JPH11300729A - 打設方法とその装置 - Google Patents

打設方法とその装置

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JPH11300729A
JPH11300729A JP10131432A JP13143298A JPH11300729A JP H11300729 A JPH11300729 A JP H11300729A JP 10131432 A JP10131432 A JP 10131432A JP 13143298 A JP13143298 A JP 13143298A JP H11300729 A JPH11300729 A JP H11300729A
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JP
Japan
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concrete
fresh concrete
receiving portion
fresh
cylinder
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Application number
JP10131432A
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English (en)
Inventor
Hikari Murata
光 村田
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレッシュコンクリートをムラなく流動化し
て、十分に脱泡するとともに、その均質性も備えたフレ
ッシュコンクリートを効率よく流し込むことができるコ
ンクリートの打設方法とその装置を提供すること。 【解決手段】 生コンなどのフレッシュコンクリートを
供給源から打設位置に供給する過程で、そのフレッシュ
コンクリートに振動エネルギーを付与する行程を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレッシュコン
クリートを流動化、脱泡、締め固めるためのコンクリー
トの打設方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンクリート2次製品を製造す
る場合、鉄筋を組み込んだ型枠を、振動テーブルに載せ
る。そして、この振動テーブルを振動させることによっ
て、型枠を振動させ、そこにフレッシュコンクリートを
流し込む。このように型枠を振動させながらフレッシュ
コンクリートを流し込むと、振動する型枠や鉄筋などを
介して流し込んだコンクリートに振動が伝わる。このよ
うにコンクリートに振動を伝えることによって、コンク
リートの流動化が促進されるとともに、それが締め固め
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように振動して
いる型枠にフレッシュコンクリートを流し込むと、型枠
や鉄筋などに接したコンクリートや、その付近のコンク
リートには、振動がよく伝わる。そのため、この型枠付
近ではコンクリートの流動化が促進されて柔らかくな
る。しかし、型枠の壁や鉄筋から離れると、振動が減衰
されるために、その部分のコンクリートには振動があま
り伝わらない。そのため、型枠や鉄筋から離れた部分の
コンクリートの流動化はあまり促進されず、硬い部分が
残ることがある。つまり、型枠に流し込んだコンクリー
トに、型枠や鉄筋を介して振動エネルギーを与え、それ
を流動化させているので、振動が伝わりやすい部分と伝
わりにくい部分とがでてくる。このようなことからコン
クリートの流動化にムラが生じ、柔らかい部分と硬い部
分とが混ざったコンクリートが型枠内に充填されること
になる。
【0004】そのため、例えばコンクリートの硬い部分
が鉄筋によって流れ込むのを妨げられたりすると、その
鉄筋部分が堰のようになり、後から流れ込んでくるコン
クリートの流入を妨げる。したがって、流し込み効率が
悪くなり、フレッシュコンクリートの充填に時間がかか
るという問題があった。この問題は、コンクリート2次
製品の強度を得るために、低スランプのフレッシュコン
クリートを流し込む場合に顕著だった。また、フレッシ
ュコンクリートの流し込み効率が悪いと、型枠内にそれ
が十分に行きわたりにくくなるので、型枠内に充填され
たコンクリート内に隙間が生じ易くなる。隙間が生じた
ままコンクリートが締め固められると、その部分が欠肉
状態になり、後でそこを手直ししなければならないとい
う問題があった。
【0005】一方、フレッシュコンクリートは、それを
