JPH11294331A - 回転式圧縮機及び冷凍装置 - Google Patents
回転式圧縮機及び冷凍装置Info
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- JPH11294331A JPH11294331A JP9912498A JP9912498A JPH11294331A JP H11294331 A JPH11294331 A JP H11294331A JP 9912498 A JP9912498 A JP 9912498A JP 9912498 A JP9912498 A JP 9912498A JP H11294331 A JPH11294331 A JP H11294331A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炭化水素系冷媒を使用する圧縮機において、
より冷凍性能のでやすい、大型化が不要で、低コストの
圧縮機を提供することを図る。 【解決手段】 オイル粘度が40℃で5〜100cSt
の回転式圧縮機を用いる事により、往復式圧縮機と比較
してより冷凍能力の大きい圧縮機を提供する。
より冷凍性能のでやすい、大型化が不要で、低コストの
圧縮機を提供することを図る。 【解決手段】 オイル粘度が40℃で5〜100cSt
の回転式圧縮機を用いる事により、往復式圧縮機と比較
してより冷凍能力の大きい圧縮機を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素,フッ素を含
まない炭化水素冷媒、例えばR−600a又はR−29
0等を主成分とする冷媒に最適な圧縮機に関する。
まない炭化水素冷媒、例えばR−600a又はR−29
0等を主成分とする冷媒に最適な圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染,特にオゾン層破壊,地
球温暖化の問題から、塩素系フロンが使用規制の対象と
なり、CFC12も規制対象になり、代替冷媒として塩
素を含まないR134aが幅広く使用されてきている。
しかしR134aは、フッ素を含むため、地球温暖化係
数が比較的高いという欠点を有している。この対応とし
て欧州では既に塩素及びフッ素を含まない炭化水素を主
成分とする冷媒としてR−600aが採用されている。
R−600aに採用されている圧縮機は特開平7−25
9737号公報に示すようなR134aに対応する往復
式圧縮機がそのまま使用されている。
球温暖化の問題から、塩素系フロンが使用規制の対象と
なり、CFC12も規制対象になり、代替冷媒として塩
素を含まないR134aが幅広く使用されてきている。
しかしR134aは、フッ素を含むため、地球温暖化係
数が比較的高いという欠点を有している。この対応とし
て欧州では既に塩素及びフッ素を含まない炭化水素を主
成分とする冷媒としてR−600aが採用されている。
R−600aに採用されている圧縮機は特開平7−25
9737号公報に示すようなR134aに対応する往復
式圧縮機がそのまま使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらR−60
0aは冷凍能力がR−134aの半分程度しかなく、R
134aと同等の性能を得るには、気筒容積の大容量化
が必要である。この為圧縮機のコストアップ,圧縮機の
大型化が避けられなかった。
0aは冷凍能力がR−134aの半分程度しかなく、R
134aと同等の性能を得るには、気筒容積の大容量化
が必要である。この為圧縮機のコストアップ,圧縮機の
大型化が避けられなかった。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決しようと
するもので、炭化水素系冷媒を使用するものにおいてよ
り冷凍性能の出やすく、気筒容積の大容量化が不要な、
効率の良い、信頼性の高い圧縮機を提供することを目的
とする。
するもので、炭化水素系冷媒を使用するものにおいてよ
り冷凍性能の出やすく、気筒容積の大容量化が不要な、
効率の良い、信頼性の高い圧縮機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、密閉容器内に40℃で5〜100cSt
の粘度のオイルを貯留し、圧縮要素及び前記圧縮要素を
駆動する回転子と固定子からなるモータとからなる回転
式圧縮機を用いるものである。
に、本発明は、密閉容器内に40℃で5〜100cSt
の粘度のオイルを貯留し、圧縮要素及び前記圧縮要素を
駆動する回転子と固定子からなるモータとからなる回転
