JPH11295564A - 光アイソレータモジュールと光アイソレータ部品 - Google Patents

光アイソレータモジュールと光アイソレータ部品

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JPH11295564A
JPH11295564A JP10116206A JP11620698A JPH11295564A JP H11295564 A JPH11295564 A JP H11295564A JP 10116206 A JP10116206 A JP 10116206A JP 11620698 A JP11620698 A JP 11620698A JP H11295564 A JPH11295564 A JP H11295564A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光(LD光)の光ファイバに対する結
合効率を低下させることなく反射LD光の半導体レーザ
素子(LD)への再結合が防止される光アイソレータモ
ジュールを提供すること。 【解決手段】 先端が傾斜する光ファイバ2を装着した
フェルール4と、フェルールの光入射側に配置された光
アイソレータ7と、光アイソレータの光入射側に配置さ
れた透明体8を備え、LDから出射されかつ集光レンズ
で集光されたLD光を透明体と光アイソレータを透過さ
せて光ファイバ先端へ入射させる光アイソレータモジュ
ールであって、光ファイバ先端の傾斜方向とは逆方向に
傾斜した光入射面を有する断面楔状の透明材により透明
体が構成され、かつ光アイソレータおよび透明体につい
て光アイソレータの各光入出射面と透明体の光アイソレ
ータ側光入出射面がフェルール内における光ファイバの
光軸に対し光ファイバ先端の傾斜方向と同一方向へ傾斜
するように斜め配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ素子
と集光レンズを備えた半導体レーザモジュールに組込ま
れて光通信や光情報システム等に使用される光電子装置
を構成する光アイソレータモジュールに係り、特に、光
ファイバで構成される伝送系にレーザ光を入射させた際
に、光ファイバに対するレーザ光の結合効率を低下させ
ることなく伝送系で発生した反射レーザ光が半導体レー
ザ素子に戻り難い(すなわち、反射レーザ光の半導体レ
ーザ素子への再結合が起こり難い)光アイソレータモジ
ュールの改良とこの光アイソレータモジュールに組込ま
れる光アイソレータ部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記半導体レーザモジュールに組込まれ
る光アイソレータモジュールの光アイソレータは、半導
体レーザ素子(レーザダイオード:LDと以下略称す
る)から出射されたレーザ光(LD光と以下略称する)
を光ファイバで構成される伝送系に入射させる際、伝送
系で発生した反射レーザ光(反射LD光と以下略称す
る)がLD側に戻らないようにする機能、すなわち、反
射戻り光によるLDの不安定発振を防止してLDの雑音
を抑制する機能を果たすものである。
【0003】このため、光学素子を上記光アイソレータ
モジュールに搭載する場合、各光学素子界面からの反射
LD光を極力防止するための処理は光アイソレータモジ
ュールを設計する上において重要な事項となる。
【0004】ところで、光学素子界面からの反射LD光
を防止する処理として、通常、反射防止膜を施す方法が
採られるが、この反射防止膜を設けるだけでは不十分な
場合が多い。そこで、光アイソレータモジュールに光学
素子を搭載させる場合、光学素子における光入出射面の
法線ベクトルがLD光の進行方向とは平行にならないよ
うに傾斜角をつけて配置する方法が採られている。すな
わち、LDから出射されたLD光が光学素子の界面で反
射したとき、反射LD光がLD側に戻らないように光学
素子を配置すればLDへの反射戻り光を抑制できるから
である。
【0005】この様な考え方に基づき構成された光アイ
ソレータモジュールが特開平6−194548号公報に
開示されている。すなわち、この光アイソレータモジュ
ールは、図5に示すように先端が傾斜する光ファイバa
を装着したフェルールbと、このフェルールbの光入射
側に配置された光アイソレータcと、この光アイソレー
タcの光入射側に配置された断面楔状の透明体dとでそ
の主要部が構成されており、かつ、光ファイバaと透明
体dの各傾斜面は互いに反対方向に傾斜しその傾斜角
(θ)は等しくなるように設定されている。
【0006】そして、図5に示すようにLDeから出射
されかつ集光レンズfで集光されたLD光は上記透明体
dの作用によりその光路を曲げられて光アイソレータc
端面に対し斜め入射するため光アイソレータc端面での
反射LD光が上記LDeに戻り難くなると共に、光ファ
イバa端面が傾斜面を構成しているにも拘らずこの光フ
ァイバa端面に対しては同じく上記透明体dの作用によ
