JPH11295320A - 試薬処理装置 - Google Patents
試薬処理装置Info
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- JPH11295320A JPH11295320A JP10102249A JP10224998A JPH11295320A JP H11295320 A JPH11295320 A JP H11295320A JP 10102249 A JP10102249 A JP 10102249A JP 10224998 A JP10224998 A JP 10224998A JP H11295320 A JPH11295320 A JP H11295320A
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Abstract
28を近接させ、両者間に試薬を展開させる試薬処理装
置において、試薬供給プレートの駆動を確実かつ簡易に
行う。 【解決手段】 ユニット収納槽26内において可動ユニ
ット22は磁気機構24による磁気的な作用により浮上
保持される。スライドガラスペア12を差込空間44内
に差し込み、その差込力により可動ユニット22を下方
に引き下ろすと、磁気機構24によって試薬供給プレー
ト28が差込空間44側に駆動される。その結果、試薬
供給プレート28とスライドガラス10との間に微少間
隙が形成され、吐出孔32から試薬がプレート間に流出
する。試薬処理後、スライドガラスペア12を上方に引
き上げれば、可動ユニット22が自動的に上方に持ち上
げられる。
Description
し、特に生物組織の試料(サンプル)を微量の試薬を用
いて処理するための装置に関する。
なされている。試薬の中には、微量の処理で十分なもの
があり、特に高価な試薬の場合にはできるだけ試薬処理
で使用する量を減らしたい要請が強い。そこで、本願出
願人は、特開平9−281017号公報で、試薬処理装
置を提案している。その試薬処理装置は、試薬槽とそれ
に連通する試薬の吐出孔とを備えた試薬供給プレートを
スライドガラス(サンプルプレート)に近接(又は接
触)させ、表面張力あるいは毛細管現象などを利用して
両者の間隙に微量の試薬を展開導入するものである。そ
の試薬によりスライドガラス上の試料が試薬処理され
る。かかる装置においては、スライドガラスに対して試
薬供給プレートを近接させたり離脱させたりする機構が
必要となる。
機構をモータを主な駆動源として駆動すると、制御が複
雑になったり機構が複雑になったりする問題が生じる。
そのような機構が汚染された場合には洗浄する必要があ
るが、機構が複雑であるとその分解洗浄の労力が大きく
なる。また、スライドガラスの昇降に確実に連動させて
試薬供給プレートを進退させないと、スライドガラス上
に付着されたサンプルを損傷させてしまうという問題が
ある。
ものであり、その目的は、サンプルプレートの昇降運動
に連動させて確実かつ簡単に試薬供給プレートを進退運
動させることが可能な試薬処理装置を提供することにあ
る。
に、本発明は、サンプルが付着された少なくとも1つの
サンプルプレートを懸下しつつ昇降させる昇降機構と、
試薬が注入される試薬槽とそれに連通する吐出孔とを有
する少なくとも1つの試薬供給プレートと、前記サンプ
ルプレートの下降時に前記サンプルプレートのサンプル
付着面へ前記試薬供給プレートの吐出孔形成面を近接さ
せて試薬供給を行わせ、前記サンプルプレートの上昇時
に前記サンプルプレートのサンプル付着面から前記試薬
供給プレートの吐出孔形成面を離して試薬供給を停止さ
せる手段であって、前記サンプルプレートの昇降に連動
させて磁気力を利用して前記試薬供給プレートの運動を
行わせる磁気機構と、を含むことを特徴とする。
ルが付着されたサンプルプレートが下降されると、その
サンプル付着面に吐出孔形成面が近接(接合を含む)す
るように、試薬供給プレートが位置決めされる。その
際、磁気機構によって、磁気力が利用されつつ試薬供給
プレートの移動(水平方向の移動を含む)がなされる。
試薬槽に連通した吐出孔は望ましくは微少開口であっ
て、通常の状態では試薬の表面張力により外部への試薬
の流出は阻止されている。サンプル付着面に吐出孔形成
面を近づけて、例えば微少の隙間を形成すると、毛細管
現象と同様に、吐出孔から試薬がプレート間に流れ出
し、プレート間に試薬が展開する。すなわち、サンプル
が試薬で浸されることになる。試薬処理後、サンプルプ
レートから試薬供給プレートが引き離されると、吐出孔
