JPH11294986A - 内面溝付伝熱管 - Google Patents
内面溝付伝熱管Info
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- JPH11294986A JPH11294986A JP9898698A JP9898698A JPH11294986A JP H11294986 A JPH11294986 A JP H11294986A JP 9898698 A JP9898698 A JP 9898698A JP 9898698 A JP9898698 A JP 9898698A JP H11294986 A JPH11294986 A JP H11294986A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/40—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only inside the tubular element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換器に組み込んだ場合に、圧力損失がよ
り小さくかつ伝熱性能がより向上した内面溝付伝熱管を
提供すること。 【解決手段】 金属管1の内面が、管軸方向Lに沿う所
定幅の平滑部10を介して周方向に沿って複数の領域R
1,R2・・・Rnに区分され、隣合う領域R1,R2
には、管軸方向Lに対してそれぞれ逆方向のリード角
θ,θ’を有するフィン11,12が多数平行に形成さ
れ、前記各平滑部10の中の全部又は一部には、管軸方
向Lに沿う少なくとも一条の整流フィン13が形成され
ていることを特徴とする。
り小さくかつ伝熱性能がより向上した内面溝付伝熱管を
提供すること。 【解決手段】 金属管1の内面が、管軸方向Lに沿う所
定幅の平滑部10を介して周方向に沿って複数の領域R
1,R2・・・Rnに区分され、隣合う領域R1,R2
には、管軸方向Lに対してそれぞれ逆方向のリード角
θ,θ’を有するフィン11,12が多数平行に形成さ
れ、前記各平滑部10の中の全部又は一部には、管軸方
向Lに沿う少なくとも一条の整流フィン13が形成され
ていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍機や空調機
などの熱交換器に使用される内面溝付伝熱管に関するも
のである。さらに具体的には、金属管内面が周方向に沿
って複数の領域に区分され、隣合う領域に、管軸方向に
対してそれぞれ逆向きのリード角を有するフィンが多数
形成されている内面溝付伝熱管に関するものである。
などの熱交換器に使用される内面溝付伝熱管に関するも
のである。さらに具体的には、金属管内面が周方向に沿
って複数の領域に区分され、隣合う領域に、管軸方向に
対してそれぞれ逆向きのリード角を有するフィンが多数
形成されている内面溝付伝熱管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属管内面が周方向に沿って複数の領域
に区分され、隣合う領域に、管軸方向に対してそれぞれ
逆向きのリード角を有するフィンが多数形成されている
内面溝付伝熱管は、例えば特開平9−26279号に記
載されている。前記公開特許公報に記載されている内面
溝付伝熱管を、図4を参照しながら説明する。金属管1
の内面は、管軸方向Lに沿う狭い幅の平滑部10を介し
て、周方向に沿って複数の領域R1〜R4に区分されて
おり、隣合う領域R1とR2、R2とR3及びR3とR
4には、それぞれ管軸方向Lに対してそれぞれ逆方向の
リード角θ,θ’を有するフィン11,12が多数平行
に形成されている。
に区分され、隣合う領域に、管軸方向に対してそれぞれ
逆向きのリード角を有するフィンが多数形成されている
内面溝付伝熱管は、例えば特開平9−26279号に記
載されている。前記公開特許公報に記載されている内面
溝付伝熱管を、図4を参照しながら説明する。金属管1
の内面は、管軸方向Lに沿う狭い幅の平滑部10を介し
て、周方向に沿って複数の領域R1〜R4に区分されて
おり、隣合う領域R1とR2、R2とR3及びR3とR
4には、それぞれ管軸方向Lに対してそれぞれ逆方向の
リード角θ,θ’を有するフィン11,12が多数平行
に形成されている。
【0003】図4の内面溝付伝熱管を製造するには、例
えば銅又は銅合金よりなる一定幅の帯状の金属条を、前
記フィン11,12に対応する凹凸を有する圧延ロール
と、この圧延ロールに押し付けられる受けロールとの間
に通し、前記金属条の一面へ圧延ロールの凹凸を転写す