練り混ぜたときに、内部に空気が混入して、空洞ができ
たりする。ただし、これら空気や空洞は、フレッシュコ
ンクリートを流動化させることによって気泡となり、比
重差によって上面から脱泡される。ところが、上記のよ
うにフレッシュコンクリートの流動化にムラがあり、硬
い部分があると、その部分の気泡は抜けにくくなる。そ
のため、コンクリートの脱泡が不十分になることもあっ
た。
【0006】また、せっかく気泡がフレッシュコンクリ
ートの上面に上がってきたとしても、次から次へと流れ
込むフレッシュコンクリートによって、その気泡が抜け
出せずに、内部に閉じこめられることもあった。このよ
うな脱泡が不十分なフレッシュコンクリートがそのまま
締め固められると、製品強度が低下したり、水密性が得
られないなどの問題もあった。さらに、気泡が型枠の壁
側に残ったまま締め固められると、それが製品の表面に
気泡痕となって現れるので、後で表面仕上げをしなけれ
ばならなかった。
【0007】なお、フレッシュコンクリートが流動化す
ると、柔らかくなったフレッシュコンクリートによって
骨材も運ばれるが、上記のように流動化にムラがある
と、骨材の移動量も異なる。すなわち、柔らかい部分で
は骨材が遠くまで運ばれるが、硬い部分ではそれほど運
ばれない。そのため、型枠内において、骨材が偏って分
布することになり、コンクリートの均質性を得ることが
できなくなる。このような不均質なコンクリートをその
まま締め固め養成すると、収縮割れやヒビなどの原因に
なるという問題があった。
【0008】そこで、フレッシュコンクリートの流動化
のムラをなくすために、型枠に与える振動を強くした
り、その加振時間を長くして、硬い部分の流動化を促進
させることが考えられる。しかし、型枠の振動を強くし
たり、加振時間を長くしたりすると、型枠や鉄筋などの
振動源に近い部分のフレッシュコンクリートには、過剰
な振動エネルギーが作用することになる。そのため、壁
や鉄筋付近では、骨材が沈んだり、骨材とモルタルとが
分離したりする。このように骨材が沈んだり分離したり
すれば、フレッシュコンクリートの均質性が損なわれ、
上記したように収縮割れやヒビなどの原因になる。
【0009】また、流動化があまり促進されていない部
分に、棒状のバイブレータを直接挿入して振動させる方
法もある。しかし、コンクリートに与える最適な振動エ
ネルギー量というのは、状況によって変わりやすく、求
めにくいものなので、現状では熟練作業員の勘に頼らざ
るを得なかった。そのため、コンクリートに与える振動
エネルギーが少なかったり多過ぎたりし、振動エネルギ
ーが少ないと、流動化が不十分になってコンクリートが
不均質になり、反対に多すぎると、骨材が沈降したり分
離したりする。さらに、型枠の形状によっては、バイブ
レータを挿入することができないこともあった。この発
明の目的は、フレッシュコンクリートをムラなく流動化
して、十分に脱泡するとともに、その均質性も備えたフ
レッシュコンクリートを効率よく流し込むことができる
コンクリートの打設方法とその装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、生コンな
どのフレッシュコンクリートを供給源から打設位置に供
給する過程に、そのフレッシュコンクリートに振動エネ
ルギーを付与する工程を有することを特徴とする。第2
の発明は、フレッシュコンクリートを、20Hz〜80
Hzで振動させることを特徴とする。第3の発明は、生
コンなどのフレッシュコンクリートを供給源から打設位
置に供給する過程に、そのフレッシュコンクリートを振
動させる加振機構を備えたことを特徴とする。第4の発
明は、加振機構を、20Hz〜80Hzで振動させる構
成にしたことを特徴とする。第1〜第4の発明のおける
振動エネルギーとは、容器を介してこの容器内のフレッ
シュコンクリート全体に作用する振動エネルギーのこと
をいい、振動モータなどの振動によって生じるエネルギ
ーや、支点を中心に容器を揺動させることによって生じ
るエネルギーの両方を含むものである。
【0011】第5の発明は、加振機構を、フレッシュコ
ンクリートを一時的に溜める受け部と、この受け部を振
動可能に支える支持部材と、受け部を振動させるための
シリンダとから構成したことを特徴とする。第6の発明
は、加振機構が、フレームと、このフレームの上部に固
定した供給部と、この供給部の下方であってフレームに
対して揺動自在に設けた受け部と、一端をこの受け部に
連結し、他端を供給部に連結したシリンダとからなり、
このシリンダの伸縮運動で、上記受け部が揺動する構成
にしたことを特徴とする。第7の発明は、加振機構が、
コンクリートポンプにフレッシュコンクリートを供給す