り傾斜方向と逆方向に光路が1/2θ程度傾けられた状
態で斜め入射するためその光結合の低下が抑制される。
【0007】この様に図5に示された光アイソレータモ
ジュールにおいては、各光学素子の界面における反射L
D光を上記LDeから逸らすと同時に、光ファイバaに
おける傾斜面での光の屈折を上記透明体dの作用により
補償することができるため、図5に示すようにLDeの
光軸に対し上記光アイソレータcおよび光ファイバaを
一直線に配置できるといった利点を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示さ
れた光アイソレータモジュールにおいて、上記透明体d
のLDe側表面での反射LD光は、図6(B)の光線追
跡図に示すようにLDe側へ戻ることがないため特開平
6−194548号公報に記載されているような効果を
得ることは可能であった。
【0009】しかし、上記透明体d裏面での反射LD光
は、図6(A)の光線追跡図に示すようにLDe側表面
ほど方向が逸れないため反射LD光の一部がLDe側へ
戻ってしまう場合があった。
【0010】しかも、半導体レーザモジュールにおいて
は、LDeから出射されたLD光を集光レンズfにより
集光させて光ファイバaに結合させている関係上、集光
レンズfの集光点に近い透明体d裏面での反射LD光の
方が拡散効果が少なく上記集光レンズfに再結合され易
いため、透明体d裏面で反射されたかなりの量の反射L
D光がLDe側へ戻ってしまう問題点を有していた。
【0011】そして、この現象は、上記透明体d裏面に
対し平行な界面を有する光アイソレータcの各界面の反
射LD光についても同様で、集光レンズfの集光点に最
も近い光アイソレータcの界面(すなわち光ファイバ側
の光アイソレータ界面)からの反射LD光は更にLDe
側へ戻り易いといった問題点を有していた。
【0012】尚、この問題点を解決する方法として上記
透明体dにおける傾斜面の角度を特開平6−19454
8号公報に記載されている値(8度)よりも大きな、例
えば20度程度に設定する方法が考えられる。しかし、
上記傾斜面の角度を20度と大きく設定した場合、透明
体dでの収差に起因して光ファイバaに対するLD光の
結合効率が低下し、光ファイバに入射されるLD光が著
しく低下するといった別な不具合を生ずる問題を有して
いた。
【0013】また、特開平6−194548号公報にお
いては、図7に示すように上記LDeの光軸に対し光ア
イソレータcや透明体dを斜め配置させて反射LD光が
LDe側へ戻り難くなる(すなわち、反射LD光のLD
への再結合が起こり難い)構造の光アイソレータモジュ
ールも開示されている。
【0014】しかし、図7に示された光アイソレータモ
ジュールにおいては、断面楔状の透明体に代えて板状透
明体が適用されていることから、光ファイバa端面に対
しLD光の光路を1/2θ程度傾けた状態で斜め入射さ
せることができないため、光ファイバaに対するLD光
の結合効率が低下する問題点を有していた。
【0015】本発明はこの様な問題点に着目してなされ
たもので、その課題とするところは、LD光の光ファイ
バに対する結合効率を低下させることなく反射LD光の
LDへの再結合が防止される光アイソレータモジュール
を提供し、かつ、この光アイソレータモジュールに組込
まれる光アイソレータ部品を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、先端が傾斜する光ファイバを装着したフェル
ールと、このフェルールの光入射側に配置された光アイ
ソレータと、この光アイソレータの光入射側に配置され
た透明体とを備え、半導体レーザ素子から出射されかつ
集光レンズで集光されたレーザ光を上記透明体と光アイ
ソレータを透過させて上記光ファイバ先端へ入射させる
光アイソレータモジュールを前提とし、光ファイバ先端
の傾斜方向とは逆方向に傾斜した光入射面を有する断面
楔状の透明材により上記透明体が構成され、かつ、光ア
イソレータの各光入出射面と透明体の光アイソレータ側
光入出射面が上記フェルール内における光ファイバの光
軸に対し光ファイバ先端の傾斜方向と同一方向へ傾斜す
るように光アイソレータと透明体について斜め配置した
ことを特徴とするものである。
【0017】そして、請求項1記載の発明に係る光アイ
ソレータモジュールによれば、光ファイバ先端の傾斜方
向とは逆方向に傾斜した光入射面を有する断面楔状の透
明材により透明体が構成されているため、上記光ファイ
バに対するLD光の結合効率低下の防止を図ることが可
能となる。
【0018】また、光アイソレータの各光入出射面と透
明体の光アイソレータ側光入出射面がフェルール内にお
ける光ファイバの光軸に対し光ファイバ先端の傾斜方向
と同一方向へ傾斜するように光アイソレータと透明体に
ついて斜め配置しているため、上記透明体の傾斜角度を
上述した20度程度と大きく設定しなくとも、断面楔状