式圧縮機を用いるものである。
【0006】これにより、往復式圧縮機と比較して、回
転式圧縮機は体積効率が良好な為、より小さい気筒容積
で必要とする冷凍能力が得られる。
転式圧縮機は体積効率が良好な為、より小さい気筒容積
で必要とする冷凍能力が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、密閉容器内に40℃で粘度が5〜100cStのオ
イルを貯留した回転式圧縮機を塩素,フッ素を含まない
炭化水素系冷媒の冷却システムに用いる事により、往復
式圧縮機と比較して体積効率が向上する為、より冷凍性
能が出やすくなり、又40℃で粘度が5〜100cSt
のオイルを用いると回転式圧縮機の摺動部のシール性が
向上することにより更に体積効率が向上し、より大きな
冷凍性能が得られるという作用を有する。
は、密閉容器内に40℃で粘度が5〜100cStのオ
イルを貯留した回転式圧縮機を塩素,フッ素を含まない
炭化水素系冷媒の冷却システムに用いる事により、往復
式圧縮機と比較して体積効率が向上する為、より冷凍性
能が出やすくなり、又40℃で粘度が5〜100cSt
のオイルを用いると回転式圧縮機の摺動部のシール性が
向上することにより更に体積効率が向上し、より大きな
冷凍性能が得られるという作用を有する。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、粘度が
40℃で15〜60cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR600aを使用する場合
は、冷媒のオイルへの溶け込んだ場合の粘度が、回転式
圧縮機に対して最適であり、冷凍性能の向上に加えて圧
縮機の効率を示す成績係数(COP)も改善することが
出来るという作用を有する。
40℃で15〜60cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR600aを使用する場合
は、冷媒のオイルへの溶け込んだ場合の粘度が、回転式
圧縮機に対して最適であり、冷凍性能の向上に加えて圧
縮機の効率を示す成績係数(COP)も改善することが
出来るという作用を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、圧縮室
を構成するシリンダーを2つ備える事により、R600
aを使用した際、気筒容積の増加に伴う振動を小さくす
る事が出来るという作用を有する。
を構成するシリンダーを2つ備える事により、R600
aを使用した際、気筒容積の増加に伴う振動を小さくす
る事が出来るという作用を有する。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、粘度が
40℃で22〜80cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR290を使用する場合は、
冷媒のオイルへの溶け込んだ場合の粘度が、回転式圧縮
機に対して最適であり、冷凍性能の向上に加えて圧縮機
の効率を示す成績係数(COP)も改善することが出来
るという作用を有する。
40℃で22〜80cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR290を使用する場合は、
冷媒のオイルへの溶け込んだ場合の粘度が、回転式圧縮
機に対して最適であり、冷凍性能の向上に加えて圧縮機
の効率を示す成績係数(COP)も改善することが出来
るという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1又は請求項2、請求項3に記載のオイルに極圧添加剤
を併用することにより、境界潤滑領域において局部的な
金属接触が生じた時、それに伴う摩擦熱により金属表面
と反応して被膜を生じ、この反応生成膜が一種の固体潤
滑剤として作用するため、特に摺動条件の厳しい回転式
圧縮機を構成するローラ及びベーン間の摩耗が低減さ
れ、より信頼性の高い圧縮機を提供することが出来ると
いう作用を有する。
1又は請求項2、請求項3に記載のオイルに極圧添加剤
を併用することにより、境界潤滑領域において局部的な
金属接触が生じた時、それに伴う摩擦熱により金属表面
と反応して被膜を生じ、この反応生成膜が一種の固体潤
滑剤として作用するため、特に摺動条件の厳しい回転式
圧縮機を構成するローラ及びベーン間の摩耗が低減さ
れ、より信頼性の高い圧縮機を提供することが出来ると
いう作用を有する。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、密閉容
