JPH11294840A - 空気調和機器用支持具 - Google Patents

空気調和機器用支持具

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JPH11294840A
JPH11294840A JP11421698A JP11421698A JPH11294840A JP H11294840 A JPH11294840 A JP H11294840A JP 11421698 A JP11421698 A JP 11421698A JP 11421698 A JP11421698 A JP 11421698A JP H11294840 A JPH11294840 A JP H11294840A
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JP
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air
hanger member
hanger
air conditioner
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JP11421698A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Hara
大芳 原
Takahiro Koga
孝弘 古賀
Yoichi Nakajima
洋一 中島
Seiji Miyazaki
清二 宮崎
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Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出口や吹出口接続用器具等の空気調和機器
の取付位置調整を容易に行え、且つ取付作業の能率を大
きく向上させられる空気調和機器用支持具を提供する。 【解決手段】 吊下げ部材(80)にハンガー部材11
及び支持部材12を介して空気調和機器(51)が配設
され、空気調和機器(51)がハンガー部材11と支持
部材12との係合位置調整によっても上下位置調整可能
であることから、空気調和機器(51)の上下位置調整
の自由度を高くして容易に調整が行えると共に、ハンガ
ー部材11と支持部材12との係合位置調整のみで空気
調和機器(51)を天井50の構築作業中に干渉しない
位置で保持でき、ハンガー部材11を吊下げ部材(8
0)に対し何度も位置調整する手間が省けるなど、空気
調和機器(51)の位置調整作業性を大きく向上させら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和対象空間
に配設される吹出口等の空気調和機器の天井に対する正
確な取付けが容易且つ能率良く行える空気調和機器用支
持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和設備の一部として使用さ
れる吹出口を空気調和対象となる室内空間の天井へ配設
する場合には、天井内において天井躯体から吊下げられ
た吊下げ部材に接続用ネックやチャンバ等の吹出口接続
用器具を上下位置調整自在に取付け、この吹出口接続用
器具に吹出口の一部を接続して吹出口を天井開口に固定
したり、あるいは吹出口自体を吊下げ部材に上下位置調
整自在に取付けたりして配設するのが一般的であった。
【0003】こうした吹出口接続用器具、あるいは吹出
口の吊下げ部材への取付けは、吹出口接続用器具、ある
いは吹出口を吊下げ部材と直接上下位置調整自在に係合
させることが難しいため、従来から、一端側が吊下げ部
材に上下位置調整自在に係合し、且つ他端側が吹出口接
続用器具又は吹出口の外周に連結する空気調和機器用支
持具を介して取付けを行っていた。
【0004】このように吹出口接続用器具、あるいは吹
出口を吊下げ部材へ固定する従来の空気調和機器用支持
具の一例を図9に示す。この図9は従来の空気調和機器
用支持具の概略構成説明図である。
【0005】前記図9において従来の空気調和機器用支
持具100は、一端部に孔を有する略板状体で形成さ
れ、天井躯体70から室内空間側に向けて吊下げられる
吊下げ部材としての吊りボルト80の端部を一端部の孔
に貫通させて配設され、他端部を吹出口接続用器具であ
る接続用ネック51の側部に一体に取付けられる支持部
材101と、この支持部材101を挟んで前記吊りボル
ト80に螺合して配設され、前記支持部材101の吊り
ボルト80における位置を固定する二つの固定ナット1
02とからなる構成である。この空気調和機器用支持具
100は、支持部材101を二つの固定ナット102で
前記吊りボルト80に位置調整自在に固定することで、
接続用ネック51を上下位置調整自在に支持できる仕組
みとなっている。
【0006】前記した構成の空気調和機器用支持具10
0及び吹出口60の取付作業は、天井50に設定される
吹出口配設位置に合わせてあらかじめ天井躯体70に固
定されて吊下げられた吊りボルト80に対し、まず、下
から接続用ネック51を持上げて、支持部材101に穿
設した孔に吊りボルト80の先端を通す。そして、支持
部材101の孔を通った吊りボルト80の先端に固定ナ
ット102を螺合させ、支持部材101を吊りボルト8
0に仮止めし、さらにこれら固定ナット102の螺合位
置を調整して支持部材101ごと接続用ネック51を後
の天井構成材の配設や天井加工等の作業において邪魔に
ならない適切な所定の高さ位置まで移動させる。
【0007】この後、天井50を構築し、あらかじめ設
定された吹出口配設位置に吹出口60の形状に基づく開
口部50aをそれぞれ形成する。開口部50aが形成さ
れた後、接続用ネック51の吊りボルト80に対する取
付位置を吹出口60が適切に接続できる位置まで下げ
る。それから、吹出口60と接続用ネック51とを接続
し、開口部50aに吹出口60を取付けて作業終了とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機器用
支持具100は以上のように構成されていることから、
取付作業においては、空気調和機器用支持具100を吊
りボルト80に仮止めして前記所定の高さ位置まで移動
させると共に、開口部50a形成後、接続用ネック51
に吹出口60を適切に接続可能となる本来の配設位置ま
