンクリート基材
からなるトンネル構造材1の表面に耐火材層2を一体ま
たは一体となるように被覆形成され、この耐火材層2は
壁部22および天井部23を構成しているトンネル構造
材1の表面全面に形成されている。
【0018】この耐火トンネル構造体は、図1に示され
るように、断面略アーチ状に限られず断面略矩形状(図
9)や断面略円形状(図10)に形成されるものに用い
られるが、図10に示されるように、構造材からなる仕
切体24により上下2段に仕切られて、その上段部側を
車両通路スペース27とし、下段部側を緊急車両通路2
5や避難スペース21とするトンネル構造体において
は、それぞれの壁部22および天井部23のみならずそ
の上下を仕切る仕切体24の上段部側の床部20におい
てもトンネル構造材1の表面に耐火材層2が形成される
ものである。
るように、断面略アーチ状に限られず断面略矩形状(図
9)や断面略円形状(図10)に形成されるものに用い
られるが、図10に示されるように、構造材からなる仕
切体24により上下2段に仕切られて、その上段部側を
車両通路スペース27とし、下段部側を緊急車両通路2
5や避難スペース21とするトンネル構造体において
は、それぞれの壁部22および天井部23のみならずそ
の上下を仕切る仕切体24の上段部側の床部20におい
てもトンネル構造材1の表面に耐火材層2が形成される
ものである。
【0019】図2に示される耐火トンネル構造体は、ブ
ロック状またはパネル状に成形されるコンクリート基材
からなるトンネル構造材1を用いる場合であって、耐火
材層2aはこのトンネル構造材1であるコンクリート基
材の成形と同時にその表面に層状に一体的に被覆される
ものである。
ロック状またはパネル状に成形されるコンクリート基材
からなるトンネル構造材1を用いる場合であって、耐火
材層2aはこのトンネル構造材1であるコンクリート基
材の成形と同時にその表面に層状に一体的に被覆される
ものである。
【0020】図3に示される耐火トンネル構造体は、予
め工場でパネル状に成形されるか、または、現場打ちさ
れたコンクリート基材からなるトンネル構造材1の表面
に液状または粘着性を有する耐火材を吹付けたり、塗布
して被覆することにより必要とする耐火性能を有する厚
さをもつ耐火材層2bを形成するものである。
め工場でパネル状に成形されるか、または、現場打ちさ
れたコンクリート基材からなるトンネル構造材1の表面
に液状または粘着性を有する耐火材を吹付けたり、塗布
して被覆することにより必要とする耐火性能を有する厚
さをもつ耐火材層2bを形成するものである。
【0021】この耐火材層2bを吹付けまたは塗布して
トンネル構造材1の全面を被覆することにより、ブロッ
ク状またはパネル状に成形されたトンネル構造材1を用
いてもその繋ぎ部分12が耐火材層2bで被覆されるた
め、これらの繋ぎ部分12にはコンクリート材を打ち放
しによって形成されるトンネル構造体の場合よりも耐火
性能が緩和されたシーリング材や各種の充填材を使用す
ることができるものである。
トンネル構造材1の全面を被覆することにより、ブロッ
ク状またはパネル状に成形されたトンネル構造材1を用
いてもその繋ぎ部分12が耐火材層2bで被覆されるた
め、これらの繋ぎ部分12にはコンクリート材を打ち放
しによって形成されるトンネル構造体の場合よりも耐火
性能が緩和されたシーリング材や各種の充填材を使用す
ることができるものである。
【0022】上述の耐火トンネル構造体においては、ト
ンネル構造材1としてコンクリート基材を用いることで
説明したが、耐火材層2により耐火性能が分担されるた
め、トンネル構造材1は強度と耐火の両方の性能を兼ね
備えているコンクリート基材に限られず、ステンレスを
始めとする各種金属基材を用いたり、また、耐蝕性を考
慮して強化プラスチック基材を用いることができ、さら
に、これらの基材は単体としてばかりでなく各種材料を
組合わせて得られる複合基材をトンネル構造材として用
いることができる(図示せず)。
