JPH1130264A - 減衰特性可変型緩衝器 - Google Patents
減衰特性可変型緩衝器Info
- Publication number
- JPH1130264A JPH1130264A JP18398197A JP18398197A JPH1130264A JP H1130264 A JPH1130264 A JP H1130264A JP 18398197 A JP18398197 A JP 18398197A JP 18398197 A JP18398197 A JP 18398197A JP H1130264 A JPH1130264 A JP H1130264A
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- Japan
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- valve
- pressure
- chamber
- pressure chamber
- reservoir
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シリンダの外部にアクチュエータで駆動して減
衰特性を変更する減衰特性変更機構が設けられた構造の
減衰特性変更型緩衝器において、小型化・軽量化を図っ
て車載性の向上を図るとともに、消費エネルギの低減を
図ること。 【解決手段】シリンダ1の外部に、伸行程時にシリンダ
1の上部室から伸側圧力室3aを経てリザーバ4aに向
かう油の流量を変更する可変バルブ30が設けられ、こ
の可変バルブ30の撓みを制御する背圧室53の液圧を
形成するパイロット圧室50の液圧を制御するパイロッ
ト弁60において、パイロット弁体38の開閉状態を切
り換えるスプール39を駆動させるアクチュエータとし
て積層型の圧電素子40を用いたことを特徴とする。
衰特性を変更する減衰特性変更機構が設けられた構造の
減衰特性変更型緩衝器において、小型化・軽量化を図っ
て車載性の向上を図るとともに、消費エネルギの低減を
図ること。 【解決手段】シリンダ1の外部に、伸行程時にシリンダ
1の上部室から伸側圧力室3aを経てリザーバ4aに向
かう油の流量を変更する可変バルブ30が設けられ、こ
の可変バルブ30の撓みを制御する背圧室53の液圧を
形成するパイロット圧室50の液圧を制御するパイロッ
ト弁60において、パイロット弁体38の開閉状態を切
り換えるスプール39を駆動させるアクチュエータとし
て積層型の圧電素子40を用いたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、減衰特性を高減
衰特性と低減衰特性とに変更可能な緩衝器に関する。
衰特性と低減衰特性とに変更可能な緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、減衰特性可変型緩衝器としては
種々の形式のものが提案されているが、そのうちで減衰
特性を変更する機構がシリンダの外部に設けられたもの
としては、例えば、特開平5−118374号公報に記
載のものが知られている。この従来装置は、緩衝器の流
体流路の途中に減衰特性変更機構(圧力調整弁組立体)
が設けられ、この減衰特性変更機構には、流体流路の流
れを制御する撓み可能なディスクと、このディスクの撓
みに抵抗するよう流体圧が作用するパイロット圧室と、
パイロット圧室の流体圧を制御するソレノイド組立体と
を有したものであった。
種々の形式のものが提案されているが、そのうちで減衰
特性を変更する機構がシリンダの外部に設けられたもの
としては、例えば、特開平5−118374号公報に記
載のものが知られている。この従来装置は、緩衝器の流
体流路の途中に減衰特性変更機構(圧力調整弁組立体)
が設けられ、この減衰特性変更機構には、流体流路の流
れを制御する撓み可能なディスクと、このディスクの撓
みに抵抗するよう流体圧が作用するパイロット圧室と、
パイロット圧室の流体圧を制御するソレノイド組立体と
を有したものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
の従来技術にあっては、パイロット圧室の流体圧をソレ
ノイド組立体により制御する構造であり、特に、緩衝器
において高減衰力を発生させる特性としようとした場
合、パイロット圧室の流体圧を高める必要があり、この
ような場合、緩衝器で発生する高圧に抗する方向にソレ
ノイドの駆動力を発生させる必要がある構造となってい
た。このため、緩衝器において高減衰力を発生させるた
めには、ソレノイドの駆動力を大きくする必要があり、
この場合、ソレノイドのコイルや磁路を形成する部材を
大型にする必要があることから、装置の大型化および重
量増を招いて車載性が低下するという問題、および、ソ
レノイドの消費エネルギの増大を招くという問題があっ
た。本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされた
もので、シリンダの外部にアクチュエータで駆動して減
衰特性を変更する減衰特性変更機構が設けられた構造の
減衰特性変更型緩衝器において、小型化・軽量化を図っ
て車載性の向上を図るとともに、消費エネルギの低減を
図ることを目的とする。
の従来技術にあっては、パイロット圧室の流体圧をソレ
ノイド組立体により制御する構造であり、特に、緩衝器
において高減衰力を発生させる特性としようとした場
合、パイロット圧室の流体圧を高める必要があり、この
ような場合、緩衝器で発生する高圧に抗する方向にソレ
ノイドの駆動力を発生させる必要がある構造となってい
た。このため、緩衝器において高減衰力を発生させるた
めには、ソレノイドの駆動力を大きくする必要があり、
この場合、ソレノイドのコイルや磁路を形成する部材を
大型にする必要があることから、装置の大型化および重
量増を招いて車載性が低下するという問題、および、ソ
レノイドの消費エネルギの増大を招くという問題があっ
た。本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされた
もので、シリンダの外部にアクチュエータで駆動して減
衰特性を変更する減衰特性変更機構が設けられた構造の
減衰特性変更型緩衝器において、小型化・軽量化を図っ
て車載性の向上を図るとともに、消費エネルギの低減を
図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、シリンダがピストン
により上部室と下部室とに画成され、前記シリンダの外
部にリザーバが設けられているとともに、前記上部室と
リザーバとを結ぶ伸側流体流路および下部室とリザーバ
とを結ぶ圧側流体流路が形成され、各流体流路には、そ
れぞれ流体流路を開閉可能な可変バルブを有して流体の
流れを制御して減衰特性を変更する伸側減衰特性変更機
構および圧側減衰特性変更機構が設けられ、各減衰特性
変更機構は、前記可変バルブの背面に形成されて内部圧
が可変バルブの開弁の抵抗となる背圧室と、この背圧室
に連通されて前記可変バルブを迂回する通路に設けられ
たパイロット弁の開閉に応じて内部圧を調整可能なパイ
ロット圧室と、を有し、前記パイロット弁は、弁座と、
この弁座に対して直接あるいは間接的に押付および離間
可能に構成された加圧部材と、この加圧部材を弁座に押
し付ける方向に駆動力を与えるアクチュエータと、を有
し、このアクチュエータの駆動に基づいて加圧部材を弁
