JPH1129745A - 塗料組成物、塗膜形成方法、塗装品、照明器具用反射板 - Google Patents

塗料組成物、塗膜形成方法、塗装品、照明器具用反射板

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JPH1129745A
JPH1129745A JP18408197A JP18408197A JPH1129745A JP H1129745 A JPH1129745 A JP H1129745A JP 18408197 A JP18408197 A JP 18408197A JP 18408197 A JP18408197 A JP 18408197A JP H1129745 A JPH1129745 A JP H1129745A
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coating
resin
coating composition
coating film
silica airgel
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JP18408197A
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Kenji Tsubaki
健治 椿
Masaru Yokoyama
勝 横山
Hiroshi Yokogawa
弘 横川
Kenji Sonoda
健二 園田
Keiji Kosaka
啓詞 高坂
Namio Nakazawa
南海生 中澤
Toshio Taniguchi
俊雄 谷口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Otani National Electric Co Ltd
Original Assignee
Otani National Electric Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射率の高い塗膜を得ることができる塗料組
成物を提供する。 【解決手段】 樹脂1とシリカエアロゲル2との混合物
で塗料組成物を調製する。樹脂1とシリカエアロゲル2
は屈折率差が大きく、樹脂1とシリカエアロゲル2との
界面において光が全反射を起こして反射率が高い塗膜4
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料組成物、この
塗料組成物を用いた塗膜形成方法、この塗料組成物によ
って塗膜を形成した塗装品及び照明器具用反射板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギー等の市場ニーズに対
応するため、照明の高効率化やコンパクト化を目指した
照明器具の開発が進められている。そして反射板を用い
た照明器具において、照明の効率向上を達成するために
は反射板の反射率を上げる必要がある。
【0003】そこで従来は、照明器具等の反射板の塗装
に、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂等の樹
脂成分中にシリカ、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム、二酸化チタン等の白色顔料を配
合した塗料を用い、反射率の高い白色反射板を作製する
ことが行なわれている。しかし、このような白色顔料を
配合して調製される塗料の反射率は、白色顔料の粒子自
体が特定波長の吸収を持つために限界があり、上記のよ
うな照明の効率向上の要請に応えるには不十分であっ
た。
【0004】きらに、照明器具、特にダウンライトにお
いては浅型化のニーズと住宅の高気密・高断熱化による
反射板の上部の温度上昇が間題になるものであった。ま
た、液晶のバックライト等に用いられる光反射シートと
して、特開平4−296819号に示されるような、フ
ィルム基材中に微細な気泡を含有させ、該気泡で光を散
乱させることで白色化させたものが提供されている。し
かし、この光反射シートは塗料ではないので、例えば照
明器具用の反射板等へ応用することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、反射率の高い塗膜を得ること
ができる塗料組成物、塗膜形成方法及び塗装品を提供す
ることを目的とし、また赤外領域においても反射率が高
く、照明器具の器具効率を高めることができると共に温