の上記透明体に入射するまでの光軸方向が光ファイバの
光軸方向と平行若しくは略平行に設定された半導体レー
ザ素子に対する反射LD光の再結合を防止することが可
能となる。
【0019】ところで、請求項1に係る光アイソレータ
モジュールにおいて透明体は光アイソレータの光入射側
に配置されるが、上記透明体と光アイソレータが一体化
されている場合には光アイソレータモジュールの組立て
作業の簡便化が図れる。請求項2に係る発明はこのよう
な技術的理由に基づき特定された発明に関する。
【0020】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る光アイソレータモジュールを前提と
し、光アイソレータの偏光子と透明体とが光学接着剤を
介し接着されていることを特徴とするものである。
【0021】尚、請求項2に係る発明において上記偏光
子と透明体を構成する各材料に対しその屈折率が近似し
た光学接着剤を適用した場合、上記透明体の光アイソレ
ータとの界面における光反射が低減されて半導体レーザ
素子に対する反射LD光の再結合をより確実に防止する
ことが可能となる。
【0022】次に、本発明に係る光アイソレータモジュ
ールを組立てる際、上記透明体が光アイソレータの光入
射側に配置されることから光アイソレータの一部を形成
する筒状磁石の端面に透明体が直接接着される場合があ
る。そして、透明体はガラス等の透明材で構成され、例
えばSm−Co等から成る磁石材料とその熱膨張係数が
相違するため、光アイソレータモジュールの製造段階や
光アイソレータモジュールの使用段階において上記熱膨
張係数の違いに起因して透明体が破壊されたり筒状磁石
端面から剥がれたりする場合がある。請求項3に係る発
明はこのような問題を回避する発明に関する。
【0023】すなわち、請求項3に係る発明は、請求項
1または2記載の発明に係る光アイソレータモジュール
を前提とし、上記フェルールの光入射側端面に、筒状ホ
ルダー若しくは光アイソレータにおける筒状磁石の筒部
と連続した窓部を有する窓枠体が上記筒状ホルダー若し
くは筒状磁石を介して取付けられると共に、この窓枠体
の光入射側に上記透明体が取付けられて窓枠体の窓部が
閉止されていることを特徴とすものである。
【0024】そして、請求項3記載の発明に係る光アイ
ソレータモジュールによれば、筒状磁石の端面に透明体
を直接接着させる構造に代えて上記筒状ホルダー若しく
は筒状磁石に取付けられた窓枠体を介し透明体を取付け
ているため、この透明体とその熱膨張係数が近似した材
料により上記窓枠体を構成することにより、光アイソレ
ータモジュールの製造段階や光アイソレータモジュール
の使用段階において熱膨張係数の違いに起因した透明体
の破壊や剥離現象を未然に防止することが可能となる。
【0025】尚、請求項4に係る発明は、透明体の構成
材料として波長1.55μmの光に対し1.5の屈折率
を有する光学ガラスを選定すると共に、この光学ガラス
と同一若しくは略同一の熱膨張係数を有する材料により
上記窓枠体を構成させて熱膨張係数の違いに起因した透
明体の破壊や剥離現象を確実に防止する光アイソレータ
モジュールを特定した発明に関する。
【0026】すなわち、請求項4に係る発明は、請求項
3記載の発明に係る光アイソレータモジュールを前提と
し、上記透明体が波長1.55μmの光に対し1.5の
屈折率を有する光学ガラスにより構成され、かつ、上記
窓枠体がこの光学ガラスと同一若しくは略同一の熱膨張
係数を有するステンレス材またはニッケル基合金により
構成されていることを特徴とするものである。
【0027】尚、上記光学ガラスとしてBK6、BK
7、C3(HOYA社製商品名)が例示され、その熱膨
張係数はBK6が92×10-7/K、BK7が89×1
-7/K、C3が103×10-7/Kである。これ等の
光学ガラスと同一若しくは略同一の熱膨張係数を有する
ステンレス材として、SUS410(熱膨張係数:99
×10-7/K)、SUS430(熱膨張係数:104×
10-7/K)、SUS436(熱膨張係数:93×10
-7/K)、SUS440A(熱膨張係数:102×10
-7/K)、および、SUS440C(熱膨張係数:10
2×10-7/K)等が例示され、また、上記光学ガラス
と同一若しくは略同一の熱膨張係数を有するニッケル基
合金としてハステロイ(商品名、熱膨張係数:113×
10-7/K)、インコネル(熱膨張係数:115×10
-7/K)等が例示される。
【0028】次に、請求項3および4記載の発明に係る
光アイソレータモジュールにおいて、上記窓枠体の光入
射側とは反対側の適宜部位(筒状ホルダーが適用された
光アイソレータモジュールにおいては上記筒状ホルダー
の筒部内でかつ窓枠体の光入射側とは反対側の適宜部
位)に光アイソレータの一部を形成する筒状磁石が配置
されるが、この筒状磁石が取付けられる窓枠体の構成材
料として磁性材料を適用した場合、筒状磁石に隣接した
窓枠体の部位が磁化されることから窓枠体の一部を磁石