座に対して直接あるいは間接的に押し付けてパイロット
弁を開弁不可能とした時には、前記流体流路においてリ
ザーバへ向かう流通が生じるような圧力差が発生した時
に、パイロット圧室の圧力上昇に伴って背圧室も圧力上
昇し可変バルブの開弁抵抗が高くなって高減衰特性とな
り、一方、パイロット弁を開弁可能としたときには、前
記流体流路においてリザーバへ向かう流通が生じるよう
な圧力差が発生した時に、パイロット弁が開弁すること
でパイロット圧室が圧力上昇しないのに伴って背圧室も
圧力上昇せず可変バルブの開弁抵抗が小さくなって低減
衰特性となるよう構成された減衰特性可変型緩衝器にお
いて、前記アクチュエータとして、通電時に加圧部材を
弁座に押し付ける方向に伸長変形する積層型の圧電素子
が用いられていることを特徴とする構成とした。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の減衰特性可変型緩衝器
において、前記パイロット弁は、弁座と加圧部材との間
に板状の弁体が介在されていることを特徴とする。請求
項3記載の発明では、請求項1または2記載の減衰特性
可変型緩衝器において、前記シリンダの外周にアウタチ
ューブが設けられているとともに、このアウタチューブ
の外周に外筒が設けられて外筒とアウタチューブとの間
に前記リザーバが形成され、前記シリンダとアウタチュ
ーブとの間の空間が、画成部材により上側の伸側圧力室
と、下側の圧側圧力室とに画成され、前記シリンダに、
上部室と伸側圧力室とを連通させる連通口ならびに下部
室と圧側圧力室とを連通させる連通口が形成されて、各
圧力室が前記流体流路の一部を構成し、前記ピストンに
は、上部室と下部室とを連通する通路が形成されている
とともに、この通路の上部室から下部室に向かう流体の
流通を制限して所定の高減衰力を発生させる伸側減衰力
発生手段が設けられ、前記シリンダの底部に設けられた
ベースには、下部室とリザーバとを連通させる通路が形
成されているとともに、この通路の下部室からリザーバ
に向かう流体の流通を制限して所定の高減衰力を発生さ
せる圧側減衰力発生手段が設けられていることを特徴と
する。請求項4記載の発明は、請求項3記載の減衰特性
可変型緩衝器において、前記減衰特性変更機構は、前記
外筒の外面に固着されて構成部材を収容するハウジング
と、前記圧電素子による押圧方向への移動を規制されて
ハウジングに支持された第1バルブボディと、この第1
バルブボディに形成されてリザーバと一方の圧力室とを
連通する通路に対してリザーバから一方の圧力室方向へ
のみ開弁するよう設けられたチェック弁と、前記第1バ
ルブボディに形成されてリザーバと一方の圧力室とを連
通する通路に対して一方の圧力室からリザーバ方向への
み開弁するよう設けられた可変バルブと、この可変バル
ブの背面に背圧室を形成して開弁方向に移動可能に設け
られたリング部材と、このリング部材を閉弁方向に付勢
するリターンスプリングと、前記第1バルブボディと直
列に配設され、かつ前記弁座が形成されて前記パイロッ
ト弁を構成する弁体を支持した第2バルブボディと、前
記加圧部材として弁座に対向する位置に設けられて有底
円筒形状を成したスプールと、一端をスプールの底部に
支持されるとともに他端をハウジングに支持されて前記
スプール内に収容された前記圧電素子と、を備えている
ことを特徴とする。
ために、請求項1記載の発明では、シリンダがピストン
により上部室と下部室とに画成され、前記シリンダの外
部にリザーバが設けられているとともに、前記上部室と
リザーバとを結ぶ伸側流体流路および下部室とリザーバ
とを結ぶ圧側流体流路が形成され、各流体流路には、そ
れぞれ流体流路を開閉可能な可変バルブを有して流体の
流れを制御して減衰特性を変更する伸側減衰特性変更機
構および圧側減衰特性変更機構が設けられ、各減衰特性
変更機構は、前記可変バルブの背面に形成されて内部圧
が可変バルブの開弁の抵抗となる背圧室と、この背圧室
に連通されて前記可変バルブを迂回する通路に設けられ
たパイロット弁の開閉に応じて内部圧を調整可能なパイ
ロット圧室と、を有し、前記パイロット弁は、弁座と、
この弁座に対して直接あるいは間接的に押付および離間
可能に構成された加圧部材と、この加圧部材を弁座に押
し付ける方向に駆動力を与えるアクチュエータと、を有
し、このアクチュエータの駆動に基づいて加圧部材を弁
座に対して直接あるいは間接的に押し付けてパイロット
弁を開弁不可能とした時には、前記流体流路においてリ
ザーバへ向かう流通が生じるような圧力差が発生した時
に、パイロット圧室の圧力上昇に伴って背圧室も圧力上
昇し可変バルブの開弁抵抗が高くなって高減衰特性とな
り、一方、パイロット弁を開弁可能としたときには、前
記流体流路においてリザーバへ向かう流通が生じるよう
な圧力差が発生した時に、パイロット弁が開弁すること
でパイロット圧室が圧力上昇しないのに伴って背圧室も
圧力上昇せず可変バルブの開弁抵抗が小さくなって低減
衰特性となるよう構成された減衰特性可変型緩衝器にお
いて、前記アクチュエータとして、通電時に加圧部材を
弁座に押し付ける方向に伸長変形する積層型の圧電素子
が用いられていることを特徴とする構成とした。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の減衰特性可変型緩衝器
において、前記パイロット弁は、弁座と加圧部材との間
に板状の弁体が介在されていることを特徴とする。請求
項3記載の発明では、請求項1または2記載の減衰特性
可変型緩衝器において、前記シリンダの外周にアウタチ
ューブが設けられているとともに、このアウタチューブ
の外周に外筒が設けられて外筒とアウタチューブとの間
に前記リザーバが形成され、前記シリンダとアウタチュ
ーブとの間の空間が、画成部材により上側の伸側圧力室
と、下側の圧側圧力室とに画成され、前記シリンダに、
上部室と伸側圧力室とを連通させる連通口ならびに下部
室と圧側圧力室とを連通させる連通口が形成されて、各
圧力室が前記流体流路の一部を構成し、前記ピストンに
は、上部室と下部室とを連通する通路が形成されている
とともに、この通路の上部室から下部室に向かう流体の
流通を制限して所定の高減衰力を発生させる伸側減衰力
発生手段が設けられ、前記シリンダの底部に設けられた
ベースには、下部室とリザーバとを連通させる通路が形
成されているとともに、この通路の下部室からリザーバ
に向かう流体の流通を制限して所定の高減衰力を発生さ
せる圧側減衰力発生手段が設けられていることを特徴と
する。請求項4記載の発明は、請求項3記載の減衰特性
可変型緩衝器において、前記減衰特性変更機構は、前記
外筒の外面に固着されて構成部材を収容するハウジング
と、前記圧電素子による押圧方向への移動を規制されて
ハウジングに支持された第1バルブボディと、この第1
バルブボディに形成されてリザーバと一方の圧力室とを
連通する通路に対してリザーバから一方の圧力室方向へ
のみ開弁するよう設けられたチェック弁と、前記第1バ
ルブボディに形成されてリザーバと一方の圧力室とを連
通する通路に対して一方の圧力室からリザーバ方向への
み開弁するよう設けられた可変バルブと、この可変バル
ブの背面に背圧室を形成して開弁方向に移動可能に設け
られたリング部材と、このリング部材を閉弁方向に付勢
するリターンスプリングと、前記第1バルブボディと直
列に配設され、かつ前記弁座が形成されて前記パイロッ
