JPH11301613A - ガス充填密封包装方法及び装置 - Google Patents

ガス充填密封包装方法及び装置

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JPH11301613A
JPH11301613A JP11232498A JP11232498A JPH11301613A JP H11301613 A JPH11301613 A JP H11301613A JP 11232498 A JP11232498 A JP 11232498A JP 11232498 A JP11232498 A JP 11232498A JP H11301613 A JPH11301613 A JP H11301613A
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tray
space
gas
container
lid
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JP11232498A
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English (en)
Inventor
Von Zegaan Joerg
フォン ゼガーン ヨルグ
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Joerg von Seggern Maschinenbau GmbH
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Joerg von Seggern Maschinenbau GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で完全にガスの置換とシーリングを行
うことのできるガス充填密封包装装置を得る。 【解決手段】 トレー50を被蓋するフィルム52とト
レー50とにより囲まれたガス充填密封包装装置20内
の空間(トレー内空間54)に一端を開口26bし、他
端を吸引機45及びガス供給源44に開閉弁(432,
431)を介して連通する通路26を設けると共に、前
記開口26bと対向する位置においてトレー内空間54
と連通し、他端を前記トレー内空間54外において空間
24と連通する第2通路27、前記空間24と空間23
とを連通する第3通路28を形成すると共に、空間23
内に、シールヘッド31と、前記トレー50にヒートシ
ールされたフィルム52をヒートシール部53の外周に
沿ってカットするカッタ32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生食品等の充填され
たトレーをフィルムにて被蓋密封して包装する方法及装
置に関し、より詳細には、生食品等の収納されたトレー
内の空気を、食品の腐食等を防止し得るガスに置換した
後、前記トレーにフィルムをヒートシールしてガスの充
填された状態で密封するガス充填密封包装方法及び装置
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生食品流通の過程において、如何
にして微生物による汚染等を抑制し、より細菌学的鮮度
を高く維持するかその技術開発が注目されている。
【0003】従来から生食品の流通は、真空包装と低温
保存の併用による方法が主流であるが、細菌の種類によ
っては酸素濃度を低くしても増殖し得る細菌が存在す
る。そのため、温度や酸素濃度を低くする方法のみで
は、腐敗細菌の増殖を充分に抑制することができない。
【0004】このような問題点に鑑み、生食品を包装す
る包装用容器内の環境を人為的に変えて、細菌の繁殖を
抑制する方法が用いられている。
【0005】例えば、CO2が細菌の増殖を抑制し得る
点に着目し、容器内のO2を掃気してこれをCO2に置き
換えたり、又は酸化防止に効果のあるN2とCO2を特定
の比率で混合し、これを容器内の空気と置き換えること
により細菌の増殖を抑制するのみならず、油脂の酸化や
食品の変色等の防止を併せて行うことのできる、所謂
「ガス置換法」が用いられている。
【0006】そして、このようなガス置換法による生食
品を包装する装置として、図8に示す装置がある(特開
昭56−142112号公報)。
【0007】この図8に示す装置は、蓋体21及び容器
22を備えるガス充填密封包装装置20内に形成された
密封空間内において生肉等の生食品を収納した略矩形状
のトレー50をヒートシール性のあるフィルム52にて
被蓋・密封するもので、図中左側から右側に向かって被
包装物の収納されたトレー50が連続的に供給されて、
図8中501,502,503に示す各位置における各
工程により、被包装物の収納されたトレー50のガス充
填密封包装を完了させるものである。
【0008】このガス充填密封包装装置20の動作につ
き、さらに説明すれば以下の通りである。トレー50が
501の位置に供給されたとき容器22が上昇すると、
トレー50のフランジ部51の一辺51b(図9参照)
がフィルム52と共に、図示せざるヒータにより加熱さ
れた蓋体21の突出部331と容器22間に挾持されて
ヒートシールされる。
【0009】その後、容器が下降して前記一辺51bの
ヒートシールされたトレー50が図8中右側に移送さ
れ、容器22内に形成された空間、すなわち502の位
置に配置され、該位置においてさらに容器22が上昇し
てトレー50の短辺方向のフランジ部51の2辺51
c,51dが、蓋体と容器間に挾持されてヒートシール
され、このようにしてフランジ部51の3辺51b,5
1c,51dがフィルム52とヒートシールされる。こ
の状態においてトレー50の、止着されていない残りの
1辺51aよりトレー50内の空気を抜き取ると共に、
蓋体21の頂部に形成された開孔より蓋体21内に形成
された空間内の空気を抜き取り、その後、前記トレー5
0の1辺51aよりトレー50内に生食品の鮮度を保つ
ためのガスを充填すると共に、蓋体21の頂部に形成さ
れた開孔からも同様に蓋体21内に形成された空間内に
ガスが充填される。
【0010】その後、押上板125を図示せざるエアシ
リンダ等により図8中上方に押し上げて、突出部332
との間でフランジ部51の一辺51aを挾持して仮止め
後、前記容器22が下降して、容器22内に形成された
空間より該トレー50が取り出される。
【0011】その後、前記トレー50はさらに図8中右
側に位置する503の位置に移送され、この位置におい
て容器22が上昇すると、過熱された蓋体21の突出部
333と容器22間においてトレー50のフランジ部5
1の一辺51aが挾持されて完全にヒートシールされ、