るホッパと、このホッパに揺動自在に設けた受け部と、
この受け部を揺動させるシリンダとからなり、シリンダ
の伸縮運動で、受け部を揺動させる構成にしたことを特
徴とする。
【0012】第8の発明は、受け部が、支持部材に揺動
自在に支持させるとともに、この揺動支点を境にして、
ほぼ左右対称にした容器からなることを特徴とする。第
9の発明は、受け部には、フレッシュコンクリートを流
出させる流出口を形成するとともに、この流出口の下流
側に受け部よりも深さを浅くした脱泡通路を設けたこと
を特徴とする。第10の発明は、流出口には堰を設け、
この堰によって流出口から脱泡通路に流出するフレッシ
ュコンクリートの流量を規制する構成にしたことを特徴
とする。
【0013】第11の発明は、堰を、幅方向を規制する
横堰部と、高さ方向を規制する上堰部とから構成したこ
とを特徴とする。第12の発明は、加振機構をフレッシ
ュコンクリートを打設位置に圧送するパイプと、このパ
イプを振動させるシリンダとから構成したことを特徴と
する。第13の発明は、加振機構を、ローダーなどの建
設機械に設けたアーム部と、このアーム部に揺動自在に
設けたバケットと、このバケットを揺動させるシリンダ
とからなることを特徴とする。第14の発明は、バケッ
トには、その先端に突出させた脱泡通路板と、バケット
と脱泡通路板との境に設けた堰とを備えたことを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、2にこの発明の第1実施例
を示す。図1に示すように、テーブル1を、支持部材2
によって揺動自在に支持するとともに、そのテーブル1
の両側に一対のシリンダ3を設けている。そして、これ
ら一対のシリンダ3は、図示していない制御機構の機能
で、180度位相をずらして伸縮するようにしている。
このように180度位相をずらしてシリンダ3が伸縮す
ると、支持部材2を支点にしてテーブル1が揺動するこ
とになる。上記のようにしたテーブル1上には、型枠4
を載せるようにしている。したがって、テーブル1が揺
動すれば、それに載せられた型枠4も揺動する。
【0015】上記型枠4の上方には、フレッシュコンク
リートを供給するホッパ5を設けている。そして、この
ホッパ5と型枠4との間には、加振機構6を設けてい
る。この加振機構6は、図2に示すように、架台7に支
持部材8を固定するとともに、この支持部材8に軸9を
介して受け部10を揺動自在に取り付けている。この受
け部10は、上記ホッパ5からのフレッシュコンクリー
トを一時的に溜めるもので、この受け部10の底面側に
は、図1に示すように、油圧シリンダCのロッドを回転
自在に連結している。そして、この油圧シリンダCのシ
リンダチューブ側を架台7に回転自在に連結している。
したがって、油圧シリンダCが伸縮すれば、受け部10
が軸9を支点にして揺動する。
【0016】上記油圧シリンダCは、高速で往復運動
し、その振動数は、20Hz〜80Hzの範囲で使用す
るようにしている。また、この油圧シリンダCの伸縮に
よって、受け部10の両端を、振幅0.2mm〜1.0
mmの範囲で揺動させるようにしている。このように受
け部10の両端の振幅を小さく抑えているのは、受け部
10にフレッシュコンクリートを供給したときに、揺動
によってそのコンクリートが受け部10から飛び出さな
いようにするためである。そして、このように振幅を小
さくして、フレッシュコンクリートの共振を抑えた状態
でも、コンクリートに十分な振動エネルギーを作用させ
るために、振動数を上記の範囲に設定している。
【0017】なお、フレッシュコンクリートに作用する
振動エネルギーは、振動数と振幅とによって決まる。し
たがって、これら振動数や振幅は、与える振動エネルギ
ーに応じて上記範囲内から設定している。このような油
圧シリンダCを設けた受け部10は、板部11とこの板
部11の周囲3方に設けた壁部12とからなり、壁部1
2を設けていない残りの1方を流出口13としている。
そして、この流出口13側から板部11をさらに伸ば
し、その伸ばした部分を脱泡通路14としている。
【0018】また、板部11は、流出口13側に僅かに
傾けている。その傾斜角度は、流動化したフレッシュコ
ンクリートが、板部11との摩擦力に抗しながら流出口
13側に移動できる角度に設定している。そして、板部
11およびこの板部11に連続する脱泡通路14の断面
形状は、その中央を最も深くした弧状にしている。な
お、上記ホッパ5がこの発明の供給源に相当し、型枠4
がこの発明の打設位置に相当する。
【0019】次に、この第1実施例の作用を説明する。
油圧シリンダCを作動させて、受け部10を揺動させつ
つ、ホッパ5からフレッシュコンクリートを受け部10
に供給すると、このフレッシュコンクリートは、一旦板
