JPH11294877A - 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置 - Google Patents

可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置

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JPH11294877A
JPH11294877A JP10112762A JP11276298A JPH11294877A JP H11294877 A JPH11294877 A JP H11294877A JP 10112762 A JP10112762 A JP 10112762A JP 11276298 A JP11276298 A JP 11276298A JP H11294877 A JPH11294877 A JP H11294877A
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refrigerant
lubricating oil
refrigeration cycle
cycle apparatus
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JP10112762A
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Yoshinori Kobayashi
義典 小林
Akira Fujitaka
章 藤高
Yukio Watanabe
幸男 渡邊
Kanji Haneda
完爾 羽根田
Masako Sakukai
理子 朔晦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機内で潤滑油に溶け込む冷媒量を減らす
ことによって必要冷媒量つまり冷凍サイクル装置の中に
封入する冷媒の量をより少なくして、冷媒漏洩時の危険
性をより低くすること。 【解決手段】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクル装置に
おいて、冷媒として可燃性冷媒を用い、前記圧縮機の運
転中に前記圧縮機内の潤滑油を加熱するための加熱手段
を設けた可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒として可燃性
冷媒を用いた冷凍サイクル装置に関し、特に可燃性冷媒
のなかでもプロパンやイソブタン又はエタン等のHC系
冷媒を冷媒として用いた冷凍サイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在冷凍サイクル装置に利用されている
R22に代表されるHCFCの冷媒は、その物性の安定
性からオゾン層を破壊すると言われている。また近年で
は、HCFC系冷媒の代替冷媒としてHFC系冷媒が利
用されはじめているが、このHFC系冷媒は温暖化現象
を促進する性質を有している。従って、最近ではオゾン
層の破壊や温暖化現象に大きな影響を与えないHC系冷
媒の採用が検討されはじめている。しかし、このHC系
冷媒は、可燃性冷媒であるがために爆発や発火を未然に
防止し、安全性を確保する必要がある。HC系冷媒を用
いた場合の爆発や発火を未然に防止する方法として、発
火源を無くしたり、又は隔離し、若しくは遠ざけること
が提案されている(例えば特開平7ー55267号公
報、特開平8ー61702号公報)。一方、HC系冷媒
を用いた場合の爆発や発火を未然に防止する方法とし
て、冷媒自体を不燃化する方法(特開平9−59609
号公報)や使用する冷媒の量を少なくする方法(特開平
8−170859号公報、特開平8−170860号公
報)が提案されている。ここでは、使用する冷媒量を少
なくする方法(特開平8ー170859号公報、特開平
8ー170860号公報)についての従来技術について
さらに詳細に説明する。特開平8ー170859号公報
や特開平8ー170860号公報に示されるものは、冷
蔵庫に関するものであるが、使用する冷媒量を減らすた
めに、冷凍サイクルとは別体に防露パイプを設け、この
防露パイプには不燃性冷媒を用いること、庫内熱交換用
の冷媒管を蒸発器の冷媒管とは別に設けて庫内熱交換用
の冷媒管には不燃冷媒を用いること、蒸発器や凝縮器の
上流側と下流側とのパス数を変更すること等が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】まず、発火源を無くし
たり、又は隔離し、若しくは遠ざけることによって爆発
や発火を未然に防止する方法は、冷凍サイクル装置単体
で考えたときには非常に有効であるが、空気調和装置や
冷蔵庫、又は除湿機等の多くの冷凍サイクル装置は、密
閉された室内で使用されるが、この室内に他の機器など
による発火源がないとは言えない。また、冷媒自体を不
燃化することにより爆発や発火を未然に防止する方法
は、上記のような問題は無く、より安全であると言え
る。しかし、オゾン層の破壊や温暖化現象などの地球環
境に悪影響を及ぼさず、なおかつ一定以上の冷凍能力を
得なければならないなどの制約のもとで可燃性冷媒を不
燃化することは容易なことではない。一方、使用する冷
媒量を少なくする方法については、可燃性冷媒が空気中
において、一定の濃度以上にならないと着火源があって
も発火、爆発しないことから、封入冷媒量をより少なく
することにより、発火、爆発を未然に防止したり、危険
の確率を大幅に低減できる。この封入冷媒量をより少な
くする手段として、極めて冷媒が溶け込みにくい非相溶
