JPH11302039A - 着色光ファイバ素線の製造方法 - Google Patents

着色光ファイバ素線の製造方法

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JPH11302039A
JPH11302039A JP10107883A JP10788398A JPH11302039A JP H11302039 A JPH11302039 A JP H11302039A JP 10107883 A JP10107883 A JP 10107883A JP 10788398 A JP10788398 A JP 10788398A JP H11302039 A JPH11302039 A JP H11302039A
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JP
Japan
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optical fiber
colored
layer
curing
curable resin
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Application number
JP10107883A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kondo
雅彦 近藤
Hiroyuki Sanada
博之 真田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ素線のセカンダリ層との密着性と
ともに、光ファイバテープ心線とした時の一括被覆用樹
脂との密着性にも優れる着色層を備えた着色光ファイバ
素線を提供する。 【解決手段】 光ファイバ素線の最外層に着色層を有す
る着色光ファイバ素線の製造方法において、光ファイバ
素線に、着色顔料を含有する未硬化の紫外線硬化型樹脂
を塗工し、前記紫外線硬化型樹脂を80〜90%の硬化
度となるように硬化させることを特徴とする着色光ファ
イバ素線の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ素線の
最外層に着色層を有する着色光ファイバ素線の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ母材を溶融紡糸してなる光フ
ァイバ素線は、通常、その保護のためにプライマリ層及
びセカンダリ層が順次設けられ、更にその外周面上に、
識別用の着色層が形成されている。尚、プライマリ層及
びセカンダリ層は、紫外線硬化型樹脂の硬化膜であり、
着色層は未硬化の紫外線硬化型樹脂に着色顔料を配合し
てなる着色インクの硬化膜である。図1にこの着色光フ
ァイバ素線の製造工程を概略的に示すが、送出ボビン1
から予めプライマリ層及びセカンダリ層が設けられた光
ファイバ素線2を送り出し、先ず着色インク被覆装置3
に通して着色インクを塗布し、次いで紫外線照射ランプ
を備える着色インク硬化装置4に通して着色インクの紫
外線硬化型樹脂を硬化させて着色光ファイバ素線5とな
し、これを巻き取りボビン6にて巻き取ることにより連
続的に製造される。
【0003】ところで、この着色光ファイバ素線5は、
その複数本を平面状に整列させた状態で一括被覆して一
枚の光ファイバテープ心線とされ、ケーブル化されるの
が一般的である。この光ファイバテープ心線は、架設時
に各種の機器やテープ心線同士の接続のために、一括被
覆用の樹脂を剥離して個々の光ファイバ素線に分離する
ことが行われるが、その際に着色層も剥離して識別不能
となることがある。そこで、着色層の剥離を防止するた
めに、例えば特開平6−191872号公報では、セカ
ンダリ層が未硬化あるいは部分硬化の状態で着色インク
を塗布し、その後にセカンダリ層と着色インクとを同時
に硬化させることにより、セカンダリ層と着色層との密
着性を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、着色層とセカンダリ層との密着性を高めるために、
着色インクの紫外線硬化型樹脂を略100%の硬化度と
なるように十分に硬化させており、それにより着色層の
滑性が高くなり過ぎて、光ファイバテープ心線とした時
に着色光ファイバ素線5と一括被覆用の樹脂との密着性
が悪くなり、光ファイバテープ心線に部分剥離が生じる