度上昇を抑制することができる照明器具用反射板を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗料組成物
は、樹脂とシリカエアロゲルとの混合物から成ることを
特徴とするものである。また請求項2の発明は、上記樹
脂が粉体塗料であることを特徴とするものである。
【0007】また請求項3の発明は、上記粉体塗料が無
機成分を含有するものであることを特徴とするものであ
る。また請求項4の発明は、上記無機成分が白色顔料で
あることを特徴とするものである。また請求項5の発明
は、上記シリカエアロゲルの含有量が、組成物全量に対
して0.1重量%〜10重量%であることを特徴とする
ものである。
【0008】また請求項6の発明は、上記シリカエアロ
ゲルは、屈折率が1.008〜1.18であることを特
徴とするものである。また請求項7の発明は、上記シリ
カエアロゲルは、疎水化処理されたものであることを特
徴とするものである。本発明に係る塗膜形成方法は、上
記の塗料組成物を静電塗装し、これを焼き付けることに
よって、樹脂中にシリカエアロゲルを分散させた塗膜を
形成することを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る塗装品は、基材の表面に、上
記の塗料組成物による塗膜を形成して成ることを特徴と
するものである。本発明に係る照明器具用反射板は、金
属基板の表面に、上記の塗料組成物による塗膜を形成し
て成ることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の塗料組成物は樹脂1とシリカエアロゲル
2の混合物として調製されるものであり、この塗料組成
物によって基材3の表面に形成される塗膜4は、図1に
示すように樹脂1のマトリックス中にシリカエアロゲル
2の粒子が分散して存在している。シリカエアロゲル2
は透明であって光屈折率が空気並に小さく、シリカエア
ロゲル2と樹脂1のマトリックスとの間の屈折率差は大
きい。従って、樹脂1のマトリックスとシリカエアロゲ
ル2との界面において光は広い角度で全反射を起こし、
反射率が高い塗膜4を得ることができるものである。
【0011】塗料組成物の樹脂成分としては粉体塗料を
用いるのが好ましい。粉体塗料は樹脂分100%の固形
分であり、有機溶剤等を含まないので、疎水化処理をし
たシリカエアロゲルが有機溶剤等の作用で収縮して白濁
するようなことがなくなるものである。ここで、粉体塗
料は、塗料中に有機溶剤や水などの溶媒を含有せず、塗
膜形成成分のみにて配合されている固体であり、エポキ
シ系、エポキシ−ポリエステル系、ポリエステル系、ア
クリル系、アクリル−ポリエステル系等の熱硬化性粉体
塗料、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリアミド
系、フッ素系、変性ポリオレフィン系等の熱可塑性粉体
塗料がある。本発明において粉体塗料は特定のものに限
定されないものであり、上記の粉体塗料のうち少なくと
も1種以上を用いることができるものである。
【0012】これらの粉体塗料中には、塗膜を白色化し
て拡散反射率を向上させるために無機成分を含有させる
ことができる。塗膜の反射率を高めるためには、淡色な
かでも白色の塗膜を形成するようにするのが好ましく、
従って無機成分としては、シリカ、二酸化チタン、硫酸
マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなど
の白色顔料を用いることができ、これらを一種単独で、
あるいは二種以上を混合して使用することができる。こ
れらの無機成分の含有量は特に限定されるものではない
が、塗料組成物全量に対して5重量%以上、25重量%
未満の範囲が好ましい。
【0013】本発明で用いるシリカエアロゲルはシリカ
の多孔質骨格からなるものであり、米国特許第4402
827号公報、同4432956号公報、同46108
63号公報で提供されているように、アルコキシシラン
(シリコンアルコキシド、アルキルシリケートとも称さ
れる)の加水分解、重合反応によって得られたシリカ骨
格からなる湿潤状態のゲル状化合物を、アルコールある
いは二酸化炭素等の溶媒(分散媒)の存在下で、この溶
媒の超臨界点以上の超臨界状態で乾燥することによって
製造することができる。また、米国特許第513729
7号公報、同5124364号公報で提供されているよ
