JPH11299558A - 両方向抜き差し型抽斗 - Google Patents
両方向抜き差し型抽斗Info
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- JPH11299558A JPH11299558A JP10129555A JP12955598A JPH11299558A JP H11299558 A JPH11299558 A JP H11299558A JP 10129555 A JP10129555 A JP 10129555A JP 12955598 A JP12955598 A JP 12955598A JP H11299558 A JPH11299558 A JP H11299558A
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Landscapes
- Drawers Of Furniture (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 抽斗を抜き差しする際に騒音や衝撃が発生し
ないようにした、該抽斗の摺動方向のいずれの方向へも
抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗を提供
する。 【解決手段】 筐体20に止着される固定側ベース板11の
両端部の固定側支持板部11a に固定ロッド13の両端部を
支持させ、抽斗7に止着される移動側ベース板12の両端
部の移動側支持板部12a に移動ロッド14を支持させる。
これらロッド13、14の双方に摺動自在に一対のスライド
ブロック15を遊嵌し、それぞれのスライドブロック15の
前記支持板部11a、12aを臨んだ面に永久磁石16を埋設
し、該スライドブロック15が両端部の支持板部11a、12a
にそれぞれ磁着するようにする。
ないようにした、該抽斗の摺動方向のいずれの方向へも
抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗を提供
する。 【解決手段】 筐体20に止着される固定側ベース板11の
両端部の固定側支持板部11a に固定ロッド13の両端部を
支持させ、抽斗7に止着される移動側ベース板12の両端
部の移動側支持板部12a に移動ロッド14を支持させる。
これらロッド13、14の双方に摺動自在に一対のスライド
ブロック15を遊嵌し、それぞれのスライドブロック15の
前記支持板部11a、12aを臨んだ面に永久磁石16を埋設
し、該スライドブロック15が両端部の支持板部11a、12a
にそれぞれ磁着するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、摺動方向のいず
れの側へも引き出すことができて、いずれの側からも使
用できる両方向抜き差し型抽斗に関し、特に新生児等の
ための保育器に適した両方向抜き差し型抽斗に関する。
れの側へも引き出すことができて、いずれの側からも使
用できる両方向抜き差し型抽斗に関し、特に新生児等の
ための保育器に適した両方向抜き差し型抽斗に関する。
【0002】
【従来の技術】新生児を温度や湿度等が最適な環境下に
置くことは重要である。殊に、低出生体重児やハイリス
ク児にとっては、さらに高精度な環境の維持が要求され
る。そこで、保育器内の環境要素たる温度、湿度、酸素
濃度等を高精度に制御できる閉鎖式保育器が用いられ
る。しかしながら、この閉鎖式保育器は前記環境要素を
容易に制御できるようにするため患児の周囲をフードで
包囲しているものである。このフードの存在は、患児に
対する迅速な処置を阻害するものである。また、この種
の保育器は環境が整うまでのウォーミングアップに時間
がかかるという欠点もある。そこで、迅速な処置を可能
にし、ウォーミングアップに要する時間を僅かにするた
め、フードを用いず輻射熱によって直接患児を温め所望
の体温に維持する開放式保育器も提供されている。さら
に、他の医療施設への患児の運搬を目的にした携帯式保
育器等も提供されており、使用目的に応じて選択できる
ようになっている。
置くことは重要である。殊に、低出生体重児やハイリス
ク児にとっては、さらに高精度な環境の維持が要求され
る。そこで、保育器内の環境要素たる温度、湿度、酸素
濃度等を高精度に制御できる閉鎖式保育器が用いられ
る。しかしながら、この閉鎖式保育器は前記環境要素を
容易に制御できるようにするため患児の周囲をフードで
包囲しているものである。このフードの存在は、患児に
対する迅速な処置を阻害するものである。また、この種
の保育器は環境が整うまでのウォーミングアップに時間
がかかるという欠点もある。そこで、迅速な処置を可能
にし、ウォーミングアップに要する時間を僅かにするた
め、フードを用いず輻射熱によって直接患児を温め所望
の体温に維持する開放式保育器も提供されている。さら
に、他の医療施設への患児の運搬を目的にした携帯式保
育器等も提供されており、使用目的に応じて選択できる
ようになっている。
【0003】開放式保育器では、周囲が開放されたベッ
ドに児を寝かせて観察する構造であるから、児の観察や
診察、処置などは保育器の周囲の任意の方向から行なう
ことができる。他方、保育器には診察具や処置具などを
収納する抽斗が付属されており、任意の方向から処置な
どを行なえる関係上、この抽斗はその摺動方向のいずれ
の方向にも引き出し自在とされている。
ドに児を寝かせて観察する構造であるから、児の観察や
診察、処置などは保育器の周囲の任意の方向から行なう
ことができる。他方、保育器には診察具や処置具などを
収納する抽斗が付属されており、任意の方向から処置な
どを行なえる関係上、この抽斗はその摺動方向のいずれ
の方向にも引き出し自在とされている。
【0004】前記抽斗はいずれの方向からも引き出して
使用することができるようにしてあるため、例えば一方
から押し込んで該抽斗をその筐体に収めようとした場合
に、押し込む力が大きいために他方の側へ突出するよう
なことがあってはならない。このため、抽斗が筐体に収
められた状態で、該抽斗の摺動が阻止されるようにする
必要がある。抽斗の摺動を阻止するためには、例えば抽