において例えば表面張力の作用によって試薬流出が阻止
される。
サンプルプレートの昇降運動に連動させて、試薬供給プ
レートの近接・退避を行わせることができる。磁気機構
は望ましくは永久磁石を含むものであり、望ましくは、
試薬供給プレートに対して垂直方向及び水平方向の両方
向について磁気力を利用した駆動がなされる。例えば、
ソレノイドを利用しても磁気的な弾性付勢力を得られる
が、永久磁石を利用すれば電源などが不要で、かつ構成
をシンプルにできる利点がある。
内で、磁気的作用を発揮させない部分は非磁性材料で構
成するのが望ましい。また、サンプルプレート上のサン
プル保護のために、試薬供給プレートにスペーサとして
機能する微少突出部を形成するのが望ましい。
は、サンプルが付着された少なくとも1つのサンプルプ
レートを懸下しつつ昇降させる昇降機構と、試薬が注入
される試薬槽とそれに連通しサンプルプレート差込空間
に対向した吐出孔とを有する少なくとも1つの試薬供給
プレートと、サンプルプレート差込空間に挿入される前
記サンプルプレートに対して前記試薬供給プレートを近
接・離脱させる案内機構と、を備えた可動ユニットと、
前記可動ユニットが収納されるユニット収納槽と、前記
ユニット収納槽に設けられた固定磁気手段と、前記試薬
供給プレートに設けられた可動磁気手段と、を含み、前
記サンプルプレートの下降運動により前記可動ユニット
が下降し、その際に前記固定磁気手段及び前記可動磁気
手段の磁気的相互作用によって前記試薬供給プレートが
前記サンプルプレートに近接駆動され、前記サンプルプ
レートの上昇運動により前記可動ユニットが上昇し、そ
の際に前記固定磁気手段及び前記可動磁気手段の磁気的
相互作用によって前記試薬プレートが前記サンプルプレ
ートから離脱駆動されることを特徴とする。
けられた可動磁気手段と、ユニット収納槽に設けられた
固定磁気手段の磁気的相互作用を利用して、試薬供給プ
レートを駆動することができる。可動ユニットにはサン
プルプレート差込空間が形成され、その差込空間にサン
プルプレートが差し込まれると、試薬供給プレートがサ
ンプルプレートの下降に追従して下降する。その過程に
おいて、両プレートが近接又は接合する。試薬処理の終
了後に、サンプルプレートを引き上げればそれに追従し
て試薬供給プレートも原点位置へ上昇する。その過程に
おいて、サンプルプレートから試薬供給プレートが水平
方向へ引き離される。
段及び前記可動磁気手段の磁気的相互作用によって、サ
ンプルプレートの非差込状態で、前記ユニット収納槽内
において前記可動ユニットが浮上保持される。可動ユニ
ットを磁気浮上させておけば、サンプルプレートの差込
時にその下端部の衝突を和らげることができ、両部材の
破損などの問題を未然に防止できる。
段及び前記可能磁気手段は、前記ユニット挿入槽内の上
方位置に前記可動ユニットがある状態では相互に磁気的
な水平方向の吸引作用を発揮し、前記ユニット挿入槽内
の下方位置に前記可動ユニットがある状態では相互に磁
気的な水平方向の反発作用を発揮する磁極パターンをも
って配置される。
ニットに対する垂直方向への付勢力の発生手段として、
また試薬供給プレートに対する水平方向への位置決め付
勢手段として機能する。それらの磁極パターンを適宜設
定すれば、サンプルプレートの昇降運動に連動させて、
試薬供給プレートを所望の位置に位置決めできる。
段は、前記試薬供給プレートに埋設される。望ましく
は、前記可動磁気手段は、前記試薬供給プレートの本体
に対して着脱自在な部材に設けられる。可動磁気手段を
着脱自在に構成すれば、試薬供給プレートの本体をたと
え廃棄する場合でも可動磁気手段を再利用でき、試薬処
理コストを低減できる。
は、サンプル付着面とは反対面を互いに接合させたサン
プルプレートペアを保持し、前記可動ユニットは、前記
サンプルプレートペアが挿入される差込空間の両側に一
対の試薬供給プレートを有する。
に対して磁気機構による制御を行えば、特に水平方向の
駆動力を釣り合わせて、サンプルプレートに水平方向の
過度の荷重が加わる問題を解消できる。
レートと前記試薬供給プレートの近接状態から前記サン
プルプレートを垂直に引き上げる際に、それに接合され
ていた前記試薬供給プレートが斜めに引き離される。こ
の構成によれば、試薬処理後において、サンプルプレー
トを引き上げる際に、サンプルの破損や離脱を効果的に
防止できる。
段及び前記可動磁気手段は、前記可動ユニットの高さに
応じて垂直方向の磁気的相互作用を変化させる磁極パタ
ーンを有する。可動ユニットが最高位置にある状態では
それに磁気浮上力が及ぼされて自重力との均衡により安