ト弁を構成する弁体を支持した第2バルブボディと、前
記加圧部材として弁座に対向する位置に設けられて有底
円筒形状を成したスプールと、一端をスプールの底部に
支持されるとともに他端をハウジングに支持されて前記
スプール内に収容された前記圧電素子と、を備えている
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】 本発明では、伸側あるいは圧側を高減衰特性
に制御する時には、伸側減衰特性変更機構あるいは圧側
減衰特性変更機構の圧電素子に通電する。これにより、
圧電素子が伸長変形して加圧部材を弁座に押し付けてパ
イロット弁を閉弁状態とする。したがって、ピストンの
伸側ストローク時には、伸側流体流路を開閉する可変バ
ルブの背圧室の圧力が高まり、伸側減衰特性変更機構の
可変バルブの開弁抵抗が大きくなって伸側が高減衰特性
となり、ピストンの圧側ストローク時には、圧側流体流
路を開閉する可変バルブの背圧室の圧力が高まり、圧側
減衰特性変更機構の可変バルブの開弁抵抗が大きくなっ
て圧側が高減衰特性となる。この高減衰特性制御時に
は、パイロット弁に対してパイロット圧室の圧力が開弁
方向に作用するが、圧電素子は、小電力でも伸長変形状
態、すなわち加圧部材を弁座に押し付ける状態に維持さ
れる。また、請求項2記載の発明では、圧電素子の駆動
時には、加圧部材が板状の弁体を押圧し、この弁体が弁
座に当接されてパイロット弁が閉弁される。したがっ
て、パイロット圧室は高いシール性が得られ、高減衰特
性に制御するのが容易となる。請求項3記載の発明で
は、圧行程時には、下部室の流体は、ベースの圧側減衰
力発生手段を通る流路と、圧側減衰特性変更機構を経る
圧側流体流路との両方あるいは一方を経てリザーバへ流
れる。そして、高減衰特性制御時には圧側流体流路にお
ける流路は少なく、主としてベースの圧側減衰力発生手
段において減衰力が発生して高減衰特性となる。また、
低減衰特性制御時には、圧側流体流路における流量が増
加して低減衰特性となる。一方、伸行程時には、上部室
の流体は、ピストンの伸側減衰力発生手段を通って下部
室に至る流路と、伸側減衰特性変更機構を経る伸側流体
流路を通ってリザーバへ至る流路との2つの流路で移動
可能である。そして、高減衰特性制御時には伸側流体流
路における流路は少なく、主としてピストンの伸側減衰
力発生手段において減衰力が発生して高減衰特性とな
る。また、低減衰特性制御時には、伸側流体流路におけ
る流量が増加して低減衰特性となる。請求項4記載の発
明では、圧電素子の駆動時には加圧部材としてのスプー
ルが弁座の方向に押圧され、弁体が第1バルブボディの
弁座に強く当接され、これによりパイロット圧室がリザ
ーバに対してシールされる。このとき、第1バルブボデ
ィに対して入力される圧電素子の駆動力は、最終的には
第1バルブボディに直列に設けられた第2バルブボディ
を介して、ハウジングで支持される。一方、圧電素子の
非駆動時には、パイロット弁の弁体が開弁した時には、
スプールは弁体に押されて移動するが、この移動は直接
あるいは間接的にハウジングにより規制されるものであ
り、また、この開弁時のスプールの移動量が、圧電素子
の駆動時の変形量よりも小さい場合、弁体に作用する力
は圧電素子に入力されない。また、可変バルブが開弁し
たときには、背圧室を形成するリング部材が可変バルブ
の撓みとともにその撓み方向に移動するが、その後、可
変バルブの前後の液圧差がなくなったときには、可変バ
ルブが閉弁し、このとき、リング部材はリターンスプリ
ングの付勢力により可変バルブと当接状態を保ったまま
元の位置に戻る。
に制御する時には、伸側減衰特性変更機構あるいは圧側
減衰特性変更機構の圧電素子に通電する。これにより、
圧電素子が伸長変形して加圧部材を弁座に押し付けてパ
イロット弁を閉弁状態とする。したがって、ピストンの
伸側ストローク時には、伸側流体流路を開閉する可変バ
ルブの背圧室の圧力が高まり、伸側減衰特性変更機構の
可変バルブの開弁抵抗が大きくなって伸側が高減衰特性
となり、ピストンの圧側ストローク時には、圧側流体流
路を開閉する可変バルブの背圧室の圧力が高まり、圧側
減衰特性変更機構の可変バルブの開弁抵抗が大きくなっ
て圧側が高減衰特性となる。この高減衰特性制御時に
は、パイロット弁に対してパイロット圧室の圧力が開弁
方向に作用するが、圧電素子は、小電力でも伸長変形状
態、すなわち加圧部材を弁座に押し付ける状態に維持さ
れる。また、請求項2記載の発明では、圧電素子の駆動
時には、加圧部材が板状の弁体を押圧し、この弁体が弁
座に当接されてパイロット弁が閉弁される。したがっ
て、パイロット圧室は高いシール性が得られ、高減衰特
性に制御するのが容易となる。請求項3記載の発明で
は、圧行程時には、下部室の流体は、ベースの圧側減衰
力発生手段を通る流路と、圧側減衰特性変更機構を経る
圧側流体流路との両方あるいは一方を経てリザーバへ流
れる。そして、高減衰特性制御時には圧側流体流路にお
ける流路は少なく、主としてベースの圧側減衰力発生手
段において減衰力が発生して高減衰特性となる。また、
低減衰特性制御時には、圧側流体流路における流量が増
加して低減衰特性となる。一方、伸行程時には、上部室
の流体は、ピストンの伸側減衰力発生手段を通って下部
室に至る流路と、伸側減衰特性変更機構を経る伸側流体
流路を通ってリザーバへ至る流路との2つの流路で移動
可能である。そして、高減衰特性制御時には伸側流体流
路における流路は少なく、主としてピストンの伸側減衰
力発生手段において減衰力が発生して高減衰特性とな
る。また、低減衰特性制御時には、伸側流体流路におけ
る流量が増加して低減衰特性となる。請求項4記載の発
明では、圧電素子の駆動時には加圧部材としてのスプー
ルが弁座の方向に押圧され、弁体が第1バルブボディの
弁座に強く当接され、これによりパイロット圧室がリザ
ーバに対してシールされる。このとき、第1バルブボデ
ィに対して入力される圧電素子の駆動力は、最終的には
第1バルブボディに直列に設けられた第2バルブボディ
を介して、ハウジングで支持される。一方、圧電素子の
非駆動時には、パイロット弁の弁体が開弁した時には、
スプールは弁体に押されて移動するが、この移動は直接
あるいは間接的にハウジングにより規制されるものであ
り、また、この開弁時のスプールの移動量が、圧電素子
の駆動時の変形量よりも小さい場合、弁体に作用する力
は圧電素子に入力されない。また、可変バルブが開弁し
たときには、背圧室を形成するリング部材が可変バルブ
の撓みとともにその撓み方向に移動するが、その後、可
変バルブの前後の液圧差がなくなったときには、可変バ
ルブが閉弁し、このとき、リング部材はリターンスプリ
ングの付勢力により可変バルブと当接状態を保ったまま
元の位置に戻る。
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態を図面に基
づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態の減衰特
性可変型緩衝器SAを示す断面図であって、この減衰特
性可変型緩衝器SAは、シリンダ1の内部を上部室1a
と下部室1bとに画成してピストン2が摺動自在に設け
られている。前記シリンダ1の外周には、アウタチュー
ブ3と外筒4が二重に設けられ、外筒4とアウタチュー
ブ3との間にリザーバ4aが形成されている。前記シリ
ンダ1の下端部にはベース5が設けられ、このベース5