斗と筐体との間に係止機構を設け、抽斗が筐体に収容さ
れた状態で、係止機構が働いて、抽斗の摺動が阻止され
るようにしてある。
使用することができるようにしてあるため、例えば一方
から押し込んで該抽斗をその筐体に収めようとした場合
に、押し込む力が大きいために他方の側へ突出するよう
なことがあってはならない。このため、抽斗が筐体に収
められた状態で、該抽斗の摺動が阻止されるようにする
必要がある。抽斗の摺動を阻止するためには、例えば抽
斗と筐体との間に係止機構を設け、抽斗が筐体に収容さ
れた状態で、係止機構が働いて、抽斗の摺動が阻止され
るようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、保育器のベ
ッドに寝かされた児に対して、騒音や衝撃を与えること
は禁物である。児は騒音や衝撃があっても不満を訴える
ことができず、ストレスが蓄積されてしまい、児の治療
などにとって好ましくない。しかしながら、上述した保
育器に用いられている従来の両方向抜き差し型抽斗で
は、前記係止機構による抽斗と筐体との係脱時に騒音や
衝撃が発生してしまっている。これは、係止機構の構造
が、例えば係止用爪とこれと係脱する係止部とを備えた
ものとしてあるため、これら係止用爪と係合部との係脱
の際に騒音や衝撃が発せられてしまうためである。な
お、これら係止機構が存しない場合には、一方から押し
込まれた抽斗が他方に突出してしまって、他方で処置な
どの作業を行なっている作業者の邪魔となって不都合で
ある。
ッドに寝かされた児に対して、騒音や衝撃を与えること
は禁物である。児は騒音や衝撃があっても不満を訴える
ことができず、ストレスが蓄積されてしまい、児の治療
などにとって好ましくない。しかしながら、上述した保
育器に用いられている従来の両方向抜き差し型抽斗で
は、前記係止機構による抽斗と筐体との係脱時に騒音や
衝撃が発生してしまっている。これは、係止機構の構造
が、例えば係止用爪とこれと係脱する係止部とを備えた
ものとしてあるため、これら係止用爪と係合部との係脱
の際に騒音や衝撃が発せられてしまうためである。な
お、これら係止機構が存しない場合には、一方から押し
込まれた抽斗が他方に突出してしまって、他方で処置な
どの作業を行なっている作業者の邪魔となって不都合で
ある。
【0006】また、構造によっては抽斗を引き出す際
に、前記係止機構を解除させなければならない構造とさ
れているものもある。例えば、抽斗を引き出す際に把持
する把持部に解除機能を具備させ、把持部を引くことに
より解除機能が作動して係止機構を解除し、そのまま抽
斗を引き出すことができるようにしてある。この構造の
場合には、反対側の作業者に利用させるために、逆に抽
斗を他方側に押し出す際に、把持部を引きながら抽斗を
押し込む動作となり、操作性が悪くなってしまう。特
に、処置中などで両手が離せない状況で抽斗を押し出そ
うとする場合には、膝などで押し出せれば便利である
が、係止機構の解除ができないため押し出せず、作業者
とは別に補助者などが必要となる。
に、前記係止機構を解除させなければならない構造とさ
れているものもある。例えば、抽斗を引き出す際に把持
する把持部に解除機能を具備させ、把持部を引くことに
より解除機能が作動して係止機構を解除し、そのまま抽
斗を引き出すことができるようにしてある。この構造の
場合には、反対側の作業者に利用させるために、逆に抽
斗を他方側に押し出す際に、把持部を引きながら抽斗を
押し込む動作となり、操作性が悪くなってしまう。特
に、処置中などで両手が離せない状況で抽斗を押し出そ
うとする場合には、膝などで押し出せれば便利である
が、係止機構の解除ができないため押し出せず、作業者
とは別に補助者などが必要となる。
【0007】さらに、前記係止機構の係脱を円滑に行う
ためには、該係止機構に適宜な遊びがあることが望まし
く、この遊びのために抽斗が筐体内で僅かに移動するこ
とになり、場合によっては抽斗が筐体から僅かに突出し
た状態となってしまい、美観を損なうことになってしま
う。
ためには、該係止機構に適宜な遊びがあることが望まし
く、この遊びのために抽斗が筐体内で僅かに移動するこ
とになり、場合によっては抽斗が筐体から僅かに突出し
た状態となってしまい、美観を損なうことになってしま
う。
【0008】そこで、この発明の目的は、抽斗を引き出
す場合や押し出す場合に係止機構を解除させる必要がな
く、また抽斗を筐体に収容させてその摺動を阻止する際
に騒音や衝撃が発生するのを極力防止した両方向抜き差
し型抽斗を提供することにある。
す場合や押し出す場合に係止機構を解除させる必要がな
く、また抽斗を筐体に収容させてその摺動を阻止する際
に騒音や衝撃が発生するのを極力防止した両方向抜き差
し型抽斗を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る両方向抜き差し
型抽斗は、筒状の筐体に収容されて該筐体に対して摺動
自在で、この摺動によって筐体のいずれの側の開口から
も抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗にお
いて、前記抽斗の摺動方向に沿って、前記筐体の内側壁
面に連繋させて設けた固定側案内手段と、前記抽斗の外
側壁面であって前記固定側案内手段を設けた筐体の内側
壁面に対向した壁面に、前記固定側案内手段と平行に抽
斗に連繋させて設けた移動側案内手段と、前記固定側案
内手段と移動側案内手段とのいずれにも摺動自在に設け
た一対の摺動体と、前記固定側案内手段に連繋させた、
前記筐体の外側方向へ前記摺動体が摺動することを阻止
する摺動規制手段と、前記移動側案内手段に連繋させ
た、該移動側案内手段の前記抽斗の摺動に伴われた摺動
により、前記筐体の内側方向へ前記摺動体を摺動させる
摺動駆動手段とからなり、前記抽斗を閉じて前記筐体の
所定の位置に収容した状態で、前記一対の摺動体のそれ
ぞれが、摺動規制手段及び摺動駆動手段に吸着すること
を特徴としている。
めの技術的手段として、この発明に係る両方向抜き差し
型抽斗は、筒状の筐体に収容されて該筐体に対して摺動
自在で、この摺動によって筐体のいずれの側の開口から
も抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗にお
いて、前記抽斗の摺動方向に沿って、前記筐体の内側壁
面に連繋させて設けた固定側案内手段と、前記抽斗の外
側壁面であって前記固定側案内手段を設けた筐体の内側
壁面に対向した壁面に、前記固定側案内手段と平行に抽
斗に連繋させて設けた移動側案内手段と、前記固定側案
内手段と移動側案内手段とのいずれにも摺動自在に設け
た一対の摺動体と、前記固定側案内手段に連繋させた、
前記筐体の外側方向へ前記摺動体が摺動することを阻止
する摺動規制手段と、前記移動側案内手段に連繋させ
た、該移動側案内手段の前記抽斗の摺動に伴われた摺動
により、前記筐体の内側方向へ前記摺動体を摺動させる
摺動駆動手段とからなり、前記抽斗を閉じて前記筐体の
所定の位置に収容した状態で、前記一対の摺動体のそれ
ぞれが、摺動規制手段及び摺動駆動手段に吸着すること
を特徴としている。
【0010】前記摺動規制手段及び摺動駆動手段と前記
摺動体のそれぞれが吸着する構成としては、前記摺動体
と前記摺動規制手段及び摺動駆動手段とのいずれか一方
を永久磁石で、他方を磁性体で構成し、またはいずれも
永久磁石で構成するなどして、摺動体と前記摺動体規制
手段または前記摺動駆動手段との間で磁力が作用して、
摺動体と前記摺動体規制手段及び前記摺動駆動手段とが
磁着するようにする。
摺動体のそれぞれが吸着する構成としては、前記摺動体
と前記摺動規制手段及び摺動駆動手段とのいずれか一方
を永久磁石で、他方を磁性体で構成し、またはいずれも
永久磁石で構成するなどして、摺動体と前記摺動体規制
手段または前記摺動駆動手段との間で磁力が作用して、
摺動体と前記摺動体規制手段及び前記摺動駆動手段とが
磁着するようにする。
【0011】前記抽斗が閉じられている状態から把持部
などを把持して抽斗を筐体から引き出すと、抽斗が引き
出される。このとき、抽斗の引き出される奥側の摺動規
制手段と摺動駆動手段とに磁着していた前記摺動体が、
抽斗の摺動に伴われた摺動駆動手段に押されて摺動規制
手段から離隔し、固定側案内手段に沿って移動すること
になる。また、抽斗の手前側の摺動規制手段と摺動駆動
手段とに磁着していた前記摺動体は、摺動規制手段に磁
着した状態が維持され、該摺動体に対して前記移動側案
内手段が摺動することになる。
などを把持して抽斗を筐体から引き出すと、抽斗が引き
出される。このとき、抽斗の引き出される奥側の摺動規
制手段と摺動駆動手段とに磁着していた前記摺動体が、
抽斗の摺動に伴われた摺動駆動手段に押されて摺動規制
手段から離隔し、固定側案内手段に沿って移動すること
になる。また、抽斗の手前側の摺動規制手段と摺動駆動
手段とに磁着していた前記摺動体は、摺動規制手段に磁
着した状態が維持され、該摺動体に対して前記移動側案
内手段が摺動することになる。
【0012】開放されている抽斗を閉じるために押し込
むと、移動側案内手段が手前側の摺動規制手段に磁着さ
れている摺動体に対して摺動すると共に、奥側の摺動駆
動手段の移動に伴われて該摺動駆動手段に磁着している
奥側の摺動体が固定側案内手段に対して摺動する。抽斗
が筐体に対して摺動し、該抽斗が閉じられる位置まで摺
動すると、奥側の摺動体は摺動規制手段に当接して磁着
され、手前側の摺動駆動手段は摺動体に当接して磁着さ
れる。このため、抽斗が筐体に対して定位置で停止す
る。すなわち、抽斗が閉じられた状態となる。なお、抽
斗を他方の側から抜き差しする場合も同様である。
むと、移動側案内手段が手前側の摺動規制手段に磁着さ
れている摺動体に対して摺動すると共に、奥側の摺動駆
動手段の移動に伴われて該摺動駆動手段に磁着している
奥側の摺動体が固定側案内手段に対して摺動する。抽斗
が筐体に対して摺動し、該抽斗が閉じられる位置まで摺
動すると、奥側の摺動体は摺動規制手段に当接して磁着
され、手前側の摺動駆動手段は摺動体に当接して磁着さ
れる。このため、抽斗が筐体に対して定位置で停止す
る。すなわち、抽斗が閉じられた状態となる。なお、抽
斗を他方の側から抜き差しする場合も同様である。
【0013】抽斗を抜き差しする場合には、摺動体と摺
動体規制手段及び摺動駆動手段と間に作用している磁力
に抗して引き抜けばよいから、係止手段などを解除する
動作を要せず、簡単に開放できると共に、係止手段の係
合時や解除時の騒音や衝撃の発生を極力防止できる。
動体規制手段及び摺動駆動手段と間に作用している磁力
に抗して引き抜けばよいから、係止手段などを解除する
動作を要せず、簡単に開放できると共に、係止手段の係
合時や解除時の騒音や衝撃の発生を極力防止できる。
【0014】また、請求項2の発明に係る両方向抜き差
し型抽斗は、前記摺動規制手段で前記固定側案内手段を
支持させ、前記摺動駆動手段で前記移動側案内手段を支
持させたことを特徴としている。
し型抽斗は、前記摺動規制手段で前記固定側案内手段を
支持させ、前記摺動駆動手段で前記移動側案内手段を支
持させたことを特徴としている。
【0015】前記固定側案内手段と移動側案内手段とを
ロッドなどで構成する場合には、これらを筐体の側面ま
たは抽斗の壁面に支持するための支持部材を必要とす
る。そして、この支持部材を前記手動規制手段と前記摺
動駆動手段とに兼用させれば、部品点数が減じて、構造
がより簡単となると共に軽量化でき、製作コストを削減
することができる。
ロッドなどで構成する場合には、これらを筐体の側面ま
たは抽斗の壁面に支持するための支持部材を必要とす
る。そして、この支持部材を前記手動規制手段と前記摺
動駆動手段とに兼用させれば、部品点数が減じて、構造
がより簡単となると共に軽量化でき、製作コストを削減
することができる。
【0016】また、請求項3の発明に係る両方向抜き差
し型抽斗は、筒状の筐体に収容されて該筐体に対して摺
動自在で、この摺動によって筐体のいずれの側の開口か
らも抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗に
おいて、前記抽斗の摺動に伴われて摺動する一対の摺動
体を備え、前記抽斗を引き出して摺動させる際に、前記
一対のうちの抽斗の前進前側にある第1摺動体は収容位
置を維持し、前進後側にある第2摺動体は前進し、引き
出された抽斗を押し込んで収容する際には、前記第2摺
