JPH1129700A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH1129700A JPH1129700A JP18636497A JP18636497A JPH1129700A JP H1129700 A JPH1129700 A JP H1129700A JP 18636497 A JP18636497 A JP 18636497A JP 18636497 A JP18636497 A JP 18636497A JP H1129700 A JPH1129700 A JP H1129700A
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- resin composition
- thermoplastic resin
- polyphenylene ether
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- copolymer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリフェニレンエーテル系樹脂を必須の樹脂
成分とし、機械的強度、寸法精度、寸法安定性及び成形
性に優れ、かつ耐熱水老化性にも優れた熱可塑性樹脂組
成物を提供する。 【解決手段】 少なくとも下記(A)及び(B)を含有
する熱可塑性樹脂組成物であって、該熱可塑性樹脂組成
物中の(B)の含有量が1〜50重量%である熱可塑性
樹脂組成物。 (A):ポリフェニレンエーテル系樹脂 (B):芳香族ウレタン系収束剤で表面処理されたガラ
ス繊維
成分とし、機械的強度、寸法精度、寸法安定性及び成形
性に優れ、かつ耐熱水老化性にも優れた熱可塑性樹脂組
成物を提供する。 【解決手段】 少なくとも下記(A)及び(B)を含有
する熱可塑性樹脂組成物であって、該熱可塑性樹脂組成
物中の(B)の含有量が1〜50重量%である熱可塑性
樹脂組成物。 (A):ポリフェニレンエーテル系樹脂 (B):芳香族ウレタン系収束剤で表面処理されたガラ
ス繊維
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂組成
物に関するものである。更に詳しくは、本発明は、ポリ
フェニレンエーテル系樹脂を必須の樹脂成分とし、機械
的強度、寸法精度、寸法安定性及び成形性に優れ、かつ
耐熱水老化性にも優れた熱可塑性樹脂組成物に関するも
のである。
物に関するものである。更に詳しくは、本発明は、ポリ
フェニレンエーテル系樹脂を必須の樹脂成分とし、機械
的強度、寸法精度、寸法安定性及び成形性に優れ、かつ
耐熱水老化性にも優れた熱可塑性樹脂組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテル系樹脂、特にポ
リスチレン系樹脂とから成るポリフェニレンエーテル系
樹脂組成物は機械的特性、熱的特性、耐水性に優れるこ
とから、熱水周りの部品例えば温水ポンプ、温水タン
ク、自販機のコインメカシャーシ、給排水部品等の材料
として使用されている。用途的に剛性が要求される場
合、ガラス繊維をその目的に応じた割合で樹脂に添加す
る技術が周知である。しかしこのガラス繊維強化樹脂を
長期間温水環境下で使用した際、機械的強度が低下する
という問題があった。
リスチレン系樹脂とから成るポリフェニレンエーテル系
樹脂組成物は機械的特性、熱的特性、耐水性に優れるこ
とから、熱水周りの部品例えば温水ポンプ、温水タン
ク、自販機のコインメカシャーシ、給排水部品等の材料
として使用されている。用途的に剛性が要求される場
合、ガラス繊維をその目的に応じた割合で樹脂に添加す
る技術が周知である。しかしこのガラス繊維強化樹脂を
長期間温水環境下で使用した際、機械的強度が低下する
という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況の下、本発
明が解決しようとする課題は、ポリフェニレンエーテル
系樹脂を必須の樹脂成分とし、機械的強度、寸法精度、
寸法安定性及び成形性に優れ、かつ耐熱水老化性にも優
れた熱可塑性樹脂組成物を提供する点に存するものであ
る。
明が解決しようとする課題は、ポリフェニレンエーテル
系樹脂を必須の樹脂成分とし、機械的強度、寸法精度、
寸法安定性及び成形性に優れ、かつ耐熱水老化性にも優
れた熱可塑性樹脂組成物を提供する点に存するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、少な
くとも下記(A)及び(B)を含有する熱可塑性樹脂組
成物であって、該熱可塑性樹脂組成物中の(B)の含有
量が1〜50重量%である熱可塑性樹脂組成物に係るも
のである。 (A):ポリフェニレンエーテル系樹脂 (B):芳香族ウレタン系収束剤で表面処理されたガラ
ス繊維
くとも下記(A)及び(B)を含有する熱可塑性樹脂組
成物であって、該熱可塑性樹脂組成物中の(B)の含有
量が1〜50重量%である熱可塑性樹脂組成物に係るも
のである。 (A):ポリフェニレンエーテル系樹脂 (B):芳香族ウレタン系収束剤で表面処理されたガラ
ス繊維
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分はポリフェニ
