JPH11294120A - 可変動弁機構 - Google Patents
可変動弁機構Info
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- JPH11294120A JPH11294120A JP10135498A JP10135498A JPH11294120A JP H11294120 A JPH11294120 A JP H11294120A JP 10135498 A JP10135498 A JP 10135498A JP 10135498 A JP10135498 A JP 10135498A JP H11294120 A JPH11294120 A JP H11294120A
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Abstract
かつ進角側油室への圧油供給によりロック解除動作する
カム位相可変装置において、そのロック機構がロック状
態になるように装置を組み立てた後における振動印加な
どによる不本意なロック解除を確実に防止する。 【解決手段】 ロックピン(70)の基端部(70b)
側の外周面に形成した環状溝(71)内に配された弾性
リング(72)は、ロックピン先端部(70a)がロッ
ク穴(22b)から離脱しようとすると、ベーン(4
4)との間に摩擦力を発生させてロックピンの離脱を防
止する。
Description
ク軸と同期回転可能な回転伝達部材に対するカムシャフ
トの回転位相を油圧により可変調整する可変動弁機構に
関する。
は、クランク軸と同期回転する回転伝達部材と一体回転
可能な収容部材と、この収容部材内に収容されたベーン
を有しカムシャフトと一体回転可能なベーン部材とを含
み、ベーンと収容部材との間に形成された油室に対して
圧油を給排することによりカム位相を変化させて吸気弁
と排気弁とのバルブオーバラップ期間を可変調整するも
ので、エンジン始動性やエンジン出力の向上に寄与す
る。油圧ベーン式カム位相可変装置には、比較的廉価に
製造可能であるという利点がある一方で、エンジン始動
時にカム位相が変動するという欠点がある。
ム位相可変装置の油室への圧油供給が停止すると、エン
ジン上部に位置する油室内の圧油がシリンダヘッド内へ
抜け、圧油を介するベーンと収容部材との結合が解除さ
れ、ベーンは収容部材内で自由に回転可能になる。この
様な状態でのエンジン始動中、吸気弁または排気弁の開
弁から最大リフトまでの期間ではカム回転を抑制する負
の駆動トルクがカムを介してカムシャフトに加わり、最
大リフトから閉弁までの期間ではカム回転を促進する正
の駆動トルクがカムシャフトに加わる。この結果、圧油
による拘束のないベーンが収容部材内で移動してカム位
相が変動し、失火が発生し易くなる。
ため、特開平9−60508号公報に記載のバルブタイ
ミング調整装置は、この公報に記載の参照符号を付して
説明すれば、チェーンスプロケット1及びフロントプレ
ート4と共にハウジング部材を構成するシューハウジン
グ3と、このシューハウジングのシュー3a、3bによ
り形成された扇状空間部に収容されたベーン9a、9b
を有するベーンロータ9と、ベーンロータを最遅角位置
にロックするロック機構とを有している。
た収容孔8に収容される大径部とフロントプレート4に
形成したストッパ穴20に嵌合する小径部とからなるス
トッパピストン7と、収容孔内に配されピストン7をフ
ロントプレート側へ付勢するスプリング18と、ピスト
ン小径部とベーン内壁との間に介在するガイドリング1
9とを有し、ベーンロータ及びフロントプレートにそれ
ぞれ形成され遅角油圧室及び進角油圧室にそれぞれ連通
する油圧室23、24への圧油供給がなくかつベーンが
最遅角位置にあるときにスプリング18の付勢力により
ピストン7をストッパ穴20に嵌合させ、いずれかの油
圧室に圧油が供給されるとピストンをストッパ穴から離
脱させるようになっている。
グに加えてロック解除用の2つの油圧室、両油圧室への
2系統の圧油供給系および両油圧室を区分するガイドリ
ングを設ける必要があるので、ベーン厚さが厚くなった
りベーンを鉄系材料などで構成して強度を増大する必要
が生じ、装置寸法やベーンロータ回転慣性が大きくな
る。また、装置組立時にはスプリングの付勢力に抗して
ストッパピストンを押し込めなければならず、組立作業