器内でオイルと液冷媒が2層に分離した時、液冷媒主体
の層の底面が圧縮要素を構成する給油管開口部及びベー
ン溝開口部以上にすることにより、給油管及びベーン溝
からの液冷媒の吸入を防止する事が出来、常にオイルを
主体とした層から十分なオイルを摺動部に供給する事が
出来るため、より信頼性の高い回転式圧縮機を得ること
が出来るという作用を有する。
器内でオイルと液冷媒が2層に分離した時、液冷媒主体
の層の底面が圧縮要素を構成する給油管開口部及びベー
ン溝開口部以上にすることにより、給油管及びベーン溝
からの液冷媒の吸入を防止する事が出来、常にオイルを
主体とした層から十分なオイルを摺動部に供給する事が
出来るため、より信頼性の高い回転式圧縮機を得ること
が出来るという作用を有する。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、密閉容
器内を低圧にすることにより、高圧式の回転式圧縮機と
比較して、オイルへの冷媒の溶け込みが減少するため、
冷媒封入量をより低減する事が出来るという作用を有す
る。
器内を低圧にすることにより、高圧式の回転式圧縮機と
比較して、オイルへの冷媒の溶け込みが減少するため、
冷媒封入量をより低減する事が出来るという作用を有す
る。
【0014】本発明の請求項8に記載の発明は、密閉容
器内容積に対する空間容積を少なくとも60%以下とす
ることにより、冷媒封入量の少ない回転式圧縮機を提供
する事が出来るという作用を有する。
器内容積に対する空間容積を少なくとも60%以下とす
ることにより、冷媒封入量の少ない回転式圧縮機を提供
する事が出来るという作用を有する。
【0015】本発明の請求項9に記載の発明は、少なく
とも、凝縮器と、乾燥器と、蒸発器を有し、請求項1又
は請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項
6,請求項7,請求項8記載の回転式圧縮機を搭載した
冷凍装置で、蒸発器を圧縮機より上方に配設することに
より、オイルが圧縮機に戻りやすくなる為、より信頼性
の高い冷凍装置を提供する事が出来るという作用を有す
る。
とも、凝縮器と、乾燥器と、蒸発器を有し、請求項1又
は請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項
6,請求項7,請求項8記載の回転式圧縮機を搭載した
冷凍装置で、蒸発器を圧縮機より上方に配設することに
より、オイルが圧縮機に戻りやすくなる為、より信頼性
の高い冷凍装置を提供する事が出来るという作用を有す
る。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について図1から図10
及び(表1),(表2)を用いて説明する。
及び(表1),(表2)を用いて説明する。
【0017】(実施例1)図1は請求項1に示す本発明
の一実施例による炭化水素系冷媒を用い、オイルに40
℃で粘度が5〜100cStのナフテン系鉱油を用いた
回転式圧縮機の断面図で、密閉容器1内に圧縮要素2及
び前記圧縮要素2を駆動する回転子3と固定子4とから
なり、オイル5及び炭化水素系冷媒6が封入されてい
る。(表1)は冷凍性能を往復式圧縮機と比較したもの
である。なお、オイルにはナフテン系鉱油を用いたが、
これに限定されるものではなく、他の鉱油又は合成油を
用いても良い。
の一実施例による炭化水素系冷媒を用い、オイルに40
℃で粘度が5〜100cStのナフテン系鉱油を用いた
回転式圧縮機の断面図で、密閉容器1内に圧縮要素2及
び前記圧縮要素2を駆動する回転子3と固定子4とから
なり、オイル5及び炭化水素系冷媒6が封入されてい
る。(表1)は冷凍性能を往復式圧縮機と比較したもの
である。なお、オイルにはナフテン系鉱油を用いたが、
これに限定されるものではなく、他の鉱油又は合成油を
用いても良い。
【0018】
【表1】
【0019】(表1)の結果から回転式圧縮機は往復式
圧縮機と比較して体積効率は+21%向上しており、そ
の分気筒容積を小さく出来るので、圧縮機の小型化,低
コスト化が図れると共に、同一気筒容積であれば、より
冷凍性能の高い冷却装置を提供することが出来る。
圧縮機と比較して体積効率は+21%向上しており、そ
の分気筒容積を小さく出来るので、圧縮機の小型化,低
コスト化が図れると共に、同一気筒容積であれば、より
冷凍性能の高い冷却装置を提供することが出来る。
【0020】なお、この際、電源周波数を超える周波数
を運転範囲に持つ可変速運転方式、例えばインバーター
方式を採用することで更に気筒容積を小さくできるのは
言うまでもない。