動体が収容位置まで後退し、前記一対の摺動体が収容位
置にある状態では、該摺動体が磁力によって収容位置を
維持することを特徴としている。
し型抽斗は、筒状の筐体に収容されて該筐体に対して摺
動自在で、この摺動によって筐体のいずれの側の開口か
らも抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗に
おいて、前記抽斗の摺動に伴われて摺動する一対の摺動
体を備え、前記抽斗を引き出して摺動させる際に、前記
一対のうちの抽斗の前進前側にある第1摺動体は収容位
置を維持し、前進後側にある第2摺動体は前進し、引き
出された抽斗を押し込んで収容する際には、前記第2摺
動体が収容位置まで後退し、前記一対の摺動体が収容位
置にある状態では、該摺動体が磁力によって収容位置を
維持することを特徴としている。
【0017】抽斗が筐体に収容された状態では、磁力を
受けて摺動体が収容位置に維持されるから、抽斗が不用
意に筐体から突出してしまうことが防止される。また、
抽斗を引き出す際に前記磁力に抗した力で抽斗を引けば
よいから、僅かな力で引き出すことができる。
受けて摺動体が収容位置に維持されるから、抽斗が不用
意に筐体から突出してしまうことが防止される。また、
抽斗を引き出す際に前記磁力に抗した力で抽斗を引けば
よいから、僅かな力で引き出すことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る両方向抜き差し型抽斗
を、開放式保育器の抽斗に実装した場合について具体的
に説明する。
態に基づいて、この発明に係る両方向抜き差し型抽斗
を、開放式保育器の抽斗に実装した場合について具体的
に説明する。
【0019】図9は前記開放式保育器1の外観を示す斜
視図で、キャスター2を備えて移動自在とされた台車3
に起立させて主フレーム4が設けられており、この主フ
レーム4の上部にはヒータユニット5が取り付けられて
いる。主フレーム4の下部には児を寝かせるベッド6が
設けられており、その下部には各種備品を収納する抽斗
7が設けられている。また、主フレーム4のベッド6と
ヒータユニット5との間位置には、児の体温を計測する
体温プローブからの信号を受けて体温を表示したりヒー
タユニット5の温度調整などの制御を行なう体温計測ユ
ニット8や、SpO2 計測ユニット9などが取り付けら
れている。なお、前記ヒータユニット5の熱源の輻射に
よってベッド6に寝かされた児を加温するようにしてあ
る。
視図で、キャスター2を備えて移動自在とされた台車3
に起立させて主フレーム4が設けられており、この主フ
レーム4の上部にはヒータユニット5が取り付けられて
いる。主フレーム4の下部には児を寝かせるベッド6が
設けられており、その下部には各種備品を収納する抽斗
7が設けられている。また、主フレーム4のベッド6と
ヒータユニット5との間位置には、児の体温を計測する
体温プローブからの信号を受けて体温を表示したりヒー
タユニット5の温度調整などの制御を行なう体温計測ユ
ニット8や、SpO2 計測ユニット9などが取り付けら
れている。なお、前記ヒータユニット5の熱源の輻射に
よってベッド6に寝かされた児を加温するようにしてあ
る。
【0020】前記抽斗7には、ベッド6に寝かされた児
の診察や処置などを医師や看護婦など管理者が行なう際
に必要な診察具や処置具などが収納されており、該管理
者がベッド6のいずれの側で作業を行なっても該抽斗7
内の処置具などを容易に取り出せるように、該抽斗7は
その摺動方向のいずれの側にも引き出せるようにしてあ
る。この抽斗7の構造を図1〜図6に基づいて説明す
る。
の診察や処置などを医師や看護婦など管理者が行なう際
に必要な診察具や処置具などが収納されており、該管理
者がベッド6のいずれの側で作業を行なっても該抽斗7
内の処置具などを容易に取り出せるように、該抽斗7は
その摺動方向のいずれの側にも引き出せるようにしてあ
る。この抽斗7の構造を図1〜図6に基づいて説明す
る。
【0021】図1〜図4は、この抽斗7の摺動を案内す
る摺動案内機構10のアッセンブリを示す図である。この
摺動案内機構10は、抽斗7の摺動方向を長手方向とした
固定側ベース板11と移動側ベース板12とが組み合わされ
て構成されている。図4に示すように、固定側ベース板
11の長手方向の両端部には、摺動規制手段としての固定
側支持板部11a が端部を折曲して形成されており、この
固定側支持板部11a の中央部から適宜に偏倚した位置に
は支持部11b が突出して形成されている。他方、移動側
ベース板12の長手方向の両端部には、摺動駆動手段とし
ての移動側支持板部12a が端部を折曲して形成されてい
る。そして、図4に示すように、これら固定側支持板部
11a と移動側支持板部12a とは重畳しない位置に位置さ
せてある。
る摺動案内機構10のアッセンブリを示す図である。この
摺動案内機構10は、抽斗7の摺動方向を長手方向とした
固定側ベース板11と移動側ベース板12とが組み合わされ
て構成されている。図4に示すように、固定側ベース板
11の長手方向の両端部には、摺動規制手段としての固定
側支持板部11a が端部を折曲して形成されており、この
固定側支持板部11a の中央部から適宜に偏倚した位置に
は支持部11b が突出して形成されている。他方、移動側
ベース板12の長手方向の両端部には、摺動駆動手段とし
ての移動側支持板部12a が端部を折曲して形成されてい
る。そして、図4に示すように、これら固定側支持板部
11a と移動側支持板部12a とは重畳しない位置に位置さ
せてある。
【0022】固定側ベース板11の両端部の前記支持部11
b には、固定側案内手段としての固定ロッド13が掛け渡
されて支持されている。他方、移動側ベース板12の両端
部の前記移動側支持板部12a には、移動側案内手段とし
ての移動ロッド14が掛け渡されて支持されている。そし
て、図1及び図2に示すように、これら固定ロッド13と
移動ロッド14とに、一対の摺動体としてのスライダブロ
ック15が遊嵌されている。
b には、固定側案内手段としての固定ロッド13が掛け渡
されて支持されている。他方、移動側ベース板12の両端
