JPH11295987A - 現像装置のトナーシール方法及びトナーシール機構 - Google Patents

現像装置のトナーシール方法及びトナーシール機構

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JPH11295987A
JPH11295987A JP10095586A JP9558698A JPH11295987A JP H11295987 A JPH11295987 A JP H11295987A JP 10095586 A JP10095586 A JP 10095586A JP 9558698 A JP9558698 A JP 9558698A JP H11295987 A JPH11295987 A JP H11295987A
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JP
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toner
developing
fiber
outer peripheral
peripheral surface
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JP10095586A
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English (en)
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Takeshi Yo
健 余
Yutaka Toyoda
裕 豊田
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置において、現像ロールのトナーのシ
ール機能を長期にわたっ維持する。 【解決手段】 シール機構32の繊維36を、根元から
先端側に向かう延出方向が現像ローラ26の回転方向
(矢印B方向)とは逆向きとなるよう設ける。シール機
構32内に入り込もうとするトナーは、現像ローラ26
の回転(矢印B方向)に伴って、繊維36の先端から根
元に沿って案内され、繊維36の根元部分と基布34と
の間の領域に保持され、繊維36は根元付近に保持され
たトナーにより押し上げられて現像ローラ26との接触
部位が増加し、漏出しようとするトナーに対して、先に
シール機構32内部へ案内されたトナーと繊維36が一
体化した壁のように作用してトナーシール性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に用いられる現像装置のトナーシール方法及
びトナーシール機構に係り、現像装置に備えられた現像
手段の軸方向端部領域におけるトナーのシール機能を長
期にわたって良好に維持できる現像装置のトナーシール
方法及びトナーシール機構に関する。
【0002】
【従来の技術】トナーを用いて画像を形成する複写機、
プリンタ、あるいはファクシミリなどの各種画像形成装
置は、感光体の表面に形成された静電潜像にトナーを供
給して可視化する現像装置を備えている。
【0003】この現像装置は、トナーを保持しつつ現像
領域に搬送させる現像ローラを備えており、この現像ロ
ーラの軸方向両端部分に対向するように現像ローラの軸
方向端部からのトナー漏れを防止するシール機構が配置
されている。
【0004】このシール機構の一つとして植毛シール機
構がある。この植毛シール機構の基布には、多数の植毛
が織り込まれており、現像ローラの軸方向端側表面部分
に対して植毛の毛先部分が接触するように配置されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような植毛シ
ール機構において、例えば実開昭62−137453号
公報によれば、植毛は、その毛先が現像ローラの半径方
向に向かって、すなわちローラ外周表面の法線に沿っ
て、延出するように植え込まれている。
【0006】このような植毛シール機構は、トナーの外
部への進行を止めるものとして利用されるが、現像装置
の利用時間に比例して徐々に植毛シールの植毛が現像ロ
ーラ回転方向に沿って倒れ込み、現像ローラに接触して
いる植毛部位が現像ローラ表面から離れやすくなり、現
像ローラに対する植毛シールの接触状態が不安定にな
り、長時間使用すると軸方向端部から外部にトナーが飛
散してしまうおそれがある。
【0007】また、実公平7−50760号公報によれ
ば、植毛は、その根元から毛先側に向かう延出方向が、
現像ローラの半径方向に対して軸方向側に所定の角度を