を運転範囲に持つ可変速運転方式、例えばインバーター
方式を採用することで更に気筒容積を小さくできるのは
言うまでもない。
【0021】(実施例2)図2は請求項2に示す本発明
の一実施例による炭化水素系冷媒であるR600aを用
い、オイルの40℃の粘度を横軸に、回転式圧縮機の冷
凍能力を縦軸に目盛ったものであり、40℃のオイル粘
度が、5,10,15,22,32,56,68,10
0cStの時の冷凍性能をプロットしたものである。
の一実施例による炭化水素系冷媒であるR600aを用
い、オイルの40℃の粘度を横軸に、回転式圧縮機の冷
凍能力を縦軸に目盛ったものであり、40℃のオイル粘
度が、5,10,15,22,32,56,68,10
0cStの時の冷凍性能をプロットしたものである。
【0022】この結果から、15cSt以下のものであ
ればシール性が悪くなり、体積効率が低下して、冷凍性
能が低下しているのがわかる。
ればシール性が悪くなり、体積効率が低下して、冷凍性
能が低下しているのがわかる。
【0023】同様に図3はオイルの40℃の粘度を横軸
に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)を縦軸に目
盛ったものであり、図1と同じく40℃のオイル粘度
が、5,10,15,22,32,56,68,100
cStの時の回転式圧縮機の成績係数(COP)をプロ
ットしたものである。
に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)を縦軸に目
盛ったものであり、図1と同じく40℃のオイル粘度
が、5,10,15,22,32,56,68,100
cStの時の回転式圧縮機の成績係数(COP)をプロ
ットしたものである。
【0024】この結果から、15cSt以下のものであ
ればシール性の低下により冷凍性能が低下し、又56c
St以上のものは粘度が高いことによる摺動抵抗の増加
により入力が増加し、成績係数が低下している。
ればシール性の低下により冷凍性能が低下し、又56c
St以上のものは粘度が高いことによる摺動抵抗の増加
により入力が増加し、成績係数が低下している。
【0025】以上の結果から、冷凍能力,成績係数の両
方を考慮すると15〜60cStの範囲のものがR60
0aを使用する場合は好ましいといえる。
方を考慮すると15〜60cStの範囲のものがR60
0aを使用する場合は好ましいといえる。
【0026】(実施例3)図4は請求項4に示す本発明
の一実施例による炭化水素系冷媒であるR290を用
い、オイルの40℃の粘度を横軸に、回転式圧縮機の冷
凍能力を縦軸に目盛ったものであり、40℃のオイル粘
度が、5,10,15,22,32,56,68,10
0cStの時の冷凍性能をプロットしたものである。
の一実施例による炭化水素系冷媒であるR290を用
い、オイルの40℃の粘度を横軸に、回転式圧縮機の冷
凍能力を縦軸に目盛ったものであり、40℃のオイル粘
度が、5,10,15,22,32,56,68,10
0cStの時の冷凍性能をプロットしたものである。
【0027】この結果から、22cSt以下のものであ
ればシール性が悪くなり、体積効率が低下して、冷凍性
能が低下しているのがわかる。
ればシール性が悪くなり、体積効率が低下して、冷凍性
能が低下しているのがわかる。
【0028】同様に図5はオイルの40℃の粘度を横軸
に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)を縦軸に目
盛ったものであり、図1と同じく40℃のオイル粘度
が、5,10,15,22,32,56,68,100
cStの時の回転式圧縮機の成績係数(COP)をプロ
ットしたものである。
に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)を縦軸に目
盛ったものであり、図1と同じく40℃のオイル粘度
が、5,10,15,22,32,56,68,100
cStの時の回転式圧縮機の成績係数(COP)をプロ
ットしたものである。
【0029】この結果から、22cSt以下のものであ
ればシール性の低下により冷凍性能が低下し、又68c
St以上のものは粘度が高いことによる摺動抵抗の増加
により入力が増加し、成績係数が低下している。
ればシール性の低下により冷凍性能が低下し、又68c
St以上のものは粘度が高いことによる摺動抵抗の増加
により入力が増加し、成績係数が低下している。
【0030】以上の結果から、冷凍能力,成績係数の両
方を考慮すると22〜80cStの範囲のものがR29
0を使用する場合は好ましいといえる。