として利用することができ、その分、小型の筒状磁石の
適用が可能となる。請求項5に係る発明はこの様な技術
的理由によりなされた発明に関する。
【0029】すなわち、請求項5に係る発明は、請求項
3記載の発明に係る光アイソレータモジュールを前提と
し、上記窓枠体が磁性材料により構成されていることを
特徴とするものである。
【0030】次に、本発明においては、断面楔状の透明
体についてこの透明体の光アイソレータ側光入出射面が
上記フェルール内における光ファイバの光軸に対し光フ
ァイバ先端の傾斜方向と同一方向へ傾斜するように斜め
配置していることから、上記透明体の傾斜角度について
は上述した20度程度と大きく設定しなくとも半導体レ
ーザ素子に対する反射LD光の再結合を防止でき、か
つ、上記傾斜角度が上述した20度程度と大きく設定さ
れる必要がないことから透明体での収差に起因した光フ
ァイバに対するLD光結合効率の低下をも防止すること
が可能となる。
【0031】この場合、斜め配置される上記透明体にお
ける光アイソレータ側光入出射面の光軸に対する傾斜角
や適用される集光レンズの開口数にもよるが、透明体に
おける光入射面の傾斜角(θ)について8度から18度
の範囲に設定することにより2つの上記効果(すなわち
半導体レーザ素子に対する反射LD光の再結合防止効果
と、光ファイバに対するLD光の結合効率低下の防止効
果)を有効に発揮させることが可能となる。請求項6に
係る発明はこの様な技術的理由によりなされている。
【0032】すなわち、請求項6に係る発明は、請求項
1〜5のいずれかに記載の発明に係る光アイソレータモ
ジュールを前提とし、上記透明体における光入射面の傾
斜角(θ)が、8度から18度の範囲に設定されている
ことを特徴とするものである。
【0033】次に、請求項7〜11に係る発明は、請求
項1〜6に係る光アイソレータモジュールに組込まれる
光アイソレータ部品の構成を特定した発明に関する。
【0034】すなわち、請求項7に係る発明は、請求項
1〜6のいずれかに記載の発明に係る光アイソレータモ
ジュールに組込まれる光アイソレータ部品を前提とし、
筒状磁石と、この磁石の筒部内に嵌入されかつ光学接着
剤を介し一体化された偏光板ガラス、ファラデー回転子
および偏光板ガラスから成る積層体と、上記磁石の光入
射側にその筒部開放面を閉止するように取付けられかつ
隣接する偏光板ガラスに光学接着剤を介し接着されると
共に光入射側に勾配を有する断面楔状の透明体とでその
主要部が構成されることを特徴とし、請求項8に係る発
明は、窓部を有する窓枠体と、この窓枠体の光入射側に
その窓部を閉止するように取付けられかつ光入射側に勾
配を有する断面楔状の透明体と、上記窓枠体の光入射側
とは反対側にその窓部を閉止しないように取付けられた
筒状磁石と、この磁石の筒部内に挿入されると共に光学
接着剤を介し一体化された偏光板ガラス、ファラデー回
転子および偏光板ガラスから成りかつ上記透明体とこれ
に隣接する偏光板ガラスが光学接着剤を介し接着されて
いる積層体とでその主要部が構成され、かつ、積層体の
光入射側における外縁の一部が上記窓枠体における窓部
の開口縁部に係合していることを特徴とするものであ
る。
【0035】また、請求項9と請求項10に係る発明
は、いずれも請求項8記載の発明に係る光アイソレータ
部品を前提とし、請求項9に係る発明は、上記透明体が
波長1.55μmの光に対し1.5の屈折率を有する光
学ガラスにより構成され、かつ、上記窓枠体がこの光学
ガラスと同一若しくは略同一の熱膨張係数を有するステ
ンレス材またはニッケル基合金により構成されているこ
とを特徴とし、また、請求項10に係る発明は、上記窓
枠体が磁性材料により構成されていることを特徴とする
ものである。
【0036】更に、請求項11に係る発明は、請求項
7、8、9または10記載の光アイソレータ部品を前提
とし、上記透明体における光入射面の傾斜角(θ)が、
8度から18度の範囲に設定されていることを特徴とす
るものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0038】この実施の形態に係る光アイソレータモジ
ュール1は、図1(A)〜(B)に示すように先端が1
3度傾斜し同じく13度の傾斜面を有する光ファイバ2
先端を保持するセラミック製のキャピラリー3と、この
キャピラリー3により先端を保持した光ファイバ2が装
着されかつ鍔部40を有するステンレス材(SUS30
4)製のフェルール4と、このフェルール4先端が嵌入
されかつ鍔部50を有するステンレス材(SUS30
4)製の筒状ホルダー5と、この筒状ホルダー5の光入
射側端面に取付けられかつ筒状ホルダー5の筒部と連続
した窓部60を有するステンレス材(SUS430若し
くはSUS440C)製の窓枠体6と、この窓枠体6の
筒状ホルダー5側壁面に取付けられその筒部内径が窓部
60の大きさと略同一に設定されると共に光アイソレー