レンエーテル系樹脂であり、公知のものが使用できる。
ポリフェニレンエーテル系樹脂は、通常下記一般式で示
される重合体の総称であり、該重合体の一種単独であっ
ても、二種以上が組み合わされた共重合体であってもよ
い。
レンエーテル系樹脂であり、公知のものが使用できる。
ポリフェニレンエーテル系樹脂は、通常下記一般式で示
される重合体の総称であり、該重合体の一種単独であっ
ても、二種以上が組み合わされた共重合体であってもよ
い。
【0006】
【0007】(式中、R1〜R4は、それぞれ独立して、
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基及
びハロゲン原子とフェニル環との間に少なくとも2個の
炭素原子を有するハロアルキル基又はハロアルコキシ基
で第3級α−炭素を含まないものから選ばれた一価置換
基を表し、mは重合度を表す整数である。)
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基及
びハロゲン原子とフェニル環との間に少なくとも2個の
炭素原子を有するハロアルキル基又はハロアルコキシ基
で第3級α−炭素を含まないものから選ばれた一価置換
基を表し、mは重合度を表す整数である。)
【0008】ポリフェニレンエーテル系樹脂の好ましい
具体例としては、上記一般式において、R1及びR2が炭
素原子数1〜4のアルキル基であり、R3及びR4が水素
原子若しくは炭素原子数1〜4のアルキル基のものをあ
げることができ、具体的には、ポリ(2,6−ジメチル
−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−エチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−プロピル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プロピル−1,
4−フェニレン)エーテル等をあげることができる。ポ
リフェニレンエーテル系共重合体としては、上記ポリフ
ェニレンエーテル繰り返し単位中にアルキル三置換フェ
ノール、例えば2,3,6−トリメチルフェノールを一
部含有する共重合体をあげることができる。またこれら
のPPEに、スチレン系化合物がグラフトした共重合体
であってもよい。スチレン系化合物グラフト化ポリフェ
ニレンエーテルとしては、上記ポリフェニレンエーテル
にスチレン系化合物として、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレンなどをグ
ラフト重合して得られる共重合体である。
具体例としては、上記一般式において、R1及びR2が炭
素原子数1〜4のアルキル基であり、R3及びR4が水素
原子若しくは炭素原子数1〜4のアルキル基のものをあ
げることができ、具体的には、ポリ(2,6−ジメチル
−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−エチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−プロピル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プロピル−1,
4−フェニレン)エーテル等をあげることができる。ポ
リフェニレンエーテル系共重合体としては、上記ポリフ
ェニレンエーテル繰り返し単位中にアルキル三置換フェ
ノール、例えば2,3,6−トリメチルフェノールを一
部含有する共重合体をあげることができる。またこれら
のPPEに、スチレン系化合物がグラフトした共重合体
であってもよい。スチレン系化合物グラフト化ポリフェ
ニレンエーテルとしては、上記ポリフェニレンエーテル
にスチレン系化合物として、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレンなどをグ
ラフト重合して得られる共重合体である。
【0009】本発明の(A)成分はポリフェニレンエー
テル系樹脂であるが、無水マレイン酸等の不飽和酸で変
性されたポリフェニレンエーテル系樹脂は、樹脂組成物
の耐熱水老化性を低下させるので使用してはいけない。
テル系樹脂であるが、無水マレイン酸等の不飽和酸で変
性されたポリフェニレンエーテル系樹脂は、樹脂組成物
の耐熱水老化性を低下させるので使用してはいけない。
【0010】本発明の(B)成分は芳香族ウレタン系収
束剤で表面処理されたガラス繊維である。
束剤で表面処理されたガラス繊維である。
【0011】ガラス繊維のガラスの種類としては、公知
のものが使用でき、例えばEガラス、Cガラス、Aガラ
ス、Sガラス等をあげることができる。ガラス繊維の平
均径としては、5〜20μm、好ましくは6〜15μm
である。
のものが使用でき、例えばEガラス、Cガラス、Aガラ
ス、Sガラス等をあげることができる。ガラス繊維の平
均径としては、5〜20μm、好ましくは6〜15μm
である。
【0012】本発明の(B)成分は芳香族ウレタン系収
束剤で表面処理されたガラス繊維である。収束剤の種類
としては、一般には、芳香族ウレタン系のもの、脂肪族
ウレタン系のもの、アクリル系のもの等があるが、本発
明においては芳香族ウレタン系収束剤が用いられる。そ