定保持がなされ、その位置から可動ユニットが下降して
いく際にその磁気浮上力が弱まる。そして、可動ユニッ
トの最下位置において例えば磁気浮上力が微弱になれば
サンプルプレートの下方への押し込みに係る駆動力を軽
減できる。また、最下位置において磁気浮上力がゼロに
なれば、試薬処理中において基本的にサンプルプレート
を懸下保持しておく必要がなくなる。更に、最下位置に
おいて磁気的な作用によって可動ユニットに対して下方
への引き下ろし力を及ぼせばユニット収納槽の底面(又
は台座)の支持と相俟って、最下位置での可動ユニット
の安定保持を図ることができる。その場合、試薬処理後
にサンプルプレートの引き上げとともに可動ユニットを
上方へ引き上げる初期持ち上げ作用が必要となる。
図面に基づいて説明する。
適な実施形態が示されており、図1はその要部構成を示
す断面図である。
ルSが付着されている。サンプルSは、例えば生物組織
の試料である。本実施形態において、2つのスライドガ
ラス10が互いに背中合わせに接合され、これによって
スライドガラスペア12が構成されている。このスライ
ドガラスペア12は、ホルダ14によって搬送される。
ホルダ14は、図示されていない搬送機構によって保持
されており、スライドガラスペア12を上下左右に自在
に搬送することができる。ちなみに、搬送機構は複数の
ホルダ14を支持しており、図1に示すようなスライド
ガラスペア12単位での試薬処理を複数同時に実行させ
ることができる。本実施形態では、ホルダ14にスライ
ドガラスペア12が保持されているが、もちろん本発明
は1枚のスライドガラス上のサンプルSに対して試薬処
理を行なう場合にも適用可能である。
上端部12Aを保持する挟持プレート16及び押圧ロー
ラ18を有している。押圧ローラ18は、ホルダ本体に
設けられた板バネ20によって回転自在に支持されてい
る。すなわち、押圧ローラ18を挟持プレート16側に
押圧することによりスライドガラスペア12の上端部1
2Aが保持されている。ここで、押圧ローラ18が回転
自在に構成されているため、押圧ローラ18と挟持プレ
ート16との間のスリットに円滑にスライドガラスペア
12の上端部12Aを差し込むことが可能である。以上
のように、ホルダ14によってスライドガラスペア12
が懸下保持される。そして試薬処理を実行する場合に
は、以下に詳述する可動ユニット22の上方にスライド
ガラスペア12が位置決めされ、その状態からスライド
ガラスペア12を下方に引き下ろして可動ユニット22
内部にスライドガラスぺア12を挿入することにより試
薬処理が実行される。
機構24によってユニット収納槽26内において浮上保
持されている。ちなみに、図1においては可動ユニット
22が最も高い位置に保持されている状態が示されてい
る。
試薬供給プレート28と、それらの試薬供給プレート2
8を水平方向に運動自在に支持する枠体31と、で構成
される。試薬供給プレート28は、試薬が注入される試
薬槽30を有している。その試薬層30の上部開口30
Aを利用して図示されていない分注機構によって試薬の
注入が行われる。試薬槽30の下端には吐出孔32が形
成されている。具体的には、この吐出孔32は、試薬槽
30に連通する微少孔であって、2つの試薬供給プレー
ト28の両者とも吐出孔32はスライドガラス10のサ
ンプル付着面に対向して設けられている。すなわち、試
薬供給プレート28の内側に吐出孔32が形成されてい
る。
少孔であり、試薬供給プレート28がスライドガラス1
0に近接あるいは接合されていない状態では、試薬の表
面張力により吐出孔32からの試薬の流出は阻止されて
いる。その一方、試薬供給プレート28がスライドガラ
ス10に近接あるいは接触すると、その両者間に微少間
隙が形成され、いわゆる毛細管現象によって吐出孔32
から試薬が流れ出し、それらのプレート間に試薬が展開
する。これによってサンプルSに対して試薬が供給され
ることになる。ここで、吐出孔32は望ましくは試薬供
給プレート28の中央かあるいはそれよりもやや上方に
設けるのが望ましく、サンプルSと対向する位置に設け
てもよい。サンプルSは例えば10μmの厚さを有して
おり、上述した微少間隙の形成に当たって支障となるも
のではない。吐出孔32の直径等は試薬の粘性や表面張
力等の関係に基づいて適宜設定すればよい。なお、吐出
孔32の出口付近をやや外側に出っ張らせれば、より試
薬の流出を円滑に行うことができる。
プレート28を水平方向に運動自在に保持する手段であ
る。枠体31は、大別して、ベース34と、その両端か
ら起立した一対の起立プレート36と、その上端部及び