ガスの置換及びトレー50の密封が完了する。
【0012】なお、前記503の位置または全く別個の
工程において、前記トレー50にヒートシールされたフ
ィルム52のうち余分なフィルムがカットされ、ガス充
填密封包装が完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開昭56−1
42112号公報に示す包装装置によれば、トレー50
内の空気を所望のガスに置換後にフィルム52にてトレ
ー50を密封することで、生食品の腐食等を好適に防止
することができるが、前記装置による場合、略矩形状の
トレー50の3辺(51b,51c,51d)に前記フ
ィルム52を止着した状態において、フィルム52が止
着されていない残りの1辺51aを介してガスの置換を
行うため、フィルム52とトレー50のフランジ部51
間の隙間が狭くガスの置換を容易に行うことができな
い。そのため、前記従来におけるガス充填密封包装装置
にあっては、空気の抜き取り、ガスの充填を行う位置に
あるフランジ部51の一辺51aを図9に示すように所
定長さで窪ませて窪み51’を形成し、この窪み51’
によりフィルム52とフランジ部51間に形成された隙
間から空気の抜き取り及びガスの充填を行い得るよう構
成している。
【0014】このように、従来のガス充填密封包装装置
10にあっては、フランジ部51の一辺51aに窪み5
1’を形成した特殊な形状を成すトレーを使用するた
め、ガス充填密封包装に使用されるトレーを通常の包装
に使用するトレーと共用することができない。
【0015】また、フランジ部51の一辺51aに窪み
51’を設けたトレー50は、所定の向きで前記装置に
搬送する必要があり、前記装置内にトレー50を供給す
る前にその向きを揃える必要がある等、作業が繁雑であ
る。
【0016】そして、このようにトレー50のフランジ
部51の一辺51aに窪み51’を形成した場合であっ
ても、フランジ部51の一辺51aとフィルム52との
間に形成された隙間のみからトレー50内の空気を完全
に抜き取ることは困難であると共に長時間を必要とす
る。
【0017】そして、空気が充分に抜き取られていない
状態においてトレー50内にガスの注入を開始すると、
トレー50内に残っている空気は逃げ道を失って注入さ
れたガスと共にトレー50内に残留することとなる。そ
のためこの残留する空気により細菌が繁殖して該トレー
50内に充填された生食品を腐敗等させる原因となる。
【0018】また、前記特開昭56−142112号公
報に掲載の装置にあっては、前述のようにガスの置換工
程と、フィルム52のシールないしはカットの工程を複
数の工程を経て行っており、ガス置換後のトレー50の
密封(シーリング)の完了迄、その連係を瞬時に行うこ
とができず、該作業に長時間を要するという問題を有し
ている。
【0019】さらに、前記従来のガス充填密封包装装置
20にあっては、蓋体21内に形成された空間と、容器
22内に形成された空間とは連通されておらず、各空間
内の掃気及び各空間に対するガスの充填は、それぞれ別
個に開孔を介して行われている。そのため、蓋体21内
に形成された空間と、容器22内に形成された空間との
間に圧力差が生じた場合、フィルム52やトレー50の
変型が生じ、ヒートシール部分に隙間が生ずる等の包装
不良が発生するおそれがある。
【0020】本発明の目的は、上記従来技術における欠
点を解消するためになされたもので、トレー50内の空
気を短時間で完全にガスに置換することができると共
に、ガスの置換からシーリング、フィルム52のカット
迄を連続した工程として行うことができ、従って短時間
でガスの置換とシーリングを行うことのできるガス充填
密封包装用ガス充填密封包装装置20及び該ガス充填密
封包装装置20を備えた包装装置10を提供することを
目的とする。
【0021】また、本発明の別の目的は、フランジ部に
窪みの形成されていない通常のトレーを使用してガス充
填密封包装を行うことができ、したがってガス充填密封
包装以外に使用されるトレーと共通のトレーによりガス
充填密封包装を行うことのできるガス充填密封包装用ガ
ス充填密封包装装置及び該ガス充填密封包装装置を備え
た包装装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガス充填密封包装方法は、被包装物の収納
されたトレー50内に所望のガスを充填すると共に、前
記ガスの充填されたトレー50をフィルム52にて被蓋
密封する包装方法において、蓋体21により空間23を
画成し、前記蓋体21により画成された空間23に対向
する空間24を画成する容器24を、前記フィルム52
を介して接離可能に対向配置し、前記トレー50を前記
容器22により画成された空間24内に配置する工程
と、この工程において、好適には、前記空間内へトレー
を移送して、より好適には、前記容器24の内壁に形成
された段部25に、前記トレー50の周縁より突設され
たフランジ部51を載置して配置し、前記蓋体21及び
容器22を接合し、前記蓋体21及び容器22で密閉空
間(23,24)を画成すると共に、前記密閉空間(2
3,24)内を掃気する工程と、少なくとも前記蓋体2
1と容器22との間に挾持された前記フィルム52と前
記トレー50とにより囲まれて画成された空間(トレー
内空間54)内に所望のガスを導入する。この工程にお
いて、前記密閉空間(23,24)内に前記ガスを充填
する工程を含むものとすることができる。
【0023】そして、前記密閉空間内において、前記蓋
体21により画成された空間23内に配置されたシール
ヘッド31を、前記容器22により画成された空間24
に向かって、相対的に一方を他方に前進させて前記トレ
ー50にフィルム52をシールカットする工程と、前記
蓋体21と容器22とを離間して、前記容器22により
画成された空間24内に配置されたシールカット後のト
レー50を取り出す工程より成る。
【0024】また、前記ガス充填密封包装方法におい
て、前記密閉空間(23,24)内の圧力に応じて前記
掃気を終了し、及び/又はガスの充填を開始及び/又は
終了することができる。
【0025】また、本発明のガス充填密封包装装置20
は、被包装物の収納されたトレー50内に所望のガスを
充填すると共に、前記ガスの充填されたトレー50をフ
ィルム52にて被蓋密封する装置において、前記ガス充
填密封包装装置20は、接離可能に形成された蓋体21
及び容器22を備え、前記蓋体21に前記フィルム52
を介して前記容器22を対向配置し、前記蓋体21によ
り空間23を画成し、前記容器22により、前記蓋体2
1により画成される空間23に対向する空間24を画成
し、前記空間24を画成する容器22内に前記トレー5