タ7の一部を形成するSm−Coの筒状磁石70と、上
記窓枠体6の光入射側に窓枠体6の窓部60を閉止する
ように取付けられかつ上記光ファイバ2先端の傾斜方向
とは逆方向に13度傾斜した光入射面を有すると共にそ
の裏面(すなわち光アイソレータ側光入出射面)が上記
光ファイバ2の光軸に対し光ファイバ2先端の傾斜方向
と同一方向へ3度傾斜するように斜め配置された断面楔
状で光学ガラス(BK7)製の透明体8と、この透明体
8の裏面側に光学接着剤(エポキシ系接着剤)9を介し
て接着され上記光アイソレータ7の一部を形成する偏光
板ガラス(偏光子)71、RIGファラデー回転子7
2、同じく偏光板ガラス(偏光子)73と、上記窓枠体
6の光入射側壁面に取付けられかつステンレス材(SU
S304)製の円筒体で形成された透明体8のガードリ
ング10とでその主要部が構成され、かつ、上記偏光板
ガラス(偏光子)71、RIGファラデー回転子72、
偏光板ガラス(偏光子)73の各光入出射面も上記光フ
ァイバ2の光軸に対し光ファイバ2先端の傾斜方向と同
一方向へ3度傾斜して斜め配置されている。尚、RIG
は磁性ガーネット(希土類−鉄ガーネット)の略称であ
る。
【0039】そして、この光アイソレータモジュール1
は以下のような組立て手順に従って製造されている。
【0040】まず、予めメタライズしておいた透明体8
を、図2に示すように上記窓枠体6における窓部60の
周囲に設けられた矩形状の嵌合凹部(この凹部底面の深
さは図2の下側より上側が深くなっている)61に嵌め
込むと共に、この透明体8を上記窓枠体6にAu−Sn
半田により固定した後、窓枠体6の透明体8が取付けら
れた面側に透明体8のガードリングを電気溶接により溶
接する。尚、上記嵌合凹部61に透明体8が嵌合される
ことにより透明体8は斜め配置されるようになってい
る。
【0041】次に、上記窓枠体6に対しその透明体8が
取付けられた面とは反対側から、光学接着剤を介し一体
化された偏光板ガラス(偏光子)71、RIGファラデ
ー回転子72および偏光板ガラス(偏光子)73から成
る断面矩形状の積層体(PFRPと称する)をその先端
側の下方外縁が窓枠体6における窓部60の開口縁部6
2に係合するように配置し、かつ、透明なエポキシ系接
着剤を用いて上記透明体8に積層体の偏光板ガラス(偏
光子)71を接着固定させた後、上記筒状磁石70を窓
枠体6の壁面に接着剤で固定する。
【0042】次に、上記窓枠体6と筒状ホルダー5の接
合箇所を電気溶接法によりその全周に亘り溶接する。
尚、窓枠体6と筒状ホルダー5とをその全周に亘り溶接
しているのは、この実施の形態に係る光アイソレータモ
ジュール1を図示外の半導体レーザモジュールと接続す
る際に、ハーメチックシールを実現するためである。
【0043】最後に、光ファイバ2が装着されたフェル
ール4先端に位置するキャピラリー3を上記筒状ホルダ
ー5に嵌入し、調心(位置合わせ)の後、接合部位をY
AGレーザ溶接して実施の形態に係る光アイソレータモ
ジュール1が得られる。
【0044】尚、光ファイバ2の上記調心において、集
光レンズによるLD光の集光点と上記光ファイバ2先端
とを一致させる(すなわち光ファイバ2の光軸方向の位
置合わせ)ための調整は、上記フェルール4の鍔部40
から光ファイバ2の先端までの距離を予め調整しておく
ことにより調整不要となる。また、図1においてその紙
面の上下方向(すなわち上記光軸方向と直交する方向)
および紙面に垂直な方向の位置合わせも、筒状ホルダー
5とフェルール4の嵌合部分において筒状ホルダー5の
内径とフェルール4の外径を合わせておけば調整不要と
なる。
【0045】しかし、光ファイバ2の光軸を中心とする
回転調心に関しては、本発明において上記光ファイバ2
先端を傾斜させていることから必須の調整事項となる。
【0046】そして、上記光ファイバ2として一般的な
単一モードファイバが適用されている場合には、集光レ
ンズによりLD光を光ファイバ2先端に結合させ、か
つ、光ファイバ2を回転させながら光ファイバ2に結合
する光量が最大となる位置に調心すればよい。
【0047】また、上記光ファイバ2として偏波保持フ
ァイバが適用されている場合には、まず、光ファイバ2
における偏光軸の向きが光アイソレータ7における光フ
ァイバ側偏光板ガラス(偏光子)73の偏光方向と一致
するような状態で、上記透明体8における光入射面の傾
斜方向とは反対方向に傾斜するように光ファイバ2先端
の傾斜面を研磨しておく。そして、集光レンズによりL
D光を光ファイバ2先端に結合させ、かつ、光ファイバ
2を回転させながら光ファイバ2に結合したLD光の光
ファイバ終端(他端)における偏光消光比が最大となる
位置に調心すればよい。
【0048】このようにして製造された実施の形態に係
る光アイソレータモジュール1は、半導体レーザ素子
(LD)と集光レンズを備えた上記半導体レーザモジュ
ールに組込まれて上述した光電子装置を構成する。
