JPH11302042A - 光ファイバ素線の製造方法と製造装置 - Google Patents
光ファイバ素線の製造方法と製造装置Info
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- JPH11302042A JPH11302042A JP10111102A JP11110298A JPH11302042A JP H11302042 A JPH11302042 A JP H11302042A JP 10111102 A JP10111102 A JP 10111102A JP 11110298 A JP11110298 A JP 11110298A JP H11302042 A JPH11302042 A JP H11302042A
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- vibration
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/03—Drawing means, e.g. drawing drums ; Traction or tensioning devices
- C03B37/032—Drawing means, e.g. drawing drums ; Traction or tensioning devices for glass optical fibres
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2205/00—Fibre drawing or extruding details
- C03B2205/06—Rotating the fibre fibre about its longitudinal axis
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- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大がかりな装置を必要とせずに、PMDが小
さい光ファイバ素線を提供することができる光ファイバ
素線の製造方法と製造装置を提供する。 【解決手段】 加熱装置10で光ファイバ母材1を加熱
し、線引きして裸光ファイバ2とし、第1被覆装置11
と第2被覆装置12において、この裸光ファイバ2の周
囲に被覆層を設けて光ファイバ素線3とし、この光ファ
イバ素線3を引き取りプーリー13a,13bに引き取
る操作を連続的に行う光ファイバ素線の製造方法におい
て、引き取りプーリー13aの手前で振動付与装置14
によって光ファイバ素線3に振動を付与することによ
り、この光ファイバ素線3を軸まわりに捻る。
さい光ファイバ素線を提供することができる光ファイバ
素線の製造方法と製造装置を提供する。 【解決手段】 加熱装置10で光ファイバ母材1を加熱
し、線引きして裸光ファイバ2とし、第1被覆装置11
と第2被覆装置12において、この裸光ファイバ2の周
囲に被覆層を設けて光ファイバ素線3とし、この光ファ
イバ素線3を引き取りプーリー13a,13bに引き取
る操作を連続的に行う光ファイバ素線の製造方法におい
て、引き取りプーリー13aの手前で振動付与装置14
によって光ファイバ素線3に振動を付与することによ
り、この光ファイバ素線3を軸まわりに捻る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ素線の製
造方法と製造装置に関し、特に偏波モード分散が小さい
光ファイバ素線が得られるものである。
造方法と製造装置に関し、特に偏波モード分散が小さい
光ファイバ素線が得られるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ素線は、例えば以下の
ようにして製造されている。すなわち石英系ガラスから
なる円柱形の光ファイバ母材の一端に、この光ファイバ
母材と同じ形状のダミー母材を接続する。ついで、この
ダミー母材を支持装置に取り付けて、光ファイバ母材の
他端が下になるように配置する。そして、この光ファイ
バ母材の下端を加熱、溶融させて線引きして裸光ファイ
バとし、ついでこの裸光ファイバの周囲に軟質の第1被
覆層と、硬質の第2被覆層を設けて光ファイバ素線と
し、引き取る。この光ファイバ母材から裸光ファイバを
経て光ファイバ素線を引き取る操作は連続的に行われ
る。前記第1の被覆層と前記第2の被覆層は、製造時あ
るいは製造後などに裸光ファイバの表面に傷がつかない
ように保護する目的で設けられているもので、一般に紫
外線硬化型樹脂などから形成される。
ようにして製造されている。すなわち石英系ガラスから
なる円柱形の光ファイバ母材の一端に、この光ファイバ
母材と同じ形状のダミー母材を接続する。ついで、この
ダミー母材を支持装置に取り付けて、光ファイバ母材の
他端が下になるように配置する。そして、この光ファイ
バ母材の下端を加熱、溶融させて線引きして裸光ファイ
バとし、ついでこの裸光ファイバの周囲に軟質の第1被
覆層と、硬質の第2被覆層を設けて光ファイバ素線と
し、引き取る。この光ファイバ母材から裸光ファイバを
経て光ファイバ素線を引き取る操作は連続的に行われ
る。前記第1の被覆層と前記第2の被覆層は、製造時あ
るいは製造後などに裸光ファイバの表面に傷がつかない
ように保護する目的で設けられているもので、一般に紫
外線硬化型樹脂などから形成される。
【0003】このようにして得られる光ファイバ素線を
構成する裸光ファイバは、その断面の屈折率構造が出来
る限り完全な真円形の同心円状であると好ましい。しか
しながら光ファイバ母材の断面の屈折率構造は、実際に
はわずかに非円であり、これを改善することは困難であ