部11で積み上げられるが、板部11や壁部12を介し
て伝えられる揺動による振動エネルギーによって流動化
して崩れる。そして、脱泡通路14側に移動し、ここで
さらに振動エネルギーを与えられて型枠4内に流し込ま
れる。フレッシュコンクリートは、このように加振機構
6によって振動エネルギーを十分に与えられるので、そ
れがムラなく流動化される。そして、このようにムラな
く流動化して全体的に柔らかくしたフレッシュコンクリ
ートを型枠4に流し込むようにしているので、その充填
時間を短縮することができる。
【0020】また、フレッシュコンクリートは、上記の
ように流動化することによって脱泡も促進される。しか
も、脱泡通路14は、その深さが浅いので、そこを通過
するフレッシュコンクリートの流れの層も薄くなる。こ
のように流れの層が薄くなればなるほど、脱泡がより促
進されることになる。したがって、型枠4内には、十分
脱泡したフレッシュコンクリートを流し込むことができ
る。なお、脱泡通路14におけるフレッシュコンクリー
トの流れの層の厚みは、脱泡通路14の曲率と、そこを
流れるフレッシュコンクリートの流量とによって決ま
る。しかも、このフレッシュコンクリートの流量は、供
給されるフレッシュコンクリートのスランプや、与えら
れる振動エネルギーによって決まる。このようなことか
ら、上記脱泡通路14の曲率は、これらの条件に応じて
脱泡が促進されやすい深さになるように設定している。
【0021】さらに、フレッシュコンクリートは、上記
したように受け部10を通過する際にムラなく流動化さ
れるので、その均質性も得ることができる。以上のよう
に、この第1実施例によれば、フレッシュコンクリート
を型枠4に供給する前に、受け部10によってムラなく
流動化することができるので、脱泡するとともに均質性
を備えたフレッシュコンクリートを効率よく型枠4に流
し込むことができる。
【0022】図3に示した第2実施例は、上記第1実施
例の加振機構の受け部の形状を変えただけで、その他の
構成は全く同じである。そのため、同じ構成要素につい
ては同じ符号を付している。受け部15は、脱泡通路1
4側に堰16を設け、この堰16の間を流出口17とし
ている。また、脱泡通路14の両端には、それぞれガイ
ド壁14aを設け、これらガイド壁14aによってフレ
ッシュコンクリートがこぼれないようにしている。
【0023】この第2実施例によれば、堰16によって
流出口17から流れ出るフレッシュコンクリートの流量
を規制しているので、脱泡通路14上で広がるフレッシ
ュコンクリートの深さをより薄くすることができる。こ
のようにフレッシュコンクリートの流れの層が薄くなれ
ば、より脱泡し易くなる。したがって、この第2実施例
によれば、より脱泡されたフレッシュコンクリートを型
枠4に流し込むことができる。なお、この第2実施例に
おいては、上記堰16がこの発明の横堰部に相当する。
【0024】図4に示した第3実施例は、上記第2実施
例の堰16の上部をつないで上堰部18を形成したもの
で、その他の構成は全く同じである。この第3実施例に
よれば、上堰部18によって流出口17から脱泡通路1
4に流れ出るフレッシュコンクリート層の最大厚みも規
制できるので、より効果的に脱泡することができる。な
お、上記第1〜3実施例では、受け部10を揺動させて
フレッシュコンクリートに振動エネルギーを与えている
が、受け部10を介してこの受け部10内のフレッシュ
コンクリート全体に振動エネルギーを作用させることが
できるならば、揺動させる代わりに、受け部10の板部
11や壁部12に振動モータを取り付けて、この振動モ
ータによって受け部を振動させるようにしてもよい。
【0025】図5、6に示した第4実施例は、フレッシ
ュコンクリートを舗装道路などに打設する打設装置で、
フレーム19には、フレッシュコンクリートを供給する
ホッパからなる供給部20を固定している。この供給部
20は、その上部に供給口20aを形成し、そこからフ
レッシュコンクリートを供給するようにしている。ま
た、この供給部20の下部には、排出口20bを形成
し、この排出口20bからフレッシュコンクリートを排
出するようにしている。
【0026】上記排出口20bの下方には、受け部21
を設けるとともに、この受け部21をフレーム19に揺
動自在に支持している。つまり、このフレーム19には
軸受22を固定するとともに、この軸受22には軸23
が回転自在に支持されている。そして、この軸23を介
して受け部21がフレーム19に揺動自在に支持されて
いる。また、この受け部21は、板部24の周囲三方を
壁部25で囲むとともに、残りの一方には板部24との
間に隙間をあけて上堰部26を設けている。そして、こ