【0049】そして、実施の形態に係る光アイソレータ
モジュール1によれば、上記光アイソレータ7の各光入
出射面と透明体8の光アイソレータ側光入出射面がフェ
ルール4内における光ファイバ2の光軸に対し光ファイ
バ2先端の傾斜方向と同一方向へ3度傾斜するように光
アイソレータ7と透明体8について斜め配置しているた
め、図3(A)の光線追跡図に示すように透明体8の裏
面側で反射した反射LD光が集光レンズ11や半導体レ
ーザ素子(LD)12側へ戻ることがなく、かつ、透明
体8裏面に対し平行な界面を有する上記光アイソレータ
7の各構成面(すなわち偏光子71、RIGファラデー
回転子72、偏光子73の各光入出射面)で反射した反
射LD光も集光レンズ11やLD12側へ戻ることがな
いと共に、図3(B)の光線追跡図に示すように透明体
8の表面側(すなわち透明体8のLD12側表面)で反
射した反射LD光も、従来同様、LD12側へ戻ること
がない。従って、LD12に対する反射LD光の再結合
を確実に防止できる利点を有している。
【0050】また、この光アイソレータモジュール1に
おいては、光ファイバ2先端の傾斜方向とは逆方向に1
3度傾斜した光入射面を有する断面楔状の透明体8が適
用されているため、光ファイバ2端面が傾斜面を構成し
ているにも拘らず光ファイバ2に対するLD光の結合効
率が低下することもない利点を有している。
【0051】更に、光学ガラス(BK7)製の上記透明
体8をステンレス材(SUS430若しくはSUS44
0C)製の窓枠体6にAu−Sn半田により固定してい
る。従って、Sm−Co筒状磁石70に透明体8を直接
固定させた場合に較べて両者間の熱膨張係数の差が小さ
いため、光アイソレータモジュールの製造段階や光アイ
ソレータモジュールの使用段階において、熱膨張係数の
違いに起因して透明体8が破壊されたり筒状磁石70端
面から透明体8が剥がれたりすることがない利点も有し
ている。
【0052】また、光アイソレータ7の一部を形成する
屈折率1.5の偏光板ガラス(偏光子)71と屈折率
1.5の光学ガラス(BK7)製透明体8との間に屈折
率1.5のエポキシ系接着剤を介在させて光アイソレー
タ7と透明体8との一体化を図っているため、上記偏光
板ガラス(偏光子)71と透明体8との界面における光
反射が低減されてLD12に対する反射LD光の再結合
をより確実に防止できると共に、光アイソレータモジュ
ールの組立て作業の簡便化も図れる利点を有している。
【0053】尚、この実施の形態において光アイソレー
タモジュールに組込まれる光アイソレータ部品は、窓部
60を有する上記窓枠体6と、この窓枠体6の光入射側
とは反対側壁面に取付けられた上記筒状磁石70と、上
記窓枠体6の光入射側にその窓部60を閉止するように
取付けられた断面楔状の上記透明体8と、この透明体8
の裏面側に光学接着剤9を介して接着された偏光板ガラ
ス(偏光子)71、RIGファラデー回転子72、同じ
く偏光板ガラス(偏光子)73から成る積層体と、上記
窓枠体6の光入射側壁面に取付けられた透明体8のガー
ドリング10とでその主要部が構成されている。
【0054】次に、図4は他の実施の形態に係る光アイ
ソレータモジュールの概略構成を示した説明図である。
【0055】すなわち、この実施の形態に係る光アイソ
レータモジュール1は、先端が上記キャピラリー3で保
持されかつこのキャピラリー3と同様の傾斜面(傾斜角
13度)を有する光ファイバ2を装着すると共に鍔部4
0を有するフェルール4と、このフェルール4の光入射
側に取付けられその筒部内に偏光板ガラス(偏光子)7
1、RIGファラデー回転子72、偏光板ガラス(偏光
子)73がそれぞれ配置されたSm−Coの筒状磁石7
0と、この筒状磁石70の光入射側に取付けられ上記筒
部を閉止すると共に光ファイバ2先端の傾斜方向とは逆
方向に同一角度傾斜した光入射面を有する断面楔状でガ
ラス製の透明体8とでその主要部が構成され、かつ、光
アイソレータ7と透明体8については、光アイソレータ
7の各構成面(すなわち偏光子71、RIGファラデー
回転子72、偏光子73の各構成面)と透明体8の光ア
イソレータ側光入出射面がフェルール4内における光フ
ァイバ2の光軸に対し光ファイバ2先端の傾斜方向と同
一方向へ3度傾斜するように斜め配置されている。
【0056】そして、この実施の形態に係る光アイソレ
ータモジュール1においては、上記光アイソレータ7や
透明体8について光アイソレータ7の各構成面と透明体
8の光アイソレータ側光入出射面がフェルール4内にお
ける光ファイバ2の光軸に対し光ファイバ2先端の傾斜
方向と同一方向へ3度傾斜するように斜め配置されてい
るためLDに対する反射LD光の再結合を確実に防止で
きる利点を有していると共に、光ファイバ2先端の傾斜
方向とは逆方向に13度傾斜した光入射面を有する断面
楔状の透明体8が適用されているため光ファイバ2端面
が傾斜面を構成しているにも拘らず光ファイバ2に対す
るLD光の結合効率が低下することもない利点を有して