ンネル構造材1としてコンクリート基材を用いることで
説明したが、耐火材層2により耐火性能が分担されるた
め、トンネル構造材1は強度と耐火の両方の性能を兼ね
備えているコンクリート基材に限られず、ステンレスを
始めとする各種金属基材を用いたり、また、耐蝕性を考
慮して強化プラスチック基材を用いることができ、さら
に、これらの基材は単体としてばかりでなく各種材料を
組合わせて得られる複合基材をトンネル構造材として用
いることができる(図示せず)。
【0023】このようにトンネル構造材1の表面に一体
または一体となるように被覆形成される耐火材層2a、
2bとしては、主としてロックウール、セラミックウー
ル、セラミック粒およびセラミックフォーム等の無機質
系の耐火材が用いられるが、これらの材料に限らず必要
とする耐火性能を有するものであればよい。
または一体となるように被覆形成される耐火材層2a、
2bとしては、主としてロックウール、セラミックウー
ル、セラミック粒およびセラミックフォーム等の無機質
系の耐火材が用いられるが、これらの材料に限らず必要
とする耐火性能を有するものであればよい。
【0024】図4に示される耐火トンネル構造体は、耐
火材を用いてパネル状に成形される耐火材層2cをコン
クリート基材、金属基材あるいは強化プラスチック基材
から製せられるトンネル構造材1の表面に接着剤や各種
の止着具11を用いて被覆固定されるものである。この
パネル状に形成される耐火材層2cを用いることによ
り、火災が発生して耐火材層2cが損傷しても被害を受
けた部分の耐火材層2cのみを交換する補修作業で復元
され、補修工事が短縮されしかもその費用が軽減され
る。
火材を用いてパネル状に成形される耐火材層2cをコン
クリート基材、金属基材あるいは強化プラスチック基材
から製せられるトンネル構造材1の表面に接着剤や各種
の止着具11を用いて被覆固定されるものである。この
パネル状に形成される耐火材層2cを用いることによ
り、火災が発生して耐火材層2cが損傷しても被害を受
けた部分の耐火材層2cのみを交換する補修作業で復元
され、補修工事が短縮されしかもその費用が軽減され
る。
【0025】このパネル状に形成された耐火材層2c
は、トンネル構造材1に予め固定しておいて耐火トンネ
ル構造体を形成するものでもよいが、トンネル構造材1
を設置したのち耐火材層2cを取り付けることによって
トンネル構造材1の繋ぎ部分12が耐火材層2cで被覆
され、その耐火性能が向上されるとともに施工が容易と
なる。なお、このパネル状に形成された耐火材層2c
は、剛性を有する板状体をパネル状に形成するもの以
外、柔軟性を有するフェルト状またはマット状に形成さ
れるものでもよく、接着等の適宜手段によりトンネル構
造材1の表面に被覆されるものである(図示せず)。
は、トンネル構造材1に予め固定しておいて耐火トンネ
ル構造体を形成するものでもよいが、トンネル構造材1
を設置したのち耐火材層2cを取り付けることによって
トンネル構造材1の繋ぎ部分12が耐火材層2cで被覆
され、その耐火性能が向上されるとともに施工が容易と
なる。なお、このパネル状に形成された耐火材層2c
は、剛性を有する板状体をパネル状に形成するもの以
外、柔軟性を有するフェルト状またはマット状に形成さ
れるものでもよく、接着等の適宜手段によりトンネル構
造材1の表面に被覆されるものである(図示せず)。
【0026】図5に示される耐火トンネル構造体は、パ
ネル状の耐火材層2dを内装仕上げ材3の裏面側に仕切
板13を介して一体的に形成してトンネル構造材1の表
面に被覆固定されるもので、耐火材層2dを裏面側に設
けた内装仕上げ材3は、トンネル構造材1の所定位置に
穿設される取付穴4にアンカー5を埋設して、内装仕上
げ材3および耐火材層2dを挿通したボルト6をアンカ
ー5に螺合して締め付け固定される取付手段が用いられ
るが、耐火性を有する接着剤を用いたり、取付枠を介し
て固定する等の種々の取付手段を用いるものでもよい。