により前記下部室1bとリザーバ4aとが画成されてい
る。前記ベース5には、リザーバ4aと下部室1bとを
結ぶ連通孔が形成され、この連通孔は下部室1bからリ
ザーバ4aへの流通を制限して減衰力を発生させる圧側
ハードバルブ(圧側減衰力発生手段)6によって開閉さ
れる(図7参照)。そして、緩衝器SAの内部には油が
充填されているとともに、リザーバ4aには所定圧でガ
スが充填されている。
づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態の減衰特
性可変型緩衝器SAを示す断面図であって、この減衰特
性可変型緩衝器SAは、シリンダ1の内部を上部室1a
と下部室1bとに画成してピストン2が摺動自在に設け
られている。前記シリンダ1の外周には、アウタチュー
ブ3と外筒4が二重に設けられ、外筒4とアウタチュー
ブ3との間にリザーバ4aが形成されている。前記シリ
ンダ1の下端部にはベース5が設けられ、このベース5
により前記下部室1bとリザーバ4aとが画成されてい
る。前記ベース5には、リザーバ4aと下部室1bとを
結ぶ連通孔が形成され、この連通孔は下部室1bからリ
ザーバ4aへの流通を制限して減衰力を発生させる圧側
ハードバルブ(圧側減衰力発生手段)6によって開閉さ
れる(図7参照)。そして、緩衝器SAの内部には油が
充填されているとともに、リザーバ4aには所定圧でガ
スが充填されている。
【0007】前記ピストン2には、上部室1aと下部室
1bとを連通させる連通孔が形成され、かつ、この連通
孔は、上部室1aから下部室1bへの流通を制限して減
衰力を発生する伸側ハードバルブ(伸側減衰力発生手
段)7により開閉される(図7参照)。また、前記ピス
トン2には、ピストンロッド8が結合され、このピスト
ンロッド8はガイド部材9により摺動をガイドされてい
る。なお、このガイド部材9は、上部室1aとリザーバ
4aとを画成している。
1bとを連通させる連通孔が形成され、かつ、この連通
孔は、上部室1aから下部室1bへの流通を制限して減
衰力を発生する伸側ハードバルブ(伸側減衰力発生手
段)7により開閉される(図7参照)。また、前記ピス
トン2には、ピストンロッド8が結合され、このピスト
ンロッド8はガイド部材9により摺動をガイドされてい
る。なお、このガイド部材9は、上部室1aとリザーバ
4aとを画成している。
【0008】また、前記アウタチューブ3の中間部に
は、隔壁10が設けられ、アウタチューブ3とシリンダ
1との間に、上側の伸側圧力室3a、ならびに下側の圧
側圧力室3bが形成され、伸側圧力室3aはシリンダ1
の上部に開口された連通孔1cにより上部室1aと連通
され、一方、圧側圧力室3bは、シリンダ1の下部に開
口された連通孔1d(図7参照)により下部室1bと連
通されている。そして、伸側圧力室3aには、伸側減衰
特性変更機構(以下、伸側機構という)21が取り付け
られ、圧側圧力室3bには、圧側減衰特性変更機構(以
下、圧側機構という)22が取り付けられている。
は、隔壁10が設けられ、アウタチューブ3とシリンダ
1との間に、上側の伸側圧力室3a、ならびに下側の圧
側圧力室3bが形成され、伸側圧力室3aはシリンダ1
の上部に開口された連通孔1cにより上部室1aと連通
され、一方、圧側圧力室3bは、シリンダ1の下部に開
口された連通孔1d(図7参照)により下部室1bと連
通されている。そして、伸側圧力室3aには、伸側減衰
特性変更機構(以下、伸側機構という)21が取り付け
られ、圧側圧力室3bには、圧側減衰特性変更機構(以
下、圧側機構という)22が取り付けられている。
【0009】以下、両機構21,22の構造について説
明するが、両者とも構造は同一であり、図1はこれら機
構21,22の断面図であるが、説明の便宜上伸側機構
21として説明する。前記外筒4およびアウタチューブ
3の側面には同心に開口部3c,4cが形成され、前記
外筒4の開口部4cに円筒形のハウジングチューブ23
が溶接により固着され、このハウジングチューブ23の
開口端部の内周にハウジング24が嵌合されている。し
たがって、ハウジングチューブ23ならびにハウジング
24により形成された空間は、リザーバ4aに連通さ
れ、かつ、開口部3cを介して伸側圧力室3aに臨んで
いる。なお、前記ハウジング24の抜け方向の移動は、
前記ハウジングチューブ23の開口端部に螺合されたカ
バー25により規制されている。また、前記ハウジング
チューブ23とハウジング24との間には、オイルシー
ル20aが設けられている。
明するが、両者とも構造は同一であり、図1はこれら機
構21,22の断面図であるが、説明の便宜上伸側機構
21として説明する。前記外筒4およびアウタチューブ
3の側面には同心に開口部3c,4cが形成され、前記
外筒4の開口部4cに円筒形のハウジングチューブ23
が溶接により固着され、このハウジングチューブ23の
開口端部の内周にハウジング24が嵌合されている。し
たがって、ハウジングチューブ23ならびにハウジング
24により形成された空間は、リザーバ4aに連通さ
れ、かつ、開口部3cを介して伸側圧力室3aに臨んで
いる。なお、前記ハウジング24の抜け方向の移動は、
前記ハウジングチューブ23の開口端部に螺合されたカ
バー25により規制されている。また、前記ハウジング
チューブ23とハウジング24との間には、オイルシー
ル20aが設けられている。
【0010】前記ハウジング24の中央部には、外方に
凸形状のハウジング部24aが設けられているととも
に、このハウジング部24aから内側に凸形状の内環部
24bが設けられている。そして、前記内環部24bに
は、貫通孔24cが形成され、この内環部24bの内周
に、ステータ26の大径部26aの内周が嵌合されてい
る。このステータ26は、前記大径部26aの中央部か
ら小径部26bが軸方向に延在され、この小径部26b
には、軸方向に中央孔26cが形成されているととも
に、その中間部に径方向に小孔26dが貫通して形成さ
れている。また、前記大径部26aには、前記中央孔2
6cの開口端を囲んで弁座26eが環状に形成され、さ
らにその外周に支持面26fが弁座26eと同じ高さで
形成されている。ちなみに、前記大径部26aは、請求
の範囲の第2バルブボディに相当するものである。
凸形状のハウジング部24aが設けられているととも
に、このハウジング部24aから内側に凸形状の内環部
24bが設けられている。そして、前記内環部24bに
は、貫通孔24cが形成され、この内環部24bの内周
に、ステータ26の大径部26aの内周が嵌合されてい
る。このステータ26は、前記大径部26aの中央部か
ら小径部26bが軸方向に延在され、この小径部26b
には、軸方向に中央孔26cが形成されているととも
に、その中間部に径方向に小孔26dが貫通して形成さ
れている。また、前記大径部26aには、前記中央孔2
6cの開口端を囲んで弁座26eが環状に形成され、さ
らにその外周に支持面26fが弁座26eと同じ高さで
形成されている。ちなみに、前記大径部26aは、請求
の範囲の第2バルブボディに相当するものである。
【0011】前記ステータ27の小径部26bの外周に
は、リターンスプリング27、カラー28、アシストリ
ング29、可変バルブ30、バルブボディ(第1バルブ
ボディ)31、チェック弁32、カラー33が順に装着
され、最後にナット34を螺合させて締結されている。
そして、前記バルブボディ31には、ガイドチューブ3
5の先端部が圧入され、このガイドチューブ35の基端