る。このため裸光ファイバにおいてもわずかにコアが非
円となり、これが原因で偏波モード分散(以下PMDと
記す)が大きくなってしまうという問題があった。特に
大容量、超長距離の無中継伝送などにおいては、信号の
劣化が蓄積されるため、PMDが大きな問題となってい
た。伝送方式にもよるが、通常要求されるPMDのレベ
ルは好ましくは0.25〜0.3ps/(km)1/2以
下である。
構成する裸光ファイバは、その断面の屈折率構造が出来
る限り完全な真円形の同心円状であると好ましい。しか
しながら光ファイバ母材の断面の屈折率構造は、実際に
はわずかに非円であり、これを改善することは困難であ
る。このため裸光ファイバにおいてもわずかにコアが非
円となり、これが原因で偏波モード分散(以下PMDと
記す)が大きくなってしまうという問題があった。特に
大容量、超長距離の無中継伝送などにおいては、信号の
劣化が蓄積されるため、PMDが大きな問題となってい
た。伝送方式にもよるが、通常要求されるPMDのレベ
ルは好ましくは0.25〜0.3ps/(km)1/2以
下である。
【0004】またPMDは、コアとクラッドとの比屈折
率差が大きい程大きくなる傾向がある。例えば伝送用の
1.3μm用シングルモード光ファイバの場合、裸光フ
ァイバは、同心円状に配置されたコアとクラッドからな
るステップ形の屈折率分布形状を有している。中心部の
コアは高屈折率で、その周囲に設けられたクラッドは低
屈折率となっている。これらのコアとクラッドとの比屈
折率差は通常0.3%程度とされる。この場合は前記比
屈折率差が比較的小さいので、コアの非円に起因するP
MDの増加量は、比較的、比屈折率差が大きいエルビウ
ムドープ光ファイバ(以下EDFと記す)や分散補償光
ファイバなどと比べると小さい。
率差が大きい程大きくなる傾向がある。例えば伝送用の
1.3μm用シングルモード光ファイバの場合、裸光フ
ァイバは、同心円状に配置されたコアとクラッドからな
るステップ形の屈折率分布形状を有している。中心部の
コアは高屈折率で、その周囲に設けられたクラッドは低
屈折率となっている。これらのコアとクラッドとの比屈
折率差は通常0.3%程度とされる。この場合は前記比
屈折率差が比較的小さいので、コアの非円に起因するP
MDの増加量は、比較的、比屈折率差が大きいエルビウ
ムドープ光ファイバ(以下EDFと記す)や分散補償光
ファイバなどと比べると小さい。
【0005】光ファイバ増幅器などに好適に用いられる
EDFや、1.3μm用シングルモード光ファイバを波
長1.55μm帯で使用したときの波長分散を補償する
分散補償光ファイバは、伝送用の光ファイバに比べて比
屈折率差が大きい。したがって、そのコアがわずかに非
円であってもPMDが大きくなる。特に分散補償光ファ
イバは長尺で使用されるため、PMDの影響によって信
号の劣化が蓄積されやすく、PMDが問題となる場合が
多かった。このため、1.3μm用のシングルモード光
ファイバなどにおいてもPMDの低減が望まれている
が、比屈折率差の大きなEDFや、特に分散補償光ファ
イバなどにおいては、PMDの低減の要求が大きかっ
た。
EDFや、1.3μm用シングルモード光ファイバを波
長1.55μm帯で使用したときの波長分散を補償する
分散補償光ファイバは、伝送用の光ファイバに比べて比
屈折率差が大きい。したがって、そのコアがわずかに非
円であってもPMDが大きくなる。特に分散補償光ファ
イバは長尺で使用されるため、PMDの影響によって信
号の劣化が蓄積されやすく、PMDが問題となる場合が
多かった。このため、1.3μm用のシングルモード光
ファイバなどにおいてもPMDの低減が望まれている
が、比屈折率差の大きなEDFや、特に分散補償光ファ
イバなどにおいては、PMDの低減の要求が大きかっ
た。
【0006】このような問題を解決するために、特開平
8−59278号公報には、光ファイバ母材を高速で回
転させながら線引きする方法が開示されている。また、
製造した光ファイバ素線のコアの断面形状が非円であっ
ても、光ファイバ素線に一定の捻りを加えることによっ
てPMDを低減できることが開示されている。特開平7
−69665号公報には、光ファイバ母材を短いピッチ
で捻ったものを線引きする方法が開示されている。しか
しながらこれらの方法はいずれも既存の線引き装置の他
に、さらに大がかりな装置が必要で、コストの増加を招
くという問題があった。また、光ファイバ母材を短いピ
ッチで捻る作業には長時間を要し、製造時間が長くなる
という問題があった。
8−59278号公報には、光ファイバ母材を高速で回
転させながら線引きする方法が開示されている。また、
製造した光ファイバ素線のコアの断面形状が非円であっ
ても、光ファイバ素線に一定の捻りを加えることによっ
てPMDを低減できることが開示されている。特開平7
−69665号公報には、光ファイバ母材を短いピッチ
で捻ったものを線引きする方法が開示されている。しか
しながらこれらの方法はいずれも既存の線引き装置の他
に、さらに大がかりな装置が必要で、コストの増加を招
くという問題があった。また、光ファイバ母材を短いピ
ッチで捻る作業には長時間を要し、製造時間が長くなる
という問題があった。
【0007】特開平6−171970号公報、特開平8
−295528号公報には、揺動ガイドローラと固定ガ
イドローラとを組み合わせて、光ファイバ素線を捻りな
がら製造する方法が開示されている。この方法は、揺動
ガイドローラの回転軸を傾ける往復運動を連続的に行う
ことによって、揺動ガイドローラと固定ガイドローラと
の間の光ファイバ素線に、その軸まわりの捻りを加える
ものである。この方法においては、光ファイバ素線が前
記固定ガイドローラのローラ面上を移動すると、効率よ
く光ファイバ素線に捻りを加えることができない。この
ため、前記ローラ面に溝を設けるなどして、既存の装置