ネル状の耐火材層2dを内装仕上げ材3の裏面側に仕切
板13を介して一体的に形成してトンネル構造材1の表
面に被覆固定されるもので、耐火材層2dを裏面側に設
けた内装仕上げ材3は、トンネル構造材1の所定位置に
穿設される取付穴4にアンカー5を埋設して、内装仕上
げ材3および耐火材層2dを挿通したボルト6をアンカ
ー5に螺合して締め付け固定される取付手段が用いられ
るが、耐火性を有する接着剤を用いたり、取付枠を介し
て固定する等の種々の取付手段を用いるものでもよい。
【0027】このトンネル構造材1の表面側に耐火材層
2dを有する内装仕上げ材3を形成して耐火トンネル構
造体とすることによって、耐火性、耐久性、防音性や緩
衝性が高められるとともにトンネル壁面に付着される排
気ガス等による汚染を容易に除去してトンネル壁面の透
視および照明効果が高められるものである。
2dを有する内装仕上げ材3を形成して耐火トンネル構
造体とすることによって、耐火性、耐久性、防音性や緩
衝性が高められるとともにトンネル壁面に付着される排
気ガス等による汚染を容易に除去してトンネル壁面の透
視および照明効果が高められるものである。
【0028】耐火材層2dを有する内装仕上げ材3は、
耐火トンネル構造体を構成する壁部22および天井部2
3のトンネル構造材1全面に設置されるものでもよい
が、この耐火材層2dを有する内装仕上げ材3を壁部2
2に設置し、天井部23には上述の耐火材層2a、2
b、2cを一体的に被覆形成したトンネル構造材1とし
てこれらを併用した耐火トンネル構造体を構成するもの
でもよい(図示せず)。
耐火トンネル構造体を構成する壁部22および天井部2
3のトンネル構造材1全面に設置されるものでもよい
が、この耐火材層2dを有する内装仕上げ材3を壁部2
2に設置し、天井部23には上述の耐火材層2a、2
b、2cを一体的に被覆形成したトンネル構造材1とし
てこれらを併用した耐火トンネル構造体を構成するもの
でもよい(図示せず)。
【0029】図6に示されるトンネル構造材1は、内装
仕上げ材3とパネル状の耐火材層2c、2dとをそれぞ
れ別体に成形し、トンネル構造材1、耐火材層2c、2
dおよび内装仕上げ材3との間にダブルナット7を設け
て内装仕上げ材3の表面側から挿通されるボルト6をト
ンネル構造材1の所定位置に埋設されているアンカー5
に螺合して取付け、トンネル構造材1と耐火材層2c、
2dとの間に空間8が形成されるように設置されている
ものである。なお、トンネル構造材1と耐火材層2との
間に形成される空間8は、ダブルナット7によるものに
限らず、図5に示される耐火材層2を一体に形成した内
装仕上げ材3とトンネル構造材1との間にフレーム等を
介して形成するものでもよい(図示せず)。
仕上げ材3とパネル状の耐火材層2c、2dとをそれぞ
れ別体に成形し、トンネル構造材1、耐火材層2c、2
dおよび内装仕上げ材3との間にダブルナット7を設け
て内装仕上げ材3の表面側から挿通されるボルト6をト
ンネル構造材1の所定位置に埋設されているアンカー5
に螺合して取付け、トンネル構造材1と耐火材層2c、
2dとの間に空間8が形成されるように設置されている
ものである。なお、トンネル構造材1と耐火材層2との
間に形成される空間8は、ダブルナット7によるものに
限らず、図5に示される耐火材層2を一体に形成した内
装仕上げ材3とトンネル構造材1との間にフレーム等を
介して形成するものでもよい(図示せず)。
【0030】これらの耐火トンネル構造体は、トンネル
構造材1と耐火材層2あるいは耐火材層2と内装仕上げ
材3との間に空間8を形成することにより、トンネル構
造材1の耐火性能が一層高められるとともに耐火被覆さ
れた各種ケーブル類が収納される収納スペース26が形
成され、しかも、これらのケーブル類の表面を保護して
いる耐火被覆材はトンネル構造材1に耐火材層2c、2
dが形成されているため、その内装制限が緩和されたも
のが用いられる。
構造材1と耐火材層2あるいは耐火材層2と内装仕上げ
材3との間に空間8を形成することにより、トンネル構