方を考慮すると22〜80cStの範囲のものがR29
0を使用する場合は好ましいといえる。
【0031】(実施例4)(表2)は請求項2に示す本
発明の一実施例における炭化水素系冷媒を用い、オイル
に40℃で粘度が15〜60cStのものを用いた回転
式圧縮機の耐久試験結果である。
発明の一実施例における炭化水素系冷媒を用い、オイル
に40℃で粘度が15〜60cStのものを用いた回転
式圧縮機の耐久試験結果である。
【0032】
【表2】
【0033】以上の結果から、オイルに極圧添加剤を併
用することにより、回転式圧縮機を構成する部品の摩耗
量を低減することができ、特に重要部品であるベーン及
びローラの摩耗量を低減することが出来るので、より信
頼性の高い回転式圧縮機を提供することが出来る。
用することにより、回転式圧縮機を構成する部品の摩耗
量を低減することができ、特に重要部品であるベーン及
びローラの摩耗量を低減することが出来るので、より信
頼性の高い回転式圧縮機を提供することが出来る。
【0034】(実施例5)図6は請求項6に示す本発明
の一実施例における回転式圧縮機で、給油管開口部7及
びベーン溝開口部8が、密閉容器1内でオイルを主体と
した層5と液冷媒を主体とした層9が2層に分離して
も、常に液冷媒主体の層9の底面の下方に位置する様
に、配設されている。これにより、給油管開口部7及び
ベーン溝開口部8からの液冷媒の吸入を防止する事が出
来、常にオイルを主体とした層5から十分なオイルを摺
動部に供給する事が出来るため、より信頼性の高い回転
式圧縮機を得ることが出来る。
の一実施例における回転式圧縮機で、給油管開口部7及
びベーン溝開口部8が、密閉容器1内でオイルを主体と
した層5と液冷媒を主体とした層9が2層に分離して
も、常に液冷媒主体の層9の底面の下方に位置する様
に、配設されている。これにより、給油管開口部7及び
ベーン溝開口部8からの液冷媒の吸入を防止する事が出
来、常にオイルを主体とした層5から十分なオイルを摺
動部に供給する事が出来るため、より信頼性の高い回転
式圧縮機を得ることが出来る。
【0035】(実施例6)図7は請求項3に示す本発明
の一実施例における回転式圧縮機の断面図で、圧縮室を
構成するシリンダー10を2つ備えており、1つのシリ
ンダーが上死点の時は他方のシリンダーは下死点になる
ように構成されている。これによりシャフトの回転時に
発生するトルク変動が低減され、R600aを使用した
際、気筒容積の増加に伴う振動を小さくする事が出来
る。
の一実施例における回転式圧縮機の断面図で、圧縮室を
構成するシリンダー10を2つ備えており、1つのシリ
ンダーが上死点の時は他方のシリンダーは下死点になる
ように構成されている。これによりシャフトの回転時に
発生するトルク変動が低減され、R600aを使用した
際、気筒容積の増加に伴う振動を小さくする事が出来
る。
【0036】(実施例7)図8は請求項7に示す本発明
の一実施例における回転式圧縮機の断面図で、密閉容器
1内が低圧になっている。これにより高圧式の回転式圧
縮機と比較して、オイルへの冷媒の溶け込みが減少する
ため、冷媒封入量を低減する事ができる。
の一実施例における回転式圧縮機の断面図で、密閉容器
1内が低圧になっている。これにより高圧式の回転式圧
縮機と比較して、オイルへの冷媒の溶け込みが減少する
ため、冷媒封入量を低減する事ができる。
【0037】(実施例8)図9は請求項8に示す本発明
の一実施例における回転式圧縮機の断面図で、密閉容器
1の内容積に対する空間容積11を少なくとも60%以
下とすることにより、冷媒封入量を低減する事ができ
る。
の一実施例における回転式圧縮機の断面図で、密閉容器
1の内容積に対する空間容積11を少なくとも60%以
下とすることにより、冷媒封入量を低減する事ができ
る。
【0038】(実施例9)図10は請求項9に示す本発
明の一実施例による炭化水素系冷媒を用い、オイルに4
0℃で粘度が22〜68cStのものを用いた回転式圧
縮機を用いた冷却システムの概略図であり、12は請求
項1又は請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請
求項6,請求項7のいずれかに記載の回転式圧縮機、1
3は凝縮器、14は乾燥器(ドライヤー)、15は膨張
機構(キャピラリー)、16は蒸発器で、蒸発器16は
圧縮機12よりも上の位置に設けている。
明の一実施例による炭化水素系冷媒を用い、オイルに4
0℃で粘度が22〜68cStのものを用いた回転式圧
縮機を用いた冷却システムの概略図であり、12は請求