で接続用ネック51の吊りボルト80に対する固定位置
を下げる位置調整作業を要し、この位置調整作業が固定
ナット102等を操作するものであるために、作業が非
常に面倒で作業能率がよくないという課題を有してい
た。
【0009】また、吊りボルト80が一般にコンクリー
ト製である天井躯体70に取付けられていることで取付
位置のずれや垂直度の狂いが生じやすく、この吊りボル
ト80に支持部材101を介して取付けられる接続用ネ
ック51の位置決め精度が吊りボルト80の取付精度に
大きく左右されてしまい、接続用ネック51の開口部5
0aへの正確な位置合せが難しく、後工程の吹出口60
の接続作業に支障を来すという課題を有していた。さら
に、ダクト52と接続用ネック51との接続作業などを
天井50内で行う必要があり、作業が非常に面倒で作業
能率がよくないという課題を有していた。
【0010】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、吹出口や吹出口接続用器具等の空気調和機器
の取付位置調整を容易に行え、且つ取付作業の能率を大
きく向上させられる空気調和機器用支持具を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
器用支持具は、天井躯体から空気調和対象空間側に向け
て吊下げられる吊下げ部材の下端部に所定部分で上下位
置調整自在に係合し、且つ前記所定部分と異なる部分で
空気調和機器の外周に係合して空気調和機器を天井内部
で支持する空気調和機器用支持具において、長手方向の
一又は複数箇所で屈曲又は湾曲する一連の部材で形成さ
れ、当該部材の略中間で前記吊下げ部材へ上下位置調整
自在に取付けられてなるハンガー部材と、前記空気調和
機器の重心に対し対称となる空気調和機器外周の複数の
所定位置にそれぞれ一端部を一体に取付けられ、他端部
を前記ハンガー部材の両端部にそれぞれ上下位置調整自
在に係合される複数の支持部材とを備え、前記空気調和
機器が前記ハンガー部材の下方でハンガー部材の両端部
に挟まれた中間の位置に保持されるものである。
【0012】このように本発明によれば、天井躯体から
吊下げられている吊下げ部材にハンガー部材及び支持部
材を介して空気調和機器が配設され、吊下げ部材に対す
るハンガー部材の取付け高さ位置調整と共に、ハンガー
部材と支持部材との係合位置調整で空気調和機器を上下
位置調整自在とすることにより、空気調和機器の上下位
置調整の自由度が高くできることとなり、容易に空気調
和機器の上下位置を正しく調整して配設でき、また、吊
下げ部材に対しハンガー部材を空気調和機器の本来の配
設位置に基づいて位置決めした後、ハンガー部材と支持
部材との係合位置調整で、空気調和機器を天井構築作業
の邪魔にならない上方の所定位置まで移動させられると
共に、作業後に本来の配設位置まで下ろせることとな
り、ハンガー部材を吊下げ部材に対し何度も位置調整す
る手間が省けるなど、空気調和機器の位置調整の作業性
を大きく向上させられる。
【0013】また、本発明に係る空気調和機器用支持具
は必要に応じて、前記支持部材が、略板状体で形成さ
れ、前記空気調和機器外周から所定寸法離れた位置の空
気調和機器配設状態における下端側から上方に所定長さ
の切込みを形成されてなり、前記ハンガー部材が、両端
部の所定長さ部分を互いに略平行に形成され、当該両端
部の略平行部分に前記支持部材の切込みに対応して上方
から下方に向う所定長さの切欠部を上下方向に所定間隔
で複数形成され、当該切欠部のいずれかに前記各支持部
材の切込みをそれぞれ着脱自在に掛合させ、前記空気調
和機器を両端部間に挟んだ状態で保持するものである。
【0014】このように本発明によれば、ハンガー部材
及び支持部材に互いに係合し合う切欠部又は切込みを形
成し、ハンガー部材に対し支持部材を所定の位置で着脱
自在に組合わせて空気調和機器を上下位置調整自在とす
ることにより、ハンガー部材に対し支持部材の係合位置
を変えて容易に空気調和機器の上下位置調整ができるこ
ととなり、作業能率が向上すると共に、ハンガー部材及
び支持部材にそれぞれ対応する切欠部又は切込みを形成
すればよく、複雑な係合構造を不要として各部材構造を
簡略化でき、コストダウンも図れる。また、ハンガー部
材に対し支持部材を着脱自在とすることでハンガー部材
への支持部材及び空気調和機器の取付を行う時期を適宜
設定することができ、作業工程の自由度が増すと共に、
交換も容易で用途変更や仕様変更にも即座に対応でき
る。
【0015】また、本発明に係る空気調和機器用支持具
は必要に応じて、前記ハンガー部材が、略板状体の両端
部に別の二つの略板状体がそれぞれ略垂直向きに連結し
てなる略コ字状体で形成され、当該略コ字状体の中間の
略板状体部分に前記吊下げ部材端部の通る貫通孔を長手
方向に所定長さ連続させた調整用長孔を形成されると共
に、前記調整用長孔を貫通した吊下げ部材に上下方向位
置調整自在に係合する抜け止用部材を備えるものであ
る。このように本発明によれば、ハンガー部材を略コ字
状体で形成し、略コ字状体の中間の略板状体に吊下げ部
材が貫通する長孔を形成し、吊下げ部材とハンガー部材
との固定位置が長孔の範囲内で自由に位置調整できるこ
とにより、吊下げ部材に対しハンガー部材を長孔の範囲
で横方向移動自在且つ回動自在とすることとなり、空気
調和機器の横方向への位置調整の自由度を高くして吊下
げ部材の取付精度の影響を小さくでき、位置決めに関し
て高い精度が得られると共に、作業者の位置調整の手間
を省いて調整作業が容易に行え、作業性を大きく向上さ
せられる。
【0016】また、本発明に係る空気調和機器用支持具
は必要に応じて、前記ハンガー部材が、略コ字状体にお
ける中間の略板状体の長手方向に平行となり、且つ少な
くとも前記中間の略板状体から略垂直に立設される一体
の板状部分を有する補強部材を備えてなると共に、前記
調整用長孔が前記中間の略板状体と略垂直をなす補強部
材の所定部分まで延長され、前記補強部材の所定部分で
長手方向に平行に所定長さ形成されてなるものである。
このように本発明によれば、ハンガー部材に補強部材を
配設すると共に、吊下げ部材が通る調整用長孔を補強部
材の所定部分まで延長して形成し、吊下げ部材の調整用
長孔への貫通位置を略コ字状体の中間の略板状体と補強
部材との間で切替えてハンガー部材の配設位置を吊下げ