性が悪くなる。
く、本出願人は、特願平10−10594号において、
ロックピンやストッパピストンなどの可動体をロック方
向へ付勢するスプリングやロック解除用の複数系統の圧
油供給系を用いずに、ベーン部材のロック及びロック解
除を行い、機関運転停止中に油室からの油抜けが生じた
場合にもロック状態を維持して次回の機関始動時の失火
発生を防止する可変動弁機構を提案した。
弁機構を装備した内燃機関をその最終検査工程などにお
いて初めて運転する場合の機関始動を円滑に行うべく、
可変動弁機構は、可動体がロック穴に嵌入したロック状
態を確立するように組み立てられる。この可変動弁機構
は、内燃機関を一旦運転した後では機関運転が停止され
る度にロック状態を自動的に確立するものの、初回運転
前にあっては、内燃機関への取付けのため可変動弁機構
組立ラインから内燃機関組立ラインへ搬送され、また、
内燃機関への装着後の検査のため内燃機関組立ラインか
ら検査ラインへ搬送される間に、可変動弁機構に対して
振動が加えられたり種々の姿勢に配置されて、ロック状
態が不本意に解除されるおそれがある。そして、ロック
状態が解除された場合、このロック解除状態を放置した
ままで可変動弁機構を内燃機関に装着すると、内燃機関
の初回運転時にその始動性が損なわれることになる。こ
の様な不具合を解消するために、内燃機関への装着の前
後においてロック機構がロック状態にあるか否かを検査
したり一旦解除されたロック状態に復帰させるには、時
間と労力を要する。
動弁機構をそのロック機構がロック状態になるように組
み立てた後における振動印加などによる不本意なロック
解除を確実に防止する可変動弁機構を提供することにあ
る。
は、内燃機関のクランク軸から回転力が伝達される回転
伝達部材と一体回転可能な収容部材と、収容部材内に配
されたベーン部を有すると共にカムシャフトと一体回転
可能かつ収容部材に対して相対回転可能なベーン部材
と、遅角側油室への圧油供給によりベーン部材が所定遅
角位置まで回転したときに可動体をロック穴に嵌入させ
る一方、進角側油室への油圧供給により可動体をロック
穴から離脱させるロック機構と、可動体のロック穴から
の離脱を抑制する離脱抑制手段とを備えることを特徴と
する。
構がロック状態になるように組み立てると、離脱抑制手
段によってロック状態の解除が抑制されてロック状態が
良好に維持される。このため、可変動弁機構の組立後か
ら可変動弁機構を装着した内燃機関を初めて運転するま
での間に、可変動弁機構に振動が加えられたり、或い
は、種々の姿勢をとるように可変動弁機構が配置された
場合にも、ロック機構のロック状態が不本意に解除され
ることがない。このため、内燃機関への可変動弁機構の
装着前後においてロック機構がロック状態にあるか否か
を確認する作業が不要になるので可変動弁機構の検査が
簡略になり、また、内燃機関の初回運転における始動性
が良く、内燃機関の検査効率および生産効率が向上す
る。
成される。例えば、離脱抑制手段は、摩擦力を利用して
ロック穴からの可動体の離脱を抑制するもので良い。こ
の種の離脱抑制手段は、例えば、可動体の外周面あるい
は収容部材またはベーン部材の対向周面に形成された環
状溝と、この環状溝に配された環状部材とから構成され
る。環状部材は、C形あるいはO形の弾性リングで構成
するのが好ましく、この場合、環状部材は弾発力を備え
て環状溝への装着性が良く、また、環状溝から離脱しに
くくなる。環状部材は、ゴム材料や樹脂材料などにより
構成可能である。離脱抑制手段は、可変動弁機構の組立
後から内燃機関の初回運転時までの短い期間においてロ
ック状態解除を抑制する作用を奏するもので良い。例え
ば、離脱抑制手段を摩耗し易い材料で構成した場合、内
燃機関の運転回数が増えるにつれて離脱抑制手段が摩耗
してロック方向およびロック解除方向への可動体の移動
が円滑に行われるようになる。可動体あるいは収容部材
またはベーン部材に形成される環状溝は、可動体の移動
位置にかかわらず、収容部材またはベーン部材あるいは
可動体と対向するような長手方向位置領域に形成され
る。好ましくは、環状溝は、ロック穴と反対側の長手方
向位置領域に形成される。ロック穴に近接した側の可動
体部分は、環状溝が形成されず、従って、強度低下を来
さず、ロック状態が確立された状態での機関運転時に加
わる回転トルクに良く耐える。