なす方向であって現像ローラの軸方向中央側に倒れ込む
方向に設定されている。
【0008】このため、トナーの外部への進行を止める
だけでなく、積極的に現像装置内にトナーを戻す作用が
あるとしている。
【0009】しかしながら、この植毛の倒れ込んでいる
方向が、現像ローラの回転方向側であるため、利用時間
の増加に伴って毛先の向きが次第に現像ローラの回転方
向と平行になるように慣らされる傾向にある。
【0010】この場合も、前記従来技術(実開昭62−
137453号)の不具合発生と同様に、現像ローラに
対する植毛シールの接触状態が不安定となり、利用時間
に比例して積極的に現像装置内にトナーを戻す作用が弱
まり、軸方向端部から外部にトナーが漏出してしまうお
それがある。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、トナーのシール機能を長期にわたっ
て良好に維持できる現像装置のトナーシール方法及びト
ナーシール機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の現像装
置のトナーシール方法は、上記問題点に基づきなされた
もので、トナーを外周表面に担持し、回転することによ
り前記トナーを感光体に向けて搬送し、このトナーで前
記感光体表面に形成された静電潜像を現像する現像手段
と、前記現像手段を設けた現像容器と、前記現像容器に
設けられ前記現像手段の軸方向端側外周表面部分に先端
または先端近傍部分が接触する多数の繊維が立設された
シール部材と、を備えた現像装置のトナーシール方法で
あって、前記トナーを前記シール部材の前記繊維によっ
て受け入れ、前記受け入れた前記トナーを前記繊維の根
元近傍で保持し、前記繊維の根元近傍で保持した前記ト
ナーの増大に伴って、前記繊維を起き上がらせ、前記現
像手段の軸方向端側外周表面部分と接触する前記繊維の
接触部位を増加させることを特徴としている。
【0013】請求項1に記載の現像装置のトナーシール
方法によれば、現像手段の端部近傍のトナーは、現像容
器に設けられたシール部材側へ移動すると多数の繊維に
よって受け入れられ、これら多数の繊維の根元近傍に保
持される。
【0014】現像処理の進行に伴って繊維の根元近傍に
保持されるトナーの量が増大すると、保持したトナーの
増大に伴って繊維が起き上がり、現像手段の外周表面部
分と接触する繊維の接触部位が増加する。これにより、
現像容器と現像手段との間の隙間のシール性が向上す
る。さらに、起き上がった繊維及び繊維の根元近傍に保
持されたトナーが、現像容器と現像手段との間の隙間を
軸方向外側へ向かって移動しようとするトナーに対して
壁となるので、現像手段の端部からのトナーの漏れが効
果的に防止される。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の現像装置のトナーシール方法において、前記繊維は、
前記現像手段外周表面上に坦侍され搬送される前記トナ
ーの移動方向に対して逆目方向に倒れ込むように設けら
れ、前記繊維の根元近傍で保持される前記トナーの増大
に伴って前記倒れ込んでいた前記繊維を起き上がらせ、
前記現像手段の外周表面に接触する部位の接触圧力を増
大さて前記現像手段の外周表面に対する前記繊維の接触
状態を安定化させることを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の現像装置のトナーシール
方法によれば、繊維は、現像手段の外周表面上に坦侍さ
れ搬送されるトナーの移動方向に対して逆目方向に倒れ
込むように設けられているので、繊維の根元近傍で保持
されるトナーの増大に伴って倒れ込んでいた繊維を確実
に起き上がらせることができる。
【0017】繊維が起き上がると、現像手段の外周表面
に接触する部位の接触圧力が増大して現像手段の外周表
面に接触する繊維の接触状態が安定するのでシール性が
向上する。
【0018】なお、繊維の根元から先端に向かう延出方
向が、現像手段の外周表面にたてた法線に対してトナー
が搬送される方向側に倒れ込んでいると、現像手段の回
転でトナーが搬送されることに対して、繊維はより一層
倒れ込む方向、即ち、繊維の現像手段に対する接触圧力
が低下する方向となり、シール性が悪化することにな
る。
【0019】請求項3に記載の発明は、トナーを外周表
面に担持し、回転することにより前記トナーを感光体に
向けて搬送し、このトナーで前記感光体表面に形成され
た静電潜像を現像する現像手段と、前記現像手段を設け
た現像容器と、前記現像容器に設けられ前記現像手段の