部材の下方と側方の二通りにそれぞれ変化させられるこ
とにより、空気調和機器の位置決めのための移動と天井
構築作業における干渉を回避するための移動とが全く別
個に行えることとなり、天井構築作業前にも空気調和機
器の位置決めが行え、作業工程の順序における自由度が
増すと共に、空気調和機器のハンガー部材に対する位置
調整を必要最小限にとどめられ、作業能率を大きく向上
させられる。
【0017】また、本発明に係る空気調和機器用支持具
は必要に応じて、前記吊下げ部材に上下位置調整自在に
係合する連結用部材を備え、前記ハンガー部材が、略中
間部分を前記連結用部材に対し蝶着されて吊下げ部材の
吊下げ方向に略垂直な軸周りに所定角度範囲傾動可能に
配設されてなると共に、前記ハンガー部材の略中間部分
を連結用部材に対し傾動させて対向させた状態で互いに
吸着し、ハンガー部材の傾動位置を保持する磁石を前記
ハンガー部材の略中間部分、及び連結用部材の各表面に
それぞれ配設するものである。このように本発明によれ
ば、吊下げ部材に連結する連結用部材にハンガー部材を
蝶着すると共に、ハンガー部材を吸引して連結用部材と
の対向状態で保持する磁石を配設し、磁石同士の吸着、
非吸着状態を切替えて吊下げ部材に対してハンガー部材
の配設位置を吊下げ部材の下方と側方の二通りにそれぞ
れ変化させられることにより、空気調和機器の位置決め
のための移動と天井構築作業における干渉を回避するた
めの移動とが全く別個に行えることとなり、天井構築作
業前にも空気調和機器の位置決めが行え、作業工程の順
序における自由度が増すと共に、空気調和機器のハンガ
ー部材に対する位置調整を必要最小限にとどめられ、作
業能率を大きく向上させられる。
【0018】また、本発明に係る空気調和機器用支持具
は必要に応じて、前記ハンガー部材が、互いに一端部を
開閉自在に軸着された二つの略L字状体で形成され、軸
着されていない他端部から係合軸がそれぞれ突出して配
設されてなり、前記支持部材に横方向に長孔が形成さ
れ、前記ハンガー部材の係合軸が各々の支持部材の長孔
にそれぞれ移動自在且つ回動自在に係合して、前記ハン
ガー部材の略L字状体他端部同士の間隔を調整自在とさ
れてなるものである。このように本発明によれば、ハン
ガー部材を略L字状体の組合わせで形成し、吊下げ部材
に対する略L字状体の開閉状態を変化させて空気調和機
器の上下位置を調整できることにより、吊下げ部材に対
しハンガー部材を空気調和機器の本来の配設位置に基づ
いて位置決めした後も、ハンガー部材をなす略L字状体
の開閉調整で支持部材ごと空気調和機器を上下動させて
上下位置調整でき、空気調和機器の上下位置調整の自由
度を高めて容易に調整が行え、作業性を大きく向上させ
られる。また、幅が異なる様々な空気調和機器に対して
も、ハンガー部材をなす略L字状体の開閉を調整して両
端部の間隔を変え、適切に支持部材との係合が図れるこ
ととなり、空気調和機器への適応性が高い。
【0019】また、本発明に係る空気調和機器用支持具
は必要に応じて、前記支持部材の長孔の上縁側に略波状
の複数の凹凸部が形成されてなるものである。このよう
に本発明によれば、支持部材の長孔上縁部分に複数の凹
凸部が所定間隔に形成されてなり、ハンガー部材の端部
を所定の凹部に着脱自在に係合させて位置決めし、空気
調和機器を所定の高さ位置に保持することにより、支持
部材に対しハンガー部材端部の係合位置を変えて容易に
空気調和機器の上下位置調整ができることとなり、作業
能率が向上すると共に、複雑な係合構造を不要として各
部材構造を簡略化でき、コストダウンも図れる。
【0020】また、本発明に係る空気調和機器用支持具
は必要に応じて、前記複数の支持部材が、同一の軸線を
中心として空気調和機器に対し回動自在に取付けられて
なるものである。このように本発明によれば、支持部材
を空気調和機器に回動自在に取付け、空気調和機器を回
動させて空気調和機器のハンガー部材に対する向きを調
整できることにより、空気調和機器の上下方向に開口し
ているダクト被接続部分を回動させて横向きにでき、ダ
クトと空気調和機器との接続作業が容易に行えるなど、
空気調和機器を作業しやすい位置に回動させて作業が行
え、作業能率が大幅に向上することとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施の形態)以
下、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機器用支
持具を図1〜図3に基づいて説明する。この図1は本実
施の形態に係る空気調和機器用支持具を用いた吹出口装
置の取付状態図、図2は本実施の形態に係る空気調和機
器用支持具の斜視図、図3は本実施の形態に係る空気調
和機器用支持具による上下位置調整説明図である。
【0022】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る空気調和機器用支持具1は、略板状体の両端部に別の
二つの略板状体がそれぞれ垂直向きに一体に連結してな
る略コ字状体で形成され、この略コ字状体の両端部の所
定長さ範囲に上方から下方に向う所定長さの切欠部11
aを上下方向に所定間隔で且つ互いに連通させて複数形
成されてなり、天井躯体から室内空間側に向けて略垂直
に吊下げられる吊下げ部材としての吊りボルト80の端
部に前記略コ字状体の中間の略板状体部分を上下位置調
整自在に固定されて天井50内に配設されるハンガー部
材11と、空気調和機器として吹出口60とダクト52
との接続のために配設される接続用ネック51の外周の
二つの所定箇所にそれぞれ一端部を一体に取付けられ、
他端部に下縁から上方に前記ハンガー部材11の切欠部
11aに掛合可能な所定長さの切込み12aを形成され
てなる略板状体の二つの支持部材12とを備え、ハンガ
ー部材11の切欠部11aのいずれかに前記各支持部材
12の切込み12aをそれぞれ着脱自在に掛合させ、接
続用ネック51をハンガー部材11の両端部間に上下位
置調整自在に保持する構成である。
【0023】前記ハンガー部材11は、略コ字状体にお
ける中間の略板状体の長手方向に平行となり、且つ前記
中間の略板状体から略垂直に板状の補強部材11bを一
体に立設されると共に、前記中間の略板状体に前記吊下
げ部材80端部の通る貫通孔を長手方向に所定長さ連続
させた調整用長孔11cを形成されてなり、この調整用