部は、前記アウタチューブ3の開口部3cに固着された
ジョイント36に嵌合されている。なお、このジョイン
ト36の内周とガイドチューブ34の外周との間には、
オイルシール20bが設けられている。また、前記バル
ブボディ31は、前記ハウジングチューブ23の段部2
3aに係合されて、外筒4に近付く向きの軸方向移動は
規制される。また、前記ナット34には、中央高26c
内に所定径以上の異物(コンタミなど)の進入を防止す
るフィルタ37が取り付けられている。また、図4はリ
ターンスプリング27の斜視図であり、図示のように弾
発力を発する脚部27aが4箇所に設けられている。
は、リターンスプリング27、カラー28、アシストリ
ング29、可変バルブ30、バルブボディ(第1バルブ
ボディ)31、チェック弁32、カラー33が順に装着
され、最後にナット34を螺合させて締結されている。
そして、前記バルブボディ31には、ガイドチューブ3
5の先端部が圧入され、このガイドチューブ35の基端
部は、前記アウタチューブ3の開口部3cに固着された
ジョイント36に嵌合されている。なお、このジョイン
ト36の内周とガイドチューブ34の外周との間には、
オイルシール20bが設けられている。また、前記バル
ブボディ31は、前記ハウジングチューブ23の段部2
3aに係合されて、外筒4に近付く向きの軸方向移動は
規制される。また、前記ナット34には、中央高26c
内に所定径以上の異物(コンタミなど)の進入を防止す
るフィルタ37が取り付けられている。また、図4はリ
ターンスプリング27の斜視図であり、図示のように弾
発力を発する脚部27aが4箇所に設けられている。
【0012】図1に戻り、前記ステータ26の弁座26
eならびに支持面26fに、板状のパイロット弁体38
が着座され、前記ハウジング部24aには、前記弁座2
6eと対向する径を有した有底円筒形状のスプール(加
圧部材)39が摺動自在に支持されている。そして、こ
のスプール39とハウジング24との間に、圧電素子4
0が収納されている。この圧電素子40は、ハーネス4
1から電圧を印加されると軸方向寸法が伸びる構造とな
っている。なお、前記スプール39と、ハウジング24
との間はオイルシール20cでシールされ、また、ハー
ネス41はグロメット42によりシールされている。ま
た、図5は、パイロット弁体38の斜視図であって、図
示のように略C形状の溝38aを有しており、駆動部3
8bが環状の支持部38cに対して撓むように構成され
ている。
eならびに支持面26fに、板状のパイロット弁体38
が着座され、前記ハウジング部24aには、前記弁座2
6eと対向する径を有した有底円筒形状のスプール(加
圧部材)39が摺動自在に支持されている。そして、こ
のスプール39とハウジング24との間に、圧電素子4
0が収納されている。この圧電素子40は、ハーネス4
1から電圧を印加されると軸方向寸法が伸びる構造とな
っている。なお、前記スプール39と、ハウジング24
との間はオイルシール20cでシールされ、また、ハー
ネス41はグロメット42によりシールされている。ま
た、図5は、パイロット弁体38の斜視図であって、図
示のように略C形状の溝38aを有しており、駆動部3
8bが環状の支持部38cに対して撓むように構成され
ている。
【0013】前記ステータ26の中央孔26cには、有
底円筒形状のパイロットブッシュ43が嵌合され、この
パイロットブッシュ43とパイロット弁体38との間に
パイロット圧室50が形成されている。なお、前記パイ
ロットブッシュ43の底部にはオリフィス孔43aが穿
設されている。
底円筒形状のパイロットブッシュ43が嵌合され、この
パイロットブッシュ43とパイロット弁体38との間に
パイロット圧室50が形成されている。なお、前記パイ
ロットブッシュ43の底部にはオリフィス孔43aが穿
設されている。
【0014】以上説明した構成により、ハウジングチュ
ーブ23の内周に、リザーバ4aと連通された外室51
が形成され、ガイドチューブ35の内周に、伸側圧力室
3aに連通された内室52が形成され、また、可変バル
ブ30に背圧を与える背圧室53が形成されている。こ
の背圧室53は、ステータ26に形成された小孔26d
ならびにカラー28に形成された連通部28aを介して
前記パイロット圧室50に連通されている。なお、前記
背圧室53は、オイルシール20d、ならびにアシスト
リング29と可変バルブ30との密着により外室51
(リザーバ4a)とのシール性が保たれている。
ーブ23の内周に、リザーバ4aと連通された外室51
が形成され、ガイドチューブ35の内周に、伸側圧力室
3aに連通された内室52が形成され、また、可変バル
ブ30に背圧を与える背圧室53が形成されている。こ
の背圧室53は、ステータ26に形成された小孔26d
ならびにカラー28に形成された連通部28aを介して
前記パイロット圧室50に連通されている。なお、前記
背圧室53は、オイルシール20d、ならびにアシスト
リング29と可変バルブ30との密着により外室51
(リザーバ4a)とのシール性が保たれている。
【0015】上述した伸側機構21では、前記リザーバ
4aから伸側圧力室3aに向かう流路として、図2にお
いて点線の矢印で示すように、外室51からバルブボデ
ィ31の孔31aからコンスタントオリフィス31bを
通るか、あるいはチェック弁32を開弁して、内室52
から圧力室3aに至る流路R1を有している。この流路
R1は、抵抗が少なく大流量が得られる。一方、伸側圧
力室3aからリザーバ4aに向かう流路としては、同図
において実線で示すように、内室52からバルブボディ
31のコンスタントオリフィス31bおよび孔31aを
経て、可変バルブ30を開弁し、外室51からリザーバ
4aに至る流路R2と、中央孔26cからパイロット圧
室50を経て、パイロット弁体38を開弁し、内環部2
4bの貫通孔224cを通って外室51を経てリザーバ
4aに至る流路R3とが形成されている。
4aから伸側圧力室3aに向かう流路として、図2にお
いて点線の矢印で示すように、外室51からバルブボデ
ィ31の孔31aからコンスタントオリフィス31bを
通るか、あるいはチェック弁32を開弁して、内室52
から圧力室3aに至る流路R1を有している。この流路
R1は、抵抗が少なく大流量が得られる。一方、伸側圧
力室3aからリザーバ4aに向かう流路としては、同図
において実線で示すように、内室52からバルブボディ
31のコンスタントオリフィス31bおよび孔31aを
経て、可変バルブ30を開弁し、外室51からリザーバ
4aに至る流路R2と、中央孔26cからパイロット圧
室50を経て、パイロット弁体38を開弁し、内環部2
4bの貫通孔224cを通って外室51を経てリザーバ
4aに至る流路R3とが形成されている。
【0016】前記伸側圧力室3aからリザーバ4aに向
かう流路R2ならびに流路R3における流路抵抗は、圧
電素子40により変更可能に構成されている。すなわ
ち、圧電素子40の非駆動時は、図6(b)に示すよう
に、スプール39は、ハウジング24に当接するまで移
動が可能となっている。したがって、伸側圧力室3aの
油圧がリザーバ4aの油圧よりも高圧になったときに、
図示のようにパイロット弁体38が開弁することがで
き、この場合、図2において流路R3の流れが形成され
るため、パイロット圧室50の油圧は低圧となり、これ
に連通されて同圧の背圧室53の油圧も低圧となるた