穴からの可動体の離脱を抑制するものであっても良い。
この種の離脱抑制手段は、例えば、可動体の外周面ある
いは収容部材またはベーン部材の対向周面に形成された
環状溝と、この環状溝内に充填された粘着材とから構成
される。
可変動弁機構としてのベーン式カム位相可変装置を説明
する。本実施形態のカム位相可変装置は、DOHCエン
ジンの吸気側カムシャフトに付設されて排気弁に対する
吸気弁のオーバラップ量を可変制御するもので、以下の
説明では吸気弁側の構成を主に説明する。但し、本装置
は、エンジンの排気側または吸排気側の双方に配設可能
である。
ダヘッドとその上方に配されたロッカーカバー2との接
合部位には、吸気側のカムシャフト10を回転自在に支
持するカムジャーナル15が設けられている。カムシャ
フト10には、ロッカアームを介して吸気弁に当接する
カム4が形成され、カムシャフトの回転につれて吸気弁
が開閉するようになっている。
力伝達要素(例えば合成樹脂製の歯付きベルト)を介し
て吸気側の回転伝達部材(例えばカムプーリ20)に連
結されている。カムプーリ20は、円板状の主体部22
と、歯付きベルトと噛み合う歯付きフランジ24と、カ
ムシャフト10の端部に外嵌されたボス部26とを有し
ている。図2中、参照符号20aは、クランク軸に対す
るカムシャフト10の位相差決めに供されるマークを示
し、22aは、軽量化のためにカムプーリ主体部22の
外周側に形成される溝孔を表す。
ーナル15の対向周面間には、オイルシール17が配さ
れている。カムシャフト10回りの潤滑などに用いられ
た油は、カムジャーナル15の油路15cを介してエン
ジン内部に戻される。カム位相可変装置は、ボルト23
(図4)によりカムプーリ主体部22の外方端面に固定
されてカムプーリ20と一体回転可能なベーンハウジン
グ(収容部材)30と、ボルト14によりカムシャフト
10の端面に固定されてカムシャフト10と一体に回転
可能なベーンロータ(ベーン部材)40とを有してい
る。
して相対回転可能にされ、ベーンロータ40は、ハウジ
ング30の内部において所定角度範囲内で回動可能にな
っている。詳しくは、ベーンロータ40は、円筒状の主
体部42と、ロータ主体部42の周面に等角度間隔で設
けられた例えば4つのベーン44とを有している(図
2)。ベーン44は、ベーンロータ主体部42から半径
方向外方へ延び、縦断面でみて先細形状に形成されてい
る。ロータ主体部42のピン穴42bとこれに整合して
カムシャフト10に形成したピン孔とに配されるピン8
により、カムシャフト10に対してベーンロータ40が
位置決めされている。
32とハウジング端壁34とを有している。ハウジング
本体32はベーン数と同数の周壁部32aを有し、各ハ
ウジング周壁部32aから一対の隔壁32b、32cが
延びている。ベーンロータ周方向に相隣る隔壁32c同
士は隔壁結合部32dを介して結合され、隔壁結合部3
2dの内周面はベーンロータ主体部42の外周面に摺接
してベーンロータ40を回転自在に支持している。隔壁
結合部32dには、ボルト23が挿通するボルト孔23
aが形成されている。
b、32cは、ハウジング端壁34及びカムプーリ主体
部22と協働してベーン44を収容するベーン収容室を
画成している。換言すれば、カムプーリ主体部22は、
ハウジング要素32及び34と共に収容部材を構成して
いる。ベーン44とハウジング周壁部32aとの間に配
されたシール49とベーン44とにより、ベーン収容室
は、進角側油室47と遅角側油室48との2つに区分さ
れている。
について説明する。図1に示すように、カムジャーナル
15には、カムシャフト軸線に略直交して第1及び第2
油路15a、15bが形成されている。油路15a、1
5bは、オイルコントロールバルブ(OCV)50の第
1及び第2出口ポート51、52にそれぞれ連通してい
る。OCV50の第1入口ポート53は、油タンク60
からの油を加圧する油ポンプ62に連通する油供給パイ
プ63に接続され、第2入口ポート54はリターンパイ
プ64に接続されている。第1油路15aは遅角側油室
47に連通しており、OCV50が図1に示す遅角位置
50aをとったとき、遅角側油室48に圧油が供給され
るようになっている。一方、OCV50が進角位置50
bをとったとき、進角側油室47への圧油供給が行われ
る。また、OCV50が中立位置50cをとると、回転