長孔11cを貫通した吊りボルト80には抜け止用部材
として固定ナット81が上下方向位置調整自在に螺合さ
れて配設される。
【0024】一方、本実施の形態に係る空気調和機器用
支持具1により支持される接続用ネック51は、略円筒
体で形成され、重心に対し対称となる外周の二箇所にそ
れぞれ支持部材12の一端部が一体に取付けられてなる
構成である。この接続用ネック51の内側には風量調整
用としてサークルシャッター(図示を省略)が配設され
ている。なお、このサークルシャッターの代りに、リン
グシャッター、プレートシャッター等の風量調整手段を
配設することもできる。
【0025】また、前記接続用ネック51の下側で天井
50の開口部50aに固定される吹出口60は、円筒体
のネック部61と、このネック部61下端に接続され、
室内側に拡開形状で形成される外コーン部62と、この
外コーン部62の開口領域内に配設される拡開形状の中
コーン(図示を省略)とを備えてなり、ネック部61を
前記接続用ネック51と接続され、この接続用ネック5
1から取込んだ調和空気を室内へ吹出す構成である。
【0026】次に、前記構成に基づく空気調和機器用支
持具及び吹出口の取付作業について説明する。天井50
における開口部50aの設計位置に合わせて天井躯体7
0に一端を植込まれて固定された吊りボルト80に対し
て、まず、ハンガー部材11を下から持上げ、ハンガー
部材11の調整用長孔11cに吊りボルト80の先端を
通し、貫通した吊りボルト80端部に固定ナット81を
螺合させ、ハンガー部材11を仮吊りする。
【0027】一方、支持部材12を取付けた接続用ネッ
ク51に、あらかじめ天井躯体70に吊支させた調和空
気供給用のフレキシブルダクト52を接続してから、接
続用ネック51を下から持上げ、各支持部材12の切込
み12aをハンガー部材11の切欠部11aのいずれか
にそれぞれ掛合させ、支持部材12を介して接続用ネッ
ク51をハンガー部材11の両端部間に保持させる。
【0028】この状態で、ハンガー部材11上面を貫通
した吊りボルト80に対し、固定ナット81の螺合位置
を調整し、ハンガー部材11を吊りボルト80に対し接
続用ネック51の本来の配設位置に基づいて所定の高さ
に位置決めする。この後、支持部材12の掛合位置をハ
ンガー部材11の最上部の切欠部11aに変え、接続用
ネック51を後の天井構築作業の邪魔にならないように
しておく。この後、天井50の構築作業を行い、あらか
じめ設定された吹出口配設位置に吹出口60の形状に基
づく開口部50aを形成する。
【0029】開口部50aが形成された後、支持部材1
2とハンガー部材11との係合位置を一つずつ変えなが
ら支持部材12と一体である接続用ネック51の上下位
置位置を調整すると共に、調整用長孔11cの範囲内で
吊りボルト80に対してハンガー部材11を動かして横
方向位置を調整し、接続用ネック51を吹出口60と適
切に接続できる位置に合わせる。そして、開口部50a
下側から吹出口60を持上げ、ネック部61を接続用ネ
ック51下端に固定して天井50に適切に設置した後、
中コーンを外コーン部62の開口領域内に取付けると吹
出口60の取付作業が完了する。
【0030】なお、接続用ネック51へのフレキシブル
ダクト52の接続は、接続用ネック51をハンガー部材
11に保持させるより先に天井50を配設し、形成され
た開口部50aからフレキシブルダクト52端部を引出
し、天井50の下側で接続用ネック51と接続した後、
接続用ネック51を天井50内へ上げてハンガー部材1
1に保持させることもできる。
【0031】このように、本実施の形態に係る空気調和
機器用支持具では、天井躯体70から吊下げられた吊り
ボルト80に上下及び横方向位置調整自在に固定させた
ハンガー部材11に対し、さらに支持部材12をいずれ
かの切欠部11aに係合させて上下位置調整自在に接続
用ネック51を支持させるようにすることにより、接続
用ネック51の位置調整が容易に行え、開口部50aに
対する位置合せの作業が省力化でき、調整作業性が大き
く向上することとなる。また、吊りボルト80に対する
ハンガー部材11の位置調整の自由度が高く、接続用ネ
ック51を開口部50aに対して正しい位置に容易に調
整でき、吊りボルト80自体の取付精度の影響を小さく
して取付位置に関して高い精度が得られる。さらに、ハ
ンガー部材11への支持部材12及び接続用ネック51
の取付けを行う時期が天井構築前後いずれにも設定で
き、作業工程の自由度が増して作業能率向上が図れると
共に、接続用ネック51の交換も容易で用途変更や仕様
変更にも即座に対応できる。
【0032】(本発明の第2の実施の形態)本発明の第
2の実施の形態に係る空気調和機器用支持具を図4に基
づいて説明する。この図4は本実施の形態に係る空気調
和機器用支持具の概略構成説明図である。
【0033】前記図4に示すように、本実施の形態に係
る空気調和機器用支持具は、前記第1の実施の形態同
様、ハンガー部材21と、支持部材(図示を省略)とを
備え、異なる点として、ハンガー部材21の調整用長孔
21bを補強部材21aまで延長して形成し、吊りボル
ト80の調整用長孔21bにおける貫通位置を変えてハ
ンガー部材21の吊りボルト80に対する向きを切替え
可能とする構成を有するものである。
【0034】前記ハンガー部材21の調整用長孔21b
は、前記中間の略板状体から補強部材21aまで延長さ
れ、補強部材21aの所定部分で長手方向に平行に所定
長さ形成されてなる。この調整用長孔21bに吊りボル
ト80をそのまま通した状態で吊りボルト80の調整用
長孔21bにおける貫通位置を、ハンガー部材21の中
間の略板状体上の孔位置、又は、補強部材21a上の長
手方向平行孔端部位置として、ハンガー部材21の吊り
ボルト80に対する向きを吊りボルト80の下方側と側
方側とにそれぞれ切替え可能とする。
【0035】次に、前記構成に基づく空気調和機器用支
持具及び吹出口の取付作業について説明する。前記第1
の実施の形態同様、天井躯体70に一端を植込まれて固
定された吊りボルト80に対し、ハンガー部材21を下
から持上げ、ハンガー部材21の調整用長孔21bに吊
りボルト80の先端を通し、貫通した吊りボルト80端
部に固定ナット81を螺合させ、ハンガー部材21を仮
吊りする。また、支持部材を取付けた接続用ネック51
に、あらかじめ天井躯体70に吊支させたフレキシブル