性の潤滑油を用いることが考えられる。しかしながらこ
のような潤滑油を用いた場合には、圧縮機の起動時や高
周波数運転の場合などに、圧縮機内の潤滑油は冷凍サイ
クル中に多量に持ち出されれるが圧縮機内には十分に戻
ってこないという問題を有している。このように圧縮機
内の潤滑油が減少すると圧縮機の信頼性が低下するだけ
でなく、潤滑油が熱交換器に滞留した場合には伝熱を阻
害し、熱交換性能を低下させる要因となるなどハンドリ
ングが難しくなってしまう。ところで、プロパンやイソ
ブタン又はエタン等の可燃性冷媒は、従来より冷凍機油
として広く使われてきたパラフィン系鉱油等の潤滑油に
対してよく溶ける性質がある。そして潤滑油に溶け込ん
だ冷媒は、圧縮機内等に滞留することになるため、冷凍
サイクル内に搬送されて熱移動の用に供さず、熱交換を
行わない無駄な冷媒と言える。
【0004】そこで本発明は、圧縮機内で潤滑油に溶け
込む冷媒量を減らすことによって必要冷媒量つまり冷凍
サイクル装置の中に封入する冷媒の量をより少なくし
て、冷媒漏洩時の危険性をより低くすることを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮
器、絞り装置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状に接
続した冷凍サイクル装置において、冷媒として可燃性冷
媒を用い、前記圧縮機の運転中に前記圧縮機内の潤滑油
を加熱するための加熱手段を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の可燃性冷媒
を用いた冷凍サイクル装置において、前記加熱手段が圧
縮機の油溜部に配置された発熱部材であることを特徴と
する。請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の可燃
性冷媒を用いた冷凍サイクル装置において、前記加熱手
段が圧縮機の油溜部を形成するシェルの外側に配置され
た発熱部材であることを特徴とする。請求項4記載の本
発明は、請求項1に記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイ
クル装置において、前記加熱手段が圧縮機の内部に配置
された発熱機構部に潤滑油を接触させることからなるこ
とを特徴とする。請求項5記載の本発明は、請求項4に
記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置において、
前記発熱機構部が圧縮機のモーター機構部であることを
特徴とする。請求項6記載の本発明は、請求項4に記載
の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置において、前記
発熱機構部が圧縮機の圧縮機構部であることを特徴とす
る。請求項7記載の本発明は、請求項4に記載の可燃性
冷媒を用いた冷凍サイクル装置において、前記加熱手段
が前記発熱機構部の内部に潤滑油を通過させて熱交換さ
せるものであることを特徴とする。請求項8記載の本発
明の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置は、圧縮機、
凝縮器、絞り装置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状
に接続するとともに冷媒として可燃性冷媒を用いた冷凍
サイクル装置であって、前記圧縮機内の潤滑油を加熱す
るための加熱手段と、前記圧縮機の運転中の潤滑油の温
度を検出するための潤滑油温度検出手段と、前記潤滑油
温度検出手段により検出した潤滑油の温度を所定範囲の
温度に維持するための潤滑油温度制御手段とを有するこ
とを特徴とする。請求項9記載の本発明は、請求項8に
記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置において、
前記潤滑油温度検出手段が、前記圧縮機から吐出される
冷媒の温度を検出するセンサからなることを特徴とす
る。請求項10記載の本発明は、請求項1から請求項9
のいずれかに記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装
置において、前記圧縮機の吐出部から前記凝縮器までの
配管と、前記蒸発器から前記圧縮機の吸入部までの配管
とを熱交換できるように構成したことを特徴とする。請
求項11記載の本発明は、請求項1から請求項9のいず
れかに記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置にお
いて、前記冷凍サイクル装置を、四方弁を備えた冷暖房
空気調和装置とし、冷房運転時には、前記圧縮機の吐出
側配管と吸入側配管とで熱交換を行わせることを特徴と
する。請求項12記載の本発明は、請求項1から請求項
11のいずれかに記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイク
ル装置において、前記圧縮機の圧縮機構部で圧縮された
冷媒を、潤滑油の滞留する空間を通過させることなく前
記圧縮機外へ吐出させる構成としたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】一例として潤滑油として例えばパ
ラフィン系鉱油を採用した場合のプロパンの溶解度特性
の概要を図4に示す。同図から理解できるように、例え
ば、圧力16kg/cm2(絶対圧)のときに、潤滑油の温度
を65℃から75℃まで上昇させたときには、プロパン
の中に溶解している潤滑油は約40.5%から約27.