項1又は請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請
求項6,請求項7のいずれかに記載の回転式圧縮機、1
3は凝縮器、14は乾燥器(ドライヤー)、15は膨張
機構(キャピラリー)、16は蒸発器で、蒸発器16は
圧縮機12よりも上の位置に設けている。
【0039】以上のような構成において、吸入管から吸
入したガスを圧縮機12で圧縮し、吐出管より吐出す
る。吐出されたガスは凝縮器13で凝縮し液化され、乾
燥器14を通り、さらに膨張機構15で減圧され、蒸発
器16で蒸発気化されることにより蒸発器16が冷却さ
れ、再び圧縮機12に吸入,圧縮される。圧縮機12か
ら吐出される吐出ガス中にはオイルが含まれ、吐出ガス
と同じサイクルを通り、途中でもっとも温度の低下する
蒸発器で、オイル粘度が高くなり、オイルが戻りにくく
なる。特にオイルに40℃で粘度に32〜68cStの
比較的高い粘度のものを用いると戻りにくくなるが、蒸
発器16を圧縮機12の上方に配設することにより、蒸
発器16から圧縮機12までの間はガスの流れに加え、
自重による力が加わり、圧縮機12へオイルが戻りやす
くなり、より信頼性の高い回転式圧縮機を提供すること
ができ、冷凍装置の信頼性も向上することが出来る。
入したガスを圧縮機12で圧縮し、吐出管より吐出す
る。吐出されたガスは凝縮器13で凝縮し液化され、乾
燥器14を通り、さらに膨張機構15で減圧され、蒸発
器16で蒸発気化されることにより蒸発器16が冷却さ
れ、再び圧縮機12に吸入,圧縮される。圧縮機12か
ら吐出される吐出ガス中にはオイルが含まれ、吐出ガス
と同じサイクルを通り、途中でもっとも温度の低下する
蒸発器で、オイル粘度が高くなり、オイルが戻りにくく
なる。特にオイルに40℃で粘度に32〜68cStの
比較的高い粘度のものを用いると戻りにくくなるが、蒸
発器16を圧縮機12の上方に配設することにより、蒸
発器16から圧縮機12までの間はガスの流れに加え、
自重による力が加わり、圧縮機12へオイルが戻りやす
くなり、より信頼性の高い回転式圧縮機を提供すること
ができ、冷凍装置の信頼性も向上することが出来る。
【0040】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、炭化水素冷媒を使用し、40℃
で5〜100cSt、好ましくは22〜68cStの粘
度のオイルを有した回転式圧縮機を用いることにより、
往復式圧縮機と比較して体積効率が良くなる為、圧縮機
の小型化が計れ、コストダウンが可能になるという有利
な効果が得られる。
1記載の発明によれば、炭化水素冷媒を使用し、40℃
で5〜100cSt、好ましくは22〜68cStの粘
度のオイルを有した回転式圧縮機を用いることにより、
往復式圧縮機と比較して体積効率が良くなる為、圧縮機
の小型化が計れ、コストダウンが可能になるという有利
な効果が得られる。
【0041】また請求項2記載の発明によれば、粘度が
40℃で15〜60cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR600aを使用する場合更
に体積効率が向上し、より大きな冷凍性能が得られると
共に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)も改善す
ることが出来る。
40℃で15〜60cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR600aを使用する場合更
に体積効率が向上し、より大きな冷凍性能が得られると
共に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)も改善す
ることが出来る。
【0042】また請求項3記載の発明によれば、圧縮室
を構成するシリンダーを2つ備える事により、R600
aを使用した際、気筒容積の増加に伴う振動を小さくす
る事が出来る。
を構成するシリンダーを2つ備える事により、R600
aを使用した際、気筒容積の増加に伴う振動を小さくす
る事が出来る。
【0043】また請求項4記載の発明によれば、粘度が
40℃で22〜80cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR290を使用する場合更に
体積効率が向上し、より大きな冷凍性能が得られると共
に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)も改善する
ことが出来る。
40℃で22〜80cStのオイルを用いることによ