め、可変バルブ30は容易に開弁することができ、流路
R2の流れが形成される。したがって、これら流路R
2,R3の流路抵抗は低くなる。
かう流路R2ならびに流路R3における流路抵抗は、圧
電素子40により変更可能に構成されている。すなわ
ち、圧電素子40の非駆動時は、図6(b)に示すよう
に、スプール39は、ハウジング24に当接するまで移
動が可能となっている。したがって、伸側圧力室3aの
油圧がリザーバ4aの油圧よりも高圧になったときに、
図示のようにパイロット弁体38が開弁することがで
き、この場合、図2において流路R3の流れが形成され
るため、パイロット圧室50の油圧は低圧となり、これ
に連通されて同圧の背圧室53の油圧も低圧となるた
め、可変バルブ30は容易に開弁することができ、流路
R2の流れが形成される。したがって、これら流路R
2,R3の流路抵抗は低くなる。
【0017】一方、圧電素子40を駆動させると、圧電
素子40の寸法が図6(a)に示すように矢印方向に長
くなり、スプール39がパイロット弁体38を介して弁
座26eに強く押し付けられる。したがって、伸側圧力
室3aがリザーバ4aよりも高圧になって、パイロット
圧室50が高圧になっても、パイロット弁体38が開弁
することができず、よって、パイロット圧室50と同圧
の背圧室53も高圧となって、可変バルブ30は閉弁し
難くなり、流路R2,R3は流通抵抗が高くて流量が殆
ど生じない。なお、上述した、ステータ26の弁座26
e、パイロット弁体38、スプール39、圧電素子40
により、パイロット圧室50の内圧を調整するパイロッ
ト弁60を構成するものである。また、この圧電素子4
0の駆動時には、圧電素子40の駆動力は、外方向に
は、ハウジング24を介してカバー25により支持さ
れ、内方向には、ステータ26,バルブボディ31など
を介してハウジングチューブ23の段部23aにより支
持される。
素子40の寸法が図6(a)に示すように矢印方向に長
くなり、スプール39がパイロット弁体38を介して弁
座26eに強く押し付けられる。したがって、伸側圧力
室3aがリザーバ4aよりも高圧になって、パイロット
圧室50が高圧になっても、パイロット弁体38が開弁
することができず、よって、パイロット圧室50と同圧
の背圧室53も高圧となって、可変バルブ30は閉弁し
難くなり、流路R2,R3は流通抵抗が高くて流量が殆
ど生じない。なお、上述した、ステータ26の弁座26
e、パイロット弁体38、スプール39、圧電素子40
により、パイロット圧室50の内圧を調整するパイロッ
ト弁60を構成するものである。また、この圧電素子4
0の駆動時には、圧電素子40の駆動力は、外方向に
は、ハウジング24を介してカバー25により支持さ
れ、内方向には、ステータ26,バルブボディ31など
を介してハウジングチューブ23の段部23aにより支
持される。
【0018】ちなみに、可変バルブ30が開閉した場
合、リターンスプリング27の付勢力により可変バルブ
30とアシストリング29の当接状態が保たれ、よっ
て、背圧室53のシール性は保たれる。
合、リターンスプリング27の付勢力により可変バルブ
30とアシストリング29の当接状態が保たれ、よっ
て、背圧室53のシール性は保たれる。
【0019】次に、実施の形態の減衰特性可変型緩衝器
SAの油の流れについて図7の概略図により説明する。
圧行程時には、容積が縮小される下部室1b内の油が流
出する流路としては、図において実線で示すように、圧
側ハードバルブ6を開弁してリザーバ4aに移動する流
路と、下部室1bから圧側圧力室3bを経て圧側機構2
2の可変バルブ30を開弁してリザーバ4aに移動する
流路とが存在する。そして、圧側機構22の圧電素子4
0を駆動させることなく可変バルブ30が開弁可能な状
態では、油は主として可変バルブ30を通る流路で流出
し、これにより下部室1bの油圧は高くならず、低減衰
特性(ソフト)となる。一方、圧電素子40を駆動させ
た場合は、可変バルブ30は閉弁状態に保たれるため、
油は圧側ハードバルブ6を開弁する流路で流出し、高減
衰特性(ハード)となる。
SAの油の流れについて図7の概略図により説明する。
圧行程時には、容積が縮小される下部室1b内の油が流
出する流路としては、図において実線で示すように、圧
側ハードバルブ6を開弁してリザーバ4aに移動する流
路と、下部室1bから圧側圧力室3bを経て圧側機構2
2の可変バルブ30を開弁してリザーバ4aに移動する
流路とが存在する。そして、圧側機構22の圧電素子4
0を駆動させることなく可変バルブ30が開弁可能な状
態では、油は主として可変バルブ30を通る流路で流出
し、これにより下部室1bの油圧は高くならず、低減衰
特性(ソフト)となる。一方、圧電素子40を駆動させ
た場合は、可変バルブ30は閉弁状態に保たれるため、
油は圧側ハードバルブ6を開弁する流路で流出し、高減
衰特性(ハード)となる。
【0020】なお、この圧行程時には、容積が拡大され
る上部室1aには、リザーバ4a内の油が伸側機構21
のチェック弁32を開弁し、伸側圧力室3aを介して供
給される。
る上部室1aには、リザーバ4a内の油が伸側機構21
のチェック弁32を開弁し、伸側圧力室3aを介して供
給される。
【0021】伸行程時には、容積が縮小される上部室1
a内の油が流出する流路としては、図において点線で示
すように、伸側ハードバルブ7を開弁して下部室1bに
移動する流路と、上部室1aから伸側圧力室3aを経て
伸側機構21の可変バルブ30を開弁してリザーバ4a
に移動する流路とが存在する。そして、伸側機構21の
圧電素子40を駆動させることなく可変バルブ30が開
弁可能な状態では、油は主として可変バルブ30を通る
流路で流出し、これにより上部室1aの油圧は高くなら
ず、低減衰特性(ソフト)となる。一方、圧電素子40
を駆動させた場合は、可変バルブ30は閉弁状態に保た
れるため、油は伸側ハードバルブ7を開弁する流路で流
出し、高減衰特性(ハード)となる。
a内の油が流出する流路としては、図において点線で示
すように、伸側ハードバルブ7を開弁して下部室1bに
移動する流路と、上部室1aから伸側圧力室3aを経て
伸側機構21の可変バルブ30を開弁してリザーバ4a
に移動する流路とが存在する。そして、伸側機構21の
圧電素子40を駆動させることなく可変バルブ30が開
弁可能な状態では、油は主として可変バルブ30を通る
流路で流出し、これにより上部室1aの油圧は高くなら
ず、低減衰特性(ソフト)となる。一方、圧電素子40
を駆動させた場合は、可変バルブ30は閉弁状態に保た
れるため、油は伸側ハードバルブ7を開弁する流路で流
出し、高減衰特性(ハード)となる。
【0022】なお、この伸行程時には、容積が拡大され
る下部室1bには、リザーバ4a内の油が圧側機構22
のチェック弁32を開弁し、圧側圧力室3bを介して供
給される。
る下部室1bには、リザーバ4a内の油が圧側機構22
のチェック弁32を開弁し、圧側圧力室3bを介して供
給される。
【0023】上述の低減衰特性および高減衰特性を示す
のが図8であって、本実施の形態では、伸側・圧側機構
21,22のそれぞれの圧電素子40,40をデューテ
ィ制御している。そして、デューティ比を100%とし
た場合の高減衰特性を図中Hardで、デューティ比を
0%とした場合の低減衰特性を図中Softで示し、ま
た、このHardとSoftの間の特性は、デューティ
比を100%から0%の範囲内で所定の比に制御するこ