部の前記移動側支持板部12a には、移動側案内手段とし
ての移動ロッド14が掛け渡されて支持されている。そし
て、図1及び図2に示すように、これら固定ロッド13と
移動ロッド14とに、一対の摺動体としてのスライダブロ
ック15が遊嵌されている。
【0023】前記一対のスライダブロック15のそれぞれ
の固定側支持板部11a に対向した面には一対の永久磁石
16a が適宜間隔を設けて埋設されており、移動側支持板
部12a に対向した面には一対の永久磁石16b が適宜間隔
を設けて埋設されている。また、固定側支持板部11a と
移動側支持板部12a とは磁性体によって形成されてお
り、本実施形態ではそれぞれ固定側ベース板11と移動側
ベース板12とを折曲してこれら支持板部11a 、12a を形
成してあるから、固定側ベース板11と移動側ベース板12
がそれぞれ磁性体によって形成されているが、固定側ベ
ース板11と移動側ベース板12とを非磁性体によって形成
し、固定側支持部材11a と移動側支持部材12a とをそれ
ぞれのベース板11、12に取り付けた構造であってもよ
い。すなわち、前記スライダブロック15は固定ロッド13
または移動ロッド14の端部に位置した状態にあっては、
固定側支持板部11a と移動側支持板部12a とのいずれか
または双方に磁着することになる。
の固定側支持板部11a に対向した面には一対の永久磁石
16a が適宜間隔を設けて埋設されており、移動側支持板
部12a に対向した面には一対の永久磁石16b が適宜間隔
を設けて埋設されている。また、固定側支持板部11a と
移動側支持板部12a とは磁性体によって形成されてお
り、本実施形態ではそれぞれ固定側ベース板11と移動側
ベース板12とを折曲してこれら支持板部11a 、12a を形
成してあるから、固定側ベース板11と移動側ベース板12
がそれぞれ磁性体によって形成されているが、固定側ベ
ース板11と移動側ベース板12とを非磁性体によって形成
し、固定側支持部材11a と移動側支持部材12a とをそれ
ぞれのベース板11、12に取り付けた構造であってもよ
い。すなわち、前記スライダブロック15は固定ロッド13
または移動ロッド14の端部に位置した状態にあっては、
固定側支持板部11a と移動側支持板部12a とのいずれか
または双方に磁着することになる。
【0024】そして、図5に示すように、前記固定側ベ
ース板11を抽斗7を収容する筐体20の内側壁面に、固定
側ベース板11に形成されたネジ止め孔21(図1参照)を
貫通させた止めネジなどによって固定する。他方、前記
移動側ベース板12は抽斗7の外側壁面に、移動側ベース
板12に形成されたネジ止め孔22(図1参照)を貫通させ
た止めネジなどによって固定する。これによって、抽斗
7が筐体20に連繋された状態となり、該抽斗7を筐体20
に対して摺動させることができる。また、筐体20は筒状
に形成されて抽斗7の摺動方向のいずれの側も開放され
ており、このため、抽斗7は筐体20のいずれの側からも
抜き差しできるようにしてある。なお、抽斗7の正面と
背面には、該抽斗7の抜き差しをする際に手や指を掛け
るための把手が設けられている。
ース板11を抽斗7を収容する筐体20の内側壁面に、固定
側ベース板11に形成されたネジ止め孔21(図1参照)を
貫通させた止めネジなどによって固定する。他方、前記
移動側ベース板12は抽斗7の外側壁面に、移動側ベース
板12に形成されたネジ止め孔22(図1参照)を貫通させ
た止めネジなどによって固定する。これによって、抽斗
7が筐体20に連繋された状態となり、該抽斗7を筐体20
に対して摺動させることができる。また、筐体20は筒状
に形成されて抽斗7の摺動方向のいずれの側も開放され
ており、このため、抽斗7は筐体20のいずれの側からも
抜き差しできるようにしてある。なお、抽斗7の正面と
背面には、該抽斗7の抜き差しをする際に手や指を掛け
るための把手が設けられている。
【0025】以上により構成されたこの発明に係る両方
向抜き差し型抽斗の実施形態について、その作用を以下
に説明する。
向抜き差し型抽斗の実施形態について、その作用を以下
に説明する。
【0026】抽斗7が筐体20に収容されて閉じられた状
態では、図1に示すように、固定ロッド13と移動ロッド
14とがほぼ重畳した位置に位置して、スライダブロック
15がそれぞれ固定ロッド13と移動ロッド14の端部に位置
しており、該スライダブロック15の外側面が臨んだ固定
側支持板部11a と移動側支持板部12a とに磁着してい
る。
態では、図1に示すように、固定ロッド13と移動ロッド
14とがほぼ重畳した位置に位置して、スライダブロック
15がそれぞれ固定ロッド13と移動ロッド14の端部に位置
しており、該スライダブロック15の外側面が臨んだ固定
側支持板部11a と移動側支持板部12a とに磁着してい
る。
【0027】この状態から、前記把手7aを把持して抽斗
7を引き出すと、該抽斗7が引き出されながら前記移動
側ベース板12も引き出され、この移動側ベース板12が固
定側ベース板11に対して移動することになる。
7を引き出すと、該抽斗7が引き出されながら前記移動
側ベース板12も引き出され、この移動側ベース板12が固
定側ベース板11に対して移動することになる。
【0028】いま、移動側ベース板12が、図1において
矢標P方向に移動すると仮定する。固定側ベース板11は
筐体20に取り付けられているから、該固定側ベース板11
とこれに支持された固定ロッド13は図1に示す位置で一
定している。移動側ベース板12が矢標P方向へ移動する
と、前記移動ロッド14も同方向へ移動する。移動ロッド
14の図1における矢標Q側の端部を支持した移動側支持
板部12a にはスライダブロック15が永久磁石16b によっ
て磁着しているから、移動側支持板部12a の矢標P方向
への移動によって該スライダブロック15が、移動側支持
板部12a に押されて固定側支持板部11a から離隔し、固
定ロッド13に沿って矢標P方向へ摺動することになる。
矢標P方向に移動すると仮定する。固定側ベース板11は
筐体20に取り付けられているから、該固定側ベース板11
とこれに支持された固定ロッド13は図1に示す位置で一