り、炭化水素系冷媒としてR290を使用する場合更に
体積効率が向上し、より大きな冷凍性能が得られると共
に、圧縮機の効率を示す成績係数(COP)も改善する
ことが出来る。
【0044】また請求項5記載の発明によれば、請求項
1又は請求項2,請求項3のいずれかに記載のオイルに
極圧添加剤を併用する事により、回転式圧縮機を構成す
るローラ及びベーン間の摩耗が低減され、より信頼性の
高い圧縮機を提供できるという有利な効果が得られる。
1又は請求項2,請求項3のいずれかに記載のオイルに
極圧添加剤を併用する事により、回転式圧縮機を構成す
るローラ及びベーン間の摩耗が低減され、より信頼性の
高い圧縮機を提供できるという有利な効果が得られる。
【0045】また請求項6記載の発明によれば、密閉容
器内でオイルと液冷媒が2層に分離した時、液冷媒主体
の層の底面が圧縮要素を構成する給油管開口部及びベー
ン溝開口部以上にすることにより、給油管及びベーン溝
からの液冷媒の吸入を防止する事が出来、常にオイルだ
けを摺動部に供給する事が出来るため、より信頼性の高
い回転式圧縮機を得ることが出来る。
器内でオイルと液冷媒が2層に分離した時、液冷媒主体
の層の底面が圧縮要素を構成する給油管開口部及びベー
ン溝開口部以上にすることにより、給油管及びベーン溝
からの液冷媒の吸入を防止する事が出来、常にオイルだ
けを摺動部に供給する事が出来るため、より信頼性の高
い回転式圧縮機を得ることが出来る。
【0046】また請求項7記載の発明によれば、密閉容
器内を低圧にすることにより、高圧式の回転式圧縮機と
比較して、オイルへの冷媒の溶け込みが減少するため、
冷媒封入量を低減する事ができる。
器内を低圧にすることにより、高圧式の回転式圧縮機と
比較して、オイルへの冷媒の溶け込みが減少するため、
冷媒封入量を低減する事ができる。
【0047】また請求項8記載の発明によれば、密閉容
器内容積に対する空間容積を少なくとも60%以下とす
ることにより、冷媒封入量を低減する事ができる。
器内容積に対する空間容積を少なくとも60%以下とす
ることにより、冷媒封入量を低減する事ができる。
【0048】また、請求項9記載の発明によれば、少な
くとも、凝縮器と、乾燥器と、蒸発器を有し、請求項1
又は請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項
6,請求項7のいずれかに記載の回転式圧縮機を搭載し
た冷凍装置で、蒸発器を圧縮機より上方に配設すること
により、オイルが圧縮機に戻りやすくなる為、より信頼
性の高い回転式圧縮機を提供することができ、冷凍装置
の信頼性も向上するという有利な効果が得られる。
くとも、凝縮器と、乾燥器と、蒸発器を有し、請求項1
又は請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項
6,請求項7のいずれかに記載の回転式圧縮機を搭載し
た冷凍装置で、蒸発器を圧縮機より上方に配設すること
により、オイルが圧縮機に戻りやすくなる為、より信頼
性の高い回転式圧縮機を提供することができ、冷凍装置
の信頼性も向上するという有利な効果が得られる。
【図1】請求項1に記載した本発明の実施例1による回
転式圧縮機の断面図
転式圧縮機の断面図
【図2】請求項2に記載した本発明の実施例2によるR
600aを使用した時の、40℃のオイル粘度と回転式
圧縮機の冷凍能力との関係を示す特性図
600aを使用した時の、40℃のオイル粘度と回転式
圧縮機の冷凍能力との関係を示す特性図
【図3】請求項2に記載した本発明の実施例2によるR
600aを使用した時の、40℃のオイル粘度と成績係
数(COP)との関係を示す特性図
600aを使用した時の、40℃のオイル粘度と成績係
数(COP)との関係を示す特性図
【図4】請求項4に記載した本発明の実施例3によるR
290を使用した時の、40℃のオイル粘度と回転式圧
縮機の冷凍能力との関係を示す特性図
290を使用した時の、40℃のオイル粘度と回転式圧
縮機の冷凍能力との関係を示す特性図
【図5】請求項4に記載した本発明の実施例3によるR
290を使用した時の、40℃のオイル粘度と成績係数
(COP)との関係を示す特性図
290を使用した時の、40℃のオイル粘度と成績係数
(COP)との関係を示す特性図
【図6】請求項6に記載した本発明の実施例5による回
転式圧縮機の断面図
転式圧縮機の断面図
【図7】請求項3に記載した本発明の実施例6による回
転式圧縮機の断面図
転式圧縮機の断面図
【図8】請求項7に記載した本発明の実施例7による回
転式圧縮機の断面図
転式圧縮機の断面図
【図9】請求項8に記載した本発明の実施例8による回