0を配置するよう設ける。たとえば、前記容器22内壁
に、前記トレー50の周縁より突設されたフランジ部5
1を載置して、前記トレー50を前記容器22により画
成された空間24内に係止する段部25を形成すること
ができる。
【0026】そして、前記蓋体21及び容器22接合さ
れた状態において前記蓋体21及び容器22間に挟持さ
れた前記フィルム52と、前記容器22により画成され
た密閉空間24内に配置されたトレー50により囲まれ
た空間(トレー内空間54)内と前記蓋体21及び容器
22により画成された密閉空間(23,24)外に配置
された吸引機45及びガス供給源44を連通する第1の
通路26を形成すると共に、前記蓋体21により画成さ
れた空間23内に、前記トレー50にフィルム52をシ
ールカットするシールヘッドとを設けたことを特徴とす
る。
【0027】また、前記ガス充填密封包装装置20にお
いて前記蓋体21と容器22間に挾持されたフィルム5
2により、前記蓋体21により画成された空間23と、
前記容器22により画成された空間24を隔離する場
合、前記フィルム52とトレー50により囲まれた空間
(トレー内空間54)内に一端を連通し、他端を容器2
2により画成された空間24と連通する第2の通路27
と、一端を容器22により画成された空間24に連通
し、他端を蓋体21により画成された空間23に連通す
る第3の通路28を設けることができる。
【0028】さらに、前記ガス充填密封包装装置20
は、前記シールヘッド31の外周に沿って、前記フィル
ム52をカットするカッタ32を配置し、前記シールヘ
ッド31及びカッタ32を容器22により画成された空
間24方向に前進(進退)可能とすることもできる。
【0029】また、前記シールヘッド31及びカッタ3
2の前進(進退)は、蓋体21の内壁の一21aに凹部
74を形成すると共に、前記蓋体21により画成された
空間23内に配置された進退板71に、前記凹部74に
嵌合される凸部73を形成し、前記凹部74を圧縮空気
の供給源48に連通して前記凹部74に対する圧縮空気
の供給により、前記進退板71を前記容器22により画
成された空間24方向に前進可能と成すと共に、前記シ
ールヘッド31及びカッタ32を前記進退板71の前進
に連動して前進可能とすることもできる。
【0030】また、前記ガス充填密封包装装置20は、
前記第1の通路26と吸引機45間(管路63)、及び
前記第1の通路26とガス供給源44間(管路62)を
開閉する開閉弁43(バキュームバルブ432,ガスバ
ルブ431)をそれぞれ設け、検知手段46により検知
された前記密閉空間(23,24)内の圧力に応じて前
記開閉弁43(バキュームバルブ432,ガスバルブ4
31)を開閉する構成とすることもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につき
添付図面を参照しながら、以下説明する。
【0032】本発明のガス充填密封包装装置20は、生
食品等の収納されたトレー50内の空気を、食品の鮮度
低下防止に役立つガスに置換すると共に、前記トレー5
0にフィルム52をヒートシールして被蓋、密封するも
ので、前記トレー内の空気をガスに置換するためのガス
置換機構、及び該ガス置換後のトレー50にフィルム5
2をヒートシールして、前記トレー50を密封するヒー
トシール機構を備える。
【0033】〔ガス充填密封包装装置〕本発明における
ガス充填密封包装装置20は、蓋体21と容器22を備
え、前記蓋体21と容器22が接合されて密封空間(2
3,24)が形成される(図1〜図4)。なお、前記容
器22及び蓋体21の配置は特に限定されないが、本実
施形態にあっては、前記蓋体21を上方に、前記容器2
2を前記蓋体21の下方に配置した例について以下説明
する。
【0034】前記蓋体21又は容器22のいずれか一方
又は双方には、前記蓋体21及び又は容器22を昇降さ
せる昇降手段40が連結されて相互に接離可能に構成さ
れており、本実施形態にあっては容器22の底部にエア
シリンダより成る昇降手段40を連結し、容器22を昇
降自在と成すと共に、前記昇降手段40による昇降によ
り前記容器22がその上部に配置された蓋体21と接離
し得るよう構成されている。
【0035】前記蓋体21、容器22はそれぞれその内
壁において空間(23,24)を画成しており、24は
前記容器22により画成された空間、23は蓋体21内
に画成された空間を示す。そして、前記蓋体21と容器
22の接合部には、例えばシリコーン樹脂等よりなる弾
性材料が貼着等されており、蓋体21と容器22が接合
した状態において前記2つの空間により密封空間(2
3,24)が形成される。
【0036】前記容器22により画成された空間24内
には、生食品等の収納されたトレー50が配置され、該
トレー50に形成されたフランジ部51が、前記空間2
4を画成する容器22の内壁に形成された段部25上に
載置されて、該トレー50が容器22により画成された
空間24内の上方において係止し得るよう構成されてい
る。
【0037】また、前記蓋体21により画成された空間
23内には、シールヘッド31、カッタ32等が収納さ
れ、該シールヘッド31、カッタ32等が昇降可能に構
成されて後述のヒートシール機構を構成している。
【0038】なお、図1〜図4に示す実施形態にあって
は、便宜上一組の蓋体21及び容器22により一の密閉
空間(23,24)が画成されたガス充填密封包装装置
20を示しているが、一組の蓋体21及び容器22によ
り複数の密閉空間(23,24)を画成し、複数のトレ
ー50を同時にガス充填密封包装を行い得るよう構成す
ることもできる。
【0039】〔ガス置換機構〕以上のように構成された
蓋体21及び容器22を備えるガス充填密封包装装置2
0において、生食品等の収納されたトレー50内の空気
を掃気してガスに置換するためのガス置換機構は、前記
蓋体21及び容器22によりそれぞれ画成された空間2
3、空間24、及び前記蓋体21、容器22に形成され
た通路(26,27,28)、及び前記通路26に連通
されたガス供給源44、吸引機45等により形成され
る。
【0040】前記ガス置換機構を成す通路を形成したガ
ス充填密封包装装置20の実施形態を図1〜図3に示
す。
【0041】なお、図1〜図3においては、便宜上カッ
タ32、シールヘッド31、該シールヘッド31を昇降
自在となす構成等のヒートシール機構は図示を省略して
ある。
【0042】前記ガス充填密封包装装置20の容器22
内により画成された空間24には、図2及び図3に示す
ように、トレー50の周縁に形成されたフランジ部51
が係止されて前記トレー50が前記容器22により画成
された空間24内の上方において係止されるよう段部2