に変更を加える必要があった。そして、揺動ガイドロー
ラを連続的に揺動させるため、光ファイバ母材に回転や
捻りを加える上述の方法ほどではないが、装置が大がか
りになるという問題があった。また、光ファイバ素線に
加えられる捻りは、線引き張力、揺動ガイドローラと固
定ガイドローラとの位置関係、揺動周期、揺動ガイドロ
ーラのローラ表面の摩擦係数と光ファイバ素線の表面の
摩擦係数などの様々なパラメータに影響される。特に揺
動ガイドローラの揺動によって光ファイバ素線にさらな
る張力がかかるため、線引き張力が大きすぎると断線が
発生し、また小さすぎると光ファイバ素線に十分な捻り
を加えることができない。したがって、これら多くのパ
ラメータを検討して適切な製造条件を定めなくてはなら
ず、製造条件設定に時間を要するという問題があった。
−295528号公報には、揺動ガイドローラと固定ガ
イドローラとを組み合わせて、光ファイバ素線を捻りな
がら製造する方法が開示されている。この方法は、揺動
ガイドローラの回転軸を傾ける往復運動を連続的に行う
ことによって、揺動ガイドローラと固定ガイドローラと
の間の光ファイバ素線に、その軸まわりの捻りを加える
ものである。この方法においては、光ファイバ素線が前
記固定ガイドローラのローラ面上を移動すると、効率よ
く光ファイバ素線に捻りを加えることができない。この
ため、前記ローラ面に溝を設けるなどして、既存の装置
に変更を加える必要があった。そして、揺動ガイドロー
ラを連続的に揺動させるため、光ファイバ母材に回転や
捻りを加える上述の方法ほどではないが、装置が大がか
りになるという問題があった。また、光ファイバ素線に
加えられる捻りは、線引き張力、揺動ガイドローラと固
定ガイドローラとの位置関係、揺動周期、揺動ガイドロ
ーラのローラ表面の摩擦係数と光ファイバ素線の表面の
摩擦係数などの様々なパラメータに影響される。特に揺
動ガイドローラの揺動によって光ファイバ素線にさらな
る張力がかかるため、線引き張力が大きすぎると断線が
発生し、また小さすぎると光ファイバ素線に十分な捻り
を加えることができない。したがって、これら多くのパ
ラメータを検討して適切な製造条件を定めなくてはなら
ず、製造条件設定に時間を要するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事情に鑑
みてなされたものであって、大がかりな装置を必要とせ
ずに、PMDが小さい光ファイバ素線を提供することが
できる光ファイバ素線の製造方法と製造装置を提供する
ことを課題とする。また、既存の装置を使用することが
できる光ファイバ素線の製造方法と製造装置を提供する
ことを課題とする。また、製造条件の設定時に検討すべ
き主なパラメータが少ない光ファイバ素線の製造方法と
製造装置を提供することを課題とする。
みてなされたものであって、大がかりな装置を必要とせ
ずに、PMDが小さい光ファイバ素線を提供することが
できる光ファイバ素線の製造方法と製造装置を提供する
ことを課題とする。また、既存の装置を使用することが
できる光ファイバ素線の製造方法と製造装置を提供する
ことを課題とする。また、製造条件の設定時に検討すべ
き主なパラメータが少ない光ファイバ素線の製造方法と
製造装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては以下のような解決手段を提案す
る。第1の発明は、光ファイバ母材を線引きして裸光フ
ァイバとし、この裸光ファイバの周囲に被覆層を設けて
光ファイバ素線とし、この光ファイバ素線を引き取る操
作を連続的に行う光ファイバ素線の製造方法において、
前記光ファイバ素線に振動を与えることにより、この光
ファイバ素線を軸まわりに捻ることを特徴とする光ファ
イバ素線の製造方法である。第2の発明は、前記光ファ
イバ素線の振動の振幅が0.78〜10mmであり、線
引き速度が50〜300m/minであることを特徴と
する第1の発明の光ファイバ素線の製造方法である。第
3の発明は、光ファイバ母材を加熱する加熱手段と、光
ファイバ母材から線引きした裸光ファイバの周囲に被覆
層を設けて光ファイバ素線とする被覆層形成手段と、光
ファイバ素線に振動を与えて、光ファイバ素線を軸まわ
りに捻る振動付与手段と、光ファイバ素線を引き取る引
き取り手段を備えていることを特徴とする光ファイバ素
線の製造装置である。
に、本発明においては以下のような解決手段を提案す
る。第1の発明は、光ファイバ母材を線引きして裸光フ
ァイバとし、この裸光ファイバの周囲に被覆層を設けて
光ファイバ素線とし、この光ファイバ素線を引き取る操
作を連続的に行う光ファイバ素線の製造方法において、
前記光ファイバ素線に振動を与えることにより、この光
ファイバ素線を軸まわりに捻ることを特徴とする光ファ
イバ素線の製造方法である。第2の発明は、前記光ファ
イバ素線の振動の振幅が0.78〜10mmであり、線
引き速度が50〜300m/minであることを特徴と
する第1の発明の光ファイバ素線の製造方法である。第
3の発明は、光ファイバ母材を加熱する加熱手段と、光
ファイバ母材から線引きした裸光ファイバの周囲に被覆
層を設けて光ファイバ素線とする被覆層形成手段と、光
ファイバ素線に振動を与えて、光ファイバ素線を軸まわ
りに捻る振動付与手段と、光ファイバ素線を引き取る引
き取り手段を備えていることを特徴とする光ファイバ素
線の製造装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の光ファイバ素線の
製造装置の一例を示すものである。この装置は、光ファ
イバ母材を加熱する加熱装置10と、裸光ファイバ2に
被覆を施すための第1被覆装置11と第2被覆装置12
と、引き取りプーリー13a,13bと、この引き取り