下端部にそれぞれ設けられたアーム38と、で構成され
ている。各アーム38には水平方向に沿った溝としての
スライドガイド40が形成されており、そのスライドガ
イド40内において試薬供給プレート28の側面に形成
されたスライドピン42が水平方向に運動可能である。
すなわち、各試薬供給プレート28には、その側面側の
中央及び下端部にスライドピン42が突出形成されてお
り、それがスライドガイド40内で規制されることによ
り試薬供給プレート28が枠体31によって保持されて
いる。
ドガラス10の幅、図においてY方向(紙面垂直方向)
の幅と同じか、それよりもやや広く設定される。試薬供
給プレート28におけるY方向の幅もこれと同様であ
る。試薬供給プレート28の内側面(近接面)28Bは
スライドガラスペア12を可動ユニット22の差込空間
44内に差し込んだ状態において、少なくともサンプル
Sの全体を覆う大きさに形成されている。差込空間44
内にスライドガラスペア12を差し込むと、スライドガ
ラスペア12の下端部12Bがベース34に当接し、さ
らにスライドガラスペア12を下方へ引き下ろすと、可
動ユニット22が下方に引き下ろされることになる。
は、ユニット収納槽26内において磁気機構24によっ
て磁気的に保持されている。ここで、磁気機構24は、
本実施形態において、各試薬供給プレート28の外側面
(非吐出孔形成面)28Cに形成された可動MG(マグ
ネット)列46と、ユニット収納槽26における前記外
側面28Cに対向する内側面26Aに設けられた固定M
G列48と、で構成される。図に示す例において、可動
MG列46は、上下方向に配列された4つの永久磁石で
構成され、一方、固定MG列48は上下方向に配列され
た4つの永久磁石で構成されているが、後述する垂直方
向の磁気作用及び水平方向の磁気作用を得られる限りに
おいて、他の構成を採用してもよい。
ンについて説明する。可動MG列46においては、上方
から下方において各永久磁石の磁極が交互になるように
設定されている。これは固定MG列48においても同様
であり、上方から下方にかけて各永久磁石の磁極が交互
になるように設定されている。また、可動ユニット22
が最下位置に引き下ろされた状態において、互いの永久
磁石が対向し、かつ磁気的に反発するように磁極の設定
がなされている。すなわち、可動MG列46及び固定M
G列48の両者とも4つの永久磁石を有するが、それら
の上方から下方への磁極パターンはそれぞれ磁極パター
ンが反転されている。
ット22が最高位置にある状態では、可動MG列46と
固定MG列48とが水平方向に相互に吸引作用を及ぼ
し、一方、可動ユニット22が最下位置に引き下ろされ
た状態では、可動MG列46及び固定MG列48が相互
に反発作用を及ぼし合うことになる。その結果、可動ユ
ニット22が下方に引き下ろされていくにしたがって、
各試薬供給プレート28はそれぞれ差込空間44側へ磁
気的に駆動されることになる。また、磁気機構24の垂
直方向の磁気的な作用に着目した場合、可動ユニット2
2が最高位置にある状態では、可動MG列46と固定M
G列48とが相互に吸引しあって可動ユニット22が浮
上保持され、安定状態が築かれる。すなわち、磁気的な
浮上作用と可動ユニット22自体の荷重作用とが釣り合
って、可動ユニット22が浮上保持されることになる。
一方、可動ユニット22が下方に引き下ろされると、上
方への磁気的な浮上力は弱まり、そして、可動ユニット
22が最下位置に到達し、可動MG列46の各永久磁石
と固定MG列48の各永久磁石がそれぞれ対向しあった
時点で磁気的な浮上作用は極小となる。後述するよう
に、そのような可動ユニット22の最下位置において、
垂直方向の磁気的な作用を正、0又は負のいずれにする
かは装置の仕様に応じて適宜設定可能である。
直方向の磁気的な作用を得られる限りにおいて、磁気機
構24としては各種の構成を採用可能であり、例えば可
動MG列46を実質的に1つの永久磁石で構成し、一方
の固定MG列48を2つの永久磁石で構成してもよい。
なお、図1に示す実施形態において、ユニット収納槽2
6の底面50は可動ユニット22の最下位置を規定する
ものであり、その状態において可動ユニット22のベー
ス34が底面50に当接する。もちろん、そのような底
面50を実質的に設けることなく最下位置においても可
動ユニット22を磁気的作用及び搬送機構の作用によっ
て保持するようにしてもよい。
4内にスライドガラスペア12が差し込まれ、さらにス
ライドガラスペア12を下方へ引き下ろすことにより可