5が形成され、前記空間24内に、ヒートシール性の良
好な材料より成るトレー50が配置されている。
【0043】この段部25は、前記容器22の内壁に部
分的に形成することもできるが、本実施形態にあって
は、トレー50内に確実にガスを充填し得るよう前記段
部25を、容器22の内壁全周に渡って形成している。
【0044】好ましくは前記段部25上には、例えばシ
リコーン等の弾性材料により形成されたシール材を貼着
等して、段部25上にトレー50のフランジ51が載置
された際、段部25とフランジ51間が密着するよう構
成する。
【0045】前記容器22上に接合される蓋体21は、
前記トレー50を配置する容器22により画成されたの
空間24に上方において対向する空間23を画成してい
る。
【0046】そして、この容器22により画成された空
間24と、蓋体21により画成された空間23の間に
は、前記トレー50を被蓋するためのフィルム52が配
置されており、前記容器22と蓋体21が接合された状
態において前記フィルム52が容器22と蓋体21間に
挟持されている。
【0047】前記フィルム52は、前記容器22により
画成された空間24と蓋体21により画成された空間2
3を隔離して、空間23及び空間24がそれぞれ独立し
た空間を成すよう配置しても良い。
【0048】蓋体21と容器22の接合時において、前
記フィルム52により隔離された空間23及び空間24
は、前記蓋体21及び容器22内を貫通して形成された
第3通路28を介して連通されると共に(図3参照)、
前記容器22により画成された空間24は第1通路26
を介して、トレー50内の空気を掃気するための吸引機
45、及び前記トレー50内にガスを導入するためのガ
ス供給源44に連通されている(図2及び図6参照)。
【0049】前記ガス供給源44及び吸引機45に連通
される第1通路26は、例えば蓋体21の頂部に形成さ
れた開口26aを介して前記ガス供給源44及び吸引機
45に連通され、該蓋体21の頂部より蓋体21の側壁
内を通過して下方に向かって形成された通路261と、
前記通路261と連通して容器22の側壁内に形成さ
れ、その先端を曲折して容器22により画成された空間
24に連通する通路262により形成されている。
【0050】前記容器22により画成された空間24に
連通する前記通路262の一端は、前記蓋体21と容器
22が接合した際に、フィルム52とトレー50で囲ま
れて形成される空間(トレー内空間54)に連通してお
り、本実施形態にあっては、前記トレー50のフランジ
部51を係止する段部25に、容器22の内壁に沿って
長溝状の開口30を形成し、該長溝状の開口30に前記
通路262を連通することによりトレー内空間54に連
通させている。
【0051】前記通路262と連通する長溝状の開口3
0の形成された段部25と対向する位置の段部25に
は、同様に長溝状の開口30が形成され、該長溝状の開
口30と連通する第2通路27を形成し、該第2通路2
7の一端を前記段部25の下方において空間24と連通
させている。従って、トレー50とフィルム52で囲ま
れて形成されたトレー内空間54は、前記第2通路27
を介して空間24と連通している。
【0052】さらに、前記容器22により画成された空
間24と、蓋体21により画成された空間23は、第3
通路28を介して連通されている。
【0053】この第3通路28は、容器22の側壁内に
形成された通路282と、前記通路282と連通する蓋
体21の側壁内に形成された通路281により形成さ
れ、前記通路282の一端を空間24に連通すると共
に、通路281の一端を空間23に連通している。
【0054】さらに、前記蓋体21には、空間23と連
通する検圧管29が形成され、空間23内の圧力、した
がって密閉空間(23,24)内の圧力を検知する圧力
スイッチ等の検知手段46がこの検圧管29を介して空
間23に連通される。
【0055】以上のような通路(26,27,28)の
形成されたガス充填密封包装装置20は、図6に示すよ
うに前記第1通路26の開口26aを管路61に連結す
ると共に、前記管路61を管路62、管路63に分岐し
て、管路62をガス供給源44に、管路63をバキュー
ムポンプ等の吸引機45に連通している。
【0056】前記ガス供給源44は、包装される生食品
等の腐敗、変色等の防止に役立つN2、CO2、O2等の
ガスを所定の割合で混合してガス充填密封包装装置20
内に供給するもので、本実施形態のガス供給源44にあ
っては前記N2、CO2、O2等のガスの充填されたガス
ボンベ(441a,441b,441c)と、該ガスボ
ンベ(441a,441b,441c)より導入された
ガスを混合して前記管路62に送出するガスミキサ44
2を備えている。
【0057】また、前記管路62にはガスバルブ431
が、前記管路63にはバキュームバルブ432が設けら
れ、前記ガスバルブ431、バキュームバルブ432を
開閉することにより、密閉空間(23,24)の掃気及
び密閉空間(23,24)に対するガスの注入を切替え
可能に構成されている。
【0058】このガスバルブ431、バキュームバルブ
432は、本実施形態にあっては例えば電磁弁を使用
し、このガスバルブ431、バキュームバルブ432を
密閉空間(23,24)内の圧力検知により、例えば圧
力スイッチ等の検知手段46より発せられた例えば電気
信号により、前記ガスバルブ431、バキュームバルブ
432を開閉し得るよう構成することにより、密閉空間
(23,24)内の圧力に応じて密閉空間(23,2
4)内のガスの掃気、密閉空間(23,24)に対する
ガスの充填等の開始、停止及び切換えを自動で行い得る
よう構成している。
【0059】なお、バキュームバルブ432は本実施形
態にあっては3ポートを有し、そのうちの1つを吸引機
45に、他の1つを第1通路26の開口26aに連結
し、吸引機45と密閉空間(23,24)を連通する管
路を開閉すると共に、残りの1ポートを大気開放して、
バキュームバルブ432の操作により前記密閉空間(2
3,24)を大気開放し得るよう構成している。
【0060】以上のように構成されたガス充填密封包装
装置20において、昇降手段40により下降した状態に
ある容器22により画成された空間24内に、フランジ
部51を段部25上に載置した状態で生食品等の被包装
物の収納されたトレー50を配置すると共に、前記蓋体
21と容器22との間にトレー50の蓋体となるフィル
ム52を配置後、容器22を昇降手段40により上昇さ
せて容器22を蓋体21に接合すると、前記容器22と
蓋体21により密閉空間(23,24)が形成されると
共に、前記蓋体21により画成された空間23と容器2
2により画成された空間24は、蓋体21及び容器22