れ以外の収束剤では樹脂との接着性がよくないため、樹
脂組成物の機械強度が低下する。
束剤で表面処理されたガラス繊維である。収束剤の種類
としては、一般には、芳香族ウレタン系のもの、脂肪族
ウレタン系のもの、アクリル系のもの等があるが、本発
明においては芳香族ウレタン系収束剤が用いられる。そ
れ以外の収束剤では樹脂との接着性がよくないため、樹
脂組成物の機械強度が低下する。
【0013】本発明の(B)成分は芳香族ウレタン系収
束剤及びシランカップリング剤の両方で表面処理されて
いることが好ましい。シランカップリング剤は樹脂と反
応する有機官能基を持ち、有機官能基としては、例えば
アミノ基、エポキシ基、メタクリル基、ビニル基、メル
カプト基があげられ、好ましいのはアミノ基、エポキシ
基である。シランカップリング剤の処理量は多い方が好
ましい。少ないと耐熱水老化性が低下するので好ましく
ない。
束剤及びシランカップリング剤の両方で表面処理されて
いることが好ましい。シランカップリング剤は樹脂と反
応する有機官能基を持ち、有機官能基としては、例えば
アミノ基、エポキシ基、メタクリル基、ビニル基、メル
カプト基があげられ、好ましいのはアミノ基、エポキシ
基である。シランカップリング剤の処理量は多い方が好
ましい。少ないと耐熱水老化性が低下するので好ましく
ない。
【0014】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、少なくと
も上記の(A)成分及び(B)成分を含有する熱可塑性
樹脂組成物であって、該熱可塑性樹脂組成物中の(B)
の含有量が1〜50重量%、好ましくは10〜40重量
%の熱可塑性樹脂組成物である。(B)成分の含有量が
過少であると剛性(機械的強度)が十分でなく、一方該
含有量が過多であると成形性が著しく低下する。
も上記の(A)成分及び(B)成分を含有する熱可塑性
樹脂組成物であって、該熱可塑性樹脂組成物中の(B)
の含有量が1〜50重量%、好ましくは10〜40重量
%の熱可塑性樹脂組成物である。(B)成分の含有量が
過少であると剛性(機械的強度)が十分でなく、一方該
含有量が過多であると成形性が著しく低下する。
【0015】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、(A)及
び(B)以外に(C)ポリスチレン系樹脂を含有し、
(A)100重量部あたりの(C)の含有量が1900
重量部以下である熱可塑性樹脂組成物であってもよい。
び(B)以外に(C)ポリスチレン系樹脂を含有し、
(A)100重量部あたりの(C)の含有量が1900
重量部以下である熱可塑性樹脂組成物であってもよい。
【0016】本発明の成分(C)ポリスチレン系樹脂と
しては公知のものが使用でき、下記一般式で示される芳
香族ビニル化合物から誘導された繰り返し構造単位を、
その重合体中に少なくとも25重量%以上有するものが
好ましい。
しては公知のものが使用でき、下記一般式で示される芳
香族ビニル化合物から誘導された繰り返し構造単位を、
その重合体中に少なくとも25重量%以上有するものが
好ましい。
【0017】
【0018】(式中、R5は水素原子又は炭素原子数1
〜4のアルキル基であり、Zはハロゲン原子又は炭素原
子数1〜4のアルキル基である置換基を表し、aは0〜
5の整数である)
〜4のアルキル基であり、Zはハロゲン原子又は炭素原
子数1〜4のアルキル基である置換基を表し、aは0〜
5の整数である)
【0019】かかるスチレン系重合体としては、スチレ
ン若しくはその誘導体(例えば、p−メチルスチレン、
α−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチレ
ン、クロロスチレン、ブロモスチレン等)の単独重合体
及び、例えばポリブタジエン、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体、その部分水添物、スチレン−イソプレ
ンブロック共重合体、その部分水添物、ポリイソプレ
ン、ブチルゴム、EPDM、エチレン−プロピレン共重
合体、天然ゴムのようなエラストマー物質を単独或いは
これらの混合物で変性したスチレン系共重合体、更には
スチレン系共重合体として、例えばスチレン−ブタジエ
ンランダム及びブロック共重合体、その部分水添物、ス
チレン−イソプレンランダム及びブロック共重合体、そ
の部分水添物、スチレン−アクリロニトリル共重合体
(SAN)、スチレン−メチルメタクリレート共重合体
(MS樹脂)、スチレン−メチルメタクリレート−ブタ
ジエン共重合体(MBS)、スチレン−アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体(ABS)等をあげることがで
きる。
ン若しくはその誘導体(例えば、p−メチルスチレン、
α−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチレ
ン、クロロスチレン、ブロモスチレン等)の単独重合体
及び、例えばポリブタジエン、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体、その部分水添物、スチレン−イソプレ
ンブロック共重合体、その部分水添物、ポリイソプレ