ダクト52を接続し、さらに支持部材をハンガー部材2
1に掛合させて接続用ネック51をハンガー部材21に
保持させる。
【0036】この状態で、ハンガー部材21上面を貫通
した吊りボルト80に対し、固定ナット81の螺合位置
を調整し、ハンガー部材21を吊りボルト80に対し接
続用ネック51の本来の配設位置に基づいて所定の高さ
に位置決めする。
【0037】位置決め後、ハンガー部材21を吊りボル
ト80に吊下げられた状態(図4(B)参照)から動か
して、吊りボルト80の調整用長孔21bへの貫通位置
をハンガー部材21の中間の略板状体上から補強部材2
1a上へ徐々に移動させ、さらにハンガー部材21の傾
きを大きく変化させた状態で吊りボルト80の貫通位置
を調整用長孔21bの補強部材21a上の長手方向平行
孔端部位置までハンガー部材21を動かし、この調整用
長孔21bの拘束によってハンガー部材21を略水平向
きとした状態で吊りボルト80に保持させる。こうして
ハンガー部材21を略垂直方向から略水平方向へはね上
げた状態(図4(C)参照)とすることで、接続用ネッ
ク51を天井構築作業の邪魔にならない上方の位置に移
動させられる。この後、天井50の構築作業を行い、あ
らかじめ設定された吹出口配設位置に吹出口60の形状
に基づく開口部50aを形成する。
【0038】開口部50aが形成された後、ハンガー部
材21を前記と逆向きに動かし、ハンガー部材21のは
ね上げ状態を解除して接続用ネック51を下ろし、接続
用ネック51を吹出口60と接続可能な向きとする。さ
らに、支持部材とハンガー部材21との係合位置を一つ
ずつ変えながら支持部材と一体である接続用ネック51
の上下位置を調整すると共に、調整用長孔21bの範囲
内で吊りボルト80に対してハンガー部材21を動かし
て横方向位置を調整し、接続用ネック51を吹出口60
と適切に接続できる位置に合わせる。そして、前記第1
の実施形態同様、開口部50a下側から吹出口60を取
付けると作業が完了する。
【0039】このように、本実施の形態に係る空気調和
機器用支持具では、吊りボルト80が通るハンガー部材
21の調整用長孔21bを補強部材21aまで延長して
形成し、吊りボルト80の調整用長孔21bへの貫通位
置を略コ字状体の中間の略板状体と補強部材21aとの
間で切替えてハンガー部材21の配設位置を吊りボルト
80の下方と側方の二通りにそれぞれ変化させられるこ
とから、接続用ダクト51の上下位置調整のための移動
と天井構築作業における干渉を回避するための移動とが
全く別個に行えることとなり、天井構築作業前にも接続
用ダクト51の位置決めが行え、作業工程の順序におけ
る自由度が増すと共に、接続用ダクト51のハンガー部
材21に対する位置調整を必要最小限にとどめられ、作
業能率を大きく向上させられる。
【0040】(本発明の第3の実施の形態)本発明の第
3の実施の形態に係る空気調和機器用支持具を図5に基
づいて説明する。この図5は本実施の形態に係る空気調
和機器用支持具の概略構成説明図である。
【0041】前記図5に示すように、本実施の形態に係
る空気調和機器用支持具は、前記第2の実施形態と同様
に、ハンガー部材31と、支持部材(図示を省略)とを
備える一方、異なる点として、ハンガー部材31の中間
部分側部に補強部材の代りに連結用部材32を配設し、
ハンガー部材31の吊りボルト80への取付けを前記連
結用部材32を介して行う構成を有するものである。
【0042】前記連結用部材32は、上面に吊りボルト
80を貫通させる長孔32aを有するL形アングルで形
成され、前記ハンガー部材31の中間部分縁部に蝶着さ
れてなり、吊りボルト80に上下位置調整自在に係合し
て、前記ハンガー部材31を吊りボルト80に対して所
定角度範囲で傾動可能とする構成である。また、ハンガ
ー部材31の中間部分の略板状体、及び連結用部材32
には互いに向い合う位置に磁石32bが配設され、連結
用部材32に対しハンガー部材31を傾動させて略水平
向きまではね上げた状態で磁石32bが互いに吸着し、
ハンガー部材31をこの状態で保持できる仕組みとして
いる。
【0043】本実施の形態では、連結用部材32の長孔
32aに吊りボルト80の先端を貫通させて吊りボルト
80に取付けたハンガー部材31を、吊下げられた状態
(図5(B)参照)から動かして、連結用部材32に対
してハンガー部材31を傾動させ、ハンガー部材31の
中央部分と連結用部材の各々の磁石32bを吸着させ、
ハンガー部材31を略水平向きにはね上げた状態(図5
(C)参照)で吊りボルト80に保持させることがで
き、前記第2の実施の形態同様、ハンガー部材31ごと
接続用ネック51を天井構築作業の邪魔にならない上方
の位置に移動させられる。
【0044】このようにしてハンガー部材31の配設位
置を吊りボルト80の下方と側方の二通りにそれぞれ変
化させられることから、前記第2の実施の形態同様、接
続用ダクト51の上下位置調整と天井構築作業前の干渉
回避とが別個に行え、天井構築作業前にも接続用ダクト
51の位置決めが行え、作業工程の順序における自由度
が増すと共に、接続用ダクト51のハンガー部材31に
対する位置調整を必要最小限にとどめて作業能率を大き
く向上させられる。
【0045】(本発明の第4の実施の形態)本発明の第
4の実施の形態に係る空気調和機器用支持具を図6及び
図7に基づいて説明する。この図6は本実施の形態に係
る空気調和機器用支持具の斜視図、図7は本実施の形態
に係る空気調和機器用支持具の上下位置調整状態説明図
である。
【0046】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る空気調和機器用支持具4は、前記第1の実施形態と同
様、ハンガー部材41と、支持部材42とを備え、異な
る点として、ハンガー部材41が二つの略L字状体をピ
ン(図示を省略)で開閉自在に軸着して組合わせて形成
され、支持部材42の長手方向にハンガー部材41の端
部と係合する長孔42aが形成されてなり、さらに、ハ
ンガー部材41を吊りボルト80に上下位置調整自在に
連結させる連結用部材43を備える構成を有するもので
ある。
【0047】前記支持部材42は、板状体の長手方向に
長孔42aが形成され、前記ハンガー部材41の両端部
が各々の長孔42aにそれぞれ移動自在且つ回動自在に
係合し、ハンガー部材41端部の間隔を調整自在とされ