動ユニット22を最下位置に位置決めした状態が示され
ている。図2に示す例では、そのような最下位置におい
て可動MG列46と固定MG列48の各永久磁石は完全
には対向しておらず、固定MG列48に対して可動MG
列46が若干上方に位置決めされている。すなわち、両
者間には微少のシフト量100が設定されており、例え
ばこのようなシフト量として数mmを設定すれば、最下
位置においても可動ユニット22に対して垂直方向へ若
干の磁気浮上力を与えることができる。その結果、ホル
ダ14による下方への保持とそのような磁気浮上力との
均衡により可動ユニット22を安定保持することが可能
となる。あるいは、可動ユニット22の自重と最下位置
における磁気浮上力とを均衡させて、ホルダ14に対す
る搬送機構による駆動作用を完全に0にしてもよい。そ
のような構成によれば駆動にかかる消費電力を削減でき
るという利点がある。
28に対して磁気機構24の反発作用により水平方向へ
の駆動力が発生し、その結果試薬供給プレート28がス
ライドガラス10に近接する。そのような状態では、吐
出孔から試薬が両プレート間に流れ出して展開する。こ
れによりサンプルSは試薬に浸されることになり、試薬
処理が行われる。所定の試薬処理時間の経過後、ホルダ
14を上方に駆動することにより、スライドガラスペア
12が上方に引き上げられ、それに連動して可動ユニッ
ト22も上方に引き上げられることになる。その場合、
磁気機構24による磁気浮上力が利用される。
構によるスライドガラスペア12の上下方向の運動に完
全に連動させて、電気的な駆動力を要することなく可動
ユニット22の上下方向への運動及び各試薬供給プレー
ト28の水平方向の運動の両者を行わせることができ
る。
要であれば試薬槽30内に試薬が補充される。この場
合、図示されていない分注機構が利用される。また、必
要であれば試薬槽あるいは可動ユニット22を含むユニ
ット収納槽26の全体が洗浄され、次の試薬に対する試
薬処理が実行される。
する各永久磁石は例えばネオジウム等の希土類系の強力
磁石が利用されている。もちろん、必要に応じてソレノ
イドを代替利用あるいは補助的に利用することも可能で
ある。本実施形態において、磁気機構24を除く部分は
例えば非磁性材料である樹脂等構成され、あるいはアル
ミニウム等で構成される。上述のスライドピン42は、
例えば、ステンレスなどの錆び難い材料で構成するのが
望ましい。
一例が示されている。図3は、試薬供給プレート28の
内側面28Bからみた形態を示しており、図4は試薬供
給プレート28の外側面28Cから見た形態を示してい
る。
28は、大別してプレート本体60及びカセット62で
構成される。カセット62は、プレート本体60におけ
るカセット取付部64に着脱自在に装着されるものであ
り、その着脱に当たっては、第1係合部66及び第2係
合部68が利用される。第1係合部66は、プレート本
体60に形成された突起70と、それに係合する溝72
と、で構成され、第2係合部68はプレート本体60に
形成されたフック74と、そのフック74と契合するフ
ック孔76と、で構成される。カセット62には、上述
した可動MG列46が配置されている(図4参照)。図
3に示されるように、プレート本体60の内側面28B
の両側端部には台座として機能するスペーサ78が形成
されている。スペーサ78の表面は内側面28Bよりも
若干前方に突出して設定されており、両者間における段
差102は例えば50〜70μmである。この段差10
2によって試薬処理を実行する際におけるサンプルの保
護がなされている。すなわち、スライドガラスに対して
試薬供給プレート28を強力に接合させると、その接合
作用によりサンプルが破損する問題が危惧されるため、
このようなスペーサ78によりサンプルが保護されてい
る。また、このようなスペーサ78によれば上述した毛
細管間隙を確実かつ容易に形成できるという利点もあ
る。
よれば、試薬によって汚染される部分のみをディスポー
ザブルとして利用し、すなわち、カセット62を他のプ
レート本体60に装着して再利用することが可能であ
る。
48における各永久磁石の位置、間隔、大きさを適宜調
整することにより、図5に示すような作用を得ることも
可能である。すなわち、スライドガラス10を下方から
上方に引き上げる際に、試薬供給プレート28が水平方
向に平行に離脱させるのではなく、斜めに離脱させるこ
ともできる。このような構成によれば、例えばプレート
間における試薬の表面張力の作用により例えばサンプル
Sが剥がれてしまったりそれが破損してしまったりする
問題を未然に防止することが可能である。