とにより任意に特性を変更可能に構成されているもの
で、図においてそれぞれ10%,25%,50%の数字
を付した曲線は、デューティ比を各%としたときの減衰
特性を示している。
のが図8であって、本実施の形態では、伸側・圧側機構
21,22のそれぞれの圧電素子40,40をデューテ
ィ制御している。そして、デューティ比を100%とし
た場合の高減衰特性を図中Hardで、デューティ比を
0%とした場合の低減衰特性を図中Softで示し、ま
た、このHardとSoftの間の特性は、デューティ
比を100%から0%の範囲内で所定の比に制御するこ
とにより任意に特性を変更可能に構成されているもの
で、図においてそれぞれ10%,25%,50%の数字
を付した曲線は、デューティ比を各%としたときの減衰
特性を示している。
【0024】以上説明したように、本実施の形態ではパ
イロット弁60の駆動部分であるスプール39を圧電素
子40で駆動させるように構成したため、従来のソレノ
イドで駆動させる構造に比べて、両減衰特性変更機構2
1,22を小型に構成することができ、緩衝器の小型化
・軽量化・低コスト化を図ることができるという効果が
得られ、これにより、車載性が向上するという効果が得
られる。さらに、積層型の圧電素子40は、ソレノイド
に比べて、高応答性を有しかつ高出力であるから、制御
性に優れているとともに消費エネルギの低減を図ること
ができるという効果が得られ、加えて、パイロット弁6
0において圧電素子40の駆動時にパイロット圧室50
の圧力が開弁方向に作用する際に、小電力でこの閉弁状
態を維持することができ、確実に高減衰特性に保つこと
ができるもので、これによっても制御性に優れていると
いう効果が得られる。
イロット弁60の駆動部分であるスプール39を圧電素
子40で駆動させるように構成したため、従来のソレノ
イドで駆動させる構造に比べて、両減衰特性変更機構2
1,22を小型に構成することができ、緩衝器の小型化
・軽量化・低コスト化を図ることができるという効果が
得られ、これにより、車載性が向上するという効果が得
られる。さらに、積層型の圧電素子40は、ソレノイド
に比べて、高応答性を有しかつ高出力であるから、制御
性に優れているとともに消費エネルギの低減を図ること
ができるという効果が得られ、加えて、パイロット弁6
0において圧電素子40の駆動時にパイロット圧室50
の圧力が開弁方向に作用する際に、小電力でこの閉弁状
態を維持することができ、確実に高減衰特性に保つこと
ができるもので、これによっても制御性に優れていると
いう効果が得られる。
【0025】以上、発明の実施の形態について説明して
きたが、具体的な構成はこの発明の実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、実施の
形態では、アウタチューブ3および外筒4を設けて、伸
側・圧側圧力室3a,3bおよびリザーバ4aを形成し
たものを示したが、リザーバはシリンダの外部に球状あ
るいは円筒形状などの部材を設けて構成してもよく、ま
た、その場合、リザーバとシリンダの上下室1a,1b
を連通される流体流路は、シリンダおよびリザーバに対
して独立したチューブなどで形成することも可能であ
る。
きたが、具体的な構成はこの発明の実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、実施の
形態では、アウタチューブ3および外筒4を設けて、伸
側・圧側圧力室3a,3bおよびリザーバ4aを形成し
たものを示したが、リザーバはシリンダの外部に球状あ
るいは円筒形状などの部材を設けて構成してもよく、ま
た、その場合、リザーバとシリンダの上下室1a,1b
を連通される流体流路は、シリンダおよびリザーバに対
して独立したチューブなどで形成することも可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】 本発明では、伸側・圧側両減衰特性変
更機構のアクチュエータとして、積層型の圧電素子を用
いた構成としたため、両減衰特性変更機構を小型に構成
することができ、緩衝器の小型化・軽量化・低コスト化
を図ることができるという効果が得られ、これにより、
車載性が向上するという効果が得られる。さらに、積層
型の圧電素子は、ソレノイドに比べて、高応答性を有し
かつ高出力であるから、制御性に優れているとともに消
費エネルギの低減を図ることができるという効果が得ら
れ、加えて、パイロット弁において圧電素子の駆動時に
パイロット圧室の圧力が開弁方向に作用する際に、小電
力でこの閉弁状態を維持することができ、確実に高減衰
特性に保つことができるもので、これによっても制御性
に優れているといえる。請求項2記載の発明では、パイ
ロット弁の弁座と加圧部材との間に板状の弁体を介在さ
せた構成としたため、加圧部材を弁座方向に加圧させた
閉弁時には、弁体によりこれらの間が全周に亘って密着
されて高いシール性が得られるという効果を奏する。請
求項3記載の発明では、伸側・圧側両流体流路を、シリ
ンダの外周にアウタチューブを設けて形成した伸側・圧
側両圧力室により構成し、また、リザーバをアウタチュ
ーブの外周に設けた外筒により構成したため、緩衝器の
全体構成をコンパクトにでき、車載性に優れる。請求項
4記載の発明では、本発明の商品性を高めることができ
る。
更機構のアクチュエータとして、積層型の圧電素子を用
いた構成としたため、両減衰特性変更機構を小型に構成
することができ、緩衝器の小型化・軽量化・低コスト化
を図ることができるという効果が得られ、これにより、
車載性が向上するという効果が得られる。さらに、積層
型の圧電素子は、ソレノイドに比べて、高応答性を有し
かつ高出力であるから、制御性に優れているとともに消
費エネルギの低減を図ることができるという効果が得ら
れ、加えて、パイロット弁において圧電素子の駆動時に
パイロット圧室の圧力が開弁方向に作用する際に、小電
力でこの閉弁状態を維持することができ、確実に高減衰
特性に保つことができるもので、これによっても制御性
に優れているといえる。請求項2記載の発明では、パイ
ロット弁の弁座と加圧部材との間に板状の弁体を介在さ
せた構成としたため、加圧部材を弁座方向に加圧させた
閉弁時には、弁体によりこれらの間が全周に亘って密着
されて高いシール性が得られるという効果を奏する。請
求項3記載の発明では、伸側・圧側両流体流路を、シリ
ンダの外周にアウタチューブを設けて形成した伸側・圧
側両圧力室により構成し、また、リザーバをアウタチュ
ーブの外周に設けた外筒により構成したため、緩衝器の
全体構成をコンパクトにでき、車載性に優れる。請求項
4記載の発明では、本発明の商品性を高めることができ
る。
【図1】実施の形態の要部である減衰特性変更機構を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同減衰特性変更部における流体の流れの説明図
である。
である。
【図3】実施の形態の減衰特性可変型緩衝器の断面図で
ある。
ある。
【図4】実施の形態の要部の斜視図である。
【図5】実施の形態の要部の斜視図である。
【図6】実施の形態の要部の動作の説明図である。
【図7】実施の形態の行程時の油の流れを示す概略図で
ある。
ある。
【図8】実施の形態の減衰特性図である。