5%まで減少する。このことを前提として本発明の実施
の形態を以下に説明する。本発明の第1の実施の形態
は、圧縮機の運転中に圧縮機内の潤滑油を加熱するため
の加熱手段を設けたことを特徴とするものである。この
ように本実施の形態によれば、潤滑油中に溶解する冷媒
量を低下させることができるため、冷凍サイクル中に封
入する冷媒量を低減することができる。
【0007】本発明の第2の実施の形態は、第1の実施
の形態において、前記加熱手段が圧縮機の油溜部に配置
された発熱部材であることから、この油溜部に滞留する
潤滑油を直接加熱することができる。このように潤滑油
を直接加熱することによって、必要なときに効率良く且
つ迅速に潤滑油の温度を上昇させることができる。この
発熱部材としては典型的には、電熱ヒータであり、この
ヒータによる加熱は、例えば冷凍サイクル装置に付設さ
れた電子式制御手段を用いて簡単に制御することができ
るため、必要であれば、潤滑油を加熱して所定の温度に
維持することも容易である。
【0008】本発明の第3の実施の形態は、第1の実施
の形態において、加熱手段が圧縮機の油溜部を形成する
シェルの外側に配置された発熱部材であることから、発
熱部材を圧縮機に組み付けるときの組立性が良好とな
る。本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態に
おいて、加熱手段が圧縮機の内部に配置された発熱機構
部に潤滑油を接触させることからなることから、第2の
実施の形態のように別途を加熱部材を設ける必要がな
く、本来廃棄すべき熱を利用して潤滑油の加熱を行うこ
とができる。
【0009】本発明の第5の実施の形態は、第4の実施
の形態において、発熱機構部が圧縮機のモーター機構部
であることから、圧縮機に内在する一般的に最も熱量を
発生する部分であるモーター機構部の熱によって効果的
に潤滑油を加熱することができる。また一方でモーター
機構部は、冷却されるため、高温化によるモーター効率
の低下を緩和することもできる。本発明の第6の実施の
形態は、第4の実施の形態において、発熱機構部が圧縮
機の圧縮機構部であることから、圧縮機構部の圧縮行程
に伴って発生する熱を利用して潤滑油を加熱することが
できる。
【0010】本発明の第7の実施の形態は、第4の実施
の形態において、加熱手段が圧縮機の内部に配置された
発熱機構部の内部に潤滑油を通過させることからなるこ
とから、この発熱機構部と潤滑油との接触面積を比較的
自在に設定することができ、これにより発熱機構部が発
生する熱を効果的に利用して潤滑油を加熱することが設
計上容易になる。本発明の第8の実施の形態は、圧縮機
の運転中に圧縮機内の潤滑油の温度を加熱して一定の範
囲の温度となるようにしたことを特徴とするものであ
る。このように本発明の第8の実施の形態は、圧縮機の
運転中に圧縮機内の潤滑油が所定の温度を維持するよう
に加熱することにより、潤滑油に溶解する冷媒量を所望
の値以下に維持することができるため、冷凍サイクル装
置に封入する必要冷媒量を低減することができるととも
に必要冷媒量の設定が容易になる。本発明の第9の実施
の形態は、第8の実施の形態において、前記潤滑油温度
検出手段が、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度を検
出するセンサからなることを特徴とするものである。例
えば高圧型圧縮機では圧縮機からの吐出冷媒温度を検出
して冷凍サイクル装置の運転状態を制御することが行わ
れているが、この第9の実施の形態によれば、このよう
な従来から一般的に組み込まれているシステムの一部を
流用して本発明を実施することができるため、コストを
低減しつつ本発明を実施することができる。
【0011】本発明の第10の実施の形態は、第1から
第9のいずれかの実施の形態において、圧縮機の吐出部
から凝縮器までの配管と、蒸発器から圧縮機の吸入部ま
での配管とを熱交換できるように構成したことを特徴と
するものである。例えば高圧型の圧縮機では、圧縮機構
部で圧縮された冷媒は、圧縮機から吐出されるまでの間
に加熱手段の影響を受けて高温化する。冷房サイクルの
場合には、このような高温化した冷媒が、凝縮器に流入
すると、凝縮器内では顕熱変化の範囲が多くなり、効率
のよい潜熱変化の領域が小さくなってしまう。従って、
冷房サイクルにおいては、凝縮器に流入する冷媒温度は
低い方がよく、本実施の形態のように、圧縮機の吐出側
の配管と吸入側の配管とで熱交換できるようにすること
で、高温化された冷媒温度を適切に低下させることがで
き、高効率な冷房サイクルを実現することができる。
【0012】本発明の第11の実施の形態は、第1から
第9のいずれかの実施の形態において、冷凍サイクル装
置を、四方弁を備えた冷暖房空気調和装置とし、冷房運
転時には、前記圧縮機の吐出側配管と吸入側配管とで熱
交換を行わせることを特徴とするものである。本実施の
形態においても、圧縮機から吐出された冷媒ガスの上昇
しすぎた温度を下げることができることから、高効率な
冷房サイクルを実現することができるとともに、圧縮機
に吸い込まれる冷媒ガスの蒸発を助けることができる。
また、本来の目的とする圧縮機の内部の潤滑油の温度を
高めることもできる。本発明の第12の実施の形態は、
第1から第11のいずれかの実施の形態において、圧縮