定している。移動側ベース板12が矢標P方向へ移動する
と、前記移動ロッド14も同方向へ移動する。移動ロッド
14の図1における矢標Q側の端部を支持した移動側支持
板部12a にはスライダブロック15が永久磁石16b によっ
て磁着しているから、移動側支持板部12a の矢標P方向
への移動によって該スライダブロック15が、移動側支持
板部12a に押されて固定側支持板部11a から離隔し、固
定ロッド13に沿って矢標P方向へ摺動することになる。
【0029】他方、移動ロッド14の図1における矢標P
側の端部を支持した移動側支持板部12a にも矢標P側の
スライダブロック15が永久磁石16b によって磁着してい
るが、この矢標P側の移動側支持板部12a が同図上矢標
P方向に移動する場合には、該スライダブロック15は固
定側支持板部11a に規制されて移動せず、移動側支持板
部12a はスライダブロック15から離隔して矢標P方向へ
移動することになる。このとき、移動ロッド14は該スラ
イダブロック15に対して摺動しながら同方向へ移動す
る。すなわち、図2及び図6に示すように、抽斗7が筐
体20から引き出された状態となる。そして、適宜位置ま
で抽斗7が引き出されたならば、内容物を出し入れし
て、該抽斗7を押し込むことになる。なお、抽斗7が最
も引き出された状態では、矢標Q側のスライダブロック
15が矢標P側のスライダブロック15に当接した状態とな
る。
側の端部を支持した移動側支持板部12a にも矢標P側の
スライダブロック15が永久磁石16b によって磁着してい
るが、この矢標P側の移動側支持板部12a が同図上矢標
P方向に移動する場合には、該スライダブロック15は固
定側支持板部11a に規制されて移動せず、移動側支持板
部12a はスライダブロック15から離隔して矢標P方向へ
移動することになる。このとき、移動ロッド14は該スラ
イダブロック15に対して摺動しながら同方向へ移動す
る。すなわち、図2及び図6に示すように、抽斗7が筐
体20から引き出された状態となる。そして、適宜位置ま
で抽斗7が引き出されたならば、内容物を出し入れし
て、該抽斗7を押し込むことになる。なお、抽斗7が最
も引き出された状態では、矢標Q側のスライダブロック
15が矢標P側のスライダブロック15に当接した状態とな
る。
【0030】抽斗7を押し込むと、該抽斗7と共に移動
側ベース板12が図2に示す位置から矢標Q方向に移動す
ることになる。この移動側ベース板12の移動と共に移動
ロッド14も同方向に移動し、矢標Q側の移動側支持板部
12a に永久磁石16b を介して磁着している矢標Q側のス
ライドブロック15も固定ロッド13に沿って同方向に移動
する。移動側ベース板12が固定側ベース板11とほぼ重畳
する位置まで移動すると、矢標Q側の上記スライドブロ
ック15が固定側ベース板11の固定側支持板部11a に当接
して、永久磁石16a によって該スライドブロック15が固
定側支持板部11a に磁着される。他方、移動側ベース板
12の移動によって矢標P側の移動側支持板部12a が矢標
P側のスライドブロック15に当接すると、永久磁石16b
によって該移動側支持板部12a とスライダブロック15と
が磁着することになる。すなわち、移動側ベース板12が
固定側ベース板11に重畳して、一対のスライドブロック
15のいずれもが固定側支持板部11a と移動側支持板部12
a とに永久磁石16によって磁着した状態で、抽斗7が閉
じられて筐体20に収容されることになる。しかも、抽斗
7が閉じられる際の永久磁石16によるスライドブロック
15と支持板部11a 、12a との磁着により、抽斗7が閉じ
られたことのクリック感を得ることができる。また、永
久磁石16によって磁着されるから、抽斗7が不用意に筐
体20から突出してしまうことがない。
側ベース板12が図2に示す位置から矢標Q方向に移動す
ることになる。この移動側ベース板12の移動と共に移動
ロッド14も同方向に移動し、矢標Q側の移動側支持板部
12a に永久磁石16b を介して磁着している矢標Q側のス
ライドブロック15も固定ロッド13に沿って同方向に移動
する。移動側ベース板12が固定側ベース板11とほぼ重畳
する位置まで移動すると、矢標Q側の上記スライドブロ
ック15が固定側ベース板11の固定側支持板部11a に当接
して、永久磁石16a によって該スライドブロック15が固
定側支持板部11a に磁着される。他方、移動側ベース板
12の移動によって矢標P側の移動側支持板部12a が矢標
P側のスライドブロック15に当接すると、永久磁石16b
によって該移動側支持板部12a とスライダブロック15と
が磁着することになる。すなわち、移動側ベース板12が
固定側ベース板11に重畳して、一対のスライドブロック
15のいずれもが固定側支持板部11a と移動側支持板部12
a とに永久磁石16によって磁着した状態で、抽斗7が閉
じられて筐体20に収容されることになる。しかも、抽斗
7が閉じられる際の永久磁石16によるスライドブロック
15と支持板部11a 、12a との磁着により、抽斗7が閉じ
られたことのクリック感を得ることができる。また、永
久磁石16によって磁着されるから、抽斗7が不用意に筐
体20から突出してしまうことがない。
【0031】抽斗7を筐体20から引き出した際に、移動
側ベース板12が、図1において矢標Q方向に移動する場
合には、矢標Q側のスライダブロック15が当該位置に残
存し、矢標P側のスライダブロック15が移動側ベース板
12と共に移動することになり、その他は前述と同様に動
作を行なう。
側ベース板12が、図1において矢標Q方向に移動する場
合には、矢標Q側のスライダブロック15が当該位置に残
存し、矢標P側のスライダブロック15が移動側ベース板
12と共に移動することになり、その他は前述と同様に動
作を行なう。
【0032】以上の説明は抽斗7を引き出す場合につい
て説明したが、この抽斗7は、押し込むことによって反
対側に突出させることもできる。すなわち、抽斗7を筐
体20に収容した状態に維持しているのは前記永久磁石16
の磁力によるものであり、引き出す場合も押し出す場合
も、この磁力に抗した力を抽斗7に加えれば該抽斗7は