いる。
【0057】尚、この実施の形態において光アイソレー
タモジュールに組込まれる光アイソレータ部品は、Sm
−Coの筒状磁石70と、この筒部内に配置された偏光
板ガラス(偏光子)71、RIGファラデー回転子7
2、偏光板ガラス(偏光子)73から成る積層体と、筒
状磁石70の光入射側に取付けられた断面楔状でガラス
製の上記透明体8とでその主要部が構成されている。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る光アイソレー
タモジュールによれば、光ファイバ先端の傾斜方向とは
逆方向に傾斜した光入射面を有する断面楔状の透明材に
より透明体が構成されているため、上記光ファイバに対
するLD光の結合効率低下の防止を図ることが可能とな
り、かつ、光アイソレータの各光入出射面と透明体の光
アイソレータ側光入出射面がフェルール内における光フ
ァイバの光軸に対し光ファイバ先端の傾斜方向と同一方
向へ傾斜するように光アイソレータと透明体について斜
め配置しているため、上記透明体の傾斜角度を例えば2
0度程度と大きく設定しなくとも断面楔状の上記透明体
に入射するまでの光軸方向が光ファイバの光軸方向と平
行若しくは略平行に設定された半導体レーザ素子に対す
る反射LD光の再結合をも防止できる効果を有してい
る。
【0059】また、請求項2記載の発明に係る光アイソ
レータモジュールによれば、光アイソレータの偏光子と
透明体とが光学接着剤を介し接着されて一体化されてい
るため、光アイソレータモジュールの組立て作業の簡便
化が図れる効果を有している。
【0060】また、請求項3記載の発明に係る光アイソ
レータモジュールによれば、筒状磁石の端面に透明体を
直接接着させる構造に代えて筒状ホルダー若しくは筒状
磁石に取付けられた窓枠体を介し透明体を取付けている
ため、この透明体とその熱膨張係数が近似した材料にて
上記窓枠体を構成することにより、光アイソレータモジ
ュールの製造段階や光アイソレータモジュールの使用段
階において熱膨張係数の違いに起因した透明体の破壊や
剥離現象を未然に防止できる効果を有している。
【0061】同様に、請求項4記載の発明に係る光アイ
ソレータモジュールによれば、上記透明体が波長1.5
5μmの光に対し1.5の屈折率を有する光学ガラスに
より構成され、かつ、上記窓枠体がこの光学ガラスと同
一若しくは略同一の熱膨張係数を有するステンレス材ま
たはニッケル基合金により構成されているため、光アイ
ソレータモジュールの製造段階や光アイソレータモジュ
ールの使用段階において熱膨張係数の違いに起因した透
明体の破壊や剥離現象を未然に防止できる効果を有して
いる。
【0062】次に、請求項5記載の発明に係る光アイソ
レータモジュールによれば、上記窓枠体が磁性材料によ
り構成され、筒状磁石に隣接した窓枠体の部位が磁化さ
れることから窓枠体の一部を磁石として利用することが
できるため、その分、小型の筒状磁石の適用が可能とな
る効果を有している。
【0063】また、請求項6記載の発明に係る光アイソ
レータモジュールによれば、上記透明体における光入射
面の傾斜角(θ)が8度から18度の範囲に設定されて
いることから、半導体レーザ素子に対する反射LD光の
再結合を有効に防止することができ、かつ、光ファイバ
に対するLD光の結合効率の低下をも有効に防止するこ
とができる効果を有している。
【0064】次に、請求項7〜11記載の発明に係る光
アイソレータ部品によれば、光アイソレータモジュール
に組込まれることにより請求項1〜6のいずれかに記載
の発明に係る光アイソレータモジュールを確実に構成で
きる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の実施の形態に係る光アイ
ソレータモジュールの概略構成説明図、図1(B)は上
記光アイソレータモジュールの光入射側から見た正面
図。
【図2】上記実施の形態に係る光アイソレータモジュー
ルに組込まれる光アイソレータ部品の組立て分解斜視
図。
【図3】図3(A)と(B)は上記実施の形態に係る光
アイソレータモジュールにおける断面楔状透明体の作用
を示す光線追跡図。
【図4】他の実施の形態に係る光アイソレータモジュー
ルの概略構成説明図。
【図5】従来例に係る光アイソレータモジュールの概略
構成と作用を示す説明図。
【図6】図6(A)と(B)は従来例に係る光アイソレ
ータモジュールにおける断面楔状透明体の作用を示す光
線追跡図。
【図7】従来の変形例に係る光アイソレータモジュール
の概略構成説明図。
【符号の説明】
1 光アイソレータモジュール 2 光ファイバ 4 フェルール 7 光アイソレータ 8 透明体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端が傾斜する光ファイバを装着したフェ
    ルールと、このフェルールの光入射側に配置された光ア
    イソレータと、この光アイソレータの光入射側に配置さ
    れた透明体とを備え、半導体レーザ素子から出射されか
    つ集光レンズで集光されたレーザ光を上記透明体と光ア
    イソレータを透過させて上記光ファイバ先端へ入射させ
    る光アイソレータモジュールにおいて、 光ファイバ先端の傾斜方向とは逆方向に傾斜した光入射
    面を有する断面楔状の透明材により上記透明体が構成さ
    れ、かつ、光アイソレータの各光入出射面と透明体の光
    アイソレータ側光入出射面が上記フェルール内における
    光ファイバの光軸に対し光ファイバ先端の傾斜方向と同
    一方向へ傾斜するように光アイソレータと透明体につい
    て斜め配置したことを特徴とする光アイソレータモジュ
    ール。
  2. 【請求項2】光アイソレータの偏光子と上記透明体とが
    光学接着剤を介し接着されていることを特徴とする請求
    項1記載の光アイソレータモジュール。
  3. 【請求項3】上記フェルールの光入射側端面に、筒状ホ
    ルダー若しくは光アイソレータにおける筒状磁石の筒部
    と連続した窓部を有する窓枠体が上記筒状ホルダー若し
    くは筒状磁石を介して取付けられると共に、この窓枠体
    の光入射側に上記透明体が取付けられて窓枠体の窓部が
    閉止されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の光アイソレータモジュール。
  4. 【請求項4】上記透明体が波長1.55μmの光に対し
    1.5の屈折率を有する光学ガラスにより構成され、か
    つ、上記窓枠体がこの光学ガラスと同一若しくは略同一
    の熱膨張係数を有するステンレス材またはニッケル基合
    金により構成されていることを特徴とする請求項3記載
    の光アイソレータモジュール。
  5. 【請求項5】上記窓枠体が磁性材料により構成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の光アイソレータモジ
    ュール。
  6. 【請求項6】上記透明体における光入射面の傾斜角
    (θ)が、8度から18度の範囲に設定されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の光ア
    イソレータモジュール。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の光アイソ
    レータモジュールに組込まれる光アイソレータ部品にお
    いて、 筒状磁石と、この磁石の筒部内に嵌入されかつ光学接着
    剤を介し一体化された偏光板ガラス、ファラデー回転子
    および偏光板ガラスから成る積層体と、上記磁石の光入
    射側にその筒部開放面を閉止するように取付けられかつ
    隣接する偏光板ガラスに光学接着剤を介し接着されると
    共に光入射側に勾配を有する断面楔状の透明体とでその
    主要部が構成されることを特徴とする光アイソレータ部
    品。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の光アイソ
    レータモジュールに組込まれる光アイソレータ部品にお
    いて、 窓部を有する窓枠体と、この窓枠体の光入射側にその窓
    部を閉止するように取付けられかつ光入射側に勾配を有
    する断面楔状の透明体と、上記窓枠体の光入射側とは反
    対側にその窓部を閉止しないように取付けられた筒状磁
    石と、この磁石の筒部内に挿入されると共に光学接着剤
    を介し一体化された偏光板ガラス、ファラデー回転子お
    よび偏光板ガラスから成りかつ上記透明体とこれに隣接
    する偏光板ガラスが光学接着剤を介し接着されている積
    層体とでその主要部が構成され、かつ、積層体の光入射
    側における外縁の一部が上記窓枠体における窓部の開口
    縁部に係合していることを特徴とする光アイソレータ部
    品。
  9. 【請求項9】上記透明体が波長1.55μmの光に対し
    1.5の屈折率を有する光学ガラスにより構成され、か
    つ、上記窓枠体がこの光学ガラスと同一若しくは略同一
    の熱膨張係数を有するステンレス材またはニッケル基合
    金により構成されていることを特徴とする請求項8記載
    の光アイソレータ部品。
  10. 【請求項10】上記窓枠体が磁性材料により構成されて
    いることを特徴とする請求項8記載の光アイソレータ部
    品。
  11. 【請求項11】上記透明体における光入射面の傾斜角
    (θ)が、8度から18度の範囲に設定されていること
    を特徴とする請求項7、8、9または10記載の光アイ
    ソレータ部品。
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