プーリー13aと第2被覆装置12の間に設けられた振
動付与装置14とから概略構成されている。以下製造操
作例とともに説明する。まず、石英系ガラスからなる円
柱形の光ファイバ母材1の一端に、図示しない光ファイ
バ母材1と同じ形状のダミー母材を接続する。そして前
記ダミー母材を図示しない支持装置に取り付けて、光フ
ァイバ母材1の他端が下になるように配置する。
製造装置の一例を示すものである。この装置は、光ファ
イバ母材を加熱する加熱装置10と、裸光ファイバ2に
被覆を施すための第1被覆装置11と第2被覆装置12
と、引き取りプーリー13a,13bと、この引き取り
プーリー13aと第2被覆装置12の間に設けられた振
動付与装置14とから概略構成されている。以下製造操
作例とともに説明する。まず、石英系ガラスからなる円
柱形の光ファイバ母材1の一端に、図示しない光ファイ
バ母材1と同じ形状のダミー母材を接続する。そして前
記ダミー母材を図示しない支持装置に取り付けて、光フ
ァイバ母材1の他端が下になるように配置する。
【0011】ついで、この光ファイバ母材1の下端を加
熱装置10によって加熱し、軟化させて線引きすると、
前記下端が徐々に縮径されて円錐状のネックダウン部1
aが形成され、このネックダウン部1aの下方に裸光フ
ァイバ2が得られる。この裸光ファイバ2を第1被覆装
置11と第2被覆装置12に順次に導き、裸光ファイバ
2の周囲にヤング率の小さい軟質の第1被覆層を形成
し、この第1被覆層の周囲にヤング率の大きい硬質の第
2被覆層を設けて光ファイバ素線3とする。第1被覆装
置11と第2被覆装置12は、それぞれ、例えば樹脂液
を塗布するためのコーティングダイスと、塗布された樹
脂液を硬化させる硬化手段とから構成されている。前記
第1の被覆層と第2の被覆層は、例えば紫外線硬化型樹
脂から形成される。この場合第1被覆装置11、第2被
覆装置12を構成する硬化手段は、紫外線ランプが用い
られる。
熱装置10によって加熱し、軟化させて線引きすると、
前記下端が徐々に縮径されて円錐状のネックダウン部1
aが形成され、このネックダウン部1aの下方に裸光フ
ァイバ2が得られる。この裸光ファイバ2を第1被覆装
置11と第2被覆装置12に順次に導き、裸光ファイバ
2の周囲にヤング率の小さい軟質の第1被覆層を形成
し、この第1被覆層の周囲にヤング率の大きい硬質の第
2被覆層を設けて光ファイバ素線3とする。第1被覆装
置11と第2被覆装置12は、それぞれ、例えば樹脂液
を塗布するためのコーティングダイスと、塗布された樹
脂液を硬化させる硬化手段とから構成されている。前記
第1の被覆層と第2の被覆層は、例えば紫外線硬化型樹
脂から形成される。この場合第1被覆装置11、第2被
覆装置12を構成する硬化手段は、紫外線ランプが用い
られる。
【0012】ついで、得られた光ファイバ素線3を第2
被覆装置12から引き取りプーリー13a,13bに送
り、巻き取りドラム(図示せず)に巻き取る。引き取り
プーリー13a,13bはステンレスなどから形成され
た通常のものである。このとき加熱装置10から引き取
りプーリー13aに至るまでの、線引きから引き取りの
操作を行う間、第2被覆装置12と引き取りプーリー1
3aとの間に設けられた振動付与装置14によって、光
ファイバ素線3には振動が加えられる。振動付与装置1
4は、光ファイバ素線3の軸方向に対して直交方向で、
かつ引き取りプーリー13aのローラ面に対して平行な
方向に移動する往復運動を繰り返すものであり、光ファ
イバ素線3にその先端が接触することによって光ファイ
バ素線3に同様の方向の振動を付与するものである。
被覆装置12から引き取りプーリー13a,13bに送
り、巻き取りドラム(図示せず)に巻き取る。引き取り
プーリー13a,13bはステンレスなどから形成され
た通常のものである。このとき加熱装置10から引き取
りプーリー13aに至るまでの、線引きから引き取りの
操作を行う間、第2被覆装置12と引き取りプーリー1
3aとの間に設けられた振動付与装置14によって、光
ファイバ素線3には振動が加えられる。振動付与装置1
4は、光ファイバ素線3の軸方向に対して直交方向で、
かつ引き取りプーリー13aのローラ面に対して平行な
方向に移動する往復運動を繰り返すものであり、光ファ
イバ素線3にその先端が接触することによって光ファイ
バ素線3に同様の方向の振動を付与するものである。
【0013】振動付与装置14の往復運動の方向は、光
ファイバ素線3に振動を付与して、光ファイバ素線3を
軸まわりに捻ることができれば、特に限定することはな
いが、通常上述の方向に運動させると効率がよく、望ま
しい。また、振動付与装置14の位置は、第2被覆装置
12と巻き取りドラムとの間であれば特に限定するもの
ではないが、引き取りプーリー13aの前後の一方に、
引き取りプーリー13aと近い位置に設けると、効果が
高く好ましい。この例において、引き取りプーリー13
aと振動付与装置14との間の距離は、例えば0.2〜
0.3mとされている。
ファイバ素線3に振動を付与して、光ファイバ素線3を
軸まわりに捻ることができれば、特に限定することはな
いが、通常上述の方向に運動させると効率がよく、望ま
しい。また、振動付与装置14の位置は、第2被覆装置
12と巻き取りドラムとの間であれば特に限定するもの
ではないが、引き取りプーリー13aの前後の一方に、
引き取りプーリー13aと近い位置に設けると、効果が
高く好ましい。この例において、引き取りプーリー13
aと振動付与装置14との間の距離は、例えば0.2〜
0.3mとされている。
【0014】図2(a)、図2(b)は、振動付与装置
14の作用を示すもので、図1中に示したA−Aで切断
し、上方向から見た状態を示している。図2(a)に示
すように、振動付与装置14が光ファイバ素線3に向か