機の圧縮機構部で圧縮された冷媒を、潤滑油の滞留する
空間を通過させることなく圧縮機外へ吐出させる構成と
したことを特徴とするものである。本実施の形態におい
ては、加熱されて高温になった潤滑油の滞留する雰囲気
に吐出冷媒を通すことを避けることにより、吐出冷媒が
再加熱されて高温化するのを回避し、圧縮機から吐出さ
れる冷媒の温度上昇を押さえることができる。従って、
凝縮器に流入する冷媒温度を低くすることができ、高効
率な冷房サイクルを実現することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるHC冷媒を用
いた冷凍サイクル装置を図面に基づいて説明する。図1
は、同実施例を説明するための冷凍サイクル図である。
同図に示すように、圧縮機1、オイルセパレータ2、凝
縮器3、絞り装置4、蒸発器5、アキュームレータ6を
それぞれ配管を介して環状に接続している。ここで、オ
イルセパレータ2で分離された潤滑油は、圧縮機1内に
戻されるように配管で接続されている。同冷凍サイクル
に用いる冷媒は、プロパンやイソブタン又はエタンなど
を主成分とするHC系の可燃性冷媒である。圧縮機1で
圧縮された冷媒は、オイルセパレータ2を経由して凝縮
器3へ導かれる。ここで、吐出冷媒に含まれている潤滑
油は、オイルセパレータ2で分離されて圧縮機1へ戻さ
れる。凝縮器3に導入された冷媒は、放熱後絞り装置4
にて減圧され、蒸発器5にて吸熱し、アキュームレータ
6を経てガス冷媒だけが圧縮機1に吸入される。
【0014】オイルセパレータ2は、図2に示すよう
に、内部にフィルタ21を有し、圧縮機1の吐出側配管
と接続される吸入口22、凝縮器3と接続される吐出口
23、圧縮機1へ分離された潤滑油を戻すオイル戻し口
24をそれぞれ本体25を有している。吸入口22は本
体25の側部に設けられ、吐出口23は本体25の上部
に設けられている。ここで、フィルタ21は、吸入口2
2と吐出口23との間の空間に設けられている。一方オ
イル戻し口24は本体25の底部に設けられている。上
記のような構成により、吸入口22から本体25内に導
入された冷媒は、フィルタ21を通過して吐出口23か
ら吐出されるが、このとき潤滑油は、フィルタ21によ
って冷媒と分離され、本体25の下部に落下する。この
分離された潤滑油は、オイル戻し口24から圧縮機1に
導かれる。このようにオイルセパレータ2を圧縮機1の
吐出側の配管に設けることにより、凝縮器3、絞り装置
4、及び蒸発器5等の冷凍サイクルへの潤滑油の流出を
防止することができるので、圧縮機1への潤滑油の封入
量を減らすことができる。なお、オイルセパレータ2や
フィルタ21は、冷凍サイクル中に必ず設けなければな
らないものではない。
【0015】図3は圧縮機1の断面図である。圧縮機1
は、略円筒形からなるシェル30の下方に圧縮機構部4
0を上方にモーター機構部50を設けた縦型の高圧型圧
縮機である。まず、シェル30は、その径方向の寸法よ
りも高さ方向の寸法の大きな筒状形状をしており、上部
に冷媒吐出管31を設けている。圧縮機構部40は、ピ
ストン41、シリンダ42、上軸受け43、下軸受け4
4等を有し、シリンダ42内への吸入ポート45にはア
キュームレータ6からの接続配管が設けられている。こ
の圧縮機構部40の吐出ポート46は上軸受け43に設
けられている。モーター機構部50は、ステーター51
及びロータ52等からなる。このロータ52とピストン
41とはクランクシャフト53によって連結されてい
る。なお、シェル30の底部には、油溜部60が形成さ
れている。ここで潤滑油は、その潤滑油面がシリンダ4
2の上面より高くなるように封入されている。また、ク
ランクシャフト53には、この油溜部60から上軸受け
43、ピストン41、下軸受け44に潤滑油を供給する
ためのオイルポンプ62が形成されている。
【0016】オイルポンプ62は、ここでは、クランク
シャフト53の周面に形成した螺旋溝53aで構成され
ている。前述した油溜部60には、潤滑油を加熱するた
めの手段として例えば電熱ヒータ64が設けられてい
る。このヒータ64はオイルポンプ62からできるだけ
離れた位置に設けるのが好ましい。これにより、ヒータ
64で加熱された直後の高温の潤滑油がオイルポンプ6
2で汲み上げて各摺動部分に供給されてしまうことを防
止することができる。換言すれば、ヒータ64はオイル
ポンプ62からできるだけ離れた位置に設けることによ
り、ヒータ64で加熱された直後の高温の潤滑油がオイ
ルポンプ62に吸い込まれる過程で油溜部60の中を流
動することによって、油溜部60内の潤滑油の全体を均
一に昇温することができる。また、ヒータ64の発する
熱を全て潤滑油に伝えるためにシェル30の壁面から離
して油溜部60内の潤滑油だけに接触するように配置す
るのが好ましい。しかしながら、ヒータ64の配置位置
として、図3に仮想線で示すようにシェル30の外側に
配置してもよい。このようにシェル30の外側にヒータ
64を配置したときには、ヒータ64のメンテナンス性
を向上することができるという利点がある。このように
油溜部60をヒータ64によって強制的に加熱する場
合、この油溜部60の部分の断熱性を高めるのが好まし
い。
【0017】一方、モーター機構部50の上方には、オ
イル分離室70が形成されている。このオイル分離室7
0は、モーター機構部50周辺を通過した冷媒ガスが、