ことがあった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、光ファイバ素線のセカンダリ層との密着性
とともに、光ファイバテープ心線とした時の一括被覆用
樹脂との密着性にも優れる着色層を備えた着色光ファイ
バ素線を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、着色インクの紫外線硬
化型樹脂を特定の硬化度となるように硬化させることに
より、着色層と光ファイバ素線のセカンダリ層並びに光
ファイバテープ心線の一括被覆用樹脂との密着性を同時
に満足できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。即ち、上記の目的は、本発明の、光ファイバ素線の
最外層に着色層を有する着色光ファイバ素線の製造方法
において、光ファイバ素線に、着色顔料を含有する未硬
化の紫外線硬化型樹脂を塗工し、前記紫外線硬化型樹脂
を80〜90%の硬化度となるように硬化させることを
特徴とする着色光ファイバ素線の製造方法により達成さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳細に説明
する。本発明の着色光ファイバ素線の製造方法は、それ
を構成する工程自体は特に制限されるものではなく、例
えば図1に示した工程に従うことができる。即ち、送出
ボビン1から予めプライマリ層及びセカンダリ層が設け
られた光ファイバ素線2を送り出し、着色インク被覆装
置3に通して着色インクを塗布し、次いで紫外線照射ラ
ンプを備える着色インク硬化装置4に通して着色インク
の紫外線硬化型樹脂を硬化させて着色光ファイバ素線5
となし、これを巻き取りボビン6にて巻き取ることによ
り連続的に製造される。
【0008】本発明は、上記した着色インク硬化装置4
による着色インクの紫外線硬化型樹脂の硬化状態を制御
することを特徴とし、この紫外線硬化型樹脂を硬化度で
80〜90%となるように硬化させる。紫外線硬化型樹
脂の硬化度が80%未満では、光ファイバテープ心線と
する時の一括被覆用樹脂との密着性が良くなり過ぎて、
光ファイバ素線に分離する際に着色層が剥離し易くな
る。一方、90%を越えるような硬化度では、着色層の
滑性が高過ぎて一括被覆用樹脂との密着性が悪くなり、
光ファイバテープ心線に部分剥離を生じる。
【0009】紫外線硬化型樹脂の硬化度は、紫外線の照
射量あるいは照射強度により調整できる。図2は、着色
光ファイバ素線の着色インクに一般的に使用されるウレ
タンアクリレート樹脂に、紫外線照射ランプの出力を変
えて同一時間紫外線を照射して硬化させ、その時の硬化
度を溶剤抽出法により測定して得た硬化度曲線を示して
いる。同図から、80〜90%の硬化度を得るために
は、紫外線照射ランプの出力を約0.6〜1.2kWに
設定すればよいことが判る。従って、図2に示すよう
な、実際に使用する紫外線硬化型樹脂の硬化度曲線を予
め求めておき、その硬化度が80〜90%の範囲となる
ように着色インク硬化装置4の紫外線照射ランプの出力
を調整することにより、本発明が所望する着色層が得ら
れる。
【0010】尚、紫外線硬化樹脂の硬化度の測定方法
は、上記溶剤抽出法の他に、例えば体積抵抗率や誘電
率、誘電体力率等を測定する電気的方法、あるいは硬化
物の機械的強度を測定する方法等、種々の方法が可能で
ある。その場合も、採用した測定方法で図2に示すよう
な硬化度曲線を作成しておき、それから硬化度が80〜
90%となるような紫外線照射ランプの出力を求め、実
際の着色インクの硬化を行う。従って、本発明において
硬化度とは、特定の測定方法によって規定されるもので
はなく、採用した測定方法により求められる値である。
【0011】また、本発明においては、着色インクの紫
外線硬化型樹脂の硬化度以外は、全て任意である。即
ち、紫外線硬化型樹脂の種類や各種物性値(分子量
等)、着色顔料の種類や含有量、離型剤等のその他の成
分等を適宜選択することができる。一例を挙げると、着
色インクはウレタンアクリレート樹脂100重量部に、
着色剤0.1〜10重量部、シリコーン系やフッ素系等
の離型剤0.1〜10重量部を配合して構成される。ま
た、着色インクは、2〜10μm程度の膜厚となるよう
に塗布されるのが一般的である。
【0012】上記の如く、紫外線硬化型樹脂の硬化度が
調整された着色層を備える着色光ファイバ素線5は、例