の板部24と上堰部26との間を流出口27にするとと
もに、その先端側の板部24には、支持部材28を固定
している。
【0027】上記支持部材28には、上記第1〜3実施
例と同様に高速で往復運動するシリンダCのロッドを回
転自在に連結し、このシリンダCのシリンダチューブ側
を供給部20に回転自在に連結している。したがって、
シリンダCが伸縮すると、受け部21が軸23を支点に
して揺動する。また、上記フレーム19には、レール2
9を固定し、このレール29にスライド板30をスライ
ド自在に設けている。そして、このスライド板30を、
駆動機構31によってスライドするようにしている。こ
のようなスライド板30で、供給部20の排出口20b
の開度を制御している。なお、符号32は、フレーム1
9に取り付けた車輪で、この車輪32によって、装置自
体を移動可能にしている。
【0028】次に、この第4実施例の作用を説明する。
まず、スライド板30で排出口20bを塞いだ供給部2
0に、フレッシュコンクリートを供給する。この状態か
らシリンダCを動かして受け部21を軸23を支点にし
て揺動させる。そして、駆動機構31の作動によってス
ライド板30をスライドさせて排出口20bの開度を調
節し、一定量のフレッシュコンクリートをこの排出口2
0bから受け部21に供給する。受け部21に供給され
たフレッシュコンクリートは、この受け部21によって
振動エネルギーを与えられて流動化し、柔らかくなって
流出口27から路面に流し込まれる。
【0029】この第4実施例によれば、フレッシュコン
クリートは、流出口27から流出する際に、上堰部26
によってその流出量と厚みが規制されるので、上堰部2
6を通過した以降の脱泡通路によって脱泡と均質化が促
進される。したがって、路面上には、脱泡されて、しか
も均質性を備えたフレッシュコンクリートを効率よく流
し込むことができる。また、シリンダCのシリンダチュ
ーブ側を供給部20に連結したので、シリンダCの振動
が供給部20側にも伝わる。そのため、シリンダCを取
り付けた付近の供給部20においても、フレッシュコン
クリートの流動化が促進される。したがって、このシリ
ンダCを連結した供給部20の傾斜が緩やかな部分のフ
レッシュコンクリートも、受け部21へ早く流し込むこ
とができる。
【0030】なお、この装置では、フレーム19を車輪
32によって移動可能にしているので、打設位置を動か
しながら連続的にフレッシュコンクリートを流し込むこ
とができる。また、この第4実施例においても、受け部
21を介してこの受け部21内のフレッシュコンクリー
ト全体に振動エネルギーを作用させることができるなら
ば、受け部21を揺動させる代わりに、振動モータなど
によって振動させるようにしてもよい。
【0031】図7に示した第5実施例は、打設位置まで
パイプによってフレッシュコンクリートを圧送するコン
クリートポンプPに、受け部を設けたものである。コン
クリートポンプPは、ホッパ33と、このホッパ33の
下側に設けた吐出部34と、この吐出部34の一端に設
けた駆動部35とからなり、吐出部34内には図示して
いないピストンを摺動自在に組み込んでいる。そして、
このピストンを、駆動部35によって軸線方向に移動さ
せて、フレッシュコンクリートに圧力をかけ、吐出部3
4の先端34aに接続する図示していないパイプを介し
て打設位置に圧送するようにしている。
【0032】このようなコンクリートポンプPのホッパ
33の一端には、軸36を介して受け部37を回転自在
に連結している。この受け部37の下面には、上記他の
実施例と同様に高速で往復運動する油圧シリンダCのロ
ッドを回転自在に連結している。そして、この油圧シリ
ンダCのシリンダチューブ側を駆動部35に回転自在に
連結している。したがって、シリンダCが伸縮運動すれ
ば、受け部37が軸36を支点にして揺動する。
【0033】次に、この第5実施例の作用を説明する
が、この第5実施例でも、上記他の実施例と同様に、シ
リンダCを作動させて、受け部37を揺動させつつ図示
していない供給源からフレッシュコンクリートを流し込
む。そして、この受け部37によってフレッシュコンク
リートを流動化させて、脱泡と均質化を促進させたフレ
ッシュコンクリートをホッパ33に流し込むようにして
いる。このようにコンクリートポンプのホッパ33に、
予め流動化して柔らかくしたフレッシュコンクリートを
供給しているので、吐出部34内や、その先端に接続す
る図示していないパイプ内において、フレッシュコンク
リートが流れ易くなる。
【0034】上記のようにフレッシュコンクリートを流
れ易くすれば、吐出部34内やパイプ内における圧力損
失も少なくできる。したがって、駆動部35の出力は小
さくて足り、それを小型化できる。また、圧力損失が少