位相が維持される。即ち、OCVは、油ポンプ62等と
共にベーンロータ40を油圧により遅角側または進角側
へ回転させる油圧供給手段を構成している。
は、カムシャフト10の周面に形成された第1及び第2
環状溝11a、11bにそれぞれ開口している。カムシ
ャフト10には、第1環状溝11aからカムシャフト軸
線の手前まで延びる第1半径方向孔12aと、第2環状
溝11bからカムシャフト軸線まで延びる第2半径方向
孔12bとが形成されている。孔12aはベーン数と同
数設けられている。カムシャフト10の回転位置にかか
わらず、孔12aは第1環状溝11aに連通し、孔12
bは第2環状溝11bに連通する。また、カムシャフト
10には、孔12a、12bの内方端からカムシャフト
端面まで延びる第1及び第2長手方向孔13a、13b
が形成されている。孔13bはカムシャフト軸線上に一
つ設けられ、孔13aはカムシャフト軸線から偏倚した
半径方向位置においてベーン数と同数設けられている。
する小径部と、中空ボルト14が螺着される大径部とを
有している。ボルト14は、ベーンロータ主体部42に
同軸に形成された段付き貫通孔42a内に配されてい
る。ボルト中空部14aは、ベーンロータ主体部42と
ハウジング端壁34のネジ孔35に螺着されたボルト3
6とボルト14とにより画成される油路41に連通して
いる(図1)。
て、ロータ主体部42には、カムシャフト10の4つの
孔13aに整合した4つの短い第1長手方向孔45a
と、これらの孔45aにそれぞれ対応する4つの第1半
径方向孔46aとが形成されている(図1)。孔46a
の外方端は、ベーン44の根元付近でロータ主体部42
の外周面に開口して遅角側油室48に連通している。
ムシャフト側に偏倚したベーンロータ厚さ方向位置にお
いて、ベーンロータ主体部42には第2半径方向孔46
bが形成されている。孔46bの内方端は、ボルト14
に関して反カムシャフト側のカムシャフト軸線方向位置
において、段付き貫通孔42aの大径部に開口し、孔4
6bの外方端はベーン44の根元付近においてロータ主
体部42の外周面に開口して進角側油室47に連通して
いる。
孔は、油路15aまたは15bと油室48または47と
を連通させる遅角側油路または進角側油路を構成してい
る。カム位相可変装置は、ベーン44を最遅角側回転位
置にロックするためのロック機構を有している。図2及
び図3に示すように、本実施形態の装置は、ベーン数と
同数のロック機構を有している。各ロック機構のロック
ピン(可動体)70は、ベーン厚さ方向にベーン44を
貫通して形成されたロックピン孔44a内に移動自在に
配されている。
角側油室47への圧油供給によりカムプーリ主体部22
側(ロック解除方向)へ移動する一方、遅角側油室48
への圧油供給によりハウジング端壁34側(ロック方
向)へ移動するようにされている。そして、ロックピン
70が最遅角側回転位置付近まで移動したとき、ロック
ピン70のカムプーリ主体部側の先端部70aが、カム
プーリ主体部22の対向端面に形成されたロック穴22
bに嵌入してロックピン70がロックされるようになっ
ている。
油印加のため、各ベーン44のカムプーリ主体部22側
の端面には、第1油通路44cが形成されている。進角
側油室47からのロック解除用の圧油は、第1油通路4
4cを介してロックピン70のカムプーリ主体部22側
の先端部70aの受圧面に加えられ、ロックピン70を
ロック解除方向へ移動させるように作用する。
圧油印加のため、各ベーン44のハウジング端壁34側
の端面には第2油通路44dが形成されている。遅角側
油室48からのロック用の圧油は、第2油通路44dを
介してロックピン70のハウジング端壁34側の基端部
70bの受圧面に加えられ、ロックピン70をロック方
向へ移動させるように作用する。
クピン70の離脱を抑制する離脱抑制手段を備えてい
る。本実施形態の離脱抑制手段は、図8および図9に示
すように、ロックピン70の外周面に形成された環状溝
71と、この環状溝71に配され平面視C形あるいはO
形の弾性リング72とから構成されている(図3および
図6では要素71,72の図示は省略されている)。こ
の弾性リング72は、たとえばゴム材料や樹脂材料から
なる。弾性リング72は、弾発力を備えて環状溝71へ
の装着性が良く、また、一旦装着されると環状溝71か
ら離脱しにくい。環状溝71は、ロックピン70の移動