間に挟持されたフィルム52により区分、好ましくは隔
離される。
【0061】また、前記フィルム52により空間23と
隔離された空間24は、容器22の内壁に形成された段
部25上にフランジ部51を載置して配置されたトレー
50により更に区分、好適には隔離され、前記フィルム
52とトレー50により囲まれて形成されるトレー内空
間54が形成されている。
【0062】このように蓋体21および容器22が接合
されて密閉空間(23,24)が画成された状態におい
て、吸引機45と密閉空間(23,24)間を連結する
管路61,63をバキュームバルブ432の操作により
開放すると、吸引機45により密閉空間(23,24)
内の空気が吸引され、掃気される。
【0063】すなわち、前記吸引機45と連結された第
1通路26を介してトレー内空間54の空気を吸引する
と、該トレー内空間54と第2通路27を介して連通す
る空間24、前記空間24と第3通路28を介して連通
する空間23内の空気がいずれも吸引されて、密閉空間
(23,24)内が掃気される。
【0064】このようにして、密閉空間(23,24)
が掃気されると、前記蓋体21により画成された空間2
3に検圧管29を介して連通された例えば圧力スイッチ
等の検知手段46が空間23内の圧力、すなわち密閉空
間(23,24)内の圧力を検知し、これを例えば電気
的な信号として出力する。
【0065】そして、この電気的な信号の出力等に基づ
いて、管路62、管路63中に設けられたバキュームバ
ルブ432を閉じて、吸引機45と密閉空間(23,2
4)内を連通する管路(63,61)を閉じると共に、
ガスバルブ431を開放してガス供給源44を密閉空間
(23,24)内に連通する管路(62,61)を開放
して、N2、CO2、O2等のいずれか1種類又はこれら
を所定の割合で混合して成る混合ガスが密閉空間(2
3,24)内に注入される。
【0066】前記ガス供給源44より供給されたガス
は、第1通路26を介してトレー50のフランジ部51
の一辺51aとフィルム52間に向かって開口された長
溝状の開口30を介してトレー内空間54に導入され
る。
【0067】そして、トレー内空間54が導入されたガ
スで満たされると、導入されたガスはフランジ部51の
一辺51bとフィルム52間に向かって開口された長溝
状の開口30、及び該長溝状の開口30に連通された第
2通路27を介して、更に空間24に導入される。
【0068】そして、空間24内がガスで充填される
と、このガスは、第3通路28を介して空間23内に導
入され、蓋体21及び容器22で画成される密閉空間
(23,24)全体に前記ガスが充填される。
【0069】このように、本発明のガス充填密封包装装
置20に形成されたガス置換機構は、トレー50のフラ
ンジ部51の一辺51a側より前記ガスを導入すると共
に、このトレー内空間54内に導入されたガスを、トレ
ー内空間54を通過させて例えば前記フランジ部51の
1辺51aと対向する1辺51b側より放出すること
で、かりにトレー内空間54の掃気が充分に行われずに
空気がトレー内空間54内に残っている場合であっても
該ガスの導入により空気がトレー内空間54より押し出
されて、空間24ないしは前記空間24と第3通路28
を介して連通する空間23内に押し出されてトレー内空
間54内に空気が残留することがない。
【0070】特に、段部25上にシリコーン樹脂等の弾
性材料より成るシール材が貼着されている場合には、ト
レー50のフランジ部51と段部25間が密着されるの
で、空間24に押し出された空気がフランジ部51と段
部25間を介してトレー内空間54に再度導入されるこ
とがなく好適である。
【0071】〔ヒートシール機構〕図4は、ヒートシー
ル機構を備えるガス充填密封包装装置20の断面図であ
り、図4において便宜上通路(26,27,28)等、
前述したガス置換機構の構成は図示を省略してある。
【0072】図4に示すように、蓋体21により画成さ
れた空間23内には、該空間23内を昇降してフィルム
52をトレー50のフランジ部51にヒートシールする
シールヘッド31が備えられている。
【0073】このシールヘッド31は、該シールヘッド
31を上下方向に貫通する開孔34,34に嵌合され
た、下端にフランジ72aの形成されたシャフト72,
72により空間23内に懸吊されている。
【0074】このシャフト72,72は、その上端を進
退板71に連結されており、この進退板71の上面に
は、円柱状の凸部73が上方に位置するに蓋体21の内
壁の一21aに向かって突出形成されている。
【0075】そして、この凸部73は、蓋体21の上部
内壁に形成された円筒状の凹部74内に嵌合され、前記
蓋体21の上部壁面を貫通して前記凹部74内に貫通す
る開孔75に連通されたコンプレッサ48より導入され
た圧宿空気を該凹部74内に導入可能に構成している
(図6参照)。したがって、前記凹部74と凸部73の
組合せにより、シールヘッド31を昇降するエアシリン
ダが形成されている。
【0076】なお、蓋体21の頂部に形成された開孔7
5に連通する管路64中には、例えば電磁弁より成る開
閉弁47が設けられており、この開閉弁47を、ガス充
填完了後の密閉空間(23,24)内の圧力を検知した
例えば圧力スイッチ等の検知手段46の検知信号により
自動で開閉し得るよう構成することもできる。
【0077】また、前記シールヘッド31は、該シール
ヘッド31を挿入可能な大きさの開口77の形成された
カッタ支持体76の前記開口77内に挿入され、このカ
ッタ支持体76の前記開口77の上端内周には、シール
ヘッド31に向かってっ突出し、シールヘッド31の上
端外周を係止するするフランジ78が形成されている。
【0078】また、前記カッタ支持体76の開口77内
周には、該開口77内に配置されたシールヘッド31の
外周を囲むように、図4中下方に向かって突出するカッ
タ32が取り付けられており、該カッタ32がシールヘ
ッド31の下端よりわずかに下方に向かって突出してい
る。
【0079】また、前記進退板71と前記カッタ支持体
76間には、前記進退板71とカッタ支持体76を相互
に離間する方向に付勢するスプリング79,79が配置
され、該スプリング79,79による付勢によりカッタ
支持体76が図4中下方に付勢されて、前記フランジ7
8を介して前記シールヘッド31の上端外周に前記カッ
タ支持体76が係止されると共に、前記進退板71の進
退(昇降)運動にともなってシールヘッド31及びカッ
タ支持体76が昇降移動し得るよう構成されている。
【0080】また、前記カッタ支持体76は、前記カッ
タ支持体76を上方に付勢するスプリング80,80に
より付勢されている。
