JPH11297024A - テープカセット及び磁気記録再生装置 - Google Patents

テープカセット及び磁気記録再生装置

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JPH11297024A
JPH11297024A JP9937498A JP9937498A JPH11297024A JP H11297024 A JPH11297024 A JP H11297024A JP 9937498 A JP9937498 A JP 9937498A JP 9937498 A JP9937498 A JP 9937498A JP H11297024 A JPH11297024 A JP H11297024A
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tape
reels
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magnetic tape
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JP9937498A
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Katsuyuki Shudo
勝行 首藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセスが遅いという欠点を有する磁気テー
プを用い、アクセスが早く記録再生できるようなテープ
カセット及び磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】 テープカセットTC内の第1の磁気テー
プT1と第2の磁気テープT2とに対する記録動作や再
生動作を行なうための1個の回転磁気ヘッド組立体40
を、それのディスク(40)の回転中心が、前記した第
1の磁気テープT1と第2の磁気テープT2とが同一面
上で接近している部分における境界の部分に位置させ
る。記録再生動作に当りテープカセット内に挿入された
回転磁気ヘッド組立体に取付けられている回転磁気ヘッ
ドが、磁気テープの磁性面上で軽負荷の状態で、かつ、
磁気テープの磁性面に良好に当接した状態で回転して、
磁気テープの磁性面に対して順次に円弧状の軌跡を形成
させることができるために、薄手の磁気テープでも安全
に高速走行させることが可能になり、したがって、安価
に大きな記憶容量が得られてもアクセスが遅いという欠
点を有する磁気テープを、アクセスが早い状態で記録再
生できるようにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯状記録担体(磁気
テープ)を用いて記録再生動作を行なう磁気記録再生装
置、例えばVCR(ビデオカセットレコーダ)やストリ
ーマ等で使用されるテープカセット、及び前記のテープ
カセットを使用して記録再生動作を行なう磁気記録再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帯状の記録担体(磁気テープ)を用いて、
記録再生の対象にされている情報信号の記録再生を行な
うことができるような構成の記録再生装置としては、磁
気テープを用いて、音響信号の記録再生を行なうことが
できるテープレコーダや、映像信号(または映像信号と
前記の映像信号に付随する音響信号)の記録再生を行な
うことができるビデオ・テープ・レコーダ(VTR)、
コンピュータ用のデータの記憶のためのストリーマ等が
従来から実用されている。そして、前記したテープ・レ
コーダやVTR、ストリーマ等の磁気記録再生装置に対
する磁気テープの着脱動作の容易化,磁気テープの保護
の確実化等の為に、磁気テープを特種な構造の容器中に
収納した状態のカートリッジテープ、カセットテープを
用いることも従来から広く行なわれて来ている。
【0003】前記のようにカセットテープを用いて記録
再生動作が行なわれるように構成されたビデオ・カセッ
ト・レコーダ(VCR)としては、例えば、世界的に広
く知られているVHS(登録商標)方式の規格に従って
構成されているVCRや、所謂8ミリビデオ方式の規格
に従って構成されているVCRの他に、所謂DVC方式
の規格に従って構成されているVCR等がある。そして
前記したVCRは、180度対称の位置に互に逆アジマ
ス角を有して対をなす回転磁気ヘッドが設けてある回転
ドラムを所定の回転数で回転させておき、前記のドラム
の周面の少なくとも一部へ斜めに巻付けた磁気テープの
基準縁の位置が、ドラムに設けられた案内部によって規
制された状態で所定の走行速度で走行する磁気テープ
を、前記の1対の回転磁気ヘッドによって順次交互にヘ
リカルスキャンさせたときに、各回転磁気ヘッドの18
0度毎の回転と対応して、順次の記録跡が、磁気テープ
上に隣接した状態で順次に形成させうるような構成態様
のヘリカルスキャン型の磁気記録再生装置として構成さ
れている。
【0004】前記の各方式毎の個別の規格に従って特定
な構成態様のものとして構成されているテープカセット
は、それぞれ、記録再生の対象にされている情報信号の
記録再生に使用される所定長の磁気テープが巻回される
べき2個のリールと、不使用時に前記のリールをロック
するリールロック機構とを少なくとも内蔵しており、前
記のリールロック機構によるリールのロック状態を解除
するためのリールロック解除部材が挿入されるべきリー
ルロック解除孔を底部に設けてあるテープカセットの筐
体とを含んで構成されている。
【0005】ところで、磁気記録再生装置によって時間
軸上で直列的に複数の番組を記録した記録済み磁気テー
プにおける最も一般的な記録フォーマットとしては、複
数の番組における各番組毎の記録領域が、磁気テープの
長手方向に直列的に配列されているようなものになって
いる。それで、従来の磁気記録再生装置では、複数の番
組が記録されている記録済み磁気テープTから、特定の
番組を選択して再生する場合には、その特定な番組の最
初の部分が記録されている部分から再生を行なうため
に、磁気テープを高速に早送りしたり巻戻したりして頭
出しを行なうことが必要とされる。したがって複数の番