うに、ケイ酸ナトリウムを原料として同様に製造するこ
とができる。ここで、特開平5−279011号公報、
特開平7ー138375号公報に開示されているよう
に、アルコキシシランの加水分解、重合反応によって得
られたゲル状化合物を疎水化処理剤を用いて疎水化処理
することによって、シリカエアロゲルに疎水性を付与す
ることが好ましい。この疎水化処理工程は、ゲル状化合
物を超臨界乾燥する前に、あるいはゲル状化合物の超臨
界乾燥中に行うことができる。疎水化処理剤としては、
ヘキサメチルジシラザン、ヘキサメチルジシロキサン、
トリメチルクロロシラン、トリメチルメトキシシラン、
トリメチルエトキシシラン、トリエチルエトキシシラ
ン、トリエチルメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジメチルジクロロシラン、ジメチルジエトキシシ
ラン、メチルトリクロロシラン、エチルトリクロロシラ
ン等の有機シラン化合物を挙げることができ、これら以
外にも、酢酸、ギ酸、コハク酸等のカルボン酸や、メチ
ルクロリド等のハロゲン化アルキルなどの有機化合物を
挙げることができる。このように、疎水性を付与した疎
水性シリカエアロゲルは、湿気や水等が侵入し難くな
り、屈折率や光透過性等の性能が劣化し難くなるもので
ある。
【0014】上記のシリカの多孔質骨格からなるシリカ
エアロゲルの屈折率は、シリカエアロゲルの原料配合比
によって自由に変化させることが可能であるが、樹脂成
分との屈折率差を大きく設定し、またシリカエアロゲル
の透明性等の性能を確保するためには、1.008〜
1.18の範囲に屈折率を調整したシリカエアロゲルを
用いるのが好ましい。屈折率をこのように非常に小さく
することによって、樹脂成分(樹脂の屈折率は一般に
1.3〜1.7の範囲)との屈折率差が大きくなり、樹
脂成分とシリカエアロゲルとの界面において広い角度で
光を全反射させることができ、光の反射率が高くなるも
のである。
【0015】ここで、シリカエアロゲルの含有量は、塗
料組成物全量に対して0.1重量%以上、10重量%以
下であることが好ましく、より好ましくは1重量%以
上、5重量%以下である。シリカエアロゲルの含有量が
0.1重量%未満では、高い反射率の塗膜を得ることが
難しく、またシリカエアロゲルの含有量が10重量%を
超えると、機械的強度等の塗膜性能が悪くなるおそれが
あるので、好ましくない。またシリカエアロゲルの粒径
は、樹脂として粉体塗料を用いる場合には、粉体塗料と
の混合性の点から、一般的な粉体塗料の平均粒径である
数十μmと同程度の、平均粒径数十μmのものが好まし
い。
【0016】次に、上記のシリカエアロゲルを含有する
塗料組成物を用いた塗膜形成方法について説明する。樹
脂として粉体塗料を用いる場合、一般的な粉体塗装のプ
ロセスを適用して塗膜を形成することができる。すなわ
ち、図2(a)に示すように、帯電ガン7によって帯電
させた粉体塗料1aとシリカエアロゲル2を、電気的に
接地した基材3の表面に吹き付けて塗着粉体層を形成す
る静電塗装を行ない、これを粉体塗料1aの焼き付け温
度(シリカエアロゲル2の溶融温度より低い温度)で焼
き付けることによって、粉体塗料1aのみを半溶融状態
とし、そしてこの半溶融状態の粉体塗料1aが冷却する
過程で、シリカエアロゲル2が粉体塗料1aによる樹脂
1の塗膜中に取り込まれ、図2(b)のように、樹脂1
中にシリカエアロゲル2が分散して存在する塗膜4を基
材3の表面に形成することができるものであり、基材3
の表面にシリカエアロゲルが分散する塗膜4を形成した
塗装品を得ることができるものである。
【0017】ここで、この塗装品は各種の分野で利用す
ることができるが、基材としてアルミニウム板や亜鉛鋼
板等の金属基板を用い、金属基板の表面に反射塗膜を形
成することによって、照明器具用の白色反射板を作製す
ることができるものである。このようにシリカエアロゲ
ルを含有する塗料組成物からなる反射塗膜を設けて形成
した反射板は、塗膜によって高い反射率を得ることがで
き、照明器具の器具効率が向上するものである。またシ
リカエアロゲルを含有する塗料組成物からなる反射塗膜
は赤外光の反射率も高く、赤外光を効率高く反射させる
ことができる結果、反射板の上面への熱の漏れを押さえ
て反射板の上面の温度上昇を抑制することができるもの
である。尚、基材としてこのように金属基板を用いる場
合、照明器具用の反射板の他に、表面の光反射性が良好
なガードレールなどにも適用することができるものであ