SA 減衰特性可変型緩衝器 1 シリンダ 1a 上部室 1b 下部室 1c 連通孔 1d 連通孔 2 ピストン 3 アウタチューブ 3a 伸側圧力室 3b 圧側圧力室 3c 開口部 4 外筒 4a リザーバ 4c 開口部 5 ベース 6 圧側ハードバルブ(圧側減衰力発生手段) 7 伸側ハードバルブ(伸側減衰力発生手段) 8 ピストンロッド 9 ガイド部材 10 隔壁 20a,20b,20c,20d オイルシール 21 伸側減衰特性変更機構 22 圧側減衰特性変更機構 23 ハウジングチューブ 23a 段部 24 ハウジング 24a ハウジング部 24b 内環部 24c 貫通孔 25 カバー 26 ステータ 26a 大径部(第2バルブボディ) 26b 小径部 26c 中央孔 26d 小孔 26e 弁座 26f 支持面 27 リターンスプリング 27a 脚部 28 カラー 28a 連通部 29 アシストリング 30 可変バルブ 31 バルブボディ(第1バルブボディ) 31a 孔 31b コンスタントオリフィス 32 チェック弁 33 カラー 34 ナット 35 ガイドチューブ 36 ジョイント 37 フィルタ 38 パイロット弁体(弁体) 38a 溝 38b 駆動部 38c 支持部 39 スプール(加圧部材) 40 圧電素子 41 ハーネス 42 グロメット 43 パイロットブッシュ 43a オリフィス孔 50 パイロット圧室 51 外室 52 内室 53 背圧室 60 パイロット弁
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダがピストンにより上部室と下部
室とに画成され、 前記シリンダの外部にリザーバが設けられているととも
に、前記上部室とリザーバとを結ぶ伸側流体流路および
下部室とリザーバとを結ぶ圧側流体流路が形成され、 各流体流路には、それぞれ流体流路を開閉可能な可変バ
ルブを有して流体の流れを制御して減衰特性を変更する
伸側減衰特性変更機構および圧側減衰特性変更機構が設
けられ、 各減衰特性変更機構は、前記可変バルブの背面に形成さ
れて内部圧が可変バルブの開弁の抵抗となる背圧室と、
この背圧室に連通されて前記可変バルブを迂回する通路
に設けられたパイロット弁の開閉に応じて内部圧を調整
可能なパイロット圧室と、を有し、 前記パイロット弁は、弁座と、この弁座に対して直接あ
るいは間接的に押付および離間可能に構成された加圧部
材と、この加圧部材を弁座に押し付ける方向に駆動力を
与えるアクチュエータと、を有し、 このアクチュエータの駆動に基づいて加圧部材を弁座に
対して直接あるいは間接的に押し付けてパイロット弁を
開弁不可能とした時には、前記流体流路においてリザー
バへ向かう流通が生じるような圧力差が発生した時に、
パイロット圧室の圧力上昇に伴って背圧室も圧力上昇し
可変バルブの開弁抵抗が高くなって高減衰特性となり、
一方、パイロット弁を開弁可能としたときには、前記流
体流路においてリザーバへ向かう流通が生じるような圧
力差が発生した時に、パイロット弁が開弁することでパ
イロット圧室が圧力上昇しないのに伴って背圧室も圧力
上昇せず可変バルブの開弁抵抗が小さくなって低減衰特
性となるよう構成された減衰特性可変型緩衝器におい
て、 前記アクチュエータとして、通電時に加圧部材を弁座に
押し付ける方向に伸長変形する積層型の圧電素子が用い
られていることを特徴とする減衰特性可変型緩衝器。 - 【請求項2】 前記パイロット弁は、弁座と加圧部材と
の間に板状の弁体が介在されていることを特徴とする請
求項1記載の減衰特性可変型緩衝器。 - 【請求項3】 前記シリンダの外周にアウタチューブが
設けられているとともに、このアウタチューブの外周に
外筒が設けられて外筒とアウタチューブとの間に前記リ
ザーバが形成され、 前記シリンダとアウタチューブとの間の空間が、画成部
材により上側の伸側圧力室と、下側の圧側圧力室とに画
成され、 前記シリンダに、上部室と伸側圧力室とを連通させる連
通口ならびに下部室と圧側圧力室とを連通させる連通口
が形成されて、各圧力室が前記流体流路の一部を構成
し、 前記ピストンには、上部室と下部室とを連通する通路が
形成されているとともに、この通路の上部室から下部室
に向かう流体の流通を制限して所定の高減衰力を発生さ
せる伸側減衰力発生手段が設けられ、 前記シリンダの底部に設けられたベースには、下部室と
リザーバとを連通させる通路が形成されているととも
に、この通路の下部室からリザーバに向かう流体の流通
を制限して所定の高減衰力を発生させる圧側減衰力発生
手段が設けられていることを特徴とする請求項1または
2記載の減衰特性可変型緩衝器。 - 【請求項4】 前記減衰特性変更機構は、前記外筒の外
面に固着されて構成部材を収容するハウジングと、前記
圧電素子による押圧方向への移動を規制されてハウジン
グに支持された第1バルブボディと、この第1バルブボ
ディに形成されてリザーバと一方の圧力室とを連通する
通路に対してリザーバから一方の圧力室方向へのみ開弁
するよう設けられたチェック弁と、前記第1バルブボデ
ィに形成されてリザーバと一方の圧力室とを連通する通
路に対して一方の圧力室からリザーバ方向へのみ開弁す
るよう設けられた可変バルブと、この可変バルブの背面
に背圧室を形成して開弁方向に移動可能に設けられたリ
ング部材と、このリング部材を閉弁方向に付勢するリタ
ーンスプリングと、前記第1バルブボディと直列に配設
され、かつ前記弁座が形成されて前記パイロット弁を構
成する弁体を支持した第2バルブボディと、前記加圧部
材として弁座に対向する位置に設けられて有底円筒形状
を成したスプールと、一端をスプールの底部に支持され
るとともに他端をハウジングに支持されて前記スプール
内に収容された前記圧電素子と、を備えていることを特
徴とする請求項3記載の減衰特性可変型緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18398197A JPH1130264A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 減衰特性可変型緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18398197A JPH1130264A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 減衰特性可変型緩衝器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130264A true JPH1130264A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16145233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18398197A Pending JPH1130264A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 減衰特性可変型緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1130264A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-07-09 JP JP18398197A patent/JPH1130264A/ja active Pending
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