なくなれば、フレッシュコンクリートの最長圧送距離も
伸ばすことができる。なお、この第5実施例において
も、受け部37を介してこの受け部37内のフレッシュ
コンクリート全体に振動エネルギーを作用させることが
できるならば、受け部37を揺動させる代わりに、振動
モータなどによって振動させるようにしてもよい。
【0035】図8に示した第6実施例は、打設位置にフ
レッシュコンクリートを圧送するパイプ38の途中に、
支持部材39を固定するとともに、軸40を介してシリ
ンダCのロッドを回転自在に連結している。そして、こ
のシリンダCのシリンダチューブ側を、床に回転自在に
固定している。そして、上記シリンダCも、他の実施例
と同様に高速で伸縮し、このシリンダCの伸縮によって
パイプ38の一部分を振動させるようにしている。
【0036】このようにした第6実施例では、図示して
いない供給源から打設位置にフレッシュコンクリートを
圧送している状態で、シリンダCを作動させてパイプの
一部分を振動させる。このようにパイプ自体を振動させ
ると、この振動するパイプ38内をフレッシュコンクリ
ートが通過する際に、その中心部まで均一な振動エネル
ギーが与えられる。したがって、ムラなく流動化され
て、全体的に柔らかくなったフレッシュコンクリートが
打設位置に供給される。
【0037】また、上記のようにパイプを振動させる部
分は、パイプ全体のどこでもよいが、フレッシュコンク
リートは、圧送距離に比例してスランプが低下するの
で、より流動化させたフレッシュコンクリートを打設位
置に供給するためには、パイプの終点付近で振動を与え
た方がよい。なお、上記振動させるパイプは、0.2m
m〜1.0mmの非常に小さな範囲で振動させて、その
振動によってパイプが外れたりしないようにしている。
【0038】図9、10に示した第7実施例は、フレッ
シュコンクリートの運搬、打設に用いるバケット式ロー
ダーRのアーム部41の先端に、主軸42を介してバケ
ット43を回転自在に取り付けている。このようにした
バケット43の一端には、連結軸44を介して第1ロッ
ド部材45の一端を回転自在に連結している。そして、
この第1ロッド部材45の他端には、軸46を介してシ
リンダ47のロッド端と第2ロッド部材48とを回転自
在に連結し、これらシリンダ47および第2ロッド部材
48の他端を、それぞれアーム部41に回転自在に連結
している。したがって、シリンダ47が伸縮すると、バ
ケット43が主軸42を支点にして回転する。
【0039】上記シリンダ47は、バケット43を回動
させるとともに、小さい振幅で高速に伸縮可能にしてい
る。このようにシリンダ47を高速で伸縮させると、バ
ケット43が主軸42を支点にして揺動する。したがっ
て、このバケット43内にフレッシュコンクリートを供
給した場合には、このフレッシュコンクリートに揺動に
よる振動エネルギーが与えられる。また、上記バケット
43は、その先端側を伸ばしてそれを脱泡通路板49と
している。そして、この脱泡通路板49よりも手前のバ
ケット43内には、脱泡通路板49との間に間隔をあけ
て堰50を設け、この堰50によって流出するフレッシ
ュコンクリートの流量を規制するようにしている。な
お、このようにしたバケット43は、揺動支点である主
軸42を境にして、ほぼ左右対象にしている。
【0040】次にこの第7実施例の作用を説明する。図
示していない供給源のフレッシュコンクリートを、ロー
ダーRのバケット43ですくい、図示していない打設位
置に運搬する。そして、この打設位置に移動したら、バ
ケット43を図10に示すように傾けながら20Hz〜
80Hzで揺動させる。このようにすると、フレッシュ
コンクリートが流動化されるとともに、堰50によって
流量が規制されながら脱泡通路板49側に導かれる。フ
レッシュコンクリートは、その流れる層の厚さが、この
脱泡通路板49上で薄くなるので脱泡が促進される。そ
して、このように流動化して脱泡されたフレッシュコン
クリートが、打設位置に流し込まれる。
【0041】この第7実施例によれば、気泡が極めて少
なくて、しかも均質性を備えたフレッシュコンクリート
を所望の打設位置に流し込むことができる。また、主軸
42の揺動支点を境にしてバケット43をほぼ左右対称
にすることによって、揺動によって生じる振動エネルギ
ーを、平均的にバケット43内のフレッシュコンクリー
トに作用させている。したがって、フレッシュコンクリ
ートをムラなく流動化させることができる。
【0042】
【発明の効果】第1、3の発明によれば、予め振動を与
えることによってフレッシュコンクリートをムラなく流
動化させているので、全体的に柔らかくなったフレッシ
ュコンクリートを打設位置に供給することができる。し