転式圧縮機の断面図
転式圧縮機の断面図
【図10】請求項9に記載した本発明の実施例9による
冷凍装置の概略図
冷凍装置の概略図
1 密閉容器 2 圧縮要素 3 回転子 4 固定子 5 オイル 6 炭化水素系冷媒 7 給油管開口部 8 ベーン溝開口部 9 液冷媒層 10 シリンダー 11 空間容積 12 回転式圧縮機 13 凝縮器 14 乾燥器 15 膨張機構 16 蒸発器
Claims (9)
- 【請求項1】塩素及びフッ素を含まない炭化水素系冷媒
を主成分とする冷媒を使用し、密閉容器内に、40℃で
5〜100cStの粘度のオイルと、圧縮要素及び前記
圧縮要素を駆動する回転子と固定子からなるモータを有
する回転式圧縮機。 - 【請求項2】塩素及びフッ素を含まない炭化水素系冷媒
であるR−600aを使用し、密閉容器内に、40℃で
15〜60cStの粘度のオイルと、圧縮要素及び前記
圧縮要素を駆動する回転子と固定子からなるモータを有
する回転式圧縮機。 - 【請求項3】圧縮室を構成するシリンダーを2つ備えた
事を特徴とする請求項2記載の回転式圧縮機。 - 【請求項4】塩素及びフッ素を含まない炭化水素系冷媒
であるR−290を使用し、密閉容器内に、40℃で2
2〜80cStの粘度のオイルと、圧縮要素及び前記圧
縮要素を駆動する回転子と固定子からなるモータを有す
る回転式圧縮機。 - 【請求項5】オイル内に極圧添加剤が含まれている請求
項1〜4のいずれかに記載の回転式圧縮機。 - 【請求項6】密閉容器内でオイルと液冷媒が2層に分離
した時、液冷媒主体の層の底面が圧縮要素を構成する給
油管開口部及びベーン溝開口部以上にした請求項1〜5
のいずれかに記載の横型の回転式圧縮機。 - 【請求項7】密閉容器内が低圧である事を特徴とする請
求項1〜6のいずれかに記載の回転式圧縮機。 - 【請求項8】密閉容器内容積に対する空間容積を少なく
とも60%以下としたことを特徴とする請求項1〜7の
いずれかに記載の回転式圧縮機。 - 【請求項9】少なくとも、凝縮機と、乾燥器と、膨張機
構と、蒸発器を有し、請求項1〜8のいずれかに記載の
回転式圧縮機を備えると共に、前記蒸発器を前記圧縮機
よりも上に配設した冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9912498A JPH11294331A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 回転式圧縮機及び冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9912498A JPH11294331A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 回転式圧縮機及び冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294331A true JPH11294331A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14239027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9912498A Pending JPH11294331A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 回転式圧縮機及び冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294331A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002235664A (ja) * | 2001-02-08 | 2002-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 密閉型圧縮機 |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9912498A patent/JPH11294331A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002235664A (ja) * | 2001-02-08 | 2002-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 密閉型圧縮機 |
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