てなるものである。この長孔42aの上縁には略波状に
複数の突起部42bが所定間隔で形成されてなる。
【0048】前記連結用部材43は、中間で略直角に折
曲げられた略板状体で形成され、折曲げられた一側にハ
ンガー部材41を回動自在に取付けられ、他側に前記吊
りボルト80端部の通る長孔43aを形成されてなる構
成である。この連結用部材43の長孔43aに前記吊り
ボルト80を通した状態で固定ナット81を吊りボルト
80へ螺合させ、前記ハンガー部材41が連結用部材4
3を介して吊りボルト80へ固定される仕組みである。
【0049】次に、前記構成に基づく空気調和機器用支
持具及び吹出口の取付作業について説明する。まず、前
記第1の実施の形態同様に天井躯体70に固定された吊
りボルト80に対し、ハンガー部材41を下から持上
げ、一体に配設した連結用部材43の長孔43aに吊り
ボルト80の先端を通し、長孔43aを貫通した吊りボ
ルト80端部に固定ナット81を螺合させて締付け、吊
りボルト80にハンガー部材41を仮吊りする。
【0050】一方、支持部材42を取付けた接続用ネッ
ク51に、あらかじめ天井躯体70に吊支させた調和空
気供給用のフレキシブルダクト52を接続してから、接
続用ネック51を下から持上げ、各支持部材42の長孔
42aにハンガー部材11の端部を係合させ、支持部材
42を介して接続用ネック51をハンガー部材41の両
端部間に保持させる。
【0051】この状態で、連結用部材43上面を貫通し
た吊りボルト80に対し、固定ナット81の螺合位置を
調整し、ハンガー部材41を吊りボルト80に対し接続
用ネック51の本来の配設位置に基づいて所定の高さに
位置決めする。位置決め後、ハンガー部材41端部の支
持部材42への係合位置を長孔42aの最も外よりの凹
部42bに変え、接続用ネック51をより上方に配置し
て後の天井構築作業の邪魔にならないようにしておく
(図7参照)。この後、前記第1の実施形態同様、天井
50の構築作業を行って、開口部50aを形成する。
【0052】開口部50aが形成された後、支持部材4
2の凹部42bとハンガー部材41端部との係合位置を
一つずつ変えながら支持部材42と一体である接続用ネ
ック51の上下位置を調整すると共に、連結用部材43
の長孔43aの範囲内で吊りボルト80に対してハンガ
ー部材41を動かして横方向位置を調整し、接続用ネッ
ク51を吹出口60と適切に接続できる位置に合わせ
る。最後に、前記第1の実施形態同様、開口部50a下
側から吹出口60のネック部61を接続用ネック51下
端に接続して天井50に取付けると作業が完了する。
【0053】このように、本実施の形態に係る空気調和
機器用支持具では、ハンガー部材41を略L字状体の組
合わせで形成すると共に、上縁部分に複数の凹部42b
が所定間隔に形成される長孔42aを有する支持部材4
2を用い、ハンガー部材41の端部を所定の凹部42b
に着脱自在に保持させ、ハンガー部材41の開閉状態を
変化させて吊りボルト80に対する接続用ネック51の
上下位置を調整できることから、前記第1の実施の形態
同様、ハンガー部材41を吊りボルト80に対し位置決
めした後も、支持部材42に対しハンガー部材41端部
の係合位置を変えて容易に接続用ネック51の上下位置
調整ができることとなり、作業能率が向上すると共に、
複雑な係合構造を不要として各部材構造を簡略化でき、
コストダウンが図れる。また、幅が異なる様々な接続用
ネック51に対しても、ハンガー部材41をなす略L字
状体の開閉を調整して両端部の間隔を変え、適切に支持
部材42との係合が図れるなど、接続用ネック51をは
じめとする様々な空気調和機器への適応性が高い。
【0054】なお、前記第1〜第4の各実施の形態の空
気調和機器用支持具においては、支持部材を接続用ダク
ト外周に動かないよう固定して配設する構成としている
が、この他、図8に示すように、接続用ダクト51に支
持部材12を回動自在に取付け、接続用ダクト51を支
持部材12及びハンガー部材11に対し回動させられる
構成とすることもでき、例えば、天井50を構築してか
らハンガー部材11に支持された接続用ダクト51へフ
レキシブルダクト52を接続する際、必要に応じて接続
用ネック51を回動させ、天井内において作業しやすい
向きとして接続用ネック51にフレキシブルダクト52
を接続することができ、作業性を大幅に向上させられ
る。
【0055】また、前記第1〜第4の各実施の形態に係
る空気調和機器用支持具においては、組合わせる空気調
和機器を接続用ネック51としているが、これに限ら
ず、支持部材を吹出口60のネック部61aに取付け、
ハンガー部材で吹出口60を支持し、この吹出口60に
直接フレキシブルダクト52を接続する構成とすること
もでき、接続用ネック51を用いない構成としてコスト
ダウンが図れる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明においては、天井躯
体から吊下げられている吊下げ部材にハンガー部材及び
支持部材を介して空気調和機器が配設され、吊下げ部材
に対するハンガー部材の取付け高さ位置調整と共に、ハ
ンガー部材と支持部材との係合位置調整で空気調和機器
を上下位置調整自在とすることにより、空気調和機器の
上下位置調整の自由度が高くできることとなり、容易に
空気調和機器の上下位置を正しく調整して配設でき、ま
た、吊下げ部材に対しハンガー部材を空気調和機器の本
来の配設位置に基づいて位置決めした後、ハンガー部材
と支持部材との係合位置調整で、空気調和機器を天井構
築作業の邪魔にならない上方の所定位置まで移動させら
れると共に、作業後に本来の配設位置まで下ろせること
となり、ハンガー部材を吊下げ部材に対し何度も位置調
整する手間が省けるなど、空気調和機器の位置調整の作
業性を大きく向上させられるという効果を奏する。ま
た、本発明においては、ハンガー部材及び支持部材に互
いに係合し合う切欠部又は切込みを形成し、ハンガー部
材に対し支持部材を所定の位置で着脱自在に組合わせて
空気調和機器を上下位置調整自在とすることにより、ハ
ンガー部材に対し支持部材の係合位置を変えて容易に空
気調和機器の上下位置調整ができることとなり、作業能
率が向上すると共に、ハンガー部材及び支持部材にそれ
ぞれ対応する切欠部又は切込みを形成すればよく、複雑