って移動すると、振動付与装置14に接触した光ファイ
バ素線3は時計まわりに回転する。ついで、図2(b)
に示すように、この振動付与装置14が光ファイバ素線
3から遠ざかる方向に移動すると、光ファイバ素線3は
反時計まわりに回転する。このように振動付与装置14
によって付与される振動によって、光ファイバ素線3
は、時計まわりと反時計まわりに、交互に軸まわりに捻
られる。
14の作用を示すもので、図1中に示したA−Aで切断
し、上方向から見た状態を示している。図2(a)に示
すように、振動付与装置14が光ファイバ素線3に向か
って移動すると、振動付与装置14に接触した光ファイ
バ素線3は時計まわりに回転する。ついで、図2(b)
に示すように、この振動付与装置14が光ファイバ素線
3から遠ざかる方向に移動すると、光ファイバ素線3は
反時計まわりに回転する。このように振動付与装置14
によって付与される振動によって、光ファイバ素線3
は、時計まわりと反時計まわりに、交互に軸まわりに捻
られる。
【0015】この捻りは引き取りプーリー13aに近い
位置の光ファイバ素線3のみならず、光ファイバ母材1
のネックダウン部1aから巻き取ドラムまでの間の裸光
ファイバ2と光ファイバ素線3に影響する。すなわち、
製造操作中ほぼ一貫して、裸光ファイバ2と光ファイバ
素線3には捻りが加えられる。このようにして裸光ファ
イバ2と光ファイバ素線3が捻られることにより、裸光
ファイバ2のコアの断面形状が非円であっても、長尺の
光ファイバ素線3全体として、屈折率構造が真円形の同
心円状である場合と等価的に、PMDを抑制した光ファ
イバ素線3を得ることができる。
位置の光ファイバ素線3のみならず、光ファイバ母材1
のネックダウン部1aから巻き取ドラムまでの間の裸光
ファイバ2と光ファイバ素線3に影響する。すなわち、
製造操作中ほぼ一貫して、裸光ファイバ2と光ファイバ
素線3には捻りが加えられる。このようにして裸光ファ
イバ2と光ファイバ素線3が捻られることにより、裸光
ファイバ2のコアの断面形状が非円であっても、長尺の
光ファイバ素線3全体として、屈折率構造が真円形の同
心円状である場合と等価的に、PMDを抑制した光ファ
イバ素線3を得ることができる。
【0016】光ファイバ素線3の捻回のピッチや角度
は、主に光ファイバ素線3に付与される振動の振幅と振
動数を変更することによって調整することができる。前
記振動の振幅は0.78〜10mmとされる。0.78
mm未満であると十分に光ファイバ素線3を捻ることが
できず、10mmをこえると、第1被覆層と第2被覆層
の形成に影響し、均一な被覆層が得られない場合があ
る。
は、主に光ファイバ素線3に付与される振動の振幅と振
動数を変更することによって調整することができる。前
記振動の振幅は0.78〜10mmとされる。0.78
mm未満であると十分に光ファイバ素線3を捻ることが
できず、10mmをこえると、第1被覆層と第2被覆層
の形成に影響し、均一な被覆層が得られない場合があ
る。
【0017】前記振動の振動数は、製造時の線引き速度
によって調整される。線引き速度は50〜300m/m
inであると好ましい。50m/min未満であると、
ファイバの線引き時間が長くなってしまい、コストが高
くなる。また、300m/minをこえると、振動付与
装置14の振動に対して、線引き速度が速すぎて、光フ
ァイバ素線3に十分な捻回を加えることができない。振
動数は通常0.2〜1回/秒とされる。好ましくは、線
引き速度が300m/minの際に、振動数は1回/
秒、また、線引き速度が50m/minの際に、振動数
は0.2回/秒前後とされる。振動数がこれらの値より
も小さくなると、光ファイバ素線3に十分な捻回を加え
ることができず、PMDの低減効果が不十分になる場合
がある。また、振動数が1回/秒よりも大きいと、引き
取りプーリー13aのローラ面上を、光ファイバ素線3
が十分に回転しない間に、さらに振動付与装置14によ
って光ファイバ素線3が押されて、十分に回転させるこ
とができず、捻回が不十分となる場合がある。
によって調整される。線引き速度は50〜300m/m
inであると好ましい。50m/min未満であると、
ファイバの線引き時間が長くなってしまい、コストが高
くなる。また、300m/minをこえると、振動付与
装置14の振動に対して、線引き速度が速すぎて、光フ
ァイバ素線3に十分な捻回を加えることができない。振
動数は通常0.2〜1回/秒とされる。好ましくは、線
引き速度が300m/minの際に、振動数は1回/
秒、また、線引き速度が50m/minの際に、振動数
は0.2回/秒前後とされる。振動数がこれらの値より
も小さくなると、光ファイバ素線3に十分な捻回を加え
ることができず、PMDの低減効果が不十分になる場合
がある。また、振動数が1回/秒よりも大きいと、引き
取りプーリー13aのローラ面上を、光ファイバ素線3
が十分に回転しない間に、さらに振動付与装置14によ
って光ファイバ素線3が押されて、十分に回転させるこ
とができず、捻回が不十分となる場合がある。
【0018】このように本発明においては、光ファイバ
素線に振動を付与することによって、裸光ファイバと光
ファイバ素線を捻ることができ、光ファイバ母材のコア
が非円であっても、光ファイバ素線のPMDの低減を図
ることができる。また、既存の装置に振動付与装置を設
けるだけで製造装置を構成することができる。そして、
光ファイバ素線に振動を加える運動量は小さいので振動
付与装置は比較的小さく、装置が大がかりになることが
ない。また、主に光ファイバ素線に付与される振動の振
幅、振動数などを検討することによって光ファイバ素線
の捻回のピッチや角度を変更することができる。このた
め製造条件に関して検討すべきパラメータが少ない。ま