軸方向端側外周表面部分に先端または先端近傍部分が接
触する多数の繊維を有するシール部材と、を備えた現像
装置のトナーシール機構において、前記繊維は、その根
元から先端に向かう延出方向が、現像手段の外周表面に
たてた法線に対して前記トナーが搬送される方向とは逆
方向側に倒れ込んでいることを特徴としている。
【0020】請求項3に記載の現像装置のトナーシール
機構によれば、現像手段の端部近傍のトナーは、現像容
器に設けられたシール部材側へ移動すると多数の繊維に
よって受け入れられ、これら多数の繊維の根元近傍に保
持される。
【0021】現像処理の進行に伴って繊維の根元近傍に
保持されるトナーの量が増大すると、保持したトナーの
増大に伴って繊維が起き上がり、現像手段外周表面部分
と接触する繊維の接触部位が増加する。これにより、現
像容器と現像手段との間の隙間のシール性が向上する。
さらに、起き上がった繊維及び繊維の根元近傍に保持さ
れたトナーが、現像容器と現像手段との間の隙間を軸方
向外側へ向かって移動しようとするトナーに対して壁と
なるので、現像手段の端部からのトナーの漏れが効果的
に防止される。
【0022】なお、繊維の根元から先端に向かう延出方
向が、現像手段の外周表面にたてた法線に対してトナー
が搬送される方向側に倒れ込んでいると、現像手段の回
転でトナーが搬送されることに対して、繊維はより一層
倒れ込む方向、即ち、繊維の現像手段に対する接触圧力
が低下する方向となり、シール性が悪化することにな
る。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の現像装置のトナーシール機構において、前記繊維は、
前記現像手段の軸方向に対して直角な平面内で、前記現
像手段の外周表面の法線方向に対して、前記現像手段外
周表面上に担持され搬送される前記トナーの搬送方向と
は逆方向に倒れ込んでいることを特徴としている。
【0024】請求項4に記載の現像装置のトナーシール
機構によれば、繊維が、現像手段の軸方向に対して直角
な平面内で、現像手段の外周表面の法線方向に対して、
現像手段外周表面上に担持され搬送されるトナーの搬送
方向とは逆方向に倒れ込んでいるので、繊維の根元近傍
で保持されるトナーの増大に伴って倒れ込んでいた繊維
がトナーの搬送方向側に起き上がり、現像手段の外周表
面に接触する部位の接触圧力が増大して現像手段の外周
表面に接触する繊維の接触状態が安定するのでシール性
が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る現像装置の実施の形態について詳細に説明する。
【0026】図1に示すように、画像形成装置10の内
部には、形成すべき画像に応じてレーザビームLBを出
射する図示しないレーザダイオード及びポリゴンミラー
を含む光学系装置3と、感光ドラム1とが設けられてい
る。
【0027】感光ドラム1は矢印A方向に等速度回転
し、その外周部には、感光体ドラム1の表面を所定の帯
電電圧で帯電させる帯電装置2と、静電潜像に応じたト
ナー像を形成する現像装置4と、トナー像を用紙Pに転
写する転写装置5と、用紙Pと感光体ドラム1との剥離
を容易にすべく用紙Pに剥離電圧を放電する剥離装置6
とが順に配置されている。
【0028】また、用紙Pは、感光体ドラム1と転写装
置5とのニップ部N1、定着装置14を順に通過するよ
うになっている。
【0029】このような画像形成装置10では、レーザ
ダイオードから出射されたレーザビムは、回転するポリ
ゴンミラーの側面で偏向され感光体ドラム1に照射され
る。このときポリゴンミラーの回転により、偏向された
レーザビームは感光体ドラム1の外周面を走査する。
【0030】一方、この感光体ドラム1の外周面は帯電
装置2により帯電されているため、該外周面に、形成す
べき画像に対応した静電潜像が形成される。
【0031】上記静電潜像は、感光体ドラム1の回転に
より現像装置4に到達し、現像装置4内のトナーTによ
ってトナー像が形成される。
【0032】さらに、このトナー像は、感光体ドラム1
と転写装置5とのニップ部N1に到達し、同じくニップ
部N1に搬送されてきた用紙Pに転写される。
【0033】トナー像が転写された用紙Pは、剥離装置
6による剥離放電によって感光体ドラム1から剥離さ
れ、定着装置14へ搬送される。
【0034】定着装置14では、トナー像がヒートロー
ラ8及びプレッシャーローラ7により用紙Pに定着され
る。
【0035】トナー像の定着処理が完了した用紙Pは、
ヒートローラ8及びプレッシャーローラ7から剥離さ
れ、図示しない搬送ローラ等によって画像形成装置10
の外部へ排出される。
【0036】感光体ドラム1にトナーを供給して感光体
表面に形成された静電潜像を現像する現像装置4は、現
像ハウジング24内にトナーTを担持して感光体ドラム
1に搬送する現像手段としての現像ローラ26を備えて
いる。
【0037】この現像ローラ26は、現像領域において
感光体ドラム1の表面に対して所定の距離を置いて配置
されている。
【0038】これら感光体ドラム1及び現像ローラ26
は、図中の矢印で示される方向すなわち現像領域におい
て同一方向にそれぞれが回転駆動されている。
【0039】現像ハウジング24には、トナー収容部と
しての現像タンク27が設けられており、この現像タン
ク27内にトナーTが蓄えられている。
【0040】また、現像ハウジング24の外面には、現
像ローラ26の表面に搬送供給されて付着したトナーT
を薄層化するためのトナー層規制ブレード28が固定さ
れている。
【0041】この現像タンク27内には、蓄えられたト
ナーTを攪拌しながら現像ローラ26側に搬送するアジ
テータ30が配置されており、アジテータ30は矢印C
で示される方向に図示しないモータによって回転駆動さ
れる。
【0042】図2に示すように、現像ハウジング24に
は、現像ローラ26の回転軸方向両端部分と対向する部
分に、現像ローラ26の回転軸方向両端部からのトナー
漏れを防止するためのシール機構32が設けられてい
る。
【0043】図3に示すように、このシール機構32
は、現像ハウジング24と現像ローラ26との間の間隙
をシールするように現像ハウジング24に取り付けられ
ている。
【0044】このシール機構32は、ベースとなる基布
34を有し、この基布34には、その根元から先端が略
一定の方向を向くように多数の繊維36が織り込まれて
いる。
【0045】図4(A)に示すように、基布34には多
数本の繊維36が千鳥状に織り込まれており、図4
(B)にも示すように繊維36はその延出方向が基布3
4の法線HLに対して一方向(矢印方向)に向いてい
る。
【0046】なお、繊維36は抜け止めのために、基布
34の裏側(図面の下側)に塗布された接着剤37にて
基布34に固定されている。
【0047】図3に示すように、繊維36が織り込まれ
た基布34は、両面接着テープ等により弾性体シート3
8に貼り付けられている。
【0048】図2及び図3に示すように、このシール機
構32は、弾性体シート38が現像ハウジング24にお
ける現像ローラ26の両端部分の所定領域が対向する円
弧曲面37に両面接着テープ等により固定され、基布3
4に織り込まれた多数の繊維36の先端または先端近傍
部分が現像ローラ26の両端側外周表面部分に接触して
いる。
【0049】なお、現像ハウジング24の円弧曲面37
の曲率中心と、現像ローラ26の回転中心とは一致して
いる。
【0050】本実施例では現像ハウジング24と現像ロ
ーラ26との間隙寸法S1は、2〜3mm程度に設定さ
れている。
【0051】繊維36の材料としては、摺動性が良く耐
久性に優れたものが要求され、例えば、テフロン、ナイ
ロン、レーヨンなどの合成繊維が適しているが、他の種
類の繊維であっても良い。
【0052】繊維36の根元から先端までの長さは、少
なくとも基布34と現像ローラ26との間隙寸法S2よ
り長く設定されており、基布34と現像ローラ26との
間の間隙寸法S2よりも通常0.5乃至2mm程度長く
設定され、かつ均等な長さに整えられている。
【0053】なお、本実施形態の繊維36は、自由状態
(現像ローラ26と当接していない状態)において、根
元から先端まで直線状に延びている。
【0054】また、繊維36は、太さが300デニール
/6F〜500デニール/6F程度が好ましく、織り込
む密度は1inch2 当たり50000本〜100000本
程度が好ましい。
【0055】一方、弾性体シート38としては、弾性
(及び柔軟性)があり、圧縮残留歪みが小さい材料が好
ましい。
【0056】弾性体シート38としては、例えば、イノ
アックコーポレーション(株)製ポロンまたはノートン
(株)製ディバなどの材料を使用することができ、これ
らを用いて良好なシール性能を得るためには、その厚さ
を1.1乃至1.7mmとすることが好ましい。
【0057】また、シール機構32は、現像ローラ26
の回転軸方向端部から中央部に向けて5乃至8mm接触
するように、その幅(現像ローラ26の回転軸方向に沿
った寸法)が設定されている。
【0058】図3に示すように、この繊維36は、その
根元から先端に向かう延出方向が、現像ローラ26の外
周表面にたてた法線HLに対して現像ローラ26の回転
方向とは反対方向、すなわち図中の矢印B方向とは逆向
きに所定の倒れ込み角度θ1をなすように傾斜してい
る。
【0059】換言すれば、この繊維36は、現像ローラ
26の回転に伴って現像ローラ26の外周表面に担持さ
れて搬送されるトナーTの搬送方向に逆らう向きに倒れ
込むように基布34に織り込まれている。
【0060】この倒れ込み角度θ1は、法線HLに対し
て5°乃至85°の範囲、好ましくは、20°乃至70
°の範囲内となるように設定されている。
【0061】したがって、現像装置4に設けられたシー
ル機構32の繊維36は、現像ローラ26の外周表面に
対して、現像ローラ26の回転方向に逆らうような向き
で接触した状態となる。
【0062】なお、現像ローラ26の回転軸方向端部に
は、現像ローラ駆動ギア40が取り付けられており、こ
の現像ローラ駆動ギア40を介して伝達される図示しな
いモータからの駆動力によって現像ローラ26が回転さ
れる。次に、本実施形態の作用を説明する。
【0063】図5の(A)に示すように、シール機構3
2は、現像ローラ26の外周表面に繊維36の先端また
は先端近傍の一部が接触するように現像ハウジング24
に設けられており、繊維36は、根元から先端に向かう
延出方向が現像ローラ26の回転方向とは逆向きとなる
よう設けられている、即ち、繊維36が現像ローラ26
の回転方向に対して逆らう向きに倒れ込むように傾斜し
て設置されている。
【0064】このため、現像タンク27側からトナーT
がシール機構32内に進入しようとした場合、シール機
構32内に入り込もうとするトナーTは、図5の(B)
に示すように現像ローラ26の回転(矢印B方向)に伴
って、繊維36の先端から根元に沿って案内され、繊維
36の根元部分と基布34との間の領域(繊維の根元と
繊維の根元との隙間)に保持される。
【0065】ここで、基布34側に倒れ込んで現像ロー
ラ26に接触していなかった繊維36(例えば、図5
(A)の繊維36A)もシール機構32内部へ案内され
てきたトナーTにより押し上げられて現像ローラ26に
接触するようになり、シール機構32全体としての現像
ローラ26ヘの接触部位が増加し、漏出しようとするト
ナーTに対して、先にシール機構32内部へ案内された
トナーTと繊維36が一体化した壁のように作用して、
トナーシール性が向上する。
【0066】さらに、図5の(C)に示すように、繊維
36の根元部分と基布34との間に保持されているトナ
ーTの量が増大してくると、倒れ込んでいた繊維36は
更に起き上がる。これにより、繊維36の現像ローラ2
6の表面に対する接触圧力が増加し、繊維36の現像ロ
ーラ26に対する接触状態が安定化し、振動や衝撃など
の外乱に対しても良好なトナーシール性能を維持するこ
とが可能となる。
【0067】なお、弾性体シート38が、繊維36の織
り込まれた基布34を現像ローラ26側へ付勢するの
で、部品寸法及び組み立てのバラツキによる現像ローラ
26とシール機構32との接触不良を吸収することがで
きる。
【0068】また、弾性体シート38は、駆動中の振動
や衝撃等の外乱を吸収することができるので、現像ロー
ラ26とシール機構32との接触状態の安定化を図るこ
とができる。
【0069】このように、上述したような構成のシール
機構32を備えた現像装置4によれば、現像ローラ26
の回転軸方向両端部分におけるシール性が高く、長期に
わたってシール機能を良好に維持することが可能とな
り、現像装置4からのトナー漏れを長期に渡って効果的
に防止することができる。 [他の実施形態]前記実施形態では、図4(A)に示す
ように、基布34に多数本の繊維36が千鳥状に織り込
まれていたが、別の形態として、図6に示すように、基
布34は、一方向に延出された線状の基毛42に複数の
繊維36が固定され根元から先端に向かう延出方向が所
定の方向を向くように互いに繊維36が平行に配置され
た植毛体44を有していても良い。この場合も前述した
実施形態と同様に、植毛体44の各繊維36が現像ロー
ラ26の回転方向に逆らう向きとなるように配置する。
【0070】なお、基布に多数の繊維が立設したものの
他の具体例として、パイル織物、例えば、カットパイル
を有する各種カーペット類、コール天、ベルベット(ビ
ロード)、別珍、モケット等を上げることができるが、
基布に多数の繊維が立設しているものであればこれら以
外のものであっても良いのは勿論である。
【0071】また、多数の繊維が立設したものとして
は、織物以外の、例えば、フロック加工(多数の繊維を
静電気によって基布またはベースとなる部材に付着させ
て接着剤等で固定する植毛法。)したものも用いること
もできる。
【発明の効果】
【0072】以上説明したように、本発明の現像装置の
トナーシール方法及びトナーシール機構によれば、現像
手段の軸方向端部から漏出しようとするトナーを長期に
渡って効果的に防止することができる、という優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る現像装置のトナーシ
ール機構の適用された画像形成装置の概略構成を示す断
面図である。
【図2】図1に示した現像装置の現像ローラ付近の斜視
図である。
【図3】図1に示した現像ローラの拡大図である。
【図4】(A)は、図1に示すシール機構の繊維の織り
込み形態を示す斜視図であり、(B)は、繊維の織り込
み部分を示す拡大断面図である。
【図5】(A)は、この発明の現像装置に備えられるシ
ール機構における使用当初の繊維の向きを示す概念図で
あり、(B)は、図5(A)に示したシール機構内部ヘ
トナーが案内された時の繊維の向きと、シール機構内部
に保持されたトナーの状態を示す現像ロールの軸方向か
ら見た説明図であり、(C)は、図5(B)に示したシ
ール機構においてさらに使用時間が増大した時の繊維の
向きと、シール機構内部に保持されたトナーの状態を示
す現像ロールの軸方向から見た説明図である。
【図6】(A)は他の実施形態に係るシール機構の別の
繊維の織り込み形態を示す斜視図であり、(B)は図6
(A)の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 現像装置 26 現像ローラ(現像手段) 32 シール機構 36 繊維

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを外周表面に担持し、回転するこ
    とにより前記トナーを感光体に向けて搬送し、このトナ
    ーで前記感光体表面に形成された静電潜像を現像する現
    像手段と、 前記現像手段を設けた現像容器と、 前記現像容器に設けられ前記現像手段の軸方向端側外周
    表面部分に先端または先端近傍部分が接触する多数の繊
    維が立設されたシール部材と、 を備えた現像装置のトナーシール方法であって、 前記トナーを前記シール部材の前記繊維によって受け入
    れ、 前記受け入れた前記トナーを前記繊維の根元近傍で保持
    し、 前記繊維の根元近傍で保持した前記トナーの増大に伴っ
    て、前記繊維を起き上がらせ、前記現像手段の軸方向端
    側外周表面部分と接触する前記繊維の接触部位を増加さ
    せることを特徴とする現像装置のトナーシール方法。
  2. 【請求項2】 前記繊維は、前記現像手段外周表面上に
    坦侍され搬送される前記トナーの移動方向に対して逆目
    方向に倒れ込むように設けられ、 前記繊維の根元近傍で保持される前記トナーの増大に伴
    って前記倒れ込んでいた前記繊維を起き上がらせ、前記
    現像手段の外周表面に接触する部位の接触圧力を増大さ
    て前記現像手段の外周表面に対する前記繊維の接触状態
    を安定化させることを特徴とする請求項1に記載の現像
    装置のトナーシール方法。
  3. 【請求項3】 トナーを外周表面に担持し、回転するこ
    とにより前記トナーを感光体に向けて搬送し、このトナ
    ーで前記感光体表面に形成された静電潜像を現像する現
    像手段と、 前記現像手段を設けた現像容器と、 前記現像容器に設けられ前記現像手段の軸方向端側外周
    表面部分に先端または先端近傍部分が接触する多数の繊
    維を有するシール部材と、 を備えた現像装置のトナーシール機構において、 前記繊維は、その根元から先端に向かう延出方向が、現
    像手段の外周表面にたてた法線に対して前記トナーが搬
    送される方向とは逆方向側に倒れ込んでいることを特徴
    とする現像装置のトナーシール機構。
  4. 【請求項4】 前記繊維は、前記現像手段の軸方向に対
    して直角な平面内で、前記現像手段の外周表面の法線方
    向に対して、前記現像手段外周表面上に担持され搬送さ
    れる前記トナーの搬送方向とは逆方向に倒れ込んでいる
    ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置のトナーシ
    ール機構。
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