【0081】以上のように構成されたヒートシール機構
の動作について説明すると、蓋体21及び容器22によ
り画成された密閉空間(23,24)内の圧力を検知し
た例えば圧力スイッチ等の検知手段46の検知信号等に
より、前記開閉弁47が開放し、開口75を介して凹部
74内にコンプレッサ等の圧縮空気供給源48からの圧
縮空気が導入されると、該圧縮空気の導入により進退板
71の背面より突出する凸部73が図4中下方に向かっ
て押圧され、進退板71が図4中下方に向かって移動す
る。
【0082】したがって、進退板71の下降により、ス
プリング79,79を介して進退板71の下方に配置さ
れたカッタ支持体76、および該カッタ支持体76にフ
ランジ78を介して係止されたシールヘッド31もこの
進退板71の下降に連動して下降する。
【0083】前記シールヘッド31は、その底面外周を
下方に向けて突出した突出部33を備えた断面コ字状に
形成され、前記シールヘッド31の下降によりシールヘ
ッド31に内蔵された図示せざるヒータにより一例とし
て約170℃に加熱された前記突出部33が容器22に
形成された段部25との間でトレー50のフランジ部5
1及びフィルム52を同時に挟持してフィルム52をト
レー50のフランジ部51に溶着する。
【0084】また、前記突出部33の外周には、前記突
出部33よりも図4中僅かに下方に突出した前述のカッ
タ32により囲まれており、前記シールヘッド31の下
降に伴って該突出部33が容器22に形成された段部2
5との間でトレー50のフランジ部51及びフィルム5
2を同時に挟持してフィルム52をトレー50のフラン
ジ部51に溶着するとき、該カッタ32が前記フィルム
52をヒートシール部53(図5参照)の外周において
正確にカットして、トレー50をフィルム52により被
蓋し得るよう構成されている。
【0085】このカッタ32の突出長さは、切断される
フィルム52の厚さよりも僅かに長く形成されており、
前記シールヘッド31の下降に伴って、ヒートシールと
同時に前記フィルム52はカットされるが、トレー50
のフランジ部51はこのカッタ32によっては切断され
ない長さとしている。
【0086】このように、シールヘッド31の外周をカ
ッタ32により囲むことで、フィルム52のヒートシー
ル部53の外周に形成される余剰のフィルム52a(図
5参照)を可及的に短くすることができ、ゴミや埃、湿
気等が前記余剰のフィルム52aとフランジ部51の間
に溜まって、該部分に細菌等が繁殖すること等を好適に
防止できると共に、シールヘッド31と同時にカッタ3
2を下降させることにより、ヒートシールと同時にフィ
ルム52のカットを行うことができ、従来のこの種の包
装にあっては別途1工程を設けていたフィルム52のカ
ット工程を省略できる。尚、本ヒートシール機構にあっ
ては、前述のように余剰のフィルム52aを可及的に短
くすることができることから、従来フィルムのカット工
程後に一般に行われていたの余剰のフィルム52aをカ
ット、整形する、所謂「トリミング」の工程を省略する
ことができ、ガス充填密封包装を短時間において完了す
ることができる。
【0087】以上のようにシールヘッド31およびカッ
タ32を下降させ、フィルム52の溶着およびカットが
終了すると、開閉弁47が閉じられて、凹部74に対す
る圧縮空気の導入が停止すると共に、凹部74内の空気
が大気開放され、スプリング79,79;80,80に
よる付勢力により、カッタ支持体76、進退板71が図
4中上方に向かって移動され、前記進体板71にシャフ
ト72,72により懸吊されたシールヘッド31が同時
に上昇して、フィルム52のシール及びカットが完了す
る。
【0088】〔包装装置の全体構成〕以上のように構成
された本発明のガス充填密封包装装置20を組み込んだ
全体装置の一例を図7に示す。
【0089】図7に示す装置は、生食品等の収納された
トレー50内の空気を所望のガスに置換すると共に該ト
レー50にフィルム52をヒートシールして被蓋するシ
ールセクション11と、前記シールセクション11に生
食品の収納されたトレー50を搬入する搬入コンベア1
2と、前記シールセクション11においてシールされた
トレー50を搬出する搬出コンベア13を備えている。
【0090】そして、前述のガス充填密封包装装置20
を構成する蓋体21及び容器22は、前記シールセクシ
ョン11において重合されて、トレー50内のガス置換
及びヒートシールが行われる。
【0091】このシールセクション11において、前述
の容器22が配置されると共に、前記シールセクション
11の上方に形成されたライナースセクション14に前
記ガス充填密封包装装置20の蓋体21が配置され、ト
レー50内のガスの置換及びトレー50の被蓋が行われ
る。
【0092】また、図7中15は、前記トレー50を被
蓋するフィルム52の巻回された送出ローラであり、こ
の送出ローラ15に巻回されたフィルム52が、前記シ
ールセクション11内に給送されて前記トレー50を被
蓋すると共に、前記トレー50を被蓋する際にカットさ
れた残余のフィルム52は、巻取りローラ16により巻
き取られて回収される。このとき、巻取りローラ16
は、次の包装に使用されるフィルム52をシールセクシ
ョン11内に引き込むに充分な長さフィルム52を巻き
取る。
【0093】なお、17は、前記装置10全体の始動、
停止、その他の動作を制御するスイッチ類の配置された
操作盤であり、該操作盤17により該食品包装装置10
を操作する。
【0094】以上のように構成された装置10におい
て、容器22が下降し、前記搬入コンベア12と同一の
高さに配置された待機状態において、前記操作盤17に
配置されたスイッチ類の操作により前記装置10を始動
させると、搬入コンベア12が始動して生食品等の収納
されたトレー50がシールセクション11に向かって搬
送される。
【0095】そして、前記搬入コンベア12により生食
品等の収納されたトレー50が搬入されると、該トレー
50は容器22により画成された空間24内に配置さ
れ、該トレー50の配置された状態において前記容器2
2が該容器22の下端に連結されたエアシリンダ等の昇
降手段40により上昇して、その上部に配置された蓋体
21と接合され、蓋体21と容器22により密閉空間
(23,24)が画成される。
【0096】このとき、蓋体21と容器22の間には、
フィルム52が配置されており、前記容器22の上昇に
より該フィルム52が蓋体21と容器22間に挟持され
て、前記蓋体21により画成された空間23と、容器2
2に画成された空間24は、該フィルム52によって相
互に仕切られた状態となる。
【0097】また、空間24内に形成された段部25上
にフランジ部51を載置したトレー50により、容器2
2により画成された空間24が仕切られて、前記フィル
ム52とトレー50により仕切られたトレー内空間54
が形成されている。
【0098】この状態において、前記容器22により画
成された空間24内に連通する第1通路26がバキュー
ムバルブ432を介して吸引機45に連通され、この吸
引機45による吸引により密閉空間(23,24)内が
真空状態となったことを検知手段46が検知すると、該
真空状態を検知した検知手段46の検知信号により、前
記バキュームバルブ432が閉じられると共に、ガスバ
ルブ431が開放されて、ガス充填密封包装装置20に
対するガスの注入が開始する。
【0099】このガスの注入は、第1通路26の開口2
6aを介して行われ、第1通路26を介して注入された
ガスは、第1通路26が連通する長溝状の開口30を介
して、フィルム52とフランジ部51の間のよりトレー
内空間54内にガスを導入すると共に、トレー内空間5
4内にガスが充填されると、該充填されたガスは、前記
第1通路26と連通する長溝状の開口30と空間24内
において対向する位置に配置された長溝状の開口30、
及び該長溝状の開口30と連通する第2通路27を介し
てトレー内空間54から放出される。
【0100】従って、例え前述の掃気の工程においてト
レー内空間54内の掃気が充分に行われず空気が残留し
ている状態となっていても、この空気は前記導入された
ガスによりトレー内空間54内から押し出されて前記第
2通路27を介して空間24ないしは、該空間24と第
3通路28を介して連通された空間23内に導入され
て、トレー内空間54内を所望のガスと完全に置換する
ことができる。
【0101】本実施形態にあっては一例として前記ガス
の封入圧力を1.3気圧とし、この圧力まで前記ガス充
填密封包装装置20内の圧力が上昇したことを前記検知
手段46が検知した検知信号により、前記ガスバルブ4
31が閉じられてガス充填密封包装装置20に対するガ
スの供給が停止すると共に、開閉弁47が開放されてシ
ールヘッド31を昇降させる昇降機構に対してコンプレ
ッサ48からの圧縮空気の供給が開始する。
【0102】この圧縮空気の供給によりシールヘッド3
1及びカッタ支持体76が共に下降して、前記フィルム
52をトレー50のフランジ部51にヒートシールする
に適した温度(本実施形態にあっては約170℃)に加
熱されたシールヘッド31の突出部33と、容器22に
より画成された空間24内に形成された段部25間にお
いて前記フランジ部51とフィルム52が同時に挟持さ
れ、トレー50のフランジ部51にフィルム52が溶着
されてトレー50がガスの充填された状態において密封
される。
【0103】このシールヘッド31の外周には、カッタ
支持体76に取り付けられたカッタ32が配置されてお
り、前記シールヘッド31の下降によりフィルム52の
ヒートシールと略同時に前記フィルム52はヒートシー
ル部53の僅かに外周を、前記ヒートシール部53の形
状に沿ってカットされ、トレーの被蓋が完了する。
【0104】以上のようにして、トレー50のヒートシ
ールが完了すると、開閉弁47が閉じられてシールヘッ
ド31の昇降機構に対する圧縮空気の供給が停止すると
共に、前記昇降機構内に供給された圧縮空気が放気され
て、シールヘッド31、該シールヘッド31に連結され
た進退板71及びカッタ支持体76がスプリング79,
80の付勢力により蓋体21により画成された空間23
内を上昇して原位置に復帰する。
【0105】また、バキュームバルブ432の操作によ
り第1通路26が大気開放され、ガス充填密封包装装置
20内に充填されたガスが大気放出されて内部の圧力が
低下子る。
【0106】その後、ガス充填密封包装装置20の容器
22がその下端に連結されたエアシリンダ等の昇降手段
40により下降した後、該容器22内より密封後のトレ
ー50が取り出され、搬出コンベア13上に載置されて
機外へ送出される。
【0107】そして、これと同期して前記ヒートシール
の際にカットされたフィルム52の残余が巻取りローラ
16の所定の回転により所定の長さ巻き取られて、シー
ルセクション11内に次工程の包装において使用される
フィルム52が給送され、この状態において次に包装を
行うトレー50の供給が可能となる。その後、前述と同
様の動作がくり返されて、さらに別途のトレー50に収
納された生食品等の包装が行われる。
【0108】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成により、本発
明のガス充填密封包装装置によれば、トレー内の空気を
短時間で完全に所望のガスと置換することができると共
に、連続した1工程において前記ガスの充填された状態
においてトレーを被蓋密封することができた。
【0109】また、ガス充填密封包装装置内の空間と吸
引機、ガス供給源間を連通する管路に設けられた開閉弁
を、ガス充填密封包装装置内の圧力を検知する検知手段
の検知信号等により開閉する構成としたことで、前記ガ
ス充填密封包装を自動で行うことのできるガス充填密封
包装装置を提供することができた。
【0110】さらに、シールヘッドの外周にカッタを取
り付けたガス充填密封包装装置にあっては、ヒートシー
ルと同時に該フィルムをヒートシール部の外周に沿って
正確にカットすることができ、従来複数の工程、複数の
ガス充填密封包装装置を使用して行われていたガス置換
とヒートシール、及びヒートシール後のフィルムのカッ
トを連続した1の工程で、1のガス充填密封包装装置に
より行うことができた。
【0111】また、従来のガス充填密封包装装置におけ
るように、使用するトレーを特殊な形状とすることを要
せず、ガス充填密封包装以外に使用する他の一般的なト
レーを共用して使用することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のガス充填密封包装装置の一実施形態
を示す平面図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 図1のIII−III線断面図。
【図4】 ヒートシール機構を備えたガス充填密封包装
装置の断面図。
【図5】 ヒートシール後のトレーの要部断面図。
【図6】 本発明のガス充填密封包装装置の回路図。
【図7】 本発明のガス充填密封包装装置を備えた包装
装置の正面図。
【図8】 従来のガス充填密封包装装置を示す要部断面
図。
【図9】 従来のガス充填密封包装装置において使用す
るトレーの説明図。
【符号の説明】
10 (ガス充填密封包装装置を備えた全体)装置 11 シールセクション 12 搬入コンベア 13 搬出コンベア 14 ライナースセクション 15 送出ローラ 16 巻取りローラ 17 操作盤 20 ガス充填密封包装装置 21 蓋体 22 容器 23 空間(蓋体により画成された) 24 空間(容器により画成された) 25 段部 26 第1通路 26a 開口 26b 開口 261 通路 262 通路 27 第2通路 28 第3通路 281 通路 282 通路 29 検圧管 30 長溝状の開口 31 シールヘッド 32 カッタ 33 突出部 34 開口 40 昇降手段 41 エアシリンダ 431 ガスバルブ 432 バキュームバルブ 44 ガス供給源 441 ガスボンベ 442 ガスミキサ 45 吸引機 46 検知手段 47 開閉弁 48 コンプレッサ 50 トレー 51 フランジ部 52 フィルム 52a 余剰のフィルム 53 ヒートシール部 54 トレー内空間 61,62,63,64 管路 71 進退板 72 シャフト 72a フランジ(シャフトの) 73 凹部 74 凸部 75 開孔 76 カッタ支持体 77 開口 78 フランジ 79,80 スプリング

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物の収納されたトレー内に所望の
    ガスを充填すると共に、前記ガスの充填されたトレーを
    フィルムにて被蓋密封するガス充填密封包装方法におい
    て、 蓋体により空間を画成し、容器により前記蓋体により画
    成される空間に対向する空間を画成し、 前記両空間をフィルムを介して離間した状態に対向配置
    して、前記トレーを前記容器により画成された空間内に
    配置する工程と、 前記蓋体及び容器を接合し、前記蓋体及び容器で密閉空
    間を画成すると共に、前記密閉空間内を掃気する工程
    と、 少なくとも前記蓋体と容器との間に挾持された前記フィ
    ルムと前記トレーとにより画成された空間内に、所望の
    ガスを導入する工程と、 前記密閉空間内において、前記蓋体により画成された空
    間内に配置されたシールヘッド又は前記トレーの少なく
    とも一方を他方に対して前進させて前記トレーに対して
    フィルムをシールカットし、トレー内にガスを密封する
    工程と、 前記蓋体と容器とを離間して、前記容器により画成され
    た空間内に配置されたシールカット後のトレーを取り出
    す工程より成るガス充填密封包装方法。
  2. 【請求項2】 前記トレーを前記容器により画成された
    空間内に配置する工程は、前記空間にトレーを移送する
    工程を含み、前記容器の内壁に形成された段部に、前記
    トレーの周縁より突設されたフランジ部を載置して前記
    トレーを前記容器により画成された空間内に係止する工
    程からなる請求項1記載のガス充填密封包装方法。
  3. 【請求項3】 前記密閉空間内の圧力に応じて前記掃気
    を終了し、及び/又はガスの充填を開始及び/又は終了
    する請求項1記載のガス充填密封包装方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルムと前記トレーとにより画成
    された空間内に、所望のガスを導入して、前記密閉空間
    内に前記ガスを充填する工程を含む請求項1記載のガス
    充填密封包装方法。
  5. 【請求項5】 前記蓋体により画成された空間内に配置
    されたシールヘッドを、前記容器により画成された空間
    に向かって前進させて前記トレー内にガスを密封する工
    程から成る請求項1記載のガス充填密封包装方法。
  6. 【請求項6】 被包装物の収納されたトレー内に所望の
    ガスを充填すると共に、前記ガスの充填されたトレーを
    フィルムにて被蓋密封するガス充填密封包装装置におい
    て、 前記ガス充填密封包装装置は、空間を画成する蓋体と、
    該蓋体により画成された空間に対向する空間を画成する
    容器を設け、前記蓋体及び容器により密閉空間を形成す
    るよう少なくとも一方が他方に接離可能に前記容器を対
    向配置し、 前記トレーを前記容器内に配置するよう設け、さらに、 前記蓋体及び容器間に挟持された前記フィルムと前記容
    器により画成された空間内に配置されたトレーにより画
    成された空間内と前記蓋体及び容器外に配置された吸引
    機及びガス供給源を連通する第1の通路を形成すると共
    に、 前記蓋体内に、前記トレーにフィルムをシールカットす
    るシールヘッドを設けたことを特徴とするガス充填密封
    包装装置。
  7. 【請求項7】 前記空間を画成する容器の内壁に、前記
    トレーの周縁より突設されたフランジ部を載置して前記
    トレーを前記容器により画成された空間内に係止する段
    部を形成して前記トレーを前記容器内に配置するよう設
    けて成る請求項6記載のガス充填密封包装装置。
  8. 【請求項8】 前記蓋体と容器間に挾持されたフィルム
    により、前記蓋体により画成された空間と、前記容器に
    より画成された空間を隔離すると共に、 前記フィルムとトレーにより囲まれた空間内に一端を連
    通し、他端を容器により画成された空間と連通する第2
    の通路と、 一端を容器により画成された空間に連通し、他端を蓋体
    により画成された空間に連通する第3の通路を設けた請
    求項6記載のガス充填密封包装装置。
  9. 【請求項9】 前記シールヘッドの外周に沿って、前記
    フィルムをカットするカッタを配置すると共に、 前記シールヘッド及びカッタを容器により画成された空
    間方向に前進可能とした請求項6記載のガス充填密封包
    装装置。
  10. 【請求項10】 前記蓋体の内壁の一に凹部を形成する
    と共に、前記蓋体により画成された空間内に配置された
    進退板に、前記凹部に嵌合される凸部を形成し、 前記凹部を圧縮空気の供給源に連通して前記凹部に対す
    る圧縮空気の導入により、前記進退板を前記容器により
    画成された空間方向に前進可能と成すと共に、前記シー
    ルヘッド及びカッタを前記進退板の前進に連動して前進
    可能とした請求項9記載のガス充填密封包装装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の通路と吸引機の間及び前記
    第1の通路とガス供給源の間を開閉する開閉弁をそれぞ
    れ設け、検知手段により検知された前記密閉空間内の圧
    力に応じて前記開閉弁を開閉する請求項6〜10のいず
    れか1項に記載のガス充填密封包装装置。
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