ン、ブチルゴム、EPDM、エチレン−プロピレン共重
合体、天然ゴムのようなエラストマー物質を単独或いは
これらの混合物で変性したスチレン系共重合体、更には
スチレン系共重合体として、例えばスチレン−ブタジエ
ンランダム及びブロック共重合体、その部分水添物、ス
チレン−イソプレンランダム及びブロック共重合体、そ
の部分水添物、スチレン−アクリロニトリル共重合体
(SAN)、スチレン−メチルメタクリレート共重合体
(MS樹脂)、スチレン−メチルメタクリレート−ブタ
ジエン共重合体(MBS)、スチレン−アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体(ABS)等をあげることがで
きる。
【0020】(C)の使用量は(A)100重量部あた
り1900重量部以下であり、好ましくは5〜1000
重量部、更に好ましくは10〜500重量部である。こ
の範囲で(C)を用いることにより、成形性を改善する
ことができる。なお、(C)の使用量が過多であると耐
熱性が低下する。
り1900重量部以下であり、好ましくは5〜1000
重量部、更に好ましくは10〜500重量部である。こ
の範囲で(C)を用いることにより、成形性を改善する
ことができる。なお、(C)の使用量が過多であると耐
熱性が低下する。
【0021】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、耐衝撃
性を付与する目的で、エラストマーを含有させることが
できる。該エラストマーは、室温で弾性体である天然及
び合成のゴム状物質である。その具体例としては、天然
ゴム、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、クロロブ
タジエン重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、イソブチレン重合体、イソブチレン−ブタジエン共
重合体、イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリル
酸エステル重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、チオコ−
ルゴム、多硫化ゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテル
ゴム(例えば、ポリプロピレンオキシドなど)、エピク
ロロヒドリンゴム、スチレン含有量25重量%未満のス
チレン−ブタジエン共重合体、その部分水添物、スチレ
ン−イソプレン共重合体、その部分水添物などがあげら
れる。これらのゴム状物質は、いかなる重合法(例えば
乳化重合、溶液重合)、いかなる触媒(例えば過酸化
物、トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化リチウム、
ニッケル系触媒)で作られたものでもよい。さらに、各
種の架橋度を有するもの、各種の割合のミクロ構造を有
するもの(例えばシス構造、トランス構造、ビニル基な
ど)も使用される。また、共重合体は、ランダム共重合
体、ブロック共重合体、グラフト共重合体など、各種の
共重合体はいずれも使用することができる。さらに、部
分変性したゴム状物質を用いることもでき、例えばヒド
ロキシ又はカルボキシ−末端変性ポリブタジエンなどが
あげられる。
性を付与する目的で、エラストマーを含有させることが
できる。該エラストマーは、室温で弾性体である天然及
び合成のゴム状物質である。その具体例としては、天然
ゴム、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、クロロブ
タジエン重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、イソブチレン重合体、イソブチレン−ブタジエン共
重合体、イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリル
酸エステル重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、チオコ−
ルゴム、多硫化ゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテル
ゴム(例えば、ポリプロピレンオキシドなど)、エピク
ロロヒドリンゴム、スチレン含有量25重量%未満のス
チレン−ブタジエン共重合体、その部分水添物、スチレ
ン−イソプレン共重合体、その部分水添物などがあげら
れる。これらのゴム状物質は、いかなる重合法(例えば
乳化重合、溶液重合)、いかなる触媒(例えば過酸化
物、トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化リチウム、
ニッケル系触媒)で作られたものでもよい。さらに、各
種の架橋度を有するもの、各種の割合のミクロ構造を有
するもの(例えばシス構造、トランス構造、ビニル基な
ど)も使用される。また、共重合体は、ランダム共重合
体、ブロック共重合体、グラフト共重合体など、各種の
共重合体はいずれも使用することができる。さらに、部
分変性したゴム状物質を用いることもでき、例えばヒド
ロキシ又はカルボキシ−末端変性ポリブタジエンなどが
あげられる。
【0022】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、上記の
成分の他に、その物性を損なわない限りにおいて、その
目的に応じて樹脂の混練時、成形時に、慣用の他の添加
剤、例えば難燃剤、顔料、染料、補強剤(炭素繊維な
ど)、他の充填剤、耐熱剤、耐候剤、滑剤、離型剤、結
晶核剤、可塑剤、流動性改良剤、帯電防止剤、安定剤等
を添加することができる。安定剤としては、特に限定さ
れず、慣用の全ての安定剤があげられる。上記安定剤
は、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、更には、重合禁
止剤等を含む。
成分の他に、その物性を損なわない限りにおいて、その
目的に応じて樹脂の混練時、成形時に、慣用の他の添加
剤、例えば難燃剤、顔料、染料、補強剤(炭素繊維な
ど)、他の充填剤、耐熱剤、耐候剤、滑剤、離型剤、結
晶核剤、可塑剤、流動性改良剤、帯電防止剤、安定剤等
を添加することができる。安定剤としては、特に限定さ
れず、慣用の全ての安定剤があげられる。上記安定剤
は、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、更には、重合禁
止剤等を含む。
【0023】本発明の熱可塑性樹脂を製造するための方
法に特に制限はなく、通常の方法が使用できるが、一般
に溶融混練法が望ましい。少量の溶剤の使用も可能であ
るが、一般に必要ない。装置としては特に押出機、バン
バリーミキサー、ローラー、ニーダー等を例としてあげ
ることができ、これらを回分的又は連続的に運転する。
成分の混合順は特に制限されないが、一般的にガラス繊
維以外の成分を混合後、ガラス繊維を混合した方が好ま
しい。
法に特に制限はなく、通常の方法が使用できるが、一般
に溶融混練法が望ましい。少量の溶剤の使用も可能であ
るが、一般に必要ない。装置としては特に押出機、バン
バリーミキサー、ローラー、ニーダー等を例としてあげ
ることができ、これらを回分的又は連続的に運転する。
成分の混合順は特に制限されないが、一般的にガラス繊
維以外の成分を混合後、ガラス繊維を混合した方が好ま
しい。
【0024】本発明のPPE系樹脂組成物から成形体を
製造するための方法としては例えば、射出成形、押出し
成形、ブロー成形、プレス成形等があげられるが、これ
らの方法に制限されない。
製造するための方法としては例えば、射出成形、押出し
成形、ブロー成形、プレス成形等があげられるが、これ
らの方法に制限されない。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例においては次の化合物を使用した。(A)成分 PPE:固有粘度(クロロホルム、25℃)0.46d
l/gのポリ(2,6−ジメチル−1,4‐フェニレ
ン)エ−テル(B)成分 GF−1:芳香族ウレタン系収束剤で処理されたガラス
繊維、繊維径10μm、商標TP35、日本板ガラス社
製 GF−2:脂肪族ウレタン系収束剤で処理されたガラス
繊維、繊維径10μm、商標TP64、日本板ガラス社
製 GF−3:アクリル系収束剤で処理されたガラス繊維、
繊維径10μm、商標TPA0814、日本板ガラス社
製(C)成分 HIPS:ハイインパクトポリスチレン、商標 スミブ
ライトM588、住友化学工業社製 MAH:無水マレイン酸
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例においては次の化合物を使用した。(A)成分 PPE:固有粘度(クロロホルム、25℃)0.46d
l/gのポリ(2,6−ジメチル−1,4‐フェニレ
ン)エ−テル(B)成分 GF−1:芳香族ウレタン系収束剤で処理されたガラス
繊維、繊維径10μm、商標TP35、日本板ガラス社
製 GF−2:脂肪族ウレタン系収束剤で処理されたガラス
繊維、繊維径10μm、商標TP64、日本板ガラス社
製 GF−3:アクリル系収束剤で処理されたガラス繊維、
繊維径10μm、商標TPA0814、日本板ガラス社
製(C)成分 HIPS:ハイインパクトポリスチレン、商標 スミブ
ライトM588、住友化学工業社製 MAH:無水マレイン酸
【0026】各評価試験は、次のとおり行った。 (1)衝撃強度 ASTM D256に準拠し、1/8インチ厚さノッチ
付き試験片を使用して、室温におけるアイゾット衝撃強
度を測定した。 (2)曲げ特性 ASTM D790に準拠し、1/4インチ厚さ試験片
を使用して、曲げ強さ(FS)を測定した。 (3)引張り特性 ASTM D638に準拠し、1/4インチ厚さ試験片
を使用して、引張り強さ(YS)を測定した。 (4)耐熱水老化性 上記(1)〜(3)用の試験片を110℃の熱水オート
クレーブ中で、1500時間エージングし、エージング
前の強度からの保持率(1500時間エージング後強度/エ
ージング前強度)により評価した。
付き試験片を使用して、室温におけるアイゾット衝撃強
度を測定した。 (2)曲げ特性 ASTM D790に準拠し、1/4インチ厚さ試験片
を使用して、曲げ強さ(FS)を測定した。 (3)引張り特性 ASTM D638に準拠し、1/4インチ厚さ試験片
を使用して、引張り強さ(YS)を測定した。 (4)耐熱水老化性 上記(1)〜(3)用の試験片を110℃の熱水オート