所望の方向に移動し、引き出されたり押し出されたりす
ることになる。
て説明したが、この抽斗7は、押し込むことによって反
対側に突出させることもできる。すなわち、抽斗7を筐
体20に収容した状態に維持しているのは前記永久磁石16
の磁力によるものであり、引き出す場合も押し出す場合
も、この磁力に抗した力を抽斗7に加えれば該抽斗7は
所望の方向に移動し、引き出されたり押し出されたりす
ることになる。
【0033】なお、ここに説明した実施形態は本発明の
好ましい一形態であって、本発明はこれに限定されるも
のではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々変形し
て実施できることは勿論である。例えば、本実施形態で
は、固定側ベース板11を筐体20に、移動側ベース板12を
抽斗7にそれぞれ着脱自在としたものについて説明した
が、前記固定側支持板部11a を筐体20の内側壁面に、移
動側支持板部12a を抽斗7の外側壁面に直接形成した構
造とすることもできる。そして、固定側支持板部11a に
固定ロッド13を移動側支持板部12a に移動側ロッド14を
支持させ、これらに摺動自在に一対のスライダブロック
15を遊嵌し、永久磁石16を該スライダブロック15に埋設
してスライダブロック15と支持板部11a 、12a とが磁着
するようにすればよい。また、磁着される部分は支持板
部11a 、12a であるから、これら支持板部11a 、12a を
磁性体で筐体20と抽斗7とに連繋させて取り付け、筐体
20や抽斗7を合成樹脂や軽量金属などで構成することも
でき、筐体20や抽斗7を金属で形成するものに比べて軽
量化されて好ましい。さらに、スライダブロック15に磁
性体を埋設し、支持板部11a 、12a を永久磁石によって
構成しても前述と同様な作用を得ることができる。
好ましい一形態であって、本発明はこれに限定されるも
のではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々変形し
て実施できることは勿論である。例えば、本実施形態で
は、固定側ベース板11を筐体20に、移動側ベース板12を
抽斗7にそれぞれ着脱自在としたものについて説明した
が、前記固定側支持板部11a を筐体20の内側壁面に、移
動側支持板部12a を抽斗7の外側壁面に直接形成した構
造とすることもできる。そして、固定側支持板部11a に
固定ロッド13を移動側支持板部12a に移動側ロッド14を
支持させ、これらに摺動自在に一対のスライダブロック
15を遊嵌し、永久磁石16を該スライダブロック15に埋設
してスライダブロック15と支持板部11a 、12a とが磁着
するようにすればよい。また、磁着される部分は支持板
部11a 、12a であるから、これら支持板部11a 、12a を
磁性体で筐体20と抽斗7とに連繋させて取り付け、筐体
20や抽斗7を合成樹脂や軽量金属などで構成することも
でき、筐体20や抽斗7を金属で形成するものに比べて軽
量化されて好ましい。さらに、スライダブロック15に磁
性体を埋設し、支持板部11a 、12a を永久磁石によって
構成しても前述と同様な作用を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る両
方向抜き差し型抽斗によれば、永久磁石を利用して抽斗
を筐体に係止させるから、その磁力に抗する力を抽斗に
加えるだけで抽斗を引き出したり、押し出したりするこ
とができる。このため、鈎部などを係合させて抽斗を筐
体に係止させる構造と比べて、抽斗の引き出し時や収容
時に発生する騒音や衝撃を緩和することができる。しか
も、引き出しや収容の際に係止機構を解除させる動作を
要しないから、抽斗の抜き差しを簡単に行なうことがで
きる。また、抽斗と筐体とが磁力によって係止されるた
め、これらの間に遊びなどを必要とせず、このため抽斗
の収容時には筐体と一定の位置関係を維持することがで
き、抽斗が筐体から突出したりして美観を損うことがな
い。
方向抜き差し型抽斗によれば、永久磁石を利用して抽斗
を筐体に係止させるから、その磁力に抗する力を抽斗に
加えるだけで抽斗を引き出したり、押し出したりするこ
とができる。このため、鈎部などを係合させて抽斗を筐
体に係止させる構造と比べて、抽斗の引き出し時や収容
時に発生する騒音や衝撃を緩和することができる。しか
も、引き出しや収容の際に係止機構を解除させる動作を
要しないから、抽斗の抜き差しを簡単に行なうことがで
きる。また、抽斗と筐体とが磁力によって係止されるた
め、これらの間に遊びなどを必要とせず、このため抽斗
の収容時には筐体と一定の位置関係を維持することがで
き、抽斗が筐体から突出したりして美観を損うことがな
い。
【0035】また、前記摺動規制手段で前記固定側案内
手段を支持させ、前記摺動駆動手段で前記移動側案内手
段を支持させることにより、部品点数を減じて、構造が
簡単になり、軽量化を図ることができると共に、製作コ
ストを低減させることができる。
手段を支持させ、前記摺動駆動手段で前記移動側案内手
段を支持させることにより、部品点数を減じて、構造が
簡単になり、軽量化を図ることができると共に、製作コ
ストを低減させることができる。
【図1】この発明に係る両方向抜き差し型抽斗に用いる
のに適した抽斗の摺動案内機構の構造を説明する図で、
抽斗が筐体に収容された状態にある場合を示す該摺動案
内機構の側面図であり、一部を図4におけるA−A線に
沿って切断して示してある。
のに適した抽斗の摺動案内機構の構造を説明する図で、
抽斗が筐体に収容された状態にある場合を示す該摺動案
内機構の側面図であり、一部を図4におけるA−A線に
沿って切断して示してある。
【図2】この発明に係る両方向抜き差し型抽斗に用いる
のに適した抽斗の摺動案内機構の構造を説明する図で、
抽斗が筐体から引き出された状態にある場合を示す該摺
動案内機構の側面図である。
のに適した抽斗の摺動案内機構の構造を説明する図で、
抽斗が筐体から引き出された状態にある場合を示す該摺
動案内機構の側面図である。
【図3】図1に示す摺動案内機構の平面図である。
【図4】図1に示す摺動案内機構の正面図である。
【図5】この発明に係る両方向抜き差し型抽斗が筐体に