おける垂直方向の磁気的な作用力が示されている。ここ
で、グラフ110で示すように、最下位置において可動
ユニット22に対して自重以上の浮上力を与えるように
してもよい。その場合にはスライドガラスペア12の下
方への押し込み力とそのような浮上力とが均衡して最下
位置において可動ユニット22が安定保持されることに
なる。また、グラフ112で示すように、最下位置にお
いて可動ユニット22(スライドガラスペア12を含
む)の自重と磁気浮上力とを均衡させて、搬送機構によ
るスライドガラスペア12の保持作用を0にするように
してもよい。あるいは、グラフ114で示すように、最
下位置において磁気的な浮上作用を完全に0にし、実質
的にユニット収納槽26の底面50によって可動ユニッ
ト22を支持するようにしてもよい。あるいは、グラフ
116に示すように、最下位置において可動ユニット2
2に対して下方への引き下ろし力を及ぼし、その力と底
面50との作用・反作用関係により可動ユニット22を
安定保持するようにしてもよい。グラフ114及び11
6で示す構成が採用される場合、スライドガラスペア1
2を上方へ引き上げる際に、符号200及び202で示
すように若干の初期持ち上げ力を及ぼす必要がある。
サンプルプレートの昇降運動に連動させて確実かつ簡単
に試薬供給プレートを進退運動させることが可能であ
る。
を示す断面図である。
面図である。
ある。
ある。
を示す図である。
用を示す図である。
4 ホルダ、22 可動ユニット、24 磁気機構、2
8 試薬供給プレート、30 試薬槽、32吐出孔、4
4 差込空間、46 可動MG列、48 固定MG列。
Claims (9)
- 【請求項1】 サンプルが付着された少なくとも1つの
サンプルプレートを懸下しつつ昇降させる昇降機構と、 試薬が注入される試薬槽とそれに連通する吐出孔とを有
する少なくとも1つの試薬供給プレートと、 前記サンプルプレートの下降時に前記サンプルプレート
のサンプル付着面へ前記試薬供給プレートの吐出孔形成
面を近接させて試薬供給を行わせ、前記サンプルプレー
トの上昇時に前記サンプルプレートのサンプル付着面か
ら前記試薬供給プレートの吐出孔形成面を離して試薬供
給を停止させる手段であって、前記サンプルプレートの
昇降に連動させて磁気力を利用して前記試薬供給プレー
トの運動を行わせる磁気機構と、 を含むことを特徴とする試薬処理装置。 - 【請求項2】 サンプルが付着された少なくとも1つの
サンプルプレートを懸下しつつ昇降させる昇降機構と、 試薬が注入される試薬槽とそれに連通しサンプルプレー
ト差込空間に対向した吐出孔とを有する少なくとも1つ
の試薬供給プレートと、サンプルプレート差込空間に挿
入される前記サンプルプレートに対して前記試薬供給プ
レートを近接・離脱させる案内機構と、を備えた可動ユ
ニットと、 前記可動ユニットが収納されるユニット収納槽と、 前記ユニット収納槽に設けられた固定磁気手段と、 前記試薬供給プレートに設けられた可動磁気手段と、 を含み、 前記サンプルプレートの下降運動により前記可動ユニッ
トが下降し、その際に前記固定磁気手段及び前記可動磁
気手段の磁気的相互作用によって前記試薬供給プレート
が前記サンプルプレートに近接駆動され、 前記サンプルプレートの上昇運動により前記可動ユニッ
トが上昇し、その際に前記固定磁気手段及び前記可動磁
気手段の磁気的相互作用によって前記試薬プレートが前
記サンプルプレートから離脱駆動されることを特徴とす
る試薬処理装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記固定磁気手段及び前記可動磁気手段の磁気的相互作
用によって、サンプルプレートの非差込状態で、前記ユ
ニット収納槽内において前記可動ユニットが浮上保持さ
れることを特徴とする試薬処理装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載の装置において、 前記固定磁気手段及び前記可能磁気手段は、前記ユニッ
ト挿入槽内の上方位置に前記可動ユニットがある状態で
は相互に磁気的な水平方向の吸引作用を発揮し、前記ユ
ニット挿入槽内の下方位置に前記可動ユニットがある状
態では相互に磁気的な水平方向の反発作用を発揮する磁
極パターンをもって配置されたことを特徴とする試薬処
理装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の装置において、 前記可動磁気手段は、前記試薬供給プレートに埋設され