造材1の耐火性能が一層高められるとともに耐火被覆さ
れた各種ケーブル類が収納される収納スペース26が形
成され、しかも、これらのケーブル類の表面を保護して
いる耐火被覆材はトンネル構造材1に耐火材層2c、2
dが形成されているため、その内装制限が緩和されたも
のが用いられる。
【0031】耐火材層2をトンネル構造材1に空間8を
形成して設置される場合には、耐火材層2や内装仕上げ
材3の適宜箇所に耐火構造を備えた点検口や出入口を設
置して、その裏面側のトンネル構造材1や収納されてい
る各種ケーブル類の点検作業が行われる。
形成して設置される場合には、耐火材層2や内装仕上げ
材3の適宜箇所に耐火構造を備えた点検口や出入口を設
置して、その裏面側のトンネル構造材1や収納されてい
る各種ケーブル類の点検作業が行われる。
【0032】パネル状に形成される耐火材層2c、2d
は、主として発泡コンクリート板、珪酸カルシウム板、
石綿セメント板、炭酸カルシウム板、GRCおよび耐火
レンガ等の無機質系の耐火材から製せられる単体のパネ
ル体が用いられる。
は、主として発泡コンクリート板、珪酸カルシウム板、
石綿セメント板、炭酸カルシウム板、GRCおよび耐火
レンガ等の無機質系の耐火材から製せられる単体のパネ
ル体が用いられる。
【0033】パネル状に形成される耐火材層2は、上述
したように、無機質系の耐火材から製せられる単体のパ
ネル体が用いられる以外、図7に示されるように、金属
表面板15の一面に断熱効果や保形性に優れた芯材16
を設けた片面若くは両面金属パネル、あるいは、図8に
示されるように、金属板17の両面に各種耐火材の吹付
けあるいはパネル状またはマット状に形成されている被
覆材18をサンドイッチ状に一体化されている金属複合
パネル等の複合された耐火材層2eを用いることができ
るものである。
したように、無機質系の耐火材から製せられる単体のパ
ネル体が用いられる以外、図7に示されるように、金属
表面板15の一面に断熱効果や保形性に優れた芯材16
を設けた片面若くは両面金属パネル、あるいは、図8に
示されるように、金属板17の両面に各種耐火材の吹付
けあるいはパネル状またはマット状に形成されている被
覆材18をサンドイッチ状に一体化されている金属複合
パネル等の複合された耐火材層2eを用いることができ
るものである。
【0034】上述のように、その表面に耐火材層2を形
成するトンネル構造材1は、耐火トンネル構造体の断面
形状や長さ、車両の通行量等様々の要因に基づいて種々
の形態のものが選定されるが、同一の耐火材層2を形成
したトンネル構造材1を用いる以外、例えば、トンネル
の距離が長い場合出入口付近と中央部付近、または、天
井部と壁部とを耐火トンネル構造体の条件によりトンネ
ル構造材1と耐火材層2との構成材料を変えることが可
能であり、通行車両の安全とトンネル構造材1の保護を
図り、その設置状況により最も望ましいトンネル構造材
1と耐火材層2とを組合わせて耐火性能と耐久性をもつ
耐火トンネル構造体が選定されるものである。
成するトンネル構造材1は、耐火トンネル構造体の断面
形状や長さ、車両の通行量等様々の要因に基づいて種々
の形態のものが選定されるが、同一の耐火材層2を形成
したトンネル構造材1を用いる以外、例えば、トンネル
の距離が長い場合出入口付近と中央部付近、または、天
井部と壁部とを耐火トンネル構造体の条件によりトンネ
ル構造材1と耐火材層2との構成材料を変えることが可
能であり、通行車両の安全とトンネル構造材1の保護を
図り、その設置状況により最も望ましいトンネル構造材
1と耐火材層2とを組合わせて耐火性能と耐久性をもつ
耐火トンネル構造体が選定されるものである。
【0035】図9に示される耐火トンネル構造体は、断
面略矩形状のトンネル構造に適用されるもので、壁部2
2および天井部23に形成されているトンネル構造材1
の表面には空間8が形成されように耐火材層2を適宜間
隔部材14を介して設けられて、耐火材層2により形成