た、揺動ガイドローラの揺動によって光ファイバ素線に
捻りを加える方法と比較して、光ファイバ素線に無理な
張力がかかりにくく、製造安定性が向上する。
素線に振動を付与することによって、裸光ファイバと光
ファイバ素線を捻ることができ、光ファイバ母材のコア
が非円であっても、光ファイバ素線のPMDの低減を図
ることができる。また、既存の装置に振動付与装置を設
けるだけで製造装置を構成することができる。そして、
光ファイバ素線に振動を加える運動量は小さいので振動
付与装置は比較的小さく、装置が大がかりになることが
ない。また、主に光ファイバ素線に付与される振動の振
幅、振動数などを検討することによって光ファイバ素線
の捻回のピッチや角度を変更することができる。このた
め製造条件に関して検討すべきパラメータが少ない。ま
た、揺動ガイドローラの揺動によって光ファイバ素線に
捻りを加える方法と比較して、光ファイバ素線に無理な
張力がかかりにくく、製造安定性が向上する。
【0019】本発明において得られる光ファイバ素線を
構成する裸光ファイバの屈折率分布形状などは、特に限
定することはなく、マルチモード光ファイバ、1.3μ
m用シングルモード光ファイバ、分散シフト光ファイ
バ、EDF、分散補償光ファイバなどの様々なものに適
用することができる。なかでもコアとクラッドとの比屈
折率差の大きなEDF、分散補償光ファイバなどの製造
に採用すると好適である。 また、本発明においては、
例えばコアが、屈折率を上昇させる作用を有する二酸化
ゲルマニウムが15〜30mol%程度添加された石英
ガラスからなり、コアとクラッドとの比屈折率差が1.
5〜3.0%程度の大きい値を有するものであっても、
PMDの低減を図り、0.3ps/(km)1/2以下の
PMDを有する光ファイバ素線を提供することができ
る。
構成する裸光ファイバの屈折率分布形状などは、特に限
定することはなく、マルチモード光ファイバ、1.3μ
m用シングルモード光ファイバ、分散シフト光ファイ
バ、EDF、分散補償光ファイバなどの様々なものに適
用することができる。なかでもコアとクラッドとの比屈
折率差の大きなEDF、分散補償光ファイバなどの製造
に採用すると好適である。 また、本発明においては、
例えばコアが、屈折率を上昇させる作用を有する二酸化
ゲルマニウムが15〜30mol%程度添加された石英
ガラスからなり、コアとクラッドとの比屈折率差が1.
5〜3.0%程度の大きい値を有するものであっても、
PMDの低減を図り、0.3ps/(km)1/2以下の
PMDを有する光ファイバ素線を提供することができ
る。
【0020】
【実施例】以下、実験例を示して本発明の効果を具体的
に示す。まず、実験例1〜4に共通した操作を最初に説
明する。図3に示した屈折率分布を有する光ファイバ母
材をVAD法で製造した。図中符号4はコア、5はクラ
ッドである。コア4とクラッド5との比屈折率差Δ+は
2.5%であった。コア4は25mol%の二酸化ゲル
マニウムが添加された石英ガラスから形成し、クラッド
5は純石英ガラスから形成した。光ファイバ母材のコア
の平均外径は約0.8mm、光ファイバ母材の平均外径
は約40mmであった。また、光ファイバ母材のコア4
の非円率を測定し、それぞれの値を以下に示した。光フ
ァイバ母材のコアの非円率は、コア外周の最外接円の直
径と最内接円の直径との差を、コアの平均外径に対する
百分率で示した値である。
に示す。まず、実験例1〜4に共通した操作を最初に説
明する。図3に示した屈折率分布を有する光ファイバ母
材をVAD法で製造した。図中符号4はコア、5はクラ
ッドである。コア4とクラッド5との比屈折率差Δ+は
2.5%であった。コア4は25mol%の二酸化ゲル
マニウムが添加された石英ガラスから形成し、クラッド
5は純石英ガラスから形成した。光ファイバ母材のコア
の平均外径は約0.8mm、光ファイバ母材の平均外径
は約40mmであった。また、光ファイバ母材のコア4
の非円率を測定し、それぞれの値を以下に示した。光フ
ァイバ母材のコアの非円率は、コア外周の最外接円の直
径と最内接円の直径との差を、コアの平均外径に対する
百分率で示した値である。
【0021】この光ファイバ母材を以下に示すような方
法でそれぞれ線引きし、コア径約0.8μm、外径約1
25μmの裸光ファイバの周囲に紫外線硬化型樹脂から
なる被覆層を設け、外径約250μmの光ファイバ素線
を得た。前記被覆層を構成する第1被覆層の外径は20
0μmであった。そして、光ファイバ素線のPMDを、
ITU−Tの勧告G.650で推奨されている方法のひ
とつである、干渉法やジョーンズマトリックス法などに
したがって測定した。
法でそれぞれ線引きし、コア径約0.8μm、外径約1
25μmの裸光ファイバの周囲に紫外線硬化型樹脂から
なる被覆層を設け、外径約250μmの光ファイバ素線
を得た。前記被覆層を構成する第1被覆層の外径は20
0μmであった。そして、光ファイバ素線のPMDを、
ITU−Tの勧告G.650で推奨されている方法のひ
とつである、干渉法やジョーンズマトリックス法などに
したがって測定した。
【0022】(実験例1)コアの非円率が0.4%の光
ファイバ母材を用い、線引き速度100m/minで、
通常の方法で線引きし、光ファイバ素線を得た。光ファ
イバ素線のPMDは2ps/(km)1/2であった。 (実験例2)図1に示した装置で光ファイバ素線を製造
した。すなわち、コアの非円率が0.4%の光ファイバ
母材を用い、線引き速度100m/minで、振幅5m
m、振動数5回/秒の振動を、引き取りプーリーの手前
で光ファイバ素線に加えながら引き取った。得られた光
ファイバ素線のPMDは0.25ps/(km)1/2で
あり、良好な値が得られた。
ファイバ母材を用い、線引き速度100m/minで、
通常の方法で線引きし、光ファイバ素線を得た。光ファ