クレーブ中で、1500時間エージングし、エージング
前の強度からの保持率(1500時間エージング後強度/エ
ージング前強度)により評価した。
【0027】実施例1及び比較例1〜5 表1に示す配合にて、(B)成分を除いた成分を二軸押
出機の第1投入口から、(B)成分を第2投入口からフ
ィードして設定温度280℃で溶融混練し、ペレットを
作成した。このペレットを用いて、設定温度290℃、
金型温度80℃の条件にて射出成形した。得られた成形
品について上記(1)〜(4)の評価を行った。結果を
表1に示す。
出機の第1投入口から、(B)成分を第2投入口からフ
ィードして設定温度280℃で溶融混練し、ペレットを
作成した。このペレットを用いて、設定温度290℃、
金型温度80℃の条件にて射出成形した。得られた成形
品について上記(1)〜(4)の評価を行った。結果を
表1に示す。
【0028】結果から次のことがわかる。カップリング
剤との反応を目的としてPPEをMAHで変性した系
(比較例3〜5)では初期強度は高いものの熱水劣化が
著しい。MAH未変性系では芳香族ウレタン系収束剤以
外(比較例1、2)では初期強度が低く、また耐熱水老
化性もよくない。芳香族ウレタン系収束剤で表面処理さ
れたガラス繊維を使用することで、MAH未変性でも十
分な初期強度と耐熱水老化性を発揮している(実施例
1)。
剤との反応を目的としてPPEをMAHで変性した系
(比較例3〜5)では初期強度は高いものの熱水劣化が
著しい。MAH未変性系では芳香族ウレタン系収束剤以
外(比較例1、2)では初期強度が低く、また耐熱水老
化性もよくない。芳香族ウレタン系収束剤で表面処理さ
れたガラス繊維を使用することで、MAH未変性でも十
分な初期強度と耐熱水老化性を発揮している(実施例
1)。
【0029】
【表1】
【0030】・配合欄中の数値は重量部である ・評価欄中の「浸漬前」及び「浸漬後」の浸漬条件は、
熱水に1500時間浸漬である
熱水に1500時間浸漬である
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、ポ
リフェニレンエーテル系樹脂を必須の樹脂成分とし、機
械的強度、寸法精度、寸法安定性及び成形性に優れ、か
つ耐熱水老化性にも優れた熱可塑性樹脂組成物を提供す
ることができた。
リフェニレンエーテル系樹脂を必須の樹脂成分とし、機
械的強度、寸法精度、寸法安定性及び成形性に優れ、か
つ耐熱水老化性にも優れた熱可塑性樹脂組成物を提供す
ることができた。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも下記(A)及び(B)を含有
する熱可塑性樹脂組成物であって、該熱可塑性樹脂組成
物中の(B)の含有量が1〜50重量%である熱可塑性
樹脂組成物。 (A):ポリフェニレンエーテル系樹脂 (B):芳香族ウレタン系収束剤で表面処理されたガラ
ス繊維 - 【請求項2】 (A)及び(B)以外に下記(C)を含
有し、(A)100重量部あたりの(C)の含有量が1
900重量部以下である請求項1記載の熱可塑性樹脂組
成物。 (C):ポリスチレン系樹脂
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18636497A JPH1129700A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18636497A JPH1129700A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1129700A true JPH1129700A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16187094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18636497A Pending JPH1129700A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1129700A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016033196A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 強化ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物からなる自動車内装部品 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP18636497A patent/JPH1129700A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016033196A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 強化ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物からなる自動車内装部品 |
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