収容された状態を示す平面図である。
収容された状態を示す平面図である。
【図6】この発明に係る両方向抜き差し型抽斗が筐体か
ら突出した状態を示す平面図である。
ら突出した状態を示す平面図である。
【図7】この発明に係る両方向抜き差し型抽斗を実装す
るのに適した開放式保育器の概略の斜視図である。
るのに適した開放式保育器の概略の斜視図である。
1 開放式保育器 4 主フレーム 7 抽斗 10 摺動案内機構 11 固定側ベース板 11a 固定側支持板部(摺動規制手段) 11b 支持部 12 移動側ベース板 12a 移動側支持板部(摺動駆動手段) 13 固定ロッド(固定側案内手段) 14 移動ロッド(移動側案内手段) 15 スライダブロック(摺動体) 16 永久磁石 20 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 一雄 東京都文京区本郷3丁目18番15号 アトム メディカル株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状の筐体に収容されて該筐体に対して
摺動自在で、この摺動によって筐体のいずれの側の開口
からも抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗
において、 前記抽斗の摺動方向に沿って、前記筐体の内側壁面に連
繋させて設けた固定側案内手段と、 前記抽斗の外側壁面であって前記固定側案内手段を設け
た筐体の内側壁面に対向した壁面に、前記固定側案内手
段と平行に抽斗に連繋させて設けた移動側案内手段と、 前記固定側案内手段と移動側案内手段とのいずれにも摺
動自在に設けた一対の摺動体と、 前記固定側案内手段に連繋させた、前記筐体の外側方向
へ前記摺動体が摺動することを阻止する摺動規制手段
と、 前記移動側案内手段に連繋させた、該移動側案内手段の
前記抽斗の摺動に伴われた摺動により、前記筐体の内側
方向へ前記摺動体を摺動させる摺動駆動手段とからな
り、 前記抽斗を閉じて前記筐体の所定の位置に収容した状態
で、前記一対の摺動体のそれぞれが、摺動規制手段及び
摺動駆動手段に吸着することを特徴とする両方向抜き差
し型抽斗。 - 【請求項2】 前記摺動規制手段で前記固定側案内手段
を支持させ、前記摺動駆動手段で前記移動側案内手段を
支持させたことを特徴とする請求項1に記載の両方向抜
き差し型抽斗。 - 【請求項3】 筒状の筐体に収容されて該筐体に対して
摺動自在で、この摺動によって筐体のいずれの側の開口
からも抜き差しすることができる両方向抜き差し型抽斗
において、 前記抽斗の摺動に伴われて摺動する一対の摺動体を備
え、 前記抽斗を引き出して摺動させる際に、前記一対のうち
の抽斗の前進前側にある第1摺動体は収容位置を維持
し、前進後側にある第2摺動体は前進し、 引き出された抽斗を押し込んで収容する際には、前記第
2摺動体が収容位置まで後退し、 前記一対の摺動体が収容位置にある状態では、該摺動体
が磁力によって収容位置を維持することを特徴とする両
方向抜き差し型抽斗。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10129555A JPH11299558A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 両方向抜き差し型抽斗 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10129555A JPH11299558A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 両方向抜き差し型抽斗 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11299558A true JPH11299558A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15012405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10129555A Withdrawn JPH11299558A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 両方向抜き差し型抽斗 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11299558A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1106157A2 (en) | 1999-12-11 | 2001-06-13 | Datex-Ohmeda, Inc. | Infant care apparatus with bidirectional sliding drawer |
| JP2007287054A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | スライドレール機構、及び金銭取扱い装置 |
| JP2008059394A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | スライドレール機構、及び金銭取扱い装置 |
| CN110259300A (zh) * | 2019-06-16 | 2019-09-20 | 宁波埃迪五金工贸有限公司 | 一种防儿童开启的抽屉锁 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP10129555A patent/JPH11299558A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1106157A2 (en) | 1999-12-11 | 2001-06-13 | Datex-Ohmeda, Inc. | Infant care apparatus with bidirectional sliding drawer |
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