な係合構造を不要として各部材構造を簡略化でき、コス
トダウンも図れるという効果を有する。また、ハンガー
部材に対し支持部材を着脱自在とすることでハンガー部
材への支持部材及び空気調和機器の取付を行う時期を適
宜設定することができ、作業工程の自由度が増すと共
に、交換も容易で用途変更や仕様変更にも即座に対応で
きるという効果を有する。また、本発明においては、ハ
ンガー部材を略コ字状体で形成し、略コ字状体の中間の
略板状体に吊下げ部材が貫通する長孔を形成し、吊下げ
部材とハンガー部材との固定位置が長孔の範囲内で自由
に位置調整できることにより、吊下げ部材に対しハンガ
ー部材を長孔の範囲で横方向移動自在且つ回動自在とす
ることとなり、空気調和機器の横方向への位置調整の自
由度を高くして吊下げ部材の取付精度の影響を小さくで
き、位置決めに関して高い精度が得られると共に、作業
者の位置調整の手間を省いて調整作業が容易に行え、作
業性を大きく向上させられるという効果を有する。ま
た、本発明においては、ハンガー部材に補強部材を配設
すると共に、吊下げ部材が通る調整用長孔を補強部材の
所定部分まで延長して形成し、吊下げ部材の調整用長孔
への貫通位置を略コ字状体の中間の略板状体と補強部材
との間で切替えてハンガー部材の配設位置を吊下げ部材
の下方と側方の二通りにそれぞれ変化させられることに
より、空気調和機器の位置決めのための移動と天井構築
作業における干渉を回避するための移動とが全く別個に
行えることとなり、天井構築作業前にも空気調和機器の
位置決めが行え、作業工程の順序における自由度が増す
と共に、空気調和機器のハンガー部材に対する位置調整
を必要最小限にとどめられ、作業能率を大きく向上させ
られるという効果を有する。また、本発明においては、
吊下げ部材に連結する連結用部材にハンガー部材を蝶着
すると共に、ハンガー部材を吸引して連結用部材との対
向状態で保持する磁石を配設し、磁石同士の吸着、非吸
着状態を切替えて吊下げ部材に対してハンガー部材の配
設位置を吊下げ部材の下方と側方の二通りにそれぞれ変
化させられることにより、空気調和機器の位置決めのた
めの移動と天井構築作業における干渉を回避するための
移動とが全く別個に行えることとなり、天井構築作業前
にも空気調和機器の位置決めが行え、作業工程の順序に
おける自由度が増すと共に、空気調和機器のハンガー部
材に対する位置調整を必要最小限にとどめられ、作業能
率を大きく向上させられるという効果を有する。また、
本発明においては、ハンガー部材を略L字状体の組合わ
せで形成し、吊下げ部材に対する略L字状体の開閉状態
を変化させて空気調和機器の上下位置を調整できること
により、吊下げ部材に対しハンガー部材を空気調和機器
の本来の配設位置に基づいて位置決めした後も、ハンガ
ー部材をなす略L字状体の開閉調整で支持部材ごと空気
調和機器を上下動させて上下位置調整でき、空気調和機
器の上下位置調整の自由度を高めて容易に調整が行え、
作業性を大きく向上させられるという効果を有する。ま
た、幅が異なる様々な空気調和機器に対しても、ハンガ
ー部材をなす略L字状体の開閉を調整して両端部の間隔
を変え、適切に支持部材との係合が図れることとなり、
空気調和機器への適応性が高いという効果を有する。ま
た、本発明においては、支持部材の長孔上縁部分に複数
の凹凸部が所定間隔に形成されてなり、ハンガー部材の
端部を所定の凹部に着脱自在に係合させて位置決めし、
空気調和機器を所定の上下位置に保持することにより、
支持部材に対しハンガー部材端部の係合位置を変えて容
易に空気調和機器の上下位置調整ができることとなり、
作業能率が向上すると共に、複雑な係合構造を不要とし
て各部材構造を簡略化でき、コストダウンも図れるとい
う効果を有する。また、本発明においては、支持部材を
空気調和機器に回動自在に取付け、空気調和機器を回動
させて空気調和機器のハンガー部材に対する向きを調整
できることにより、空気調和機器の上下方向に開口して
いるダクト被接続部分を回動させて横向きにでき、ダク
トと空気調和機器との接続作業が容易に行えるなど、空
気調和機器を作業しやすい位置に回動させて作業が行
え、作業能率が大幅に向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機器
用支持具を用いた吹出口装置の取付状態説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機器
用支持具の斜視図である。
【図3】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る空気
調和機器用支持具の要部側面図である。(B)は本発明
の第1の実施の形態に係る空気調和機器用支持具におけ
る接続用ネックの上下位置調整状態説明図である。
【図4】(A)は本発明の第2の実施の形態に係る空気
調和機器用支持具の要部斜視図である。(B)は本発明
の第2の実施の形態に係る空気調和機器用支持具のハン
ガー部材吊下げ状態説明図である。(C)は本発明の第
2の実施の形態に係る空気調和機器用支持具のハンガー
部材はね上げ状態説明図である。
【図5】(A)は本発明の第3の実施の形態に係る空気
調和機器用支持具の要部斜視図である。(B)は本発明
の第3の実施の形態に係る空気調和機器用支持具のハン
ガー部材吊下げ状態説明図である。(C)は本発明の第
3の実施の形態に係る空気調和機器用支持具のハンガー
部材はね上げ状態説明図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る空気調和機器
用支持具の斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る空気調和機器
用支持具における接続用ネックの上下位置調整状態説明
図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る空気調和機器用
支持具の斜視図である。
【図9】従来の空気調和機器用支持具の概略構成説明図
である。
【符号の説明】
1、4、100 空気調和機器用支持具 11、21、31、41 ハンガー部材 11a 切欠部 11b、21a 補強部材 11c、21b 調整用長孔 12、42、102 支持部材 12a 切込み 32、43 連結用部材 32a、42a、43a 長孔 32b 磁石 42b 凹部 50 天井 50a 開口部 51 接続用ネック 52 フレキシブルダクト 60 吹出口 61 ネック部 62 外コーン部 70 天井躯体 80 吊りボルト 81、102 固定ナット