たがって、フレッシュコンクリートを型枠などの打設位
置に流し込み易くなり、その分、フレッシュコンクリー
トの充填時間を短縮できる。そして、このようにフレッ
シュコンクリートを流し込み易くしているので、それが
型枠などの打設位置の隅々まで行き渡る。したがって、
打設されたフレッシュコンクリート内に生じる隙間を防
止できる。
【0043】また、フレッシュコンクリートを流動化し
て脱泡した後、打設位置に流し込んでいるので、コンク
リート内に含まれる空気をより少なくできる。さらに、
フレッシュコンクリートをムラなく流動化させているの
で、骨材が平均的に分布する。したがって、打設位置に
充填したフレッシュコンクリートの均質性も得ることが
できる。
【0044】第2、4の発明によれば、フレッシュコン
クリートを20Hz〜80Hzで振動させているので、
フレッシュコンクリートに十分な振動エネルギーを付与
することができる。したがって、フレッシュコンクリー
トの流動化をより促進することができる。
【0045】第5の発明によれば、受け部を揺動させる
ことによって、フレッシュコンクリート全体に揺動によ
って生じる振動エネルギーを付与することができる。第
6の発明によれば、シリンダの一端を供給部に連結し、
他端を受け部に連結しているので、シリンダの作動によ
る振動が、供給部と受け部とに伝わる。そのため、フレ
ッシュコンクリートには、供給部と受け部とから振動エ
ネルギーが与えられることになるので、より流動化が促
進される。
【0046】第7の発明によれば、コンクリートポンプ
のホッパに、ムラなく流動化させて柔らかくしたフレッ
シュコンクリートを供給しているので、コンクリートポ
ンプ内やそれに接続するパイプ内における圧力損失を少
なくできる。したがって、フレッシュコンクリートをよ
り遠くまで圧送することができる。また、圧力損失が少
なくなった分、コンクリートポンプの出力が小さくて足
りるので、コンクリートポンプを小型化できる。
【0047】第8の発明によれば、揺動支点を境にして
ほぼ左右対称にした受け部によって揺動させているの
で、揺動による振動エネルギーを平均的にフレッシュコ
ンクリートに付与することができる。したがって、フレ
ッシュコンクリートをムラなく流動化させることができ
る。第9の発明によれば、流出口の下流側に設けた脱泡
通路によって、振動エネルギーを十分に与えることがで
きる。
【0048】第10の発明によれば、堰によってフレッ
シュコンクリートの流出量を規制しているので、脱泡通
路上におけるフレッシュコンクリートの流れる層の厚み
を薄くすることができる。したがって、この脱泡通路に
おいて効率よく脱泡させることができる。第11の発明
によれば、上堰部によって脱泡通路に流出するフレッシ
ュコンクリートの最大厚みを規制しているので、さらに
効率よく脱泡させることができる。
【0049】第12の発明によれば、パイプによって圧
送するフレッシュコンクリートを、ムラなく流動化させ
ることができる。第13の発明によれば、バケットから
打設位置に流し込むフレッシュコンクリートを、ムラな
く流動化させることができる。第14の発明によれば、
堰を介して流れ出るフレッシュコンクリートを、脱泡通
路板上でより脱泡させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の装置全体を示す図である。
【図2】第1実施例の加振機構を示す斜視図である。
【図3】第2実施例の加振機構を示す斜視図である。
【図4】第3実施例の加振機構を示す斜視図である。
【図5】第4実施例の装置を示す正面図である。
【図6】第5実施例の装置を示す側面図である。
【図7】第6実施例の装置を示す斜視図である。
【図8】第7実施例の装置を示す側面図である。
【図9】第8実施例の装置を示す側面図である。
【図10】第8実施例の要部を示す拡大図である。
【符号の説明】
C 油圧シリンダ P コンクリートポンプ 4 この発明の打設位置に相当する型枠 5 この発明の供給源に相当するホッパ 6 加振機構 8 支持部材 10 受け部 13 流出口 14 脱泡通路 16 この発明の横堰部に相当する堰 18 上堰部 19 フレーム 20 供給部 21 受け部 33 ホッパ 37 受け部 38 パイプ 41 アーム部 43 バケット 47 シリンダ 49 脱泡通路板 50 堰

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生コンなどのフレッシュコンクリートを
    供給源から打設位置に供給する過程で、そのフレッシュ
    コンクリートに振動エネルギーを付与する工程を有する
    ことを特徴とするコンクリートの打設方法。