イバ素線のPMDは2ps/(km)1/2であった。 (実験例2)図1に示した装置で光ファイバ素線を製造
した。すなわち、コアの非円率が0.4%の光ファイバ
母材を用い、線引き速度100m/minで、振幅5m
m、振動数5回/秒の振動を、引き取りプーリーの手前
で光ファイバ素線に加えながら引き取った。得られた光
ファイバ素線のPMDは0.25ps/(km)1/2で
あり、良好な値が得られた。
【0023】(実験例3)コアの非円率が0.5%の光
ファイバ母材を用いた以外は実験例2と同様にして光フ
ァイバ素線を製造した。得られた光ファイバ素線のPM
Dは0.3ps/(km)1/2であり、良好な値が得ら
れた。 (実験例4)コアの非円率が0.5%の光ファイバ母材
を用い、前記振幅を11mmとした以外は実験例2と同
様にして光ファイバ素線を製造した。得られた光ファイ
バ素線のPMDは0.3ps/(km)1/2であり、良
好な値が得られた。しかしながら振幅が大きすぎ、被覆
層の厚さが均一にならず、不良となった。このように、
光ファイバ母材のコアの非円率が0.4あるいは0.5
%であっても、実験例2、3においては、従来の方法で
ある実験例1と比較してPMDが非常に小さい光ファイ
バ素線を製造することができ、これらの結果から再現性
が確認できた。実験例4においては、被覆層の形成状態
に振動が影響しており、振幅の調整が重要であることが
明らかとなった。
ファイバ母材を用いた以外は実験例2と同様にして光フ
ァイバ素線を製造した。得られた光ファイバ素線のPM
Dは0.3ps/(km)1/2であり、良好な値が得ら
れた。 (実験例4)コアの非円率が0.5%の光ファイバ母材
を用い、前記振幅を11mmとした以外は実験例2と同
様にして光ファイバ素線を製造した。得られた光ファイ
バ素線のPMDは0.3ps/(km)1/2であり、良
好な値が得られた。しかしながら振幅が大きすぎ、被覆
層の厚さが均一にならず、不良となった。このように、
光ファイバ母材のコアの非円率が0.4あるいは0.5
%であっても、実験例2、3においては、従来の方法で
ある実験例1と比較してPMDが非常に小さい光ファイ
バ素線を製造することができ、これらの結果から再現性
が確認できた。実験例4においては、被覆層の形成状態
に振動が影響しており、振幅の調整が重要であることが
明らかとなった。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、光ファイバ素線に振動を付与することによって、裸
光ファイバと光ファイバ素線を捻ることができ、光ファ
イバ母材のコアが非円であってもPMDの低減を図るこ
とができる。そして、既存の装置に振動付与装置を設け
るだけで製造装置を構成することができる。光ファイバ
素線に振動を加える運動量は小さいので振動付与装置は
比較的小さく、装置が大がかりになることがない。ま
た、主に光ファイバ素線に付与する振幅、振動数などを
検討することによって裸光ファイバと光ファイバ素線の
捻回の角度やピッチを変更することができる。このため
製造条件に関して検討すべきパラメータが少ない。ま
た、揺動ガイドローラの揺動によって光ファイバ素線に
捻りを加える方法と比較して、光ファイバ素線に無理な
張力がかかりにくく、製造安定性が向上する。
は、光ファイバ素線に振動を付与することによって、裸
光ファイバと光ファイバ素線を捻ることができ、光ファ
イバ母材のコアが非円であってもPMDの低減を図るこ
とができる。そして、既存の装置に振動付与装置を設け
るだけで製造装置を構成することができる。光ファイバ
素線に振動を加える運動量は小さいので振動付与装置は
比較的小さく、装置が大がかりになることがない。ま
た、主に光ファイバ素線に付与する振幅、振動数などを
検討することによって裸光ファイバと光ファイバ素線の
捻回の角度やピッチを変更することができる。このため
製造条件に関して検討すべきパラメータが少ない。ま
た、揺動ガイドローラの揺動によって光ファイバ素線に
捻りを加える方法と比較して、光ファイバ素線に無理な
張力がかかりにくく、製造安定性が向上する。
【図1】 本発明の光ファイバ素線の製造装置の一例を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図2】 図2(a)、図2(b)は、振動付与装置の
作用を示すもので、図1中に示したA−Aで切断し、上
方向から見た状態を示した一部断面図である。
作用を示すもので、図1中に示したA−Aで切断し、上
方向から見た状態を示した一部断面図である。
【図3】 実施例に用いた光ファイバ母材の屈折率分布
を示した図である。
を示した図である。
1…光ファイバ母材、1a…ネックダウン部、2…裸光
ファイバ、3…光ファイバ素線、4…コア、5…クラッ
ド、10…加熱装置(加熱手段)11…第1被覆装置
(被覆層形成手段)、12…第2被覆装置(被覆層形成
手段)、13a,13b…引き取りプーリー(引き取り
手段)、14…振動付与装置(振動付与手段)。
ファイバ、3…光ファイバ素線、4…コア、5…クラッ
ド、10…加熱装置(加熱手段)11…第1被覆装置
(被覆層形成手段)、12…第2被覆装置(被覆層形成
手段)、13a,13b…引き取りプーリー(引き取り
手段)、14…振動付与装置(振動付与手段)。
Claims (3)
- 【請求項1】 光ファイバ母材を線引きして裸光ファイ
バとし、この裸光ファイバの周囲に被覆層を設けて光フ
ァイバ素線とし、この光ファイバ素線を引き取る操作を
連続的に行う光ファイバ素線の製造方法において、 前記光ファイバ素線に振動を与えることにより、この光
ファイバ素線を軸まわりに捻ることを特徴とする光ファ
イバ素線の製造方法。 - 【請求項2】 前記光ファイバ素線の振動の振幅が0.