る。
【0018】また、基材としてプラスチックシートを用
い、プラスチックシートの表面に反射塗膜を形成して液
晶バックライト用などの光反射シートを作製する場合に
は、接地することができる導電性シートあるいは帯電防
止シートを用いる必要がある。一般のプラッスチックシ
ートは通常1012〜1016Ωcmの体積固有抵抗をもつ
電気絶縁体であるが、シート中に高分子電解質や導電性
微粒子を均一に分散させたり、またシートの表面に導電
処理を施すことで導電性シートを得ることができる。例
えば、ポリエチレンやポリエステルなど一般的な汎用樹
脂のシートに導電性カーボンや炭素繊維を練り込んだも
のや、ポリエチレンやポリエステルなど一般的な汎用樹
脂のシートの表面に導電性微粉体を分散して導電性樹脂
層を表面に形成した分散型や、半導体薄膜、金属薄膜、
多層膜などを形成した薄膜型のものがある。半導体薄膜
の例としては酸化インジウム錫(ITO)、酸化錫、酸
化カドミウム錫、ヨウ化銅などがあり、金属薄膜として
は金、パラジウム、白金、銀、アルミニウム、クロムな
どがある。その導電性レべルは接地ができる程度であれ
ば良く、体積固有抵抗が108 Ωcm以下、あるいは表
面抵抗がl011Ω以下であることが好ましい。
【0019】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。 (実施例1)ポリエステル系粉体塗料(平均粒径40μ
m、白色顔料として硫酸バリウム10重量%含む)97
重量部と、シリカエアロゲル粉末(平均粒径50μm、
屈折率1.03)3重量部を混合して塗料組成物を調製
した。
【0020】そして70×150×1mmの亜鉛鋼板を
基材として用いて接地し、その表面にコロナ放電式帯電
ガンを用いて上記の塗料組成物を静電塗装した。次にこ
れを180℃で15分間焼き付けることによって、塗膜
を形成した。得られた塗膜の平均膜厚は65μmであっ
た。ここで、上記の粉末状シリカエアロゲルは次の方法
で得たものを使用した。まず、テトラメトキシシランの
オリゴマー(コルコート社製「メチルシリケート5
1」:平均分子量=約470)、エタノール、水、15
Nアンモニア水をモル比で1:43:20:0.20で
混合してゾル溶液を調製し、これを放置してゲル化させ
ることによってゲル状化合物を得た。次にこのゲル状化
合物を0.2mol/リットルの濃度のへキサメチルジ
シラザン(東レダウコーニングシリコーン社試薬)のエ
タノール溶液中で、40℃で2時間程度加熱攪拌するこ
とによって、疎水化処理を行った。次いでこの疎水化処
理したゲル状化合物を、18℃、55気圧の二酸化炭素
中に入れ、ゲル状化合物内のエタノールを二酸化炭素に
置換する操作を2時間程度行い、この後、系内を二酸化
炭素の超臨界条件である、40℃、80気圧にして、超
臨界乾燥を約24時間行うことによって、シリカの多孔
質骨格からなる粉末状のシリカエアロゲルを得た。そし
てこれを粉砕することによって粉末状のシリカエアロゲ
ルを得た。
【0021】(実施例2)ポリエステル系粉体塗料(実
施例1と同じ)99重量部と、シリカエアロゲル(実施
例1と同じ)1重量部を混合して塗料組成物を調製し
た。後は実施例1と同様にして亜鉛鋼板の表面に平均膜
厚が65μmの塗膜を形成した。 (実施例3)ポリエステル系粉体塗料(実施例1と同
じ)95重量部と、シリカエアロゲル(実施例1と同
じ)5重量部を混合して塗料組成物を調製した。後は実
施例1と同様にして亜鉛鋼板の表面に平均膜厚が65μ
mの塗膜を形成した。
【0022】(実施例4)基材として厚み100μmの
透明導電性シート(東レ株式会社製「ハイビームB」:
ポリエステル基材)を用い、また塗料組成物として実施
例1と同じものを用い、後は実施例1と同様にして透明
導電性シートの表面に塗膜を形成した。得られた塗膜の
平均膜厚は65μmであった。
【0023】(比較例1)ポリエステル系粉体塗料(実
施例1と同じ)のみを塗料組成物として用いるようにし
た他は(シリカエアロゲルを使用せず)、実施例1と同
様にして亜鉛鋼板の表面に平均膜厚が65μmの塗膜を
形成した。 (比較例2)ポリエステル系粉体塗料(実施例1と同
じ)のみを塗料組成物として用いるようにした他は(シ
リカエアロゲルを使用せず)、実施例4と同様にして透
明導電性シート(実施例4と同じ)の表面に平均膜厚が
65μmの塗膜を形成した。
【0024】上記の実施例1〜4及び比較例1,2で作
製した塗膜について、全光線反射率及び拡散反射率を自