  2. 【請求項2】 振動エネルギーを付与する工程で、フレ
    ッシュコンクリートを、20Hz〜80Hzで振動させ
    ることを特徴とする請求項1記載のコンクリートの打設
    方法。
  3. 【請求項3】 生コンなどのフレッシュコンクリート
    を、供給源から打設位置に供給する過程に、そのフレッ
    シュコンクリートを振動させる加振機構を備えたことを
    特徴とするコンクリートの打設装置。
  4. 【請求項4】 加振機構は、フレッシュコンクリートを
    20Hz〜80Hzで振動させる構成にしたことを特徴
    とする請求項3記載のコンクリートの打設装置。
  5. 【請求項5】 加振機構は、フレッシュコンクリートを
    一時的に溜める受け部と、この受け部を振動可能に支え
    る支持部材と、受け部を振動させるためのシリンダとか
    らなることを特徴とする請求項3または4記載のコンク
    リートの打設装置。
  6. 【請求項6】 加振機構は、フレームと、このフレーム
    の上部に固定した供給部と、この供給部の下方であって
    フレームに対して揺動自在に設けた受け部と、一端をこ
    の受け部に連結し、他端を供給部に連結したシリンダと
    からなり、このシリンダの伸縮運動で、上記受け部が揺
    動する構成にしたことを特徴とする請求項3または4記
    載のコンクリートの打設装置。
  7. 【請求項7】 加振機構は、コンクリートポンプにフレ
    ッシュコンクリートを供給するホッパと、このホッパに
    揺動自在に設けた受け部と、この受け部を揺動させるシ
    リンダとからなり、シリンダの伸縮運動で、受け部を揺
    動させる構成にしたことを特徴とする請求項3または4
    記載のコンクリートの打設装置。
  8. 【請求項8】 受け部は、支持部材に揺動自在に支持さ
    せるとともに、この揺動支点を境にして、ほぼ左右対称
    にした容器からなることを特徴とする請求項5〜7のい
    ずれか1に記載のコンクリートの打設装置。
  9. 【請求項9】 受け部には、フレッシュコンクリートを
    流出させる流出口を形成するとともに、この流出口の下
    流側に受け部よりも深さを浅くした脱泡通路を設けたこ
    とを特徴とする請求項5〜8のいずれか1に記載のコン
    クリートの打設装置。
  10. 【請求項10】 流出口には堰を設け、この堰によって
    流出口から脱泡通路に流出するフレッシュコンクリート
    の流量を規制する構成にしたことを特徴とする請求項9
    記載のコンクリートの打設装置。
  11. 【請求項11】 堰は、幅方向を規制する横堰部と、高
    さ方向を規制する上堰部とからなる請求項10記載のコ
    ンクリートの打設装置。
  12. 【請求項12】 加振機構は、フレッシュコンクリート
    を打設位置に圧送するパイプと、このパイプを振動させ
    るシリンダとからなることを特徴とする請求項3または
    4記載のコンクリートの打設装置。
  13. 【請求項13】 加振機構は、ローダーなどの建設機械
    に設けたアーム部と、このアーム部に揺動自在に設けた
    バケットと、このバケットを揺動させるシリンダとから
    なることを特徴とする請求項3または4記載のコンクリ
    ートの打設装置。
  14. 【請求項14】 バケットには、その先端に突出させた
    脱泡通路板と、バケットと脱泡通路板との境に設けた堰
    とを備えたことを特徴とする請求項13記載のコンクリ
    ートの打設装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012519605A (ja) * 2009-03-03 2012-08-30 ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー 繊維強化構造セメントパネル用セメント系スラリーを供給する改良された方法および装置
JP2017052289A (ja) * 2011-11-01 2017-03-16 ローボロー・ユニヴァーシティー セメント系材料の搬送方法及び搬送装置
JP2019155320A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 株式会社NejiLaw 慣性力付与装置
CN114482555A (zh) * 2021-12-27 2022-05-13 新泰市建筑安装工程有限公司 一种混凝土循环浇筑装置及其使用方法

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