たことを特徴とする試薬処理装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の装置において前記可動磁
気手段は、前記試薬供給プレートの本体に対して着脱自
在な部材に設けられたことを特徴とする試薬処理装置。 - 【請求項7】 請求項2記載の装置において、 前記昇降機構は、サンプル付着面とは反対面を互いに接
合させたサンプルプレートペアを保持し、 前記可動ユニットは、前記サンプルプレートペアが挿入
される差込空間の両側に一対の試薬供給プレートを有す
ることを特徴とする試薬処理装置。 - 【請求項8】 請求項2記載の装置において、 前記サンプルプレートと前記試薬供給プレートの近接状
態から前記サンプルプレートを垂直に引き上げる際に、
前記試薬供給プレートが斜めに引き離されることを特徴
とする試薬処理装置。 - 【請求項9】 請求項4記載の装置において、 前記固定磁気手段及び前記可動磁気手段は、前記可動ユ
ニットの高さに応じて垂直方向の磁気的相互作用を変化
させる磁極パターンを有することを特徴とする試薬処理
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224998A JP3595445B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 試薬処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224998A JP3595445B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 試薬処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11295320A true JPH11295320A (ja) | 1999-10-29 |
| JP3595445B2 JP3595445B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=14322341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10224998A Expired - Fee Related JP3595445B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 試薬処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3595445B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002243601A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Aloka Co Ltd | 試薬付与パッド |
| JP2002243747A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-28 | Aloka Co Ltd | 試薬付与パッド用ラック |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02287156A (ja) * | 1989-04-27 | 1990-11-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 生化学分析装置 |
| JPH0783834A (ja) * | 1993-09-14 | 1995-03-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 生化学分析方法 |
| JPH08304412A (ja) * | 1995-05-09 | 1996-11-22 | Toa Medical Electronics Co Ltd | スライドガラス収納装置 |
| JPH09281017A (ja) * | 1996-02-15 | 1997-10-31 | Aloka Co Ltd | 生物組織の処理装置 |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP10224998A patent/JP3595445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3595445B2 (ja) | 2004-12-02 |
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