される空間8は車両通路スペース27と遮断され、各種
のパイプやケーブル類の収納スペース26としたり、ま
た、その床部20側を避難スペース21とするものであ
る。なお、この断面略矩形状の耐火トンネル構造体にお
いても、その表面に空間8を形成して耐火材層2を被覆
形成する以外、図1に示されるように、トンネル構造材
1の表面に耐火材層2を一体的に設けて、そのその床部
20側に内装仕上げ材により避難スペースを形成するも
のものでもよい。
面略矩形状のトンネル構造に適用されるもので、壁部2
2および天井部23に形成されているトンネル構造材1
の表面には空間8が形成されように耐火材層2を適宜間
隔部材14を介して設けられて、耐火材層2により形成
される空間8は車両通路スペース27と遮断され、各種
のパイプやケーブル類の収納スペース26としたり、ま
た、その床部20側を避難スペース21とするものであ
る。なお、この断面略矩形状の耐火トンネル構造体にお
いても、その表面に空間8を形成して耐火材層2を被覆
形成する以外、図1に示されるように、トンネル構造材
1の表面に耐火材層2を一体的に設けて、そのその床部
20側に内装仕上げ材により避難スペースを形成するも
のものでもよい。
【0036】図10に示される耐火トンネル構造体は、
断面略円形状のトンネル構造に適用されるもので、構造
材からなる仕切体24により上下2段に仕切られ、その
上段部側は車両通路スペース27とし、下段部側はその
中央部分を緊急車両通路スペース25としその両側を避
難スペース21および収納スペース26に区分されてい
るものである。この耐火トンネル構造体においては、そ
の上段部側の壁部22および天井部23はそれぞれ表面
に耐火材層2が形成されているトンネル構造材1から形
成されるとともに上下段部を仕切る仕切体24は上段部
側の床部20を構成するトンネル構造材1の表面に耐火
材層2を形成し、耐火材層2の表面にセメントやモルタ
ル等の床仕上材28が積層されているものである。
断面略円形状のトンネル構造に適用されるもので、構造
材からなる仕切体24により上下2段に仕切られ、その
上段部側は車両通路スペース27とし、下段部側はその
中央部分を緊急車両通路スペース25としその両側を避
難スペース21および収納スペース26に区分されてい
るものである。この耐火トンネル構造体においては、そ
の上段部側の壁部22および天井部23はそれぞれ表面
に耐火材層2が形成されているトンネル構造材1から形
成されるとともに上下段部を仕切る仕切体24は上段部
側の床部20を構成するトンネル構造材1の表面に耐火
材層2を形成し、耐火材層2の表面にセメントやモルタ
ル等の床仕上材28が積層されているものである。
【0037】下段部側を区画している各壁部22や天井
部23も同様表面に耐火材層2が形成されているトンネ
ル構造材1を用いるもので説明したが、その下段部側は
使用目的が限定されており、必ずしも上段部側と同一の
表面に耐火材層2が形成されているトンネル構造材1と
するものでなくともよい。なお、上下段を仕切る仕切体
24には、消化活動のための侵入口や被災者のための避
難口が、さらに、各壁部23には適宜耐火ドアがそれぞ
れ形成されるものである(図示せず)。
部23も同様表面に耐火材層2が形成されているトンネ
ル構造材1を用いるもので説明したが、その下段部側は
使用目的が限定されており、必ずしも上段部側と同一の
表面に耐火材層2が形成されているトンネル構造材1と
するものでなくともよい。なお、上下段を仕切る仕切体
24には、消化活動のための侵入口や被災者のための避
難口が、さらに、各壁部23には適宜耐火ドアがそれぞ
れ形成されるものである(図示せず)。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の耐火ト
ンネル構造体によれば、トンネル構造材の表面に耐火材
層を形成することにより、トンネル構造材はトンネル内
に火災が発生しても炎や高熱に直接晒されることがなく
その表面が保護されてクラックの発生が防止されている
ため強度劣化がなく長期間安定した耐久性が保持される
ことができる。
ンネル構造体によれば、トンネル構造材の表面に耐火材
層を形成することにより、トンネル構造材はトンネル内
に火災が発生しても炎や高熱に直接晒されることがなく
その表面が保護されてクラックの発生が防止されている
ため強度劣化がなく長期間安定した耐久性が保持される
ことができる。
【0039】さらに、耐火トンネル構造体に用いられる
トンネル構造材は、単体で強度と耐火性能を兼ね備える
ことなく、耐火材層を形成することにより耐火性能が分
担され、トンネル構造材を板厚の厚いコンクリート基材
に限らず金属基材や強化プラスチック基材等の材料を適
宜選択することができるとともにその板厚を薄く形成す
ることが可能で、トンネル工事の工期が短縮されかつト
ータルコストが軽減されることができる。
トンネル構造材は、単体で強度と耐火性能を兼ね備える
ことなく、耐火材層を形成することにより耐火性能が分
担され、トンネル構造材を板厚の厚いコンクリート基材
に限らず金属基材や強化プラスチック基材等の材料を適
宜選択することができるとともにその板厚を薄く形成す
ることが可能で、トンネル工事の工期が短縮されかつト
ータルコストが軽減されることができる。
【0040】さらに、耐火材層はパネル状に形成されて
トンネル構造材の表面に取り付けることによって、火災
によってトンネル構造材を取り除いたりすることがな
く、損傷を受けたパネル状の耐火材層のみを交換して復
元されることができる。
トンネル構造材の表面に取り付けることによって、火災
によってトンネル構造材を取り除いたりすることがな
く、損傷を受けたパネル状の耐火材層のみを交換して復
元されることができる。
【図1】断面略アーチ状の耐火トンネル構造体を示す正
面側の略示図である。
面側の略示図である。
【図2】表面に耐火材層を一体に被覆形成したトンネル
構造材の一部を示す断面図である。
構造材の一部を示す断面図である。
【図3】表面に耐火材層を吹き付けて一体に被覆形成し
たトンネル構造材の一部を示す断面図である。
たトンネル構造材の一部を示す断面図である。
【図4】表面にパネル状の耐火材層を形成したトンネル
構造材の一部を示す断面図である。
構造材の一部を示す断面図である。
【図5】パネル状の耐火材層を有する内装仕上げ材を取
り付けたトンネル構造材の一部を示す断面図である。
り付けたトンネル構造材の一部を示す断面図である。
【図6】表面にパネル状の耐火材層と内装仕上げ材を空
間を形成して設置されるトンネル構造材の一部を示す断
面図である。
間を形成して設置されるトンネル構造材の一部を示す断
面図である。
【図7】片面金属パネルからなる耐火材層を示す断面図
である。
である。
【図8】金属複合パネルからなる耐火材層を示す断面図
である。
である。
【図9】断面略矩形状のトンネル構造体を示す断面略示
図である。
図である。
【図10】断面略円形状のトンネル構造体を示す断面略
示図である。
示図である。
1 トンネル構造材 2、2a、2b、2c、2d、2e 耐火材層 3 内装仕上げ材 4 取付穴 5 アンカー 6 ボルト 7 ダブルナット 8 空間 11 止着具 12 トンネル構造材1の繋ぎ部分 13 耐火材層2と内装仕上げ材3との仕切板 14 間隔部材 15 片面金属パネルからなる耐火被覆層2eの金
属表面板 16 片面金属パネルからなる耐火被覆層2eの芯
材 17 金属複合パネルからなる耐火被覆層2eの金
属板 18 金属複合パネルからなる耐火被覆層2eの被
覆材 20 耐火トンネル構造体の床部 21 耐火トンネル構造体の避難スペース 22 耐火トンネル構造体の壁部 23 耐火トンネル構造体の天井部 24 耐火トンネル構造体の仕切体 25 耐火トンネル構造体の緊急車両通路スペース 26 耐火トンネル構造体の収納スペース 27 耐火トンネル構造体の車両通路スペース 28 耐火トンネル構造体の床仕上材28
属表面板 16 片面金属パネルからなる耐火被覆層2eの芯
材 17 金属複合パネルからなる耐火被覆層2eの金
属板 18 金属複合パネルからなる耐火被覆層2eの被
覆材 20 耐火トンネル構造体の床部 21 耐火トンネル構造体の避難スペース 22 耐火トンネル構造体の壁部 23 耐火トンネル構造体の天井部 24 耐火トンネル構造体の仕切体 25 耐火トンネル構造体の緊急車両通路スペース 26 耐火トンネル構造体の収納スペース 27 耐火トンネル構造体の車両通路スペース 28 耐火トンネル構造体の床仕上材28
Claims (10)
- 【請求項1】 トンネル構造材の表面に耐火材層を一
体または一体となるように形成してなることを特徴とす
る耐火トンネル構造体。 - 【請求項2】 前記トンネル構造材は、コンクリート基
材であることを特徴とする請求項1記載の耐火トンネル
構造体。 - 【請求項3】 前記トンネル構造材は、金属基材である
ことを特徴とする請求項1記載の耐火トンネル構造体。 - 【請求項4】 前記トンネル構造材は、強化プラスチッ
ク基材であることを特徴とする請求項1記載の耐火トン
ネル構造体。 - 【請求項5】 前記耐火材層は、トンネル構造材の表面
に成形時一体に被覆されることを特徴とする請求項1な
いし4記載の耐火トンネル構造体。 - 【請求項6】 前記耐火材層は、トンネル構造材の表面
に吹付け、または、塗布して被覆されることを特徴とす
る請求項1ないし4記載の耐火トンネル構造体。 - 【請求項7】 前記耐火材層は、ロックウール、セラミ
ックウール、セラミック粒およびセラミックフォーム等
の無機質系の耐火材を基材とすることを特徴とする請求
項1ないし6記載の耐火トンネル構造体。 - 【請求項8】 前記耐火材層は、パネル状に成形されて
トンネル構造材の表面に被覆されることを特徴とする請
求項1ないし4記載の耐火トンネル構造体。 - 【請求項9】 前記耐火材層の表面側には、内装仕上げ
材を設けてなることを特徴とする請求項1または8記載
の耐火トンネル構造体。 - 【請求項10】 前記耐火材層は、石綿セメント板、発
泡コンクリート板、珪酸カルシウム板、炭酸カルシウム
板、GRC、耐火レンガおよび金属複合板等の無機質系
耐火材を基材としてパネル状に成形されることを特徴と
する請求項1ないし4、8および9記載の耐火トンネル
構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130940A JPH11294098A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 耐火トンネル構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130940A JPH11294098A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 耐火トンネル構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294098A true JPH11294098A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=15046248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10130940A Pending JPH11294098A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 耐火トンネル構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294098A (ja) |
Cited By (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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