組中から特定な番組を短時間内に選択することが困難で
あり、当然のことながら、複数番組の内容を短時間内に
確認することはできなかったのであり、前記の問題点は
磁気テープを用いて、情報信号の記録再生を行なう場合
の問題点として広く知られている。
【0006】前記の問題点を解決するための手段とし
て、記録された情報の内から特定な情報を迅速に読出す
ことが可能な記録再生装置、例えば記録再生機能を有す
る各種のディスクの記録再生装置を補助的な記録再生装
置として用い、主の記録再生装置として用いられる磁気
記録再生装置(VCR)が再生の対象にしている複数番
組における各番組の頭の部分だけを、前記の補助的な記
録再生装置によって先行して再生し、番組の頭の部分に
続く部分の再生を主の記録再生装置として用いられるV
CRが引継いで行なうようにする場合に、磁気テープに
記録させてあるアドレス情報を用いて、前記の補助的な
記録再生装置からの再生出力と、VCRからの再生出力
との切換えを行なうようにすることにより、結果とし
て、特定の番組の選択再生を短時間で行なえるようにす
る、という解決手段が特開平4ー16079号公報、
特開平7ー123346号公報等によって開示されて
いる。
【0007】ところが、前記したの解決手段では、V
CRの磁気テープと半導体メモリとを組合わせ使用する
ようにしている。ところが、テープカセット筐体に付属
的に取付けられる半導体メモリとしては、記憶量容量の
小さなものしか使用できないので、多くの番号の頭の部
分の記憶ができない、という問題がある。また、前記の
ようにVCRの磁気テープと半導体メモリとを組合わせ
て使用しているために、テープカセット筐体に設置させ
てある半導体メモリを動作させるための動作用電力を、
電池、あるいは記録再生装置本体から供給させなければ
ならず、テープカセット筐体に半導体メモリへの動作用
電力供給用のコネクタを設けることが必要とされるので
あり、コスト高になるということも問題になる。また前
記したの解決手段では、VCRの磁気テープと半導体
メモリとを組合わせて使用する他に、ディスク媒体を用
いた記憶装置も用いて記録再生装置を構成するようにし
ている。
【0008】しかし、ディスク媒体を用いた記憶装置と
磁気テープを使用した磁気記録再生装置とを組合わせて
一体的な記録再生装置として構成させることは困難であ
る。それで、前記したディスク媒体を用いた記憶装置
と、磁気テープを使用した磁気記録再生装置とを、別体
構成とすると使い勝手が悪く管理しにくいという問題が
生じる。また、記録再生装置がディスク媒体のための構
成部分と、磁気テープを記録媒体として使用するVCR
とによって構成されるために、記録再生装置が構成が複
雑で大型となり、価格が高くなることが問題になる。前
記の点は、ディスク媒体としてハードディスクを用いた
記憶装置を用いても、あるいはディスク媒体として光デ
ィスクを用いた記憶装置を用いても同様である。
【0009】それで、前記のような諸問題点のない記録
再生装置の出現が望まれたので、本出願人会社では先に
図10に示してあるように、第1のリール1と、第2の
リール2と、前記した第1,第2のリール1,2間に設
けてあるガイド部材6,7と、前記したガイド部材6,
7を介して第1,第2のリール1,2に巻回させる第1
の磁気テープT1と、前記した第1,第2のリール1,
2に比べて小さな径の第3,第4のリール3,4と、前
記した第3,第4のリール3,4間に設けてあるガイド
部材9,8と、前記したガイド部材9,8を介して第
3,第4のリール3,4に巻回させる第2の磁気テープ
T2と、前記した第1,第2のリール1,2はテープカ
セットの筐体5内の長手方向に配設し、また前記した第
3,第4のリール3,4はテープカセットの筐体5内の
長手方向と直交する方向に配設するとともに、第1の磁
気テープT1と第2の磁気テープT2とに対する記録再
生動作のための開放面を、テープカセットの筐体5の側
面に設けてなるテープカセットTCを用い、前記したテ
ープカセットTCから引出した第1,第2の磁気テープ
T1,T2を、それぞれ回転ドラムDuの外周の一部に
巻付け、前記の第1,第2の磁気テープT1,T2に対
して、回転磁気ヘッドHp1,Hp2、Hm1,Hm2
によって情報信号を記録したり、前記の第1,第2の磁
気テープT1,T2から、回転磁気ヘッドHp1,Hp
2、Hm1,Hm2により情報信号を再生したりできる
記録再生装置を提案している。図10において、11〜
14、17〜19はガイド部材、15,20はキャプス
タン、16,21はピンチローラである。
【0010】そして、前記した本出願人会社による既提
案のテープカセットTCを用いた既提案の記録再生装置
では、安価に大きな記憶容量が得られてもアクセスが遅
いという欠点を有する磁気テープを、アクセスが早い状
態で記録再生できるようにでき、また、第1,第2の磁
気テープを巻回させるリールを最適な配設態様に設けた
ことにより、小型なテープカセットの提供を容易とし、
さらに、短い方のテープに管理情報を記録しておいて、
その情報をアクセスのために効率的に利用でき、さらに
また、テープカセットに収納されている長い第1の磁気
テープの全体を巻戻すに必要な時間と対応する時間長ず
つの番組情報を、短い第2の磁気テープにおける管理デ
ータの記録領域に後続させて順次に記録させておき、ど
の番組情報の再生が希望されても、まず、第2の磁気テ
ープから各番組情報の再生動作を行なって、前記の第2
の磁気テープから各番組情報の再生動作が行なわれてい
る時間中に第1の磁気テープ中における再生希望の番組
情報を検索し、前記の再生希望の番組情報について再生
動作開始の待機状態にして、第2の磁気テープから再生
されていた番組情報の開始部分に引続き、第1の磁気テ
ープから再生される番組情報を円滑に切換えて再生させ
ることで、任意の番組情報へのアクセス時間を短縮する
ことができ、また、第1の磁気テープと第2の磁気テー
プとの2つの磁気テープにおけるいずれか一方の磁気テ
ープについて記録動作が行なわれている状態において、
他方の磁気テープを巻戻し動作によって巻始め端にまで
巻戻し、その磁気テープを巻始めの位置から記録動作を
開始できるように待機状態とさせておき、前記した一方
の磁気テープの終端まで記録動作が行なわれた時点に、
その磁気テープに対する記録動作を中止させるととも
に、待機中の前記した他方の磁気テープに対する記録動
作を開始させる、というような記録動作を、第1の磁気
テープと第2の磁気テープとに対して順次交互に繰返す
ことにより、第1の磁気テープと第2の磁気テープとの
全体をエンドレステープと同様な状態で使用することに
より、監視装置等にも有効に応用できた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した本
出願人会社による既提案のテープカセットTCを用いた
既提案の記録再生装置は、テープカセットTCから引出
されて、それぞれ回転ドラムDuの外周の一部に巻付け
られた状態の第1,第2の磁気テープT1,T2に対し
て、回転磁気ヘッドHp1,Hp2、Hm1,Hm2に
よって情報信号を記録したり、前記の第1,第2の磁気
テープT1,T2から、回転磁気ヘッドHp1,Hp
2、Hm1,Hm2により情報信号を再生したりするよ
うに構成されたものであったから、テープカセット中に
収納されている2本の磁気テープを回転ドラムDuに巻
回させたり、回転ドラムから離脱させたりするための機
構として複雑な構成のものが必要とされるためにコスト
高を招いたり、大容量化しようとして薄手の磁気テープ
を使用した場合に、複雑な構成の走行路を走行する磁気
テープには大きな張力が加わるために、薄手の磁気テー
プを高速走行させることができない、等のことが問題と
なり、それらの問題点の解決策が求められた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも、
第1のリールと、第2のリールと、前記した第1,第2
のリール間に設けてあるガイド部材と、前記した第1,
第2のリール間のガイド部材を介して第1,第2のリー
ルに巻回される第1の磁気テープと、前記した第1,第
2のリールよりも径の小さな第3,第4のリールと、前
記した第3,第4のリール間に設けてあるガイド部材
と、前記した第3,第4のリール間のガイド部材を介し
て第3,第4のリールに巻回される第2の磁気テープと
を、前記した第1の磁気テープの走行路の一部と、前記
した第2の磁気テープの走行路の一部とが互いに接近し
ている状態となるようにしてテープカセットの筐体内に
収納したり、前記した第1,第2のリールはテープカセ
ットの筐体内の長手方向に配設し、また前記した第3,
第4のリールはテープカセットの筐体内の長手方向と直
交する方向に配設するとともに、前記した第1の磁気テ
ープの走行路の一部と、前記した第2の磁気テープの走
行路の一部とが互いに接近している状態となるようにし
てテープカセットの筐体内に収納したり、前記した第
1,第2の磁気テープの走行路における互いに接近して
いる部分の走行面が略々同一面となるようにしてテープ
カセットの筐体内に収納したりして、前記した第1,第
2の磁気テープをテープカセットの筐体内に収納したテ
ープカセット、及び、前記のテープカセットの筐体の開
放面から挿入される回転磁気ヘッド組立体に設けられて
いる回転磁気ヘッドにより、テープカセットの第1,第
2の磁気テープに対する記録再生動作が行なわれるよう
に、テープカセットの筐体内に収納されている第1,第
2の磁気テープに、それぞれ個別の円弧状の記録跡を形
成させることができるような各別の回転磁気ヘッド組立
体を、前記した第1,第2の磁気テープに個別に対応さ
せて設けた構成の磁気記録再生装置、ならびに前記の第
1,第2の磁気テープの走行路における互いに接近して
いる部分の走行面が略々同一面となるようにしてテープ
カセットの筐体内に収納されているテープカセットにお
ける第1,第2の磁気テープが同一面内で接近して配置
されている部分に対応して1個の回転磁気ヘッド組立体
を設けた構成の磁気記録再生装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
のテープカセット、及び磁気記録再生装置の具体的な内
容について詳細に説明する。図1及び図4は、それぞれ
本発明のテープカセットを用いて情報信号の記録再生を
行なう磁気記録再生装置の一部の構成例を示す平面図で
あり、図2は図1に例示した磁気記録再生装置のブロッ
ク図、図5は図4に例示した記録再生装置のブロック図
である。図1,図4の各図において、TCは本発明のテ
ープカセットの全体符号である。
【0014】テープカセットTCは、例えば、VHS方
式のVCRにおけるテープカセット、あるいはS−VH
S方式のVCR等におけるテープカセットのように、従
来から使用されて来ている各種のテープカセットと同様
に、リールに巻回された磁気テープを収納するカセット
筐体は、上部カセットハーフと下部カセットハーフとか
らなる。前記のカセット筐体には、使用時に開放状態に
させるカセット蓋や、ローディングガイドの挿入口が設
けられており、また、それの不使用時に前記のリールを
ロックするリールロック機構を備えているとともに、前
記のリールロック機構によるリールのロック状態を解除
するためのリールロック解除部材が挿入されるべきリー
ルロック解除孔を底部に設けてあり、さらに記録再生装
置に備えてあるカセットハウジングに設けられている誤
挿入防止機構と対応する誤挿入防止溝、方向規制溝、等
が構成されている。前記のテープカセットTCは、使用
時に記録再生装置に設けられているカセットハウジング
に挿入される。なお、図1,図4中に示してあるテープ
カセットTCは、図示説明を簡略化するために、テープ
リール1〜4と、磁気テープT1,T2と、ガイド部材
と、カセット筐体5を示す枠5とだけを示してある。
【0015】図1中に示してあるテープカセットTC
と、図4中に示してあるテープカセットTCとは、磁気
テープT1,T2として、それぞれ強磁性体の記録材料
を用いて構成された磁気テープを使用しているテープカ
セットである。また、図1及び図4中に示されている記
録再生装置は、180度対称の位置に互に逆アジマス角
を有して対をなす回転磁気ヘッドが設けてある回転ドラ
ムを所定の回転数で回転させ、前記の回転ドラムの周面
の一部と固定ドラムの周面の一部とに巻付いた状態で所
定の走行速度で走行する磁気テープを、回転磁気ヘッド
によって順次交互にヘリカルスキャンさせて磁気記録再
生動作が行なわれるような構成部分を備えて構成されて
いる磁気記録再生装置である。
【0016】前記した各図中に示されているテープカセ
ットTCは、その何れのものも、第1の磁気テープT1
を、第1のリール1と第2のリール2との間に設けてあ
るガイド部材6,7を介して、第1のリール1と第2の
リール2とに巻回させ、第2の磁気テープT2を、第3
のリール3と第4のリール4との間に設けてあるガイド
部材9,8を介して、第3のリール3と第4のリール4
とに巻回させてあるが、前記した第1,第2のリール
1,2のリール径は、第3,第4のリール3,4のリー
ル径に比べて大である。
【0017】それで、前記した第1,第2のリール1,
2に巻回できる第1の磁気テープT1の長さは、前記し
た第3,第4のリール3,4に巻回できる第2の磁気テ
ープT2の長さに比べて大となる。また、前記した第1
の磁気テープT1よりも長さの短い第2の磁気テープT
2として、第1の磁気テープT1よりも厚さの大きな磁
気テープを用いることは、より一層高速で移送させるこ
とが望まれる第2の磁気テープT2にとって好ましい実
施の態様である。前記した第1,第2のリール1,2
は、テープカセットの筐体5内の長手方向に配設されて
おり、また、前記した第3,第4のリール3,4は、テ
ープカセットの筐体5内の長手方向と直交する方向に配
設された状態で、テープカセット筐体5内に収納されて
いる。
【0018】図1及び図4中に示してあるように、テー
プカセットTCが磁気記録再生装置に装着されると、テ
ープカセットの筐体5の特定な1つの側面に設けられて
いるカセット蓋(図示されていない)が開放されて、磁
気記録再生装置に設けられている回転磁気ヘッド組立体
(40,42)がテープカセットTC内が挿入されて、
テープカセットTCの第1,第2の磁気テープT1,T
2の磁性面に、回転磁気ヘッド組立体(40,42)に
設けられている回転磁気ヘッド(Ha1〜Ha4,Hb
1〜Hb4)が順次に接触するようにされる。
【0019】前記した各4個の回転磁気ヘッド(Ha1
〜Ha4,Hb1〜Hb4)において、添字1,3が付
されている方の回転磁気ヘッドHa1,Ha3、Hb
1,Hb3は、磁気空隙のアジマス角度が、記録跡の幅
方向に対して時計まわりに90度以下の所定の角度αに
設定されている磁気空隙を備えている回転磁気ヘッドで
あり、他方、添字2,4が付されている方の回転磁気ヘ
ッドHa2,Ha4、Hb2,Hb4は、磁気空隙のア
ジマス角度が、記録跡の幅方向に対して反時計まわりに
90度以下の所定の角度αに設定されている磁気空隙を
備えている回転磁気ヘッドであり、前記の各回転磁気ヘ
ッド(Ha1〜Ha4,Hb1〜Hb4)は、それらの
磁気空隙が磁気テープの磁性面に垂直に当接した状態で
摺動できるように、回転磁気ヘッド組立体(40,4
2)のディスク(円盤)40,42に取付けられてい
る。
【0020】まず、図1に示す記録再生装置では、それ
に装着されたテープカセットTC内におけるガイド部材
6,7間で走行している第1の磁気テープT1の磁性面
には、回転磁気ヘッド組立体40のディスク(40)に
配設されている回転磁気ヘッドHa1〜Ha4により、
図3に例示されているように順次に円弧状の軌跡が形成
されるような状態で記録再生動作が行なわれる。また、
前記のテープカセットTC内におけるガイド部材8,9
間で走行している第2の磁気テープT2の磁性面に、回
転磁気ヘッド組立体42のディスク(42)に配設され
ている回転磁気ヘッドHb1〜Hb4によって順次に円
弧状の軌跡が形成されるような状態で記録再生動作が行
なわれる。
【0021】図3において4個の回転磁気ヘッドHa1
〜Ha4は、回転磁気ヘッド組立体40のディスク(4
0)の外周を4等分した位置(中心角で90度毎の外周
位置)に取付けられている[図8についても同じであ
り、また、回転磁気ヘッド組立体42のディスク(4
2)における4個の回転磁気ヘッドHb1〜Hb4の取
付け態様も同じである]。なお、図3,図8等に示して
ある回転磁気ヘッドの配設態様は、回転磁気ヘッドの回
転軌跡円における中心角で90度毎の位置に、各1個ず
つの回転磁気ヘッドが配設されている状態であるが、前
記した配設態様の4個の回転磁気ヘッドを1組の回転磁
気ヘッド組として、N組(Nは自然数)の回転磁気ヘッ
ド組を用いるようにして本発明の記録再生装置が実施さ
れてもよい。
【0022】前記した回転磁気ヘッド組立体40は、デ
ィスク駆動モータ39によって所定の回転数で駆動回転
され、また前記した回転磁気ヘッド組立体42は、ディ
スク駆動モータ41によって所定の回転数で駆動回転さ
れる。そして、前記のディスク駆動モータ39は、図2
中に示されているディスク回転制御部35の制御の下に
駆動回転されており、また前記のディスク駆動モータ4
1は、図2中に示されているディスク回転制御部36の
制御の下に駆動回転されている。
【0023】図1に示す記録再生装置の各部の動作制御
を行なう部分の概略構成を示す図2のブロック図におい
て、22は記録再生装置において記録再生の対象にされ
るデータの入力端子、23は記録再生装置からの出力デ
ータの出力端子である。また24は記録再生装置の各種
の動作態様を設定するための入力装置を備えて構成され
ている操作部から供給される制御入力、及びその他の制
御入力の供給端子である。25は例えばマイクロプロセ
ッサ、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ
等を含んで構成されている記録再生装置の制御部及び信
号処理部であり、また26は外部バッファメモリであっ
て、前記の制御部及び信号処理部25は記録再生装置全
体の制御動作と、入出力信号処理動作とを行なう。
【0024】前記の制御部及び信号処理部25における
入出力信号処理動作は、記録動作時には、記録対象にさ
れている情報信号を、記録動作に適した記録信号に変換
して記録再生回路に供給したり、再生動作時には磁気テ
ープから再生された再生信号を、もとの情報信号に逆変
換するなどの信号処理動作を行なう。また、記録再生装
置がデジタルVTRの場合における前記の制御部及び信
号処理部25の入出力信号処理動作では、AD変換、D
CTブロックの形成、DCT演算処理、量子化及び可変
長符号化、誤り訂正符号の付加、及び波形等化信号処
理、誤り訂正、可変長復号、逆DCT演算処理、その他
の必要なデジタル信号処理を行なう。
【0025】図2中の27〜34は記録再生回路であ
り、前記の記録再生回路27(28,29,30)は、
記録動作時には、記録の対象とされている情報信号を、
回転磁気ヘッド組立体40に付属している回転磁気ヘッ
ドHa1(Ha2,Ha3,Ha4)によって、第1の
磁気テープT1に記録し、また、前記の記録再生回路3
1(32,33,34)は、記録動作時には、記録の対
象とされている情報信号を、回転磁気ヘッド組立体42
に付属している付属している回転磁気ヘッドHb1(H
b2,Hb3,Hb4)によって、第2の磁気テープT
2に記録する。
【0026】また再生動作時には、回転磁気ヘッド組立
体40に付属している回転磁気ヘッドHa1(Ha2,
Ha3,Ha4)によって、第1の磁気テープT1から
再生された再生信号は、前記の記録再生回路27(2
8,29,30)を介して制御部及び信号処理部25に
供給され、また、回転磁気ヘッド組立体42に付属して
いる回転磁気ヘッドHb1(Hb2,Hb3,Hb4)
によって、第2の磁気テープT2から再生された再生信
号は、前記の記録再生回路31(32,33,34)を
介して制御部及び信号処理部25に供給される。
【0027】前記した図2に示されている制御部及び信
号処理部25では、前記の回転磁気ヘッド組立体40に
付属している回転磁気ヘッドHa1(Ha2,Ha3,
Ha4)の内で、記録動作あるいは再生動作に使用され
るべきものを選択して時間軸上で順次に切換え動作させ
たり、必要な複数のものを同時的に動作させたりするよ
うな制御動作を行ない、また、前記の回転磁気ヘッド組
立体42に付属している回転磁気ヘッドHb1(Hb
2,Hb3,Hb4)の内で、記録動作あるいは再生動
作に使用されるべきものを選択して時間軸上で順次に切
換え動作させたり、必要な複数のものを同時的に動作さ
せたりするような制御動作を行なう。なお、磁気テープ
走行系におけるトラッキング制御動作は、例えば、磁気
テープに記録したトラッキング制御用の信号を用いて行
なう、あるいはトラッキング制御用の専用の固定コント
ロールヘッドを用いて行なう、その他の、周知の多くの
技術手段の内から適当に選択して用いればよい。
【0028】また、図2中のディスク回転制御部35
(36)は、制御部及び信号処理部25から供給される
制御データに基づいてディスク40(42)の回転数及
び回転位相を制御する。37は第1の磁気テープT1の
テープ走行制御回路、38は第2の磁気テープT2のテ
ープ走行制御回路であり、この各テープ走行制御回路3
7,38は、記録動作時には、第1,第2の磁気テープ
T1,T2が所定のテープ走行速度で走行する状態とな
るようにキャプスタン制御を行ない、また、再生動作時
には、例えば磁気テープに記録されているトラッキング
情報に基づいてキャプスタン制御を行なって、回転磁気
ヘッドが磁気テープの記録跡を追跡できるようなテープ
走行速度で磁気テープを走行させるようにする。
【0029】図9の(a)は第1の磁気テープT1に対
して、複数の番組情報の記録態様を例示している図であ
り、また、図9の(b)は、前記した第1の磁気テープ
T1に比べて長さの短い第2の磁気テープT2に対して
行なわれる、複数の番組情報の記録態様を例示している
図である。第2の磁気テープT2の記録領域の先頭部に
は、図9の(b)に例示されているように管理データ
(例えば、テープ全体の管理データ、第1,第2の各磁
気テープT1,T2における各番組情報毎の記録領域の
始端のアドレス、各番組情報のタイトル、記録日時、そ
の他)を記録させておく。
【0030】第2の磁気テープT2の先頭部分に記録さ
れている管理データは、磁気テープに記録されている複
数の番組情報の各1つのものを再生する度に、読出して
利用するようにしてもよいが、記録再生装置の動作の開
始時に、第2の磁気テープT2に記録されている管理デ
ータを再生して、それを記録再生装置における制御部及
び信号処理部25のメモリに格納し、それ以後の記録再
生装置の動作に際して、前記の管理データを使用すれば
検索の時間を短縮することができる。前記した第2の磁
気テープT2における管理データの記録領域に後続し
て、順次の番組情報における開始部分を、順次に記録さ
せておく。
【0031】図9の例において、第1の磁気テープT1
は6時間(360分)にわたって連続記録ができるテー
プ長を有するものであるとすると、前記の第1の磁気テ
ープT1には、1時間の番組情報を順次に6番組分だけ
記録することができる。そして、記録再生装置が、12
0倍速の早送り(巻戻し)が可能であるとすると、前記
した第1の磁気テープT1の全体は、約3分間で巻戻す
ことができる。そこで、図9の(b)に例示してあるよ
うに、第1の磁気テープT1に記録させる前記した6つ
の番組情報におけるそれぞれの開始部分の3分間ずつの
情報を、第2の磁気テープT2における管理データの記
録領域に後続させて順次に記録しておき、第1の磁気テ
ープT1には、前記のように第2の磁気テープT2に記
録させる各番組の開始部分の3分間の部分を除く、それ
ぞれ57分間の番組情報の6番組分(合計342分)を
順次に記録させる。
【0032】前記した設例においては、6個の1時間番
組情報は、記録時間が342分間であるようなテープ長
の第1の磁気テープT1と、記録時間が18分間である
ようなテープ長の第2の磁気テープT2とに記録できる
ことになる。そして、前記した記録時間(ノーマル再生
時間と同じ)が18分間の第2の磁気テープT2は、例
えば、それに2分間の管理データの記録時間も合わせた
20分間の記録時間と対応するテープ長を有していたと
しても、それの全体を120倍速で巻戻したときの所要
時間は約10秒間となる。
【0033】すなわち、前記の設例のように360分間
の記録が行なわれた第1の磁気テープT1だけの場合に
は、磁気テープの走行速度として120倍速の早送り
(巻戻し)が可能であるとしても、前記の第1の磁気テ
ープT1中に記録されている任意の番組情報に対するア
クセス時間としては、約3分間以上の時間が必要とされ
ることを見込んでおかなければならない。しかし、本発
明では既述のように各番組情報のそれぞれの開始部分に
ついて、第1の磁気テープT1の全体の巻戻し時間と対
応する例えば3分間ずつの番組情報を、第2の磁気テー
プT2における管理データの記録領域に後続させて順次
に記録させておいて、どの番組情報の再生が希望されて
も、まず、第2の磁気テープT2から3分間にわたって
番組情報の再生動作を行ない、前記の3分の時間中に第
1の磁気テープT1中における再生希望の番組情報を検
索し、前記の再生希望の番組情報について再生動作開始
の待機状態にして、第2の磁気テープT2から再生され
ていた番組情報の開始部分に引続いて、第1の磁気テー
プT1から再生される番組情報を円滑に切換えて再生さ
せるようにしたことにより、任意の番組情報へのアクセ
ス時間を10秒間とすることができる。
【0034】前記のように、第2の磁気テープT2から
再生された番組情報の開始部分に引続いて、第1の磁気
テープT1から再生される番組情報を円滑に切換えて再
生させるようにするのには、例えば第1,第2の磁気テ
ープT1,T2における順次の番組情報の記録領域の境
界の部分に情報識別信号(情報識別信号は、例えば同じ
番組情報について、第2の磁気テープT2からの再生信
号と第1の磁気テープT1からの再生信号とにおける切
換え部分には、同じアドレスを付しておく)を記録して
おき、第2の磁気テープT2からの再生信号と第1の磁
気テープT1からの再生信号との切換え再生が、前記し
た第1,第2の各磁気テープから情報識別信号が再生さ
れる位置で行われるようにすればよい。
【0035】また、第2の磁気テープT2から再生され
た番組情報の開始部分に引続いて、第1の磁気テープT
1から再生される番組情報を円滑に切換えるのに、第2
の磁気テープT2から再生される番組情報の開始部分の
終りの部分を、第1の磁気テープT1から再生させる番
組情報の最初の部分にも記録させておき、第2の磁気テ
ープT2と第1の磁気テープT1との両者から同一の番
組情報における同一の内容の再生信号が得られる期間
に、第2の磁気テープT2と第1の磁気テープT1との
双方を走行させて、前記の両者の切換え動作が行なわれ
るようにしてもよい。
【0036】次に図4に示す磁気記録再生装置は、磁気
記録再生装置に装着されたテープカセットTC内の第1
の磁気テープT1と、第2の磁気テープT2とに対する
記録動作や再生動作が、1個の回転磁気ヘッド組立体4
0に付属している回転磁気ヘッドHa1(Ha2,Ha
3,Ha4)によって行なわれるような構成態様として
実施された場合の構成例を示しており、また、図5は図
4に示す記録再生装置の各部の動作制御を行なう部分の
概略構成を示すブロック図である。図4及び図5中にお
いて、図1及び図2中に示されている各構成部分と対応
している構成部分には、図1及び図2中で使用している
図面符号と同一の図面符号を使用している。
【0037】図4に示す磁気記録再生装置において、磁
気記録再生装置に装着されたテープカセットTC内の第
1の磁気テープT1と第2の磁気テープT2とは、ガイ
ド部材6,7間に張設されている第1の磁気テープT1
の走行面と、ガイド部材8,9間に張設されている第2
の磁気テープT2の走行面とが同一面上となるように、
かつ、接近している状態となるように配置されている。
そして、前記した第1の磁気テープT1と第2の磁気テ
ープT2とに対する記録動作や再生動作を行なうための
1個の回転磁気ヘッド組立体40は、それのディスク
(40)の回転中心が、前記した第1の磁気テープT1
と第2の磁気テープT2とが同一面上で接近している部
分における境界の部分に位置するようにされている。
【0038】図4に示されている磁気記録再生装置の各
構成部分の動作を制御するための構成例を示す図5と、
既述した図2に示した構成例との違いは、図2に示す構
成例では8個の記録再生回路27〜34と、2個のディ
スク回転制御部35,36と、2個のテープ走行制御部
37,38とを備えているのに、図5に示す構成例では
4個の記録再生回路27〜30と、1個のディスク回転
制御部35と、1個のテープ走行制御部37とを備えて
構成されている点である。前記の構成上の違いは、図1
に示されている記録再生装置では、2個のディスク4
0,42を備えているのに、図5に示す記録再生装置で
は1個のディスク40しか備えていないという点に基づ
いている。
【0039】図4に示されている磁気記録再生装置のよ
うに、テープカセットに収納されている第1の磁気テー
プT1と第2の磁気テープT2とにおける同一面上で接
近している部分における境界の部分に、1個の回転磁気
ヘッド組立体40が、それのディスク(40)の回転中
心が位置するように設けられた場合には、図7及び図8
中に示してある矢印の方向に走行する第1の磁気テープ
T1と第2の磁気テープT2とに、前記した1個の回転
磁気ヘッド組立体40に設けられている4個の回転磁気
ヘッドHa1〜Ha4により、それぞれ記録形成される
記録跡によって図6に示されるような記録跡パターン
(トラックパターン)が生じることになる。なお、図7
中における回転磁気ヘッドには添字の数字の記載を省略
してある。
【0040】前記のように、テープカセットに収納され
ている第1の磁気テープT1と第2の磁気テープT2と
における同一面上で接近している部分の境界の部分に、
回転中心が位置している状態において高速回転を行なう
1個の回転磁気ヘッド組立体40に設けられている4個
の回転磁気ヘッドHa1〜Ha4は、図7及び図8中に
示してある矢印の方向に走行する第1の磁気テープT1
と第2の磁気テープT2とに、図6に示されるような円
弧状の記録跡パターン(トラックパターン)を生じさせ
るような円形の回転軌跡を描いて回転している。
【0041】そして、前記の4個の回転磁気ヘッドHa
1〜Ha4は、第1の磁気テープT1と第2の磁気テー
プT2との磁性面に良好に接触している状態となるよう
に、回転磁気ヘッド組立体40のディスク(40)の面
から突出しているから、前記した回転磁気ヘッドHa1
〜Ha4の円形の回転軌跡と交差する部分を有するよう
な位置関係に設けられているガイド部材(図4中におけ
るガイド部材6,9)における回転磁気ヘッドHa1〜
Ha4の円形の回転軌跡と交差する部分には、回転磁気
ヘッドHa1〜Ha4の先端部を通過させることができ
るとうな溝(凹部)が構成されている。
【0042】前記した図4,図5に示されている磁気記
録再生装置についても、図1及び図2を参照して既述し
た磁気記録再生装置について、図9に示すテープフォー
マットも含めて説明したところと同様に、複数の各番組
情報のそれぞれの開始部分について、第1の磁気テープ
T1の全体の巻戻し時間と対応する時間ずつの番組情報
を、第2の磁気テープT2における管理データの記録領
域に後続させて順次に記録させておいて、どの番組情報
の再生が希望されても、まず、第2の磁気テープT2か
ら前記した第1の磁気テープT1の全体の巻戻し時間と
対応する時間にわたる番組情報の再生動作を行ない、前
記の時間中に第1の磁気テープT1中における再生希望
の番組情報を検索し、前記の再生希望の番組情報につい
て再生動作開始の待機状態にして、第2の磁気テープT
2から再生されていた番組情報の開始部分に引続いて、
第1の磁気テープT1から再生される番組情報を円滑に
切換えて再生させるようにしたことにより、任意の番組
情報へのアクセス時間を極めて短縮することができる。
【0043】次に、前記した図1,図4を参照して既述
した各記録再生装置について、第1のテープ状記録媒体
T1と第2のテープ状記録媒体T2とに対する記録動作
が、切り目の無い状態で順次交互に繰返し行なわれるよ
うにすることにより、前記した第1のテープ状記録媒体
T1と第2のテープ状記録媒体T2とが、全体としてエ
ンドレステープと同様な状態で使用されることになる。
すなわち、前記した第1のテープ状記録媒体T1と第2
のテープ状記録媒体T2との2つのテープ状記録媒体に
おけるいずれか一方のテープ状記録媒体について記録動
作が行なわれている状態において、他方のテープ状記録
媒体を巻戻し動作によって巻始め端にまで巻戻し、その
テープ状記録媒体を巻始めの位置から記録動作を開始で
きるように待機状態とさせておき、前記した一方のテー
プ状記録媒体の終端まで記録動作が行なわれた時点に、
そのテープ状記録媒体に対する記録動作を中止させると
ともに、待機中の前記した他方のテープ状記録媒体に対
する記録動作を開始させる、というような記録動作を、
第1のテープ状記録媒体T1と第2のテープ状記録媒体
T2とに対して順次交互に繰返すことにより、第1のテ
ープ状記録媒体T1と第2のテープ状記録媒体T2と
は、全体としてエンドレステープと同様な状態で使用で
きるのである。
【0044】第1のテープ状記録媒体T1と第2のテー
プ状記録媒体T2とに対する記録動作の順次交互の繰返
し動作は、例えば第1のテープ状記録媒体T1と第2の
テープ状記録媒体T2とのそれぞれの端部付近に記録さ
せておいた情報識別信号(例えばアドレス)を用いて、
記録再生装置における制御部及び信号処理部25によっ
て行なわれる。前記のようにテープカセットTCに収納
されている第1のテープ状記録媒体T1と第2のテープ
状記録媒体T2とをエンドレステープと同様な状態で使
用した場合の記録再生装置は、例えば監視装置用の記録
装置として好適である他、店頭でのデモンストレーショ
ン用の記録済み記録媒体の再生装置として有効に使用で
きる。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明のテープカセット及び磁気記録再生装
置では、記録再生動作に当りテープカセット内に挿入さ
れた回転磁気ヘッド組立体に取付けられている回転磁気
ヘッドが、磁気テープの磁性面上で軽負荷の状態で、か
つ、磁気テープの磁性面に良好に当接した状態で回転し
て、磁気テープの磁性面に対して順次に円弧状の軌跡を
形成させることができるために、薄手の磁気テープでも
安全に高速走行させることが可能になり、したがって、
安価に大きな記憶容量が得られてもアクセスが遅いとい
う欠点を有するテープ状記録媒体を、アクセスが早い状
態で記録再生できるようにでき、また、第1,第2のテ
ープ状記録媒体を巻回させるリールを最適な配設態様に
設けることにより、小型なテープカセットの提供を容易
とし、さらに、短い方のテープに管理情報を記録して、
その情報をアクセスに効率的に利用できる。また、テー
プカセットに収納されている長い第1のテープ状記録媒
体の全体を巻戻すに必要な時間と対応する時間長ずつの
番組情報を、短い第2のテープ状記録媒体における管理
データの記録領域に後続させて順次に記録させておき、
どの番組情報の再生が希望されても、まず、第2のテー
プ状記録媒体から各番組情報の再生動作を行ない、前記
の第2のテープ状記録媒体から各番組情報の再生動作が
行なわれている時間中に第1のテープ状記録媒体中にお
ける再生希望の番組情報を検索し、前記の再生希望の番
組情報について再生動作開始の待機状態にして、第2の
テープ状記録媒体から再生されていた番組情報の開始部
分に引続いて、第1のテープ状記録媒体から再生される
番組情報を円滑に切換えて再生させることで、任意の番
組情報へのアクセス時間を短縮することができるし、さ
らに、第1のテープ状記録媒体と第2のテープ状記録媒
体との2つのテープ状記録媒体におけるいずれか一方の
テープ状記録媒体について記録動作が行なわれている状
態において、他方のテープ状記録媒体を巻戻し動作によ
って巻始め端にまで巻戻し、そのテープ状記録媒体を巻
始めの位置から記録動作を開始できるように待機状態と
させておき、前記した一方のテープ状記録媒体の終端ま
で記録動作が行なわれた時点に、そのテープ状記録媒体
に対する記録動作を中止させるとともに、待機中の前記
した他方のテープ状記録媒体に対する記録動作を開始さ
せる、というような記録動作を、第1のテープ状記録媒
体と第2のテープ状記録媒体とに対して順次交互に繰返
すことにより、第1のテープ状記録媒体と第2のテープ
状記録媒体との全体をエンドレステープと同様な状態で
使用することにより、監視装置等に有効に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープカセットを用いて情報信号の記
録再生を行なう磁気記録再生装置の一部の構成例を示す
平面図である。
【図2】図1に例示した磁気記録再生装置のブロック図
である。
【図3】トラックパターンを図示説明している図であ
る。
【図4】本発明のテープカセットを用いて情報信号の記
録再生を行なう磁気記録再生装置の一部の構成例を示す
平面図である。
【図5】図4に例示した磁気記録再生装置のブロック図
である。
【図6】トラックパターンを図示説明している図であ
る。
【図7】本発明のテープカセットを用いて情報信号の記
録再生を行なう磁気記録再生装置の一部の構成例を示す
斜視図である。
【図8】図4に示した磁気記録再生装置の一部の構成部
分の説明のための図である。
【図9】複数の番組情報の記録態様を示す図である。
【図10】テープカセットを用いて情報信号の記録再生
を行なう磁気記録再生装置の従来例装置の一部の平面図
である。
【符号の説明】
TC…テープカセット、T1…第1のテープ状記録媒
体、T2…第2のテープ状記録媒体、Ha1〜Ha4,
Hb1〜Hb4…回転磁気ヘッド、1…第1のリール
(供給リール)、2…第2のリール(巻取りリール)、
3…第3のリール(供給リール)、4…第2のリール
(巻取りリール)、5…テープカセットの筐体、6〜1
1,14,19…ガイド部材、12,13,17,18
…傾斜ポール、15,20…キャプスタン、16,21
…ピンチローラ、22…記録再生装置において記録再生
の対象にされるデータの入力端子、23…記録再生装置
からの出力データの出力端子、24…記録再生装置の各
種の動作態様を設定するための入力装置を備えて構成さ
れている操作部から供給される制御入力、及びその他の
制御入力の供給端子、25…記録再生装置の制御部及び
信号処理部、26…外部バッファメモリ、27〜34…
記録再生回路、35,36…ディスク回転制御部、3
7,38…テープ走行制御回路、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、第1のリールと、第2のリ
    ールと、前記した第1,第2のリール間に設けてあるガ
    イド部材と、前記した第1,第2のリール間のガイド部
    材を介して第1,第2のリールに巻回される第1の磁気
    テープと、第3のリールと、第4のリールと、前記した
    第3,第4のリール間に設けてあるガイド部材と、前記
    した第3,第4のリール間のガイド部材を介して第3,
    第4のリールに巻回される第2の磁気テープとを、前記
    した第1の磁気テープの走行路の一部と、前記した第2
    の磁気テープの走行路の一部とが互いに接近している状
    態となるようにしてテープカセットの筐体内に収納して
    なるテープカセット。
  2. 【請求項2】 少なくとも、第1のリールと、第2のリ
    ールと、前記した第1,第2のリール間に設けてあるガ
    イド部材と、前記した第1,第2のリール間のガイド部
    材を介して第1,第2のリールに巻回させる第1の磁気
    テープと、前記した第1,第2のリールに比べて小さな
    径の第3,第4のリールと、前記した第3,第4のリー
    ル間に設けてあるガイド部材と、前記した第3,第4の
    リール間のガイド部材を介して第3,第4のリールに巻
    回させる第2の磁気テープとを、前記した第1,第2の
    リールはテープカセットの筐体内の長手方向に配設し、
    また前記した第3,第4のリールはテープカセットの筐
    体内の長手方向と直交する方向に配設するとともに、前
    記した第1の磁気テープの走行路の一部と、前記した第
    2の磁気テープの走行路の一部とが互いに接近している
    状態となるようにしてテープカセットの筐体内に収納し
    てなるテープカセット。
  3. 【請求項3】 第1,第2の磁気テープの走行路におけ
    る互いに接近している部分の走行面が略々同一面となる
    ようにした請求項1または請求項2のテープカセット。
  4. 【請求項4】 少なくとも、第1のリールと、第2のリ
    ールと、前記した第1,第2のリール間に設けてあるガ
    イド部材と、前記した第1,第2のリール間のガイド部
    材を介して第1,第2のリールに巻回される第1の磁気
    テープと、第3のリールと、第4のリールと、前記した
    第3,第4のリール間に設けてあるガイド部材と、前記
    した第3,第4のリール間のガイド部材を介して第3,
    第4のリールに巻回される第2の磁気テープとがテープ
    カセットの筐体内に収納されている第1,第2の磁気テ
    ープに、それぞれ個別の円弧状の記録跡を形成させるこ
    とができるような各別の回転磁気ヘッド組立体を、前記
    した第1,第2の磁気テープに個別に対応させて設けて
    なる磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、第1のリールと、第2のリ
    ールと、前記した第1,第2のリール間に設けてあるガ
    イド部材と、前記した第1,第2のリール間のガイド部
    材を介して第1,第2のリールに巻回される第1の磁気
    テープと、第3のリールと、第4のリールと、前記した
    第3,第4のリール間に設けてあるガイド部材と、前記
    した第3,第4のリール間のガイド部材を介して第3,
    第4のリールに巻回される第2の磁気テープとが、前記
    の第1,第2の磁気テープの走行路における互いに接近
    している部分の走行面が略々同一面となるようにしてテ
    ープカセットの筐体内に収納されている第1,第2の磁
    気テープが同一面内で接近して配置されている部分に対
    応して1個の回転磁気ヘッド組立体を設けてなる磁気記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 第1の磁気テープと第2の磁気テープと
    における略々同一面内で接近して配置されている部分の
    境界の部分に、1個の回転磁気ヘッド組立体を、それの
    回転中心が位置するようにして設けた請求項7の磁気記
    録再生装置。
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