位置にかかわらず、ベーン44に形成されたロックピン
孔44aの周面に常に対向するような長手方向位置領域
にされる。本実施形態では、環状溝71は、ロック穴2
2bと反対側の長手方向位置領域(基端部70b側領
域)に形成されている。
ム位相可変装置は、そのロック機構がロック状態になる
ように組み立てると(図9)、弾性リング72によって
ロック状態の解除が抑制されてロック状態が良好に維持
される。すなわち、ベーン44に形成されたロック穴2
2bにロックピン70の先端部70aが嵌入した状態に
カム位相可変装置を組み立てたときからエンジンの初回
運転までの間に同装置への振動印加などによってロック
ピン先端部70aがロック穴22bから離脱しようとし
たとき、弾性リング72は、ロックピン70の外周面と
ベーン44のロックピン孔形成面との間にロックピン7
0の離脱を防止するに足る摩擦力を発生させる。その一
方で、油通路44cまたは44dへの圧油供給に伴うロ
ックピン70のロック解除方向移動またはロック方向移
動は、弾性リング72の摩擦力により阻害されず、ロッ
クピン70は円滑に移動する(図8および図9)。
b側に形成され、換言すれば、ロックピン70の、ロッ
ク穴22bに近接した側の部分70aは、環状溝71が
形成されていないので強度低下を来さない。このため、
ロックピン70、特に、ロックピン先端部70aは、ロ
ック状態が確立された状態でエンジンが回転したとき
(エンジン始動時)に回転トルクを担うが、このときの
せん断荷重や曲げ荷重に良く耐える。
材料で構成され、カム位相可変装置の組立後から初回エ
ンジン運転時までにおけるロック穴22bからのロック
ピン70の離脱を抑制し、その後はエンジン運転の度に
徐々に摩耗してロックピン70のロック方向およびロッ
ク解除方向への移動が円滑になる。以下、上記構成のカ
ム位相可変装置の作用を説明する。
であって現在のカム位相が適正であれば、オイルコント
ロールバルブ50は中立位置50cに保持され、カム位
相が維持された状態で、クランク軸の回転に同期してカ
ムプーリ20、ベーンハウジング30、ベーンロータ4
0及びカムシャフト10が回転し、カム4により吸気弁
が開閉される。
ロールバルブ50は進角位置50bに切り換えられ、油
ポンプ62からの圧油は、カムジャーナル15の油路1
5b等を介してボルト14の中空部14aへ流入し、更
に、油路41等を介して進角側油室47に供給される。
油室47への圧油供給により、ベーン44は遅角側油室
48内の油を排出しつつベーンハウジング30のベーン
収容室内で進角方向へ移動し、カム位相が進角される。
油室48内の油は、ベーンロータ主体部42の孔46
a、45a等やオイルコントロールバルブ50を介して
シリンダヘッド内へ排出され、油タンク60へ戻る。ま
た、上記のように進角側油室47へ圧油が供給される
と、ベーン44の油通路44cを介して油室47からロ
ックピン先端部70aの受圧面に圧油が供給され、ロッ
クピン70をロック解除方向へ付勢する。このとき、ロ
ックピン70は既にロック解除状態にあるので、このロ
ック解除状態が維持される(図2)。
ロールバルブ50は、図1に示す遅角位置50aに切り
換えられ、油ポンプ62からの圧油は遅角側油室48に
供給される。油室48への圧油供給により、ベーン44
は進角側油室47内の油を排出しつつベーンハウジング
30のベーン収容室内で遅角方向へ移動し、カム位相が
遅角される。
ーン44の油通路44dを介して油室48からロックピ
ン基端部70bの受圧面に圧油が供給され、ロックピン
70をロック方向へ付勢するが、通常はロックピン70
はロック穴22bと整合しておらず、ロックピン70は
ロック解除状態に維持される(図2)。エンジンを運転
停止させる直前でのアイドル運転中、図1に示す遅角位
置にあるオイルコントロールバルブ50を介して油ポン
プ62から遅角側油室48へ圧油が供給され、ロックピ
ン70はロック穴22bに略整合する。このとき、油室
48からロックピン基端部70bの受圧面に圧油が供給
されているので、ロックピン70がロック方向へ付勢さ
れており、ロックピン70はロック穴22bに嵌入し、
ベーン44が最遅角位置にロックされる(図6および図
7)。
ピン70はロック穴22bに嵌入したままであり(図6
および図7)、ベーン44は最遅角位置にロックされて
いる。次のエンジン始動時、ベーン44はエンジン始動