記分光光度計(日立製作所製「U−4000」)で測定
した。可視光域の波長555nmと赤外光域の波長10
00nmについて、全光線反射率と拡散反射率を表1に
示す。また実施例1と比較例1についての、可視光域か
ら赤外光域に至る全光線反射率と拡散反射率の測定結果
を図3及び図4に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1や図3,4にみられるように、実施例
のものは比較例のものに比べて、反射塗料の反射率が可
視光域から赤外光域の全範囲において高くなっているこ
とが確認される。 (実施例5)ダウンライト照明器具(松下電工株式会社
製「LB74386」:ランプLDS100V60W・
W・KM)のアルミニウム製の反射板の内面に、実施例
1で調製した塗料組成物を静電塗装することによって、
平均膜厚が65μmの塗膜を形成した。
【0027】(実施例6)ダウンライト照明器具(実施
例5と同じ)のアルミニウム製の反射板の内面に、実施
例2で調製した塗料組成物を静電塗装することによっ
て、平均膜厚が65μmの塗膜を形成した。 (比較例3)ダウンライト照明器具(実施例5と同じ)
のアルミニウム製の反射板の内面に、比較例1の塗料組
成物を静電塗装することによって、平均膜厚が65μm
の塗膜を形成した。
【0028】実施例5,6及び比較例3の照明器具につ
いて、器具効率及び反射板の上面の温度を測定した。照
明器具において光源のランプから出た光は反射板等で反
射しあるいは屈折透過して照明器具の外に出てくるが、
この際に照明器具で一部の光が吸収されて損失となり、
この損失によって有効に利用される光は少なくなってく
る。この目安を示すものが器具効率であり、JIS C
8105に準拠した方法で光源のランプより出る光束
を測定すると共に照明器具から出る光束を測定し、次の
式から器具効率を求めることができる。
【0029】器具効率(%)=(照明器具から出る光束
/ランプより出る光束)×100 また反射板の上面の温度は、ランプを点灯して温度が一
定するまで放置した後、K型熱電対で用いて測定した。
これらの結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】表2に見られるように、本発明の塗膜を形
成した反射板を用いた実施例の照明器具は、ランプの光
の反射率が高いために器具効率が高く、また赤外光の反
射が良好な結果、反射板の上面の温度上昇を抑制する断
熱効果があることが確認される。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明に係る塗料組成物
は、樹脂とシリカエアロゲルとの混合物から成るもので
あり、樹脂とシリカエアロゲルは屈折率差が大きく、樹
脂とシリカエアロゲルとの界面において光が全反射を起
こして反射率が高い塗膜を得ることができるものであ
る。
【0033】また請求項2の発明は、上記樹脂として粉
体塗料を用いるようにしたので、粉体塗料は有機溶剤等
を含まず、疎水化処理をしたシリカエアロゲルが有機溶
剤等の作用で収縮して白濁するようなことがなくなるも
のである。また請求項3,4の発明は、上記粉体塗料と
して白色顔料を含有するものを用いるようにしたので、
白色顔料によって白色の塗膜を形成することができ、拡
散反射率を向上させて塗膜の反射率を一層高めることが
できるものである。
【0034】また請求項5の発明は、上記シリカエアロ
ゲルの含有量を、組成物全量に対して0.1重量%〜1
0重量%に設定したので、機械的強度等の塗膜性能を低
下ささせることなく高い反射率の塗膜を得ることができ
るものである。また請求項6の発明は、上記シリカエア
ロゲルとして、屈折率が1.008〜1.18のものを
用いるようにしたので、シリカエアロゲルの透明性等の
性能を確保することができると共に、樹脂との屈折率差
を大きく設定することができ、光の反射率が高くなるも
のである。
【0035】また請求項7の発明は、上記シリカエアロ
ゲルとして、疎水化処理されたものを用いるようにした
ので、シリカエアロゲルが吸湿や吸水して、屈折率や光
透過性等の性能が劣化することを防止することができる
ものである。本発明に係る塗膜形成方法は、上記の塗料
組成物を静電塗装し、これを焼き付けることによって、
樹脂中にシリカエアロゲルを分散させた塗膜を形成する
ようにしたので、静電塗装のプロセスでシリカエアロゲ
ルを分散させた反射率の高い塗膜を容易に形成すること
ができるものである。