冷媒吐出管31に導かれる前に、その冷媒ガスの流速を
落とすに十分な空間となっている。より具体的には、オ
イル分離室70の高さ方向の寸法を冷媒吐出管31の内
径の寸法よりも大きくしている。また、このオイル分離
室70には、オイル分離機構部80を設けている。この
オイル分離機構部80は、クランクシャフト53に連結
されて回転するオイル分離板を、冷媒吐出管31の開口
部に対向するように設けたものである。モーター機構部
50のステーター51とシェル30との間には、冷媒ガ
スが通過する隙間を有するが、この隙間以外に冷媒通路
90を形成している。この冷媒通路90は、通過する冷
媒ガスの流速を落とすに十分な通路断面を有している。
すなわち、この冷媒通路90は、冷媒ガスの上昇に伴っ
て潤滑油が通路内面に沿って上昇しないように通路断面
としている。
【0018】圧縮機1の冷媒ガス及び潤滑油の流れにつ
いて簡単に説明する。まず、アキュームレータ6から吸
入ポート45を経てシリンダ42内に吸入された冷媒
は、ピストン41の回転に伴って圧縮され、この圧縮さ
れた高圧冷媒ガスは、吐出ポート46からシェル30内
に吐出される。そして、ステーター51とシェル30と
の隙間や冷媒通路90を通ってオイル分離室70に至
り、冷媒吐出管31からシェル30外に吐出される。一
方、油溜部60に溜められている潤滑油は、クランクシ
ャフト53の下部に形成されたオイルポンプ62によっ
て汲み上げられ、上軸受け43、ピストン41、下軸受
け44の摺動面に供給される。そして圧縮室内に供給さ
れた潤滑油は、冷媒とともに吐出ポート46からシェル
30内に吐出され、冷媒ガスの流れと同様に移動する。
ただし、冷媒とともに吐出された潤滑油の一部は、モー
ター機構部50を通過する時に冷媒から分離し、圧縮機
構部40に落下する。又、モーター機構部50を冷媒ガ
スとともに通過した潤滑油の一部は、オイル分離室70
にて冷媒から分離し、又他の一部はオイル分離機構部8
0によって冷媒から分離し、モーター機構部50に落下
する。このように、圧縮機構部40をシェル30の下部
に配することにより、シェル30の下部に形成される油
溜部60としての空間は狭くなり、少ない量の潤滑油で
圧縮機構部40を満たすことができる。すなわち、圧縮
機構部40の存在によって、少ない潤滑油でも潤滑油面
を高くすることができる。従って、シェル30外に多少
潤滑油が冷媒とともに飛び出しても、クランクシャフト
53の下部に形成されたオイルポンプ62の入口よりも
潤滑油の面が下がることは生じにくく、潤滑油不足によ
る信頼性に影響を及ぼすことは少ない。
【0019】次に、ヒータ64は、基本的には、圧縮機
1の運転時に常に潤滑油の温度を一定以上に保つために
使用されるが、このヒータ64を圧縮機1の運転開始時
に用いて、従来から知られているように、潤滑油への冷
媒の寝込み(溶け込み)によるフォーミング現象の発生
を防止するようにしてもよい。圧縮機1の運転時のヒー
タ64の制御は図外の制御手段によって行われる。具体
的には、油溜部60に貯留する潤滑油の温度を直接又は
間接的に検出して、潤滑油の温度が所定温度よりも低い
ときに、図外の制御手段によってヒータ64のスイッチ
を「ON」して潤滑油の加温が行われる。潤滑油の温度
検出方法としては、圧縮機1の冷媒吐出温度を検出し
て、この冷媒吐出温度から潤滑油の温度を間接的に検出
してもよく、また、油溜部60を形成するシェル30の
部分の外部に温度センサを設け、シェル30を介して油
溜部60の温度を検出してもよい。なお、市販の冷凍サ
イクル装置では、一般的に、圧縮機1の冷媒吐出温度を
検出して冷凍サイクル装置の運転状態を制御することが
行われていることから、この制御手段を流用して、上述
したヒータ64の制御を行うことができる。ヒータ64
の他の制御方法としては、油溜部60に貯留する潤滑油
の温度を直接又は間接的に検出して、潤滑油の温度を所
定範囲の温度を維持するようにヒータ64の「ON」
「OFF」を制御するようにしてもよい。
【0020】潤滑油として例えばパラフィン系鉱油を採
用した場合に、このパラフィン系鉱油に対する冷媒とし
てのプロパンの溶解度特性の一例を図4に示す。同図に
示すように、圧力16kg/cm2(絶対圧)のときに、ヒー
タ64によって潤滑油の温度を65℃から75℃まで上
昇させたときには、プロパンの中に溶解している潤滑油
は約40.5%から約27.5%まで減少することにな
る。このことから、圧縮機1の運転中に潤滑油をヒータ
64によって加熱することによって、潤滑油の中に溶け
込んでいる冷媒の量を低減することができ、これによ
り、潤滑油の中に溶け込んでいる冷媒の量を低減するこ
とによって高めることで、冷媒の封入量を実質的に少な
くすることができる。
【0021】ヒータ64を設けた圧縮機1(図3)は、
この縦型の圧縮機に限定されるものではなく、図5ない
し図8に示すような他の形式の圧縮機であってもよい。
図5に示す圧縮機100は、上述した圧縮機1と同様
に、略円筒形からなるシェル30の下方に圧縮機構部4
0を上方にモーター機構部50を設けた縦型の高圧型圧
縮機であり、また、この圧縮機10はスクロール圧縮機
であって2枚のスクロールラップ47,48及びオルダ
ムリング49等によって圧縮機構部40を構成してい
る。この圧縮機構部40の吐出ポート46は固定側スク
ロールラップ48、すなわち圧縮機構部40の下面に設
けられている。油溜部60は、圧縮機構部40とモータ
ー機構部50との間に設けられ、この油溜部60の中又
は油溜部60を囲むシェル30の外側にヒータ64が配
設されている。また、クランクシャフト53やオルダム
リング49には、この油溜部60からスクロールラップ
47、48に潤滑油を供給するためのオイル通路63が
設けられている。また、モーター機構部50のステータ
ー51とシェル30との間には、冷媒ガスが通過する隙
間と、この隙間以外に冷媒通路90が形成されており、
また、圧縮機構部40は、圧縮機構部40の下方の空間
と上方の空間を連通する冷媒連通孔91が形成されてい
る。
【0022】図6に示す圧縮機200は、先に説明した
圧縮機100と同様に、2枚のスクロールラップ47、
48、オルダムリング49等によって圧縮機構部40を
構成したスクロール型圧縮機であるが、この圧縮機20
0にあっては、圧縮機構部40、モーター機構部50及
びオイルポンプ201を横方向に併設した横型の高圧型
圧縮機である。この圧縮機構部40の吐出ポート46は
固定側スクロールラップ48に設けられている。また、
油溜部60は、圧縮機構部40よりもモーター機構部5
0側のシェル30の下部に設けられ、この油溜部60の
中またはこれを囲むシェル30の外側にヒータ64が設
けられている。このヒータ64によって圧縮機200の
運転中に潤滑油を加熱することによって、潤滑油の中に
溶け込んでいる冷媒の量を低減することができる。ヒー
タ64の配置位置としては、オイルポンプ201からで
きるだけ離れた箇所に配置することが、先に述べた理由
により、油溜部60内に貯留されている潤滑油への冷媒
溶解を少なくするうえで好ましい。
【0023】図7に示す圧縮機300は、略円筒形から
なるシェル30の下方に2つの圧縮機構部40A、40
Bを、上方にモーター機構部50を設けた縦型の中間圧
型圧縮機である。2つの圧縮機構部40A、40Bは、
それぞれピストン41A、41B、シリンダ42A、4
2Bを有し、一方の圧縮機構部40Aは、そのシリンダ
42A内への吸入ポート45Aを有し、この吸入ポート
45Aにはアキュムレータ6への接続配管が設けられて
いる。この圧縮機構部40Aの吐出ポート46Aは下軸
受け44に設けられている。他方、圧縮機構部40B
は、そのシリンダ42B内への吸入口45Bを上軸受け
43に有し、この圧縮機構部40Bの吐出ポート46B
には冷媒吐出口31が設けられている。このロータ52
とピストン41A及びピストン41Bとはクランクシャ
フト53によって連結されている。なお、シェル30の
底部には、油溜部60が形成され、この油溜部60の中
またはこれを囲むシェル30の外側にヒータ64が設け
られている。このヒータ64によって圧縮機300の運
転中に潤滑油を加熱することによって、潤滑油の中に溶
け込んでいる冷媒の量を低減することができる。
【0024】以上、潤滑油を加熱する手段としてヒータ
を用いるのに代えて、又はこれに加えて、圧縮機の中に
存在する熱源を利用して運転中の圧縮機の潤滑油を加熱
して、潤滑油の中に溶け込んでいる冷媒の量を低減する
ようにしてもよい。その一例を図8の横型のスクロール
型圧縮機400を例に説明する。この圧縮機400は、
図6の圧縮機200の変形例である。圧縮機400は、
モーター機構部50のステーター51に貫通孔51aを
有し、この貫通孔51aの入口にはオイルポンプ201
からの油通路401が接続され、この油通路401を通
じて潤滑油が供給され、貫通孔51aを通過する過程で
潤滑油が加熱された後に、ステーター51の貫通孔51
aの出口から流出した。このステーター51の貫通孔5
1aはステーター51の全域に螺旋状に形成してもよ
く、また、ステーター51の上方域に直線状に形成して
もよい。また、オイルポンプ201で汲み上げた潤滑油
をモーター機構部50の回りに直接当てて加熱するよう
にしてもよい。
【0025】図9は、圧縮機の中に存在する熱源を利用
して運転中の圧縮機の潤滑油を加熱する他の例を示す。
同図に示す圧縮機500は、図6の圧縮機200の変形
例である。圧縮機500は、モーター機構部50のステ
ーター51の油溜部60の中に存在している部分に潤滑
油が通過するための油流通孔51bが形成され、この油
流通孔51bを通じて油溜部60内の潤滑油が流動しな
がら加熱されるようになっている。すなわち、この例
は、油溜部60内の潤滑油が熱源(その例示としてモー
ター機構部50)と直接接触する接触面積を拡大する実
施例を例示するものである。
【0026】図10は、圧縮機の中に存在する熱源を利
用して運転中の圧縮機の潤滑油を加熱する他の例を示
す。同図に示す圧縮機600は、図3の縦型の高圧型圧
縮機1の変形例である。この圧縮機600では、油溜部
60を形成するシェル30の底部分30aが、この底部
分30aが囲む圧縮機構部40及びオイルポンプ62の
下面に沿い且つこれらに隣接して延びる形状を有し、こ
れにより圧縮機構部40及びオイルポンプ62の下方に
位置する油溜部60の容積が小さくなるように設計され
ている。これにより、シェル30の下部分に位置する油
溜部60の油面が実質的に上昇して圧縮機構部40の全
部又は一部が潤滑油の中に沈むことから、この潤滑油の
中に沈む圧縮機構部40を潤滑油の加熱源として利用す
ることができる。
【0027】図11は、圧縮機の中に存在する熱源を利
用して運転中の圧縮機の潤滑油を加熱する他の例を示
す。同図に示す圧縮機700は、図3の縦型の高圧型圧
縮機1の変形例である。この圧縮機700では、圧縮機
構部40の外壁部分にオイルポンプ62から圧縮機構部
40の上方部分に開放する油通路701を有し、この油
通路701を通過して圧縮機構部40の上方空間に入っ
た潤滑油は、圧縮機構部40の外壁部分に形成した還流
路703を通じて油溜部60に戻る。潤滑油は、油通路
701を通り圧縮機構部40の上方空間から還流路70
3を通る過程で、圧縮機構部40を潤滑油の加熱源とし
て利用することができる。オイルポンプ62から吐出さ
れた潤滑油が通過する油通路701は極力圧縮機構部4
0の圧縮室に近い箇所を通すのが、潤滑油を加熱する効
果を高める上で好ましい。また、この油通路701は、
比較的低温の状態となる吸入ポート45Aからできるだ
け遠ざけた位置に配置するのが好ましい。より好ましく
は、比較的高温の状態となる吐出ポート46の近傍に油
通路701を配置するのがよい。
【0028】以上のように、本発明は潤滑油を加熱する
ものであるが、圧縮機から吐出される冷媒温度の上昇し
すぎを防止する実施例を図12に示す。図12は、冷暖
房兼用の空調機に採用される冷凍サイクル図であり、こ
の冷凍サイクルを構成する要素は、図1の冷凍サイクル
と同様に、圧縮機1、室外側凝縮器3,絞り装置4、室
内側蒸発器5、アキュームレータ6をそれぞれ配管を介
して環状に接続している。この冷凍サイクルは四方弁8
を有し、この四方弁8を切り換えることによって冷媒の
流れ方向が切り替えられる。図12の四方弁8は冷房運
転時の態様を示す。四方弁8と室内側蒸発器5とを連結
する管路10には、圧縮機1から室内側蒸発器5への冷
媒の流れを許容する第一の逆止弁11が設けられ、この
一方向弁11をバイパスするバイパス管12には室内側
蒸発器5から圧縮機1への冷媒の流れを許容する第二の
逆止弁13が設けられている。また、圧縮機1の吐出側
管路14には熱交換器15が設けられ、この熱交換器1
5にはバイパス管12が取り込まれている。冷房運転時
には、吐出側管路14を通る高温高圧の冷媒ガスの熱が
パイパス管12を通る低温低圧の冷媒ガスに伝達される
ように設計されている。これにより、圧縮機1から出た
冷媒ガスの上昇しすぎた温度を熱交換器15で下げるこ
とができることから、凝縮器3での凝縮温度を下げるこ
とができ、これにより冷房効率を高めることができると
ともに、圧縮機1に吸い込まれる冷媒ガスの蒸発を助け
ることができる。また、本来の目的とする圧縮機1の内
部の潤滑油の温度を高めることができる。
【0029】また、圧縮機から吐出される冷媒温度の上
昇しすぎを防止する他の実施例を図13に示す。他の実
施例と同一機能を有する構成には、同一符号を付して説
明を省略する。同図に示すように、圧縮機800、凝縮
器3、蒸発器5、アキュムレータ6が環状に接続されて
構成される冷凍サイクル中には、絞り装置4A、4Bが
接続されており、バイパス管Cには絞り装置4Cが、バ
イパス管Dには絞り装置4Dが接続されている。圧縮機
800は、シェル30内を圧縮機構部40によって吐出
冷媒側の空間Aとモーター機構部側の空間Bとに分割し
ている。バイパス管Cは、絞り装置4Aで減圧された中
間圧の冷媒を圧縮機800の空間Bに導いており、バイ
パス管Dは、圧縮機800の空間Bの中間圧の冷媒を蒸
発器5の出口側の低圧側配管に導いている。従って、圧
縮機800内は、空間Aの圧力よりも空間Bの圧力が若
干低い圧力に保たれている。なお、圧縮機後部40の下
部には、空間Aと空間Bとを連通する連通孔92が設け
られている。この連通孔92によって、空間A内で分離
して貯留してしまった潤滑油を、空間Aと空間Bとの圧
力差によって空間Bに戻すように構成されている。本実
施例は、上記のように吐出冷媒が滞留する空間Aと主に
潤滑油が滞留する空間Bとを圧縮機構部40よって隔て
ている。従って、圧縮機構部40で圧縮された冷媒は、
ヒータ64で加熱され、高温になっている潤滑油が滞留
する空間Bを通過することなく冷媒吐出管31より吐出
されるので、吐出冷媒の温度の上昇を防止することがで
きる。このように本実施例によれば、圧縮機800から
吐出される冷媒の温度上昇を押さえることができるの
で、凝縮器3に流入する冷媒温度を低くすることがで
き、高効率な冷房サイクルを実現することができる。以
上、本発明の実施例を説明したが、潤滑油を加熱するた
めの各手段を夫々組み合わせて使用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明によれば、潤滑油に溶け込む冷媒量を減らすことによ
って必要冷媒量を少なくして、冷媒漏洩時の発火や爆発
の危険性をより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される冷凍サイクル図
【図2】図1の冷凍サイクルに組み込まれたオイルセパ
レータの縦断面図
【図3】本発明の一実施例による圧縮機の縦断面図
【図4】パラフィン系鉱油とプロパンの溶解度特性の概
略図
【図5】本発明の他の実施例による圧縮機の縦断面図
【図6】本発明の他の実施例による圧縮機の縦断面図
【図7】本発明の他の実施例による圧縮機の縦断面図
【図8】本発明の他の実施例による圧縮機の縦断面図
【図9】本発明の他の実施例による圧縮機の縦断面図
【図10】本発明の他の実施例による圧縮機の縦断面図
【図11】本発明の他の実施例による圧縮機の縦断面図
【図12】冷凍サイクルの冷媒管路に熱交換器を組み込
んだ実施例の冷凍サイクル図
【図13】圧縮機から吐出される冷媒温度の上昇しすぎ
を防止する他の実施例の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 3 凝縮器 4 絞り装置 5 蒸発器 15 熱交換器 40 圧縮機構部 50 モーター機構部 60 油溜部 62 オイルポンプ 64 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 完爾 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 朔晦 理子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
    れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクル装置に
    おいて、冷媒として可燃性冷媒を用い、前記圧縮機の運
    転中に前記圧縮機内の潤滑油を加熱するための加熱手段
    を設けたことを特徴とする可燃性冷媒を用いた冷凍サイ
    クル装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段が圧縮機の油溜部に配置さ
    れた発熱部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が圧縮機の油溜部を形成す
    るシェルの外側に配置された発熱部材であることを特徴
    とする請求項1に記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイク
    ル装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段が圧縮機の内部に配置され
    た発熱機構部に潤滑油を接触させることからなることを
    特徴とする請求項1に記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サ
    イクル装置。
  5. 【請求項5】 前記発熱機構部が圧縮機のモーター機構
    部であることを特徴とする請求項4に記載の可燃性冷媒
    を用いた冷凍サイクル装置。
  6. 【請求項6】 前記発熱機構部が圧縮機の圧縮機構部で
    あることを特徴とする請求項4に記載の可燃性冷媒を用
    いた冷凍サイクル装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段が前記発熱機構部の内部に
    潤滑油を通過させて熱交換させるものであることを特徴
    とする請求項4に記載の可燃性冷媒を用いた冷凍サイク
    ル装置。
  8. 【請求項8】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
    れぞれ配管を介して環状に接続するとともに冷媒として
    可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置であって、前記圧
    縮機内の潤滑油を加熱するための加熱手段と、前記圧縮
    機の運転中の潤滑油の温度を検出するための潤滑油温度
    検出手段と、前記潤滑油温度検出手段により検出した潤
    滑油の温度を所定範囲の温度に維持するための潤滑油温
    度制御手段とを有することを特徴とする可燃性冷媒を用
    いた冷凍サイクル装置。
  9. 【請求項9】 前記潤滑油温度検出手段が、前記圧縮機
    から吐出される冷媒の温度を検出するセンサからなるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の可燃性冷媒を用いた冷
    凍サイクル装置。
  10. 【請求項10】 前記圧縮機の吐出部から前記凝縮器ま
    での配管と、前記蒸発器から前記圧縮機の吸入部までの
    配管とを熱交換できるように構成したことを特徴とする
    請求項1から請求項9のいずれかに記載の可燃性冷媒を
    用いた冷凍サイクル装置。
  11. 【請求項11】 前記冷凍サイクル装置を、四方弁を備
    えた冷暖房空気調和装置とし、冷房運転時には、前記圧
    縮機の吐出側配管と吸入側配管とで熱交換を行わせるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載
    の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置。
  12. 【請求項12】 前記圧縮機の圧縮機構部で圧縮された
    冷媒を、潤滑油の滞留する空間を通過させることなく前
    記圧縮機外へ吐出させる構成としたことを特徴とする請
    求項1から請求項11のいずれかに記載の可燃性冷媒を
    用いた冷凍サイクル装置。
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