えば一括被覆用樹脂により光ファイバテープ心線とされ
る。この光ファイバテープ心線は部分剥離が無く、また
個々の光ファイバ素線に分離する時に着色層が剥離する
ことも無い。
【0013】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に説明す
る。直径125μmのシングルモードファイバの外周面
上にウレタンアクリレート樹脂を37.5μmの膜厚で
塗布して硬化させてプライマリ層を形成し、次いでその
外周面上にウレタンアクリレート樹脂を22.5μmの
膜厚で塗布して硬化させてセカンダリ層を形成して光フ
ァイバ素線を作製した。そして、図1に示す製造ライン
を用いて、先ずこの光ファイバ素線2を着色インク被覆
装置3を通過させて、ウレタンアクリレート樹脂100
重量部にチタンホワイト(白色顔料)1.0重量部及び
シリコーン系離型剤0.5重量部を配合してなる着色イ
ンクを5μmの膜厚で塗布し、次いで着色インク硬化装
置4を通過させて、着色インクの紫外線硬化型樹脂を硬
化させた。この硬化に際して、線速を200m/min
で一定とし、紫外線照射ランプの出力を0.8kWとし
た時の紫外線硬化型樹脂の硬化度は85%(着色光ファ
イバ素線A)であり、同ランプの出力を2.0kWとし
た時の紫外線硬化型樹脂の硬化度は99%(着色光ファ
イバ素線B)であり、また同ランプの出力を0.3kW
とした時の紫外線硬化型樹脂の硬化度は70%(着色光
ファイバ素線C)であった。尚、硬化度は溶剤抽出法に
より測定した。
【0014】次いで、上記着色光ファイバ素線A、同B
及び同Cを、それぞれ4本並列状態でウレタンアクリレ
ート樹脂からなる一括被覆材により一括被覆して光ファ
イバテープ心線を作製した。そして、各光ファイバテー
プ心線について、一括被覆材を1mにわたり剥離して着
色光ファイバ素線を露出し、その時の着色層の剥離の有
無を目視により調べた。この剥離試験を50回行ったと
ころ、着色光ファイバ素線A及び着色光ファイバ素線B
からなる光ファイバテープ心線では着色層の剥離が1度
も見られなかったのに対し、着色光ファイバ素線Cから
なる光ファイバテープ心線では着色層の剥離が10回見
られた。また、各光ファイバテープ心線について、部分
剥離の有無を調べたところ、着色光ファイバ素線A及び
着色光ファイバ素線Cからなる光ファイバテープ心線で
は部分剥離が見られなかったのに対し、着色光ファイバ
素線Bからなる光ファイバテープ心線では複数箇所に部
分剥離が発生していた。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ファイバ素線のセカンダリ層との密着性とともに、光
ファイバテープ心線とする時の一括被覆用樹脂との密着
性にも優れる着色層を備えた着色光ファイバ素線が提供
され、特に光ファイバテープ心線とした時の部分剥離が
無く、また個々の光ファイバ素線に分離する時に着色層
が剥離することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の着色光ファイバ素線の製造方法の一
実施形態を示す工程概略図である。
【図2】 紫外線照射ランプの出力と紫外線硬化型樹脂
の硬化度との関係を示すグラフ(硬化度曲線)である。
【符号の説明】
1 送出ボビン 2 光ファイバ素線 3 着色インク被覆装置 4 着色インク硬化装置 5 着色光ファイバ素線 6 巻き取りボビン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ素線の最外層に着色層を有す
    る着色光ファイバ素線の製造方法において、 光ファイバ素線に、着色顔料を含有する未硬化の紫外線
    硬化型樹脂を塗工し、前記紫外線硬化型樹脂を80〜9
    0%の硬化度となるように硬化させることを特徴とする
    着色光ファイバ素線の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記紫外線硬化型樹脂の硬化度の制御
    を、紫外線照射ランプの出力調整により行うことを特徴
    とする請求項1記載の着色光ファイバ素線の製造方法。
JP10107883A 1998-04-17 1998-04-17 着色光ファイバ素線の製造方法 Pending JPH11302039A (ja)

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