フロントページの続き (72)発明者 中島 洋一 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968 空調 技研工業株式会社内 (72)発明者 宮崎 清二 福岡県福岡市中央区大濠公園2−39 空研 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井躯体から空気調和対象空間側に向け
    て吊下げられる吊下げ部材の下端部に所定部分で上下位
    置調整自在に係合し、且つ前記所定部分と異なる部分で
    空気調和機器の外周に係合して空気調和機器を天井内部
    で支持する空気調和機器用支持具において、 長手方向の一又は複数箇所で屈曲又は湾曲する一連の部
    材で形成され、当該部材の略中間で前記吊下げ部材へ上
    下位置調整自在に取付けられてなるハンガー部材と、 前記空気調和機器の重心に対し対称となる空気調和機器
    外周の複数の所定位置にそれぞれ一端部を一体に取付け
    られ、他端部を前記ハンガー部材の両端部にそれぞれ上
    下位置調整自在に係合される複数の支持部材とを備え、 前記空気調和機器が前記ハンガー部材の下方でハンガー
    部材の両端部に挟まれた中間の位置に保持されることを
    特徴とする空気調和機器用支持具。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の空気調和機器用支
    持具において、 前記支持部材が、略板状体で形成され、前記空気調和機
    器外周から所定寸法離れた位置の空気調和機器配設状態
    における下端側から上方に所定長さの切込みを形成され
    てなり、 前記ハンガー部材が、両端部の所定長さ部分を互いに略
    平行に形成され、当該両端部の略平行部分に前記支持部
    材の切込みに対応して上方から下方に向う所定長さの切
    欠部を上下方向に所定間隔で複数形成され、当該切欠部
    のいずれかに前記各支持部材の切込みをそれぞれ着脱自
    在に掛合させ、前記空気調和機器を両端部間に挟んだ状
    態で保持することを特徴とする空気調和機器用支持具。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の空気調和機器用支
    持具において、 前記ハンガー部材が、略板状体の両端部に別の二つの略
    板状体がそれぞれ略垂直向きに連結してなる略コ字状体
    で形成され、当該略コ字状体の中間の略板状体部分に前
    記吊下げ部材端部の通る貫通孔を長手方向に所定長さ連
    続させた調整用長孔を形成されると共に、 前記調整用長孔を貫通した吊下げ部材に上下方向位置調
    整自在に係合する抜け止用部材を備えることを特徴とす
    る空気調和機器用支持具。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の空気調和機器用支
    持具において、 前記ハンガー部材が、略コ字状体における中間の略板状
    体の長手方向に平行となり、且つ少なくとも前記中間の
    略板状体から略垂直に立設される一体の板状部分を有す
    る補強部材を備えてなると共に、前記調整用長孔が前記
    中間の略板状体と略垂直をなす補強部材の所定部分まで
    延長され、前記補強部材の所定部分で長手方向に平行に
    所定長さ形成されてなることを特徴とする空気調和機器
    用支持具。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載の空気調和機器用支
    持具において、 前記吊下げ部材に上下位置調整自在に係合する連結用部
    材を備え、 前記ハンガー部材が、略中間部分を前記連結用部材に対
    し蝶着されて吊下げ部材の吊下げ方向に略垂直な軸周り
    に所定角度範囲傾動可能に配設されてなると共に、 前記ハンガー部材の略中間部分を連結用部材に対し傾動
    させて対向させた状態で互いに吸着し、ハンガー部材の
    傾動位置を保持する磁石を前記ハンガー部材の略中間部
    分、及び連結用部材の各表面にそれぞれ配設することを
    特徴とする空気調和機器用支持具。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載の空気調和機器用支
    持具において、 前記ハンガー部材が、互いに一端部を開閉自在に軸着さ
    れた二つの略L字状体で形成され、軸着されていない他
    端部から係合軸がそれぞれ突出して配設されてなり、 前記支持部材に横方向に長孔が形成され、前記ハンガー
    部材の係合軸が各々の支持部材の長孔にそれぞれ移動自
    在且つ回動自在に係合して、前記ハンガー部材の略L字
    状体他端部同士の間隔を調整自在とされてなることを特
    徴とする空気調和機器用支持具。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載の空気調和機器用支
    持具において、 前記支持部材の長孔の上縁側に略波状の複数の凹凸部が
    形成されてなることを特徴とする空気調和機器用支持
    具。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし7のいずれかに記載
    の空気調和機器用支持具において、 前記複数の支持部材が、同一の軸線を中心として空気調
    和機器に対し回動自在に取付けられてなることを特徴と
    する空気調和機器用支持具。
JP11421698A 1998-04-08 1998-04-08 空気調和機器用支持具 Pending JPH11294840A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107957125A (zh) * 2017-12-22 2018-04-24 珠海格力电器股份有限公司 风口安装结构、方法及空调系统

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