78〜10mmであり、線引き速度が50〜300m/
minであることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
バ素線の製造方法。 - 【請求項3】 光ファイバ母材を加熱する加熱手段と、 光ファイバ母材から線引きした裸光ファイバの周囲に被
覆層を設けて光ファイバ素線とする被覆層形成手段と、 光ファイバ素線に振動を与えて、光ファイバ素線を軸ま
わりに捻る振動付与手段と、 光ファイバ素線を引き取る引き取り手段を備えているこ
とを特徴とする光ファイバ素線の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10111102A JPH11302042A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 光ファイバ素線の製造方法と製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10111102A JPH11302042A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 光ファイバ素線の製造方法と製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11302042A true JPH11302042A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14552457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10111102A Withdrawn JPH11302042A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 光ファイバ素線の製造方法と製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11302042A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002074713A1 (fr) * | 2001-03-16 | 2002-09-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Fibre optique et procede d'elaboration correspondant |
| KR20030002351A (ko) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | 삼성전자 주식회사 | 광섬유 인출 설비의 광섬유 스핀 장치 |
| KR100401342B1 (en) * | 2002-08-31 | 2003-10-10 | Lg Cable Ltd | Apparatus for spinning optical fiber and apparatus and method for fabricating optical fiber using the same |
| EP1491511A1 (fr) * | 2003-06-24 | 2004-12-29 | Alcatel | Système anti-PMD pour fibres optiques |
| KR100642378B1 (ko) | 2005-04-04 | 2006-11-03 | 엘에스전선 주식회사 | 광섬유 주변의 압력 변화를 이용하여 편광모드분산을개선하는 장치 및 이를 이용한 광섬유 제조장치 |
| KR100701726B1 (ko) | 2005-06-04 | 2007-03-29 | 엘에스전선 주식회사 | 초음파 또는 음파 진동을 이용하여 광섬유의 편광모드분산을 개선하는 광섬유 제조장치 |
| KR100701727B1 (ko) | 2005-06-08 | 2007-03-29 | 엘에스전선 주식회사 | 열원을 이용하여 광섬유의 편광모드분산을 개선하는 방법및 이를 이용한 광섬유 제조장치 |
| JP2011232711A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | マルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバの単芯分離方法 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP10111102A patent/JPH11302042A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002074713A1 (fr) * | 2001-03-16 | 2002-09-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Fibre optique et procede d'elaboration correspondant |
| EP1386892A4 (en) * | 2001-03-16 | 2008-05-07 | Sumitomo Electric Industries | LIGHT FILTER AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
| US7366383B2 (en) | 2001-03-16 | 2008-04-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber and method of manufacturing the optical fiber |
| CN100351195C (zh) * | 2001-03-16 | 2007-11-28 | 住友电气工业株式会社 | 光纤及其制造方法 |
| KR20030002351A (ko) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | 삼성전자 주식회사 | 광섬유 인출 설비의 광섬유 스핀 장치 |
| KR100401342B1 (en) * | 2002-08-31 | 2003-10-10 | Lg Cable Ltd | Apparatus for spinning optical fiber and apparatus and method for fabricating optical fiber using the same |
| US7209604B2 (en) | 2003-06-24 | 2007-04-24 | Alcatel | Anti-PMD system |
| JP2005015331A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Alcatel | アンチpmdシステム |
| FR2856805A1 (fr) * | 2003-06-24 | 2004-12-31 | Cit Alcatel | Systeme cotre la dispersion modale de polarisation d'une fibre optique |
| EP1491511A1 (fr) * | 2003-06-24 | 2004-12-29 | Alcatel | Système anti-PMD pour fibres optiques |
| KR100642378B1 (ko) | 2005-04-04 | 2006-11-03 | 엘에스전선 주식회사 | 광섬유 주변의 압력 변화를 이용하여 편광모드분산을개선하는 장치 및 이를 이용한 광섬유 제조장치 |
| KR100701726B1 (ko) | 2005-06-04 | 2007-03-29 | 엘에스전선 주식회사 | 초음파 또는 음파 진동을 이용하여 광섬유의 편광모드분산을 개선하는 광섬유 제조장치 |
| KR100701727B1 (ko) | 2005-06-08 | 2007-03-29 | 엘에스전선 주식회사 | 열원을 이용하여 광섬유의 편광모드분산을 개선하는 방법및 이를 이용한 광섬유 제조장치 |
| JP2011232711A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | マルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバの単芯分離方法 |
| US8811788B2 (en) | 2010-04-30 | 2014-08-19 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Multi-core optical fiber and method of producing the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |