JPH11302324A - 溶媒可溶な塩素化ポリオレフィン - Google Patents

溶媒可溶な塩素化ポリオレフィン

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JPH11302324A
JPH11302324A JP11476898A JP11476898A JPH11302324A JP H11302324 A JPH11302324 A JP H11302324A JP 11476898 A JP11476898 A JP 11476898A JP 11476898 A JP11476898 A JP 11476898A JP H11302324 A JPH11302324 A JP H11302324A
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Japan
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polyolefin
chlorination
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solvent
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JP11476898A
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Kozo Misumi
好三 三隅
Kazuya Tsujimura
和也 辻村
Hiroyuki Takana
宏之 高名
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Daiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素含有量65重量%〜75重量%である溶
媒可溶な塩素化ポリオレフィンを提供する。 【解決手段】 塩素化に供される原料ポリオレフィン
が、エチレンもしくは炭素数3〜8の1−オレフィンの
単独重合体またはエチレンと炭素数3〜8の1−オレフ
ィンとの共重合体から選択され、ゲル浸透クロマトグラ
フ(GPC)により測定した、重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が1.5〜
10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン
を、塩素化してなる塩素含有量65重量%以上であるイ
ンキ、塗料および接着剤用高塩素化ポリオレフィンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、塩素含有量65〜75重量%の塩
素化ポリオレフィンは、その優れた耐食性および接着性
により、従来インキ、塗料、接着剤用として用いられて
いるが、溶媒に溶解した場合にも、平行光線を散乱しに
くい溶液を得るものは知られていない。また、塗料およ
び接着剤用塩素化ポリオレフィンの耐食性および接着性
は、基本的には使用する塩素化ポリオレフィンの分子量
に比例して改善されるのは高分子化学の常識である。一
方、塗料および接着剤は、従来トルエン、キシレン等の
有機溶剤に溶かした形で、実際に使用されており、塩素
化ポリオレフィンの分子量を高めると、その溶液粘度が
高くなりすぎ、塗料では塗装ができない、また接着剤と
し被着体に均一に塗布できないという決定的な欠点を有
している。
【0003】また、塩素化ポリオレフィンの工業的製造
方法は従来限られてきた。すなわち四塩化炭素等の溶媒
に溶解させて塩素化する方法は知られているが、このよ
うな溶媒は環境汚染問題より使用が制限され工業的意味
はもはやない。樹脂改質もしくはゴム材料として用いる
塩素含有量50重量%までの塩素化ポリオレフィンを水
性縣濁法で塩素化する方法は公知である。
【0004】また、水性縣濁塩素化法にて塩素化して、
塩素含有量65重量%以上である塗料、接着剤用高塩素
化ポリオレフィンを得ることも公知である。例えば特開
平3−199207号公報では、水性縣濁塩素化法にお
いて、特定の比表面積を有するまで微粉化されたポリオ
レフィンを特定の温度条件で塩素化し、しかも塩素化途
中で機械的に再粉砕を行って微粉砕化した後塩素含有量
60〜75重量%のする方法が提案されている。この方
法は一応水性縣濁塩素化法にて塩素化ポリオレフィンを
得る事に成功しているが、特定の比表面積を有するまで
微粉化されたポリオレフィンを得るのに多大のコストが
かかり、また塩素化途中で機械的に再粉砕を行って微粉
砕化する事はさらに多大のコストがかかり工業的価値は
低い。
【0005】また特開平7−25940号公報には、ポ
リオレフィンの発泡粒子を水性縣濁塩素化する方法が提
案されているが、上記特開平3−199207号公報の
微粉化ポリオレフィンを塩素化する技術思想と同じであ
り、多大のコストがかかり工業的価値は低い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の欠点を克服した塩素含有量65〜75重量%である、
インキ、塗料および接着剤用塩素化ポリオレフィンを提
供することである。従来から、インキ、塗料および接着
剤用として用いられている塩素含有量65〜75重量%
の塩素化ポリオレフィンの優れた耐食性および接着性に
加えて、溶媒に溶解した場合にも、平行光線を散乱しに
くい溶液を得るという特徴を有する塩素化ポリオレフィ
ンを提供することである。また、透明性が高く、他樹脂
ゴム溶液とのブレンド性が良く、溶液粘度が低い溶液を
得ることができる塩素化ポリオレフィンを提供すること
である。また、本発明は、水性縣濁法塩素化方法によ
る、上記特徴を有する塩素化ポリオレフィンの経済性に
優れた製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料ポリオレ
フィンが、エチレンもしくは炭素数3〜8の1−オレフ
ィンの単独重合体またはエチレンと炭素数3〜8の1−
オレフィンとの共重合体から選択され、ゲル浸透クロマ
トグラフ(GPC)により測定した、重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が
1.5〜10であることを特徴とする塩素含有量が65
重量%〜75重量%である溶媒可溶な塩素化ポリオレフ
ィンを提供する。
【0008】原料ポリオレフィンは、エチレンもしくは
炭素数3〜8の1−オレフィンの単独重合体またはエチ
レンと炭素数3〜8の1−オレフィンとの共重合体から
選択される。炭素数3〜8の1−オレフィンの具体例
は、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチ
ルペンテン−1等である。エチレンとこれらの1−オレ
フィンの1種または2種以上を共重合して、本発明に用
いるエチレンと1−オレフィンとの共重合体を得ること
ができる。
【0009】具体的なポリオレフィンとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリヘキセン、
ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン/プロピレン
共重合体、エチレン/ブテン−1共重合体、エチレン/
ヘキセン−1共重合体、エチレン/4−メチルペンテン
−1共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン/エチルアクリレート共重合体、エチレン/アクリル
酸共重合体等が挙げられる。
【0010】本発明で言うDSC(Differential scanni
ng calorimetry)法とは、示差走査熱量計を用いる公知
の測定法であり、本発明で言う原料ポリオレフィンのD
SC法による融点は、ポリオレフィンの結晶融解曲線が
最も低くなる温度と規定する。また本発明で言う原料ポ
リオレフィンのDSC法による融解終了温度とは、ポリ
オレフィンの結晶融解曲線が終了する温度をいい、通常
融点より数℃以上高くなる。融解における吸熱と温度の
関係を、図1に示す。吸熱が最大であるときの温度が融
点であり、融解が完了して吸熱が標準値になったときの
温度が融解終了温度である。
【0011】ポリオレフィンのDSC法による融点は、
特に制限されないが、塩素化時に、塩素含有量55重量
%〜60重量%までは、塩素化温度が80℃以上かつ、
原料ポリオレフィンのDSC法による融点より10℃〜
30℃より低い温度である第1段塩素化工程で塩素化す
る為、融点は90℃以上、特に100〜140℃である
ことが好ましい。ポリオレフィンのDSC法による融解
終了温度は、特に制限されないが、90℃以上、特に1
00〜150℃であることが好ましい。
【0012】ポリオレフィンの密度は、とくに制限され
ないが、上記融点との関係上実質的に密度が0.88g
/cm3以上が好ましい。ポリオレフィンの重量平均分
子量は通常1000〜100万であり、溶液粘度の点か
ら好ましくは2000〜10万である。さらに好ましい
耐食性および接着性を求める場合には、数万〜数10万
がさらに好ましい。
【0013】重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)の比(Mw/Mn)は、1.5〜10、好まし
くは1.5〜3.0である。
【0014】本発明に用いる原料ポリオレフィンが、メ
タロセン触媒により重合されたオレフィン重合体である
ことが好ましい。該メタロセン触媒で重合されたオレフ
ィン重合体は市場で入手可能である。
【0015】またメタロセン触媒については、特開昭6
0−35008号公報、特開昭62−121709号公
報、特開昭62−121711号公報、特開昭62−1
29303号公報などに詳細な記述がある。メタロセン
触媒の例は、遷移金属のモノ、ジ、トリシクロペンタジ
エニル誘導体、および共役π電子を有する基を配位子と
したジルコニウムハイドライド化合物などである。
【0016】原料ポリオレフィンの塩素化は、水性縣濁
法によって行ってよい。水性縣濁法が、(1)塩素含有
量55重量%〜60重量%までは、塩素化温度が、80
℃以上であり、かつ、原料ポリオレフィンのDSC法に
よる融点より10℃〜30℃低い温度である第1段塩素
化工程、(2)塩素含有量55重量%〜60重量%を超
えた後は、塩素化温度が、原料ポリオレフィンのDSC
法による融解終了温度以上である第2段塩素化工程を含
むことが好ましい。
【0017】塩素含有量とは、塩素化ポリオレフィンに
基づく塩素原子の重量%を意味する。塩素含有量55重
量%〜60重量%までの第1段塩素化工程では、塩素化
温度が、80℃以上であり、かつ、原料ポリオレフィン
のDSC法による融点より10℃〜30℃低い温度であ
る。80℃未満の塩素化温度では、塩素化の速度が遅
く、ラジカル発生剤の添加を必要としたり、UV照射設
備を付帯させる必要が生じ経済的ではない。本発明の8
0℃以上の塩素化温度では、反応がスムーズに進む。
【0018】原料ポリオレフィンのDSC法による融点
より30℃を超えて低い温度では、原料ポリオレフィン
の結晶が溶けていない部分が多いため、反応速度が遅く
なる。また原料ポリオレフィンのDSC法による融点よ
り10℃低い温度より高い温度では、結晶が溶ける割合
が多くなりすぎ、反応中のポリオレフィン粒子の団塊化
により反応速度が遅くなる。本発明の温度範囲で第1段
塩素化工程を行うことにより、反応速度が速く、均一な
塩素化が達成できる。
【0019】第1段塩素化工程で達成する塩素含有量
は、55重量%〜60重量%である必要がある。塩素含
有量55重量%未満で第1段塩素化工程を終了し、第2
段塩素化工程に進むと、反応中のポリオレフィン粒子の
団塊化により反応速度が遅くなる。塩素含有量60重量
%を超えて第1段塩素化工程を続行しようとすると、や
はり反応速度が遅くなる。この様な本発明の第1段塩素
化工程を用いることにより、原料ポリオレフィンの結晶
の低温部分の融点均一な塩素化が達成できる。
【0020】また本発明の塩素化ポリオレフィンは、塩
素含有量5重量%までの初期塩素導入速度が、原料ポリ
オレフィン1kgあたり0.1kg/hr以下である第
1段塩素化工程を採用することが好ましい。このような
特徴を有する第1段塩素化工程を採用することにより、
さらに透明性の良い溶液を得ることができる。塩素含量
5重量%を超えた後の塩素導入速度は、ポリオレフィン
1kgあたり、0.3kg/hr以上、例えば0.5〜
5.0kg/hrであってよい。
【0021】塩素含有量55重量%〜60重量%を超え
た後、塩素含有量65〜75重量%間で終了する第2段
塩素化工程では、塩素化温度が原料ポリオレフィンのD
SC法による融解終了温度以上、好ましくは融解終了温
度付近である。ここでDSC法による融解終了温度以上
とは、融解終了温度より+0〜+3℃程度の温度である
ことが好ましい。この様な温度で第2段の塩素化を行う
ことにより、第1段塩素化工程で塩素化されなかった、
原料ポリオレフィンの融点以上の結晶が、完全に塩素化
され、溶媒可溶な塩素化ポリオレフィンになる。
【0022】本発明の製造方法は非常に経済性が高い。
【0023】具体的には、水性縣濁塩素化は、ポリオレ
フィン、界面活性剤(例えば、ノニオン性界面活性剤、
アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界
面活性剤)、および要すれば触媒を水中に縣濁しなが
ら、反応容器(反応容器の気相領域または液相領域)に
塩素を導入することによって行える。塩素は、液状また
はガス状で導入されるが、ガス状で導入されることが好
ましい。懸濁液におけるポリオレフィンの濃度は、一般
的に1〜10重量%である。一般に、水性縣濁塩素化に
おいて、塩素導入速度は、ポリオレフィン1kgあたり
0.3kg/hr以上、例えば0.5〜5.0kg/h
rである。第1段塩素化工程の反応時間は、一般に、3
0分〜10時間である。第2段塩素化工程の反応時間
は、一般に、30分〜10時間である。塩素化反応にお
いて、反応容器における気相領域の圧力は、一般に、
0.5〜4.0kg/cm2である。
【0024】本発明の塩素化ポリオレフィンの溶液は、
平行光線を散乱しにくい(以降溶液拡散透過率が小さい
と定義する)という特徴があり、さらに透明性が高く、
他樹脂ゴム溶液とのブレンド性が良いという特徴があ
る。
【0025】本発明の塩素化ポリオレフィンは高い透明
性を有する。塩素化ポリオレフィンは、種々の溶媒、例
えば、芳香族化合物(例えば、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼン)、ケ
トン化合物(例えば、メチルエチルケトン、ジエチルケ
トン、メチルブチルケトン)、エステル化合物(例え
ば、酢酸エチル、酢酸ブチル)、エーテル化合物(例え
ば、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテ
ル、エチルブチルエーテル、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ)、ハロゲン化脂肪族化合物(例えば、クロ
ロホルム、トリクロルエチレン)等に溶解する。
【0026】本発明の良好な溶解性は、例えば、以下の
実施例で説明する溶液透明性によって表わされる。ま
た、本発明の塩素化ポリオレフィンは、多くの樹脂およ
びゴムとの相溶性が良く、ブレンド使用することが可能
となる。相溶性が良く、ブレンド使用できる樹脂および
ゴムの例としては、アルキッド樹脂、メラミン樹脂、尿
素樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩素化
塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩素
化天然ゴム、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ン、クロルスルホン化ポリエチレン、クロロプレンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム等が挙げられ
る。本発明の良好な相溶性は、例えば、以下の実施例で
説明する溶液相溶性により表される。
【0027】本発明ではデータは、以下の様にして測定
した。
【0028】
【実施例】分子量分布(Mw/Mn) o−ジクロロベンゼンを溶媒として、測定温度135℃
にて、GPC法に基づき、原料ポリオレフィン(PO)
の重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)
を測定した。融点および融解終了温度(℃) PERKIN ELMER社製 Differential Scanning Calorimeter
DSC 7型を用い、N2気流下にて、室温より昇温ス
ピード10℃/minにて、測定する。融点および融解
終了温度は図1に規定する。密度(g/cc) JIS K7112に基づき測定した。塩素含有量(wt%) フラスコ燃焼法により、重合体における塩素含有量を測
定した。拡散透過率(%) JIS K7105にもとづき光線透過率測定法(A測
定法)の拡散透過率(%)を測定した。但しサンプルは
厚み5mmのガラス容器に入れた塩素化ポリオレフィン
のトルエン20%溶液とした。また塩素化ポリオレフィ
ンを含まないトルエンを測定し、0%とした。溶液粘度(mPa・s) 塩素化ポリオレフィンのトルエン20%溶液を、B型粘
度計を用いて25℃にて測定した。
【0029】溶液透明性(目視判定および透過率
(%)) 塩素化ポリオレフィンをトルエンに20%溶解し、島津
分光光度計UV−1200にて波長660nmで溶液の
透過率を測定した。なお塩素化ポリオレフィンを溶解し
ていないトルエンの透過率を100%とした。溶液相溶性(ブレンド透過率(%)) 上記塩素化ポリオレフィンの20%トルエン溶液とアル
キッド樹脂(播磨化成(株)ハリフタールSC−321
1)の20%トルエン溶液を1:1にブレンドした後、
上記溶液透明性を測定した。
【0030】実施例1 130Lグラスライニング反応糟に、イオン交換水10
0L、メタロセン系の触媒を用いて重合されたエチレン
/ブテン−1共重合体粉末(融点=121℃、融解終了
温度=123℃、密度=0.918、重量平均分子量=
26万、分子量分布(Mw/Mn)=8)(以降PO−
1とする)4kg、ポリスチレンスルホン酸ソーダ8
g、ポリアクリル酸ソーダ40gを入れ、第一段塩素化
温度100℃にて、塩素含有量5重量%までは、0.2
塩素kg/POkg・hrの初期塩素化速度、それ以後は約0.
25塩素kg/POkg・hrの塩素化速度で塩素化を行った。
塩素含有量56重量%に達した後は、塩素化温度123
℃にて第2段塩素化を塩素含有量67重量%まで行っ
た。塩素化後の塩素化ポリオレフィンは常法により水洗
乾燥した。得られた塩素化ポリエチレンの性質は表1に
示す。
【0031】実施例2 原料ポリオレフィンを、メタロセン系の触媒を用いて重
合されたエチレン/ブテン−1共重合体粉末(融点=1
22℃、融解終了温度=125℃、密度=0.920、
重量平均分子量=24万、分子量分布=2.1)(以降
PO−2とする)4kgに変えて、第一段塩素化温度を
110℃に、第2段塩素化温度を127℃に変えた以外
は実施例1と同様の手順を繰り返した。結果は表1に示
す。
【0032】比較例1 原料ポリオレフィンを、チタン系の触媒を用いて重合さ
れたエチレン/ブテン−1共重合体粉末(融点=118
℃、融解終了温度=128℃、密度=0.920、重量
平均分子量=26万、分子量分布=20)(以降PO−
3とする)4kgに変えて、第一段塩素化温度を98℃
に、第2段塩素化温度を128℃に変えた外は実施例1
と同様の手順を繰り返した。結果は表1に示す。
【0033】実施例3 第一段塩素化により塩素含有量を59重量%にした以外
は実施例1と同様の手順を繰り返した。結果は表1に示
す。 実施例4 初期塩素化速度0.05塩素kg/POkgにて塩素化を行っ
た以外は実施例1と同様の手順を繰り返した。結果は表
1に示す。
【0034】実施例5 初期塩素化速度0.09塩素kg/POkgにて塩素化を行っ
た以外は実施例1と同様の手順を繰り返した。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の塩素化ポリオレフィンの溶液
は、平行光線を散乱しにくく、さらに透明性が高く、他
樹脂ゴム溶液とのブレンド性が良いという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 融解における吸熱と温度の関係を示すDSC
曲線である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ポリオレフィンが、エチレンもしく
    は炭素数3〜8の1−オレフィンの単独重合体またはエ
    チレンと炭素数3〜8の1−オレフィンとの共重合体か
    ら選択され、ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)により
    測定した、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
    n)の比(Mw/Mn)が1.5〜10であることを特
    徴とする塩素含有量が65重量%〜75重量%である溶
    媒可溶な塩素化ポリオレフィン。
  2. 【請求項2】 原料ポリオレフィンが、メタロセン重合
    触媒によって重合されたことを特徴とする請求項1の溶
    媒可溶な塩素化ポリオレフィン。
  3. 【請求項3】 原料ポリオレフィンが、水性縣濁法によ
    り塩素化されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の溶媒可溶な塩素化ポリオレフィン。
  4. 【請求項4】 水性縣濁法が、 (1)塩素含有量55重量%〜60重量%までは、塩素
    化温度が、80℃以上であり、かつ、原料ポリオレフィ
    ンのDSC法による融点より10℃〜30℃低い温度で
    ある第1段塩素化工程、 (2)塩素含有量55重量%〜60重量%を超えた後
    は、塩素化温度が、原料ポリオレフィンのDSC法によ
    る融解終了温度以上である第2段塩素化工程を含むこと
    を特徴とする請求項3に記載の溶媒可溶な塩素化ポリオ
    レフィン。
  5. 【請求項5】 塩素含有量5重量%までは、塩素導入速
    度が、原料ポリオレフィン1kgあたり0.1kg/h
    r以下であることを特徴とする請求項4記載の溶媒可溶
    な塩素化ポリオレフィン。
  6. 【請求項6】 原料ポリオレフィンとして、エチレンも
    しくは炭素数3〜8の1−オレフィンの単独重合体また
    はエチレンと炭素数3〜8の1−オレフィンとの共重合
    体から選択され、ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)に
    より測定した、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
    (Mn)の比(Mw/Mn)が1.5〜10である重合
    体を用いることを特徴とする塩素含有量が65重量%〜
    75重量%である溶媒可溶な塩素化ポリオレフィンを製
    造する方法。
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