【0036】本発明に係る塗装品は、基材の表面に、上
記の塗料組成物による塗膜を形成したものであり、光の
反射率の高い塗膜を有する塗装品を得ることができるも
のである。本発明に係る照明器具用反射板は、金属基板
の表面に、上記の塗料組成物による塗膜を形成したもの
であり、塗膜は可視光域から赤外光域の全範囲において
反射率が高く、可視光域の高い反射率によって照明器具
の器具効率を高めることができると共に、赤外光域の高
い反射率によって、反射板の温度上昇を抑制することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装品の実施の形態の一例を示す概略
断面図である。
【図2】本発明の塗膜の形成方法の実施の形態の一例を
示すものであり、(a)は静電塗装の工程を示す概略
図、(b)は得られた塗装品の断面図である。
【図3】実施例1の全光線反射率及び拡散反射率と波長
との関係を示すグラフである。
【図4】比較例1の全光線反射率及び拡散反射率と波長
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 樹脂 2 シリカエアロゲル 3 基材 4 塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横川 弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 園田 健二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 高坂 啓詞 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 中澤 南海生 大阪府枚方市招提田近2丁目5番地 大谷 ナショナル電機株式会社内 (72)発明者 谷口 俊雄 大阪府枚方市招提田近2丁目5番地 大谷 ナショナル電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂とシリカエアロゲルとの混合物から
    成ることを特徴とする塗料組成物。
  2. 【請求項2】 上記樹脂が粉体塗料であることを特徴と
    する請求項1に記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 上記粉体塗料が無機成分を含有するもの
    であることを特徴とする請求項2に記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 上記無機成分が白色顔料であることを特
    徴とする請求項3に記載の塗料組成物。
  5. 【請求項5】 上記シリカエアロゲルの含有量が、組成
    物全量に対して0.1重量%〜10重量%であることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の塗料組成
    物。
  6. 【請求項6】 上記シリカエアロゲルは、屈折率が1.
    008〜1.18であることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の塗料組成物。
  7. 【請求項7】 上記シリカエアロゲルは、疎水化処理さ
    れたものであることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の塗料組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の塗料
    組成物を静電塗装し、これを焼き付けることによって、
    樹脂中にシリカエアロゲルを分散させた塗膜を形成する
    ことを特徴とする塗膜形成方法。
  9. 【請求項9】 基材の表面に、請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の塗料組成物による塗膜を形成して成ることを
    特徴とする塗装品。
  10. 【請求項10】 金属基板の表面に、請求項1乃至7の
    いずれかに記載の塗料組成物による塗膜を形成して成る
    ことを特徴とする照明器具用反射板。
JP18408197A 1997-07-09 1997-07-09 塗料組成物、塗膜形成方法、塗装品、照明器具用反射板 Withdrawn JPH1129745A (ja)

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