に適した最遅角位置にロックされており、エンジンは失
火発生を伴うことなく円滑に始動する。本発明の装置
は、実施形態に限定されず、種々に変形可能である。
ック機構を設けた4枚ベーン式のカム位相可変装置につ
いて説明したが、ベーン数は4枚に限らない。また、ロ
ック機構は少なくとも一つのベーンに設ければ良い。ま
た、上記実施形態では、ロックピン70の外周面に形成
した環状溝71内に弾性リング72を配して、弾性リン
グ72の摩擦力を利用してロック穴22bからのロック
ピン70の離脱を抑制する場合について説明したが、図
10に示すように、ベーン44のロックピン孔形成面側
に環状溝71を形成し、これに弾性リング72を配置し
ても良い。また、摩擦力を利用した離脱抑制手段に代え
て、粘着力を利用したものを用いても良い。この種の離
脱抑制手段は、例えば、ロックピンの外周面やベーンの
ロックピン孔形成面に形成された環状溝と、この環状溝
内に充填された粘着材とから構成される。
構がロック状態になるように組み立てられると離脱抑制
手段によってロック状態を良好に維持するようにしたの
で、可変動弁機構の組立後から可変動弁機構を装着した
内燃機関の初回運転までの間に可変動弁機構に振動が加
えられたり、種々の姿勢をとるように可変動弁機構が配
置された場合にも、ロック状態が不本意に解除されるこ
とがなく、内燃機関への可変動弁機構の装着前後におい
てロック機構がロック状態にあるか否かを確認する作業
が不要になり、従って、可変動弁機構の検査が簡略にな
り、また、内燃機関の初回運転における始動性が良く、
内燃機関の検査効率および生産効率が向上する。
を図2のI−I線に沿って示す断面図である。
横断面図である。
4のIII−III線に沿う断面図である。
VII−VII線に沿う断面図である。
クピンをロック解除状態で示す一部断面部分正面図であ
る。
クピンをロック状態で示す一部断面部分正面図である。
した変形例を示す一部断面部分正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関のクランク軸から回転力が伝達
される回転伝達部材と一体回転可能な収容部材と、 上記収容部材内に配されて上記収容部材との間に遅角側
油室及び進角側油室を画成するベーン部を有し、上記内
燃機関の吸気弁または排気弁の一方を開閉するカム部が
形成されたカムシャフトと一体回転可能でかつ上記収容
部材に対して相対回転可能なベーン部材と、 上記遅角側油室または上記進角側油室に油圧を供給して
上記ベーン部材を上記回転伝達部材に対して遅角側また
は進角側へ相対回転させる油圧供給手段と、 上記遅角側油室への圧油供給により上記ベーン部材が所
定遅角位置まで相対回転したとき上記ベーン部材または
上記収容部材に形成した孔に配された可動体を上記収容
部材または上記ベーン部材に形成したロック穴に嵌入さ
せ、上記進角側油室への油圧供給により上記可動体を上
記ロック穴から離脱させるロック機構と、 上記可動体の上記ロック穴からの離脱を抑制する離脱抑
制手段とを備えることを特徴とする可変動弁機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10135498A JP3774060B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 可変動弁機構 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-04-13 JP JP10135498A patent/JP3774060B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6382156B1 (en) | 2000-12-18 | 2002-05-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Valve timing control device |
| JP2014173533A (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-22 | Aisin Seiki Co Ltd | 弁開閉時期制御装置 |
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