る。次いで、前記金属条を、その凹凸転写面が内側にな
る状態で電縫装置にセットし、この電縫装置へ多段状に
設置された各対の成形ロール群の間に通して幅方向に丸
め、幅方向の突き合わされた端部相互を溶接して管状に
成形する。さらに、管状成形品の溶接ビード部を削除
し、これを所定の引抜き装置で空引きすることによって
所定の径に縮径するとともに成形する。
えば銅又は銅合金よりなる一定幅の帯状の金属条を、前
記フィン11,12に対応する凹凸を有する圧延ロール
と、この圧延ロールに押し付けられる受けロールとの間
に通し、前記金属条の一面へ圧延ロールの凹凸を転写す
る。次いで、前記金属条を、その凹凸転写面が内側にな
る状態で電縫装置にセットし、この電縫装置へ多段状に
設置された各対の成形ロール群の間に通して幅方向に丸
め、幅方向の突き合わされた端部相互を溶接して管状に
成形する。さらに、管状成形品の溶接ビード部を削除
し、これを所定の引抜き装置で空引きすることによって
所定の径に縮径するとともに成形する。
【0004】図4の伝熱管によれば、内部を冷媒が流れ
るときに、冷媒はフィン11,12に案内されてそれぞ
れ異なる流れ方向性が付与され、合流部である平滑部1
0で衝突・合流し、その後は前記平滑部10に沿って管
軸方向Lに沿って流れる。この過程において、冷媒の不
規則な乱流を生じさせることにより、冷媒の流れの中に
温度勾配が生じるのを防ぐとともに、衝突・合流後の冷
媒を前記平滑部10の部分で管軸方向Lへ導くことによ
り、管内の圧力損失を小さくすることができる。
るときに、冷媒はフィン11,12に案内されてそれぞ
れ異なる流れ方向性が付与され、合流部である平滑部1
0で衝突・合流し、その後は前記平滑部10に沿って管
軸方向Lに沿って流れる。この過程において、冷媒の不
規則な乱流を生じさせることにより、冷媒の流れの中に
温度勾配が生じるのを防ぐとともに、衝突・合流後の冷
媒を前記平滑部10の部分で管軸方向Lへ導くことによ
り、管内の圧力損失を小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の伝熱管は、これを熱交換器に組み込んだ場合、
管軸方向Lに対する純方向のリード角θと逆方向のリー
ド角θ’を有するフィン11,12により凝縮時の性能
は向上するが、蒸発時には各領域間の前記平滑部10に
おける冷媒の衝突が激しく、圧力損失が大きくなるとい
う課題があった。この発明の目的は、熱交換器に組み込
んだ場合に、圧力損失がより小さくかつ伝熱性能がより
向上した内面溝付伝熱管を提供することにある。
た従来の伝熱管は、これを熱交換器に組み込んだ場合、
管軸方向Lに対する純方向のリード角θと逆方向のリー
ド角θ’を有するフィン11,12により凝縮時の性能
は向上するが、蒸発時には各領域間の前記平滑部10に
おける冷媒の衝突が激しく、圧力損失が大きくなるとい
う課題があった。この発明の目的は、熱交換器に組み込
んだ場合に、圧力損失がより小さくかつ伝熱性能がより
向上した内面溝付伝熱管を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による内面溝付
伝熱管は、前述の課題を解決するため以下のように構成
したものである。すなわち、請求項1に記載の内面溝付
伝熱管は、金属管1の内面が、管軸方向Lに沿う所定幅
の平滑部10を介して周方向に沿って複数の領域R1,
R2・・・Rnに区分され、隣合う領域には、管軸方向
Lに対してそれぞれ逆方向のリード角θ,θ’を有する
フィン11,12が多数平行に形成され、前記各平滑部
10の中の全部又は一部には、管軸方向Lに沿う少なく
とも一条の整流フィン13が形成されていることを特徴
としている。
伝熱管は、前述の課題を解決するため以下のように構成
したものである。すなわち、請求項1に記載の内面溝付
伝熱管は、金属管1の内面が、管軸方向Lに沿う所定幅
の平滑部10を介して周方向に沿って複数の領域R1,
R2・・・Rnに区分され、隣合う領域には、管軸方向
Lに対してそれぞれ逆方向のリード角θ,θ’を有する
フィン11,12が多数平行に形成され、前記各平滑部
10の中の全部又は一部には、管軸方向Lに沿う少なく
とも一条の整流フィン13が形成されていることを特徴
としている。
【0007】請求項2に記載の内面溝付伝熱管は、請求
項1に記載の内面溝付伝熱管において、前記隣合う各領
域R1,R2の中の一方の領域R1の各フィン11の前
記管軸方向Lに対するリード角θが30°〜50°であ
り、他方の領域R2の各フィン12の前記管軸方向Lに
対するリード角θ’が−30°〜−50°であることを
特徴としている。
項1に記載の内面溝付伝熱管において、前記隣合う各領
域R1,R2の中の一方の領域R1の各フィン11の前
記管軸方向Lに対するリード角θが30°〜50°であ
り、他方の領域R2の各フィン12の前記管軸方向Lに
対するリード角θ’が−30°〜−50°であることを
特徴としている。
【0008】請求項3に記載の内面溝付伝熱管は、請求
項1又は2に記載の内面溝付伝熱管において、各フィン
11,12の端部と、当該各フィン11,12の端部へ
最も近接して面する前記整流フィン13の側部との間隔
W1が、前記金属管1の周長Wの1/30〜1/200
であることを特徴としている。
項1又は2に記載の内面溝付伝熱管において、各フィン
11,12の端部と、当該各フィン11,12の端部へ
最も近接して面する前記整流フィン13の側部との間隔
W1が、前記金属管1の周長Wの1/30〜1/200
であることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照しながら、この
発明による内面溝付伝熱管の好ましい実施形態を説明す
る。 第1実施形態 図1は、この発明による第1実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開平面図である。
発明による内面溝付伝熱管の好ましい実施形態を説明す
る。 第1実施形態 図1は、この発明による第1実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開平面図である。
【0010】脱酸銅からなる厚み0.25mm、周長W=
20mm(外径6.4mm)の金属管1の内面は、周方向に
沿って4つの均一な幅の領域R1〜R4に区分され、各
領域R1〜R4の間には、それぞれ一定幅の平滑部10
が形成されている。奇数番目の領域R1とR3には、管
軸方向Lに対するリード角θ=35°、高さ(溝底から
の高さ)0.2mm、頂角が30°のフィン11が平行に
多数形成され、前記領域R1,R3と隣合う偶数番目の
領域R2,R4には、管軸方向Lに対して逆方向のリー
ド角θ’=−35°、高さ0.2mm、頂角30mmのフィ
ン12が平行に多数形成されている。各フィン11,1
2の形成ピッチは、隣合う各フィン11,12の頂部相
互の間隔が、管軸に対する垂直断面における金属管1の
外周で0.31mmになるように設定されている。
20mm(外径6.4mm)の金属管1の内面は、周方向に
沿って4つの均一な幅の領域R1〜R4に区分され、各
領域R1〜R4の間には、それぞれ一定幅の平滑部10
が形成されている。奇数番目の領域R1とR3には、管
軸方向Lに対するリード角θ=35°、高さ(溝底から
の高さ)0.2mm、頂角が30°のフィン11が平行に
多数形成され、前記領域R1,R3と隣合う偶数番目の
領域R2,R4には、管軸方向Lに対して逆方向のリー
ド角θ’=−35°、高さ0.2mm、頂角30mmのフィ
ン12が平行に多数形成されている。各フィン11,1
2の形成ピッチは、隣合う各フィン11,12の頂部相
互の間隔が、管軸に対する垂直断面における金属管1の
外周で0.31mmになるように設定されている。
【0011】領域R1とR2との間、領域R2とのR3
の間、及び領域R3とR4との間の各平滑部10には、
高さ0.2mm、頂角が30°で一条の整流フィン13が
それぞれ形成されている。これらの平滑部10における
各フィン11,12の端部と、当該各フィン11,12
の端部へ近接して面する前記整流フィン13の側部との
間隔W1は、金属管1の周長Wの1/50(0.4mm)
になるように設計されている。この実施形態の内面溝付
伝熱管を製造する要領は、前述した従来の内面溝付伝熱
管の製造方法と同じである。
の間、及び領域R3とR4との間の各平滑部10には、
高さ0.2mm、頂角が30°で一条の整流フィン13が
それぞれ形成されている。これらの平滑部10における
各フィン11,12の端部と、当該各フィン11,12
の端部へ近接して面する前記整流フィン13の側部との
間隔W1は、金属管1の周長Wの1/50(0.4mm)
になるように設計されている。この実施形態の内面溝付
伝熱管を製造する要領は、前述した従来の内面溝付伝熱
管の製造方法と同じである。
【0012】この実施形態の内面溝付伝熱管によれば、
管軸方向Lに沿って流れる冷媒は、各領域R1〜R4の
各フィン11,12に沿って平滑部10の方向へ集めら
れ、この平滑部10の部分で整流フィン13により管軸
方向Lへ導かれる。この過程において、冷媒は、逆方向
に傾斜したリード角θ,θ’の各フィン11,12によ
って乱流を生じるため伝熱性能が高められる。また、各
フィン11,12に沿って合流するように流れた冷媒
は、平滑部10に達したとき整流フィン13により互い
に強く衝突することなく管軸方向Lへ導かれるため、圧
力損失をより小さく抑えることができる。
管軸方向Lに沿って流れる冷媒は、各領域R1〜R4の
各フィン11,12に沿って平滑部10の方向へ集めら
れ、この平滑部10の部分で整流フィン13により管軸
方向Lへ導かれる。この過程において、冷媒は、逆方向
に傾斜したリード角θ,θ’の各フィン11,12によ
って乱流を生じるため伝熱性能が高められる。また、各
フィン11,12に沿って合流するように流れた冷媒
は、平滑部10に達したとき整流フィン13により互い
に強く衝突することなく管軸方向Lへ導かれるため、圧
力損失をより小さく抑えることができる。
【0013】第2実施形態 図2は、この発明による第2実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開斜視図である。この実施形態では、隣合う領
域R1,R2の間の管軸方向Lに沿う平滑部10へ、三
条の整流フィン13,13,13が形成され、中央の整
流フィン13は両側の整流フィン13よりその高さが高
く、両側の整流フィン13,13は領域R1,R2に形
成されている多数のフィン11,12と同じ高さになる
ように設計されている。この実施形態の内面溝付伝熱管
は、平滑部10に複数の整流フィン13が形成されてい
るので、これらの整流フィン13により冷媒の整流効果
が高く、しかも中央の整流フィン13の高さが高いた
め、隣合う領域R1,R2のフィン11,12によって
集められる冷媒の平滑部10における衝突がより良く防
止され、冷媒の乱流を促進しつつ圧力損失をより小さく
することができる。第2実施形態の内面溝付伝熱管の他
の構成や作用,効果は、第1実施形態の内面溝付伝熱管
と同じである。
の部分展開斜視図である。この実施形態では、隣合う領
域R1,R2の間の管軸方向Lに沿う平滑部10へ、三
条の整流フィン13,13,13が形成され、中央の整
流フィン13は両側の整流フィン13よりその高さが高
く、両側の整流フィン13,13は領域R1,R2に形
成されている多数のフィン11,12と同じ高さになる
ように設計されている。この実施形態の内面溝付伝熱管
は、平滑部10に複数の整流フィン13が形成されてい
るので、これらの整流フィン13により冷媒の整流効果
が高く、しかも中央の整流フィン13の高さが高いた
め、隣合う領域R1,R2のフィン11,12によって
集められる冷媒の平滑部10における衝突がより良く防
止され、冷媒の乱流を促進しつつ圧力損失をより小さく
することができる。第2実施形態の内面溝付伝熱管の他
の構成や作用,効果は、第1実施形態の内面溝付伝熱管
と同じである。
【0014】第3実施形態 前記第1,第2実施形態では、隣合う領域R1,R2の
各フィン11,12は、平滑部10へ臨む端部が相対す
るように形成されているが、平滑部10へ臨む各フィン
11,12の端部は、図3のように互い違いに位置する
ように形成されていても差し支えない。
各フィン11,12は、平滑部10へ臨む端部が相対す
るように形成されているが、平滑部10へ臨む各フィン
11,12の端部は、図3のように互い違いに位置する
ように形成されていても差し支えない。
【0015】実施例1 第1実施形態に準ずる実施例の伝熱管サンプル20本を
製造するとともに、平滑部10に整流フィン13を形成
せず、他の構成を第1実施形態の伝熱管に準じた比較例
(図4の構成とほぼ同様)の伝熱管サンプル20本を製
造した。前記実施例の伝熱管のサンプルと、比較例の伝
熱管サンプルについて、冷媒流速を変化させ、各冷媒流
速ごとの管内凝縮熱伝達率(各20本平均)及び管内蒸
発熱伝達率(各20本平均)を測定し、それぞれ比較例
の伝熱管サンプルの測定値を100として両者の伝熱性
能を比較した。その結果を表1(凝縮熱伝達率比)及び
表2(蒸発熱伝達率比)に示した。表1及び表2で示さ
れているように、実施例の伝熱管サンプルは比較例の伝
熱管サンプルに対し、冷媒流速150kg/m2 s以上
で、管内凝縮熱伝達率は30%以上、管内蒸発熱伝達率
は20%以上それぞれ向上している。
製造するとともに、平滑部10に整流フィン13を形成
せず、他の構成を第1実施形態の伝熱管に準じた比較例
(図4の構成とほぼ同様)の伝熱管サンプル20本を製
造した。前記実施例の伝熱管のサンプルと、比較例の伝
熱管サンプルについて、冷媒流速を変化させ、各冷媒流
速ごとの管内凝縮熱伝達率(各20本平均)及び管内蒸
発熱伝達率(各20本平均)を測定し、それぞれ比較例
の伝熱管サンプルの測定値を100として両者の伝熱性
能を比較した。その結果を表1(凝縮熱伝達率比)及び
表2(蒸発熱伝達率比)に示した。表1及び表2で示さ
れているように、実施例の伝熱管サンプルは比較例の伝
熱管サンプルに対し、冷媒流速150kg/m2 s以上
で、管内凝縮熱伝達率は30%以上、管内蒸発熱伝達率
は20%以上それぞれ向上している。
【0016】前記実施例の伝熱管サンプルと、前記比較
例の伝熱管サンプルをそれぞれ同じ構造の熱交換器ユニ
ットに組み込み、冷媒流速を変化させ、各冷媒流速ごと
の凝縮熱伝達率と蒸発熱伝達率を測定し、それぞれ比較
例の伝熱管サンプルの測定値を100として両者の伝熱
性能を比較した。その結果を表3(凝縮熱伝達率比)及
び表4(蒸発熱伝達率比)に示した。表3及び表4で示
されているように、実施例の伝熱管サンプルは比較例の
伝熱管サンプルに対し、熱交換器ユニットに組み込み状
態において、冷媒流速150kg/m2 s以上で、管内
凝縮熱伝達率及び管内蒸発熱伝達率とも8%以上向上し
ている。
例の伝熱管サンプルをそれぞれ同じ構造の熱交換器ユニ
ットに組み込み、冷媒流速を変化させ、各冷媒流速ごと
の凝縮熱伝達率と蒸発熱伝達率を測定し、それぞれ比較
例の伝熱管サンプルの測定値を100として両者の伝熱
性能を比較した。その結果を表3(凝縮熱伝達率比)及
び表4(蒸発熱伝達率比)に示した。表3及び表4で示
されているように、実施例の伝熱管サンプルは比較例の
伝熱管サンプルに対し、熱交換器ユニットに組み込み状
態において、冷媒流速150kg/m2 s以上で、管内
凝縮熱伝達率及び管内蒸発熱伝達率とも8%以上向上し
ている。
【0017】前記実施例の伝熱管サンプルと、前記比較
例の伝熱管サンプルとをそれぞれ同じ構造の熱交換器ユ
ニットに組み込み、冷媒流速を変化させ、各冷媒流速ご
とに凝縮圧力損失と蒸発圧力損失とを測定し、それぞれ
比較例の伝熱管サンプルの圧力損失を100として、両
者の圧力損失を比較した。その結果を表5(凝縮圧力損
失比)及び表6(蒸発圧力損失比)に示した。これによ
れば、実施例の伝熱管サンプルは比較例の伝熱管サンプ
ルに対し、ほぼ20%以上圧力損失が低減している。
例の伝熱管サンプルとをそれぞれ同じ構造の熱交換器ユ
ニットに組み込み、冷媒流速を変化させ、各冷媒流速ご
とに凝縮圧力損失と蒸発圧力損失とを測定し、それぞれ
比較例の伝熱管サンプルの圧力損失を100として、両
者の圧力損失を比較した。その結果を表5(凝縮圧力損
失比)及び表6(蒸発圧力損失比)に示した。これによ
れば、実施例の伝熱管サンプルは比較例の伝熱管サンプ
ルに対し、ほぼ20%以上圧力損失が低減している。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】
【0024】実施例2 管軸方向Lに対する各フィン11のリード角θ及び角フ
ィン12のリード角θ’を±20°〜60°の範囲で段
階的に変化させ、他の構成は第1実施形態の伝熱管に準
じた実施例の伝熱管サンプルを製造し、前記リード角
θ,θ’の変化と凝縮熱伝達率(但し、冷媒流速は20
0kg/m2 s)との関係を調べた。その結果を表7に
示した。なお、表7は前記リード角θ,θ’が±20°
であるときの凝縮熱伝達率を100とした場合の比較値
で示されている。表7で示されているように、フィン1
1,12の管軸方向Lに対するリード角θ,θ’を±2
0°とした場合との比較値において、前記リード角θ,
θ’が±30〜50°である場合はそれぞれ20%以上
伝熱性能が向上している。したがって、管軸方向Lに対
するフィン11,12の前記リード角θ,θ’は±30
〜50°であるのが好ましい。
ィン12のリード角θ’を±20°〜60°の範囲で段
階的に変化させ、他の構成は第1実施形態の伝熱管に準
じた実施例の伝熱管サンプルを製造し、前記リード角
θ,θ’の変化と凝縮熱伝達率(但し、冷媒流速は20
0kg/m2 s)との関係を調べた。その結果を表7に
示した。なお、表7は前記リード角θ,θ’が±20°
であるときの凝縮熱伝達率を100とした場合の比較値
で示されている。表7で示されているように、フィン1
1,12の管軸方向Lに対するリード角θ,θ’を±2
0°とした場合との比較値において、前記リード角θ,
θ’が±30〜50°である場合はそれぞれ20%以上
伝熱性能が向上している。したがって、管軸方向Lに対
するフィン11,12の前記リード角θ,θ’は±30
〜50°であるのが好ましい。
【0025】
【表7】
【0026】実施例3 隣合う領域R1,R2、R2,R3及びR3,R4相互
間において、各フィン11,12の端部と、当該各フィ
ン11,12の端部へ面する前記整流フィン13の側部
との間隔W1を、金属管1の周長Wの1/20〜1/3
00の範囲で段階的に変化させ、他の構成は第1実施形
態の伝熱管に準じた実施例の伝熱管サンプルを製造し、
前記間隔W1の変化と蒸発熱伝達率及び蒸発圧力損失と
の関係(但し、冷媒流速は200kg/m2 s)を調べ
た。その結果を表8(蒸発熱伝達率)及び表9(蒸発圧
力損失)に示した。なお、表8,9は、前記間隔W1が
金属管1の周長Wの1/20であるときの値を100と
した場合の比較値で示されている。表8によれば、フィ
ン11,12の端部とこれに面する整流フィン13の側
部との間隔W1を、金属管1の周長Wの1/20とした
場合との比較値において、前記間隔W1が金属管1の周
長Wの1/30以下である場合には、蒸発性能がそれぞ
れ30%以上向上している。他方、表9によれば、前記
のような比較値において、前記間隔W1が金属管1の周
長Wの1/200以上である場合には、圧力損失が10
%程度増大するにとどまっている。したがって、フィン
11,12の端部とこれに面する整流フィン13の側部
との間隔W1は、前記蒸発熱伝達率の向上と蒸発圧力損
失の増大とのかねあいから、金属管1の周長Wの1/3
0〜1/200であることが望ましい。
間において、各フィン11,12の端部と、当該各フィ
ン11,12の端部へ面する前記整流フィン13の側部
との間隔W1を、金属管1の周長Wの1/20〜1/3
00の範囲で段階的に変化させ、他の構成は第1実施形
態の伝熱管に準じた実施例の伝熱管サンプルを製造し、
前記間隔W1の変化と蒸発熱伝達率及び蒸発圧力損失と
の関係(但し、冷媒流速は200kg/m2 s)を調べ
た。その結果を表8(蒸発熱伝達率)及び表9(蒸発圧
力損失)に示した。なお、表8,9は、前記間隔W1が
金属管1の周長Wの1/20であるときの値を100と
した場合の比較値で示されている。表8によれば、フィ
ン11,12の端部とこれに面する整流フィン13の側
部との間隔W1を、金属管1の周長Wの1/20とした
場合との比較値において、前記間隔W1が金属管1の周
長Wの1/30以下である場合には、蒸発性能がそれぞ
れ30%以上向上している。他方、表9によれば、前記
のような比較値において、前記間隔W1が金属管1の周
長Wの1/200以上である場合には、圧力損失が10
%程度増大するにとどまっている。したがって、フィン
11,12の端部とこれに面する整流フィン13の側部
との間隔W1は、前記蒸発熱伝達率の向上と蒸発圧力損
失の増大とのかねあいから、金属管1の周長Wの1/3
0〜1/200であることが望ましい。
【0027】
【表8】
【0028】
【表9】
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明に係る内面溝付伝熱管に
よれば、管軸方向Lに沿って流れる冷媒は、各領域R1
〜Rnの各フィン11,12に沿って平滑部10の方向
へ集められ、この平滑部10の部分で整流フィン13に
より管軸方向Lへ導かれる。この過程において、冷媒
は、逆方向に傾斜したリード角θ,θ’の各フィン1
1,12によって乱流を生じるため伝熱性能が高められ
る。また、各フィン11,12に沿って合流する方向へ
流れた冷媒は、平滑部10に達したとき整流フィン13
により互いに強く衝突することなく管軸方向Lへ導かれ
るため、圧力損失をより小さく抑えることができる。
よれば、管軸方向Lに沿って流れる冷媒は、各領域R1
〜Rnの各フィン11,12に沿って平滑部10の方向
へ集められ、この平滑部10の部分で整流フィン13に
より管軸方向Lへ導かれる。この過程において、冷媒
は、逆方向に傾斜したリード角θ,θ’の各フィン1
1,12によって乱流を生じるため伝熱性能が高められ
る。また、各フィン11,12に沿って合流する方向へ
流れた冷媒は、平滑部10に達したとき整流フィン13
により互いに強く衝突することなく管軸方向Lへ導かれ
るため、圧力損失をより小さく抑えることができる。
【0030】請求項2の発明に係る内面溝付伝熱管によ
れば、隣合う各領域R1,R2の中の一方の領域R1の
各フィン11の前記管軸方向Lに対するリード角θが3
0°〜50°であり、他方の領域R2の各フィン12の
前記管軸方向Lに対するリード角θ’が−30°〜−5
0°であるので、伝熱性能がより向上する。
れば、隣合う各領域R1,R2の中の一方の領域R1の
各フィン11の前記管軸方向Lに対するリード角θが3
0°〜50°であり、他方の領域R2の各フィン12の
前記管軸方向Lに対するリード角θ’が−30°〜−5
0°であるので、伝熱性能がより向上する。
【0031】請求項3の発明に係る内面溝付伝熱管によ
れば、隣合う領域R1,R2における各フィン11,1
2の端部と、当該各フィン11,12の端部へ最も近接
して面する前記整流フィン13の側部との間隔W1が、
前記金属管1の周長Wの1/30〜1/200であるの
で、圧力損失を抑えつつ伝熱性能をより向上させること
ができる。
れば、隣合う領域R1,R2における各フィン11,1
2の端部と、当該各フィン11,12の端部へ最も近接
して面する前記整流フィン13の側部との間隔W1が、
前記金属管1の周長Wの1/30〜1/200であるの
で、圧力損失を抑えつつ伝熱性能をより向上させること
ができる。
【図1】この発明による第1実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開平面図である。
の部分展開平面図である。
【図2】この発明による第2実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開斜視図である。
の部分展開斜視図である。
【図3】この発明による第3実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開平面図である。
の部分展開平面図である。
【図4】特開平9−26279号公報に記載されている
内面溝付伝熱管の部分展開図である。
内面溝付伝熱管の部分展開図である。
1 金属管 10 平滑部 11,12 フィン 13 整流フィン R1,R2・・・Rn 領域 L 管軸方向 θ,θ’ リード角 W 金属管の周長 W1 フィンの端部からそれに面する整流フィンの側部
までの間隔
までの間隔
Claims (3)
- 【請求項1】 金属管1の内面が、管軸方向Lに沿う所
定幅の平滑部10を介して周方向に沿って複数の領域R
1,R2・・・Rnに区分され、 隣合う領域には、管軸方向Lに対してそれぞれ逆方向の
リード角θ,θ’を有するフィン11,12が多数平行
に形成され、 前記各平滑部10の中の全部又は一部には、管軸方向L
に沿う少なくとも一条の整流フィン13が形成されてい
ることを特徴とする、 内面溝付伝熱管。 - 【請求項2】 前記隣合う各領域R1,R2の中の一方
の領域R1の各フィン11の前記管軸方向Lに対するリ
ード角θが30°〜50°であり、他方の領域R2の各
フィン12の前記管軸方向Lに対するリード角θ’が−
30°〜−50°であることを特徴とする、請求項1に
記載の内面溝付伝熱管。 - 【請求項3】 前記隣合う領域R1,R2の中におい
て、各フィン11,12の端部と、当該各フィン11,
12の端部へ最も近接して面する前記整流フィン13の
側部との間隔W1が、前記金属管1の周長Wの1/30
〜1/200であることを特徴とする、請求項1又は2
に記載の内面溝付伝熱管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9898698A JPH11294986A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 内面溝付伝熱管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9898698A JPH11294986A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 内面溝付伝熱管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294986A true JPH11294986A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14234332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9898698A Pending JPH11294986A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 内面溝付伝熱管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294986A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012526262A (ja) * | 2009-05-08 | 2012-10-25 | アルストム テクノロジー リミテッド | 回転再生式熱交換器のための熱伝達シート |
| US10094626B2 (en) | 2015-10-07 | 2018-10-09 | Arvos Ljungstrom Llc | Alternating notch configuration for spacing heat transfer sheets |
| US10175006B2 (en) | 2013-11-25 | 2019-01-08 | Arvos Ljungstrom Llc | Heat transfer elements for a closed channel rotary regenerative air preheater |
| US10378829B2 (en) | 2012-08-23 | 2019-08-13 | Arvos Ljungstrom Llc | Heat transfer assembly for rotary regenerative preheater |
| JP2020088377A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 東京エレクトロン株式会社 | 真空処理装置 |
| US10914527B2 (en) | 2006-01-23 | 2021-02-09 | Arvos Gmbh | Tube bundle heat exchanger |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9898698A patent/JPH11294986A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10914527B2 (en) | 2006-01-23 | 2021-02-09 | Arvos Gmbh | Tube bundle heat exchanger |
| JP2012526262A (ja) * | 2009-05-08 | 2012-10-25 | アルストム テクノロジー リミテッド | 回転再生式熱交換器のための熱伝達シート |
| US9557119B2 (en) | 2009-05-08 | 2017-01-31 | Arvos Inc. | Heat transfer sheet for rotary regenerative heat exchanger |
| US10197337B2 (en) | 2009-05-08 | 2019-02-05 | Arvos Ljungstrom Llc | Heat transfer sheet for rotary regenerative heat exchanger |
| US10982908B2 (en) | 2009-05-08 | 2021-04-20 | Arvos Ljungstrom Llc | Heat transfer sheet for rotary regenerative heat exchanger |
| US10378829B2 (en) | 2012-08-23 | 2019-08-13 | Arvos Ljungstrom Llc | Heat transfer assembly for rotary regenerative preheater |
| US11092387B2 (en) | 2012-08-23 | 2021-08-17 | Arvos Ljungstrom Llc | Heat transfer assembly for rotary regenerative preheater |
| US10175006B2 (en) | 2013-11-25 | 2019-01-08 | Arvos Ljungstrom Llc | Heat transfer elements for a closed channel rotary regenerative air preheater |
| US10094626B2 (en) | 2015-10-07 | 2018-10-09 | Arvos Ljungstrom Llc | Alternating notch configuration for spacing heat transfer sheets |
| JP2020088377A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 東京エレクトロン株式会社 | 真空処理装置 |
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